JP2005506053A - アポエクオリンをコードするコドン最適化核酸およびそれらの使用方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、アポエクオリンポリペプチドをコードするコドン最適化核酸およびそれらの使用方法に関する。

Description

【0001】
核酸
本発明は、改良発光アッセイシステムに関し、クラゲ発光タンパクシ質エクオリンの発現、感度および大きさを増加する方法に関する。
【0002】
発光クラゲAequorea victoriaは、細胞における生物学的カルシウム指標として広く用いられる発光タンパク質であるエクオリンを含有する(Satoshi Inouye et al., Proc.Natl. Acad Sci(USA)82:3154-3158, 1995)。カルシウム流動の検出は、細胞環境内の重要な修飾因子および生物学的メカニズムに関する情報を導き得る。
【0003】
22,000分子量のアポエクオリンタンパク質、分子状酸素、および親油性置換の発光団セレンテラジンからなるエクオリン複合体は、カルシウムイオンに結合すると青い光(λmax=470nm)を放つ。3つのカルシウムイオンがこの複合体のセレンテラジンに結合すると、エクオリン中の該機能的発光団は、二酸化炭素および青い光の同時放出と共にセレンテラジンに酸化される。このことは、0.1μMから100μMより高いCa2+濃度の測定を可能とする。
【0004】
エクオリンは、哺乳類の卵母細胞またはアフリカツメガエルの卵母細胞ような宿主細胞中の細胞内カルシウム濃度変化のレポーターとして長年用いられてきた。当初、このことは、精製エクオリンタンパク質の宿主細胞/アッセイ細胞内へのマイクロインジェクションにより行われた。つい最近、エクオリン遺伝子のクローニングが、宿主細胞/アッセイ細胞内のこのタンパク質の組換え発現を可能にした。かかるシステムは、受容体および/またはイオンチャネルの活性化状態を起こす小分子についてのスクリーニングにおいて有用である。
【0005】
エクオリンは広く用いられて、哺乳類細胞中の細胞内カルシウム濃度における変化をアッセイする一方で、使用は、アポエクオリン遺伝子を含有するプラスミドが細胞内に容易に導入され得る細胞に制限されてきた。このことは、普通はイオン脂質試薬とのDNA複合体形成またはCaPOとの沈殿のような標準的な形質導入技術により成し遂げられる。容易に形質導入される細胞型における制限使用は、細胞の小集団のみがアポエクオリン発現プラスミドを宿す場合、未変性Aequoria victoriaアポエクオリンcDNAのタンパク質低発現およびカルシウムアッセイにおける弱い光の放出に起因する。明白なことに、増加したアポエクオリンの細胞内発現は、カルシウムアッセイにおけるより強い発光産生量およびより大きなノイズに対するシグナルの比率を導く。加えて、アポエクオリンcDNAの増加した翻訳が、標準的な形質導入技術に不応な哺乳類細胞におけるカルシウムアッセイの実施を可能とする。このことは、レトロウイルス遺伝子送達によるアポエクオリンcDNA導入により、または普通は一過性形質導入より少ないcDNAコピー数という結果となるがより広範な哺乳類細胞への遺伝子送達を可能とする他の方法により、成し遂げられ得る。
【0006】
ある種の先行技術
発光タンパク質エクオリンのアミノ酸配列は、Charbonneau et al.(Biochemistry 24:6762-6771, 1985)により最初に公開され、受託番号:M11394によりEMBL配列データベースにおいて開示される(本明細書においても配列番号1として開示される)。
【0007】
US 5,874,304およびUS 6,020,192(Univ. Florida Res. Found. Inc.)は、コドン最適化(ヒト化)遺伝子の組換え哺乳類システムにおける発現による発光タンパク質である緑色蛍光タンパク質(GFP)の強化された発現に関する。
【0008】
US 5,422,266;US 5,766,941;US 5,798,441;US 5,744,579およびUS 5,162,227(Univ. Georgia Res. Foundation)は、微生物におけるアポエクオリンのクローニング、配列決定および組換え発現に関し、アポエクオリンの野生型および様々な変異型、およびゆえにコードする核酸に対して請求する。それらは、遺伝暗号の確立した縮重を示し、可能な縮重コドンの組合せ全てを請求するが、変異遺伝子のコドン最適化バージョンは、生成されず、提案されず、または開示されていない。本発明において記載されるようなコドン最適化遺伝子で取得され得る発光産生量の強化された発現および大きさという意味での潜在的利点の教示もない。
