JP2005514870A - 移動無線電話機においてプライベートコールと業務コールに対し別個に決済する方法 - Google Patents

Abstract

移動無線端末装置（３）のユーザが移動無線端末装置（３）と移動無線ネットワーク（６）を介して行うコールに対して課金する方法において、業務コールとプライベートコールに対する人間工学的かつ効率的な課金を実現するため、コール（４）が業務として決済されるのかプライベートとして決済されるのかに関して移動無線端末装置（３）により検出されたユーザ（１）の入力（２）に基づき、この入力（２）を表すメッセージが移動無線ネットワーク（５）へ送信される。

Description

本発明は、移動無線端末装置のユーザにより該移動無線端末装置と移動無線ネットワークを介して行われるコールないしは呼に対して課金する方法および装置に関する。

移動無線端末装置（移動電話機／携帯電話）はあるときはプライベートで利用されあるときは業務で利用されということがしばしばあり、このため適正な決済のためにはプライベートな電話のコールと業務上の電話のコールないしは呼（口頭での会話およびショートメッセージ等）について請求書を別個に作成する必要がある。

従来、この問題点を様々なやり方で解決することができた。その１つの可能性として挙げられるのは、顧客が２つの移動電話機を携行することであり、つまり業務コールとプライベートコールのために２つの移動電話機を携行することであり、これによって顧客は２つの請求書を受け取ることになる。さらに可能であるのは、１台の移動無線端末装置によって業務コールとプライベートコールを行い、月ごとの請求書に手書きでプライベートコールであるのか業務コールであるのかをマークし、必要に応じて雇い主側の勘定に付けることである。さらに挙げられるのは、移動無線ネットワーク運営側が２つの移動無線加入者識別子をもつ移動無線カードを提供することであり、このカードは２つの移動無線加入者識別子に従って区分けされた（つまりは業務コールとプライベートコールとに区分けされた）請求書を作成することができるが、このためには業務コールとプライベートコールの間で電話機をスイッチオフして再びスイッチオンしなければならず、これはそのつど別の移動無線加入者識別子を用いてログインできるようにするためである。さらに別の可能性によれば、移動無線加入者は１つの移動無線電話機しか携行しないが２つの移動無線加入者識別子カードを携行し、必要に応じてそれらを交換することである。しかしながらこれらのアプローチは快適とはいえない。

したがって本発明の課題は、できるかぎり人間工学的でありかつ効率的に別個の課金を実現させ、ひいてはプライベートコールと業務コールとで別個の請求書を作成できるようにすることである。この課題は独立請求項記載の特徴により解決される。

本発明によれば、プライベートコールと業務コールとで別個の課金を非常に効率的に実現できるようになる。この目的でコール前、コール後あるいはコール中、現在のコールまたは直前のコールが業務の部類に属するのかプライベートな部類に属するのかを表すために、ショートメッセージ（ＳＭＳ，ＭＭＳ，ＩＭＳ）、ＵＳＳＤまたはその他のやり方を介して移動無線ネットワーク運営側の料金センタへ、たとえばソフトキー（ソフトウェアにより割り当て可能なキーまたはタッチスクリーン等）などによって移動無線端末装置のユーザの入力が送信される。これによれば、現在のコールまたは直前のコールがプライベートな部類に属するのか業務の部類に属するのかに関してメッセージに含まれるステートメントが、他の料金データ（通話時間、国外料金、ローミング料金、特別料金等；移動無線加入者識別子ＭＳＩＳＤＮ／ＩＭＳＩ等）に対応づけられる。月ごとの請求書作成にあたり、行われた通話ないしはコールごとにそれに添えて格納されていてコールが業務であったのかプライベートであったのかを表す指示子に基づき、該当コールをプライベート請求区分または業務請求区分に取り込むことができるので、移動無線端末装置ユーザは月末に自身のプライベートコールと業務コールとに対して２つの請求書セクションを受け取ることになり、さらに場合によっては基本料金がそれに応じた割合で配分される。

図面を参照しながら説明した以下の実施例には、本発明のその他の特徴や利点が示されている。

図１には、入力キー２を有する移動無線端末装置３のユーザすなわち加入者１が示されており、この移動無線端末装置３により加入者１は、エアインタフェース４ならびに基地局６としてシンボリックに表された移動無線ネットワーク５，６を介して、移動無線端末装置の他の図示されていないユーザと通話を行うことができる。

