JP2005529270A - コーティングを有する燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

金属製アーマチュア(172)と、境界面個所でアーマチュア(172)に結合された金属製ポペット(202)とを有する燃料噴射装置のための組立体。アーマチュアおよび/またはポペットは前記境界面個所にコーティングを含み、この場合、コーティングは、ポペットの基材および/またはアーマチュアの基材に比して高い耐食性を有する。

Description

発明の分野
本発明は燃料噴射装置に関し、より詳細には、コーティングされた構成要素を有する燃料噴射装置に関する。
関連技術の説明
従来の燃料噴射装置は、燃料噴射装置内で一緒に動くように取り付けられた金属製構成要素を含む。例えば、ある種のエアアシスト燃料噴射装置では製造中、第1の材料から成るポペットが第2の材料から成るアーマチュアの受け入れ部分に圧入される。この圧入工程の間に、ポペットおよびアーマチュアにかじりが発生し、アーマチュア表面とポペット表面との間に空洞部が生じることがしばしば起きる。ポペットがアーマチュアに圧入された後、通常これらは溶接接合される。燃料噴射装置の動作中、アーマチュアおよびポペットは燃料噴射装置内で直線往復運動を行う。ポペットおよびアーマチュアは通常、互いに対して動かないにもかかわらず、ポペットおよびアーマチュアの基材はときどき、ポペットがアーマチュアに結合されているポペット−アーマチュア境界面あるいはその付近で腐食する。異種物質、空洞部および溶接接合が、これらの従来の燃料噴射装置のポペット−アーマチュア境界面における電解腐食、空洞部腐食および粒間腐食に寄与すると考えられている。さらに、ポペット−アーマチュア境界面は応力腐食割れを起こしやすいと考えられている。何故ならばこれらの構成要素はしばしば、引張り応力および腐食性環境にさらされるからである。
発明の概要
ある種の従来の燃料噴射装置の前述した問題を考慮して、本発明の実施形態は一般に、ポペット−アーマチュア境界面におけるコーティングを含む燃料噴射装置を提供しようとし、ここでコーティングは、ポペットの基材および/またはアーマチュアの基材の腐食を減じるのを支援する。
本発明の実施形態に関連するその他の利点および特徴は、次の詳細な説明から当業者にはより容易に明らかになるであろう。当然のことながら、すべて本発明から逸脱することなしに、本発明はその他の異なった実施形態が可能であり、そのそれぞれの詳細は、様々な明瞭な態様において変更が可能である。したがってこの説明における図面はその性質上例示的であり、制限的ではないものとする。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1および図2は本発明の1つの実施形態に係る燃料噴射装置100を示す。後述のように好ましい実施形態では燃料噴射装置はエアアシスト燃料噴射装置100であり、エアアシスト燃料噴射装置100は圧縮ガスを利用して低圧液体燃料を噴霧化するように構成され、圧縮ガスおよび低圧液体燃料は一緒になって図2に示す流れfの方向に沿ってエアアシスト燃料噴射装置を通過する。図示の実施形態では燃料噴射装置100は4行程内燃機関での使用のために構成されている。しかしながら代替実施形態では燃料噴射装置は、その他の機関での作動動作のために構成される。例えば燃料噴射装置100は、2行程内燃機関での動作のために構成されてもよい。さらに燃料噴射装置100はエアアシスト燃料噴射装置である必要はない。すなわち代替実施形態では燃料噴射装置100は、圧縮ガスの助けなしに液体燃料を噴射するように構成される。
燃料噴射装置100は、管状ボビン112の周りに巻かれている導電性ワイヤから成るソレノイドコイル114を含む。ソレノイドコイル114は、それぞれ端子122に電気的に接続されている2つの端部を有する。ソレノイドコイル114は、端子122に電流を供給することにより付勢される。ソレノイド組立体のボビン112は、ソレノイドコイル114の導電体が巻かれているスプールであり、貫通孔を画成し、アーマチュア172は、後述のようにこの貫通孔内であるいはその付近で電磁的に作動される。図2に示すように燃料噴射装置100は、ポペット202、座部204、脚部166、ばね170およびスリーブ168も含む。