【0009】
EP-A-0341477(Chisso Corp.)は、哺乳類細胞システムにおけるエクオリン産生方法に関する。再び、公開された野生型アポエクオリンcDNA配列のみが用いられ、アポエクオリン遺伝子のコドン最適化バージョンの使用についてこの明細書における教示はなく、本発明において記載されるようなコドン最適化遺伝子で取得され得る発光産生量の強化された発現および大きさという意味での潜在的利点の教示もない。
【0010】
EP-A-0264819(Chisso Corp.)は、未変性エクオリン遺伝子(pAQ440)の様々な変異型を開示し、Escherichia coli大腸菌におけるそれらの発現を教示する。かかる遺伝子を使用し、エクオリンの再生が2−メルカプトエタノールの存在を必要とせずに可能であることからアポエクオリンを産生する可能性を示した。この明細書においてコドン最適化についての言及はない。
【0011】
US 5,360,728およびUS 5,541,309(W.H.O.I)は、増加した生物発光活性を有する修飾アポエクオリンを開示する。それらは、遺伝暗号の確立した縮重を示し、可能な縮重コドンの組合せ全てを請求するが、変異遺伝子のコドン最適化バージョンは、生成されず、提案されず、または開示されていない。本発明において記載されるようなコドン最適化遺伝子で取得され得る発光産生量の強化された発現および大きさという意味での潜在的利点の教示もない。
【0012】
US 5,714,666(Children's Hosp. of Philadelphia;Trustees of Univ. Pennsylvania)は、神経細胞がアポエクオリンをコード化する遺伝子を含むトランスジェニックマウスに関する。実施例において、公開された野生型アポエクオリンcDNA配列のみが用いられた。アポエクオリン遺伝子のコドン最適化バージョンの使用についてこの明細書において教示はない。
【0013】
組換えタンパク質発現の強化されたレベルが、特定の使用しようとする宿主が好むコドンを有するように目的と遺伝子を適合させることにより得られることが、報告された。組換え発現エクオリンにより引き起こされる発光シグナルの大きさは、コドン最適化配列が哺乳類細胞システムにおけるアポエクオリン発現について使用される場合、非常に強化されるということは全く確立されていない。本明細書における実施例は、一過性形質導入細胞がカルシウムイオン供給源であるイオノマイシンで刺激されると、アミノ末端に融合したHAエピトープに対するウェスタンブロットにより測定されるように、発光産生量の大きさが増加したエクオリン発現レベル(@8倍)より非常に大きくなる(@>20倍;表1参照)ことを示す。
【0014】
本発明者は、非常に強化された発光シグナルの大きさという付加利点を有する、哺乳類細胞におけるアポエクオリンタンパク質の増加した発現に対するアポエクオリン遺伝子のコドン最適化バージョンの使用を教示する刊行物を知らない。
【0015】
本発明は、エクオリン遺伝子のヒト化が細胞内カルシウム流動の検出において伝統的なエクオリン構築物に対する強大な改善を提供するという発見から生じる。
【0016】
本発明の第1の態様により、アポエクオリンポリペプチドをコードするコドン最適化核酸配列を提供する。
【0017】
好ましい実施態様において、コドン最適化アポエクオリンポリペプチドは配列番号1において表された配列、またはそれらの切断バージョンを有する。
【0018】
切断バージョンは、当該タンパク質のN−末端またはC−末端の1以上のアミノ酸、またはその近くの1以上のアミノ酸が失われたものである。1つの実施態様において、切断バージョンは、50未満のアミノ酸がC−末端から取り除かれている。切断バージョンは、若干の発光特性を保持する必要がある。
【0019】
さらなる実施態様は、例えば、US 5,360,728またはEP-A-0264819において記載される変異型のようなアポエクオリンタンパク質の変異型を包含する。ここで変異型は、強化されたまたは変化した発光特性を有し得るし、それらの配列は配列番号:1において表された配列に一般的に基づく。好ましくは、変異型は、野生型配列から1つまたは2、3のアミノ酸が変化しただけのものである。アポエクオリンの変異型の3実施例は、位置124のアスパラギン酸アミノ酸がセリンにより置換された変異型、位置135のグルタミン酸アミノ酸がセリンにより置換された変異型、および位置129のグリシンがアラニンにより置換された変異型である。