JP2005509439A - エナンチオマーに富むα−アミノ酸の製造法 - Google Patents

エナンチオマーに富むα−アミノ酸の製造法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005509439A
JP2005509439A JP2003545827A JP2003545827A JP2005509439A JP 2005509439 A JP2005509439 A JP 2005509439A JP 2003545827 A JP2003545827 A JP 2003545827A JP 2003545827 A JP2003545827 A JP 2003545827A JP 2005509439 A JP2005509439 A JP 2005509439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acids
amino acid
carbamoyl
hydantoinase
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003545827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005509439A6 (ja
JP2005509439A5 (ja
Inventor
ヨアネス, ゲラルダス, テオドルス キールケルス,
ヴィルヘルムス, フベルタス, ヨセフ ボエステン,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DSM IP Assets BV
Original Assignee
DSM IP Assets BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DSM IP Assets BV filed Critical DSM IP Assets BV
Publication of JP2005509439A publication Critical patent/JP2005509439A/ja
Publication of JP2005509439A6 publication Critical patent/JP2005509439A6/ja
Publication of JP2005509439A5 publication Critical patent/JP2005509439A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/08Lysine; Diaminopimelic acid; Threonine; Valine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/06Alanine; Leucine; Isoleucine; Serine; Homoserine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/12Methionine; Cysteine; Cystine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/22Tryptophan; Tyrosine; Phenylalanine; 3,4-Dihydroxyphenylalanine
    • C12P13/222Phenylalanine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P41/00Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture
    • C12P41/006Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by reactions involving C-N bonds, e.g. nitriles, amides, hydantoins, carbamates, lactames, transamination reactions, or keto group formation from racemic mixtures
    • C12P41/009Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by reactions involving C-N bonds, e.g. nitriles, amides, hydantoins, carbamates, lactames, transamination reactions, or keto group formation from racemic mixtures by reactions involving hydantoins or carbamoylamino compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

本発明は、ヒダントイナーゼおよびD−カルバモイラーゼの存在下で、1ポット反応で行われるエナンチオマーに富むD−α−アミノ酸の製造法に関し、上記方法において、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸が、対応するD−α−アミノ酸に転化され、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸は、対応するL−α−アミノ酸から製造され得る。使用される酵素は好ましくは、アグロバクテリウム ラディオバクター(Agrobacteriumradiobacter)またはアースロバクター アウレセンス(Arthrobacteraurescens)に由来する。非常に適するα−アミノ酸の例は、ロイシン、メチオニン、システイン、スレオニンおよびフェニルアラニンである。

