JP2005536581A - 手術用品用ブロック共重合体 - Google Patents

手術用品用ブロック共重合体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005536581A
JP2005536581A JP2004517359A JP2004517359A JP2005536581A JP 2005536581 A JP2005536581 A JP 2005536581A JP 2004517359 A JP2004517359 A JP 2004517359A JP 2004517359 A JP2004517359 A JP 2004517359A JP 2005536581 A JP2005536581 A JP 2005536581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
copolymer
surgical
range
caprolactone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004517359A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4022220B2 (ja
Inventor
ユン・ヒェスン
キム・テフン
コー・ミョンスォク
ホン・チョンテク
ベ・チョルミン
イム・ジュンナム
スォ・ジャンイル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samyang Corp
Original Assignee
Samyang Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samyang Corp filed Critical Samyang Corp
Publication of JP2005536581A publication Critical patent/JP2005536581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4022220B2 publication Critical patent/JP4022220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L31/00Materials for other surgical articles, e.g. stents, stent-grafts, shunts, surgical drapes, guide wires, materials for adhesion prevention, occluding devices, surgical gloves, tissue fixation devices
    • A61L31/04Macromolecular materials
    • A61L31/06Macromolecular materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L17/00Materials for surgical sutures or for ligaturing blood vessels ; Materials for prostheses or catheters
    • A61L17/06At least partially resorbable materials
    • A61L17/10At least partially resorbable materials containing macromolecular materials
    • A61L17/105Polyesters not covered by A61L17/12
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F297/00Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
    • C08F297/02Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L53/00Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L53/00Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L53/005Modified block copolymers

Abstract

【課題】 現在商業化された手術材料の短所を解消する、優れた結節安定性,柔軟性、及び適切な吸収特性を有するブロック共重合体を提供すること。
【解決手段】 パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含むAB型またはABA型ブロック共重合体。このブロック共重合体は高い柔軟性、優れた結節安定性、及び速い吸水性が求められる一般医療用品及び手術用品に適している。

Description

本発明は、手術用品製造のために使われるブロック共重合体、さらに詳しくは、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートを共重合してセグメント共重合体を形成した後、パラジオキサノンと反応させて形成したブロック共重合体に関するものである。本発明のブロック共重合体は、生体適合性と吸水性のような機械的及び生物学的特性が求められる縫合糸などのような一般医療用品及び手術用品の製造に適している。
吸水性の生体適合性高分子は、手術用品の製造に広く使われている。手術用品、特に縫合糸は適切な引張強度と生体適合性を有するべきである。さらに、用途によって、縫合糸は適切な吸収率で生体に吸収されるべきである。また、縫合糸は手術のときに取扱いが容易でなければならない。
縫合糸の取扱容易性は、しばしば縫合糸の柔軟性と密接に関わる。即ち、柔軟性の低い縫合糸は、結び目を安定的に形成することが難しく、血管縫合のような繊細な身体部分の手術に適していない。血管のような繊細な身体部分の手術に使われる縫合糸は良好な柔軟性が求められる。
有効な創傷縫合のために、適切な結節安定性(knot-security)を有する縫合糸が必要とされる。従来は、結節安定性の改善のために、結節安定性の弱い縫合糸を用いた複数の結び目が必要とされたが、これは組織反応、感染のような有害な副作用を誘発した。しかし、高い柔軟性のある縫合糸によって作られた結び目は堅固に保持でき、また、複数の結び目を形成しなくても優れた結節安定性を提供することができる。
一般に、良好な柔軟性及び結節安定性は、縫合糸の重要な物性である。縫合糸は一定期間の吸水性を有することが必要とされる。縫合糸材料のいわゆる吸収時間は縫合糸材料の分解を表す。一般に、手術用縫合糸は縫合糸原料によって50%の強度保持期間を7日、10日、14日、21日、28日に分類することができる。そして、手術用縫合糸はそれらの吸水性に従って身体の手術部位に応じて選択的に用いることができる。
初期には、もともとは、天然物質から吸収性の腸線縫合糸やコラーゲン縫合糸は作られたが、これらは、しばしば、好ましくない組織反応を引き起こした。さらに、天然物の吸収率を予測することが難しいことから、強度保持期間を予測することが難しかった。従って、生体適合性を有する合成高分子を縫合糸に適用するための研究が進められてきた。
従来の合成吸水性の縫合糸は、主にポリグリコリドが60%以上含有された。特許文献1は、ポリグリコリド、トリメチレンカーボネート、及びカプロラクトンを含むブロック共重合体を記述している。これらのブロック共重合体で作った縫合糸は弱い柔軟性を示す。
