JP2005514682A - グローバル通信ネットワーク内で情報を捕捉し、マッチングしかつリンクするためのシステム及び方法 - Google Patents

グローバル通信ネットワーク内で情報を捕捉し、マッチングしかつリンクするためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】グローバルコンピュータネットワーク(16)を通じてフレキシブルにデータを検索し、処理し、分配するシステム(10)が開示される。システム内で、第1パーティー識別子が捕捉され(208)米国郵便配達地点コード(11桁郵便番号)のような連係キーに変換される(210)。その後連係キーは仮想連係キーインデックスデータベース(25)の家屋コンポーネントであるさまざまなネットワークノードから連係キーインデックスデータ(216)を検索する(214)のに使用される。音声認識サーバー(40)はネットコーク構成内で音声を効果的に変換するべく通信中のパーティーの捕捉識別子を使って確立されたダイナミック文法を使用する。

Description

本発明は、グローバル通信ネットワーク内の異なるパーティー/ノード間の情報を捕捉し、マッチングしかつリンクするための方法及びシステムに関する。より特定的に、本発明は複数プロトコル通信ネットワークをまたいで情報を捕捉し、マッチングし、保存し、検索しかつリンクするための方法及びシステムに関する。説明される特定の技術は、事前知識を使用し、連係キーを作成し、かつ商人組合間のユーザー装置に保存されたクッキーから導出される情報を共有する音声認識を含む。
多くの会社は、消費者に関する情報を収集し、それをさまざまな会社に与えるのにインターネットを利用している。例えば、Merrimanによる米国特許第5,948,061号には、インターネットのページ上に顧客広告を表示するシステムを開示する。
米国特許第5,948,061号開示されたシステムは、インターネットプロトコル(IP)ネットワークハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)内に確立される向け直しまたは隠された関係を利用する。Merriman特許において、商人サイトは、広告サーバーに保存されている広告を商人ページ上に配置することによって消費者ブラウザを広告サーバーへ向け直す。消費者ブラウザが商人ページにアクセスすると、ブラウザは広告サーバーに向け直されるかまたはそれとの隠れた一時的関係を確立し、その結果広告が検索される。ブラウザが広告サーバーに接続されると、広告サーバーは予め消費者のコンピュータに保存されていたインターネットクッキーのいくつかを読み込む。もしクッキーが見つかれば、その後広告サーバーは以下のタスクのひとつまたはそれ以上を実行する。・ 広告サーバーの商人サイト消費者履歴データベースを有するクッキー内に保存された消費者識別子ストリングを探す。・ 消費者のウエブブラウズの嗜好を決定する。・ 広告サーバーが置くことを許可されている広告バナーのどれが最も現在の消費者にアピールするかを決定する。・ あらゆる新しい情報を有する消費者のクッキーを更新する。・ 消費者ブラウザを商人サーバーへ向け直すかまたは接続する。・ 消費者によって好まれると決定された広告バナーのインターネットアドレスを商人アドレスに与える。・ 消費者履歴データベースに関する新しい情報により広告サーバーを更新する。・ 広告が商人のインターネットページに表示されたことを示すために読み込まれた広告バナーまたは配置されたデータベースを更新する。商人サーバーに有用に作られた情報のタイプは典型的に非常に制限される。例えば、これらのシステムにおいて、初期的に有用な情報は、商人の消費者ファイルに保存されたものであり、第三者広告サーバーから得られるクロスセッションの広告消費者嗜好情報のみである。
人間の音声のさまざまな態様は、コンピュータシステムに入力される音声を認識する点及びコンピュータデータをシステムから出力される音声へ変換する点でのコンピュータ応用に対して問題を作り出す。話し手の検証ばかりでなく音声認識及びテキストから音声への技術は日々改良されている。より高速なプロセッサ、より広帯域なネットワーク、及びより鮮明な音声入出力を与えるよう外部ノイズを削減する装置において、連続的な進歩が見られる。音声認識エンジン及びテキスト-音声変換シンセサイザーにおいても改良が見られる。しかし、これらの改良とは無関係に、音声を介して効果的に会話するコンピュータと人間との能力に大きな影響を及ぼす2つの要因が存在する。この2つの要因は、話し手の数及び語彙のサイズである。
話し手の数に関するひとつの周知の問題は、任意の言語に対するさまざまなアクセントだけでなく個人の音声の違いである。同じ母国語を話す人々でさえ、出身地方によって共通ではなく、国が異なれば、互いのアクセントを理解することは困難である。第2言語として言語を話す人のさまざまな発語はこの問題をさらに複雑にする。話し手の数が増加するに従い、当然に多数の人々とひとつのコンピュータシステムとの間の普遍的な対話を与えることは複雑になる。しかし、話し手のこの変化は、先に与えられ前もって保存された声紋が存在する他の全ての話し手から特定の話し手を識別するために音声認識を使用するのに有利である。
同様に、語彙のサイズが増加するに従い、“night”及び “knight”のように同じかまたは似た発音を有するスペルの異なる単語の可能性が増加し、そのことはまたコンピュータ化された音声認識にとって問題である。人は文脈から単語の使用法を識別するのをすばやく学ぶため、付与の文脈において固有名詞を理解するにはスペリングは無関係であることを理解する。しかし、コンピュータ化された音声システムは、文脈に基づいて単語の使用法を識別するだけの十分な情報を有せず、固有名詞のスペリングを正確に知る必要がある。例えば、話された表現が同一であっても、コンピュータにとって、“Louis”と “Lewis”または “First”と “1st”を区別することは重要または決定的である。語彙のレコード数が増加するに従い、コンピュータ及び人間にとって音声を介して明瞭に対話することはより困難となる。
したがって、拡張された世界からの情報をもたらすシステム及び方法を有する商人及び広告者のような第三者プロバイダーを与えることが有利である。この情報世界にアクセスするためにユーザー入力の形式として音声認識する改良されたシステム及び方法を与えることがさらに有利である。インターネットのような情報ネットワークがより広く使用されるにつれ、利点は増加する。
発明のひとつの態様は話し手に関連する捕捉情報に基づいて通信ネットワーク内で音声を認識する方法に関する。話し手に関連する識別子が通信ネットワークを通じて与えられる。該識別子が捕捉され、それは話し手の声表現である。該識別子は複数のレコードからレコードのサブセットを選択するのに使用される。声表現に関連する情報は捕捉された声表現及びレコードのサブセットから決定される情報に基づいて決定される。空間的な情報である話し手に関連する識別子を捕捉することは、話し手からの入力無しで与えられる情報を自動的に捕捉することを含む。捕捉された識別子に基づいてレコードのサブセットを選択することは、捕捉された識別子に空間的に関連するレコードのサブセットを選択することを含む。声表現に関連する情報を決定することは、話し手の同一性を確認することを含む。識別子を捕捉することは第1サーバーによって実行され、決定工程は第1サーバーと異なる第2サーバーによって実行される。
話し手の捕捉識別子に基づいて音声を認識する発明の態様は、捕捉識別子及び/または話し手による捕捉声表現に基づいて連係キーを決定することを含む。該連係キーは地理的位置を定義する空間キーであり、連係キーは話し手に関する情報を得るのに使用される。
発明の他の態様は、話し手に関する捕捉情報に基づいて通信ネットワーク内で音声を認識する方法に関し、当該方法は、レコードの第1サブセットからレコードを選択する工程であって、該レコードは複数の項目を表現するところの工程と、選択されたレコードによって表現された複数の項目から特定の項目を識別するのに必要なレコードの第2サブセットを選択されたレコードから決定する工程と、レコードの第2セブセットから特定の項目を識別する情報を与えるよう話し手を促がす工程と、特定の項目を表す音声を捕捉する工程と、捕捉された音声をレコードの第2サブセットに基づいたダイナミック文法と比較する工程と、から成る。レコードの第1サブセットはストリートアドレス情報を含み、レコードの第2サブセットは特定のストリートアドレスに関連する二次アドレス情報を含む。
本発明のさらに他の態様は話し手に関する捕捉情報に基づいて通信ネットワーク内で音声を認識するためのシステムに関し、当該システムは、通信ネットワークを通じて与えられる話し手に関する識別子を捕捉するための手段と、話し手の声表現を捕捉するための手段と、捕捉された識別子に基づいて複数のレコードからレコードのサブセットを選択するための手段と、レコードのサブセットから決定される捕捉声表現及び情報に基づいて声表現に関連する情報を決定するための手段と、から成る。空間的情報である話し手に関連する識別子を捕捉するための手段は、話し手からの入力無しで与えられる情報を自動的に捕捉するための手段を含む。捕捉された識別子に基づいてレコードのサブセットを選択するための手段は、捕捉された識別子と空間的に関連するレコードのサブセットを選択するための手段を含む。声表現に関連する情報を決定するための手段は話し手の同定を確認するための手段を含む。捕捉するための手段は第1サーバーによって実行されるプログラム命令を含み、決定するための手段は第1サーバーと異なる第2サーバーによって実行されるプラグラム命令を含む。
話し手に関連する捕捉情報に基づいて通信ネットワーク内で音声を認識する発明の態様は、捕捉された識別子に基づいて及び/または捕捉された声表現に基づいて連係キーを決定するための手段を含む。連係キーは地理的位置を定義する空間キーである。システムは話し手に関連する情報を得るのに連係キーを使用するための手段を含む。
1.定義
A.データストリング
データストリングは、任意の数の数字記号、英数字及び句読記号を含む。データストリングは通常、ランダムアクセスメモリまたはハードディスクのようなメモリに保存される。
B.入力装置
入力装置は例えば、キーボード、ローラーボール、マウス、音声認識システム、手書き認識ソフトウエアを有する手書きパッドまたはユーザーからコンピュータへ情報を送信することができる他の装置である。入力装置はディスプレイに付随するタッチスクリーンであり、その場合ユーザーはスクリーンに触れることによりディスプレイ上のプロンプトに応答する。ユーザーはキーボードまたはタッチスクリーンのような入力装置を通じてテキスト情報を入力する。
C.命令
命令とはシステム内で情報を処理するためにコンピュータが実行する工程を言う。命令はソフトウエア、ファームウエアまたはハードウエハ内で実行され、システムのコンポーネントによって受け持たれるあらゆるタイプのプログラム工程を含む。
D.LAN
ローカルエリアネットワークの一例はインターネットへのアクセスを含む企業コンピューティングネットワークであり、システムを構成するコンピュータ及びコンピューティング装置がそこに接続される。ひとつの実施例において、LANはトランスミッション・コントロール・プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)工業標準に適合する。他の実施例において、LANは国際標準化機構のオープンシステムズインターコネクション、IBMのSNA、NovellのNetware、BanyanのVINESを含む他のネットワーク標準に適合してもよい。
E.マイクロプロセッサ
マイクロプロセッサは、Pentiumプロセッサ、Pentium Proプロセッサ、Pentium II、Pentium III、AMDプロセッサ、8051プロセッサ、MIPSプロセッサ、Power PCプロセッサ、SPARC、ULTRA SPARC、またはALPHAプロセッサのような従来の汎用のシングルまたはマルチチップマイクロプロセッサである。さらに、マイクロプロセッサはデジタル信号プロセッサまたはグラフィックスプロセッサのような専用マイクロプロセッサでもよい。典型的に、マイクロプロセッサは従来のアドレスライン、従来のデータライン、及びひとつまたはそれ以上の従来の制御ラインを有する。
F.モジュール
システムは以下に詳細に説明されるようなさまざまモジュールから成る。当業者に周知のように、各モジュールはさまざまなサブルーチン、手順、定義及びマクロから成る。典型的に各モジュールは別々にコンパイルされ、単一の実行可能プログラムにリンクされる。したがって、各モジュールの以下の説明は好適システムの機能を説明するのに便利なために使用される。各モジュールによって経験される処理は、他のモジュールのひとつへ任意に再分配されるか、単一のモジュール内で一緒に組み合わされるか、または共有可能なダイナミックリンクライブラリで利用可能にされる。
G.ネットワーク