アーマチュア172は、ソレノイドコイル114およびアーマチュア172の組み合わせにより画成されている電磁式アクチュエータの運動部分として機能する。図2に示すようにエアアシスト燃料噴射装置100のアーマチュア172はソレノイドコイル114に対して相対的に配置され、これによってアーマチュア172が、ソレノイドコイル114により発生される磁束線にさらされるようにする。したがってアーマチュア172はソレノイドコイル114が付勢されると作動する。アーマチュア172は金属材料で構成され、好ましくは強磁性材料、例えば鉄、ニッケルおよびコバルト合金などから形成されている。特に好ましい実施形態ではアーマチュア172は例えば430FRステンレス鋼などのフェライトステンレス鋼から形成される。その他の適切なフェライトステンレス鋼は405、409、429、430FSe、434、436、442および446標準ステンレス鋼を含む。アーマチュア172は鋳造、成形、鍛造、機械加工および/またはその他の従来の金属加工プロセスにより製作される。図示のアーマチュア172はスリーブ168に対しても相対的に配置され、これによってスリーブが、アーマチュアが動く際にアーマチュアを案内するようにする。代替実施形態では燃料噴射装置100はスリーブ168を含まず、アーマチュアの運動は支承部により案内されない。図示のアーマチュア172は導管180を含み、導管180はキャップ190から液体燃料およびガスを受け入れ、ポペット202の入口182へ液体燃料とガスとの混合物を輸送する。代替実施形態では導管180はアーマチュア172を通って伸びていない。さらなる実施形態ではアーマチュアは導管180を含まない。この代替実施形態では液体燃料はアーマチュアの外部を流れて燃料噴射装置100の下流へ到る。
後述するが、ポペット202は境界面個所でアーマチュア172に結合されている。ポペット202はアーマチュア172に結合されているので、ポペットは、ソレノイドコイル114を付勢することによりアーマチュアが作動されるとアーマチュアと一緒に動く。ポペット202は、燃料噴射装置100からの燃料の排出を制御するために開閉する部材である。ポペット202は開閉するとき座部204のチャネル208内で往復する。図示の実施形態ではポペット202は軸部212および頭部214を含む。頭部214は衝撃面220を含み、衝撃面220は燃料噴射装置が閉じると座部204に当接し、燃料噴射装置が開くと座部204から離れる。この好ましい実施形態では衝撃面220は傾斜した環状面を含み、傾斜した環状面は座部204の表面に接触して、ポペット202と座部204との間にシールを画成する。ポペット202は例えば鉄、アルミニウム、チタンおよびそれらの合金などの金属材料から製作される。1つの実施形態ではポペット202はオーステナイト、フェライトあるいはマルテンサイトステンレス鋼である。好ましい実施形態ではポペットは400シリーズステンレス鋼から形成されている。アーマチュア172のようにポペット202は鋳造、成形、鍛造、機械加工および/またはその他の従来の金属加工プロセスにより製作される。
図示の実施形態ではポペット202は、ポペット202の入口182から、頭部214の上流に配置されているポペット出口232まで延びる内側チャネル210を含む。この好ましい実施形態ではポペット202は4つのスロット状出口232を含み、スロット状出口232は互いから等距離離れ、ポペット202の長手軸に対してほぼ横断方向に配置されている。ポペット202は4つのスロット状出口232を有するのが好ましいが、その他の構成形態でもよい。例えばポペット202は1つのスロット状出口、2つの円形出口、5つの楕円形出口あるいは10個のピン寸法出口を含むことも可能である。ポペット202の代替実施形態は入口182、出口232および内側チャネル210を含む必要はない。
前述のように頭部214の衝撃面220は、ソレノイドコイル114が付勢されていないとき、座部204に当接して座している。アーマチュア172がソレノイドコイル114を付勢することにより作動されるとポペット202は、アーマチュア172と一緒に動き、これによって頭部214は燃料噴射装置100から遠ざかる方向に座部204から持ち上げられるようになる。したがってポペット202は外方へ開くポペットである。頭部214が座部204から持ち上げられると頭部214と座部204との間のシールが破断され、これによって、出口232から出る液体燃料およびガスは燃料噴射装置100から出るようになっている。燃料噴射装置100の代替実施形態ではポペット202は中実である。すなわちポペット202は内側チャネル210が無い。この中実ポペット実施形態では液体燃料は、多くの従来の燃料噴射装置で通例のようにポペットの外部を移動する。別の実施形態ではポペット202は内方へ開くポペットである。すなわち、燃料噴射装置から燃料を排出するためにポペットおよびアーマチュアは流れfの方向と反対の方向に動く。これによってポペット214は座部204から内方へ持ち上がって、燃料噴射装置から燃料を排出するようになっている。
ポペット202の運動は支承部175により案内され、支承部175は、燃料噴射装置100を貫流する液体燃料およびガスの流れfの方向に対して出口232の上流に配置されている。したがって座部204は支承面を含み、この支承面はポペット202の対応する支承面と係合して、ポペットの運動を案内する。座部204はポペット運動のための支承面として機能するとともに、ポペット202が開閉するときに頭部214の衝撃を吸収するので、座部204は好ましくは、例えば硬化440ステンレス鋼などの耐磨耗性かつ耐衝撃性材料から製作される。代替実施形態では座部204は、ポペットの運動を案内する支承面を含む必要はない。例えばポペット202の運動は座部204の上流のその他の個所で案内されることも可能である。代替実施形態では燃料噴射装置は座部204とポペット202との間の支承面およびアーマチュア172とスリーブ168との間の支承面とを含む。