変異配列は、配列番号1において表された配列と望ましい順に少なくとも80%、85%、90%、95%、97%、98%および99%の配列同一性を有する。2配列間の配列同一性を、Blast、Blast2、NCBI Blast2、WashU Blast2、FastA、Fast3およびPILEUPのような適当なソフトウェアを用いる最適なコンピューターアラインメント解析を用いて、またはBlosum62のようなスコアマトリックス(scoring matrix)を用いて評価した。かかるソフトウエアパッケージは、Smith-Watermanの「最高標準」のアライメントアルゴリズムの近似値を求める。従って、パーセント同一性を評価する際の使用のための好ましいソフトウエア/検索エンジンプログラム、すなわち、2つの主ポリペプチド配列が如何に並列しているかは、Smith-Watermanである。
【0020】
本明細書において使用する用語「コドン最適化」または「ヒト化」は、ヒト遺伝子においてより頻繁に用いられるコドンを有するクラゲアポエクオリンコドンの1以上、好ましくは有意な数の置換により哺乳類細胞、特にヒト細胞における発現に適応された配列をコードする核酸タンパク質を意味する。
【0021】
別の好ましい実施態様において、ヒト化コドンのパーセンテージは、望ましい順に少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、98%、99%である。特定の実施態様において、それぞれのエクオリンおよび全エクオリンのコドン位置はヒト化される。
【0022】
本発明のコドン最適化配列は一般的にcDNAであるが、ゲノムコピーも包含される。
【0023】
コドン最適化配列は、当該技術分野において標準的な技術を用いて化学的に合成されることができる。あるいは、野生型ゲノムまたは野生型cDNAは変異をさせ得る。ヌクレオチド変化またはヌクレオチド変異は、新規ポリヌクレオチド合成、PCR、適当にデザインれたオリゴヌクレオチドプライマーを用いた部位指定の突然変異誘発、または当業者に公知の他のどれよりも便利な方法によりポリヌクレオチド配列に導入され得る。ヒト化アポエクオリン遺伝子の末端は設計されて、適当な制限酵素認識配列を有し得る。またはプラスミドベクターへのヒト化遺伝子のクローニング等を容易にするために適当な制限酵素認識配列を含む付加核酸によりフランクされ得る。
【0024】
様々な哺乳類発現ベクター/宿主システムを使用し、配列をコードするコドン最適化アポエクオリンを発現し得る。具体的な実施例は、組換えアデノウイルスシステム、アデノ関連ウイルス(AAV)システムまたはレトロウイルスシステムを用いて発現に適応した発現ベクター/宿主システムを含む。ワクシニアウイルス、サイトメガロウイルス、単純ヘルペスウイルス、および欠陥B型肝炎ウイルスが、中でも用いられ得る。哺乳類発現システムがヒト化アポエクオリン遺伝子の発現のために用いられることは好ましいが、他のベクターおよびバクテリア、酵母、植物、真菌、昆虫のような宿主細胞も可能であることは理解され得る。
【0025】
発現ベクターは、普通は複製開始点、プロモーター、転写開始部位、任意でシグナルペプチド、ポリアデニル化部位、転写終結部位を含む。これらのベクターは、普通はセレクションのための1以上の抗生物質耐性マーカーも含有する。適当な発現ベクターは、プラスミド、コスミド、またはファージまたはレトロウイルスのようなウイルスであり得る。ポリペプチドのコード配列は、ポリペプチドをコード化する核酸配列が発現ベクター構造により形質転換された宿主細胞または形質導入された宿主細胞においてRNAへ転写されるように、適したプロモーター(すなわち、HSV、CMV、TK、RSV、SV40など)、調節因子および転写終結の制御下に置かれる。コード配列は、宿主細胞外へのポリペプチド分泌のためのシグナルペプチドまたはリーダー配列を含み、または含まなくてもよい。好ましいベクターは、普通は少なくとも1つのマルチクローニング部位を含む。ある実施態様においては、プロモーターとヒト化アポエクオリン遺伝子の間に位置するクローニング部位またはマルチクローニング部位が存在する。かかるクローニング部位は、それがヒト化アポエクオリン遺伝子配列と近接しインフレームであるために、第2の核酸配列をクローニング部位にクローン化することにより、N−末端融合タンパク質を生成させるために使用され得る。他の実施態様において、上記のN−末端融合に類似の方法でC−末端融合の生成を促進するためにヒト化アポエクオリン遺伝の下流にすぐ接して位置するクローニング部位またはマルチクローニング部位が存在し得る。
【0026】
