JP2005525881A - 薬剤送達アセンブリ - Google Patents

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Abstract

本発明は、プロペラントと一緒に薬剤配合物を保持する加圧容器(10)を含み、20Å未満の気孔寸法を有する微孔性ゼオライトより成る気体吸着性材料を含んでなる上包み又は二次包装を形成する密封された囲い(12)内に容器が置かれている薬剤送達アセンブリに関する。

Description

発明の分野
本発明は、プロペラントと共に薬剤配合物を保持する加圧容器を含み、容器が上包み(overwrap)又は二次包装を形成する密封された囲い内に置かれている薬剤送達アセンブリ(drug delivery assembly)に関する。
発明の背景
そのような容器の例は、容器の出口を形成する計量バルブを介して正確に計量された用量の薬剤配合物を送達するために、プロペラントの蒸気圧が用いられる加圧計量用量吸入器(pressurised metered dose inhaler)(p−MDI)である。多年の間、p−MDIsはプロペラントとしてクロロフルオロカーボン(CFCs)を用いてきた。しかしながら、CFCsがオゾンの枯渇に寄与するという意識が向上したため、製造者らは、より環境にやさしく且つプロペラントの必要条件を満たす代替プロペラントを捜し求めてきた。
ヒドロフルオロアルカン(HFAs)そして特に1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA134a)及び1,1,1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFA227)のようなヒドロフルオロカーボン(HFCs)のみが製薬学的用途に適していることが明らかになり、CFCからHFAへの変更は新規な薬剤配合物開発の引き金を引いた。
HFCsの1つの欠点は、沸点がCFCsよりずっと低く、それらは計量バルブのプラスチック材料を介してp−MDIsから漏れる傾向があることである。プロペラントの漏れは、二次包装を必要とする(典型的には水分の進入又は粒子汚染を妨げるため)p−MDIsにとって問題を引き起こし、それは漏れが二次包装において過圧を生じ:
−二次包装が不透過性柔軟性囲いである場合、後者は膨張し及び/又は破裂し得る;
−二次包装が半−剛性囲い(例えばブリスターパック)であり且つ不透過性の場合、それは破裂し得る
からである。
さらに、エタノールのような補助−溶媒を含有するp−MDIs配合物の特別な場合、囲いにおける過圧の問題は、強い補助−溶媒の臭いが囲いの中に放出される望ましくないことを伴う。囲いにおける過圧及び囲いを空ける時の補助−溶媒の臭いの放出は、患者および規制当局(regulatory authorities)の両方にとって許容できない。本発明は、プロペラントの漏れのための囲いの膨張の問題を解決することを目的とする。本発明は、その好ましい形態において、補助−溶媒の臭いの問題に取り組む。
先行技術
特許文献1は、薬剤及びプロペラントが充填された加圧容器の保存のための柔軟性包装品を提供し、該包装品はプロペラントの流出を許しながら水蒸気及び粒子状物質の進入を妨げ、それにより薬剤の保存寿命を延長し且つ薬剤及びプロペラントの性能を保持するか又は向上させる。
包装品は水蒸気に対して不透過性であり且つプロペラントに対して透過性であり、さらに囲まれた容積において水分を吸収するための手段を含む。水分吸収性材料は好ましくはシリカゲル乾燥剤サッシェである。他の材料にはゼオライト及びアルミナのような無機材料から作られる乾燥剤が含まれる。
特許文献2は、加圧容器から漏れるプロペラントがパウチから流出するのを許す逆止めバルブをさらに含む柔軟性包装品又はパウチに関する。乾燥剤は硫酸カルシウム、シリカゲル及び/又はカゼイン/グリセロールを含む。他の可能な乾燥剤の中で、4Aモレキュラーシーブのみが一般的に挙げられる。例えばシリカゲルを超えるこの種の乾燥剤に関する優先性はない。
特許文献3においては、水分吸収性材料が加圧容器内に置かれる。乾燥剤はナイロン、シリカゲル、ゼオライト、アルミナ、ボーキサイト、無水硫酸カルシウム、活性化ベントナイトクレー、水吸収性クレー、モレキュラーシーブ又はそれらの組み合わせであることができる。
