JP2005510709A - 欠陥検出方法 - Google Patents

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Abstract

基板を欠陥に対して検査する方法であって、(a)検査ピクセル及び基準ピクセルを得るステップと、(b)上記検査ピクセルを表わす検査値と、上記基準ピクセルを表わす基準値とを計算するステップと、(c)上記検査値及び上記基準値から選択された値に応答してスレッシュホールドを選択するステップと、(d)上記選択されたスレッシュホールドと上記基準値と上記検査値との間の関係を決定して、欠陥の存在を指示するステップと、を備えた方法。

Description

発明の分野
本発明は、欠陥検出、特に、半導体デバイスの表面の欠陥検出に係る。
超大規模集積に関連した高密度高性能の現在の需要は、サブミクロンの特徴部と、高いトランジスタ及び回路速度と、改善された信頼性とを要求する。このような需要は、デバイス特徴部を高い精度及び均一性で形成することを要求し、ひいては、デバイスがまだ半導体ウェハの形態である間にデバイスの頻繁且つ詳細な検査を含む入念なプロセス監視を必須とする。
従来のプロセス内監視技術は、2段階の「検査及び検討」手順を使用している。第1段階中に、ウェハの表面が高い速度及び比較的低い解像度で検査される。第1段階の目的は、欠陥の確率の高いウェハ上の疑わしい位置を示す欠陥マップを作成することである。第2段階中に、それらの疑わしい位置が更に完全に分析される。両段階は同じ装置で実施されてもよいが、これは必要なことではない。
2段階検査ツールは、単一の検出器を有してもよいし、多数の検出器を有してもよい。多検出器の2段階検査装置が、参考としてその内容をここに援用するアルモ(Alumot)の米国特許第5,699,447号、第5,982,921号及び第6,178,257B1号に説明されている(以下、集合的にアルモシステムと称する)。
第1段階(検査段階とも称される)の間に、アルモシステムは、(a)検査ピクセル、それに隣接する非検査ピクセル及び基準ピクセルを得るステップと、(b)検査ピクセルの形式及び/又は決定された基準ピクセルの形式を決定するステップと、(c)検査ピクセル及び基準ピクセルと、検査ピクセルの形式に基づくスレッシュホールドとを比較するステップと、(d)この比較に応じて欠陥の存在を決定するステップとを含む。ピクセルの形式を決定する上記ステップは、次のパラメータを決定する第1段階を含む。即ち、(i)局部最大値−ピクセルが局部最大値であるかどうか(ピクセルがその隣接ピクセルに対して最大である場合)、(ii)強度−ピクセルが強力である場合(ピクセルの強度がスレッシュホールドに対して著しい場合)、(iii)比−ピクセルの強度とその隣接ピクセルの強度との比がスレッシュホールドに対してどのようであるか、及び(iv)勾配−ピクセルがスレッシュホールドに対して傾斜エリアに位置するかどうか。第2段階は、ピクセルを、上記パラメータに応答して次の形式の1つに分類することを含む。(I)分離ピーク(ピクセルが、著しい強度及び比をもつ局部最大値である場合)、(II)マルチピーク(ピクセルが分離ピークでなく、ピクセルが著しい強度を有し、且ついずれの隣接ピクセルも分離ピークでない場合)、(III)傾斜−隣接ピクセルのいずれか1つが分離ピークであるか又は著しい勾配を有する場合、或いは(IV)背景−ピクセルが著しい強度も勾配ももたず且つどの隣接ピクセルも分離ピークでない場合。
従って、欠陥検出は、スレッシュホールドがピクセルの形式に応じたものであるので、検査ピクセルの形式分け応じたものとなる。特にノイズの多い環境での測定プロセスにおける種々のエラー、及び/又は測定の不正確さは、形式の決定に影響を及ぼすと共に、誤った欠陥検出を招くことがある。更に、ピクセル形式のセットが固定されている。従って、エンドユーザの要求に基づいて形式を動的に調整し又は仕立てることができない。
基準ピクセルは、通常、同じウェハ又はそれ以外のウェハからの別のダイの以前の検査から得られる。特に、検査ツールパラメータが変化し得るときに異なるダイから得たピクセルとピクセルとを比較すると、誤った決定を招くことにもなる。
そこで、基板、特に半導体基板を、欠陥に対して検査するための改良された、より健全な方法が要望される。
又、ピクセル形式を動的に定義するのを許す基板検査方法も更に要望される。
発明の概要
本発明は、基板を欠陥に対して検査する方法であって、(a)検査ピクセル及び基準ピクセルを得るステップと、(b)上記検査ピクセルを表わす検査値と、上記基準ピクセルを表わす基準値とを計算するステップと、(c)上記検査値及び上記基準値から選択された値に応答してスレッシュホールドを選択するステップと、(d)上記選択されたスレッシュホールド、基準値及び検査値の間の関係を決定して、欠陥の存在を指示するステップとを備えた方法を提供する。上記関係は、上記スレッシュホールドに対する一対の検査ピクセル及び基準ピクセルの間の変位を反映してもよい。又、上記ステップ(d)は、上記選択されたスレッシュホールドと、上記検査値と基準値の差との間の比較を含んでもよい。理想的には、欠陥がない場合、検査ピクセルと基準ピクセルとが等しい。
本発明は、基板を欠陥に対して検査する方法であって、(a)検査ピクセルを得るステップと、(b)上記検査ピクセルを表わす検査値を計算するステップと、(c1)上記検査ピクセルと同じダイから基準ピクセルを得るべきか、又は別のダイから基準ピクセルを得るべきか決定するステップと、(c2)上記決定に応答して基準ピクセルを得るステップと、(c3)上記検査ピクセルを表わす検査値を計算するステップと、(d)上記検査値及び上記基準値から選択された値に応答してスレッシュホールドを選択するステップと、(e)上記選択されたスレッシュホールドを、上記基準値と検査値との間の差と比較して、欠陥の存在を決定するステップとを備えた方法を提供する。上記ステップ(a)−(b)は、基準ピクセルを同じダイから得てもよいかどうか決定するためのものである。検査ピクセルと同じダイから基準ピクセルを得ると共に、特に同じ検査中に同じ検査ツールを使用すると、作業環境における変化、測定の不正確さ等を補償することができる。又、同じダイから基準ピクセルを得ると、測定装置の同じ走査中に基準ピクセルを得ることができるので、基準ピクセルを得るプロセスを簡単化できることに注意されたい。通常、基準ピクセルは、同じダイから得てもよいし、或いは検査ピクセルが背景エリアに位置する場合にはその検査ピクセルの付近から得てもよい。背景エリア内の隣接ピクセルにおけるグレーレベルの変化は、通常、欠陥を指示する。
検査値及び基準値から値を選択する上記ステップは、検査値及び基準値の各々に関連したノイズの評価に応答して、ノイズの少ない方の値を選択することができる。多くの場合、ノイズの少ない方の値は、低い方の値である。この選択は、検査値が誤りである第1の確率を評価し、基準値が誤りである第2の確率を評価し、これら第1及び第2の確率のうちの低い方の確率に関連した値を選択することを含んでもよい。
検査値は、検査ピクセル及び/又は検査隣接ピクセルを表わす。基準値は、基準ピクセル及び/又は隣接基準ピクセルを表わす。検査値は、検査ピクセルと、検査隣接ピクセルとの間の比較を表わしてもよい。基準値は、基準ピクセルと隣接基準ピクセルとの間の比較を表わしてもよい。