特許文献2は、ラクトン単量体、グリコリド、トリメチレンカーボネート、及びε−カプロラクトンを含む脂肪族ポリエステルのセグメント共重合体(segmented copolymers)を記述している。これらのセグメント共重合体は、特許文献1の共重合体に比べて向上された柔軟性を提供したが、それらはより遅い吸収率を有し、弱い結節安定性を示した。
特許文献3は、パラジオキサノン単一重合体の製造及び吸水性の手術用縫合糸としてその用途を記述している。この合成縫合糸は、多数の適用のため、手術用腸線及びコラーゲンのような天然の縫合糸を代替することが実行可能な候補物質にするために優れた機械的及び生物学的特性を示している。さらに、特許文献4は、パラジオキサノン単独重合体に比べて向上された柔軟性を提供するパラジオキサノンとε−カプロラクトンの共重合体の製法を記述している。しかし、上記パラジオキサノンとε−カプロラクトンの共重合体からなる縫合糸は50%強度保持期間が3週以上で長過ぎて、所望の柔軟性を満足させることができなかった。
上述したように、縫合糸の特性を向上させるために、相当の努力が行なわれた。しかし、上述した特許や他の研究では、縫合糸の重要な要件である、柔軟性、結節安定性、及び吸水性調節を有する縫合糸材料を製造することはできなかった。
米国特許第5,431,679号明細書 米国特許第5,854,383号明細書 米国特許第4,052,988号明細書 米国特許第5,047,048号明細書
本発明は、現在商業化された手術材料の短所を解消する、優れた結節安定性,柔軟性、及び適切な吸収特性を有するブロック共重合体を提供する。
本発明は、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体をパラジオキサノン単量体と反応させて製造した新しいブロック共重合体に関するものである。本発明のブロック共重合体は、高い柔軟性、優れた結節安定性、及び速い吸水性が必要とされる手術用品に好適である。また、本発明はこのようなブロック共重合体を製造する方法に関するものである。
本発明は、パラジオキサノンブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体ブロックを含むブロック共重合体に関するものである。
また、本発明は、下記段階を含むブロック共重合体の製造方法に関するものである:
(a)ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートを重合して、セグメント共重合体ブロックを形成させる段階、及び
(b)上記セグメント共重合体ブロックをパラジオキサノン単量体と反応させて、パラジオキサノンブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体ブロックを含むブロック共重合体を生成させる段階。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の一実施態様は、ポリジオキサノンブロックと、トリメチレンカーボネートで共重合されたε−カプロラクトンを含むセグメント共重合体ブロックを含むブロック共重合体である。本発明では、異なる構造を有する2種類のブロックがブロック共重合体を形成させるために、有利に組み合わせられている。
本発明に係るブロック共重合体は、AB型ジブロック共重合体またはABA型トリブロック共重合体として製造することができる。上記AB型ジブロック共重合体はAブロックとして表示されるパラジオキサノン単量体と、Bブロックとして表示されるε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体を重合して製造することができる。また、上記ABA型トリブロック共重合体は末端ブロックとしてポリジオキサノンを使用し、中間ブロックとしてε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体を使用して製造することができる。
本発明のブロック共重合体は、下記一般式(1)で示されるポリジオキサノンと、下記一般式(2)で示されるε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体単位を含む。
式中、x,y及びzは10〜104の範囲内の整数を示す。
図1は本発明のブロック共重合体の合成工程を示す。
例えば、本発明のブロック共重合体の製造工程は2段階からなる。図1に示すように、第1段階で、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートの共重合は120〜180℃の温度、好ましくは150〜170℃の温度で遂行してセグメント共重合体を形成する。第2段階で、上記第1段階で得られたセグメント共重合体をパラジオキサノン単量体と反応させた後、本発明のブロック共重合体を形成する。即ち、1次共重合段階で得られたε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートを含む一般式(2)のセグメント共重合体をパラジオキサノン単量体と反応させて一般式(1)のポリジオキサノンと一般式(2)のセグメント共重合体単位がブロックを形成するブロック共重合体を生成する。
本発明の好ましい実施態様で、一般式(2)のセグメント共重合体を生成する第1段階共重合は120〜180℃、好ましくは150〜170℃の温度で0.5〜2時間行なわれる。第2段階共重合で、パラジオキサノンをセグメント共重合体に130〜160℃の温度で加えた後、1〜3時間反応させる。反応温度は好ましくは90℃に下げ、反応は5〜20時間行なうのが好ましい。さらに、反応温度を80℃に下げ、反応は3〜5日間、好ましくは3〜4日間実行した。
ブロック共重合体を生成する第2段階である共重合段階で、パラジオキサノンが高い温度で分解するかもしれないので、その反応は多数のステップによって実行するのが好ましい。従って、上記セグメント共重合体が形成された後、第2段階反応は低い温度で実行するのが好ましい。
本発明のブロック共重合体は、通常、開環重合に用いられる有機金属触媒と開始剤の存在下で合成する。上記有機金属触媒は、好ましくは2−エチルヘキサン酸スズであり、10,000:1〜100,000:1の範囲内の単量体(PTMC+PCL+PDO):触媒のモル比で単量体混合物中に存在するのが好ましい。本発明で使われる開始剤は、通常、ジオール、ポリオールまたはグリコールなどのアルカノール、ヒドロキシ酸、またはアミンであり、約500:1〜約5,000:1の範囲内の単量体:開始剤のモル比で単量体混合物中に存在するのが好ましい。重合反応は所望の分子量及び粘度が得られるまで、適当な温度と適当な時間で遂行する。
本発明で形成されたブロック共重合体は、合成に使われた開始剤の種類によって、ジブロックまたはトリブロック共重合体でありうる。本発明のジブロック共重合体は、パラジオキサノン単量体をε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体との重合により製造することができる。本発明のトリブロック共重合体は、末端ブロックとしてポリジオキサノンを、中間ブロックとしてε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体を有する。本発明のトリブロック共重合体の製造の使われる開始剤は、両側にヒドロキシ基のあるジオール類などの二官能性開始剤である。例えば、開始剤としてジエチレングリコール(以下、「DEG」という。)の存在下に、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートを共重合すれば、DEGの両ヒドロキシ基がε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートとそれぞれ反応してセグメント共重合体を形成しており、これはパラジオキサノンとさらに反応しうる。次いで、パラジオキサノンを加えて、セグメント共重合体の両末端で反応させてトリブロック共重合体を生成する。
