JP2005523201A - 拘束手段に対するトリガ信号を発生させる装置および車両内の拘束手段をトリガする方法 - Google Patents
拘束手段に対するトリガ信号を発生させる装置および車両内の拘束手段をトリガする方法 Download PDFInfo
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Abstract
本発明によって、衝突状況用に設けられた拘束手段のトリガに対する判断基準を改善することが提案される。このために、車両内の拘束手段に対するトリガ信号(10)を発生させる装置および方法が提案される。ここで拘束手段は、車両衝突、すなわち前面衝突、側面衝突の場合に対して設けられている。装置(1)は、衝突の際に、衝突の種類に相応する拘束手段に対する要求信号(5)を発生させる衝突識別手段(4)と、相応の状況信号(7)を発生させる、少なくとも1つの車両軸、すなわち長手軸(x)および/または横軸(y)を中心とした、車両の回転運動を識別する手段(6)を有している。本発明では、トリガ信号(10)を発生させる回路(11, 21, 31)が設けられており、当該回路は、要求信号(5)を状況信号(7)と結合させ、これによって拘束手段のトリガに関する判断時に、回転運動が起こり得るか、ないしは回転運動が存在するかに関する情報が考慮される。
Description
従来技術
本発明は、車両衝突(例えば前面衝突または側面衝突)時用の拘束手段が設けられている車両内の拘束手段に対するトリガ信号を発生させる装置に関する。この装置は相応して、衝突を識別する手段を有しており、この手段は衝突時に衝突の種類に相応する拘束手段に対する要求信号を発生させる。さらに、少なくとも1つの車両軸、すなわち長手軸(x)および/または横軸(y)を中心とした車両の回転運動を識別する手段が設けられており、当該手段は相応の状況信号を発生させる。
本発明は、車両衝突(例えば前面衝突または側面衝突)時用の拘束手段が設けられている車両内の拘束手段に対するトリガ信号を発生させる装置に関する。この装置は相応して、衝突を識別する手段を有しており、この手段は衝突時に衝突の種類に相応する拘束手段に対する要求信号を発生させる。さらに、少なくとも1つの車両軸、すなわち長手軸(x)および/または横軸(y)を中心とした車両の回転運動を識別する手段が設けられており、当該手段は相応の状況信号を発生させる。
本発明はさらに、車両衝突時用に設けられている拘束手段をトリガさせる方法に関する。この方法では、車両衝突が生じ得るかに関する情報の他に、少なくとも1つの車両軸、すなわち長手軸(x)および/または横軸(y)を中心とする車両回転運動が生じ得るかに関する情報が検出および評価される。
拘束手段が設けられている既知の車両では、前面衝突または側面衝突を伴う事故時に拘束手段は、通常、事故の経過と無関係にトリガされる。殊に既知のトリガアルゴリズムでは、事故経過において車両ロールオーバーが起きるか否か、または既に起きているか否かは考慮されない。これによって、車両がロールオーバー後に逆さまになり、車両室内がロールオーバーによって非常に狭くなっており、乗員が規定の位置にいないのにもかかわらず、例えばドライバーエアバッグおよび助手席エアバッグがトリガされてしまう。ロールオーバー時に車両が側面で倒れている場合、少なくとも、車両乗員がサイドエアバッグのすぐ上にいるときに、即応するサイドエアバッグのトリガは非常にクリチカルである。要するに実際には、衝突の他にクリチカルな車両回転運動も生じる経過を伴う事故時に、衝突状況用に設けられた拘束手段のトリガによって、車両乗員に傷害が及ぶ、無視できない危険が生じてしまうことが示されている。拘束手段のトリガに関する判断時に事故経過が考慮されることによって乗員保護が改善される。
発明の利点
本発明では、衝突状況用に設けられた拘束手段のトリガに対する判断基準を改善することが提案される。このために、このような拘束手段をトリガに関して判断する際に、車両回転運動が生じ得るか、ないしは車両回転運動が存在するかに関する情報が考慮される。本発明ではこれは冒頭に記された形式の装置において、次の様な回路によって実現される。すなわちトリガ信号を発生させるために、要求信号を状況信号(ひいては事故経過に関する相応の情報)と結び付ける回路によって実現される。