本発明のポリペプチドの発現および精製は、当該分野において公知の方法(例えば、Sambrook et al. “Molecular Cloning-A Laboratory Manual, second edition 1989”に記載)を用いて容易に実施され得る。本構築物および発現ベクターおよびプラスミドの使用は、当業者にとって公知である。実質的に、任意の哺乳類細胞発現ベクターを用いて、本発明のコドン最適化アポエクオリン核酸配列を発現できる。
【0027】
本発明のさらなる態様により、アポエクオリンタンパク質をコード化するヒト化核酸配列が提供される。ここで、該核酸は、哺乳類細胞で作動するプロモーターの転写調節下に位置する。
【0028】
本発明のさらなる態様により、ヒト化アポエクオリン遺伝子および哺乳類細胞でのヒト化アポエクオリン遺伝子の発現を指揮できる制御調節配列を含む発現ベクターが提供される。
【0029】
アポエクオリンをコードするコドン最適化DNAを含有するベクターは、CHOのような哺乳類細胞;E.coliのようなバクテリア;Saccharomyces cerevisiaまたはPichia pastorisのような酵母;またはそれらの操作(すなわち突然変異誘発、クローニングまたは発現)を容易にするために他の適当なすべての宿主へ導入(すなわち形質転換または形質導入)され得る。本発明の実施は、如何なる特定の宿主細胞株またはベクターにも依存せず、かつ制限されない;本発明の使用のために適当な宿主細胞またはベクターは、当業者にとって明白であり、選択可能な事項である。
【0030】
コドン最適化アポエクオリンヌクレオチド配列を含有するベクターで形質転換または形質導入された宿主細胞は、コード化タンパク質の発現および細胞培養物からの回収に適当な条件下で培養され得る。こうして発現されたタンパク質/ポリペプチドは、使用された配列に依存して、すなわち適当な分泌シグナル配列が存在するか否かによって、培養液中に分泌され、または細胞内に蓄積され得る。一過性形質転換細胞/細胞株、安定的形質転換細胞/細胞株の両方が、検討される。
【0031】
アポエクオリンの組換え発現における使用に適当な宿主細胞の実施例は、CHO、COS、Hela、BHK、Vero、MDCK、HepG2、293、K562等を含む。
【0032】
適当な発現システムが、エクオリンを発現可能なトランスジェニック動物を作成するためにも使用され得る(例えば、US 5,714,666を参照)。
【0033】
本発明のさらなる態様により、細胞が該細胞におけるヒト化アポエクオリン遺伝子の発現を指揮できるヒト化アポエクオリン遺伝子および制御調節配列を含むトランスジェニックである非ヒト動物が提供される。
【0034】
好ましい実施態様において、トランスジェニック動物はマウスである。
【0035】
本発明のさらなる態様により、本発明のコドン最適化核酸配列由来のアポエクオリンポリペプチドを発現するために適した宿主細胞が提供される。好ましい宿主細胞は、CHO−K1またはPhoenix細胞のような哺乳類細胞である。ヒト細胞は、発現目的のために最も好ましい。
【0036】
ある実施態様において、組換え宿主細胞は、コドン最適化アポエクオリン遺伝子を発現し、発現エクオリンの発光検出を可能とするために十分な量のコード化タンパク質を産生する。
【0037】
未変性(wt)コード配列から構築されたコドン使用表(図1)を検討すると、未変性クラゲアポエクオリンコドンが3番目の位置でAまたはUのどちらかを好むことを示す。好ましい哺乳類コドンは、位置1および位置2の2残基の同一性に関わらず一般に3番目の位置ではCまたはGのどちらか、最も好ましくはCを好む。100の高発現ヒト遺伝子の比較は、Haas et al., (Current Biology. 6(3):3135-324, 1996)の図1において図で提示されたこの傾向を示す。例えば、高発現遺伝子中のアラニン(GCX)残基の53%がGCCにより、17%がGCTにより、13%がGCAにより、および17%がGCGによりコードされる。同様に、セリン残基は、以下の統計値:TCC(28%)、TCT(13%)、TCA(5%)、TCG(9%)、AGC(34%)およびAGT(10%)を有する。クラゲとヒトの間のコドン使用の表から明らかな様に、2つのコドンの選択のみが存在するアミノ酸において、野生型クラゲアポエクオリン遺伝子は、ヒト遺伝子によって好まれるコドンと比較して最も好まれないコドンを通常用いている。
【0038】
コドン最適化アポエクオリンDNAを構築する際には、それぞれのコドンは、その3番目の位置をCまたはGのどちらかで置き換えることにより哺乳類の相当物に変換された。このことが可能でない場合、問題のある制限酵素部位の導入により、高発現ヒト遺伝子中の次に頻繁に用いられるヌクレオチドが使用された。
