JP2005502536A - 電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダの調節プロセス、このようなプロセスを実施するためのピン、及び電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダ - Google Patents

電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダの調節プロセス、このようなプロセスを実施するためのピン、及び電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダ Download PDF

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Abstract

【課題】軸線方向に移動自在のピストン(20)によって分けられた第1圧力チャンバ(14)及び第2圧力チャンバ(16)を画成する本体(12)、第1圧力チャンバ(14)を制動力模倣手段(26)に液圧連結するための手段(24)、この液圧連結手段(24)を密封するための、第2ピストン(20)及び本体(12)の夫々によって支持された移動手段及び定置手段(28、30)を含む、マスターシリンダを提供する。ピストン(20)は、移動シール手段及び定置シール手段(28、30)が互いから間隔が隔てられた休止位置と、移動シール手段及び定置シール手段(28、30)が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である。第2ピストン(20)及び本体(12)の夫々によって支持された移動ストッパ(34)及び定置ストッパ(32)は、第2ピストン(20)の休止位置を決定するように互いに協働する。第2ピストン(20)が休止位置にあるとき、本体(12)内での定置ストッパ(32)の軸線方向位置を調節することによって移動シール手段及び定置シール手段(28、30)相対的軸線方向位置を調節する。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダの調節プロセスに関し、更に、このプロセスを実施するためのピン、及び電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダに関する。
【背景技術】
【0002】
電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダは、当該技術分野で既に周知であり、このようなシステムは、
軸線方向に移動自在のピストン、即ちいわゆる第2ピストンによって分けられた第1圧力チャンバ及び第2圧力チャンバを画成する本体、
第1圧力チャンバを制動力模倣手段に液圧連結するための手段、
液圧連結手段を密封するための、第2ピストン及び本体の夫々によって支持された相補的な移動手段及び定置手段であって、第2ピストンは、移動シール手段及び定置シール手段が互いから間隔が隔てられた休止位置と、移動シール手段及び定置シール手段が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である、相補的手段、及び
第2ピストンの休止位置を画成するように互いに協働する、第2ピストン及び本体の夫々によって支持された相補的移動ストッパ及び定置ストッパを含む種類のシステムである。
【0003】
通常、運転者は、車輛の制動を制御するように第1圧力チャンバを画成する第1ピストンに連結されたブレーキペダルを踏み込み、このブレーキペダルの移動は、様々な手段を通して液圧式制動回路に伝達される。
上述の種類のマスターシリンダを含む制動システムは、通常形態及び緊急形態の両方で作動できる。
【0004】
制動システムが通常制動モードにある場合には、液圧式制動回路はマスターシリンダから遮断され、ブレーキペダルの移動は液圧式制動回路に電気的手段を通して伝達される。 他方、制動システムが緊急制動モードにある場合には、液圧式制動回路はマスターシリンダに連結され、ブレーキペダルの移動が前記マスターシリンダ内に収容された制動流体を通して液圧式制動回路に伝達される。
【0005】
通常、定置シール手段は、本体に設けられた環状支承台座、及び第2ピストンによって支持され、支承台座と協働するようにされたO−リングを含む移動シール手段を含む。
制動システムの通常制動形態では、運転者がブレーキペダルを踏むと、この作用により第2ピストンが短いストロークに亘って移動し、従って、移動シール手段及び定置シール手段は互いに間隔が隔てられたままであり、従って、液圧連結手段は開放状態のままである。
