JP2005503190A - 磁場による処置装置および方法 - Google Patents

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N2/00Magnetotherapy
    • A61N2/02Magnetotherapy using magnetic fields produced by coils, including single turn loops or electromagnets

Abstract

本発明は磁場による処置のための機器に関し、磁場による処置のための容易に運搬可能で保管可能な機器を提供する。これは患者にとっても便利であり、特に経済的に製造できる。上記機器は、第1磁場を発生する第1機器と、第2磁場を発生する第2機器と、上面および下面を有する台、特にマットとを備え、このマットは、患者の処置される身体領域を当てるように具現化される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、包括的には、磁場による処置装置および方法に関し、特に、処置すべき組織中のスピンおよび/または磁気モーメントに影響を及ぼすことに関する。
【背景技術】
【0002】
非侵襲的処置方法が、医学においてますます新規な応用分野を見出しつつある。本願発明に関し、外部磁場による治療処置装置および方法が特に言及されるべきである。今までのところ、このような療法の正確な作用機序は詳細には理解されていないが、それらの治療的成功が科学的に証明され、一般的に認識されている。既知の磁場療法の結果の研究は、例えば「Orthapadische Praxis」8/2000, [Orthopedic practice] year 36、510〜515ページ、およびFritz Lechner著「Elektrostimulation und Magnetfeldtherapie. Anwendung, Ergebnisse und Qualitatssicherung」1989 [「Electrostimulation and magnetic field therapy. Use, results and quality assurance」に見出される。
【0003】
特に、いくつかの症例の患者に適用した磁場療法が、確認し得る有意な負の副作用なしに徴候および症状が相当改善するというような調査結果が見出されている。磁場療法のもう1つの主要な利点は、患者にとって相当の苦痛、危険および費用を伴う手術が場合によっては完全に避けられるかもしれないことである。
【0004】
例として、ドイツ特許DE 40 26 173は、患者を処置するためにパルス変調磁場を生成する装置を開示している。この場合、生体組織が、定磁場と交番磁場の重ね合わせによって生成される磁場を受ける。
【0005】
パルス磁場は通常、コイルを流れるパルス電流によって生成される。しかし、このようなコイル内にあるパルス磁場は、大量のエネルギーを必要とし、高度の慣性を有する。というのは、コイルのインダクタンスが場の変化率を低下させるからである。
【0006】
この磁場療法の治癒効果としては、とりわけ、骨粗鬆症の軽減および卒中の予後の改善がある。この場合おそらく、印加される磁場が輸送および/または代謝過程を促進して正の治療効果につながっていると思われる。今までのところ、正の治療効果は、場と細胞成分(プロトン、イオン等)の間のエネルギー交換によって生じると想定されている。この場合、エネルギー輸送は、生体内のイオンサイクロトロン共鳴(ICR)の刺激および/または吸収によって説明されており、したがって適当なICR条件が探索されている。このため、既知の装置はICR条件の生成に基づいている。
【0007】
しかし、この因果的説明は一部の状況では疑わしいと思われる。というのは、サイクロトロン共鳴は一般的に、例えば真空中や半導体の伝導帯中の電子の場合のように自由粒子についてのみ起こるからである。さらに、簡単な計算を用いると、サイクロトロン運動は、人体の断面の平均直径より実質的に大きい半径の軌道上で起こるであろうということを示すこともできる。このことは、サイクロトロン共鳴に対するエネルギー輸送に関する説明が、特に固体組織の場合には疑わしいかもしれないことを意味する。
【0008】
また、その効果が体内のピエゾ電気過程に基づいている可能性もある。この説明手法は、あらゆる身体関節の周りには電場があり、軟骨がピエゾ電気特性を有するため、健康な状態では、あらゆる運動がピエゾ電圧を生じるという仮定に基づいている。不健康な状態では、これらのピエゾ電圧は誘導電圧によって刺激され得る。これに関連しては、Christian Thuile著「Das groBe Buch der Magnetfeldtherapie」Linz 1997 [The Big Book on magnetic field therapy]も参照されたい。
【0009】
処置すべき体内にスピン共鳴を生成する、磁場による生体の処置用のもう1つの装置が、同一出願人による国際公開明細書WO 99/66986に開示されている。しかし、国際公開明細書WO 99/66986に記載されているこの装置は、イオン性部分が存在するかどうかにかかわらずすべての生体物質中で磁場による特定の再現性のある処置を実行することに実質的に基づいている。引用した装置は、スピン共鳴およびスピン共鳴シーケンスの生成によって正の治療効果を達成する。しかし、この場合、核磁気共鳴もまた特にエネルギー輸送のために使用される。
【0010】
他の技術分野において、いくつかの核磁気共鳴法(いわゆるNMR法)が既に長期にわたり知られている。それらの方法は、特に医学的診断のために、そして一般的に高精度磁場測定のために使用されている。後者の応用に関しては、例えば「Virginia Scientific FW101 Flowing Water NMR Teslameter」を参照されたい。この機器の説明は
www.gmw.com/magnetic-measurements/VSI/FW101.html.