特許文献4は、実質的に水分−不透過性のポリマーフィルムを装置の外部の少なくとも一部の上に熱−収縮させる装置に関し、ポリマーフィルムは第1の水分吸収性材料及び加圧容器内に位置する第2の水分吸収性材料を含んでなる。
吸収性材料はナイロン、シリカゲル、ゼオライト、アルミナ、ボーキサイト、無水硫酸カルシウム、活性化ベントナイトクレー、水吸収性クレー、モレキュラーシーブ及びそれらの組み合わせより成る群から選ばれる乾燥剤である。
特許文献5は、ナイロン、シリカゲル、アルミナ、ボーキサイト、無水硫酸カルシウム、活性化ベントナイトクレー、モレキュラーシーブ ゼオライト及びそれらの組み合わせより成る群から選ばれる乾燥剤が層の形態にあり、それがパウチに接着されている装置を記載している。
国際公開第00/37336号パンフレットの下に公開されたGlaxo Group国際特許出願 国際公開第00/87392号パンフレット 国際公開第01/97888号パンフレット 国際公開第01/98175号パンフレット 国際公開第01/98176号パンフレット
発明の概略
本発明に従い、薬剤送達アセンブリは:
・プロペラントと共に薬剤配合物を保持する加圧容器;
・容器を囲み且つ水分不透過性もしくは実質的に水分不透過性の材料から作られる密封された囲い;ならびに
・囲い内の気体吸着性材料
を含んでなり、気体吸着性材料は20Å未満の開孔寸法(pore opening size)を有する微孔性ゼオライトであり、気体吸着性材料は、容器から囲い中に漏れ得るプロペラントの吸着に有効である。
発明の効果
本発明の薬剤送達アセンブリは有効であり、且つ低−コストであり、囲い内におけるワン−スプレーバルブ(one−spray valve)の挿入を避けることができる。
気体吸着性材料(規定される気孔寸法を有する)による漏れたプロペラントの吸着は、囲いが柔軟性材料から作られている場合に、囲いの膨張を妨げる。あるいはまた囲いは剛性もしくは半−剛性材料から作られることができる。
容器内の薬剤配合物は補助−溶媒を伴い得、その場合気体吸着性材料は、好ましくは漏れた補助−溶媒の吸着にも有効であり、それにより囲いを空ける時の不快な臭いを避ける。
補助−溶媒は好ましくはアルコールである。最も好ましいのはエタノールである。
ゼオライトは天然の材料であることができるか、あるいは通常モレキュラーシーブとして既知の合成により製造されるゼオライトであることができる。モレキュラーシーブの気孔の寸法はプロペラントの有効な吸着のために決定的である。いずれの場合にも気孔寸法の範囲は4Å〜20Å、より好ましくは5Å〜20Åであり、8Å〜15Åの範囲が特に好ましい。最適の気孔寸法は10Å又は実質的に10Åであり、それは、これがプロペラント及び存在する場合には補助−溶媒の最高の吸着を与えるからである。
前記のとおり、囲いは剛性、半剛性又は柔軟性であることができ、且つそれは好ましくは少なくとも1つのヒートシール可能な層、少なくとも1つの金属箔の層及び保護層から成る柔軟性積層多−層材料から作られる。材料は水蒸気にとって不透過性であり且ついくつかの場合にはプロペラント及び/又は補助溶媒にとって少なくとも部分的に透過性であることができ、ここで補助溶媒はアルコール、そして好ましくはエタノールである。そのような3−層積層物は、例えば、外部保護層(例えばポリプロピレンフィルムの)、金属、例えばアルミニウム箔の中間層及び密封層(例えばポリエチレンフィルムの)を有することができる。
とにかく、本発明の目的のために、囲いは好ましくは柔軟性包装材料又はパウチから作られる。材料は、水分にとって不透過性又は実質的に不透過性であり、且つHFA−134a及び/又はHFA−227のようなプロペラントにとって少なくとも部分的に透過性であることができるいずれの材料であることもできる。
図面の簡単な記述
本発明に従う薬剤送達アセンブリをここで例として添付の図面を参照しつつ説明し、図面において:
図1はアセンブリを示し、
図2は図1の線II−II上の断面線図であり、
図3〜9は試験結果を示すグラフ及び線図である。
図面の詳細な記述
図1及び2に示される薬剤送達アセンブリは、HFAプロペラントと一緒に薬剤配合物が導入されたp−MDI 10を含み、HFAプロペラントの蒸気圧がp−MDI 10の容器を加圧し、使用時にはアクチュエーターの操作が通常閉鎖されているバルブを開放して計量された用量の薬剤配合物を送達する。
