JP2005516234A - 正確な拘束原理を組み込むことにより製造上の欠陥及び嵌合時の不整列を最小限にするようにした光学コネクタフェルール - Google Patents

正確な拘束原理を組み込むことにより製造上の欠陥及び嵌合時の不整列を最小限にするようにした光学コネクタフェルール Download PDF

Info

Publication number
JP2005516234A
JP2005516234A JP2003525350A JP2003525350A JP2005516234A JP 2005516234 A JP2005516234 A JP 2005516234A JP 2003525350 A JP2003525350 A JP 2003525350A JP 2003525350 A JP2003525350 A JP 2003525350A JP 2005516234 A JP2005516234 A JP 2005516234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrule
surface portion
alignment member
alignment
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2003525350A
Other languages
English (en)
Inventor
キアニ,セペーア
ヴァランス,ライアン・アール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teradyne Inc
Original Assignee
Teradyne Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teradyne Inc filed Critical Teradyne Inc
Publication of JP2005516234A publication Critical patent/JP2005516234A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3873Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
    • G02B6/3882Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls using rods, pins or balls to align a pair of ferrule ends
    • G02B6/3883Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls using rods, pins or balls to align a pair of ferrule ends using rods, pins or balls to align a plurality of pairs of ferrule ends
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3873Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
    • G02B6/3885Multicore or multichannel optical connectors, i.e. one single ferrule containing more than one fibre, e.g. ribbon type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

【解決手段】 フェルールアッセンブリが開示されている。好適な実施形態では、第1フェルールと、第2フェルールと、整列部材は、第1及び第2フェルールの嵌合インタフェースにおいて相互作用して3本の拘束線を提供する。第1フェルールは、少なくとも1つの光ファイバを受けるための少なくとも1つのチャネルを備えた本体を有する。第1フェルール本体は、第1整列部材を保持するための第1面部分と、第2整列部材を保持するための第2面部分を含んでおり、第1面部分と第2面部分はV字形状である。第2フェルールは、少なくとも1つの光ファイバを受けるための少なくとも1つのチャネルを備えた本体を有している。第2フェルール本体は、第1整列部材を保持するための第1面部分と、第2整列部材を保持するための第2面部分を含んでおり、第1面部分はV字形状で、第2面部分は平坦である。