このような通常作動形態では、運転者がブレーキペダルを踏んだとき、模倣手段は、マスターシリンダが液圧式制動回路に連結された緊急制動形態で得られるのと同様の制動感覚を運転者に提供する。
【0006】
制動システムの緊急制動形態では、運転者がブレーキペダルに及ぼした力により、第2ピストンを長いストロークに亘って移動させ、このストロークの終わりに移動シール手段及び定置シール手段が互いに協働し、第1圧力チャンバを制動力模倣手段に連結する液圧手段を閉鎖する。
ピストンの長いストローク中、液圧連結手段が十分に閉鎖されていないという事実のため、制動流体が第1圧力チャンバから模倣手段内に或る程度伝達される。当然のことながら、模倣手段に伝達される制動流体の量が少なければ少ない程、第1圧力チャンバ内の圧力は急速に上昇する。このことは、より効率的な制動動作を意味する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、運転者がブレーキペダルを緊急制動形態で踏んだ場合の第2ピストンのストロークをできるだけ制限し、第1圧力チャンバから制動力模倣手段に向かって伝達される制動流体の量を制限することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的のため、本発明の主題は、電気液圧制動システムに用いられるタンデムマスターシリンダの調整プロセスであって、この形式のマスターシリンダは、
軸線方向に移動自在のピストン、即ちいわゆる第2ピストンによって分けられた第1圧力チャンバ及び第2圧力チャンバを画成する本体、
第1圧力チャンバを制動力模倣手段に液圧連結するための手段、
液圧連結手段を密封するための、第2ピストン及び本体の各々によって支持された相補的な移動手段及び定置手段であって、第2ピストンは、移動シール手段及び定置シール手段が互いから間隔が隔てられた休止位置と、移動シール手段及び定置シール手段が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である、相補的手段、及び
第2ピストンの休止位置を画成するように互いに協働する、第2ピストン及び本体の各々によって支持された相補的移動ストッパ及び定置ストッパを含み、この種類の電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダの調節プロセスにおいて、
第2ピストンがその休止位置にあるとき、本体内での定置ストッパの軸線方向位置を調節することによって、移動シール手段及び定置シール手段の相対的軸線方向位置を調節する、ことを特徴とするプロセスを提供することである。
【0009】
前記プロセスの様々な実施形態の特徴によれば、
マスターシリンダは、前記ピストンに設けられた細長い空洞内で第2ピストンの移動方向に対して実質的に横方向に延びる定置ピンを含む形式であり、定置ストッパ及び移動ストッパは、定置ピン及び細長い空洞の夫々の相補的接触領域によって画成され、ピンは、本体に設けられた円筒形の穴の内側に収容されており、第2ピストンの移動方向に対して実質的に横方向の基準軸線と呼ばれる軸線を有し、本体の内側での定置ストッパの軸線方向位置は、基準軸線に対するピンの接触領域の距離の調節により調節され、
基準軸線に対するピンの接触領域の距離は、少なくとも二つのピンを含むバッチ(batch)によって調節され、これらの各々は、移動ストッパと接触するための部分を持つ全体に回転体形態を有し、ホールドダウン穴の内側に受け入れられた少なくとも一つの芯出し端内に延び、接触部分の直径はピン毎に異なるが、芯出し端部の直径は、全てのピストンについて同じであり、
マスターシリンダには、基準ピンと呼ばれるバッチに属するピンが装着されており、
不作動距離と呼ばれる第2ピストンのストロークを、その休止位置と、移動シール手段及び定置シール手段が互いに協働する位置との間で計測し、
計測された不作動距離の値を所望の所定値と比較し、
基準ピンを、不作動距離の計測値と所望値との間の差を最小にする別のピンと交換し、
基準ピンの接触部分の直径は、バッチで最小であり、不作動距離を最大にし、
ピンの接触領域の基準軸線にする距離は、このようなピンの、偏心体又はカムのような基準軸線を中心とした回転体をなした、移動ストッパと接触するための輪郭を形成する部分を基準軸線方向を中心として回転させることにより調節され、