本発明では、衝突状況用に設けられた拘束手段のトリガに対する判断基準を改善することが提案される。このために、このような拘束手段をトリガに関して判断する際に、車両回転運動が生じ得るか、ないしは車両回転運動が存在するかに関する情報が考慮される。本発明ではこれは冒頭に記された形式の装置において、次の様な回路によって実現される。すなわちトリガ信号を発生させるために、要求信号を状況信号(ひいては事故経過に関する相応の情報)と結び付ける回路によって実現される。
本発明は、車両内に全体的に設けられている拘束手段の使用を調整するのは有利であるという認識に基づいている。これは殊に、車両が事故経過においてロールオーバーする場合、または例えば車両が側面で倒れる等のクリチカルな回転運動を車両が行う場合に有利である。さらに本発明では、この種の事故時に、車両のクリチカルな回転運動(例えばロールオーバー)時に乗員を保護する拘束手段のトリガが、衝突状況用に設けられている拘束手段のトリガより高い優先順位を有するかが識別される。従って本発明では、このような拘束手段のトリガに対する判断基準が改善される。トリガ判断基準を改善するために、本発明では次のような情報を使用する。すなわち、車両のクリチカルな回転運動を識別するために検出および評価される情報を使用する。なぜなら車両の位置および場合によっては状態も、車両室内の乗員位置も、この情報によって比較的良好に推測されるからである。この様な推測に基づいて、現在の衝突状況に対して設けられている拘束手段をトリガすることは、乗員の保護に対して有意義であるか否か、またはむしろ危険であるか否かがより良好に判断される。
基本的には、本発明による装置並びに本発明による方法を実現する種々異なる手段がある。
本発明の特に有利な形態では、車両のクリチカルな回転運動が識別されると、衝突状況時の拘束手段は所定の時間期間thaltのあいだ阻止される(sperren)。このために、本発明による装置の回路は少なくとも1つの保持手段を有する。この保持手段によって、トリガ信号が生成されない時間期間thaltが定められる。回路、殊に保持手段は次のように構想されている。すなわち衝突時の拘束手段が、付加的にクリチカルな回転運動も識別された場合にのみ阻止されるように構想されている。このためには、車両回転運動が生じ得るか、ないし車両回転運動が存在するか否かに関する情報が、1つまたは複数の判断基準に基づいて評価される。この判断基準は、車両タイプ毎に異なっていてもよく、車両製造者によって設定可能である。
車両が衝突前にロールオーバーした場合には、拘束手段のトリガを阻止するまたは少なくとも遅らせることはしばしば有意義である。このような状況を識別するために、本発明の有利な形態では、車両の目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が検出および評価される。この目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が第1の相応に選択された閾値(αxmin1および/またはαymin1)を上回る場合は常に、ロールオーバー過程が起こる、またはすでに起こったとされる。これは本発明では、クリチカルな回転運動として識別される。
さらに、ロールオーバー過程が予想された(すなわち車両はまだロールオーバーしていないが、ロールオーバーが直前に迫っている)ときに既に、拘束手段のトリガを阻止するまたは少なくとも遅らせるのは有利である。このような状況を識別するために、本発明では、目下の角度位置(αxおよび/またはαy)の他に、車両の目下の角速度(ωxおよび/またはωy)も検出および評価される。この場合には、目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が第2の相応に選択された閾値(αxmin2および/またはαymin2)を上回り、目下の角速度(ωxおよび/またはωy)も相応に選択された閾値(ωxminおよび/またはωymin)を上回ると、ロールオーバー過程が容易に予測され、これによってクリチカルな回転運動が存在するとされる。
