JPH09181781A - 無線機 - Google Patents

無線機

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JPH09181781A
JPH09181781A JP7340148A JP34014895A JPH09181781A JP H09181781 A JPH09181781 A JP H09181781A JP 7340148 A JP7340148 A JP 7340148A JP 34014895 A JP34014895 A JP 34014895A JP H09181781 A JPH09181781 A JP H09181781A
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JP
Japan
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signal
quadrature
frequency
carrier wave
phase
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JP7340148A
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English (en)
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Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
Yukinari Fujiwara
行成 藤原
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送波発生器を、送信出力の周波数であり、周
波数範囲を限定した周波数可変の搬送波発生器とし、こ
の搬送波発生器からの搬送波に直交変調を行ない、直交
変調信号をそのまま電力増幅し送信するようにした、中
間周波数から送信出力の周波数への周波数変換を無く
し、回路規模を縮小し、低消費電力とした無線機を提供
する。 【解決手段】少なくとも、搬送波発生器と、直交変調器
と、電力増幅器と、方向性結合器と、復調器と、複数の
加算器とを有する無線機において、送信出力の周波数の
搬送波を発生する周波数可変の搬送波発生器19と、同
相信号と直交信号とで搬送波を直交変調する直交変調器
と、帰還した送信出力信号の一部を搬送波で復調し同相
信号と直交信号とを出力する復調器とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信出力の一部を
ベースバンド信号に分解し帰還して電力増幅器の線形化
補償を行なうとともに、通信チャネル数を限定して狭帯
域とし送信周波数の搬送波を直接直交変調するようにし
た無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル無線通信システムにお
いては、自動車電話システムのように、不特定多数のユ
ーザ間の通信を想定していることから、加入者の増加を
見込み、広い周波数帯域を占有して通信の飽和を防いで
いた。例えば、自動車電話システムにおいては、25M
Hzの帯域幅を占有していた。しかしながら、近年、無
線伝送回線の利用度は高まるばかりであり、一方、無線
周波数帯域は有限の資源であるため、占有周波数帯域の
狭いディジタル無線通信システムが強く要望されてお
り、さらには、その狭帯域ディジタル無線通信システム
に適した経済性の優れたディジタル無線機が切望されて
いる状況にある。また、緊急時や災害時等の通信では、
ユーザは不特定多数ではなく、特定のユーザ間で通話を
行なう場合が多い。特に、近年、需要が著しく高まって
きた電気、ガス、水道等の公共性の高い業種に使用され
るディジタル無線通信システムにおいては、特定のユー
ザ間で、チャネルを独占して通信を行なえることから、
従来の自動車電話システムのように、広い帯域(多チャ
ネル)を必要とせず、狭帯域のディジタル無線通信シス
テムで、十分、システムの構築が可能である。ところ
