JP2005508240A - ヘアラッパ - Google Patents
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Abstract
ハウジングと、このハウジングに内蔵されるモータとを備えたヘアラッピング装置及び方法である。ハウジングにはカバーが回転可能に取り付けられ、カバーはモータによって駆動される。紐を受領するスプールは、カバーと無関係に自由に回転することができる。紐は、カバーと一緒に回転するために保持される。カバーは、髪の房及び紐を通すための孔を備えている。モータによってカバーが回転することにより、髪の房の周りを紐が回転し、それによって髪を紐で巻きつけることができる。
Description
【0001】
関連出願
2002年1月14日に、発明者の名において申請した、米国出願第10/047,489号の優先権をここに主張する。
【0002】
技術分野
この発明は、主にヘアラッパに関し、特に、髪の毛を紐で巻く装置に関する。
【0003】
背景技術
三つ編みやビーズ装飾等、多様なヘア装飾が知られているが、その一つとして、装飾用の紐で一房の髪を巻くヘアラッピングというものがある。ヘアラッピングは普通、人の手によって行われるが、それは時間のかかる大変な作業であった。自動でヘアラッピング作業を行うために、米国特許第4,824,036号(Buta氏)に開示される装置を含む、幾つかの試みがなされた。Buta氏の発明は、髪の毛を入れる中央チューブを備えた装置である。このチューブは、スプール及び糸案内が取り付けられた回転ディスクに囲まれていて、ディスクがモータによって回転することにより、スレッド・ガイドが髪の毛の周りを回って、糸を髪の毛に巻きつけるようになっている。米国特許第5,671,759号(Chung氏ら)には、髪の房を受領する中空のスピンドルを用いた、玩具用ヘアラッピング装置が開示されている。このスピンドルは、モータを使って回転させることができる。また、このスピンドルは、紐を受領して維持する戻り止めを備えており、スピンドルが回転することによって紐で髪の毛を巻くようになっている。
【0004】
しかしこれらの装置はその製造が複雑であり、ヘアラッピングは装置の内部で行われるためにユーザがその作業を実際に目で見ることが難しかった。また、既知のヘアラッピング装置では、失敗した箇所を直す際にも困難があり、さらには、髪がもつれたり、紐をきつく巻き過ぎた場合には、ケガにつながる可能性もあった。
【0005】
発明の開示
本発明の一面は、ハウジングと、そのハウジングに内蔵するモータとを備えたヘアラッピング装置に関する。ハウジングにはカバーが回転可能に取り付けられ、このカバーはモータによって駆動される。紐を受領するスプールは、カバーから独立して回転するように取り付けられている。紐はカバーと一緒に回転するように保持されている。カバーには、一房の髪の毛と紐を通すための孔が備わっている。カバーがモータによって回転し、髪の房の周りを紐が回転することにより、この紐が髪に巻きつけられていく。カバーと一緒に回転するために紐を保持しておくことによって、ラッピング作業をカバーの上面で行うことができる。これによって、ユーザはラッピング作業を簡単に目で見ることができ、失敗したり、髪がもつれた場合でも、やり直しがきかなくなる前、又は髪の毛を引っ張る前に、それに素早く気づくことができる。
【0006】
ある実施形態では、モータは逆回転が可能であり、ラッピング作業で起きた失敗は、ラッピングの方向を反対にすることで訂正できるようになっている。別の実施形態では、カバーの孔は、中心から外れた位置に髪の房を受領するための領域を備え、中心に向かって徐々に狭くなっていき、髪の房をカバー及びスプールの中心でしっかりと保持するようになっている。中心孔に中心から偏心して広がった領域があることによって、髪を容易に孔に通すことができ、孔の狭くなった中心領域によって、髪の毛を、ラッピングのためのコンパクトな束にまとめることができる。
【0007】
また別の実施形態では、スプールを所定の張力で回転に対し維持させるテンショナが備わっている。モータによってカバーが回転することにより、紐が髪の房の周りを回転し、それによって、所定の張力で紐を髪に巻きつけていく。本発明のさらに別の実施形態では、髪の周りに巻きつける紐を調節するためにスプールを手動で回転させる、手動操作メカニズムを備えている。
【0008】
本発明の別の側面は、紐で髪の毛を巻く方法に関する。この方法は、ハウジングと、このハウジングに内蔵するモータと、ハウジングに回転可能に取り付けられ且つモータによって駆動されるカバーとを備えたヘアラッピング装置を提供することを含んでいる。このカバーには、それを貫く孔と、独立して回転運動を行うスプールとが備わっている。上記の方法は、さらに、紐をスプールに巻きつけるステップを含んでいる。この紐は、カバーと一緒に回転するように保持されている。髪の房及び紐をカバーの孔に通し、モータを作動させてこのカバーを回転させることにより、髪を紐で巻くことができる。
【0009】
カバーの上で髪に紐を巻くことも可能であり、そうすることでユーザはラッピング作業を目で見ることができる。ヘアラッピング装置は、可逆モータを備えてもよく、ヘアラッピング方法は、さらに、この可逆モータによって少なくとも部分的にラッピングを逆回転で行うステップを備えてもよい。このヘアラッピング装置は、手動調節メカニズムを備えてもよく、ヘアラッピング方法はさらに、この手動調節メカニズムによってラッピングを手動で調節するステップを備えてもよい。また、紐に張力を与えるため、スプールは、所定の張力で回転に対し維持できるようにしてもよい。
【0010】
カバーの孔は、中心から外れた領域を備え、この孔は、カバーの中心に向かって狭くなっていてもよい。髪の房と紐を通すステップは、髪と紐を孔の中心からずれた領域に通し、それらを孔の狭くなった部分に移動させるステップを含んでもよい。この狭くなった部分において、髪の房をカバーの中心にしっかりと保持することができる。髪の房及び紐をカバーの孔に通す際に、糸通し器を使用してもよい。
【0011】
推奨実施例の説明