に見出される。
【0011】
治療医学用の既知の装置は一般的に、磁場を発生し変動させるための大型のコイルシステムを備えることも言及されなければならない。しかし、これらのコイルシステムはインダクタンスが高く、そのためスイッチング時定数が長くなり、エネルギー消費量が大きくなる。しかし、長いスイッチング時間は、体内の動的過程に関する効率が悪くなって不利である。
【0012】
さらに、コイルシステムは通常、例えば上肢や下肢のような身体部分を挿入することができる開口を有するように設計される。その結果として、既知の装置は比較的不格好であり、それらを保管および運搬する可能な方法に関して欠点を有する。それは別にしても、場合により、それらの装置は患者にとって不便である。さらに、ほとんどの既知の装置に必要なエネルギーは非常に高い。というのは、コイルシステムが強磁場を生成するためである。
【0013】
さらに、装置が作用する肉体的・生理的方法に関して、およびそれらの装置によって体内に開始される過程に関しては依然としていくつかの未解決な問題がある。しかし、従来、それらの装置が動作する方法について詳細な知識がないため、その動作に対する最適化された設計および最適なパラメータを決定するには常に困難が伴った。
【0014】
したがって、本発明の1つの目的は、磁場による処置のための改善された装置および改善された方法を提供することである。
【0015】
本発明のもう1つの目的は、身体における運動によって、特に身体における磁気モーメントの自然な挙動によって生成される電磁刺激を、地球磁場中での運動中に人工的にモデリングまたはシミュレートすることができる装置および方法を利用可能にすることである。
【0016】
本発明のもう1つの目的は、短いスイッチング時定数を可能にしエネルギー消費の少ない装置および方法を利用可能にすることである。
【0017】
本発明のもう1つの目的は、容易に運搬および保管することができ、患者にとって便利であり、特に低コストで製造することもできる、磁場による処置用の装置を利用可能にすることである。
【0018】
本発明の目的は、まさに請求項1、16および37の対象によって、驚くほど簡単な方法で達成される。有利で好ましい発展形態が従属請求項の対象である。
【0019】
本発明は、磁場による処置に由来する正の治療効果がスピン共鳴信号による運動シミュレーションにさかのぼって突き止めることができるという極めて驚くべき知見に基づいている。
【0020】
磁気モーメント、例えば電子および核スピンモーメントは、ヒト、動物または他の生体内ではちょうど地球磁場と整列して巨視的磁化を生成し得る。身体部分の運動があると、この磁化の方向の小さい変化につながる。磁化方向が地球磁場方向と平行に整列していない場合、磁化は地球磁場中で約2000Hzの周波数で歳差運動し、環境中に同一周波数で交番電圧を誘導する。この誘導電圧は外部コイルを用いて測定可能であり、ミリボルト範囲にある。しかし、体内の誘導電圧のほうが、距離が短いためにかなり高い。ヒト神経系はこの電圧を記録して運動を識別する。その結果として、筋肉の伸縮にエネルギーが要求されるために代謝が活性化される。
【0021】
種々の衰弱が患者の運動およびその代謝を制限する。本発明による装置および方法は、スピンと、スピンによって生成される巨視的組織磁化の所定の意図的回転を引き起こす。体内で地球磁場により自然に生成されるスピン共鳴に関して、生物は、実際には起きていない運動が起きていると思わされる。これを行うため、本発明による装置は、スピンおよび/または磁化の配列を変動させる好適な磁場を生成して、これが処置領域に配置された身体領域の運動を刺激するようにする。これに関連しては、とりわけ、本発明の使用により、骨粗鬆症に対する療法において非常に良好な処置の成功を達成することが可能となっている。
【0022】
本発明の第1実施形態は、本発明による磁場による処置用の装置が、それぞれ第1および第2磁場を生成する第1および第2機器と、台、特に、処置すべき患者の身体領域または患者全体を載せる、および/または支えるマットとを備えることを特徴とする。この場合、マット等の台が、それぞれ第1および第2磁場を生成する第1および第2機器が好ましくはその間に配置される上面および下面を画定する。この配置は、非常にコンパクトな、特に非常に平坦な構成を可能にする。
【0023】
第1および第2磁場を生成する機器が配置されるマットに加え、処置カウチ(例えば、診察台)また処置スツール(例えば、診察用足のせ台)を台として用いてもよい。さらに、患者の上に、または処置すべき組織の上に配置されるシステムも可能である。例として、台は、患者の身体部分、特に頭部の周りに配置することができ、患者の頭部を支えて配置される多重ウィング構成を備えてもよい。この装置は、例えば、2個以上のウィングを備え、各ウィングのサイズは、患者の両耳の周りまたは顎の周りに配置することができるようにする。特に、この形態の台では、それぞれ第1および第2磁場を生成する第1および第2機器は、2個以上またはすべてのウィングに組み込まれてもよい。
【0024】
さらに、台は、例えば下肢または上肢の周りに配置することができるすね当ての形態であってもよい。
【0025】
いくつかの応用例では、カバーを備える台も有利であるかもしれない。例えば、とりわけウマのような動物の処置には、処置のために動物を覆うカバーを配置してもよい。
【0026】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の装置は、台が、処置カウチおよび/または処置スツールおよび/または患者の身体部分、特に頭部の周りに配置することができる多重ウィング配置、および/またはすね当ておよび/またはカバーを備えることを特徴とする。
【0027】
したがって、上記の例から明らかなように、台の形状および状態に限定はなく、適宜目的に合わせることができる。
【0028】
患者の組織中の原子核は、磁場中のスピン共鳴周波数を規定し、または当該周波数を有する。この場合、共鳴周波数は磁場の場の強さに関連づけられる。例えば、水素原子には次式が成り立つ:
F[kHz]=4.225×B[ガウス]