システムは、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、テレフォンシグナリングシステム7(SS7)、セルラーネットワーク(例えば、2G、2.5G、3G)ブルートゥース(IEEE 801.11b)または他のワイドエリアネットワーク(WAN)を含むあらゆるタイプの電気的に接続されたコンピュータの集合を含む。加えて、ネットワークへの接続は、例えば、リモートモデム、ワイヤレス(固定ワイヤレス及びセルラー技術のようなさまざまなワイヤレス技術を含む)、イーサーネット(IEEE 802.3)、トークンリング(IEEE 802.5)、ファイバー・ディストリビューテッド・データリンク・インターフェース(FDDI)、フレームリレイ、ボイスオーバーIP(VOIP)、セッション・イニシエイテッド・プロトコル(SIP)またはエイシンクラナス・トランスファー・モード(ATM)である。計算機はデスクトップ、サーバー、ポータブル、ハンドヘルド、またはあらゆる他の所望のタイプの構成である。ここに使用されるように、インターネットは公衆インターネット、個人インターネット、保護インターネット、個人ネットワーク、公衆ネットワーク、付加価値ネットワーク、イントラネット等を含む。
H.オペレーティングシステム
システムは、UNIX、ディスクオペレーティングシステム(DOS)、OS/2、ソラリス、Windows3.X、Windows95、Windows98、Windows2000及びWindowsNT、のようなさまざまなオペレーティングシステムをと関連して使用される。
I.プログラム言語
システムはC、C++、ベーシック、パスカル、Java、及びFORTRANのようなあらゆるプログラム言語で書かれ、周知のオペレーティングシステムの下で実行される。C、C++、ベーシック、パスカル、Java、及びFORTRANは工業標準プログラム言語であり、多くの商業的コンパイラーが実行可能なコードを作成するのに使用される。
J.トランスミッション・コントロール・プロトコル
トランスミッション・コントロール・プロトコル(TCP)は、コンピュータシステム内に信頼できる、接続向きの、転送レイヤーリンクを与えるのに使用される転送レイヤープロトコルである。ネットワークレイヤーは転送レイヤーへサービスを与える。双方向初期接続手順を使って、TCPはコンピュータシステム内に論理結合を確立し、維持し、消去するためのメカニズムを与える。TCP転送レイヤーはそのネットワークレイヤープロトコルとしてIPを使用する。付加的に、TCPは各メッセージに関する宛先及びソースポート番号を含むことによって単一装置上で実行する複数のプログラムを区別するためにプロトコルポートを与える。TCPは、バイトストリーム、データフロー定義、データ承認の送信、失われたまたは不正データの再送信及び単一のネットワーク接続を通じた複数接続の多重化のような機能を実行する。最後に、TCPは情報をデータグラム構造に閉じ込める。
K.公衆ネットワーク
公衆ネットワークは、第三者がネットワークの少なくともひとつのコンポーネントを制御するところの2つまたはそれ以上のパーティーまたはノードの間で通信するのに使用されるあらゆるネットワークであるよう定義される。現在、3つの最も普通の公衆ネットワークは、SS7回路切替電話ネットワーク、無線アナログまたはデジタル電話ネットワーク及びIPを使用するパケットネットワークであるインターネットである。
L.連係キー入力パラメータ値(LKIPV)
LKIPVはネットワーク、ネットワークユーザーまたはネットワークに接続されたユーザー装置によって与えられるデータ項目である。LKIPVはユーザーに関連する情報へリンクするのに使用されかつ他のネットワークノード上に保存される連係キーを決定するのに使用される。LKIPVの例は、10桁の電話番号、米国郵便アドレス、米国郵便アドレス+消費者名、10桁の電話番号+消費者名、及びカレントの消費者位置の緯度及び経度である。さらに、インターネットを通じた通信に関して、IPアドレスまたはe-mailアドレスもまたLKIPVとして使用される。
M.連係キー(LK)
連係キーは複数のデータベースまたはネットワークに配置されたリアルタイム情報に関係付けるために使用されるデータ値である。概念的にそれは化学反応における触媒に似ており、それは別の方法で反応しないかまたは許容できないほど遅く反応する2つまたはそれ以上の反応化学薬品用の手段を与える。多くの応用に対するひとつの好適な連係キーはUSPS配達場所コード(DPC)である。これは11桁の郵便番号と1桁のチェックデジットから成る12桁コードである。DPCは11桁の郵便番号レベルでひとつの世帯または郵便配達アドレスを表す地理的階層コードである。連係キーの他の実施例と同様に、DPCは決定処理を通じてデータベースまたはファイル内に保存されたLKIPVまたは同等なデータ項目から決定される。最も普通の決定処理は、(1)変換テーブル(電話番号からDPCへ)、(2)単純なコンピュータデータ操作(カッドツリーとして知られるインターリーブされた緯度及び経度の階層キーを作成するべく緯度及び経度座標対をインターリーブすること)、(3)変換テーブルとともに使用される単純なコンピュータ処理(一致するキーを作成するために、5桁の郵便番号、ストリート名の最初の5文字、ストリート番号の最初の5文字、姓の最初の5文字、名の最初の5文字を付加し、その後連係キーであるユニークな連続番号を検索するべく連続番号のデータベース内で一致するキーを捜す、(4)複数のデータベースを使用する複雑な複数ステージのコンピュータ処理(ビル番号、プレディレクション、ストリート名、ストリートタイプ、ストリートポストディレクション、二次ユニットタイプ、二次ユニット番号、市名及び州名を含むアドレスを標準化し、その後標準化アドレスをDPCコードに割り当てる)である。連係キーの非排他的リストは、DPC、ZIP+4、州-国/国勢調査区/国勢調査ブロック、インターリーブされた座標対(緯度/経度)またはカッドツリー、10桁の電話番号、標準化ストリートアドレス、標準化ストリートアドレス+標準化名称、10桁の電話番号+標準化名称、連続的に割り当てられた番号等である。
N.連係メカニズム
連係メカニズムは、それによって複数ソースからの情報が一緒にリンクされるところの手段である。最も普通なものは単純な連係キーマッチ及び比較される項目の集合を減少させるのに使用される連係キーマッチの階層コンポーネントであり、その後、プログラムされた規則またはアルゴリズムのより複雑なセットが最終的な連係を決定するのに使用される。後者の場合の例は、クライアントがネットワークに接続されたポータブルコンピュータを使用していてかつそのコンピュータがGPS受信機を有している場合に、現在のクライアント位置までに最も近い小売位置を見つけることである。クライアントのコンピュータはGPS受信機によって決定されたクライアントの現在の緯度及び経度を送信する。緯度及び経度座標はカッドツリー連係キーへ変換される。この連係キーは各店舗位置に割り当てられたカッドツリー連係キーとマッチングされる。カッドツリーマッチの特定の階層レベルにおいて、この例においてクライアントに最も近い4つの可能な候補店舗が存在すると仮定する。現在のクライアントの位置から4つの店舗の各々までの距離を決定するために、現在のクライアントの緯度及び経度並びに4つの候補店舗の各々の緯度及び経度を使って距離の計算が実行される。短い距離を有する店舗が最寄の店舗であると決定され、この店舗に関する情報がクライアントに送られる。
O.連係処理
連係処理は以下の4つの処理、(1)LKIPVを得る工程、(2)LKIPVに関連する連係キーを決定する工程、(3)局所的または他のネットワークノードに配置された連係キーがインデックスされたデータベースにアクセスすることによってLKIPVに関する情報をリアルタイムに検索及び/または決定するために連係メカニズムとともに連係キーを使用する工程、(4)ひとつまたはそれ以上のネットワークノードにリンクされる情報を与える工程、から成る。
II.概説
本発明の実施例は、グローバルコンピュータネットワークを通じて情報をフレキシブルに保存し、検索し、リンクするためのシステム及び方法に関する。この実施例において、消費者のコンピュータは、電話番号、アドレス、緯度/経度値、IPアドレス、e-mailアドレスまたは他の同様な情報のような連係キー入力パラメータ値(LKIPV)をインターネットを通じて通信する情報システムへ与える。情報システムは消費者コンピュータの要求に応答して予め選択されたデータを消費者コンピュータまたは他のコンピュータへ戻すようプログラムされている。この実施例において、LKIPVはまず連係キーに変換され、その後複数のインデックスされたデータベースの一つにアクセスするのに使用される。ある実施例において、連係キーは消費者に関連する地理的領域を定義する一種の空間キーとして振舞う。空間キーに関する議論は、“One number, intelligent call processing system”と題された2000年3月2日に発行の米国特許第6,058,179号に記載されている。
例えば、LKIPVは指定された電話番号を有するビジネスまたは家庭に近い地理領域を表す郵便番号のような連係キーに変換される電話番号でもよい。郵便番号連係キーはその後特定の地理的領域内のサービスに関する情報を消費者に与えるために郵便番号によってインデックスされたサービスのデータベースにアクセスするのに使用される。LKIPVから連係キーへの変換は消費者の要求時に行われるため、指定された地理領域内の局所的な交通または天気のようなサービスに関する最新の情報が与えられる。
ひとつの実施例において、消費者に物及びサービスを提供するインターネットサーバー(以下、商人サーバーという)は、消費者のニーズにより特定的に答えるために、商人サーバーのインターネットウエブサイト上のページを消費者がブラウズするように予め選択された消費者データを収集する。システムのひとつの実施例において、商人サーバーは消費者のブラウザソフトウエア内に表示されるリクエストフォームを通じて消費者からある情報を収集する。ブラウザソフトウエアの例として、ネットスケープナビゲータ及びマイクロソフトインターネットエクスプローラーが含まれる。消費者に送られるフォームは好適には消費者のブラウザから商人サーバー上に配置されたデータベースへ直接的にテキストデータを送信する従来のハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(HTML)形式である。フォームのひとつのタイプは例えば、商人サーバーのインターネットサイトのさまざまな保護領域にアクセスするためのユーザー名及びパスワードを与えられるために、消費者が書き込む登録フォームである。
フォームからのテキストデータが商人サーバーへ送信された後、商人サーバーは、以下に説明するいくつかの方法のひとつによって消費者のコンピュータへ識別ストリングを保存する情報システムへ消費者のブラウザソフトウエアを一時的に向け直す。
情報システム内には、LKIPVまたは連係キーのようなユニークな識別ストリングを消費者コンピュータ上のクッキーデータファイルへ書きこむインターネットウエブサーバーが存在する。ひとつの実施例において、クッキーデータファイルは、ユニークな消費者識別子ストリング、クッキーが保存されたデータ、クッキーが最後に更新されたデータ及びLKIPV(好適には消費者電話番号)を含む。他の実施例において、保存された識別子は、後に消費者の米国郵便アドレスに変換される消費者のアドレスを表す符号化されたDPC形式の連係キーである。
識別子(例えば、電話番号または符号化アドレス)は情報ウエブサーバーによって消費者コンピュータへ書き込まれたので、商人サーバーは該識別子を情報のさまざまなデータベースとマッチングすることによりさまざまなタイプのデータを具備する。例えば、以下に詳細に説明するように、商人は中央所得データ、資産値データ、国勢調査データ、ビジネス及び行政区域位置データ並びに消費者の空間位置に関連する他のデータを具備する。
商人はウエブサーバーに渡されるすべての消費者に対する中央所得レベルデータを与えるよう情報システムに要求する。消費者コンピュータが保存されたクッキーデータファイルを有すると、同じ商人サーバーはいつでも消費者コンピュータを情報システム内のインターネットウエブサーバーへ一時的に向け直すことができる。消費者情報は商人からインターネットウエブサーバーへ渡される。その後ウエブサーバーは、地理的位置によってインデックスされる中央所得レベルのデータベースにアクセスするべく、リアルタイムに連係キーにまたは所定の保存された連係キーに変換されるLKIPVのような保存識別子を使用する。クッキーデータファイルから保存識別子を使ってデータベースを検索することにより、中央所得レベルは消費者の地理的位置に対して決定される。
このシステムのひとつの長所は、消費者がブラウザを第2の商人サーバーへ向けるとき、現れる。ひとつの実施例において、第2商人サーバーの最初のページは好適に消費者コンピュータを情報システム内のインターネットウエブサーバーへ向け直す。その後、インターネットウエブサーバーは予め保存された消費者用の識別子を識別するために消費者コンピュータに保存されたクッキーデータファイルを読み込む。識別子が読み込まれると、消費者のブラウザは第2の商人の最初のページへ向け戻される。インターネットウエブサーバーは消費者に関する情報を発見するために任意の複数のデータソースにアクセスするべく検索された識別子を使用する。例えば、この情報は消費者のアイデンティティ、消費者の地理的位置、消費者の住む近隣の中央所得等である。
その後検索された情報は、彼らのサイトをブラウジングしている消費者に関する付加的な詳細を第2商人サーバーに与えるために第2商人サーバーへ送られる。消費者は第2商人サイトに関する新しい情報をなんら入力していないことに注意すべきである。クッキーデータファイルは消費者のコンピュータ上で発見されたため、第2商人はウエブサーバーへ一時的に制御を送ることによって消費者に関する情報をうまく決定することができた。このメカニズムにより商人は各消費者のブラウズ経験をカスタマイズすることができ、その結果消費者は消費者に最もアピールする製品またはサービスの選択を与えられる。
