JP2005527770A - ガスライター - Google Patents

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Abstract

ガスライターが、硬いアモルファスポリマー材料から作られ、縦穴(6)が貫通している頂部壁(5)を有し、かつ、少なくとも一部が液相である燃料を収容する燃料容器(2)と、容器の縦穴の雌ねじ部(8)内にねじ込まれている、ねじ山がつけられたリング(7)と、ねじ山がつけられたリング内にぴったり嵌っている少なくとも1つの管状部材(23)を含むガス分配装置(10)とを有している。管状部材(23)は、ねじ山がつけられたリングをまっすぐに貫通しており、少なくとも縦穴の底端部(6a)まで延び、かつ実質的に一定であるガス流速を保証する微細な孔を有する膜(25)を受け入れている底部(24)を有する。

Description

本発明はガスライターに関する。特に、本発明は、硬いアモルファスポリマー材料から作られ、縦穴が貫通している頂部壁を有し、かつ、少なくとも一部が液相である燃料を収容する燃料容器と、容器の縦穴の雌ねじ部にねじ込まれている、ねじ山がつけられたリングと、ねじ山がつけられたリング内にぴったり嵌っている少なくとも1つの管状部材を含むガス分配装置とを有しているガスライターに関する。
硬いアモルファスポリマーはガスライター用の容器を作る上で利点があり、言及する価値のある特定の例は、スチレン・アクリロニトリル(SANs)からなる、またはアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABSs)からなるカテゴリーのものである。実際に、このようなポリマーは、一般に安価であり容易に使用できる。さらに、SANsなど、いくつかの硬いアモルファスポリマーは透明であり、このことは、容器内に残っている液体燃料の高さを見ることができるという利点がある。
一般に、このようなアモルファスポリマーは、弾性限界におけるそれらの伸びが小さく、一般に5%よりも小さいため、周囲温度では比較的脆い。従ってこのようなポリマーは、伸び応力が微細なクラックを引き起こし、その結果ガス漏れを引き起こすので、伸び応力に耐えられない。さらに、それらの機械的な特性は、材料が古くなるにつれて低下する。
この脆さのために、ガス分配装置を、容器の縦穴内に無理やり嵌め込むことによってぴったり嵌めることは、このように無理やり嵌め込むことが微細なクラックを生じさせその結果ガス漏れを生じさせるので、不可能である。一例としては、(国際特許出願WO01/18452号の図8に記載されているように)以下のものを含んでいてもよい、この種のライター用のガス分配装置が用いられている。
−“湿潤”室に毛細管作用によって液体燃料を供給するために、容器3の底部から頂部壁内の縦穴まで延びている芯27
−湿潤室に接触する面を有し、液体燃料を気化できるようにする働きをする多孔質の発泡部材25
−縦穴の壁と、半径方向外側を向いている管状部材の壁との間を、ある程度確実に封止する環状ガスケット31を有している管状部材12
−縦穴の雌ねじが切られた頂上部分1c内にねじ込まれており、かつ発泡部材を圧縮させる管状部材が内部にぴったり嵌められている、ねじ山がつけられたリング11
−一般に真鍮から作られ、ねじ山がつけられたリングをスライドして貫通するように取り付けられ、かつ、管状部材と協働してガス流速制御用の弁を形成する底部を有しているブシュ13
国際公開WO01/18452号パンフレット 米国特許第4496309号明細書
このような分配装置の主な欠点は、発泡部材が一定のガス流速を、従って一定の炎の高さを保証できないことに関する。ガス流速は、特に容器の内圧と、温度の関数として変化する。次に、使用者が発泡部材を種々の大きさに圧縮することによって炎を調節できるように、ねじ山が付けられたリングには、通常、手動制御装置37が設けられている。しかし、ポケット型の煙草用ライターにおいてしばしば起こるように、炎の高さの制御装置が万一偶然に、すなわち不意に動作させられると、炎の高さは大きく変化する。
本発明の目的はこれらの欠点を軽減することにある。
この目的のために、本発明では、当該種類のライターは、管状部材は、ねじ山がつけられたリングをまっすぐに貫通しており、少なくとも縦穴の底端部まで延び、かつ実質的に一定であるガス流速を保証する微細な孔を有する膜を受け入れている底部を有することを特徴とする。
ガス流速を調整する調整装置を形成する、この微細な孔を有する膜によって、一定の炎高さを保証することができる。このような、微小な孔を有する膜は、膜の内側の面が燃料の気相と接しているか液相と接しているかにかかわらずガス流速を正確に調整できるようにする大きさと配置角度を有する複数の孔を備えている。さらに、これらの膜の寸法が小さいため、ライターの小型化が容易になる。
さらに、微細な孔を有する膜の位置と、管状部材の底部の位置もまた、制御された炎高さを保証するのに貢献する。
衝撃試験中に、本発明の発明者は、管状部材の底部が容器の縦穴の頂上端部と底端部の間の中間位置にあったときに、炎高さの制御されない変化につながる、微細な孔を有する膜の損傷に気づいた。
容器が、特に例えばSANなどの硬いアモルファスポリマーで作られているときに生じる、このような損傷は、ライターが非常に高いところから落とされるのをシミュレートする特定の衝撃試験中に生じ、このような場合には、衝撃波が容器内に発生することがあり、容器が剛性を有しているため、前記の衝撃波はライターの頂上部分まで完全に伝達され、容器の縦穴を通って、微細な孔を有する膜まで伝わる。
本発明の発明者は、驚くべきことに、管状部材が本発明におけるように配置されているときにはこのような損傷が生じないことに気づいた。
さらに、本発明の好ましい実施態様では、任意に、以下の方策のうちのいずれかを用いるようにすることが可能である。
−環状の封止ガスケットが、管状部材と、平滑な壁を有する縦穴の中央部分との間に配置されている。
−縦穴は半径方向内側に延びるリムを有し、環状の封止ガスケットが、ねじ山がつけられたリングによって、リムに当接した状態に保持されている。
−管状部材は金属で作られている。
−微細な孔を有する膜は、保持リングに対して押し付けられることによって、管状部材の内側肩部に当たった状態に保持されており、管状部材は、前記保持リングに対して締め付けられている底端部を有している。
−容器は、頂部壁が接合される頂上端部を有するボールを含む。
−容器は、ABSsから、およびSANsから選択された材料によって形成されている。
本発明の他の特徴および利点が、図1が本発明の一実施態様の煙草用ライターの頭部の垂直方向断面図である添付図面を参照して、限定されない例として与えられる以下の説明を読むことによって明らかになる。
