JP2006000459A - 洗浄装置付き手動開閉窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シンプルな構造で、製造コスト等を低く抑え得る引違い又は片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓を提供する。
【解決手段】 引違いタイプの手動開閉窓においては; 窓枠(1)の屋外側に外部中間縦窓枠(1e)を設け; 内側の開閉ガラス戸(2)の外面に散水する給水パイプの配管部(21a)を、内側ガラス戸(2)側の縦窓枠(1b)に沿って取り付け、その散水部(21b)を内側ガラス戸の上カマチ(2a)に沿って取り付け、当該配管部と散水部をワンタッチ接続継ぎ手(21c)により接続し; 外側の開閉ガラス戸(3)の外面に散水する給水パイプについてもこれと同様の構成とし; 上記外部中間縦窓枠(1e)には、外側ガラス戸用ワイパーブレード(11)を取り付け; 外側のガラス戸(3)の召合わせ部側の縦カマチ(3b)には、内側ガラス戸用ワイパーブレード(32)を取り付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、引違いタイプ又は片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓に関し、特に、特表2002−524175号公報において開示されている手動開閉窓の改良に関するものである。
窓ガラスの外面を自動的に洗浄する装置を具えた手動式の開閉窓は、これまでにも幾つか提案されており、その一例として下記特許文献1に記載のものを挙げることができる。
特表2002−524175号公報(特願2000−569682)
然しながら、上記特許文献1において開示されている手動式開閉窓においては、窓ガラスの外面を洗浄するワイパー部分(洗浄レッジ)自体に洗浄水放出口を設けているため、固定側窓ガラスを洗浄するために開閉側窓ガラスに取り付けられているワイパー部分(洗浄レッジ)を開閉側窓ガラスと共に移動させる際には、給水ホースも開閉側窓ガラスの移動に合わせて引き出したり引き込んだりする必要がある。そのためのホース出し入れ用のプーリー機構等を設ける必要があって、構造が複雑になり、故障原因が増加すると共に、製造コストやメンテナンスコストも高くなるという問題があった。また、上記洗浄レッジに供給すべき洗浄水は、窓枠の下部に設けた貯水タンクから手動ポンプを用いて送出するようにしていたため、作業が面倒で、それらの付属装置にもコストが掛かるという問題もあった。
本発明は、上記の問題点を解決するためなされたものであり、その目的とするところは、シンプルな構造で、製造コストやメンテナンスコストを低く抑えることができ、効率よく窓ガラスの洗浄作業を行うことが可能な引違いタイプ又は片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓を提供することにある。
上記の目的は、
建物の窓枠内に一対の手動式開閉ガラス戸を設けると共に、これらのガラス戸の外面を洗浄する装置を設けた引違いタイプの洗浄装置付き手動開閉窓の場合においては、
窓枠内において、一方の手動式開閉ガラス戸を室内寄りに、もう一方の手動式開閉ガラス戸を屋外寄りに取り付け、
屋外寄りの手動式開閉ガラス戸よりも屋外側で、両方の手動式開閉ガラス戸を閉じたときに両者が互いに重なる箇所に近接した位置に、外部中間縦窓枠を設け、
室内寄りの手動式開閉ガラス戸の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部を、左右の縦窓枠のうち当該室内寄りの開閉ガラス戸側の縦窓枠に沿って取り付けると共に、その散水部を当該室内寄りの開閉ガラス戸の上カマチ(上框)に沿って取り付け、給水パイプの当該配管部と散水部とを、当該室内寄りの開閉ガラス戸の閉鎖時には接続され、開放時には分離されるワンタッチ接続継ぎ手により接続し、