図1−図4を参照すると、本発明によるヘアラッパ10は、一房の髪を紐で巻くよう設計されている。ヘアラッパ10は、ホルダ14を有するハウジング12を備えてもよい。このホルダにはカバー16を取り付けてもよい。ホルダ14、カバー16はともにどのような形状を備えてもよく(例えば円形)、カバー16はホルダ14内で回転可能にしてもよい。ホルダ14及びカバー16には、どちらも、それらを貫くようにして中心孔が備わっていてもよく、その中心孔に紐で巻く髪を通す。ハウジング12は、プラスチック又は金属等どのような材料で成形してもよく、また、当然のことながら、ハウジング12、ホルダ14、カバー16はどのような形状を備えてもよい。紐については、カバー16を回転させることで髪に紐を巻き付けるように、カバー16と回転可能なものに制約してもよい。
【0012】
ハウジング12は、ヘアラッパ10に使い心地のよいハンドルを提供するよう人間工学に基づいて成形してもよく、バッテリ用ハッチ18と、糸通し器21を受領する溝20と、糸通し器21を溝20内で保持するためのラッチ22と、を備えてもよい。糸通し器21は、髪の毛をラッパー10に簡単に通すことができるようにし、柔軟なループ部23とハンドル24とを備えてもよい。溝20と糸通し器21は、どのような形のものであってもよい。ボタン25はスライド可能に操作できるようになっており、ハウジング12上にはさらにラッチ26が備わっていてもよい。操作ボタン及びそのメカニズムはどのような形式のものであってもよい。ラッチ26は、カバー16をホルダ14内に保持し、スプリング(図示しない)によって所定の位置に付勢されるようになされてもよい。設計によっては、ラッチ26が必要ない場合もあり、ラッチ26が備わっている場合は、その形状はどのようなものであってもよい。ハウジング12は製造を簡略化するために二つの部分から作られ、ネジ等一つ以上の締結具27によって一つに合体される。
【0013】
図3を参照すると、ホルダ14は、ベース28を備えていてもよく、このベース28からは壁30が延びている。この壁30は、外側に延出したショルダ32、及び、外リップ34へとつながっている。実質的に中心にあるベース孔36は、その周囲を上に向かって延びるスリーブ37(図8及び図11に示す)と共に、ベース28を通って延びている。横向きに伸びるスロット38(図5A及び図5Bに示す)は壁30内に設置されている。このスロット38の隣には、開口部40を備えてもよく、この開口部40の中に、ヘアラッピングの手動による変更を行うサムギア44を支持するための支持ピン42を設置してもよい。このサムギア44は、部分的にスロット38からはみ出しているが、図示した実施形態では、リップ34を超えてはみ出してはいない。設計によっては、とりわけ、ラッピング作業を手動で変更する必要がない場合には、ヘアラッパ10はサムギア44を備えなくてもよい。
【0014】
カバー16は、その基部に、ホルダ14の壁30と同じか又はそれより少し小さい直径を有する壁46を備えてもよい。壁46のベースには、ホルダ14のリップ34内に設置することが可能なギア48(図6及び図7に示す)を設置してもよい。図示した例では、カバー16は、カバー孔52を略中心に有する円錐形の上面50を備えているが、当然のことながら、カバー16のデザインに関してはどのようなものを使用してもよい。カバー孔52は、三角形その他どのような形状であってもよい。また、カバー孔52には、上面50の中央に先の丸い頂点54が備わっていてもよく、それ以外の三角形の部分は、中心から偏心した部分とされる。頂点54は、紐で巻く髪の房の半径とほぼ等しい半径を備えていてもよい。孔52は、中心から偏心した領域を備えていてもよく、その領域の中に髪の毛を挿入又は通過させてもよい。孔52はさらに、カバー16の略中心部に小さい領域を備えてもよく、ラッピング作業中はその小さい領域の中に髪の毛をしっかりと保持してもよい。孔52はどのような形状を備えていてもよく、例えば、三角形、テーパ形、鍵穴形、ダイヤ形、紡錘形、その他であってもよい。壁46内の、孔52の頂点54と反対側には、スロット56を設置してもよい。孔52の周囲には、上面50から下に向かって、スリーブ57(図8及び図11に示す)が延出していてもよい。
【0015】
自由端61を有する紐60が巻きつけられるスプール58(図8及び図11に示す)を備えてもよい。この紐はどのような種類の紐であってもよく、綿、絹、合成材料、ウール等、どのような材料のものであってもよい。ある好適な例では、使用する紐60は伸縮しないが、螺旋状のラッピング効果を得るために紐60を緩く巻くことが必要な場合には、弾力性のある紐を使用してもよい。紐60はどのような太さでもよく、その断面は円形でなくてもよい。例えば、紐60はリボンであってもよい。図10を参照すると、スプール58は、底面62及び上面64を備えてもよい。スプールギア66は、底面62からはみ出ていてもよい。スプール58はボア69を有する中央チューブ68を備えていてもよく、この中央チューブ68は上面64の上まで延びている。チューブ68の上端の周囲には、外側に突き出した面取りリップ70を備えてもよい。
【0016】
カバー16は好適にはテンショナ72(図9に示す)を備えており、このテンショナ72は、テンショナ孔76を略中心に備えたテンショナプレート74から構成されている。このテンショナプレート74には、脚78が端部80で接続されていてもよい。この脚78は、孔76の縁部と少し重なっていてもよい。テンショナプレート74は、ピン又はネジ(図示しない)を複数の孔86に通す等、いずれか適切な態様においてカバー16内に固定され、こうすることによってテンショナの構造をカバー16内で保護するようにしてもよい。テンショナは、スプール58を所定の張力で回転に対し維持させることができる。当然のことながら、このヘアラッパ10には、どのようなテンション装置を使用してもよい。設計によっては、ヘアラッパ10にテンショナ72を備える必要がない場合もある。
【0017】