Description

本発明は、ヒダントイナーゼおよびD−カルバモイラーゼの存在下で、1ポット反応で、エナンチオマーに富むD−α−アミノ酸を製造する方法に関する。
D−α−アミノ酸は、対応するD−およびL−5位置換ヒダントインの混合物から酵素的に製造され得る。そのような方法は、欧州特許第0775748号から公知である。上記方法では、D−およびL−5位置換ヒダントインの混合物が、D−ヒダントイナーゼおよびD−カルバモイラーゼの存在下で、1ポット反応で、対応するD−α−アミノ酸にエナンチオ選択的に転化される。エナンチオマーに富むα−アミノ酸は、生物学的に活性な調製物、例えばβ−ラクタム抗生物質、ペプチドホルモンおよび農薬のための重要な基礎単位である。
この方法の欠点は、エナンチオマーに富むα−アミノ酸の製造のための出発物質、対応する5位置換ヒダントイン、が、ほとんどの5位置換ヒダントインの小さい水溶性故に、通常取扱いにくいということである。
本発明は、5位置換ヒダントインよりも取扱いの容易な出発物質が使用され得るところのD−α−アミノ酸の簡単な製造法を提供することを目的とする。本発明によれば、これは、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸を対応するD−α−アミノ酸に転化することによって達成される。
N−カルバモイル−L−α−アミノ酸の対応するD−α−アミノ酸への転化が比較的迅速にかつ高収率で進むこと、およびヒダントイナーゼのエナンチオ選択性は本発明の方法において重要でないことが判った。これは驚くべきことである。なぜならば、非選択的ヒダントイナーゼ工程は、単位反応体積当たり、単位時間当たりに製造される生成物の量の尺度であるところの空間/時間収率を制限するであろうことが、Syldatkら(1999), Appl. Microbiol. Biotechnol., vol.51, p293-309に開示されているからである。N−カルバモイル−L−α−アミノ酸は、対応するL−α−アミノ酸から容易に製造され得るので、本発明は、D−α−アミノ酸が、対応するL−α−アミノ酸から迅速にかつ高収率で製造され得るところの方法をも提供する。L−α−アミノ酸は通常安価であり、広く入手可能である。さらに、本発明に従う方法は、対応するヒダントインに化学的に転化されるときに安定なヒダントインをあまり生じない(その結果、これらのL−α−アミノ酸の対応するヒダントインへの化学的転化において多量の副生物が生成する)ところのL−α−アミノ酸からD−α−アミノ酸を製造する場合に非常に適する。そのようなα−アミノ酸の例は、セリン、アスパラギン、グルタミン、リシン、スレオニンおよびシステインである。
用語「カルバモイラーゼ」は、文献から公知である。専門家は、カルバモイラーゼを、カルバモイラーゼ活性、すなわち、N−カルバモイル−α−アミノ酸の対応するα−アミノ酸への転化を触媒する能力を有する酵素であると理解する。専門家は、D−カルバモイラーゼを、N−カルバモイル−D−α−アミノ酸の対応するD−α−アミノ酸への転化を好ましくは触媒する酵素であると理解する。本発明に従うD−α−アミノ酸の製造法に関与するD−カルバモイラーゼは、好ましくは少なくとも90%の選択率、より特には少なくとも95%、さらに特には少なくとも98%、最も特には少なくとも99%の選択率を有する。本発明の文脈において、D−カルバモイラーゼの90%選択率は、D−カルバモイラーゼが、50%の総転化でN−カルバモイル−(D、L)−α−アミノ酸を90%のD−α−アミノ酸および10%のL−α−アミノ酸に転化することを意味すると理解される。これは、50%転化でD−α−アミノ酸の80%のエナンチオマー過剰(e.e.)に相当する。
用語「ヒダントイナーゼ」は、文献から公知である。専門家は、ヒダントイナーゼを、ヒダントイナーゼ活性、すなわち、対応するN−カルバモイル−α−アミノ酸を形成するための5位置換ヒダントインの反応を触媒する能力を有する酵素であると理解する。本発明に従う方法に要求されるヒダントイナーゼ活性は、1以上のヒダントイナーゼによって提供され得る。N−カルバモイル−L−α−アミノ酸の対応するD−α−アミノ酸への転化に関与するヒダントイナーゼのエナンチオ選択性はあまり重要でない。例えば、D−ヒダントイナーゼ、L−ヒダントイナーゼまたは非エナンチオ選択性ヒダントイナーゼがそれらの混合物とともに使用され得る。専門家は、D−ヒダントイナーゼを、5位置換されたD−ヒダントインの対応するN−カルバモイル−D−α−アミノ酸への可逆的加水分解を好ましくは触媒するヒダントイナーゼであると理解する。D−ヒダントイナーゼが本発明の方法において使用され得ることは驚くべきことである。というのは、D−ヒダントイナーゼは厳密にD−選択的であると一般に思われており(Drauz, K., Waldmann, H, 有機合成における酵素触媒作用(Enzyme catalysis in organic synthesis)、 総合ハンドブック、完全に改訂増補された第2版、volume III, Wiley-VCH Verlag GmbH, Weinheim 2002)、従って、当業者は、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸がD−ヒダントイナーゼによって転化され得ることを予想しないだろうからである。