検査値は、次のパラメータの少なくとも1つを表わすことができる。即ち、検査ピクセルのグレーレベル;検査ピクセルのグレーレベル間及び少なくとも1つの検査隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せ間の比;及び検査ピクセルのグレーレベルと少なくとも1つの検査隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せとの間の差。検査値は、隣接検査ピクセルの最大グレーレベルと、隣接検査ピクセルの最小グレーレベルとの間の差を反映することができる。又、検査値は、隣接検査ピクセルのグレーレベルの平均を反映することもできるし、或いは隣接検査ピクセルのグレーレベルと、検査ピクセルのグレーレベルとの平均も反映することができる。
基準値は、次のパラメータの少なくとも1つを表わすことができる。即ち、基準ピクセルのグレーレベル;基準ピクセルのグレーレベル間及び少なくとも1つの基準隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せ間の比;及び基準ピクセルのグレーレベルと少なくとも1つの基準隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せとの間の差。基準値は、隣接基準ピクセルの最大グレーレベルと隣接基準ピクセルの最小グレーレベルとの間の差を反映することができる。又、基準値は、隣接基準ピクセルのグレーレベルの平均を反映することもできるし、或いは隣接基準ピクセルのグレーレベルと基準ピクセルのグレーレベルとの平均を反映することもできる。
本発明の態様によれば、選択された値は、基準ピクセル及び検査ピクセルの形式を決定するのに使用される。両方のピクセルに対して単一の形式を選択すると、特にノイズの少ない方の値、即ち誤りが少ないと考えられる値に基づいて選択を行うことができるので、ノイズ、測定の不正確さ及び測定の不一致を克服できることに注意されたい。
本発明は、選択された値についての個別値の共通性を反映するピクセル形式データベースを構築するステップを含む方法を提供する。このデータベースは、ヒストグラムの形態をとることができるが、これは必要でない。通常、この方法は、更に、選択された値の範囲をピクセル形式に対して割り当てることを含む。従来、隣接する選択された値の範囲は、選択された値とその共通性との間の関係を表わす共通性グラフの局部最小値に限定される。ヒストグラムの局部最小値における形式間境界の位置は、ノイズの多い測定及び測定の不正確さから生じる、誤った形式分類の量を最小にする。
又、値範囲の割り当ては、各値範囲内のデータポイントの量が最小であることに応答して行うこともできる。各範囲が著しい量のデータポイントを含むよう確保するために、データポイントの量は、局部最大値により反映されてもよいし、又は規定のスレッシュホールドより高い局部最大値により反映されてもよい。
値範囲の割り当ては、エンドユーザにより与えられる入力に応答して行なうことができ、従って、エンドユーザの要求に対して方法を仕立てることができる。
通常、割り当ては、ダイ上の種々の形式のエリアに応答して行なわれ、これらのエリアは、ダイのパターン化されたエリア及びダイの背景を含む。又、これらエリアは、周期的なセル(メモリセルとも称される)、非周期的なセル(ロジックセルとも称される)及び背景を適宜含むことができる。
本発明の態様によれば、データベースは、この方法の実行中に動的に更新することができ、従って、現在の情報へと調整することができる。更新は、この方法が実行されるときに行うことができるが、欠陥が検出された場合にのみ行われてもよい。
本発明の態様によれば、この方法は、一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査データベースを構築するステップを含む。基準検査データベースに鑑み、少なくとも1つのスレッシュホールドを決定することができる。これらのデータベースは、ヒストグラムとして表わすことができる。
本発明の更に別の態様によれば、本発明は、各ピクセル形式に対して、そのピクセル形式に属するピクセルの一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査形式データベースを構築することを含む。各ピクセル形式には、スレッシュホールドが関連される。このスレッシュホールドは、基準検査形式データベースに鑑み決定される。1組のスレッシュホールドからスレッシュホールドを選択するステップは、検査ピクセル及び基準ピクセルから選択されたピクセルのピクセル形式に関連したスレッシュホールドを選択することを含むのが便利である。
基準検査形式データベースは、N次元ヒストグラムであり、Nは、1より大きな整数である。スレッシュホールドは、ヒストグラム包絡線に正接する線でもよいし、ヒストグラムを形成するデータポイントの中間に実質的に平行な線でもよいし、ヒストグラム包絡線から所定の距離に位置する線でもよいし、又はヒストグラムを形成するデータポイントの中間から規定の統計学的パラメータ内に位置するデータポイントを反映する線でもよい。
基準ピクセルは、メモリから得られてもよいし、別のダイから得られてもよいし、或いは検査ピクセルが得られたパターンと理想的に同一であるパターンから得られてもよい。
本発明は、選択されたスレッシュホールドと、基準値と、検査値との間の関係を決定して、欠陥の存在を指示するためのステップが、欠陥の存在の確率を表わす警報信号を発生することを含む方法を提供する。警報信号の値は、選択されたスレッシュホールドと、検査値及び基準値の対との間の距離に応じたものであるのが便利である。本発明は、基板を欠陥について検査する方法であって、(i)検査ピクセル、検査隣接ピクセル、及び基準ピクセルを得るステップと、(ii)検査値、第2の検査値及び基準値を計算するステップであって、上記第2の検査値は、検査ピクセルのみを表わし、上記基準値は、基準ピクセル及び隣接基準ピクセルを表わし、上記検査値は、検査ピクセル及び検査隣接ピクセルを表わすものであるようなステップと、(iii)上記検査値及び基準値から選択された値に応答して第1スレッシュホールド及び第2スレッシュホールドを選択するステップと、(iv)上記選択された第1スレッシュホールドと、上記検査値と、上記第2の検査値との間の第1の関係を決定すると共に、上記選択された第2スレッシュホールドと、上記検査値と、上記基準値との間の第2の関係を決定するステップと、(v)上記第1の関係及び第2の関係の少なくとも一方に応答して欠陥の存在を指示するステップとを備えた方法を提供する。
第1の関係は、選択された第1スレッシュホールドと、検査値及び第2の検査値の両方を反映するデータエレメントとの間の距離を反映することができる。第2の関係は、選択された第2スレッシュホールドと、検査値及び基準値の両方を反映するデータエレメントとの間の距離を反映する。上記指示ステップは、第1の関係及び第2の関係から選択された関係を選択することを含む。各関係は、欠陥の存在の確率を反映してもよく、高い欠陥存在確率を反映する関係を選択することを含む。
第2の検査値は、検査ピクセルの輝度を反映する。上記方法は、更に、一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査データベースを構築するステップと、一対の検査値及び隣接する検査値の共通性を反映する検査隣接データベースを構築するステップとを含むことができる。上記方法は、基準検査データベースに応答して1組の第1スレッシュホールドを定義するステップと、検査隣接データベースに応答して1組の第2スレッシュホールドを定義するステップとを含むことができる。
