JP2005535709A - フォトレジストとして有用な縮合4員複素環を有する多環式基を有するフッ素化モノマー、フッ素化ポリマー、および微細平版印刷のための方法 - Google Patents
フォトレジストとして有用な縮合4員複素環を有する多環式基を有するフッ素化モノマー、フッ素化ポリマー、および微細平版印刷のための方法 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、少なくとも1種のフッ素化オレフィン、縮合4員複素環を有する少なくとも1種の多環式エチレン性不飽和モノマーおよび任意選択的に他の成分を含む新規のフッ素含有コポリマーを提供する。本コポリマーは、半導体素子の製造における画像形成のための光画像形成組成物および特にフォトレジスト組成物(ポジティブワーキングおよび/またはネガティブワーキング)のために有用である。本コポリマーは、レジストおよび潜在的に多くの他の用途において基樹脂として有用である(特に短波長、例えば157nmで)高UV透過性を有するフォトレジスト組成物中で特に有用である。
Description
本発明は、少なくとも1種のフッ素化オレフィン、縮合4員複素環を有する少なくとも1種の多環式エチレン性不飽和モノマーおよび任意選択的に他の成分を含むフッ素含有コポリマーに関する。本コポリマーは、半導体素子の製造における画像形成のための光画像形成組成物および特にフォトレジスト組成物(ポジティブワーキングおよび/またはネガティブワーキング)のために有用である。本コポリマーは、レジストおよび潜在的に多くの他の用途において基樹脂として有用である(特に短波長、例えば157nmで)高UV透過性を有するフォトレジスト組成物中で特に有用である。
193nm以下の波長、特に157nmで用いるためのレジスト組成物であって、短波長で高透過性のみでなく、良好なプラズマエッチング抵抗および接着剤特性を含む重要な他の適する特性も有するレジスト組成物が決定的に必要とされている。
本発明は、構造
(式中、nは0、1または2であり、
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールであるが、
但し、R1またはR2の少なくとも1個がフッ素であるか、あるいは1個または複数のフッ素原子を含むことを条件とする)
のエチレン性不飽和環式化合物を提供する。
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールであるが、
但し、R1またはR2の少なくとも1個がフッ素であるか、あるいは1個または複数のフッ素原子を含むことを条件とする)
のエチレン性不飽和環式化合物を提供する。
本発明は、
(a)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(b)構造
(a)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(b)構造
(式中、nは0、1または2であり、
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むポリマーも提供する。
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むポリマーも提供する。
本発明は、
(a)
(i)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(ii)構造
(a)
(i)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(ii)構造
(式中、nは0、1または2であり、
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して=C(Rf)(Rf’)であるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、ハロゲンで任意選択的に置換された3員〜9員環状炭素または複素環、C1〜C5アルキルまたはC1〜C5フルオロアルキル基であるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和環式化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むフッ素含有コポリマーおよび
(b)光活性成分
を含むフォトレジスト組成物も提供する。
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して=C(Rf)(Rf’)であるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、ハロゲンで任意選択的に置換された3員〜9員環状炭素または複素環、C1〜C5アルキルまたはC1〜C5フルオロアルキル基であるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和環式化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むフッ素含有コポリマーおよび
(b)光活性成分
を含むフォトレジスト組成物も提供する。
本発明は、
(a)基材および
(b)
(i)(a’)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(b’)構造
(a)基材および
(b)
(i)(a’)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(b’)構造
(式中、nは0、1または2であり、
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和環式化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むフッ素含有コポリマーおよび
(ii)光活性成分
を含むフッ素含有コポリマーを含むフォトレジスト組成物
を含む被覆された基材も提供する。
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和環式化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むフッ素含有コポリマーおよび
(ii)光活性成分
を含むフッ素含有コポリマーを含むフォトレジスト組成物
を含む被覆された基材も提供する。
(フッ素化モノマー)
本発明のフッ素化モノマーは、構造
本発明のフッ素化モノマーは、構造
(式中、nは0、1または2であり、
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールであるが、
但し、R1またはR2の少なくとも1個がフッ素であるか、あるいは1個または複数のフッ素原子を含むことを条件とする)のエチレン性不飽和環式化合物である。
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールであるが、
但し、R1またはR2の少なくとも1個がフッ素であるか、あるいは1個または複数のフッ素原子を含むことを条件とする)のエチレン性不飽和環式化合物である。
これらのモノマーの一用途は以下に記載されるコポリマーの調製にある。
(フッ素化コポリマー)
本発明のフッ素含有コポリマーは、エチレン性不飽和炭素原子に結合された少なくとも1個のフッ素原子を含む少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位(以下で論じる)と、
構造(I)
本発明のフッ素含有コポリマーは、エチレン性不飽和炭素原子に結合された少なくとも1個のフッ素原子を含む少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位(以下で論じる)と、
構造(I)
(式中、nは0、1または2であり、
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
のエチレン性不飽和環式化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含む。
AはOまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3はH、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は合一して二重結合の一部であり、
YはCOZまたはSO2Zであり、
R4は水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
ZはOH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6はハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
のエチレン性不飽和環式化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含む。
構造(I)の好ましい化合物は、nが0であり、Aが酸素であり、R1およびR2がパーフルオロアルキルおよびCO2R6(R6はC1〜C20アルキル基である)よりなる群から選択される化合物である。
構造(I)および本発明の範囲内の代表的なモノマーの例証的であるが非限定的な幾つかの例を以下に提示する。
構造(I)(式中、n=0)の化合物は、構造(II)の不飽和化合物と以下の式で示し実施例により例示されたようなクアドリシクラン(テトラシクロ[2.2.1.02,603,5]ヘプタン)の熱付加環化反応によって調製してもよい。
反応は、ジエチルエーテルなどの不活性溶媒の存在しない状態で、または存在下で約−50℃〜約200、より典型的には約0℃〜約150℃の範囲の温度で行ってもよい。1種または複数種の試薬または溶媒の沸点または沸点より上で行われる反応に関して、密閉反応器は、典型的には、揮発性成分の損失を避けるために用いられる。技術上知られているようにn=1または2である構造(I)の化合物はn=0である構造(I)の化合物とシクロペンタジエンとの反応によって調製することが可能である。
構造(I)の化合物は、任意選択的に構造(II)と適合性である光増感剤、例えばアセトフェノンの存在下で、UV照射下で構造(II)の化合物とビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエンの反応によって調製することが可能である。
フッ素含有コポリマーもエチレン性不飽和炭素に結合された少なくとも1個のフッ素原子を含有する少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物(フルオロオレフィン)から誘導される反復単位を含む。フルオロオレフィンは2〜20個の炭素原子を含む。代表的なフルオロオレフィンには、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、弗化ビニリデン、弗化ビニル、パーフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、パーフルオロ−(2−メチルレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)、CF2=CFO(CF2)tCF=CF2(式中、tは1または2である)およびRf’’OCF=CF2(式中、Rf’’は1〜10個の炭素原子を有する飽和フルオロアルキル基である)が挙げられるが、それらに限定されない。好ましいフルオロオレフィンはテトラフルオロエチレンである。
本発明のコポリマーは他のモノマーから誘導される1個または複数の追加の反復単位を更に含むことが可能である。例えば、本発明のコポリマーはフルオロアルコール基も含むことが可能である。フルオロアルコール基は、構造
−C(Rf)(Rf’)OH