Description

本発明は、光学コネクタフェルールに関する。より厳密には、本発明は、正確な拘束原理を介して光ファイバを正確に支持して整列させ、製造上の欠陥及び嵌合時の不整列を最小限にするよう設計された光学コネクタフェルールに関する。
本出願は、「運動学的概念を組み込むことにより製造許容誤差範囲及び欠陥を許容するよう設計されたフェルール」という名称で2001年8月31日に先行して出願されている米国仮特許出願第60/316,593号の優先権を主張する。
帯域幅の必要性が社会的に高まる中で、銅ベースの電気通信システムは、データ搬送能力に限りがあることからあまり望まれなくなってきた。而して、帯域幅の必要性を満たすために、データ信号を表す光を伝送する光ファイバ伝送経路を有する高速システムが開発された。データは、1本の光ファイバ内を非常に高速(例えば、毎秒10ギガビット)で伝送される。
光ファイバがこのような高速データ伝送速度を提供できるようにするためには、光ファイバは、正確な許容誤差で製造され専用の材料で構成されねばならない。一般的には、光ファイバは、ドーパント(例えば、GeO2)が制御されたやり方で添加されている超高純度ケイ酸から製作される。光ファイバは、「コア」と呼ばれる内側のケイ酸層を有し、このケイ酸層は、異なる混入度のドーパントを含む「クラディング」と呼ばれる第2のケイ酸層により被覆されている。
光ファイバのコアを通って移動する光は、ファイバのコアとクラディング間の屈折率の差により生じる全内反射により案内される。ファイバのコアとクラディングに適正にドーパントを混合することにより、この屈折率の差が作り出される。伝送される光のモードを一つしか含んでいない光ファイバは「単一モード」ファイバと呼ばれ、複数のモードを許容するファイバは「多モード」ファイバと呼ばれている。単一モードファイバは、多モードファイバよりも、距離による分散が少ないので、データをより遠くまで伝送することができる。多モードファイバは、コアの直径が大きく、光学コネクタにおけるファイバの整列が容易になっている。
信号忠実度の損失を低く抑えて1つの光ファイバを別の光ファイバに連結するには、コア同士を適正に整列させ、光が1つのコアから次のコアへと案内されるようにすることが必要である。このため、光学コネクタ即ち機械的接合が使用される。通常、光学コネクタは、光ファイバを正確な位置に保持するためのフェルールを備えている。2つのフェル−ルを連結するには、普通は、整列ピンを使用して、フェルール内でその相手方に対してファイバを案内し正確に位置決めする。大抵の場合、一方のフェルールが雄側を形成し、他方が雌側を形成する。これは、一方のフェルールには精度ピンが設けられ、他方には精度レセプタクルしかないことを意味する。従来の取り組みでは、各ファイバの相手方に対する正確な位置を決めるには、拘束が過剰であったり不足したりした
整列エンティティ(孔の中のピン)同士が整列時に干渉すると拘束過剰となる。係合後の、フェルールの相対的な位置と方位は、整列エンティティ間の干渉の際に生じる弾性又は塑性変形の平均的影響により左右される。再現性の高い整列を実現できるようにするには、整列エンティティ同士が厳密な寸法的且つ幾何学的許容誤差に則って製造されねばならず、通常は製造費用が嵩むことになる。費用と労力を掛けても、拘束過剰システムは、なお、欠陥と嵌合不整列に伴う信号忠実度の損失という問題に悩まされている。
拘束不足の状態は、ピン/孔の組合わせがクリアランスのある状況にある場合である。この場合、2つのフェルールはクリアランスの断面内でランダムに整列する。何らかの付勢力があれば、その位置も影響を受ける。従って、拘束不足システムでは、通常、ファイバ対ファイバインタフェースでの信号忠実度の損失が問題となる。なお、拘束過剰システムが摩耗して拘束不足システムになることは、普通に起きることである。
使用される光ファイバの大きさ、即ち、多モードファイバでは、通常、直径が125ミクロン(10-6メートル)でコア直径が50ミクロン、単一モードファイバでは直径が125ミクロンでコア直径が8.6から9.5ミクロンであるが、この大きさゆえに、フェルールの正確な許容誤差を維持することが重要である。製造上の小さな欠陥又は嵌合不整列があると、ファイバ対ファイバインタフェースでの信号忠実度が著しく損なわれることになる。
多くの異なるフェルール設計が提案されている。例えば、日本電信電話株式会社の開発したMT(機構的伝送)フェルールは、リボンケーブルの光ファイバのアレイを支持するために、精密にモールド成形された矩形のガラス充填プラスチックハウジングを採用している。AT&T社が開発したMAC(マルチファイバ・アレイ・コネクタ)は、フォトリソグラフィ技術を使用してシリコンチップを精度良くエッチングし、中心間距離が250ミクロンの、リボンケーブルの光ファイバアレイを保持するV字形状の溝を形成している。「上面及び底面に相対する開口部分を備えた樹脂モールド成形部を有する光学コネクタ」と題するの米国特許第5,416,868号、「光学コネクタ用の整列アダプタ及びそれを製造するための方法」と題する米国特許第6,168,317号、及び「マルチターミネータ光学的相互接続システム」と題する米国特許第6,328,479号には、多様なフェルール設計が開示されており、その全てを本願に参考文献として援用する。しかしながら、これら既存のフェルール設計は、拘束過剰か拘束不足の何れかであり、上記不都合が問題となっている。
本発明の発明人は、欠陥及び嵌合不整合をより広く受け入れ、ファイバ対ファイバインタフェースでの信号忠実度の損失が最小限になるようにするフェルールを設計した。本願に記載し定義しているフェルール設計はその努力の結果である。
米国仮特許出願第60/316,593号 米国特許第5,416,868号 米国特許第6,168,317号 米国特許第6,328,479号 米国特許出願第09/711,333号 アレキサンダー・H.スロカム著「高精度機械設計」、プレンティスホール出版、ニュージャージー州イングルウッドクリフ、1992年
本発明の概括的目的は、欠陥及び不整列を受け入れ、正確且つ反復可能な光学結合を提供し、ファイバ対ファイバインタフェースでのデータ信号の損失を最小限にするフェルール設計を提供することである。
本発明の上記及びその他の目的は、或る好適な実施形態では、第1フェルールと、第2フェルールと、嵌合時に前記第1フェルールと前記第2フェルールを整列させる少なくとも2つの整列部材と、を有するフェルールアッセンブリにより実現される。第1フェルールと、第2フェルールと、整列部材は、第1フェルールと第2フェルールの嵌合インタフェース時に相互作用し、3つの拘束線を提供する。或る実施形態では、第1フェルールは、少なくとも1つの光ファイバを受けるための少なくとも1つのチャネルを備えた本体を有する。第1フェルール本体は、第1整列部材を保持するための第1面部分と、第2整列部材を保持するための第2面部分とを備え、この第1及び第2面部分はV字形状である。第2フェルールは、少なくとも1つの光ファイバを受けるための少なくとも1つのチャネルを備えた本体を有している。第2フェルール本体は、第1整列部材を保持するための第1面部分と、第2整列部材を保持するための第2面部分とを備え、この第1面部分はV字形状であり、第2面部分は平坦である。
図1は、本発明のフェルールアッセンブリの或る好適な実施形態の斜視図である。フェルールアッセンブリ10は、光ファイバのリボンケーブル22を保持している第1フェルールサブアッセンブリ20と、光ファイバのリボンケーブル52を保持している第2フェルールサブアッセンブリ50を含んでいる。フェルールアッセンブリ10は、第1及び第2フェルールサブアッセンブリ20、50の光ファイバ42、72のファイバ端面21、51を整列させる。図2A及び図4Aは、光ファイバ42、72を示し、図4Aはファイバ端面51を示している。
