JP2005513170A - パーフルオロアルキル基を有する電気活性フルオレンポリマー、かかるポリマーを調製する方法およびかかるポリマーで製造されたデバイス - Google Patents

パーフルオロアルキル基を有する電気活性フルオレンポリマー、かかるポリマーを調製する方法およびかかるポリマーで製造されたデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2005513170A
JP2005513170A JP2002587490A JP2002587490A JP2005513170A JP 2005513170 A JP2005513170 A JP 2005513170A JP 2002587490 A JP2002587490 A JP 2002587490A JP 2002587490 A JP2002587490 A JP 2002587490A JP 2005513170 A JP2005513170 A JP 2005513170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
group
aryl
heteroaryl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002587490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005513170A5 (ja
Inventor
ピー.アックカート フランク
エドワード フェイリング アンドリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2005513170A publication Critical patent/JP2005513170A/ja
Publication of JP2005513170A5 publication Critical patent/JP2005513170A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/02Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/12Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/122Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

本発明は一般にパーフルオロアルキル化フルオレンポリマーに関する。それはさらに該ポリマーを調製する方法および該ポリマーで製造されるデバイスに関する。

Description

本発明は、パーフルオロアルキル基を有する電気活性フルオレンポリマーに、およびかかるポリマーを生産する方法に関する。本発明はさらに、その中にかかるポリマー材料を含む電子デバイスに関する。
有機電子デバイスは、多数の異なる種類の電子機器中に存在する。すべてのかかるデバイスにおいて、有機活性層が2つの電気接触層の間に挟まれている。有機電子デバイスの例には、ディスプレイを構成する発光ダイオード(LED)のような、発光するデバイスが含まれる。LEDにおいて、電気接触層の少なくとも1つは、光が電気接触層を通過できるように光透過性である。有機活性層は、電気接触層中に電気を印加すると、光透過性の電気接触層を通して光を発する。
発光ダイオードの活性構成成分として有機エレクトロルミネセンス化合物を使用することはよく知られている。アントラセン、チアジアゾール誘導体、およびクマリン誘導体のような簡単な有機分子がエレクトロルミネセンスを示すことが知られている。幾つかのクラスのルミネセンスポリマーもまた開示されてきた。これらには、例えば、ポリ(1,4−フェニレンビニレン)および誘導体、ポリチオフェン、特に、ポリ(3−アルキルチオフェン)、ならびにポリ(p−フェニレン)が含まれる。米国特許公報(特許文献1)および米国特許公報(特許文献2)におけるように、ポリフルオレンのアルキルおよびジアルキル誘導体もまた開示されてきた。
米国特許第5,708,130号明細書 米国特許第5,900,327号明細書 米国特許第5,962,631号明細書 PCT出願公開WO 00/53565号パンフレット 米国特許第4,356,429号明細書 米国特許第4,539,507号明細書 米国特許第5,247,190号明細書 米国特許第5,408,109号明細書 米国特許第5,317,169号明細書 山本(Yamamoto)著、Progress in Polymer Science(ポリマー科学の進歩) 17(1992)、1153ページ。 Colonら著、Journal of Polymer Science,Part A,Polymer chemistry Edition(ポリマー科学ジャーナル、パートA、ポリマー化学編) 28(1990)、367ページ。 N.カミガタ(Kamigata)、T.フクシマ(Fukushima)、M.吉田(Yoshida)著、J.Chem.Soc.Perkin Trans.1(1989)、1559ページ。 「Flexible light−emitting diodes made from soluble conducting polymer(可溶な導電性ポリマーから製造された柔軟な発光ダイオード)」、Nature 357(1992年6月11日)、477−479ページ。 Markus,John著、「Electronics and Nucleonics Dictionary(電子工学および核工学辞典)」、McGraw−Hill社、1966年、470および476ページ。 G.Yu.K.Pakbaz、A.J.Heeger著、「Optocoupler made from semiconducting polymers(半導体ポリマーから製造されたオプトカプラー)」、Journal of Electronic Materials(電子材料ジャーナル)22(1994)、925−928ページ。 J.J.M.Hallら(ケンブリッジグループ)著、「Efficient Photodiodes from Interpenetrating Polymer Networks(相互透過性ポリマーネットワーク製の効率のよいフォトダイオード)」、Nature 376(1995)、498−500ページ。
改善された効率を有する光活性化合物とそれらを調製する方法とを求める継続的要求がある。
本発明は、芳香環上にパーフルオロアルキル置換基を有する、フルオレンおよびフルオレン誘導体のポリマーに関する。
一実施形態において、フルオレンポリマーは、図1に示される式Iを有する1種または複数種のモノマー単位を含むポリマーであって、
式中、
Rは、各出現時に同じまたは異なるものであり得る、芳香環中の炭素原子上の置換基であり、かつ、水素、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、F、−CN、−OR、−CO、−CΨθλ、−OCΨθλ、−SR、−N(R、−P(R、−SOR、−SO、−NO、ならびに図12に示されるおよび「式XII」のもとで下にさらに記載されるような式XIIを有するベータ−ジカルボニルから選択され、または
隣接するR基は一緒になってシクロアルキル、アリール、およびヘテロアリール環から選択される5−もしくは6員環を形成することができ、
ここで、Rは、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択され、および
Ψは1と20との間の整数であり、かつ、θおよびλは、下の等式A1:
θ+λ=2Ψ+1 (等式A1)
を満足する整数であり、
は、各出現時に同じまたは異なるものであり得る、芳香環中にない炭素原子上の置換基であり、かつ、水素、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよび−CΨθλから選択され、