ここでFはキロヘルツ単位の核磁気共鳴周波数であり、Bはガウス単位の磁場の強さである。例えば、磁場が4ガウスの場合、核磁気共鳴周波数は16.9kHzである。
【0029】
第2機器は好ましくは交流磁場を生成するように設計される。この場合の第1および第2磁場を生成する2個の機器は、特に、核磁気共鳴を生成する古典的配置である。この場合、第2磁場は好ましくはスピン共鳴周波数で振動する。スピン共鳴周波数は、体内の粒子、元素または化合物の性質によって、および第1磁場の強さによって実質的に規定される。生成されるスピン共鳴周波数は好ましくは1kHzと1MHzの間にあり、特に好ましくは2kHzと200kHzの間にあり、最も好ましくは約100kHzの領域にある。
【0030】
第1および第2機器がマットの面に平行な平面内に配置される好ましい実施形態が特に有利である。この場合、第1および/または第2機器は好ましくは完全にマット内に、その上面と下面の間に配置することができる。これにより、患者が処置のためにマット上に単に横臥するという、特に簡単で実用的な実施形態が得られる。この平面内の配置は平面形状も提供するが、それにもかかわらず、互いに直交する磁場を処置領域に生成することができる。
【0031】
好ましい一実施形態によれば、マットを2つ以上のセクションに細分することによって1回以上折り畳むことができる場合には、装置を特に容易に保管および運搬することができる。この場合、第1および第2機器は好ましくはマットの同一セクションに収容される。マットは好ましくは厚さ約3〜10cm、幅70cm、そして長さ210cmで、例として2回折り畳まれると、約9〜30cm×70cm×70cmという寸法が達成される。
【0032】
第2機器は好ましくはトロイダルコイルを備える。これは、巻線が走るコイル面と、そのコイル面と直角をなすコイル軸とを画定する。当業者には明らかなように、コイル軸方向の磁場が実質的にコイルの中心に生成される。コイル軸方向に、コイルすなわち第2機器は50cm未満、好ましくは20cm未満、特に好ましくは10cm未満、最も好ましくは約2cmと6cmの間の広がりを有する。コイルすなわち第2機器は、半円形端部領域がコイル面内にある円形ないし長円形または細長い形状を有する。特に、コイル軸方向のコイルの広がりは、好ましくはコイル面の広がりより小さく、その少なくとも2分の1または特に好ましくは少なくとも5分の1よりも小さい。その特別の形状は、特に、平坦なマットに完全に収容されることを可能にし、同時に極めて有効な磁場を生成するが、これは一般に既知の大型コイル配置では可能でない。
【0033】
第1機器は好ましくは少なくとも1個、2個、3個または特に好ましくは4個のコイルを備え、これらの各コイルは好ましくは、例えばフェライト材料からなる固定磁石と組み合わされる。これにより、有利に、フェライト材料を通る強い一定の基本磁場が生成されるとともに、それに重ね合わされる時間変動する追加磁場がコイルにより生成される。
【0034】
したがって、比較的小さいコイルおよび少ないエネルギー消費で、同時に有効な磁場を扱うことが可能である。
【0035】
好ましい一発展形態では、それぞれ第1および第2磁場を生成する第1および第2機器は、マット表面の平面および第2機器のコイル面に平行な平面内に配置される。第1機器が2個以上のコイルおよび/または固定磁石を有する場合、第2機器は好ましくはそれらの間の中央に配置される。
【0036】
特に、処置磁場は、第1および第2磁場の少なくとも1つの重ね合わせを含む。特に患者が処置のために配置され、または横臥しているマット表面上方の処置領域において、第1機器によって生成される磁力線は、マット表面に対して実質的に平行もしくは少なくとも0°から30°までもしくは0°から45°までの範囲の鋭角をなし、および/または第2機器の磁力線に対して直角もしくは少なくとも45°もしくは60°から120°もしくは135°までの範囲の鈍角をなして進む。第2磁場は、マット表面に対して、好ましくは30°〜150°の範囲、特に好ましくは45°〜135°の範囲、そして特に好ましくは60°〜120°の範囲、そして最も好ましくは実質的に直角の角度をなして進む。
【0037】
本発明の一実施形態では、スピンまたはスピンにより生成される巨視的磁化の配列が処置磁場の変動により時間変動して、地球磁場中で処置領域に配置されている身体領域の運動をシミュレートすることを可能にするように、処置磁場を時間変動させることができる。
【0038】
好ましくは、第1磁場は、好ましくは固定磁石すなわちフェライトにより生成される好ましくは一定の第3磁場と、好ましくは時間変動し好ましくは固定磁石に関連する補助コイルにより生成される第4磁場との、実質的に平行な重ね合わせ、または他の方向における平行な重ね合わせを含む。この場合、第3磁場の強さは好ましくは0.5ガウス〜500ガウスであり、好ましくは10ガウス〜50ガウスであり、特に好ましくは23ガウス〜24ガウスの範囲にある。第4磁場は、変調磁場と呼んでもよいが、周期的に、好ましくは規則的に、好ましくは−10ガウスと+10ガウスの間、好ましくは−1ガウスと+1ガウスの間、特に好ましくは−0.5ガウスと+0.5ガウスの間で振動する。最後のものはおよそ地球磁場の強さに対応する。当業者には明らかなように、第3磁場は一定の基本場を表し、第4磁場は第1磁場の振幅変調を表す。
【0039】
第4磁場は好ましくは、約0ガウスに関して対称な三角形または鋸歯状の波形振動を描き、第1磁場が第3磁場すなわち一定の基本場の値の周りで振動するようにする。その結果、第1磁場が好ましくは三角波形で振幅変調される。数学的共鳴条件はこの場合、第4磁場が消失する点で正確に満たされる。第3磁場の強さはこの場合、第4磁場の最大強さの少なくとも4倍、10倍または20倍の大きさである。
【0040】
ここで第2磁場が、交流磁場として、第3磁場中の組織内の粒子のスピン共鳴周波数に対応する周波数で、第1磁場に実質的に直角に入射する場合、これは、いわゆる高速断熱過程を作り出す配置に対応する。
【0041】
第2磁場すなわち交流磁場は好ましくは、第1磁場の立上りおよび立下り側面の期間中に異なる強度を有する。第2磁場は特に好ましくは、第1磁場の立下り側面の期間中に入射し、立下り側面の期間中にスイッチオフされ、またはその逆も同様である。その結果として、第2磁場の「オン時間」中のスピンまたは巨視的磁化は基本場の方向から離れるように断熱的に回転し、第2磁場の「オフ時間」中に再び緩和して戻る。
