JP2005522065A - 無線通信システムのための複数規格送信機システムおよび方法 - Google Patents

無線通信システムのための複数規格送信機システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】送信機108はアンテナ114による伝送のためにデジタルベースバンド信号入力150を変換し複数の通信規格をサポートする。過偏移位相乗算器130は信号位相偏移を係数M分増加させる。デジタル位相変調器176は三角法のルックアップテーブルを適用する。デジタル中間周波数アップコンバータ132は所望の信号の内容の周波数をアップシフトする。第1および第2のデジタル/アナログ変換器(DAC)134,136は、比較的低ビットのオペレーションを用いDAC雑音212を加える。第1および第2のローパスフィルタ138,140は所望の信号の内容の周波数を超える阻止を適用する。アナログI/Q変調器142は複素信号から実数信号へ変換し、所望の信号の内容から中間周波数の倍離れて配置された不要な信号を加える。制限器144は振幅変調雑音を低減する。過偏移位相除算器146は信号位相偏移を1/Mで除算し位相変調された雑音を低減する。

Description

分野
本発明は、一般に無線通信システムに関し、特に位相変調を介した雑音低減のための複数規格送信機システムおよび方法に関する。
背景
携帯電話のような無線通信装置が、従来の電話システムの代替として広く用いられている。無線通信装置の1つの利点は、その携帯性である。ユーザは、事実上地上のどの場所からでも無線通信装置を操作できる。無線通信装置のコンポーネントのサイズ、重量、および所要電力は携帯性に不利な影響を及ぼすおそれがあるので、それらは無線通信装置の有用性に直接影響を与える重要な要因である。
通信が行われるためには、信号は無線通信装置のコンポーネントから送信されるとともに、コンポーネントにより受信される。送信機は、単独でも送受信機の一部でも、無線通信装置のための送信タスクを処理する。一般に、送信機は送信すべき複素デジタルベースバンド信号を受け入れる。これらの複素デジタルベースバンド信号は、無線通信装置内部で生成される。送信機はその後、ベースバンド信号の変調、周波数アップコンバージョン、デジタル/アナログ変換、および電力増幅の形態を実行する。
デジタル/アナログ変換は、多大な信号雑音を発生させる可能性があるため、送信機にとって重要な観点である。デジタル/アナログ変換に対する従来の取り組み方は、デジタル/アナログ変換を行うための比較的多数の操作ビットを有する特別な種類のデジタル/アナログ変換器(DAC)を使用することを含む。例えば、いくつかの送信機は、10ビットまたは12ビットのDACを使用する。他の従来の取り組み方では、コストを削減するためにより少数の操作ビットを有するDACを使用するが、精巧なフィルタリングを用いることにより、少数ビットDACによって起こる付加的な雑音を減少させることを強いられる。
低ビットDACにより生じる雑音の量と高ビットDACに関連する費用との間のトレードオフ分析は、複数規格携帯電話のような複数規格の通信装置用に構成される送信機のために、いっそう複雑になっている。特に、同時通話の多重化に関する携帯電話規格の観点は、複数規格環境におけるDACの実施に大いに影響を及ぼす。特に、多重化は、周波数分割多元接続(FDMA)方法、時分割多元接続(TDMA)方法、または符号分割多元接続(CDMA)方法を用いる携帯電話システムで実施される。
FDMA方法では、個々の同時携帯電話通話に、所定の周波数帯域内で異なる周波数が割り当てられる。図1に示すように、周波数帯域は個々の搬送波周波数FからFまでを含む帯域幅Bfを有する。FDMA方法では、一対の個々の搬送波周波数が、この一対のうち一方の搬送波周波数が移動局から基地局への通信を処理し、この一対のうち他方の搬送波周波数が基地局から移動局への通信を処理する1つの同時携帯電話通話をサポートする。
TDMA方法も個々の搬送波周波数を有する伝送周波数帯域を用いるが、一対のTDMA搬送波周波数が複数の同時通話をサポートできるように、個々のTDMA搬送波周波数は時間ベースの多重化によりさらに分割される。例えば、図2に示すように、各搬送波周波数は、一対のうち一方の搬送波周波数がアップリンク通信のために用いられ、一対のうち他方の搬送波周波数がダウンリンク通信のために用いられる多数の時間セグメントに分割されるので、一対のTDMA搬送波周波数は多数の同時通話をサポートできる。
CDMA方法は、どの個々の搬送波周波数も特定の通話のために指定されない伝送周波数帯域を用いるという点で、FDMA方法やTDMA方法と異なる。その代わりに、個々の通話は、図3に示すように周波数FとFの間の特定の周波数帯域全域にわたって分散させることができる。
GSM(Global System for Mobile Communications)は、図4に示すように周波数帯域の個々の搬送波周波数が200kHz間隔で配置されるTDMA多重化の特定の形態を用いる携帯電話通信規格である。GSM規格のもとでは、図5に示すように、特定の搬送波周波数fsignalを有する各搬送波信号に対して、搬送波周波数fsignalを中心とする30kHz帯域幅の領域で第1の電力の量が測定され、搬送波周波数fsignalから400kHz離れた試験周波数ftestを中心とする30kHz帯域幅の領域で第2の電力の量が測定される。GSM規格によれば、第2の電力の量は第1の電力の量より少なくとも60デシベル下回るべきである。
CDMA技術を用いる規格は、GSM規格と比べて雑音条件に関して要求は厳しくない。第2世代のCDMA技術は、図6に示すように、1.23MHz周波数帯域のような広い伝送周波数帯域を有する搬送波を用いる。第3世代のCDMA技術は、図7に示すような5MHzから15MHzの伝送周波数帯域を有する搬送波を用いる広帯域CDMA(WCDMA)を用いる。雑音条件に関してCDMA規格とWCDMA規格は、搬送波の伝送周波数以外の雑音低減の問題に重点を置く傾向がある。結果として、GSM規格はその周波数帯域内の多数の搬送波信号の各々からの雑音に対処するので、CDMA規格とWCDMA規格は、GSM規格よりも雑音条件に関して適合しやすい。例えば、890MHzから915MHzのアップリンク周波数帯域と935MHzから960MHzのダウンリンク周波数帯域とで動作するためのGSM規格は、別個の周波数上で124対の個々の搬送波信号を有し、それぞれがフィルタリングまたは雑音低減に関して別個の雑音条件を有している。このため、GSM規格の実施における従来の取り組み方では、一般に高ビットDACを使用する。例として、CDMAまたはWCDMAを含む一般的な状況では、簡単な変換後フィルタリングを備える8ビットDACまたは9ビットDACで十分であろう。一方、GSMを含む一般的な状況では、より精巧な変換後フィルタリングを備える10ビットDACまたは12ビットDACが必要であろう。この場合、GSMに対して、8ビットDACまたは9ビットDACが使用されると、いっそう広域で精巧なフィルタリングが必要となるであろう。