ただし、フルオレンポリマーは、式−CΨ2Ψ+1(ここで、Ψは上で定義されるようなものである)を有する少なくとも1つのR置換基を含む。
別の実施形態において、フルオレンポリマーは、図1に示される式Iを有する少なくとも1種の第1モノマー単位と、少なくとも1種の第2のモノマー単位とを含み、該第2モノマー単位は、(i)図2に示される式IIを有する芳香族基、(ii)図6に示される式IIIを有する6員環複素芳香族基、(iii)図7に示される式IVを有する5員環複素芳香族基、(iv)図8に示される式Vを有する芳香族基、(v)図9に示される式VIから式VIII、図10に示される式IXから式XIを有する二価の縮合環芳香族基、および(vi)それらの組合せから選択され、
ここで、
式II、III、IV、V、VI、VII、VIIIおよびIXのそれぞれにおいて:
R、R、R、Ψ、θおよびλは、式Iにおいて上に定義された通りであり、
Eは、各出現時に同じまたは異なるものであることができ、かつ、単結合またはアリーレンおよびヘテロアリーレンから選択される結合基であり、
式IVにおいて:
Aは各出現時に独立してCまたはNであり、かつ、γは0または1もしくは2から選択される整数であり、ここで、両AがNである場合、γは0であり、またはAの1つがNでありかつAの1つがCである場合、γは1であり、または両AがCである場合、γは2であり、
QはO、S、SOまたはNRであり(ここで、
は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択される)、
式Vにおいて:
はカルボニル基、O、S、SO、またはNRであり(ここで、
は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択される)、
WはH、アルキルもしくはヘテロアルキルであり、またはWの両方が一緒になって1つの単結合を表すことができ、
式VIにおいて:
2つのEは1,4−、1,5−、1,8−、2,3−、または2,6−位にあり、
式VIIにおいて:
2つのEは1,4−、1,5−、1,8−、2,3−、2,6−、または9,10−位にあり、
式VIIIにおいて:
第1のEは1、2、または3位にあり、第2のEは6、7、または8位にあり、
式IXにおいて:
第1のEは2、3、または4位にあり、第2のEは7、8、または9位にあり、ならびに、
式XIIにおいて:
は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択され、
δは0または1から12の整数であり、
ただし、フルオレンポリマーは、式−CΨ2Ψ+1(ここで、Ψは上に定義された通りである)の少なくとも1つのR置換基を含む。
本発明はさらに、パーフルオロアルキル基を有するフルオレンポリマーを調製する方法であって、
図1に示される式Iを有する少なくとも1種のモノマー単位を有するポリマーを形成する工程と、
ルテニウム(II)触媒の存在下において、該ポリマーを、(i)ヨウ化パーフルオロアルキルおよび(ii)塩化パーフルオロアルキルスルホニルから選択されるパーフルオロアルキル化剤で処理する工程と
を含む方法に関する。
本発明はさらに、上のパーフルオロアルキル化フルオレンポリマーを含む少なくとも1つの発光層を有する有機電子デバイスに関する。
本明細書で用いられるように、用語「アルキル」は、脂肪族炭化水素に由来する基を意味することを意図され、非置換であってもまたは置換されていてもよい直鎖、分枝および環状基を含む。用語「ヘテロアルキル」は、主鎖中に少なくとも1個のヘテロ原子を有する脂肪族炭化水素に由来する基であって、非置換であってもまたは置換されていてもよい基を意味することを意図される。用語「アリール」は、非置換であってもまたは置換されていてもよい、芳香族炭化水素に由来する基を意味することを意図される。用語「ヘテロアリール」は、少なくとも1個のヘテロ原子を含む芳香族基に由来する基であって、非置換であってもまたは置換されていてもよい基を意味することを意図される。用語「アリーレン」は、結合の2ポイントを有する芳香族炭化水素に由来する基であって、非置換であってもまたは置換されていてもよい基を意味することを意図される。用語「ヘテロアリーレン」は、少なくとも1個のヘテロ原子を有し、結合の2ポイントを有する芳香族基に由来する基であって、非置換であってもまたは置換されていてもよい基を意味することを意図される。句「に隣接する」は、デバイス中の層に言及するのに用いられる場合、一層がもう1つの層の直ぐ隣にあることを必ずしも意味しない。他方、句「隣接するR基」は、化学式で互いに隣にあるR基(すなわち、結合によって結ばれた原子上にあるR基)に言及するのに用いられる。用語「フルオレンポリマー」および「パーフルオロアルキル化フルオレンポリマー」は、ホモポリマーおよび共重合体の両方を意味することを意図される。用語「ベースフルオレンポリマー」は、いかなるパーフルオロアルキル基も持たないフルオレンポリマーを意味することを意図される。用語「光活性の」は、エレクトロルミネセンスおよび/または感光性を示す任意の材料に関係する。用語「電気活性の」は、正孔輸送/注入特性、電子輸送/注入特性、エレクトロルミネセンス、および/または感光性を示す任意の材料に関係する。用語「モノマー単位」は、ポリマー中の繰り返し単位を言う。さらに、周期表の族が左から右へ1〜18として番号をつけられるIUPAC番号つけシステムが全体にわたって用いられる(CRC Handbook of Chemistry and Physics(化学および物理学のCRCハンドブック) 第81版、2000年)。
本発明のフルオレンポリマーは、少なくとも1種のフルオレンベースのモノマー単位(式I)を含み、かつ、ポリマー中の芳香環の少なくとも1つが少なくとも1つのパーフルオロアルキル基で置換されている、他の芳香族モノマー単位(式II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、およびXI)を含んでもよい。
(第1モノマー単位)
ベースフルオレンポリマーは、図1に示される式Iを有する第1モノマー単位を少なくとも有する。フルオレンポリマーは、式Iを有する2種以上の異なるモノマー単位の共重合体であり得る。好ましいR基は、1〜30個の炭素原子を有するアルキル基、1〜30個の炭素原子と1個または複数個のS、N、またはOのヘテロ原子とを有するヘテロアルキル基、6〜20個の炭素原子(あるいはまた、6〜18個の炭素原子)を有するアリール基、および2〜20個の炭素原子(あるいはまた、2〜18個の炭素原子)と1個または複数個のS、N、またはOのヘテロ原子とを有するヘテロアリール基である。好適なR基の例には、n−およびイソ−ブチル、ペンチル、直鎖および分枝の両方の、ヘキシル、2−エチルヘキシルをはじめとするオクチル、オレフィン性不飽和ありおよびなしの、ヘキサデシルまでのおよびそれより上のもの、フェニル、チオフェン、カルバゾール、アルコキシ、フェノキシおよびシアノ基が含まれる。フルオレンモノマー単位のフェニル環上のより好ましいR基は、H、C〜C12アルコキシ(あるいはまた、C〜CアルコキシまたはC〜C12アルコキシ)、フェノキシ、C〜C12アルキル(あるいはまた、C〜CアルキルまたはC〜C12アルキル)、フェニルまたはシアノである。
好ましいR基は、1〜30個の炭素原子を有するアルキル基、および1〜30個の炭素原子と1個または複数個のS、N、またはOのヘテロ原子とを有するヘテロアルキル基である。より好ましいR基は、直鎖のC〜C12アルキル(あるいはまた、直鎖のC〜C10アルキル)および分枝のC〜C12アルキル(あるいはまた、分枝のC〜C10アルキル)から選択される。
好適な第1モノマー単位の例は、図1で式I(a)として示される。