【0039】
本発明に包含されるコドン最適化アポエクオリン遺伝子は、GCCアラニンコード化コドンの数が、配列番号1に示される野生型クラゲ配列に存在する同一のアミノ酸をコード化するコドンとの比較において、増加したコドンを含むコドン最適化アポエクオリン遺伝子を好ましくは含む。
【0040】
ここで用いられる用語「数が・・・増加した」は、例えば、コドン最適化型より多くのアラニンアミノ酸が存在することを意味するのではなく、例えば、GCCアラニンコード化コドンの相対的な数がコドン最適化アポエクオリン型においてより多いことを意味する。もちろん、このことは、野生型のタンパク質と比較して特定のアポエクオリンタンパク質内に数的に多い特定のアミノ酸が存在するものを除外しない。例えば、変異型アポエクオリンタンパク質は、配列番号1に示されるされる野生型ポリペプチド配列に対して相対的に数の上でより多い特定のアミノ酸を有し得る。
【0041】
上記定義に照らして、本発明により包含されたコドン最適化アポエクオリン遺伝子は、好ましくは配列番号2の野生型クラゲアポエクオリン遺伝子配列に対する比較において、増加した数のCGCアルギニンコード化コドン;および/または増加した数のAACアスパラギンコード化コドン;および/または増加した数のGACアスパラギン酸コード化コドン;および/または増加した数のCAGグルタミンコード化コドン;増加した数のGAGグルタミン酸コード化コドン;および/または増加した数のGGCグリシンコード化コドン;および/または増加した数のCACヒスチジンコード化コドン;および/または増加した数のATCイソロイシンコード化コドン;および/または増加した数のCTGロイシンコード化コドン;および/または増加した数のAAGリジンコード化コドン;および/または増加した数のCCCプロリンコード化コドン;および/または増加した数のTTCフェニルアラニンコード化コドン;および/または増加した数のTCCまたはAGCセリンコード化コドン;および/または増加した数のTACチロシンコード化コドン;および/または増加した数のGTGバリンコード化コドンを含むコドン最適化アポエクオリン遺伝子を含む。
【0042】
ひとつの好ましいコドン最適化アポエクオリン遺伝子は、配列番号3に示される配列を有する。本発明のコドン最適化遺伝子は、他のタンパク質/ポリペプチドコード化核酸配列に融合され得る。このことは、一般的に、タンパク質発現を可能とするこの配列および制御配列を含有し、宿主細胞における融合タンパク質の発現をもたらす。N−末端融合タンパク質およびC−末端融合タンパク質の両方が考慮される。アポエクオリンタンパク質に融合されるポリペプチドは、分泌あるいは他の制御配列、標識配列(例えば、6−his標識)、標的指向配列等であり得る。
【0043】
その他、それは、レポーターまたは他のマーカーとして働くアポエクオリンポリペプチドである。アポエクオリンタンパク質への融合に適当なポリペプチドの例は、HA1赤血球凝集素エピトープである。これは、認識配列として働き、アポエクオリンの発現および濃度を確認できる。
【0044】
本発明のさらなる態様により、
(i)ヒト化アポエクオリン遺伝子が、哺乳類宿主細胞において作動するプロモーターの制御調節下に置かれている、組換え発現ベクターを調製すること;
(ii)該組換え発現ベクターを適当な哺乳類宿主細胞に導入すること;
(iii)宿主細胞を、コード化アポエクオリンタンパク質の発現を可能とするのに適当な条件下で培養すること;および、任意で
(iv)該発現アポエクオリンタンパク質を有意な量の他の細胞内タンパク質から精製する;段階を含むアポエクオリンタンパク質を産生する方法がもたらされる。
【0045】
好ましい実施態様において、段階(iv)の後、発現アポエクオリンタンパク質は、少なくとも70%、さらに好ましくは少なくとも85%、そしてさらに好ましくは少なくとも95%純粋である。
【0046】
本発明のさらなる態様により、該アポエクオリンポリペプチドを産生するためにヒト化核酸の発現を実行することができる制御配列に作動可能に結合した、アポエクオリンポリペプチドをコードするヒト化核酸配列を含む宿主核酸への導入を含むエクオリン発光の大きさを増加する方法が提供される。好ましい実施態様において、制御配列に作動可能に結合したアポエクオリンポリペプチドをコードするヒト化核酸配列を含む核酸が、形質導入、形質転換またはエレクトロポレーションにより該宿主細胞に導入される。さらなる実施態様において、宿主細胞は、該導入アポエクオリン核酸の発現に適当な条件下で培養される。ここで、「エクオリン発光の大きさの増加」は、未変性(非ヒト化)クラゲアポエクオリン遺伝子が用いられている以外は同一の発現システムに比較して、発光の大きさが増加していることを意味している。
