JP2005505971A - データスループットを改良するための方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
【選択図】図3
Description
【0001】
この発明は、データ通信に関する。特に、この発明は、データパケットを再順序付けすることにより、無線通信システムのデータスループットを改良することに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信の分野は、無線電話、ページング、無線加入回線、パーソナルデジタルアシスタンツ(PDAs)、インターネット電話、および衛星通信システムを含む、多くのアプリケーションを有する。特に重要なアプリケーションは、移動加入者のための携帯電話システムである。(ここに使用するように、「セルラー」システムという用語は、セルラーとパーソナルの両方の通信サービス(PCS)周波数を含む。例えば、周波数分割多重アクセス(FDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、および符号分割多重アクセス(CDMA)を含むそのような携帯電話システムのために、種々の無線インターフェースが開発されてきた。それに関連して、例えば、アドバンストモバイルフォーンシステム(Advanced Mobile Phone System)(AMPS)、モバイルのためのグローバスシステム(Global System for Mobile)(GSM)、および暫定規格95(IS−95)を含む種々の国内および国際規格が確立された。特に、IS−95およびその派生物、IS−95A、IS−95B、ANSI J−STD−008(ここでは、しばしば集合的にIS−95と呼ぶ)、およびデータのための高速データ転送速度(HDR)システム等が米電子通信工業会(TIA)、国際電気通信連合(ITU)および他の良く知られた規格関係機関により普及された。
【0003】
IS−95規格の使用に従って構成された携帯電話システムはCDMA信号処理技術を採用し、高性能で堅固なセルラー電話サービスを提供する。CDMA技術を利用した模範的な記載されるシステムは、cdma2000である。cdma2000の規格はIS−2000において与えられ、TIAにより承認された。cdma2000は、多くの方法でIS−95と互換性がある。他のCDMA規格は、第三世代パートナーシッププロジェクト「3GPP」に具現化されたW−CDMA規格である。他のCDMA規格は、一般にHDRシステムと呼ばれる暫定規格IS−856である。デジタルデータの送信は本質的に干渉の傾向があり、送信されたデータにエラーを導入する可能性がある。エラーが送信されたデータに導入されたかどうかを出来るだけ確実に判断するためのエラー検出機構が提案されてきた。例えば、データをパケットで送信し、パケットのデータのチェックサムを持っている、例えば16ビットの長さの巡回冗長検査(CRC)フィールドを各パケットに付加することは一般的である。受信器がデータを受信すると、受信器は、受信したデータについて同じチェックサムを計算し、計算結果がCRCフィールドのチェックサムと一致するかどうか検証する。
【0004】
送信されたデータが遅延に敏感なアプリケーションに使用されないとき、エラー検出されると、誤ったデータの再送信を要求することが可能である。しかしながら、送信が遅延に敏感なアプリケーション、例えば、電話線、携帯電話、遠隔ビデオシステム等に使用されると、再送信を要求することは出来ないかもしれない。エラーが送信中に起こったとしても、デジタルデータの受信者が送信されたデータを正しく判断することを可能にするために、畳み込み符号が導入された。畳み込み符号は、冗長度を送信されたデータに導入し、送信されたデータを、各ビットの値が系列内の以前のビットに依存するパケットにパックする。従って、エラーが起きると、受信器は、受信したデータの可能な系列をたどることにより、依然としてオリジナルデータを推定することができる。
【0005】
送信チャネルの性能をさらに改良するために、インターリーバーは符号化中にパケット内のビットを順序づけるために使用される。従って、送信中に干渉がいくつかの隣接ビットを破壊すると、干渉の影響がオリジナルパケット全体に広がり、復号プロセスにより、より容易に克服することができる。他の改良は、並列、直列またはそれらの組合せにおいて、2回以上パケットを符号化する多重成分符号を含むことができる。例えば、少なくとも2つの畳み込み符号を並列に使用するエラー訂正方法を採用することは技術的に知られている。そのような並列符号化は一般にターボ符号化と呼ばれる。
【0006】
多重成分符号の場合、最適な復号はしばしば非常に複雑な仕事であり、通常オンライン復号の場合に利用できない大きな期間を必要とするかもしれない。この問題を克服するために、繰り返し復号技術が開発された。受信されたデータが0または1かどうか即座に判断するよりも、受信器は、各ビットに、ビットが1である確率を表すマルチレベルスケール上のレベルを割当てる。マルチレベルスケール上で表されたデータは、「ソフトデータ」と呼ばれ、繰り返し復号は、通常ソフトイン/ソフトアウト(soft-in/soft-out)である。すなわち、復号プロセスは、そのビット値の確率に対応する入力の系列を受信し、符号の制約を配慮し、出力として、訂正された確率を供給する。一般に、繰り返し復号を実行する復号器は、先の繰り返しからのソフトデータを用いて受信器により読まれたソフトデータを復号する。多重成分符号の繰り返し復号の期間、複合器は、1つの符号の復号からの結果を用いて第2の符号の復号を改良する。ターボ符号化のように、並列符号器を使用すると、この目的のために、2つの対応する復号器を都合よく並列に使用することができる。そのような繰り返し復号は、ソフトデータが送信されたデータを綿密に表すと確信されるまで複数の繰り返しに対して実行される。1つのバイナリーにより近接していることを示す確率を有するこれらのビットには、バイナリゼロが割当てられ、残りのビットにはバイナリ1が割当てられる。
【0007】
ターボ符号化は、順方向エラー訂正(FEC)の分野において重要な進歩を表す。ターボ符号化の多くの変形があるが、殆どのタイプのターボ符号化は、繰り返し復号の使用と組み合わされたインターリービングステップによって分離された多重符号化ステップを使用する。この組合せは、通信システムにおいて、耐雑音性に対して以前に利用できない性能を提供する。すなわち、ターボ符号化は、既存の順方向エラー訂正技術を用いて以前には許されなかった雑音電力スペクトル密度当りのビット当りのエネルギー(Eb/No)のレベルでの通信を可能にする。