好ましくは、本発明に従う、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸の対応するD−α−アミノ酸への転化は、ヒダントインラセマーゼの存在下で行われる。ヒダントインラセマーゼは文献(例えば、国際特許出願公開第01/23582 A1号)から公知である。専門家は、ヒダントインラセマーゼを、ヒダントインラセマーゼ活性、すなわちL−5位置換ヒダントイン(またはD−5位置換ヒダントイン)のラセミ化を触媒する能力を有する酵素であると理解する。
本発明に従う方法では、もちろん、対応するD−α−アミノ酸の製造においてN−カルバモイル−α−アミノ酸のエナンチオマーのランダム混合物を使用することも可能である。
本発明に従う、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸の対応するD−α−アミノ酸への転化において、温度およびpHはあまり重要でない。しかし、好ましくは、転化は5〜10のpHで行われる。特に、転化は、6.0〜7.5のpHで行われる。N−カルバモイル−L−α−アミノ酸の対応するD−α−アミノ酸への転化の温度は、好ましくは、0〜80℃、特に10〜50℃、より特に35〜45℃から選択される。好ましくは、本発明に従う方法における反応条件は、形成される、エナンチオマーに富むD−α−アミノ酸が晶出し、エナンチオマーに富むD−α−アミノ酸の回収を容易にするように選択される。
好ましくは、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸を対応するD−α−アミノ酸へ転化する方法は、対応するL−α−アミノ酸からのD−α−アミノ酸の製造において使用される。上記と同じ方法であって、余分の工程、すなわち対応するL−α−アミノ酸からのN−カルバモイル−L−α−アミノ酸の製造が追加された方法が使用される。対応するα−アミノ酸からのN−カルバモイル−α−アミノ酸の製造は、例えば、α−アミノ酸を例えばMOCN(ここで、Mはアルカリ金属、好ましくはカリウムまたはナトリウムを表す)と、水の存在下で接触させることによって化学的に行われ得る。使用される温度は重要でない。反応は好ましくは、約−5〜100℃の温度、好ましくは0〜80℃の温度で行われる。上記化学反応のpHは好ましくは、8〜11、特に9〜10から選択される。
好ましくは、対応するN−カルバモイル−L−α−アミノ酸を介しての対応するL−α−アミノ酸からのD−α−アミノ酸の製造は、単一容器中で行われる。これは、N−カルバモイル−α−アミノ酸の中間の回収が必要ないという利点を有する。
本発明は、酵素が本発明のために使用されるところの形態によって決して限定されない。種々の酵素は、各々独立して、ある一定の形態で存在し得る。酵素は例えば、粗製の酵素溶液として、または精製された酵素として存在し得る。酵素はまた、例えば、本来的にまたは遺伝子修飾によって所望の酵素活性を有するところの(浸透性にされたおよび/または固定化された)細胞中に、あるいはそのような活性を有する細胞の溶解物中に存在し得る。酵素はまた、例えば、固定化された形態で、または化学的に修飾された形態で使用され得る。ヒダントイナーゼおよび/またはエナンチオ選択的カルバモイラーゼおよび/またはヒダントインラセマーゼ活性を有する天然に存在する(野生型)酵素の変異体も本発明に従う方法において使用され得ることは、平均的な当業者には明らかであろう。野生型酵素の変異体は例えば、野生型酵素と少なくとも1のアミノ酸によって異なる酵素をDNAがコードするように、当業者に公知の突然変異誘発技術(ランダム突然変異誘発、部位特異的突然変異誘発、誘導された進化(directed evolution)、遺伝子シャッフルなど)を使用して、野生型酵素をコードするDNAを修飾することにより、およびこうして修飾されたDNAの発現を適する(宿主)細胞中で行うことにより、作られ得る。
本発明に従う方法に適するヒダントイナーゼおよび/またはD−カルバモイラーゼおよび/またはヒダントインラセマーゼは、例えばヒダントイナーゼ−カルバモイラーゼプロセスのための酵素をも通常供給する微生物中に存在し、または上記微生物から生じ得る。上記微生物としては例えば、シュードモナス属(Pseudomonas)、好ましくはシュードモナスsp.、特にシュードモナスsp.FERM BP 1900、ハンセニュラ属(Hansenula)、アグロバクテリウム属(Agrobacterium)、好ましくはアグロバクテリウムsp.またはアグロバクテリウム ラディオバクター(radiobacter)、特にアグロバクテリウムsp. IP I−671またはアグロバクテリウム ラディオバクター NRRLB 11291、アエロバクター属(Aerobacter)、好ましくはアエロバクター クロアカエ(cloacae)、特にアエロバクター クロアカエ IAM 1221、アエロモナス属(Aeromonas)、バシルス属(Bacillus)、好ましくはバチルス マクロイデス(macroides)、特にバチルス マクロイデス ATCC 12905、ブレビバクテリウム属(Brevibacterium)、フラボバクテリウム属(Flavobacterium)、セッラティア属(Serratia)ミクロコッカス属(Micrococcus)、アースロバクター属(Arthrobacter)、好ましくはアースロバクター アウレセンス(aurescens)、特にアースロバクター アウレセンス DSM3747、ノカルディア属(Nocardia)、コリネバクテリウム属(Corynebacterium)、マイコバクテリウム属(Mycobacterium)、アクチノプラネス属(Actinoplanes)、ストレプトマイセス属(Streptomyces)、またはパラコッカス属(Paracoccus)が挙げられる。