JP2005509990A - 軟質下層にバイアス付与した垂直磁気記録ヘッド - Google Patents

軟質下層にバイアス付与した垂直磁気記録ヘッド Download PDF

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Abstract

垂直磁気記録ヘッド22は、記録ヘッド22の動作中に記録媒体16の軟質磁気下層40からのノイズを減少させる磁界を生成する手段を有する読み取りヘッドを含む。磁界を生成する手段は、読み取りヘッド34の平面読み取りセンサ46に直角の電流を含む。電流は、軟質磁気下層40の磁化にバイアス付与する磁界を生成する。読み取りセンサ46を通る電流または電流密度の量を制御することにより、軟質磁気下層40にバイアス付与する磁界の大きさを制御することができる。記録媒体16の軟質磁気下層40に磁気でバイアス付与するため、垂直磁気記録ヘッド22を使用する方法も開示する。

Description

本出願は2001年4月4日出願の米国暫定出願第60/281,430号に対する優先権を主張する。
本発明は垂直磁気記録に、特に垂直磁気記録媒体下層にバイアス付与する垂直磁気記録ヘッドに関する。
コンピュータのヘッド・ディスク・ドライブでの使用に垂直磁気記録システムが提案されてきた。垂直記録ヘッドは、従動書き込みポールと、書き込みポールに磁気的に結合された先行復帰または対向ポールと、書き込みポールのヨークを囲む導電性磁化コイルとを含むことができる。垂直書き込み媒体は、垂直に配向された磁気ドメインを有する硬質磁気記録層と、記録ヘッド・フィールドを強化し、従動書き込みポールから書き込み装置の先行または対向ポールへのフラックス路を提供する軟質磁気下層とを含むことができる。このような垂直記録媒体は、硬質層と軟質層の間の交換結合を防止するため、硬質記録層と軟質下層との間に薄い中間層も含むことができる。
磁気記録媒体に書き込むため、記録ヘッドは、浮上高さとして知られる距離だけ磁気記録媒体から隔置される。磁気記録媒体は、記録ヘッドを通り過ぎ、したがって記録ヘッドは磁気記録媒体のトラックを辿り、磁気記録媒体は最初に対向ポールの下を通過し、次に書き込みポールの下を通過する。電流がコイルに流れて、書き込みポール内に磁束を生成する。磁束は書き込みポール先端から硬質磁気記録トラックを通って軟質下層に入り、対向ポールへと通る。
また、読み出し動作中に軟質下層が役立つ。リードバック・プロセス中、軟質下層は磁気的に硬質の層に磁荷の像を生成し、媒体から来る磁束を効果的に増加させる。これによって、より高い再生信号を提供する。
垂直記録の設計は、従来の水平設計よりはるかに高い線密度をサポートする可能性を有する。また、前述の2層媒体を垂直記録に使用して、記録ヘッドの効率を増加させる。垂直記録媒体の軟質磁気下層は、逆の像電荷を形成し、記録中の書き込みフィールドと再生中の記録されたトランジションの周辺磁場とを共に大幅に拡大する。
垂直記録を実現する際の難問の一つは、軟質下層のノイズの問題を解決することである。ノイズは、磁気ドメインによって生じた周辺磁場、または読み取り装置によって感知できる軟質下層の補償されていない磁荷によって引き起こされる。例えば、Ni80Fe20またはCo90Fe10などの軟質下層材料は、リードバック信号でノイズを増強する多ドメイン状態を呈することがあり、したがって信号対雑音比(SNR)を劣化させる。このような材料の磁気ドメイン分布を慎重に制御しないと、非常に大きい周辺磁場が読み取り要素に大量のノイズを誘発することがある。
軟質下層を使用した結果生じるノイズの問題を解決するために、解決法が提案されている。この提案された解決法は、概ね、媒体の解決法とシステムの解決法とに分類することができる。提案された多くの解決法は、共通して例えば磁界を使用して、軟質下層の磁化に好ましくは半径方向のトラック横断方向でバイアスを付与するか、それを所定の位置に保持する。バイアス磁界は、例えば磁気異方性、交換バイアスによって生成された内部磁界でよいか、または追加磁界コイルまたは永久磁石を通して外部から供給することができる。提案された媒体の解決法の一例は、軟質磁気下層の下、またはそれの隣にて反強磁性材料を使用して、軟質磁気下層にバイアスを付与する。これは交換バイアス付与軟質下層と呼ぶこともある。提案された媒体解決法の別の例は、軟質磁気下層に隣接して、またはその下に永久磁石を使用して、バイアス付与効果を提供する。これは硬質バイアス付与と呼ぶこともある。提案されたシステム解決法の一例は、外部電磁石を使用して、軟質磁気下層にバイアス磁界を付与する。