好ましくは、上記一般式(2)で示されるように、セグメント共重合体内のε-カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比は5:95〜95:5の範囲内であり、より好ましくは90:10〜10:90の範囲内である。セグメント共重合体内のε−カプロラクトンのモル比が高くなるほど、強度保持期間はより長くなるのに対し、セグメント共重合体内のトリメチレンカーボネートのモル比が高くなるほど柔軟性がより高くなる。従って、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのモル比を調節して様々な程度の柔軟性、強度保持、または吸収率を提供することができる。本発明のセグメント共重合体の固有粘度は、25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)の0.1g/dL溶液で測定したとき、好ましくは0.5〜2.1dL/gの範囲内であり、より好ましくは0.7〜1.8dL/gの範囲内である。
本発明のジブロック共重合体で上記一般式(1)示されるポリジオキサノンの含有量は、好ましくは5〜95モル%の範囲内、より好ましくは60〜90モル%の範囲内である。パラジオキサノンの含有量が5モル%未満の場合、共重合体は10%未満の結晶化度によって溶融押出を通じて手術用縫合糸の形態に変えることができず、また、所望の強度、吸水率を得ることもできない。さらに、本発明のトリブロック共重合体で、ポリジオキサノンの含有量は10〜90モル%の範囲内である。トリブロック共重合体内での10モル%未満の含有量は、同一種類の短所の原因となりうる。
本発明の共重合体はランダムまたはブロック共重合体でありうるが、ブロック共重合体がずっと好ましい。ランダム共重合体の結晶化度は低すぎて、手術用縫合糸として求められる10,000psi以上の結節引張強度を有することができない。
本発明のブロック共重合体は、25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)の0.1グラム/dL溶液で固有粘度を測定したとき、0.8〜4.0dL/gの範囲内であり、好ましくは1.0〜3.5dL/gの範囲内である。本発明のブロック共重合体は約180,000psi以下、好ましくは140,000psi以下のヤング率を有する。
本発明のブロック共重合体は、パラジオキサノン単量体とセグメント共重合体の重合によって製造されるので、全体の結晶領域はパラジオキサノン単独重合体に比べて減少され、それにより、これらは低い結晶化度を提供する。即ち、本発明のブロック共重合体の増加された非結晶領域は、パラジオキサノン単独重合体のヤング率に比べて低いヤング率を有する。ブロック共重合体の低いヤング率は、より高い柔軟性とより安定な結節安定性と相関がある。さらに、ブロック共重合体の非結晶領域は互いに物理的な架橋によって高い強度を有する。さらに、また、結晶化度が減少することによって速い吸収と相関がある。従って、本発明のブロック共重合体は、良好な強度を保持するのに対し、低いヤング率と高い柔軟性、及びより速い吸収率を有する。
本発明のブロック共重合体は、特に、吸収性の手術用縫合糸、手術用スクリュー、手術用ステープラ、手術用クリップ、ピン、血管吻合リング、手術用メッシュ、補綴用装置、などのような移植可能な医療用品及び手術用品の製造に有用である。本発明のブロック共重合体は、手術用スクリュー、手術用ステープラ、手術用クリップ、ピン、及び血管吻合リング形態に射出成形することができる。本発明のブロック共重合体は、溶融押出及び延伸して縫合糸のようなフィラメントに製造できる。手術用メッシュはフィラメントを編織及び/または製織または不織によって製造することができる。
本発明のブロック共重合体は、補綴装置のような手術用品の製造に適しており、特に、低いヤング率と高い結節安定性が求められる手術用縫合糸の製造に適している。さらに、本発明のブロック共重合体から作られた縫合糸は針に取り付けることができる。本発明のブロック共重合体の潜在的な縫合糸適用の中で、組織の抵抗(tissue drag)が少なく、低い感染率を有するので、モノフィラメント縫合糸が好ましい。
本発明のブロック共重合体から製造されたモノフィラメント縫合糸は、直線引張強度が少なくとも45,000psi、好ましくは45,000〜70,000psi、より好ましくは49,000〜53,000psiである。本発明のブロック共重合体から製造されたモノフィラメント縫合糸の結節引張強度(knot-pull strength)は少なくとも25,000psi、好ましくは30,000〜50,000psi、より好ましくは30,000〜33,000psiである。本発明のブロック共重合体から製造されたモノフィラメント縫合糸のヤング率は180,000psi以下、好ましくは30,000〜180,000psiである。本発明のブロック共重合体から製造された縫合糸は7〜10日間の50%強度保持期間を有しており、従って、迅速な吸水性が求められる手術分野に適している。
上述したように、パラジオキサノン単量体をε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体と反応させて製造する本発明のブロック共重合体は縫合糸に好適であって、低いヤング率、高い柔軟性、高い結節引張強度及び高い結節安定性のような優れた特性を有する。さらに、本発明のブロック共重合体は生体適合性及び迅速な吸水性が求められる他の材料に有用である。
本発明によって得られるブロック共重合体は、優れた強度、柔軟性及び吸水性を有し、手術用縫合糸、手術用スクリュー、手術用ステープラ、手術用クリップ、ピン、血管吻合リング、手術用メッシュ、補綴用装置などのような医療用品に適している。本発明によって得られるブロック共重合体はモノフィラメント合成吸収性縫合糸に特に有用である。さらに、本発明のブロック共重合体は高い強度、柔軟性、優れた結節安定性、7〜10日間の50%強度保持期間を有しており、従って、迅速な吸収性が求められる手術用品に有用である。
下記実施例及び比較例は本発明を詳しく説明するものであるが、その範囲を制限するものではない。
実施例及び比較例で使われた単量体とブロック共重合体に対しては、下記のような方法で分析した。化学構造と純度はNMR(Bruker AVANCE DPX 400)、GC(HP5890)を用いた。固有粘度の測定はキャノン社の粘度計を用いて温度25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)の0.1g/dL溶液で測定した。結晶化度はX線回折(Rigaku Tenki RAD/B)を用いて測定した。インビトロでの強度変化は、リン酸緩衝溶液(pH7.27)中、37℃でブロック共重合体を保管した後、経時的に測定した。
ブロック共重合体を通常の押出技術を利用して溶融、紡糸、延伸及びアニーリング処理して縫合糸を得た。
縫合糸の物性−結節安定性の測定方法
結節安定性は結び目滑脱率(knot slippage ratio)で測定した。外科結び(2=1=1)を結節方法として選択した。結節された縫合糸を引張強度試験器に載置し、結び目の破断が生じるか、または結び目が滑脱する(slip)まで引っ張った。10回測定した後、結節された結び目の総数に対して、滑脱した結び目数の比率で結び目滑脱率を示した。従って、結び目滑脱率が小さいほど縫合糸の結節安定性が優れている。