で、移動通信用のディジタル化無線機においてQPSK
や多値QAMのような線形変調方法を使用する場合に
は、終段の電力増幅器で発生する非線形歪により、受信
誤り率が劣化し、また、送信スペクトルが広がることに
より隣接チャネルへ雑音電力として妨害を与えるので、
電力増幅器に線形化補償をすることが必要となる。この
線形化補償の一方法として、従来、無線機の送信部にお
いて、非線形歪を発生している電力増幅器の出力の一部
を帰還して、非線形歪を相殺補償する負帰還方法がよく
使用されている。しかし、電力増幅器に直接負帰還をか
けることは、ループ帯域制限などが困難になることが多
く、したがって、帰還する高周波信号を一旦ベースバン
ド信号に分解し、帰還をかける方法がよく使用される。
【0003】ここで、広帯域(例えば、帯域幅20MH
z)の無線通信システムに使用される、従来の高周波信
号を同相成分および直交成分に分解し帰還をかけた無線
機のブロック図を図3に示し、説明をする。なお、図3
には無線機の送信部のみを示す。図3において、ベース
バンド信号発生器31より同相信号I、直交信号Qが出
力され、同相信号Iは加算器40(I)を介して変調器
32(I)に、また、直交信号Qは加算器40(Q)を
介して変調器32(Q)に入力されている。一方、搬送
波発生器39から中間周波数である所要周波数の搬送波
が出力され、移相されていない搬送波が変調器32
(I)に、π/2移相器38で位相がπ/2移相された
搬送波が変調器32(Q)に入力され、それぞれ変調器
32(I)、(Q)で変調され、それぞれの出力が加算
器33で加算されて直交変調信号となり、バンドパスフ
ィルタ34へ出力されている。ここで直交変調器は、変
調器32(I)、(Q)、π/2移相器38、加算器3
3で構成されているものとする。バンドパスフィルタ3
4に入力された直交変調信号は、直交変調器において直
交変調をおこなった際に発生したスプリアス信号成分を
除去され、中間周波数を送信周波数へ変換するために周
波数変換器41へ出力されている。
【0004】周波数変換器41に入力された中間周波数
の直交変調信号は、別途周波数可変の高周波発生器45
から入力されている選択された周波数の高周波で周波数
変換され、選択された通信チャネルの周波数の直交変調
信号に変換され、バンドパスフィルタ42へ出力されて
いる。バンドパスフィルタ42に入力された選択された
通信チャネルの周波数の直交変調信号は、周波数変換器
41において周波数変換をおこなった際に発生した不要
成分を除去され、電力増幅器35へ出力されている。電
力増幅器35に入力された選択された通信チャネルの周
波数の直交変調信号は、所要の送信電力まで電力増幅さ
れ、送信出力信号として出力され、方向性結合器43、
共用器36、アンテナ37を介して送信される。
【0005】一方、電力増幅器35で発生した非線形歪
を補償するため、電力増幅器35から出力された送信出
力信号が、方向性結合器43を介し一部帰還され、送信
周波数を中間周波数へ変換するために周波数変換器44
に入力している。周波数変換器44に入力された送信出
力信号は、周波数可変の高周波発生器45から入力され
ている選択された周波数の高周波で周波数変換され、中
間周波数の直交変調信号に変換され、復調器46
(I)、(Q)へ出力されている。なお、この高周波発
生器45の可変帯域幅は、例えば、20MHz(チャネ
ル間隔25kHz、チャネル数800ch)と広帯域で
あることが必要である。搬送波発生器39からは、中間
周波数である所要周波数の搬送波が出力されており、移
相されていない搬送波が復調器46(I)に、π/2移
相器47で位相がπ/2移相された搬送波が復調器46
(Q)に入力され、復調器46(I)、(Q)それぞれ
で電力増幅器35の歪を含む復調同相信号I、復調直交
信号Qが復調され、それぞれが加算器40(I)、
(Q)へ出力され、加算器40(I)、(Q)で負帰還
となるように同相信号I、直交信号Qに加算されてい
る。加算器40(I)、(Q)それぞれで復調同相信号
I、復調直交信号Qを加算された同相信号I、直交信号
Qは、それぞれ変調器32(I)、(Q)に入力し、以
後、前記したように変調され、周波数変換後に電力増幅