(式中、RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)である)を有するフルオロアルコール基を含有する少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導することが可能である。RfおよびRf’は部分フッ素化アルキル基または完全フッ素化アルキル基(すなわち、パーフルオロアルキル基)であることが可能である。「合一して」という用語は、RfおよびRf’が分離した別個のフッ素化アルキル基ではなく、それらが一緒に5員環の場合に以下で例示するような環構造を形成することを意味する。
−C(Rf)(Rf’)OH
(式中、RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)である)を有するフルオロアルコール基を含有する少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導することが可能である。RfおよびRf’は部分フッ素化アルキル基または完全フッ素化アルキル基(すなわち、パーフルオロアルキル基)であることが可能である。「合一して」という用語は、RfおよびRf’が分離した別個のフッ素化アルキル基ではなく、それらが一緒に5員環の場合に以下で例示するような環構造を形成することを意味する。
RfおよびRf’は、ヒドロキシルプロトンが水酸化ナトリウム水溶液または水酸化テトラアルキルアンモニウム溶液などの塩基性媒体中で実質的に除去されるように、フルオロアルコール官能基のヒドロキシル(−OH)に酸性度を付与するのに十分なフッ素化度が存在しなければならないこと除き、本発明により制限なしに部分フッ素化アルキル基であることが可能である。本発明による好ましい場合、ヒドロキシル基が5〜11のpKAを有するようにフルオロアルコール官能基のフッ素化アルキル基中に十分なフッ素置換が存在する。好ましくは、RfおよびRf’は独立して1〜5個の炭素原子を有するパーフルオロアルキル基であり、最も好ましくは、RfおよびRf’は両方ともトリフルオロメチル(CF3)である。
フルオロアルコール官能基を含有する本発明のフッ素化コポリマー、フォトレジストおよびプロセスは、構造
−XCH2C(Rf)(Rf’)OH
(式中、RfおよびRf’は上述した通りであり、Xは元素の周期律表(CAS版)の第VA族および第VIA族からの元素、例えば、酸素、硫黄、窒素およびリンである)を有することが可能である。酸素は好ましいX基である。
−XCH2C(Rf)(Rf’)OH
(式中、RfおよびRf’は上述した通りであり、Xは元素の周期律表(CAS版)の第VA族および第VIA族からの元素、例えば、酸素、硫黄、窒素およびリンである)を有することが可能である。酸素は好ましいX基である。
本発明の範囲内のフルオロアルコール官能基を含有する代表的なコモノマーの例証的であるが非限定的な幾つかの例を以下で提示する。
コポリマーは、以下の構造単位の少なくとも1個の酸含有構造単位または保護された酸含有構造単位を更に含むことが可能である。
式中、E1はHまたはC1〜C12アルキルであり、E2はCO2E3、SO3Eまたは他の酸性基であり、EおよびE3は、Hあるいは非置換C1〜C12アルキルまたはヘテロ原子置換C1〜C12アルキルである。適するヘテロ原子には、酸素、窒素、硫黄、ハロゲンおよびリンが挙げられる。ヘテロ原子が酸素である時、置換基はヒドロキシル基を含有することが可能である。アルキル基は、1〜12個の炭素原子、好ましくは1〜8個の炭素原子を含有することが可能である。特にフォトレジスト組成物中の結合剤として、使用中の水性処理性(水性現像)のために好ましい酸含有ポリマーはカルボン酸含有コポリマーである。カルボン酸基のレベルは、典型的には水性アルカリ現像剤における良好な現像のために必要とされる量を最適化することにより所定のフォトレジスト組成物について決定される。追加のモノマーはアクリレートであることが可能である。t−ブチルアクリレートなどの第三級アルキルアクリレート、2−メチル−2−アダマンチルアクリレートおよび2−メチル−2−ノルボルニルアクリレートは、上述したように画像形成のための酸感受性官能基を提供しうる。アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、グリシジルアクリレートおよび2,2,2−トリフルオロエチルアクリレートなどの他のアクリレートは、特にフォトレジスト組成物中で用いられる時、ポリマーの粘着性または溶解度を修正するために用いることが可能である。一実施形態において、t−ブチルアクリレートは酸に不安定なt−ブチルエステル基を提供するためにポリマーに組み込むことが可能である。
酢酸ビニルなどの極性モノマーも水性現像を助けるため、またはポリマー特性を修正するためにコポリマーに組み込むことが可能である。
ポリマーのフルオロアルコール基および/または他の酸基は、フッ素化アルコール基および/または他の酸基(すなわち、保護された基)をこの保護された形態にある間に酸性度を示さないように保護する保護基を含有することが可能である。一つの例証的な例として、t−ブチル基はt−ブチルエステル中の保護基であり、この保護基は遊離酸を保護する。脱保護(保護された酸の遊離酸への転化)を受ける際、エステルは対応する酸に転化される。
アルファアルコキシアルキルエーテル基は、フォトレジスト組成物中で高度の透過性を維持するためにフルオロアルコール基のための好ましい保護基である。結果としての保護されたフルオロアルコール基は構造
−C(Rf)(Rf’)O−CH2OCH2R8
を有する。この保護されたフルオロアルコールにおいて、RfおよびRf’は上述した通りであり、R8は水素あるいは1〜10個の間の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基である。保護された酸基中の保護基として有効であるアルファアルコキシアルキルエーテル基の例証的であるが非限定的な例はメトキシメチルエーテル(MOM)である。この特定の保護基を有する保護されたフルオロアルコールは、クロロメチルメチルエーテルとフルオロアルコールの反応によって得ることが可能である。
−C(Rf)(Rf’)O−CH2OCH2R8
を有する。この保護されたフルオロアルコールにおいて、RfおよびRf’は上述した通りであり、R8は水素あるいは1〜10個の間の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基である。保護された酸基中の保護基として有効であるアルファアルコキシアルキルエーテル基の例証的であるが非限定的な例はメトキシメチルエーテル(MOM)である。この特定の保護基を有する保護されたフルオロアルコールは、クロロメチルメチルエーテルとフルオロアルコールの反応によって得ることが可能である。
本発明のフルオロアルコール官能基(保護されている、または未保護)は、単独で用いることが可能であるか、あるいはカルボン酸官能基(未保護)またはカルボン酸官能基のt−ブチルエステル(保護されている)などの1個または複数の他の酸基と組み合わせて用いることが可能である。
本発明において、しばしばであるが常にとは限らず、保護された基を有する成分はポリマーに組み込まれた保護された酸基を有する反復単位である。しばしば、保護された酸基は、本発明のコポリマーを形成するために重合される1種または複数種のコモノマー中に存在する。あるいは、本発明において、コポリマーは、酸含有コモノマーとの共重合によって形成することが可能であり、それから後で、得られた酸含有コポリマー中の酸官能基は、適切な手段によって保護された酸基を有する誘導体に部分的または全体的に転化することが可能である。
本発明のフッ素含有コポリマーを重合するために好ましいプロセスはラジカル付加重合である。ジ−(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ−ジカーボネートなどの適するいかなる重合開始剤も適切な条件下で用いることが可能である。重合圧力は、約50〜約10,000psig、好ましくは約200〜約1,000psigの範囲であることが可能である。重合温度は、約30℃〜約120℃、好ましくは約40℃〜約80℃の範囲であることが可能である。適する溶媒には、1,1,2−トリクロロフルオロエタン、および1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンなどの非クロロフルオロカーボン溶媒が挙げられる。重合プロセスは、半バッチ合成によって更に強化される。半バッチ合成において、モノマー混合物の一部は反応容器に入れ、その後、分割的または連続的に、残りのモノマーおよび開始剤は重合プロセス全体を通して容器に添加される。
(フォトレジストの現像)
(PAC触媒による除去のための保護基)
((光活性成分(PAC))
本発明のフォトレジスト組成物は、現像プロセス中に化学線へ露光すると酸または塩基のいずれかを生成させることができる少なくとも1種の光活性成分(PAC)を含有する。化学線へ露光すると酸が生成する場合、PACは光酸発生剤(PAG)と呼ぶ。化学線へ露光すると塩基が生成する場合、PACは光塩基発生剤(PBG)と呼ぶ。
(PAC触媒による除去のための保護基)
((光活性成分(PAC))
本発明のフォトレジスト組成物は、現像プロセス中に化学線へ露光すると酸または塩基のいずれかを生成させることができる少なくとも1種の光活性成分(PAC)を含有する。化学線へ露光すると酸が生成する場合、PACは光酸発生剤(PAG)と呼ぶ。化学線へ露光すると塩基が生成する場合、PACは光塩基発生剤(PBG)と呼ぶ。
本発明のために適する光酸発生剤には、1)スルホニウム塩(構造III)、2)ヨードニウム塩(構造IV)および3)構造Vなどのヒドロキサム酸エステルが挙げられるが、それらに限定されない。
構造III〜IVにおいて、R9〜R11は独立して置換または非置換C6〜C20アリールあるいは置換または非置換C7〜C40アルキルアリールまたはアラルキルである。代表的なアリール基には、フェニル、ナフチルおよびアントラセニルが挙げられるが、それらに限定されない。適するヘテロ原子置換基には、1個または複数の酸素、窒素、ハロゲンまたは硫黄原子が挙げられるが、それらに限定されない。ヘテロ原子が酸素である時、置換基はヒドロキシル(−OH)またはC1〜C20アルキルオキシ(例えばC10H21O)を含有することが可能である。構造III〜IV中のアニオンQ−には、SbF6 −(ヘキサフルオロアンチモネート)、CF3SO3 −(トリフルオロメチルスルホネート=トリフレート)およびC4F9SO3 −(パーフルオロブチルスルホネート)が挙げられるが、それらに限定されない。
(現像のための官能基)
フォトレジスト組成物中で用いるために、フッ素含有コポリマーは、≦365nmの波長を有する紫外線を像様露光した後にレリーフ画像を作るためにフォトレジストを現像可能にするのに十分な官能基を含有するべきである。幾つかの好ましい実施形態において、十分な官能基は、上述したように酸基および/または保護された酸基から選択される。こうした酸基または保護された酸基は、≦365nmの波長を有する十分な紫外線を露光すると、未露光部分が塩基性溶液に不溶でありながら、露光されたフォトレジスト部分を塩基性溶液に可溶性にすることが見出された。
フォトレジスト組成物中で用いるために、フッ素含有コポリマーは、≦365nmの波長を有する紫外線を像様露光した後にレリーフ画像を作るためにフォトレジストを現像可能にするのに十分な官能基を含有するべきである。幾つかの好ましい実施形態において、十分な官能基は、上述したように酸基および/または保護された酸基から選択される。こうした酸基または保護された酸基は、≦365nmの波長を有する十分な紫外線を露光すると、未露光部分が塩基性溶液に不溶でありながら、露光されたフォトレジスト部分を塩基性溶液に可溶性にすることが見出された。
現像のために、フッ素含有コポリマー内の1個または複数の基は、光活性化合物(PAC)、親水性の酸基または塩基の基から光分解で発生する酸または塩基の触媒作用によって生じることができる保護された酸基を有する1種または複数種の成分を含有するべきである。