図7のように、バッテリ88とモータ90をハウジング12に内蔵してもよい。モータ90は、可逆モータ(逆回転が可能なモータ)を含むどのようなモータであってもよく、ボタン25に接続されて操作される。ある例では、図6のようにボタン25を前方向に動かすと、モータが順方向に作動し、図7のようにボタン25を逆方向に動かすと、モータが逆方向に作動する。図6に示すように、モータ90はシャフト92を動かし、このシャフト92には第一のギア94が接続されている。第一のギア94は第二のギア96を駆動し、第二のギア96が第三のギア98を駆動している。この第三のギア98はアイドラー・ギアであってもよい。図11に示す別の例では、モータ100がウォームギア102を駆動し、このウォームギア102がギア104、106を駆動する。モータ、ギアの配列、及び電源についてはどのような形式のものであってもよい。例えば、モータは、パワーリード又は一つ以上の単三電池等のバッテリによって作動させてもよい。このモータはどのような種類のモータであってもよいが、可逆モータが使用される場合は、好みに応じて、方向を反転させるためにさらに別のギア及び/又はクラッチを使用してもよい。ギアリングに関しては、所望の操作スピード及び電源に対して最適のギア比を得られるようにこれを選択してもよい。例えば、ギア比を高くすれば、ヘアラッパは所望のスピードで駆動されるが、パワーの弱いバッテリ等小さい電源によって作動される。バッテリ及び/又はモータのサイズ及び操作方法は、本明細書中に記載する例に限定されないものとする。電源、バッテリ、モータ、その他発電機に関しては、どのようなものを使用してもよい。加えて、設計によっては、ヘアラッパに手動で電源を投入した方が好ましい場合もある。
【0018】
ヘアラッパ10を組み立てるために、紐60をスプール58に通し、このスプール58をカバー16内にスリーブ57の上から設置してもよい。スプール58のリップ70は、テンショナ72の孔76の中に挿入してもよい。リップ70の面取り部によって、テンショナ72の脚78は、スプリング84の力に反して外向きに押しやられるが、図8から明らかなように、スプール58のリップ70がテンショナ72の中へ完全に挿入されると、脚78は同時に元に戻る。脚78は、リップ70の下にあって、スプール58の中央チューブ68を掴むようにしてもよい。このようにスプール58は、脚78の摩擦力によって、所定の張力で回転に対し抑制される。紐60の自由端61は、スロット56を通り、カバー16の上面50の上に置かれる。スプール58はスリーブ57上で自由に回転し、紐を容易にほどけるようにしてもよい。
【0019】
ハウジング12のラッチ26を引っ込めて、カバー16をホルダ14のリップ34の中に置いてもよい。カバー16のギア48は、リップ34内に設置されて、第三のギア98と組み合わされる。カバー16のスリーブ57は、ベース14のスリーブ37にかぶさるように挿入される。サムギア44は、スプールギア66と組み合わされる。その後ラッチ26を解除して、カバー16を正しい位置で固定する。
【0020】
図4〜図8を参照すると、操作中は、糸通し器21を溝20から抜いてユーザがこれを掴むようにしてもよい。ユーザは髪の房108を糸通し器21のループ部23に通し、紐60もこのループ部23に通してもよい。ハンドル24の自由端については、これをカバー16のカバー孔52(図5A)に差し込んで、スプール58のボア69を貫いてホルダ14のベース孔36から出るようにしてもよい。糸通し器21を引っ張ってヘアラッパの孔を完全に通過させることによって(図5B)、髪108と紐60をカバー16、スプール58、及びホルダ14に通すことができる。髪と紐は、糸通し器を使用せずにヘアラッパの穴に通すことが望ましいが、糸通し器を使用する場合は、糸通し器はどのような形状のものであってもよい。カバー16のカバー孔52は広がった領域を備えているので、髪を容易にヘアラッパ10に通すことができる。
【0021】
ヘアラッパ10は、髪の根元のできるだけ近くまで移動させてもよい。紐60を引っ張ることによって、紐60の自由端61が、紐で巻く髪108の長さより少し長くなるまで、スプール58を手動で巻き戻してもよい。ユーザが髪の根元からではなく毛先から紐を巻きたいという場合には、ヘアラッパ10を髪の根元に向かって動かす代わりに、髪の毛先に向かって動かすようにしてもよい。さらに、髪の長さ分全てを紐で巻く必要はなく、髪のある一部分だけを巻いて所望の効果を得るようにしてもよい。
【0022】
ある例では、図6に示す例のように、ユーザがボタン25を前方向にスライドさせて、モータ90がギア94、96、98を順方向に作動させるようにしてもよい。この例では、ギア98がギア48と相互作用してカバー16を回転させている。紐60はスロット56によって抑えられたままで、カバー16の回転と共に紐が髪108の周りを回転し、紐60はスプール58から引き出され、スプール58はスリーブ57の周りを回転する。スプール58はカバー16の回転方向とは無関係にどの向きで回転してもよいので、スプール58に巻かれる紐60は、時計回りであっても反時計回りであっても構わない。テンショナ72は、スプール58が回転する間、紐60に一貫した張力を維持するようにする。カバー16の孔52の形のため、また、スロット56がこの孔の頂点54の反対側にあるために、髪を紐で巻く際に、紐60の張力によって、髪の房が頂点54内に引っ張られる。その結果、髪の房108は、先が丸い頂点54の半径とほぼ同じ半径を有する、密集した束として保持される。
【0023】
カバー16の回転中、従って髪に紐を巻いている間、ヘアラッパ10は髪の房108を下又は上に向かってゆっくり移動し、それによって、所望の長さの髪の房を紐で巻く。ヘアラッピングは、カバー穴52の領域内において、カバー16の上面の上か又はそれに近接して行うことができる。これによってユーザはラッピング作業を目で見ることができるようになる。ユーザがラッピングに失敗したと感じる場合、例えば、ヘアラッパを髪の毛先に向かって素早く動かし過ぎてラッピングがまばらになってしまった場合、ユーザはその失敗を簡単に目で見ることができる。図7に示すように、ボタン25を逆方向(同図では右方向)に動かすと、モータ90が作動方向を反転する。その結果、紐60はスプール58に巻き戻され、ユーザは髪に巻かれた紐60をほどくことができる。ラッピングに失敗した箇所をほどけば、ユーザは再度ボタン25を左に動かしてラッピングを継続することができる。当然のことながら、逆方向のラッピングが可能なようにユーザが紐60をスプール58に巻いておけば、ボタン25を前方向(図6では左方向)に動かして、モータ90に方向転換をさせて髪に巻かれた紐をほどくことができる。
【0024】