され、線形化補償をされた送信出力信号をアンテナ37
から送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の、直交変調を行
ない、電力増幅器で発生した非線形歪を、帰還による線
形化補償で補償している無線機は、直交変調器におい
て、移相されていない搬送波とπ/2移相された搬送波
とが必要であるが、広い帯域すべての周波数に対応する
移相器を設けることは困難である。したがって、図3に
示すように、搬送波発生器の周波数は固定した中間周波
数とし、中間周波数の搬送波に直交変調を行ない、直交
変調信号を周波数変換器に入力し、周波数可変の高周波
発生器からの高周波で所要の周波数の高周波へ変換して
いる。このような回路構成であるため、不要成分除去の
ための数段のフィルタや周波数変換のための高周波発生
器や複数の周波数変換器が必要となり、回路規模が増大
したものとなり、消費電力増大し、原価が高額となると
いう問題がある。本発明は、近年、需要が著しく高まっ
てきている狭帯域無線通信システムに使用される無線機
において、前記問題を解決し、搬送波発生器を、送信出
力の周波数であり、周波数範囲を限定した周波数可変の
搬送波発生器とし、この搬送波発生器からの搬送波に直
交変調を行ない、直交変調信号をそのまま電力増幅し送
信するようにした、中間周波数から送信出力の周波数へ
の周波数変換を無くし、回路規模を縮小し、低消費電力
とした無線機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の無線機は、少なくとも、搬送波を発生する
搬送波発生器と、入力信号を分解した同相信号と直交信
号とで搬送波を直交変調し直交変調信号を出力する直交
変調器と、直交変調信号を電力増幅し送信出力信号を出
力する電力増幅器とを有する無線機において、送信出力
の周波数であり、所要の限定した周波数範囲の搬送波を
発生する周波数可変の前記搬送波発生器と、入力信号を
分解した同相信号と直交信号とで、周波数可変の前記搬
送波発生器で発生した送信出力の周波数の搬送波を直交
変調し直交変調信号を出力する前記直交変調器とを有
し、選択する通信チャネル数を限定して狭帯域とし、送
信出力の周波数であり所要の限定した周波数範囲の搬送
波を、入力信号を分解した同相信号と直交信号とで直交
変調するようにし、中間周波数の搬送波による直交変調
の無いものである。
【0008】また、本発明の無線機は、少なくとも、搬
送波を発生する搬送波発生器と、入力信号を分解した同
相信号と直交信号とで搬送波を直交変調し直交変調信号
を出力する直交変調器と、直交変調信号を電力増幅し送
信出力信号を出力する電力増幅器と、送信出力信号の一
部を帰還させ出力する方向性結合器と、帰還した送信出
力信号の一部を搬送波で復調し同相信号と直交信号とを
出力する復調器と、入力信号を分解した同相信号と直交
信号とに復調した同相信号と直交信号とをそれぞれ加算
する複数の加算器とを有する無線機において、送信出力
の周波数であり、所要の限定した周波数範囲の搬送波を
発生する周波数可変の前記搬送波発生器と、入力信号を
分解した同相信号と直交信号とで、周波数可変の前記搬
送波発生器で発生した送信出力の周波数の搬送波を直交
変調し直交変調信号を出力する前記直交変調器と、帰還
した送信出力信号の一部を周波数可変の前記搬送波発生
器で発生した送信出力の周波数の搬送波で復調し同相信
号と直交信号とを出力する前記復調器とを有し、電力増
幅器の線形化補償を行なうようにするとともに、選択す
る通信チャネル数を限定して狭帯域とし、送信出力の周
波数であり所要の限定した周波数範囲の搬送波を、入力
信号を分解した同相信号と直交信号とで直交変調するよ
うにし、中間周波数の搬送波による直交変調の無いもの
である。
【0009】本発明の作用について説明すると、本発明
の無線機は、少なくとも、搬送波を発生する搬送波発生
器と、入力信号を分解した同相信号と直交信号とで搬送
波を直交変調して直交変調信号を出力する直交変調器
と、直交変調信号を電力増幅して送信出力信号を出力す
る電力増幅器と、送信出力信号の一部を帰還させて出力