本発明の他の実施例は消費者から情報システムへ送信された識別子に基づいて消費者へ直接的に情報を与えるシステムである。例えば、インターネットに接続した消費者はワードプロセッシングプログラムで友達に手紙をタイプしている途中かもしれない。しかし、消費者は友達の電話番号は知っているがアドレスは知らないかもしれない。ひとつの実施例は、電話番号などのLKIPVに関連するストリートアドレスを決定するために、マイクロソフトワードのようなワードプロセッシングプログラム内でアプレットとして実行するソフトウエアアプリケーションである。消費者は友達の電話番号を入力し、その後ソフトウエアプログラム内の検索オプションを選択する。アプレットはインターネットを通じて電話番号を情報システムのIPアドレス及びポート番号へ送信し、それはLKIPVとして使用され、電話番号及びアドレス連係キーのインデックスされたデータベースと比較される。この実施例において、アドレス連係キーはアドレスに対応するUSPS DPCである。もし電話番号がデータベース内で見つかれば、対応するアドレス連係キーがUSPS ZIP+4及び市/州ファイルのデータベースからアドレスを確定するのに使用される。構成されたアドレスはその後消費者コンピュータに戻され、ワードプロセッシングドキュメント内に挿入される。この応用において、インターネットは、HTTPプロトコルを使用せずかつインターネットサーバーへアクセスすることなく、ワイドエリアネットワークとして使用されている。
他の実施例において、発明はウエブサイトをブラウズしている消費者へ表示されるハイポテンシャルな需要商品を決定するためのシステム及び方法を含む。例えば、消費者はスポーツグッズを販売する商人ウエブサイトへ達するのにインターネットエクスプローラー(マイクロソフトコーポレイション)またはネットスケープナビゲータ(ネットスケープコーポレイション)のようなブラウザソフトを使用する。消費者がサーバーに達した後、消費者のブラウザはすぐに情報システム内のウエブサーバーへ向け直される。ウエブサーバーは消費者コンピュータに予め保存されたクッキーデータファイルを読み込み、クッキーデータファイル内に保存された識別子を検索する。その後ブラウザは商人サーバーへ向け戻される。上記処理と平行して、情報システムはLKIPVとして検索された識別子を使用する。例えば、クッキーデータファイルは消費者の電話番号を含むかもしれない。この電話番号は消費者が住みまたは働く地理的区域を表す郵便番号連係キーを決定するためのLKIPVとして使用される。その後郵便番号連係キーは、個々のIPが連係キーサーバーに対し消費者の連係キーに対応するクラリタスマイクロビジョン(Claritas’ Micro Vision)地理人口セグメントを要求するようにするために使用される。その後連係キーサーバーは検索されたマイクロビジョンセグメントに対するさまざまなタイプのスポーツグッズ商品に対するスポーツグッズプロファイルスコアを計算し、検索されたマイクロビジョンセグメントを有する消費者がフットボール、ベースボール及びバスケットボール製品を購入する最も高い傾向を有することを決定する。その後連係キーサーバーはこの情報を商人サーバーへ送信する。商人サーバーはブラウズ中の消費者に関する検索情報を使って、これら3つのスポーツに関する特殊及び詳細を示す消費者用のカスタムウエブページを表示する。
他の実施例において、消費者は車の中にいて、ディナー用のピザを注文することにした。消費者の車にはGPS受信機にリンクされたモバイルコンピュータが取り付けられている。消費者は最寄のピザチェーンAレストランを探すためにピザチェーンAのウエブサイトに達する。消費者のブラウザは消費者の現在の緯度及び経度をGPS受信機によって受信されかつ処理された信号に基づいてウエブサイトへ送る。ピザチェーンAのウエブサーバーは消費者ブラウザから緯度/経度座標を受信し、情報システム内のマップサーバーへアクセスするために連係キーへ変換されるLKIPVとしてそれを使用する。ピザチェーンAのウエブサーバーは、車の緯度/経度座標と現在営業中の最寄のピザチェーンAの位置との間の道路のマップイメージを生成するマップサーバーへ緯度/経度座標を送信する。消費者へ緯度/経度座標を与えるシステムは“Automatic routing and information system for telephonic services”と題する1998年6月19日出願の米国特許出願第09/100,567号に説明されている。
マップサーバーはまた車の緯度/経度座標から最寄の営業中のピザチェーンAまでの特定のドライブ命令を生成する。これらの方向指示はその後消費者のモバイルコンピュータへ送信される。そのようなサービスを与えるために、緯度/経度の数値は直接的に連係キーとして使用されない。まず、固定した小さい面積を有する緯度/経度ウインドウが作成される。このウインドウは空間データベースの検索を制限するのに使用される。窓内の緯度/経度がマップサーバーデータベース内で距離及び他の空間的関係を決定するための距離計算用に使用される。
他の実施例において、複数の商人が消費者に進んだサービスを与えるために組合に入る。商人はサービス事務局となる中央ウエブサーバーを選ぶ。消費者が組合のメンバーから製品を購入しようと決めると、消費者は名前、郵便アドレス及び電話番号情報のような消費者特定情報を商人サーバーへ与える。消費者特定情報を捕捉した後、商人サーバーは消費者のブラウザセッションを中央ウエブサーバーに向け直し、いくつかの消費者特定情報を中央ウエブサーバーへ送る。中央ウエブサーバーは消費者に消費者コンピュータにクッキーを書きこんでいることを通知し、またLKIPVのままを書くかまたは対応する連係キーを決定し、クッキー形式で消費者コンピュータに連係キーを書く。ブラウザセッションはその後注文処理が完了した商人サーバーへ向け戻される。消費者が組合の一部である第2商人サーバーをブラウズすれば、第2商人サーバーは中央ウエブサーバーによって予め書かれたクッキーデータを検索するために中央ウエブサーバーへ消費者のブラウザを向け直す。このクッキーデータを使用することによって、第2商人サーバーは、LKIPVを読み込み、それを連係キーに変換するか保存されたクッキーデータファイルの連係キーを直接読み込み、かつ消費者の地理区域内の家の中央価格、消費者の地理区域内の家庭の中央所得レベル及び多くの他の連係情報を決定するべく連係キーを連係サーバーへ与えることによって、消費者に関するさまざまなタイプの情報を要求することができる。この情報はその後第2商人サーバーへ送られ、その結果情報は消費者に第2商人ウエブサイトをブラウズするより良い体験を与えるのに使用される。より良い体験は、カスタムページ、特別価格提供、特別項または決定されたタイプの消費者用に開発された他のカスタムサイトを含む。
他の実施例において、二人の消費者が互いに電話するためにシステムを使用する。例えば、消費者Aはウエブサーバーに伴う音声IP発呼者名IDに加入する。消費者Bはブラウザアプリケーションを通じて消費者AをIP呼び出しする。消費者Bのセッション接続要求を受信するとただちに、消費者Aはブラウザセッションをウエブサーバーへ向け直す。その後ウエブサーバーは消費者Bに関する連係キーを与える消費者Bクッキーを読み込む。ウエブサーバーは連係キーによってインデックスされた名前のデータベースに対する個別IPネットワーク照会を実行する。ウエブサーバーはその後データベース照会から消費者Aへ消費者Bの名前を戻す。消費者Aは名前を見て、消費者Bとのセッションを受けるか拒否するかを決定する。
III.システム説明
図1を参照して、消費者情報を一緒にリンクするためのシステム10が与えられる。システム10は複数の消費者装置14を含む。消費者装置の例として、無線電話14A、放送システム14B及びパーソナルコンピュータ14Cが含まれる。各消費者装置14は他の個人またはネットワークサービスノードと通信するためにネットワークを使用する個人用の基本ネットワークインターフェースデバイスである。消費者装置14は標準ネットワーク送信メカニズムによってLKIPVを与える。これらのLKIPVはネットワークANI、DNIS及び緯度/経度送信によって与えられる。それらは、セッション中に入力される消費者マルチメディアによって与えられるか、消費者オープン・プロファイリング・スタンダード・データベース(OPSはユーザーの個人情報を保護しながらインターネットサービスの個人化を可能にする提案された標準である)から検索されるか、消費者のコンピュータ上に保存されたURL特定クッキーから検索されるか、データベースから検索されるか、メモリアドレスから読み出されるか、または現在のセッションサーバーへアクセス可能な他のあらゆるタイプの消費者ハードウエアによって与えられる。
ひとつのタイプのハードウエアは消費者の現在の緯度及び経度を決定することができる、消費者ハードウエアに組み込まれるGPS受信機である。LKIPVは電話、FAX、携帯電話、双方向通信テレビ、PDA、パーソナルコンピュータまたはポータブルコンピュータのようなネットワーク消費者装置によってももたらされる。消費者装置14は他の消費者装置と同様にあらゆる他のネットワーク装置と直接通信することができる。さらに、消費者装置14は通信中のパーティーによって許可されたアクセス可能情報を送受信する。図示されるように、消費者装置14は公衆ネットワーク16へ接続される。そのようなネットワークの一例はインターネットであり、そこでは消費者装置はインターネットプロトコル(IP)標準を通じて通信する。
商人サーバー20もまた公衆ネットワーク16へ接続される。商人サーバー20は消費者装置14と通信し、消費者装置14が標準ネットワーク送信メカニズムによって与えるLKIPVを受け取る。例えば、ひとつの実施例において、消費者装置はLKIPVをインターネットを通じて送信されかつ商人サーバーにおいて再構築される複数のIPパケットに分割する。
商人サーバー20は公衆ネットワーク16へ接続された情報システム25へ消費者装置14セッションを向け直すかまたは他の手段を通じて一時的な制御を送信する。消費者のブラウザの制御をインターネット上の異なるサイトへ向け直すために有効ないくつかのメカニズムが存在する。消費者のブラウザを情報システム25へ向け直すための方法の例は図2及び3に詳細に説明されている。店舗44〜48のセットにリンクされる第2商人サーバー42が図1にも示されている。
複数の小売サービスを有する商人にとってすべてのサービスまたは店舗位置に対する単一のURLまたは単一の接点を有することは普通である。商人は、距離、各店舗によって提供されるサービスの種類及び店舗の開閉状態等に基づいて、いずれの店舗がクライアントに最適なサービスを提供できるかを決定する必要がある。ここに説明されるシステムはLKIPVに基づいて、いずれの小売店舗がクライアント位置に最適なサービスを与えるかを決定し、サービス店舗ID並びに距離、方向及び/または運転方向等のような店舗関連情報を商人に戻す能力を有する。決定された最適サービス店舗を知ることにより、商人はその店舗のサーバーまたはウエブサイトにアクセスすることができ、その後クライアントへメニュー、在庫状況、サービス/デリバリー時間及び店舗ごとに異なり個々の店舗レベルでリアルタイムでのみ有効な他の価値ある情報を与えることができる。
図示されるように、情報システム25は連係キーアプリケーションサーバー30、米国郵便アドレス変換サーバー32、マップサーバー34、ウエブサーバー36、ACDサーバー38及び音声認識サーバー40を含む。
A.連係キーアプリケーションサーバー
連係キーアプリケーションサーバー(LKAS)30は図1に示される情報システムの中心コンポーネントである。LKASはアプリケーション、通信及び情報リクエスト積分器として働く。例えば、LKAS30はLKIPVまたは連係キーを受信し、LKIPVに関連する情報を検索するためにこれらの値を局所的及び外部データベースと一致させる。通常これらの情報リクエストは消費者装置をLKAS30へ向け直した商人サーバーから来る。
図示されるように、LKASは情報システム25を作るいくつかの他のサーバーと通信する。もちろん、他のサーバーは互いに物理的に近くまたは離れた位置に配置され得る。ひとつの実施例において、LKAS及び他のサーバーは異なる地理的区域内にあって公衆ネットワーク16を通じて互いに結合されている。他のサーバーと通信することにより、LKASは消費者装置クッキーから検索されまたは生成された連係キーを情報システム25内に保存された他のデータとマッチングさせることができる。
B.USPSアドレス変換サーバー
USPSアドレス変換サーバー32は情報システム25へ向け直されたストリートまたはメールアドレス情報を受け取る。アドレス情報から、サーバー32は、状態コード、USPS標準化アドレス及びUSPS DPC連係キーまたは連係キーの階層コンポーネントを戻す。USPS DPC連係キーはMailer’s Software (San Clementa, CA)及びその他のような商業的に取得可能なソフトウエアを使ってアドレスから生成される。
C.マップサーバー
マップサーバー34は、マップ及び移動方向のフォーマットされたリクエストを受信するMapQuest.comからのMapQuest NT Serverのようなソフトウエアを実行する。通常、これらのリクエストはアドレス形式の入力パラメータ値、地理的位置の緯度及び経度、一対の緯度及び経度極値によって限られたマップウインドウ、または店配達多角形を含むマッピングされるべきレイヤーのリクエストを要求する。マップサーバーはこのデータを受信し、リクエストしている消費者装置によって表示されるGIFファイルのようなイメージ形式にマップを編成する。マップサーバー34は2つの地理的位置を受信し、2点間のドライブ方向を生成し、リクエスト中の消費者装置へ複数のフォーマットで指示を与える。
