JP2006000960A - 穿孔金具および内壁面穿孔法 - Google Patents

穿孔金具および内壁面穿孔法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006000960A
JP2006000960A JP2004179123A JP2004179123A JP2006000960A JP 2006000960 A JP2006000960 A JP 2006000960A JP 2004179123 A JP2004179123 A JP 2004179123A JP 2004179123 A JP2004179123 A JP 2004179123A JP 2006000960 A JP2006000960 A JP 2006000960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drilling
hole saw
center
box
boring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004179123A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Egawa
江川太樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004179123A priority Critical patent/JP2006000960A/ja
Publication of JP2006000960A publication Critical patent/JP2006000960A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

【課題】 天井材に隠蔽されたアウトレットボックス用丸ぬりしろを外面に現すために行う穿孔を簡便に行い、そして壁面に隠蔽されたボックス用丸ぬりしろを外面に現すために行う穿孔をパネルやすみ出し定規を使い簡便にできるようにする。
【解決手段】 開口先端にビット周設のシャンク、シャンク台座および回転軸を備えるホールソーにおいて、中空状長尺の案内筒が、シャンクと同一軸心上の内側中央に固着され、かつ、該案内筒が、天井コンクリートスラブに逆向きに立設された案内棒と対をなし、案内筒と案内棒の嵌合により正確簡便な穿孔を行う穿孔金具。壁面に隠蔽されたボックスの頂点と辺上の点を基礎に、パネルまたはこれを滑尺とするすみ出し定規で穿孔円中心を決めて穿孔を行い、山形部分は切り取って小判形状に仕上げる壁面穿孔法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、穿孔金具および内壁面穿孔法、詳しくは、コンクリートスラブに懸吊された天井材等を効率よく穿孔する穿孔金具および内壁面に所望形状の穿孔を効率よく行うことができる穿孔法に関するものである。
従来、マンションなど鉄筋コンクリート造の建築物の天井や内壁面を構築するには、通常コンクリートスラブに建築用天井材を懸吊させ、また内壁は木造、軽金属、鉄製等の下組地を組み立て、その上に建築用内壁材例えば各種板材、ボード等を先ず張り付ける。構築された天井材やボード等内壁材の裏には、給電用の電線が張り巡らされ、その端子から室内電気器具に給配電される。天井にはシャンデリヤ等の電飾装置を吊り下げることがあるので、荷重に耐える構造が求められるほか、天井、内壁面共に給配電のため、通常、電線端末用の装置が必要である。天井はアウトレットボックス、内壁面はコンセントやスイッチのボックスの夫々に近接して、天井材や内壁材を張り付けられ、これらのボックスは隠蔽されているので、作業時には見えない。
今までは、コンクリートスラブに天井材を懸吊させて構築した天井面に、穿孔円の中心をレーザー測距して定め(図19)、その位置に目印をつけ、大部分は手回し鋸による手作業で穿孔した。一部、従来型ホールソーを用い、そのセンタードリルの先端をこの目印にあて、センタードリルの掘削先導により、円形に穿孔することもあるが、ミリ単位の調整作業が却って面倒である。また、内壁面に方形穿孔を行うとき、中心見当位置(1)に手回し鋸で適宜切り込みを入れ、その位置から左方(2)まで切り込み、次に下方(3)まで切り込み、後は下辺(4)、右辺(5)、上辺(6)、そして(1)に戻り方形に穿孔をする、人力による手回し鋸法がある(図20)。小規模の場合に便利であり、なお使用される。しかし、これは能率が悪いので、レーザー測距により穿孔円の中心を精密に決めて目印をつけ、従来型ホールソーで穿孔し、所望の形状が円形でよいときはそのまま使用し、また、方形の場合は中間の山形残余部分を手回し鋸で削除して小判形状に仕上げてきた。