する方向性結合器と、帰還した送信出力信号の一部を搬
送波で復調して同相信号と直交信号とを出力する復調器
と、入力信号を分解した同相信号と直交信号とに復調し
た同相信号と直交信号とをそれぞれ加算する複数の加算
器とを有する無線機であって、送信出力の周波数であ
り、所要の限定した周波数範囲の搬送波を発生する周波
数可変の前記搬送波発生器と、入力信号を分解した同相
信号と直交信号とで、周波数可変の前記搬送波発生器で
発生した送信出力の周波数の搬送波を直交変調して直交
変調信号を出力する前記直交変調器と、帰還した送信出
力信号の一部を周波数可変の前記搬送波発生器で発生し
た送信出力の周波数の搬送波で復調して同相信号と直交
信号とを出力する前記復調器とを有しており、電力増幅
器で発生した非線形歪の線形化補償を行なうようにする
とともに、選択する通信チャネル数を限定して狭帯域と
し、送信出力の周波数であり所要の限定した周波数範囲
の搬送波を、入力信号を分解した同相信号と直交信号と
で直交変調するようにして、中間周波数の搬送波による
直交変調の無いものとしている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による無線機の実施の形態
を説明する前に、本発明の基本となる無線機を、図2を
使用して説明する。図2は、直交変調する搬送波の周波
数を、中間周波数とせず、直接、送信出力信号の周波数
とする直接変調方式を使用し、通信チャネルを限定し、
例えば、40チャネルとし、帯域幅が1MHz程度の狭
帯域とした無線機のブロック図である。図2において、
21は、同相信号Iと直交信号Qとを出力するベースバ
ンド信号発生器、29は周波数可変の搬送波発生器、2
8は搬送波の位相を移相するπ/2移相器、22(I)
は搬送波を同相信号Iで変調する変調器、22(Q)
は、π/2移相器28で位相がπ/2移相された搬送波
を直交信号Qで変調する変調器、23は、変調器22
(I)と22(Q)とからの変調出力を加算し直交変調
信号とする加算器、24はバンドパスフィルタ、25は
電力増幅器、26は共用器、27はアンテナを示す。な
お、図2には、無線機の送信部のみを示す。
【0011】ベースバンド信号発生器21より同相信号
Iと直交信号Qとが出力され、同相信号Iは変調器22
(I)に、また、直交信号Qは変調器22(Q)に入力
されている。一方、周波数可変の搬送波発生器29から
選択された通信チャネルの周波数の搬送波が出力され、
移相されていない搬送波が変調器22(I)に、π/2
移相器28で位相がπ/2移相された搬送波が変調器2
2(Q)に入力され、各変調器で変調が行なわれ、それ
ぞれの変調出力が加算器23で加算されて選択された通
信チャネルの直交変調信号となり、バンドパスフィルタ
24へ出力されている。ここで直交変調器は、変調器2
2(I)、(Q)、π/2移相器28、加算器23で構
成されているものとする。また、前記搬送波発生器29
の可変帯域幅は、例えば、1MHz程度(チャネル間隔
25kHz、チャネル数400ch)と限定された狭帯
域なものでよい。バンドパスフィルタ24に入力された
選択された通信チャネルの直交変調信号は、直交変調器
において変調を行なった際に発生したスプリアス信号を
除去され、電力増幅器25へ出力されている。電力増幅
器25に入力された選択された通信チャネルの直交変調
信号は、所要の送信電力まで電力増幅され、送信出力信
号となり、共用器26、アンテナ27を介して送信され
る。
【0012】このように、一旦、中間周波数に変換する
ことなく、直接、送信出力信号の周波数の搬送波を直交
変調器で変調して、通信チャネルの周波数の直交変調信
号を得て、電力増幅器で電力増幅して送信する無線機と
し、さらに、通信チャネルの限定された例えば十数チャ
ネルの狭帯域の無線機とすれば、選択された通信チャネ
ルの周波数の搬送波を移相するπ/2移相器の動作範囲
(移相器は、搬送波周波数の変化により、位相が移相す
る。)が狭くても十数チャネルの伝送チャネルにおいて
ほとんど誤差が無く、直交度の劣化も見られない。
【0013】つぎに、本発明による無線機の実施の形態
を図1を使用して説明する。図1は、本発明による直接