図2にさらに示されているようにポペット202は脚部166の細長チャネル165内で動く。脚部166は細長体であり、ポペット202はこの細長体を通過して往復運動し、この細長体は座部204を支持する。ポペット202が通過する脚部166の内側チャネル165も、圧縮ガスのための2次流路として機能する。したがって頭部214が座部から持ち上がると、圧縮ガスはポペット202の外側だが脚部166の内側を流れて、出口232から出る液体燃料およびガスを噴霧化するのを支援する。代替実施形態では脚部166および座部204は単一の一体部材から形成され、これによってこの脚部は図示の座部204と同一の表面を画成して同一の機能を果たすようになっている。
ばね170はアーマチュア172と脚部166との間に配置されている。より詳細にはばね170は、脚部166の細長チャネル165と同心の脚部166の凹状孔171内に配置されている。孔171はアーマチュア172に面し、ばね170のための座部を画成している。ばね170は、アーマチュア172に当接する第1の端部と、脚部166に当接する第2の端部とを有する圧縮ばねである。孔171の底部はばねの下流端部のための座部を画成し、アーマチュア172内の凹部ばね170の上流端部のための座部を画成している。ばね170は、アーマチュア172が脚部166から遠ざかるようにアーマチュア172を偏らせるように機能する。ソレノイドコイル114が付勢されていないとき、ばね170はアーマチュア172が脚部166から遠ざかるようにアーマチュア172を偏らせ、このようにしてポペット202は、頭部214が座部204に当接する閉じ位置に維持される。しかしながら、ソレノイドコイル114が付勢されると、電磁力によりアーマチュア172はばねの偏り力を克服し、これによってアーマチュア172は脚部166の停止面167に当接するまで脚部166へ向かって動く。ソレノイドコイル114が滅勢されると電磁力が除去され、ばね170は再びアーマチュア172が停止面167から遠ざかるようにアーマチュア172を押し戻す。当然のことながら燃料噴射装置100の代替実施形態でばね170は異なる位置に配置されるであろうが、それでも本発明の範囲内にある。例えば燃料噴射装置の内方へ開く1つの実施形態ではばね170はアーマチュアの上流端部に配置され、アーマチュアが脚部166に近づくようにアーマチュアを偏らせる。
この好ましい実施形態では燃料噴射装置100はキャップ190も含み、キャップ190は、圧縮ガスおよび液体燃料のためのエアアシスト燃料噴射装置100への入口を画成する。キャップ190は、アーマチュア172の通路180へ液体燃料およびガスを導くように機能する。キャップ190は、主に液体燃料を受け入れる入口を有する1つの燃料通路192と、主に圧縮ガスを受け入れる入口をそれぞれ有する4つのガス通路194とを含む。液体燃料通路192はキャップ190の中央軸に沿って配置され、ガス通路194は液体燃料通路192の周りの周縁に互いに等間隔に配置されている。エアアシスト燃料噴射装置100の代替実施形態はキャップ190を含む必要はなく、キャップ190の代替実施形態はより多いまたはより少ない数の通路192、194を含んでも良い。
前述のように図示の燃料噴射装置100は例えば空気などの圧縮ガスを利用して低圧燃料を噴霧化する。機関内に設置されるとき、燃料噴射装置100は、燃料噴射装置100を出た噴霧化低圧燃料が、内部燃焼室すなわち機関における燃焼が行われる部分に供給されるように配置され、燃焼室は通常ピストン頂部とシリンダヘッドの間のシリンダ容積部であるが、燃焼室はこの容積部の外部の離れたキャビティまで延びることもある。例えば燃料噴射装置100は4行程内燃機関ヘッドのキャビティ内に配置され、これによって燃料噴射装置は計量された量の噴霧化液体燃料を4行程内燃機関の燃焼シリンダへ供給し、燃焼シリンダで噴霧化液体燃料はスパークプラグなどにより点火されるようにすることも可能である。
燃料噴射装置100はエアアシスト燃料噴射装置であるので、典型的な構成形態ではエアアシスト燃料噴射装置100は従来の燃料噴射装置(図示なし)に隣接して配置され、燃料噴射装置は計量された量の燃料をエアアシスト燃料噴射装置に供給する。従来の燃料噴射装置はレールのキャビティ内または機関のヘッド内キャビティ内部に配置されて良い。エアアシスト燃料噴射装置100が「エアアシスト」と名づけられているのは、エアアシスト燃料噴射装置100は圧縮空気を利用して液体燃料を噴霧化するからである。エアアシスト燃料噴射装置100は圧縮空気により液体ガソリンを噴霧化するのが好ましいが、当然のことながらエアアシスト燃料噴射装置100は、任意に様々なガスにより多数のその他の液状可燃性の形のエネルギーを噴霧化できる。例えばエアアシスト燃料噴射装置100は圧縮ガス状酸素、プロパンあるいは排気ガスによりケロシンあるいは液体メタンを噴霧化できる。したがって「エアアシスト」という用語は技術用語であり、本明細書においてエアアシスト燃料噴射装置100は圧縮空気のみで使用されることを規定するのではないものとする。前述のように代替実施形態では燃料噴射装置100は、ガスの助けなしに燃料を供給するように構成されているのでエアアシスト燃料噴射装置ではない。