屋外寄りの手動式開閉ガラス戸の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部を、左右の縦窓枠のうち当該屋外寄りの開閉ガラス戸側の縦窓枠に沿って取り付けると共に、その散水部を当該屋外寄りの開閉ガラス戸の上カマチに沿って取り付け、当該給水パイプの配管部と散水部とを、当該屋外寄りの開閉ガラス戸の閉鎖時には接続され、開放時には分離されるワンタッチ接続継ぎ手により接続し、
上記外部中間縦窓枠には、屋外寄りの手動式開閉ガラス戸の外面を払拭するワイパーブレードを取り付け、
屋外寄りの手動式開閉ガラス戸の左右の縦カマチのうち、両方の手動式開閉ガラス戸を閉じたときに両者が互いに重なる側の縦カマチには、室内寄りの手動式開閉ガラス戸の外面を払拭するワイパーブレードを取り付けたこと、
を特徴とする引違いタイプの洗浄装置付き手動開閉窓によって達成し得る。
また、上記の目的は、
建物の窓枠内に手動式開閉ガラス戸と固定ガラス戸とを設けると共に、これらのガラス戸の外面を洗浄する装置を設けた片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓の場合においては、
窓枠内において、固定ガラス戸を室内寄りに、手動式開閉ガラス戸を屋外寄りに取り付け、
手動式開閉ガラス戸よりも屋外側で、手動式開閉ガラス戸を閉じたときに手動式開閉ガラス戸と固定ガラス戸が重なる箇所に近接した位置に、外部中間縦窓枠を設け、
手動式開閉ガラス戸の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部を、左右の縦窓枠のうち開閉ガラス戸側の縦窓枠に沿って取り付けると共に、その散水部を開閉ガラス戸の上カマチに沿って取り付け、給水パイプの当該配管部と散水部とを、開閉ガラス戸の閉鎖時には接続され、開放時には分離されるワンタッチ接続継ぎ手により接続し、
固定ガラス戸の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部を、固定ガラス戸の左右の縦カマチのうちいずれか一方の縦カマチ又は固定ガラス戸側の縦窓枠に沿って取り付けると共に、その散水部を固定ガラス戸の上カマチに沿って取り付け、
上記外部中間縦窓枠には、手動式開閉ガラス戸の外面を払拭するワイパーブレードを取り付け、
手動式開閉ガラス戸の左右の縦カマチうち、手動式開閉ガラス戸を閉じたときに固定ガラス戸に近い側の縦カマチには、固定ガラス戸の外面を払拭するワイパーブレードを取り付けたこと、
を特徴とする片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓によって達成し得る。
これらの場合において、上記給水パイプを水道管と接続し、当該給水パイプの管路上に手動弁を取り付けるように構成することが推奨される。
また、必要に応じて、上記給水パイプに手動ポンプから給水を行い得るように構成してもよい。
上記の如き構成であると、洗浄水はガラス戸の上カマチに沿って取り付けた給水パイプの散水部から放出されると共に、開閉ガラス戸のための給水パイプの配管部は縦窓枠に沿って取り付けられ、当該配管部と上記散水部との接続はワンタッチ接続継ぎ手によって行われるため、前記従来品の如く給水ホースを開閉ガラス戸の開閉移動に合わせて引き出したり引き込んだりする必要がなく、構造が簡略になり、故障原因が低減すると共に、製造コストやメンテナンスコストも安く抑えることが可能になる。
また、給水パイプを水道管と接続し、当該給水パイプの管路上に手動弁を取り付けることにより、窓ガラスの洗浄時には当該手動弁を開き、水道の給水圧力によってガラス戸の上方まで揚水し、散水することが可能であるので、手動ポンプや貯水タンクを設ける必要がなく、この点でもコストの低減化を図ることができる。また、貯水タンクに注水したり、手動ポンプを押したりする必要もなく、作業効率が大幅に向上する。また、上記給水パイプを手動ポンプと接続するための接続口と接続パイプをガラス戸の縦カマチ等に設けておくことにより、水道管からの配管が困難な状況にも対応し得るものである。