【0047】
本発明のさらなる態様により、宿主細胞におけるエクオリン発光の大きさを強化するコドン最適化アポエクオリン核酸の使用が提供される。
【0048】
本発明のさらなる態様により、活性化されると細胞内カルシウム流動の変化を仲介するGタンパク質結合受容体またはイオンチャネルのような受容体を遮断/阻害/拮抗するための化合物の能力を測定する方法が提供される。例えば、GPCRは、コドン最適化アポエクオリンを発現できるように操作された、HEK293細胞またはCHO細胞のような細胞株において発現させることができる。アポエクオリンは、アッセイに先立って、当該細胞をルシフェリンセレンテラジンとインキュベーションすることによりエクオリンへ変換される。試験化合物を細胞に加え、次いでリガンドを加える。次いで、受容体の活性化に起因する増加したカルシウム流動により産生された発光を標準的なルミノメーターにより測定する。化合物で処理した細胞の発光産生量は、次いで、試験化合物により生じた阻害の程度を算定するために、リガンドのみで処理した細胞と比較した。また、エクオリン細胞を試験化合物で処理し、そして発光産生量を直接的測定することによりレセプターアゴニストを直接見つけ出すことができる。
【0049】
従って、本発明のこの態様をふまえて、細胞内カルシウムの調節に含まれる受容体およびヒト化遺伝子由来のエクオリンを発現するように操作した哺乳類細胞を、試験しようとする化合物とインキュベートする。セレンテラジン補助因子を加え、光子放出を測定する。ここで、光子の放出は細胞内カルシウム放出の指標である。さらなる態様により、試験結果、すなわち受容体を阻害または調節するための試験化合物の能力を、例えば、紙などに、または電子的手段により記録する。
【0050】
本発明は、以下の非制限な実施例および図を引用によりさらに説明される。
図1は野生型クラゲアポエクオリン遺伝子(W)、実施例1において生成されたヒト化アポエクオリン遺伝子(H)のコドン使用、および(Haas et al., Current Biology. Vol.6(3):315-324, 1996から適応させた)100の高発現ヒト遺伝子におけるコドン使用のパーセンテージ(%)をリストにした表である。
【0051】
図2は、非ヒト化エクオリンと比較して、ヒト化エクオリン発現の高められたレベル(@8倍)を示すウェスタンブロットである。
【0052】
材料
細胞質標的である野生型アポエクオリン遺伝子むプラスミドであるcytAEQ/pcDNA1は、Molecular Probe(Europe)から購入した。このベクターは、発現ベクターpcDNA1にアポエクオリン構造遺伝子に融合されるHA1赤血球凝集素エピトープ(YPYDVPDYA配列番号:5)をコード化する配列を含有する。hcpと名付けられた合成セレンテラジン誘導体はMolecular Probe(Europe)から購入した。このhcpセレンテラジン誘導体は、アポエクオリンで再構成されると、他の4つの市販誘導体と比較してCa2+結合への迅速応答および高発光量子収率を含む非常に好ましい特性を示す。
【0053】
方法
プラスミド構築
cytaeqpcDNA3#2由来の660bpのEcoRIフラグメントを、pcDNA3(Invitrogen)にクローン化し、プラスミドcytaeqpcDNA3#2を形成した。これを、以下の実験において対照として用いた。野生型アポエクオリンのヌクレオチド配列は、配列番号:2に示されている。
【0054】
全アポエクオリンコード配列のコドン最適化を、Haas et al., (Current Biology. 6(3):315-324, 1996)に記載される様に基本的に実施した。要するに、コドン最適化アポエクオリン配列を、それぞれ約120bpの6つのフラグメントから構築し、BsaI−アポエクオリン−BbsIの配置において、一方の端にあるBsaI部位および他方の端にあるBbsI部位によりフランクされたアポエクオリンコード配列の部分を含有する長い合成オリゴヌクレオチドから形成した。コドン最適化アポエクオリン配列を含有する合成DNAセグメントを、PCRにより増幅し、pCRscript(cam)(Stratagene)にクローン化し、配列決定して正しいDNA配列を確認した。完全なアポエクオリンコード配列を、BsaI−BbsIフラグメントの続いてのライゲーションにより、次に結合させた。コドン最適化バージョンを、cythuaeqHA1#20と名付けた。コドン最適化配列のヌクレオチド配列を、配列番号:3に示す。全長HA1エピトープ(配列番号:4)を、コドン最適化アポエクオリン遺伝子の5’末端上にクローン化し、cythuaeqHA1#20(9aa)を形成した。