GSMとWCDMAのような1つより多い通信規格を有する携帯電話の使用に対処する従来の取り組み方は、携帯電話の内部の信号のデジタル/アナログ変換に関するので、両方の規格の雑音条件を満たすという課題に奮闘している。ある従来の取り組み方では、GSMが必要な場合、CDMA雑音条件に対する低ビットDACと切り換え可能なフィルタの精巧なシステムとを使用する。他の従来の取り組み方では、各通信規格向けの別個のDACを有する二重の通信路を使用する。例えば、携帯電話送信機内の第1の通信路において、1つ以上の8ビットDACまたは9ビットDACがCDMAまたはWCDMA技術に対して使用されであろうが、携帯電話送信機内の第2の通信路においては、1つ以上の10ビットDACまたは12ビットDACがGSM技術に対して使用されるであろう。残念なことに従来の取り組み方は、実施するには比較的費用がかかり複雑であった。
したがって、携帯電話のような無線通信装置における送信機のためのシステムおよび方法には、切り換え可能なフィルタまたは複数の通信路の必要性なしに1つより多い通信規格に基づいて動作し、特に送信機内で使用される1つ以上のDACに関して複数の規格の雑音条件に対処するために、重要な必要性がある。そのような必要性に対する動機には、複数規格送信機への従来の取り組み方に関連するコストと複雑さの低減が含まれる。本発明はこれと他の利点を提供し、それらは以下の詳細な説明と添付の図面により明らかになる。
概要
本発明は、少なくとも第1および第2の通信規格に従って、無線通信システムからの信号伝送のための位相偏移値および所望の信号の内容を有するデジタルベースバンド入力信号を処理する無線通信システムのための複数規格送信機システムおよび方法に属する。第1の通信規格は雑音条件を有し、第2の通信規格は第1の通信規格の雑音条件より厳しくない雑音条件を有する。
本システムおよび方法の観点は、デジタルベースバンド入力信号の位相偏移を乗算係数Mでデジタル方式により乗算し、デジタルベースバンド入力信号の位相偏移値をデジタルベースバンド入力信号の位相偏移値の実質的にM倍増加させて、所望の信号の内容を実質的に含む過偏移デジタルベースバンド信号を出力するよう構成された過偏移乗算器を含む。
他の観点は、サンプリング周波数Fと中間周波数FIFに関して過偏移デジタルベースバンド信号を処理して、過偏移デジタルベースバンド信号からアップシフトされているI直交信号およびQ直交信号を出力するよう構成されているデジタル中間周波数アップコンバータを含む。I直交信号およびQ直交信号は、実質的に中間周波数を中心とするアップシフトされた周波数範囲における所望の信号の内容を実質的に含む。
さらなる観点は、I直交信号を第1の複素アナログ信号に変換するよう構成された第1のデジタル/アナログ変換(DAC)と、Q直交信号を第2の複素アナログ信号に変換するよう構成された第2のDACとを含む。第1および第2の複素アナログ信号は所望の信号の内容を実質的に含む。第1および第2のDACは、所望の信号の内容のアップシフトされた周波数範囲を含む周波数スペクトルの少なくとも一部に固有のDAC雑音を有する。
さらなる観点は、第1の複素アナログ信号をフィルタリングして第1のフィルタリングされたアナログ信号を出力するよう構成された第1のローパスフィルタと、第2の複素アナログ信号をフィルタリングして第2のフィルタリングされたアナログ信号を出力するよう構成された第2のローパスフィルタとを含む。付加的な観点は、第1および第2のフィルタリングされたアナログ信号を第2の変調周波数Fに従って変調し、位相偏移値を有し中間周波数FIFと第2の変調周波数Fとの合計に実質的に等しい値を有する周波数を実質的に中心とする第2のアップシフトされた周波数範囲内に位置する所望の信号の内容を実質的に含む実数アナログ信号を出力するよう構成され、実数アナログ信号はさらに変調の結果として生じる不要な信号を含むアナログI/Q変調器を含む。
他の観点は、制限器の入力信号を振幅制限し、それによって実数アナログ信号の振幅変調された雑音成分を低減するよう構成された制限器を含む。過偏移位相除算器は、過偏移入力信号の位相偏移を除算係数Mで除算してDAC雑音の残留部分を低減し、不要な信号を低減するよう構成されている。過偏移位相除算器は、さらに過偏移入力信号を帯域通過させ、さらに不要な信号を低減し、それによって低減されたDAC雑音と低減された不要な信号を含む位相調整アナログ信号を出力するよう構成されている。位相調整アナログ信号は、実質的に実数アナログ信号の位相偏移の1/Mである位相偏移を有し、処理の後の残留DAC雑音および不要な信号の合成された電力レベルは、第1の通信規格の雑音条件に反するのに不十分である。
詳細な説明
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を添付の図面とともに参照することで明らかになる。
本発明は、信号雑音を軽減し、従来技術の二重規格の送信機にみられるような広域な複数の内部送信機通信経路または広域な送信機フィルタリングシステム、およびコンポーネントなしに複数の通信規格の仕様を満たす送信機のためのシステムおよび方法を提供する。本明細書中で示される例は特定の通信規格に関するが、本発明の原理は無線通信の複数の形態に広く適用できる。さらに、本明細書で示される例は、携帯電話に向けることができる。しかしながら、この用語は便宜上用いられ、本発明は、総称して無線通信装置と呼ばれるセルラ、PCS、および他の通信形態に適用できる。
また、本発明は潜在的により低いコストのコンポーネント、特に比較的低ビットのDACを考慮し、ずっと高いコストの部品、特に従来の取り組み方に基づく比較的高ビットのDACを必要とするであろう1つ以上の通信規格を含む複数の通信規格をサポートする。これにより、一般に単一の通信経路内で構成される同じ潜在的に低いコストのコンポーネントで、要求の厳しい通信規格と厳しくない通信規格との両方に適合させる。これは、せいぜい要求の厳しくない通信規格だけに適合できる従来の取り組み方とは異なっている。
本発明の実施形態によれば、送信機により所望の信号の複素デジタルベースバンド形式が受信されると、所望の信号の位相偏移は、本明細書中でMとして参照される乗数による位相乗算器を介して著しく増加される。所望の信号は、その後中間周波数にアップシフトされる。以下に例示的な実施形態で説明するように、アップシフティングは、所望の信号をアナログ複素形式からアナログ実数形式に変換する後続の変調過程の結果として生成される1つ以上の不要な信号から離れるよう、周波数スペクトル上の所望の信号を移動する。