上記方法は、更に、各ピクセル形式に対して、そのピクセル形式に属するピクセルの一対の検査値及び基準値の共通性を反映する隣接検査形式データベースを構築するステップを含むことができる。又、上記方法は、各ピクセル形式に対する第2スレッシュホールドを、そのピクセル形式に関連した隣接検査形式データベースに応答して決定するステップも含むことができる。1組の第2スレッシュホールドから第2スレッシュホールドを選択するこのステップは、検査ピクセル及び基準ピクセルから選択されたピクセルのピクセル形式に関連した第2スレッシュホールドを選択することを含む。この第2スレッシュホールドは、(a)ヒストグラム包絡線に正接する線、(b)ヒストグラムを形成するデータポイントの中間に実質的に平行な線、(c)ヒストグラム包絡線から所定の距離に位置する線、又は(d)ヒストグラムを形成するデータポイントの中間から規定の統計学的パラメータ内に位置するデータポイントを反映する線を含むことができる。
本発明の付加的な利点は、本発明の好ましい実施形態のみを図示して説明した以下の詳細な説明から当業者に容易に明らかとなろうが、これは、本発明を実施するよう意図された最良の態様を例示するに過ぎない。明らかなように、本発明は、他の異なる実施をすることもでき、その多数の細部は、本発明から逸脱せずに種々の明らかな観点において修正が可能である。従って、添付図面及び説明は、本発明を例示するものとみなすべきで、何らそれに限定されるものではない。
同じ要素が全体にわたって同じ参照番号で示された添付図面を参照して説明する。
発明の説明
図1を参照すれば、半導体ウェハ20のような検査されるべき物品は、複数の理想的に同一のパターン化された集積回路ダイ22を有するように処理され(検査の前に)、各ダイ22は、ウェハ20の表面に形成されたT字型パターン24のような同等のパターンを有する。単一のダイが、ダイ当たり数百万のパターンを遥かに越える大量のパターンを含み得ることに注意されたい。半導体ダイは、通常、複数の層を含む。局部的パターン24のようなパターンは、金属相互接続線、トレンチ、ビア、導電性ゲート等の一部分でよい。ダイ上の種々のエリアは、通常、背景エリア(理想的には非常に滑らかな)、メモリエリア(非常に多数の繰返しパターンを含む)、又はロジックエリア(通常、多量の隣接繰返しパターンを含まない)に分類されることに注意されたい。又、この方法は、図4及び5を参照して詳細に述べるように、他の分類/形式の動的な定義及び形式間境界の動的な定義を許すことに注意されたい。
この方法は、ピクセルを得るための手段及び方法が既知であるので、種々の検出ツールによって実施することができる。検出ツールは、単一の検出器、多数の検出器、暗視野検出器、明視野検出器、又はこれら検出器の組合せを有してもよい。アルモシステムは、多検出器システムであるが、検出器の他の構成を有する他の多検出器システムが実施されてもよい。
図2には、欠陥検出方法を実施するための検査ツール30が示されている。この検査ツール30は、(A)ウェハ20の表面を走査する像形成装置31と、(B)ここに開示する分析を好ましくは電子的に実行するプロセッサ32と、(C)プロセッサ32の分析の結果を表示するモニタ33とを備えている。ウェハを走査するのに適した典型的な検査ツールは、カリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアルズインクから入手できるコンパス(Compass)を含む。
図3には、本発明の一実施形態によるピクセルを得るためのシステムが示されている。光源40は、ウェハ22に対してすれすれの角度で設けられる。PMT42、44、46及び48のような4つの検出器も、すれすれの角度で設けられるが、光ビーム49の通常の反射方向(即ちスネルの法則の反射)から空間的に離れて配置される。従って、4つの検出器42、44、46、48は、連続データ流の形態で4つの透視画から暗視野像を発生する。付加的な暗視野検出器50がウェハの表面に対して90度で配置される。明視野検出器52は、通常の反射ビーム49を受光する。明視野検出器52は、ポイントセンサ又は複数の光センサ、例えば、CCDでよい。
図4は、本発明の好ましい実施形態により基板を欠陥について検査するための方法100を示す。
この方法100は、初期化ステップ110でスタートする。ステップ110は、ピクセル値の共通性(communality)に関する統計学的情報を収集することを含む。ステップ110の間に、複数のダイを検査して、当業者に知られたように決定された統計学的に意義のあるサンプル母集団を構築してもよいことに注意されたい。
ステップ110は、ピクセル形式データベースを発生する段階112を含んでもよい。例示的なピクセル形式データベースが図5にグラフで示されている。このピクセル形式データベースは、ピクセル分散(variance)値の共通性を反映する。ピクセルの分散は、そのピクセルの隣接ピクセル間の関係を反映するが、ピクセルとその隣接ピクセルとの間の関係も反映し得る。隣接ピクセルは、種々の形状及びサイズのものでよい隣接パターン内に位置する。通常、ピクセルは、隣接パターンの中央に位置するが、これは必要でない。隣接パターンは、通常、長方形であるが、これは必要ない。説明の便宜上、隣接パターンは、NxMピクセルの格子であると仮定する。ピクセルCPの分散vは、隣接ピクセルの1組のグレーレベルAijの単値関数であり、但し、iは1からNまでの整数であり、jは1からMまでの整数である。中心ピクセルの分散v(Ai、j)は、(a)隣接ピクセルの最高グレーレベルと最低グレーレベルとの間の差、(b)隣接ピクセルのグレーレベルの平均値、又は(c)隣接ピクセルの重み付けされた平均値、等々に等しくすることができる。
多くの場合に、ダイの1つのスポットからの反射光ビームは、ダイの別のスポット、又は同じスポットであるが異なる角度からの反射光ビームより相当に明るい(通常、100000倍以上の明るさ)ことに注意されたい。多くの検査ツールでは、ピクセルの差を記述するのに、比較的限定された範囲の輝度値(この技術ではグレーレベルとしても知られている)しか指定されない。一般に、この範囲は、0から255に及ぶ。検出器は、通常、この限定された範囲の輝度に対して校正される。従って、255の値は、少なくとも255の輝度レベルを有するピクセルに指定される。これらの信号は、通常、飽和信号と称される。本発明の態様によれば、ピクセル又はその隣接ピクセルのいずれか1つが255のグレーレベルを有する場合には、飽和値と他のピクセルとの間の差が実際に分からないので、そのピクセルの分散がその最も高いレベルにセットされる。
段階112の後、選択された値の範囲をピクセル形式に割り当てる段階114へと続く。便宜上、隣接する選択された値の範囲は、ヒストグラムの局部最小値に位置する形式間境界により限定される。図5を参照すれば、3つの隣接値範囲形式(形式1、形式2及び形式3で示す)が、ヒストグラム208の局部最小値PV1 210及びPV2 212に各々位置する形式間境界により限定されている。形式間境界を局部最小値に位置すると、各境界が比較的共通性の低いピクセル値で包囲されるので、誤った形式分けの量が減少される。
又、値範囲の割り当ては、各値範囲内のデータポイントの量、局部最大値の位置、及び規定のスレッシュホールドより高い局部最大値に応答して実行して、各範囲が著しい量のデータポイントを含むよう確保できることにも注意されたい。ステップ418は、エンドユーザにより与えられた入力に応答して値範囲を割り当てることも含み、従って、エンドユーザの要求に対してこの方法を仕立てることができるようにする。
通常、割り当ては、ダイ上のエリアの種々の形式に応じて行なわれ、これらエリアは、ダイのパターン化されたエリア及びダイの背景を含む。又、これらエリアは、周期的なセル(メモリセルとも称される)、非周期的なセル(ロジックセルとも称される)、及び背景エリアを適宜含むことができる。図5を参照すれば、ピクセル分散値が最低であることを特徴とする形式1は、背景エリアを表わす。ピクセル分散値が最高であることを特徴とする形式3は、「ロジック」エリアのような非周期性を表わす。形式2は、メモリセルのような、繰返しパターンを含むパターン化されたエリアを表わす。