ここで、ロールオーバー過程が生じていることが他の運動パラメータによっても検出または予測されることに注意されたい。これらの運動パラメータは同じように本発明の装置によって、本発明の方法の枠内で検出および評価される。さらに、車両の他の回転運動ないしはさらなる回転運動をクリチカルであると定めることもできる。
上述したように、車両の生じ得る回転運動をクリチカルであるまたはクリチカルでないとクラス分けする判断基準は、例えば車両製造業者によって定められる。この他に、拘束手段が阻止される時間期間thaltも個々に定められる。しかも車両タイプにのみ依存するのではなく、事故過程にも依存する。従って、クリチカルな回転運動が識別されると拘束手段は衝突時に例えば持続的に(thalt=∞)または制限された時間期間(thalt=定数)の間のみ阻止される。
拘束手段を少なくとも車両が停止するまで阻止するのはしばしば有利である。これを確認するために、例えば目下の角度位置(αxおよび/またはαy)に対する第3の閾値を定めることができる。目下の角度位置(αxおよび/またはαy)がこの第3の閾値(αxmin3および/またはαymin3)を下回る場合、車両が停止したとされる。他の手段は、車両の目下の線形加速度(ax、ayおよび/またはaz)を検出および評価することである。この場合には例えば、目下の線形加速度の関数f(ax、ayおよび/またはaz)が所定の閾値aminを下回ると、車両が停止したとされる。
図面
上述したように、本発明の教示を有利な方法で実現し、発展させる種々異なる手段がある。このためには一方では独立請求項に従属する請求項を、他方では図面に基づいた本発明の複数の実施例に対する後続の説明を参照されたい。
上述したように、本発明の教示を有利な方法で実現し、発展させる種々異なる手段がある。このためには一方では独立請求項に従属する請求項を、他方では図面に基づいた本発明の複数の実施例に対する後続の説明を参照されたい。
図1a〜1cにはそれぞれ、車両内の拘束手段に対するトリガ信号を発生させる、本発明による装置の基本回路図が示されており、
図2a〜2dにはそれぞれ、本発明による装置の保持手段の実現手段に対する基本回路図が示されている。
図2a〜2dにはそれぞれ、本発明による装置の保持手段の実現手段に対する基本回路図が示されている。
実施例の説明
以下で図1a〜図1cに関連して説明される本発明による装置1、2または3の形態はそれぞれ、車両内の拘束手段に対するトリガ信号を発生させるのに用いられる。ここでは車両衝突(例えば前面衝突または側面衝突)時用の拘束手段が設けられている。この3つの全ての形態は衝突を検出する手段4を有しており、この手段は衝突時に、存在している各衝突の種類に対して設けられている拘束手段に対する要求信号5を生成する。さらに、この3つの全ての形態では、少なくとも1つの車両軸、すなわち長手軸(x)および/または横軸(y)を中心とした車両の回転運動を識別する手段6および/または7が設けられており、これらの手段は相応の状況信号8または9を生成する。
以下で図1a〜図1cに関連して説明される本発明による装置1、2または3の形態はそれぞれ、車両内の拘束手段に対するトリガ信号を発生させるのに用いられる。ここでは車両衝突(例えば前面衝突または側面衝突)時用の拘束手段が設けられている。この3つの全ての形態は衝突を検出する手段4を有しており、この手段は衝突時に、存在している各衝突の種類に対して設けられている拘束手段に対する要求信号5を生成する。さらに、この3つの全ての形態では、少なくとも1つの車両軸、すなわち長手軸(x)および/または横軸(y)を中心とした車両の回転運動を識別する手段6および/または7が設けられており、これらの手段は相応の状況信号8または9を生成する。
本発明では各装置1、2または3は、トリガ信号10を発生させる回路11、21または31を有している。これは要求信号5を状況信号8および/または9と結合させる。これによって拘束手段のトリガに関する判断時に、回転運動が生じ得るかないしは回転運動が存在するかに関する情報が考慮される。