図1に示されているガスライター1は、例えばイソブタンなどの、加圧され、一部が液状になっている燃料を収容する働きをする容器2を含んでいる。
図示されている実施形態では、容器は、断面がU形であり、図面には示されていない底部と、底部から頂上端部4まで上方に延びている環状の側壁とを有するボール3から形成されている。
頂上端部4は、図示されている例では、例えば接合によってボール3に固定されている、別個の部品である頂部壁5によって閉じられている。
容器2全体は、例えばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABSs)から、およびスチレン・アクリロニトリル(SANs)から選ばれる、少なくとも1つの硬いアモルファスポリマー材料で作られている。一例として、ボール3はSANから作られていてもよく、頂部壁5はABSから作られていてもよく、これらの材料を、超音波封止等の公知の方法で接合することができる。
このような、硬いアモルファスポリマーの利点は、特に、それらが安価であり、容易に実施できることである。さらに、これらの中には、例えばSANなど、ライターの使用者が容器内に残っている液体燃料の高さを見ることができる、透明なものがある。
容器内のガス圧力に適応するように、ボール3と頂部壁5は比較的厚い壁を有している。
ボールの頂部壁5には、垂直方向に延び、有利には、対称な円筒形状であってよい縦穴6が設けられている。
ねじ山がつけられたリング7が、縦穴の雌ねじ部8内にねじ込まれている。図示されている例では、ねじ山がつけられたリング7は、縦穴の頂上部分内にねじ込まれている。
縦穴6は、容器2の上にある、ライターの頭部12によって支持されている制御装置11により作動させられるガス分配装置10を受け入れている。
頭部12は、点火装置14と、吸い上げたガスに対する遮蔽部を形成するカバー13とをぴったり嵌めることができる支持部も形成している。
点火装置自体は公知であり、例えば、ギザギザの摩擦車15と、頭部12内の円筒カップ18内に受け入れられているばね17によってギザギザの車に対して押し付けられて保持されている火打ち石16とを含んでいてもよい。頭部のカップ18を受け入れる、相補のカップ19が、容器の頂部壁5に形成されている。しかし、当然ながら、例えば圧電装置など、異なる種類の点火装置を用いることもできる。
図示されている例では、頭部12は、容器の頂部壁5と一体的に成形された相補のつめ21とパチンとはめて固定することによって協働する、前記頭部上のつめ20によって、容器の頂部壁5に当たった状態に保持される。
分配装置10は、有利には、金属で作られていてもよく、対称な円筒形状であってもよい管状部材23を含んでいる。この管状部材23は、ねじ山がつけられたリング7内にぴったり嵌る。管状部材23は、良好な封止を保証するために、かつ管状部材がリングに対して相対的に静止した状態に保持されるのを確実にするために、無理やりはめ込むことによってリング7の中にはめ込まれるのが好ましい。
管状部材23の底部24は、一定のガス流速を保証する、微細な孔を有する膜25を受け入れている。この膜は、米国特許文献4496309号に記載されているように、スロット状の小孔が設けられている、一軸方向に引き延ばされたポリプロピレンフィルムによって構成されていてもよい。
本発明では、管状部材23の底部24は、縦穴の底端部6aを越えて突出している。図示されている実施形態では、前記底部は、約1ミリメートル(mm)だけ突出している。驚くべきことに、この構造によると、ライターが非常に高いところから硬い床上に落ちるのをシミュレーションする試験の間でさえも、孔を有する膜へのあらゆる損傷を避けることができる。ところが、管状部材の底部24が縦穴6の内部で終わる状態で行われる試験の間に、膜が損傷することがあり、裂けることさえもあるのが観察されている。
試験によれば、膜の損傷を避けるために、底部24の端部が容器の頂部壁5の内表面5aと同じ高さであれば十分であることがわかった。
微細な孔を有する膜の衝撃に対する抵抗を変化させることなく、頂部壁5のカップ19が容器2の内部に向かって延びていてもよいことに注目すべきである。
好ましくは、膜25は、前記管状部材の底部24の近くに形成されている、管状部材23内の内部肩部26に当たった状態に保持されており、膜25は、肩部26の中心に形成されているオリフィス27をマスキングし、前記管状部材の底部の端部の締め付け部分29によって自らが管状部材の底部に保持される硬いリング28によって、前記肩部の底面に対して押しつけられている。
分配装置は、上記オリフィス27を閉じるようになっているエラストマの円板32などのような閉じ手段を底部において支持している管状の中空のボディ31によって形成されている弁も含んでいる。中空のボディは、前記中空のボディに設けられているスロット34などを介して管状部材23の内部と連通し、点火手段14の近くで開口しているガス出口管33を形成している。
中空のボディ31は、弁が開いているときにガスの損失を抑えるために、有利には管状部材23の内壁の大部分に沿って延びる外壁を有している。管状部材23は、有利には、管状部材の内壁と接触する、中空のボディの外壁の軸方向の長さを長くし、従って管状部材23と中空のボディ31の間をより緊密にするために、リング7をまっすぐに貫通する。さらに、管状部材がリングをまっすぐに貫通することによって、分配装置10の高さの全寸法が最小になる。
制御装置11は、頭部12に一体に固定されているピンの回りで傾くように取り付けられているフォーク35を含む。使用者がフォークの第2の端部38を押したときに、前記中空のボディが持ち上がるように、フォーク35の第1の端部36が、中空のボディ31の頂上部分に形成されている引っ込み部分37と協働する。弁24を停止位置にて閉じられた状態に保持するために、圧縮ばね39が、フォークの第2の端部28の底面と、容器の頂部壁に形成された縦穴の底部40の間に配置されている。
容器を漏れないようにするために、環状のガスケット41が、管状部材23と、平滑な壁を有する縦穴の中央部分42の間に配置されている。容器の満足のできる封止を実現するために、縦穴の中央部分42の表面状態の質と、環状のガスケット41のために用いられている材料の質を選択することができる。
さらに、封止ガスケット41は、ねじ山がつけられたリング7によって、縦穴の半径方向内側に延びているリム43に対して当接した状態に保持され、それによって封止が向上している。しかしながら、容器の頂部壁5にクラックが発生するのを避けるために、環状のガスケットをリム43に対して強く押し付けてはならない。
本発明の一実施形態の煙草用ライターの頭部の垂直方向断面図である。