所望の信号が送信機の通信経路を通るとき、かなりの量の望ましくない雑音が、特に比較的低ビットのDACにより、複素ベースバンド信号に加えられる。従来ではより高いコストのコンポーネントで行われていたいくつかの機能に対して、低ビットのDACのような低いコストのコンポーネントを使用するため、導入された雑音はいくつかの従来の取り組み方で許容されるよりも高いレベルになる可能性がある。この望ましくない雑音の導入を抑制するために、ほとんどの雑音が後に本発明の方法およびシステムにより除去され、それによって重要でないレベルの雑音あるいは不要な信号が残る。
以下でさらに述べるように、雑音は、振幅変調された雑音成分と位相変調された雑音成分を有する。送信機を通じて所望の信号が進む後段において、送信機の出力端に向けて、所望の信号に加えられた雑音は重要でないレベルに低減される。不要な雑音の振幅変調された雑音成分は、制限器により大幅に低減され、これは雑音低減のための従来の取り組み方に比べて比較的低いコストである。制限器は、閾値を超える信号部分を実質的に0でない定数値に変え、閾値未満の信号部分を実質的に0の定数値に変える。不要な雑音の位相変調された雑音成分は、位相除算器により大幅に低減される。位相除算器は、位相変調された雑音成分を除算するだけでなく、所望の信号の位相偏移も除算する。計画としては、送信機へ所望の信号が最初に入力したときに、所望の信号の位相偏移が予め位相乗算器により乗数M分著しく増加したので、除数Mにより所望の信号の位相偏移を除算することにより、所望の信号が送信機への入力の時に有していた最初の位相偏移が実質的に復元する。位相変調された雑音成分を除数Mにより除算することにより、位相変調された雑音成分を重要でないレベルに著しく低減する。
一般に、制限器と位相除算器は両方とも、いずれか1つの特定の通信規格に合わせられてはいない雑音低減の取り組み方である。結果として、特定の通信規格に向けられた送信機内の複数の内部通信経路と精巧なフィルタリングシステムは必要とされないし、要求もされない。
例として、送信機の例示的な実施形態は、GSM通信規格とWCDMA通信規格のバージョンをサポートし、それらは周波数スペクトルの部分を共有する。他の実施形態は、個別の通信規格の個々の伝送周波数帯域から集められた集合的な伝送周波数帯域に関連し以下でさらに説明する雑音低減の取り組みを導くことにより、周波数スペクトルの部分を共有しない複数の通信規格をサポートできる。一般に、単一の内部通信路は、従来の取り組み方に見られる複数の内部通信路の代わりに送信機内で用いられる。フィルタリングは、主にWCDMA通信規格のための伝送周波数帯域とGSM通信規格のための伝送周波数帯域とから成る広い集合伝送周波数帯域に向けられる簡単な単極パッシブローパスフィルタによりなされる。GSMをサポートするための従来の送信機の取り組み方は精巧なフィルタリングシステムを含むが、この例示的な実施形態では、精巧な従来のフィルタリングシステムを必要とせず要求もしないにもかかわらず、GSMとWCDMAの両方がサポートされる。
したがって、実施は一般にデジタルベースバンド入力信号の位相偏移を乗算係数Mでデジタル方式により乗算するよう構成された過偏移位相乗算器を含んでいる。このため、デジタルベースバンド入力信号の位相偏移値は、デジタルベースバンド入力信号の位相偏移値のほぼM倍増加し、実質的に所望の信号の内容を含む過偏移デジタルベースバンド信号が出力される。
一般の実施は、サンプリング周波数FSと中間周波数FIFに関して過偏移デジタルベースバンド信号を処理するよう構成されたデジタル中間周波数アップコンバータをさらに含む。このため、I直交信号とQ直交信号は過偏移デジタルベースバンド信号からアップシフトされ、I直交信号とQ直交信号は中間周波数をほぼ中心とするアップシフト周波数範囲における所望の信号の内容を実質的に含む。
また、一般に含まれるのは、I直交信号とQ直交信号を第1の複素アナログ信号と第2の複素アナログ信号に変換するよう構成されたデジタル/アナログ変換器(DAC)である。第1の複素アナログ信号と第2の複素アナログ信号は、所望の信号の内容を実質的に含むが、第1のDACおよび第2のDACは、少なくとも所望の信号の内容のアップシフトされた周波数範囲を含む周波数スペクトル部分における固有のDAC雑音を有している。過偏移位相除算器は、一般に過偏移入力信号を除算係数Mで除算して、DAC雑音の残留部分を低減し不要な信号を低減するために備えられる。
説明のための図面に示すように、本発明は図8の機能ブロック図に示すシステム100において具体化される。システム100は、システムの動作を制御する中央処理装置(CPU)102を含んでいる。当業者は、CPU102が電気通信システムを動作できるどんな処理装置も包含するよう意図されていることを理解する。これは、マイクロプロセッサ、組み込みコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、状態機械、専用ディスクリートハードウェアなどを含む。本発明は、CPU102の実施のために選ばれた特定のハードウェアコンポーネントに制限されない。
またシステムは好ましくは、読み出し専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むことができるメモリ104を含んでいる。メモリ104は、CPU102に指示とデータを供給する。また、メモリ104の一部は、フラッシュRAMのような不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含むことができる。
またシステム100は、一般に無線通信装置内で具体化されるが、システム100と基地局(不図示)のような遠隔の場所との間での音声通信のようなデータの送信と受信を可能にする送信機108と受信機110を収容するハウジング106を含んでいる。送信機108と受信機110は、送受信機112に統合することができる。アンテナ114は、ハウジング106に取り付けられ、送受信機112に電気的に結合される。送信機108のコンポーネントと動作上の詳細については、以下でさらに述べる。受信機110とアンテナ114の動作については、技術的によく知られており、それが特に本発明に関する場合を除いて本明細書中で述べる必要なない。
またシステム100は、マイクロフォンのような音声入力装置120とスピーカのような音声出力装置122とを含む。音声入力装置120と音声出力装置122は、一般にハウジング106内に備え付けられる。付加的なコンポーネントも、無線通信装置の型式によって従来の方法で使用することができる。例えば、アナログ携帯電話はどの音声データのデジタル化も必要としない。一方、デジタル無線通信装置は、アナログ音声データをデジタル形式に変換するために付加的なコンポーネントを必要とする。図1には特に示していないが、音声入力装置120は、システム100がデジタル無線通信装置で実施されたとき、アナログ音声信号をデジタル形式に変換するアナログ/デジタル変換器(ADC)に結合される。ADCは、総称してVOCODERと呼ばれる、音声データを既知の方法で符号化する音声符号化システムの一部とすることができる。同様に、音声出力装置122は、デジタル音声データをアナログ形式に変換するデジタル/アナログ変換器(DAC)に結合される。
