JP2006002896A - 水素供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水素を車載燃料タンクへ供給する水素供給装置において、エネルギーの消費を抑えることのできる水素供給技術を提供することを課題とする。
【解決手段】 水素供給装置10は、車載燃料タンク12にフル充填することができる供給圧力を高圧、この高圧より低い所定の供給圧力を中圧と呼ぶときに、中圧水素を製造して貯留する中圧水素製造部13と、車両11からの情報に基づいて次の充填に必要な供給圧力を予測する予測部14と、この予測部14で予測した供給圧力が高圧であるときに中圧水素を加圧して高圧化する高圧化部15と、予測部14の情報に基づいて中圧水素制御部13を運転し、必要に応じて高圧化部15を運転し、予測部14で予測した供給圧力に基づいて車載燃料タンク12へ中圧水素又は高圧水素を充填する一連の制御を実行する制御部16と、からなる。
【効果】 予測部で供給圧力を予測し、必要なときにだけ高圧化部を運転するようにしたので、水素供給に関するエネルギーの無駄遣いを防止することができる。できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は車載タンクへ水素を供給する技術に関する。
燃料電池を搭載した車両が普及するに連れて、燃料としての水素を供給するシステムが重要となる。そのための水素供給装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−130295公報(請求項1)
特許文献1の請求項1には「水素スタンドから車載の水素貯蔵容器に水素を充填されて走行する複数の水素車両と通信回線を介して接続可能にされた水素スタンド充填管理装置であって、前記各水素車両から前記通信回線を介して送信されてくる前記水素貯蔵容器の水素量を受信する手段と、前記水素量に基づいて前記水素スタンドにおける水素の充填計画を設定する手段とを有すること、を特徴とする水素スタンド充填管理装置」が記載されている。
特許文献1によれば、その段落番号[0010]に示されるとおり、水素スタンドにおいて必要な水素量が分かるため、水素量を効率よく準備することができ、計画的に管理することができるから、水素スタンドの小規模化が達成できるというものである。
ところで、水素製造は、熱分解法、改質法、電気分解法など種々の方法が知られているがいずれもで熱エネルギー若しくは電気エネルギーが必要である。加えて、製造後の水素をコンプレッサで高圧化するが、この高圧化にも電気エネルギーが必要である。
すなわち、水素の供給には大量の熱エネルギー若しくは電気エネルギー(以下エネルギーという)が必要である。
特許文献1は、複数の水素車両に水素を供給する水素スタンドであると共に、基本的には各車両の水素貯蔵容器にフル充填する能力を有する水素スタンドである。
フル充填するには、水素を高圧化する必要があり、複数の水素車両に対応するために多量の高圧水素を準備する必要がある。すなわち、特許文献1の技術は、水素スタンドの小規模化を目的としたが、エネルギーの消費の点では改良の余地がある。
高圧化とは30〜40MPa程度の圧力を指すが、30〜40MPa程度の高圧水素を製造するには、その加圧工程で大きなエネルギーが必要であり、リーク(ガス漏れ)等により効率も低下する。翌日の予定走行距離が短ければ、多量の水素を積載する必要がないため、この場合は水素の圧力も15〜25MPa程度の中圧で十分である。
本発明は、高圧水素と中圧水素を必要に応じて製造でき、エネルギーの消費を抑えることのできる水素供給技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、水素を車載燃料タンクへ供給する水素供給装置において、
車載燃料タンクにフル充填することができる供給圧力を高圧、この高圧より低い所定の供給圧力を中圧と呼ぶときに、
中圧水素を製造して貯留する中圧水素製造部と、
車両からの情報に基づいて次の充填に必要な供給圧力を予測する予測部と、
この予測部で予測した供給圧力が高圧であるときに前記中圧水素を加圧して高圧化する高圧化部と、