変調方式を使用し線形化補償を行なっている無線機のブ
ロック図である。なお、図1には無線機の送信部のみを
示す。この無線機は、帯域幅が1MHz(チャネル間隔
25kHz、チャネル数40ch)以下の狭帯域無線通
信システムに好適である。図1において、1は、同相信
号Iと直交信号Qを出力するベースバンド信号発生器、
10(I)、10(Q)は加算器、19は送信出力周波
数の搬送波を発生する周波数可変の搬送波発生器、8、
17は、周波数可変の搬送波発生器18から出力された
搬送波の位相をπ/2移相するπ/2移相器、2(I)
は、搬送波を同相信号Iで変調する変調器、2(Q)
は、π/2移相器8で位相をπ/2移相された搬送波を
直交信号Qで変調する変調器、3は、変調器2(I)と
2(Q)とからの変調出力を加算する加算器、4はバン
ドパスフィルタ、5は電力増幅器、13は送信出力信号
を一部帰還する方向性結合器、6は共用器、7はアンテ
ナ、16(I)、16(Q)は、方向性結合器13から
帰還した送信出力信号の一部を復調する復調器を示す。
【0014】ベースバンド信号発生器1より同相信号I
と直交信号Qとが出力され、同相信号Iは加算器10
(I)を介して変調器2(I)に、また、直交信号Qは
加算器10(Q)を介して変調器2(Q)に入力されて
いる。一方、周波数可変の搬送波発生器19から選択さ
れた通信チャネルの周波数の搬送波が出力され、移相さ
れていない搬送波が変調器2(I)に、π/2移相器8
で位相がπ/2移相された搬送波が変調器2(Q)に入
力され、それぞれ変調器2(I)、2(Q)で変調さ
れ、それぞれの出力が加算器3で加算されて選択された
通信チャネルの直交変調信号となり、バンドパスフィル
タ4へ出力されている。ここで直交変調器は、変調器2
(I)、(Q)、π/2移相器8、加算器3で構成され
ているものとする。また、前記搬送波発生器19の可変
帯域幅は、例えば、1MHzと限定された狭帯域なもの
でよい。バンドパスフィルタ4に入力された選択された
通信チャネルの直交変調信号は、直交変調器において直
交変調をおこなった際に発生したスプリアス信号成分を
除去され、電力増幅器5へ出力されている。電力増幅器
5に入力された選択された通信チャネルの周波数の直交
変調信号は、所要の送信電力まで電力増幅され、送信出
力信号として出力され、方向性結合器13、共用器6、
アンテナ7を介して送信される。
【0015】一方、電力増幅器5で発生した非直線歪を
補償するため、電力増幅器5から出力された送信出力信
号は、方向性結合器13を介し一部帰還され、復調器1
6(I)、(Q)へ出力されている。そして周波数可変
の搬送波発生器19からは、選択された通信チャネルの
周波数の搬送波が出力されており、移相されていない搬
送波が復調器16(I)に、π/2移相器17で位相が
π/2移相された搬送波が復調器16(Q)に入力さ
れ、復調器16(I)、(Q)それぞれで電力増幅器5
の歪を含む復調同相信号I、復調直交信号Qが復調さ
れ、それぞれが加算器10(I)、(Q)へ出力され、
加算器10(I)、(Q)で負帰還となるように同相信
号I、直交信号Qに加算されている。加算器10
(I)、(Q)それぞれで復調同相信号I、復調直交信
号Qを加算された同相信号I、直交信号Qは、それぞれ
変調器2(I)、(Q)に入力し、以後、前記したよう
に変調され、周波数変換後に電力増幅され、線形化補償
をされた送信出力信号をアンテナ7から送信する。通信
チャネルの変更を必要とする場合は、周波数可変の搬送
波発生器19で所要の周波数を選択することで、所要の
通信チャネルの変更が可能である。このように本発明の
無線機は、必要な機能を十分に備えつつ、回路規模を縮
小し、低消費電力化とし、原価の低減を実現したものと
なっている。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、搬送波発生器を、送信
出力の周波数であり、周波数範囲を限定した周波数可変
の搬送波発生器とし、この搬送波発生器からの搬送波に
直交変調を行ない、直交変調信号をそのまま電力増幅し
送信するようにした、中間周波数から送信出力の周波数