前述のようにかつ図5に最良に示されているようにポペット202とアーマチュア172とは、境界面個所177でそれぞれに対して互いに結合されており、境界面個所177は、アーマチュア172とポペット202とが互いに当接する個所である。アーマチュア172の図示の実施形態では導管180は、ポペット202の円筒形端部部分203を受け入れる円筒形部分すなわち凹部173を含み、これによって境界面個所177はアーマチュアとポペットとの間の円筒形接合部となるようになっている。燃料噴射装置100の製造中、ポペット202は、アーマチュア172の円筒形凹部173にポペットの端部203を圧入することによりアーマチュア172に結合されている。次いでポペット202とアーマチュア172とは好ましくはYAGレーザ溶接を使用して溶接接合される。しかしながら代替取り付け法も考えられる。例えばポペット202は、締まりばめ、接着剤、螺合による取り付け、キーとキー溝による取り付け、止め輪による取り付け、電子ビーム溶接あるいは超音波溶接など、その他の方法を単独に使ってアーマチュア172に結合されことも可能である。
前述のようなある種の従来の燃料噴射装置のポペット−アーマチュア境界面個所は腐食の影響を受け易い。本発明の実施形態は、ポペット202および/またはアーマチュア172上の全体に、または少なくとも境界面個所177部分にコーティング205を含ませることによりこの問題に取り組む努力をしている。
コーティング205は境界面個所177におけるポペット202および/またはアーマチュア172の表面上に広がって結合された物質の層であり、各々が同一の作業環境にさらされるとするとポペットの基材および/またはアーマチュアの基材に比して耐食性が高い(すなわち、1年当たりのミル単位侵食度が低い)。コーティング205の耐食性がこのように高いので(コーティング205なしのアーマチュア172の基材および/またはポペット202の基材に対して測定して)、次のタイプの腐食のうちの1以上に対して耐性が高い可能性がある:一定不変の腐食破壊;電解腐食;隙間腐食;孔食;粒間腐食;侵食腐食;および応力腐食割れ。コーティング205は施されると固相すなわち非液体であり、例えば有機コーティング、無機コーティングおよび金属コーティングなど1回以上多数回のコーティングによって耐食性が向上する。適切な有機コーティングは乾燥塗料、ワニス、ラッカおよび合成樹脂などを含んでいる。適切な無機コーティングは乾燥エナメル、酸化物およびリン酸転化物を含んでいる。適切な金属コーティングの例は、スズベースコーティング、カドミウムベースコーティング、金ベースコーティング、銀ベースコーティング、白金ベースコーティング、アルミニウムベースコーティング、チタンベースコーティング、亜鉛ベースコーティング、クロムベースコーティング、ニッケルベースコーティング、炭素ベースコーティング、鉄ベースコーティングおよびその他周知のコーティングを含む。いくつかの好ましい種類の金属コーティングの例は、窒化クロムコーティング、亜リン酸ニッケルコーティング、ダイヤモンド様炭素コーティング、ニッケルコーティングおよび窒化鉄コーティングを含む。適切なコーティングは、高温あるいは冷温浸漬法、電気めっき法、吹付け法および溶液からの析出法により施される。図示の実施形態ではコーティング205は好ましくは、米国ペンシルバニア州所在のArmoloy社からARMOLOY−TDCとして市販されているクロムベースコーティングであり、電気化学浴によりポペット202の端部部分203の円筒形外面上に析出される。コーティング205は好ましくは極端部すなわち最遠位端部179から、流れfの方向に関して測定されて境界面個所177の下流の個所まで延びる。したがって図示の実施形態ではコーティング205は最遠位端部179から10mm下流まで延び、その位置は境界面個所177の最下流端部から約6mm下流である。代替実施形態ではコーティング205は境界面個所177の下流までは延びていない。さらなる実施形態ではコーティング205はポペット205の外面全体を覆う。
代替実施形態ではポペット202はコーティング205を含まないで、ポペット202を受け入れるアーマチュア172の凹部173がコーティング205を含む。例えば1つの実施形態では導管180の凹部173の内側円筒形表面169はコーティング205によりコーティングされる。さらなる実施形態ではポペット202の端部部分203とアーマチュア172の凹部173はそれぞれ同一のあるいは異なるコーティング205を含む。