【0042】
したがって、第4磁場、すなわち第1磁場の振幅変調の周波数は、好ましくは組織内の粒子のスピン格子緩和時間に一致する。これにより、第1磁場の変調の好ましい持続時間は1ms〜10s、好ましくは10ms〜1s、特に好ましくは200msの領域となる。
【0043】
高速断熱過程用配置の別法として、第2磁場すなわち交流磁場は、短いパルス、例えばいわゆる90パルスまたは180°パルスとして入射する。
【0044】
本発明は、好ましい実施形態を用いて以下の本文で、図面を参照してさらに詳細に説明される。
【0045】
核磁気共鳴は、その過程で身体を動かすことなく、体内の磁化方向を変動させることを可能にする。というのは、誘導される核磁気共鳴電圧が体自体の運動過程をシミュレートするからである。したがって、本発明による装置および方法は、代謝をシミュレートまたは加速する療法を実行するために使用可能である。
【0046】
図1aおよび図1bは、本発明の第1実施形態を示している。ここで、図示されている寸法は単に例としてのものとみなすべきである。本発明による装置1はマット10を備える。マット10は、3つのセクションに細分されており、折り畳むことが可能であり、その中央セクション12のみが図示されており、図の面内に広がっている。図の面と直角をなし、平坦なトロイダルコイル14の形態の第2機器が、可撓性材料、例えばフォーム材料からなる緩衝材16中に第2磁場を生成するために、マット10のセクション12に埋め込まれている。トロイダルコイルすなわち伝送コイル14は、図の面内に広がり、幅が約B=350mm、高さが約H=550mmで、ヘッドエンド14a、14bがそれぞれ半円形となるように設計されている。図の面と直角をなす方向のコイルの長さは約L=52mmである。コイルの断面は、長さLおよび断面方向の幅約QB=75mmによって画定される。マットの厚さは約D=132mmであり、トロイダルコイルはマットの中央に配置され、緩衝材16(これは約40mmでもある)がそれぞれマットの上面と下面の間に配置されるようになっている。第1磁場を生成するために、コイルの左側および右側にそれぞれ2個の機器22、24、26、28がある。これらはそれぞれ、固定磁石32、34、36、38と、それぞれマット面内で固定磁石を包囲する補助コイル42、44、46、48とを備える。各機器22、24、26、28は高さが約200mmであり、幅が約100mmであり、図の面と直角をなす方向の長さLが約52mmである。機器22、24、26、28はそれぞれ、トロイダルコイル14から幅方向に約50mm離れ、2個の機器22および24は、26および28とともに、それぞれ垂直方向に互いに隣接している。
【0047】
90°核磁気共鳴信号パルス化方法
上記で既に述べたように、本発明の第1実施形態はパルス化方法を使用する。これについて以下の本文で詳細に説明する。
【0048】
われわれの体の分子または巨大分子複合体は主として、例えば水(HO)や有機分子(例えばCHまたはCH中の)中の水素原子からなる。水素の核またはイオンはプロトンである。プロトンは磁気モーメントおよびスピン(見かけ上はトルク)を有し、それらの間の比はγ(磁気回転比)である。プロトンの場合、γ=2.67522・10−1−1である。定常状態の磁場B、例えば地球磁場が、時定数Tで時間とともに指数関数的に変化する巨視的磁化M(t)を生成する。これは次式で定義される。
M(t)=M(1−e−t/T1
ここで
=χB
であり、Tはスピン格子緩和時間であり、Mは磁化の漸近値である。立上り後に一定である磁場Bの急激な印加によって生成される磁化M(t)の時間プロファイルを図2に示す。ヒト組織中のプロトンまたは水素の場合、
=10s〜10−3
である。
【0049】
治療処置の前に、スピン格子緩和時間を求めるために、好ましくはスピンエコー測定が実行される。
【0050】
巨視的磁化Mは、図3に示すように、印加される磁場B=Bに対して漸近的に平行に整列する。図3は、直角右手座標系XYZも示している。これは、以下の解析に対する配向の基礎として使用される。
【0051】
微視的には、量子力学によって要請されるように、すべてのプロトンスピンはBの周りに周波数fで歳差運動を行う。この周波数はラーモア周波数と呼ばれる。ラーモア周波数fは次のように求められる。
【数1】
Figure 2005503190
【0052】
これから、地球磁場中、すなわちB=0.5ガウス=5・10−5Tの場合、
【数2】
Figure 2005503190
となる。
【0053】
結果として、地球磁場中では、プロトンのラーモア周波数は約2kHzとなる。ラーモア周波数は、化学結合によってもほんのわずかに変動する。
【0054】
図5は、23.5ガウススペクトロメーターを用いて500mlの水を100kHzでスピンエコー測定することにより、ラーモア周波数の実験的検証をしたオシロスコープ印刷出力を示している。90°パルスおよび180°パルスを入射してスピンエコーを検出している。図6〜図8は、第1磁場B=23.2ガウス、23.4ガウスおよび23.8ガウスの場合のスピンエコーを、時間スケールを拡大して示している。第1磁場Bは、フェライト磁石32、34、36、38の形態の4個の固定磁石による定磁場Bと、4個の補助コイル42、44、46、48により生成される時間変動する磁場ΔBとの平行重ね合わせによって生成される。
【0055】
図9は、図6〜図8からの3個の測定点を、Hz単位の相対周波数の関数としてガウス単位の磁場のグラフ形式で示している。直線は、測定点にわたる線形補間である。相対周波数は、基本場B=23.5ガウスによって規定される共鳴周波数fからの周波数誤差を表す。
【0056】
本発明による装置は、約100kHzの周波数fでの交番磁場Bの形態で第2磁場を生成する平坦コイルすなわち伝送コイル14を備える。この周波数は、B=23.5ガウスの平均磁場中でのプロトンのラーモア周波数にほぼ対応する。
【0057】