D.ウエブサーバー
ウエブサーバー36は消費者によって与えられるLKIPVを受信するために消費者装置14と通信する。ウエブサーバー36はLKIPV及び/または連係キーを含むURL持続維持クッキーデータファイルを消費者装置14へ書き込むための命令を含む。
消費者装置14に保存されたクッキーデータファイルからLKIPVを読むことにより、ウエブサーバー36は消費者に関連する連係キーをリアルタイムに決定する。クッキーデータファイルはこの実行中にそれらを最初に消費者装置に書き込んだサーバーによってのみ読み込まれる。したがって、ウエブサーバーへ予め向け直されたあらゆる消費者装置は後のウエブサーバーとのセッション中に読み込まれるクッキーデータファイルを有する。
上記したように、ウエブサーバー36は向け直された消費者装置14によってアクセスされる。向け直しに続いてクッキーデータファイルを書くために、消費者装置から送信された情報からLKIPVが生成される。例えば、消費者がUSPSアドレスを与えれば、ウエブサーバー36はウエブサーバー36によって渡されたアドレスに基づいてUSPS DPCを生成し、それをウエブサーバーに戻すアドレス変換サーバー32にアクセスする。その後ウエブサーバー36はDPC連係キーを含むURL持続維持クッキーを消費者装置14へ書き込む。
通信中のパーティーによって許可されたあらゆる他の情報を送受信するために、ウエブサーバー36は他のネットワークノードと直接通信することもできる点に注意すべきである。さらに、ウエブサーバー36は情報システム25内で集められたあらゆる消費者情報を戻すために、消費者装置14を商人サーバー20へ向け戻すこともできる。
所望の情報が情報システム25内のひとつまたはそれ以上のデータベースまたは第三者サーバー700から収集された後、ウエブサーバーは消費者装置の制御をリクエスト中の商人サーバーへ戻す。情報システムにより受信された情報はその後リクエスト中の商人チャンバへ渡され、その結果消費者装置を使用する消費者の分析が準備される。
E.ACDサーバー38
ACDサーバー38の一次機能は、複数の第三者IVRプール600と第三者コールセンター500との間で経路決定制御ポイントとして働くことである。ACDサーバー38はさまざまな第三者位置内及びその間の呼び出し容量及び呼び出し取扱い容量をリアルタイムにモニターする能力を有する。ノード500及び600に関連するACDに知られたリアルタイム情報及びシステム25によって与えられた発呼者について知られた情報に基づいて、ACDは発呼者に最高のサービスを提供するコールセンター500またはIVRプール600のいずれかへ呼び出しを送るために商人呼び出し取扱いプレファレンスとともにこの情報を使用する。ACDシステム及びソフトウエアの主要な供給業者はGeotel及びGenesysである。好適な供給業者はカリフォルニア州サンフランシスコに位置するGenesysである。
F.音声認識サーバー
音声認識サーバー40はしゃべった情報をコンピュータが認識可能なフォーマット、例えばASCIIテキストに変換するか、または話し手の音声を声紋とマッチングする。例えば、音声認識サーバー40は好適にはNuance Corporation (Menlo Park, CA)から商業的に入手可能な音声認識サーバーソフトウエアを実行する。
ひとつの実施例において、音声認識サーバー40はコールセンター500、IVRプール600及び/またはクライアント・サーバー構成におけるVXMLプラットフォームのような他の関連システムとネットワークされる。このアーキテクチャーによりクライアントシステムはサーバー上で集中音声認識情報を利用することができ、ひとつのサーバーは複数のクライアントをサポートすることができる。ひとつの実施例において、サーバーは非常に有効な発語マッチングを与え、それはその後クライアントシステムから効果的にアンロードされる。しゃべった情報はRTP(リアルタイムプロトコル)のような工業標準プロトコルを通じてクライアントシステムから音声認識サーバーへ送られる。RTPはIPネットワークを通じて音声を流すために使用される。圧縮された音声はADPCMまたはPCMのような工業標準フォーマットで保存される。H.323またはセッション開始プロトコル(SIP)のいずれかが呼び出し制御を取り扱うために使用される。
音声認識サーバー40はIVR 実行 NuanceまたはSpeech Works IVRクライアントソフトウエアから音声発語パケットを取り出す。それはこれらの発語をアプリケーション特定文法と比較する。これらの文法は各アプリケーションに対してカスタマイズされる。Nuance及びSpeech Worksの両方はいわゆるダイナミック文法を確立する能力を与える。これらは認識されるべき単語の世界のサブセットであるフライ上に確立される。ダイナミック文法を確立する例は、電話番号に関連する既知の名前のリストを確立するのに電話番号を使用すること、または既知の位置周辺の予め定義された区域内のストリート名または他の情報のリストを確立するために、アドレス、交差点、地理的特徴若しくはランドマークまたは緯度及び経度の形式で既知の位置の空間情報を使用することを含む。またダイナミック文法を確立するための事前知識の使用は、話し手にダイナミック文法に関連する情報を与えることを促がすために事前知識を使用することを含む。例えば、二次アドレス情報(例えば、アパート番号)が存在するに違いないとわかるような一次ストリートアドレスのような部分的アドレスが知られまたは捕捉されると、話し手は二次アドレス情報を与えるよう促がされ、そこで一次アドレスに対する有用なUSPS二次アドレス情報のリストを含むダイナミック文法が確立される。ダイナミック文法の上記タイプの応用は音声認識の効率を改良する。
発明の実施例において、LKIPVまたはLKのいずれかから得られた事前知識を使って文法語彙及び/または声紋問題のサイズを大幅に軽減することが可能である。以下はこのいくつかの例である。最初の例はLKIPVのような電話番号を使用する。上記したように、このLKIPVはネットワークによって与えられるか、またはエンドユーザー装置上にデータを保存するためのクッキーまたは他の類似保存メカニズムから読み出されるようなさまざまな他の方法で得られる。このLKIPVを使って、システムは他のネットワークノードを照会し、ユーザー名、ユーザーアドレス、及び/またはユーザー声紋を戻すことができる。これらのすべての場合において、ユーザーがしゃべった電話番号、名前及び/またはアドレスは潜在的な一致単語のひとつまたは限定数の発生を含むダイナミック文法語彙と比較される。もしこれが許容可能な一致レベルに達しなければ、発語はより大きくかつよりクラシカルな文法語彙とマッチングされる。
事前知識及びダイナミック文法が使用される他の例は、モバイル装置の位置または近接度に関連するモバイル装置ユーザー要求情報のケースである。ネットワークは、そこからユーザー装置周辺のアプリケーション特定距離内での位置及び/またはアドレスのダイナミック文法リストを確立することができる緯度及び経度のようなモバイル装置の位置を与えることができる。他に、システムはユーザーに位置情報を与えるよう促がし、その後位置基本情報を続けて決定するためにダイナミック文法を確立するべくことを使用することもできる。位置情報は例えば、アドレス、交差点、郵便番号、ランドマークまたは地理的区域を含む。したがって、例えば、ユーザーが“北メインストリート123”と言うと、音声認識サーバー40は所望のアドレスを探すべく比較的小さいダイナミック文法に対してこの発語をマッチングする。この点で、一致した情報は、関連情報とリンクし、ドライブ方向を生成し、ネットワーク接続を作成するようなさまざまな他の目的のために使用される。サーバー40によってサポートされる4つの応用例は、消費者電話番号、名前、及びアドレス認識並びに話し手検証である。電話番号文法は数字0〜9であり、Telecordia LERGファイルから検証される。アドレス文法は、米国国勢調査事務局TIGERファイルから確立されるストリート交差点及びランドマークタイプアドレスとともにUSPS ZIP+4及び市州ファイルから確立される。米国国内ホワイトページからの付加的名前によって強化された米国国勢調査事務局姓名ファイルに対して名前文法が確立される。声紋はこの技術を採用するさまざまな商人から集められ、LKIPV及びLKインデックスの形式を使って保存される。
図1に示されるひとつの実施例において、音声認識サーバー40は、NuanceまたはSpeech Worksクライアントソフトウエアを実行する双方向音声レスポンス(IVR)システム600から受信された音声発語と比較される音声声表現にリアルタイムに変換される電話番号、名前及びアドレス文法を与える。
その後、しゃべった発語と音声声表現との間の比較結果が分析される。この処理はしゃべった単語または単語の組み合わせの正しい認識が有効であるとわかりかつ確認されるまで繰り返される。発語が比較されるところの文法サイズを大幅に減少させるために事前知識を使用するこの処理は非常に有利である。もし、しゃべった発語がシステムによって理解されなければ、消費者装置はコールセンター500と通信するように示されたライブオペレータを有するヘルプデスクへ向け直される。
上記したように、単語の組み合わせが分かると、それはLKIPVまたは連係キーとして使用される。さらに、LKIPV及び連係キーデータは第三者キーIDデータベースサーバー700から受信されるかまたはそこへ送信され、システムに与えられる。したがって、適当なアクセスが与えられると、第三者データベースプロバイダーは消費者データを受信するために情報システム25にアクセスするか、またはシステム25は第三者サーバー700上の連係キー指示データベース内に保存された情報を照会する。この処理で捕捉された電話番号、アドレス及び名前はその後連係キーを生成するためのLKIPVとして使用される。確認された電話番号は連係キーへ変換されるか、そのままの形式で連係キーとして使用される。
ひとつのシステムにおいて、SS7ネットワークはIPネットワークへのインターフェースを有する。周知のように、SS7ネットワークは、電話番号によって現在インデックスされており、その後電話番号支払い請求検証のような選択されたアプリケーションにアクセス可能なライン情報データベース(LIDB)のような大きな電話会社のデータベースへのアクセスを与える。一方、アドレスのテキスト版のようなLKIPVは連係キーへの変換を要求する。アドレステキストはUSPSアドレス連係キー変換サーバー32へ送られ、世帯またはより高いレベルの連係キーとして働くアドレスのDPCコード変換が戻される。
ひとつの実施例において、名文法データベースは5桁の番号コードによって表される約25000個のユニークな名を含む。さらに、約400000個の姓が存在するため、各々は6文字のASCII番号コードによって姓データベース内で表される。名前コードは、個々のレベルの連係キーを作成するべくアドレス連係コードまたは電話番号の終わりに姓及び名として添付される。上記例はシステムの使用例であり、発明に従い事前知識とともにダイナミック文法を使用することによって可能なさまざまな実行を制限すると解釈すべきではない。
以下は本発明の他の態様のいくつかの実施例である。例えば、音声及び音声認識アプリケーションのサポートにおいて、異なる方法でインデックスすることができるように複数の音声フィールドを有する記録フォーマットでデータを保存することが有用である。複数のレコードに情報を保存するために4つのフィールドが使用され、各レコードは(a)単語のスペリングを識別する情報、(b)単語に対応する表示フォーマットを識別する情報、(c)音声を生成するための単語に対応する音声表現を識別する情報、及び(d)音声を認識するための単語に対応する音声表現を識別する情報、を含む。
他の態様の例は名前のような項目をローカル辞書内でマッチングすることが失敗した場合にクライアント側の辞書を更新することに関する。この場合、名前は名前を引き出すべくLKまたはLKIPVに基づくデータベースにダイナミックにアクセスすることによって検索され、その後それはクライアント側の辞書に付加されるその名前に対する文法を確立するのに使用される。名前を引き出す際の能力または成功率を増加するために、複数のデータベースが連続してまたは並行して照会される。複数の名前が戻されると、各々は精度を増加させまたは潜在的なあいまいさを解決するべくチェックされる。名前が解決されるに従い、情報は精度を増加させ効率を改善するためにさまざまなデータベースへ戻される。
さらに他の態様は発呼者名または発呼者IDサービスに関する。例えば、従来の発呼者の名前または番号の表示の替わりに、システムは音声表現にアクセスすることができ、それはその後発呼者名を話すためのテキスト・ツー・音声モジュールへ送られる。上記された4つの音声フィールドフォーマット実施例はこの種のアプリケーションをサポートするひとつの例である。さらに他の態様は音声以外の付加的情報へリンクすることに関する。例えば、LKまたはLKIPV情報は、網膜スキャン情報、指紋データ、心拍数データ等の生物測定学的情報のような識別子にリンクするのに使用される。