段階114の後、その形式に属するピクセルの(検査値、基準値)の対の共通性を反映する基準検査形式データベースを生成する段階116へと続く。図6−図8を参照すれば、形式1−形式3の各形式は、基準検査形式データベースを有する。これらの図は、二次元のグラフを示すが、実際にグラフは三次元であり、x−y平面は、(検査ピクセル値、基準ピクセル値)の対を示すが、z軸は、同じ値を有する対の量を示す。段階116は、更に、ヒストグラム包絡線を定義し、スレッシュホールドを定義することを含む。図6−図8には、ヒストグラム包絡線224及び225と、種々のスレッシュホールド線TS1 232、TS2 234、TS3 236、TS5 235及びTS7 237とが示されている。ヒストグラム包絡線は、規定量の対を含むか、又は規定量の偽警報を保証するように選択される。スレッシュホールドは、種々の基準に基づいて選択されてもよい。例えば、スレッシュホールドTS2 234は、図6のヒストグラム包絡線224に正接する線である。スレッシュホールドTS1 232は、ヒストグラム包絡線224より若干上に位置する3つの直線である。スレッシュホールドTS7 237は、図7のヒストグラムを形成するデータポイントの中間227に実質的に平行な線である。TS3 236は、ヒストグラム包絡線224から所定の距離に配置された線である。他のスレッシュホールド、例えば、ヒストグラムを形成するデータポイントの中間から規定の統計学的パラメータ内に位置するデータポイントを反映する線を含むスレッシュホールドが選択されてもよいことに注意されたい。図9に示すように、DP2 252及びDP1 251のような検査ピクセル値及び基準ピクセル値の対の位置が位置スレッシュホールドTS2 234と比較され、欠陥の存在に関する指示が与えられる。
ステップ150の後、現在検査ピクセル値でデータベースをリフレッシュするために段階114及び116へと続いてもよいことに注意されたい。データベースは、欠陥が検出されなかった場合だけリフレッシュされてもよい。
ステップ110の後、検査ピクセル及び基準ピクセルを得るためのステップ120へと続く。検査ピクセルは、図2及び図3のシステムのような種々の検出システムにより得ることができるが、これに限定されない。基準ピクセルは、通常、記憶装置から得られるが、検出システム自体によって得ることもできる。ステップ120は、通常、次の段階を含む。(A)検査されるダイを、例えば、図3の光源200で照射する段階121、(B)PMT220、225、230、235、240及び/又は250のような少なくとも1つの検出器により検出信号を受信する段階122、(C)この検出信号を処理して、照射されたダイの一部分の像を形成する段階であって、この像が、グレーレベル信号のような信号で各々特徴付けられるピクセルの格子を含むものであるような段階123、(D)ピクセルの格子から現在処理すべきピクセルを選択する段階であって、上記ピクセルが検査ピクセルであるような段階124。この選択は、ラスタ走査パターンのような規定のパターンをたどってもよいが、他の選択機構が実施されてもよい。(E)記憶装置から基準ピクセルを検索する段階125。ステップ120は、通常、検査ピクセル及び基準ピクセルを、検査ダイ及び基準ダイ上の同じ位置、又は同じダイ上の異なるパターンの同じ位置に各々関連付ける整列段階を含むことに注意されたい。整列方法は、この技術で知られている。このような整列方法は、例えば、アルモの米国特許第5,699,447号、第5,982,921号及び第6,178,257B1号に説明されている。別の整列方法が、ワグナーの米国特許第5,659,172号に開示されている。
ステップ120の後、検査ピクセルを表わす検査値及び基準ピクセルを表わす基準値を計算するステップ130へと続く。説明の便宜上、検査値は、検査ピクセルの分散であり、基準値は、基準ピクセルの分散であると仮定するが、検査値及び基準値を発生するために他の関数が選択されてもよい。
ステップ130の後、検査値及び基準値から選択された値に応答してスレッシュホールドを選択するステップ140へと続く。ステップ140は、検査値及び基準値から値を選択する段階142を含む。この選択は、基準値及び検査値からのどちらの値がノイズが多いか評価し、そしてノイズの少ない方の値を選択することを含む。通常、選択される値は、低い方の値であるが、これは必要でなく、検出システム内の信号及びノイズの両方の特性に依存する。これらの特性は、ノイズの確率分布を含んでもよい。又、段階142は、検査値が誤りである第1の確率を評価し、基準値が誤りである第2の確率を評価し、更に、それら第1及び第2の確率のうちの低い方の確率に関連した値を選択することを含んでもよい。
段階142の後、選択された値に鑑み検査及び基準ピクセルの形式を決定する段階144へと続く。図5を参照すれば、選択された値がPV1より小さい場合には、基準ピクセル及び検査ピクセルの両方の形式として形式1が選択される。選択された値が、PV1に等しいか又はPV1より大きいが、PV2より小さい場合には、基準ピクセル及び検査ピクセルの両方の形式として形式2が選択される。選択された値がPV2に等しいか又はPV2より大きい場合には、基準ピクセル及び検査ピクセルの両方の形式として形式3が選択される。
段階144の後、選択された形式に応答してスレッシュホールドを選択する段階146へと続く。
ステップ140の後に、選択されたスレッシュホールドと基準値と検査値との間の関係を決定して、欠陥の存在を指示するステップ150へと続く。このステップ150は、形式で特徴付けられた(検査値、基準値)の対の位置を、その形式のスレッシュホールドに関連して決定することを含む。図6−図8を参照すれば、検査及び基準ピクセルの形式が形式2である場合には、ステップ150は、(検査値、基準値)の対がスレッシュホールドTS7 237より高いかどうか決定することを含む。その答えが「ノー」であって、欠陥がないことを指示する場合には、この方法100は、他の検査ピクセルをチェックするように続けることができ、ステップ150の後に、ステップ120(別のダイ又はダイの別の部分を照射してピクセルを得なければならない場合)、又は段階124(段階121−123の間に既に取得された像から別のピクセルを処理する場合)へと続く。その答えが「イエス」であって、欠陥があることを指示する場合には、対(検査値、基準値)とスレッシュホールドTS7 237との間の距離を評価する付加的な段階が実行される。上記距離の長さは、通常、欠陥存在の確率に比例するが、この長さは、欠陥の形式に応じたものでもよい(例えば、粒子が作られた材料等)。このような場合に、ステップ150は、欠陥指示信号を発生することを含む。この欠陥指示信号は、アルモシステムのフェーズIIのような欠陥検討装置により使用することができる。検査及び基準ピクセルの形式が形式2である場合には、ステップ150は、(検査値、基準値)の対がスレッシュホールドTS7 237より高いかどうか決定することを含む。検査及び基準ピクセルの形式が形式1である場合には、ステップ150は、上記対と、TS1 232、TS2 234及びTS3 236から既に選択された単一のスレッシュホールドとの間の関係を決定することを含む。図9は、スレッシュホールドTS2 234より上に配置されてDP1 150及びDP2 152で示された(検査値、基準値)の2つの対を示す。距離D1 140及びD2 142は、欠陥存在の確率を指示してもよい。
図10は、本発明の好ましい実施形態により基板を欠陥に対して検査するための方法101を示す。