音声出力装置122は、受信機と呼ばれることもあるが(受信機110と混同すべきでない)、外部装置(不図示)に替えることができる。例示的な実施形態において、システム100は、入力−出力(I/Oコネクタ128)を介して外部音声装置に結合することができる。I/Oコネクタ128は、音声入力および出力のためにポートを供給し、さらに制御信号とキーボード(不図示)のような他の操作コンポーネントへのアクセスを供給することができる。
システム100の様々なコンポーネントが、バスシステム129により共に結合される。バスシステム129は、データバスに加えて、電源バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことができる。しかしながら明確にするために、様々なバスがバスシステム129として図1に示されている。
当業者は、図1に示されたシステム100が特定のコンポーネントのリストではなく機能ブロック図であることを理解する。また実際には、システム100内の別個の機能ブロック図は、デジタル信号プロセッサ(DSP)のような1つの物理的なコンポーネントに組み入れることができる。またそれらは、CPU102により動作されているコードのようなプログラムコードとして、メモリ104内に常駐することができる。同様の考慮を、図1のシステム100中に記載された他のコンポーネントに適用することができる。
一般に、本発明の観点は、周波数スペクトルの狭帯域部分内に含まれる複素デジタルベースバンド信号を、伝送周波数FRFを有する搬送波上に変調されている実数アナログ信号に最終的に変換するよう統合される。本発明は、特定の通信規格がサポートされている場合だけ作動するような送信機内の複数の内部通信路や精巧なフィルタリングシステムを必要とすることなく、異なる雑音低減基準をもつ1つより多い通信規格をサポートすることに向けられる。
システム100の送信機108を実施する一般的な原理が図9−11に示されており、ここでBf1とBf2はそれぞれ第1の通信規格と第2の通信規格からの周波数帯域を表しており、起こりうる周波数共有の異なるシナリオの代表的な例として、種々の重ね合わせとともに表されている。一般に本発明は、送信機108によりサポートされる少なくとも1つの通信規格の部分である1つ以上の伝送周波数帯域以外の信号レベルを低減しようとする。本発明で一般に取り込まれる最も簡単な取り組み方は、サポートされるどの通信規格のどの伝送周波数帯域よりも低いあるいは高い周波数に対する伝送のための準備の一部として、別の方法では後にアップシフトされるであろう周波数の信号レベルを除外する。通信規格の伝送周波数帯域間の差がある場合、フィルタリングのより精巧な段が一般に必要とされるので、後にこれらの周波数差にアップシフトされる信号レベルは、一般的により簡単な実施形態において阻止されない。例えば、図9−11に示すように、別の方法ではBfsumで表される集合周波数帯域の外側の周波数スペクトルにおける周波数にアップシフトされたであろう信号レベルをフィルタにかけるのに、簡単なフィルタリングシステムが使用されるであろう。例えば、送信機108は、それぞれが25MHzの帯域幅をもつアップリンク伝送周波数帯域とダウンリンク伝送周波数帯域を有し、周波数スペクトルの1800または1900MHz領域で動作するGSM規格のバージョンのサポートをする必要があることがあるとともに、それぞれが15MHzの帯域幅をもつ伝送オペレータ帯域を有し、また周波数スペクトルの1800または1900MHz領域で動作するWCDMA規格のバージョンのサポートをする必要があることもある。適切で簡単なフィルタリングシステムを提供し、別の方法ではGSM通信規格およびWCDMA通信規格のサポートされたバージョンのどの伝送周波数帯域よりも低くあるいは高く後にアップシフトされたであろう信号を除外するために、適切なBfsumが決定されるであろう。
図12に示すように、本発明によれば、送信機108は過偏移位相乗算器130、デジタル中間周波数アップコンバータ132、第1のDAC134および第2のDAC136、第1のローパスフィルタ(LPF)138および第2のローパスフィルタ(LPF)140、アナログI/Q変調器142、制限器144、過偏移位相除算器146、および電力増幅器148を含んでいる。過偏移位相乗算器130は、デジタルベースバンド入力信号150を受信し、受信したデジタル入力ベースバンド信号を乗数Mでデジタル方式により乗算する。これにより、デジタル入力ベースバンド信号150の位相偏移が乗数M分増加し、過偏移デジタルベースバンド信号152が生成される。
次に、デジタル中間周波数アップコンバータ132は、過偏移デジタルベースバンド信号152を受信し、それをI直交信号154およびQ直交信号156に変換する。一般に、デジタル中間周波数アップコンバータ132は、所望のI直交信号154およびQ直交信号156の周波数内容をアップシフトし、それらを以下にさらに詳しく述べるように周波数スペクトル上の望ましくない信号から離す。次に、I直交信号154およびQ直交信号156は、それぞれ第1のDAC134および第2のDAC136により、それぞれ第1の複素アナログ信号158および第2の複素アナログ信号160に変換される。本発明の観点は、第1のDAC134および第2のDAC136が、送信機108によりサポートされる通信規格の厳しくない要求をサポートするのに必要なほど高くないビットレベルを有することを可能にする。次に、第1の複素アナログ信号158および第2の複素アナログ信号160は、それぞれ第1のローパスフィルタ138および第2のローパスフィルタ140に送られ、別の方法ではサポートされる通信規格に関連する伝送周波数帯域にアップシフトされたであろう周波数範囲内の不要な信号と雑音がフィルタにかけられ、それぞれ第1のフィルタ処理アナログ信号162と第2のフィルタ処理アナログ信号164が生成される。
アナログI/Q変調器142は、第1のフィルタ処理アナログ信号162と第2のフィルタ処理アナログ信号164を、実数アナログ信号166に変換するために受信する。この時点で、実数アナログ信号166は振幅変調雑音成分および位相変調雑音成分を有している。実数アナログ信号166は、まず制限器144に送られ、制限器144は、実数アナログ信号の振幅変調雑音成分を低減し、振幅調整アナログ信号168を生成する。続いて過偏移位相除算器146は、振幅調整アナログ信号168を受信し、この振幅調整アナログ信号を以下で述べる方法で処理して、位相変調雑音成分を低減し、それによって位相雑音低減アナログ信号170を出力する。電力増幅器148は増幅をし、次にアンテナ114により送信されるべき位相雑音低減アナログ信号172を出力する。
