JP2005536477A - 発汗抑制エマルジョン組成物 - Google Patents

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Abstract

溶解した発汗抑制塩と、乳化剤と、溶解した発汗抑制塩とは異なる分散相中のブレンステッド酸基含有ポリマーとを含む油中水型エマルジョン形態の発汗抑制組成物。

Description

本発明は発汗抑制剤及び消臭剤の配合科学の分野に関する。より詳細には本発明は、油中水(w/o)型エマルジョン構造を有している高性能発汗抑制組成物に関する。
出願人らは同時係属出願PCT/EP01/13253において、発汗抑制塩と、水の存在下で該発汗抑制塩に混合されたときに発汗抑制塩のゲル化助剤として作用するブレンステッド酸基含有ポリマーとを含む高性能発汗抑制組成物を開示している。塗布前の該発汗抑制塩と該ポリマーとは物理的に互いから分離している。
発汗抑制塩とブレンステッド酸基含有ポリマーとを含む別の系が上記の同時係属出願に引用されている。しかしながら、これらの別の系はいずれも、本発明の油中水型エマルジョン組成物によって与えられる物理的安定性及び高性能の双方を同時に提供することができない。
油中水型エマルジョン組成物は従来から発汗抑制製品として使用されていた。例えば、欧州特許EP812,182(Unilever PLC)は、溶解したアルミニウム塩と揮発性シリコーンとシリコーン界面活性剤とを含む油中水型エマルジョンの形態の発汗抑制エアロゾル組成物の基剤を開示している。
我々はここに、溶解した発汗抑制塩を含む油中水型エマルジョン組成物の性能は、溶解した発汗抑制塩とは異なる相にブレンステッド酸基含有ポリマーを存在させることによって増強されることを知見した。更に、このような系は許容できる物理的安定性を有している。エマルジョン系の固有の熱力学的不安定性を考察するとき、この事実は極めて意外である。
従って、本発明の第一の目的によれば、溶解した発汗抑制塩と、乳化剤と、該溶解した発汗抑制塩とは異なる分散相中のブレンステッド酸基含有ポリマーとを含む油中水型エマルジョン形態の発汗抑制組成物が提供される。
本発明の第二の目的によれば、溶解した発汗抑制塩と乳化剤とを含む油中水型エマルジョン組成物を人体に塗布する段階を含み、該溶解した発汗抑制塩とは異なる分散相からブレンステッド酸基含有ポリマーが同時に塗布される発汗抑制方法が提供される。
本発明の第三の目的によれば、発汗抑制塩の水溶液を油連続相に乳化させる段階と、次いで、このように形成されたエマルジョンとブレンステッド酸基含有ポリマーを含む別の相とを混合する段階とを含む発汗抑制組成物の製造方法が提供される。
本発明の油中水型エマルジョン形態の発汗抑制組成物は、水性分散相に溶解した発汗抑制塩を含む。ブレンステッド酸基含有ポリマーは、塗布によって2つの成分が緊密に接触したときに発汗抑制塩の性能を増強する機能を果たす。しかしながら、塗布以前には2つの成分の緊密な接触を防止することが重要であり、このような理由でブレンステッド酸基含有ポリマーを別の相として塗布する。2つの成分間で早すぎる相互作用が生じると水不溶性の錯体が形成され、このような錯体は有効な発汗抑制剤にならない。
2つの成分を別々の組成物から塗布することによってこれらの成分間の早すぎる相互作用を防止してもよく、これも本発明による発汗抑制方法の1つである。あるいは、本発明の第一の目的である組成物を塗布してもよい。
本発明の第一の目的である組成物中では、ブレンステッド酸基含有ポリマーが、溶解した発汗抑制塩とは異なる相として存在することが必須である。これは、ブレンステッド酸基含有ポリマーを油連続相に固体として懸濁させることによって得られる。従って、1つの実施態様では、溶解した発汗抑制塩と油連続相に固体として懸濁しているブレンステッド酸基含有ポリマーとを含む油中水型エマルジョン形態の発汗抑制組成物が提供される。