【0008】
多くの通信システムは、順方向エラー訂正技術を使用し、それゆえ、ターボ符号化の使用によって恩恵を受けるであろう。例えば、ターボ符号化は、衛星のダウンリンク送信電力が限られているので、低いEb/Noレベルで動作可能な受信器システムを必要とする無線衛星リンクの性能を改良することができた。
【0009】
HDRシステムのようないくつかの例示CDMAシステムにおいて、データをパケットで送信することができる。データトラヒックを保持するパケットは、サブパケットで送信してもよい。データ送信の干渉により、遠隔局は、最初のサブパケットにおいて送信される符号化されたデータをうまく復号できないかもしれない。それゆえ、データサブパケットは、モバイルがデータパケットを復号するまで、重複して送信される。次に、冗長サブパケットは、受信器において、ソフト結合される。冗長性は、各サブパケットにより保持される実質的に類似の情報に言及する。冗長表現は、繰り返しを介してまたはさらなる符号化を介して発生し得る。ソフト結合のプロセスは、破損したビットの復元を可能にする。一方の破損したサブパケットが他方の破損したサブパケットと結合されるソフト結合のプロセスを介して、繰り返しおよび冗長なサブパケットの送信は、システムが保証された最小の伝送速度でデータを送信することを可能にする。遠隔局へのサブパケットの送信は、時差的なパターンであるので、冗長なサブパケット間で送信ギャップが生じる。サブパケット間の遅延は、目標の遠隔局に、同一パケットの次のパケットの到着前に、サブパケットを復号する機会を与える。遠隔局が、次のサブパケットの到着前にサブパケットをうまく復号することができ、次のサブパケットの到着前に、復号された結果のCRCビットを検証することができるのなら、遠隔局は、アクノレッジ(ACK)信号を基地局に送信することができる。基地局が、次のスケジュールされた冗長なサブパケット送信の前に、ACK信号をうまく復号し、解釈できるのであれば、基地局は、冗長なサブパケットを送信する必要がない。従って、基地局は、キャンセルされた冗長なサブパケットに対して指定されたスロット期間中に新しいデータパケットを同じ遠隔局または別の遠隔局に送信することができる。
【0010】
基地局は所定の系列でサブパケットを送信する。しかしながら、目標の遠隔局においてうまく復号されたパケットは同じ系列内にないであろう。それゆえ、目標遠隔局は、復号されたパケットをより高い層に送信する前に、不必要な遅延を伴わずに、復号されたパケットを再順序付けしなければならない。
【0011】
それゆえ、データを効率的に再順序づけし、送信することにより、機能強化されたデータスループットを提供する技術的必要性がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0012】
ここに開示された実施の形態は、効率的にデータパケットを再順序付けするための方法およびシステムを提供することにより上述した必要性に対処する。第1の観点において、データパケットを再順序づけする方法は、オリジナルの系列とは異なる系列内にある複数のサブパケットを受信する工程と、識別情報またはタグをサブパケットの各々に割当てる工程とを含む。次に、方法は、割当てられた識別情報またはタグに従って、受信したパケットをオリジナルパケットに再順序づけする。
【0013】
別の観点において、コンピュータ読み出し可能な媒体は、上述したデータパケットを再順序付けする方法を具現化する。
【0014】
別の観点において、データパケットを再順序付けする装置は、メモリ装置と、メモリ装置に通信可能に接続されたデジタルシグナルプロセッシング(DSP)を含む、DSPは上述した方法の工程を実行することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は多数のユーザーをサポートし、この発明の種々の観点を実施する無線通信システムの図である。システム100は多数のセルに対して通信を提供し、各セルは、対応する基地局104によりサービスされる。基地局は一般にトランシーバシステム(BTSs)とも呼ばれる。種々の遠隔局がシステム中に分散されている。遠隔局がアクティブか否かおよび遠隔局がソフトハンドオフ状態にあるか否かに応じて、どの特定の時点においても、遠隔局は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の1つ以上の基地局104と通信することができる。順方向リンクは、基地局104から遠隔局106への送信を呼び、逆方向リンクは、遠隔局106から基地局104への送信を呼ぶ。図1に示すように、基地局104aは、遠隔局106a、106b、106c、および106dと通信し、基地局104bは、遠隔局106d、106eおよび106fと通信する。遠隔局106はソフトハンドオフ状態にあり、基地局104aおよび104bと同時に通信する。
【0016】
システム100において、基地局コントローラ(BSC)102は基地局104と接続し、さらに一般の加入電話網(PSTN)と接続されていてもよい。PSTNへの接続は簡潔さのために図に示していない移動体通信向け交換機(MSC)を介して達成することができる。BSCはパケットネットワークに接続していてもよい。これは、一般に図1に示していないパケットデータサービングノード(PDSN)を介して達成される。BSC102は、BSCに接続される基地局に対して調整と制御を供給する。BSC102はさらに遠隔局106間、および遠隔局106と、基地局104を介してPSTN(例えば一般的な電話)およびパケットネットワークに接続されたユーザーとの間の通話の経路指定を制御する。
【0017】
システム100は1つ以上のCDMA無線規格をサポートするように設計してもよい。そのような規格は、(1)「デュアルモード広帯域スペクトラム拡散セルラーシステムのためのTIA/EIA−95−B遠隔局−基地局互換規格(IS−95規格)」;(2)「デュアルモード広帯域スペクトラム拡散セルラー遠隔局のためのTIA/EIA−98−D勧告最小規格(IS−98規格)」;(3)「第三世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名前が付けられた共同体により提供され、文献番号3G TS25.211、3G TS 25.212、3GTS 25,213、3G TS 25.214を含む文献のセットに具現化された文献(W−CDMA規格);および(4)「第三世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名前が付けられた共同体により提供され、文献番号C.S0011−A、C.S0024、およびC.S0026を含む文献のセットに具現化された文献(cdma2000規格)のようなCDMA規格を含むことができる。3GPPおよび3GPP2の場合、これらは、世界的な規格関係機関(例えば、TIA、ETSI、ARIB、TTA、およびCWTS)により地域標準に変換され、国際電気通信連合(ITU)により国際規格に変換された。これらの規格は参照することによりここに組み込まれる。