ヒダントイナーゼおよび/またはD−カルバモイラーゼおよび/またはヒダントインラセマーゼの最適な選択は、特異的基質/所望のD−α−アミノ酸に依存して変わり、当業者によって容易に決定され得る。最も好ましくは、本発明に従う、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸の対応するD−α−アミノ酸への転化において使用される酵素の1以上が、アグロバクテリウム ラディオバクターまたはアースロバクター アウレセンスに由来する。
本発明は、式R−CH(NH2)−COOH(ここで、Rはアミノ酸残基(restgroup)を表し、例えば、例えば1〜20個の炭素原子を有する置換されたもしくは非置換のアルキル基または例えば1〜20個の炭素原子を有する置換されたもしくは非置換の(ヘテロ)アリール基である)を有するα−アミノ酸のタンパク質生成性および非タンパク質生成性の両D−エナンチオマーの製造において使用され得る。式R−CH(NH2)−COOHを有するα−アミノ酸の例は、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、メチオニン、システイン、アスパラギン、グルタミン、チロシン、トリプトファン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒスチジン、リシン、アルギニン、シトルリン、フェニルアラニン、3−フルオロフェニルアラニンである。好ましくは、本発明は、メチオニン、ロイシン、システイン、スレオニンまたはフェニルアラニンのD−エナンチオマーの製造において使用される。
D−α−アミノ酸の製造が、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸/L−α−アミノ酸から出発して、ヒダントイナーゼおよびD−カルバモイラーゼの存在下で1ポット反応で進むと思われる方法を図1に示す。図1は、L−α−アミノ酸のD−α−アミノ酸への転化を示す。化合物1、2および3はL配置を有する化合物を表し、化合物4、5および6はD配置を有する化合物を表す。Rは上記したアミノ酸残基を表す。
N−カルバモイル−L−α−アミノ酸の対応するL−α−アミノ酸からの転化は、1から2への反応において示される。N−カルバモイル−L−α−アミノ酸の対応するD−α−アミノ酸への転化のありうる経路は2から6への反応において示される。図1によれば、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸(2)が、ヒダントイナーゼおよびD−カルバモイラーゼの存在下で対応するL−5位置換ヒダントイン(3)に転化される。L−5位置換ヒダントインは次いで、インシチューで(in situ)ラセミ化される。L−5位置換ヒダントインのラセミ化は自然に起こり得るが、例えば加熱によってまたはヒダントインラセマーゼの使用によっても行われ得る。形成された5位置換ヒダントインのエナンチオマーの混合物中に存在するD−5位置換ヒダントイン(4)は、次いで、対応するN−カルバモイル−D−α−アミノ酸(5)に転化され、その後、N−カルバモイル−D−α−アミノ酸は対応するD−α−アミノ酸(6)を形成するために転化される。ヒダントイナーゼおよびD−カルバモイラーゼの存在が使用される。
本発明を、以下の実施例を参照してさらに説明するが、これらに限定されない。
17.4g(0.10モル)のN−カルバモイル−L−ロイシンを100mlの水に添加し、その後、10N NaOHによってpHを7.2に調整した。次いで、水を用いて体積を150mlにした。この混合物を40℃に加熱した。次いで、窒素雰囲気下で、18gのアグロバクテリウム ラディオバクター細胞懸濁物を添加することによって酵素反応を開始させた。反応混合物のpHは、3モル/リットルのH3PO4による滴定によってpH7.2で一定に保たれた。反応混合物の組成をHPLC分析によってモニターした。43時間の反応時間の後、67g/リットルのD−ロイシン濃度が測定された。これは、N−カルバモイル−L−ロイシンに基づいて>95%の転化に相当する。形成されたD−ロイシンのエナンチオマー過剰は>98%であった。
115mlの水中の17.9g(0.093モル)のN−カルバモイル−D,L−メチオニンのスラリーを二重壁のガラス反応器に移した。混合物を40℃に加熱し、そのpHを10N NaOHによって7.2に調整した。その後、混合物の体積を170mlにした。次いで、12gのアグロバクテリウム ラディオバクター細胞懸濁物を添加し、その後、反応混合物のpHを、3モル/リットルのH3PO4の添加によってpH7.2で一定に保った。反応は窒素雰囲気下で行われた。反応混合物の組成をHPLC分析によって分析した。29時間の反応時間の後、N−カルバモイル−D,L−メチオニンに基づいて>88%の転化に達成した。形成されたD−メチオニンのエナンチオマー過剰は>96%であった。