本発明の第一の目的の代替実施態様では、溶解した発汗抑制塩と、乳化剤と、別の分散相として乳化されたブレンステッド酸基含有ポリマーの水溶液とを含む油中水型エマルジョン形態の発汗抑制組成物が提供される。本明細書ではこの種の組成物を“デュアル”エマルジョンと呼ぶ。このような組成物を得るためには、ポリマーが水溶性であること、好ましくは5g/lまたはそれ以上、より好ましくは10g/lまたはそれ以上、最も好ましくは50g/lまたはそれ以上の溶解度を有することが必須である。また、ポリマー溶液が油相中に乳化されることが必須である。これには、発汗抑制剤溶液の乳化に使用した乳化剤と同じ乳化剤を使用してもよくまたは異なる乳化剤を使用してもよい。
本発明の組成物は油連続相を含む。組成物はシリコーン油、炭化水素油及び/またはエステル油を含み得る。2種類以上の油が存在する場合、これらの油が混和性であるのが有利であろうが、ときには不混和性であるのが望ましい。使用前に液体組成物を振盪する必要がないように、このような組成物にはただ1つの油連続相が存在するのが好ましい。本発明の組成物はシリコーン油を含有するのが好ましく、また、シリコーン油が油連続相に含まれているのがいっそう好ましい。シリコーン油は環状でも線状でもよく、具体例としては、Dow Corningのシリコーン流体344、345、244、245、246、556及び200シリーズ、Union Carbide Corporationのシリコーン7207及び7158、General ElectricのシリコーンSF1202がある。代替的または付加的に、非シリコーン油を使用し得る。このような材料としては、鉱油、水素化ポリイソブテン、ポリデセン、パラフィン、炭素原子数少なくとも10個のイソパラフィン、脂肪族または芳香族のエステル油(例えば、イソプロピルミリステート、ラウリルミリステート、イソプロピルパルミテート、ジイソプロピルセバケート、ジイソプロピルアジペート、または、C−C18アルキルベンゾエート)がある。
本発明の組成物はまた、少なくとも1つの水性分散相を含む。(存在し得る揮発性噴射剤を除外した)全組成物中の(1つまたは複数の)水性分散相の割合は典型的には50%−90%であり、特にスティック組成物中に使用したときは50%−70%、特に液体またはクリーム/軟質固体組成物中に使用したときは75%−85%である。すべてのパーセンテージは重量%である。発汗抑制塩を含む水性分散相の平均液滴サイズは好ましくは1−25μm、より特定的には1−10μm、特に1−7μmである。組成物が更にポリマーを含む水性分散相を含むとき、この分散相の平均液滴サイズは好ましくは1−25μm、より特定的には1−10μm、特に5−7μmである。記載の平均液滴サイズは、光散乱法によって測定したSauter D(4,3)平均を意味する。
発汗抑制塩
本発明に使用するための発汗抑制塩(AP)はしばしば、特にアルミニウム塩、ジルコニウム塩及びアルミニウム−ジルコニウム混塩のような収斂性の塩から選択される。塩は無機の塩、有機アニオンとの塩、及び、錯体などである。好ましい発汗抑制塩は、アルミニウム、ジルコニウム及びアルミニウム−ジルコニウムの塩化物、オキシ塩化物及び塩酸塩である。特に好ましい発汗抑制塩は、多核性である。これは、塩のカチオンが2種以上の金属イオンを含む基に会合していることを意味する。
アルミニウムハロヒドレートは通常は一般式Al(OH).wHOによって定義され、式中のQは塩素、臭素またはヨウ素を表し、xは2−5の変数であり、x+y=6であり、wHOは可変量の水和を表す。アルミニウムクロロヒドレート(ACH)が特に好ましい有効成分である。
ジルコニウム塩は通常は一般式ZrO(OH)2−x.wHOによって定義され、式中のQは塩素、臭素またはヨウ素を表し、xは約1−2、wは約1−7であり、x及びwの双方が整数でない値でもよい。ジルコニルオキシハロゲン化物、ジルコニウムヒドロキシハロゲン化物及びそれらの組合せが好ましい。ジルコニウム塩の非限定例及びそれらの製造方法は、1975年8月4日に許諾されたSchmitzのベルギー特許第825,146号及び米国特許第4,223,010号(Rubino)に記載されている。