所定の保護された酸基は、像様露光すると光酸が生成する時、酸が脱保護および水性条件下での現像のために必要である親水性酸基の生成に触媒作用を及ぼすように酸に不安定であることに基づいて通常選択される基である。更に、フッ素含有コポリマーは保護されていない酸官能基も含有してよい。
塩基性現像剤の例には、水酸化ナトリウム溶液、水酸化カリウム溶液または水酸化アンモニウム溶液が挙げられるが、それらに限定されない。詳しくは、塩基性現像剤は、0.262N水酸化テトラメチルアンモニウム(現像は通常≦2分にわたり25℃で)または1重量%炭酸ナトリウム(現像は通常≦2分にわたり30℃の温度で)を含有する全くの水溶液などの水性アルカリ液である。
処理可能な水性フォトレジストが基材に被覆されるか、または基材に塗布され、UV線に像様露光される時、フォトレジスト組成物の現像は、フォトレジスト(または他の光画像形成可能な塗料組成物)を水性アルカリ現像剤中で処理可能にするのに十分な酸基(例えばカルボン酸基)および/または露光すると少なくとも部分的に脱保護される保護された酸基を結合剤材料が含有することを必要とする場合がある。
本発明の一実施形態において、1個または複数の保護された酸基を有するコポリマーは、光発生した酸にさらされると親水性基としてカルボン酸を生じさせる。こうした保護された酸基には、A)第三級カチオンを形成できるか、または第三級カチオンに転位できるエステル、B)ラクトンのエステル、C)アセタールエステル、D)β−環式ケトンエステル、E)α−環式エーテルエステルおよびF)MEEMA(メトキシエトキシエチルメタクリレート)ならびに非キメラ支援のゆえに容易に加水分解できる他のエステルが挙げられるが、それらに限定されない。カテゴリーA)の特定の幾つかの例は、t−ブチルエステル、2−メチル−2−アダマンチルエステルおよびイソボルニルエステルである。
典型的な酸基は、実施例により例示されたようにヘキサフルオロイソプロパノール含有モノマーの使用によって組み込んでもよいヘキサフルオロイソプロパノール基である。ヘキサフルオロイソプロパノール基の一部または全部は、例えば、酸に不安定なアルコキシメチルエーテルまたはt−ブチルカーボネートとして保護してもよい。
光発生された酸または塩基にさらされると親水性基としてアルコールを生じさせる保護された酸基を有する成分の例には、t−ブトキシカルボニル(t−BOC)、t−ブチルエーテルおよび3−シクロヘキセニルエーテルが挙げられるが、それらに限定されない。
ネガティブワーキングフォトレジスト層の場合、フォトレジスト層は、UV線に露光されない部分において現像中に除去されるが、超臨界流体または有機溶媒のいずれかを用いて現像中に露光された部分においては実質的に侵されない。
(溶解抑制剤および添加剤)
種々の溶解抑制剤を本発明において用いることが可能である。理想的には、遠および極UVレジスト(例えば193nmレジスト)のための溶解抑制剤(DI)は、所定のDI添加剤を含むレジスト組成物の溶解抑制、プラズマエッチング抵抗および粘着性挙動を含む多数の材料要求を満足させるように設計または設計/選択されるべきである。幾つかの溶解抑制化合物はレジスト組成物中で可塑剤としても役立つ。
種々の溶解抑制剤を本発明において用いることが可能である。理想的には、遠および極UVレジスト(例えば193nmレジスト)のための溶解抑制剤(DI)は、所定のDI添加剤を含むレジスト組成物の溶解抑制、プラズマエッチング抵抗および粘着性挙動を含む多数の材料要求を満足させるように設計または設計/選択されるべきである。幾つかの溶解抑制化合物はレジスト組成物中で可塑剤としても役立つ。
様々な胆汁酸塩エステル(すなわちコール酸エステル)は、本発明の組成物中のDIとして特に有用である。胆汁酸塩エステルは深UVレジストのための有効な溶解抑制剤であることが知られ、1983年のレイヒマニス(Reichmanis)らによる研究により始まった(非特許文献1)。胆汁酸塩エステルは、天然源からの入手可能性、高脂環式炭素含有率を含む幾つかの理由ならびに特に電磁スペクトルの深UV領域および真空UV領域(これも本質的に遠および極UV領域である)内でのそれらの透過性のためにDIとして特に魅力的な選択である。典型的には、それらは193nmで高透過性である。更に、胆汁酸塩エステルは、ヒドロキシル置換および官能化に応じて広範囲の疎水性適合性から親水性適合性を有するように設計できることからも魅力的なDI選択である。
本発明のための添加剤および/または溶解抑制剤として適する代表的な胆汁酸および胆汁酸誘導体には、コール酸、デオキシコール酸、リトコール酸、t−ブチルデオキシコラート、t−ブチルリトコラートおよびt−ブチル−3−α−アセチルリトコラートが挙げられるが、それらに限定されない。
本発明は、溶解抑制剤としての胆汁酸エステルおよび関連化合物の使用に限定されない。種々のジアゾナフトキノン(DNQ)およびジアゾクマリン(DC)などの溶解抑制剤の他のタイプは幾つかの用途で本発明において用いることが可能である。ジアゾナフトキノンおよびジアゾクマリンは、より高いUV線波長(例えば、365nmおよび恐らく248nm)で画像形成のために設計されたレジスト組成物中で一般に適する。これらの溶解抑制剤は、193nm以下の波長でのUV線による画像形成のために設計されたレジスト組成物中で一般に好ましくない。これらの化合物がこのUV領域内で強く吸収し、これらの低UV波長で大部分の用途のために通常十分に透過でないからである。
(溶媒)
本発明のフォトレジストは、適する溶媒、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、2−エトキシエチルアセテート、2−メトキシエチルアセテートおよびエチル3−エトキシプロピオネートなどのエーテルエステル;シクロヘキサノン、2−ヘプタノンおよびメチルエチルケトンなどのケトン;酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸メチルおよび酢酸エチルなどのエステル;プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルおよび2−メトキシエチルエーテル(ジグリム)などのグリコールエーテル;ヘキサン、トルエンおよびシクロベンゼンなどの非置換および置換炭化水素ならびに芳香族炭化水素;ならびにCFC−113(1,1,2−トリクロロトリフルオロメタン、本願特許出願人)および1,2−ビス(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)エタンなどのフッ素化溶媒にフォトレジストの成分を溶解させることにより塗料組成物として調製される。高沸点溶媒、例えば、キシレンまたは他の非置換または置換芳香族炭化水素、ベンジルエチルエーテルおよびジヘキシルエーテルなどのエーテル;ジエチレングリコールモノメチルエーテルおよびジエチレングリコールモノエチルエーテルなどのグリコールエーテル;アセトニルアセトンおよびイソホロンなどのケトン;1−オクタノール、1−ノナノールおよびベンジルアルコールなどのアルコール;酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、炭酸エチレンおよび炭酸プロピレンなどのエステル;ならびにγ−ブチロラクトンおよびδ−バレロラクトンなどのラクトンを添加することが可能である。あるいは、超臨界CO2は溶媒として有用である場合がある。これらの溶媒は、単独で、または2種以上の混合物で用いてもよい。典型的には、フォトレジストの固形物含有率は、フォトレジスト組成物の全重量の5〜50重量%の間で異なる。
本発明のフォトレジストは、適する溶媒、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、2−エトキシエチルアセテート、2−メトキシエチルアセテートおよびエチル3−エトキシプロピオネートなどのエーテルエステル;シクロヘキサノン、2−ヘプタノンおよびメチルエチルケトンなどのケトン;酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸メチルおよび酢酸エチルなどのエステル;プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルおよび2−メトキシエチルエーテル(ジグリム)などのグリコールエーテル;ヘキサン、トルエンおよびシクロベンゼンなどの非置換および置換炭化水素ならびに芳香族炭化水素;ならびにCFC−113(1,1,2−トリクロロトリフルオロメタン、本願特許出願人)および1,2−ビス(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)エタンなどのフッ素化溶媒にフォトレジストの成分を溶解させることにより塗料組成物として調製される。高沸点溶媒、例えば、キシレンまたは他の非置換または置換芳香族炭化水素、ベンジルエチルエーテルおよびジヘキシルエーテルなどのエーテル;ジエチレングリコールモノメチルエーテルおよびジエチレングリコールモノエチルエーテルなどのグリコールエーテル;アセトニルアセトンおよびイソホロンなどのケトン;1−オクタノール、1−ノナノールおよびベンジルアルコールなどのアルコール;酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、炭酸エチレンおよび炭酸プロピレンなどのエステル;ならびにγ−ブチロラクトンおよびδ−バレロラクトンなどのラクトンを添加することが可能である。あるいは、超臨界CO2は溶媒として有用である場合がある。これらの溶媒は、単独で、または2種以上の混合物で用いてもよい。典型的には、フォトレジストの固形物含有率は、フォトレジスト組成物の全重量の5〜50重量%の間で異なる。
(他の成分)
本発明の組成物は任意の追加成分を含有することが可能である。添加できる追加成分の例には、塩基、界面活性剤、解像度向上剤、定着剤、残留物減少剤、塗布助剤、可塑剤およびTg(ガラス転移温度)調整剤が挙げられるが、それらに限定されない。
本発明の組成物は任意の追加成分を含有することが可能である。添加できる追加成分の例には、塩基、界面活性剤、解像度向上剤、定着剤、残留物減少剤、塗布助剤、可塑剤およびTg(ガラス転移温度)調整剤が挙げられるが、それらに限定されない。
(プロセス工程)
微細平版印刷について、フォトレジスト組成物は、半導体工業で典型的に用いられるマクロエレクトロニックウェハなどの適する基材に塗布される。その後、溶媒は蒸発によって除去される。
微細平版印刷について、フォトレジスト組成物は、半導体工業で典型的に用いられるマクロエレクトロニックウェハなどの適する基材に塗布される。その後、溶媒は蒸発によって除去される。
(像様露光)
本発明のフォトレジスト組成物は、電磁スペクトルの紫外線領域、特に≦365nmの波長において感光性である。本発明のフォトレジスト組成物の像様露光は、365nm、248nm、193nm、157nmおよびそれ以下の波長に限定されないが、それらを含む多くの異なるUV波長で行うことが可能である。像様露光は、好ましくは、248nm、193nm、157nmまたはそれ以下の波長の紫外線で、より好ましくは、193nm、157nmまたはそれ以下の波長の紫外線で、なおより好ましくは157nmまたはそれ以下の波長の紫外線で行われる。像様露光は、レーザまたは相当装置でディジタル的に、またはフォトマスクの使用で非ディジタル的に行うことが可能である。レーザーによるディジタル画像形成は好ましい。本発明の組成物のディジタル画像形成のために適するレーザ装置には、UV出力が193nmであるアルゴンフッ素エキシマレーザ、UV出力が248nmであるクリプトンフッ素エキシマレーザまたは出力が157nmであるフッ素(F2)レーザが挙げられるが、それらに限定されない。上で論じたように、像様露光のためのより低い波長のUV線の使用がより高い解像度(下方解像度限界)に対応するので、より低い波長(例えば、193nmまたは157nm以下)の使用は、より高い波長(例えば、248nm以上)の使用より一般に好ましい。詳しくは、157nmでの画像形成は、この理由で193nmでの画像形成より好ましい。