しかし、それでも軟質下層のノイズの問題を軽減するか、または最小にするよう、軟質下層にバイアス付与するために、改善された手段またはより効果的な手段を提供する改良型垂直磁気記録システムに対する要求がある。
本発明は、本明細書または図面からさらに十分に理解されるように上記特定された要求、さらに他の要求に応えるものである。
本発明の態様によると、軟質磁気下層を有する垂直磁気記録媒体と関連して使用するための垂直磁気記録ヘッドは、垂直記録ヘッドの読み取り動作中に軟質磁気下層の磁化にバイアス付与する磁界を生成する手段を含む読み取りヘッドを備える。磁界を生成する手段は、平面状読み取りセンサに直角の電流を含むことができる。
本発明の追加の態様によると、磁気ディスク・ドライブ記憶システムは、軟質磁気下層を含む垂直磁気記録媒体と、垂直磁気記録媒体に隣接して配置された垂直磁気記録ヘッドとを備える。垂直磁気記録ヘッドは、垂直磁気記録ヘッドの動作中に、垂直磁気記録媒体の軟質磁気下層の磁化にバイアス付与する磁界を生成する読み取りセンサを含む。
本発明のさらなる態様によると、垂直磁気記録媒体の軟質磁気下層に磁気のバイアスを付与するため、読み取りセンサを有する垂直磁気記録ヘッドを使用する方法は、記録媒体の隣接して読み取りセンサを配置することと、記録ヘッドの読み取り動作中に、軟質下層からのノイズを削減するため、軟質磁気下層に磁気のバイアスを付与する磁界を生成する読み取りセンサに電流を通すことを含む。方法は、軟質下層にバイアス付与するため、磁界の大きさを制御する読み取りセンサを通る電流の量を制御することも含むことができる。方法は、リードバック・プロセス中に信号対雑音比を最大にするため、磁界を調節することも含むことができる。
本発明は、記録ヘッドの動作中に軟質磁気下層からのノイズを減少させるため、記録媒体の軟質磁気下層にバイアス付与する垂直磁気記録ヘッドを提供する。本発明は、特に、磁気ディスク記憶システムで使用するのに適切である。本明細書では、記録ヘッドとは、読み書き作業を実行することができるヘッドと定義される。
図1は、本発明による垂直記録媒体を使用することができるディスク・ドライブの絵画的表現図である。ディスク・ドライブ10は、ディスク・ドライブの様々な構成要素を含むようサイズ決定され、構築されたハウジング12(この図では上部分が取り外され、下部分が見える)を含む。ディスク・ドライブ10は、ハウジング内に、少なくとも1つの磁気記憶媒体16を回転するためのスピンドル・モータ14を含み、媒体は垂直磁気記憶媒体でよく、この場合は磁気ディスクである。少なくとも1本のアーム18がハウジング12内に含まれ、各アーム18は、記録ヘッドまたはスライダ22を伴う第1端22、および軸受け26によってシャフトに旋回自在に装着された第2端24を有する。アーム18を旋回して、記録ヘッド22をディスク16の所望のセクタまたはトラック上に配置するため、アームの第2端24にアクチュエータ・モータ28を配置する。アクチュエータ・モータ28は制御装置によって調整され、これは本図では図示されず、当技術分野でよく知られている。
図2は、垂直磁気記録ヘッド22および垂直記録磁気媒体16の部分略側面図である。記録ヘッド22は、従動主ポール30および復帰または対向ポール32を備える書き込み区間を含む。磁化コイル33がヨーク35を囲み、ヨークは主ポール30と復帰ポール32とを接続する。記録ヘッド22は、読み取りポール36と対向ポール32との間に配置された読み取りヘッド34も含む。図2に示す実施形態では、読み取りヘッド34は、書き込み区間の対向ポール32を共用する。