この目的のために、伝送コイル14は好ましくは、共振回路を形成するためにコンデンサに非常に簡単な方法で接続される。共振回路の共鳴周波数fLC
【数3】
Figure 2005503190
である。ここでLは伝送コイル14のインダクタンスであり、Cはコンデンサの静電容量である。
【0058】
最初はB=23.5ガウスという一定の強さを有する第1磁場B中に、患者または生体組織の身体領域が配置される場合、本実施形態でBがZ軸に平行に走る時(図3参照)には、組織の巨視的磁化MはBに平行な核スピンのベクトル和になる。
【0059】
ここで、B方向から離れるように磁化Mを偏向させるために核磁気共鳴法が使用される。核磁気共鳴は、身体が静止していても、磁化方向を変化させる。誘導電圧は、身体が運動しているかのような効果を生じる。そこで、核磁気共鳴は代謝を刺激することによる療法を実行するために使用可能である。
【0060】
いわゆる90°無線周波数パルスを用いて磁化を90°回転させる。磁場および磁化成分M(t)およびMxy(t)の時間プロファイルを図4に概略的に示す。X軸に平行に走る軸を有する伝送コイルが、回転するか、またはX方向に直線的に振動する無線周波数磁場Bを発生する。巨視的磁化Mは、周波数fでX軸の周りに正のZ方向からX−Y平面へと回転する。この場合、
=ω/2π
であり、ここで
ω=γB
である。
【0061】
Mの回転角αは
α=ω
である。
【0062】
90°回転、すなわちα=π/2の場合、90°パルスの持続時間t90は次のように計算される。
【数4】
Figure 2005503190
【0063】
巨視的磁化Mは、90°パルスの入射後はY方向にある。それはωでZ軸の周りで回転し、無線周波数コイル中である電圧を誘導し、これを核磁気共鳴信号として測定することができる。この信号は、時定数T で指数関数的に減衰し、
xy=M・e−t/T2*
である。
【0064】
一様磁場Bの場合、 T ≒T
である。ここで、Tはスピン−スピン緩和時間である。
あまり一様でない磁場Bの場合、 T <T である。
液体の場合、 T≒T である。
【0065】
の通常の値は次の通りである。
水道水: T≒3s
蒸留水: T≒30s〜3min
ヒト組織: T≒10ms〜1s
手の組織: T≒100ms〜1s
【0066】
高速断熱核磁気共鳴過程
図10a〜図10c、あるいは上記のパルス化方法を参照すると、磁化の特定の回転が、高速断熱過程によって達成される。これについて以下の本文で説明する。これは、第1磁場Bの場変動または交流磁場Bの周波数変動によって達成される。この場合、磁化MをZ軸に対して0から180°まで回転することができる。
【0067】
Z軸の周りにωで回転する座標系(X′Y′Z)において以下の磁場を定義する:
ΔB=B−B (ここでB=ω/γ)
および

【0068】
この場合、Bは、伝送コイル14により生成される交流磁場すなわち無線周波数場であり、時刻t=tに、座標系X′Y′ZにおいてX′軸に平行に走る。Bは、BとBの重ね合わせから生じる磁場すなわち処置磁場である。
【0069】
図10aは、時刻tに関する瞬間における空間内の磁場ベクトルの配列を示している。この図は、補助コイル42、44、46、48により生成され、Z軸と平行に走る第4磁場ΔBのベクトルを示している。この場合、ΔBは、共鳴第3磁場Bを上回る、または下回る、磁場Bのそれぞれ正または負の超過分である。このBはフェライト磁石32、44、46、48により生成され、常に正のZ方向を向き、図10a〜図10cには図示していない。
【0070】
磁場B(t)=Bのみが最初に作用する場合、組織の巨視的磁化はZ軸の方向に整列し、個別のスピンが角周波数ωでZ軸の周りに歳差運動する。これは、スピンは回転座標系X′Y′Zに対して最初は静止していることを意味する。
【0071】
第3磁場ΔBおよび交流磁場Bは、重ね合わされて結果として磁場Bを形成するが、ここで時刻t=tまで増大する。交流磁場B(t)のベクトルはX′軸の方向を向く。
【0072】
交流磁場Bは、周波数ωでZ軸と実質的に直角をなして直線的に振動する。別法として、場Bは周波数ωでZ軸の周りに回転してもよい。これは、X′−Z平面内の射影に関しては等価である。核スピンもまた、Z軸の周りに同じ周波数ωで回転するので、常に交流磁場Bと同位相である。
【0073】
古典的解釈に基づくと、この配置において、合力Fが常に磁化またはスピンに作用し、この力Fは磁化MまたはスピンをX′−Z平面内でZ軸から離れるように回転させる。この回転中に、スピンは実質的に同位相で歳差運動する。この回転は、磁化方向の変化に追従するために、第4磁場すなわち変調磁場ΔBをゼロに減少させてから、再び連続的に負のZ方向に増大させる。これにより、磁化を負のZ軸方向に回転させること、すなわち、核の磁化を180°回転させることが可能となる。
【0074】
図10bは、tよりも後の時刻tにおける磁化Mおよび種々の磁場の配列を示している。磁化ベクトルMは既にZ軸からかなり離れたところまで回転している。
【0075】
対応して、図10cは、tよりもさらに後の時刻tに関する瞬間を示している。
【0076】
運動シミュレーションの所望の効果を最大化するためには、磁化Mをできるだけ頻繁に回転させるべきである。この目的のため、磁場ΔBを生成する補助コイルを、三角形状、鋸歯状、または正弦波形状で、ΔB maxと−ΔB maxの間で、すなわちゼロの周りに対称的に移動させる。図11の上部に、第1磁場B(t)の最も好ましい三角波形変調を概略的に示している。図10a〜図10cからの時刻t、tおよびtも示されている。磁場B(t)が減少している時には、伝送コイルおよび交流磁場Bは磁化を正のZ軸から離れるように回転させるためにスイッチオンされる一方、磁場が増大する時には伝送コイルはスイッチオフされる。その結果、交流磁場B(t)はこの例示的な実施形態による方形波形で振幅変調される。しかし、第1および/または第2磁場に対する他の変調形式、例えば正弦波振幅変調も同様に本発明の範囲内にある。図11の下部に示されているブロック50は、交流磁場Bのオン時間を概略的に表している。交流磁場Bのオフ時間中、スピンは緩和し、磁化は再び減少する。こうして、第1および第4磁場の変調周期が組織のスピン格子緩和時間と一致し、または少なくともその大きさに対応する。第1磁場の時間変動の周期は、好ましくはスピン格子緩和時間の1/10倍〜10倍まで、特に1倍〜3ないし5倍までである。