前記予測部の情報に基づいて中圧水素制御部を運転し、必要に応じて高圧化部を運転し、前記予測部で予測した供給圧力に基づいて車載燃料タンクへ中圧水素又は高圧水素を充填する一連の制御を実行する制御部と、
からなることを特徴とする。
翌日に予定する走行距離が短いときには、中圧水素を供給することで、高圧化部を休止させる。
翌日に予定する走行距離が長いときには、高圧化部を運転して高圧水素を供給する。
請求項2に係る発明では、予測部は、車載燃料タンク情報及び車両の使用予定に基づいて次の充填に必要な供給圧力を予測する機能を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、車両の使用予定は、行き先又は走行予定距離であることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、車両の使用予定は、走行実績に基づいて決定することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、走行実績は、複数日又は曜日を平均して得られる1日当たりの走行距離、燃料消費量であることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、車両の使用予定は、水素供給装置から離れた位置にいる車両から通信手段で送られる車載燃料タンク情報、走行情報に基づいて予測することを特徴とする。
請求項7に係る発明では、通信手段による通信は、車両のメインスイッチをオンからオフに切換えたスイッチ情報に基づいて実施することを特徴とする。
請求項8に係る発明では、走行情報は、過去の複数日又は曜日を平均して得られる1日当たりの走行距離、燃料消費量であることを特徴とする。
請求項9に係る発明では、車載燃料タンク情報は、水素残量又は水素残圧であることを特徴とする。
請求項10に係る発明では、制御部は、車両出発時刻の情報を得て、充填完了時間を定め、この充填完了時間までに充填が完了するように中圧水素製造部の運転及び必要に応じて高圧化部の運転を制御する機能を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、予測部で供給圧力を予測し、必要なときにだけ高圧化部を運転するようにしたので、水素供給に関するエネルギーの無駄遣いを防止することができる。
請求項2に係る発明では、予測部は、車載燃料タンク情報及び車両の使用予定に基づいて次の充填に必要な供給圧力を予測する。残圧などの車載燃料タンク情報及び使用予定から走行予定距離を容易に割り出すことができ、簡単に供給圧力を定めることができる。
請求項3に係る発明では、車両の使用予定は、行き先又は走行予定距離であることを特徴とする。行き先が分かれば、水素供給装置から行き先までの距離の2倍に余裕を加えたものが走行予定距離になる。走行予定距離が直接的に与えられればなおよい。
請求項4に係る発明では、車両の使用予定は、走行実績に基づいて決定することを特徴とする。特定の業務に使用する車両では、1日当たりの走行距離はほぼ一定である。走行実績から次の走行予定距離を定めれば、いちいち車両の使用予定を入力する必要が無く、便利である。
請求項5に係る発明では、走行実績は、複数日又は曜日を平均して得られる1日当たりの走行距離、燃料消費量であることを特徴とする。特定の業務に使用する車両であっても曜日によって使用状態が大きき変わることが考えられる。そこで、曜日を平均することにした。また、平均値は母数の数が多いほど信頼性が高まると言われているので、走行実績は多数の日を平均することにした。
請求項6に係る発明では、車両の使用予定は、水素供給装置から離れた位置にいる車両から通信手段で送られる車載燃料タンク情報、走行情報に基づいて予測することを特徴とする。
水素供給装置は、車両が到着してから運転するよりは、車両が到着する前に運転を開始することができれば装置の有効活用が図れて好ましい。そこで、予め車両から無線などの通信手段により情報を得て水素の供給計画を策定するようにした。
請求項7に係る発明では、通信手段による通信は、車両のメインスイッチをオンからオフに切換えたスイッチ情報に基づいて実施することを特徴とする。