本発明に使用されたときAP塩は混合物として存在してもよくまたは錯体として存在してもよい。適当なアルミニウム−ジルコニウム錯体はしばしば、カルボキシレート基をもつ化合物例えばアミノ酸を含む。適当なアミノ酸の例は、トリプトファン、β−フェニルアラニン、バリン、メチオニン、β−アラニンであり、最も好ましくはグリシンである。
幾つかの実施態様では、アルミニウムハロヒドレート及びジルコニウムクロロヒドレートとグリシンのようなアミノ酸との組合せの錯体を使用するのが望ましい。これは米国特許第3,792,068号(Procter and Gamble Co.)に開示されている。これらのAl/Zr錯体のあるものは文献ではZAGという通称で呼ばれている。ZAG有効成分は一般には、2−10、特に2−6のAl/Zr比及び2.1−0.9のAl/Cl比をもつアルミニウム、ジルコニウム及びクロリドと可変量のグリシンとを含有している。この好ましい種類の有効成分はWestwood、Summit及びReheisから入手可能である。
使用し得る別の有効成分は収斂性チタン塩、例えば英国特許第2,299,506号に記載されたチタン塩である。
AP塩は好ましくは0.5−60重量%、特に5−30または40重量%、特に5または10−30または35重量%の量で本発明の組成物に含有させる。
AP塩は一般には乳化以前に水に溶解させる。AP塩の水溶液は典型的には、10−70重量%、より特定的には25−60重量%、特に40−60重量%の濃度である。別のポリマー相及び揮発性噴射剤を添加する前にAP塩溶液から形成された油中水型エマルジョンは、典型的には50%−90%という分散相の割合を有しており、特にスティック組成物中に使用されたときは50−70%、特に液体またはクリーム/軟質固体組成物中に使用されたときは75%−85%という分散相の割合を有している。すべてのパーセンテージは重量%である。
ポリマー
本発明のポリマーはブレンステッド酸基を含み、37℃またはそれ以下の温度で水例えばヒトの汗に含まれた水の存在下でAP塩と混合されたときAP塩のゲル化助剤として作用する。ゲル化補助の結果として、物質が増粘された状態になる。即ち、三成分系(ポリマー、AP塩、水)はポリマー単独またはAP塩単独の水溶液よりも高い粘度を有している。理論によって束縛されることを望んではいないが、ゲル化補助には、ポリマーのブレンステッド酸基とAP塩の水和金属カチオンとの間の化学的相互作用が関与すると考えられる。
ポリマーがゲル化助剤として作用できるか否かを判定するために簡単な試験を使用し得る。ポリマーの水溶液とAP塩の水溶液とを混合したときに粘度が向上するならばポリマーはAP塩のゲル化助剤である。
本発明の多くの実施態様では、使用されるポリマーの37℃で測定した水溶解度が好ましくは5g/lまたはそれ以上、より好ましくは10g/lまたはそれ以上、最も好ましくは50g/lまたはそれ以上である。ポリマーが水中で分散液でなく真溶液を形成するのが好ましい。このような真溶液は典型的には、Pharmacia Biotech Ultrospec 200分光光度計または同様の計器を使用して測定したときに0.2未満、好ましくは0.1未満(600nmで1cmの路長の場合)の吸光度を有している。また、ポリマーがpH7で水溶性であるのが好ましい。このpHに達するためには通常は、存在するブレンステッド酸基のある程度の量が中和される必要がある。
ポリマーが懸濁した固体として存在するとき、(特に液体組成物中では)ポリマーが水にゆっくりと溶解するのが好ましく、溶解した発汗抑制塩を含む水相中で固体の増粘または沈殿が生じる程度までポリマーが溶解するために、周囲温度で8週間、好ましくは16週間よりも長い期間を要するのが好ましい。