第2ピストンのストロークを、その休止位置と、移動シール手段及び定置シール手段が互いに協働する位置との間で計測し、このようなストロークは不作動距離と呼ばれ、
計測された不作動距離の値を所望の所定値と比較し、
ピンを、不作動距離の計測値と所望値との間の差をゼロにする、調節位置と呼ばれる角度位置に達するまで基準軸線方向を中心として移動し、
第2ピストンの不作動距離の計測前にピストンを、基準軸線を中心とした所定の角度位置に設定し、この位置は予備調節位置と呼ばれ、この位置では不作動距離が最大であり、
ピンがひとたびその調節位置に移動された後、このようなピンをホールドダウン穴内の位置に、詳細にはピンの一端をホールドダウン穴の内側に固定することによって係止し、
ピストンの不作動距離の計測に関し、
第2ピストンをその休止位置に設定し、
第1圧力チャンバに加圧ガス、更に詳細には空気を供給し、
第2ピストンを移動シール手段及び定置シール手段が互いに協働する位置まで移動し、
制動力模倣手段内の圧力変化により連結手段の閉鎖を検出する。
【0010】
本発明の別の主題は、上述のプロセスを実施するようになったことを特徴とするピン、又は上述のプロセスを実施するための、ピンを含むバッチに属する、ことを特徴とするピンである。
【0011】
別の特徴によれば、本発明は、
軸線方向に移動自在のピストン、即ちいわゆる第2ピストンによって分けられた第1圧力チャンバ及び第2圧力チャンバを画成する本体、
第1圧力チャンバを制動力模倣手段に液圧連結するための手段、
液圧連結手段を密封するための、第2ピストン及び本体の夫々によって支持された相補的な移動手段及び定置手段であって、第2ピストンは、移動シール手段及び定置シール手段が互いから間隔が隔てられた休止位置と、移動シール手段及び定置シール手段が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である、相補的手段、及び
本体に設けられた、ピストンの移動方向に対して実質的に横方向の、基準軸線と呼ばれる軸線を有持つ円筒形の穴の内側に固定されており、第2ピストンに設けられた細長い空洞の内側を延びるピンを含み、
定置ピン及び細長い空洞は、第2ピストンの休止位置を画成するように互いに協働する相補的な定置ストッパ及び移動ストッパを画成する相補的接触領域を含む、種類の電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダにおいて、
定置ピンの接触領域は、偏心体又はカムのような基準軸線を中心とした回転体をなした、定置ピンの輪郭によって決定される、ことを特徴とするマスターシリンダ。
【0012】
このようなマスターシリンダの他の特徴によれば、
ピンには、ホールドダウン穴の内側に固定するための手段が装着されており、
定置シール手段は、本体に設けられた環状支承台座を含み、移動シール手段は、第2ピストンによって支持された、支承台座と協働するようになったO−リングを含み、
細長い空洞は、第2供給チャンバと呼ばれる制動流体供給チャンバと連通しており、第2ピストンには、第2供給チャンバと第2圧力チャンバとを連結する、バルブで閉鎖できる通路が設けられており、
バルブには、第2ピストンに設けられた通路を通って延びる制御棒が嵌着されており、この制御棒は、バルブを開放位置に保持するようにピンと協働するようになっている。
本発明のこの他の特徴及び利点は、単なる例であって限定でない以下の詳細な説明を添付図面を参照して読むことにより明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本発明の第1実施形態による電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダを示す。このマスターシリンダ全体に参照番号10が付してある。ここに説明する例において、タンデムマスターシリンダ10は、バルブ型の装置である。
【0014】
マスターシリンダ10は、二つの制動流体加圧チャンバを画成する本体12を有する。これらのチャンバは、通常は、第1圧力チャンバ14及び第2圧力チャンバ16と呼ばれる。
本体12は、更に、第2圧力チャンバ16用の供給チャンバ18を画成する。このようなチャンバ18は、通常は、第2供給チャンバと呼ばれ、制動流体タンク(図示せず)に従来の手段19を通して連結される。
【0015】
マスターシリンダ10は、更に、二つのピストン、即ち第1ピストン及び第2ピストンを含む。それ自体周知の方法で、第1ピストン(図示せず)は、運転者が踏み込むブレーキペダル(図示せず)に連結されている。第2ピストン20は、第1圧力チャンバ14を第2圧力チャンバ16から分離する。