以下、図面に示す実施例を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明に係る引違いタイプの洗浄装置付き手動開閉窓の一実施例の基本構成を室内側から見た状態で示す正面図、図2は、図1中のII−II線に沿った断面図、図3は、本発明における給水パイプの接続に用いられるワンタッチ接続継ぎ手の一実施例の説明図、図4は、本発明に係る片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓の一実施例の基本構成を室内側から見た状態で示す正面図、図5は、図4中のV−V線に沿った断面図である。
先ず、図1及び図2に示す引違いタイプの実施例について説明する。
両図中、1は窓枠、2及び3は手動による開閉ガラス戸、4は手動弁である。
図示する如く、窓枠1は、上窓枠1a、左右の縦窓枠1b,1c、下窓枠1dと、開閉ガラス戸3よりも屋外側に設けた外部中間縦窓枠1e(図2)とから構成されている。
また、図中において右側の手動式の開閉ガラス戸2は、上カマチ(上框)2a、縦カマチ2b,2c、下カマチ2dと、2枚のガラス板20(図2)とから構成されている。
同様に、左側の手動式の開閉ガラス戸3は、上カマチ3a、縦カマチ3b,3c、下カマチ3dと、2枚のガラス板30(図2)とから構成されている。
窓枠1内において、図2に示す如く、右側の開閉ガラス戸2は室内寄りに、左側の開閉ガラス戸3は屋外寄りに取り付けられている。上窓枠1a及び下窓枠1dには、これらの開閉ガラス戸2及び3を、開閉時に左右に円滑にガイドするためのレールが設けられている。
外部中間縦窓枠1e(図2)は、左側の開閉ガラス戸3よりも屋外側で、両方の開閉ガラス戸を閉じたときに両者が互いに重なり合う箇所(召合わせ部分)に近接した位置に設けられている。
図2に示すように、前記外部中間縦窓枠1eには、左側の開閉ガラス戸3の外面を払拭するワイパーブレード11が取り付けられ、開閉ガラス戸3が左右に開閉移動せしめられるとき、開閉ガラス戸3の外面を払拭、洗浄するようになっている。
また、左側の開閉ガラス戸3の右側の縦カマチ3b(両方の開閉ガラス戸2及び3を閉じたときに右側の開閉ガラス戸2に近い側の召合わせ部分の縦カマチ)には、右側の開閉ガラス戸2の外面を払拭するワイパーブレード32が取り付けられ、左側の開閉ガラス戸3が左右に開閉移動せしめられるとき、或いはまた、右側の開閉ガラス戸2が左右に開閉移動せしめられるときに、右側の開閉固定ガラス戸2の外面を払拭、洗浄するようになっている。
これらのワイパーブレード11及び32の上下方向の長さは、開閉ガラス戸3及び2のガラス板30及び20の縦幅に対応する長さに設定される。
室内寄りの右側の手動式開閉ガラス戸2の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部21aの上流側の端部は、図1に示す如く、手動弁4を介して水道管に接続されており、その配管部21aは下窓枠1dの内部から右側(開閉ガラス戸2側)の縦窓枠1bに沿って配管されている。また、この給水パイプの散水部21bは、右側の開閉ガラス戸2の上カマチ2aに沿って取り付けられ、当該散水部21bから放出された洗浄水(水道水)は開閉ガラス戸2の外側のガラス板20の外面に沿って流下するようになっている。
給水パイプの上記配管部21aと散水部21bとは、後述するワンタッチ接続継ぎ手21cにより接続されるようになっており、右側の開閉ガラス戸2を閉じたとき、ワンタッチ接続継ぎ手21cにより配管部21aと散水部21bが接続され、開閉ガラス戸2を開いたときには配管部21aと散水部21bが分離されるようになっている。
同様に、屋外寄りの左側の手動式開閉ガラス戸3の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部31aの上流側の端部も手動弁4を介して水道管に接続されており、その配管部31aは左側(開閉ガラス戸3側)の縦窓枠1cに沿って配管されている。また、この給水パイプの散水部31bは、左側の開閉ガラス戸3の上カマチ3aに沿って取り付けられ、当該散水部31bから放出された洗浄水(水道水)は開閉ガラス戸3の外側のガラス板30の外面に沿って流下するようになっている。