ポリマー中のブレンステッド酸基はプロトン化形態で存在してもよく、または、塩基として中和された形態で存在してもよい。部分中和酸性ポリマー及び完全中和酸性ポリマーの双方を本発明に使用し得る。適当なブレンステッド酸基としては、カルボン酸基、スルホン酸基、ホスホン酸基がある。カルボン酸基が特に好ましい。ブレンステッド酸基は好ましくは、ポリマー1グラムあたり0.1ミリモルよりも高い濃度、より好ましくはポリマーに対して1.0ミリモル/グラムよりも高い濃度、最も好ましくはポリマーに対して3.0ミリモル/グラムよりも高い濃度で存在する。上記に示したブレンステッド酸基の濃度は一塩基性ブレンステッド酸基に関する値であり、多塩基性ブレンステッド酸基の場合にはこれに準じて減少させる必要がある。水を加えるとブレンステッド酸基を生じる無水物またはその他の基のような潜在的ブレンステッド酸基が存在してもよい。
ポリマーが懸濁固体として存在するとき、(特に液体組成物中では)ポリマー中のブレンステッド酸基のレベルが6ミリモル/グラム未満、より好ましくは5ミリモル/グラム未満、最も好ましくは4ミリモル/グラム未満に制限されるのが好ましい。このようにするとより安定な組成物が得られる。
好ましいポリマーは有機ポリマー、特に、限定された数だけの正電荷を有している有機ポリマー、即ち、50モル%未満好ましくは25モル%未満の正電荷モノマー単位を有している有機ポリマーである。特に好ましい有機ポリマーは、非イオン性及びアニオン性のポリマーである。典型的なポリマーは、場合によってはエステル結合またはアミド結合が割り込んだ炭素主鎖を有している。
ポリマーの酸価は広汎に使用されるキャラクタリゼーション手段である。酸価は一般に、1グラムのポリマーを完全に中和させるために必要な水酸化カリウム塩基のミリグラム数に換算したポリマーの酸性度を表す。従って、測定単位はmg KOH/gという略号で表すことができる。
本発明に使用される典型的なポリマーは160よりも大きい酸価を有している。ポリマーは好ましくは、320よりも大きい酸価、より好ましくは450よりも大きい酸価を有している。特に好ましいポリマーは580よりも大きい酸価を有している。これらの酸価は、完全プロトン化状態のポリマーに基づく。即ち、“酸価”に関しては実際に使用されているポリマーの中和度は無視する。酸価は実験的に測定されてもよく、または、理論的に推定されてもよい。
後者の方法を使用するとき、ポリマー中に存在する酸無水物基を2個の酸基として計数しなければならない。このような潜在的酸基は一般に水酸化カリウムによって二酸になるまで加水分解される。
好ましいカルボン酸基は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸または無水イタコニルのようなモノマーをポリマーに混在させることによってポリマーに導入される。ブレンステッド酸基のソースが無水モノマーだけであるとき、ポリマーの使用以前に無水基を少なくとも部分的に加水分解する必要がある。上記の酸及び/または無水モノマーのいずれかの混合物を含むポリマーも有利に使用し得る。特に好ましいポリマーは、少なくとも一部がマレイン酸モノマー及び/または無水マレイン酸モノマーに由来するポリマーである。
ポリマー中に別のモノマーが含まれるのがときには望ましい。適当なモノマーとしては、メチルビニルエーテル、C−Cアルキルアクリレート及びメタクリレート、酢酸ビニル、エチレン及びプロピレンがある。このようなモノマーの混在は、ポリマーの合成、容易な処理及び/またはポリマーの配合を補助し、ゲル化助剤としてのポリマーの性能が改善され得る。
ポリマーの分子量は好ましくは500−5,000,000、より特定的には10,000−3,000,000、特に100,000−2,500,000の範囲である。適正分子量のポリマーを選択すると、配合容易性、製品の美的特性(特に製品の感触)及び製品性能などの点で有利な効果が得られる。
特に好ましいポリマーはメチルビニルエーテルとマレイン酸/無水物とのコポリマーである。
ポリマーは好ましくは、組成物の0.1−10重量%、より好ましくは0.5−5重量%、最も好ましくは1−4重量%の量で組成物に含有させる。
ポリマーが懸濁した固体として存在するとき、ポリマーの粒度は一般に0.1−200μmの範囲であり、好ましくは平均粒度3−50μmである。平均粒度は光散乱法によって測定したSauter D(4,3)平均である。