本発明のフォトレジスト組成物は、電磁スペクトルの紫外線領域、特に≦365nmの波長において感光性である。本発明のフォトレジスト組成物の像様露光は、365nm、248nm、193nm、157nmおよびそれ以下の波長に限定されないが、それらを含む多くの異なるUV波長で行うことが可能である。像様露光は、好ましくは、248nm、193nm、157nmまたはそれ以下の波長の紫外線で、より好ましくは、193nm、157nmまたはそれ以下の波長の紫外線で、なおより好ましくは157nmまたはそれ以下の波長の紫外線で行われる。像様露光は、レーザまたは相当装置でディジタル的に、またはフォトマスクの使用で非ディジタル的に行うことが可能である。レーザーによるディジタル画像形成は好ましい。本発明の組成物のディジタル画像形成のために適するレーザ装置には、UV出力が193nmであるアルゴンフッ素エキシマレーザ、UV出力が248nmであるクリプトンフッ素エキシマレーザまたは出力が157nmであるフッ素(F2)レーザが挙げられるが、それらに限定されない。上で論じたように、像様露光のためのより低い波長のUV線の使用がより高い解像度(下方解像度限界)に対応するので、より低い波長(例えば、193nmまたは157nm以下)の使用は、より高い波長(例えば、248nm以上)の使用より一般に好ましい。詳しくは、157nmでの画像形成は、この理由で193nmでの画像形成より好ましい。
本発明のフォトレジストは、365nm(Iライン)、248nm(KrFレーザ)および特に193nm(ArFレーザ)および157nm(F2レーザ)微細平版印刷のために有用である。193nmおよび157nmでの画像形成について、ポリマーが芳香族基を実質的に含まないことが好ましい。これらが、これらの波長で大幅な線量を吸収するからである。これらのフォトレジストは、サブマイクロメートル範囲の機構サイズの画像形成を見込む際に重要である。
(基材)
本発明において用いられる基材は、ケイ素、酸化ケイ素、酸窒化ケイ素および窒化ケイ素または半導体製造において用いられる他の種々の材料であることが可能である。好ましい実施形態において、基材は、マイクロエレクトロニックウェハの形を取ることが可能である。マイクロエレクトロニックウェハは、ケイ素、酸化ケイ素、酸窒化ケイ素および窒化ケイ素から作製することが可能である。
本発明において用いられる基材は、ケイ素、酸化ケイ素、酸窒化ケイ素および窒化ケイ素または半導体製造において用いられる他の種々の材料であることが可能である。好ましい実施形態において、基材は、マイクロエレクトロニックウェハの形を取ることが可能である。マイクロエレクトロニックウェハは、ケイ素、酸化ケイ素、酸窒化ケイ素および窒化ケイ素から作製することが可能である。
特に明記がない限り、すべての温度は℃であり、すべての質量測定はグラムであり、すべての百分率は、成分モノマー反復単位のモル%として表現されるポリマー組成を除き重量%である。
クアドリシクランは、(非特許文献2)の手順を用いてノルボルナジエンの光化学異性化によって調製した。すべての実験において、純度85〜95%(残りはノルボルナジエン)のクアドリシクランを用いた。C4F9N=CFC3F7は、(非特許文献3)によって報告された合成を用いて(C4F9)3Nを接触開裂することにより調製した。(CF3)2C=NHは、(非特許文献4)によって報告された合成を用いて調製した。(CF3)2C=C=Oは、(非特許文献5)による手順を用いて調製した。2,2−ジクロロ3,3,4,4−テトラフルオロシクロブタノンは、米国特許公報(特許文献1)(本願特許出願人)(1964)におけるイングランド(D.C.England)による手順によって調製した。(CF3)2C=N−(2−F−C6H4)は、(非特許文献6)による手順により調製した。
すべての他の出発材料は商業供給業者から得たものであり、特に精製せずに用いた。
ガラス転移温度(Tg)は、20℃/分の加熱速度を用いるDSC(示差走査熱分析)によって決定し、データは第2熱から報告している。用いたDSC装置は、デラウェア州ウィルミントンのTAインストルメンツ(TA Instruments(Wilmington,DE))によって製造されたモデルDSC2910である。
157nm画像形成感度の評価は、157nm動作のために構成された「ラムダ・フィジク・コンペックス(Lambda−Physik Compex)」102エキシマレーザを用いて行う。真空紫外線透過率測定は、D2光源が装備された「マクファーソン(McPherson)」分光計を用いて行う。サンプルはCaF2基材上で幾つかの厚さで回転被覆し、透過率への基材の寄与はスペクトル分割によって近似的に除去する。
より詳しくは、ポリマーのためのすべての吸収係数測定は以下に記載した手順を用いて行うことが可能である。
1.最初に、ブリューワー・シー(Brewer Cee)(ミズーリ州ローラ)の「スピンコータ/ホットプレート(Spincoater/Hotplate)」モデル100CBでサンプルをシリコンウェハ上に回転被覆する。
a)2〜4個のシリコンウェハを異なる速度(例えば、2000、3000、4000、6000rpm)で回転させて、異なるフィルム厚さを得る。その後、被覆されたウェハを120℃で30分にわたり焼成する。その後、乾燥させたフィルムの厚さをガエトナー・サイエンティフィック(Gaertner Scientific)(イリノイ州シカゴ)のL116A楕円偏光計(400〜1200オングストローム範囲)で測定する。その後、2つの回転速度をこのデータから選択して、分光計測定のためにCaF2基材を回転させる。
b)2つのCaF2基材(直径1インチ×厚さ0.80インチ)を選択し、632重水素源、658光電子増倍器および「ケイスレー(Keithley)」485ピコアンメータを用いる「マクファーソン(McPherson)」(マサチューセッツ州ケムスフォード)分光計で各々を標準データファイルとして走らせる。
c)シリコンウェハデータa)から2つの速度を選択して(例えば、2000rpmと4000rpm)、CaF2標準基材上でサンプル材料を回転させて、所望のフィルム厚さ達成する。その後、各々を120℃で30分にわたり焼成し、サンプルスペクトルを「マクファーソン(McPherson)」分光計で集める。その後、サンプルファイルを標準CaF2ファイルによって分割する。
d)その後、GRAMS386ソフトウェアおよび「カレイダグラフ(KALEIDAGRAPH)ソフトウェアを用いて、得られた吸光率ファイルをフィルム厚さについて調節して(CaF2上のサンプルフィルムをCaF2ブランクで除す)、吸光率/ミクロン(abs/mic)を与える。
「クリアリング線量」という用語は、所定のフォトレジストフィルムが露光後に現像されるのを可能にする最小露光エネルギー密度(例えば、mJ/cm2の単位)を示す。
(実施例1)
(TCN−(O)(CF3)2の調製)
ドライアイスコンデンサ、温度計および入口管が装着された1Lフラスコに200mLの乾燥エーテル、115gのクアドリシクラン(純度80%について計算された1モル、サンプルは15%のエーテルと5%のノルボルナジエンを含有していた)を投入した。170g(1.02モル)のガス状ヘキサフルオロアセトンを内部温度を33℃未満に維持する速度でフラスコ内に導入した(約2時間)。反応混合物を周囲温度で12時間にわたり攪拌し、溶媒を真空下で除去し、残留物(260g)を真空下で蒸留して、沸点66〜67℃/26mmHgの234g(90.1%)のTCN−(O)(CF3)2を生じさせた。19F NMR(CDCl3):−69.12(3F、q;10.3Hz)、−78.63(3F、q;10.3Hz)ppm。1H NMR:1.60(1H、d)、2.42(1H、d)、2.60(1H、d)、3.21(2H、d)、4.75(1H、d)、5.91(1H、dd;5.7、3.0Hz)、6.31(1H、dd、5.7;3.4Hz)ppm。検出:C46.25、H3.04、F44.31%。
(TCN−(O)(CF3)2の調製)
ドライアイスコンデンサ、温度計および入口管が装着された1Lフラスコに200mLの乾燥エーテル、115gのクアドリシクラン(純度80%について計算された1モル、サンプルは15%のエーテルと5%のノルボルナジエンを含有していた)を投入した。170g(1.02モル)のガス状ヘキサフルオロアセトンを内部温度を33℃未満に維持する速度でフラスコ内に導入した(約2時間)。反応混合物を周囲温度で12時間にわたり攪拌し、溶媒を真空下で除去し、残留物(260g)を真空下で蒸留して、沸点66〜67℃/26mmHgの234g(90.1%)のTCN−(O)(CF3)2を生じさせた。19F NMR(CDCl3):−69.12(3F、q;10.3Hz)、−78.63(3F、q;10.3Hz)ppm。1H NMR:1.60(1H、d)、2.42(1H、d)、2.60(1H、d)、3.21(2H、d)、4.75(1H、d)、5.91(1H、dd;5.7、3.0Hz)、6.31(1H、dd、5.7;3.4Hz)ppm。検出:C46.25、H3.04、F44.31%。
(実施例2)
(TCN−(O)(CF3,CO2CH3)の調製)
60mLの乾燥エーテル中の25gの80%クアドリシクラン(0.22モル)に26g(0.17モル)のCF3C(O)C(O)OCH3を滴下したことを除き、TCN−(O)(CF3)2の調製のための手順を用いてTCN−(O)(CF3,CO2Me)を調製した。比1:2.3の2異性体の混合物として沸点119〜121℃/19mmHgの30g(73%)のTCN−(O)(CF3,CO2Me)を単離した。19F NMR(CDCl3):−80.00(s、主異性体)、−69.20(s、副異性体)。IR1754(C=O)cm−1。検出:C53.02、H4.61、F22.97。
(TCN−(O)(CF3,CO2CH3)の調製)
60mLの乾燥エーテル中の25gの80%クアドリシクラン(0.22モル)に26g(0.17モル)のCF3C(O)C(O)OCH3を滴下したことを除き、TCN−(O)(CF3)2の調製のための手順を用いてTCN−(O)(CF3,CO2Me)を調製した。比1:2.3の2異性体の混合物として沸点119〜121℃/19mmHgの30g(73%)のTCN−(O)(CF3,CO2Me)を単離した。19F NMR(CDCl3):−80.00(s、主異性体)、−69.20(s、副異性体)。IR1754(C=O)cm−1。検出:C53.02、H4.61、F22.97。
(実施例3)
(TCN−(O),(C(CF3)2)の調製)
200mLの乾燥エーテル中の32g(0.28モル)の80%クアドリシクランの溶液に53g(0.3モル)のガス状(CF3)2C=C=Oを30〜35℃で添加することにより(TCN−(O),(C(CF3)2)を調製した。溶媒の除去および粗製品(75g)の真空蒸留後に、55g(73%)のTCN−(O),(C(CF3)2)を単離した。沸点98〜99℃/19mm。19F NMR(CDCl3):−58.07(3F、m)、−53.15(3F、m)ppm。1H NMR:1.75(1H、d)、1.85(1H、d)、3.13(1H、s)、3.29(1H、s)、3.50(1H、m)、4.96(1H、d)、5.01(1H、dd、5.7、3.5Hz)、6.34(1H、dd、5.4;2.7Hz)ppm。IR:1687(C=C)cm−1。検出:C48.60、H2.89、F42.63%。
(TCN−(O),(C(CF3)2)の調製)