【0055】
一過性実験のためのプラスミド
cythuaeqHA1#20(9aa)PCRフラグメントは、PCR Script(cam)プラスミド(Stratagene)のSrf制限酵素認識部位にクローン化された平滑末端であり、Life technologiesのDH5α Ultra Competent細胞に形質転換し、100μlの10mM IPTGおよび100μlの2%X−galを添加した50μg/mlのクロラムフェニコールプレート上で37℃で1晩培養した。クロラムフェニコール耐性コロニーを、EcoRI制限酵素切断によりインサートについてスクリーニングした。陽性コロニーを配列決定し、正しい配列および配向性を確認した。典型的に、2μgのミニプレップ(Miniprep)プラスミドDNAを、約6.4pmolのT7プライマーまたはT3プライマーを用いて配列決定した。cyrhuaeqHA1インサートはEcoRIでの制限酵素切断によりPCRScript(cam)から取り出した。アガロースゲル電気泳動を用いて、プラスミドからアポエクオリンインサートを分離した。660bpのインサートを切り出し、ゲル精製し、次に平滑化したEcoRIおよび脱リン酸化したpcDNA3にライゲーションした。ライゲーション混合液を用いて、DH5α Ultra Competent 細胞を形質転換した。アンピシリン耐性コロニーを、EcoRI制限酵素切断を用いてインサートについてスクリーニングした。インサートの配向性をHindIIIおよびBamH1制限酵素を用いて制限酵素分析により確認した。正しい配向性のヒト化アポエクオリン遺伝子/HA1融合物を含むプラスミドをhucytaeqHA(9aa)pcDNA3#20と名付けた。
【0056】
細胞培養および形質導入
CHOK1およびPhoenix(HEK293誘導体)細胞を、Ham’sF12およびDMEM内で培養した。培養液に、10%子ウシ血清、2mM グルタミン、100μg/mlペニシリンおよびストレプトマイシンを添加した。
【0057】
細胞を、形質導入に先立つ18〜24時間前に5×10密集度でCostar6ウェルプレートにまいた。形質導入の日に、細胞は85〜90%の密集だった。プラスミド、cytaeqHA1(9aa)pcDNA3#2およびucytaeqHA(9aa)pcDNA3#20を、Lipofectamine Plus試薬を用いて細胞内に形質導入した。EGFP(Clontech)との同時形質導入は、ウェル間の形質導入変動を確かめることを可能とした。Life Technologyの標準的なプロトコールの改良を用いた。要約すると、400μlのHam’sF12と12μlのLipofectamine plus試薬に希釈した2μgのDNA(それぞれ1μgの同時形質導入)を室温で15分間インキュベートした。8μlのLipofectamine試薬と400μlのHam’sF12培養液も室温で15分間インキュベートした。2つの混合液を合併し、1.6mlのHam’sF12培養液を含有する細胞上の吸引前にさらに15分間インキュベートした。プレートを37℃、5%COで3時間インキュベートした。形質導入試薬をHam’sF12完全培地で置き換え、細胞を24時間インキュベートした。24時間後、細胞を96ウェルプレートに移した。形質導入48時間後、96ウェルをPBSで洗浄し、1%の熱失活FCSおよび2.5μMのhcpセレンテラジンを含有する50μlのDMEM(フェノールレッドなし)で置き換えた。細胞を37℃、5%COで3時間インキュベートした。ウェルのセレンテラジンの混合液を吸引し、1μMまたは2μMのCaClのどちらかを含有する175μlのPBSで置き換えた。プレートを、刺激のためTropix TR717ルミノメーターに移した。カルシウムイオン供給源である2μMのイオノマイシン(25μl)をウェルに注入し、反応を60秒にわたり記録した。結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
Figure 2005506053
【0059】
コドン最適化または野生型アポエクオリン発現プラスミドで一過性に形質導入し、形質導入48時間後イオノマイシンで刺激したHEK293細胞内で検出したカルシウム流動は、コドン最適化エクオリンでの発光量(RLU)は9〜21倍の増加を示す。括弧内の数字は、野生型エクオリンと比較したRLUにおける増加倍数を表す。
【0060】
免疫ブロット