縫合糸の物性−柔軟性の測定方法
縫合糸の柔軟性データは直線引張強度測定から導出されたヤング率に基づいている。
実施例1
ε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートの組成比が10/90(モル/モル)で、パラジオキサノンが90モル%のジブロック共重合体の製造
乾燥フラスコにトリメチレンカーボネート138.6gとε−カプロラクトン15.4gを加えた。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で保持し、乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で0.8mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と1.8gのラウリルアルコールを加えた。反応混合物を窒素雰囲気下で160℃の温度を2時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、攪拌しながらパラジオキサノンを1346.4g投入した。反応混合物の温度を150℃に下げて1時間保持した後、90℃に下げて16時間保持し、温度をさらに80℃に下げて72時間保持した。ブロック共重合体を分離し、粉砕し、真空下で乾燥させて未反応単量体を除去した。
得られた組成は1H−NMRで測定したとき、ポリジオキサノン(PDO)/ポリトリメチレンカーボネート(PTMC)/ポリカプロラクトン(PCL)=89.9/9.0/1.1であった。X線回折で測定した共重合体の結晶化度は23%であった。ジブロック共重合体の固有粘度は25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)の0.1g/dL溶液で測定したとき、2.3dL/gであった。ブロック共重合体の特性を下記表2に要約する。
実施例2
ε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートの組成比が25/75(モル/モル)で、パラジオキサノンが90モル%のジブロック共重合体の製造
乾燥フラスコにトリメチレンカーボネート112.2gとε−カプロラクトン41.8gを加えた。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で保持し、乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で0.8mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と1.8gのラウリルアルコールを加えた。反応混合物を窒素雰囲気下で160℃の温度を2時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、攪拌しながらパラジオキサノンを1346.4g投入した。反応混合物の温度を150℃に下げて1時間保持した後、90℃に下げて16時間保持し、温度をさらに80℃に下げて72時間保持した。ブロック共重合体を分離し、粉砕し、真空下で乾燥させて未反応単量体を除去した。
得られた組成は、1H−NMRで測定したとき、ポリジオキサノン(PDO)/ポリトリメチレンカーボネート(PTMC)/ポリカプロラクトン(PCL)=89/8.5/2.5であった。X線回折で測定した共重合体の結晶化度は25%であった。ジブロック共重合体の固有粘度は25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)の0.1g/dL溶液で測定したとき、2.9dL/gであった。ブロック共重合体の特性を表2に要約する。
実施例3
ε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートの組成比が75/25(モル/モル)で、パラジオキサノンが90モル%のジブロック共重合体の製造
乾燥フラスコにトリメチレンカーボネート37.4gとε−カプロラクトン125.5gを加えた。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で1mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と2gのラウリルアルコールを加えた。反応混合物を窒素雰囲気下で160℃の温度を2時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、攪拌しながらパラジオキサノンを1346.4g投入した。反応混合物の温度を150℃に下げて1時間保持し、温度を90℃に下げた後、90℃で16時間保持し、温度をさらに80℃に下げて72時間保持した。ブロック共重合体を分離し、粉砕し、真空下で乾燥させて未反応単量体を除去した。
得られたポリジオキサノン(PDO)/ポリトリメチレンカーボネート(PTMC)/ポリカプロラクトン(PCL)の組成は、1H−NMRで測定したとき、89/3.5/7.5であった。X線回折で測定した共重合体の結晶化度は27%であった。ジブロック共重合体の固有粘度は25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)の0.1g/dL溶液で測定したとき、2.3dL/gであった。ブロック共重合体の特性を表2に要約する。
実施例4
ε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートの組成比が50/50(モル/モル)で、パラジオキサノンが80モル%のジブロック共重合体の製造
乾燥フラスコにトリメチレンカーボネート204gとε-カプロラクトン228gを加えた。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で2.29mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と4gのラウリルアルコールを加えた。反応混合物を窒素雰囲気下で160℃の温度を2時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、攪拌しながらパラジオキサノンを1632g投入した。以降の反応工程は実施例1と同様に実施した。形成されたブロック共重合体の特性を下記表2に要約する。
実施例5
ε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートの組成比が25/75(モル/モル)で、パラジオキサノンが80モル%のジブロック共重合体の製造
乾燥フラスコにトリメチレンカーボネート306gとε−カプロラクトン114.1gを加えた。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で2.29mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と4gのラウリルアルコールを加えた。反応混合物を窒素雰囲気下で160℃の温度を2時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、攪拌しながらパラジオキサノンを1632g投入した。以降の反応工程は実施例1と同様に実施した。形成されたブロック共重合体の特性を下記表2に要約する。
実施例6
ε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートの組成比が75/25(モル/モル)で、パラジオキサノンが80モル%のジブロック共重合体の製造