両ピストンは、従来の第1バルブ及び第2バルブの夫々に当接している。図1には第2バルブだけを示す。
【0016】
マスターシリンダ10は、更に、第1圧力チャンバを従来の制動力模倣手段26に液圧連結するための従来の手段24を含む。
液圧連結手段24は、O−リング28を使用して閉鎖できる。このO−リングは、第2ピストン20によって支持されており、本体12に設けられた環状支承台座30と協働するようになっている。O−リング28及び支承台座30は、夫々、液圧連結手段24用の相補的な移動シール手段及び定置シール手段である。
【0017】
第2ピストン20は、図1に示す軸線Xと平行に、O−リング28及び支承台座30が互いから間隔が隔てられた休止位置と、O−リング28及び支承台座30が互いに協働することにより連結手段24を閉鎖する位置との間で、軸線方向に移動自在である。
第2ピストン20は、ピン32と協働する。このピンは、本体12にしっかりと係止されており、本体12に設けられた円筒形の穴33の内側に収容されており、第2供給チャンバ18の両側に横方向に延びている。穴33の軸線は、第2ピストン20の移動方向に対して実質的に横方向である。このような軸線を基準軸線Yと呼ぶ。
【0018】
ピン32は、第2ピストン20の移動方向に対して実質的に横方向に、前記ピストン20に設けられた細長い空洞34の内側を延びる。
定置ピン32及び細長い空洞34を画成する第2ピストン20の輪郭は、第2ピストン20の休止位置を画成するように、互いに協働する相補的な定置ストッパ及び移動ストッパを形成する相補的接触領域を画成する。
【0019】
細長い空洞34は第2供給チャンバ18と連通している。この第2供給チャンバは、第2バルブ22によって閉鎖できる通路36を通して第2圧力チャンバ16に連結できる。
第2バルブ22には通路36を通って延びる制御棒38が装着されており、この制御棒は、第2ピストン20が図1に示すようにその休止位置にある場合にバルブ22を開放位置に保持するようにピン32と協働するようになっている。
極めて従来の技術であるが、第2ピストン20は、第2ばねと呼ばれるばね40によってその休止位置に弾性で戻される。
【0020】
図2は、少なくとも二つのピン32n、32pを含むバッチLを示す。これらのピンの各々は、細長い空洞34の接触領域と接触するための部分42を備えた回転体の全体形態を有し、前記部分は、止め穴33の内側に受け入れられた少なくとも一つの芯出し端44内に延びている。例示の実施形態では、各ピン32n、32pは二つの芯出し端44を有する。接触部分42の直径Dn、Dpはピン毎に異なるけれども、芯出し端44の直径Dは全てのピンで同じである。
【0021】
図1に示す休止位置と連結手段24が閉鎖した位置(O−リング28が支承台座30と協働する位置)との間の第2ピストン20のストローク(このようなストロークを不作動距離Cと呼ぶ)を調節するため、本発明は、ピン32の接触領域の距離を基準軸線Yに対して調節することを教示する。
この目的のため、マスターシリンダの調節プロセスの第1実施形態によれば、本発明は、図2に示すようなピンを含むバッチを使用することを教示する。
【0022】
先ず最初に、バッチに属するピン32nをマスターシリンダに嵌着する。このピンは、基準ピンと呼ばれる。このピン32nは、例えば、図1に示すピン32と同じである。好ましくは、基準ピン32nの接触部分の直径Dnはバッチの中で最も小さく、不作動距離を最大にする。
この場合、第2ピストン20の不作動距離は、その休止位置とO−リング28が支承台座30と協働する位置との間で、例えば以下の手順に従って計測される。
【0023】
先ず最初に、第2ピストン20を図1に示すその休止位置に設定する。第1ピストンは、マスターシリンダの本体12の内側に未だ装着されていない。
次いで、第1圧力チャンバ14に圧力ガス、更に詳細には空気を供給し、第2ピストン20を、ばね40の弾性戻し力に抗して、O−リング28が支承台座30と協働する位置に向かって移動させる。
【0024】
連結手段24が開放状態にあるため、第1圧力チャンバ14内に収容された加圧空気は制動力模倣手段26に流入する。
制動力模倣手段26の内側の圧力を適当なセンサによって計測する。第2ピストン20の移動を計測するため、移動センサが設けられている。
【0025】
O−リング28が支承台座30と協働することにより連結手段24が閉鎖されるまで、第2ピストン20は前方に移動する。このようなシールは、制動力模倣手段26に圧力の変化が現れるため、圧力センサによって検出される。