情報発信は定時的に行ってもよいが、車両は必ず1回以上メインスイッチをオンからオフに切換える。この必須動作に基づいて情報を自動的に発信するようにすれば、タイマーなどが不要となる。
請求項8に係る発明では、走行情報は、過去の複数日又は曜日を平均して得られる1日当たりの走行距離、燃料消費量であることを特徴とする。
特定の業務に使用する車両では、1日当たりの走行距離、燃料消費量はほぼ一定である。走行実績の平均値から次の走行予定距離を定めれば、いちいち車両の使用予定を入力する必要が無く、便利である。
請求項9に係る発明では、車載燃料タンク情報は、水素残量又は水素残圧であることを特徴とする。通信手段で発信する情報に、車載燃料タンクにおける水素残量又は水素残圧を含める。水素残量又は残圧が分かれば、無駄な水素を製造する必要が無く、水素の供給計画をより正確に立てることができる。
請求項10に係る発明では、制御部は、車両出発時刻の情報を得て、充填完了時間を定め、この充填完了時間までに充填が完了するように中圧水素製造部の運転及び必要に応じて高圧化部の運転を制御する機能を有することを特徴とする。
水素供給装置は水素の製造速度に比例して大型になる。一方、通常の車両では、昼間運転し、夜間は休止させる。この休止期間を利用し、翌朝までに充填を完了させるのであれば、水素の製造速度は遅くて済み、水素供給装置を小型化することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る水素供給装置の原理図であり、水素供給装置10は、水素を車両11に搭載した車載燃料タンク12へ供給する装置であって、車載燃料タンク12にフル充填することができる供給圧力を高圧、この高圧より低い所定の供給圧力を中圧と呼ぶときに、中圧水素を製造して貯留する中圧水素製造部13と、車両11からの情報に基づいて次の充填に必要な供給圧力を予測する予測部14と、この予測部14で予測した供給圧力が高圧であるときに中圧水素を加圧して高圧化する高圧化部15と、予測部14の情報に基づいて中圧水素制御部13を運転し、必要に応じて高圧化部15を運転し、予測部14で予測した供給圧力に基づいて車載燃料タンク12へ中圧水素又は高圧水素を充填する一連の制御を実行する制御部16と、からなる。
中圧水素制御部13は、水素製造装置17と、製造した水素を中圧まで加圧する中圧コンプレッサ18と、中圧水素を貯蔵する中圧タンク19とを備える。20はモータであり、中圧コンプレッサ18を駆動する。
水素製造装置17は、水を電気分解することで水素を得る電解型水素製造装置、炭化水素を触媒で分解する改質器型水素製造装置、その他の水素製造装置が採用できる。
コンプレッサ18はダイヤフラム式コンプレッサ、プランジャ式コンプレッサ、ルーツ型コンプレッサ、その他のガスコンプレッサが採用できる。
高圧化部15に、バルブ21、高圧コンプレッサ22及び同コンプレッサ22を駆動するモータ23を備える。高圧コンプレッサ22もダイヤフラム式コンプレッサ、プランジャ式コンプレッサ、ルーツ型コンプレッサ、その他のガスコンプレッサが採用できる。
そして、中圧タンク19からバルブ24を備える中圧ガス供給管25を延ばし、高圧コンプレッサ22からバルブ26を備える高圧ガス供給管27を延ばし、フィードホース28に集合する。
フィードホース28の先端を車載燃料タンク12に繋ぐことで、水素の供給が可能となる。
翌日(又は次回)に予定する走行距離が短いときには、バルブ21及びバルブ26を閉じ、バルブ24を開くことで中圧水素を車載燃料タンク12へ供給する。
翌日(又は次回)に予定する走行距離が長いときには、バルブ24を閉じ、バルブ21及びバルブ26を開いて高圧化部15を運転して、高圧水素を車載燃料タンク12へ供給する。
必要なときにだけ高圧化部15を運転するようにしたので、水素供給に関するエネルギーの無駄遣いを防止することができる。
図2は本発明に係る予想部に付属する要素の配置図であり、予想部14に、予想部14で予想した数値若しくは人為的に入力した数値を表示するディスプレイなどの表示部14aと、予想した数値を修正するために外部から情報を入力することのできるキーボードなどの入力手段14bと、実績値を制御部16から取込み、必要に応じて予想部14へ提供するメモリーなど記憶部14cを付属する。