コーティング205により境界面個所でアーマチュア表面とポペット表面とのうちの少なくとも1つをコーティングすることにより、結合された構成要素が腐食される可能性はいくつかの従来の構成形態に比して低くなる。さらにコーティング205は構成要素にある程度の潤滑性を与え、これによって、いくつかの従来設計における腐食発生の一助になっていると考えられるポペット202がアーマチュア172に挿入される(あるいはその逆の)とき生じるかじり量が低減される。
図7〜10は、1つの好ましいコーティングの有効性を確認する試験の結果を示す。2μmのクロムベースコーティング(ARMOLOY−TDCとして市販されているもの)が、蒸着法により数個の試験ポペット202aの端部部分外面に施された。コーティング205は試験ポペット202aの極端部すなわち最遠位端部から、流れfの方向に関して測定して境界面個所から約15mm下流にある個所まで延びていた。次いでコーティング済み試験ポペット202aの各々は、アーマチュアの円筒形凹部にコーティング済み試験ポペットの端部部分が圧入され、次いでYAGレーザ溶接を使用してアーマチュアにポペットを溶接することによりアーマチュア172aに結合された。数個の対照実験ポペット202bすなわち未コーティングポペットも、前述の標準プロセスを使用してアーマチュア172bに結合された。次いで対照実験用のポペット−アーマチュア組み合わせは、ASTMB−117に従って48時間塩水噴霧環境にさらされた。次いで対照実験用の組み合わせは洗浄されて、30日間周囲環境に置かれた。一般的に述べて、試験の終了時、未コーティング対照実験用のポペット−アーマチュア組合わせは、ポペット−アーマチュア境界面個所におけるポペットおよびアーマチュアの基材に有意の量の腐食を見た。説明のために図7および8は、未コーティング対照実験用ポペット−アーマチュア組合わせのうちの1つにおける(90倍拡大された)ポペット−アーマチュア境界面個所の異なる部分における腐食を示す。逆に、コーティング済み対照実験用のポペット−アーマチュア組み合わせは、対照標本に比して境界面個所におけるポペットあるいはアーマチュアの基材に有意の量の腐食は生じなかった。説明のために図9および10は、コーティング済み対照実験用ポペット−アーマチュア組合わせのうちの1つにおける(90倍拡大された)ポペット−アーマチュア境界面個所における複数の部分を示す。
図11〜18は、ポペット1202、2202、3202、4202の代替実施形態と、本発明の実施形態に係る燃料噴射装置のアーマチュアとを示す。ポペット202およびアーマチュア172の構成要素、利点および機能に関する前述の説明は、ポペット1202、2202、3202および4202とアーマチュア1172、2172、3172および4172にも当てはまる。このように図11〜18のポペットおよびアーマチュアの構成要素および特徴は、ポペット202およびアーマチュア172の参照番号に千の何倍かを加算したものに対応する参照番号が割り当てられている。図11〜18のポペット1202、2202、3202、4202およびアーマチュア1172、2172、3172、4172は、後述のように付加的な特徴および固有の機能も有する。
図11および図12は、本発明に係る燃料噴射装置のアーマチュア1172に結合されたポペット1202の別の実施形態を示す。この実施形態ではポペット1202は内側チャネルすなわち凹部1210を含む。チャネル1210はポペットの出口まで延びるか、またはアーマチュア1172を受け入れるのに充分な量だけポペット内の一部に入り込んでいる。内側チャネル1210は、アーマチュア1172の円筒形端部部分1185を受け入れる円筒形部分1209を含み、これによって境界面個所1177はポペット1202とアーマチュアとの間の円筒形接合部となっている。前述の実施形態と同様、アーマチュア1172は、締まりばめ、接着剤、螺合による取り付け、キーとキー溝による取り付け、止め輪取り付けあるいは溶接などによりポペット1202に結合される。この実施形態ではポペット1202の円筒形部分1209の内径はコーティング1205を含む。前述の実施形態と同様、コーティング1205は、ポペット1202の基材および/またはアーマチュア1172の基材に比して耐食性が高く、これによってこれらの構成要素が境界面個所において腐食される可能性は低下している。
代替実施形態ではポペット1202はコーティング1205を含まずに、アーマチュア1172の円筒形端部部分1185の外径がコーティング1205を含む。さらなる代替実施形態ではポペット内側チャネル1210の円筒形部分1209の内径と、アーマチュア1172の円筒形端部部分1185の外径の両方がコーティングを含む。