ポリマーが別の分散相として乳化した水溶液として存在するとき、好ましくは5−50重量%、より好ましくは10−30重量%、最も好ましくは15−20重量%の濃度の溶液として使用される。油中水型APエマルジョンと混合する前のポリマー塩溶液から油中水型エマルジョンを形成するとき、該油中水型エマルジョンは、典型的には50%−90%という分散相の割合、特にスティック組成物に使用するときは50%−70%、特に液体またはクリーム/軟質固体組成物中に使用するときは75%−85%という分散相の割合を有している。すべてのパーセンテージは重量%である。
AP塩対ポリマーの重量比は好ましくは25:1またはそれ以下、1:10またはそれ以上、より特定的には5:1−1:10の範囲、特に10:1−1:5の範囲である。
乳化剤
乳化剤は、溶解した発汗抑制塩を含む油中水型エマルジョンの必須成分であり、また、独立のポリマー相に伴われているであろう。乳化剤はアニオン性、カチオン性、双イオン性、または、非イオン性の界面活性剤でよい。非イオン性界面活性剤が好ましい。全組成物中の乳化剤の割合は、特に液体組成物の場合には、0.1%−5%、好ましくは0.2%−3.5%、より好ましくは0.25%−2.5%、最も好ましくは0.4%−0.6%でよい。
2−10の範囲、好ましくは3−8の範囲の全HLB値をもつ乳化剤または乳化剤の混合物を使用するのが望ましい。乳化剤の混合物は、適当な全HLBを与えるようにブレンドされた高HLB値をもつ界面活性剤と低HLB値をもつ界面活性剤とを含み得る。
高HLB乳化剤としては、ポリオキシアルキレン部分、特に2−80、特に5−60のエチレンオキシド(EO)単位を含む非イオン性のエステルまたはエーテルがある。ポリオキシプロピレン(PO)乳化剤も使用し得る。乳化剤が1つまたは複数のポリヒドロキシル化単位例えばグリセロール、ソルビトールまたはその他のある種のアルジトールを含んでもよい。乳化剤はまた、通常は炭素数約8−50、特に炭素数10−30の疎水性部分、例えば、アルキル基、アルケニル基またはアラルキル基を含んでいなければならない。疎水性部分は直鎖状または分枝状でよく、しばしば飽和しているが、不飽和でもよく、また場合によってはフッ素化していてもよい。疎水性部分は、複数の鎖長の混合物、例えば、タロウ、ラード、パーム油、ヒマワリ種油またはダイズ種油に由来する混合物を含み得る。適当な高HLB乳化剤の例は、10−25個のエチレンオキシド残基でエトキシル化されたC16−C18アルコール及びPEG−15−25ステアレートまたはジステアレートである。別の適当な例は、C10−C20脂肪酸モノ、ジまたはトリ−グリセリドである。また別の例は、8−12個のEO単位を有しているポリエチレンオキシドのC18−C22脂肪アルコールエーテルである。
典型的には2−6のHLBを有している低HLB乳化剤としては、グリセロール、ソルビトール、エリトリトールまたはトリメチロールプロパンのような多価アルコールの脂肪酸モノ−または場合によってはジ−エステルがある。脂肪アシル部分はしばしばC14−C22の範囲であり、多くの場合に飽和しており、セチル、ステアリル、アラキジル及びベヘニルなどである。具体例は、パルミチン酸またはステアリン酸のモノグリセリド、ミリスチン酸、パルミチン酸またステアリン酸のソルビトールモノまたはジエステル、ステアリン酸のトリメチロールプロパンモノエステルである。
特に組成物の連続相がシリコーン油を含む場合には、シリコーン誘導体から成る乳化剤が特に好ましい。これは親油性シリコーン鎖を有している乳化剤を意味する。このような乳化剤の例は、ジメチルポリシロキサンのポリオキシアルキレン誘導体、特に、POE、POPまたはPOE−co−POP誘導体である。このような誘導体はC−C12アルキル基で終結する。このような乳化剤はまたジメチコーンコポリオールシリコーン界面活性剤、例えば、セチルジメチコーンコポリオールとも呼ばれる。
適当な乳化剤及び乳化助剤は、AbilTM、ArlacelTM、BrijTM、CremophorTM、DehydrolTM、DehymulsTM、EmerestTM、LameformTM、PluronicTM、PrisorineTM、Quest PGPHTM、SpanTM、TweenTM、SF1228、DC3225C及びQ2−5200のような多くの商標で入手可能である。