以上に述べた図1の水素供給装置10で、複数の車両11をカバーさせることは差し支えないが、説明を簡単にするために、1台の車両11に1基の水素供給装置10を準備することにする。この場合は、小さな水素供給装置10を、家庭や小規模な事業所のガレージの隅に、配置することができる。家庭などで水素供給装置10を運転するには、消費電力が問題になる。その対策を次図で説明する。
図3は本発明に係る水素供給装置、その他の関連機器の配置図であり、住宅31の屋根32にソーラーパネル33を載せて太陽光発電エネルギーを得ることができるようにし、住宅31の脇に風力発電機34を設置して風力発電エネルギーを得ることができるようにする。
また、住宅31に併設するガレージ35の隅には、本発明の水素供給装置10を備える。以降の説明の便利のために、ガレージ35に駐車させたときの車両を11A、住宅31、すなわち水素供給装置10から離れた位置にいるときの車両を11Bと区別する。
車両11Bにおいては、人工衛星36からの情報に基づき位置情報を得ることができ、また無線中継アンテナ37を含む通信手段を駆使して、必要な情報を水素供給装置10へ伝達することができる。
図4は図3の給電に係る補足説明図であり、水素製造装置17、中圧コンプレッサ18を駆動するモータ20及び高圧コンプレッサ22を駆動するモータ23へ、給電部40で給電するようにする。
給電部40は、太陽光発電で得た電力、風力発電で得た電力、料金の安い深夜電力、不足電力を補う通常電力(深夜を除く商用電力)を組合わせ、これを水素製造装置17、モータ20及びモータ23へ配電する。
図5は電力、水素製造、水素充填の関係を説明する図である。
(a)において、横軸は1日の時刻を示す。太陽光発電は日射が得られる6時頃から18時頃までの間、実施できる。風力発電では風があれば終日、実施できる。
電力会社などの都合で決定されるが、本例では深夜0時〜早朝6時までが深夜電力、その他は通常電力が供給されるとする。
(c)は水素充填工程を示し、仮に朝6時までに充填を完了する必要があれば、充填所要時間分だけ逆算することで充填開始時間を決定し、この充填開始時間から数時間を掛けて所望の充填を行う。
充填に高圧コンプレッサを運転するときには、同コンプレッサへ電力を供給する必要があり、この電力はかなり大きい。大きな電力は、深夜電力で賄うことが望ましい。従って、充填完了時間が、仮に午前10時であっても、少なくとも午前6時までに充填を完了させて、電力費用を低減することが望ましい。
(b)は水素製造工程を示し、充填が完了した時点から水素の製造が開始可能であり、充填開始時間の前後まで製造を継続することができる。本例のごとく20時間前後水素製造が可能であれば、水素の製造速度は遅くて済み、水素供給装置を小型化することができる。なお、説明を容易にするために充填中は水素製造を休止したが、充填中にも水素製造を続けることは差し支えない。
以上に述べた水素供給装置の代表的な運転方法を、次に説明する。
図6は水素製造工程のフロー図であり、ST××はステップ番号を示す(以下同様)。
ST01:先ず、通信手段を用いるなどして車載燃料タンクの残量を、図1の予想部で受信する。
ST02:水素の残量を考慮して、必要とされる水素の製造量を決定する。
ST03:決定した製造量に対応する、必要電力E1を決定する。
ST04:必要電力E1を、(太陽光発電+風力発電)の発電量で十分か否かを調べる。不十分であれば、次へ進み、十分であれば、ST06へ進む。
ST05:(太陽光発電+風力発電)による電力に。深夜電力又は通常電力を加えて、必要電力E1を確保する。
ST06:必要電力E1により、水素(中圧水素)を製造する。
ST07:製造した水素(中圧水素)が必要量に達したか否かを調べる。必要量に達すれば次に進むが、必要量に達していなければ、製造を継続する。なお、ST04へ戻すことにより、必要電力E1の内訳をその都度変更することができる。
ST08:水素製造量が必要量に達すれば、製造を停止する。これで、図1の中圧タンク19に必要な中圧水素が貯蔵できたことになる。
図7は水素充填の前半工程フロー図である。
ST11:水素を充填するには、フィードホースを車載燃料タンクへ接続する(図1参照)。