乾燥フラスコにトリメチレンカーボネート102gとε−カプロラクトン342.3gを加えた。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で2.29mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と4gのラウリルアルコールを加えた。反応混合物を窒素雰囲気下で160℃の温度を2時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、攪拌しながらパラジオキサノンを1632g投入した。以降の反応工程は実施例1と同様に実施した。形成されたブロック共重合体の特性を下記表2に要約する。
実施例7
末端ブロックがパラジオキサノンで、中間ブロックがトリメチレンカーボネートとε−カプロラクトンとのセグメント共重合体で、組成比が45/(7/3)/45(モル/モル/モル)のトリブロック共重合体の製造
乾燥フラスコにトリメチレンカーボネート112.2gとε−カプロラクトン41.8gを加えた。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で1.8mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と1.8gのジエチレングリコール(DEG)を加えた。反応混合物を170℃の温度を1時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、反応混合物の温度を160℃に下げ、攪拌しながらパラジオキサノンを1346.4g投入した。窒素雰囲気下で、反応温度を160℃に1時間保持した。反応混合物の温度を90℃に下げて16時間保持した後、80℃に下げて72時間保持した。ブロック共重合体を分離し、粉砕し、真空下で乾燥させて未反応単量体を除去した。
得られたポリジオキサノン(PDO)/ポリトリメチレンカーボネート(PTMC)/ポリカプロラクトン(PCL)/ポリジオキサノン(PDO)の組成は、1H−NMRで測定したとき、44/8.0/3.0/45であった。トリブロック共重合体の固有粘度は、25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)の0.1g/dL溶液で測定した。ブロック共重合体の特性を表2に要約する。
表2に示されるように、本発明に係るジブロック共重合体及びトリブロック共重合体は、いずれも比較固有粘度が1.8〜2.9dL/gの範囲内であり、結晶化度はPDO単独重合体より約5〜12%低い20〜27%である。PDOの量が同じである場合、PTMCの量が増加するほど結晶化度が減少し、PCLの量が増加するほど結晶化度が増加した。
比較例1
ε−カプロラクトン、トリメチレンカーボネート及びパラジオキサノンのランダム共重合体の製造
乾燥フラスコにトリメチレンカーボネート306g、ε−カプロラクトン114.1g、及びパラジオキサノン612gを投入した。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で0.8mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と1.8gのラウリルアルコールを投入した。反応混合物を160℃の温度を2時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、反応混合物の温度を150℃に下げ、窒素雰囲気下で1時間保持した後、90℃に下げて16時間保持した。共重合体を分離し、粉砕し、真空下で乾燥させて未反応単量体を除去した。
得られたポリジオキサノン(PDO)/ポリトリメチレンカーボネート(PTMC)/ポリカプロラクトン(PCL)の組成は、1H−NMRで測定したとき、62/38/10であった。X線回折で測定した共重合体の結晶化度は15%であった。ランダム共重合体の固有粘度は1.7dL/gであった。ランダム共重合体は結晶化度が低く過ぎて、10,000psiの低い結節強度のため、縫合糸として使用できなかった。
比較例2
パラジオキサノンとε−カプロラクトンの組成比が90/10(モル/モル)のブロック共重合体の製造
乾燥した500mLフラスコに41.0gのε−カプロラクトンを加えた。機械的攪拌器を取り付けた反応フラスコの内容物を真空下で乾燥させた。乾燥終了後、反応混合物に注射器で0.34mLの2−エチルヘキサン酸スズ(0.63M,トルエン溶液)と2gのラウリルアルコールを投入した。反応混合物を160℃の温度を1時間保持しながら、油浴で反応させた。反応器を窒素でパージし、反応混合物の温度を110℃に下げた後、攪拌しながら、パラジオキサノン265.2gを加えた。反応温度を110℃に4時間保持した後、90℃に下げて24時間保持し、さらに、温度を80℃に下げて72時間保持した。ブロック共重合体を分離し、粉砕し、真空下で乾燥させて未反応単量体を除去した。
得られたポリジオキサノン(PDO)/ポリカプロラクトン(PCL)の組成は、1H−NMRで測定したとき、88.8/10.2であった。X線回折で測定した共重合体の結晶化度は26.3%であった。ランダム共重合体の固有粘度は2.21dL/gであった。比較例2の共重合体の結晶化度及び固有粘度は、本発明のブロック共重合体と類似していたが、本発明のブロック共重合体の破断強度保持率は比較例2の共重合体より遥かに早かった(実施例10参照)。
実施例8
ブロック共重合体を用いたモノフィラメント縫合糸の製造
実施例1,2,3,5,6及び7のブロック共重合体を下記の条件(表3を参照)下で、モノフィラメントに押出し、共重合体特性を比較した。共重合体の特性を表4に要約する。
上記表4に示されるように、本発明に係るブロック共重合体は、直線引張強度が49,000psi以上、高い結節強度が少なくとも30,000psi、ヤング率が150,000psi以下であり、優れた柔軟性を有する。また、PDOの量が同じの場合、セグメント共重合体におけるトリメチレンカーボネートの高いモル比は高い柔軟性と相関がある。
実施例9
本発明の共重合体と比較例2の共重合体、及び市販のモノフィラメント縫合糸の特性比較
実施例1のブロック共重合体(PDO/PTMC/PCL)、実施例4のブロック共重合体(PDO/PTMC/PCL)、及び比較例2の共重合体(PDO−PCL)を表3に記載された条件下でモノフィラメントに押出してヤング率と結節安定性などの共重合体の特性を比較した。市販モノフィラメントは、グリコリドとε−カプロラクトンから作られたMONOCRYLTM(エチコン社)を使用した。
表5に示されるように、本発明に係るブロック共重合体は、MONOCRYLTM及び比較例2(PDO−PCL共重合体)と比較して、ヤング率の有意な減少だけでなく、高い柔軟性を有することを示している。さらに、MONOCRYLTMは10個の結び目のうち8個が滑脱し、比較例2は10個全部が滑脱したのに比べて、本発明に係るブロック共重合体は10個の結び目のうち3〜5個が滑脱しだけであり、結節安定性に優れていることを示している。
実施例10
本発明のブロック共重合体と比較例2の共重合体、及び市販モノフィラメントの破断強度保持率の比較
リン酸緩衝溶液(pH7.27)中、37℃で保管した後、インビトロでの強度保持率の変化を初期強度との比較によって測定した。その結果を表6に要約する。
表6に示されるように、本発明に係るブロック共重合体の50%強度保持期間は10日であり、これは、比較例2の共重合体またはMONOCRYLTMより、非常に速い強度保持期間である。さらに、実施例1と3に示されるように、PDOの量が同一のとき、PTMCの量の増加は、50%強度保持期間の減少と相関がある。