【0018】
図2は、この発明の種々の観点を実施することができる、基地局204および遠隔局206の実施の形態の簡単化されたブロック図である。特定の通信の場合、音声データ、パケットデータ、および/またはメッセージは、空中インターフェース208を介して基地局204と遠隔局206との間で交換可能である。基地局と遠隔局との間で通信セッションを確立するために使用されるメッセージおよびデータ送信を制御するために使用されるメッセージ(例えば、電力制御、データ転送速度情報、アクノレッジメント等)のような種々のタイプのメッセージを送信することができる。これらのメッセージタイプのいくつかは、以下にさらに詳細に記載される。逆方向リンクの場合、遠隔局206において、(例えばデータソース20からの)音声および/またはパケットデータおよび(例えば、コントローラ230からの)メッセージは、送信(TX)データプロセッサ212に供給され、プロセッサ212は、データおよびメッセージを1つ以上の符号化スキームを用いてフォーマット化しかつ符号化し、符号化されたデータを発生する。各符号化スキームは、巡回冗長検査(CRC)、畳み込み符号化、ターボ符号化、ブロック符号化、および他の符号化のいずれかの組合せを含み、あるいは全く符合化を含まない。音声データ、パケットデータ、およびメッセージは、異なるスキームを用いて符号化することができ、異なるタイプのメッセージは、異なって符号化することができる。
【0019】
次に、符号化されたデータは、変調器(MOD)214に供給されさらに処理される(例えば、カバーされ、短いPN系列で拡散され、ユーザ端末に割当てられた長いPN系列でスクランブルされる)。次に、変調されたデータは、送信器装置(TMTR)216に供給され、条件づけされ(例えば、1つ以上のアナログ信号に変換され、増幅され、濾波され、および直交変調される)、逆方向リンク信号を発生する。逆方向リンク信号は、デュプレクサ(D)218を介して経路指定され、アンテナ220を介して送信される。
【0020】
基地局204において、逆方向リンク信号は、アンテナ250により受信され、デュプレクサ252により経路指定され、受信器装置(RCVR)254に供給される。受信器装置254は受信した信号を条件づけし(例えば、濾波し、増幅し、ダウンコンバートし、およびデジタル化する)、サンプルを供給する。復調器(DEMOD)256はサンプルを受信して処理し(例えば、逆拡散し、デカバーし、パイロット復調する)、再生された記号を供給する。復調器256は、受信した信号の複数の例を処理し、結合された記号を発生するレーキ受信器を実施することができる。次に、受信(RX)データプロセッサ258は記号を復号し、逆方向リンク上に送信されるデータおよびメッセージを再生する。再生された音声/パケットデータはデータシンク260に供給され、再生されたメッセージは、コントローラ270に供給することができる。復調器256およびRXデータプロセッサ258による処理は、遠隔局206において実行されるそれと相補的である。復調器256およびRXデータプロセッサ258はさらに、複数のチャネル、例えば、逆方向基本チャネル(R−FCH)および逆方向補足チャネル(R−SCH)を介して受信した複数の送信を処理するように動作される。また、送信は複数の遠隔局から同時に行なうことができ、各遠隔局は、逆方向基本チャネル、逆方向補足チャネルまたはその両方上に送信することができる。
【0021】
順方向リンク上で、基地局204において、(例えば、データソース262からの)音声および/またはパケットデータおよび(例えば、コントローラ270からの)メッセージは、送信(TX)データプロセッサ264により処理され(例えばカバーされ、拡散され)、送信器装置(TMTR)により条件付けされ(例えば、アナログ信号に変換され、増幅され、濾波され、および直交変調される)、順方向リンク信号を発生する。
【0022】
遠隔局206において、順方向リンク信号は、アンテナ220により受信され、デュプレクサ218を介して経路指定され、受信器装置222に供給される。受信器装置222は受信した信号を条件付けし(例えば、ダウンコンバートし、濾波し、増幅し、直交変調し、デジタル化する)、サンプルを供給する。サンプルは復調器224により処理され(例えば、逆拡散され、デカバーされ、パイロット復調される)、記号を供給し、記号は、さらに
受信データプロセッサ226により処理され(例えば、復号およびチェックされる)、順方向リンク上に送信されるデータおよびメッセージを再生する。再生されたデータはデータシンク228に供給され、再生されたメッセージは、コントローラ230に供給することができる。
【0023】
いくつかの例示CDMAシステムにおいて、データトラヒックを保持するパケットはサブパケットに分割され、サブパケットは、送信チャネルの「スロット」を占有する。説明を容易にするためにのみ、高速データ転送速度(HDR)システムの用語がここでは使用される。そのような使用は、この発明の実施をHDRシステムに制限することを意図するものではない。実施の形態は、ここに記載した実施の形態の範囲に影響を与えることなく、例えば、cdma2000のような他のCDMAシステムにおいて実施することができる。
【0024】
HDRシステムにおいて、スロットサイズは、1.66msとして指定されたが、スロットサイズは、実施の形態の範囲に影響を与えることなく、ここに記載した実施の形態において変更可能である。例えば、cdma2000システムにおけるスロットサイズは期間が1.25msである。さらに、データトラヒックは、メッセージフレームで送信することができる。これは、IS−95システムでは、10ms、20ms、40ms、または80msの期間である。用語「スロット」および「フレーム」は、同じCDMAシステム内の、または異なるCDMAシステム間の異なるデータチャネルに対して使用される用語である。CDMAシステムは、順方向リンクおよび逆方向リンク上の多数のチャネルから構成され、いくつかのチャネルは、他のチャネルと異なって構成される。それゆえ、いくつかのチャネルを記載するための専門用語は、チャネルに従って異なるであろう。例示を目的とするためだけにのみ、空中上を伝搬する信号のパッケージ化を記載するために、用語「スロット」は以下使用されるであろう。