p−MDI 10は、二次包装又は上包みを形成する囲い12により囲まれている。囲い12は、線14に沿って折りたたまれた柔軟性材料のシートから作られ、残る3つの端16を回って密封されて一般に長方形の密封パウチを形成する。囲いの柔軟性材料は、25ミクロンの厚さを有する延伸ポリプロピレン(OPP)の外部保護層18、9ミクロンの厚さを有するアルミニウム箔の中間層20及び50ミクロンの厚さを有する高密度ポリエチレン(HDPE)の内部密封層22から作られる3−層積層物(図2)である。3−層積層物材料は実質的に水分不透過性であり、24時間当たりに0.1g/mより低い水蒸気透過度を有する(ASTM E−398に従って測定)。
密封された囲い12内に4Å〜20Åの開孔寸法を有する微孔性ゼオライト24の本体(body)があり、その目的はp−MDI 10から漏れ得るプロペラントを吸着することである。さらに、ゼオライト24は、p−MDIにおいて薬剤調製のために補助−溶媒として通常用いられるエタノールを吸着する。漏れるプロペラント又はエタノールの吸着は、囲い12の膨張及びp−MDI 10の使用前に包装品を空ける時のエタノールの臭いの両方を妨げる。
発明の詳細な記述
前記の種類の薬剤送達アセンブリ内の特定の気体吸着性材料が、囲い内の過圧及び囲いを空ける時の望ましくない補助−溶媒の臭いの問題を解決するために、水分の他に、加圧容器から囲い中に漏れ得るプロペラント及び補助−溶媒を吸着するのに有効であることが見出され、該気体吸着性材料は4Å〜20Å、好ましくは5Å〜20Å、より好ましくは8Å〜15Åに含まれる気孔寸法を有するモレキュラーシーブにある。
気体吸着性材料は、囲い内に置かれるサッシェ中に含有されることができる。あるいはまた、サッシェはpMDI内で離れているか、又はそれらに固定して取り付けられているか、又はpMDIに取り付けられるアセンブリの一部であることができる。
気体吸着性材料は、層、コーティング、内張り又はメッシュの形態にあることができ、それはパウチに接着していることもできる。
p−MDI(本明細書で前に記載したp−MDIsの性質の)及び気体吸着性を有する種々の材料を含有する不透過性柔軟性材料から作られる囲いを、40℃及び75%RHにおいて30日、60日、90日、120又は150日間保存する1系列の実験を行なった。
ガスクロマトグラフィーは、種々の物質がHFA及びエタノールの漏れを吸着する効率を示すために選ばれる分析法である。
続く実施例において、HFA 134aと補助溶媒としてのエタノールの混合物又はHFA 227の12mlを含有するp−MDIsを用いる。プロペラント:補助溶媒の比率は95%:5%〜80%:20%であることができる。実施例において、比率は85%:15%である。
すべての実施例の場合に、囲いは図1及び2を参照して記載した柔軟性パウチである。
2つの異なる実験部分において、シリカゲル、モレキュラーシーブ3A−EPG(気孔寸法3Å)、モレキュラーシーブ4A(気孔寸法4Å)、モレキュラーシーブ5A(気孔寸法5Å)、モレキュラーシーブ13X−APG(気孔寸法10Å)及び活性化アルミナ A201を乾燥剤として、気体吸着性物質なしのパウチとの比較において調べる。
気体吸着性物質の量は以下に報告する方法に従い:
*40℃及び75%RHにおける安定性試験の間に実験的に決定されるp−MDIsの平均漏れ速度
*供給者により水蒸気に関して決定される物質の吸着能(adsorbing capacity)
を用いて算出された。
気体吸着性物質の量:
・周囲からパウチ中に透過する水分:乾燥剤は大きさの増す順序で分子を吸着する。水蒸気はパック中に存在する最小の分子であり、従って最初に吸着されるであろう。
・キャニスターからのHFA 134a+エタノールの漏れ
を吸収するのに十分な乾燥剤又は吸着能を与えるために、種々のパウチ内に置かれる乾燥剤の量を算出した。
我々は:
・40℃及び75%RHにおける6ヶ月の保存期間を経てパウチを介して透過する水は0.265gである。これは105x140mmのパウチの寸法及び0.1g/m.24時のMVTR[水蒸気透過度、すなわち湿気が膜を介して透過する速度(g/m/日)]に基づく、
・40℃及び75%RHにおいて保存されるキャニスターから漏れるHFA 134a/エタノールの量は150mg/年である、
・我々は、プロペラントとしてHFA 227を含有するキャニスターの漏れ速度は、HFA 134a及びエタノールを含有するキャニスターの漏れ速度に類似していると仮定した