(第2モノマー単位)
式II、III、IV、V、VI、VII、VIII、およびIX(ここで、E結合基の任意の1個または複数個はヘテロアリーレンから選択され、その時該アリーレンは図12に示される式XIIIおよびXIVを有する基から選択されることができる、ここで、
式XIIIにおいて:
Rは、I、II、III、IV、V、VI、VII、VIIIからXIのそれぞれについて上に記載されたようなものであり、
は単結合であり、
式XIVにおいて:
RおよびQは、I、II、III、IV、V、VI、VII、VIIIからXIのそれぞれについて上に記載されたようなものであり、および
は単結合である)
のそれぞれにおいて、
(式II)
第2モノマー単位は、図2、式IIに示される構造を有する芳香族基であり得る。R基は好ましくは
水素、
アルキル、
アリール、
ヘテロアルキル、
ヘテロアリール、
F、
−CN、
−NO
図12に示される式XIIを有し、さらに上に記載されたようなベータ−ジカルボニル、
−CΨθλ
−OCΨθλ、ならびに
−P(R、−SOR、−OR、−CO、−SR、−N(R、および−SOから選択され、ここで、Rは1〜20個の炭素の直鎖もしくは分枝アルキルまたは直鎖もしくは分枝ヘテロアルキルであるか、または
隣接するR基は一緒になって、シクロアルキル環、アリール環およびヘテロアリール環から選択される5−もしくは6員環を形成することができる。
あるいはまた、式II中のR基は、
1〜12個の炭素原子を有するアルキル基、
1〜12個の炭素原子を有する部分的にまたは完全にフッ素化されたアルキル基、特にCF
6〜20個の炭素原子を有するアリール基、
4〜20個の炭素原子を有し、かつ、O、S、またはNで置換されたヘテロアリール基、
1〜12個の炭素原子を有するアルコキシ基、および
3〜15個の炭素原子を有するエステル
から選択される。
式IIの好適な第2モノマー単位の例は、図3から5で式II(a)からII(z)(ここで、
式II(v)からII(y)において:
Rは、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIIIからXIのそれぞれについて上に記載されたようなものである)
として示される。
(式III)
あるいはまた、第2モノマー単位は、図6、式IIIに示される構造を有する二価の6員環複素芳香族基であり得る。好ましいR基は、水素、C〜C12アルキル基(あるいはまた、C〜Cアルキル基またはC〜C12アルキル基)、C〜C20アリール基、およびC〜C20ヘテロアリール基である。好適なE結合基の例には、ピリジンジイル(−CN−)およびビピリジンジイル(−CN−CN−)が含まれる。
式IIIを有する好適な第2モノマー単位の例は、図6で式II(a)からIII(g)として示される。
(式IV)
あるいはまた、第2モノマー単位は、図7、式IVに示される構造を有する5員環複素芳香族基であり得る。好ましいR基は水素、C〜C12アルキル基(あるいはまた、C〜Cアルキル基またはC〜C12アルキル基)、C〜C20アリール基(あるいはまた、C〜C10アリール基)、およびC〜C20ヘテロアリール基(あるいはまた、C〜C10ヘテロアリール基)、より好ましくはC〜C12アリール基である。好適なE結合基の例には、ピロールジイル(−CN−)およびチオフェンジイル(―CS―)が含まれる。
式IVの好適な第2モノマー単位の例は、図7で式IV(a)からIV(h)(ここで、
式IV(a)において:
Rは、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIIIからXIのそれぞれについて上に記載されたようなものであり、および
式IV(h)において:
は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択される)
として示される
(式V)
あるいはまた、第2モノマー単位は図8、式Vに示される構造を有する芳香族であり得る。R基は好ましくは水素、C〜C12アルキル基(あるいはまた、C〜Cアルキル基またはC〜C12アルキル基)、C〜C20アリール基(あるいはまた、C〜C10アリール基)、およびC〜C20ヘテロアリール基(あるいはまた、C〜C10ヘテロアリール基)である。好ましくは2つのWは1つの単結合を表す。
このタイプの好適な第2モノマー単位の例は、式V(a)から式V(e)の構造を有し、
ここで、
式V(a)、V(b)において:
Rは式I、II、III、IV、V,VI、VII、VIIIからXIのそれぞれについて上に記載されたようなものであり、および
式V(e)において:
は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択される。
(式VIからXI)
あるいはまた、第2モノマー単位は、図9、式VIからVIII、および図10、式IXからXIに示される構造を有する二価の縮合環芳香族基であり得る。R基は好ましくは水素、C〜C20アルキル基(あるいはまた、C〜Cアルキル基またはC〜C12アルキル基)、C〜C20アリール基、およびC〜C20ヘテロアリール基である。
式VIにおいて、Eは好ましくは1,4−、1,5−、1,8−、2,3−、または2,6−位にある。式VIを有する好適な第2モノマー単位の例は、図9、式VI(a)からVI(d)に示される。
式VIIにおいて、Eは好ましくは1,4−、1,5−、1,8−、2,3−、2,6−、または9,10−位にある。式VIIを有する好適な第2モノマー単位の例は、図10、式VII(a)に示される。
本発明の共重合体において、R基は本質的にポリマー主鎖からの側鎖である。従って、R基の最終的な選択は、これらの側鎖が最終ポリマーの特性で果たすかもしれない役割を考慮すべきである。これらの特性には、鎖間相互作用を高めるまたは減らすため、有機溶剤への溶解性を誘発するため、ブレンド中でホストポリマーとの相溶性を誘発するため、イオンを溶媒和するように高い誘電率を誘発するため、イオン移動度を高めるためなどの電子特性、溶解度特性、加工特性、フィルム形成特性が含まれる。さらに、R基が置換されている場合、かかる置換基の立体効果が置換基選択の際に考慮されるべきである。
本発明のフルオレンポリマーにおいて、第2モノマー単位の2種以上が第1モノマー単位と共に存在することができる。第1モノマー単位対少なくとも1種の第2モノマー単位の相対的モル割合は、99.9:0.1〜1:99または99.5:0.5〜10:90、あるいはまた99:1〜20:80、およびさらにあるいはまた99:1〜50:50であり得る。分子量は、数千から数十万まで変わり得る。ポリマーの形成におけるモノマーの組入れは、ランダムであるまたは制御することができ、ランダム共重合体、交互共重合体およびブロック共重合体を含むが、これらに限定されない共重合体をもたらす。
本発明のフルオレンポリマーは、式−CΨ2Ψ+1(ここで、Ψは1〜20、好ましくは1〜12の整数である)を有する少なくとも1つのR置換基を含有する。パーフルオロアルキル基は、芳香環上の置換基である。パーフルオロアルキル置換を有するモノマー単位の割合は、一般に5〜100モルパーセント、好ましくは10〜50モルパーセントの範囲にある。
(方法)
本発明のパーフルオロアルキル化フルオレンポリマーは、先ずパーフルオロアルキル化モノマーを形成し、次にポリマーを形成するために重合することによって調製することができる。しかしながら、かかるアプローチは、各モノマーについて別個の合成を必要とし、それは困難であり得る。本発明の別の実施形態において、パーフルオロアルキル化フルオレンポリマーの調製のためのより万能の方法であって、先ずベースフルオレンポリマーを調製する工程と、次に該ベースポリマーを、パーフルオロアルキル基をポリマーの芳香環へ導入することができる材料で処理する工程とを含む方法が提供される。