しかし、穿孔すべき円の中心を正確にレーザー測距して、その位置に目印をつける穿孔円心位置決め作業は、ボードに隠蔽されているので正確な位置が掴み難く、意外と手間を食い作業効率が悪い。
これに反し、コンクリートスラブが天井材や内壁材で隠蔽される前ならば、穿孔すべき円の中心は、正確に決めることができる。天井は、コンクリートスラブにインサートを埋設し、このインサートから3分ボルトを突出させ、これにシャンデリヤ等電飾装置を吊り下げる構成をとり、耐荷重性を持たしている。この3分ボルトを取脱着可能に延伸させて利用することができれば、穿孔円心の位置は自ずと決まり、わざわざこれを決める必要はなくなる。壁面にあっては、内壁材の裏面にあるのが電線端子だけならば、これを整理整頓して所定位置にまとめて置けば、傷つけないので穿孔作業上問題はない。コンセントやスイッチのボックスが隠蔽されている場合は、これを傷つけないよう正確な穿孔作業が求められるので、確度が高く、かつ作業容易な穿孔をしなければならない。
先行技術を見るに、特許文献2は、先端の周囲に鋸刃状の刃先を有する円筒状の切刃と、回転中心の軸上に配設されたセンター錐からなり、刃先の形状を工夫して、抜き滓が切刃の内側を上昇して、刃先に詰まることがないようにしたもので、穿孔位置確保のためにセンター錐を備えている。これに対し、センター錐を構成要素としてないものに、特許文献1がある。一端開口の円筒本体の開口端縁に、内側に突出した内刃と外側に突出した外刃を二重に形成し、そして円筒本体の閉鎖端縁に駆動力伝達軸を同心に形成してなる。これは、洗面所や台所において給湯管や配水管を突設するための穿孔に使われ、穿孔位置も分っており、センター錐なしでも済ませることができる。しかし、穿孔箇所が多く、正確な位置が求められる場合は採用しにくい。かかる事情を勘案し、穿孔箇所の多いマンシヨン等鉄筋コンクリート造建築物の天井や内壁の穿孔工事において、正確な位置を確保して能率よく穿孔作業を行い、その後所定形状に容易に仕上げることにより、作業効率の向上を図ったのが本発明の穿孔金具および内壁面穿孔法である
特開2002−172511 特開2000−246526
解決しようとする問題点は、マンシヨン等鉄筋コンクリート造建築物の天井の穿孔工事において、手間のかかるレーザー測距を行わなくて済み、耐荷重性を増すためにコンクリートハブに埋設されたインサートから床向きに突出する3分ボルトを利用することにより、穿孔円心の位置決めを行なわなくて済み、正確で容易、簡便な穿孔を行うことができるようにすることが第一の課題である。次に、内壁面においては、手回し鋸による作業を最小限にし、この作業によって得られた頂点を基礎に、パネル等を用いて穿孔円心の位置を簡便正確に定め、従来型ホールソーを使用して、コンセントやスイッチのボックスを傷つけることなく穿孔を正確に行い、穿孔効率を上げるのが第二の課題である。
請求項1に係る発明は、シャンクの開口先端に被掘削物を穿孔するビットが周設され、反対側底面に台座部材が固着され、そして該台座部材の中央外側に、前記シャンクと軸心を同一にする回転軸が突出形成されたホールソーと、該回転軸に駆動モータの駆動力を伝達しかつ該回転軸の長さの延伸も兼ねる連結軸と、および駆動モータの駆動力が直接伝達される駆動軸と、からなる穿孔金具であって、中空状で長尺の案内筒が、前記ホールソーと同心に、一方端は前記台座部材および前記連結軸の中央に挿貫形成され、そして他方端は前記ホールソーのビット側に突出した状態で固着されてなり、かつ、該案内筒が、コンクリートスラブに逆向きに立設されて、天井材等の面上に頭部を床に向け突出している案内棒と対をなし、該案内筒に該案内棒が嵌合して、その案内により該天井材等の穿孔を正確に行うことができることを特徴とする穿孔金具であることを要旨とする。
請求項2に係る発明は、前記案内筒が、前記ビット側底面から最大限約10mm迄の範囲で突出した状態で固着されてなる請求項1記載の穿孔金具であることを要旨とする。
請求項3に係る発明は、前記案内筒と案内棒の嵌合の長さが、前記ビット側底面からの突出高と被掘削物の厚みとの合計を越える長さを有する請求項1または2記載の穿孔金具であることを要旨とする。
請求項4に係る発明は、前記案内棒が、コンクリートスラブに埋設されたインサートに螺着されて逆向きに立設され、更に中間ナットを介して着脱自在に他の同径棒部材が螺着され、継ぎ足されてその長さを延伸し、穿孔作業終了後これを脱着した上、中間ナットに他の掛着部材を螺着して照明等本来の使用に供することができる請求項1、2または3記載の穿孔金具であることを要旨とする。
請求項5に係る発明は、前記ホールソーが、これを構成する台座部材の面上に2ないし3個の覗き穴が対象位置に開設され、そして該台座部材を包囲するように切削屑受用の半球状透明部材が取着されてなる請求項1、2、3または4記載の穿孔金具であることを要旨とする。