移動無線端末装置３（たとえば移動電話機Ｓ３５）がソフトウェアにより割り当て可能な１つまたは複数のソフトキー２を有しているならば、現在行われているまたは直前に行われた通話４が業務上の部類に属するのかプライベートの部類に属するのかに関するユーザ１の入力を受け取る割り当てを、１つまたは複数のソフトキーに与えることができる。ソフトキーをたとえば、左右にキーをもつシーソー型として構成された移動電話機３の入力キーパッドの１つのキーとすることができ、その際、右側のキーは「プライベートキー」として、左側のキーは「業務キー」として割り当てられる。業務の部類またはプライベートの部類に関する入力をたとえば、選択すべき呼び出し番号の入力後、入力キー２を適切にプッシュすることによって行うことができる。

現在行われている通話または直前に行われた通話が業務の部類に属するのかプライベートの部類に属するのかを表す通知を、移動無線装置３からショートメッセージＳＭＳ，ＭＭＳ等として、またはＵＳＳＤとして、あるいはその他のやり方で、移動無線ネットワーク５，６のある１つのアドレス（たとえばショートメッセージセンタ７）へ送信することができ、さらにそこからその通知は移動無線ネットワークの料金計算サーバへ転送され、そこにおいて次ごとの料金計算を行うことができる。

料金計算サーバ８において通常の情報（移動無線端末装置３における加入者識別モジュールの識別子、通話期間、通話料金、ローミング料金等）のほかに、現在行われている通話または直前に行われた通話が業務の部類に属するのかプライベートの部類に属するのかに関する情報も、１つのリスト（加入者１もしくは加入者識別モジュールのためのビリングレコードないしは課金記録）としていっしょに格納される。次の（たとえば月ごとの）請求書作成にあたり移動無線ネットワーク５，６の運営側は、料金計算センタ８に格納されている加入者１に対する通話料金情報を、それに添えて格納されている業務の部類に属するのかプライベートの部類に属するのかを表す情報に従って区分けし、移動無線加入者１に対する計算にあたり業務上の通話とプライベートの通話とに関して２つの請求書セクションを作成する。その際に基本料金もたとえばその割合に応じてまたは均等に配分することができる。

入力キー２を有する移動無線端末装置３とそのユーザすなわち加入者１を示す図である。

Claims (9)

1. 移動無線端末装置（３）のユーザ（１）により該移動無線端末装置（３）および移動無線ネットワーク（６）を介して行われるコール（４）に対する課金方法において、
   コール（４）が業務として決済されるのかプライベートとして決済されるのかに関して前記移動無線端末装置（３）により検出されるユーザ（１）の入力（２）に応答して、該入力（２）を表す通知が移動無線ネットワーク（５）へ送信されることを特徴とする課金方法。
2. 前記通知（４）はショートメッセージである、請求項１記載の方法。
3. 前記メッセージはＵＳＳＤである、請求項１記載の方法。
4. 前記メッセージは、移動無線端末装置ユーザ（１）に対する識別情報たとえばＭＳＩＳＤＮまたはＩＭＳＩを含む、請求項１から３のいずれか１項記載の方法。
5. 前記入力（２）をコール前またはコール中またはコール後に実行可能である、請求項１から４のいずれか１項記載の方法。
6. 前記移動無線ネットワーク（５，６）の側で料金計算装置（８）により、前記入力（２）を表すデータを１つのコールに対応づけ、該データを次の請求書作成時に考慮してプライベートコールと業務コールとに請求書を区分けする、請求項１から５のいずれか１項記載の方法。
7. 移動無線端末装置たとえば請求項１から６のいずれか１項記載の方法を実施するための移動無線端末装置において、
   割り当て可能な少なくとも１つのキー（２）を有しており、該キー（２）の操作により指示されて、該移動無線端末装置（３）により行われるコールが業務の部類に属するのかプライベートの部類に属するのかを表すメッセージが移動無線ネットワーク（５，６）へ送信されることを特徴とする移動無線端末装置。
8. 前記キーは移動無線端末装置（３）のソフトキーである、請求項７記載の移動無線端末装置。
9. 移動無線端末装置（３）のための移動無線加入者識別モジュールにおいて、
   移動無線端末装置（３）により行われるコールが業務の部類に属するのかプライベートの部類に属するのかに関して移動無線端末装置（３）へ入力が行われると、移動無線加入者識別モジュールの識別子（ＳＩＭ，ＩＭＳＩ）とコールが業務の部類に属するのかプライベートの部類に属するのかを表す情報とが１つのメッセージ（４）内で移動無線ネットワーク（６）へ送信されることを特徴とする、
   移動無線端末装置のための移動無線加入者識別モジュール。

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