ベースフルオレンポリマーを形成するための重合は、一般に、3つの公知の合成ルートによって実施することができる。(非特許文献1)に記載されるような第1の合成方法では、モノマー単位のジハロ、好ましくはジブロモ誘導体が、化学量論量の、ビス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル(0)のようなゼロ価のニッケル化合物と反応させられる。(非特許文献2)に記載されているような第2の方法では、モノマー単位のジハロ誘導体が、二価のニッケルイオンをゼロ価のニッケルに還元することができる化学量論量の物質の存在下に触媒量のNi(II)化合物と反応させられる。好適な物質には、亜鉛、マグネシウム、カルシウムおよびリチウムが含まれる。米国特許公報(特許文献3)および(特許文献4)に記載されているような第3の合成方法では、一モノマー単位のジハロ誘導体が、テトラキス(トリフェニルホスフィン)Pdのような、ゼロ価のパラジウム触媒の存在下に、ホウ酸、ホウ酸エステル、およびボランから選択される2個の反応性基を有する別のモノマー単位の誘導体と反応させられる。この第3の反応は、相間移動触媒を必要とする2相媒体中で起こり得る。
本発明の幾つかの実施形態において、ポリマーは、反応性末端基を非反応性末端基に変換するためにエンドキャッピング化合物と反応させることができる。エンドキャッピング化合物は、一般に、前もって形成されたポリマーに加えられ、重合反応を終わらせる。エンドキャッピング化合物は、一般に、たった一つのハライド基またはホウ酸またはエステル基を有する芳香環のような、たった一つの反応性基を有する芳香族化合物である。好適なエンドキャッピング化合物の例には、9−ブロモアントラセン、4−ブロモ−1,2−ジメトキシベンゼン、1−ブロモピレン、ヨードベンゼン、ブロモベンゼン、2−ブロモ−9−フルオレノン、ベンゼンホウ酸、および4−メチルベンゼンホウ酸が含まれる。エンドキャッピング基はまた、電荷輸送特性および色ずれのような官能性を追加するようにデザインされてもよい。それはまた鎖間凝集に影響を及ぼすかもしれない。
ベースフルオレンポリマーが形成された後、それは、ルテニウム(II)触媒の存在下において、(i)ヨウ化パーフルオロアルキルおよび(ii)塩化パーフルオロアルキルスルホニルから選択されるパーフルオロアルキル化剤と反応させられる。
好適なヨウ化パーフルオロアルキルには、直鎖、分枝または環状であってもよい、1〜20個、好ましくは1〜12個の炭素原子を有するものが含まれる。多数のヨウ化パーフルオロアルキルが商業的に入手可能である。他は、周知の合成技術によって製造することができる。
好適な塩化パーフルオロアルキルスルホニルには、直鎖、分枝または環状であってもよい、1〜20個、好ましくは1〜12個の炭素原子を有するものが含まれる。多数の塩化パーフルオロアルキルスルホニルが商業的に入手可能である。他は、周知の合成技術によって製造することができる。
好適なルテニウム(II)触媒は、ホスフィン、特にトリフェニルホスフィン、一酸化炭素、シクロオクタジエン、塩化物、および水素化物のような配位子との中性有機金属錯体である。好ましい触媒は、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)である。多数のルテニウム(II)触媒が商業的に入手可能である。他は、例えば(非特許文献3)に開示されるような、周知の合成技術によって製造することができる。
パーフルオロアルキル化反応は、一般に、パーフルオロアルキル化剤と反応しない、ベースフルオレンポリマーがそれに少なくとも部分的に可溶である溶媒中で実施される。好適な溶媒の例には、クロロベンゼン類のような電子不足芳香族化合物が含まれる。より高い反応温度が必要とされる場合、より高い沸点の溶媒が使用される。反応は一般に、窒素下のような不活性雰囲気中で実施される。温度は一般に約100℃〜250℃である。反応時間は約1時間〜3日に変わり得る。反応生成物は、抽出または第2溶媒での沈殿、および乾燥のような公知技術を用いて単離することができる。
得られた生成物は、ポリマー中の芳香環の少なくとも幾つかの上にパーフルオロアルキル基が置換されているであろう。ポリマー当たりのパーフルオロアルキル置換基の数およびそれらの位置、すなわち、どの芳香族基が置換されるかは、ポリマーを構成するモノマー単位の化学反応性に依存する。立体効果は一要因であろう。
フルオレンポリマーおよび共重合体のパーフルオロアルキル化は、ポリマーの電子的特性に影響を及ぼす。パーフルオロアルキル化フルオレンポリマーは、より電子不足であり、より低いLUMOレベルを有する。これは、ポリマーの導電性を増加させ、電子注入/輸送を促進する。パーフルオロアルキル化はまた、ポリマーフィルムの溶解性、加工性、およびモルホロジーのような他のポリマー特性にも影響を及ぼすであろう。
(電子デバイス)
本発明はまた、2つの電気接触層の間に置かれた少なくとも1つの光活性層を含む電子デバイスであって、それの少なくとも1つの電気活性層が本発明の共重合体を含むデバイスにも関する。図13に示されるように、典型的なデバイス100は、アノード層110およびカソード層150と、アノード110とカソードとの間に電気活性層120、130および任意に140とを有する。アノードに正孔注入/輸送層120が隣接している。カソードに、電子輸送材料を含む任意の層140が隣接している。正孔注入/輸送層120とカソード(または任意の電子輸送層)との間に光活性層130がある。本発明の共重合体は、正孔注入/輸送層120においておよび/または光活性層130および/または任意の電子注入/輸送層140において有用であり得る。
デバイスは一般にまた、アノードまたはカソードに隣接し得る支持体(示されていない)をも含む。もっとも頻繁には、支持体はアノードに隣接する。支持体は、柔軟または硬質である、有機または無機であることができる。一般に、ガラスまたは柔軟な有機フィルムが支持体として使用される。アノード110は、正電荷キャリアを注入するまたは集めるのに特に効率のよい電極である。アノードは好ましくは金属、混合金属、合金、金属酸化物または混合金属酸化物を含む材料から製造される。好適な金属には、11族金属、4、5、および6族の金属、ならびに8〜10族遷移金属が含まれる。アノードが光透過性であるべきである場合には、インジウム−スズ−酸化物のような、12、13および14族金属の混合金属酸化物が一般に使用される。アノード110はまた、(非特許文献4)に記載されているようなポリアニリンなどの有機材料を含んでもよい。
アノード層110は、通常、物理蒸着法またはスピン−コート法によって付着される。用語「物理蒸着」は、真空で実施される様々な蒸着方法を言う。従って、例えば、物理蒸着には、電子ビーム蒸発および抵抗蒸発のような全形態の蒸着だけでなく、イオンビームスパッタリングをはじめとする全形態のスパッタリングも含まれる。有用である物理蒸着の具体的な形態は、無線周波数マグネトロンスパッタリングである。
本発明の共重合体は、層120で正孔注入/輸送材料として機能を果たしてもよい。正孔注入/輸送を促進するかもしれない他の材料には、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(TPD)およびビス[4−(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルフェニル](4−メチルフェニル)メタン(MPMP)、ならびにポリビニルカルバゾール(PVK)、(フェニルメチル)ポリシラン、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)、およびポリアニリン(PANI)のような正孔注入/輸送ポリマー、4,4’−N,N’−ジカルバゾールビフェニル(BCP)のような電子および正孔注入/輸送材料、またはトリス(8−ヒドロキシキノラト)アルミニウム(Alq)のような、キレート化オキシノイド(oxinoid)化合物などの良好な電子および正孔注入/輸送特性の発光材料が含まれる。