図13および図14は、本発明に係る燃料噴射装置のアーマチュア2172に結合されたポペット2202の別の実施形態を示す。この実施形態ではポペット2202は、アーマチュア2172の端部2179に当接する端部2211を含み、これによって境界面個所2177はポペットとアーマチュアとの間の環状接合部となるようになっている。前述の実施形態と同様、ポペット2202は、例えば溶接あるいは接着剤などによりアーマチュア2172に結合されている。この実施形態ではポペット2202の端部2211はコーティング3205を含む。前述の実施形態と同様、コーティング2205は、ポペット2202の基材および/またはアーマチュア2172の基材に比して耐性が高く、これによってこれらの構成要素が境界面個所で腐食される可能性は低下する。
図15および図16は、本発明に係る燃料噴射装置のアーマチュア3172に結合されたポペット3302の別の実施形態を示す。この実施形態ではアーマチュア3172は、蹄鉄端片状の受け入れ溝3181である凹部を含む。溝3181はポペット3202の端部3211をかみ合い状態で受け入れ、これによって境界面個所3177はアーマチュア3172とポペットとの間の円筒形かつ環状の接合部となるようになっている。前述の実施形態と同様、ポペット3202は、例えば締まりばめあるいは溶接などによりアーマチュア3172に結合されている。この実施形態ではポペット3202の第1の端部3211の環状端縁外径と内径とがコーティング3205を含む。前述の実施形態と同様、コーティング3205は、ポペット3202の基材および/またはアーマチュア3172の基材に比して耐性が高く、これによってこれらの構成要素が境界面個所で腐食される可能性は低下する。
代替実施形態ではポペット3202の第1の端部3211の外径はコーティングを含まない。すなわち溝3181の内面がコーティングを含む。
図17および図18は、本発明に係る燃料噴射装置のアーマチュア4172に結合されたポペット4202の別の実施形態を示す。ポペット4202およびアーマチュア4172は中実であり、いかなる貫通孔もない。ポペット4202は円筒形の第1の端部4211を含み、アーマチュア4172は、第1の端部4211を受け入れる円筒形凹部4173を含み、これによって境界面個所4177はアーマチュア4172とポペット4202との間の円筒形接合部となるようになっている。前述の実施形態と同様、ポペット4202は、溶接、締まりばめ、接着剤、螺合による結合、キーおよびキー溝による結合および/または止め輪による結合などによりアーマチュア4172に結合されている。この実施形態では液体燃料およびガスはアーマチュアおよびポペットの外面に沿って流れ、構成要素を貫流するのではない。図18に示すようにポペット4202の第1の端部4211の外径はコーティング4205を含む。前述の実施形態と同様、コーティング4205は、ポペット4202の基材および/またはアーマチュア4172の基材に比して耐食性が高く、これによってこれらの構成要素が境界面個所で腐食される可能性は低下する。
代替実施形態ではポペット4202の第1の端部4211の外径はコーティングを含まず、凹部4173の内面がコーティングを含む。さらなる代替実施形態ではポペット4202の第1の端部4211の外径と凹部4173の内面の双方がともにコーティングを含む。
本発明の原理、好ましい実施形態および作動形態が前述の説明で説明された。しかしながら、特許権により保護しようとする発明は、開示された特定の実施形態に制限されないものとする。さらに本明細書に記載の実施形態は、例示的であり制限的ではないものとする。本発明の精神から逸脱することなしに変形および改変が他人により行われたり、等価物が採用されたりすることが可能である。したがって、クレーム内で定義される本発明の精神および範囲内にあるすべてのこのような変形、改変および等価物は、本発明に含まれるものとすることをここに明示しておく。
本発明の実施形態に係る燃料噴射装置の側面図を示している。 図1の2−2切断線に沿って切断して示す図1の燃料噴射装置の横断面図を示している。 図1の燃料噴射装置のポペットの側面図を示している。 ポペットがアーマチュアに結合されている場合の図1の燃料噴射装置のポペットおよびアーマチュアの側面図を示している。 図4の5−5切断線に沿って切断して示す図4のポペットおよびアーマチュアの横断面図を示している。 図4のアーマチュアの横断面図を示している。 腐食性環境にさらされた後の未コーティング対照実験用ポペット−アーマチュア組合わせのポペット−アーマチュア境界面の一部の拡大図を示している。 腐食性環境にさらされた後の未コーティング対照実験用ポペット−アーマチュア組合わせのポペット−アーマチュア境界面の一部の拡大図を示している。 腐食性環境にさらされた後の本発明の実施形態に係るコーティング済み試験ポペット−アーマチュア組合わせのポペット−アーマチュア境界面の一部の拡大図である。 腐食性環境にさらされた後の本発明の実施形態に係るコーティング済み試験ポペット−アーマチュア組合わせのポペット−アーマチュア境界面の一部の拡大図である。 本発明の実施形態に係る燃料噴射装置の結合されたポペットおよびアーマチュアの別の実施形態の側面図を示している。 