への周波数変換を無くし、回路規模を縮小し、低消費電
力とした無線機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線機のブロック図。
【図2】本発明の基本となる無線機のブロック図。
【図3】従来の無線機のブロック図。
【符号の説明】
1、21、31…ベースバンド信号発生器、2(I)、
2(Q)、22(I)、22(Q)、32(I)、32
(Q)…変調器、3、10(I)、10(Q)、23、
33、40(I)、40(Q)…加算器、4、24、3
4、42…バンドパスフィルタ、5、25、35…電力
増幅器、6、26、36…共用器、7、27、37…ア
ンテナ、8、17、28、38、47…π/2移相器、
13、43…方向性結合器、16(I)、16(Q)、
46(I)、46(Q)…復調器、19、29…周波数
可変の搬送波発生器、39…搬送波発生器、41、44
…周波数変換器、45…周波数可変の高周波発生器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、搬送波を発生する搬送波発
    生器と、入力信号を分解した同相信号と直交信号とで搬
    送波を直交変調し直交変調信号を出力する直交変調器
    と、直交変調信号を電力増幅し送信出力信号を出力する
    電力増幅器とを有する無線機において、 送信出力の周波数であり、所要の限定した周波数範囲の
    搬送波を発生する周波数可変の前記搬送波発生器と、 入力信号を分解した同相信号と直交信号とで、周波数可
    変の前記搬送波発生器で発生した送信出力の周波数の搬
    送波を直交変調し直交変調信号を出力する前記直交変調
    器とを有し、 選択する通信チャネル数を限定して狭帯域とし、送信出
    力の周波数であり所要の限定した周波数範囲の搬送波
    を、入力信号を分解した同相信号と直交信号とで直交変
    調するようにし、中間周波数の搬送波による直交変調の
    無いことを特徴とする無線機。
  2. 【請求項2】 少なくとも、搬送波を発生する搬送波発
    生器と、入力信号を分解した同相信号と直交信号とで搬
    送波を直交変調し直交変調信号を出力する直交変調器
    と、直交変調信号を電力増幅し送信出力信号を出力する
    電力増幅器と、送信出力信号の一部を帰還させ出力する
    方向性結合器と、帰還した送信出力信号の一部を搬送波
    で復調し同相信号と直交信号とを出力する復調器と、入
    力信号を分解した同相信号と直交信号とに復調した同相
    信号と直交信号とをそれぞれ加算する複数の加算器とを
    有する無線機において、 送信出力の周波数であり、所要の限定した周波数範囲の
    搬送波を発生する周波数可変の前記搬送波発生器と、 入力信号を分解した同相信号と直交信号とで、周波数可
    変の前記搬送波発生器で発生した送信出力の周波数の搬
    送波を直交変調し直交変調信号を出力する前記直交変調
    器と、 帰還した送信出力信号の一部を周波数可変の前記搬送波
    発生器で発生した送信出力の周波数の搬送波で復調し同
    相信号と直交信号とを出力する前記復調器とを有し、 電力増幅器の線形化補償を行なうようにするとともに、
    選択する通信チャネル数を限定して狭帯域とし、送信出
    力の周波数であり所要の限定した周波数範囲の搬送波
    を、入力信号を分解した同相信号と直交信号とで直交変
    調するようにし、中間周波数の搬送波による直交変調の
    無いことを特徴とする無線機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115161A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Nippon Antenna Co Ltd 伝送装置
JP5146456B2 (ja) * 2007-09-26 2013-02-20 富士通株式会社 送受信増幅器および遅延偏差補償方法

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