JP2005537965A - プラスチックカップを印刷基板で被覆する方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、２つの折り目（５）に沿って平らに折り畳まれた印刷基板（２）によってプラスチックカップを被覆する方法に関する。本発明の方法は以下のステップを含む：プラスチックカップの輪郭を有する型（１２）に折り畳まれた印刷基板（２）の挿入溝（１３）を設ける。該型に、平らに折り畳まれた印刷基板を折り目（５）と交差する挿入方向（１１）に供給する。ここで型（１２）の直径は折り畳まれた印刷基板（２）の折り目（５）と交差する方向への拡がりよりも小さい。折り畳まれた印刷基板（２）を型（１２）に完全に挿入する。これにより印刷基板（２）が自動的に直立すること、及び型（１２）が内壁に当設配置されることが確実に行われる。印刷基板（２）により内張りされた型（１２）にプラスチックカップを挿入する。

Description

本発明は、２つの折り目によって平らに折り畳まれた、例えば、板紙、紙、カートン、又はプラスチック材料から作られたカラー又はバンド等である印刷基板でプラスチックカップを被覆する方法に関する。

ＷＯ０１／２１３８２ Ａ１は、直立させることができるプラスチックカップ用の折り畳まれた印刷基板を開示している。

プラスチックカップを被覆する方法は、例えばＤＥ ２９９ １１ ２７２ Ｕ１に開示されている。

ＤＥ ２９９ １１ ２７２ Ｕ１には、プラスチックカップを連続的に深絞りで製造し、印刷基板をプラスチックカップの外側に取付けるための機械が記載されている。この従来の機械は、型穴を有する型ハウジングを備える。型穴の底部には、持ち上げ部材を用いて、型穴底部の下方の領域から印刷基板を型穴の成型スペースに導入するための開口が設けられている。

ＵＳ ４，４９７，１５６には、折り畳まれた閉鎖スリーブをその折り目に圧力を加えることによって広げて、それをびんの蓋に被せる方法が記載されている。

本発明の目的は、印刷基板の取付け法を改善する方法を提供することにある。

上記目的は、本発明によれば、順次実行される下記の工程シーケンスを備える方法によって達成される。
−印刷基板を２つの折り目によって平らに折り畳む；
−プラスチックカップの輪郭を有し、折り畳まれた印刷基板の挿入用の挿入溝を有する型（直立型）を用意する；
−前記型に、折り畳まれた印刷基板を、折り目と交差する挿入方向に供給する。ここで、型の直径は、折り畳まれた印刷基板の折り目と交差する方向への拡がりより小さい；
−折り畳まれた印刷基板を型に完全に導入し、それによって印刷基板を自動的に直立させ、型の内壁に配置する；
−印刷基板により内張りされた型にプラスチックカップを挿入する。

印刷基板は、スリーブに接着剤をつけ、次いで平らに折ることによって予め準備される。

本発明の別の好ましい実施の形態では、輸送手段を設けて、型を移動させ、上流システムでのカップのグループ分けに略対応する所望の有効数の型のグループを形成させる。このシステムは、複数のプラスチックカップの製造及び／又はプラスチックカップの充填に用いられる。型をグループ化して輸送するとき、後続する型が折り畳まれた印刷基板を先行する型に押し込む。これによって機械の自動化が改善され、印刷基板を移動させて型に導入するための別個の持ち上げ部材を省略できる。

また、印刷基板に底部を設け、該底部を折り畳まれた印刷基板部分の間に入るように折り畳むことができるようにすることも合理的である。印刷基板を直立させると印刷基板の底部は自動的に開く。プラスチックカップは、周縁面と底部が覆われるように挿入される。

本発明のその他の利点は、以下の説明と図面から明らかになる。上記の特徴及び以下に述べる特徴は、本発明にしたがって、単独で利用することも又は任意の組み合わせで利用することもできる。図示され且つ説明される実施の形態は、本発明のすべてを列挙するものではなく、本発明を説明するための例示的な性格のものであると理解すべきものである。