組換えタンパク質発現を、高親和性(3F10)モノクローナル抗体(Roche)である抗HAペルオキシダーゼを用いた免疫ブロットにより検証した。この抗体は、ヒト赤血球凝集素タンパク質の誘導体であるHAエピトープ配列YPYDVPDYAを認識する(Kolodziej & Young, Methods Enzymol. 194:508-511, 1191)。HEK293細胞をコドン最適化および野生型アポエクオリン構造で一過性に形質導入した。細胞可溶化物を形質導入48時間後調製し、SDS−PAGE電気泳動によりタンパク質(130μg)を分離し、ナイロン膜に移し、1:500希釈の3F10抗体で染色した。タンパク質発現を、ImageQuantソフトウエア(Molecular Dynamics)のピクセル定量化を用いて定量し、cythuAEQおよびcytAEQの発現において8倍の増加を示した。

Claims (13)

  1. アポエクオリンポリペプチドをコードするコドン最適化核酸配列。
  2. 該コドン最適化核酸が配列番号1に示されるアミノ酸配列を有するアポエクオリンポリペプチド、その変異体またはそれらの切断バージョンをコード化する、請求項1に記載のコドン最適化核酸。
  3. 該核酸が、配列番号2の野生型クラゲアポエクオリン遺伝子配列に対する比較において、増加した数のGCCアラニンコード化コドン;および/または増加した数のCGCアルギニンコード化コドン;および/または増加した数のAACアスパラギンコード化コドン;および/または増加した数のGACアスパラギン酸コード化コドン;および/または増加した数のCAGグルタミンコード化コドン;増加した数のGAGグルタミン酸コード化コドン;および/または増加した数のGGCグリシンコード化コドン;および/または増加した数のCACヒスチジンコード化コドン;および/または増加した数のATCイソロイシンコード化コドン;および/または増加した数のCTGロイシンコード化コドン;および/または増加した数のAAGリジンコード化コドン;および/または増加した数のCCCプロリンコード化コドン;および/または増加した数のTTCフェニルアラニンコード化コドン;および/または増加した数のTCCまたはAGCセリンコード化コドン;および/または増加した数のACCまたはACGスレオニンコード化コドン;および/または増加した数のTACチロシンコード化コドン;および/または増加した数のGTGバリンコード化コドンを含む、請求項1に記載のコドン最適化核酸。
  4. 該核酸が哺乳類細胞において作動するプロモーターの転写調節下に位置する、請求項1に記載のコドン最適化核酸。
  5. 哺乳類細胞においてヒト化アポエクオリン遺伝子の発現を指揮できるヒト化アポエクオリン遺伝子および制御調節配列を含む発現ベクター。
  6. ヒト化アポエクオリン遺伝子を含む組換え宿主細胞。
  7. 哺乳類細胞、好ましくはヒト細胞である、請求項6に記載の組換え宿主細胞。
  8. 該細胞が非ヒト哺乳類細胞に位置する、請求項6に記載の組換え宿主細胞。
  9. (i)ヒト化アポエクオリン遺伝子が、哺乳類宿主細胞において作動するプロモーターの制御調節下に位置されている、組換え発現ベクターを調製すること;
    (ii)該組換え発現ベクターを適当な哺乳類宿主細胞に導入すること;
    (iii)宿主細胞を、コード化アポエクオリンタンパク質の発現を可能とするのに適当な条件下で培養すること;および、任意で該発現アポエクオリンタンパク質を有意な量の他の細胞内タンパク質から精製する、段階を含むアポエクオリンタンパク質を産生する方法。
  10. 該アポエクオリンポリペプチドを産生するためにコドン最適化核酸の発現を実現することができる制御配列に作動可能に結合する、アポエクオリンポリペプチドをコードするコドン最適化核酸配列を含む核酸を宿主へ導入することを含むエクオリン発光の大きさを増加する方法。
  11. 宿主細胞におけるエクオリン発光の大きさを増強させるコドン最適化アポエクオリン核酸配列の使用。
  12. コドン最適化アポエクオリンを発現するために設計された宿主細胞をルシフェリンセレンテラジンと接触させること、および試験化合物の添加ありでまたは添加なしで産生された発光量を測定することを含む、活性化時の細胞内カルシウム流動の変化を仲介する受容体を阻害するための化合物の能力を測定する方法。
  13. 試験化合物の受容体阻害の能力を記録することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
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