この方法101は、初期化ステップ110でスタートする。ステップ110は、ピクセル値の共通性に関する統計学的情報を収集することを含む。ステップ110の間に、複数のダイを検査して、当業者に知られたように決定された統計学的に意義のあるサンプル母集団を構築してもよいことに注意されたい。
ステップ110は、ピクセル形式データベースを生成する段階112を含んでもよい。例示的なピクセル形式データベースが図5にグラフで示されている。
段階112の後、選択された値の範囲をピクセル形式に割り当てる段階114へ続く。
段階114の後、その形式に属するピクセルの(検査値、基準値)の対の共通性を反映する基準検査形式データベースを生成すると共に、その形式に属するピクセルの(第2検査値、検査値)の共通性を反映する隣接検査形式データベースを生成する段階118へ続く。第2検査値は、検査ピクセルそれ自体を表わすが、検査値は、隣接検査ピクセルか、又は検査ピクセルと隣接検査ピクセルとの間の関係かのいずれかを表わす。例えば、第2検査値は、検査ピクセルの強度/輝度を表わし、一方、検査値は、検査ピクセルの分散を表わす。図6−図8は、例示的な基準検査形式データベースを示し、一方、図11−図13は、隣接検査形式データベースを示す。形式1−形式3からの各形式は、基準検査形式データベース及び隣接検査形式データベースを有する。図11−図13のグラフは、二次元のグラフを示すが、実際にグラフは三次元であり、x−y平面は、(検査値、第2検査値)の対を示すが、z軸は、同じ値を有する対の量を示す。段階118は、更に、ヒストグラム包絡線を定義し、スレッシュホールドを定義することを含む。図11−図13には、ヒストグラム包絡線324及び325と、種々のスレッシュホールド線TS11 332、TS12 334、TS13 336、TS15 335及びTS17 337とが示されている。ヒストグラム包絡線は、規定量の対を含むか、又は規定量の偽警報を保証するように選択される。スレッシュホールドは、種々の基準に基づいて選択されてもよい。例えば、スレッシュホールドTS12 334は、図11のヒストグラム包絡線324に正接する線である。スレッシュホールドTS11 332は、ヒストグラム包絡線324より若干上に位置する3つの直線である。スレッシュホールドTS17 337は、図12のヒストグラムを形成するデータポイントの中間327に実質的に平行な線である。TS13 336は、ヒストグラム包絡線324から所定の距離に配置された線である。他のスレッシュホールド、例えば、ヒストグラムを形成するデータポイントの中間から規定の統計学的パラメータ内に位置するデータポイントを反映する線を含むスレッシュホールドが選択されてもよいことに注意されたい。
ステップ150の後、現在検査ピクセル値でデータベースをリフレッシュするために段階114及び118へと続いてもよいことに注意されたい。データベースは、欠陥が検出されなかった場合だけリフレッシュされてもよい。
ステップ110の後、検査ピクセル及び基準ピクセルを得るためのステップ120へと続く。検査ピクセルは、図2及び3のシステムのような種々の検出システムにより得ることができるが、これに限定されない。基準ピクセルは、通常、記憶装置から得られるが、検出システム自体によって得ることもできる。
ステップ130の後、検査値及び基準値から選択された値に応答して第1スレッシュホールド及び第2スレッシュホールドを選択するステップ140へ続く。ステップ140は、検査値及び基準値から値を選択する段階142を含む。段階142の後、選択された値に鑑み検査及び基準ピクセルの形式を決定する段階144へと続く。段階144の後、選択された形式に応答して第1スレッシュホールド及び第2スレッシュホールドを選択する段階147へと続く。
ステップ140の後、選択された第1スレッシュホールドと検査値と第2の検査値との間の第1関係を決定すると共に、選択された第2スレッシュホールドと検査値と第2の検査値との間の第2関係を決定するステップ152へと続く。
ステップ152は、(a)選択された形式で特徴付けられる(検査値、第2検査値)の対の位置を、その選択された形式の第1スレッシュホールドに関連して決定すると共に、(b)選択された形式で特徴付けられる(検査値、基準値)の対の位置を、その形式の第2スレッシュホールドに関連して決定することを含む。図6−図11を参照すれば、検査及び基準ピクセルの形式が形式2である場合には、ステップ152は、(a)(検査値、第2検査値)の対がスレッシュホールドTS17 337より高いかどうか決定すると共に、(d)(検査値、基準値)の対がスレッシュホールドTS7 237より高いかどうか決定することを含む。
ステップ152は、上記第1関係及び第2関係の少なくとも1つに応答して欠陥の存在を指示することを含む。例えば、両方の対がスレッシュホールドより高く、欠陥が存在しないことを指示する場合には、この方法101は、他の検査ピクセルをチェックするように続けることができ、ステップ160の後に、ステップ120(別のダイ又はダイの別の部分を照射してピクセルを得なければならない場合)、又は段階124(段階121−123の間に既に取得された像から別のピクセルを処理する場合)へと続く。上記対の少なくとも一方がその対応スレッシュホールドより高く、欠陥があることを指示する場合には、その対応スレッシュホールドより高い上記少なくとも一方の対と、その対応スレッシュホールドとの間の距離を評価する付加的な段階が実行される。上記距離の長さは、通常、欠陥存在の確率に比例するが、この長さは、欠陥の形式に応じたものでもよい(例えば、粒子が作られた材料等)。
第1の関係は、選択された第1スレッシュホールドと、検査値及び第2検査値の両方を反映するデータエレメントとの間の距離を反映することができる。第2の関係は、選択された第2スレッシュホールドと、検査値及び基準値の両方を反映するデータエレメントとの間の距離を反映する。ステップ160は、第1の関係及び第2の関係から選択された関係を選択することを含んでもよいことに注意されたい。各関係は、欠陥の存在の確率を反映してもよく、高い欠陥存在確率を反映する関係を選択することを含む。
本発明は、種々の形式の半導体デバイス、特に、約0.18m以下のデザインルールをもつ高密度半導体デバイスの製造に適用することができる。
本発明は、従来の材料、方法及び装置を使用することにより実施することができる。従って、このような材料、装置及び方法の詳細は、ここでは述べない。以上の説明では、本発明を完全に理解するために、特定の材料、構造、化学成分、プロセス等の、多数の特定の詳細を述べた。しかしながら、本発明は、このような詳細に基づかずに実施できることを認識されたい。他の例では、本発明を不必要に不明瞭にしないために、良く知られた処理構造は詳細に説明しなかった。
ここでは、本発明の実施形態とその幾つかの応用例のみを図示して説明した。本発明は、種々の他の組み合せ及び環境にも使用することができると共に、本発明の概念の範囲内で変更又は修正がなされ得ることを理解されたい。
本発明の一実施形態による欠陥検出方法により検査されるべきウェハを示す図である。 本発明の一実施形態により欠陥検出を行なってピクセルを得るためのシステムを示す図である。 本発明の一実施形態により欠陥検出を行なってピクセルを得るためのシステムを示す図である。 本発明の一実施形態による欠陥検出方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるピクセル形式データベースのグラフ表示である。 本発明の実施形態による基準検査形式データベースのグラフ表示である。 本発明の実施形態による基準検査形式データベースのグラフ表示である。 本発明の実施形態による基準検査形式データベースのグラフ表示である。 本発明の実施形態による基準検査形式データベースのグラフ表示である。 本発明の一実施形態による欠陥検出方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による隣接検査形式データベースのグラフ表示である。 本発明の実施形態による隣接検査形式データベースのグラフ表示である。 本発明の実施形態による隣接検査形式データベースのグラフ表示である。