ここに示されている実施例では、回路11, 21または31は保持手段(Halteglied)13を有している。この保持手段の機能は、クリチカルな回転運動が識別された場合にのみ使用される。このような場合には、保持手段13が作用し、拘束手段は衝突時に時間期間thaltのあいだ阻止される。保持手段13は、拘束手段のトリガないしは相応するトリガ信号の発生がそれ以外では影響されないように構想されている。このような保持手段13に対する種々異なる実現手段に関しては、以下で図2a〜2dに関連してより詳細に説明する。
図1aに示された装置1では、手段6によって、ロールオーバー過程が予期されるか否か、すなわち車両のロールオーバーが目前に迫っているか否かが予測される。この種の予測は、例えば車両の目下の角速度(ωxおよび/またはωy)に関する情報と関連した車両の目下の角度位置(αxおよび/またはαy)に関する情報に基づく。この場合には、ロールオーバー過程が次のときに常に予測される。すなわち、目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が相応の閾値(αxmin2および/またはαymin2)を上回り、目下の角速度(ωxおよび/またはωy)が同じように相応の閾値(ωxminおよび/またはωymin)を上回るときには、ロールオーバーが常に予測される。状況信号8は、12で反転される。反転された状況信号8’はその後、保持手段13の入力側に供給される。保持手段の出力信号は14で要求信号5と結合される。要求信号5および状況信号8の状態に応じて、並びに保持手段13の種類に応じて、この結合の結果として、拘束手段に対するトリガ信号10が発生される。
衝突状況が生じている場合、要求信号5は論理的に1である。通常時にはロールオーバーは予測されないので、状況信号8は論理的に0であり、これに相応して反転された状況信号8’は論理的に1である。ロールオーバー過程が予測されない限りは、保持手段13は反転された状況信号8’の状態を直接的に後ろに接続されたANDゲート15に転送する。この場合にはANDゲート15の両方の入力側に論理値1が印加されるので、要求された拘束手段に対するトリガ信号10が生成される。
衝突状況が生じている場合、ロールオーバー過程が予測されると、状況信号8は論理的に1になり、これに相応して反転された状況信号8’は論理的に0になる。このような状態は保持手段13によって、所定の時間期間thaltのあいだ維持される。この結果、ANDゲート15には論理値1および論理値0が印加される。thaltが経過した後にはじめて、ANDゲート15に、加わる目下の反転状況信号8’が供給される。この信号は、上述したように、通常は論理的に1である。相応してこの場合にはthaltの経過後にはじめて、要求された拘束手段に対するトリガ信号10が生成される。
図1bに示された装置2では、車両衝突時に拘束手段のトリガは、実際にもロールオーバーが起こっているときに初めて阻止される、ないしは遅らされる。これは手段7によって求められる。このために、車両の目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が監視され、相応の閾値(αxmin2および/またはαymin2)と比較される。目下の角度位置(αxおよび/またはαy)がこの閾値(αxmin2および/またはαymin2)を上回ると、ロールオーバー状況が存在しているとされ、状況信号9は論理値1になる。その他の点では、図1bに示された装置は図1aに示された装置に相応する。
図1cに示された装置3では、ロールオーバー過程の予測を可能にする、図1aに関連して示された手段6と、ロールオーバー過程を識別する、図1bに関連して示された手段7とが組み合わされているので、保持手段13の機能は次の場合にのみ用いられる。すなわちロールオーバー過程が予測され、かつ目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が所定の閾値(αxmin2および/またはαymin2)を上回る場合にのみ機能が用いられる。2つの状況信号8および9はここでANDゲート16に供給される。ANDゲート16の反転された出力信号はその後、保持手段13に対する入力信号を形成する。その他の点では、図1cに示された装置は、図1aおよび図1bに示された装置に相応する。