ことを評価した。
エタノール及びプロペラントに関する乾燥剤の容量が水の容量に類似であると仮定すると、40℃及び75%RHにおける6ヶ月間の保存を経て吸着されるべき気体の合計量は0.34gである。
制御された条件下における包装及び保存の前に、各p−MDIの重量を記録した。次いで各p−MDIを気体吸着性物質と一緒に又はそれなしでパウチ内に置いた。次いで各パウチをヒートシールし、与えられた保存期間の間放置した。
その期間の間に、プロペラント及び補助−溶媒はp−MDIからパウチ中に漏れた。この漏れはp−MDIの全体的重量を減少させた。漏れは進行する継続的過程なので、p−MDIsの重量損失の量は保存時間の増加とともに増加した。
漏れは、HFA227を含有するp−MDIsの場合よりHFA 134aを含有するものの場合に大きかった。これは、HFA134aがHFA 227より低い沸点を有するからである:HFA 134aの場合は−26℃、HFA227の場合は−16℃。従ってパウチの膨張は、HFA 134aプロペラントを用いるp−MDIsの場合に、問題となる可能性がより大きい。
40℃及び75%RHにおける種々の保存期間の後:
*気体の試料を各実施例から採取し、HFA 134a及びエタノールの分離を可能にする出願人により開発された方法を用いてガスクロマトグラフィー(GC)により分析した。
*各実施例に関し、パウチを空け、その囲いからp−MDIを取り出し、秤量してその重量損失を算出した。
*いくつかの試料に関し、操作者はパウチを空ける時のエタノールの臭いを評価した。
GC法はHFA134aのエタノールからの分離を可能にする。カラムに注入されるHFA 134a、HFA 227又はエタノールの量と検出器の応答の間に直線的関係がある。
従って次式:
Figure 2005525881
を用い、気体吸着性物質がHFA又はHFA/エタノールの混合物を吸着する効率を比較するためにGCトレース(traces)を用いることができ、式中:
correctedは、試料iにおける乾燥剤の修正された効率であり、
は、試料iにおけるキャニスターの重量損失であり、
refは、乾燥剤を含有しない試料におけるキャニスターの重量損失であり、
HFA.iは、試料iから採取された気体試料の場合のHFAに特徴的なGCピークの面積であり、
Eth..iは、試料iから採取された気体試料の場合のエタノールに特徴的なGCピークの面積であり、
HFA.refは、乾燥剤を含有しないキャニスターから採取された気体試料の場合のHFAに特徴的なGCピークの面積であり、
Eth..refは、乾燥剤を含有しないキャニスターから採取された気体試料の場合のエタノールに特徴的なGCピークの面積である。
実施例1a〜4aに関するGCクロマトグラムを図3〜6に示す。これらのクロマトグラムは31日の保存の後に得られた。
図7〜9は、時間を経てそれぞれHFA+15%エタノールの漏れ及びHFA 227の漏れを吸着する種々の気体吸着性物質の効率を示す。
実施例1aのGCトレースは2つのピークを示す:第1のピーク(1.7分における)はHFA 134aに特徴的であり;第2のピーク(3.3分における)はエタノールに特徴的である。実施例1aにおける囲いを空ける時、操作者は強いエタノールの臭いを検出する。
実施例2a〜4aのGCトレースは、エタノールに特徴的なピークを示さない:これらの種々の実施例において調べられた気体吸着性物質のすべては、エタノールを吸着するのに有効である。さらに操作者は、囲いが空けられる時にエタノールの臭いを検出しなかった。
調べられた種々の気体吸着性物質は、HFA 134aの漏れのいくらかを吸着するのに有効であるが、この効率は、それぞれ120及び150日後にHFA134aの漏れを完全に吸着するそれらの効率を保つモレキュラーシーブ5Å及び13Xの場合を除いて、時間を経て低下する(図7〜9)。
これらの結果は、少なくとも4Å、好ましくは少なくとも5Åの気孔寸法(porous size)のモレキュラーシーブが、エタノール及びHFA 134aの両方に関し、試験条件における好ましい吸着等温式を有することを示す。完全なHFA 134a吸着の結果として、囲いの膨張はほとんど除去される。
さらに、本発明の薬剤送達アセンブリの有効性を評価するために、HFA 134a及びエタノール中の溶液において活性成分としてホルモテロルフマレートを含有するpMDIを含む包装品につき、保存−寿命試験を行なった。