請求項6に係る発明は、前記ホールソーが、これを構成する台座部材の内筒面と前記シャンクの外筒面が重なる側面に、円周上等間隔の三箇所に、前記シャンクの直径方向にネジ孔が開設され、そして前記台座部材と前記シャンクが三本のネジにより均等に固着されるものである請求項1、2、3、4または5記載の穿孔金具であることを要旨とする。
請求項7に係る発明は、前記ホールソーが、これを構成する台座部材の上面に、前記シャンクのビットと反対側の周縁を嵌合するための、直径を異にする複数個の環状溝が形設され、そして該環状溝に嵌合された前記シャンクと前記台座部材とが三本のネジにより均等に固着されてなる請求項1、2、3、4、5または6記載の穿孔金具であることを要旨とする。
請求項8に係る発明は、前記ホールソーが、これを構成する回転軸の規格を同一にすることにより、口径等規格の異なる他の台座部材と、台座部材ごと交換することができる請求項1、2、3、4、5、6または7記載の穿孔金具であることを要旨とする。
請求項9に係る発明は、前記案内筒が、その先端を前記案内棒の先端に当てて若干部分を嵌合させ、前記駆動軸端の受動部に駆動力を伝達する電動モータのスイッチを入れると、前記ホールソーの回転が始動し、ビット面が天井材等に接触するまで電動モータを天井材等に押し続けると、前記案内筒が案内棒に嵌合案内されて、所定厚さの天井材等の円形穿孔を正確に行なうことができる請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の穿孔金具であることを要旨とする。
請求項10に係る発明は、コンクリートスラブと内壁材の間にコンセント用等のボックスが掩蔽されて在るとき、該ボックスの中心と見込まれる地点(1)から手回し鋸で、該ボックスの左辺方向(2)に切り込み、次に該左辺に沿って下方に切り込み、下辺に達した地点を該ボックスの頂点の一つの(3)と確認し、該頂点(3)の位置と(2)と(3)を結ぶ直線から穿孔すべき穿孔円の円心(4)、(5)との関係位置を定め、該円心(4)、(5)に従来型ホールソーのセンターポールの先端を当てて穿孔し、また前記ボックスが長方形で複数回の穿孔を要する場合は、該長方形の短辺の長さの直径を有するホールソーを用い、該ホールソーの半径より大きい距離を置いて、複数回の穿孔作業を行ない、そして穿孔円と穿孔円の間に残る山形部分は手回し鋸で切り取って、小判形状に仕上げることを特徴とする内壁面穿孔法であることを要旨とする。
請求項11に係る発明は、前記頂点(3)の位置、(2)と(3)を結ぶ直線および穿孔円の円心(4)、(5)との関係位置が、そのまま写し取られて夫々の位置に孔が開設されたパネルを用い、該パネルの前記頂点(3)の孔を、新しく穿孔すべき内壁面の新頂点に当て、該パネルの側線をボックスの側線と平行にして、該パネルの穿孔円心孔が示す位置に従来型ホールソーのセンターポールの先端を当てて穿孔を行う請求項10記載の内壁面穿孔法であることを要旨とする。
請求項12に係る発明は、前記パネルが、穴あけ用スミ出し定規にスライド可能に挟持され、かつ前記パネルがネジ止めにより該スミ出し定規に固定することが可能であり、また長手方向に複数個の溝が一定間隔で開設された平板状の長尺で、そしてその辺縁にミリ目盛りが刻印されてなる穴あけ用スミ出し定規の使用により、内壁面の様々な位置に穿孔を行うことができる請求項11記載の内壁面穿孔法であることを要旨とする。
マンシヨン等鉄筋コンクリート造建築物の天井の穿孔工事において、手間のかかる手回し鋸による手作業の負担を省略し、レーザー測距を行わなくて済み、そしてコンクリートハブに埋設して耐荷重性を持たしたインサートやアンカーピンから床に向けて突出する3分ボルトを利用することにより、穿孔円心の位置が自動的に決まり、正確で容易、簡便な自動穿孔を行うことができるから、コンクリートハブと天井材の間に隠蔽されて存在するアウトレットボックス用丸ぬりしろを外面に現わすことができ、ここに開設されている2個のネジ孔に電飾部材等を装着することができる。次に、内壁面においては、手回し鋸による作業によって得たボックスの頂点の位置を基礎にして構成した、パネルや穴あけ用スミ出し定規を用いて穿孔円心の位置を簡便正確に定め、従来型ホールソーを使用して、コンセントやスイッチを収納するボックスを傷つけることなく穿孔を正確に行い、ボックス用丸ぬりしろを外面に出し、該丸ぬりしろに開設されたネジ孔にコンセントの蓋等部材を装着することにより、内壁面の穿孔効率を上げることができる。