上記の記述によれば、当業者はε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体とパラジオキサノン単量体を反応させて本発明のブロック共重合体を製造できる。これにより、低いヤング率、高い柔軟性、高い結節強度、及び高い結節安定性のような優れた特性を有する縫合糸を製造することができる。それらは本発明のブロック共重合体の機能性を示すために記述したが、これらの記述は包括的であることを意図するものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々変更可能であることは当業者に直ちに明らかとなるが、本発明の範囲は以下の請求の範囲及びその機能的に均等な範囲によってのみ限定される。
図1は本発明のブロック共重合体の合成工程を図解する。

Claims (42)

  1. パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含むAB型ジブロック共重合体。
  2. 上記パラジオキサノンAブロックの含有量が5〜95モル%の範囲内である請求項1に記載のジブロック共重合体。
  3. 上記パラジオキサノンブロックの含有量が60〜90モル%の範囲内である請求項2に記載のジブロック共重合体。
  4. ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートの上記セグメント共重合体Bブロックの含有量が5〜95モル%の範囲内である請求項1に記載のジブロック共重合体。
  5. 上記セグメント共重合体Bブロックにおけるε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比が5/95〜95/5の範囲内である請求項1に記載のジブロック共重合体。
  6. 上記セグメント共重合体Bブロックにおけるε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比が10/90〜90/10の範囲内である請求項5に記載のジブロック共重合体。
  7. 上記ブロック共重合体の固有粘度が、25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノールの0.1g/dL溶液で測定したとき、0.8〜4.0dL/gの範囲内である請求項1に記載のジブロック共重合体。
  8. 上記ブロック共重合体の固有粘度が、25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノールの0.1g/dL溶液で測定したとき、1.0〜3.5dL/gの範囲内である請求項7に記載のジブロック共重合体。
  9. ヤング率が180,000psi以下である請求項1に記載のジブロック共重合体。
  10. パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含み、前記パラジオキサノンAブロックの含有量が5〜95モル%の範囲内であり、前記セグメント共重合体Bブロックにおけるε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比が5/95〜95/5の範囲内であるAB型ジブロック共重合体。
  11. パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含むAB型ジブロック共重合体を含む手術用品。
  12. 上記手術用品が、手術用縫合糸、手術用スクリュー、手術用ステープラ、手術用クリップ、ピン、血管吻合リング、手術用メッシュ、及び補綴用装置からなる群から選択される一種である請求項11に記載の手術用品。
  13. 上記手術用縫合糸が針に付けられている請求項12に記載の手術用品。
  14. 上記手術用縫合糸の直線引張強度が45,000〜70,000psiの範囲内である請求項12に記載の手術用品。
  15. 上記手術用縫合糸の結節引張強度が30,000〜50,000psiの範囲内である請求項12に記載の手術用品。
  16. 上記手術縫合糸のヤング率が30,000〜180,000psiの範囲内である請求項12に記載の手術用品。
  17. パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含み、前記パラジオキサノンAブロックの含有量が5〜95モル%の範囲内であり、前記セグメント共重合体Bブロックにおけるε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比が5/95〜95/5の範囲内であるAB型ジブロック共重合体を含む手術用品。
  18. 上記手術用品が、手術用縫合糸、手術用スクリュー、手術用ステープラ、手術用クリップ、ピン、血管吻合リング、手術用メッシュ、及び補綴用装置からなる群から選択される一種である請求項17に記載の手術用品。
  19. 直線引張強度が45,000〜70,000psiの範囲内であり、結節引張強度が30,000〜50,000psiの範囲内であり、及びヤング率が30,000〜180,000psiの範囲内である請求項18に記載の手術用品。
  20. パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートを含むセグメント共重合体のBブロックを含むABA型トリブロック共重合体。
  21. 上記パラジオキサノンAブロックの含有量が10〜90モル%の範囲内である請求項20に記載のトリブロック共重合体。
  22. ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートの上記セグメント共重合体Bブロックの含有量が10〜90モル%の範囲内である請求項20に記載のトリブロック共重合体。
  23. 上記セグメント共重合体Bブロックにおけるε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比が5/95〜95/5の範囲内である請求項20に記載のトリブロック共重合体。
  24. 上記セグメント共重合体Bブロックにおけるε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比が10/90〜90/10の範囲内である請求項23に記載のトリブロック共重合体。
  25. 上記ブロック共重合体の固有粘度が、25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノールの0.1g/dL溶液で測定したとき、0.8〜4.0dL/gの範囲である請求項20に記載のトリブロック共重合体。
  26. 上記ブロック共重合体の固有粘度が、25℃で、ヘキサフルオロイソプロパノールの0.1g/dL溶液で測定したとき、1.0〜3.5dL/gの範囲である請求項25に記載のトリブロック共重合体。
  27. ヤング率が180,000psi以下である請求項20に記載のトリブロック共重合体。
  28. パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含み、前記パラジオキサノンAブロックの含有量が10〜90モル%の範囲内であり、前記セグメント共重合体Bブロックにおけるε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比が5/95〜95/5の範囲内であるABA型トリブロック共重合体。
  29. パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含むABA型トリブロック共重合体を含む手術用品。
  30. 上記手術用品が、手術用縫合糸、手術用スクリュー、手術用ステープラ、手術用クリップ、ピン、血管吻合リング、手術用メッシュ、及び補綴用装置からなる群から選択される一種である請求項29に記載の手術用品.