200mLの乾燥エーテル中の32g(0.28モル)の80%クアドリシクランの溶液に53g(0.3モル)のガス状(CF3)2C=C=Oを30〜35℃で添加することにより(TCN−(O),(C(CF3)2)を調製した。溶媒の除去および粗製品(75g)の真空蒸留後に、55g(73%)のTCN−(O),(C(CF3)2)を単離した。沸点98〜99℃/19mm。19F NMR(CDCl3):−58.07(3F、m)、−53.15(3F、m)ppm。1H NMR:1.75(1H、d)、1.85(1H、d)、3.13(1H、s)、3.29(1H、s)、3.50(1H、m)、4.96(1H、d)、5.01(1H、dd、5.7、3.5Hz)、6.34(1H、dd、5.4;2.7Hz)ppm。IR:1687(C=C)cm−1。検出:C48.60、H2.89、F42.63%。
(実施例4)
(TCN−(O)(c−C4F4Cl2)の調製)
11gのクアドリシクランに2,2−ジクロロ3,3,4,4−テトラフルオロシクロブタノン(20g、0.094モル)を30〜35℃でゆっくり(約1時間)添加することによりTCN−(O)(c−C4F4Cl2)を調製した。反応混合物を一晩攪拌し、粗製品(30g)を真空下で蒸留して、2異性体(77:33)の混合物として23g(77%)のTCN−(O)(c−C4F4Cl2)を生じさせた。沸点83.5〜84.5℃/0.06mm.19F NMR(CDCl3):主:−116.9(1F、ddd;201、10、2Hz)、−120.4(1F、dd;201、6Hz)、−120,2(2F、ABパターン、Jd=230Hz);副:−116.8(1F、ddd、115Hz)、−119.1(1F、dd、115Hz)、−121.55(1F、ddd、220;9;1Hz)、−126.6(1F、ddd、220;13;9Hz)ppm。
(TCN−(O)(c−C4F4Cl2)の調製)
11gのクアドリシクランに2,2−ジクロロ3,3,4,4−テトラフルオロシクロブタノン(20g、0.094モル)を30〜35℃でゆっくり(約1時間)添加することによりTCN−(O)(c−C4F4Cl2)を調製した。反応混合物を一晩攪拌し、粗製品(30g)を真空下で蒸留して、2異性体(77:33)の混合物として23g(77%)のTCN−(O)(c−C4F4Cl2)を生じさせた。沸点83.5〜84.5℃/0.06mm.19F NMR(CDCl3):主:−116.9(1F、ddd;201、10、2Hz)、−120.4(1F、dd;201、6Hz)、−120,2(2F、ABパターン、Jd=230Hz);副:−116.8(1F、ddd、115Hz)、−119.1(1F、dd、115Hz)、−121.55(1F、ddd、220;9;1Hz)、−126.6(1F、ddd、220;13;9Hz)ppm。
(実施例5)
(TCN−(O)(CF3、CH2Br)の調製)
60gのCF3C(O)CH2Brおよび40gのクアドリシクランを25〜90℃(3時間)で用いてTCN−(O)(CF3,CO2Me)と同じ方式でこの化合物を調製した。比1:1.4の2異性体の混合物として沸点65〜66℃/0.07mmの74g(87%)のTCN−(O)(CF3、CH2Br)を単離した。19F NMR(CDCl3):主:−80.37(s)ppm、副:−69.88(s)ppm。検出:C41.85、H3.40、F19.99%。
(TCN−(O)(CF3、CH2Br)の調製)
60gのCF3C(O)CH2Brおよび40gのクアドリシクランを25〜90℃(3時間)で用いてTCN−(O)(CF3,CO2Me)と同じ方式でこの化合物を調製した。比1:1.4の2異性体の混合物として沸点65〜66℃/0.07mmの74g(87%)のTCN−(O)(CF3、CH2Br)を単離した。19F NMR(CDCl3):主:−80.37(s)ppm、副:−69.88(s)ppm。検出:C41.85、H3.40、F19.99%。
(実施例6)
(TCN−(NH)(CF3)2の調製)
100mL中の乾燥エーテル中の50g(0.3モル)の(CF3)2C=NH、40gのクアドリシクラン(純度80%、0.35モル)の混合物を12時間にわたり100℃で保持した。粗製品の分留は、TCN−(O)(CF3)2との混合物としての沸点47〜49℃/40mmHgの3gのTCN−(NH)[(CH3)2](2異性体、比92:8)を生じさせた(比36:64)。19F NMR(CDCl3):主:−70.3(3F、q;11.5Hz)、−77.5(3F、q;11.5Hz)ppm;副:(−72.0(3F、dq)、−77.5(3F)ppm。1H NMR(CDCl3):1.5(1H、d)、2.3(2H、m)、2.6(1H)、2.8(1H、s)、3.0(1H、s)、3.8(1H、t)、5.9(1H、dd)、6.2(1H、dd)ppm。IR(KCl、原液)、3357(NH)cm−1。GC/MS:258(M+、C10H9F6N+)。
(TCN−(NH)(CF3)2の調製)
100mL中の乾燥エーテル中の50g(0.3モル)の(CF3)2C=NH、40gのクアドリシクラン(純度80%、0.35モル)の混合物を12時間にわたり100℃で保持した。粗製品の分留は、TCN−(O)(CF3)2との混合物としての沸点47〜49℃/40mmHgの3gのTCN−(NH)[(CH3)2](2異性体、比92:8)を生じさせた(比36:64)。19F NMR(CDCl3):主:−70.3(3F、q;11.5Hz)、−77.5(3F、q;11.5Hz)ppm;副:(−72.0(3F、dq)、−77.5(3F)ppm。1H NMR(CDCl3):1.5(1H、d)、2.3(2H、m)、2.6(1H)、2.8(1H、s)、3.0(1H、s)、3.8(1H、t)、5.9(1H、dd)、6.2(1H、dd)ppm。IR(KCl、原液)、3357(NH)cm−1。GC/MS:258(M+、C10H9F6N+)。
(実施例7)
(TCN−(O)(CF3、Ph)の調製)
17.4g(0.1モル)のCF3C(O)C6H5と12mLのクアドリシクランの混合物を還流(90〜110℃、18時間)させ、その後、真空蒸留することにより、この化合物を調製した。比3:1の2異性体の混合物として沸点82〜83℃/0.13mmHgの15.1g(57%)のTCN−(O)(CF3、Ph)を単離した。19F NMR(CDCl3):主:−82.16(s)、副:−72.45(s)ppm。検出:C67.69、H4.83、F21.31%。
(TCN−(O)(CF3、Ph)の調製)
17.4g(0.1モル)のCF3C(O)C6H5と12mLのクアドリシクランの混合物を還流(90〜110℃、18時間)させ、その後、真空蒸留することにより、この化合物を調製した。比3:1の2異性体の混合物として沸点82〜83℃/0.13mmHgの15.1g(57%)のTCN−(O)(CF3、Ph)を単離した。19F NMR(CDCl3):主:−82.16(s)、副:−72.45(s)ppm。検出:C67.69、H4.83、F21.31%。
(実施例8)
(TCN−(O)(F,CF2SO2F)の調製)
FC(O)CF2SO2F(72g、0.4モル)を50mLのクアドリシクランに20〜30℃でゆっくり(約2時間)添加した。反応混合物を周囲温度で2時間にわたり攪拌し、真空下で蒸留して、比66:34の2異性体の混合物として沸点75〜76℃/0.7mmHgの100g(92%)のTCN−(O)(F,CF2SO2F)を生じさせた。19F NMR(CDCl3):主:45.14(1F、m)、−111.11(1F、dt;247;3.9Hz)、−113.46(1F、dt;246Hz)、−119.27(1F、m);副:42.94(1F、m)、−96.85(1F、t、12.3Hz)、−104.58(1F、dt、246.3;5.8)、−107.56(1F、dt、246.3;4.5Hz)ppm。IR(KCl、原液)1442cm−1。検出:C39.54、H2.96%。
(TCN−(O)(F,CF2SO2F)の調製)
FC(O)CF2SO2F(72g、0.4モル)を50mLのクアドリシクランに20〜30℃でゆっくり(約2時間)添加した。反応混合物を周囲温度で2時間にわたり攪拌し、真空下で蒸留して、比66:34の2異性体の混合物として沸点75〜76℃/0.7mmHgの100g(92%)のTCN−(O)(F,CF2SO2F)を生じさせた。19F NMR(CDCl3):主:45.14(1F、m)、−111.11(1F、dt;247;3.9Hz)、−113.46(1F、dt;246Hz)、−119.27(1F、m);副:42.94(1F、m)、−96.85(1F、t、12.3Hz)、−104.58(1F、dt、246.3;5.8)、−107.56(1F、dt、246.3;4.5Hz)ppm。IR(KCl、原液)1442cm−1。検出:C39.54、H2.96%。
(実施例9)
(TFE、TCN−(O)(CF3)2ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に63.2gのTCN−(O)(CF3)2、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび2.2gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、45.5gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌する一方で、内部圧力は340psiから250psiに低下した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。ゲル化した塊を70mLのTHFの添加により溶解させた。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。52.0gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn5900、Mw14600、Tg210℃(DSC)。分析検出:C41.21%、H2.22%、F51.13%。19F NMR(δ、THF−d8)−64(TCN−(O)(CF3)2からの3F)、−78(TCN−(O)(CF3)2からの3F)、−95〜−125(TFEからの4F)。
(TFE、TCN−(O)(CF3)2ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に63.2gのTCN−(O)(CF3)2、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび2.2gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、45.5gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌する一方で、内部圧力は340psiから250psiに低下した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。ゲル化した塊を70mLのTHFの添加により溶解させた。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。52.0gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn5900、Mw14600、Tg210℃(DSC)。分析検出:C41.21%、H2.22%、F51.13%。19F NMR(δ、THF−d8)−64(TCN−(O)(CF3)2からの3F)、−78(TCN−(O)(CF3)2からの3F)、−95〜−125(TFEからの4F)。
(実施例10)