正孔注入/輸送層120は、スピン−コーティング、キャスティング、およびグラビア印刷のような印刷をはじめとする任意の従来法を用いて付着することができる。層はまた、インクジェット印刷、熱パターン化、または物理蒸着によって付着することができる。
一般に、無機アノードおよび正孔注入/輸送層120はパターン化されるであろう。パターンは所望のように変わってもよいことが理解される。層は、例えば、第1の電気接触層材料を付着するに先立って、第1の柔軟な複合バリア構造体上にパターン化マスクまたはフォトレジストを置くことによってパターンで付着することができる。あるいはまた、層は、全面的な層として付着し、次に、例えば、フォトレジストおよび湿式化学エッチングを用いてパターン化することができる。正孔注入/輸送層はまた、インクジェット印刷、リソグラフィーまたは熱転写パターン化によってパターンで付着することもできる。当該技術分野で周知であるパターン化のための他の方法もまた用いることができる。
デバイス100の用途に依存して、光活性層130は、印加電圧によって活性化される発光層(発光ダイオードまたは発光電気化学電池におけるような)、印加バイアス電圧ありまたはなしで放射エネルギーに反応して信号を発生する材料の層(光検出器におけるような)であり得る。光検出器の例には、これらの用語が(非特許文献5)に記載されるような、光導電セル、フォトレジスター、光スイッチ、フォトトランジスター、および光電管、ならびに光電池が含まれる。
デバイス100が発光デバイスである場合、光活性層130は、十分なバイアス電圧が電気接触層に印加された時に発光するであろう。本発明の共重合体は、発光活性層130に使用されてもよい。他の公知の発光材料には、例えば、その関係部分が参照により本明細書に援用される、タング(Tang)による米国特許公報(特許文献5)、ファン スライク(Van Slyke)らによる米国特許公報(特許文献6)に記載されているもののような小分子材料が含まれる。あるいはまた、かかる材料は、その関係部分が参照により本明細書に援用される、フレンド(Friend)らによる米国特許公報(特許文献7)、ヒーガー(Heeger)らによる米国特許公報(特許文献8)、中野(Nakano)らによる米国特許公報(特許文献9)に記載されているもののようなポリマー材料であり得る。発光材料は、添加物ありまたはなしで、別の材料のマトリックス中に分散されてもよいが、好ましくは層のみを形成する。活性な有機層は一般に50〜500nmの範囲の厚さを有する。
電子デバイス100が光検出器である場合、光活性層130は、バイアス化電圧ありまたはなしのいずれかで放射エネルギーに反応して信号を生み出す。バイアス化電圧ありで放射エネルギーに反応して信号を発生することができる材料には(光導電セル、フォトレジスター、光スイッチ、フォトトランジスター、光電管の場合のような)、例えば、多共役ポリマーおよびエレクトロルミネセンス材料が含まれる。バイアス化電圧なしで放射エネルギーに反応して信号を発生することができる材料には(光導電セルまたは光電池の場合のような)、光に化学的に反応し、それによって信号を発生する材料が含まれる。かかる光電性の化学的反応性材料には、例えば、多共役ポリマーならびにエレクトロ−および光−ルミネセンス材料が含まれる。具体例には、MEH−PPV(非特許文献6)、およびCN−PPVとのMEH−PPV複合材(非特許文献7)が含まれるが、これらに限定されない。
活性有機材料を含む活性層130は、スピン−コーティング、キャスティング、および印刷をはじめとする任意の従来法によって溶液から塗布することができる。活性有機材料は、材料の性質に依存して、蒸着法によって直接付着することができる。活性ポリマー前駆体を塗布して次に典型的には加熱することによってポリマーに変換することもまた可能である。
カソード150は、電子または負電荷キャリアを注入するまたは集めるのに特に効率のよい電極である。カソートは、第1電気接触層(この場合には、アノード)よりも低い仕事関数を有する任意の金属または非金属であり得る。第2電気接触層用の材料は、1族のアルカリ金属(例えば、Li、Cs)、2族(アルカリ土類)金属、12族金属、希土類、ランタニド、およびアクチニドから選択することができる。アルミニウム。インジウム、カルシウム、バリウム、およびマグネシウムならびに組合せのような材料を使用することができる。
カソード層150は通常物理蒸着法によって付着される。一般に、カソード層は、アノード層110および導電性ポリマー層120に関して上に議論されたように、パターン化されるであろう。カソード層をパターン化するために同様な加工技術を用いることができる。
任意の層140は、電子輸送を促進する、および層界面での失活反応を防ぐためのバッファー層または閉込め層としてもまた役立つ、両方の機能を果たすことができる。好ましくは、この層は、電子移動度を助長し、失活反応を減らす。任意の層140用の電子輸送材料の例には、トリス(8−ヒドロキシキノラト)アルミニウム(Alq)のような金属キレート化オキシノイド化合物、2,9−ジメチル−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(DDPA)または4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(DPA)のようなフェナントロリン系化合物、ならびに2−(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(PBD)および3−(4−ビフェニリル)−4−フェニル−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,2,4−トリアゾール(TAZ)のようなアゾール化合物が含まれる。
有機電子デバイスに他の層を有することは公知である。例えば、層の正電荷輸送および/またはバンド−ギャップ整合(band−gap matching)を促進するために、または保護層としての機能を果たすために、導電性ポリマー層120と活性層130との間に層(示されていない)が存在し得る。同様に、層間の負電荷輸送および/またはバンド−ギャップ整合を促進するために、または保護層としての機能を果たすために、活性層130とカソード層150との間に追加の層(示されていない)が存在し得る。当該技術分野で公知である層を使用することができる。さらに、上に記載された層のいずれも、2つ以上の層から製造することができる。あるいはまた、無機アノード層110、導電性ポリマー層120、活性層130、およびカソード層150の幾つかまたはすべては、電荷キャリア輸送効率を増やすために表面処理されてもよい。構成成分層のそれぞれのための材料の選択は、好ましくは、デバイスを提供することの目標と高デバイス効率とを比較検討することによって決定される。
デバイス100は、好適な基材上に個々の層を順次付着させることによって調製することができる。ガラスおよびポリマーフィルムのような基材を使用することができる。ほとんどの場合、アノードが基材に付着され、そこから層が増成される。しかしながら、先ずカソードを基材に付着させ、逆の順序で層を追加することが可能である。一般に、異なる層は次の範囲の厚さ、すなわち、無機アノード110、500〜5000Å、好ましくは1000〜2000Å;導電性ポリマー層120、50〜2500Å、好ましくは200〜2000Å;発光層130、10〜1000Å、好ましくは100〜800Å;任意の電子輸送層140、50〜1000Å、好ましくは200〜800Å;カソード150、200〜10000Å、好ましくは300〜5000Åを有するであろう。