不作動距離Cは、第2ピストン20用の移動センサを使用して決定される。
ひとたび第2ピストン20の不作動距離Cを計測した後、計測された不作動距離のこの値を所望の所定値と比較する。
【0026】
これらの値間に差がある場合には、基準ピン32nを接触部分42の直径Dpが基準ピンの接触部分42の直径よりも大きい別のピン32pと交換し、不作動距離Cの計測値と所望値との間の差を最小にするか或いは更にゼロに近づける。
【0027】
図3は、本発明による電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダ10を示す。図3では、図1及び図2に示してあるのと同じエレメントに同じ参照番号が付してある。
この場合、定置ピン32(休止位置を画成する定置ストッパを形成する)の接触領域は、前記定置ピン32、基準軸線Yを中心として回転させた偏心体様の(図3に示すピン32)又は同様のカム様(図4及び図5に示す、ピン32の変形例)接触部分42の輪郭によって決定される。
【0028】
ピン32の芯出し端44の一つは、止め穴33の内側に受け入れられるべき固定フランジ46を装着する。このようなフランジ46は、図3に示すピン32と全く同様の周囲固定歯を形成する。
図3によるマスターシリンダに適した調節プロセスの第2実施形態によれば、本発明は、ピン32の接触領域(休止位置を画成する定置ストッパを形成する)の距離を、回転体輪郭を持つこのようなピン32の部分42を前記基準軸線Yを中心として回転させることによって、基準軸線Yに対して調節されることを教示する。
【0029】
かくして、先ず最初に、第2ピストン20の不作動距離Cを、例えば、上文中に説明した手順と同様に加圧ガスを使用して、その休止位置とO−リング28と支承台座30とが互いに協働する位置との間で計測する。
好ましくは、第2ピストン20の不作動距離の計測前に、ピン32を基準軸線Yを中心とした所定の角度位置に設定する。このような位置を予備調節位置と呼び、不作動距離Cが最大である。この予備調節位置は、図4に示すようにピン32の端部に設けられた案内マークRと同様の案内マークを使用して目に見えるようにできる。
【0030】
次いで、計測された不作動距離の値を所望の所定値と比較する。これらの値の間に差があった場合には、ピン32を所定の角度位置に達するまで基準軸線Yを中心として移動し、不作動距離の計測値と所望値との間の差をゼロにする。このような位置を調節位置と呼ぶ。
ピン32がひとたびその調節位置まで移動された後、このようなピン32を止め穴33内の所定位置に係止する。これは、詳細には、前記ピンのフランジ46を止め穴33の内側に固定することによって行われる。
【0031】
従って、本発明によれば、第2ピストン20がその休止位置にある場合には、本体12内での定置ピンの軸線方向位置(定置ピン32の接触領域)を調節することによって、移動シール手段28と定置シール手段30の夫々の相対的軸線方向位置を調節できる。
本発明が提供する利点のうち、第2ピストン20の不作動距離を容易に調節できるということ、及び従って運転者がブレーキペダルを踏み込んだときに制動システム(本発明によるマスターシリンダ10を含む)が緊急作動形態にあるために第1圧力チャンバ14から制動力模倣手段26に伝達される制動流体の量を制限できるということに着目すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の第1実施形態によるプロセスを使用して調節されるようになった、制動システム用タンデムマスターシリンダの軸線方向部分断面図である。
【図2】図1に示すマスターシリンダの調節プロセスを実施するためのピンを含むバッチの正面図である。
【図3】本発明の第2実施形態によるプロセスを使用して調節されるようになった制動システム用タンデムマスターシリンダの図1と同様の軸線方向部分断面図である。
【図4】図3に示すマスターシリンダのピンの変形例の正面図である。
【図5】図4の5−5線に沿った断面図である。

Claims (17)

  1. 軸線方向に移動自在のピストン(20)、即ちいわゆる第2ピストンによって分けられた第1圧力チャンバ(14)及び第2圧力チャンバ(16)を画成する本体(12)、
    前記第1圧力チャンバ(14)を制動力模倣手段(26)に液圧連結するための手段(24)、