【0025】
データペイロードまたはサブパケットの冗長表現は、時間フレームまたはスロットまたはサブパケットにパック化され、次に、受信器において、ソフト結合される。冗長表現は繰り返しを介してまたはさらなる符号化を介して発生することができる。ソフト結合のプロセスは、破損したビットの再生を可能にする。1つの破損したサブパケットが他の破損したサブパケットに結合されるソフト結合のプロセスを介して、反復性のある冗長なサブパケットの送信により、システムは、最小の伝送速度で、データを送信することができる。反復性のある冗長なサブパケットの送信は、フェージングがある場合に特に望ましい。
【0026】
マルチパス干渉の一形態であるレイリー干渉は、同じ信号の複数のコピーが異なる位相で受信器に到着したときに生じ、潜在的に破壊的な干渉を生じる。非常に小さな遅延拡散を有する実質的なマルチパス干渉は、信号帯域幅全体に対して平坦フェージングを形成するために、生じることができる。遠隔局が急速に変化する環境内を移動しているとき、サブパケットが再送信のためにスケジュールされている時刻に深いフェードを生じることができる。そのような環境が生じると、基地局は、サブパケットを送信するために、さらなる送信電力を必要とする。
【0027】
例えば、基地局内のスケジューラー装置が遠隔局に送信するためのデータパケットを受信したなら、データペイロードは、冗長に複数のサブパケットにパック化される。これらは、シーケンシャルに遠隔局に送信される。サブパケットを送信しているとき、スケジューラー装置は、サブパケットを、周期的に、またはチャネルに敏感に反応する方法で送信するかを決定することができる。
【0028】
基地局の範囲内で動作する基地局から遠隔局への順方向リンクは、複数のチャネルから構成することができる。順方向リンクのチャネルのいくつかは、これらに限定されないが、パイロットチャネル、同期化チャネル、ページングチャネル、クイックページングチャネル、ブロードキャストチャネル、電力制御チャネル、割当てチャネル、制御チャネル、専用制御チャネル、媒体アクセス制御(MAC)チャネル、基本チャネル、補足チャネル、補足符号チャネル、およびパケットデータチャネルを含むことができる。遠隔局から基地局への逆方向リンクも複数のチャネルから構成される。各チャネルは目標の宛先に対して異なるタイプの情報を保持する。一般的には、音声トラヒックは基本チャネル上で運ばれ、データトラヒックは、パケットデータチャネル上で運ばれる。補足チャネルは通常専用チャネルであるのに対し、パケットデータチャネルは通常時分割の方法で異なる相手に対して指定される信号を運ぶ。あるいは、パケットデータチャネルは、また共有補足チャネルとしても記載される。ここに開示した実施の形態を記載する目的のために、補足チャネルおよびパケットデータチャネルは、一般的にデータトラヒックチャネルと呼ばれる。
【0029】
補足チャネルおよびパケットデータチャネルは、予期しないデータメッセージを目標の局に送信可能にすることにより、システムの平均データ伝送速度を改善することができる。データペイロードはこれらのチャネル上に冗長にパックすることができるので、データペイロードがすでに受信したサブパケットから再生可能であると遠隔局が判断することができるなら、順方向リンク上でスケジュールされたマルチスロット送信は終了することができる。上述したように、各スロットで運ばれるデータペイロードは、種々の符号化ステップを経験する。この場合、符号化されたビットは、チャネルに耐性があるフォーマットに再順序づけされる。それゆえ、データ再生を達成するために、遠隔局の復号器は、マルチスロット送信の各スロットのコンテンツを復号しなければならない。
【0030】
HDRシステムにおいて、サブパケットが基地局から遠隔局に送信される速度は、遠隔局により実行される速度制御アルゴリズムおよび基地局におけるスケジューリングアルゴリズムによって決定される。データ送信速度を変更するためのこの方法は、自動反復要求(ARQ)手続きと呼ばれる。システムスループットは、送信されたサブパケットのビットレートと異なっても良い、データペイロードが実際に受信された速度で決定される点に留意必要がある。また、この発明は上述した実施に限定されないことに留意する必要がある。例えば、ここに記載した実施の形態の範囲に影響を与えることなく、速度制御アルゴリズムおよびスケジューリングアルゴリズムは両方とも、遠隔局からのチャネル状態フィードバックを用いて基地局において実行することができる。
【0031】
速度制御アルゴリズムは、アクティブセット内のどの基地局が最良のスループットを供給できるかを決定し、遠隔局が十分な信頼性を有してパケットを受信することができる最大データ転送速度を決定するために、遠隔局により実施される。アクティブセットは、現在遠隔局と通信している基地局の集合である。一般的なCDMAまたは非CDMA無線システムにおいて、基地局は、明確な定期的な期間で、「パイロット」と呼ばれる周知の信号を送信する。遠隔局は一般に、アクティブセット内に保持されている各基地局のパイロット信号を監視し、各パイロット信号の信号対雑音および干渉比(SINR)を決定する。過去のSINR情報に基づいて、遠隔局は、各基地局に対するSINRの将来の値を推定する。この場合、SINRの将来値は次のパケットの期間と関連するであろう。次に、遠隔局は、近い将来のある期間にわたって最も好ましいSINRを有する可能性がある基地局を選択し、遠隔局がこの基地局から次のデータパケットを受信することができる最良のデータ転送速度を推定する。遠隔局は、このデータ転送速度情報を運ぶデータ速度制御メッセージ(DRC)を基地局に送信する。DRCにより運ばれる最良のデータ転送速度情報は、遠隔局が送信すべき次のデータパケットを要求するデータ転送速度であってよい。HDRシステムにおいて、DRCメッセージは、逆方向リンク波形の媒体アクセス制御(MAC)チャネル上に送信される。
【0032】
スケジューリングアルゴリズムは、どの遠隔局が次のパケットの受信者であるかを決定するために基地局において実施される。スケジューリングアルゴリズムは、基地局のスループットを最大にするための必要性、基地局の範囲内で動作しているすべての遠隔局間の公平性を維持する必要性、および種々の遠隔局により要求されるデータ送信速度に適応する必要性を配慮する。以下に述べるように、高速ARQ手続きは、速度制御アルゴリズムにより最初に決定されたデータ送信速度に相反して、各データパケットが受信される実際のデータ送信速度を決定する。