ホルモテロルフマレート6mcg/50μlを含有する配合物の分解生成物及び水の含有量を初期ならびに1.5、3及び6ヶ月後に評価した。
この特定の実施例において、包装品はモレキュラーシーブ13X−APG乾燥剤を含有した。パウチに入れられない、ならびに乾燥剤と一緒に及びそれなしでパウチに入れられたpMDIsを比較した。
そのようにして、本発明の薬剤送達アセンブリがpMDI中への水分の進入を減少させ、且つ薬剤製品の化学的安定性を向上させることを可能にすることが示された。
本発明のアセンブリは、活性成分としてホルモテロル、そのエナンチオマー又はジアステレオ異性体、それらの塩又は溶媒和物を含んでなるいずれのHFA組成物にも適合し、且つもっと一般的に、水に敏感な活性成分を配合物中に含有するpMDIsのための二次包装として特に有用である。
[実施例1−14]
種々の実験部分において、HFA 134aとエタノールの混合物又はHFA 227の12mlを含有するpMDIを用いて得られた結果を以下の表に示す。
40℃及び75%RHにおけるストレスをかけた(stressed)条件での保存の後の、補助溶媒と一緒に又はそれなしでプロペラントを含有するキャニスターに関するpMDIsの重量損失及び漏れ吸着を報告する。
Figure 2005525881
Figure 2005525881
Figure 2005525881
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Figure 2005525881
Figure 2005525881
Figure 2005525881
Figure 2005525881
[実施例15]
88%:18%の比率におけるHFA 134a及びエタノールならびに作動毎に6mcgを送達するのに適した量で活性成分としてホルモテロルフマレートを含有する、パウチに入れられない、もしくは本発明の薬剤送達アセンブリを用いてパウチに入れられたpMDIsを、40℃/75%RHにおけるストレスをかけた条件下で保存し、薬剤製品の化学的安定性を調べた。乾燥剤としてモレキュラーシーブ13X−APGが用いられた。
分解生成物及び水の含有量を周期的に調べた。表9に、6ヶ月の保存の後の結果を報告する。
Figure 2005525881
アセンブリを示す図。 図1の線II−II上の断面線図。 試験結果を示す線図。 試験結果を示す線図。 試験結果を示す線図。 試験結果を示す線図。 試験結果を示すグラフ。 試験結果を示すグラフ。 試験結果を示すグラフ。

Claims (8)

  1. ・プロペラントと共に薬剤配合物を保持する加圧容器;
    ・容器を囲み且つ水分不透過性もしくは実質的に水分不透過性の材料から作られる密封された囲い;ならびに
    ・囲い内の気体吸着性材料
    を含んでなり、ここで気体吸着性材料が4Å〜20Åに含まれる開孔寸法(pore opening size)を有する微孔性ゼオライト又はモレキュラーシーブである薬剤送達アセンブリ。
  2. 開孔寸法が5Å〜20Åに含まれる請求項1に従う薬剤送達アセンブリ。
  3. 開孔寸法が8Å〜15Åに含まれる請求項1及び2に従う薬剤送達アセンブリ。
  4. 囲いが柔軟性である請求項1〜3のいずれかに従う薬剤送達アセンブリ。
  5. プロペラントが1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA134a)及び1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFA227)及びそれらの混合物から選ばれるヒドロフルオロアルカンである請求項1〜4のいずれかに従う薬剤送達アセンブリ。
  6. 薬剤配合物が補助−溶媒を含有する請求項1〜5のいずれかに従う薬剤送達アセンブリ。
  7. 補助−溶媒がエタノールである請求項1〜6のいずれかに従う薬剤送達アセンブリ。
  8. 薬剤配合物中の活性成分がホルモテロール(formoterol)、そのエナンチオマー又はジアステレオ異性体、それらの塩もしくは溶媒和物である請求項1〜7のいずれかに従う薬剤送達アセンブリ。
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