符号の説明
20・・・半導体ウェハ、22・・・集積回路ダイ、24・・・T字型パターン、30・・・検査ツール、31・・・像形成装置、32・・・プロセッサ、33・・・モニタ、40・・・光源、42、44、46、48・・・検出器(PMT)、49・・・通常の反射ビーム、50・・・暗視野検出器、52・・・明視野検出器

Claims (112)

  1. 基板を欠陥に対して検査する方法であって、
    検査ピクセル及び基準ピクセルを得るステップと、
    上記検査ピクセルを表わす検査値と、上記基準ピクセルを表わす基準値とを計算するステップと、
    上記検査値及び上記基準値から選択された値に応答してスレッシュホールドを選択するステップと、
    上記選択されたスレッシュホールドと上記基準値と上記検査値との間の関係を決定して、欠陥の存在を指示するステップと、
    を備えた方法。
  2. 上記選択された値の選択は、上記基準値及び上記検査値のどちらの値がよりノイズが多いか評価する段階と、ノイズの少ない方の値を選択する段階とを備えた、請求項1に記載の方法。
  3. 上記選択された値は、低い方の値である、請求項2に記載の方法。
  4. 上記選択された値の選択は、(a)上記検査値が誤りである第1の確率を評価する段階と、(b)上記基準値が誤りである第2の確率を評価する段階と、(c)上記第1及び第2の確率のうちの低い方の確率に関連した値を選択する段階とを備えた、請求項1に記載の方法。
  5. 上記検査値は、上記検査ピクセル及び隣接検査ピクセルを表わし、上記基準値は、上記基準ピクセル及び隣接基準ピクセルを表わす、請求項1に記載の方法。
  6. 上記関係は、上記選択されたスレッシュホールドと、上記検査値と上記基準値の差との間の比較である、請求項1に記載の方法。
  7. 上記検査値は、上記検査ピクセルと隣接検査ピクセルとの間の比較を表わす、請求項1に記載の方法。
  8. 上記基準値は、上記基準ピクセルと隣接基準ピクセルとの間の比較を表わす、請求項1に記載の方法。
  9. 上記検査値は、上記検査ピクセルのグレーレベルと、上記検査ピクセルのグレーレベル間及び少なくとも1つの検査隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せ間の比と、上記検査ピクセルのグレーレベルと少なくとも1つの検査隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せとの間の差とで構成されたグループから選択されたパラメータを表わす、請求項1に記載の方法。
  10. 上記検査値は、隣接検査ピクセルの最大グレーレベルと、隣接検査ピクセルの最小グレーレベルとの間の差を反映する、請求項1に記載の方法。
  11. 上記検査値は、隣接検査ピクセルのグレーレベル間の平均を反映する、請求項1に記載の方法。
  12. 上記検査値は、隣接検査ピクセルのグレーレベルと、上記検査ピクセルのグレーレベルとの平均を反映する、請求項1に記載の方法。
  13. 上記選択された値は、基準ピクセル及び検査ピクセルの形式を決定するのに使用される、請求項1に記載の方法。
  14. 選択された値についての個別値の共通性を反映するピクセル形式データベースを構築するステップを更に備えた、請求項13に記載の方法。
  15. 選択された値の範囲をピクセル形式に割り当てるステップを更に備えた、請求項14に記載の方法。
  16. 隣接する選択された値の範囲は、選択された値とその共通性との間の関係を表わす共通性グラフの局部最小値に限定される、請求項15に記載の方法。
  17. 規定のスレッシュホールドより高い少なくとも1つの局部最大値を各範囲が含むように上記選択された値の範囲を割り当てる、請求項15に記載の方法。
  18. エンドユーザにより与えられた範囲情報に基づいて上記選択された値の範囲を割り当てる、請求項15に記載の方法。
  19. 上記範囲は、ダイのパターン化されたエリア及びダイの背景を適宜に表わす、請求項15に記載の方法。
  20. 上記範囲は、周期的なセル、非周期的なセル及び背景を適宜に表わす、請求項15に記載の方法。
  21. 上記検査値及び上記基準値から選択された値を選択する上記ステップの間に上記ピクセル形式データベースを更新する段階を更に備えた、請求項14に記載の方法。
  22. 一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査データベースを構築するステップを更に備えた、請求項1に記載の方法。
  23. 上記基準検査データベースに応答してスレッシュホールドを定義するステップを更に備えた、請求項22に記載の方法。
  24. 各ピクセル形式に対して、そのピクセル形式に属する検査値ピクセルの一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査形式データベースを構築するステップを更に備えた、請求項1に記載の方法。
  25. 上記ピクセル形式に関連した上記基準検査データベースに応答して各ピクセル形式に対してスレッシュホールドを決定するステップを更に備えた、請求項24に記載の方法。
  26. スレッシュホールドを選択する上記ステップは、上記検査ピクセル及び上記基準ピクセルから選択されたピクセルのピクセル形式に関連したスレッシュホールドを選択する段階を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 上記基準形式データベースは、三次元ヒストグラムである、請求項24に記載の方法。
  28. 上記スレッシュホールドは、上記ヒストグラムの包絡線に正接する線で構成される、請求項27に記載の方法。
  29. 上記スレッシュホールドは、上記ヒストグラムを形成するデータポイントの中間に実質的に平行な線で構成される、請求項27に記載の方法。
  30. 上記スレッシュホールドは、上記ヒストグラム包絡線から所定の距離に配置された線で構成される、請求項27に記載の方法。
  31. 上記スレッシュホールドは、上記ヒストグラムを形成するデータポイントの中間から規定の統計学的パラメータ内に配置されたデータポイントを反映する線で構成される、請求項27に記載の方法。
  32. 上記基準ピクセルはメモリから得られる、請求項1に記載の方法。
  33. 上記基準ピクセルは別のダイから得られる、請求項1に記載の方法。
  34. 上記基準ピクセルは、上記検査ピクセルが得られたパターンと理想的に同一であるパターンから得られる、請求項1に記載の方法。
  35. 上記計算ステップは、欠陥の存在の確率を表わす警報信号を発生する段階を含む、請求項1に記載の方法。
  36. 一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査データベースを構築するステップを更に備えた、請求項35に記載の方法。
  37. 上記基準検査データベースに応答してスレッシュホールドを定義するステップを更に備えた、請求項36に記載の方法。
  38. 上記警報信号の値は、上記選択されたスレッシュホールドと、上記一対の検査値及び基準値との間の距離に応じたものである、請求項37に記載の方法。
  39. 基板を欠陥に対して検査する方法であって、
    上記基板を照射するステップと、
    検査ピクセルを得るステップと、