次の実施例は、本発明の確かな特徴と利点とを例示する。それらは、本発明を例示することを意図されるが、限定するものではない。すべての百分率は、特に明記しない限り重量による。
(実施例1)
本実施例は、ベースフルオレンポリマー、2,7−ポリ(9,9―ビス(2−エチルヘキシル)フルオレン)の調製を例示する。
不活性条件下、撹拌棒を備えた、ビス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル(0)(2.231g、8.11ミリモル)、2,2’−ビピリジル(1.267g、8.11ミリモル)、および1,5−シクロオクタジエン(0.877g、8.11ミリモル)を含む50mlシュレンク(Schlenck)管にDMF(5ml)を加えた。生じた深青/パープル溶液を60℃で30分間撹拌し、次にトルエン(20ml)中の2,7−ジブロモ−9,9−ビス(2−エチルヘキシル)フルオレン(2.00g、3.65ミリモル)の溶液をシリンジによって加えた。次に反応混合物を75℃で5日間撹拌した。混合物を室温に冷却し、メタノール(100ml)、アセトン(100ml)および濃塩酸(5ml)の溶液中へ加えて沈殿させた。2時間撹拌した後、混合物を濾過した。次に固体残渣をクロロホルムに溶解し、メタノール(100ml)、アセトン(100ml)および濃塩酸(5ml)の溶液中へ加えて再沈殿させた。1時間撹拌した後、混合物を濾過した。最後に残渣をメタノール、水およびメタノールで順次洗浄し、真空乾燥した。共重合体を核磁気共鳴(NMR)によって特性決定し、数平均分子量(M)をゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。
(実施例1A)
反応混合物を75℃で5日間の代わりに24時間撹拌した以外は、実施例1の手順を繰り返した。さらに、混合物を濾過した後、残渣をメタノール、水およびメタノールで順次洗浄し、真空乾燥する前に、得られた固体をクロロホルム再溶解し、純メタノール中で沈殿させた。本質的に、下の表1に与えられたものと同じ分子量が得られた。
(実施例2〜4)
実施例2〜4は、本発明のパーフルオロアルキル化フルオレン共重合体の調製を例示する。
(実施例2)
本実施例では、パーフルオロデシル置換基を、実施例1からのベースフルオレンポリマーに付加させた。
窒素雰囲気下、水冷却器を備えた100ml丸底フラスコに、実施例1からの2,7−ポリ(9,9−ビス(2−エチルヘキシル)フルオレン)(0.50g、1.29ミリモル)、1−ヨードパーフルオロデカン(1.83g、2.84ミリモル)、および1,2,4−トリクロロベンゼン(50ml)を装入した。次に容器を190℃に24時間加熱した。室温に冷却した後、反応溶液をクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を、希亜硫酸水素ナトリウム水溶液、希炭酸水素ナトリウム水溶液、希水酸化ナトリウム水溶液、および水で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、次に蒸発乾固した、得られたポリマーをF19nmrによって分析し、それは、およそ10〜15モルパーセントのパーフルオロデシル基の付加を示した。
(実施例3)
本実施例では、パーフルオロメチル置換基を、実施例1からのベースフルオレンポリマーに付加させた。
窒素雰囲気下、ガラス圧力容器に、実施例1からの2,7−ポリ(9,9−ビス(2−エチルヘキシル)フルオレン)(0.50g、1.29ミリモル)、塩化トリフルオロメタンスルホニル(0.48g、2.84ミリモル)、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)(12mg、0.0125ミリモル)および1,2,4−トリクロロベンゼン(20ml)を装入した。容器をドライアイス/アセトン浴中で−30℃に冷却して排気し、次に窒素でフラッシュした。このサイクルをもう2回繰り返した。次に容器を室温に暖めてオートクレーブ中に置き、そこで容器を130℃に24時間加熱した。次に容器を室温に冷却して窒素でパージした。トリクロロベンゼン溶液をアセトン中へ加えて沈殿させた。固体残渣を集め、アセトンで洗浄して真空乾燥した。得られたポリマーをF19NMRによって分析し、それは、およそ10〜15モルパーセントのパーフルオロメチル基の付加を示した。
(実施例4)
本実施例では、パーフルオロブチル置換基を、実施例1からのベースフルオレンポリマーに付加させた。
窒素雰囲気下、水冷却器を備えた100ml丸底フラスコに、実施例1からの2,7−ポリ(9,9−ビス(2−エチルヘキシル)フルオレン)(0.50g、1.29ミリモル)、塩化パーフルオロブチルスルホニル(0.905g、2.84ミリモル)、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(II)(12mg、0.0125ミリモル)および1,2,4−トリクロロベンゼン(20ml)を装入した。次に容器を120℃に24時間加熱した。容器を室温に冷却した後、反応溶液をアセトン中へ加えて沈殿させた。固体残渣を集め、アセトンで洗浄して真空乾燥した。得られたポリマーをF19nmrによって分析し、それは、およそ10〜15モルパーセントのパーフルオロブチル基の付加を示した。
好ましい実施形態であると今のところ考えられるものに関して本発明を記載してきたが、本発明が開示された実施形態に限定されないことは理解されるべきである。それとは反対に、本発明は、添付の特許請求の精神および範囲内に含まれる様々な修正および同等な手はずを包含することを意図される。次の特許請求の範囲は、すべてのかかる修正ならびに同等な処方および機能を包含するように最も広範な解釈を授けられるべきである。
本発明で有用な第1モノマー単位についての式Iおよび式I(a)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式IIを示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式II(a)からII(j)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式II(k)からII(s)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式II(t)からII(z)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式IIIおよび式III(a)からIII(g)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式IVおよび式IV(a)からIV(h)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式Vおよび式V(a)からV(e)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式VIおよび式VI(a)からVI(d)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式VIIおよび式VII(a)を示す。 本発明で有用な第2モノマー単位についての式VIIIからXIを示す。 本発明で有用な第2モノマー単位用の置換基についての式XIIを示す。 本発明のパーフルオロアルキル化フルオレンポリマーを組み入れることができる電子デバイスの略図である。