GSM通信規格とWCDMA通信規格のような少なくとも1つの付加的な通信規格とをサポートするよう構成された送信機108の例示的な実施形態が、図13に示されている。送信機108は、GSM特定位相乗算器174を含む。GSM特定位相乗算器174は、GSM通信規格をサポートするよう作動した場合、過偏移位相乗算器130により出力された過偏移デジタルベースバンド信号152を、GSM規格により決定された変調指標である乗数Kでデジタル方式により乗算し、GSM位相変調信号188を出力する。また、この送信機108の例示的な実施形態は、三角法に基づく余弦ルックアップテーブル178および正弦ルックアップテーブル180を用い、それぞれ最初のI直交信号190とQ直交信号191を生成するデジタル位相変調器176を含んでいる。余弦ルックアップテーブル178および正弦ルックアップテーブル180は、それぞれ入力したGSM位相変調信号188の位相偏移の値の余弦および正弦の大きさを出力する。
次に、最初のI直交信号190とQ直交信号191は、それぞれI直交信号154およびQ直交信号156への変換のためにデジタル中間周波数アップコンバータ132に送られる。この例示的な実施形態において、デジタル中間周波数アップコンバータ132は、数値発振器182と、第1の乗算器184および第2の乗算器186をそれぞれ含んでいる。数値発振器182は、一般的な動作上の原理が技術的に知られている座標回転デジタルコンピュータ(CORDIC)または直接デジタルシンセサイザとすることができる。数値発振器182は、第1の出力信号S(t)・cos(2π・FIF・t)と第2の出力信号S(t)・sin(2π・FIF・t)を有しており、ここでFIFは中間周波数、tは時間変数、sin()とcos()は三角関数である。S(t)は、サンプリング周波数Fにてサンプリング周期Tごとに0でない値のパルスを出力する標本関数である。第1の出力信号は、第1の乗算器184で最初のI直交信号成分190に加わり、ここで信号は時間領域に関して共に乗算され、あるいは周波数領域に巻き込まれ、I直交信号154が生成される。第2の出力信号は、第2の乗算器186で複素ベースバンド信号の最初のQ直交信号191に加わり、Q直交信号156が生成される。
例として、システム100のデータレートは1MHzの範囲にあるであろうが、最初のI直交信号成分190とQ直交信号成分191が200kHzの帯域幅を有する場合、それらはサンプリング周波数F、例えば10MHzでサンプリングすることができ、それによってナイキストの判定法を満たす。いくつかの実施形態において、サンプリング周波数Fは、一般的にシステム100のデータレート(別名は、チッピングレートまたはシンボルレート)の偶数倍になるように選ばれ、これによりサンプリングされた信号の情報内容を保持するためのナイキスト基準を満たすことが可能になる。例えば、WCDMAシステムで用いられる1つのチッピングレートは、3.84MHzに等しい。雑音または不要な信号からの所望の信号の分離を支援するために、所望の信号と不要な信号を周波数スペクトルに沿って互いに十分に離して配置するよう、サンプリング周波数Fが選ばれる。中間周波数FIFは、さらに所望の信号と不要な信号の周波数スペクトルに沿った分離を支援するように選ばれる。所望の信号と不要な信号が互いに十分に離れて配置されることを確実にするために、サンプリング周波数Fは比較的高くなるように選ばれる。上述したように、一般的にいくつかの実施形態では、システム100のデータレート(別名は、チッピングレートまたはシンボルレート)の偶数倍、例えば4または8の倍数になるように選ばれる。所望の信号と不要な信号の分離をさらに支援するために、一般的にいくつかの実施形態では、中間周波数FIFは、サンプリング周波数Fの1/4に等しい。例えば、サンプリング周波数が10MHzであった場合、中間周波数はこれらの実施形態において約2.5MHzになるであろう。
図15に示すように、第1の複素アナログ信号158および第2の複素アナログ信号160の電力スペクトルは、第1のDAC134および第2のDAC136から発生する所望の信号210とDAC雑音212を含む。DAC雑音212は、振幅変調成分と位相変調成分を有する。図15に示すように、所望の信号210は、周波数スペクトルに沿ってゼロ点から、デジタル中間周波数アップコンバータ132により用いられる中間周波数FIF分ずれている。所望の信号210の大きさは、図15においてXで表される量だけDAC雑音212よりも大きく、これは第1のDAC134および第2のDAC136の線形性に基づいている。GSM通信規格とWCDMA通信規格の両方をサポートするよう構成された送信機108の例示的な実施形態のために、第1のDAC134および第2のDAC136は一般に、およそ1つの最下位ビットに等しい非線形性またはおよそ7・1/2ビットの線形性を有する8ビットである。他の実施形態では、結果としてより高い線形性を有する9ビットDACを使用する。これは、一般に10ビットDACまたは12ビットDACを使用するGSM通信規格をサポートする従来の取り組み方とは異なる。また図15には、第1のローパスフィルタ138および第2のローパスフィルタ140に対するLPFフィルタ応答213を示しており、LPFフィルタ応答213は、所望の信号210を超える周波数において阻止を示し、また負の周波数範囲では所望の信号を含まない。LPFフィルタ応答213は、別の方法では、一般に従来の取り組み方の精巧なフィルタリングを必要とし、サポートされる通信規格の1つ以上の伝送周波数帯域にアップシフトされるであろう選択的に選ばれた周波数の阻止の必要性なしに、1つより多い通信規格を用いるマルチモードの動作を可能にするために、十分に広い帯域幅を有するよう設定される。
また、図13に図示される送信機108の例示的な実施形態は、特定の形式のアナログI/Q変調器142を含んでいる。アナログI/Q変調器142では、第1の乗算器192が第1のフィルタ処理アナログ信号162を三角関数cos(2π・F・t)で乗算して第1の積信号を生成し、第2の乗算器194が第2のフィルタ処理アナログ信号164を三角関数sin(2π・F・t)で乗算して第2の積信号を生成し、加算器194が第1の積信号と第2の積信号を加算して実数アナログ信号166を生成する。図16は、振幅調整アナログ信号168の電力対周波数のグラフを示しており、所望の信号214、制限器低減DAC雑音216、および不要な信号218を含んでいる。制限器144による振幅変調雑音の雑音低減によって、制限器低減DAC雑音216の大きさは、所望の信号214の大きさよりも図16におけるX+Lで表される量だけ小さくなる。不要な信号218の大きさは、所望の信号214の大きさよりも図16におけるYで表される量だけ小さくなり、これはアナログI/Q変調器142に依存する。不要な信号218は、アナログI/Q変調器142における有限イメージ阻止に起因する。第1のフィルタ処理アナログ信号162と第2のフィルタ処理アナログ信号164を実数アナログ信号166に変換する場合に、アナログI/Q変調器142は、実数アナログ信号166を周波数F分アップシフトする。デジタル中間周波数アップコンバータ132により導入される中間周波数FIFの性質よって、不要な信号218は所望の信号の中心周波数から中間周波数の約2倍分離れた周波数を実質的に中心とする。