(TFE、TCN−(O)(CF3)2ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に54.0gのTCN−(O)(CF3)2、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび1.6gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、30gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌する一方で、内部圧力は269psiから190psiに低下した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。44.8gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn12400、Mw22400、Tg236℃(DSC)。分析検出:C43.06%、H2.10%、F48.91%。19F NMR(δ、THF−d8)−57.5(TCN−(O)(C(CF3)2)からの6F)、−95〜−125(TFEからの4F)。
(TFE、TCN−(O)(CF3)2ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に54.0gのTCN−(O)(CF3)2、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび1.6gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、30gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌する一方で、内部圧力は269psiから190psiに低下した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。44.8gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn12400、Mw22400、Tg236℃(DSC)。分析検出:C43.06%、H2.10%、F48.91%。19F NMR(δ、THF−d8)−57.5(TCN−(O)(C(CF3)2)からの6F)、−95〜−125(TFEからの4F)。
(実施例11)
(TFE、TCN−(O)(CF3,CO2CH3)ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に23.0gのTCN−(O)(CF3,CO2CH3)、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび0.8gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、15gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。12.6gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn5000、Mw9100、Tg109℃(DSC)。分析検出:C50.00%、H3.92%、F32.05%。19F NMR(δ、THF−d8)−(TCN−(O)(CF3,CO2CH3)からの3F)、−95〜−125(TFEからの4F)。
(TFE、TCN−(O)(CF3,CO2CH3)ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に23.0gのTCN−(O)(CF3,CO2CH3)、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび0.8gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、15gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。12.6gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn5000、Mw9100、Tg109℃(DSC)。分析検出:C50.00%、H3.92%、F32.05%。19F NMR(δ、THF−d8)−(TCN−(O)(CF3,CO2CH3)からの3F)、−95〜−125(TFEからの4F)。
(実施例12)
(TFE、TCN−(O)(F,CF2SO2F)ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に54.4gのTCN−(O)(F,CF2SO2F)、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび1.59gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、30gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。41.0gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn5600、Mw13500。19F NMR(δ、THF−d8)+45〜45(SO2F)、−85〜−125(両方のモノマーからの残留フッ素)。分析検出:C37.22%、H2.39%、F36.41%。
(TFE、TCN−(O)(F,CF2SO2F)ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に54.4gのTCN−(O)(F,CF2SO2F)、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび1.59gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、30gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。41.0gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn5600、Mw13500。19F NMR(δ、THF−d8)+45〜45(SO2F)、−85〜−125(両方のモノマーからの残留フッ素)。分析検出:C37.22%、H2.39%、F36.41%。
(実施例13)
(TCN−(O)(OC(CF3)2)の合成)
(50mLの50重量%水酸化ナトリウムと200mLの水の混合物に25gの塩素ガスを−5℃〜0℃で添加することにより調製された)水中の次亜塩素酸ナトリウムの攪拌された溶液に0.5gの(C4H9)4NHSO4を添加し、その後、100mLのエーテル中の50g(0.185モル)のTCN−(O)(OC(CF3)2)(実施例3のように調製されたもの)の溶液を0℃でゆっくり(約15分)添加した。反応混合物を周囲温度で1時間にわたり暖め、14時間にわたり攪拌した。上層を分離し、水層をエーテル(100mL×1)で抽出し、組み合わせ有機部分をMgSO4上で乾燥させ、溶媒を真空下で20〜25℃で除去して、約20%のエーテルを含有する粗製品58gを残した。残留物を40分にわたり動的真空下で周囲温度に保持した。約2%のエーテルを含有する52g(計算収率98%)の若干黄色のTCN−(O)(OC(CF3)2)酸化物が単離された。特に精製せずにこの材料を重合のために用いた。別個の実験で調製されたTCN−(O)(OC(CF3)2)酸化物のサンプル(23.5g、純度80%、残りはエーテル)を真空下で蒸留して、18g(単離収率65%)の純TCN−(O)(OC(CF3)2)酸化物を生じさせた。沸点32〜34℃/0.1mm。19F NMR(CDCl3):−68.1(3F、q;8Hz)、−70.1(3F、q;8Hz)ppm。1H NMR(CDCl3):1.8(1H、d;10Hz)、2.0(1H、d;10Hz)、3.0(1H、s)、3.1(1H、d)、3.3(1H、s)、4.7(1H、dd;5;2Hz)、6.0(1Hdd)、6.3(1H、dd)ppm。IR(KCl、液体膜):1681(w)、1452(s)cm−1。分析検出:C45.61%、H2.77%、F39.88%。C11H8F6O2。
(TCN−(O)(OC(CF3)2)の合成)
(50mLの50重量%水酸化ナトリウムと200mLの水の混合物に25gの塩素ガスを−5℃〜0℃で添加することにより調製された)水中の次亜塩素酸ナトリウムの攪拌された溶液に0.5gの(C4H9)4NHSO4を添加し、その後、100mLのエーテル中の50g(0.185モル)のTCN−(O)(OC(CF3)2)(実施例3のように調製されたもの)の溶液を0℃でゆっくり(約15分)添加した。反応混合物を周囲温度で1時間にわたり暖め、14時間にわたり攪拌した。上層を分離し、水層をエーテル(100mL×1)で抽出し、組み合わせ有機部分をMgSO4上で乾燥させ、溶媒を真空下で20〜25℃で除去して、約20%のエーテルを含有する粗製品58gを残した。残留物を40分にわたり動的真空下で周囲温度に保持した。約2%のエーテルを含有する52g(計算収率98%)の若干黄色のTCN−(O)(OC(CF3)2)酸化物が単離された。特に精製せずにこの材料を重合のために用いた。別個の実験で調製されたTCN−(O)(OC(CF3)2)酸化物のサンプル(23.5g、純度80%、残りはエーテル)を真空下で蒸留して、18g(単離収率65%)の純TCN−(O)(OC(CF3)2)酸化物を生じさせた。沸点32〜34℃/0.1mm。19F NMR(CDCl3):−68.1(3F、q;8Hz)、−70.1(3F、q;8Hz)ppm。1H NMR(CDCl3):1.8(1H、d;10Hz)、2.0(1H、d;10Hz)、3.0(1H、s)、3.1(1H、d)、3.3(1H、s)、4.7(1H、dd;5;2Hz)、6.0(1Hdd)、6.3(1H、dd)ppm。IR(KCl、液体膜):1681(w)、1452(s)cm−1。分析検出:C45.61%、H2.77%、F39.88%。C11H8F6O2。
(実施例14)
(TFE、TCN−(O)(OC(CF3)2)ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に16.1gのTCN−(O)(OC(CF3)2)、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび0.57gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、12gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。12.5gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn7700、Mw13800。19F NMR(δ、THF−d8)−68および−70.2(TCN−(O)(OC(CF3)2)からのCF3)、−95〜−125ppm(TFEからのCF2)。分析検出:C37.32%、H2.39%、F36.41%。
(TFE、TCN−(O)(OC(CF3)2)ポリマーの合成)
200mLのステンレススチール圧力容器に16.1gのTCN−(O)(OC(CF3)2)、50mLの「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcおよび0.57gの「パーカドックス(Perkadox)」(登録商標)16N開始剤を投入した。容器を密閉し、ドライアイス中で冷却し、窒素でパージし、排気し、12gのTFEを投入した。その後、容器を50℃で18時間にわたり内容物と合わせて攪拌した。容器を室温に冷却し、1気圧にベントした。追加の「ソルカン(Solkane)」(登録商標)365mfcを用いて容器内容物を除去して、リンスした。この溶液を過剰のヘキサン(650mLのヘキサンへの30〜35mL部分)に添加した。沈殿したポリマーをヘキサンで洗浄し、数時間にわたり空気乾燥させ、その後、若干窒素パージしつつ88〜90℃で真空炉内で一晩乾燥させた。12.5gの白色ポリマーが単離された。GPC分析:Mn7700、Mw13800。19F NMR(δ、THF−d8)−68および−70.2(TCN−(O)(OC(CF3)2)からのCF3)、−95〜−125ppm(TFEからのCF2)。分析検出:C37.32%、H2.39%、F36.41%。
(実施例15)
(TCN−(N)(CF3)の調製)