その他の成分
場合によっては本発明の組成物にその他の成分を含有させ得る。
ある種の製品形態には構造化剤及び乳化剤が極めて望ましい。構造化剤が使用されるとき、構造化剤は好ましくは組成物の1−30重量%で存在し、乳化剤は好ましくは組成物の0.1−10重量%で存在する。ロールオン組成物中では、このような材料がロールボールによる製品のディスペンス速度のコントロールを助ける。スティック組成物中では、このような材料が溶液または懸濁液からゲルまたは固体を形成し得る。このような組成物に使用するための適当な構造化剤としては、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース系増粘剤、12−ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸のエステル、12−ヒドロキシステアリン酸のアミド、ステアリン酸、ベヘン酸及びそのジ−及びトリ−グリセリド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジブチルアミド、2−ドデシル−N,N′−ジブチル−スクシンアミド及びジベンジリデンソルビトールのような繊維形成性構造化剤がある。部分エステル化または完全エステル化された二糖、例えば、セロビオースオクタノエートも使用し得る。デキストリンパルミテートまたはC12−C30脂肪アシル基及びC12−C24脂肪アルコール残基を有している脂肪族エステル例えばセテアリールベヘネートのような構造化剤も使用し得る。ステロール(例えば、β−シトステロール)及びステロールエステル(例えば、オリザノール)も併用するときは適当である。様々な油、ワックス及び乳化剤を使用してエマルジョンのポンプスプレー、ロールオン、クリーム及びジェル組成物を形成できる。適当な乳化剤としては、steareth−2、steareth−20、steareth−21、ceteareth−20、グリセリルステアレート、セチルアルコール、セテアリールアルコール、PEG−20ステアレート及びジメチコーンコポリオールがある。懸濁液のエアロゾル、ロールオン、スティック及びクリームには、(流体組成物中の)沈降を鈍化させ非流体組成物に所望の製品粘稠度を与えるために構造化剤が必要である。適当な構造化剤としては、ステアリン酸ナトリウム、ステアリルアルコール、セチルアルコール、水素化ヒマシ油、蜜蝋、合成ワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、カンデリラ蝋、ジブチルラウロイルグルタミド、アルキルシリコーンワックス、クオタニウム−18ベントナイト、クオタニウム−18ヘクトライト、シリカ及びプロピレンカーボネートがある。上記材料のいくつかはまたある種の組成物中で懸濁化剤の機能も果たす。
揮発性噴射剤はたいていのエアロゾル組成物に使用される追加成分である。揮発性噴射剤は95−30重量%、好ましくは90−40重量%のレベルで使用され得る。本発明はまた、噴射剤を30−50または55重量%のレベルで含有する低VOCエアロゾル組成物に使用するために適当である。適当な噴射剤としては、10℃よりも低い沸点を有している液化炭化水素またはハロゲン化炭化水素ガス(特に、1,1−ジフルオロエタン及び/または1−トリフルオロ−2−フルオロエタンのようなフッ素化炭化水素)、及び、特に0℃よりも低い沸点を有しているこれらの物質がある。液化炭化水素ガス、特にC−Cの炭化水素、例えば、プロパン、イソプロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン及びイソペンタン及び2種以上のこれらの物質の混合物を使用するのが特に好ましい。
使用し得るその他の噴射剤には、ジメチルエーテルのようなアルキルエーテル、または、空気、窒素もしくは二酸化炭素のような非反応性圧縮ガスがある。