本発明のフェルールアッセンブリについて、以下で詳細に説明していくが、このフェルールアッセンブリは正確な拘束の原理を好適に採用し組み入れており、2つの構成体の相対的な位置と方位を拘束する場合に、固定拘束の個数は拘束される自由度の量に等しくすることを提案している。「正確な拘束」という用語は、2つの構成体が、拘束が多すぎる拘束過剰状態でもなく、拘束部が少なすぎる拘束不足状態でもないことを示唆している。上記原理については、1999年ニューヨーク州ASMEプレスからの「正確な拘束:運動学的原理を使用した機械設計」と題する本に詳しく論じられている。正確な拘束原理の具体例には、2つの構成体の間の6つの接点により確立される6点固定拘束を使用して、6自由度全てを拘束する運動学的連結がある。運動学的連結についての詳細な論議は、1992年、ニュージャージー州イングルウッドクリフ、プレンティスホールから出ている、アレキサンダー・H.スロカムによる「高精度機械設計」と題する本に見い出すことができ、前記本の内容を本願に参考文献として援用する。
「光ファイバ接続を形成するための方法及び装置」と題する、2000年11月9日に出願された米国特許出願第09/711,333号は、運動学的連結の概念を開示しており、本願に参考文献として援用する。(本出願と同一の譲受人に譲渡された)この出願に開示されている光ファイバコネクタの限定は、光ファイバの嵌合を「近接」接続とすることが必要であるという点である。これは、従来の光ファイバには、ファイバ端面の間に非常に小さな(例えば50ナノメートル)エアギャップしか存在し得ず、即ち屈折率整合ゲルを塗布せねばならないことを意味している。しかしながら、ファイバ端面が実際に物理的に接していれば、運動学的概念を適用することはできない。従って、ファイバ端面の間に非常に小さなエアギャップを維持することは、必要に応じて運動学的概念を受け入れることになるが、そのような設計は製造上の見地からは困難である。
ご存知のように、正確な拘束という概念は、概括的には、物理的構成体(例えば、光ファイバコネクタ)は、使用される座標系(例えば、デカルト座標、球座標、円筒座標)に関係なく、互いに対して6自由度(DOF)を有しているという所見に関係している。例えば、デカルト座標系では、6自由度は、X、Y、Z軸方向の直線(又は横)運動とX、Y、Z軸周りの回転運動である。本発明では、信号の忠実度に影響を及ぼす3つの重要な自由度は、ファイバのアレイが嵌合される平面内の並進運動と回転運動である。従って、本発明では、3自由度だけが拘束され、しかも正確に拘束されるように、フェルールを整列させる3つの拘束を確立する。
図1に戻るが、第1フェルールサブアッセンブリ20は、概括的には、第2フェルールサブアッセンブリ50に整列面61で受けられる第1整列ピン23を有するよう示されている。付勢部材62は、第1整列ピン23を面61に向けて付勢する。第2フェルールサブアッセンブリ50は、概括的には、第1フェルールサブアッセンブリ20に整列面24で受けられる第2整列ピン53を有するよう示されている。付勢部材25は、第2整列ピン53を面24に向けて付勢する。
図2Aは、第1フェルールサブアッセンブリ20を分解状態で、概括的には、底部26と頂部27を有するよう示している。第1フェルールサブアッセンブリ20の好適な実施形態は、別々の部分から構成されているように示されているが、当業者には自明のように、第1フェルールサブアッセンブリ20は、単体の一体構造部品でもよいし、複数の部品で構成してもよい。底部26は、頂部27に面する側部29上に、複数の実質的にV字形状の溝28を有している。これらの溝28は、光ファイバ42を受けるよう構成されている。図1に示すように、光ファイバ42はリボンケーブル22内に保護されている。
頂部27はプラスチックなど比較的可撓性のある材料で製作し、底部26は金属など剛性のある材料で製作するのが望ましい。しかしながら、頂部27も剛性のある材料で製作する場合には、非常に平坦にしておかねばならない。比較的可撓性のある頂部を剛性のある底部と組合わせると、両者の間に光ファイバ42を維持し易く、基本的に剛性のある部分によってファイバの位置を規制することができる。
底部26の頂部27に面する側部29には、第1整列ピン23を保持するための面部分31がある。ばね部材41の付勢部材32、33は、第1整列ピン23を面部分31に向けて付勢する。ばね部材41は、ばねクリップであるのが望ましい。底部26の側部29には、第2整列ピン53を保持するための面部分24もある。付勢部材25は、第2整列ピン53を面部分24に向けて付勢する。整列ピンの保持についての詳しい説明は、図2Bに関連して述べるが、図2Bは、図2Aの2B−2B線に沿う第1フェルールサブアッセンブリ20の端面図である。
図2Bは、付勢部材32、33により実質的にV字形状の面部分31に向け予荷重を掛けられた第1整列ピン23を示している。第1整列ピン23は、面部分31の点38と39に接点を形成する。なお、接点38、39は、図2Bの視点からのみ見た場合であり、実際には面部分31に沿う線状の接点である。付勢部材32、33は、V字形状の面部分31の中心線に概ね沿って正味付勢力を提供するコイルばねとして概略的に示されている。第1整列ピン23は、第1フェルールサブアッセンブリ20に対する、矢印40で示すX−Y方向の動きが完全に拘束されている。
第1整列ピン23は、フェルールに対して拘束されてしまうと、第1フェルールサブアッセンブリ20の一体の部分となる。第2フェルールサブアッセンブリ50からの第2整列ピン53は、図2Bに例示のみを目的に示している。第2フェルールサブアッセンブリ50に完全に拘束され、即ち一体化されている第2整列ピン53と、第1フェルールサブアッセンブリ20との間の関係は、底部26の実質的にV字形状の面部分24により決まる。付勢部材25は、第2整列ピン53を、実質的にV字形状の面部分24に点35と36において押し付けるように付勢して、ピン53の、矢印37で示すX−Y方向の動きを完全に拘束する。なお、上記接点35、36は、図2Bの視点からのみ見た場合であり、実際には面部分24に沿う線状の接点である。両方の整列ピン、即ちフェルールサブアッセンブリ20のピン23とフェルールサブアッセンブリ50のピン53は、組立てられるとフェルールサブアッセンブリ20に完全に拘束されるので、第1フェルールサブアッセンブリ20は、ここでは独立フェルールサブアッセンブリと呼ばれる。
図4Aは、第2フェルールサブアッセンブリ50を分解状態で、概括的には、底部56と頂部57を有するよう示している。第2フェルールサブアッセンブリ50の好適な実施形態は、別々の部品から構成されているように示されているが、当業者には自明のように、第2フェルールサブアッセンブリ50は、単体の一体構造部品でもよいし、複数の部品で構成してもよい。底部56は、頂部57に面する側部59上に、複数の実質的にV字形状の溝58を有している。これらの溝58は、光ファイバ72を受けるよう構成されている。図1に示すように、光ファイバ72はリボンケーブル52内に保護されている。
頂部57はプラスチックなど比較的可撓性のある材料で製作し、底部56は金属など剛性のある材料で製作するのが望ましい。しかしながら、頂部57も剛性のある材料で製作する場合には、非常に平坦にしておかねばならない。比較的可撓性のある頂部を剛性のある底部と組合わせると、両者の間に光ファイバ72を維持し易く、基本的に剛性のある部分によってファイバの位置を規制することができる。
底部56の頂部57に面する側部59には、第2整列ピン53を保持するための面部分54がある。ばね部材60の付勢部材55は、第2整列ピン53を面部分54に向けて付勢する。ばね部材60は、ばねクリップであるのが望ましい。底部56の側部59には、第1フェルールアッセンブリ20からの第1整列ピン23を保持するための面部分61もある。付勢部材62は、第1整列ピン23を面部分61に向けて付勢する。整列ピンの保持についての詳しい説明は、図4Bに関連して述べるが、この図4Bは、図4Aの4B−4B線に沿う第2フェルールサブアッセンブリ50の端面図である。