さらに図2を参照すると、垂直磁気記録媒体16は、記録ヘッド22の下に位置する。記録媒体16は、記録中は矢印Aの方向に移動する。記録媒体16は基板38を含み、これはセラミック・ガラス、非晶質ガラス、またはNiPめっきAlMgなど、任意の適切な材料で作成することができる。軟質磁気下層40を基板38に付着させる。軟質磁気下層40は、例えばFeCoB、FeAIN、NiFe、CoZrNbまたはFeCoなど、任意の適切な材料で作成することができる。また、軟質下層40は、約50nmから約400nmの厚さを有することができる。硬質磁気記録層44を軟質下層40に付着させる。硬質磁気記録層44に適した硬質磁気材料には、例えばCoCr、FePd、CoPd、CoFePdおよびCoCrPdがある。硬質磁気層44は、約8nmから約40nmの厚さを有することができる。
図3の斜視図を参照すると、読み取りヘッド34の部分が図示されている。特に、読み取りヘッド34は、磁気シールド48に隣接して、またはそれに接触した状態で配置された読み取りセンサ46を含む。磁気シールド48は、読み取りセンサ46に電流Iを通す電気リード線の役目をすることができる。追加の磁気シールド/リード線を読み取りセンサ46の反対側に配置してもよいが、単純にするために図3には図示されていない。
読み取りセンサ46は、平面(CPP)タイプのセンサに対して直角の電流でよく、電流Iは読み取りセンサ46を形成する薄膜の面に対して直角に流れる。しかし、読み取りセンサ46は、本明細書で以下に説明するように、軟質磁気下層40にバイアス付与するために十分大きい磁界を生成できるなら、他のタイプのセンサとして構築できることが理解される。また、下層40の材料およびその磁気特性(例えばHk異方性磁界値)に対する特定の選択肢は、所望のバイアス付与を提供するのに必要な磁界の強度と直接関係があることも理解される。
本明細書で本発明を図解するために、読み取りセンサ46をCPPタイプのセンサとする。CPPタイプ・センサ46は、大きいヒート・シンクとして作用するシールド/接点48と直接接触する。これによって、CPPタイプ・センサ46は、大きい電流密度、例えば約1×108A/cm2以上で動作することができる。高密度記録とする寸法、例えば約100nm未満の装置幅では、電流はCPPセンサ46にわたってほぼ均一であり得る。CIPスピン弁センサでは、電流密度は非常に薄い約2.5nmのCu中間層で、この高さにしかならない。軟質下層40にバイアス付与するための磁界は比較的高くする必要がある。例えば読み取りヘッド24の空気支承面から約5〜100nmにて、約25Oeより大きい。センサ46を通る電流によって生成される磁界が空気支承面からの距離に対して低下する比率は、センサ46の幅に依存し、センサ46が広いほど、磁界の減少は遅くなる。これによって、CIPスピン弁よりCPPセンサ46(多層またはスピン弁)を介しての方が、大きい磁界を適用することができる。
CPPタイプの読み取りセンサ46の場合、上述のように磁気シールド48は、電流Iをセンサ46との間で流す電気リード線としての役目もすることができる。シールド48は読み取りセンサ46と直接接触することが好ましい。磁気シールド48は、次に、大きいヒート・シンクとして作用し、これによってセンサ46を過熱させることなく、センサ46にはるかに高い電流密度を通すことができる。読み取りセンサ46に電流Iが通る結果、磁界Hが生成される。磁界Hの大きさは、読み取りセンサ46を通る電流Iの量に、特に電流密度に比例する。例えば、電流Iまたは電流密度が上昇すると、磁界Hの大きさが増大する。磁気シールド48が大きいヒート・シンクとして作用するので、読み取りセンサ46によって、より大きい磁界Hを生成することができる。
本明細書で説明するように、垂直磁気記録を実現する際の難問の一つは、軟質下層40からのノイズの問題を解決するか、最小にすることである。読み取りセンサ46は、図3に示す磁界Hなどの磁界を有利に生成し、これは読み取りヘッド34の動作中に、軟質磁気下層40からのノイズを減少させる。特に、自身に電流Iが通る結果として読み取りセンサ46に生成される磁界Hは、所望の一様な方向で軟質下層40の磁気ドメインを保持するか、それにバイアス付与することにより、軟質下層40に磁気でバイアスを付与する。軟質下層40の磁気ドメインは、ほぼ半径方向でトラックを横断する方向にバイアス付与することが好ましい。