Claims (12)

  1. 図1に示される式Iを有する1種または複数種の第1モノマー単位を含むポリマーであって、
    式中、
    Rは、各出現時に同じまたは異なるものであり得る、芳香環中の炭素原子上の置換基であり、かつ、水素、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、F、−CN、−OR、−CO、−CΨθλ、−OCΨθλ、−SR、−N(R、−P(R、−SOR、−SO、−NO、および図12に示される式XIIを有するベータ−ジカルボニルから選択され、または
    隣接するR基は一緒になって5員環シクロアルキル、6員環シクロアルキル、5員環アリール、6員環アリール、5員環ヘテロアリールおよび6員環ヘテロアリールから選択される環を形成することができ、
    ここで、Rは、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択され、および
    Ψは1と20との間の整数であり、かつ、θおよびλは、下の等式A1:
    θ+λ=2Ψ+1 (等式A1)
    を満足する整数であり、
    は、各出現時に同じまたは異なるものであり得る、芳香環中にない炭素原子上の置換基であり、かつ、水素、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよび−CΨθλから選択され、
    ただし、式−CΨ2Ψ+1を有する少なくとも1つのR置換基を含むことを特徴とするポリマー。
  2. 少なくとも1種の第2モノマー単位をさらに含むポリマーであって、該第2モノマー単位は、(i)図1に示される式Iを有する芳香族基、(ii)図2に示される式IIを有する芳香族基、(iii)図6に示される式IIIを有する6員環複素芳香族基、(iv)図7に示される式IVを有する5員環複素芳香族基、(v)図8に示される式Vを有する芳香族基、(vi)図9に示される式VIから式VIII、および図10に示される式IXから式XIを有する二価の縮合環芳香族基、ならびに(vii)それらの組合せから選択され、
    ここで、
    式II、III、IV、V、VI、VII、VIIIおよびIXのそれぞれにおいて:
    R、R、R、Ψ、θおよびλは上に定義された通りであり、
    Eは、各出現時に同じまたは異なるものであることができ、かつ、単結合またはアリーレンおよびヘテロアリーレンから選択される結合基であり、
    式IVにおいて:
    Aは各出現時に独立してCまたはNであり、かつ、γは0または1もしくは2から選択される整数であり、ここで、両AがNである場合、γは0であり、またはAの1つがNでありかつAの1つがCである場合、γは1であり、または両AがCである場合、γは2であり、
    QはO、S、SOまたはNRであり(ここで、
    は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択される)、
    式Vにおいて:
    はカルボニル基、O、S、SO、またはNRであり(ここで、
    は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択される)、
    WはH、アルキルもしくはヘテロアルキルであり、またはWの両方が一緒になって1つの単結合を表すことができ、
    式VIにおいて:
    2つのEは1,4−、1,5−、1,8−、2,3−、または2,6−位にあり、
    式VIIにおいて:
    2つのEは1,4−、1,5−、1,8−、2,3−、2,6−、または9,10−位にあり、
    式VIIIにおいて:
    第1のEは1、2、または3位にあり、第2のEは6、7、または8位にあり、
    式IXにおいて:
    第1のEは2、3、または4位にあり、第2のEは7、8、または9位にあり、ならびに、
    式XIIにおいて:
    は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択され、
    δは0または1から12の整数である
    ことを特徴とする請求項1に記載のポリマー。
  3. 少なくとも1種の第1モノマー単位の1種または複数種におけるR基の少なくとも1個が、直鎖および分枝のn−ブチル基、直鎖および分枝のイソブチル基、直鎖および分枝のペンチル基、オレフィン性不飽和ありまたはなしのヘキシル基およびオクチル基、フェニル基、チオフェン基、カルバゾール基、アルコキシ基、フェノキシ基ならびにシアノ基から独立して選択されることを特徴とする請求項2に記載のポリマー。
  4. 少なくとも1種の第1モノマー単位の1種または複数種におけるR基の少なくとも1個が、H、C〜C12アルコキシ、フェノキシ、C〜C12アルキル、フェニルおよびシアノから独立して選択されることを特徴とする請求項2に記載のポリマー。
  5. 少なくとも1種の第2モノマー単位の1種または複数種が式II(a)からII(z)、III(a)からIII(g)、IV(a)からIV(h)、V(a)からV(e)、VI(a)からVI(d)、およびVII(a)から選択され、
    ここで、
    式II(v)からII(y)、IV(a)、V(a)、およびV(b)において:
    Rは、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIIIからXIのそれぞれについて上に記載されたようなものであり、
    式IV(h)において:
    は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択され、および
    式V(e)において:
    は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択される
    ことを特徴とする請求項2に記載のポリマー。
  6. 少なくとも1種の第2モノマー単位が式IIを有し、
    式中、Rは
    水素、
    アルキル、
    アリール、
    ヘテロアルキル、
    ヘテロアリール、
    F、
    −CN、
    −NO
    図12に示される式XIIを有するベータ−ジカルボニル、
    −CΨθλ
    −OCΨθλ、および
    −P(R、−SOR、−OR、−CO、−SR、−N(R、および−SOから選択され、
    ここで、Rは1〜20個の炭素の直鎖もしくは分枝アルキルまたは直鎖もしくは分枝ヘテロアルキルである
    ことを特徴とする請求項1に記載のポリマー。
  7. 少なくとも1種の第2モノマー単位の1種または複数種が、式IIを有し、
    式中、Rが、
    1〜12個の炭素原子を有するアルキル基、
    1〜12個の炭素原子を有する部分的にまたは完全にフッ素化されたアルキル基、特にCF
    6〜20個の炭素原子を有するアリール基、
    4〜20個の炭素原子を有し、かつ、O、S、またはNで置換されたヘテロアリール基、
    1〜12個の炭素原子を有するアルコキシ基、および
    3〜15個の炭素原子を有するエステル
    から選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載のポリマー。
  8. 芳香族基を含むエンドキャッピング基をさらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリマー。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリマーを含む少なくとも1つの電気活性層(120、130、140)を含むことを特徴とする電子デバイス(100)。
  10. 少なくとも1つの電気活性層の1つまたは複数が光活性層(130)、または正孔注入/輸送層(120)、または電子注入/輸送層(140)であることを特徴とする請求項9に記載のデバイス。
  11. デバイスが、発光デバイス、光検出器、および光起電性デバイスから選択されることを特徴とする請求項9に記載のデバイス。
  12. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリマーを調製する方法であって、
    図1に示される式Iを有する少なくとも1種の第1モノマー単位を有するポリマーを形成する工程であって、
    式中、
    Rは、各出現時に同じまたは異なるものであり得る、芳香環中の炭素原子上の置換基であり、かつ、水素、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、F、−CN、−OR、−CO、−CΨθλ、−OCΨθλ、−SR、−N(R、−P(R、−SOR、−SO、−NO、および図12に示される式XIIを有するベータ−ジカルボニルから選択され、または
    隣接するR基は一緒になって5員環シクロアルキル、6員環シクロアルキル、5員環アリール、6員環アリール、5員環ヘテロアリールおよび6員環ヘテロアリールから選択される環を形成することができ、
    ここで、
    は、各出現時に同じまたは異なるものであり得るヘテロ原子上の置換基であり、かつ、アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選択され、および
    Ψは1と20との間の整数であり、かつ、θおよびλは、下の等式A1:
    θ+λ=2Ψ+1 (等式A1)
    を満足する整数であり、
    は、各出現時に同じまたは異なるものであり得る、芳香環中にない炭素原子上の置換基であり、かつ、水素、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよび−CΨθλから選択され、
    ただし、ポリマーは、式−CΨ2Ψ+1を有する少なくとも1つのR置換基を含む
    工程と、
    ルテニウム(II)触媒の存在下において、ポリマーを、(i)ヨウ化パーフルオロアルキルおよび(ii)塩化パーフルオロアルキルスルホニルから選択されるパーフルオロアルキル化剤で処理する工程と
    を含むことを特徴とする方法。
JP2002587490A 2001-05-07 2002-05-06 パーフルオロアルキル基を有する電気活性フルオレンポリマー、かかるポリマーを調製する方法およびかかるポリマーで製造されたデバイス Pending JP2005513170A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US28933301P 2001-05-07 2001-05-07
PCT/US2002/018399 WO2002090416A1 (en) 2001-05-07 2002-05-06 Electroactive fluorene polymers having perfluoroalkyl groups, process for preparing such polymers and devices made with such polymers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005513170A true JP2005513170A (ja) 2005-05-12
JP2005513170A5 JP2005513170A5 (ja) 2005-12-22