図4Bは、付勢部材55により略V字形状の面部分54に向け予荷重を掛けられた第2整列ピン53を示している。第2整列ピン53は、面部分54の点65と66に接点を形成する。なお、接点65、66は、図4Bの視点からのみ見た場合であり、実際には面部分54に沿う線状の接点である。付勢部材55は、V字形状の面部分54の中心線に概ね沿って正味付勢力を提供するコイルばねとして概略的に示されている。第2整列ピン53は、第2フェルールサブアッセンブリ50に対する、矢印67で示すX−Y方向の動きが完全に拘束されている。
図1の好適な実施形態では、各整列ピンはV字形状の面部分と付勢部材を使って各フェルールサブアッセンブリに対して固定されるが、これについては更に図3Aに概要的に示している。V字形状の面部分81内の整列ピン82は、V字形状面部分81の中心線に概ね直角な付勢力83により、矢印87で示す2つの直線方向の自由度(X及びY方向)に正確な拘束を提供する。整列ピン82は、2つの接点85、86で本体84の面部分81と接する。同様に、図3Bは、表面が湾曲しているV字形状の面部分91内の整列ピン92を示している。矢印97により示すように、面部分91内の整列ピン92は、面部分91の中心線に概ね直角な付勢力93により、2つの直線方向の自由度(X及びY方向)に正確な拘束を提供する。整列ピン92は、2つの接点95、96で本体94の表面部分91と接する。この実施形態では(図3Aとは反対に)、ピン92と本体94の間の接点95、96における応力は小さくなり、剛性は湾曲面により高まる。
本願での定義においては、「V字形状」又は「実質的にV字形状」の面部分は、2つの面を提供し、整列部材を付勢部材により面部分に向けて付勢すると、整列部材は、2つの面それぞれの上に、一本の接触線に沿って接点を形成する。なお、2つより多い面を有しているがその内の2つの面だけが整列部材と接触線に沿って接点を形成する場合は、「V字形状の」面部分の定義に含まれる。
第2整列ピン53は、底部56に対して拘束されてしまうと、第2フェルールサブアッセンブリ50の一体の部分となる。第1フェルールサブアッセンブリ20からの第1整列ピン23は、図4Bに例示のみを目的に示している。第1フェルールサブアッセンブリ20に完全に拘束され、即ち一体化されている第1整列ピン23と、第2フェルールサブアッセンブリ50との間の関係は、平坦な面部分61により決まる。付勢部材62は、第1整列ピン23を、平坦な面部分61に対して、ピン23が点69で面部分61と接するように付勢する。なお、この接点は、図4Bの視点からのみ見た場合であり、実際には面部分61に沿う線状の接点である。第1整列ピン23は、矢印70により示す直線方向Y軸の自由度だけが拘束される。第2フェルールサブアッセンブリ50は、従属フェルールサブアッセンブリと呼ばれ、従属フェルールサブアッセンブリと独立フェルールサブアッセンブリの嵌合時の関係は、図4Cに示す正確な拘束システムを成す。
本願での定義においては、「平坦な」又は「実質的に平坦な」面部分は、付勢部材により整列部材を面部分に向けて付勢すると、整列部材と一本の接触線に沿って接点を形成する面を1つだけ提供する。なお、1つより多い面を有しているがその内の1つの面だけが整列部材と接触線に沿って接点を形成する場合は、「平坦な」面部分の定義に含まれる。
図4Cは、独立フェルールサブアッセンブリ20と嵌合した後の、従属フェルールサブアッセンブリ50の、図4Aの4C−4C線に沿う断面図である。整列ピン23、53は、従属フェルールサブアッセンブリ50の面部分61、54上の3点65、66、69で接点を形成する。接触物理学の法則によると、各接点は、接触面に直角(即ち、垂直)に拘束力ポテンシャルを提供する。而して、接点65は拘束線73を有し、接点66は拘束線74を有し、接点69は拘束線75を有する。ファイバ対ファイバインタフェースの面内には、フェルールサブアッセンブリ20とフェルールサブアッセンブリ50の間の相対運動を防ぐために拘束せねばならない3つの自由度が存在する。正確な拘束の原理は、要求される自由度より多くも少なくもない独自の拘束を必要とする。3つの個別の点76、77、78で交差する拘束線73、74、75により示される3つの拘束のシステムは、フェルールサブアッセンブリ20と50の間の面内の3つの自由度を正確に拘束するように働く。フェルールサブアッセンブリの間の面内の拘束線が3つよりも多い場合には、拘束過剰と見なされ、拘束線が3つよりも少ない場合には、拘束不足と見なされる。拘束線の交点の数は一般的に3つでなくてはならないが、本発明の発明人は、拘束線の交点の個数が2つである場合を少なくとも1事例確認している。その事例について以下に或る程度詳しく説明する。
図5は、ファイバ端面81を整列させるための別の独立フェルールサブアッセンブリ80の断面図であり、これは、フェルール本体86のV字形状の面部分84に整列ピン113を完全に拘束する。矢印97で示す完全拘束は、付勢部材85を使って整列ピン113を面部分84に向けて付勢し、接点95、69を形成することにより実現される。図2Bと図4Bに関連して上で論じたように、付勢部材85は、図5ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。
図6に示す嵌合相手のフェルールサブアッセンブリ110からの整列ピン83は、フェルール本体86のV字形状の面部分91内に完全に拘束される。矢印100で示す完全拘束は、付勢部材92を使って整列ピン83を面部分91に向けて付勢し、接点98、99を形成することにより実現される。付勢部材92は、コイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。発明人は、本実施形態は、V字形状の面部分84、91から伸張する線102、103、104、105の交点106が複数の光ファイバ81の中心にあり、フェルールサブアッセンブリ80に関する熱膨張の中心を表している点で独自性があると考えている。熱膨張の中心をこのように構成することにより、温度変化に起因して発生する変位エラーを最小化することができる。
図6は、ファイバ端面111を独立フェルールサブアッセンブリ80のファイバ端面81に整列させるための別の従属フェルールサブアッセンブリ110の断面図である。従属フェルールサブアッセンブリ110は、整列ピン83を、フェルール本体116のV字形状の面部121内に完全に拘束する。矢印130で示す完全拘束は、付勢部材122を使って、整列ピン83を面部分121に向けて付勢し、接点128、129を形成することにより実現される。付勢部材122は、図6ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。嵌合相手のフェルールサブアッセンブリ80からの整列ピン113は、矢印127で示すように、平坦な面部分114に対して拘束される。この拘束は、付勢部材115を使用して、整列ピン113を平坦な面部分114に向けて付勢し、接点125を形成することにより実現される。付勢部材115は、図6ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。
フェルールサブアッセンブリ80、110を嵌合させた時の、ファイバ対ファイバ嵌合インタフェースにおける拘束線のパターンを、従属フェルールサブアッセンブリ110に関して図6Aに概略的に表している。整列ピン113、83と面部分114、121の間の接点125、128、129は、点143、144で交差する拘束線140、141、142に沿ってフェルールサブアッセンブリ80、110を拘束するように働く。従って、フェルールサブアッセンブリ80、110のアッセンブリは、嵌合インタフェースの平面内で正確に拘束される。2本の平行な拘束線140、142は、参照番号145で表される相当な距離だけ(この場合は、フェルール本体116のほぼ全幅に亘って)ずれているので、独自の拘束を呈する。なお、実際には、真に平行な線は現実には製造できないので、拘束線140、142は、最終的には146又は147の何れかの方向の遠く離れた空間で交差する。