【0033】
基地局内のスケジューリング装置は、その範囲内で動作しているすべての遠隔局からのDRCsの到着を監視し、スケジューリングアルゴリズム内のDRC情報を用いて、最適な順方向リンクスループットレベルに従って、どの遠隔局が次のデータパケット受信者になるかを決定する。最適な順方向リンクスループットは、基地局の範囲内で動作しているすべての遠隔局に対して、受け入れ可能なリンク性能の保守管理を考慮することに留意する必要がある。スケジューリング装置は、データパケットを、適当なビットレートでサブパケットに再構築し、指定されたスロット上のサブパケットのための送信スケジュールを発生する。
【0034】
サブパケットが送信されると、遠隔局は、データパケットが、送信のためにスケジュールされた全てのサブパケットより少ないサブパケットからうまく復号できることを判断することができる。高速ARQ手続きを用いて、遠隔局は、基地局に対して冗長なサブパケットの送信を停止するように命令し、それにより、システムの効率的なデータ送信を増大させる。
【0035】
ARQ手続きは、根底にある無線通信システムの順方向リンクスループットを著しく増大させる潜在能力を有する点に留意する必要がある。上述したように、遠隔局がDRCメッセージを基地局に送信するとき、要求されたデータ送信速度は、近い将来のSINR値を予測するために、過去のSINR値を使用する速度制御アルゴリズムを用いて決定される。しかしながら、環境的な要因および遠隔局の移動度により生じるフェージング条件により、近い将来におけるSINRの予測は信頼できない。さらに、隣接する基地局からの干渉により順方向リンクトラヒック信号のSINRは、パイロット信号のSINRと非常に異なる可能性がある。SINR予測計算のためのサンプリング期間中に隣接する基地局のいくつかが、アイドル状態にあったかもしれないという可能性がある。この結果、遠隔局は、必ずしも高い精度でSINRを予測できるわけではない。それゆえ、速度制御アルゴリズムは、高い確率を有する次のパケット期間に実際のSINRのためのより低い境界推定値を供給し、実際のSINRがこのより低い境界推定値に等しいなら、維持することができる最大データパケット期間を決定する。言い換えれば、速度制御アルゴリズムは、次のパケットを受信することができるデータ送信速度の控えめな測定値を供給する。ARQ手続きは、パケット送信の初期の段階の間に受信したデータの品質に基づいて、この推定値を絞り込む。それゆえ、遠隔局がデータパケットを復号するために十分な情報を持つとすぐに、基地局に知らせ、それにより、冗長な送信の終了を早く終わらせることができ、データパケットのデータ送信速度を高めることが重要である。
【0036】
遠隔局へのサブパケットの送信は、時差的なパターンであり得るので、サブパケット間に送信ギャップが生じる。一実施の形態において、サブパケットは、4番目のスロット毎に周期的に送信される。サブパケット間の遅延は、目標の遠隔局が同じパケットの次のサブパケットの到着前にサブパケットを復号する機会を与える。遠隔局が、次のサブパケットの到着前に、サブパケットを復号し、復号した結果のCRCビットを検証することができるなら、遠隔局は、アクノレッジ信号、以下ここでは、FAST_ACK信号と呼ぶ、を基地局に送信することができる。基地局が、次のスケジュールされたサブパケット送信の前に十分にFAST_ACK信号を復調し、解釈することができるなら、基地局は、スケジュールされたサブパケット送信を送信する必要が無い。従って、基地局は、そのキャンセルされたサブパケットに指定されていたスロット期間中に新しいデータパケットを同じ遠隔局または別の遠隔局に送信することができる。ここに記載したFAST_ACK信号は、無線リンクプロトコル(RLP)および送信制御プロトコル(TCP)のようなより高い層のプロトコル間で交換されるACKメッセージと分離され、区別される。
【0037】
ARQ手続きは、チャネル条件に対して高速速度適応を可能にするので、ARQ手続きは、初期のデータ送信を高速のデータ転送速度で実行することができ、必要に応じて減少させることができるシステムの実施を可能にする。それにひきかえ、ARQの無いシステムは、パケット送信期間中のチャネル変化を補償するために十分なリンク割当量マージンを与えるために、より低いデータ転送速度で動作させられるであろう。
【0038】
基地局は、所定の系列でデータパケットを送信してもよい。しかしながら、目標の遠隔局において受信され、うまく復号されるパケットは同じ系列内にないかもしれない。これは、ここに記載するように、多少早く送信されたパケットは、多少遅く送信されたパケットの後で正しく受信することができるためである。それゆえ、遠隔局において、データを不必要に保持することなく、より高い層にパケットを送信する前に、目標の遠隔局は、復号されたパケットを再順序づけしなければならない。
【0039】
図3は、受信したパケットの集合を再順序付けし、遠隔局においてうまく復号するためのシナリオを示す。基地局は、各々はオリジナルのパケット系列番号304を有するサブパケットの集合302を送信することができる。しかしながら、オリジナルの系列番号は、基地局にのみ知られている。図3は、以下に記載するように、遠隔局が決定しパケットに割当てるパケットID(PIDs)を示す。
【0040】
一実施の形態において、基地局は、添え字の対によりサブパケットを表すことができる。例えば、「Aij」は、ユーザー「A」に送信されるパケット「i」の「j番目」のサブパケットを表す。パケット「i」は、ARQチャネルに属することができる、ARQチャネルには、ARQチャネルID(ACID)「i」を示すラベルが付けられる。サブパケット表示「Aij」に割当てられたパケットがうまく受信され復号された後に、サブパケット表示「Aij」を新しいパケットに再使用することができる。
【0041】
図3に示すように、いくつかのサブパケット、例えば、A21、A31、A22、およびA01は遠隔局により受信されない。残りのサブパケットは受信され、うまく復号されたと仮定される。遠隔局がパケットを受信し、復号すると、遠隔局は、同じパケットの再送信をの停止を要求して、ACK信号を基地局に送信することができ、そうでなければ、遠隔局はアクノレッジしない信号(NAK)を送信する。次に、基地局は、新しいパケットの第1のサブパケットの送信を開始することができる。例えば、遠隔局が基地局に、遠隔局がサブパケットA01およびA11を受信したことを通知した後、基地局は、新しいパケットのため新しいサブパケットA01およびA11を送信することができる。