24.0g(0.12モル)のN−カルバモイル−L−ロイシンを100mlの水に添加し、その後、10N NaOHによってpHを7.2に調整した。次いで、水を用いて体積を170mlにした。この混合物を40℃に加熱した。次いで、窒素雰囲気下で、14.2gのアグロバクテリウム ラディオバクター細胞懸濁物を添加することによって酵素反応を開始させた。反応混合物のpHは、3モル/リットルのH3PO4による滴定によってpH7.2で一定に保たれた。反応混合物の組成をHPLC分析によってモニターした。44時間の反応時間の後、反応を停止した。この実験の結果を図2に示す。転化(%)(c)は、時間(時間)(t(h))の関数として示される。図2は、反応時間が40時間を超えると、N−カルバモイル−L−メチオニン(S)に基づいて約65%の転化に達することを示す。形成されたD−メチオニン(P)のエナンチオマー過剰は>97.8%であった。
66.0g(0.50モル)のL−ロイシンおよび44.0g(0.525モル)のKOCNを300mlの水に添加した。混合物を室温で窒素雰囲気下で一夜攪拌した。HPLCによって転化が>99%であると決定された。この溶液の体積は350mlであった。反応混合物を冷却した後、この混合物の70mlのpHを、濃リン酸によって7.2に調整し、その後、窒素雰囲気下で40℃に加熱した。反応混合物の体積を150mlにした。次いで、19gのアグロバクテリウム ラディオバクター細胞懸濁物を添加し、その後、反応混合物のpHを、3モル/リットルのH3PO4によってpH7.2で一定に保った。
反応混合物の組成をHPLC分析によってモニターした。42時間の反応時間の後、67g/リットルのD−ロイシン濃度が測定された。それは、N−カルバモイル−L−ロイシンに基づいて>95%の転化に相当する。形成されたD−ロイシンのエナンチオマー過剰は>98%であった。
N−カルバモイル−L−システインおよびN−カルバモイル−L−スレオニンの転化
100mlの水に、N−カルバモイル−L−アミノ酸(N−カルバモイル−L−システインの場合は18.4g(80ミリモル)およびN−カルバモイル−L−スレオニンの場合は17.8g(110ミリモル))を添加した。混合物のpHを5モル/リットルのNaOHを使用して7.2にし、その後、体積を150mlに調整した。混合物をサーモスタット付き反応容器に移し、温度を40℃に調整した。22gのアグロバクテリウム ラディオバクター細胞懸濁物を添加することによって酵素反応を開始した。pHを、3モル/リットルのH3PO4を使用してpHスタット滴定によってpH7.2で一定に保った。定期的にサンプルを採取し、HPLCによって分析した。全ての場合において、形成されたD−アミノ酸が>98%のエナンチオマー過剰を有することが分かった。
N−カルバモイル−L−フェニルアラニンの転化
アースロバクター アウレセンス DSM 3747からのL−ヒダントイナーゼのE.coli(大腸菌)へのクローニング
一般的手法
標準的な分子クローニング技術、例えば、プラスミドDNA単離、ゲル電気泳動、核酸の酵素的制限修飾、大腸菌形質転換などが、Sambrookら、1989、「分子クローニング:実験室マニュアル」、Cold spring Harbor Laboratories, Cold Spring Harbr, NYに記載されているように、あるいは供給者のマニュアルに従って、行われた。合成オリゴデオキシヌクレオチドはInvitrogen Life Technologies (英国スコットランド、ペーズリー)から入手された。
実施例6A:プラスミドpET101/D−TOPOhyuHの構築
アースロバクター アウレセンス DSM 3747のgDNAの単離
Invitrogen製のpET101ダイレクショナルTOPO発現キットを使用してヒダントイナーゼhyuHを単離するために菌株アースロバクター アウレセンス DSM 3747を使用した。
A.アウレセンスからのゲノムDNAを以下のプロトコルによって単離した。
A.アウレセンス DSM3747を、K2倍地(4gのバクトペントン、4gの酵母エキス、7.5gのグリシン、2gのKH2PO4、3.62gのK2HPO4を水に入れて1リットルにし、pH7.0に調整した)中で28℃で培養した。前培養物の10mlを75mlのK2倍地に添加し、28℃でインキュベートした。3時間インキュベートした後、75μlのリゾチーム(100mg/ml)および1.5mlのカルベニシリン(50mg/ml)を添加し、インキュベートをさらに1時間、28℃で続けた。細胞を遠心分離によって単離し、125μlの1Mトリス−HCl、pH8、250μlの0.5M EDTA、pH8および2.125mlのMilli-Qから成る2.5mlの溶液に再懸濁した。次いで、50μlのリゾチーム(100mg/ml)および20μlのプロテイナーゼK(20mg/ml)を添加した。この懸濁物を37℃で30分間インキュベートした。Promaega(オランダ国ライデン)のNuclei Lysis 溶液3mlを添加した後、溶液を80℃で15分間、再インキュベートした。その溶液に、5μlのRNaseA(100mg/ml、Promaega)を添加した後、37℃で30分間インキュベートした。Promaegaのプロテイン析出溶液(Protein Precipitation Solution)1mlを添加した後、その溶液を20秒間攪拌し、15分間氷に移した。4500rpmで4℃で10分間遠心分離した後、上清を0.1体積のNaAc(3M、pH5)および2体積の無水エタノールに移した。
DNAを取り出し、1xTE中に再溶解させた。純度および濃度を分光光度アッセイおよびアガロースゲル電気泳動により決定した。gDNAをPCRのために使用した。