  31. 上記手術用縫合糸が針に付けられている請求項30に記載の手術用品。
  32. 上記手術用縫合糸の直線引張強度が45,000〜70,000psiの範囲内である請求項30に記載の手術用品。
  33. 上記手術用縫合糸の結節引張強度が30,000〜50,000psiの範囲内である請求項30に記載の手術用品。
  34. 上記手術用縫合糸のヤング率が30,000〜180,000psiの範囲内である請求項30に記載の手術用品。
  35. パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含み、前記パラジオキサノンAブロックの含有量が10〜90モル%の範囲内であり、前記セグメント共重合体Bブロックにおけるε−カプロラクトン/トリメチレンカーボネートのモル比が5/95〜95/5の範囲内であるABA型トリブロック共重合体を含む手術用品。
  36. 上記手術用品が、手術用縫合糸、手術用スクリュー、手術用ステープラ、手術用クリップ、ピン、血管吻合リング、手術用メッシュ、及び補綴用装置からなる群から選択される一種である請求項35に記載の手術用品。
  37. 直線引張強度が45,000〜70,000psiの範囲内であり、結節引張強度が30,000〜50,000psiの範囲内であり、及びヤング率が30,000〜180,000psiの範囲内である請求項35に記載の手術用品。
  38. 下記段階を含むブロック共重合体の製造方法:
    (c)ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートを重合して、セグメント共重合体ブロックを形成する段階、及び
    (d)前記セグメント共重合体ブロックをパラジオキサノン単量体と反応させて、パラジオキサノンブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体ブロックを含むブロック共重合体を形成する段階。
  39. 請求項38に記載の方法で製造された、パラジオキサノンのAブロックと、ε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメン共重合体のBブロックを含むAB型またはABA型ブロック共重合体。
  40. 下記一般式(1)で示されるポリジオキサノンのAブロックと、下記一般式(2)で示されるε−カプロラクトンとトリメチレンカーボネートのセグメント共重合体のBブロックを含むブロック共重合体:
    式中、x,y及びzは10〜104の範囲内の整数を示す。
  41. 5〜95モル%の上記Aブロック及び5〜95モル%の上記Bブロックを含むAB型ジブロック共重合体である請求項40に記載のブロック共重合体。
  42. 10〜90モル%の上記Aブロック及び10〜90モル%の上記Bブロックを含むABA型トリブロック共重合体である請求項40に記載のブロック共重合体。
JP2004517359A 2002-06-26 2003-01-23 手術用品用ブロック共重合体 Expired - Fee Related JP4022220B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20020035834 2002-06-26
PCT/KR2003/000150 WO2004003056A1 (en) 2002-06-26 2003-01-23 Block copolymers for surgical articles

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005536581A true JP2005536581A (ja) 2005-12-02
JP4022220B2 JP4022220B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=36746221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004517359A Expired - Fee Related JP4022220B2 (ja) 2002-06-26 2003-01-23 手術用品用ブロック共重合体

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20030236319A1 (ja)
EP (1) EP1516006B1 (ja)
JP (1) JP4022220B2 (ja)
KR (1) KR100529705B1 (ja)
AT (1) ATE332324T1 (ja)
AU (1) AU2003206175A1 (ja)
DE (1) DE60306652T2 (ja)
ES (1) ES2266775T3 (ja)
MX (1) MXPA04012824A (ja)
WO (1) WO2004003056A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526108A (ja) * 2006-02-10 2009-07-16 ネモサイエンス、ゲーエムベーハー 医療機器に有用なポリマー材料
JP2019505639A (ja) * 2016-01-20 2019-02-28 エシコン・インコーポレイテッドEthicon, Inc. 医療用途のためのセグメント化されたp−ジオキサノンに富むポリ(p−ジオキサノン−コ−ε−カプロラクトン)コポリマー、及びそれから作製されるデバイス

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070219568A1 (en) * 2004-12-29 2007-09-20 Samyang Corporation Monofilament, Surgical Mesh Having Improved Flexibility and Biocompatibility, and Process for Preparing the Same
KR100799572B1 (ko) * 2006-06-30 2008-01-30 한국전자통신연구원 Ims 기반 차세대 망에서의 확장된 프락시 호 세션 제어기능 블록 및 이를 이용한 이동성 관리 방법
US7662883B2 (en) * 2006-12-28 2010-02-16 The Goodyear Tire & Rubber Company Rubbery block polymers containing polylactone and rubber compounds including the same
US20090192554A1 (en) * 2008-01-29 2009-07-30 Confluent Surgical, Inc. Bioabsorbable block copolymer
WO2011059408A1 (en) * 2009-11-13 2011-05-19 Nanyang Technological University Biodegradable thermoplastic elastomers

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4052988A (en) * 1976-01-12 1977-10-11 Ethicon, Inc. Synthetic absorbable surgical devices of poly-dioxanone
US4788979A (en) * 1986-09-23 1988-12-06 American Cyanamid Company Bioabsorbable coating for a surgical article
US5120802A (en) * 1987-12-17 1992-06-09 Allied-Signal Inc. Polycarbonate-based block copolymers and devices
US5047048A (en) * 1990-01-30 1991-09-10 Ethicon, Inc. Crystalline copolymers of p-dioxanone and ε-caprolactone
CA2060635A1 (en) * 1991-02-12 1992-08-13 Keith D'alessio Bioabsorbable medical implants