さらに他の態様はディレクトリ支援アプリケーションのような既存システムの自動化を改良することに関する。従来のIVR技術は、ネットワークによって与えられる情報または発呼者に関するダイアログを通じて得られる情報のような捕捉された発呼者関連の事前情報に基づいたダイナミック文法の使用と組み合わされる。同様に、方向を与えるための自動システムは文法サイズを減少させるための事前知識の使用から利益を得ることができる。“市名がわかりますか”、“アドレスがわかりますか”等を尋ね、ダイナミック文法を確立するべく応答を使用することによって、ディレクトリ支援または基本ダイアログを通じたドライブ方向タイプのアプリケーションに対する可能文法サイズを減少させる無数の方法が存在する。
さらに他の態様はコンピュータ化された音声システム内で使用する情報を暗号化することに関する。音声を生成または認識する際に使用するための情報はクライアントシステム上に暗号化フォーマットで保存され、暗号化情報を解読するための情報はサーバーシステム上に保存される。音声を生成または認識するための音声リクエストはクライアントシステム上で受信される。クライアントシステムからの解読情報のサブセットに対する解読リクエストは音声リクエストに応答してサーバーシステムに送信される。サーバーシステムからの解読情報のサブセットは解読リクエストに応答してクライアントシステムに送信される。最終的に、クライアントシステム上の暗号化音声情報は解読情報のサブセットを使って解読される。
IV.処理説明
上記したように、システムの実施例はインターネットを通じてデータをリンクするためのいくつかの処理を含む。ひとつの実施例において、連係キー入力パラメータ値(LKIPV)はLKIPVを連係キーへ変換する情報システムへ与えられる。その後、連係キーは図4を参照して以下に説明されるようなさまざまな情報データベースを検索するのに使用される。LKIPVは情報システムに消費者によって直接与えられるかまたは既定処理を通じて与えられる。例えば、ひとつの実施例において、LKIPVはモバイルコンピュータまたはワイヤレス電話にリンクされるGPS受信機によって受信されるGPSデータから与えられる緯度/経度座標である。
ひとつの好適実施例において、以下に説明されるように、LKIPVは消費者コンピュータ上のクッキーデータファイルに保存されかつ検索される。この実施例において、消費者がインターネット上のサーバーに添付されたブラウザに名前、アドレスまたは電話番号のような情報を入力すると、情報をリンクする処理が始まる。以下の説明は消費者及び商人に関連するが、このシステムは2つまたはそれ以上のエンティティ間での情報のリンクに拡張可能である。例えば、使用者及び従業者、生徒及び教育機関等が情報をリンクするためにここで説明されるシステム及び処理を使用することができる。
しかし、消費者/商人の例を使って、消費者がブラウザソフトウエアによって表示される電子フォームへの書き込みを完了すると、消費者によって入力されたデータは商人コンピュータへ送信される。その後、商人コンピュータは、HTMLストリームを情報システム(IS)ウエブサーバー36へ転送するイメージリファレンスを含むHTMLページを作成し、その結果クッキーがISウエブサーバー36によって消費者のコンピュータへ書き込まれる。クッキーを書く前に、入力されたアドレスに対応するDPCユニークキーを生成するために、システムはフォーム上に入力されたアドレスをアドレス変換サーバー32へ送る。ユニークな消費者識別番号及びカレントデータと一緒にDPCキー及び上記音声認識サーバーで説明されたように付加的に符号化された名前は、消費者コンピュータ上の持続維持クッキーへ保存される。したがって、消費者コンピュータはISウエブサーバー36によって読み込まれる符号化アドレス連係キーを有するクッキーデータファイルを含む。
他に、消費者がフォームを受け取るようリクエストすると、商人コンピュータはただちに消費者をISウエブサーバー36へ向け直し、その結果フォームは実際にISウエブサーバーから消費者へ送られる。この方法で、データが消費者によってフォームに入力されると、ISウエブサーバー36は所望のLKIPV及び/または連係キーを消費者のコンピュータへ書き込み、その後消費者のブラウザを当初の商人サーバーへ向け戻す。
図2を参照して、商人サーバー20へデータを与える処理が図示されている。図示されるように、コンピュータ14Cのような消費者装置で働いている消費者は商人サーバー20からインターネットページを要求する。このリクエストは、消費者のブラウザソフトウエアを商人サーバー20のURLへ向けることによって為される。通常“index.html”であるデフォルトページ50はその後消費者コンピュータ14Cへ送信される。
デフォルトページ50内にはISウエブサーバー36上に保存されたイメージファイル55へのリファレンスが存在し、それはデフォルトページ50内に表示される。消費者コンピュータ上のブラウザが表示するためのデフォルトページ50を受信する際、それはイメージファイルへのリファレンスに出くわす。ブラウザはウエブサーバー36への接続を開き、その結果それはイメージファイル内に保存されたイメージを検索しかつ表示することができる。そのようなイメージ転送を与えるためのHTMLの一例が以下に示されている。
<html>
<head>
<title>Cookie baking via image</title>
</head>
<body bgcolor= “#ffffff”>
<div align= “center”>
<img src= “http://192.168.3.22/cgi-bin/cookie”>
</div>
</body>
</html>
ブラウザがウエブサーバーに対してイメージデータベース58からイメージファイル55をリクエストする際、イメージリクエスト処理モジュール60が初期化される。イメージリクエスト処理モジュール60は、イメージファイル55をリクエストした消費者コンピュータからクッキーデータファイルを読み出し及び/またはそこへ書き込むための命令のセットを含む。クッキーを交換しかつイメージをダウンロードするためのCGI/Perlスクリプトの一例が以下に示される。
#!/bin/perl
$Image= “nocookie.gif”;
if ($ENV{‘HTTP_COOKIE’}=~ /Cookie=Test/)
{
$Image= “gotcookie.gif”;
}
if (open(INFILE, $Image))
{
print “Content-type: image/gif\n”;
if ($ENV{‘HTTP_COOKIE’}=~ /Cookie=Test/)
{
print “\n”;
}
else
{
print “Set-Cookie: Cookie=Test\n\n”;
}
while ($line=<INFILE>)
{
print “$line”;
}
close (INFILE);
else
{
print “Content-type: text/plain\n\n”;
print “Could not open image file [$Image]\n”;
}
したがって、イメージリクエスト処理モジュールはそれ自身の持続維持クッキーデータファイルのひとつを消費者コンピュータから読み込もうとする。上記したように、サーバーはそれ自身のクッキーデータファイルのひとつを読み込むのみである。他のサーバーは書いていないクッキーデータファイルを読み込むことができない。
システムの一部である各商人サーバーはデフォルトページ内のイメージリファレンスURL内に異なるパラメータを含むことができる点に注意すべきである。したがって、要求されているイメージに依存して、ISウエブサーバーはそのサイトをブラウズした消費者に関する情報を望む商人を識別することができる。これが異なるタイプの情報を各商人へ送信するためのメカニズムを与える。
各商人はそのサイトをブラウズする消費者に関する異なるタイプの情報を欲しがるため、イメージリクエスト処理モジュールはまずイメージが要求された商人を同定し、その後要求された消費者データのタイプを決定する。例えば、ある商人は消費者の近隣の中央所得レベルを知りたいかもしれないし、他の商人は消費者が水の側に住んでいるかどうかを知りたいかもしれない。
クッキーデータファイル内に保存されるのは、商人サイトにアクセスした消費者に関する情報を決定するのに使用される電話番号または符号化アドレスのようなLKIPVである。したがって、商人によって所望される情報はクッキーデータファイルから消費者の符号化された自宅アドレスに関連するLKIPVを集めることによって決定される。その後このLKIPVは直接使用されるか、または連係キーに変換され、中央所得レベル及び地理的位置のデータベースを探すために連係キー処理モジュール65を通じて連係キーアプリケーションサーバー30へ送られる。
このデータ探索は、ブラウザが第三者URLに接続されたことまたはもしユーザーがブラウザ内で作動するクッキー通知を有しなければクッキーはそのシステムから読み込まれたことを消費者が知らずに為される点に注意すべきである。イメージリクエスト処理モジュールはすべてのデータをクッキーから読み込むため、それはクッキーデータファイル内に保存されたあらゆるLKIPVまたは連係キーを検索することができる。
所望のデータが決定された後、消費者のブラウザにはページ内で表示するためのイメージが送られる。イメージは商人サーバーからの既定イメージであるかまたは消費者の表示されたページ上で仮想的に検出不可能な単一の画素である。さらに、最近のアクセスデータ、またはクッキーデータファイル内の他の情報は好適にはウエブサーバーによる最近のアクセスを反映するよう更新される。したがって、消費者はそのブラウザによって要求されたイメージを見ることができる。
さらに、商人サーバー20はその後、クッキーデータファイルから導出された連係キーによって連係サーバーを検索することによって消費者に関する所望の情報が与えられる。商人サーバーはその後例えば、高い中央所得レベル区域に住んでいるとわかった消費者に高価な製品用の広告を表示する。
商人サーバーに対して、複数の消費者に関する情報を同時に決定するために、イメージがウエブサーバーからリクエストされると、商人はユニークな取引識別ストリングを表す付加的パラメータをリクエストに付加する。この実施例において、ストリングはウエブサーバーによって保存され、その後要求されたデータが決定されると商人サーバーへ戻される。これはリクエストを連続的に実行することなく、消費者の数百または数千のリクエストを管理するためのメカニズムをもたらす。
図3を参照して、商人サーバーへ消費者データを与えるためのシステム67の他の実施例が図示されている。図示されるように、消費者コンピュータ14Cは商人サーバー20と接続している。消費者コンピュータが商人サーバー20へ接続しているので、電話番号、アドレスまたは緯度/経度ストリングのような識別子ストリングは商人サーバー20へ送られる。識別子ストリングは消費者コンピュータ14Cを使って消費者によって書き込まれたフォームの一部として送られる。商人サーバー20が識別子ストリングを受信すると、応答ページ69が消費者コンピュータ14Cへ送られる。
応答ページ69内に含まれるのは、ウエブサーバー36上のイメージまたはファイルに対するリファレンス71である。リファレンス71はウエブサーバー36内にリファレンス73のセットに対するURLを含む。図示されるように、リファレンス73はクッキーデータファイル76を消費者コンピュータ14Cへ書き込むための命令を含むクッキー生成モジュール75へリンクされる。これらの命令は例えば、上記した周知のCGIまたはPerlスクリプトで書かれる。上記したように、クッキー生成モジュール75は消費者コンピュータ14Cへ書き込まれるべきクッキーデータファイル内に保存されるLKIPVを決定するための命令を含む。例えば、クッキー生成モジュール75はアドレスをユニークな識別コードに変換するためにUSPS変換サーバー32へリンクされる。さらに、LKIPVは商人サーバーへ送られる識別子ストリングから収集された電話番号である。
別の処理において、消費者コンピュータ14Cは第2商人サーバー42からページを要求する。商人サーバー42はリクエストページ77を消費者コンピュータ14Cへ戻す。図示されるように、ページ77はISウエブサーバー36内のクッキー処理モジュール81を示すリファレンス79を含む。商人サーバー42は消費者コンピュータに対して生成された消費者識別子ストリングをクッキー処理モジュール81へ送る点に注意すべきである。好適には、消費者識別子ストリングはページ77を要求した消費者コンピュータを識別するために商人サーバー42によって使用されるユニークな識別子である。したがって、商人サーバー42にアクセスする各消費者コンピュータは、商人サーバーとの新しいセッション中に新しい消費者識別子番号を割り当てられる。
リファレンス79がISウエブサーバー36から来るため、消費者のブラウザは自動的にISウエブサーバーへ向けられる。ISウエブサーバーが消費者コンピュータとのセッションを開始すると、予め消費者コンピュータ14C上に保存されたクッキーデータファイル76が読み込まれる。クッキー処理モジュール81内の命令はクッキーデータファイル76からのLKIPVのような識別子ストリングを検索し、ウエブサーバー36内の空間キー処理モジュール85へそれを戻す。空間キー処理モジュール85内にあるのは、消費者識別子及びクッキー識別子ストリングを一緒にリンクするための命令である。クッキー識別子ストリング内の情報はクッキーデータファイル76内に予め保存されたLKIPVを含む。その後この値は商人サーバー42への消費者データを探索し検索するために、LKAS30への入力として使用される。