    前記液圧連結手段(24)を密封するための、前記第2ピストン(20)及び前記本体(12)の夫々によって支持された相補的な移動手段及び定置手段(28、30)であって、前記第2ピストン(20)は、前記移動シール手段及び前記定置シール手段(28、30)が互いから間隔が隔てられた休止位置と、前記移動シール手段及び前記定置シール手段(28、30)が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である、相補的手段、及び
    前記第2ピストン(20)の前記休止位置を画成するように互いに協働する、前記第2ピストン(20)及び前記本体(12)の夫々によって支持された相補的移動ストッパ及び定置ストッパ(34、32)を含む、電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダの調節プロセスにおいて、
    前記第2ピストン(20)がその休止位置にあるとき、前記本体(12)内での前記定置ストッパ(32)の軸線方向位置を調節することによって、前記移動シール手段及び前記定置シール手段(28、30)の相対的軸線方向位置を調節する、ことを特徴とするプロセス。
  2. 前記ピストン(20)に設けられた細長い空洞(34)内で前記第2ピストン(20)の前記移動方向に対して実質的に横方向に延びる定置ピン(32、32n、32p)を含む種類のマスターシリンダを調節するための請求項1に記載のプロセスであって、前記定置ストッパ及び前記移動ストッパは、前記定置ピン(32)及び前記細長い空洞(34)の夫々の相補的接触領域によって画成され、前記ピン(32、32n、32p)は、前記本体(12)に設けられた円筒形の穴の内側に収容されており、前記ピストン(20)の前記移動方向に対して実質的に横方向の基準軸線(Y)と呼ぶ軸線を有する、プロセスにおいて、
    前記本体(12)の内側での前記定置ストッパの軸線方向位置は、前記基準軸線(Y)に対する前記ピン(32、32n、32p)の接触領域の距離の調節により調節される、ことを特徴とするプロセス。
  3. 請求項2に記載のプロセスにおいて、前記基準軸線(Y)に対する前記ピン(32)の接触領域の距離は、少なくとも二つのピン(32n、32p)を含むバッチ(L)によって調節され、これらの各々は、前記移動ストッパ(34)と接触するための部分(42)を持つ全体に回転体形体を有し、前記止め穴の内側に受け入れられた少なくとも一つの芯出し端(44)内に延び、接触部分(42)の直径(Dn、Dp)はピン毎に異なるが、前記芯出し端部(44)の直径(D)は、両ピン又はそれらの全てについて同じである、ことを特徴とするプロセス。
  4. 請求項3に記載のプロセスにおいて、
    前記マスターシリンダには、基準ピンと呼ばれるバッチに属するピン(32n)が装着されており、
    不作動距離(C)と呼ばれる前記第2ピストン(20)の前記ストロークを、その休止位置と、前記移動シール手段及び前記定置シール手段(28、30)が互いに協働する位置との間で計測し、
    計測された不作動距離の値を所望の所定値と比較し、
    前記基準ピン(32n)を、前記不作動距離の計測値と所望値との間の差を最小にする別のピン(32p)と交換する、ことを特徴とするプロセス。
  5. 請求項4に記載のプロセスにおいて、前記基準ピン(32n)の前記接触部分の直径は、前記バッチ(L)で最小であり、不作動距離を最大にする、ことを特徴とするプロセス。
  6. 請求項2に記載のプロセスにおいて、前記ピン(32)の接触領域の前記基準軸線(Y)に対する距離は、このようなピン(32)の、偏心体又はカムのような前記基準軸線(Y)を中心とした回転体をなした、前記移動ストッパ(34)と接触するための輪郭を形成する部分(42)を前記基準軸線(Y)を中心として回転させることにより調節される、ことを特徴とするプロセス。
  7. 請求項6に記載のプロセスにおいて、
    前記第2ピストン(20)のストロークを、その休止位置と、前記移動シール手段及び前記定置シール手段(28、30)が互いに協働する位置との間で計測し、このようなストロークは不作動距離(C)と呼ばれ、
    前記計測された不作動距離の値を所望の所定値と比較し、
    ピン(32)を、不作動距離の計測値と所望値との間の差をゼロにする、調節位置と呼ばれる角度位置に達するまで基準軸線方向(Y)を中心として動かす、ことを特徴とするプロセス。
  8. 請求項7に記載のプロセスにおいて、前記第2ピストン(20)の不作動距離の計測前に前記ピン(32)を、前記基準軸線(Y)を中心とした所定の角度位置に設定し、この位置は予備調節位置と呼ばれ、この位置では不作動距離が最大である、ことを特徴とするプロセス。