この発明の穿孔金具と内壁面穿孔法を具体化した最良の実施の形態について、以下図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1の穿孔金具1の正面図、図2はその平面図、そして図3はその底面図である。穿孔金具1は、ホールソー2、連結軸12、駆動軸13および案内筒3から構成される。ホールソー2の回転軸11、連結軸12および駆動軸13の三部材は相互に螺着されて一体化し、柄の長さが延伸された状態で使用される。ホールソー2は、シャンク21と台座部材10からなり、シャンク21の先端開口周縁にビット22が形成され、シャンク21の後端側縁が台座部材10の外周側面から3本のビス23で螺着され、固着されている。台座部材10とシャンク21の後端が接する台座部材10の平面には覗き孔25が開設され、また側面には空気抜き孔29が開設されている。作業中、シャンク21内の体積が減少するので、空気を逃がす必要がある。台座部材10の中央外側(ビット22の反対側)に回転軸11が形成され、これに連結軸12が、さらに駆動軸13が螺着されて一本の軸となる。駆動軸13の先端には受動部14があり、この受動部14で駆動モータの駆動力を受ける。受動部14は、断面長方形の凹形窪みで、この部分に駆動モータの駆動軸の先端凸部が噛合し、駆動力をホールソー2に伝達する。また、案内筒3は、別にコンクリートスラブ41に立設された案内棒4と対を成すことにより、ホールソー2の穿孔の位置と方向を制御する。案内筒3がビット22のなす平面から頭をだす高さは、経験上8ないし10mmが好ましいが、最大限約10mmまで実用上許容される。これより長いと、後述する長ナット44に当たり穿孔ができなくなり、また、短いと案内筒3を案内棒4に嵌合させるのが難しくなる。また、案内筒3と案内棒4の嵌合長は、ビット22の面からの案内筒3突出高と被穿孔天井材の合計を超える長さを要する。さもないと、充分な穿孔を行うことができない。
図4は、本発明の実施例2の穿孔金具1を構成するホールソー2の正面図、そして図5は同上の平面図である。ホールソー2は使用を継続すると磨耗により使用に耐えなくなり、また口径を変えて使用する必要が生ずることがある。このような場合、シャンク21を、特に口径の異なるものを交換可能に装着できるように構成することが望ましい。これらの要求を満足するべく構成したのが実施例2のホールソー2である。シャンク21は、リング溝26に嵌合され、シャンク21と台座部材10が三本のネジ23により均等に固着される。シャンク21とこれに嵌合するリング溝26を複数個用意することにより、応用範囲が拡大する。シャンク21と台座部材10が分離不可能に固着されたホールソー2にあっては、回転軸11の規格が同じ他のホールソー2を、ホールソーごと交換する。
図5は、切削屑受け15の平面図、そして図6は同側面図である。穿孔作業中、天井材の切削屑が落下するので、これを受ける部材が必要である。このため、回転軸11と連結軸12の繋ぎ目に半球状の切削屑受け15を固着し、作業環境を良くした。切削屑受け15は透明なアクリル製で、中央に取着孔16を開設した。この取着孔16に、両側にワッシャーWを配して連結軸12の雄ねじを挿通し、螺着した。台座部材10の覗き孔25と透明なアクリル製切削屑受け15とが両々相俟って作業者の視覚を助けて、案内筒3と案内棒4の嵌合の状況を視認できるので作業が容易となる。
図8は、天井に懸吊されたアウトレットボックス5の正面図、そして図9は同上の底面図である。案内棒4は、コンクリートスラブ41に埋設されたインサート42に螺着して逆向きに立設する。実施例1では、案内棒4として3分ボルトを用い、その一方端をインサート42に螺着し、インサート42から床向きに突出した案内棒4の下方天井板43に近接する位置にアウトレットボックス5を吊着した。この吊着は、アウトレットボックス5の上面中央部に案内棒4を挿通し、ワッシャーを介して上下から3分ナットで締め、吊着した。この吊着地点の下方近接地点において、3分長ナット44を用いて3分ボルトを継ぎ足した。この継ぎ足した部分が、穿孔作業の案内棒4の役割を果たし、用済み後はこれを脱着して、空いた3分長ナット44に他の目的の部材を螺着することができる。案内棒5のねじ山は、案内筒4との接触面積を減らして挿入抵抗を減少させ、またネジ溝から空気を逃がす働きも兼ねる。
図9に示すように、アウトレットボックス5の底面図には、アウトレットボックス5用丸ぬりしろ51が形成されている。この丸ぬりしろ51の下面対称位置に、ネジ孔52が螺刻されている。このネジ孔52には天井内装用部材が取着されるので、2個のネジ孔52が共に、天井材の外面に現れるようにする。従って、必要最小限の径の穿孔円を開ければよい。2個のねじ孔52は、天井電飾装備品が取着される基盤である。