図7は、ファイバ端面161を整列させるための又別の独立フェルールサブアッセンブリ160の断面図であり、これは、整列ピン163をフェルール本体166のV字形状の面部分171内に完全に拘束する。矢印180で示す完全拘束は、付勢部材172を使って、整列ピン163を面部分171に向けて付勢し、接点178、179を形成することにより実現される。付勢部材172は、図7ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。
図8に示す嵌合相手のフェルールサブアッセンブリ190からの整列ピン193は、フェルール本体166のV字形状の面部分164内に完全に拘束される。矢印177で示す完全拘束は、付勢部材165を使って、整列ピン193を面部分164に向けて付勢し、接点175、176を形成することにより実現される。付勢部材165はコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。
図8は、ファイバ端面191を、独立フェルールサブアッセンブリ160のファイバ端面161に整列させるための別の従属フェルールサブアッセンブリ190の断面図である。従属フェルールサブアッセンブリ190は、整列ピン193を、フェルール本体196のV字形状の面部分914内に完全に拘束する。矢印207で示す完全拘束は、付勢部材195を使って、整列ピン193を面部分194に向けて付勢し、接点205、206を形成することにより実現される。付勢部材195は、図8ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。嵌合相手方のフェルールサブアッセンブリ160からの整列ピン163は、矢印210で示されるように、平坦な面部分201に対して拘束される。この拘束は、付勢部材202を使って、整列ピン163を平坦な面部分201に向けて付勢することにより実現される。付勢部材202は、図8ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。
フェルールサブアッセンブリ160、190を嵌合させた時の、ファイバ対ファイバ嵌合インタフェースにおける拘束線のパターンを、従属フェルールサブアッセンブリ190に関し、図8Aに概略的に表している。整列ピン193、163と面部分194、201の間の接点205、206、209は、点224、223で交差する拘束線220、221、222に沿ってフェルールサブアッセンブリ160、190を拘束するように働く。従って、フェルールサブアッセンブリ160、190のアッセンブリは、嵌合インタフェースの平面内で正確に拘束される。2本の平行な拘束線220、222は、参照番号225により表される相当な距離だけ(この場合は、フェルール本体196のほぼ全幅に亘って)ずれているので、独自の拘束を呈する。なお、実際には、真に平行な線は現実的には製造できないので、拘束線220、222は、最終的には226又は227の何れかの方向の遠く離れた空間で交差する。
図9は、ファイバ端面231を整列させるための又別の独立フェルールサブアッセンブリ230の断面図であり、これは、整列ピン233をフェルール本体236のV字形状の面部分241内に完全に拘束する。矢印250で示す完全拘束は、付勢部材242を使って、整列ピン233を面部分241に向けて付勢し、接点248、249を形成することにより実現される。付勢部材242は、図9ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。
図10に示す嵌合相手のフェルールサブアッセンブリ260からの整列ピン263は、フェルール本体236のV字形状の面部分234内に完全に拘束される。矢印247で示す完全拘束は、付勢部材235を使って、整列ピン263を表面部分234に向けて付勢し、接点245、246を形成することにより実現される。付勢部材235は、コイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。
図10は、ファイバ端面261を独立フェルールサブアッセンブリ230のファイバ端面231に整列させるための別の従属フェルールサブアッセンブリ260の断面図である。従属フェルールサブアッセンブリ260は、整列ピン263を、フェルール本体266のV字形状の面部分264内に完全に拘束する。矢印277で示す完全拘束は、付勢部材265を使って、整列ピン263を面部分264に向けて付勢し、接点275、276を形成することにより実現される。付勢部材195は、図10ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。嵌合相手のフェルールサブアッセンブリ230からの整列ピン233は、矢印280で示すように、平坦な面部分279に対して拘束される。この拘束は、付勢部材272を使って、整列ピン233を平坦な面部分279に向けて付勢することにより実現される。付勢部材272は、図10ではコイルばねとして示されているが、必要な付勢を加えることができるのであればどの様な構成であってもよい。
フェルールサブアッセンブリ230、260を嵌合させた時の、ファイバ対ファイバ嵌合インタフェースにおける拘束線のパターンを、従属フェルールサブアッセンブリ260に関し、図10Aに概略的に表している。整列ピン263、233と面部分264、279の間の接点275、276、271は、点294、293で交差する拘束線290、291、292に沿ってフェルールサブアッセンブリ230、260を拘束するように働く。従って、フェルールサブアッセンブリ230、260のアッセンブリは、嵌合インタフェースの平面内で正確に拘束される。2本の平行な拘束線290、292は、参照番号295で表される相当な距離だけずれているので、独自の拘束を呈する。なお、実際には、真に平行な線は現実的には製造できないので、拘束線290、292は、最終的には296又は297の何れかの方向の遠く離れた空間で交差する。
独立フェルールサブアッセンブリの第1整列ピンと、従属フェルールサブアッセンブリの第2整列ピンの上記の配置は、可能な構成の1つに過ぎない。図11は、整列ピン302と303の両方が独立フェルールサブアッセンブリ300に配置され、従属フェルールサブアッセンブリ310には整列ピンが全く無い別の構成を表している。更に別の構成(図示せず)では、整列ピンが何れのフェルールサブアッセンブリにも組み付けられておらず、両フェルールアッセンブリの嵌合時に同時に挿入されるようになっている。各フェルールサブアッセンブリの好適な実施形態は、2つの構成要素と取り外し可能な円柱状の整列ピンとのアッセンブリであるが、当業者には自明のように、この他のフェルールサブアッセンブリ構成並びに整列ピン構成も利用できる。
図12は、潜在的な欠陥が光学コネクタフェルールアッセンブリの性能にどのように影響するかを示している。本図では、整列ピンの直径の不一致に対する感度を、異なるフェルール設計に対して示している。事例1は、整列ピンを保持するための垂直に向いた2つの実質的にV字形状の溝を有する第1フェルール(例えば、独立フェルール)と、垂直に向いた1つの実質的にV字形状の溝と対面方向に設けられた1つの平坦な面を有する第2の嵌合相手のフェルール(例えば、従属フェルール)を示している。この場合は、整列ピン直径の不一致があると、フェルール対フェルール不整列の程度がひどくなる。
事例2は、整列ピンを保持するための垂直に向いた2つの実質的にV字形状の溝を有する第1フェルール(例えば、独立フェルール)と、垂直に向いた1つの実質的にV字形状の溝と非対面方向に設けられた1つの平坦な面を有する第2の嵌合相手のフェルール(例えば、従属フェルール)を示している。この事例では、整列ピンの直径不一致に対して事例1の場合ほど問題ではないが、それでもなお、フェルール対フェルールインタフェースを通る信号の忠実度に相当な損失が発生する。直径の小さな第2ピンがV字形状の溝に深くセットされると、2つのフェルールの間に小さな回転が生じる。