ここで、角度位置に対する閾値αxmin1および/またはαymin1と、αxmin2および/またはαymin2並びに角速度に対する閾値ωxminおよび/またはωyminが、各空間方向xおよびyに対してだけでなく、各拘束手段に対して個々にも設定可能であることに注意されたい。これによって例えば、前面衝突時に拘束手段のトリガが次の場合にのみ阻止されることが実現可能である。すなわち車両が少なくとも180°、自身のx軸またはy軸を中心に回転した場合にのみ、阻止されることが実現可能である。この場合には、屋根が押圧され、車両室内が狭くなっていることに由来する。これとは異なり、側面衝突に属する拘束手段は既に次の場合に阻止されるべきである。すなわち、車両が少なくとも90°、自身のx軸を中心に回転した場合である。通常、この場合に乗員は好ましくない位置にいるので、サイドエアバッグのトリガは付加的な傷害の危険性をもたらしてしまう。
上述したように図2a〜図2dには、保持手段に対する種々異なる実現手段131, 1132, 133および134が示されている。
図2aに示された形態では、車両のクリチカルな回転運動が識別されると、保持手段131が作用して、各衝突状況に対して定められた拘束手段が持続的に阻止される((thalt=∞)。
図2bに示された形態では、車両のクリチカルな回転運動が識別されると、各衝突状況に対して定められた拘束手段が制限された所定の時間期間(thalt=定数 )のあいだだけ阻止される。
図2cおよび図2dに示された形態では、拘束手段は衝突時に少なくとも次の長さ阻止される。すなわち、クリチカルな回転運動が識別された後、車両が静止するまでの長さ阻止される。車両が静止したか否かを識別するために、ここでは一方でローリング角速度(Wankwinkelgeschwindigkeit)ωxないしはピッチ角速度(Nickwinkelgeschwindigkeit)ωyが監視され、他方では車両の3つの線形加速度ax, ay,およびazが監視される。保持手段133ないし134によって135で、角速度ωxおよびωyが相応に定められた閾値ωxmin3ないしはωymin3を下回っているか否かが監視され、136では関数f(ax, ay, az)が閾値aminを下回っているか否かが監視される。このような関数f(ax, ay, az)は例えばf(ax, ay, az)=|ax|+|ay|+|az|として、またはf(ax, ay, az)=max(|ax|, |ay|, |az|)として実現される。この2つの条件のうちの1つ、または2つの条件が満たされると、これは車両が停止したことに由来する。相応する信号の結合は、ここではAND/ORゲート137によって実現される。このAND/ORゲートの出力信号は、第1の保持手段138に供給される。図2cに示された実施形態の場合、この保持手段138は、車両が停止した場合に拘束手段の阻止を保持する。図2dに示された実施形態の場合、保持手段の阻止は、車両が既に停止されている場合にも、さらに付加的な所定の時間期間tのあいだ維持される。このために第2の保持手段139が設けられている。この第2の保持手段は、第1の保持手段138の後に接続されている。
Claims (16)
- 車両内の拘束手段に対するトリガ信号(10)を発生させる装置であって、
前記拘束手段は、車両衝突、すなわち前面衝突、側面衝突の場合に対して設けられており、
前記装置は、衝突の際に、衝突の種類に相応する拘束手段に対する要求信号(5)を発生させる衝突を識別する手段(4)と、
相応の状況信号(7, 8)を発生させ、少なくとも1つの車両軸、すなわち長手軸(x)および/または横軸(y)を中心とした、車両の回転運動を識別する手段(6, 7)を有している形式のものにおいて、
トリガ信号(10)を発生させる回路(11, 21, 31)を有しており、
当該回路は、前記要求信号(5)を前記状況信号(7, 8)と結合させ、拘束手段のトリガに関する判断時に、回転運動が生じ得るか、ないしは回転運動が存在するかに関する情報が考慮される、