ある種の官能変性剤は本発明組成物中のまた別の望ましい成分である。このような材料は好ましくは組成物の20重量%までのレベルで使用される。皮膚緩和剤、保湿剤、揮発油、不揮発油、及び、微粒固体のような潤滑性付与成分はいずれも適当な官能変性剤のクラスである。このような材料の例としては、シクロメチコーン、ジメチコーン、ジメチコノール、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、タルク、微紛シリカ(例えば、Aerosil 200)、微粒ポリエチレン(例えば、Acumist B18)、多糖類、トウモロコシデンプン、C12−C15アルコールベンゾエート、PPG−3ミリスチルエーテル、オクチルドデカノール、C7−C14イソパラフィン、ジ−イソプロピルアジペート、イソソルビドラウレート、PPG−14ブチルエーテル、グリセロール、水素化ポリイソブテン、ポリデセン、二酸化チタン、フェニルトリメチコーン、ジオクチルアジペート及びヘキサメチルジシロキサンがある。
着香料も本発明の組成物中の望ましい追加成分である。適当な材料としては、香料油のような慣用の香料があり、また、欧州特許第545,556号及びその他の刊行物に記載されているようないわゆる消臭香料がある。混入レベルは好ましくは4重量%まで、より特定的には0.1−2重量%、特に0.7−1.7重量%である。
組成物の幾つかの成分が2つ以上の機能を有することに注目されたい。このような成分は特に好ましい追加成分であり、それらの使用はしばしば費用及び配合スペースを節減する。
含有させ得るまた別の追加成分は、着色剤、慣用の抗菌剤及び保存料例えばC−Cアルキルパラベンである。
製品形態
本発明の発汗抑制組成物は当業界で公知のいかなる形態にも製造され得る。組成物はスティック、ジェル、クリーム、ロールオン、圧迫スプレー、ポンプスプレー、またはエアロゾルの形態を有し得る。ジェル及びクリーム組成物はまとめて“軟質固体”組成物と呼ばれており、ロールオン、圧迫スプレー、ポンプスプレー及びエアロゾル組成物はまとめて“液体”組成物と呼ばれている。各製品形態はそれぞれに選択された追加成分、幾つかの必須成分及び幾つかの任意成分を含有している。上記製品形態の各々に典型的な種類の成分を対応する本発明の組成物に含有させるとよい。
製造方法
本発明の発汗抑制組成物の製造方法は、発汗抑制塩の水溶液を油連続相に乳化させる段階と、次いで、このように形成されたエマルジョンとブレンステッド酸基含有ポリマーを含む別の相とを混合する段階とを含む。一般には、ブレンステッド酸基含有ポリマーを含む別の相は油連続相中のポリマーの分散液として添加される。分散したポリマーは固体微粒子の形態でもよくまたは乳化水溶液の液滴の形態でもよい。ポリマー分散液の油連続相がこれに添加される発汗抑制塩の連続相に共通の1種または複数の油を含むのが好ましい。
本発明のデュアルエマルジョンは、ポリマー溶液及び発汗抑制塩溶液の別々のエマルジョンを調製し、2つのエマルジョンを混合することによって製造される。ポリマー相に混合する前の発汗抑制塩溶液のエマルジョンに典型的には4000rpmを上回る剪断のような高剪断混合を作用させるのが好ましい。これによって有利な安定効果が得られる。いったん形成した後、デュアルエマルジョン組成物を液体または軟質固体組成物として使用してもよく、または適当な構造化剤を存在させて冷却してスティック組成物にしてもよい。エアロゾル組成物を得るための好ましい製造手順では、デュアルエマルジョンの形成後に揮発性噴射剤を添加する。
本発明を以下の非限定実施例によって更に詳細に説明する。
Figure 2005536477
実施例1及び2を以下の手順で調製した。最初に、油相成分を合わせて室温で撹拌した。次に、剪断量を次第に増しながらAloxicoll L(ACHの50%水溶液)と水とをゆっくりと加えた。このようにして形成された油中水型エマルジョンにGantrez AN−119ポリマーの粉末を最小の剪断を伴って添加した。最後に、得られた基底組成物をアルミニウム缶に移し、標準法を使用して液化噴射ガスを添加した。
Figure 2005536477