ST12:記憶部(図2の符号14c参照)に蓄えてある出発時刻実績から実績値の平均値を求めて、翌朝の出発時刻を表示(図2の符号14a参照)する。
ST13:表示した翌朝の出発時刻を、修正する必要があるか否かを確認する。
ST14:修正する必要があれば、新たな翌朝の出発時刻を入力する(図2の符号14b参照)。
ST15:翌朝の出発時刻より前の適当な時刻に充填完了時間を決定する。
ST16:記憶部に蓄えてある走行距離実績から実績値の平均値を求めて、翌日の走行予定距離として表示する。
ST17:表示した走行予定距離を、修正する必要があるか否かを確認する。
ST18:修正する必要があれば、新たな走行予定距離を入力する。
ST19:翌日の走行予定距離が確定する。
ST20:走行予定距離に対応する水素充填圧力P1を決定する。
図8は水素充填の後半工程フロー図である。
ST21:車載燃料タンクの残圧P2を読込む。
ST22:充填差圧(P1−P2)を計算する。
ST23:充填圧力P1が高いほど充填所要時間が長くなる。充填差圧が大きいほど充填所要時間が長くなる。充填圧力P1及び充填差圧(P1−P2)に基づいて、充填所要時間を予測する。
ST24:ST15で決定した充填完了時間から充填所要時間を逆算し、且つ好ましくは深夜電力中に充填工程が収まるようにして、充填開始時間t1を決定する。
ST25:時計の時刻が、充填開始時間t1に到達するまで待つ。
ST26:時間が来たら、先ず中圧水素を充填する。走行予定距離が短ければ、これで足りるが、走行予定距離が長ければ、不十分である。
ST27:そこで、車載燃料タンク圧が、充填差圧(P1−P2)に達したか否かを調べる。達していなければ次に進み、達していれば、充填作業を終了する。
ST28:高圧化部を運転して、高圧水素を充填する。
ST29:車載燃料タンク圧が、充填差圧(P1−P2)に達したら、充填作業を終了する。
以上に代表的なフローを説明したが、予測部での作用については、上記説明を含め各種のケースが考えられる。その具体例を以下に列挙する。
予測部(図1符号14)は、車両の使用予定に基づいて次の充填に必要な供給圧力を予測する。
使用予定から走行予定距離を容易に割り出すことができ、簡単に供給圧力を定めることができる。
従来の水素供給装置では、フル充填を前提として最大の供給圧力が達成できるように準備する。この点、本発明では使用予定に対応する供給圧力だけを準備すればよいので、水素供給に要するエネルギーを低減することができる。
車両の使用予定は、行き先又は走行予定距離である。
行き先が分かれば、水素供給装置から行き先までの距離の2倍に余裕を加えたものが走行予定距離になる。走行予定距離が直接的に与えられればなおよい。
また、車両の使用予定は、走行実績に基づいて決定する。
特定の業務に使用する車両では、1日当たりの走行距離はほぼ一定である。走行実績から次の走行予定距離を定めれば、いちいち車両の使用予定を入力する必要が無く、便利である。
走行実績は、複数日又は曜日を平均して得られる1日当たりの走行距離、燃料消費量である。
特定の業務に使用する車両であっても曜日によって使用状態が大きき変わることが考えられる。そこで、曜日を平均することにした。また、平均値は母数の数が多いほど信頼性が高まると言われているので、走行実績は多数の日を平均することにした。
車両の使用予定は、水素供給装置から離れた位置にいる車両から通信手段で送られる車載燃料タンク情報、走行情報に基づいて予測する。
水素供給装置は、車両が到着してから運転するよりは、車両が到着する前に運転を開始することができれば装置の有効活用が図れて好ましい。そこで、予め車両から無線などの通信手段により情報を得て水素の供給計画を策定するようにした。
通信手段による通信は、車両のメインスイッチをオンからオフに切換えたスイッチ情報に基づいて実施する。
情報発信は定時的に行ってもよいが、車両は必ず1回以上メインスイッチをオンからオフに切換える。この必須動作に基づいて情報を自動的に発信するようにすれば、タイマーなどが不要となる。
また、車両走行中はエンジン制御など制御項目が多く制御部での負担が大きい。この点、メインスイッチをオフにしてから情報を発信するようにすれば、ロードが小さくなった制御部に発信作業を委ねることができる。いわゆるタイムシヤリングを行うことで、小さな制御部に多数の仕事をさせることができる。