図10は、コンセント等ボックス(以下、ボックスという)6の正面図、図11は同上の側面図、そして図12は同平面図である。図10に示すように、ボックス6の上下2箇所にボックス6用丸ぬりしろ61が形成され、そして2個のねじ孔62が螺刻されている。この2個のねじ孔62は、上述の2個のねじ孔52と同じ役割があり、コンセント等を取着する基盤であるから、内壁材の外面に現れるようにする。従って、穿孔作業は、それに必要充分なものとなる。図12に、ケーブル孔63があるが、どちらか一方に電線を纏めて置くようにすれば、穿孔作業による電線の破損は免れうる。
図13および図14は、内壁面に隠蔽されたボックス6用に方形の穿孔を行う場合に、穿孔の拠点となるべき地点を出して穿孔を行うときの説明図である。先ず、内壁材に隠蔽されたボックス6の中心と見込まれる点(1)から、手回し鋸で左方に切り込み、(2)から左辺内壁に沿って(3)に達したら、この(3)地点がボックス6の頂点の一であることを確認する。この頂点は、壁面における位置が変わることがあっても、ボックス6の他の点との関係は不変である。従って、ここ(3)を定点と定める。ボックス6の形状規格も判明しているから、例えばボックス6の短辺を直径とする2個の内接穿孔円を描くとすれば、その中心(4)と(5)の定点(3)との関係位置は自明で、変ることはない。(4)と(5)が決まれば、その中間地点(1)も自ら決まる。(4)と(5)を中心、ボックス6の短辺を直径とする円の部分をセンタードリル付ホールソーで切り取り、三角部分abc、defを手回し鋸で切り取れば、小判形状の穿孔を形成することができる。
図15はパネル8の平面図、図16はパネル8を滑尺とする孔開け用すみ出し定規9(以下、定規9という)の平面図、そして図17は図16のA部詳細である。パネル8は、図13で説明した手順により得られた(4)、(1)、(5)および(2)、(3)の関係位置を写し取り、これらの地点に孔を開けた平板状のパネルであり、操作性向上のため把手(以下、ハンドルという)81を付設し、また、ボックス6の潜在位置を表示線82で示す。ボックス6の枠は一定の厚みがあるので、表示線82は太線となる。太線描画に代わり、その部分をパネル面から盛り上げるなどの3次元表示も可能である。パネル8は単体での使用が原則である。パネル8の使用は次の手順による。すなわち、手回し鋸でボックス6の長辺上の一点(2)と頂点(3)を確認し、頂点(3)にパネル8の(3)の孔を当てて一致させ、パネル8の左辺を(2)と(3)を結ぶ線に合わせて方向を正せば、穿孔の中心(4)および(5)が決まる。(4)および(5)の小孔に先端が尖った鉛筆などで目印を付け、従来型ホールソーを用いて、ボックス6の短辺を直径とし、(4)および(5)を中心にした穿孔円部分を切削し、中間の山形部分を手回し鋸で切り取り、小判形状の穿孔を得る。
パネル8を滑尺として組み込んだものが定規9である。部屋の隅、狭い場所、扉に近接した低い位置に穿孔するときには、パネル8は単体で有用であるが、高くそして壁から離れた位置に穿孔するときには、使い勝手が悪いので、作業をより便利にする必要がある。そのため、パネル8を滑尺として定規9に組み込んだ。定規9は横型と縦型がある。図16には横型を示す。横型は、扉枠などから横方向離れた位置に穿孔するときに、パネル8を、図15に示す姿勢を保ったまま、横に滑らせ使用する。縦型は、高所位置に穿孔するときに、同じ要領で、縦に滑らせ使用する。
定規9は、長手方向に3本の溝91が開設され、またミリ目盛り92が長手方向の辺縁に刻設されている。溝91は、パネル8の(4)と(1)、および(1)と(5)の夫々の間の距離を有する3本の平行線上に開溝した。パネル8は、上下辺が定規9により挟着され、左右方向に滑らせ、また駐止することができる。定規9による挟着は、定規9の上下辺を同じ側に2回折り曲げて溝を作り、これに挟持させた。図17A部詳細に明らかなように、ハンドル81は、その中央に止めネジ83が装着され、この止めネジ83は、定規9の溝91を挿通して頭を出す掛止部材84に螺着されている。この止めネジ83を緩めればパネル8の左右方向の滑りは自由となり、締めれば、定規9がパネル8と掛止部材84に挟まれ、左右の滑りができなくなる。データ入力時には、止めネジ83を緩めて滑るようにし、データ設定が終了したら滑りを止め、そのままで作業を継続できるようにする。
図18は、パネル8と定規9の内壁面における使用状況を示す説明図である。扉に近い位置ではパネル8が有用であることを示す。この図18では、縦型の定規9を用いている。この場合、パネル8の(5)、(1)、(4)の各孔は、定規9の中央の溝91に対応し、ハンドル81は、定規9の右側の溝91に対応して機能する。