給水パイプの上記配管部31aと散水部31bも、前記と同様に、ワンタッチ接続継ぎ手31cにより接続されるようになっており、左側の開閉ガラス戸3を閉じたとき、ワンタッチ接続継ぎ手31cにより配管部31aと散水部31bが接続され、開閉ガラス戸3を開いたときには配管部31aと散水部31bが分離されるようになっている。
ワンタッチ接続継ぎ手21c及び31cは、いずれも同様の構成を有するものであるので、ここではワンタッチ接続継ぎ手31cについて、図3を参照しつつ説明する。
図3に示すように、ワンタッチ接続継ぎ手31cは、中空状の差込みプラグ体311と、これが差し込まれる中空状の受容パイプ体312とから構成され、差込みプラグ体311は縦窓枠1cに設けた前記給水パイプの配管部31aの先端(下流端)に取り付けられ、受容パイプ体312は開閉ガラス戸3の上カマチ3aに設けた散水部31bの上流端に取り付けられるようになっている。
受容パイプ体312の差込みプラグ体311が差し込まれる側には、内側へ折り返されたフラップ部312aが形成されている。受容パイプ体312は、望ましくは半硬半軟性の合成樹脂で作製され、フラップ部312aは、差込みプラグ体311が差し込まれたとき、若干の弾力性により差込みプラグ体311の外周面に密着するようになっている。
開閉ガラス戸3が開いているときは、図3(A)に示す如く、差込みプラグ体311と受容パイプ体312は離れており、配管部31aと散水部31bは分離されている。
開閉ガラス戸3を閉じると、図3(B)に示す如く、受容パイプ体312が差込みプラグ体311へ向けて接近し、差込みプラグ体311と受容パイプ体312が結合して、給水パイプの配管部31aと散水部31bとが接続される。
この状態で、配管部31aを通じて洗浄水を供給すると、図3(C)に示す如く、洗浄水はワンタッチ接続継ぎ手31cを経て散水部31bへ供給され、散水部31bの長手方向に沿って複数箇所に明けられた孔からガラス板30の外面へ放出される。
このとき、ワンタッチ接続継ぎ手31cの受容パイプ体312の内壁面全体に均等な水圧が掛かり、フラップ部312aがこの水圧で差込みプラグ体311の外周面に押し付けられるため、良好なシール性が確保され、ワンタッチ接続継ぎ手31cの部分で水漏れの生じるのを有効に防止できる。
窓ガラスの洗浄時には、先ず、開閉ガラス戸2及び3を両方とも閉じた上で、手動弁4を開く。そうすると、水道水が、左側の開閉ガラス戸2の配管部21a及び右側の開閉ガラス戸3の配管部31aへ導入され、これらの管路からワンタッチ接続継ぎ手21c及び31cを経て散水部21b及び31bへそれぞれ送り出され、開閉ガラス戸2及び3のガラス板20及び30の外面に散水される。
散水が充分に行われた後、手動弁4を閉じ、開閉ガラス戸3を目一杯開閉する作業を数回繰り返すと、開閉ガラス戸3のガラス板30の外面はワイパーブレード11により全面的に数回払拭され、これと同時に、開閉ガラス戸2のガラス板20の外面もワイパーブレード32により全面的に数回払拭され、ガラス表面の汚れが拭き落とされる。
次いで再びガラス戸を閉じ、手動弁4を開いて散水し、ガラス表面の汚れを洗い流すことにより、ガラス表面の汚れを完全に洗い落とすことができる。
汚れが残っているような場合には、上記の操作を2〜3回繰り返す。
なお、開閉ガラス戸2を開閉すれば、ワイパーブレード32により開閉ガラス戸2のガラス板20の外面は洗浄されるが、開閉ガラス戸3のガラス板30の外面は洗浄されないので、洗浄時には、通常、開閉ガラス戸3を開閉するようにするが、開閉ガラス戸2のガラス板20にだけ汚れが残っている場合には、開閉ガラス戸2を開閉するようにしてもよい。
なお、建物の構造等の理由により、水道管からの配管が困難な場合に、手動ポンプを用いて給水を行い得るようにするために、ガラス戸2及び3の縦カマチ2b及び3cに、手動ポンプと接続するための接続口2e及び3eと、これらの接続口から給水パイプの散水部21b及び31bに至る接続パイプを設けておくことも推奨される。
次に、図4及び図5に示す片引きタイプの実施例について説明する。
この実施例が、図1及び図2に示した引違いタイプの実施例と相違する点は、図1及び図2に示した引違いタイプの窓ガラスにおける右側の室内寄りの開閉ガラス戸2を、開閉不能な固定ガラス戸5とした点である。これに付随して、固定ガラス戸5の外面への散水のための給水パイプの構成が、図1及び図2に示した実施例のものと若干相違している。