本発明の好適な実施形態である事例3は、第1整列ピンを保持するための垂直に向いた実質的にV字形状の1つの溝と、第2整列ピンを保持するための45度に向いた実質的にV字形状の1つの溝を有する第1フェルールを示している。第2の嵌合相手のフェルールは、第1整列ピンを保持するための垂直に向いた実質的にV字形状の1つの溝と、第2整列ピンを保持するための非対面方向に向いた1つの平坦な面を有している。図示のように、この事例は、整列ピン直径の不一致を最も許容し、従って、フェルール対フェルールインタフェースを通る信号の忠実度の損失が最小になる。
図13、図14、図15は、フェルールの溝に整列ピンを保持するための代わりの実施形態を示している。図13では、整列ピン324は、複数の開口321を有する保持部材320によりフェルールの溝に保持される。各開口321には、金属、セラミック又はプラスチックのパッド323が取り付けられた、ポリウレタンなどの弾性材料322が配置されている。パッド323の材料並びに弾性材料322の選択は、材料の適合性及び整列要件によって異なる。パッド323は、整列ピン324に当接して、整列ピンをフェルール溝に保持する。弾性材料322は、弾性保持力を発生させ整列ピンに作用させる。
図14は、板ばねとして構成されたばね部材330によりフェルールの溝に保持されている整列ピン331を示している。板ばね構成は、例えば、短いばね長で高いばね力が必要な場合には望ましい。図15は、図1、図2A、及び図2Bに示す第1フェルールサブアッセンブリ20と同じように構成されたフェルール340に使用されたスプリング梁ばね設計を示している。フェルール340は、垂直に向いた実質的にV字形状の面部分24と、45度方向に向いた実質的にV字形状の面部分31を備えている。第1スプリング梁341は、垂直方向の予荷重力を整列ピン53に及ぼして、整列ピン53を実質的にV字形状の面部分24に保持する。第2スプリング梁342は、対角線方向の予荷重力を整列ピン23に及ぼして、整列ピン23を実質的にV字形状の面部分31に保持する。第1及び第2スプリング梁は、事実上、図2A、図2Bの付勢部材25、32、33により提供される付勢作用と同様の付勢作用を提供するように構成されている。
図16及び図17は、先行技術によるフェルールの概略図である。図16は、発明の背景の項で説明したMTフェルールを示している。MTフェルールには、整列ピンを保持するための2つの円筒形の孔がある。孔は、通常、整列ピンをぴったりと保持する大きさなので、2つのMTフェルール(双方とも同じ形状寸法である)の嵌合は、例えば、整列ピンの直径に不一致があれば、問題を起こしかねない。これは、フェルール対フェルールインタフェースを通る信号の忠実度に損失を生じさせることになりかねない。なお、MTフェルールは、クリアランス状態次第で、拘束過剰又は拘束不足状態の何れかを呈する。
図17は、先行技術により開示されている別の従来技術によるフェルールを示している。このフェルール設計は、例えば、カキイ他に発行された米国特許第5,416,868号にある。このフェルール設計の場合、嵌合するフェルール双方に、整列ピンを保持するための2つのV字形状の溝が設けられている。2つのフェルールを嵌合させる時には、嵌合インタフェースのX−Y面内に4本の拘束線350、351、352、353ができ、それらは空間内の4点354、355、356、357で交差する。第1及び第2の拘束線350と351は、第1整列ピンの中心で交差する(354)。この拘束線350と351は、第1整列ピンの、直線方向のX及びY方向の運動の自由度と、回転方向のX及びY軸周りの運動の自由度(平面外)を防げる。第3及び第4の拘束線352と353は、第2整列ピンの中心で交差し(355)、第3拘束線352は第1拘束線350と交差し(356)、第4拘束線353は第2拘束線351と交差する(357)。4つの独自の拘束があるが、X−Y面内で拘束できる自由度は3つだけなので、嵌合は拘束過剰であり、即ち、両方のフェルールは、共に整列ピンを完全に拘束できる点で独立している。嵌合インタフェースの拘束過剰のせいで、このフェルールアッセンブリは、フェルール対フェルールインタフェースを通る信号の忠実度に損失を被る。
当業者には自明のように、このフェルール設計と機構は、ここに説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、図12は、事例1及び事例2に示すフェルール設計が、整列ピン直径不一致の見地からはあまり望ましくないことを実証しているが、特定の用途では、事例1及び事例2に示すフェルール設計が望ましい場合もある。而して、本発明の発明人は、このような設計を本発明の精神と範囲から除外してはいない。
更に、当業者には自明のように、上記整列システムは、1本のファイバ、2本のファイバ、及びそれ以上のファイバの場合にも機能する。また、上記整列システムは、線形(1×N)配列のファイバ、マトリクス(M×N)のファイバ、円形配列(R×シータ)のファイバの場合にも機能する。ここに説明した発明は、光ファイバのアレイを、個別の垂直空洞面発光レーザー(VCSEL)又はそのアレイに、或いは個別の検出器(代表的にはダイオード)又はそのアレイに、接続するのに使用使用することもできる。
本発明のフェルールアッセンブリの或る好適な実施形態の斜視図である。 図2Aは、図1のフェルールサブアッセンブリの一方を分解状態で示す図である。 図2Bは、図2Aのフェルールサブアッセンブリ(分解状態ではない)の2B−2B線に沿う端面図である。 図3Aは、V字形状の面部分を示すフェルールサブアッセンブリの部分端面図である。 図3Bは、V字形状の面部分が「ゴシックアーチ」型V字形状である、図3Aと同様の図である。 図4Aは、図1のフェルールサブアッセンブリの他方を分解状態で示す図である。 図4Bは、図4Aのフェルールサブアッセンブリ(分解状態ではない)の4B−4B線に沿う端面図である。 図4Cは、図4Aのフェルールサブアッセンブリ(分解状態ではない)の4C−4C線に沿う断面図である。 代わりの独立フェルールサブアッセンブリの断面図である。 図6は、図5の独立フェルールサブアッセンブリに嵌合可能な代わりの従属フェルールサブアッセンブリの断面図である。 図6Aは、図6の従属フェルールサブアッセンブリに関して、ファイバ対ファイバ嵌合インタフェースにおける拘束線を示す概略図である。 別の独立フェルールサブアッセンブリの実施形態の断面図である。 図8は、図7の独立フェルールサブアッセンブリに嵌合可能な、更に別の従属フェルールサブアッセンブリの断面図である。 図8Aは、図8の独立フェルールサブアッセンブリに関して、ファイバ対ファイバ嵌合インタフェースにおける拘束線を示す概略図である。 別の独立フェルールサブアッセンブリの実施形態の断面図である。 図10は、図9の独立フェルールサブアッセンブリに嵌合可能な更に別の従属フェルールサブアッセンブリの断面図である。 図10Aは、図10の従属フェルールサブアッセンブリに関して、ファイバ対ファイバ嵌合インタフェースにおける拘束線を示す概略図である。 整列ピンが一方のフェルールサブアッセンブリにしかないフェルールサブアッセンブリの代わりの構成を示す図である。 或る欠陥がフェルールアッセンブリの性能にどのように影響するかを例証する、3つの異なるフェルールアッセンブリ構成を示す図である。 整列ピンをフェルールの溝内に保持するための代わりの実施形態を示す図である。 整列ピンをフェルールの溝内に保持するための更に別の実施形態を示す図である。 図2A、図2Bのフェルールサブアッセンブリと同様に構成されたフェルールサブアッセンブリ用の更に別の保持手段を示す図である。 先行技術によるMTフェルールの断面を示す図である。 米国特許第5,416,868号に開示されている先行技術によるフェルールの断面を示す図である。