Claims (7)

  1. 硬いアモルファスポリマー材料から作られ、縦穴(6)が貫通している頂部壁(5)を有し、かつ、少なくとも一部が液相である燃料を収容する燃料容器(2)と、前記容器の前記縦穴の雌ねじ部(8)内にねじ込まれている、ねじ山がつけられたリング(7)と、前記のねじ山がつけられたリング内にぴったり嵌っている少なくとも1つの管状部材(23)を含むガス分配装置(10)とを有しているガスライターにおいて、前記管状部材(23)は、前記のねじ山がつけられたリング(7)をまっすぐに貫通しており、少なくとも前記縦穴の底端部(6a)まで延び、かつ実質的に一定であるガス流速を保証する微細な孔を有する膜(25)を受け入れている底部(24)を有することを特徴とするガスライター。
  2. 環状の封止ガスケット(41)が、前記管状部材(23)と、平滑な壁を有する前記縦穴(6)の中央部分(42)との間に配置されている、請求項1に記載のライター。
  3. 前記縦穴(6)は、半径方向内側に延びるリム(43)を有し、前記環状の封止ガスケット(41)が、前記のねじ山がつけられたリング(7)によって、前記リムに当接した状態に保持されている、請求項2に記載のライター。
  4. 前記管状部材(23)は金属で作られている、請求項1から3のいずれか1項に記載のライター。
  5. 前記の微細な孔を有する膜(25)は、保持リング(28)に対して押し付けられることによって、前記管状部材(23)の内側肩部(26)に当たった状態に保持され、前記管状部材(23)は、前記保持リング(28)に対して締め付けられている底端部(29)を有している、請求項4に記載のライター。
  6. 前記容器(2)は、前記頂部壁(7)が接合される頂上端部(4)を有するボール(3)を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載のライター。
  7. 前記容器(2)は、ABSsから、およびSANsから選択された材料によって形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のライター。
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