消費者データがLKAS30から検索されると、それは消費者識別子とともに連係キー処理モジュール85から商人サーバー42へ送られる。商人サーバー42は消費者データを検索する際に使用された消費者識別子を生成したため、商人サーバー42は特定の消費者セッションを連係キー処理モジュール85から検索されるデータとリンクさせることができる。こうして、商人サーバー42は消費者コンピュータ14Cに関連する消費者データを分析することができる。
一例において、クッキー識別子ストリングは消費者コンピュータ14Cを所有する消費者の電話番号を含む。その電話番号は、LKASとリンクすることによりLKAS30と比較することによって電話番号により与えられる近隣の所得レベルを決定する空間キー処理モジュールへ送られる。検索された電話番号に関連する近隣の所得レベルが決定されると、それは消費者識別子ストリングとともに商人サーバー42へ送られ、その結果商人サーバー42は現在そのサーバーをブラウズしている消費者の所得レベルを査定する。この情報を使用することにより、商人サーバー42はそのサーバー42をブラウズする消費者へより高価または廉価な製品を与えることができる。
A.連係キーを使用する仮想データベースの説明
図4は、クッキーデータファイル内に保存されたデータがどのようにして無制限量の消費者データとリンクされるかを示す。伝統的に、インターネット上でビジネスをするほとんどの商人にとって、そのウエブサイトをブラウズしている消費者に関する入手可能なデータの量は非常に制限されていた。しかし、図4は外部データベースリング101内の多くの異なるタイプのデータベースとともに、中央リング103で示されるそれに対応する連係キー変換インデックスを示す。3つのデータベースタイプ(106、108及び110、並びに112及び114)は、変換インデックスを不必要にする連係キーによってインデックスされるため、それらは対応する変換インデックスを有しない。説明のために、連係キーインデックスデータベースは連係キーを通じて直接的にまたは連係キー変換インデックスを通して間接的にアクセスされるあらゆるデータベースであると定義される。
図4を参照して、連係キー連係技術を使用する機能的流れが説明される。クッキーデータファイルからのIPアドレス、e-mailアドレス若しくは10桁電話番号、またはストリートアドレスは、識別子100によってインデックスされる消費者識別子データベースのセットを利用する更新、認証、分類、標準化及びスクリーニング用の処理に送られる。処理済の識別子は、識別子連係キー変換テーブルにアクセスするかまたは連係キー104の決定処理に使用される。その後、USPS DPC実施例を使用する連係キー104は、変換インデックスを要求しないデータベース内のデータに直接アクセスするのに使用される。さもなければ、連係キーは、変換インデックスを要求するデータベース(例えば118、122、126、130、134)にアクセスするための二次インデックス(例えば、インデックス128と異なる投票ID)を検索するのに変換インデックスによって使用される。その後、生成されたデータベース情報及び消費者識別子は商人または他の第三者に所望の情報を与えるのに使用される。識別子が連係キーである場合には、処理100及び102は要求されない。連係キーの他の実施例において、図示された変換インデックスのいくつかは必要ではなく、図示されたデータベースのいくつかは異なる連係キー実施例を使ってアクセスすることができない。
連係キー変換処理102に対する消費者識別子は、すべての上記情報を含む識別子インデックスデータベースを作成するべく、オフライン組合せ、添付及び/またはリンク処理によって連係キーインデックスデータベースと組み合わされる。
図4は消費者の識別子で始まる一方向連係を示す。図4を参照して、当業者は、クッキーデータファイル内で生じた識別子で始まらないアプリケーションに対して連係キー技術が有用であることを理解する。例えば、内部GPS受信機を有する無線電話はデータベースシステムに消費者の緯度/経度に関する連係キー及び識別子を与える。
データコンポーネント、ソース、連係キー符号化及び維持問題による各データベースタイプの特性が以下に詳細に説明される。
a.識別子によってインデックスされる識別子データベース100
このカテゴリーに入るいくつかのタイプのデータベースが存在する。ひとつの実施例において、識別子は電話番号である。この実施例において、識別子データベースは電話番号によってインデックスされる電話識別子データベースである。この実施例は、電話番号変更、検証及び分類データベース、消費者特定データベース、及びネガティブまたはインバースリストを有するデータベースを含む。これらのデータベースは好適には毎月更新され、月内の付与の日と同期される。月の15日目は好適な日であるが、任意の日が選択可能である。
電話番号変更、検証及び分類に関連して、公式ソースはTelecordiaである。それは、ローカル・エクスチェンジ・ルーティング・ガイド(LERG)ファイル及びその派生物である最も広範なさまざまな公的に入手可能なファイルを出版している。Telecordiaは月に一度ファイルをリリースしている。NPANXXが変更し、付加されまたは消去される日付がファイルに与えられる。ファイルは次の月に生じる変化を整合させるべく毎月更新されなければならない。
識別子によってインデックスされる識別子データベース100はいくつかのファイル、リストまたはデータベースから成る。電話関連実施例は好適には、NPANXX分割ファイル、LERG6ファイル、V&H座標ファイル、電話会社LIDB、ひとつまたはそれ以上の消費者データベース、及びネガティブデータベースを含む。この処理はブロック100の詳細な拡張と考えられる。他のデータベースは他の識別子実施例において利用される。
b.識別子連係キー変換処理/テーブル102
変換テーブル/処理の完全性、通用及び精度はすべてのアプリケーションの効率及び機能性にとって重要である。電話番号からDPCへの最も完全で、流通しかつ正確な変換を確立しかつ維持するために、好適にはテーブル/処理は交差検証用に複数のソースを使用する。さらに、ひとつの実施例において、テーブル/処理は規制された電話ネットワーク内の規制及び非規制エンティティの両方によって使用されるよう設計されているため、変換データは消費者が与えたネットワーク情報ではない。
電話番号対DPCマスターテーブルを確立しかつ維持するために4つの別々の処理が存在する。これらの処理は以下の通りである。
1.マスターテーブル検証レコードを与えるためのデータプロバイダに対する処理
2.検証レコードを供給したデータプロバイダからマスターテーブル更新レコードを確立するための処理
3.マスターテーブル更新予備処理
4.マスターテーブル更新処理
これらのマスターテーブル確立及び維持処理は“One Number Intelligent Call Processing System”と題する本出願人の米国特許第5,901,214号に説明されている。他の実施例はこの変換を実行するのに異なる方法を使用する。例えば、USPSアドレスはアドレス標準化及び符号化処理によってDPCコードに変換される。
c.空間キー104
ひとつの好適な空間キーはデータベースを一緒にリンクするのに使用されるUSPS DPCである。
d.空間キーによってインデックスされるUSPSアドレスデータベース106
市州ファイル及びZIP+4アドレス符号化ガイドであるDPC連係キーからUSPS CASS認証アドレスを確立するのに必要な2つのUSPSデータベースが存在する。各5桁の郵便番号に対してひとつの市州詳細レコードが存在し、各ユニークなZIP+4に対してひとつまたはそれ以上のZIP+4アドレス符号化ガイドレコードが存在する。ZIP+4アドレス符号化ガイドはひとつのZIP+4に関連する二次的アドレス範囲の複数のセットが存在する状況において複数のレコードを含む。
e.DUNS番号を含む空間キーによってインデックスされるビジネス及び行政位置データベース108
好適なビジネス及び行政位置ファイル108はDUNSファイルである。1千万以上のレコードファイルは、ビジネスまたは行政名称並びに物理的及びメールアドレスの両方(もし両方が異なる場合)を含む。各アドレスはDPC符号化ソフトウエアによって実行され、11桁の郵便番号は1桁のチェック数字を割り当てられる。これが連係キーになり、ファイルインデックスがこのキー上に作成される。
ファイル内で連係キーを捜すこと、及び位置のDUNS番号及び位置が高レベルの会社によって所有されている場合にはその親のDUNS番号を含む、連係キーに関連する位置レコードデータを検索することは基本的処理である。
f.DUNS番号によってインデックスされるビジネスデータベース110
その後、上(データベース108)で検索されたDUNS番号は代表取締役の名前及びクレジット履歴情報を得るためDUNS会社データベース110にアクセスするのに使用される。これは多くのタイプの企業間取引で非常に価値がある。
g.個人名及びID(社会保障番号)を含む空間キーによってインデックスされる世帯データベース112
好適な世帯データベース112はACXIOMのOMNIBASEデータベースである。この1億以上のレコードデータベースは連係キーであり、上記したようにインデックスされる。各世帯レコードに対してそれは世帯主の名前、世帯主の誕生日、推定世帯所得等のような多くの世帯特徴を含む。それはひとつまたはそれ以上の世帯と関連すると思われる2億6千5百万人とリンクする。各個人に対して、データベースは、名前、誕生日、社会保障番号、免許証番号及び他の類似データを含む。
OMNIBASEデータベース内に連係キーを捜すこと及び関連する世帯及び個人データを検索することは簡単な処理である。データベースからの階層連係キー検索の助けとなる他のアプリケーションは最近隣アプリケーションである。
カタログ会社用のAbacus及びこの同じ方法でアクセスされる保険会社用のEquifaxのような会社によって維持される消費者世帯消費及び詐欺データベースが存在する。
h.個人ID(社会保障番号)によってインデックスされる個人データベース114
TRW、Equifax及びTransUnion(TU)のような社会保障番号によってインデックスされる3つの主要な個人データベース114が存在する。好適データベースはTUデータベースである。個人の社会保障番号が上(データベース112)から検索されると、TUデータベースから社会保障番号に関連するクレジット及び公共レコードデータを検索する手段として社会保障番号を使用することは基本的な処理である。
R.L.Polkのような商業的ベンチャーはドライバーの免許番号を知っていることからそのドライバー免許番号データベースへのアクセスを与える。これが上記データベース112から検索されると、このデータにアクセスすることは基本的な処理である。このデータは運転履歴、及びある場合には車登録データへの連係を含む。世帯及び個人に関連する自動車モデルが車登録データから検索される。
i.連係キー対パーセル番号116
連係キーパーセル番号変換インデックス116は、資産アドレス、オーナーアドレス及びパーセル番号をDATAQUICKデータベースから抽出することによってACXIOMにより作成される。パーセル番号は、不動産に対する財産及び/または資産税を管理する政府機関のFIPSコード+局所的に割り当てられたパーセル番号である。アドレスは上記したように符号化された連係キーであり、パーセル番号変換データベースは以下のフィールドで作成され、連係キーによってインデックスされる。
連係キー
パーセル番号(政府機関コード+局所パーセル番号)
空間キータイプコード(O=オーナーまたはP=パーセル)
空間キーをこの変換データベース内へインデックスし、空間キーに関連するすべてのパーセル番号を検索することは簡単な処理である。
j.パーセル番号によってインデックスされる資産データベース118
ACXIOM DATAQUICKデータベースは、上記インデックス116から検索されたパーセル番号に基づくパーセル番号によってインデックスされる。オーナー、先取特権、担保量、担保貸手、購入日付のような情報は個々のパーセルまたはオーナーの税金アドレスに関連するすべてのパーセルに対して利用可能である。
k.連係キー対緯度及び経度120
好適な連係キー対緯度/経度データベース120はGDT ZIP+4対緯度/経度ファイルである。このデータベースは現在年4回更新される。緯度及び経度は100万分の1度でNAD83に与えられる。各レコードは緯度及び経度が割り当てられた、ZIP+4図心、ZIP+2図心、またはZIP図心のようなUSPS ZIP+4タイプ及び精度を含む。Geographic Data Technology, Inc.(GDT)から入手可能なDYNAMAP.RTMと呼ばれる強化されたTIGERファイルとマッチングすることによりZIP+4図心へ緯度及び経度符号化された約2千8百万のストリート、ファーム及び高層ZIP+4が存在する。このファイルはZIP+4によってインデックスされ、該ファイル上でZIP+4を探すこと及びZIP+4に関連する緯度及び経度を検索することは簡単な処理である。
GDTはまたZIP+6またはDPC対緯度/経度ファイルも与える。これは最も正確な変換ファイルであり、9桁から11桁へキーサイズを変更すること以外なんの修正もせずにシステムに組み込まれる。
l.緯度及び経度カッドツリーによってインデックスされる空間データベース122