ことを特徴とする、車両内の拘束手段に対するトリガ信号を発生させる装置。 - 前記回路(11, 21, 31)は少なくとも1つの保持手段(13)を有しており、
当該保持手段(13)は、クリチカルな回転運動が識別された場合にトリガ信号(10)が発生されない時間期間thaltを定める、請求項1記載の装置。 - 目下の角度位置(αxおよび/またはαy)を検出する手段(7)が設けられており、
当該目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が第1の所定の閾値(αxmin1および/またはαymin1)を上回る場合に、クリチカルな回転運動が存在するとされる、請求項2記載の装置。 - ロールオーバー過程を予測する手段(6)が設けられており、ロールオーバー過程が予測されると、クリチカルな回転運動が存在するとされる、請求項2または3記載の装置。
- 車両の目下の角速度(ωxおよび/またはωy)を検出および評価する手段が設けられており、f(αx, ωx)ないしはf(αy, ωy)によってあらわされる閾値を上回るとロールオーバー過程が予測される、請求項3および4記載の装置。
- 保持手段(131)は時間期間thaltを無限と定め、拘束手段は持続的に阻止される、請求項2から5までのいずれか1項記載の装置。
- 保持手段(133, 134)は時間期間thaltを、拘束手段が少なくとも、車両が停止するまでのあいだ阻止されるように定める、請求項2から5までのいずれか1項記載の装置。
- 線形加速度(ax, ayおよび/または az)を検出および評価する手段が設けられており、車両がいつ停止したかが求められる、請求項7記載の装置。
- 車両内の拘束手段をトリガする方法であって、
前記拘束手段は車両衝突、すなわち正面衝突、側面衝突の場合に対して設けられており、
車両衝突が生じ得るかに関する情報を検出および評価し、
少なくとも1つの車両軸、すなわち長手軸(x)および/または横軸(y)を中心とした車両回転運動が生じ得るかに関する情報を検出および評価する形式の方法において、
衝突時の拘束手段のトリガに関する判断時に、車両回転運動が生じ得るか、ないしは車両回転運動が存在するかに関する情報を考慮する、
ことを特徴とする、車両内の拘束手段をトリガする方法。 - クリチカルな回転運動を識別するために、車両回転運動が生じ得るかないしは車両回転運動が存在するかに関する情報を評価し、
クリチカルな回転運動が識別された場合には、衝突時に拘束手段を時間期間thaltのあいだ阻止する、請求項9記載の方法。 - 車両の目下の角度位置(αxおよび/またはαy)を検出および評価し、
目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が第1の所定の閾値(αxmin1および/またはαymin1)を越えた場合、車両運動をクリチカルな回転運動として識別する、請求項10記載の方法。 - 車両の目下の角速度(ωxおよび/またはωy)を検出および評価し、
f(αx, ωx)ないしf(αy, ωy)によってあらわされる閾値を超えた場合、ロールオーバー過程を予測する、ひいてはクリチカルな回転運動が存在しているとする、請求項11記載の方法。 - クリチカルな回転運動が識別された場合、衝突時に前記拘束手段を持続的に(thalt=∞)阻止する、請求項10から12までのいずれか1項記載の方法。
- クリチカルな回転運動が識別された場合、衝突時に前記拘束手段を少なくとも車両が停止するまで阻止する、請求項10から12までのいずれか1項記載の方法。
- 目下の角度位置(αxおよび/またはαy)が第3の所定の閾値(αxmin3および/またはαymin3)を下回った場合、車両が停止したとする、請求項12または13および15のいずれか1項記載の方法。
- 車両の線形加速度(ax, ayおよび/またはaz)を検出し、目下の線形加速度の関数f(ax, ayおよび/またはaz)が所定の閾値aminを下回ると、車両が停止したとする、請求項11または12および請求項15または16記載の方法。
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