即ち、固定ガラス戸5の給水パイプの配管部51aの上流側の端部が手動弁4を介して水道管に接続されている点は前記実施例と同様であるが、その配管部51aは下窓枠1dの内部から固定ガラス戸5の左側の縦カマチ5cに沿って取り付けられ、当該配管部51aの先に、前記ワンタッチ接続継ぎ手21cを介することなく、直接、散水部51bが固定ガラス戸5の上カマチ5aに沿って延びるように取り付けられている。
図示した実施例においては、給水パイプの配管部51aを固定ガラス戸5の左側の縦カマチ5cに沿って取り付けたが、右側の縦カマチ5bもしくは右側の縦窓枠1bに沿って取り付けるようにしてもよい。
なお、この実施例においても、水道管からの配管が困難な場合に、手動ポンプを用いて給水を行い得るようにするために、ガラス戸3及び5の縦カマチ3c及び5cに、手動ポンプと接続するための接続口3e及び5eと、これらの接続口から給水パイプの散水部31b及び51bに至る接続パイプを設けておくことも推奨される。
洗浄時の操作は、図1及び図2に示した実施例の場合と同様である。但し、固定ガラス戸5は開閉できないので、その外面の洗浄は開閉ガラス戸3の開閉操作のみによって行う。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、その目的の範囲内において、上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
本発明は上記の如く構成されるから、本発明によるときは、シンプルな構造で、製造コストやメンテナンスコストを低く抑えることができ、簡単な作業で効率よく窓ガラスの表面を洗浄することが可能な引違いタイプ又は片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓を提供し得るものである。
本発明に係る引違いタイプの洗浄装置付き手動開閉窓の一実施例の基本構成を室内側から見た状態で示す正面図である。 図1中のII−II線に沿った断面図である。 本発明における給水パイプの接続に用いられるワンタッチ接続継ぎ手の一実施例の説明図である。 本発明に係る片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓の一実施例の基本構成を室内側から見た状態で示す正面図である。 図4中のV−V線に沿った断面図である。
符号の説明
1 窓枠
1a 上窓枠
1b 縦窓枠
1c 縦窓枠
1d 下窓枠
1e 外部中間縦窓枠
11 ワイパーブレード
2 室内寄り手動開閉ガラス戸
2a 上カマチ
2b 縦カマチ
2c 縦カマチ
2d 下カマチ
2e 手動ポンプへの接続口
20 ガラス板
21a 給水パイプの配管部
21b 給水パイプの散水部
21c ワンタッチ接続継ぎ手
3 屋外寄り手動開閉ガラス戸
3a 上カマチ
3b 縦カマチ
3c 縦カマチ
3d 下カマチ
3e 手動ポンプへの接続口
30 ガラス板
31a 給水パイプの配管部
31b 給水パイプの散水部
31c ワンタッチ接続継ぎ手
32 ワイパーブレード
4 手動弁
5 固定ガラス戸
5a 上カマチ
5b 縦カマチ
5c 縦カマチ
5d 下カマチ
5e 手動ポンプへの接続口
50 ガラス板
51a 給水パイプの配管部
51b 給水パイプの散水部

Claims (4)

  1. 建物の窓枠(1)内に一対の手動式開閉ガラス戸(2,3)を設けると共に、これらのガラス戸の外面を洗浄する装置を設けた引違いタイプの洗浄装置付き手動開閉窓において、
    窓枠(1)内において、一方の手動式開閉ガラス戸(2)を室内寄りに、もう一方の手動式開閉ガラス戸(3)を屋外寄りに取り付け、
    屋外寄りの手動式開閉ガラス戸(3)よりも屋外側で、両方の手動式開閉ガラス戸(2,3)を閉じたときに両者が互いに重なる箇所に近接した位置に、外部中間縦窓枠(1e)を設け、