本発明を、特に軟質磁気下層40に加える磁界Hを例示するため、図4および図5を参照するが、これはそれぞれ磁界Hのx成分およびy成分の変動を、空気支承面(ABS)からのクロストラック位置および距離に対して示すグラフである。xおよびy方向は、図3の座標系50によって示される。図4および図5に示す結果は、例えばトラック幅TW(モデリングのために、センサは無限に長いと見なすことができる)、50nmのストライプ高さSH、および約1.5×108A/cm2の電流密を有するセンサ46についての結果である。特に、線52は、センサ46のABSから0nmの距離を表し、線54はABSから50nmの距離、線55はABSから100nmの距離、線56はABSから200nmの距離、線58はABSから400nmの距離を表す。図5では、線60はセンサ46のABSから0nmの距離を表し、線62はABSから50nmの距離、線63はABSから100nmの距離、線64はABSから200nmの距離、線66はABSから400nmの距離を表す。
磁界Hの効果を例示するため、以下のように仮定することができる。つまり、ヘッドから媒体までの間隔、つまり浮上高さFHは10〜15nm、硬質磁気記録層44は約20nmの厚さを有し、軟質磁気下層40は200nmの厚さを有する。これらの寸法に基づき、図4に示すように、読み取りセンサ46の真下で、軟質下層40の上にある磁界Hのx成分は、約−240Oeとなり、軟質下層40の中心41における磁界Hは、約−66Oeとなる。ノイズを減少させるよう軟質下層にバイアス付与するために用いる他の技術の結果に基づき、本発明の磁界によって与えられるバイアス付与の結果は、既知の技術と同じオーダー、またはそれより大きくなるよう決定された。また、磁界Hは、x方向とy方向の両方で、図4および図5に示したような高い保磁力媒体を実現するのに十分なほど大きくない。
したがって、本発明は、軟質下層40の磁化にバイアス付与するよう磁界を生成するため、記録媒体16の軟質下層40からのノイズを減少させる効果的手段を提供することが理解される。使用時には、読み取りヘッド34、および特に読み取りセンサ46を記録媒体16に隣接して配置する。読み取りセンサ46を通って流れる電流Iを、さらに電流密度を制御することにより、読み取りセンサ46から発する磁界Hも制御することができる。より大きい電流Iを提供することにより、読み取りセンサ46によって生成される信号を大きくすることができ、さらに磁界Hも大きくすることができる。読み取りセンサ46を通って軟質下層40の磁化にバイアス付与する電流を制御することにより、軟質層の磁化にバイアス付与する効率的かつ効果的な手段が提供させるので有利である。これによって、永久磁石などの追加の構成要素を記録ヘッドの一部として、特に読み取りヘッドの一部として形成する必要なく、軟質下層にバイアス付与できるので有利である。
信号が減少し始める前に、読み取りセンサ46を通ることができる最大電流密度が存在すると判断されている。しかし、記録システムの信号対雑音比(SNR)を上げることが重要であるので、軟質下層40からのノイズをさらに減少させ、したがって信号が減少してもSNRを上げるため、さらに高い電流密度を読み取りセンサ46に通してもよい。したがって、本発明による読み取りセンサを通る電流密度の適切な範囲は、約1.0×107A/cm2から約1.0×109A/cm2である。また、センサ46のABSから軟質下層40の表面43までの距離は、所望通りに軟質下層40に効果的にバイアス付与する磁界Hでは、約5nmから約100nmの範囲である。
本発明の特定の実施形態を、本発明を制限するためではなく、それを例示するために説明してきたので、本明細書および添付の請求の範囲で説明した通りの本発明から逸脱することなく、本発明の原理および範囲内で、細部、材料、および部品構成を無数に変更できることが当業者には理解される。
本発明により構築されたディスク・ドライブの絵画的表現図である。 本発明による垂直磁気記録ヘッドおよび垂直磁気記録媒体の部分略側面図である。 図2に示した垂直磁気記録ヘッドおよび垂直磁気記録媒体の一部の部分略等角図である。 磁界のx成分と、空気支承面からのクロストラック位置および距離とのグラフ図である。 磁界のy成分と、空気支承面からのクロストラック位置および距離とのグラフ図である。

Claims (20)

  1. 軟質磁気下層40を有する垂直磁気記録媒体16に関連して使用する垂直磁気記録ヘッド22で、