図11の12−12切断線に沿って切断して示す図11の結合されたポペットおよびアーマチュアの横断面図を示している。 本発明の実施形態に係る燃料噴射装置のポペットとアーマチュアが結合されたさらなる実施形態の側面図である。 図13の14−14切断線に沿って切断して示す図13の結合されたポペットおよびアーマチュアの横断面図を示している。 本発明の実施形態に係る燃料噴射装置の結合されたポペットおよびアーマチュアのさらなる実施形態に係る側面図を示している。 図15の16−16切断線に沿って切断して示す図15の結合されたポペットおよびアーマチュアの横断面図を示している。 本発明の実施形態に係る燃料噴射装置の結合されたポペットおよびアーマチュアの別の実施形態の側面図を示している。 図17の18−18切断線に沿って切断して示す図17の結合されたポペットおよびアーマチュアの横断面図を示している。

Claims (39)

  1. 燃料噴射装置のための組立体であって、
    金属材料製アーマチュアと、
    金属材料製ポペットと
    を備え、前記ポペットは境界面個所で前記アーマチュアに結合されていて、前記アーマチュアおよび前記ポペットのうちの少なくとも1つは前記境界面個所の表面に固相コーティングを含み、前記コーティングは前記アーマチュアの前記金属材料と前記ポペットの前記金属材料とのうちの少なくとも1つより高い耐食性を有する組立体。
  2. 前記コーティングはクロムベースコーティング、ニッケルベースコーティング、炭素ベースコーティング、鉄ベースコーティング、スズベースコーティング、カドミウムベースコーティング、金ベースコーティング、銀ベースコーティング、白金ベースコーティング、アルミニウムベースコーティング、チタンベースコーティングおよび亜鉛ベースコーティングのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の組立体。
  3. 付勢されると前記アーマチュアを動かすソレノイドをさらに備えている、請求項1に記載の組立体。
  4. 前記ポペットのための座部をさらに備えている、請求項3に記載の組立体。
  5. 前記アーマチュアは第1の端部と第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びる導管とを有し、前記導管は前記ポペットの一部を合わせ状態で受け入れて、前記ポペットが前記アーマチュアに結合される前記境界面個所を画成する、請求項1に記載の組立体。
  6. 前記ポペットは入口と出口と、前記入口を前記出口と連通させる通路とを有し、前記通路は前記アーマチュアの一部を受け入れて、前記ポペットが前記アーマチュアに結合される前記境界面個所を画成する、請求項1に記載の組立体。
  7. 前記アーマチュアの前記金属材料はステンレス鋼である、請求項1に記載の組立体。
  8. 前記ポペットの前記金属材料はステンレス鋼である、請求項1に記載の組立体。
  9. 前記アーマチュアは前記コーティングを含む、請求項1に記載の組立体。
  10. 前記アーマチュアは、前記ポペットが前記アーマチュアに結合される前記境界面個所を画成するために前記ポペットを受け入れる凹部を有し、前記コーティングは前記凹部の表面上にある、請求項9に記載の組立体。
  11. 前記凹部は、前記アーマチュアを通過する導管の一部であり、前記コーティングは前記導管の一部のみを被覆する、請求項10に記載の組立体。
  12. 前記ポペットは前記コーティングを含む、請求項1に記載の組立体。
  13. 前記ポペットは外面を含み、前記コーティングは前記外面の少なくとも一部上にある、請求項12に記載の組立体。
  14. 前記外面は円筒形表面であり、前記コーティングは前記円筒形表面の一部のみを被覆する、請求項13に記載の組立体。
  15. 前記円筒形表面の前記一部は少なくとも、前記ポペットにおける前記アーマチュアにより受け入れられる領域を含む、請求項14に記載の組立体。
  16. 前記コーティングは、電気めっき法、吹付け法、溶融めっき法、拡散法、薬浴法、および蒸着法のうちの少なくとも1つにより施される、請求項1に記載の組立体。
  17. 金属材料製アーマチュアと、
    境界面個所で前記アーマチュアに結合された金属材料製ポペットと、
    ソレノイドが付勢されると前記アーマチュアを動かすための前記ソレノイドと
    を備える燃料噴射装置であって、
    前記アーマチュアおよび前記ポペットのうちの少なくとも1つはその表面上の前記境界面箇所に固相コーティングを含み、前記コーティングは前記アーマチュアの前記金属材料と前記ポペットの前記金属材料との少なくともうちの1つより高い耐食性を有する、燃料噴射装置。
  18. エアアシスト型の燃料噴射装置である、請求項17に記載の燃料噴射装置。