図14に示すように、過偏移位相除算器146の特定の実施形態は位相ロックループ(PLL)194を使用し、位相ロックループ(PLL)194は、除算係数Rを有する初期除算器195、位相検出器196、ローパスフィルタ197、電圧制御発振器198、および除算係数Nを有する第2の除算器200を含み、これらは従来の位相ロックループの原理にしたがって配置されている。一般的に、初期除算器195と第2の除算器200のために、過偏移位相乗算器130により導入された位相関連の過偏移乗数Mが元に戻るよう、例えばN/R=1/M(別名では除数Mである)となるように値が選ばれる。過偏移位相除算器の他の実施形態では、従来からその動作が知られている変換ループまたはオフセット位相ロックループを利用し、それらも振幅調整アナログ信号168の位相偏移を乗数Mで除算するように設定される。電圧制御発振器198はアップコンバージョン過程で使用され、このアップコンバージョン過程では、伝送関連の無線周波数FRFが一般的にいくつかの実施形態、すなわち無線周波数スペクトルのうちの800、900,1800、または1900MHzにある。
位相ロックループ194は、図16にPLLフィルタ応答219で示すように、所望の信号214の周波数スペクトルの範囲を積極的に選択し、帯域通過フィルタリングして、さらに所望の信号を、制限器低減DAC雑音216および不要な信号218を含む他の信号および雑音から分離する。さらに、位相ロックループ194は、振幅調整アナログ信号168を、伝送関連の無線周波数FRFを中心とするよう位相低減アナログ信号170にアップコンバートする。続いて位相低減アナログ信号170は、電力増幅器148により増幅され伝送のためにアンテナ114に転送される。
図17に示される代表的な例で図示されるように、位相雑音低減アナログ信号170は、所望の信号220、除算器低減DAC雑音222、および低減不要信号224を含む信号成分を有している。所望の信号220は、位相除算器として作用する位相ロックループ194に起因して、第1の複素アナログ信号158および第2の複素アナログ信号160の所望の信号210と振幅調整アナログ信号168の所望の信号212よりも狭い帯域幅を占め、最大振幅をもつ、より顕著なピークを有する。図17で示したように、位相雑音低減アナログ信号170における所望の信号220の最大の大きさは、位相低減アナログ信号における除算器低減DAC雑音222の最大の大きさよりも、X差(図15および図16に示す)に20logMを加えた分だけ大きい。また、位相雑音低減アナログ信号170における所望の信号220の最大の大きさは、位相雑音低減アナログ信号における低減不要信号224の最大の大きさよりも、Y差(図16に示す)に20logMを加えさらに位相ロックループ194の付加的なフィルタリングの観点に固有な他の信号と雑音の阻止を加えた分だけ大きい。結果として、位相雑音低減アナログ信号170における除算器低減DAC雑音222と低減不要信号224の大きさのレベルは、所望の信号220の大きさのレベルに比べて、重要ではない。
当業者は、図12−14に示された送信機108が特定のコンポーネントのリストではなく機能ブロック図であることを理解する。例えば、デジタル中間周波数アップコンバータ132と第1のDAC134および第2のDAC136は、送信機108内で3つの別個のブロックとして示されているが、実際にはそれらはデジタル信号プロセッサ(DSP)のような1つの物理的なコンポーネントに組み入れることができる。またいくつかの実施形態において、信号処理のいくつかの順序を、例えば制限器144を過偏移位相除算器146の後に配置できるといったように変更することができる。また、それらはプログラムコードとしてメモリ104内に常駐することができ、そのようなコードはCPU102により操作される。同様の考慮を、図12−14の送信機108のために記載された他のコンポーネントに適用することができる。
本発明の様々な実施形態と利点を上記の記述で述べたが、上記の開示は実例に過ぎず、本発明の広い原理の範囲内にある限り変更を詳細に行うことができることを理解すべきである。したがって、本発明は請求の範囲によってのみ制限されるべきである。
従来技術の周波数分割多元接続(FDMA)技術に関する原理を示す電力対時間対周波数のグラフ。 従来技術の時分割多元接続(TDMA)技術に関する原理を示す電力対時間対周波数のグラフ。 従来技術の符号分割多元接続(CDMA)技術に関する原理を示す電力対時間対周波数のグラフ。 TDMA技術の特定の形態をなす従来技術のGSM規格における個々の搬送波周波数を含む周波数帯域を示す電力対周波数のグラフ。 従来技術のGSM規格に関する雑音条件のための試験仕様を示す周波数のグラフ。 従来技術の第2世代CDMA技術における単一の搬送波の周波数帯域を示す電力対周波数のグラフ。 従来技術の第3世代WCDMA技術における隣接するオペレータ帯域に見られる複数の搬送波の伝送周波数帯域を示す電力対周波数のグラフ。 本発明を実施するシステムの機能ブロック図。 1つより多いセルラ通信規格の1つより多い周波数帯域による周波数スペクトルの共有のための様々なシナリオを示す周波数のグラフ。 1つより多いセルラ通信規格の1つより多い周波数帯域による周波数スペクトルの共有のための様々なシナリオを示す周波数のグラフ。 1つより多いセルラ通信規格の1つより多い周波数帯域による周波数スペクトルの共有のための様々なシナリオを示す周波数のグラフ。 本発明の送信機を概略的に図示する機能ブロック図。 図12に示す送信機の実施形態を示し、デジタル中間周波数アップコンバータのI−Q直交の実施形態とGSM特定位相乗算器を含む概略図。 図12と図13に示す過偏移位相除算器の実施形態に使用される位相ルックアップ回路の機能ブロック図。 図12と図13に示す1対のDACにより出力される複素アナログ信号の信号成分を示し、かつ図12と図13に示す1対のローパスフィルタのフィルタ応答を示す電力対周波数のグラフ。 図12と図13に示す制限器により出力される実数アナログ信号の信号成分と、図14に示す位相ロックループ回路のための信号応答曲線を示す電力対周波数のグラフ。 図12と図13に示す過偏移位相除算器により出力される実数アナログ信号の信号成分を示し、図14に示す位相ロックループ回路として具体化される電力対周波数のグラフ。

Claims (37)

  1. 乗算係数Mを有する過偏移位相乗算器と、
    デジタル中間周波数アップコンバータと、
    第1および第2のデジタル/アナログ変換器(DAC)と、
    除算係数Mを有する過偏移位相除算器と、