    室内寄りの手動式開閉ガラス戸(2)の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部(21a)を、左右の縦窓枠(1b,1c)のうち当該室内寄りの開閉ガラス戸(2)側の縦窓枠(1b)に沿って取り付けると共に、その散水部(21b)を当該室内寄りの開閉ガラス戸(2)の上カマチ(2a)に沿って取り付け、給水パイプの当該配管部(21a)と散水部(21b)とを、当該室内寄りの開閉ガラス戸(2)の閉鎖時には接続され、開放時には分離されるワンタッチ接続継ぎ手(21c)により接続し、
    屋外寄りの手動式開閉ガラス戸(3)の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部(31a)を、左右の縦窓枠(1b,1c)のうち当該屋外寄りの開閉ガラス戸(3)側の縦窓枠(1c)に沿って取り付けると共に、その散水部(31b)を当該屋外寄りの開閉ガラス戸(3)の上カマチ(3a)に沿って取り付け、当該給水パイプの配管部(31a)と散水部(31b)とを、当該屋外寄りの開閉ガラス戸(3)の閉鎖時には接続され、開放時には分離されるワンタッチ接続継ぎ手(31c)により接続し、
    上記外部中間縦窓枠(1e)には、屋外寄りの手動式開閉ガラス戸(3)の外面を払拭するワイパーブレード(11)を取り付け、
    屋外寄りの手動式開閉ガラス戸(3)の左右の縦カマチ(3b,3c)のうち、両方の手動式開閉ガラス戸(2,3)を閉じたときに両者が互いに重なる側の縦カマチ(3b)には、室内寄りの手動式開閉ガラス戸(2)の外面を払拭するワイパーブレード(32)を取り付けたこと、
    を特徴とする引違いタイプの洗浄装置付き手動開閉窓。
  2. 建物の窓枠(1)内に手動式開閉ガラス戸(3)と固定ガラス戸(5)とを設けると共に、これらのガラス戸の外面を洗浄する装置を設けた片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓において、
    窓枠(1)内において、固定ガラス戸(5)を室内寄りに、手動式開閉ガラス戸(3)を屋外寄りに取り付け、
    手動式開閉ガラス戸(3)よりも屋外側で、手動式開閉ガラス戸(3)を閉じたときに手動式開閉ガラス戸(3)と固定ガラス戸(5)が重なる箇所に近接した位置に、外部中間縦窓枠(1e)を設け、
    手動式開閉ガラス戸(3)の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部(31a)を、左右の縦窓枠(1b,1c)のうち開閉ガラス戸(3)側の縦窓枠(1c)に沿って取り付けると共に、その散水部(31b)を開閉ガラス戸(3)の上カマチ(3a)に沿って取り付け、給水パイプの当該配管部(31a)と散水部(31b)とを、開閉ガラス戸(3)の閉鎖時には接続され、開放時には分離されるワンタッチ接続継ぎ手(31c)により接続し、
    固定ガラス戸(5)の外面に洗浄水を散水する給水パイプの配管部(51a)を、固定ガラス戸(5)の左右の縦カマチ(5b,5c)のうちいずれか一方の縦カマチ(5c)又は固定ガラス戸(5)側の縦窓枠(1b)に沿って取り付けると共に、その散水部(51b)を固定ガラス戸(5)の上カマチ(5a)に沿って取り付け、
    上記外部中間縦窓枠(1e)には、手動式開閉ガラス戸(3)の外面を払拭するワイパーブレード(11)を取り付け、
    手動式開閉ガラス戸(3)の左右の縦カマチ(3b,3c)うち、手動式開閉ガラス戸を閉じたときに固定ガラス戸(5)に近い側の縦カマチ(3b)には、固定ガラス戸(5)の外面を払拭するワイパーブレード(32)を取り付けたこと、
    を特徴とする片引きタイプの洗浄装置付き手動開閉窓。
  3. 上記給水パイプを水道管と接続し、当該給水パイプの管路上に手動弁(4)を取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄装置付き手動開閉窓。
  4. 上記給水パイプに手動ポンプから給水を行うよう構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄装置付き手動開閉窓。
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