本発明の穿孔金具1は、天井材の穿孔に最適であるが、壁面にも適用できる。この場合、ボックス6の底面に対応するコンクリートスラブには案内棒4を立設する孔がないので、壁面コンクリートスラブ上の(4)および(5)の位置にドリルで孔を開け、この孔にアンカーピンを挿入、これに3分ボルトを螺着して案内棒4の役目を担わせ、用済み後回収する。天井コンクリートスラブに埋め込まれたインサート42の位置が不適当の場合は、同様に最適位置にドリルで穴を開け、アンカーピンを挿入、圧着して、これに3分ボルトを螺着して用いる。穿孔金具1は、同種類の作業が多い団地やマンシヨンなどの天井穿孔作業に特に有利であるが、個人住宅にも有用である。
本発明の穿孔金具1によれば、今までの天井穿孔が殆んど手作業により行われ、一部センタードリル付ホールソーも使われたが、センタードリルの先端を当てる位置を天井に探すためのレーザー測距が不必要となり、面倒で人手を食うミリ単位の調整作業が不要となる。案内棒4は、アウトレットボックス固定用3分ボルトを延伸して使えるので、既存のボルトが活用できて、特別の工作は必要ない。ために、案内棒4の数量が多くても流れ作業が可能であり、建築作業の能率が上がり、建築需要に適切に対応でき、ひいては産業の発展に寄与する。
本発明の壁面穿孔法は、パネル8と定規9を用いて、内壁材で隠蔽されたボックス6の頂点の一である(3)と、左辺上の(2)と(3)とを結ぶ(2)(3)線を基礎にして、穿孔円の中心(4)および(5)の位置を簡便に決定し、従来のセンタードリル付きホールソーを用いて所定の円形穿孔を行うことができるので、手作業の負担を軽減し、面倒な測距や調整作業から免れ、多量の穿孔作業に適し、その内装工事の能率を上げ、ひいては産業の発展に寄与する。
本発明の実施例1の穿孔金具1の正面図である。 本発明の実施例1の穿孔金具1を構成するホールソー2の平面図である。 本発明の実施例1の穿孔金具1を構成するホールソー2の底面図である。 本発明の実施例2の穿孔金具1を構成するホールソー2の正面図である。 本発明の実施例2の穿孔金具1を構成するホールソー2の平面図である。 切削屑受け15の平面図である。 切削屑受け15の側面図である。 アウトレットボックス5の正面図である。 アウトレットボックス5の底面図である。 ボックス6の正面図である。 ボックス6の側面図である。 ボックス6の平面図である。 内壁面隠蔽のボックス6用方形穿孔を行うため、穿孔拠点を確定するときの説明図である。 内壁面隠蔽のボックス6用方形穿孔を行うため、穿孔拠点を確定するときの説明図である。 パネル8の平面図である。 パネル8を滑尺とする定規9の平面図である。 図16のA部詳細である。 パネル8と定規9の内壁面における使用状況を示す説明図である。 従来のレーザー測距法を示す概念図である。 手回し鋸により壁面に方形穿孔を行う手順を示す概念図である。
符号の説明
1 穿孔金具
2 ホールソー
3 案内筒
4 案内棒
5 アウトレットボックス
6 (コンセント等)ボックス
8 パネル(滑尺)
9 定規
10 台座部材
11 回転軸
12 連結軸
13 駆動軸
14 受動部
15 切削屑受け
16 取着孔
21 シャンク
22 ビット
23 台座部材23とシャンク21を固着するネジ
25 覗き孔
26 環状溝
29 空気抜き孔
41 コンクリートスラブ
42 インサート
43 天井板
44 3分長ナット
45 天井つり具
51 アウトレットボックス用丸ぬりしろ
52、62 ネジ孔
54 アウトレットボックス固定ナット
61 コンセント等ボックス用丸ぬりしろ
62 ねじ孔
63 ケーブル孔
81 ハンドル
91 すみだし用溝
92 ミリ目盛り
93 止めネジ
(1)、(2)、(3)、(4)、(5) 内壁面穿孔のための拠点
abc、def 穿孔円の間に残る山形部分
W ワッシャー
S スイッチ盤
LT レーザー測距具

Claims (12)

  1. 円筒体の側面(以下、シャンクという)の開口先端に被掘削物を穿孔する切刃(以下、ビットという)が周設され、反対側底面に台座部材が固着され、そして該台座部材の中央外側に、前記シャンクと軸心を同一にする回転軸が突出形成された穿孔鋸(以下、ホールソーという)と、該回転軸に駆動モータの駆動力を伝達しかつ該回転軸の長さの延伸も兼ねる連結軸と、および駆動モータの駆動力が直接伝達される駆動軸と、からなる穿孔金具であって、中空状で長尺の案内筒が、前記ホールソーと同心に、一方端は前記台座部材および前記連結軸の中央に挿貫形成され、そして他方端は前記ホールソーのビット側に突出した状態で固着されてなり、かつ、該案内筒が、鉄筋コンクリート躯体(以下、コンクリートスラブという)に逆向きに立設されて、天井材等の面上に頭部を床に向け突出している案内棒と対をなし、該案内筒に該案内棒が嵌合して、該案内棒の案内により該天井材等の穿孔を正確に行うことができることを特徴とする穿孔金具。