  9. 請求項5又は8に記載のプロセスにおいて、前記ピン(32)をその調節位置に移動した後、このようなピン(32)を前記止め穴内の位置に、詳細には前記ピンの一端を前記止め穴の内側に固定することによって係止する、ことを特徴とするプロセス。
  10. 請求項4乃至9のうちのいずれか一項に記載のプロセスにおいて、前記ピストンの前記不作動距離の計測に関し、
    前記第2ピストン(20)をその休止位置に設定し、
    前記第1圧力チャンバ(14)に加圧ガス、更に詳細には空気を供給し、
    前記第2ピストン(20)を前記移動シール手段及び前記定置シール手段(28、30)が互いに協働する位置まで移動させ、
    制動力模倣手段(26)内の圧力変化により前記連結手段(24)の閉鎖を検出する、ことを特徴とするプロセス。
  11. 請求項3、4又は5に記載のプロセスを実施するためのピン(32n、32p)又は請求項10との組合せに係るプロセスを実施するためのピン(32n、32p)又は請求項10のプロセスを実施するためのピンを含むバッチ(L)に属する、ことを特徴とするピン。
  12. 請求項6乃至9のうちのいずれか一項に記載のプロセスを実施するようになっている、又は請求項10との組合せに係るプロセスを実施するようになっている、又は請求項10のプロセスを実施するようになっていることを特徴とするピン。
  13. 軸線方向に移動自在のピストン(20)、即ちいわゆる第2ピストンによって分けられた第1圧力チャンバ(14)及び第2圧力チャンバ(16)を画成する本体(12)、
    前記第1圧力チャンバ(14)を制動力模倣手段(26)に液圧連結するための手段(24)、
    前記液圧連結手段(24)を密封するための、前記第2ピストン(20)及び前記本体(12)の夫々によって支持された相補的な移動手段及び定置手段(28、30)であって、前記第2ピストン(20)は、前記移動シール手段及び前記定置シール手段(28、30)が互いから間隔が隔てられた休止位置と、前記移動シール手段及び前記定置シール手段(28、30)が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である、相補的手段、及び
    前記本体(12)に設けられた、前記ピストン(20)の前記移動方向に対して実質的に横方向の、基準軸線(Y)と呼ばれる軸線を有持つ円筒形の穴(33)の内側に固定されており、前記第2ピストンに設けられた細長い空洞(34)の内側を延びるピンを含み、
    前記定置ピン(32)及び前記細長い空洞(34)は、前記第2ピストン(20)の休止位置を画成するように互いに協働する相補的な定置ストッパ及び移動ストッパを画成する相補的接触領域を含む、形式の電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダにおいて、
    前記定置ピン(32)の前記接触領域は、偏心体又はカムのような前記基準軸線(Y)を中心とした回転体をなした、前記定置ピン(32)の輪郭によって決定される、ことを特徴とするマスターシリンダ。
  14. 請求項7に記載のマスターシリンダにおいて、前記ピン(32)には、前記止め穴(33)の内側に固定するための手段(46)が装着されている、ことを特徴とするマスターシリンダ。
  15. 請求項13又は14に記載のマスターシリンダにおいて、前記定置シール手段は、前記本体に設けられた環状支承台座(30)を含み、前記移動シール手段は、前記第2ピストン(20)によって支持され、前記支承台座(30)と協働するようになったO−リング(28)を含む、ことを特徴とするマスターシリンダ。
  16. 請求項13、14、又は15に記載のマスターシリンダにおいて、前記細長い空洞(34)は、第2供給チャンバと呼ばれる制動流体供給チャンバ(18)と連通しており、前記第2ピストン(20)には、第2供給チャンバ(18)と第2圧力チャンバ(16)とを連結する、バルブ(22)で閉鎖できる通路(36)が設けられている、ことを特徴とするマスターシリンダ。
  17. 請求項16に記載のマスターシリンダにおいて、前記バルブ(22)には、前記第2ピストンに設けられた通路(36)を通って延びる制御棒(38)が嵌着されており、この制御棒は、前記バルブを開放位置に保持するように前記ピン(32)と協働するようになっている、ことを特徴とするマスターシリンダ。
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