【0077】
より高速な回転を達成するために、変調磁場ΔBの立下り側面を立上り側面より急峻にすることも本発明の範囲内に入る。
【0078】
以上、断熱過程について、第1磁場B(t)の変調により説明した。この過程は、一定の第1磁場B=Bと、交流磁場Bの対応する周波数変化(いわゆる周波数スイープ)を用いても同様に実行することができる。
【0079】
さらに、Y方向の軸を有する受信コイルが、誘導された核磁気共鳴信号を検出し、その位相を感受する。この信号の時間積分は、全核磁気共鳴効果に比例し、したがって上記のように最大化される。
【0080】
断熱過程の1つの利点は、第1磁場Bが約10%までの非一様性を有し得ることである。これは、本方法が、スピンエコー法のような既知の方法よりもこの点に関して数桁も感度が低いことを意味する。本発明は、第1磁場と第2磁場の間の角に対しても対応して感度が低い。
【0081】
図12は、本発明による装置のための回路構成の一例を示している。この回路構成は、伝送コイル14および補助コイル42、44、46、48を駆動するための増幅器52および54をそれぞれ有する。制御機器または制御ロジック56が、伝送コイル14および補助コイル42、44、46、48に関連するとともに2つの増幅器52および54に関連しており、第1磁場および第2磁場の変調を制御する。
【0082】
図13aおよび図13bは本発明の第2実施形態を示している。ここで、図13aはこの第2実施形態の図を示し、図13bは、図13aにおける切断線A−Aに沿った断面図を示している。マット10は平坦なトロイダルコイル15を有し、その内側領域151にさらに2個の平坦なトロイダルコイル17および19が配置されている。図1aおよび図1bに関して説明した実施形態と同様に、本実施形態もまた、例えば、90°核磁気共鳴信号パルス化方法および高速断熱核磁気共鳴過程を実施するために好適である。
【0083】
トロイダルコイル15は、準静的磁場B(t)=B+ΔB(t)を生成する。広い処置範囲を達成するため、ΔB(t)の大きさは好ましくはBの半分である。
【0084】
平坦なトロイダルコイル17および19は、これらの2つのコイルのN極およびS極がそれぞれマット10の一方の面を向くように、逆向きに作用する。このようにして、これらのコイルは、マット10の上下の領域21および23において、トロイダルコイル15により生成される磁場Bと実質的に直角をなす磁場Bを生成する。患者がマット上に横臥すると、患者の組織はこの領域21内に配置される。こうして領域21は、処置すべき組織に対する処置領域を画定する。
【0085】
磁場B(t)および磁場Bの時間プロファイルはこの場合、他の実施形態に関して上記で説明したように制御される。
【0086】
しかし、本発明の第1実施形態とは異なり、処置領域内の磁場Bはおよそ、マット表面と直角に、すなわち第1実施形態におけるコイル22、24、26および28により生成される磁場B(t)と直角に走る。さらに、第2実施形態では固定磁石は不要である。実際、定磁場成分Bは、時間変動する磁場ΔBと同様に、トロイダルコイル15の好適な作用によって生成することができる。
【0087】
図14は、例として図11に示した時間プロファイルを有する準静的磁場B(t)と交流磁場B(t)を生成するためのコイル15、17および19の好適な制御手段をブロック図の形式で示している。図12に示した制御手段と同様に、この制御手段は論理回路56を有する。論理回路56は、交流磁場Bを生成するために、トロイダルコイル15を駆動する増幅器58と、トロイダルコイル17および19を駆動する増幅器とを駆動する。この場合の増幅器58は、永久磁石のない実施形態のために、コイル15に定磁場Bを生成する定電流を生成するとともに、そのコイルに流され時間変動しかつ可変磁場成分ΔBを生成する電流を生成する。
【0088】
要約すれば、本発明は、代謝を刺激するために核磁気共鳴信号を運動センサとして使用する磁場療法装置および磁場療法方法を提案する。この場合の信号は身体部分の運動をシミュレートする。この場合の1つの有利な特徴は、提案される核磁気共鳴療法がおそらく生物に対して負の効果を有さないことである。
【0089】
本発明による核磁気共鳴療法装置は、磁化が少量のエネルギーを用いて急速に回転することを可能にする。特に、回転は、1ミリ秒〜30秒までの範囲内で実行される。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1a】本発明の第1実施形態の図(寸法の単位はmm)を示す図である。
【図1b】図1aの切断線A−Aに沿った断面図(寸法の単位はmm)を示す図である。
【図2】磁場B(t)および結果として生じる巨視的磁化M(t)の時間プロファイルを示す図である。
【図3】定磁場B中の巨視的磁化Mの配列を説明する図である。
【図4】90°パルスが入射する時の磁場B(t)ならびに結果として生じる磁化成分M(t)およびMxy(t)の時間プロファイルを示す図である。
【図5】100kHz基準を用いた位相弁別検出による核磁気共鳴信号のオシロスコープ印刷出力を示す図である。
【図6】B=23.4ガウスに対する核磁気共鳴信号の時間詳細を示す図である。
【図7】B=23.2ガウスに対する核磁気共鳴信号の時間詳細を示す図である。
【図8】B=23.8ガウスに対する核磁気共鳴信号の時間詳細を示す図である。
【図9】相対周波数の関数としての、磁場の強さのプロファイルを示す図である。
【図10a】時刻tにおける高速断熱過程に対する磁場の空間配列の概略図である。
【図10b】図10aで時刻がtではなくtの場合の図である。
【図10c】図10aで時刻がtではなくtの場合の図である。
【図11】第1および第2磁場の時間プロファイルの概略図である。
【図12】制御電子機器を有する本発明による装置のブロック図である。
【図13a】本発明の第2実施形態の図である。
【図13b】図13aの切断線A−Aに沿った断面図である。
【図14】第2実施形態におけるコイルを制御する回路のブロック図である。