  2. 前記案内筒が、前記ビット側の底面から最大限約10mmまでの範囲で突出した状態で固着されてなる請求項1記載の穿孔金具。
  3. 前記案内筒と案内棒の嵌合の長さが、前記ビット側底面からの突出高と被掘削物の厚みとの合計を越える長さを有する請求項1または2記載の穿孔金具。
  4. 前記案内棒が、コンクリートスラブに埋設された挿入物(以下、インサートという)に螺着されて逆向きに立設され、更に中間ナットを介して着脱自在に他の同径棒部材が螺着継ぎ足されてその長さを延伸し、穿孔作業終了後これを脱着した上、中間ナットに他の掛着部材を螺着して照明等本来の使用に供することができる請求項1、2または3記載の穿孔金具。
  5. 前記ホールソーが、これを構成する台座部材の面上に2ないし3個の覗き穴が対称位置に開設され、そして該台座部材を包囲するように切削屑受用の半球状透明部材が取着されてなる請求項1、2、3または4記載の穿孔金具。
  6. 前記ホールソーが、これを構成する台座部材の内筒面と前記シャンクの外筒面が重なる側面に、円周上等間隔の三箇所に、前記シャンクの直径方向にネジ孔が開設され、そして前記台座部材と前記シャンクが三本のネジにより均等に固着されるものである請求項1、2、3、4または5記載の穿孔金具。
  7. 前記ホールソーが、これを構成する台座部材の上面に、前記シャンクのビットと反対側の周縁を嵌合するための、直径を異にする複数個の環状溝が形設され、そして該環状溝に嵌合された前記シャンクと前記台座部材とが三本のネジにより均等に固着されてなる請求項1、2、3、4、5または6記載の穿孔金具。
  8. 前記ホールソーが、これを構成する回転軸の規格を同一にすることにより、口径等規格の異なる他の台座部材と、台座部材ごと交換することができる請求項1、2、3、4、5、6または7記載の穿孔金具。
  9. 前記案内筒が、その先端を前記案内棒の先端に当てて若干部分を嵌合させ、前記駆動軸端の受動部に駆動力を伝達する電動モータのスイッチを入れると、前記ホールソーの回転が始動し、ビット面が天井材等に接触するまで電動モータを天井材等に押し続けると、前記案内筒が案内棒に嵌合案内されて、所定厚さの天井材等の円形穿孔を正確に行なうことができる請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の穿孔金具。
  10. コンクリートスラブと内壁材の間にコンセント用等の箱(以下、ボックスという)が掩蔽されて在るとき、該ボックスの中心と見込まれる地点(1)から手回し鋸で、該ボックスの左辺方向(2)に切り込み、次に該左辺に沿って下方に切り込み、下辺に達した地点を該ボックスの頂点の一つ(3)と確認し、該頂点(3)の位置と(2)(3)直線から穿孔すべき穿孔円の円心(4)、(5)との関係位置を定め、該円心(4)、(5)に従来型ホールソーのセンターポールの先端を当てて穿孔し、また前記ボックスが長方形で複数回の穿孔を要する場合は、該長方形の短辺の長さの直径を有するホールソーを用い、該ホールソーの半径より大きい距離を置いて、複数回の穿孔作業を行ない、そして穿孔円と穿孔円の間に残る山形部分は手回し鋸で切り取って、小判形状に仕上げることを特徴とする内壁面穿孔法。
  11. 前記頂点(3)の位置、(2)(3)直線および穿孔円の円心(4)、(5)との関係位置が、そのまま写し取られて夫々の位置に孔が開設されたパネルを用い、該パネルの前記頂点(3)の孔を、新しく穿孔すべき内壁面の新頂点に当て、該パネルの側線をボックスの側線と平行にして、該パネルの穿孔円心孔が示す位置に従来型ホールソーのセンターポールの先端を当てて穿孔を行う請求項10記載の内壁面穿孔法。
  12. 前記パネルが、穴あけ用スミ出し定規にスライド可能に挟持され、かつ前記パネルがネジ止めにより該スミ出し定規に固定することが可能であり、また長手方向に複数個の溝が一定間隔で開設された平板状の長尺で、そしてその辺縁にミリ目盛りが刻印されてなる穴あけ用スミ出し定規の使用により、内壁面の様々な位置に穿孔を行うことができる請求項11記載の内壁面穿孔法。
JP2004179123A 2004-06-17 2004-06-17 穿孔金具および内壁面穿孔法 Pending JP2006000960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004179123A JP2006000960A (ja) 2004-06-17 2004-06-17 穿孔金具および内壁面穿孔法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004179123A JP2006000960A (ja) 2004-06-17 2004-06-17 穿孔金具および内壁面穿孔法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006000960A true JP2006000960A (ja) 2006-01-05