プラスミドpET101/D−TOPOhyuHの構築
ヒダントイナーゼHyuHのためのオープンリーディングフレーム(ORF)を含む1377bp断片を、アースロバクター アウレセンス DSM 3747由来の染色体DNA(受理番号AF146701のヌクレオチド4651−6027)から、下記プライマーを使用して、PCRによって増幅した。
hyuH−前進:
5’−CACCATGTTTGACGTAATAGTTAAGAACTGCCGTATGG−3’[配列ID:No.1]
(下線部は、pET101/D−TOPOベクターへの方向性(directional)クローニングのために突き出ている)、および
hyuH−復帰
5’−TCACTTCGACGCCTCGTAGTGGTGACG−3’ [配列ID:No.2]
大腸菌でのより良好な発現のために開始コドンがGTGからATGへ変えられた。ORFを増幅するために、InvitrogenのPlatinum Pfx DNAポリメラーゼが使用された。
増幅された断片の正確な大きさ(1381bp)がアガロースゲル電気泳動によって確認された。合計4つの独立したPCRが行われ、これらの反応の得られた生成物がプールされ、Invitrogenのマニュアルに従って方向性TOPOクローニングに使用された。
いくつかのランダムに選択された形質転換体からのプラスミドの単離および制限酵素HindIIIによる消化の後、5つのプラスミドが正確な制限パターンを示した。これらをpET101/D−TOPOHyuHと命名し、更なる実験に使用した。
6B.A.アウレセンス由来のヒダントイナーゼ遺伝子HyuHの発現
Invitrogenのマニュアルに従って、5つのpET101/D−TOPOHyuHプラスミドを大腸菌BL21 STAR(DE3)One Shot細胞(Invitrogen)に入れて形質転換を行った。Invitrogenのプロトコルにしたがって、その形質転換体を、100mg/リットルのカルベニシリンを含むLB培地中で28℃で培養し、0.5mMのIPTG(最終濃度)によって誘発した。一夜インキュベートした後、細胞を遠心分離によって採取し、0.2Mのトリス−HCl(pH7)を用いて洗浄した。
1mMのMnCl2を有する0.2Mトリス−HCl緩衝液(pH7)(1gの湿重量細胞につき10mlの緩衝液)中での音波処理によって粗製抽出物を調製した。これらのサンプルを20,000rpmおよび4℃で15分間遠心分離し、上清(無細胞抽出物)を−20℃で貯蔵し、活性アッセイにおいて使用した。
6C.A.アウレセンス由来のヒダントイナーゼHyuHの分析
フェニルアラニンヒダントインおよびトリプトファンヒダントインに対する活性
10mlのアッセイ混合物は、0.1Mのトリス−HCl緩衝液(pH8.5)をa)4mMのフェニルアラニンヒダントインまたはb)1.8mMのトリプトファンヒダントインとともに含んでいた。
アッセイは37℃で行われ、0.75mlの無細胞抽出物の添加によって開始された。0.5mlのいくつかのサンプルがちょうどよいときに採取され、これらのサンプルに5μlの85%リン酸を添加することによって反応が停止された。次に、それらサンプルをHPLCおよび220nmの波長でのUV検出によって分析した。Nucleosil-120-5 C18カラム(50x4mm、5μ、Macherey-Nagel(ドイツ国デューレン)製)が使用された。カラムを溶出液A(50mMのH3PO4、pH2.7)および溶出液B(50v/v%の溶出液Aおよび50v/v%のアセトニトリル)によって溶出した。勾配:0〜1.5分、0%B;1.5〜6.5分、0%〜50%B;6.5〜7.0分、50%B;7.0〜7.1分、50%〜0%B;7.1〜12分、0%B。流速は1.0ml/分であり、カラム温度は40℃に設定され、注入体積は2μlであった。
試験された大腸菌/pET101/D−TOPOHyuHの5つ全てのクローンから誘導された無細胞抽出物によって、1時間以内にN−カルバモイル−フェニルアラニンまたはN−カルバモイル−トリプトファンが製造された。
D−フェニルアラニンの製造における、アグロバクテリウム ラディオバクターおよび大腸菌/pET101/D−TOPOHyuH L−ヒダントイナーゼクローン由来の無細胞抽出物の使用
1.8g(8.6ミリモル)のN−カルバモイル−L−フェニルアラニンを含む45mlの溶液を、5モル/リットルのNaOHを使用してpH7.2にした。反応は、40℃で温度一定にされた。アグロバクテリウム ラディオバクター細胞懸濁物2mlおよび大腸菌/pET101/D−TOPOHyuH L−ヒダントイナーゼクローンからの無細胞抽出物(これは、アースロバクター アウレセンス DSM 3747由来のL−ヒダントイナーゼを含んでいた)2mlを添加することによって酵素反応を開始した。反応のpHはpH7.2で一定にされた。定期的に、サンプルを採取し、転化および形成されたD−アミノ酸の光学的純度を追跡するためにHPLCによって分析した。40℃で4時間インキュベートした後、46%のN−カルバモイル−L−フェニルアラニンがD−フェニルアラニンに転化されたことが判った。形成されたD−フェニルアラニンのエナンチオマー過剰は>98%であった。
L−α−アミノ酸のD−α−アミノ酸への転化を示す。 N−カルバモイル−L−メチオニン(S)のD−メチオニン(P)への転化における転化(%)(c)と時間(時間)(t(h))との関係を示すグラフである(実施例3)。