  19. 前記コーティングはクロムベースコーティング、ニッケルベースコーティング、炭素ベースコーティング、鉄ベースコーティング、スズベースコーティング、カドミウムベースコーティング、金ベースコーティング、銀ベースコーティング、白金ベースコーティング、アルミニウムベースコーティング、チタンベースコーティングおよび亜鉛ベースコーティングのうちの少なくとも1つである、請求項17に記載の燃料噴射装置。
  20. 前記アーマチュアは第1の端部と第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びる導管とを有し、前記導管は前記ポペットの一部を合わせ状態で受け入れて、前記ポペットが前記アーマチュアに結合される前記境界面個所を画成する、請求項17に記載の組立体。
  21. 前記ポペットは溶接により前記アーマチュアに結合されている、請求項17に記載の燃料噴射装置。
  22. 前記ポペットは、前記ポペットが前記アーマチュアに結合されている前記境界面個所を画成するために前記アーマチュアの一部を受け入れる受け入れ部分を有する、請求項17に記載の装置。
  23. 燃料噴射装置のための組立体であって、
    金属製アーマチュアと、
    前記アーマチュアに境界面個所で結合された金属製ポペットと、
    前記境界面個所で腐食に抗するためのコーティング手段と
    を備える組立体。
  24. 前記アーマチュアは、前記ポペットが前記アーマチュアに結合されている前記境界面個所を画成するために前記アーマチュアの一部を受け入れる受け入れ部分を有する、請求項23に記載の組立体。
  25. 前記ポペットは、前記ポペットが前記アーマチュアに結合されている前記境界面個所を画成するために前記アーマチュアの一部を受け入れる受け入れ部分を有する、請求項23に記載の組立体。
  26. ポペットであって、
    燃料噴射装置のアーマチュアに取り付けるための端部部分を有する金属材料製シャフトと、前記シャフトの前記端部部分のみがその表面上に固相コーティングを有し、前記コーティングは前記シャフトの前記金属材料より高い耐食性を有するポペット。
  27. 入口と、
    出口と、
    前記入口を前記出口と連通させる通路と
    をさらに備えている、請求項26に記載のポペット。
  28. 前記入口と前記出口との間に配置された支承面であって、前記端部部分は前記支承面の上流に配置されている支承面をさらに備えている、請求項26に記載のポペット。
  29. 金属製アーマチュアと、
    前記アーマチュアに結合された金属製ポペットと、
    浸漬法、電気めっき法、吹付け法、または蒸着法により前記アーマチュアと前記ポペットのうちの少なくとも1つの表面上に事前に施され、前記ポペットが前記アーマチュアに結合されている個所にある固相コーティングと
    を備える燃料噴射装置のための組立体。
  30. 前記コーティングはクロムベース材料である、請求項29に記載の組立体。
  31. 前記コーティングはニッケルベース材料である、請求項29に記載の組立体。
  32. 前記コーティングは炭素ベース材料である、請求項29に記載の組立体。
  33. 前記コーティングは鉄ベース材料である、請求項29に記載の組立体。
  34. 燃料噴射装置を組立てる方法であって、
    境界面個所で金属材料製アーマチュアに金属材料製ポペットを結合するステップと、
    前記アーマチュアに前記ポペットを結合する前に固相コーティングにより前記ポペットと前記アーマチュアとのうちの少なくとも1つをコーティングするステップで、前記コーティングは前記ポペットの前記金属材料と前記アーマチュアの前記金属材料とのうちの少なくとも1つより高い耐食性を有するステップと
    を含む方法。
  35. 前記アーマチュアに前記ポペットを結合する前記ステップは、前記アーマチュアに前記ポペットを挿入するステップを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記アーマチュアに前記ポペットを結合するステップは、前記アーマチュアに前記ポペットを溶接するステップを含む、請求項34に記載の方法。
  37. 前記アーマチュアに前記ポペットを結合する前記ステップは、前記ポペットに前記アーマチュアを挿入するステップを含む、請求項34に記載の方法。
  38. 前記アーマチュアに前記ポペットを結合する前記ステップは、前記アーマチュアに前記ポペットを溶接するステップを含む、請求項37に記載の方法。
  39. 前記ポペットと前記アーマチュアとのうちの少なくとも1つをコーティングする前記ステップは、電気めっき法によりコーティングを施すステップと、
    前記浸漬法によりコーティングを施すステップと、
    蒸着法によりコーティングを施すステップと、
    吹付け法によりコーティングを施すステップと
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項34に記載の方法。
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