本発明の好ましい実施の形態を、図面に概略的に示し、図面を参照してより詳細に説明する。

図１に示すように、直立した状態において丸い断面を有する印刷基板２を形成するためのブランク１は、同一サイズの２つの印刷基板部３及び４を備える。印刷基板部３及び４は、対応して処理された第１の折り目５によって分離されている。第２の折り目５は印刷基板２を折り畳んで結合してスリーブにすることを可能にする（図２）。印刷基板部３及び４は接着タブ６によって結合できる。２つの底部７及び８は、折り目９及び１０を介して印刷基板２に夫々接続されている。加工前には、印刷基板２は、印刷基板部３又は４のサイズになるように平らに折り畳まれている。これに伴い、底部７及び８は内側に折り込まれている。

図２の概略図は、平らに折り畳まれた印刷基板２の加工方法を示す。上記のように準備された印刷基板２は、型の長手方向に型１２の底部まで延びる側面挿入溝１３を有する型１２に矢印１１の方向（挿入方向）に供給される。型１２は、プラスチックカップの輪郭を有して設計されており、プラスチックカップよりも僅かに大きい。印刷基板２の端部１４に圧力を加えることによって、印刷基板２は、反対側の端部１５が型１２の内壁にぶつかるまで型１２内に押し込まれる。さらに押すことによってさらに圧力荷重を加えると、折り畳まれた印刷基板２は発生する張力のために型１２の内部において直立する。同時に、底部７及び８は下方へ折り畳まれて板紙の底部を形成する。図２に示されていないプラスチックカップを型１２の中に、そして直立した印刷基板２の中に挿入することができる。型１２、印刷基板２、及びプラスチックカップが対応する寸法になっていれば、印刷基板２はプラスチックカップに隙間なく当接する。型１２からプラスチックカップを当接している印刷基板２と共に引き出すことにより、プラスチックカップと印刷基板２とのユニットを生成することができる。プラスチックカップと印刷基板２との間の結合は、適切な接着手段によって維持できる。

図３は、本発明の方法を型（直立型）をグループ化する機械と組み合わせて使用する方法を示す。この機械も本発明と見なすことができる。この方法は、輸送手段と接続して、型１２と印刷基板２を組み合わせて予め準備し、次いで、深絞りで製造されたプラスチックカップを型１２内で直立した印刷基板２に直接挿入できるようにする。これにより、型１２と印刷基板２の輸送を調整して、印刷基板の端部に型１２の運動によって圧力加重が加えられ、それによって印刷基板が型１２に押し込まれるようにすることができる。後続する型１２による先行する型１２内への印刷基板２の“自動的”押し込みに加えて、印刷基板２を挿入するために追加の押し込み手段を設けることもできる。これは特に、型１２と印刷基板２のユニットに、相互作用する協働ユニットがない場合に必要になる。

プラスチックカップを被覆する印刷基板のブランクを示す上面図である。 図１の印刷基板を直立させる方法を示す概略図である。 図２の方法と印刷基板が設けられた型をグループ化する機械との組み合わせを示す図である。

符号の説明

１ ブランク
２ 印刷基板
３ 印刷基板部
４ 印刷基板部
５ 折り目
６ 接着タブ
７ 底部
８ 底部
９ 折り目
１０ 折り目
１１ 挿入方向
１２ 型
１３ 挿入溝
１４ 端部
１５ 端部

Claims (2)

1. ２つの折り目（５）によって平らに折り畳まれた印刷基板（２）を用いてプラスチックカップを被覆する方法であって、
   ａ）前記プラスチックカップの輪郭を有する型（１２）に前記折り畳まれた印刷基板（２）の挿入溝（１３）を設けるステップ；
   ｂ）直径が前記折り畳まれた印刷基板（２）の前記折り目（５）と交差する方向への拡がりよりも小さい前記型に、前記平らに折り畳まれた印刷基板を前記折り目（５）と交差する挿入方向（１１）に供給するステップ；
   ｃ）前記折り畳まれた印刷基板（２）を前記型（１２）に完全に挿入し、前記印刷基板（２）が自動的に直立して前記型（１２）の内壁に当接するようにするステップ；
   ｄ）前記印刷基板（２）により内張りされた前記型（１２）にプラスチックカップを挿入するステップ；
   を有することを特徴とする方法。
2. 後続する型（１２）が前記折り畳まれた印刷基板（２）を先行する型（１２）に押し込むように前記型（１２）を移動させる輸送手段が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の方法。

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