走行情報は、過去の複数日又は曜日を平均して得られる1日当たりの走行距離、燃料消費量である。
特定の業務に使用する車両では、1日当たりの走行距離、燃料消費量はほぼ一定である。走行実績の平均値から次の走行予定距離を定めれば、いちいち車両の使用予定を入力する必要が無く、便利である。
車載燃料タンク情報は、水素残量又は水素残圧である。
通信手段で発信する情報に、車載燃料タンクにおける水素残量又は水素残圧を含める。水素残量又は残圧が分かれば、無駄な水素を製造する必要が無く、水素の供給計画をより正確に立てることができる。
制御部は、車両出発時刻の情報を得て、充填完了時間を定め、この充填完了時間までに充填が完了するように中圧水素製造部の運転及び必要に応じて高圧化部の運転を制御する機能を有する。
水素供給装置は水素の製造速度に比例して大型になる。一方、通常の車両では、昼間運転し、夜間は休止させる。この休止期間を利用し、翌朝までに充填を完了させるのであれば、水素の製造速度は遅くて済み、水素供給装置を小型化することができる。
本発明は、1台の車両のために1基設置する水素供給装置に好適である。
本発明に係る水素供給装置の原理図である。 本発明に係る予想部に付属する要素の配置図である。 本発明に係る水素供給装置、その他の関連機器の配置図である。 図3の給電に係る補足説明図である。 電力、水素製造、水素充填の関係を説明する図である。 水素製造工程のフロー図である。 水素充填の前半工程フロー図である。 水素充填の後半工程フロー図である。
符号の説明
10…水素供給装置、11…車両、12…車載燃料タンク、13…中圧水素製造部、14…予想部、15…高圧化部、16…制御部。

Claims (10)

  1. 水素を車載燃料タンクへ供給する水素供給装置において、
    車載燃料タンクにフル充填することができる供給圧力を高圧、この高圧より低い所定の供給圧力を中圧と呼ぶときに、
    中圧水素を製造して貯留する中圧水素製造部と、
    車両からの情報に基づいて次の充填に必要な供給圧力を予測する予測部と、
    この予測部で予測した供給圧力が高圧であるときに前記中圧水素を加圧して高圧化する高圧化部と、
    前記予測部の情報に基づいて中圧水素制御部を運転し、必要に応じて高圧化部を運転し、前記予測部で予測した供給圧力に基づいて車載燃料タンクへ中圧水素又は高圧水素を充填する一連の制御を実行する制御部と、
    からなることを特徴とする水素供給装置。
  2. 前記予測部は、車載燃料タンク情報及び車両の使用予定に基づいて次の充填に必要な供給圧力を予測する機能を有することを特徴とする請求項1記載の水素供給装置。
  3. 前記車両の使用予定は、行き先又は走行予定距離であることを特徴とする請求項2記載の水素供給装置。
  4. 前記車両の使用予定は、走行実績に基づいて決定することを特徴とする請求項2記載の水素供給装置。
  5. 前記走行実績は、複数日又は曜日を平均して得られる1日当たりの走行距離、燃料消費量であることを特徴とする請求項4記載の水素供給装置。
  6. 前記車両の使用予定は、水素供給装置から離れた位置にいる車両から通信手段で送られる車載燃料タンク情報、走行情報に基づいて予測することを特徴とする請求項2記載の水素供給装置。
  7. 前記通信手段による通信は、車両のメインスイッチをオンからオフに切換えたスイッチ情報に基づいて実施することを特徴とする請求項6記載の水素供給装置。
  8. 前記走行情報は、過去の複数日又は曜日を平均して得られる1日当たりの走行距離、燃料消費量であることを特徴とする請求項6記載の水素供給装置。
  9. 前記車載燃料タンク情報は、水素残量又は水素残圧であることを特徴とする請求項6記載の水素供給装置。
  10. 前記制御部は、車両出発時刻の情報を得て、充填完了時間を定め、この充填完了時間までに充填が完了するように中圧水素製造部の運転及び必要に応じて高圧化部の運転を制御する機能を有することを特徴とする請求項2記載の水素供給装置。
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