Claims (38)

  1. フェルールアッセンブリにおいて、
    第1フェルールと、
    第2フェルールと、
    嵌合時に前記第1及び第2フェルールを整列させるための少なくとも2つの整列部材と、を備え、
    前記第1フェルールと、前記第2フェルールと、前記整列部材は、前記第1及び第2フェルールの嵌合インタフェースで作用し合い3本の拘束線を提供するよう構成されているフェルールアッセンブリ。
  2. 前記整列部材は、前記第1及び第2フェルールの一方に取り付けられている、請求項1に記載のフェルールアッセンブリ。
  3. 前記3本の拘束線は3点で交差する、請求項1に記載のフェルールアッセンブリ。
  4. 前記3本の拘束線は少なくとも2点で交差する、請求項1に記載のフェルールアッセンブリ。
  5. 前記3本の拘束線の内2本は、前記整列部材の内の1つを、2つの並進方向自由度と2つの回転方向自由度において完全に拘束している、請求項1に記載のフェルールアッセンブリ。
  6. 前記3本の拘束線の内1本は、前記整列部材の内の他の1つを、1つの並進方向自由度と1つの回転方向自由度において拘束している、請求項5に記載のフェルールアッセンブリ。
  7. 前記第1及び第2フェルールは、前記嵌合インタフェースにおいて、拘束過剰状態にはない、請求項1に記載のフェルールアッセンブリ。
  8. 前記第1及び第2フェルールは、前記嵌合インタフェースにおいて、拘束不足状態にはない、請求項1に記載のフェルールアッセンブリ。
  9. フェルールアッセンブリにおいて、
    第1フェルールと、
    第1面部分と第2面部分とを有する第2フェルールと、
    嵌合時に前記第1及び第2フェルールを整列させるための少なくとも第1整列部材と第2整列部材とを備えており、前記第1整列部材は、前記第1面部分に押し付けた状態に持たれることにより前記第2フェルールに保持され、前記第2整列部材は、前記第2面部分に押し付けた状態に保たれることにより前記第2フェルールに保持され、
    前記第1及び第2フェルールの嵌合インタフェースにおいて、前記全ての整列部材と前記第2フェルールの全ての面部分との間の接点の合計個数は3個であるよう構成されているフェルールアッセンブリ。
  10. 前記整列部材は形状が円筒状である、請求項9に記載のフェルールアッセンブリ。
  11. 前記第2フェルールにおいて、前記第1面部分はV字形状であり、前記第2面部分は平坦である、請求項9に記載のフェルールアッセンブリ。
  12. 前記第1フェルールは2つの面部分を有し、前記整列部材の内の一方は前記第1フェルールの前記面部分の内の一方に押し付けた状態に保たれ、前記整列部材の内の他方は前記第1フェルールの前記面部分の内の他方に押し付けた状態に保たれている、請求項9に記載のフェルールアッセンブリ。
  13. 前記第1及び第2フェルールの嵌合インタフェースでは、前記整列部材の内の一方は、2つの並進方向自由度と2つの回転方向自由度において拘束され、前記整列部材の内の他方は、1つの並進方向自由度と1つの回転方向自由度において拘束されている、請求項9に記載のフェルールアッセンブリ。
  14. フェルールにおいて、
    少なくとも1つの光ファイバを受けるための少なくとも1つのチャネルを有し、嵌合インタフェースにおいて前記光ファイバの端部を成す本体を備えており、
    前記本体は、第1整列部材が押し付けられた状態に保たれる第1面部分と、第2整列部材が押し付けられた状態に保たれる第2面部分を更に有しており、
    前記第1面部分は前記第1整列部材と2箇所で接し、前記第1整列部材を2つの並進方向自由度と2つの回転方向自由度において拘束し、前記第2面部分は前記第2整列部材と1箇所で接し、前記第2整列部材を1つの並進方向自由度と1つの回転方向自由度において拘束するよう構成されているフェルール。
  15. 前記第1整列部材を前記第1面部分に押し付けた状態に保ち、前記第2整列部材を前記第2面部分に押し付けた状態に保つための付勢部材を更に備えている、請求項14に記載のフェルール。
  16. 前記本体は底部と頂部を備えている、請求項14に記載のフェルール。
  17. 前記底部は金属で作られている、請求項16に記載のフェルール。
  18. 前記頂部はプラスチックで作られている、請求項16に記載のフェルール。
  19. 前記本体は金属で作られている、請求項14に記載のフェルール。
  20. 前記本体はプラスチックで作られている、請求項14に記載のフェルール。
  21. フェルールにおいて、
    少なくとも1つの光ファイバを受けるための少なくとも1つのチャネルを有する本体であって、第1整列部材を保持するための第1面部分と、第2整列部材を保持するための第2面部分を更に備え、前記第1面部分はV字形状、前記第2面部分は平坦であるよう構成されている本体と、
    前記第1整列部材の動きを拘束するために、前記第1整列部材を前記第1面部分に押し付けた状態に保つための第1保持力を提供する第1付勢部材と、
    前記第2整列部材の動きを拘束するために、前記第2整列部材を前記第2面部分に押し付けた状態に保つための第2保持力を提供する第2付勢部材と、を備えているフェルール。
  22. 前記本体は底部と頂部を備えている、請求項21に記載のフェルール。
  23. 前記光ファイバを受けるためのチャネルは、前記底部の溝により形成されている、請求項22に記載のフェルール。
  24. 前記低部は金属で作られている、請求項22に記載のフェルール。
  25. 前記頂部はプラスチックで作られている、請求項22に記載のフェルール。
  26. 前記本体は金属で作られている、請求項21に記載のフェルール。
  27. 前記本体はプラスチックで作られている、請求項21に記載のフェルール。
  28. 前記本体はセラミックで作られている、請求項21に記載のフェルール。
  29. 前記第1及び第2付勢部材は、それぞれ、保持部材と、前記保持部材に弾性的に取り付けられているパッドとを備え、前記パッドは対応する整列部材に当接している、請求項21に記載のフェルール。
  30. 前記パッドはプラスチックで作られている、請求項29に記載のフェルール。
  31. 前記パッドは金属で作られている、請求項29に記載のフェルール。
  32. 前記本体はガラスで作られている、請求項21に記載のフェルール。
  33. 光ファイバの第1セットと光ファイバの第2セットを突き合せ連結するためのフェルールアッセンブリにおいて、
    第1フェルールと、前記第1フェルールに嵌合可能な第2フェルールとを備えており、
    前記第1フェルールは、
    前記光ファイバの第1セットを受けるための第1本体であって、第1整列部材を保持するための第1面部分と、第2整列部材を保持するための第2面部分とを有し、前記第1面部分はV字形状で、前記第2面部分もV字形状であるよう構成された第1本体と、
    前記第1整列部材の動きを拘束するために、前記第1整列部材を前記第1面部分に押し付けた状態に保つための第1保持力を提供する第1付勢部材と、
    前記第2整列部材の動きを拘束するために、前記第2整列部材を前記第2面部分に押し付けた状態に保つための第2保持力を提供する第2付勢部材と、を備えており、
    前記第2フェルールは、
    前記光ファイバの第2セットを受けるための第2本体であって、前記第1整列部材を保持するための第1面部分と、前記第2整列部材を保持するための第2面部分とを有し、前記第1面部分はV字形状で、前記第2面部分は平坦であるよう構成された第2本体と、
    前記第1整列部材の動きを拘束するために、前記第1整列部材を前記第1面部分に押し付けた状態に保つための第1保持力を提供する第1付勢部材と、
    前記第2整列部材の動きを拘束するために、前記第2整列部材を前記第2面部分に押し付けた状態に保つための第2保持力を提供する第2付勢部材と、を備えている、フェルールアッセンブリ。
  34. 前記第1本体は底部と頂部を備え、前記第2本体も頂部と底部を備えている、請求項33に記載のフェルールアッセンブリ。
  35. 前記第1フェルールと前記第2フェルールの両方の底部は金属で作られている、請求項34に記載のフェルールアッセンブリ。
  36. 前記第1フェルールと前記第2フェルールの両方の頂部はプラスチックで作られている、請求項34に記載のフェルールアッセンブリ。
  37. 前記第1フェルールと前記第2フェルールの両方の頂部はセラミックで作られている、請求項34に記載のフェルールアッセンブリ。
  38. 前記第1フェルールと前記第2フェルールの前記第1及び第2付勢部材は、それぞれ、保持部材と、前記保持ビームに弾性的に取り付けられているパッドを備えており、前記パッドは対応する整列部材に当接している、請求項33に記載のフェルールアッセンブリ。
JP2003525350A 2001-08-31 2002-08-29 正確な拘束原理を組み込むことにより製造上の欠陥及び嵌合時の不整列を最小限にするようにした光学コネクタフェルール Ceased JP2005516234A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US31659301P 2001-08-31 2001-08-31
US10/195,951 US6736546B2 (en) 2001-08-31 2002-07-16 Optical connector ferrule designed to minimize manufacturing imperfections and mating misalignments by incorporating exact constraint principles
PCT/US2002/027476 WO2003021321A2 (en) 2001-08-31 2002-08-29 Optical connector ferrule designed to minimize manufacturing imperfections and mating misalignments by incorporating exact constraint principles