24g(0.25モル)のCF3CN、35gのクアドリシクラン(純度95%)の混合物を「ハステロイ(Hastelloy)」反応器に装填し、12時間にわたり100℃で保持した。短い回転バンド蒸留塔を用いて粗製品を分留すると、沸点54〜55.2℃/13mmHgの38g(78%)のTCN−(N)(CF3)が生じた。19F NMR(CDCl3):−73.8(3F、q;2Hz)ppm。1H NMR(CDCl3):1.3(1H、d;10Hz)、1.6(1H、d;10Hz)、2.7(1H、s)、3.0(2H、d)、3.8(1H、s)、6.2(2H、m)ppm。13C NMR(原液):36.7、39.8、40.1、47.2、66.4、118.4(q、276Hz)、134.5、137.0、180(q、38Hz)ppm。IR(KCl、原液):2978(s)、1615(w)、1564(w)、1460(w)cm−1。MS:187(M+、C9H8F3N+)、186(C9H7F3N+)。
(TCN−(N)(CF3)の調製)
24g(0.25モル)のCF3CN、35gのクアドリシクラン(純度95%)の混合物を「ハステロイ(Hastelloy)」反応器に装填し、12時間にわたり100℃で保持した。短い回転バンド蒸留塔を用いて粗製品を分留すると、沸点54〜55.2℃/13mmHgの38g(78%)のTCN−(N)(CF3)が生じた。19F NMR(CDCl3):−73.8(3F、q;2Hz)ppm。1H NMR(CDCl3):1.3(1H、d;10Hz)、1.6(1H、d;10Hz)、2.7(1H、s)、3.0(2H、d)、3.8(1H、s)、6.2(2H、m)ppm。13C NMR(原液):36.7、39.8、40.1、47.2、66.4、118.4(q、276Hz)、134.5、137.0、180(q、38Hz)ppm。IR(KCl、原液):2978(s)、1615(w)、1564(w)、1460(w)cm−1。MS:187(M+、C9H8F3N+)、186(C9H7F3N+)。
(実施例16)
(TCN−(O)(F2)の調製)
20g(0.3モル)のF2C=O、35gのクアドリシクラン(純度95%)および100mLの乾燥エーテルの混合物を「ハステロイ(Hastelloy)」反応器に装填し、10時間にわたり40℃で保持した。溶媒を真空下で除去し、残留物(47g)を真空下で蒸留し、沸点℃/13mmHgの11g(23%)TCN−(O)(F2)[純度96%、TCN−(O)(F2)に対して異性の特定されなかった3種の化合物(比55:39:4)4%で汚染されている(GC/MS)]を生じさせた。19F NMR(CDCl3):−61.6(1F、dd;112;5Hz):−70.8(1F、ddd、112;13;4Hz)ppm。1H NMR(CDCl3):1.6(1H、d;10Hz)、2.1(1H、d;10Hz)、2.9(1H、m)、2.9(1H、d)、3.0(1H、s)、3.2(1H、s)、4.3(1H、ddm、13;5;2Hz)、6.0(1H、dd、6;3Hz)、6.3(1H、dd、6;3Hz)ppm。13C NMR(原液):38.5(d、5Hz)、40.6(dd、4;2Hz)、44.2(d、4Hz)、48.4(dd、26;29Hz)、122.9(dd、284;289Hz)、132.6(s)、139.0(s)ppm。IR(KCl、原液):1464(m)cm−1。GC/MS:158(M+、C8H8F2O+)。
(TCN−(O)(F2)の調製)
20g(0.3モル)のF2C=O、35gのクアドリシクラン(純度95%)および100mLの乾燥エーテルの混合物を「ハステロイ(Hastelloy)」反応器に装填し、10時間にわたり40℃で保持した。溶媒を真空下で除去し、残留物(47g)を真空下で蒸留し、沸点℃/13mmHgの11g(23%)TCN−(O)(F2)[純度96%、TCN−(O)(F2)に対して異性の特定されなかった3種の化合物(比55:39:4)4%で汚染されている(GC/MS)]を生じさせた。19F NMR(CDCl3):−61.6(1F、dd;112;5Hz):−70.8(1F、ddd、112;13;4Hz)ppm。1H NMR(CDCl3):1.6(1H、d;10Hz)、2.1(1H、d;10Hz)、2.9(1H、m)、2.9(1H、d)、3.0(1H、s)、3.2(1H、s)、4.3(1H、ddm、13;5;2Hz)、6.0(1H、dd、6;3Hz)、6.3(1H、dd、6;3Hz)ppm。13C NMR(原液):38.5(d、5Hz)、40.6(dd、4;2Hz)、44.2(d、4Hz)、48.4(dd、26;29Hz)、122.9(dd、284;289Hz)、132.6(s)、139.0(s)ppm。IR(KCl、原液):1464(m)cm−1。GC/MS:158(M+、C8H8F2O+)。
(実施例17)
(TCN−(NC4F9)(F,C3F7)の調製)
8.6g(0.02モル)のC4F9N=CFC3F7と3gのクアドリシクラン(純度95%)の混合物をガラス反応器内で2日にわたり25℃で保持した。真空下で粗反応混合物を分留すると、2異性体(比88:12)の混合物として沸点53〜54℃/0.05mmHgの6.4g(61%)のTCN−(NC4F9)(F,C3F7)が生じた。分析検出:C34.12%、H1.51%、F61.09%、N2.69%。IR(KCl、原液):1467(w)cm−1。
(TCN−(NC4F9)(F,C3F7)の調製)
8.6g(0.02モル)のC4F9N=CFC3F7と3gのクアドリシクラン(純度95%)の混合物をガラス反応器内で2日にわたり25℃で保持した。真空下で粗反応混合物を分留すると、2異性体(比88:12)の混合物として沸点53〜54℃/0.05mmHgの6.4g(61%)のTCN−(NC4F9)(F,C3F7)が生じた。分析検出:C34.12%、H1.51%、F61.09%、N2.69%。IR(KCl、原液):1467(w)cm−1。
(実施例18)
(TCN−(N(2−F−C6H4))(CF3,CF3)の調製)
2.6g(0.01モル)の(CF3)2C=N−(2−F−C6H4)と3gのクアドリシクラン(純度85%)の混合物をガラス反応器内で50時間にわたり90℃で保持した。真空下で粗反応混合物を分留すると、2異性体(比98:2)の混合物として沸点76〜78℃/0.1mmHgの0.5g(14%)のTCN−(N(2−FC6H4))(CF3,CF3)が生じた。19F NMR(CDCl3)、主:−64.2(3F、m;9Hz):−72.9(3F、dq、9;4Hz)、−128.6(1F、m)ppm;副:−64.2(3F)、−79.9(3F)、−133.9(1F、m)ppm。1H NMR(CDCl3)、主:1.5(1H、d)、2.4(2H、m)、3.2(2H、d)、4.3(1H、m)、6.1(1H、dd)、6.3(1H、dd)、6.9(2H、m)、7.0(2H、m)ppm;副:1.6(1H、d)、2.4(2H、m)、3.2(2H、d)、4.8(1H、m)、6.1(1H、dd)、6.3(1H、dd)、6.9(2H、m)、7.0(2H、m)ppm。IR(KCl、原液):1506、1456cm−1。C16H12F7N。検出:C54.41、H3.34、F37.30、N4.18%。
(TCN−(N(2−F−C6H4))(CF3,CF3)の調製)
2.6g(0.01モル)の(CF3)2C=N−(2−F−C6H4)と3gのクアドリシクラン(純度85%)の混合物をガラス反応器内で50時間にわたり90℃で保持した。真空下で粗反応混合物を分留すると、2異性体(比98:2)の混合物として沸点76〜78℃/0.1mmHgの0.5g(14%)のTCN−(N(2−FC6H4))(CF3,CF3)が生じた。19F NMR(CDCl3)、主:−64.2(3F、m;9Hz):−72.9(3F、dq、9;4Hz)、−128.6(1F、m)ppm;副:−64.2(3F)、−79.9(3F)、−133.9(1F、m)ppm。1H NMR(CDCl3)、主:1.5(1H、d)、2.4(2H、m)、3.2(2H、d)、4.3(1H、m)、6.1(1H、dd)、6.3(1H、dd)、6.9(2H、m)、7.0(2H、m)ppm;副:1.6(1H、d)、2.4(2H、m)、3.2(2H、d)、4.8(1H、m)、6.1(1H、dd)、6.3(1H、dd)、6.9(2H、m)、7.0(2H、m)ppm。IR(KCl、原液):1506、1456cm−1。C16H12F7N。検出:C54.41、H3.34、F37.30、N4.18%。
本発明の例証的で好ましい実施形態の記載は本発明の範囲を制限することを意図しない。種々の修正、代替の組み立ておよび均等物は、添付した特許請求の範囲の精神および範囲から逸脱することなく用いてもよい。
Claims (44)
- 構造
Aは、OまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3は、H、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は、合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は、合一して二重結合の一部であり、
Yは、COZまたはSO2Zであり、
R4は、水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は、1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5は、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
Zは、OH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6は、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールであるが、
但し、R1またはR2の少なくとも1個がフッ素であるか、あるいは1個または複数のフッ素原子を含むことを条件とする)
を有することを特徴とするエチレン性不飽和化合物。 - nが0であり、Aが酸素であることを特徴とする請求項1に記載のエチレン性不飽和化合物。
- R1およびR2が1〜10個の炭素原子を有するパーフルオロアルキル基であるか、または合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であることを特徴とする請求項2に記載のエチレン性不飽和化合物。
- R1がCF3であり、R2がCOOR6であることを特徴とする請求項2に記載のエチレン性不飽和化合物。
- (a)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(b)構造
Aは、OまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3は、H、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は、合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は、合一して二重結合の一部であり、
Yは、COZまたはSO2Zであり、
R4は、水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は、1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5は、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
Zは、OH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6は、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むことを特徴とするコポリマー。 - (a)が2〜20個の炭素原子を含むフルオロオレフィンであることを特徴とする請求項5に記載のコポリマー。