Claims (49)

  1. 磁場による処置装置であって、
    第1磁場を生成する第1機器と、
    第2磁場を生成する第2機器と、
    処置すべき患者の身体領域が置かれるように構成された上面および下面を有する台と、
    を備える磁場による処置装置。
  2. 前記第2機器は交流磁場を生成するように構成される請求項1に記載の磁場による処置装置。
  3. 前記台の前記上面の上方の処置領域において、前記上面に対して、前記第1磁場が鋭角で進み、および/または前記第2磁場が鈍角で進む請求項1または2に記載の磁場による処置装置。
  4. 処置すべき前記身体領域に含まれる元素および/または化合物が前記第1磁場中で少なくとも1つのスピン共鳴周波数を有し、前記第2磁場は該スピン共鳴周波数に対応する周波数で少なくとも一時的に振動する請求項1、2または3に記載の磁場による処置装置。
  5. 前記第1および前記第2機器は第1平面内に配置され、前記台の、特に前記マットの前記上面は実質的に第2平面内に機能状態で延在し、前記第1平面は前記第2平面と実質的に平行である請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  6. 前記第2機器はコイルを備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  7. 前記第2機器は、前記台の表面と実質的に直角に配置されるコイル軸を有するトロイダルコイルを備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  8. 前記第1機器は2個または4個のコイルを備え、その間に前記第2機器が配置される請求項1〜7のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  9. 前記台、前記第1および/または第2機器が埋め込まれる充填材を備える請求項1〜8のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  10. 前記第1および/または第2機器の出し入れのための、閉じることができる開口を有する、好ましくは緩衝性のケーシングを備える請求項1〜9のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  11. 前記台は2個、3個または多数のセクションに細分され、該セクションの間で折り畳むことができる請求項1〜10のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  12. 前記第1機器は、時間変動する磁場を生成するように設計される請求項1〜11のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  13. 前記第1機器は、少なくとも1つの固定磁石および少なくとも1つのコイルを備える請求項1〜12のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  14. 前記第1磁場の強度および/または方向が可変である請求項1〜13のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  15. 前記台は、処置カウチおよび/または処置スツールおよび/または患者の身体部分の周りに置くことができる多重ウィング構成、および/またはすね当ておよび/またはカバーをとからなることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の磁場による処置装置。
  16. 処置すべき患者の少なくとも1つの身体領域の組織を配置する処置領域を画定する磁場による治療処置の装置であって、
    前記処置領域に第1磁場を生成する第1機器と、
    第2磁場を生成する第2機器であって、該第2磁場は前記第1磁場に重ね合わされて前記処置領域に処置磁場を形成し、前記組織に含まれる元素および/または化合物が前記処置磁場中で少なくとも1つのスピン共鳴周波数を有し、該第2磁場は少なくとも一時的に、該スピン共鳴周波数に対応する周波数にある交番磁場を含む第2機器と、
    前記2つの第1および第2機器の少なくとも一方を制御する制御機器であって、該制御機器により前記処置磁場を時間変動させることが可能であり、スピンの配列を前記処置磁場の時間変動により変動させる制御機器と、
    を備える磁場による治療処置のための装置。
  17. 前記スピンにより生成される巨視的磁化の配列を、前記処置磁場の時間変動により変動させる請求項16に記載の磁場による治療処置のための装置。
  18. 前記組織の磁化の方向の断熱変動のための前記処置磁場の制御機器を備える請求項16または17に記載の磁場による治療処置のための装置。
  19. 前記第2磁場は前記第1磁場と実質的に直角に進む請求項16〜18のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  20. 前記第2磁場は実質的に、空間的に直線的に、および/または前記第1磁場と直角に振動する請求項16〜19のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  21. 前記処置領域における前記第1磁場の強さは、0.5ガウス〜500ガウス、好ましくは10ガウス〜50ガウス、また好ましくは23ガウス〜24ガウスの範囲にある請求項16〜20のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  22. 前記処置領域における前記第2磁場の周波数は、1kHz〜1MHz、好ましくは2kHz〜200kHz、また好ましくは100kHzの領域にある請求項16〜21のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  23. 前記第2磁場は振幅変調される請求項16〜22のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  24. 前記第1磁場の強度および/または方向を時間変動させる手段を備える請求項16〜23のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  25. 前記第1磁場は振幅変調され、該振幅変調の周期持続時間が、処置すべき前記組織のスピン格子緩和時間に一致する請求項16〜24のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  26. 前記第1磁場は磁場強さの最小と最大の間の値をとり、該値において前記第2磁場の周波数は前記スピン共鳴周波数に対応する請求項25に記載の磁場による治療処置のための装置。