多くの異なるソースから入手可能な多くのタイプの空間データベース122が存在する。概して、それらは、0-D、1-D及び2-Dデータベース並びにネットワークに分類される。用語0-D、1-D及び2-Dは次元の数に対応する。ゼロ次元データベースは2つまたはそれ以上のストリートが交差する緯度及び経度地点のような地点を含み、1次元データベースはひとつの交差点を次の交差点に結合するストリートセグメントのような、2つの緯度及び経度地点を直線で結合するラインセグメントのデータベースであり、2次元データベースは3点またはそれ以上の緯度及び経度点の多角形境界線によって定義される国勢調査ブロックのような多角形または円によって定義される区域のデータベースである。GISまたは空間ネットワークの一般的定義は関連する0-D、1-D及び2-Dデータベースを一緒にリンクさせるためのシステムである。例えば、GISネットワークは、どのストリートリンクが開始ストリートリンクと接続し、どのリンクまたは地点でリンクが交差し、どの区域でリンクが接しまたは交差するかを知るための手段を与える。空間データベースは他のデータベースと異なり、3つのコンポーネントを有する。それは空間データ、空間ネットワーク及び空間データネットワークインターフェースまたはアプリケーションプログラムインターフェース(API)である。
結果として、さまざまな強さ及び弱さを有する多くの異なる財産上の空間データベースネットワーク設計が存在する。残念ながら、空間データは歪み無くひとつのネットワークから他のネットワークへ常に移動できる訳ではなく、すべてのアプリケーションに対して最適な空間データベース及びネットワークは存在しない。
幸運にも、API予想から、ほとんどすべての空間データベースシステムはひとつまたはそれ以上の0-D、1-D及び/または2-D緯度及び経度定義入力を受信し、呼出しアプリケーションによって単純に扱われる結果を戻す。例えば、運転可能なストリート方向の区域及びマップ内で、好適な空間データベースシステムは、自動車ナビゲーションシステムに特殊化したETACである。ほとんどの主要な市場において、ETACはタイプごとにストリートを分類し、一方通行ストリート及び右折または左折制限の無いストリートを識別することによってTIGERファイルを強化した。ETACのストリート情報、ネットワーク設計及びAPIは、当初、ビットマップとして保存されたさまざまな解像度のストリートマップまたはテキスト形式で運転方向を与えるために作られた。これによりETACは運転可能方向及びストリートマップを与えることに関連するGISアプリケーションのクリアな供給業者になった。
一方、サポートされる一般的な空間データベースプラットフォーム及び空間データベース操作に関して、カリフォルニア州レッドランズにあるEnvironmental Systems Research Institute, Inc.(ESRI.RTM)はそのARCINFOと等しくない製品を有する。GDTのような多くの空間データベースプロバイダは、SMI及びMapInfoをサポートするフォーマットとともにARCINFOフォーマットでその空間データを与える。
多くの特殊化された空間データベース供給業者が存在する。例えば、Vista Environmentalは、地下貯蔵タンク位置、危険廃棄物こぼれ位置、危険材料貯蔵位置及び危険材料捨て場所地域用の0-D及び2-D環境データを与える。ショッピングセンター、預け入れ金融機関、種類ごとのレストラン、ATM、ドロップボックス、消火栓、気象台、交通情報エリア、洪水面、地震断層線、電力線等の空間データベースを有する他の空間データベースプロバイダが存在する。
これらすべてのデータベースからの情報は、緯度及び経度定義、情報リクエスト及び戻された情報フォーマットリクエストをGIS APIへ単純に送ることによってアクセス可能である。
m.連係キー対FIPSコード124
好適な連係キー対FIPSコード(国勢調査ブロック)データベース124はGDT ZIP+4対1990国勢調査ブロックファイルである。このファイルは現在年4回更新される。ZIP+4は毎月変わるが、国勢調査ブロックは10年ごとの国勢調査時に変わる。
このファイルはZIP+4によってインデックスされ、ファイル上でZIP+4を探すこと及びZIP+4に関連する国勢調査ブロックを検索することは簡単な処理である。極稀なケースで、ZIP+4に関連する2つまたはそれ以上の国勢調査ブロックが存在する。
n.FIPSコードによってインデックスされる国勢調査地理データベース126
国勢調査地理データベース126に関して、4つの異なるタイプが存在する。それは、最近の国勢調査データ、更新及び予測、地理人口システム及び国勢調査地理により報告された他のデータである。
最近の国勢調査の小さい地理区域データ用の好適ソースは米国国勢調査事務局である。それはSummary Tape Files (STF)と呼ばれる小区域データファイルの2つのセットを出版している。これらのファイルは、STF1データとして出版される100%カウントデータ及びSTF3データとして出版されるサンプルデータの2つの集合に分割される。STF1データは630万個の各々の国勢調査ブロック及びより高レベルの地理に利用可能である。各地理レコードは、人種及び年齢ごとの人口カウント並びに資産値ごとの世帯カウントのような数百の地理変数を含む。STF3ファイルは22万3千個の国勢調査ブロック集合及びより高レベルの地理に対して出版される。各地理レコードは、平均世帯所得並びに年齢及び所得ごとの世帯主のカウントのような付加的な数百の人口変数を含む。
更新及び予測に関して、等しい評判を有する2つの主要な供給業者が存在し、それはClaritas及びEquifax National Decision Systemsである。これらの供給業者は最近合併し、人口、世帯数、年齢別人口、所得別世帯数、所得別世帯主に対する今年の推定及び5年間予測並びにブロックグループ地理用の他のデータを与える。
Claritas及びEquifax National Decision Systemsは地理人口システムを与える。地理人口システムは、各地理区域が地理単位に関連する人口及び他の特性に基づく単一コードに分類されるところの分類システムである。地理人口システムにおいて、40から100個の連続数値コードが存在する。これらのシステムは最初は国勢調査地理に対してのみ有効であったが、現在は世帯レベルばかりでなく国勢調査地理及び郵便地理の両方に対して有効である。システムの価値は、個々の企業消費者データベース及びSimmons、National Panel Data (NPD)及びMediamark Research Institute (MRI)のような供給業者からの50000人のパネルメンバーを含む協同パネルデータベースが存在することである。消費者またはパネルメンバーアドレスに基づき、それは地理人口コードに割り当てられる。これらの消費者またはパネルメンバーは製品を購入したかまたは製品及びサービスに関する質問書に書き込んだ。これらのパネルデータベースは地理人口コード及び製品ごとに一覧表にされ、地理人口コードごとの購入率を有する数千個の製品及び/またはサービスの地理人口消費傾向テーブルを作成する。このデータは国勢調査地理データベース内のFIPSコードを探し、かつ地理人口コードを検索することによって簡単にアクセス可能である。その後、地理人口消費傾向テーブル内で地理人口コードを探すことによって、所望の製品またはサービスに対する消費傾向が検索または計算される。
Federal Deposit Insurance Company (FDIC)のような政府機関によって与えられる特別のデータベースが存在する。FDICは、すべてのFDIC制御貸出機関に対し、年齢、人種、借入額、借入状態及び申告者資産の国勢調査区ごとの住宅ローンに対するすべてのアプリケーションを報告するよう要求する。FDICは年4回電子フォームでこのデータを出版する。このデータは国勢調査区ごとに一覧表にされ、Claritas及びEquifaxのような会社によって与えられる。
すべての上記データは国勢調査地理データベース内のFIPSコードを探しかつ所望の依存データを検索することによって簡単にアクセス可能である。
o.連係キー対他のID128
国勢調査地理コード及び緯度/経度に加え、TIGERファイルは各ストリートリンクに対する選挙区コード及び学区コードも含む。ZIP+4対国勢調査ブロックファイルを作成するのにGDT及び他によって使用される同じ処理は、ZIP+4対選挙区ファイル及びZIP+4対学区ファイルを作るのに使用される。これらのファイルは、需要が少ないため予め作成されない。しかし、総選挙前にZIP+4対選挙区ファイルはGDTから最も入手されやすい。ZIP+4によってこのファイルをインデックスすることにより、ファイル上でZIP+4を探しかつZIP+4に関連する選挙区を検索することは単純な処理である。
加えて、TIGERファイルは地理座標とともに名前を含む他の情報のホストを含む。これは主要ビル、スタジアム、公園、交差点等のようなランドマークを含む。これらの地理的特徴は、音声認識アプリケーション用の基礎文法として使用するために名前ごとに並べられるリストを確立するのに使用される。さらに、その座標は各地理特徴に対してカッドツリーIDを形成するためにインターリーブされる。さらに、それは各地理特徴を最も近くのZIP+4へ割り当てることによりZIP+4のような空間的に近くの郵便IDと容易に関連付けられる。ストリート交差点の場合には、しばしばこれは地理特徴から等距離にある複数のZIP+4を導く。アプリケーションに依存して、特徴は複数のZIP+4IDを有するか、最低値を有するZIP+4のようなさまざまな手段によってひとつのみが選択される。空間連係キーを有するこれらの特徴を有することにより、音声認識データ捕捉アプリケーションにおいてダイナミック文法として使用される任意のサイズまたは形状の地理区域内の特徴のリストを確立することが標準的なGIS処理である。
p.選挙管区IDによりインデックスされる選挙管区のような他の地理データベース130
パーティ及び選挙区ごとに登録された選挙人の数を与える政府機関からの統計要約ファイルが存在する。例えば、総選挙が近づくに従い、パーティ及びニユース機関はさまざまな争点及び候補者に関する大衆の意見を調査する。800または900番号を使って、投票する発呼者またはウエブサイト有権者がリアルタイムで一覧表化され、発呼者の地区依存データが探され国内レベルの推定及び政党ごとの投票統計を与えるよう統計的にモデル化される。
q.連係キー対位置ID(DNIS依存消費者テーブル)132
この変換テーブルは消費者テーブル132と呼ばれ、それを確立するための方法は “Automatic Routing System for Telephonic Services”と題する本出願人の米国特許第5,506,897号に詳細に説明されている。要約すると、消費者テーブルレコードは、任意のサイズ及び形状の地理区域として定義されたサービス位置のサービス区域が空間的に内部に収まる各ZIP+4に対して作成される。この処理は各サービス区域に対して繰り返され、生成ファイルは保存され、消費者テーブルを作成するZIP+4によりインデックスされる。消費者テーブルはサービス位置IDを検索するためにZIP+4によりインデックスされる。DNISにより同定される消費者ごとにひとつの消費者テーブルが存在する。
r.位置IDによりインデックスされる任意のサイズまたは形状のサービス区域を有する消費者位置データベース134
これは位置IDによってインデックスされる基本的なサービス位置毎にひとつのレコードのデータベース134である。それは以下のようなあらゆるタイプのサービス位置データを含む。それは、名前、アドレス、緯度/経度、サービス区域タイプ及び緯度/経度定義、電話番号、FAX番号、E-mailアドレス、開店日及び時間、マイクロ区域方向、店舗プロモーション及びイベント、並びに店舗製品在庫またはメニュー及び価格である。DNISにより同定される消費者ごとにひとつの消費者位置データベース134が存在する。
B.入力装置から消費者データを収集
図5を参照し、入力装置から消費者データを収集する処理200が示される。処理200は開始状態202で始まり、その後入力装置が消費者データを要求するところの状態204へ移る。上記したように、入力装置はワイヤレス電話、テレビ、パーソナルコンピュータ、双方向音声応答システムまたは第三者データベースサーバーである。さらに、入力装置は3Com、Microsoft他によって作られたパーソナルデジタルアシスタントであってもよい。
入力装置が消費者データを受信するよう要求すると、処理200は連係キーパラメータ値が情報サーバー25へ送信されるところの状態208へ移る。その後処理200はLKIPVが連係キーへ変換されるところの状態210へ移る。
その後連係キーは連係キーによってインデックスされる消費者データの適当なデータベースにアクセスするよう状態214で使用される。そのようなデータベースの例は図4を参照して上記されている。その後処理200はデータベースからの消費者データが連係キーを使って検索されるところの状態216へ移る。その後処理200は消費者データが適当な装置へ送信されるところの状態220へ移る。
ひとつの例において、消費者データは発信入力装置へ送信される。他の例において、送信された消費者データは商人サーバーへ送られる。もちろん、発明の実施例は消費者データを受信する特定のシステムに限定されない点が認識されるべきである。
C.消費者データを商人へリンク