    を備える信号処理システム。
  2. さらに制限器を備える請求項1に記載のシステム。
  3. 前記過偏移位相乗算器は、さらに乗算係数Kを有するGSM特定位相乗算器を含む請求項1に記載のシステム。
  4. 前記デジタル中間周波数アップコンバータは、さらに三角法のルックアップテーブルを有するデジタル位相変調器を含む請求項1に記載のシステム。
  5. 前記デジタル中間周波数アップコンバータは、さらに数値発振器を含む請求項1に記載のシステム。
  6. 前記過偏移位相除算器は、変換ループおよびオフセット位相ロックループのうちの1つである請求項1に記載のシステム。
  7. 前記過偏移位相除算器は、位相ロックループである請求項1に記載のシステム。
  8. 前記位相ロックループは、さらに除算係数Rを有する初期除算器と除算係数Nを有する第2の除算器をさらに備え、除算係数Rと除算係数Nの値はN/R=1/Mとなる請求項7に記載のシステム。
  9. MはGSM通信規格の雑音条件を満たすよう選ばれ、前記第1および第2のDACはWCDMA通信規格の雑音条件を満たすよう選ばれる請求項1に記載のシステム。
  10. 乗算係数Mを有する過偏移位相乗算器と、
    選択された通信規格に適合しないDAC雑音を有する1つ以上のデジタル/アナログ変換器(DAC)と、
    残留DAC雑音が選択された通信規格に適合するよう除算係数Mを有する過偏移位相除算器と、
    を備える信号処理システム。
  11. さらに制限器を備える請求項10に記載のシステム。
  12. 前記選択された通信規格はGSM規格である請求項10に記載のシステム。
  13. さらにデジタル中間周波数アップコンバータを備える請求項10に記載のシステム。
  14. サンプリング周波数Fと中間周波数FIFに従って構成されたデジタル中間周波数アップコンバータと、
    複数のデジタル/アナログ変換器(DAC)と、
    第2の変調周波数Fと前記中間周波数FIFに従ったアナログ変調のためのアナログI/Q変調器と、
    前記アナログI/Q変調器により生成された不要な信号の電力内容を低減し、選択された通信規格に適合するよう構成されたバンドパスフィルタと、
    を備える信号処理システム。
  15. 無線通信システムはデータレートを有し、前記サンプリング周波数Fは前記データレートの約偶数倍である請求項14に記載のシステム。
  16. 前記デジタル中間周波数アップコンバータは、前記中間周波数FIFの三角関数を含む2つ以上の項により部分的に記述された信号を出力するよう構成された数値発振器をさらに備える請求項14に記載のシステム。
  17. 前記デジタル中間周波数アップコンバータは、さらに前記中間周波数FIFが実質的に前記サンプリング周波数Fの1/4であるよう構成されている請求項14に記載のシステム。
  18. 前記デジタル中間周波数アップコンバータは、さらに三角法のルックアップテーブルを有するデジタル位相変調器を含む請求項14に記載のシステム。
  19. デジタルベースバンド入力信号の位相偏移を乗算係数Mでデジタル方式により乗算し、前記デジタルベースバンド入力信号の所望の信号を実質的に含む過偏移デジタルベースバンド信号を出力する手段と、
    サンプリング周波数Fと中間周波数FIFに関して前記過偏移デジタルベースバンド信号を処理し、前記過偏移デジタルベースバンド信号からアップシフトされているI直交信号およびQ直交信号を出力する手段であり、前記I直交信号およびQ直交信号は、実質的に前記中間周波数FIFを中心とするアップシフトされた周波数範囲における所望の信号の内容を実質的に含む手段と、
    前記I直交信号を第1の複素アナログ信号に変換し前記Q直交信号を第2の複素アナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換(DAC)のための手段であり、前記第1および第2の複素アナログ信号は所望の信号の内容を実質的に含み、前記DACのための手段は、前記所望の信号の内容のアップシフトされた周波数範囲を含む周波数スペクトルの少なくとも一部に固有のDAC雑音を有する手段と、
    過偏移入力信号の位相偏移を除算係数Mで除算する手段と、
    を備える信号処理システム。
  20. 前記デジタル方式により乗算する手段は、乗算係数Kを有し過偏移デジタルベースバンド信号の位相偏移値が前記デジタルベースバンド入力信号の位相偏移値よりも実質的にKのM倍大きいように、前記デジタルベースバンド入力信号の位相偏移値を増加するようGSM特定位相乗算をする手段をさらに含む請求項19に記載のシステム。
  21. 前記過偏移デジタルベースバンド信号を処理する手段は、前記サンプリング周波数Fと前記中間周波数FIFに関して処理されるよう三角法のルックアップテーブルを用いて、前記過偏移デジタルベースバンド信号を初期IおよびQ直交信号に変換する手段をさらに含む請求項19に記載のシステム。
  22. MはGSM通信規格の雑音条件を満たすよう選ばれ、前記DACのための手段はWCDMA通信規格の雑音条件を満たすよう選ばれる請求項19に記載のシステム。
  23. デジタルベースバンド入力信号の位相偏移を乗算係数Mでデジタル方式により乗算し、前記デジタルベースバンド入力信号の所望の信号を実質的に含む過偏移デジタルベースバンド信号を出力する手段と、
    前記過偏移デジタルベースバンド信号から生成されたIおよびQ直交デジタル信号をそれぞれ第1および第2の複素アナログ信号に変換するよう構成されたデジタル/アナログ変換(DAC)のための手段であり、前記第1および第2の複素アナログ信号は選択された通信規格に適合しない電力内容を有するDAC雑音を有する手段と、
    変調されていない第1および第2の複素アナログ信号の対と変調された第1および第2の複素アナログ信号の対との信号対のリストのうち1対を変調し、実数アナログ信号を出力するようアナログ変調する手段と、
    前記実数アナログ信号の変調されていないバージョンと前記実数アナログ信号の変調されたバージョンとの信号のうち1つの位相偏移を除算係数Mで除算し、DAC雑音を低減しそれによって位相調整アナログ信号を出力するための手段であり、前記位相調整アナログ信号は実質的に前記実数アナログ信号の位相偏移値の1/Mである位相偏移値を有し、処理の後の残留DAC雑音の電力内容は選択された通信規格に適合している手段と、
    を備える信号処理システム。
  24. 前記実数アナログ信号を振幅制限し、前記DAC雑音の振幅変調された雑音成分を低減するための手段をさらに備える請求項23に記載のシステム。
  25. 前記位相調整アナログ信号を振幅制限し、前記DAC雑音の振幅変調された雑音成分を低減するための手段をさらに備える請求項23に記載のシステム。