【0042】
一実施形態において、遠隔局がサブパケットを受信できず、それゆえ、NAKまたはACKを基地局に送信できなかったなら、基地局は、デフォルト設定では、NAKが受信されたと考え、同じパケットのさらなるサブパケットの送信を開始する。同様に、遠隔局がパケットをうまく復号できないなら、遠隔局は、NAK信号を基地局に送信し、同じパケットのさらなるサブパケットを要求する。例えば、遠隔局は、サブパケット21を受信しなかったので、基地局はサブパケットA22を送信した。しかしながら、遠隔局は、サブパケットA22を受信しなかった。それゆえ、基地局はサブパケットA23を送信する、これは最終的には、受信され、対応するパケットが正しく復号される。従って、遠隔局が受信するパケットは、基地局により送信された同じ系列内に無く、遠隔局は、以下に記載するように、より高い層に送信する前に受信したパケットの再同期を取らなければならない。
【0043】
一実施形態において、図4に示すように、遠隔局は、いくつかのサブパケット、例えば、A21、A31、A22、およびA01を受信するが、同じパケットに対して受信したサブパケットに基づいて、対応するパケットを正しく復号することができない。例えば、遠隔局が基地局に、サブパケットA01およびA11を受信したことを通知した後、基地局は、新しいパケットに対する新しいサブパケットA01およびA11を送信することができる。遠隔局が基地局にNAKを送り、サブパケットA21を受信したが、関連するパケットを復号できないことを通知すると、基地局はサブパケットA22を送信する。しかしながら、遠隔局は、サブパケットA22を受信した後でさえも、そのパケットを復号することができなかった。それゆえ、基地局はサブパケットA23を送信し、最終的に対応するパケットが正しく復号される。従って、遠隔局が受信するパケットは、基地局により送信された同じ系列内には無く、遠隔局は以下に記載するように、より高い層に送信する前に、受信したパケットを再同期化させなければならない。
【0044】
一実施形態によれば、遠隔局は、各パケットにパケットID(PID)を割当てることにより、受信したパケットを再同期化させ、次に、割当てられたPIDsに基づいてパケットを再順序付けする。図5は、受信したパケットの再順序付けプロセスのためのフローチャートを示す。サブパケットが受信されると、遠隔局は最初に、サブパケットのACIDが、1だけインクリメントされた最後に受信したサブパケットのACIDに等しいかどうかを判断する。結果がNOであれば、遠隔局は、係属中のPIDsおよび関連するACIDsを含む表に値を埋め込む502。最後に受信したACIDと現在のサブパケットのACIDとの間の各ACIDに対して、遠隔局はそのようなACIDが表にあるかどうか判断する。結果がNOであれば、遠隔局は、ACIDおよび1だけインクリメントされた最後に割当てられたPIDに等しいPIDを表に埋め込む502。次に、遠隔局は、現在のサブパケットのACIDが表にあるかどうか判断する504。結果がYESであれば、遠隔局は、表から現在のACIDに関連するPIDを検索し、ステップ506に従って、PIDと現在のサブパケットとの間の対応を確立する。結果がNOであれば、ステップ508に従って、遠隔局は、現在のサブパケットのASCIDに、1だけインクリメントされた最後に割当てられたPIDを割当てる。
【0045】
遠隔局は次に、現在のサブパケットを含む、同じパケットに対していままで受信されたすべてのサブパケットに基づいて現在のパケットが正しく復号できるかどうか判断する510。結果がNOであれば、ステップ512に従って、現在のACDが表にないなら、遠隔局は、現在のACDと現在のサブパケットに関連するPIDを表に埋め込む。結果がYESであれば、遠隔局は、現在のACDが表にあれば、表から現在のACDを除去する。
【0046】
一実施形態において、最後に割当てられたPIDから失われたサブパケットの数は、最後に受信したサブパケットACIDから現在のサブパケットのACIDまで行くのに必要な置換の数をカウントすることにより決定することができる。一実施形態において、サブパケットのACIDは、4つの値、例えば、0、1、2、および3を有するインデックスにより表される。従って、ACIDが1である、サブパケットA11から、ACIDが0である、サブパケットA01に行くことは3つの置換を必要とする。すなわち、1から2、2から3、3から0である。
【0047】
図3を参照すると、遠隔局がサブパケットA01を受信すると、遠隔局は、任意のPID、例えば7を0のACID上に送信されたパケットに割当てる。A01が受信された後、パケットが正しく復号されるので、図5のステップ510および514に従って、係属中の表に、対応するACIDおよびPIDが埋め込まれない。次に、遠隔局は、サブパケットA01に続いてすぐに、サブパケットA11を受信する。A11は1のACIDを有し、0のACIDから1のACIDに行くのにギャップが無いので、遠隔局は8のPIDを1のACID上に送信されたパケットに割当てる。
【0048】
遠隔局は、サブパケットA21およびA31を受信しないが、サブパケットA01を受信する。最初に、遠隔局は、A11に対応する、1の最後に受信したACIDから、A01に対応する、0の現在のACIDまで行くのにギャップがある、すなわちその間に2および3のACIDがあることを認識する。図5のステップ502によれば、遠隔局は、2のACIDがあらかじめ決定されており、表に配置されているかどうか判断する。表にはまだ埋め込まれていないので、遠隔局は、ステップ502に従って、2のACIDに対して、9のPID、すなわち、8の最後に割当てられたPIDプラス1を表に埋め込む。同様に、遠隔局は、3のACIDに対して表を埋め込み、10のPID、すなわち9プラス1を3のACIDを送信しているパケットに割当てる。表1は現在、以下に示すように埋め込まれている。
【表1】
【0049】
次に、遠隔局は、ステップ504に従って、現在のサブパケットに対して0のACIDが表にないことを認識し、図5のステップ508に従って、現在のサブパケットのパケットに対して11のPIDを割当てる。
【0050】
遠隔局がサブパケットA11を受信すると、0の最後のACIDから1の現在のACIDに行く際にギャップが無いので、表を埋め込む必要が無い。遠隔局は、12のPIDをサブパケットA11に関連するパケットに割当てる。