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005516234A true JP2005516234A (ja) 2005-06-02

Family

ID=26891506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003525350A Ceased JP2005516234A (ja) 2001-08-31 2002-08-29 正確な拘束原理を組み込むことにより製造上の欠陥及び嵌合時の不整列を最小限にするようにした光学コネクタフェルール

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6736546B2 (ja)
EP (1) EP1423741A2 (ja)
JP (1) JP2005516234A (ja)
AU (1) AU2002329905A1 (ja)
CA (1) CA2459301A1 (ja)
WO (1) WO2003021321A2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6910808B2 (en) * 2002-02-14 2005-06-28 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical connector ferrule for supporting an optical fiber tape conductor, optical connector, method for assembling an optical connector and optical fiber inserting jig
US6973242B2 (en) * 2003-04-17 2005-12-06 3M Innovative Properties Company Apparatus useful for guiding fiber optic ribbons into ferrules
US6816654B1 (en) * 2003-06-27 2004-11-09 Dimitry Grabbe Fiber array ferrule and method of making
JP5014266B2 (ja) * 2008-06-11 2012-08-29 モレックス インコーポレイテド 光コネクタ
US10401572B2 (en) 2010-07-30 2019-09-03 Corning Optical Communications, Llc Fiber optic connectors including ferrules with complementary mating geometry and related fiber optic connectors
US9529159B2 (en) 2010-07-30 2016-12-27 Corning Optical Communications LLC Ferrules with complementary mating geometry and related fiber optic connectors
US20120051706A1 (en) * 2010-08-31 2012-03-01 Tyco Electronics Corporation Ferrule assembly process
JP2015530628A (ja) * 2012-10-05 2015-10-15 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 光コネクタ
TWI563301B (en) * 2012-12-28 2016-12-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Optical signal transmission device
US9217839B2 (en) 2013-02-05 2015-12-22 Corning Cable Systems Llc Interposer structure having optical fiber connection and related fiber optic connector for the same
US9473239B2 (en) 2013-08-22 2016-10-18 Corning Cable Systems Llc Systems and methods for aligning an optical interface assembly with an integrated circuit
JP2016109819A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 株式会社フジクラ コネクタホルダ
US10042125B2 (en) 2015-07-06 2018-08-07 Xyratex Technology Limited Optical connectors
US10353157B2 (en) * 2015-11-24 2019-07-16 Corning Optical Communications, Llc Backplane optical connectors and optical connections incorporating the same
JP2024507441A (ja) 2021-02-12 2024-02-20 センコー アドバンスド コンポーネンツ インコーポレイテッド プリント回路基板への光電子接続

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4130344A (en) * 1976-08-24 1978-12-19 Compagnie Industrielle Des Telecommunications Cit-Alcatel Connector for optical fibres
JPS5483450A (en) * 1977-11-24 1979-07-03 Comp Generale Electricite Connector for connecting fiber and fiber for multiple fiber optical fiber cable
JPH01229207A (ja) * 1988-03-03 1989-09-12 American Teleph & Telegr Co <Att> 光ファイバコネクタとその製造方法
JPH0432810A (ja) * 1990-05-30 1992-02-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 光切替えコネクタ
JPH08129116A (ja) * 1994-11-01 1996-05-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ
JPH08248270A (ja) * 1995-03-08 1996-09-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ
JPH1048477A (ja) * 1996-07-30 1998-02-20 Nec Tohoku Ltd 光コネクタ及びその組立方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0405620B1 (en) 1986-11-15 1996-05-15 Sumitomo Electric Industries Limited Process for producing an optical connector
US4915472A (en) 1988-12-28 1990-04-10 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Optical fiber terminal plug connectors
AU649162B2 (en) 1991-08-17 1994-05-12 Nippon Telegraph & Telephone Corporation Optical connector
CA2135758A1 (en) 1993-03-31 1994-10-01 Toshiaki Kakii Optical fiber array
US5519798A (en) 1994-08-15 1996-05-21 At&T Corp. Optical fiber connector including V-groove/pin alignment means
JP3256922B2 (ja) 1994-10-13 2002-02-18 古河電気工業株式会社 光コネクタ
US6367985B1 (en) 1996-03-12 2002-04-09 Intellectual Property Company Optical connector using large diameter alignment features
US5963691A (en) 1997-07-28 1999-10-05 Molex Incorporated Alignment system in a connector ferrule for a fiber optic cable
US6168317B1 (en) 1998-04-30 2001-01-02 Lucent Technologies Inc. Alignment adapter for an optical connector and method for making same
KR20000050765A (ko) 1999-01-14 2000-08-05 윤종용 광섬유 어레이 커넥터 및 그 제조방법
US6328479B1 (en) 1999-05-24 2001-12-11 Stratos Lightwave, Inc. Multi-terminator optical interconnect system
US6425693B2 (en) 2000-05-25 2002-07-30 International Business Machines Corporation Optical fiber connector

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4130344A (en) * 1976-08-24 1978-12-19 Compagnie Industrielle Des Telecommunications Cit-Alcatel Connector for optical fibres
JPS5483450A (en) * 1977-11-24 1979-07-03 Comp Generale Electricite Connector for connecting fiber and fiber for multiple fiber optical fiber cable
JPH01229207A (ja) * 1988-03-03 1989-09-12 American Teleph & Telegr Co <Att> 光ファイバコネクタとその製造方法
JPH0432810A (ja) * 1990-05-30 1992-02-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 光切替えコネクタ
JPH08129116A (ja) * 1994-11-01 1996-05-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ
JPH08248270A (ja) * 1995-03-08 1996-09-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ
JPH1048477A (ja) * 1996-07-30 1998-02-20 Nec Tohoku Ltd 光コネクタ及びその組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1423741A2 (en) 2004-06-02
WO2003021321A3 (en) 2003-11-13
CA2459301A1 (en) 2003-03-13
US6736546B2 (en) 2004-05-18
US20030044123A1 (en) 2003-03-06
WO2003021321A2 (en) 2003-03-13
AU2002329905A1 (en) 2003-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106886074B (zh) 光学连接器
US8280205B2 (en) Fiber optic connector and alignment mechanism for single lens multi-fiber connector
US8360659B2 (en) Fiber-optic pin-and-socket connector having a beam expansion device
JP2005516234A (ja) 正確な拘束原理を組み込むことにより製造上の欠陥及び嵌合時の不整列を最小限にするようにした光学コネクタフェルール
US9703041B2 (en) Multi-channel optical connector with coupling lenses
US9304264B2 (en) Optical fiber subassembly
US6220762B1 (en) Collective connection structure of a plurality of optical connectors, optical connector arraying member, and adapter
US11054586B2 (en) Optical connector and optical connection structure
CA2338477A1 (en) Multi-terminator optical interconnect system
US9618711B2 (en) Apparatus for forming a transceiver interface, ferrule, and optical transceiver component
US11940655B2 (en) Optical connector and optical connection structure
EP2992373A1 (en) Optical fiber assembly
US11947170B2 (en) Connector system, optical connection method, and optical connection member
JP3369057B2 (ja) 偏波保持ファイバ用光コネクタ
JPH06130254A (ja) 光部品結合装置
US6704147B2 (en) Collimator, collimator array and method of producing those member
WO2023153290A1 (ja) 光コネクター、光モジュール、および光コネクターの評価方法
US11150418B2 (en) Optical connector ferrule and optical connector
US20230273376A1 (en) Optical connection component and connector assembly
Kevern et al. 2 Passive Alignment
Hickory A Novel, Low-loss, Multi-Fiber Connector with Increased Usable Fiber Density
CN1714307A (zh) 用于通过包含精确约束原理使制造缺陷和配合不对准最小化的光学连接器插芯
JPH05203834A (ja) 多芯光コネクタ
JPH10239563A (ja) 多心光コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20050527

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080724

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081024

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090114

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090130

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090203

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20090521