実施例3及び4のデュアルエマルジョンエアロゾル組成物は以下の手順で調製した。最初に、表2のAPエマルジョンを実施例1及び2のAPエマルジョンの調製に使用した方法と同様の方法で形成した。これとは別に、表2のポリマーエマルジョンを慣用の方法で高剪断を使用しないで形成した。次に、必要量の2つのエマルジョンを混合してデュアルエマルジョンとし、この基剤の必要量をアルミニウム缶に移し、標準法を使用して液化噴射ガスを加えた。
実施例1及び3の発汗抑制性能の臨床評価はそれぞれ39%及び41%の発汗減少を示した。これに比べて、同じく10%のAloxicoll L(即ち、5%ACH)を含むがポリマー相を添加しない同様のエマルジョンのエアロゾル組成物では29%の発汗減少であった。実施例2及び4はそれぞれ45%及び51%の発汗減少を示した。これに比べて、同じく20%のAloxicoll L(即ち、10%ACH)を含むがポリマー相を添加しない同様のエマルジョンのエアロゾル組成物では43%の発汗減少であった。
Figure 2005536477
実施例5は実施例3及び4と同様に調製した。主な違いは、ACHエマルジョンの連続相としてFinsolv TNを使用すること、及び、その結果として、シリコーン油とエステル油との双方を含む連続相を有しているデュアルエマルジョンが得られることである。
Figure 2005536477
実施例6はポリマーエマルジョンとAPエマルジョンとを実施例3及び4に使用した方法と同様の方法で別々に調製し、次いで適正量を混合し軟質固体ディスペンサーパックに注ぐことによって製造した。
Figure 2005536477
実施例7はポリマーエマルジョンとAPエマルジョンとを別々に調製することによって製造した。85℃で水相を添加し、漸増する剪断を作用させることに2つのエマルジョンを形成した。75℃に冷却後、必要量を混合し、スティックバレルに注いだ。冷却し凝固させると最終製品が得られた。
Figure 2005536477
実施例8は、ポリマーエマルジョンとAPエマルジョンとを実施例3及び4と同様の方法で別々に調製し、次いでこれらのエマルジョンと追加の必要量のDC245とを混合することによって製造した(ポリマーエマルジョン:ACHエマルジョン:DC245=18.3:55:26.7)。

Claims (10)

  1. 溶解した発汗抑制塩と、乳化剤と、および前記溶解した発汗抑制塩とは異なる分散相中のブレンステッド酸基含有ポリマーとを含む油中水型エマルジョン形態の発汗抑制組成物。
  2. ブレンステッド酸基含有ポリマーが油連続相中に固体として懸濁している請求項1に記載の発汗抑制組成物。
  3. 異なる分散相として乳化したブレンステッド酸基含有ポリマーの水溶液を含む請求項1に記載の発汗抑制組成物。
  4. シリコーン油を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の発汗抑制組成物。
  5. 乳化剤がシリコーン誘導体である請求項1から4のいずれか一項に記載の発汗抑制組成物。
  6. 乳化剤が0.4から0.6重量%で存在する請求項1から5のいずれか一項に記載の発汗抑制組成物。
  7. ポリマー中のブレンステッド酸基のレベルが4ミリモル/g未満である請求項2に記載の発汗抑制組成物。
  8. (1つまたは複数の)水性分散相の割合が、存在し得る揮発性噴射剤を除外した全組成物の50から90重量%である請求項1から7のいずれか一項に記載の発汗抑制組成物。
  9. 溶解した発汗抑制塩と乳化剤とを含む油中水型エマルジョン組成物を人体に塗布する段階を含み、前記溶解した発汗抑制塩とは異なる分散相からブレンステッド酸基含有ポリマーが同時に塗布される発汗抑制方法。
  10. 発汗抑制塩の水溶液を油連続相に乳化させる段階と、次いで、このように形成されたエマルジョンとブレンステッド酸基含有ポリマーを含む別の相とを混合する段階とを含む発汗抑制組成物の製造方法。
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