図6を参照して、消費者データを商人サーバーとリンクする処理300が説明されている。処理300は開始状態302で始まり、その後商人ウエブサイトに対し消費者によってページ要求がなされるところの状態304へ移る。その後処理300は消費者のブラウザが情報システムウエブサーバーへ接続されるところの状態306へ移る。ウエブサーバーへ接続するためのメカニズムは図2及び3に関連して上記された。例えば、リクエストされたページはウエブサーバー上に存在するリファレンスまたはイメージを含む。リクエストページが商人ウエブサイトから検索されると、消費者のブラウザは参照されたファイルまたはイメージをダウンロードするためにISウエブサーバーへ一時的に接続される。
状態306でブラウザがISウエブサーバーへ接続されると、処理300はISウエブサーバーが消費者のコンピュータからクッキーデータファイルを読もうとするところの状態308へ移る。その後状態312において、クッキーが消費者のコンピュータ上に見つかったか否かが決定される。
クッキーが消費者のコンピュータ上で発見されると、処理300はクッキーデータファイル内に保存された識別子がISウエブサーバーによって読み込まれるところの状態314へ移る。その後処理300は識別子に基づいて消費者データが外部または内部データベースから検索されるところの処理状態320へ続く。この処理は図7においてより完全に説明される。消費者データが処理状態320で検索されると、消費者データは状態324において商人ウエブサイトへ転送される。その後処理は終了状態330で終わる。
決定状態312においてクッキーデータファイルが消費者のコンピュータ上に発見されなかったという決定がなされると、処理300は識別子が消費者に知られているか否かの決定がなされるところの決定状態334へ移る。識別子が知られていなければ、処理300は終了状態330で終わる。しかし、フォームページから捕捉されるようにして識別子が知られていれば、処理300は識別子が消費者コンピュータへ書き込まれるクッキーデータファイルに組み込まれるところの状態336へ移る。その後処理300は識別子に基づいて消費者データを検索するために処理状態320へ続く。
図7を参照して、消費者データを検索する処理320がより完全に説明される。処理320は開始状態400で始まり、その後検索された識別子によっていずれのデータベースをサーチするかを決定する状態402へ移る。上記したように、システム10の一部である各商人サーバーは、その商人ウエブサイトにアクセスする各消費者に対する異なる消費者データを検索したいかもしれない。第1の商人は消費者の中央所得レベルを検索したいが、他の商人ウエブサイトはそのウエブサイトをサーチする消費者の平均年齢を検索したいかもしれない。
サーチする適当なデータベースが状態402で決定されると、決定状態406においてサーチするデータベースが情報システム25内にあるか否かの決定が為される。データベースが情報システム25内にあるという決定がなされると、処理300は商人によって要求されるデータのタイプが決定されるところの状態410に移る。例えばこれは商人及び商人がそのウエブサイトにアクセスする各消費者に対して要求する所望のデータのデータベースを維持することにより計算される。状態410で決定がなされると、処理320は要求されたデータがデータベースから検索されるところの状態412へ移る。その後状態416においてさらにデータが要求されているか否かの決定が為される。例えば、ある商人はそのウエブサイトに添付した各消費者に関するいくつかのデータベースからデータを要求するかもしれない。さらにデータが要求されないことが決定されれば、処理320は終了状態420で終わる。
決定状態406においてサーチに必要なデータベースが内部に無いことが決定されると、処理320はISウエブサーバーが適当な外部データベースに接続するところの状態424に移る。この接続はTCP/IPまたは他の周知の通信プロトコルのような標準的なプロトコルを使って専用または非専用通信ラインを通じて為されることが理解されるべきである。
本発明はここに説明された本質的な特徴から離れることなく他の特定の形式で実施され得る。上記された実施例はすべての点において例示に過ぎず、あらゆる意味で限定するものではないと考えられるべきである。発明の態様は上記説明ではなく特許請求の範囲によって示される。
図1は、消費者と商人との間でデータをリンクするためのシステムを示すブロック図である。 図2は、データをリンクするためのシステム内で消費者を識別するのに埋め込みイメージを使うための処理を示すブロック図である。 図3は、データをリンクするためのシステム内で消費者を識別するのにインターネットクッキーデータファイルを使うための処理を示すブロック図である。 図4は、連係キーを消費者データにリンクさせるためのデータベースシステムを示すブロック図である。 図5は、入力装置から消費者データを検索するための処理を示すフロー図である。 図6は、インターネットを通じて消費者と商人との間でデータをリンクさせるための処理を示すフロー図である。 図7は、図6のクッキー処理において保存された連係キーに基づく消費者データの検索を示すフロー図である。

Claims (42)

  1. 話し手に関する捕捉情報に基づいて通信ネットワーク内で音声を認識する方法であって、
    通信ネットワークを通じて与えられた話し手に関連する識別子を捕捉する工程と、
    話し手の声表現を捕捉する工程と、
    捕捉された識別子に基づいて複数のレコードからレコードのサブセットを選択する工程と、
    捕捉された声表現及びレコードのサブセットから決定された情報に基づいて、声表現に関連する情報を決定する工程と、
    から成る方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、話し手に関連する識別子を捕捉する工程は、話し手からの入力無しで与えられる情報を自動的に捕捉する工程から成る、ところの方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、話し手に関連する識別子は空間的情報から成る、ところの方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、捕捉された識別子に基づいてレコードのサブセットを選択する工程は捕捉された識別子に空間的に関連するレコードのサブセットを選択する工程から成る、ところの方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、声表現に関連する情報を決定する工程は話し手の同定を検証する工程から成る、ところの方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、捕捉工程は第1サーバーによって実行され、決定工程は第1サーバーと異なる第2サーバーによって実行される、ところの方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、さらに捕捉された識別子に基づいて連係キーを決定する工程から成る、ところの方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、さらに捕捉された声表現に基づいて連係キーを決定する工程から成る、ところの方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、連係キーは地理的位置を定義する空間キーである、ところの方法。
  10. 請求項8に記載の方法であって、さらに話し手に関連する情報を得るために連係キーを使用する工程から成る、ところの方法。
  11. 請求項1に記載の方法であって、識別子は電話番号から成る、ところの方法。
  12. 請求項1に記載の方法であって、識別子はアドレス情報から成る、ところの方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、アドレス情報はストリートアドレス、メールアドレス、郵便番号、電子メールアドレス、インターネットアドレス及びウエブアドレスのひとつまたはそれ以上を含む、ところの方法。
  14. 請求項1に記載の方法であって、識別子は位置情報から成る、ところの方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、位置情報はV&H座標対、緯度/経度情報、ストリートアドレス及び空間キーのひとつである、ところの方法。
  16. 請求項1に記載の方法であって、声表現は名前である、ところの方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、名前は、名、姓、ストリート名、市名、州名、国名のひとつまたはそれ以上を含む、ところの方法。
  18. 請求項1に記載の方法であって、声表現は数である、ところの方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、数は、電話番号、郵便番号、社会保障番号またはデータベースインデックスのひとつである、ところの方法。
  20. 請求項1に記載の方法であって、決定工程は、識別子に基づいて、声表現に関連する情報を含むレコードにインデックスする工程から成る、ところの方法。
  21. 話し手に関連する捕捉情報に基づいて通信ネットワーク内で音声を認識する方法であって、
    レコードの第1サブセットからレコードを選択する工程であって、該レコードは複数の項目を表すところの工程と、
    選択されたレコードによって表される複数の項目から特定の項目を識別するためにレコードの第2サブセットが要求されることを選択されたレコードから決定する工程と、
    レコードの第2サブセットから特定の項目を識別するための情報を与えるよう話し手に促がす工程と、
    特定の項目を表す音声を捕捉する工程と、
    レコードの第2サブセットに基づいて捕捉された音声をダイナミック文法と比較する工程と、
    から成る方法。
  22. 請求項21に記載の方法であって、レコードの第1サブセットはストリートアドレス情報から成り、レコードの第2サブセットは特定のストリートアドレスに関連する二次アドレス情報から成る、ところの方法。
  23. 話し手に関連する捕捉情報に基づいて通信ネット−ワーク内で音声を認識するためのシステムであって、
    通信ネットワークを通じて与えられた話し手に関連する識別子を捕捉する手段と、
    話し手の声表現を捕捉する手段と、
    捕捉された識別子に基づいて複数のレコードからレコードのサブセットを選択する手段と、
    捕捉された声表現及びレコードのサブセットから決定された情報に基づいて、声表現に関連する情報を決定する手段と、
    から成るシステム。
  24. 請求項23に記載のシステムであって、話し手に関連する識別子を捕捉する手段は、話し手からの入力無しで与えられる情報を自動的に捕捉する手段から成る、ところのシステム。
  25. 請求項24に記載のシステムであって、話し手に関連する識別子は空間的情報から成る、ところのシステム。
  26. 請求項25に記載のシステムであって、捕捉された識別子に基づいてレコードのサブセットを選択する手段は捕捉された識別子に空間的に関連するレコードのサブセットを選択する手段から成る、ところのシステム。
  27. 請求項26に記載のシステムであって、声表現に関連する情報を決定する手段は話し手の同定を検証する手段から成る、ところのシステム。
  28. 請求項23に記載のシステムであって、捕捉する手段は第1サーバーによって実行され、決定する手段は第1サーバーと異なる第2サーバーによって実行される、ところのシステム。
  29. 請求項23に記載のシステムであって、さらに捕捉された識別子に基づいて連係キーを決定する手段から成る、ところのシステム。
  30. 請求項23に記載のシステムであって、さらに捕捉された声表現に基づいて連係キーを決定する手段から成る、ところのシステム。
  31. 請求項30に記載のシステムであって、連係キーは地理的位置を定義する空間キーである、ところのシステム。
  32. 請求項30に記載のシステムであって、さらに話し手に関連する情報を得るために連係キーを使用する手段から成る、ところのシステム。
  33. 請求項23に記載のシステムであって、識別子は電話番号から成る、ところのシステム。
  34. 請求項23に記載のシステムであって、識別子はアドレス情報から成る、ところのシステム。
  35. 請求項34に記載のシステムであって、アドレス情報はストリートアドレス、メールアドレス、郵便番号、電子メールアドレス、インターネットアドレス及びウエブアドレスのひとつまたはそれ以上を含む、ところのシステム。
  36. 請求項23に記載のシステムであって、識別子は位置情報から成る、ところのシステム。
  37. 請求項36に記載のシステムであって、位置情報はV&H座標対、緯度/経度情報、ストリートアドレス及び空間キーのひとつである、ところのシステム。
  38. 請求項23に記載のシステムであって、声表現は名前である、ところのシステム。
  39. 請求項38に記載のシステムであって、名前は、名、姓、ストリート名、市名、州名、国名のひとつまたはそれ以上を含む、ところのシステム。
  40. 請求項23に記載のシステムであって、声表現は数である、ところのシステム。
  41. 請求項40に記載のシステムであって、数は、電話番号、郵便番号、社会保障番号またはデータベースインデックスのひとつである、ところのシステム。
  42. 請求項23に記載のシステムであって、決定する手段は、識別子に基づいて、声表現に関連する情報を含むレコードにインデックスする手段から成る、ところのシステム。
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