- 前記フルオロオレフィンが、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、弗化ビニリデン、弗化ビニル、パーフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、パーフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)、CF2=CFO(CF2)tCF=CF2(式中、tは1または2である)およびRf’’OCF=CF2(式中、Rf’’は1〜10個の炭素原子を有する飽和フルオロアルキル基である)よりなる群から選択されることを特徴とする請求項7に記載のコポリマー。
- 前記フルオロオレフィンがテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項7に記載のコポリマー。
- フルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のコポリマー。
- 前記フルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基が構造
−C(Rf)(Rf’)OH
(式中、RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)n(式中、nは2〜10)である)を有するフルオロアルコール基を含む少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導されることを特徴とする請求項10に記載のコポリマー。 - RfおよびRf’がパーフルオロアルキル基であることを特徴とする請求項11に記載のコポリマー。
- 構造
−XCH2C(Rf)(Rf’)OH
(式中、RfおよびRf’は、1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、Xは元素の周期律表の第VA族および第VIA族からの元素である)のフルオロアルコール基を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のコポリマー。 - Xが酸素、硫黄、窒素およびリンよりなる群から選択されることを特徴とする請求項14に記載のコポリマー。
- 前記ヘテロ原子が酸素、窒素、硫黄、ハロゲンおよびリンよりなる群から選択されることを特徴とする請求項16に記載のコポリマー。
- 前記ヘテロ原子が酸素であり、前記置換基がヒドロキシル基を更に含有することを特徴とする請求項17に記載のコポリマー。
- 前記酸含有構造単位または保護された酸含有構造単位がカルボン酸基を含むことを特徴とする請求項16に記載のコポリマー。
- 前記酸含有構造単位または保護された酸含有構造単位が、t−ブチルアクリレート、2−メチル−2−アダマンチルアクリレート、2−メチル−2−ノルボルニルアクリレート、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、グリシジルアクリレートおよび2,2,2−トリフルオロエチルアクリレートよりなる群から選択されるモノマーから誘導されることを特徴とする請求項16に記載のコポリマー。
- 少なくとも1種の極性モノマーを更に含むことを特徴とする請求項5に記載のコポリマー。
- (a)
(i)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(ii)構造
Aは、OまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3は、H、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は、合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は、合一して二重結合の一部であり、
Yは、COZまたはSO2Zであり、
R4は、水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は、1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5は、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
Zは、OH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6は、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和環式化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むフッ素含有コポリマーおよび
(b)光活性成分
を含むことを特徴とするフォトレジスト組成物。 - (i)が2〜20個の炭素原子を有するフルオロオレフィンであることを特徴とする請求項22に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記フルオロオレフィンが、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、弗化ビニリデン、弗化ビニル、パーフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、パーフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)、CF2=CFO(CF2)tCF=CF2(式中、tは1または2である)およびRf’’OCF=CF2(式中、Rf’’は1〜約10個の炭素原子を有する飽和フルオロアルキル基である)よりなる群から選択されることを特徴とする請求項24に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記フルオロオレフィンがテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項25に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記フッ素含有コポリマーがフルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基を更に含むことを特徴とする請求項22に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記フルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基が構造
−C(Rf)(Rf’)OH
(式中、RfおよびRf’は1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)n(式中、nは2〜10)である)を有するフルオロアルコール基を含む少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導されることを特徴とする請求項27に記載のフォトレジスト組成物。 - RfおよびRf’がパーフルオロアルキル基であることを特徴とする請求項28に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記ヘテロ原子が酸素、窒素、硫黄、ハロゲンおよびリンよりなる群から選択されることを特徴とする請求項31に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記ヘテロ原子が酸素であり、前記置換基がヒドロキシル基を更に含むことを特徴とする請求項32に記載のポリマー。
- 前記酸含有構造単位または保護された酸含有構造単位がカルボン酸基を含むことを特徴とする請求項31に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記酸含有構造単位または保護された酸含有構造単位が、t−ブチルアクリレート、2−メチル−2−アダマンチルアクリレート、2−メチル−2−ノルボルニルアクリレート、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、グリシジルアクリレートおよび2,2,2−トリフルオロエチルアクリレートよりなる群から選択されるモノマーから誘導されることを特徴とする請求項34に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記フッ素含有コポリマーが少なくとも1種の極性モノマーを更に含むことを特徴とする請求項22に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記光活性成分が光酸発生剤であることを特徴とする請求項22に記載のフォトレジスト組成物。
- 溶解抑制剤を更に含むことを特徴とする請求項22に記載のフォトレジスト組成物。
- 溶媒を更に含むことを特徴とする請求項22に記載のフォトレジスト組成物。
- 前記溶媒がエーテルエステル、ケトン、エステル、グリコールエーテル、非置換および置換炭化水素、芳香族炭化水素、フッ素化溶媒および超臨界CO2よりなる群から選択されることを特徴とする請求項39に記載のフォトレジスト組成物。
- 塩基、界面活性剤、解像度向上剤、定着剤、残留物減少剤、塗布助剤、可塑剤およびTg(ガラス転移温度)調整剤よりなる群から選択される少なくとも1種の添加剤を更に含むことを特徴とする請求項22に記載のフォトレジスト組成物。
- (a)基材および
(b)
(i)(a’)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合された少なくとも1個のフッ素原子を有するエチレン性不飽和化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と、
(b’)構造
Aは、OまたはNR3であり、
R1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであり、
R3は、H、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C10アルキルまたはアルコキシ、C6〜C20アリール、Y、C(Rf)(Rf’)OR4、R5YまたはOR5Yであるか、あるいは、
R1およびR2は、合一して、任意選択的に、ハロゲンで置換されるかまたはエーテル酸素原子を組み込んだ=C(Rf)(Rf’)またはC2〜C9アルキレンであるか、あるいは、
R2およびR3は、合一して二重結合の一部であり、
Yは、COZまたはSO2Zであり、
R4は、水素または酸に不安定な保護基であり、
RfおよびRf’は、1〜10個の炭素原子を有する、同じかまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいは合一して(CF2)m(式中、mは2〜10)であり、
R5は、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキレン基であり、
Zは、OH、ハロゲン、R6またはOR6であり、
R6は、ハロゲンまたはエーテル酸素で任意選択的に置換されたC1〜C20アルキル基、またはC6〜C20アリールである)
を有するエチレン性不飽和環式化合物から誘導される少なくとも1個の反復単位と
を含むフッ素含有コポリマーおよび
(ii)光活性成分
を含むフッ素含有コポリマーを含むフォトレジスト組成物
を含むことを特徴とする被覆された基材。 - 前記基材がマイクロエレクトロニックウェハであることを特徴とする請求項42に記載の被覆された基材。
- 前記マイクロエレクトロニックウェハがケイ素、酸化ケイ素、酸窒化ケイ素および窒化ケイ素よりなる群から選択される材料を含むことを特徴とする請求項43に記載の被覆された基材。
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