  26. デジタルベースバンド入力信号と前記デジタルベースバンド入力信号の変形との2つの信号のうち1つをサンプリング周波数Fと中間周波数FIFに関して処理し、前記デジタルベースバンド信号からアップシフトされているI直交信号およびQ直交信号を出力する手段であり、前記I直交信号およびQ直交信号は、実質的に前記中間周波数を中心とするアップシフトされた周波数範囲における所望の信号の内容を実質的に含む手段と、
    前記IおよびQ直交信号をそれぞれ第1および第2の複素アナログ信号に変換するようデジタル/アナログ変換(DAC)する手段と、
    第1および第2のフィルタリングされたアナログ信号を第2の変調周波数Fにしたがってアナログ変調し、位相偏移値を有し、前記中間周波数FIFと前記第2の変調周波数Fとの合計に実質的に等しい値を有する周波数を実質的に中心とする第2のアップシフト周波数範囲内に位置する所望の信号の内容を実質的に含む実数アナログ信号を出力する手段であり、前記実数アナログ信号はさらに変調の結果として生じる不要な信号を含む手段と、
    前記実数アナログ信号と前記実数アナログ信号の変形との2つの信号のうち1つを帯域通過フィルタリングし、それによって不要な信号を低減する手段であり、処理の後の残留不要信号の電力内容は第1の通信規格の雑音条件に反するのに不十分である手段と、
    を備える信号処理システム。
  27. 前記過偏移デジタルベースバンド信号を処理する手段は、前記サンプリング周波数Fと前記中間周波数FICに関して処理されるよう三角法の手段を介して、前記過偏移デジタルベースバンド信号を初期IおよびQ直交信号に変換する手段をさらに含む請求項26に記載のシステム。
  28. デジタルベースバンド入力信号の位相偏移を乗算係数Mでデジタル方式により乗算して、前記デジタルベースバンド入力信号の所望の信号を実質的に含む過偏移デジタルベースバンド信号を出力することと、
    サンプリング周波数Fと中間周波数FIFに関して前記過偏移デジタルベースバンド信号を処理して、前記過偏移デジタルベースバンド信号からアップシフトされているI直交信号およびQ直交信号を出力し、前記I直交信号およびQ直交信号は、実質的に前記中間周波数を中心とするアップシフトされた周波数範囲における所望の信号の内容を実質的に含むことと、
    前記I直交信号を第1の複素アナログ信号にデジタル/アナログ変換し前記Q直交信号を第2の複素アナログ信号に変換することであり、前記第1および第2の複素アナログ信号は、前記所望の信号の内容と、前記所望の信号の内容のアップシフトされた周波数範囲を含む周波数スペクトルの少なくとも一部におけるDAC雑音とを実質的に含むことと、
    過偏移入力信号の位相偏移を除算係数Mで除算することと、
    を含む信号処理方法。
  29. 第2の変調周波数Fにしたがってアナログ変調し、位相偏移値を有し、中間周波数FIFと第2の変調周波数Fとの合計に実質的に等しい値を有する周波数を実質的に中心とする第2のアップシフトされた周波数範囲内に位置する所望の信号の内容を実質的に含む実数アナログ信号を出力することであり、前記実数アナログ信号はさらに変調の結果として生じる不要な信号を含むことと、制限器の入力信号を振幅制限し、それによって前記実数アナログ信号の振幅変調された雑音成分を低減することとを含み、前記制限器の入力信号は前記実数アナログ信号である請求項28に記載の方法。
  30. 前記過偏移入力信号を帯域通過させることをさらに含む請求項28に記載の方法。
  31. 前記デジタル方式により乗算することは、乗算係数Kを有するGSM特定位相乗算をすることをさらに含む請求項28に記載の方法。
  32. MはGSM通信規格の雑音条件を満たすよう選ばれ、前記第1および第2のDACはWCDMA通信規格の雑音条件を満たすよう選ばれる請求項28に記載の方法。
  33. デジタルベースバンド入力信号を乗算係数Mでデジタル方式により乗算して、所望の信号の内容を実質的に含む過偏移デジタルベースバンド信号を出力することと、
    前記過偏移デジタルベースバンド信号から生成されたIおよびQ直交デジタル信号をそれぞれ第1および第2の複素アナログ信号にデジタル/アナログ変換することであり、前記第1および第2の複素アナログ信号は選択された通信規格に適合しない電力出力の内容を有するDAC雑音を有することと、
    変調されていない第1および第2の複素アナログ信号の対と変調された第1および第2の複素アナログ信号の対との信号対のリストのうち1対をアナログ変調し、実数アナログ信号を出力することと、
    前記実数アナログ信号の変調されていないバージョンと前記実数アナログ信号の変調されたバージョンとの信号のうち1つの位相偏移を除算係数Mで除算して、前記DAC雑音を低減しそれによって位相調整アナログ信号を出力することであり、前記位相調整アナログ信号は実質的に前記実数アナログ信号の位相偏移値の1/Mであり、残留DAC雑音の電力内容は選択された通信規格に適合していることと、
    を含む信号処理方法。
  34. 前記実数アナログ信号を振幅制限し、前記DAC雑音の振幅変調された雑音成分を低減することをさらに備える請求項33に記載の方法。
  35. 前記位相調整アナログ信号を振幅制限し、前記DAC雑音の振幅変調された雑音成分を低減することをさらに備える請求項33に記載の方法。
  36. デジタルベースバンド入力信号と前記デジタルベースバンド入力信号の変形との2つの信号のうち1つをサンプリング周波数Fと中間周波数FIFに関して処理し、前記デジタルベースバンド信号からアップシフトされているI直交信号およびQ直交信号を出力することであり、前記I直交信号およびQ直交信号は、実質的に前記中間周波数を中心とするアップシフトされた周波数範囲における所望の信号の内容を実質的に含むことと、
    前記IおよびQ直交信号をそれぞれ第1および第2の複素アナログ信号にデジタル/アナログ変換(DAC)することと、
    第1および第2のフィルタリングされたアナログ信号を第2の変調周波数Fに従ってアナログ変調し、位相偏移値を有し、前記中間周波数FIFと前記第2の変調周波数Fとの合計に実質的に等しい値を有する周波数を実質的に中心とする第2のアップシフトされた周波数範囲内に位置する所望の信号の内容を実質的に含む実数アナログ信号を出力することであり、前記実数アナログ信号はさらに変調の結果として生じる不要な信号を含むことと、
    前記実数アナログ信号と前記実数アナログ信号の変形との2つの信号のうち1つを帯域通過フィルタリングし、選ばれた通信規格に適合するよう前記不要な信号における電力を低減することと、
    を含む信号処理方法。
  37. 前記過偏移デジタルベースバンド信号を処理することは、前記サンプリング周波数Fと前記中間周波数FIFに関して処理されるよう三角法で前記過偏移デジタルベースバンド信号を初期IおよびQ直交信号に変換することをさらに含む請求項36に記載の方法。
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