Claims (13)

  1. ヒダントイナーゼおよびD−カルバモイラーゼの存在下で、1ポット反応で、エナンチオマーに富むD−α−アミノ酸を製造する方法において、N−カルバモイル−L−α−アミノ酸が、対応するD−α−アミノ酸に転化されることを特徴とする方法。
  2. 方法がD−ヒダントイナーゼの存在下で行われることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 方法がD−ヒダントイナーゼおよびL−ヒダントイナーゼの存在下で行われることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. N−カルバモイル−アミノ酸のエナンチオマーの混合物が、対応するD−α−アミノ酸に転化されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. N−カルバモイル−α−アミノ酸が、対応するα−アミノ酸から製造されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 対応するL−α−アミノ酸からのD−α−アミノ酸の製造が単一容器中で行われることを特徴とする、請求項5記載の方法。
  7. D−カルバモイラーゼが少なくとも99%の選択率を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 転化がヒダントインラセマーゼの存在下で行われることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
  9. 転化が6.0〜7.5のpHで行われることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項記載の方法。
  10. 転化が35〜45℃の温度で行われることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
  11. 反応条件が、形成される、エナンチオマーに富むD−α−アミノ酸が晶出するように選択されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項記載の方法。
  12. 転化のために、アグロバクテリウム ラディオバクター(Agrobacterium radiobacter)またはアースロバクター アウレセンス(Arthrobacter aurescens)由来の1以上の酵素が使用されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項記載の方法。
  13. D−α−アミノ酸がD−ロイシン、D−メチオニン、D−システイン、D−スレオニンまたはD−フェニルアラニンであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項記載の方法。
JP2003545827A 2001-11-23 2002-11-22 エナンチオマーに富むα−アミノ酸の製造法 Pending JP2005509439A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL1019416 2001-11-23
NL1019416A NL1019416C2 (nl) 2001-11-23 2001-11-23 Werkwijze voor het bereiden van een enantiomeer verrijkt a-aminozuur.
PCT/NL2002/000758 WO2003044206A2 (en) 2001-11-23 2002-11-22 Process for the preparation of an enantiomerically enriched a-amino acid