【0051】
遠隔局は、サブパケットA21の第2の送信であるサブパケットA22を受信しなかったが、サブパケットA32を受信した。遠隔局は、1の最後に受信したACIDから3の現在のACIDに行くのにギャップがある、すなわち、その間に2のACIDがあることを認識する。しかしながら、2のACIDはすでに表にある。それゆえ、遠隔局は、ステップ502に従って、2のACIDを表に埋め込まない。A32に対応する3のACIDはすでに表にあるので、遠隔局は表から10のPIDを検索し、それを図5のステップ506に従って、現在のサブパケットに割当てる。パケットA32は正しく復号されるので、ステップ514に従って、3のACIDが表から検索される。表1は現在このようになっている。
【表2】
【0052】
遠隔局は、サブパケットA01を検索しなかったが、A11を検索した。それゆえ、遠隔局は、0のACID、および、12の最後に割当てられたPIDプラス1である、13のPIDを表に埋め込み、14のPIDを、1のACID上の現在のサブパケットのパケットに割当てる。表1は現在このようになっている。
【表3】
【0053】
次に、遠隔局は、サブパケットA23を検索する。1の最後のACIDから2のACIDに行くのにギャップが無いので、表を埋め込む必要が無い。遠隔局は、2の現在のACIDは表にあり、9のPIDに関連していることを認識している。遠隔局は、表から9のPIDを検索し、ステップ506に従って、2のACID上に送信されるパケットA23に割当てる。パケットは正しく復号されるので、遠隔局は、ステップ514に従って、表から2のACIDを除去する。表は現在このようになっている。
【表4】
【0054】
一例示実施形態に対して上述したように、遠隔局がPIDsを受信したパケットに割当てた後、遠隔局は、受信したパケットをオリジナルの系列に再順序付けすることができる。例えば、図3に示すように、遠隔局は、表2に示すように割当てられたPIDsに基づいて受信したパケットを再順序付けする。
【表5】
【0055】
13のPIDを有するパケットに対してサブパケットはまだ受信されておらず、それゆえ、このパケットは表2に現われない点に留意する必要がある。上述したように、遠隔局は、表1の最後のバージョンに示すように、13のPIDをこのパケットに割り当てた。このパケットに対するサブパケットが受信され、うまく復号されたなら、遠隔局は、PID13をそれに割り当てるだろう。
【0056】
図4の例は同様に説明することができる。違いは全てのサブパケットが受信されたが、それらのサブパケットのいくつかを受信した後、パケットのいくつかは復号できないということである。それゆえ、この例では、図5のステップ502において、表は埋め込まれない。その代わり、図5のステップ512に従って、埋め込まれる。他の動作は、上述した図3の例と同様である。
【0057】
一実施形態において、遠隔局は、パケットの一部を再順序付けし、強化されたデータスループットのために、再順序付けされた一部をより高いレベルに送信してもよい。例えば、遠隔局は、残りのパケットが受信されるのを待たずに、それぞれ7および8のPIDを有するパケットを送信してもよい。しかしながら、遠隔局は、それぞれ、PID9、10、11、および12を有するパケットの次のグループを送信することができる前にPID9を有するパケットを受信するまで、待たなければならない。ここで使用される、「例示」という用語は、もっぱら、実施例、事例、実例として扱われることを意味する。「例示」としてここに記載されたいかなる実施形態も他の実施形態に対して好ましいまたは利点があると必ずしも理解されるべきでない。
【0058】
ここでは、アクセス端末と呼ばれるHDR加入者局は、モバイルまたは静止型であっても良く、ここではモデムプールトランシーバー(modem pool transceivers)(MPTs)と呼ばれる1つ以上のHDR基地局と通信することができる。アクセス端末は、1つ以上のモデムプールトランシーバーを介して、ここでは、モデムプールコントローラ(MPC)と呼ばれるHDR基地局コントローラーに対してデータパケットを送受信する。モデムプールトランシーバーおよびモデムプールコントローラーは、アクセスネットワークと呼ばれるネットワークの一部である。アクセスネットワークは、複数のアクセス端末間でデータパケットを移送する。アクセスネットワークはさらに、企業内イントラネットまたはインターネットのようなアクセスネットワーク以外のさらなるネットワークに接続されていてもよく、各アクセス端末とそのような外部のネットワークとの間でデータパケットを移送することができる。1つ以上のモデムプールトランシーバーとアクティブトラヒックチャネル接続を確立したアクセス端末は、アクティブアクセス端末と呼ばれ、トラヒック状態にあると言われる。1つ以上のモデムプールトランシーバーとアクティブトラヒックチャネル接続を確立する最中にあるアクセス端末は、接続セットアップ状態にあると言われる。アクセス端末は、無線チャネルを介して、または有線チャネル、例えば、光ファイバーまたは同軸ケーブルを介して通信するいかなるデータ装置であってもよい。さらに、アクセス端末は、これらに限定されないが、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部または内部モデム、または無線または有線の電話を含む多くのタイプの装置のいずれであってもよい。アクセス端末が信号をモデムプールトランシーバに信号を送信する通信リンクは逆方向リンクと呼ばれる。モデムプールトランシーバーが信号をアクセス端末に送信する通信リンクは、順方向リンクと呼ばれる。
【0059】
当業者は、情報及び信号が多岐に渡る様々な技術及び技法のいずれかを使用して表現されてよいことを理解するだろう。例えば、前記説明を通して参照されてよいデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、またはその任意の組み合わせによって表現されてよい。
【0060】
当業者は、さらに、ここに開示されている実施形態に関連して説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実現されてよいことを理解するだろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、一般的にそれらの機能という点で前述されている。このような機能性がハードウェアとして実現されるのか、あるいはソフトウェアとして実現されるのかは、特定の用途及び全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、それぞれの特定の用途のために変化する方法で説明された機能性を実現してよいが、このような実現の決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
