JP2006004073A - 利用者認証装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 認証の精度を従来より向上することができる利用者認証装置を提供する。
【解決手段】 利用者認証装置10は、利用者を撮像して利用者の顔画像情報を取得するカメラ11と、顔画像情報以外の生体情報である非顔画像情報を利用者から取得する非顔画像情報取得部12と、利用者の顔画像情報及び非顔画像情報を記憶するメモリ部13と、利用者を認証する認証部14とを備え、認証部14は、非顔画像情報取得部12によって取得された非顔画像情報及びメモリ部13に記憶されている非顔画像情報に基づいた非顔認証を行った後、カメラ11によって取得された顔画像情報及びメモリ部13に記憶されている顔画像情報に基づいた顔認証を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 利用者認証装置10は、利用者を撮像して利用者の顔画像情報を取得するカメラ11と、顔画像情報以外の生体情報である非顔画像情報を利用者から取得する非顔画像情報取得部12と、利用者の顔画像情報及び非顔画像情報を記憶するメモリ部13と、利用者を認証する認証部14とを備え、認証部14は、非顔画像情報取得部12によって取得された非顔画像情報及びメモリ部13に記憶されている非顔画像情報に基づいた非顔認証を行った後、カメラ11によって取得された顔画像情報及びメモリ部13に記憶されている顔画像情報に基づいた顔認証を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、利用者を認証する利用者認証装置に関するものである。
従来の利用者認証装置としては、正規の利用者(以下「正規利用者」という。)の顔画像情報を予め記憶しておき、自動車に設置されたカメラで利用者を撮像して取得した顔画像情報と、予め記憶しておいた正規利用者の顔画像情報とを比較して認証を行う顔認証技術により自動車の管理を行うものが知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開2003−095067号公報(第5頁、第17図)
しかしながら、従来の利用者認証装置においては、自動車に設置されたカメラで取得した顔画像情報に基づいて認証を行うので、カメラの設置角度や照明等の撮像条件に応じて誤認識率が変化し、正規利用者でない者(以下「非正規利用者」という。)を正規利用者と誤って認証する場合があるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、認証の精度を従来より向上することができる利用者認証装置を提供することを目的とする。
本発明の利用者認証装置は、利用者を撮像して前記利用者の顔画像情報を取得する顔画像情報取得手段と、前記顔画像情報以外の生体情報である非顔画像情報を前記利用者から取得する非顔画像情報取得手段と、前記利用者の前記顔画像情報及び前記非顔画像情報を記憶する生体情報記憶手段と、前記利用者を認証する利用者認証手段とを備え、前記利用者認証手段は、前記非顔画像情報取得手段によって取得された前記非顔画像情報及び前記生体情報記憶手段に記憶されている前記非顔画像情報に基づいた非顔認証を行った後、前記顔画像情報取得手段によって取得された前記顔画像情報及び前記生体情報記憶手段に記憶されている前記顔画像情報に基づいた顔認証を行う構成を有している。
この構成により、本発明の利用者認証装置は、正規利用者に顔が似ている非正規利用者を非顔認証によって顔認証の前に排除することができるので、認証の精度を従来より向上することができる。
また、本発明の利用者認証装置は、前記利用者毎に撮像条件を記憶する撮像条件記憶手段と、前記撮像条件記憶手段に記憶されている前記撮像条件のうち前記非顔認証が成功した前記利用者に対応した撮像条件に前記顔画像情報取得手段の前記撮像条件を調整する撮像条件調整手段とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の利用者認証装置は、顔画像情報取得手段の撮像条件を利用者毎に毎回一定にすることができるので、認証の安定性を向上することができる。
また、本発明の利用者認証装置は、前記生体情報記憶手段は、前記顔画像情報取得手段によって取得された前記顔画像情報を記憶し、前記撮像条件記憶手段は、前記生体情報記憶手段に記憶されている前記顔画像情報が前記顔画像情報取得手段によって取得されたときの前記顔画像情報取得手段の前記撮像条件を記憶する構成を有している。
この構成により、本発明の利用者認証装置は、生体情報記憶手段に記憶されている顔画像情報が顔画像情報取得手段によって取得されたときの撮像条件で顔画像情報取得手段が利用者を撮像するので、認証の精度を向上することができる。
また、本発明の利用者認証装置は、車両に搭載された構成を有している。
この構成により、本発明の利用者認証装置は、撮像条件が毎回変わり易い車両内においても、認証の精度を従来より向上することができる。
本発明は、認証の精度を従来より向上することができる利用者認証装置を提供することができるものである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る利用者認証装置の構成について説明する。