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005509439A true JP2005509439A (ja) 2005-04-14
JP2005509439A6 JP2005509439A6 (ja) 2005-08-04
JP2005509439A5 JP2005509439A5 (ja) 2006-01-12

Family

ID=19774336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003545827A Pending JP2005509439A (ja) 2001-11-23 2002-11-22 エナンチオマーに富むα−アミノ酸の製造法

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1446492A2 (ja)
JP (1) JP2005509439A (ja)
CN (1) CN1592789A (ja)
AU (1) AU2002347652A1 (ja)
NL (1) NL1019416C2 (ja)
WO (1) WO2003044206A2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1928103B (zh) * 2006-08-30 2010-09-01 石家庄中天生物技术有限责任公司 采用非均相酶催化法生产d-对羟基苯甘氨酸的方法
CN106676157A (zh) * 2017-02-20 2017-05-17 南华大学 军团菌菌体制备氨基酸构型转换试剂的应用
CN110714035A (zh) * 2019-11-15 2020-01-21 江南大学 一种级联反应制备d-脂肪族氨基酸的方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1209495B (it) * 1984-02-02 1989-08-30 A San Donato Milanese Milano Procedimento per la preparazione di l-alfa-amminoacidi.
DE4316928C2 (de) * 1993-05-19 1995-03-16 Degussa Neue Mikroorganismen, deren Verwendung und Verfahren zur Herstellung von L-alpha-Aminosäuren
DE19519717C1 (de) * 1995-05-30 1996-08-22 Degussa Neuer Mikroorganismus, dessen Verwendung und Verfahren zur Herstellung von L-alpha-Aminosäuren
IT1276163B1 (it) * 1995-11-23 1997-10-27 Eniricerche Spa Procedimento migliorato per la preparazione di d-alfa-amminoacidi
NL1017250C1 (nl) * 2001-01-31 2002-08-01 Dsm Nv Werkwijze voor de bereiding van enantiomeer verrijkte aminozuren.

Also Published As

Publication number Publication date
WO2003044206A3 (en) 2003-12-18
NL1019416C2 (nl) 2003-06-02
AU2002347652A1 (en) 2003-06-10
AU2002347652A8 (en) 2003-06-10
EP1446492A2 (en) 2004-08-18
WO2003044206A2 (en) 2003-05-30
CN1592789A (zh) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7316916B2 (en) DNA for encoding D-hydantoin hydrolases, DNA for encoding N-carbamyl-D-amino acid hydrolases, recombinant DNA containing the genes, cells transformed with the recombinant DNA, methods for producing proteins utilizing the transformed cells and methods for producing D-amino acids
CA2659300C (en) Process for preparation of optically active n-protected 3-aminopyrrolidine or optically active n-protected 3-aminopiperidine and the corresponding ketones by optical resolution ofthe racemic amine mixtures employing a bacterial omega-transaminase
US8460902B1 (en) DNA encoding hydantoinase, DNA encoding N-carbamyl-L-amino acid hydrolase, recombinant DNA, transformed cell, method of producing protein, and method of producing optically active amino acid
US6197558B1 (en) Transaminase biotransformation process
US7582454B2 (en) 5-substituted hydantoin racemase, DNA coding for the racemase, and processes for producing optically active amino acids
US7314738B2 (en) DNA for encoding D-hydantoin hydrolases, DNA for encoding N-carbamyl-D-amino acid hydrolases, recombinant DNA containing the genes, cells transformed with the recombinant DNA, methods for producing proteins utilizing the transformed cells and methods for producing D-amino acids
EP1513946B1 (en) Polypeptides having alpha-h-alpha amino acid amide racemase activity and nucleic acids encoding the same
US20220220457A1 (en) Nucleic acids encoding improved transaminase proteins
EP0330695B1 (en) Process for preparation of organic chemicals
Hanson et al. Enzymatic preparation of a D-amino acid from a racemic amino acid or keto acid
JP2002325598A (ja) エナンチオマー濃縮したアミノ酸の製法またはラセミ化法ならびにn−保護アミノ酸の保護基の切断法、および得られたアミノ酸の使用
JP2005509439A (ja) エナンチオマーに富むα−アミノ酸の製造法
JP2005509439A6 (ja) エナンチオマーに富むα−アミノ酸の製造法
US7629154B2 (en) Deinococcus N-acylamino acid racemase and use of preparing L-amino acid
Martínez-Rodríguez et al. Molecular cloning and biochemical characterization of L-N-carbamoylase from Sinorhizobium meliloti CECT4114
US6352848B1 (en) Recombinant L-N-carbamoylase from Arthrobacter aurescens and method of producing L-amino acids therewith
WO2012140507A1 (en) Production of enantiomerically purified amino acids
Gröger et al. Methods for enantioselective biocatalytic production of L-amino acids on an industrial scale
JP4402446B2 (ja) D−アミノアシラーゼの変異体
Asano et al. Recent Developments in Aminopeptidases, Racemases, and Oxidases

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051118

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060721

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090519