さらに、ボタン25が「OFF」になっている(つまりボタンが中心に位置する)場合には、ユーザはサムギア44を操作し、ギア66によってスプール58を手動で回転させてもよい。また、たるみを無くすように紐60を引っ張り、ラッピングを上手く調節するためにサムギア44を使用してもよい。例えば、ユーザは、失敗を取り除くためにラッピングを反転させた後、サムギア44を使って紐60を張らせて張力を訂正し、その後、前方向にラッピングを継続してもよい。ラッピング作業中、所々にビーズやその他の飾りを挟みたい場合は、ラッピングを止め、サムギア44を使って紐を少し緩め、飾りをつけるために紐60を少し遊ばせてもよい。サムギア44を所望通りに使用した後、ユーザはこれまでのようにモータ90を使ってラッピングを継続してもよい。
【0025】
ラッピングが完了したら、ユーザは紐60を切って、その紐の端を、紐で巻いた髪の長さより長く残しておいた自由端61と結んでもよい。ヘアラッピングの仕上げは、適当なビーズやタイ(ties)、その他の飾りを使って行ってもよい。都合に合わせて、紐は多色のものあってもよい。つまり、部分的に異なる色を有する紐を使用することによって、ラッピングにストライプ効果が得られるようにしてもよい。なお、色や効果はどのようなものであってもよい。その後、ラッチ26を使ってカバー16をホルダ14から取り出し、スプール58を紐60で再補充して、新たなラッピング作業を行うようにしてもよい。
【0026】
本明細書中に記載した例や実施形態は本発明を説明する目的においてのみ記載されており、それを考慮して生じる様々な変形例又は変更は、当業者に対して示され且つ本出願の精神及び範囲内に含まれるものとする。本発明は、その精神又は本質的特性から逸脱しない限りにおいて、その他の形態においてもこれを実施することができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
図面には、現時点で好適である実施形態を示すが、本発明はそれに示される配列及び手段に制限されないもとする。
【図1】
本発明による典型的なヘアラッパの平面図である。
【図2】
図1のヘアラッパの下面図である。
【図3】
図1のヘアラッパの側面図である。
【図4】
このヘアラッパ及び糸通し器の平面図である。
【図5a】
本発明によるヘアラッパを貫く糸通し器を示す図である。
【図5b】
本発明によるヘアラッパに、髪の毛及び紐を通す糸通し器を示す図である。
【図5c】
本発明によるヘアラッパの使用中の図である。
【図6】
ギアを第一の方向に回転させた際のギアアセンブリの典型的な実施形態を示す、ヘアラッパの概略図である。
【図7】
ギアを第二の方向に回転させた際の、図6のヘアラッパの概略図である。
【図8】
図1の線8−8についての部分側面図である。
【図9】
本発明によるヘアラッパのカバー内に設置される典型的なテンショナの図である。
【図10】
本発明によるヘアラッパに使用する、典型的なスプール及びサムギアの斜視図である。
【図11】
本発明によるヘアラッパの別の実施形態における部分側面図である。
関連出願
2002年1月14日に、発明者の名において申請した、米国出願第10/047,489号の優先権をここに主張する。
【0002】
技術分野
この発明は、主にヘアラッパに関し、特に、髪の毛を紐で巻く装置に関する。
【0003】
背景技術
三つ編みやビーズ装飾等、多様なヘア装飾が知られているが、その一つとして、装飾用の紐で一房の髪を巻くヘアラッピングというものがある。ヘアラッピングは普通、人の手によって行われるが、それは時間のかかる大変な作業であった。自動でヘアラッピング作業を行うために、米国特許第4,824,036号(Buta氏)に開示される装置を含む、幾つかの試みがなされた。Buta氏の発明は、髪の毛を入れる中央チューブを備えた装置である。このチューブは、スプール及び糸案内が取り付けられた回転ディスクに囲まれていて、ディスクがモータによって回転することにより、スレッド・ガイドが髪の毛の周りを回って、糸を髪の毛に巻きつけるようになっている。米国特許第5,671,759号(Chung氏ら)には、髪の房を受領する中空のスピンドルを用いた、玩具用ヘアラッピング装置が開示されている。このスピンドルは、モータを使って回転させることができる。また、このスピンドルは、紐を受領して維持する戻り止めを備えており、スピンドルが回転することによって紐で髪の毛を巻くようになっている。
【0004】
しかしこれらの装置はその製造が複雑であり、ヘアラッピングは装置の内部で行われるためにユーザがその作業を実際に目で見ることが難しかった。また、既知のヘアラッピング装置では、失敗した箇所を直す際にも困難があり、さらには、髪がもつれたり、紐をきつく巻き過ぎた場合には、ケガにつながる可能性もあった。
【0005】
発明の開示
本発明の一面は、ハウジングと、そのハウジングに内蔵するモータとを備えたヘアラッピング装置に関する。ハウジングにはカバーが回転可能に取り付けられ、このカバーはモータによって駆動される。紐を受領するスプールは、カバーから独立して回転するように取り付けられている。紐はカバーと一緒に回転するように保持されている。カバーには、一房の髪の毛と紐を通すための孔が備わっている。カバーがモータによって回転し、髪の房の周りを紐が回転することにより、この紐が髪に巻きつけられていく。カバーと一緒に回転するために紐を保持しておくことによって、ラッピング作業をカバーの上面で行うことができる。これによって、ユーザはラッピング作業を簡単に目で見ることができ、失敗したり、髪がもつれた場合でも、やり直しがきかなくなる前、又は髪の毛を引っ張る前に、それに素早く気づくことができる。
【0006】
ある実施形態では、モータは逆回転が可能であり、ラッピング作業で起きた失敗は、ラッピングの方向を反対にすることで訂正できるようになっている。別の実施形態では、カバーの孔は、中心から外れた位置に髪の房を受領するための領域を備え、中心に向かって徐々に狭くなっていき、髪の房をカバー及びスプールの中心でしっかりと保持するようになっている。中心孔に中心から偏心して広がった領域があることによって、髪を容易に孔に通すことができ、孔の狭くなった中心領域によって、髪の毛を、ラッピングのためのコンパクトな束にまとめることができる。
【0007】
また別の実施形態では、スプールを所定の張力で回転に対し維持させるテンショナが備わっている。モータによってカバーが回転することにより、紐が髪の房の周りを回転し、それによって、所定の張力で紐を髪に巻きつけていく。本発明のさらに別の実施形態では、髪の周りに巻きつける紐を調節するためにスプールを手動で回転させる、手動操作メカニズムを備えている。
【0008】
本発明の別の側面は、紐で髪の毛を巻く方法に関する。この方法は、ハウジングと、このハウジングに内蔵するモータと、ハウジングに回転可能に取り付けられ且つモータによって駆動されるカバーとを備えたヘアラッピング装置を提供することを含んでいる。このカバーには、それを貫く孔と、独立して回転運動を行うスプールとが備わっている。上記の方法は、さらに、紐をスプールに巻きつけるステップを含んでいる。この紐は、カバーと一緒に回転するように保持されている。髪の房及び紐をカバーの孔に通し、モータを作動させてこのカバーを回転させることにより、髪を紐で巻くことができる。
【0009】
カバーの上で髪に紐を巻くことも可能であり、そうすることでユーザはラッピング作業を目で見ることができる。ヘアラッピング装置は、可逆モータを備えてもよく、ヘアラッピング方法は、さらに、この可逆モータによって少なくとも部分的にラッピングを逆回転で行うステップを備えてもよい。このヘアラッピング装置は、手動調節メカニズムを備えてもよく、ヘアラッピング方法はさらに、この手動調節メカニズムによってラッピングを手動で調節するステップを備えてもよい。また、紐に張力を与えるため、スプールは、所定の張力で回転に対し維持できるようにしてもよい。
【0010】
カバーの孔は、中心から外れた領域を備え、この孔は、カバーの中心に向かって狭くなっていてもよい。髪の房と紐を通すステップは、髪と紐を孔の中心からずれた領域に通し、それらを孔の狭くなった部分に移動させるステップを含んでもよい。この狭くなった部分において、髪の房をカバーの中心にしっかりと保持することができる。髪の房及び紐をカバーの孔に通す際に、糸通し器を使用してもよい。
【0011】
推奨実施例の説明
図1−図4を参照すると、本発明によるヘアラッパ10は、一房の髪を紐で巻くよう設計されている。ヘアラッパ10は、ホルダ14を有するハウジング12を備えてもよい。このホルダにはカバー16を取り付けてもよい。ホルダ14、カバー16はともにどのような形状を備えてもよく(例えば円形)、カバー16はホルダ14内で回転可能にしてもよい。ホルダ14及びカバー16には、どちらも、それらを貫くようにして中心孔が備わっていてもよく、その中心孔に紐で巻く髪を通す。ハウジング12は、プラスチック又は金属等どのような材料で成形してもよく、また、当然のことながら、ハウジング12、ホルダ14、カバー16はどのような形状を備えてもよい。紐については、カバー16を回転させることで髪に紐を巻き付けるように、カバー16と回転可能なものに制約してもよい。
【0012】
ハウジング12は、ヘアラッパ10に使い心地のよいハンドルを提供するよう人間工学に基づいて成形してもよく、バッテリ用ハッチ18と、糸通し器21を受領する溝20と、糸通し器21を溝20内で保持するためのラッチ22と、を備えてもよい。糸通し器21は、髪の毛をラッパー10に簡単に通すことができるようにし、柔軟なループ部23とハンドル24とを備えてもよい。溝20と糸通し器21は、どのような形のものであってもよい。ボタン25はスライド可能に操作できるようになっており、ハウジング12上にはさらにラッチ26が備わっていてもよい。操作ボタン及びそのメカニズムはどのような形式のものであってもよい。ラッチ26は、カバー16をホルダ14内に保持し、スプリング(図示しない)によって所定の位置に付勢されるようになされてもよい。設計によっては、ラッチ26が必要ない場合もあり、ラッチ26が備わっている場合は、その形状はどのようなものであってもよい。ハウジング12は製造を簡略化するために二つの部分から作られ、ネジ等一つ以上の締結具27によって一つに合体される。
【0013】
図3を参照すると、ホルダ14は、ベース28を備えていてもよく、このベース28からは壁30が延びている。この壁30は、外側に延出したショルダ32、及び、外リップ34へとつながっている。実質的に中心にあるベース孔36は、その周囲を上に向かって延びるスリーブ37(図8及び図11に示す)と共に、ベース28を通って延びている。横向きに伸びるスロット38(図5A及び図5Bに示す)は壁30内に設置されている。このスロット38の隣には、開口部40を備えてもよく、この開口部40の中に、ヘアラッピングの手動による変更を行うサムギア44を支持するための支持ピン42を設置してもよい。このサムギア44は、部分的にスロット38からはみ出しているが、図示した実施形態では、リップ34を超えてはみ出してはいない。設計によっては、とりわけ、ラッピング作業を手動で変更する必要がない場合には、ヘアラッパ10はサムギア44を備えなくてもよい。
【0014】
カバー16は、その基部に、ホルダ14の壁30と同じか又はそれより少し小さい直径を有する壁46を備えてもよい。壁46のベースには、ホルダ14のリップ34内に設置することが可能なギア48(図6及び図7に示す)を設置してもよい。図示した例では、カバー16は、カバー孔52を略中心に有する円錐形の上面50を備えているが、当然のことながら、カバー16のデザインに関してはどのようなものを使用してもよい。カバー孔52は、三角形その他どのような形状であってもよい。また、カバー孔52には、上面50の中央に先の丸い頂点54が備わっていてもよく、それ以外の三角形の部分は、中心から偏心した部分とされる。頂点54は、紐で巻く髪の房の半径とほぼ等しい半径を備えていてもよい。孔52は、中心から偏心した領域を備えていてもよく、その領域の中に髪の毛を挿入又は通過させてもよい。孔52はさらに、カバー16の略中心部に小さい領域を備えてもよく、ラッピング作業中はその小さい領域の中に髪の毛をしっかりと保持してもよい。孔52はどのような形状を備えていてもよく、例えば、三角形、テーパ形、鍵穴形、ダイヤ形、紡錘形、その他であってもよい。壁46内の、孔52の頂点54と反対側には、スロット56を設置してもよい。孔52の周囲には、上面50から下に向かって、スリーブ57(図8及び図11に示す)が延出していてもよい。
【0015】
自由端61を有する紐60が巻きつけられるスプール58(図8及び図11に示す)を備えてもよい。この紐はどのような種類の紐であってもよく、綿、絹、合成材料、ウール等、どのような材料のものであってもよい。ある好適な例では、使用する紐60は伸縮しないが、螺旋状のラッピング効果を得るために紐60を緩く巻くことが必要な場合には、弾力性のある紐を使用してもよい。紐60はどのような太さでもよく、その断面は円形でなくてもよい。例えば、紐60はリボンであってもよい。図10を参照すると、スプール58は、底面62及び上面64を備えてもよい。スプールギア66は、底面62からはみ出ていてもよい。スプール58はボア69を有する中央チューブ68を備えていてもよく、この中央チューブ68は上面64の上まで延びている。チューブ68の上端の周囲には、外側に突き出した面取りリップ70を備えてもよい。
【0016】
カバー16は好適にはテンショナ72(図9に示す)を備えており、このテンショナ72は、テンショナ孔76を略中心に備えたテンショナプレート74から構成されている。このテンショナプレート74には、脚78が端部80で接続されていてもよい。この脚78は、孔76の縁部と少し重なっていてもよい。テンショナプレート74は、ピン又はネジ(図示しない)を複数の孔86に通す等、いずれか適切な態様においてカバー16内に固定され、こうすることによってテンショナの構造をカバー16内で保護するようにしてもよい。テンショナは、スプール58を所定の張力で回転に対し維持させることができる。当然のことながら、このヘアラッパ10には、どのようなテンション装置を使用してもよい。設計によっては、ヘアラッパ10にテンショナ72を備える必要がない場合もある。
【0017】
図7のように、バッテリ88とモータ90をハウジング12に内蔵してもよい。モータ90は、可逆モータ(逆回転が可能なモータ)を含むどのようなモータであってもよく、ボタン25に接続されて操作される。ある例では、図6のようにボタン25を前方向に動かすと、モータが順方向に作動し、図7のようにボタン25を逆方向に動かすと、モータが逆方向に作動する。図6に示すように、モータ90はシャフト92を動かし、このシャフト92には第一のギア94が接続されている。第一のギア94は第二のギア96を駆動し、第二のギア96が第三のギア98を駆動している。この第三のギア98はアイドラー・ギアであってもよい。図11に示す別の例では、モータ100がウォームギア102を駆動し、このウォームギア102がギア104、106を駆動する。モータ、ギアの配列、及び電源についてはどのような形式のものであってもよい。例えば、モータは、パワーリード又は一つ以上の単三電池等のバッテリによって作動させてもよい。このモータはどのような種類のモータであってもよいが、可逆モータが使用される場合は、好みに応じて、方向を反転させるためにさらに別のギア及び/又はクラッチを使用してもよい。ギアリングに関しては、所望の操作スピード及び電源に対して最適のギア比を得られるようにこれを選択してもよい。例えば、ギア比を高くすれば、ヘアラッパは所望のスピードで駆動されるが、パワーの弱いバッテリ等小さい電源によって作動される。バッテリ及び/又はモータのサイズ及び操作方法は、本明細書中に記載する例に限定されないものとする。電源、バッテリ、モータ、その他発電機に関しては、どのようなものを使用してもよい。加えて、設計によっては、ヘアラッパに手動で電源を投入した方が好ましい場合もある。
【0018】
ヘアラッパ10を組み立てるために、紐60をスプール58に通し、このスプール58をカバー16内にスリーブ57の上から設置してもよい。スプール58のリップ70は、テンショナ72の孔76の中に挿入してもよい。リップ70の面取り部によって、テンショナ72の脚78は、スプリング84の力に反して外向きに押しやられるが、図8から明らかなように、スプール58のリップ70がテンショナ72の中へ完全に挿入されると、脚78は同時に元に戻る。脚78は、リップ70の下にあって、スプール58の中央チューブ68を掴むようにしてもよい。このようにスプール58は、脚78の摩擦力によって、所定の張力で回転に対し抑制される。紐60の自由端61は、スロット56を通り、カバー16の上面50の上に置かれる。スプール58はスリーブ57上で自由に回転し、紐を容易にほどけるようにしてもよい。
【0019】
ハウジング12のラッチ26を引っ込めて、カバー16をホルダ14のリップ34の中に置いてもよい。カバー16のギア48は、リップ34内に設置されて、第三のギア98と組み合わされる。カバー16のスリーブ57は、ベース14のスリーブ37にかぶさるように挿入される。サムギア44は、スプールギア66と組み合わされる。その後ラッチ26を解除して、カバー16を正しい位置で固定する。
【0020】
図4〜図8を参照すると、操作中は、糸通し器21を溝20から抜いてユーザがこれを掴むようにしてもよい。ユーザは髪の房108を糸通し器21のループ部23に通し、紐60もこのループ部23に通してもよい。ハンドル24の自由端については、これをカバー16のカバー孔52(図5A)に差し込んで、スプール58のボア69を貫いてホルダ14のベース孔36から出るようにしてもよい。糸通し器21を引っ張ってヘアラッパの孔を完全に通過させることによって(図5B)、髪108と紐60をカバー16、スプール58、及びホルダ14に通すことができる。髪と紐は、糸通し器を使用せずにヘアラッパの穴に通すことが望ましいが、糸通し器を使用する場合は、糸通し器はどのような形状のものであってもよい。カバー16のカバー孔52は広がった領域を備えているので、髪を容易にヘアラッパ10に通すことができる。
【0021】
ヘアラッパ10は、髪の根元のできるだけ近くまで移動させてもよい。紐60を引っ張ることによって、紐60の自由端61が、紐で巻く髪108の長さより少し長くなるまで、スプール58を手動で巻き戻してもよい。ユーザが髪の根元からではなく毛先から紐を巻きたいという場合には、ヘアラッパ10を髪の根元に向かって動かす代わりに、髪の毛先に向かって動かすようにしてもよい。さらに、髪の長さ分全てを紐で巻く必要はなく、髪のある一部分だけを巻いて所望の効果を得るようにしてもよい。
【0022】
ある例では、図6に示す例のように、ユーザがボタン25を前方向にスライドさせて、モータ90がギア94、96、98を順方向に作動させるようにしてもよい。この例では、ギア98がギア48と相互作用してカバー16を回転させている。紐60はスロット56によって抑えられたままで、カバー16の回転と共に紐が髪108の周りを回転し、紐60はスプール58から引き出され、スプール58はスリーブ57の周りを回転する。スプール58はカバー16の回転方向とは無関係にどの向きで回転してもよいので、スプール58に巻かれる紐60は、時計回りであっても反時計回りであっても構わない。テンショナ72は、スプール58が回転する間、紐60に一貫した張力を維持するようにする。カバー16の孔52の形のため、また、スロット56がこの孔の頂点54の反対側にあるために、髪を紐で巻く際に、紐60の張力によって、髪の房が頂点54内に引っ張られる。その結果、髪の房108は、先が丸い頂点54の半径とほぼ同じ半径を有する、密集した束として保持される。
【0023】
カバー16の回転中、従って髪に紐を巻いている間、ヘアラッパ10は髪の房108を下又は上に向かってゆっくり移動し、それによって、所望の長さの髪の房を紐で巻く。ヘアラッピングは、カバー穴52の領域内において、カバー16の上面の上か又はそれに近接して行うことができる。これによってユーザはラッピング作業を目で見ることができるようになる。ユーザがラッピングに失敗したと感じる場合、例えば、ヘアラッパを髪の毛先に向かって素早く動かし過ぎてラッピングがまばらになってしまった場合、ユーザはその失敗を簡単に目で見ることができる。図7に示すように、ボタン25を逆方向(同図では右方向)に動かすと、モータ90が作動方向を反転する。その結果、紐60はスプール58に巻き戻され、ユーザは髪に巻かれた紐60をほどくことができる。ラッピングに失敗した箇所をほどけば、ユーザは再度ボタン25を左に動かしてラッピングを継続することができる。当然のことながら、逆方向のラッピングが可能なようにユーザが紐60をスプール58に巻いておけば、ボタン25を前方向(図6では左方向)に動かして、モータ90に方向転換をさせて髪に巻かれた紐をほどくことができる。
【0024】
さらに、ボタン25が「OFF」になっている(つまりボタンが中心に位置する)場合には、ユーザはサムギア44を操作し、ギア66によってスプール58を手動で回転させてもよい。また、たるみを無くすように紐60を引っ張り、ラッピングを上手く調節するためにサムギア44を使用してもよい。例えば、ユーザは、失敗を取り除くためにラッピングを反転させた後、サムギア44を使って紐60を張らせて張力を訂正し、その後、前方向にラッピングを継続してもよい。ラッピング作業中、所々にビーズやその他の飾りを挟みたい場合は、ラッピングを止め、サムギア44を使って紐を少し緩め、飾りをつけるために紐60を少し遊ばせてもよい。サムギア44を所望通りに使用した後、ユーザはこれまでのようにモータ90を使ってラッピングを継続してもよい。
【0025】
ラッピングが完了したら、ユーザは紐60を切って、その紐の端を、紐で巻いた髪の長さより長く残しておいた自由端61と結んでもよい。ヘアラッピングの仕上げは、適当なビーズやタイ(ties)、その他の飾りを使って行ってもよい。都合に合わせて、紐は多色のものあってもよい。つまり、部分的に異なる色を有する紐を使用することによって、ラッピングにストライプ効果が得られるようにしてもよい。なお、色や効果はどのようなものであってもよい。その後、ラッチ26を使ってカバー16をホルダ14から取り出し、スプール58を紐60で再補充して、新たなラッピング作業を行うようにしてもよい。
【0026】
本明細書中に記載した例や実施形態は本発明を説明する目的においてのみ記載されており、それを考慮して生じる様々な変形例又は変更は、当業者に対して示され且つ本出願の精神及び範囲内に含まれるものとする。本発明は、その精神又は本質的特性から逸脱しない限りにおいて、その他の形態においてもこれを実施することができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
図面には、現時点で好適である実施形態を示すが、本発明はそれに示される配列及び手段に制限されないもとする。
【図1】
本発明による典型的なヘアラッパの平面図である。
【図2】
図1のヘアラッパの下面図である。
【図3】
図1のヘアラッパの側面図である。
【図4】
このヘアラッパ及び糸通し器の平面図である。
【図5a】
本発明によるヘアラッパを貫く糸通し器を示す図である。
【図5b】
本発明によるヘアラッパに、髪の毛及び紐を通す糸通し器を示す図である。
【図5c】
本発明によるヘアラッパの使用中の図である。
【図6】
ギアを第一の方向に回転させた際のギアアセンブリの典型的な実施形態を示す、ヘアラッパの概略図である。
【図7】
ギアを第二の方向に回転させた際の、図6のヘアラッパの概略図である。
【図8】
図1の線8−8についての部分側面図である。
【図9】
本発明によるヘアラッパのカバー内に設置される典型的なテンショナの図である。
【図10】
本発明によるヘアラッパに使用する、典型的なスプール及びサムギアの斜視図である。
【図11】
本発明によるヘアラッパの別の実施形態における部分側面図である。
Claims (31)
- ハウジングと、
周りに巻きつけた紐を受領するように形成されたスプールと、
回転可能なカバーと、
を備え、
前記カバーは、該カバーと一緒に回転するために紐を受領して保持するように形成され、かつ内部に
髪と紐を通して受領するための孔を備え、前記スプールは、前記カバーに対して回転可能に動くように取り付けられ、該カバーの回転によって該紐を髪の周りに巻き付ける、ヘアラッピング装置。 - 前記カバーを回転させるためのモータをさらに備えた、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- 前記モータは可逆モータである、請求項2に記載のヘアラッピング装置。