    上記検査ピクセルを表わす検査値を計算するステップと、
    基準ピクセルを上記検査ピクセルと同じダイから得るべきか別のダイから得るべきかを決定するステップと、
    上記決定に応答して基準ピクセルを得るステップと、
    上記検査ピクセルを表わす検査値を計算するステップと、
    上記検査値及び上記基準値から選択された値に応答してスレッシュホールドを選択するステップと、
    上記選択されたスレッシュホールドを、上記基準値と上記検査値との間の差と比較して、欠陥の存在を決定するステップと、
    を備えた方法。
  40. 上記選択された値の選択は、上記基準値及び上記検査値のどちらの値がよりノイズが多いか評価する段階と、ノイズの少ない方の値を選択する段階とを備えた、請求項39に記載の方法。
  41. 上記選択された値は、低い方の値である、請求項40に記載の方法。
  42. 上記選択された値の選択は、上記検査値が誤りである第1の確率を評価する段階と、上記基準値が誤りである第2の確率を評価する段階と、上記第1及び第2の確率のうちの低い方の確率に関連した値を選択する段階とを備えた、請求項39に記載の方法。
  43. 上記検査値は、上記検査ピクセル及び隣接検査ピクセルを表わすか、又は上記検査ピクセルと隣接検査ピクセルとの間の比較を表わす、請求項39に記載の方法。
  44. 上記検査値は、
    上記検査ピクセルのグレーレベルと、
    上記検査ピクセルのグレーレベル間及び少なくとも1つの検査隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せ間の比と、
    上記検査ピクセルのグレーレベルと少なくとも1つの検査隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せとの間の差と、
    隣接検査ピクセルの最大グレーレベルと隣接検査ピクセルの最小グレーレベルとの間の差と、
    隣接検査ピクセルのグレーレベル間の平均と、
    で構成されたグループから選択されたパラメータを表わす、請求項39に記載の方法。
  45. 上記選択された値は、基準ピクセル及び検査ピクセルの形式を決定するのに使用される、請求項39に記載の方法。
  46. 上記検査ピクセルの形式を決定するステップを更に備え、該決定ステップは、上記検査ピクセルの形式に応答して行なわれる、請求項45に記載の方法。
  47. 上記選択された値についての個別値の共通性を反映するピクセル形式データベースを構築するステップを更に備えた、請求項39に記載の方法。
  48. 選択された値の範囲をピクセル形式に割り当てるステップを更に備えた、請求項47に記載の方法。
  49. 隣接する選択された値の範囲は、選択された値とその共通性との間の関係を表わす共通性グラフの局部最小値に限定される、請求項47に記載の方法。
  50. 規定のスレッシュホールドより高い少なくとも1つの局部最大値を各範囲が含むように上記選択された値の範囲を割り当てる、請求項47に記載の方法。
  51. エンドユーザにより与えられた範囲情報に基づいて上記選択された値の範囲を割り当てる、請求項47に記載の方法。
  52. 上記範囲は、ダイのパターン化されたエリア及びダイの背景を適宜に表わす、請求項47に記載の方法。
  53. 上記範囲は、周期的なセル、非周期的なセル及び背景を適宜に表わす、請求項47に記載の方法。
  54. 上記検査値及び上記基準値から選択された値を選択する上記ステップの間に上記ピクセル形式データベースを更新する段階を更に備えた、請求項47に記載の方法。
  55. 一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査データベースを構築するステップを更に備えた、請求項39に記載の方法。
  56. 上記基準検査データベースに応答してスレッシュホールドを定義するステップを更に備えた、請求項55に記載の方法。
  57. 各ピクセル形式に対して、そのピクセル形式に属する検査値ピクセルの一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査形式データベースを構築するステップを更に備えた、請求項39に記載の方法。
  58. 上記ピクセル形式に関連した上記基準検査データベースに応答して各ピクセル形式に対してスレッシュホールドを決定するステップを更に備えた、請求項57に記載の方法。
  59. スレッシュホールドを選択する上記ステップは、上記検査ピクセル及び上記基準ピクセルから選択されたピクセルのピクセル形式に関連したスレッシュホールドを選択する段階を含む、請求項57に記載の方法。
  60. 上記基準形式データベースは、三次元ヒストグラムである、請求項56に記載の方法。
  61. 上記スレッシュホールドは、上記ヒストグラムの包絡線に正接する線で構成される、請求項60に記載の方法。
  62. 上記スレッシュホールドは、上記ヒストグラムを形成するデータポイントの中間に実質的に平行な線で構成される、請求項60に記載の方法。
  63. 上記スレッシュホールドは、上記ヒストグラム包絡線から所定の距離に配置された線で構成される、請求項60に記載の方法。
  64. 上記スレッシュホールドは、上記ヒストグラムを形成するデータポイントの中間から規定の統計学的パラメータ内に配置されたデータポイントを反映する線で構成される、請求項60に記載の方法。
  65. 上記計算ステップは、欠陥の存在の確率を表わす警報信号を発生する段階を含む、請求項39に記載の方法。
  66. 一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査データベースを構築するステップを更に備えた、請求項39に記載の方法。
  67. 上記基準検査データベースに応答してスレッシュホールドを定義するステップを更に備えた、請求項66に記載の方法。
  68. 上記警報信号の値は、上記選択されたスレッシュホールドと、上記一対の検査値及び基準値との間の距離に応じたものである、請求項67に記載の方法。
  69. 上記決定ステップは、上記検査されるダイが低分散の隣接物に位置する場合に同じダイから基準ピクセルを得るように決定する段階を含む、請求項39に記載の方法。
  70. 上記隣接物の分散は、
    上記検査ピクセルのグレーレベル間及び少なくとも1つの検査隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せ間の比と、
    上記検査ピクセルのグレーレベルと、少なくとも1つの検査隣接ピクセルのグレーレベルの組み合せとの間の差と、
    隣接検査ピクセルの最大グレーレベルと、隣接検査ピクセルの最小グレーレベルとの間の差と、
    隣接検査ピクセルのグレーレベル間の平均と、
    で構成されたグループから選択された少なくとも1つのパラメータに応じたものである、請求項39に記載の方法。
  71. 基板を欠陥に対して検査する方法であって、
    検査ピクセル、検査隣接ピクセル、及び基準ピクセルを得るステップと、
    検査値、第2検査値及び基準値を計算するステップであって、上記第2検査値は、上記検査ピクセルのみを表わし、上記基準値は、上記基準ピクセル及び隣接基準ピクセルを表わし、上記検査値は、上記検査ピクセル及び検査隣接ピクセルを表わすものであるような前記ステップと、
    上記検査値及び上記基準値から選択された値に応答して第1スレッシュホールド及び第2スレッシュホールドを選択するステップと、
    上記選択された第1スレッシュホールドと上記検査値と上記第2検査値との間の第1の関係を決定すると共に、上記選択された第2スレッシュホールドと上記検査値と上記基準値との間の第2の関係を決定するステップと、