図1に示す本実施の形態に係る利用者認証装置10は、図示していない車両に搭載されている。
また、利用者認証装置10は、例えば、車両の運転席に座った利用者を撮像して利用者の顔画像情報を取得する顔画像情報取得手段としてのカメラ11と、顔画像情報以外の生体情報である非顔画像情報として体重情報、座高情報、指紋情報及び虹彩情報を利用者から取得する非顔画像情報取得手段としての非顔画像情報取得部12と、正規利用者の顔画像情報及び非顔画像情報を記憶する生体情報記憶手段としてのメモリ部13と、利用者を認証する利用者認証手段としての認証部14と、カメラ11の撮像条件としてカメラ11の設置角度を調整する撮像条件調整手段としての設置角度調整部15と、車両のエンジンを始動するエンジン始動部16と、車両のハンドルのロックを解除するハンドルロック解除部17と、車両のサイドブレーキを解除するサイドブレーキ解除部18と、利用者によって操作されるとともに利用者への表示を行う操作パネル部19と、操作パネル部19からの入力に基づいてカメラ11、非顔画像情報取得部12、メモリ部13、認証部14、設置角度調整部15、エンジン始動部16、ハンドルロック解除部17、サイドブレーキ解除部18及び操作パネル部19の動作を制御する制御部20とを備えている。
ここで、メモリ部13は、利用者毎にカメラ11の設置角度を記憶するようになっており、利用者毎に撮像条件を記憶する撮像条件記憶手段を構成している。
また、認証部14は、非顔画像情報取得部12によって取得された非顔画像情報及びメモリ部13に記憶されている非顔画像情報に基づいた非顔認証と、カメラ11によって取得された顔画像情報及びメモリ部13に記憶されている顔画像情報に基づいた顔認証とを行うようになっている。
また、制御部20は、認証部14に非顔認証の後で顔認証を行わせるようになっている。また、制御部20は、メモリ部13に記憶されている全ての設置角度のうち非顔認証が成功した利用者に対応した設置角度にカメラ11の設置角度を設置角度調整部15に調整させるようになっている。また、制御部20は、認証部14による顔認証が成功したときにエンジン始動部16、ハンドルロック解除部17及びサイドブレーキ解除部18を駆動するようになっている。
次に、利用者認証装置10の動作について説明する。
まず、正規利用者の登録時の利用者認証装置10の動作について説明する。
操作パネル部19を介して利用者が正規利用者としての登録を要求すると、図2に示すように、制御部20は、顔画像情報をカメラ11に取得させ(S31)、S31においてカメラ11によって取得された顔画像情報と、S31において顔画像情報を取得したときのカメラ11の設置角度とを互いに関連付けてメモリ部13に記憶させる(S32)。
次いで、制御部20は、図3に示すような画像を操作パネル部19に表示させて(S33)、操作パネル部19を介して利用者が非顔画像情報を選択するまで待機する(S34)。
制御部20は、利用者が非顔画像情報を選択したとS34において判断すると、利用者によって選択された非顔画像情報を非顔画像情報取得部12に取得させて(S35)、S35において非顔画像情報取得部12によって取得された非顔画像情報を、S32においてメモリ部13に記憶させた顔画像情報及び設置角度と関連付けてメモリ部13に記憶させる(S36)。
なお、制御部20は、利用者によって複数の非顔画像情報が選択された場合、利用者によって選択された複数の非顔画像情報を、顔画像情報及び設置角度と関連付けてメモリ部13に記憶させることもできる。
次に、正規利用者の認証時の利用者認証装置10の動作について説明する。ここで、正規利用者の登録時に非顔画像情報として体重情報がメモリ部13に記憶された場合を例にとって説明する。
操作パネル部19を介して利用者が正規利用者としての認証を要求すると、図4に示すように、制御部20は、運転席の下に配置された非顔画像情報取得部12に運転席に座っている利用者の体重情報を取得させた後(S41)、S41において非顔画像情報取得部12によって取得された体重情報と、メモリ部13に記憶されている体重情報とに基づいて認証部14に非顔認証を行わせ(S42)、S42における非顔認証が成功したか否かを判断する(S43)。
そして、制御部20は、S42における非顔認証が失敗したとS43において判断すると、図4に示す処理を終了する。また、制御部20は、S42における非顔認証が成功したとS43において判断すると、S42における非顔認証が成功した体重情報に関連付けてメモリ部13に記憶されていた顔画像情報及び設置角度をメモリ部13から取得する(S44)。
制御部20は、S44においてメモリ部13から顔画像情報及び設置角度を取得すると、メモリ部13から取得した設置角度にカメラ11の設置角度を設置角度調整部15に調整させた後(S45)、顔画像情報をカメラ11に取得させる(S46)。
次いで、制御部20は、カメラ11によってS46において取得された顔画像情報と、S44においてメモリ部13から取得した顔画像情報とに基づいて認証部14に顔認証を行わせ(S47)、S47における顔認証が成功したか否かを判断する(S48)。