Family

ID=23111073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002587490A Pending JP2005513170A (ja) 2001-05-07 2002-05-06 パーフルオロアルキル基を有する電気活性フルオレンポリマー、かかるポリマーを調製する方法およびかかるポリマーで製造されたデバイス

Country Status (9)

Country Link
US (3) US7074886B2 (ja)
EP (1) EP1397410A4 (ja)
JP (1) JP2005513170A (ja)
KR (1) KR20030093334A (ja)
CN (1) CN1507464A (ja)
CA (1) CA2442125A1 (ja)
IL (1) IL158073A0 (ja)
TW (1) TW593405B (ja)
WO (1) WO2002090416A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007501300A (ja) * 2003-08-06 2007-01-25 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 位置規則性ポリマーの製造方法
JP2007294692A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Fuji Xerox Co Ltd 有機電界発光素子およびその製造方法、並びに画像表示媒体
JP2012235076A (ja) * 2010-07-14 2012-11-29 Sumitomo Chemical Co Ltd 光電変換素子

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7250625B2 (en) 2002-01-11 2007-07-31 Xerox Corporation Polythiophenes and electronic devices generated therefrom
US6770904B2 (en) 2002-01-11 2004-08-03 Xerox Corporation Polythiophenes and electronic devices generated therefrom
DE10248876B4 (de) * 2002-10-18 2006-07-06 H.C. Starck Gmbh Verfahren zur Herstellung linearer organischer Oligomere
US20060094859A1 (en) * 2004-11-03 2006-05-04 Marrocco Matthew L Iii Class of bridged biphenylene polymers
US20090220857A1 (en) * 2005-09-02 2009-09-03 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Chemical protection of metal surface
US20070082268A1 (en) * 2005-09-02 2007-04-12 Kurt Star Chemical protection of metal surface
US7659410B2 (en) * 2006-04-25 2010-02-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Thiophene-containing compound and thiophene-containing compound polymer, organic electroluminescent device, production method thereof, and image display medium
GB2483269A (en) * 2010-09-02 2012-03-07 Cambridge Display Tech Ltd Organic Electroluminescent Device containing Fluorinated Compounds
CN102086338B (zh) * 2010-12-22 2012-12-12 浙江工业大学 一种乙烯基酯树脂强防腐耐热碳系导电涂料及制备方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2527618A1 (fr) * 1982-05-25 1983-12-02 Thomson Csf Polymeres contenant des heterocycles et des noyaux aromatiques et materiaux organiques conducteurs formes a partir de ces polymeres
FR2603288B1 (fr) 1986-09-03 1988-12-09 France Etat Polyfluorenes 9,9'-disubstitues, leur procede de preparation et leurs applications en electro-optique et electrochimie
DE4331401A1 (de) * 1993-09-15 1995-03-16 Hoechst Ag Verwendung von Polymeren mit isolierten Chromophoren als Elektrolumineszenzmaterialen
US5770070A (en) * 1994-10-03 1998-06-23 Genomyx Corporation Radioactive waste disposal cartridge
DE4436773A1 (de) * 1994-10-14 1996-04-18 Hoechst Ag Konjugierte Polymere mit Spirozentren und ihre Verwendung als Elektrolumineszenzmaterialien
TW334474B (en) * 1995-02-01 1998-06-21 Sumitomo Kagaku Kk Method for making a polymeric fluorescent substrate and organic electrolumninescent element
EP0842208B2 (en) 1995-07-28 2009-08-19 Sumitomo Chemical Company, Limited 2,7-aryl-9-substituted fluorenes and 9-substituted fluorene oligomers and polymers
US5708130A (en) 1995-07-28 1998-01-13 The Dow Chemical Company 2,7-aryl-9-substituted fluorenes and 9-substituted fluorene oligomers and polymers
WO1997009394A1 (de) * 1995-09-04 1997-03-13 Hoechst Research & Technology Deutschland Gmbh & Co. Kg Polymere mit triarylamin-einheiten als elektrolumineszenzmaterialien
EP0885461B1 (en) 1996-03-04 2003-08-13 DuPont Displays, Inc. Polyfluorenes as materials for photoluminescence and electroluminescence
US6300465B1 (en) 1997-01-30 2001-10-09 Jsr Corporation Process for producing phenylene-containing polymer and film-forming material
US6309763B1 (en) * 1997-05-21 2001-10-30 The Dow Chemical Company Fluorene-containing polymers and electroluminescent devices therefrom
US5998045A (en) * 1997-07-03 1999-12-07 International Business Machines Corporation Polymeric light-emitting device
US5777070A (en) * 1997-10-23 1998-07-07 The Dow Chemical Company Process for preparing conjugated polymers
KR100697861B1 (ko) 1998-03-13 2007-03-22 캠브리지 디스플레이 테크놀로지 리미티드 전장 발광 디바이스들
WO1999054943A1 (en) 1998-04-21 1999-10-28 The Dow Chemical Company Organic electroluminescent devices with improved stability in air
DE19846766A1 (de) * 1998-10-10 2000-04-20 Aventis Res & Tech Gmbh & Co Konjugierte Polymere, enthaltend spezielle Fluorenbausteine mit verbesserten Eigenschaften
DE19846768A1 (de) * 1998-10-10 2000-04-20 Aventis Res & Tech Gmbh & Co Konjugierte Polymere enthaltend 2,7-Fluorenyleinheiten mit verbesserten Eigenschaften
WO2000042668A1 (en) * 1999-01-15 2000-07-20 The Dow Chemical Company Semiconducting polymer field effect transistor
CA2360644A1 (en) * 1999-02-04 2000-08-10 The Dow Chemical Company Fluorene copolymers and devices made therefrom
CN1165563C (zh) 1999-03-05 2004-09-08 剑桥显示技术有限公司 聚合物制备
FR2790815B1 (fr) 1999-03-08 2001-04-27 Jean Michel Pretceille Procede de raccordement, ensemble a compteur et robinet sur console, et raccord pour sa mise en oeuvre
GB9917356D0 (en) 1999-07-24 1999-09-22 Univ Cambridge Tech Aromatic monomers and polymers for optoelectronic devices
AU1540001A (en) * 1999-12-09 2001-06-18 Cambridge Display Technology Limited Fluorene-perylene copolymers and uses thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007501300A (ja) * 2003-08-06 2007-01-25 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 位置規則性ポリマーの製造方法
JP2007294692A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Fuji Xerox Co Ltd 有機電界発光素子およびその製造方法、並びに画像表示媒体
JP2012235076A (ja) * 2010-07-14 2012-11-29 Sumitomo Chemical Co Ltd 光電変換素子

Also Published As

Publication number Publication date
US7074886B2 (en) 2006-07-11
US20040186255A1 (en) 2004-09-23
CA2442125A1 (en) 2002-11-14
CN1507464A (zh) 2004-06-23
WO2002090416A1 (en) 2002-11-14
EP1397410A4 (en) 2005-03-16
IL158073A0 (en) 2004-03-28
KR20030093334A (ko) 2003-12-06
US20040219391A1 (en) 2004-11-04
US7183365B2 (en) 2007-02-27
EP1397410A1 (en) 2004-03-17
US20020177679A1 (en) 2002-11-28
TW593405B (en) 2004-06-21
US7259229B2 (en) 2007-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5597214B2 (ja) 電子光学装置用トリアリールアミン含有モノマー
JP2011137175A (ja) 三環アリールアミンポリマーを含むフィルム
JP2005506419A5 (ja)
US7183365B2 (en) Electroactive fluorene polymers having perfluoroalkyl groups, process for preparing such polymers and devices made with such polymers
US7214763B2 (en) Electroactive fluorene copolymers and devices made with such polymers
JP2004532348A (ja) 置換されたトリフェニルアミン繰返し単位を含有するポリマー
JP4218340B2 (ja) 高分子化合物の製造方法
US6864339B2 (en) Process for preparing aromatic polymers
AU2002341009A1 (en) Electroactive fluorene polymers having perfluoroalkyl groups, process for preparing such polymers and devices made with such polymers
AU2002303624A1 (en) Electroactive fluorene copolymers and devices made with such polymers
AU2002357693A1 (en) Process for preparing aromatic polymers

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050427

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080801