    上記第1の関係及び第2の関係の少なくとも一方に応答して欠陥の存在を指示するステップと、
    を備えた方法。
  72. 上記第1の関係は、上記選択された第1スレッシュホールドと、上記検査値及び上記第2検査値の両方を反映するデータエレメントとの間の距離を反映する、請求項71に記載の方法。
  73. 上記第2の関係は、上記選択された第2スレッシュホールドと、上記検査値及び上記基準値の両方を反映するデータエレメントとの間の距離を反映する、請求項71に記載の方法。
  74. 上記指示ステップは、上記第1の関係及び上記第2の関係から選択された関係を選択する段階を含む、請求項71に記載の方法。
  75. 上記各関係は、欠陥存在の確率を反映し、高い欠陥存在確率を反映する関係を選択する、請求項74に記載の方法。
  76. 上記選択された値の選択は、上記基準値及び上記検査値のどちらの値がよりノイズが多いか評価する段階と、ノイズの少ない方の値を選択する段階とを備えた、請求項71に記載の方法。
  77. 上記選択された値は、低い方の値である、請求項76に記載の方法。
  78. 上記選択された値の選択は、上記検査値が誤りである第1の確率を評価する段階と、上記基準値が誤りである第2の確率を評価する段階と、上記第1及び第2の確率のうちの低い方の確率に関連した値を選択する段階と、
    を備えた、請求項71に記載の方法。
  79. 上記基準値は、上記基準ピクセルのグレースケールと、上記基準ピクセルのグレースケール間及び少なくとも1つの基準隣接ピクセルのグレースケールの組み合せ間の比と、上記基準ピクセルのグレースケールと少なくとも1つの基準隣接ピクセルのグレースケールの組み合せとの間の差とで構成されたグループから選択されたパラメータを表わす、請求項71に記載の方法。
  80. 上記検査値は、少なくとも1つの検査隣接ピクセルの少なくとも1つのグレースケールの組み合せを表わす、請求項71に記載の方法。
  81. 上記検査値は、隣接検査ピクセルの最大グレースケールと、隣接検査ピクセルの最小グレースケールとの間の差を反映する、請求項71に記載の方法。
  82. 上記検査値は、隣接検査ピクセルのグレースケールの平均を反映する、請求項71に記載の方法。
  83. 上記基準値は、隣接基準ピクセルのグレースケール及び基準ピクセルのグレースケールの平均を反映する、請求項71に記載の方法。
  84. 上記第2検査値は、上記検査ピクセルの輝度を反映する、請求項71に記載の方法。
  85. 上記選択された値は、上記基準ピクセル及び検査ピクセルの形式を決定するのに使用される、請求項71に記載の方法。
  86. 上記選択された値についての個別値の共通性を反映するピクセル形式データベースを構築するステップを更に備えた、請求項85に記載の方法。
  87. 選択された値の範囲をピクセル形式に割り当てるステップを更に備えた、請求項86に記載の方法。
  88. 隣接する選択された値の範囲は、選択された値とその共通性との間の関係を表わす共通性グラフの局部最小値に限定される、請求項87に記載の方法。
  89. 規定のスレッシュホールドより高い少なくとも1つの局部最大値を各範囲が含むように上記選択された値の範囲を割り当てる、請求項87に記載の方法。
  90. エンドユーザにより与えられた範囲情報に基づいて上記選択された値の範囲を割り当てる、請求項87に記載の方法。
  91. 上記範囲は、ダイのパターン化されたエリア及びダイの背景を適宜に表わす、請求項87に記載の方法。
  92. 上記範囲は、周期的なセル、非周期的なセル及び背景を適宜に表わす、請求項87に記載の方法。
  93. 上記検査値及び上記基準値から選択された値を選択する上記ステップの間に上記ピクセル形式データベースを更新する段階を更に備えた、請求項86に記載の方法。
  94. 一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査データベースを構築するステップと、一対の検査値及び隣接検査値の共通性を反映する検査隣接データベースを構築するステップとを更に備えた、請求項71に記載の方法。
  95. 上記基準検査データベースに応答して1組の第1スレッシュホールドを定義するステップを更に備えた、請求項94に記載の方法。
  96. 上記検査隣接データベースに応答して1組の第2スレッシュホールドを定義するステップを更に備えた、請求項94に記載の方法。
  97. 各ピクセル形式に対して、そのピクセル形式に属するピクセルの一対の検査値及び基準値の共通性を反映する基準検査形式データベースを構築するステップを更に備えた、請求項71に記載の方法。
  98. 前記ピクセル形式に関連した上記基準検査形式データベースに応答して各ピクセル形式に対する第1スレッシュホールドを決定するステップを更に備えた、請求項97に記載の方法。
  99. 1組の第1スレッシュホールドから第1スレッシュホールドを選択する上記ステップは、上記検査ピクセル及び上記基準ピクセルから選択されたピクセルのピクセル形式に関連した第1スレッシュホールドを選択する段階を含む、請求項97に記載の方法。
  100. 上記基準検査形式データベースは、1より大きな整数をNとすれば、N次元ヒストグラムである、請求項97に記載の方法。
  101. 上記第1スレッシュホールドは、上記ヒストグラムの包絡線に正接する線で構成される、請求項100に記載の方法。
  102. 上記第1スレッシュホールドは、上記ヒストグラムを形成するデータポイントの中間に実質的に平行な線で構成される、請求項100に記載の方法。
  103. 上記第1スレッシュホールドは、上記ヒストグラム包絡線から所定の距離に配置された線で構成される、請求項100に記載の方法。
  104. 上記第1スレッシュホールドは、上記ヒストグラムを形成するデータポイントの中間から規定の統計学的パラメータ内に配置されたデータポイントを反映する線で構成される、請求項100に記載の方法。
  105. 各ピクセル形式に対して、そのピクセル形式に属するピクセルの一対の検査値及び基準値の共通性を反映する隣接検査形式データベースを構築するステップを更に備えた、請求項71に記載の方法。
  106. 前記ピクセル形式に関連した上記隣接検査形式データベースに応答して各ピクセル形式に対する第2スレッシュホールドを定義するステップを更に備えた、請求項105に記載の方法。
  107. 1組の第2スレッシュホールドから第2スレッシュホールドを選択する上記ステップは、上記検査ピクセル及び上記基準ピクセルから選択されたピクセルのピクセル形式に関連した第2スレッシュホールドを選択する段階を含む、請求項105に記載の方法。
  108. 上記隣接検査形式データベースは、1より大きな整数をNとすれば、N次元ヒストグラムである、請求項105に記載の方法。
  109. 上記第2スレッシュホールドは、上記ヒストグラムの包絡線に正接する線で構成される、請求項108に記載の方法。
  110. 上記第2スレッシュホールドは、上記ヒストグラムを形成するデータポイントの中間に実質的に平行な線で構成される、請求項108に記載の方法。
  111. 上記第2スレッシュホールドは、上記ヒストグラム包絡線から所定の距離に配置された線で構成される、請求項108に記載の方法。
  112. 上記第2スレッシュホールドは、上記ヒストグラムを形成するデータポイントの中間から規定の統計学的パラメータ内に配置されたデータポイントを反映する線で構成される、請求項108に記載の方法。
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