  27. 前記第1磁場の変動の周期持続時間が1ms〜10s、好ましくは10ms〜1s、また好ましくは200msの領域にある請求項25または26に記載の磁場による治療処置のための装置。
  28. 前記第2磁場は前記第1磁場が減少している間スイッチオンされるとともに前記第1磁場が増大している間スイッチオフされ、またはその逆である請求項25〜27のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  29. 前記第1機器は、静的な第3磁場を生成する固定磁石を有する第3機器と、時間変動する第4磁場を生成する第4機器とを備え、前記第1磁場は該第3および第4磁場の重ね合わせを含む請求項16〜28のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  30. 前記固定磁石はフェライト磁石を備え、および/または前記第4機器はコイルを備える請求項29に記載の磁場による治療処置のための装置。
  31. 前記第3および第4磁場は前記処置領域において実質的に平行、または逆向きに平行である請求項29または30に記載の磁場による治療処置のための装置。
  32. 前記処置領域における前記第3磁場の強さは、0.5ガウス〜500ガウス、好ましくは10ガウス〜50ガウス、また好ましくは23ガウスの領域にある請求項29〜31のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  33. 前記処置領域において前記第4磁場は、0ガウスから±5ガウスまで、好ましくは0から±2ガウスまで、また好ましくは0ガウスから±0.5ガウスまで変動可能である請求項29〜32のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  34. 前記第2磁場の周波数を、1kHzと1MHzの間で、好ましくは2kHzと200kHzの間で、更に好ましくは90〜110kHzの間で変動させる手段を備える請求項16〜33のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  35. 前記巨視的磁化の方向を前記第2磁場の周波数を変動させる手段により変動させる請求項34に記載の磁場による治療処置のための装置。
  36. 前記第1磁場は実質的に一定の磁場を含む請求項16〜35のいずれか1項に記載の磁場による治療処置のための装置。
  37. 処置すべき患者の少なくとも1つの身体領域の組織が配置される処置領域における磁場による治療処置方法であって、
    第1および第2磁場が前記処置領域に生成され、該磁場は前記処置領域で重ね合わされて処置磁場を形成し、
    前記処置磁場中の前記組織に含まれる元素および/または化合物が少なくとも1つのスピン共鳴周波数を有し、
    前記第2磁場は、少なくとも一時的に、前記スピン共鳴周波数に対応する周波数にある交番磁場を含み、
    前記処置磁場は、前記2つの第1および第2磁場の少なくとも一方の変動により時間変動可能であり、
    スピンの配列が前記処置磁場の時間変動により変動する、
    磁場による治療処置方法。
  38. 前記スピンは前記処置磁場の時間変動により変動する配列を有する巨視的磁化を生成する請求項37に記載の磁場による治療処置方法。
  39. 前記組織の磁化の配列が断熱的に変動させられる請求項37または38に記載の磁場による治療処置方法。
  40. 前記第2磁場は前記第1磁場と実質的に直角に印加される方法請求項1〜39のいずれか1項に記載の磁場による治療処置方法。
  41. 前記第2磁場は実質的に、空間的に直線的に、および/または前記第1磁場と直角に振動する方法請求項1〜40のいずれか1項に記載の磁場による治療処置方法。
  42. 前記処置領域における前記第1磁場の強さは、0.5ガウス〜500ガウス、好ましくは10ガウス〜50ガウス、また好ましくは23ガウス〜24ガウスの範囲にある方法請求項1〜41のいずれか1項に記載の磁場による治療処置方法。
  43. 前記処置領域における前記第2磁場の周波数は、1kHzと1MHzの間、好ましくは2kHzと200kHzの間、また好ましくは90kHzと110kHzの間で変動する方法請求項1〜42のいずれか1項に記載の磁場による治療処置方法。
  44. 前記第2磁場は振幅変調される方法請求項1〜43のいずれか1項に記載の磁場による治療処置方法。
  45. 前記第1磁場の強度および/または方向が時間変動する方法請求項1〜44のいずれか1項に記載の磁場による治療処置方法。
  46. 前記第1磁場は振幅変調され、該振幅変調の周期持続時間が、処置すべき前記組織のスピン格子緩和時間に一致する方法請求項1〜45のいずれか1項に記載の磁場による治療処置方法。
  47. 前記第1磁場は磁場強さの最小と最大の間の値をとり、該値において前記第2磁場の周波数は前記スピン共鳴周波数に対応する請求項46に記載の磁場による治療処置方法。
  48. 前記第1磁場の変動の周期持続時間が1ms〜10s、好ましくは10ms〜1s、また好ましくは200msの領域にある請求項46または47に記載の磁場による治療処置方法。
  49. 前記第2磁場は前記第1磁場が減少している間スイッチオンされるとともに前記第1磁場が増大している間スイッチオフされ、またはその逆である請求項45〜47のいずれか1項に記載の磁場による治療処置方法。
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