【0061】
ここに開示されている実施形態に関連して説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェア構成要素、あるいはここに説明される機能を実行するように設計されたその任意の組み合わせをもって実現または実行されてよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、代替策ではプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態機械であってよい。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連動する1台または複数台のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のこのような構成など計算装置の組み合わせとして実現されてもよい。
【0062】
ここに開示された実施形態に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア内、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール内、あるいは2つの組み合わせの中で直接的に具体化されてよい。ソフトウェアモジュールはRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、または技術で既知である任意の他の形式の記憶媒体に常駐してよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替策では、記憶媒体はプロセッサに一体化してよい。プロセッサ及び記憶媒体はASICに常駐してよい。ASICはユーザ端末に常駐してよい。代替策では、プロセッサ及び記憶媒体はユーザ端末内に別々の構成要素として常駐してよい。
【0063】
開示された実施形態の過去の説明は、当業者が本発明を製造するまたは使用することができるようにするために提供される。これらの実施形態に対する多様な修正は、当業者に容易に明らかになり、ここに定義される一般的な原則は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用されてよい。したがって、本発明はここに示されている実施形態に制限されるのではなく、ここに説明される原則及び新規特徴と一貫する最も幅広い範囲を与えられることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】図1は、例示音声およびデータ通信システムのブロック図である。
【図2】図2は図1で動作する遠隔局および基地局のための例示実施形態のブロック図である。
【図3】図3は基地局により送信される例示セットである。
【図4】図4は、基地局により送信される別の例示セットである。
【図5】図5は、データパケットを再順序づけする例示プロセスのフローチャートである。
Claims (13)
- 下記を具備する、データを再順序づけする方法:
複数のサブパケットを受信する、前記複数のサブパケットは、オリジナル系列とは異なる系列内にある;
前記複数のサブパケットの各々にパケット識別情報を割当てる;および
前記割当てられた識別情報に従って、前記オリジナル系列に対して前記データパケットを再順序付けする。 - 前記複数のパケットのいずれかが、所定のパケット識別情報を有するかどうかを判断することをさらに具備する、請求項1の方法
- 前記割当ては、前記所定のパケット識別情報を、所定のパケット識別情報を有するサブパケットに割当てることを含む、請求項2の方法。
- 前記割当ては、
最後に割当てられた識別情報をインクリメントする;および
前記インクリメントされたパケット識別情報を、所定のパケット識別情報を有さないサブパケットに割当てる;
ことを含む、請求項2の方法。 - 前記複数のサブパケットの受信したサブパケットが正しく復号できるかどうか判断することをさらに具備する、請求項1の方法。
- 前記受信したサブパケットが正しく復号できるなら、そのようなサブパケットが所定のパケット識別情報を有するかどうかを判断することをさらに具備する、請求項5の方法。
- そのようなサブパケットが所定のパケット識別情報を有するなら、そのようなサブパケットに対して前記所定のパケット識別情報を削除することをさらに具備する、請求項6の方法。
- 前記受信したサブパケットが正しく復号できず、かつそのようなサブパケットが所定のパケット識別情報を有さないなら、そのようなサブパケットに対してパケット識別情報を決定することをさらに具備する、請求項6の方法。
- 前記再順序づけは、前記データパケットの一部を再順序づけすることを含む、請求項1の方法。
- 前記データパケットの再順序づけされた部分をより高い層に送信することを含む、請求項8の方法。
- 下記を具備するパケットを再順序づけする方法を具現化するコンピュータ読み出し可能媒体:
複数のサブパケットを受信する、前記複数のサブパケットは、オリジナル系列とは異なる系列内にある;
前記複数のサブパケットの各々にパケット識別情報を割当てる;および
前記割当てられた識別情報に従って、前記オリジナル系列に対して前記データパケットを再順序付けする。 - 下記を具備する、パケットを再順序づけする装置:
複数のサブパケットを受信する手段、前記複数のサブパケットは、オリジナル系列とは異なる系列内にある;
前記複数のサブパケットの各々にパケット識別情報を割当てる手段;および
前記割当てられた識別情報に従って、前記オリジナル系列に対して前記データパケットを再順序付けする手段。 - 下記を具備する、パケットを再順序づけする装置:
メモリ装置;
前記メモリ装置と通信可能に接続されるデジタルシグナル処理(DSP)装置、前記DSP装置は、
複数のサブパケットを受信する、前記複数のサブパケットは、オリジナル系列とは異なる系列内にある;
前記複数のサブパケットの各々にパケット識別情報を割当てる;および
前記割当てられた識別情報に従って、前記オリジナル系列に対して前記データパケットを再順序付けする;
ことができる。
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