US5352515A (en) * 1992-03-02 1994-10-04 American Cyanamid Company Coating for tissue drag reduction
US5371176A (en) * 1993-02-05 1994-12-06 Ethicon, Inc. Castor oil polymers
US5431841A (en) * 1993-06-23 1995-07-11 Lockhart; Ronald R. Golf equipment cleaner formulation
US5522841A (en) * 1993-05-27 1996-06-04 United States Surgical Corporation Absorbable block copolymers and surgical articles fabricated therefrom
US5403347A (en) * 1993-05-27 1995-04-04 United States Surgical Corporation Absorbable block copolymers and surgical articles fabricated therefrom
US5411554A (en) * 1993-07-20 1995-05-02 Ethicon, Inc. Liquid polymer filled envelopes for use as surgical implants
US5854383A (en) * 1997-10-06 1998-12-29 Ethicon, Inc. Aliphatic polyesters of trimethylene carbonate epsilon-caprolactone and glycolide
EP0908142B1 (en) * 1997-10-10 2006-05-03 Ethicon, Inc. Braided suture with improved knot strength and process to produce same
US6287499B1 (en) * 1998-10-09 2001-09-11 United States Surgical Corporation Process of making bioabsorbable block copolymer filaments
US6576246B1 (en) * 1999-05-24 2003-06-10 Seefar Technologies, Inc. Degradable animal chewing article possessing enhanced safety, durability and mouth-feel
US6423818B1 (en) * 1999-07-30 2002-07-23 Takehisa Matsuda Coumarin endcapped absorbable polymers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526108A (ja) * 2006-02-10 2009-07-16 ネモサイエンス、ゲーエムベーハー 医療機器に有用なポリマー材料
JP2019505639A (ja) * 2016-01-20 2019-02-28 エシコン・インコーポレイテッドEthicon, Inc. 医療用途のためのセグメント化されたp−ジオキサノンに富むポリ(p−ジオキサノン−コ−ε−カプロラクトン)コポリマー、及びそれから作製されるデバイス

Also Published As

Publication number Publication date
ATE332324T1 (de) 2006-07-15
JP4022220B2 (ja) 2007-12-12
DE60306652D1 (de) 2006-08-17
AU2003206175A1 (en) 2004-01-19
KR20040002541A (ko) 2004-01-07
MXPA04012824A (es) 2005-02-24
WO2004003056A1 (en) 2004-01-08
EP1516006B1 (en) 2006-07-05
US20030236319A1 (en) 2003-12-25
ES2266775T3 (es) 2007-03-01
KR100529705B1 (ko) 2005-11-17
EP1516006A1 (en) 2005-03-23
DE60306652T2 (de) 2007-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0440416B1 (en) Crystalline copolymers of p-dioxanone and epsilon-caprolactone
JP3556773B2 (ja) 高強度、急速被吸収性、溶融加工性のグリコリド高含有ポリ(グリコリド−コ−p−ジオキサノン)共重合体
US5133739A (en) Segmented copolymers of ε-caprolactone and glycolide
US5639851A (en) High strength, melt processable, lactide-rich, poly(lactide-CO-P-dioxanone) copolymers
JP3251768B2 (ja) 吸収性ブロックコポリマー及びそれから製造された外科用物品
AU690323B2 (en) Absorbable polymer blends
AU2013232494B2 (en) Segmented, semicrystalline poly(lactide-co-epsilon-caprolactone) absorbable copolymers
US20030139567A1 (en) Sequentially ordered biodegradable lactide (glycolide or lactide/glycolide)epsilon -caprolactone multi-block copolymer and process for the preparation thereof
EP0086613A1 (en) Copolymers of p-dioxanone and 2,5-morpholinediones and surgical devices formed therefrom having accelerated absorption characteristics
JP4022220B2 (ja) 手術用品用ブロック共重合体
JPWO2019035357A1 (ja) ポリエステルコポリマーおよびその製造方法
EP0441322B1 (en) Segmented copolymers of epsilon-caprolactone and glycolide
JP2008222768A (ja) 分岐型生分解性ポリエステル及びその製造方法
KR20150132318A (ko) 2개 이상의 카르복실산 기를 갖는 모놀 및 다이올 중합 개시제로부터 제조된 폴리락톤 중합체
WO2022091833A1 (ja) ポリマー組成物および成形体
WO2020122096A1 (ja) 医療用成形体、医療機器、神経再生誘導チューブ
JP2020092874A (ja) 医療用成形体
Bezwada et al. Poly (p-Dioxanone) and its copolymers
JP2016210894A (ja) ステレオコンプレックスマルチブロック共重合体及び成形体
US8298260B2 (en) Compliant, long-lasting absorbable monofilament sutures
CN108659472B (zh) 基于结晶温度调控ppdo力学性能和降解速率的方法
JP2022077948A (ja) ポリマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4022220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees