JP2005508002A - プロセス流体内の物質の濃度を測定する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
プロセス制御工業は、プロセス変数送信機を使用して、固体、スラリ、液体、蒸気、および化学製品中のガス、パルプ、石油、薬剤、食品および他の食品処理プラントのような物質に関連するプロセス変数を遠隔的に監視する。プロセス変数には、圧力、温度、流量、レベル、不透明性、密度、濃度、化学成分および他の特性が含まれる。プロセス変数送信機は、プロセスを監視し、制御することができるように、プロセス制御ループを経て感知されたプロセス変数に関係する出力を、制御室に提供することができる。
【背景技術】
【0002】
プロセス制御ループは、2線の4〜20mAプロセス制御ループとすることができる。この種のプロセス制御ループによれば、付勢レベルは、故障状態においてさえも、ループがスパークを発生させるのに十分な電気エネルギを有しないような十分低いものである。これは可燃性環境において特に有利である。プロセス変数送信機は、これが4〜20mAループから全電力を受信できるような低いエネルギ・レベルで作動することができる。制御ループは、HART(登録商標)デジタル・プロトコルのようなプロセス工業標準プロトコルに基づいて2線ループ上に重畳されたデジタル信号を有している。
【0003】
低電力時間領域反射レーダ(LPTDRR)機器が、貯蔵容器内のプロセス製品(液体または固体いずれでも)のレベルを測定するのに使用されている。時間領域反射において、電磁エネルギがソースから送信され、また断続的に反射される。受信パルスの走行時間は、これが走行する媒体に基づいている。LPTDRRの一つのタイプは、ロレンス・リバーモア・ナショナル・ラボラトリ(Lawrence Livermore National Laboratory)によって開発されたマイクロパワ・インパルス・レーダ(MIR)として知られている。LPTDRRレベル送信機は、一般的に製品の境界面すなわち表面までのマイクロ波信号の走行時間と、該境界面すなわち表面からの走行時間との関数としてレベル(例えば、貯蔵タンク内の流体のレベルのような)を決定する。しかし、この技術はレベル以外のプロセス変数を測定するのにも使用することができる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
プロセス流体内の物質の濃度を測定する装置は、プロセス流体と接触するように構成されたアンテナと、アンテナを介してマイクロ波送信パルスを発生するために該アンテナに結合されたパルス発生装置を含んでいる。パルス受信装置がアンテナからの反射パルスを受信し、物質の濃度が反射パルスの関数として計算される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
本発明はマイクロ波放射を使用して、プロセス流体中の一つのまたは複数の物質の濃度を測定する。特に、本発明は物質の濃度がプロセス流体の誘電率を変えることができることを認識している。反射されたマイクロ波の変化は、プロセス流体内の物質の濃度に相対的または絶対的に相関されることができる。
【0006】
図1は少なくとも一つの製品を含む貯蔵タンク12、13、17、24に取り付けられる環境内で作動するレベル送信器100を示す図である。図示したように、タンク12は第2製品15の上に配置された第1製品14を含んでいる。送信器100は、ハウジング16と端子又は成端(teminations)110を含んでいる。送信器100は、プロセス制御ループ20に接続され、誘電率および(または)プロセス製品の高さに関する情報を、制御室30(電圧源および抵抗器としてモデル化されている)に、またはプロセス制御ループ20に結合された他の装置(不図示)に送信する。ループ20は送信器100のための電力源であり、また4〜20mA、ファウンデーション(Foundation:商標名)フィールドバスまたはHART(登録商標)のようないずれのプロセス工業基準通信プロトコルを使用することができる。低電力レーダ送信器として、送信器100が4〜20mAプロセス制御ループを経て受信されたエネルギによって完全に電力を供給されることができる。
【0007】
図1はレーダ誘電率測定が有用である種々の適用例を示す。例えば、タンク12内のプロセス製品14および15が流体であり、一方タンク13内のプロセス製品18(任意の載置角度で示す)と19は固体である。タンク17内のプロセス製品21および22は流体であり、そのレベルは、端子110の一つが延びている管23に伝えられる。さらに、タンク24は製品25および26を収容しているように示されており、タンク24の上に取り付けられた放射形の端子を有している。タンク12、13、17および24を図1に示しているが、本発明の実施例は湖または貯水池のようなタンクのない環境でも実施することができる。
【0008】
図2および3は、送信器100のブロック図である。図4および5は本発明に関する制御可能閾値検出装置を表す等価時間低電力時間領域反射測定レーダ(LPTDRR)の送信/受信波形図を示すものである。ハウジング16内に、送信器100は、LPTDRR回路205(図3に示す)、LPTDRR回路コントローラ206(図3に示す)および誘電率計算装置240を含んでいる。制御装置206は、タンク12内の製品14の誘電率に比例するパラメータを決定するために接続線207を介してLPTDRR回路205を制御する。誘電率計算装置240は、決定されたパラメータの関数として製品14の誘電率を計算する。LPTDRR回路205は、伝送パルス発生装置210およびパルス受信装置220を含むことができる。
【0009】
送信器100は、閾値コントローラ230および任意のレベル計算回路250(図3に示す)も含んでいる。閾値コントローラ230はLPTDRR回路205の一構成要素とすることができる。閾値コントローラ230、誘電率計算装置240、レベル計算回路250およびLPTDRRコントローラ206は、図3に示すようにマイクロプロセッサ255内に配備することができる。しかし、これらの機能を別々にした回路を使用することができる。これらの機能がマイクロプロセッサ255内で実行される実施例において、送信器100はアナログ−デジタル変換器270を含んでいる。送信器100は、ループ20を介して受信された電力で送信器100を付勢するための電源と、ループ20を介して通信するための入/出力回路260(図3に示すような)を含むこともできる。このような通信は、ループ20を経てプロセス製品に関する情報の送信を含むことができる。電源回路はループ20を経て受信された電力から送信器100の単独電力源を提供するように構成することもできる。
【0010】
マイクロ波端子110は、レベル送信器技術において周知であるタイプとすることができ、適切な送信線、導波管またはアンテナとすることができる。送信線は一つの場所から他の場所への連続経路を形成する一系統の物質の境界部であり、この経路に沿って電磁エネルギの伝送を導くことができる。ある実施例において、端子110は、タンク12の底領域125に接続され、製品14および15内を延びるリード線ないし導電体115および120と、ラウンチ・プレート(launch plate)155を任意に有する平行二線アンテナである。端子110は、モノポール、同軸、平行二線、単線、マイクロストリップ、または放射型ホーン端子でもよく、またいずれの適切な数のリード線を備えることができる。
【0011】
送信パルス発生装置210は、端子110に接続された低電力マイクロ波源が好ましい。コントローラ206の制御下で、発生装置210は端子110に沿って製品14、15に送信されるマイクロ波送信パルスまたは信号を発生する。伝送パルスは広範囲の周波数のいずれでもよく、例えば約250MHzと約20GHzの間である。一実施例において、伝送パルスの周波数は約2.0GHzである。等価時間波形300(図4および5に示す)の基準パルス310は、送信/受信サイクルの開始を指示するために、ラウンチ・プレート155で、または他の機構によって生成することができる。リード線115および120に沿って送信される送信パルスマイクロ波エネルギの第1部分が、空気と製品14間の第1製品境界部127で反射される。送信パルス・マイクロ波エネルギの第2部分が、製品14と製品15間の境界部128で反射される。タンク12に製品14のみが収容され、製品15が収容されていなければ、境界部128は末端すなわちタンクの底になる。図4および5において、等価時間波形300のパルス320は、空気と製品14間の境界部127で反射されるマイクロ波エネルギを表わし、一方パルス330は境界部128で反射されるマイクロ波エネルギを表わす。当該技術に習熟した人は、図4および5に示した波形が本発明の概念と範囲から逸脱することなく反転されることができることを認識するであろう。一般的に、製品14が製品15の誘電率よりも小さい誘電率を有しておれば、パルス330の振幅はパルス320よりも大きくなる。
【0012】
パルス受信装置220は、端子110に接続された低電力マイクロ波受信器である。受信器220は、第1製品境界部127における送信パルスの第1部分の反射に対応する第1反射波パルス(図4および5のパルス320によって表わされる)を受信する。受信器220は、また第2製品境界部128における送信パルスの第2部分の反射に対応する第2反射波パルス(図4および5のパルス330によって表わされる)を受信する。公知の低電力時間領域反射測定レーダ・サンプリング技術を使用することにより、パルス受信装置220は出力として等価時間LPTDRR波形300を生成する。
【0013】
閾値コントローラ230は、入力として波形300を受信する。閾値コントローラ230と誘電率計算装置240がマイクロプロセッサ255中に設けられている実施例においては、アナログ/デジタル変換回路270が波形300をデジタル化する。閾値コントローラ230は、基準パルス310、従ってパルス310が受信される時刻T1の検出のために、反射波パルス320、従ってパルス320が受信される時刻T2の検出のために、また反射波パルス330、従ってパルス330が受信される時刻T3の検出のために、閾値315、340および350を発生する。基準パルス310を検出するのに使用される閾値315は、所定の定電圧とするか、または公知の方法でパルス310のピーク振幅の関数として自動的に決定することができる。閾値コントローラ230は、パルス330を越えるレベルにある、図4に示される受信パルス閾値340を提供する。閾値コントローラ230は、パルス320を越えるレベルにある、図5に示される受信パルス閾値350を提供する。閾値コントローラ230は、誘電率計算装置240および回路250への出力として、反射波パルス320および(または)330の検出に基づく受信パルス出力情報を提供する。
【0014】
図6は個別の回路で実施された、閾値340および350のような制御可能な閾値を発生する閾値コントローラ230の一部を示す。閾値コントローラ230は比較器400を含み、この比較器には、受信パルス320および330を含む受信器220からの第1入力波形300が入力する。第2入力として、比較器400はデジタル/アナログ変換器410の出力から提供される制御可能なアナログ閾値電圧を受信する。変換器410は、マイクロプロセッサ255から所望の閾値を表すデジタル入力を受信する。比較器400の出力420は、パルス320と330が受信された時刻の指標として、誘電率計算器240およびレベル計算回路250に提供される。波形300が発生されている第1走査サイクル中、変換器410は、パルス320の検出のための閾値350を提供するように制御される。続く走査サイクル中は、変換器410は、パルス330の検出のための閾値340を提供するように制御される。閾値は反射波パルスの受信時間を検出するのに使用することができる。閾値はまた反射波パルスの振幅を決定するように制御されることもできる。
【0015】
図2の誘電率計算装置240は、閾値コントローラ230に接続されるとともに、閾値コントローラ230によって提供された受信パルス出力情報の関数としてタンク12内の第1製品14の誘電率を計算するように構成されている。誘電率の計算において回路240によって実行される方法を、図7〜12を参照して詳細に次に説明する。
【0016】
マイクロ波信号によって走行された距離と走行時間との間の関係は式1で示される。
【0017】
【0018】
ここで、
T/2は、境界部までおよび該境界部からのマイクロ波パルスの走行時間の半分、
εRは、マイクロ波パルスが走行する物質の誘電率(空気については、εR=1)、
Cは、光りの速度、および
Dは、端子の頂部から境界部までの走行距離である。
【0019】
この関係を使用して、測定されるべき物質の誘電率を計算することができる。マイクロ波の走行時間は、これを走行する媒体の誘電率に依存している。媒体の誘電率は式2に示した関係に基づいた走行時間に比例する。
【0020】
【0021】
ここで、
Timeは、媒体を通るマイクロ波走行時間、および
Aは、比例定数である。
【0022】
さらに、物質による境界部で反射されたパルスの振幅は、式3に示した関係に基づいて物質の誘電率に比例する。
【0023】
【0024】
ここで、
VRは、反射パルスの振幅、および
VTは、送信パルスの振幅である。
【0025】
式2および3に示した関係を、単独でまたは組み合わせて使用して、タンク内の一つまたはそれ以上の製品ないし物質の誘電率を計算することができる。
【0026】
製品14の誘電率を計算する方法を図7に示す。この方法は、ブロック500で開始され、低電力時間領域反射測定レーダ(LPTDRR)を制御してマイクロ波エネルギをプロセス製品中に導く。ブロック503で、LPTDRR回路が反射マイクロ波エネルギを受信するように制御される。ブロック505で、LPTDRR回路が製品14の誘電率に比例するパラメータを測定するように制御される。次に、ブロック510で、製品14の誘電率が式2および(または)式3の関係を使用して測定パラメータの関数として計算される。
【0027】
式3の関係により製品14の誘電率を計算する第1のより好適な方法は、送信パルスおよび反射パルスの振幅をより正確に測定するために、閾値コントローラ230を使用する。この方法を図8のプロットで示し、また図9の流れ図に要約する。図8に示した波形は本発明の概念および範囲から逸脱することなく反転できることが当該技術に習熟した人に認識されるであろう。
【0028】
この方法は送信パルスを発生するブロック705で開始される。この送信パルスは、端子に沿ってタンク内の製品に送信され、また面127および128で反射する。ブロック710で、第1反射波パルス540が受信される。第1反射波パルスは、第1製品境界部127における送信パルスの第1部分の反射に対応する。LPTDRR回路205を制御して反射波パルスを受信した後、ブロック715で第1反射波パルスの振幅が計算される。第1反射波パルスの振幅は、製品14の誘電率に比例する一つのパラメータである。
【0029】
ブロック720で、第1製品の誘電率が第1反射波パルスの関数として計算される。図8の等価時間LPTDRR波形520に示すように、送信パルス(基準パルス530によって表わされる)が、送信振幅VTを有し、一方受信パルス540が受信振幅VRを有している。アナログ/デジタル変換器270で等価時間LPTDRR波形520をデジタル化し、マイクロプロセッサ255でデジタル化信号を分析することによるか、またはデジタル/アナログ変換器410を使用して比較器閾値を設定することにより、第1反射波パルスの振幅が計算され、第1製品14の誘電率が式3を使用して計算される。従って、製品14の誘電率に比例する算出パラメータは、一般的に第1反射波パルスの振幅と送信パルスの振幅との比である。LPTDRR回路の制御工程には、閾値コントローラ230を制御して反射波パルス540の振幅を計算するための閾値を調整する工程を含んでいる。
【0030】
式2に関連して製品14の誘電率を計算する第2のより好適な方法は、閾値コントローラ230を使用して送信パルスの送信と面128からのパルスの反射との間の時間遅延を計算することである。より詳しく説明すると、この方法はマイクロ波が製品14の既知の距離を通る走行時間を計算する。この方法は図10および11のプロットで示され、また図12の流れ図に要約される。当該技術に習熟した人は、図10および11に示された波形が本発明の概念と範囲から逸脱することなく反転できることを認識するであろう。
【0031】
この方法は送信パルスを発生するブロック805で始まる。送信パルスは端子に沿って製品14および15に送信される。ブロック810で、第1反射波パルスが閾値コントローラで受信され、検出される。第1反射波パルスが受信されるとクロックはスタートする。すなわち、ブロック815で示されるように時間間隔の開始を示す。次に、第2反射波パルスがブロック820で受信され、検出される。第2反射波パルスの受信は時間間隔の終点を示し、ブロック825で示したように時間間隔が記録される。ブロック830で、製品14の誘電率が、端子に沿ったマイクロ波の製品14を貫通する既知の距離の走行時間を表わす前記記録された時間間隔の関数として計算される。
【0032】
図10および11は図12の方法を示している。図10よび11は、第1および第2誘電率をそれぞれ有している第1および第2製品で異なるタンクを充填している第1および第2製品の代表に対応する等価時間LPTDRR波形850と880を示す。両プロットにおいて、製品は端子110のリード線を実質的にカバーするか、または既知の距離によってこれをカバーするかのいずれかである。
【0033】
図10および11で見ることができるように、送信パルス(標準パルス860と890によって表わされる)と反射パルス870と895(例えば、タンク12の底または端子110における反射に相当するか、あるいは製品と製品の境界部における反射に相当する)との間の時間遅延は、物質が変わると変化する。この変化は物質の異なる誘電率に起因する。これはさらに時間差Δt1とΔt2によって表わされ、これらの時間差はマイクロ波が二つの物質の各々の同じサンプル距離を走行するのに必要とする時間を表わしている。第1誘電率を有する物質では、同じ距離を走行するのに必要とする時間は、3.08msであり、一方第2誘電率を有する物質では、同じサンプル距離を走行するのに必要とする時間は3.48msであった。従って、マイクロ波信号の送信と端子下方の既知の距離にある境界部の反射間の時間遅延は、誘電率を計算するのに使用できる。
【0034】
一実施例において、本発明はプロセス流体内の物質の濃度を測定するのに使用されることができる。例えば、パイプ914を流れるプロセス流体中に含有される物質の濃度を測定することが望ましい。特定の実施例において、天然ガス流通ライン内の水のパーセント濃度または蒸気流通ライン内の水の量(「蒸気品質」として知られている)を測定することが望ましい。蒸気品質は測定するのに特に重要なパラメータである。これは蒸気品質が蒸気ラインによって運ばれる熱エネルギの量に直接関係していからである。例えば、400°Fで50%品質の蒸気は400°Fで100%品質の蒸気よりも少ないエネルギを運ぶ。大量のエネルギの配送を必要とする分野では、石油回収を強化する目的のために油田の噴出蒸気のような蒸気の品質は、油田に注入されるエネルギの量を制御できるようにするために、知られている必要がある。
【0035】
一実施例において、マイクロ波放射は流体と直接接触するアンテナによってプロセス流体を直接通って導かれる。流体内の物質の相対的濃度が、流体の誘電率の変化を生ぜしめる。誘電率のこの変化が、反射マイクロ波パルスのフライト時間の変化となり、また反射パルスのエネルギ・レベルの変化となる。フライト時間と反射エネルギ・レベルのいずれか、またはこれら両者は検出回路によって測定されることができ、さらにプロセス流体内の物質の濃度に相関されることができる。このことは、帰還パルスの振幅変化または時間遅延と物質の濃度間の関係を、理論的あるいは試験によって確立することによって分かったことである。この技術の一つの利点は、物質の濃度がゆっくり変化する場合に、検出回路が時間(フライト時間、ピーク高さの一方かまたはこれら両者)に対して反射マイクロ波信号を積分して、特定物質の濃度のより正確な測定値を提供できるようにしたことである。
【0036】
プロセス流体と接触する接触アンテナを配備することで、アンテナの上を流体が流れるようにすることができる。蒸気品質のような物質の濃度の変化が、誘電体の変化となる。ターゲットとしてアンテナの端部を使用することによって、誘電体の変化が、(アンテナ接続から)アンテナの対向端までの距離の測定のときの見かけの変化となる。より長い接触アンテナが、距離においてより大きい見かけの変化をもつことになる。従って、増大した感度は接触アンテナの長さを増すことによって得られることになる。この距離の変化は次式によって示される。すなわち、
【0037】
【0038】
ここで、Dは距離、cは光の速度、tはターゲットまでの時間およびΔεRは誘電体の変化である。
【0039】
図13はプロセス流体912がプロセス配管914で運ばれる場合の工業的プロセス910を示す略図である。この発明は他のタイプの容器と一緒に使用することができ、かつ配管914に限定されない。プロセス送信器916が本発明に基づいて作動し、反射マイクロ波放射を監視して、プロセス流体912内の物質の濃度のようなプロセス流体の特性を決定する。送信器916が2線プロセス制御ループのようなプロセス制御ループ918を介して遠隔地にある制御室920に結合される。制御室920は抵抗器と直列の電源としてモデル化されている。プロセス制御ループ918はいずれの通信技術によっても実施できる。
【0040】
図14は、時間(t)に対するエネルギ(e)のグラフであり、反射又は帰還パルス930および基準又は送信パルス932を示す。時間差を図14にΔtで表わし、また二つの信号間のエネルギ差をΔeで表わす。物質の濃度と時間遅延又はエネルギ差との間の関係は、実験的または理論的に決定することができる。この相関は、ファジー論理、ニューラル・ネットワーク等を含む人工知能技術を使用して、確立することもできる。さらに、二つのパラメータ、すなわちΔtおよびΔeは、測定値が正しいことを証明するのに使用することができる。
【0041】
図15はプロセス流体内の物質「A」の濃度を検出するための本発明を表わす簡略化ブロック図である。プロセス流体の誘電率の変化が、接触アンテナによって検出される。測定回路934がΔtおよび(または)Δeを測定する。変換関数936がこれらのパラメータの一つまたは両者を、プロセス流体内の物質「A」のパーセントまたは濃度と関係づけるのに使用される。
【0042】
図16はプロセス・シール940を介してプロセス配管914内の接触アンテナ942に接続された検出回路を示す略図である。検出回路は、例えば図13に示す送信器916であってよい。
【0043】
図17は標準ピトー管がマイクロ波アンテナ942として使用される他の実施例を示す。標準ピトー管は上流側のプレナム950と下流側のプレナム952を含んでいる。配管914を通る流れは、両プレナム間に、既知技術を使用する流量に相関した圧力差を生ずる。金属ピトー管がマイクロ波パルス954を搬送するのに使用できる。本実施例において、マイクロ波パルス954はピトー管の回りのプロセス流体を通る環状波として伝播する。
【0044】
図18に示された別の実施例において、マイクロ波パルス954は、プレナムの内部例えば下流側のプレナム952の内側に沿って搬送される。このプレナムは測定されるべきプロセス流体と密に接触することが想定される。図19の実施例において、アンテナ962がピトー管960のプレナムの一つを備えている。
【0045】
図20は本発明の別の実施例を示し、この実施例ではアンテナ964がプロセス配管914を通る流れの方向に実質的に沿って延びている。アンテナ964は送信器938に接続されている。
【0046】
図21は、螺旋アンテナ970が使用され、これによってアンテナの長さが増大する実施例を示す。増大したアンテナの長さは、プロセス流体912の誘電率の変化に対して増大した感度を提供する。他の形状が使用でき、また本発明は図22に示した螺旋形状に限定されない。
【0047】
図22は、配管914がエルボ968を含み、またアンテナ964がその一部が流れの方向に延びるように構成された別の実施例を示す。アンテナが流れの方向に延びていると、流れが妨害される量は最小となる。
【0048】
図23はプロセス流体912内の物質の濃度を決定するように構成された送信器916のブロック図である。図23は図3と同様であり、同様の番号を使用している。濃度計算器980は時間遅延または帰還マイクロ波信号の反射エネルギ変化を物質の濃度と相関するように構成されている。実際の装備は誘電率計算器240を含んでおらず、また信号強度内の時間遅延および(または)変化は物質濃度を直接測定するのに使用できることに注意しなければならない。
【0049】
本発明を好ましい実施例を参照して説明してきたが、当業者は、変形例が本発明の概念および範囲から逸脱することなく形状と詳細を変更することができる。例えば、誘電率を計算する上述の各方法は、多数の誘電率を計算する補助のために、また、誘電率のより正確な計算を提供するために、組み合わせることができる。本発明は流体、流れあるいは実質的に静止プロセス流体内で使用することができる。ここで使用したように、プロセス流体には液体、ガス、泡等、これらの組み合わせ、および(または)この種の物によって運搬される固体物質を含んでいる。この物質は流体中のガスまたは微粒子形態であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施例の環境を示すプロセス制御システムの全体図である。
【図2】本発明の実施例に基づくレーダレベル送信器の回路を示すブロック図である。
【図3】本発明の別の実施例に基づくレーダレベル送信器の回路を示すブロック図である。
【図4】低電力時間領域反射測定レーダ(LPTDRR)の等価時間制御可能閾値を示す図である。
【図5】低電力時間領域反射測定レーダ(LPTDRR)の等価時間制御可能閾値を示す図である。
【図6】本発明の一実施例に基づく制御可能受信閾値回路の概略図である。
【図7】図2のマイクロ波送信器によって実行される方法を示す流れ図である。
【図8】LPTDRRの等価時間波形を示す図である。
【図9】図2のマイクロ波送信器によって実行される方法を示す流れ図である。
【図10】LPTDRRの等価時間波形を示す図である。
【図11】LPTDRRの等価時間波形を示す図である。
【図12】図2のマイクロ波送信器によって実行される方法を示す流れ図である。
【図13】物質の濃度を決定するように構成された送信器を示す簡略図である。
【図14】混合パルスおよび基準パルスを示す時間に対するエネルギのグラフである。
【図15】物質「A」の濃度の変化を計算するための回路を示すブロック図である。
【図16】プロセス流体の流れ中の接触アンテナを示す簡略図である。
【図17】アンテナとしてピトー管を使用する本発明の濃度検出回路の簡略図である。
【図18】マイクロ波信号がピトー管の内部のプレナム(interior plenum)に沿って伝搬される簡略図である。
【図19】アンテナがピトー管のプレナム内部に配備された簡略図である。
【図20】プロセス流体の流れの方向と平行に延びるアンテナを示す図である。
【図21】螺旋アンテナが使用された実施例を示す図である。
【図22】プロセス配管がL字形を含み、アンテナの一部が流れの方向に延びる実施例を示す図である。
【図23】物質の濃度を決定するように構成された送信器のブロック図である。
【符号の説明】
【0051】
12、13、17、24・・・貯蔵タンク
14・・・第1製品
15・・・第2製品
16・・・ハウジング
18、19、21、22、26・・・プロセス製品
20・・・ループ
23・・・管
30・・・制御室
100・・・レベル送信器
110・・・端子
128・・・境界部
Claims (21)
- プロセス流体と接触するように構成されたアンテナと、
前記アンテナを通してマイクロ波送信パルスを発生するために、前記アンテナに接続されたパルス発生装置と、
前記アンテナからの反射パルスを受信するように構成された前記アンテナに結合されたパルス受信装置と、
前記反射パルスの関数として物質の濃度を計算するように構成された濃度計算装置とを備えたプロセス流体内の物質の濃度を測定する装置。 - 物質の濃度が、帰還パルスの時間遅延の関数として計算される請求項1に記載の装置。
- 物質の濃度が、帰還パルスのエネルギレベルの関数として計算される請求項1に記載の装置。
- 前記アンテナが、ピトー管からなる請求項1に記載の装置。
- 前記アンテナが、プロセス流体の流れの方向に延びている請求項1に記載の装置。
- 前記アンテナが、曲がっている請求項1に記載の装置。
- 前記アンテナが、螺旋形である請求項6に記載の装置。
- 前記計算された濃度が、プロセス制御ループに送信される請求項1に記載の装置。
- パルスが、ピトー管の外側に沿って搬送される請求項4に記載の装置。
- パルスが、ピトー管の内側に沿って搬送される請求項4に記載の装置。
- プロセス流体と接触するアンテナに沿ってマイクロ波パルスを送信する工程と、
送信パルスに応答して前記アンテナからの反射マイクロ波パルスを受信する工程と、
反射パルスの関数としてプロセス流体内の物質の濃度を計算する工程とを含むプロセス流体内の物質の濃度を測定する方法。 - 前記物質の濃度が、帰還パルスの時間遅延の関数として計算される請求項11に記載の方法。
- 前記物質の濃度が、帰還パルスの振幅の関数として計算される請求項11に記載の方法。
- 前記前記アンテナが、ピトー管からなる請求項11に記載の方法。
- 前記アンテナが、プロセス流体の流れの方向に延びている請求項11に記載の方法。
- 前記アンテナが、曲がっている請求項11に記載の方法。
- 前記アンテナが、螺旋形である請求項16に記載の方法。
- 前記計算された濃度が、プロセス制御ループに送信される請求項11に記載の方法。
- パルスが、ピトー管の外側に沿って搬送される請求項14に記載の方法。
- パルスが、ピトー管の内側に沿って搬送される請求項14に記載の方法。
- プロセス流体の誘電率を計算する工程を含む請求項14に記載の方法。
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