    垂直記録ヘッド22の読み取り動作中に、軟質磁気下層40の磁化にバイアス付与するため、磁界を生成する手段を含む読み取りヘッド34を備える垂直磁気記録ヘッド。
  2. 前記磁界生成手段が、平面読み取りセンサ46に直角の電流を含む、請求項1に記載の垂直磁気記録ヘッド22。
  3. 磁界が、軟質磁気下層40の磁化にバイアス付与するため、約25Oeより大きい、請求項1に記載の垂直磁気記録ヘッド22。
  4. 約1.0×107A/cm2から約1.0×109A/cm2の範囲の電流密度が、前記読み取りセンサ46を通る、請求項2に記載の垂直磁気記録ヘッド22。
  5. さらに、前記読み取りセンサ46に隣接して配置された少なくとも1つの磁気シールド48を含み、前記少なくとも1つの磁気シールド48が、前記読み取りセンサ46を通る電流密度を増加させるために設けたヒート・シンクとして働く、請求項2に記載の垂直磁気記録ヘッド22。
  6. 磁気ディスク・ドライブ記憶システム10で、
    軟質磁気下層40を含む垂直磁気記録媒体16と、
    前記垂直磁気記録媒体に隣接して配置された垂直磁気記録ヘッド22とを備え、前記垂直磁気記録ヘッド22が、前記垂直磁気記録ヘッド22の動作中に、垂直磁気記録媒体16の軟質磁気下層40の磁化にバイアス付与する磁界を生成する読み取りセンサ46を含むシステム10。
  7. 前記読み取りセンサ46が、平面読み取りセンサ46に直角な電流である、請求項6に記載のシステム10。
  8. 約1.0×107A/cm2から約1.0×109A/cm2の範囲の電流密度が、前記読み取りセンサ46を通る、請求項7に記載のシステム10。
  9. 前記読み取りセンサ46の空気支承面から前記軟質磁気下層40の上面43までの距離が、約5nmから約100nmの範囲である、請求項6に記載のシステム10。
  10. さらに、前記読み取りセンサ46に隣接して配置された少なくとも1つの磁気シールド48を含み、前記少なくとも1つの磁気シールド48が、前記読み取りセンサ46を通る電流密度を増加させるために設けたヒート・シンクとして働く、請求項6に記載のシステム10。
  11. 前記読み取りセンサ46によって生成された前記磁界が、ほぼ半径方向のクロストラック方向で、軟質磁気下層40の直に磁気でバイアス付与する、請求項6に記載のシステム10。
  12. 垂直磁気記録媒体16の軟質磁気下層40に磁気でバイアス付与するため、読み取りセンサ46を有する垂直磁気記録ヘッド22を使用する方法で、
    記録媒体16に隣接して読み取りセンサ46を配置することと、
    記録ヘッド22の読み取り動作中に軟質磁気下層40からノイズを減少させるため、軟質磁気下層40に磁気でバイアス付与する磁界を生成する電流を、読み取りセンサ46に通すこととを含む方法。
  13. さらに、軟質磁気下層40に磁気でバイアス付与する磁界の大きさを制御するため、読み取りセンサ46を通る電流の量を制御することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. さらに、リードバック・プロセス中に信号対雑音比を最大にするため、磁界を調節することを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 読み取りセンサ46を通る電流が、約1.0×107A/cm2から約1.0×109A/cm2の範囲の電流密度を有する、請求項12に記載の方法。
  16. 読み取りセンサ46が、平面読み取りセンサ46に直角な電流である、請求項12に記載の方法。
  17. さらに、前記読み取りセンサ46の空気支承面から前記軟質磁気下層40の上面43までの距離を、約5nmから約100nmの範囲に維持することを含む、請求項12に記載の方法。
  18. さらに、ほぼ半径方向のクロストラック方向で磁化にバイアス付与することを含む、請求項12に記載の方法。
  19. 磁界が、軟質磁気下層40にバイアス付与するため、約25Oeより大きい値を有する、請求項12に記載の方法。
  20. さらに、軟質磁気下層40の磁気特性に基づいて、バイアス付与するための磁界の値を決定することを含む、請求項12に記載の方法。
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