Family

ID=35769773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004179123A Pending JP2006000960A (ja) 2004-06-17 2004-06-17 穿孔金具および内壁面穿孔法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006000960A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939090U (ja) * 1972-07-07 1974-04-06
JPS50150886U (ja) * 1974-05-30 1975-12-15
JPS5431990U (ja) * 1977-08-06 1979-03-02
JPH0362490U (ja) * 1989-10-24 1991-06-19
JPH0486109U (ja) * 1990-11-30 1992-07-27
JPH09267207A (ja) * 1996-04-03 1997-10-14 Cosmo Koki Co Ltd 管体穿孔用ホールソー
JP2001009612A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Nicotec Co Ltd ホールソー着脱装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939090U (ja) * 1972-07-07 1974-04-06
JPS50150886U (ja) * 1974-05-30 1975-12-15
JPS5431990U (ja) * 1977-08-06 1979-03-02
JPH0362490U (ja) * 1989-10-24 1991-06-19
JPH0486109U (ja) * 1990-11-30 1992-07-27
JPH09267207A (ja) * 1996-04-03 1997-10-14 Cosmo Koki Co Ltd 管体穿孔用ホールソー
JP2001009612A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Nicotec Co Ltd ホールソー着脱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6643019B1 (en) Laser alignment device
CN106862710B (zh) 一种管道弧面开孔方法及开孔用的割炬支撑调节装置
KR20020094642A (ko) 미장용 레벨봉
JP2006000960A (ja) 穿孔金具および内壁面穿孔法
CN106121120A (zh) 一种吊杆安装装置
CN107552855B (zh) 一种铣床刀具准心校正装置及其使用方法
KR101822028B1 (ko) 단열재 천공장치
KR20220139030A (ko) 다구경 코어드릴
JP2003266425A (ja) 垂直穿孔装置
CN217518072U (zh) 一种建筑外墙用抹灰装置
JP7016094B2 (ja) 鋼材用孔あけテンプレート
JP2011167801A (ja) 配線孔開穿工法及び開穿支持具
CN217669888U (zh) 楼房下水主管安装用预埋件的垂直定位打孔机
US10421132B1 (en) Drill extension
JPH0634888Y2 (ja) 壁孔のセンタ表示具
CN207772117U (zh) 石膏板手动开孔器
CN218091874U (zh) 一种窗口塞缝抹灰工具
CN211081052U (zh) 水泥地面找平尺
CN115095147A (zh) 楼房下水主管安装用预埋件的垂直定位施工方法及打孔机
JP2724803B2 (ja) 配線・配管用のボックスカバーの取付方法及びボックスカバー
CN209632177U (zh) 一种钻孔工具
BE1016208A7 (fr) Alesoire pour faience et maconnerie.
CN112806878B (zh) 用于独立式浴缸注入器安装的混凝土成型件及使用方法
CN211292060U (zh) 路面钻芯取样器
CN218488776U (zh) 一种建筑工程定向爆破用打孔设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100525