- 前記スプールは、前記カバーの回転運動とは無関係に回転可能である、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- 前記カバーは、孔の周りにスリーブを備え、前記スプールは、該カバーの回転運動とは無関係に回転可能なように、該スリーブによって支持される、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- 前記カバーを回転させるために、該モータによって駆動される少なくとも一つのギアをさらに備えた、請求項2に記載のヘアラッピング装置。
- 前記カバーは、上面を備え、該カバーの上面に孔が形成されてなる、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- 前記孔はテーパ形状を備え、その最も広がった部分は、該カバーの中心から最も離れた所にあって髪の房を受領し、最も狭い部分は、該カバーの中心に向けられて、該カバーの中に髪の房を保持するようになっている、請求項7に記載のヘアラッピング装置。
- 前記カバーは、内部に、前記紐が該カバーから出る際に、この紐を受領するための開口部を備える、請求項8に記載のヘアラッピング装置。
- 前記開口部は、前記孔の狭い部分の反対側に設置されている、請求項9に記載のヘアラッピング装置。
- 前記孔は、三角形状を備えた、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- 前記孔は、略三角形状を備え、前記カバーの上面の略中心に先の丸い頂点を備える、請求項7に記載のヘアラッピング装置。
- 前記髪の周りの紐を調節するために、前記スプールを順方向又はその逆方向に手動で回転させるメカニズムを備えた、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- 前記スプールを所定の張力で回転に対し維持させるテンショナをさらに備えた、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- 前記テンショナは、第一の縁部と第二の縁部とを有する少なくとも一本の脚を備え、該脚は、前記第一の縁部が該カバーに回動可能に取り付けられ、第二の縁部がスプリングに接続され、該スプリングは、該脚を前記スプールに対して弾性的に保持する、請求項14に記載のヘアラッピング装置。
- 前記テンショナは、少なくとも二本の脚を備え、各脚は、その第一の縁部が該カバーに回動可能に取り付けられ、前記各脚の第二の縁部の間を延びる該スプリングによって結合され、前記スプールは、該両脚の間に保持される、請求項14に記載のヘアラッピング装置。
- 前記髪及び紐を受領するように形成された糸通し器をさらに備え、当該糸通し器は、前記カバーの孔を介して受領されるように形成されている、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- 前記カバー及び前記スプールは、ヘアラッピング装置の外に向かって紐を髪に巻いていき、それ全体が目で見られるように形成されている、請求項1に記載のヘアラッピング装置。
- ヘアラッピング装置を使用して髪を紐で巻く方法であって、
前記ヘアラッピング装置は、周りに巻きつけた紐を受領するように形成されたスプールと、回転可能なカバーと、を備え、
前記カバーは、該カバーと一緒に回転するために紐を受領して保持するように形成され、内部に、髪と紐を通して受領する孔を有し、
前記カバーと一緒に回転するように紐を確保するステップと、
前記髪及び紐を前記カバーの孔に通すステップと、
前記髪を紐で巻くために前記カバーを回転させるステップと、
を備えた方法。 - 前記カバー及び前記スプールは、前記ヘアラッピング装置の外に向かって紐を髪に巻き、それ全体が目で見られるように形成されている、請求項19に記載の方法。
- 前記カバーを回転させるステップは、該カバーを回転させるため、モータを介して少なくとも一つのギアを駆動するステップを含む、請求項19に記載の方法。
- 前記モータは、可逆モータである、請求項21に記載の方法。
- 前記可逆モータによって、少なくとも部分的に髪から紐をほどくステップをさらに含んだ、請求項22に記載の方法。
- 前記ヘアラッピング装置は、手動調節メカニズムを備える、請求項19に記載の方法。
- 前記手動調節メカニズムによって、前記髪の周りの紐のラッピングを手動で調節するステップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
- 前記紐を確保するステップは、紐に張力を与えるために、該スプールを所定の張力で回転に対し維持させるステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
- 前記カバーは、上面を備え、前記孔は、該カバーの上面に形成されてなる、請求項19に記載の方法。
- 前記孔は、テーパ形状を備え、その最も広がった部分は、前記該カバーの中心から最も離れた所にあって髪の房を受領し、最も狭い部分は、当該カバーの中心に向けられて、該カバーの中に髪の房を保持するようになっている、請求項27に記載の方法。
- 前記髪の毛及び紐を孔に通すステップは、
孔の最も広がった部分の中に、前記髪及び紐を挿入するステップと、
前記カバーの中に前記髪を保持するために、前記孔の最も狭い部分に当該髪及び紐を移動させるステップと、
を備える、請求項28に記載の方法。 - 前記髪及び紐をカバーの孔に通すステップは、
前記髪及び紐を、前記糸通し器を介して受領するステップと、
前記カバーの孔に、前記髪、紐、及び糸通し器を通過させるステップと、
を備える、請求項19に記載の方法。 - ハウジングと、
周りに巻きつけた紐を受領するように形成されたスプールと、
回転可能なカバーと、
前記カバーを回転させるために少なくとも一つのギアを駆動するモータと、
前記スプールを所定の張力で回転に対し維持させるテンショナと、
を備え、
前記カバーは、該カバーと一緒に回転するために紐を受領して保持するように形成され、内部に、前記髪と紐を通して受領する孔を備え、
前記スプールは、前記カバーに対して回転可能に動くように取り付けられ、該カバーの回転によって該紐を髪の周りに巻き付ける、
ヘアラッピング装置。
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