そして、制御部20は、S47における顔認証が失敗したとS48において判断すると、図4に示す処理を終了する。また、制御部20は、S47における顔認証が成功したとS48において判断すると、エンジン始動部16によってエンジンを始動させ(S49)、ハンドルロック解除部17によってハンドルのロックを解除させ(S50)、サイドブレーキ解除部18によってサイドブレーキを解除させて(S51)、図4に示す処理を終了する。
以上に説明したように、利用者認証装置10は、正規利用者に顔が似ている非正規利用者を非顔認証によって顔認証の前に排除することができるので、撮像条件が毎回変わり易い車両内においても、認証の精度を従来より向上することができる。
また、利用者認証装置10は、メモリ部13に記憶されている全ての設置角度のうち認証部14によって非顔認証で認証された利用者に対応した設置角度にカメラ11の設置角度を調整するので、カメラ11の設置角度を利用者毎に毎回一定にすることができ、認証の安定性を向上することができる。なお、利用者認証装置10は、カメラ11の設置角度を調整するようになっていなくても良い。
また、利用者認証装置10は、メモリ部13に記憶されている顔画像情報がカメラ11によって取得されたときの設置角度でカメラ11が利用者を撮像するので、認証の精度を更に向上することができる。なお、利用者認証装置10は、メモリ部13に記憶されている顔画像情報がカメラ11によって取得されたものでなくても良い。例えば、利用者認証装置10は、記憶媒体や通信を介して外部から入力された顔画像情報をメモリ13に記憶するようになっていても良い。
また、利用者認証装置10は、利用者の体重情報、座高情報、指紋情報及び虹彩情報を非顔画像情報として用いるようになっているが、個人の識別に利用される生体情報であれば、体重情報、座高情報、指紋情報及び虹彩情報以外の情報を非顔画像情報として用いるようになっていても良い。
また、利用者認証装置10は、カメラ11の設置角度をカメラ11の撮像条件として用いるようになっているが、カメラ11の設置角度以外を撮像条件として用いるようになっていても良い。例えば、利用者認証装置10は、カメラ11が利用者を撮像するときの照明の明るさを撮像条件として用いるようになっていても良い。
また、利用者認証装置10は、顔認証が成功したときに、エンジン始動部16、ハンドルロック解除部17及びサイドブレーキ解除部18の全てを駆動するようになっているが、エンジン始動部16、ハンドルロック解除部17及びサイドブレーキ解除部18の何れか特定のもののみを駆動するようになっていても良い。
また、利用者認証装置10は、車両に搭載されているが、車両以外の場所に設置されていても良い。
以上のように、本発明に係る利用者認証装置は、認証の精度を従来より向上することができるという効果を有し、車両の利用者認証装置等として有用である。
10 利用者認証装置
11 カメラ(顔画像情報取得手段)
12 非顔画像情報取得部(非顔画像情報取得手段)
13 メモリ部(生体情報記憶手段、撮像条件記憶手段)
14 認証部(利用者認証手段)
15 設置角度調整部(撮像条件調整手段)
11 カメラ(顔画像情報取得手段)
12 非顔画像情報取得部(非顔画像情報取得手段)
13 メモリ部(生体情報記憶手段、撮像条件記憶手段)
14 認証部(利用者認証手段)
15 設置角度調整部(撮像条件調整手段)
Claims (4)
- 利用者を撮像して前記利用者の顔画像情報を取得する顔画像情報取得手段と、前記顔画像情報以外の生体情報である非顔画像情報を前記利用者から取得する非顔画像情報取得手段と、前記利用者の前記顔画像情報及び前記非顔画像情報を記憶する生体情報記憶手段と、前記利用者を認証する利用者認証手段とを備え、
前記利用者認証手段は、前記非顔画像情報取得手段によって取得された前記非顔画像情報及び前記生体情報記憶手段に記憶されている前記非顔画像情報に基づいた非顔認証を行った後、前記顔画像情報取得手段によって取得された前記顔画像情報及び前記生体情報記憶手段に記憶されている前記顔画像情報に基づいた顔認証を行うことを特徴とする利用者認証装置。 - 前記利用者毎に撮像条件を記憶する撮像条件記憶手段と、前記撮像条件記憶手段に記憶されている前記撮像条件のうち前記非顔認証が成功した前記利用者に対応した撮像条件に前記顔画像情報取得手段の前記撮像条件を調整する撮像条件調整手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の利用者認証装置。
- 前記生体情報記憶手段は、前記顔画像情報取得手段によって取得された前記顔画像情報を記憶し、
前記撮像条件記憶手段は、前記生体情報記憶手段に記憶されている前記顔画像情報が前記顔画像情報取得手段によって取得されたときの前記顔画像情報取得手段の前記撮像条件を記憶することを特徴とする請求項2に記載の利用者認証装置。 - 請求項1に記載の利用者認証装置を搭載したことを特徴とする車両。
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---|---|---|---|---|
JP2008181220A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Ricoh Co Ltd | 個人認証装置及び個人認証方法 |
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