JP2005501644A - カスタマイズ可能な分離ステム聴診器 - Google Patents
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B7/00—Instruments for auscultation
- A61B7/02—Stethoscopes
Abstract
バイノーラルとそのバイノーラルと音響的に連通するチェストピースとを有する聴診器である。チェストピースは、中空ステムと音響的に連通する少なくとも1つのマイクロフォンを有し、このステムは溝穴を有する。バイノーラルは、2つの内腔を有する管アセンブリを備えたタイプであり、これらの内腔は壁によって仕切られる。組立時、壁を溝穴内に配置して、管アセンブリがステムに係合する。また、注文聴診器を提供する方法も開示する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して聴診器に関し、特に、聴診器を意図されたユーザのために用意する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
聴診器は、医療専門家が音響伝達をモニタするために長く使用されてきた。典型的には、聴診器は、マイクロフォンまたはチェストピースと、音伝達機構と、イヤーピースアセンブリと、から構成されている。チェストピースは、聴診音を収集するために、患者の皮膚の近くかまたはそれに接触して配置されるように構成される。音伝達機構は、収集された音を1つのイヤーピースかまたはバイノーラルと呼ばれる一対のイヤーピースに伝達し、そこで医師または他の医療専門家が音をモニタすることができる。
【0003】
近年、聴診器によっては、音処理経路の少なくとも一部にエレクトロニクスを利用するものがある。こうした装置の多くは、通常、外観が従来の音響聴診器のチェストピースに類似する検出装置に配置された、マイクロフォンによって聴覚音を拾上げる。そして、マイクロフォンからの電気信号を電子的に処理し、1つまたは複数のスピーカに送り、そこで医療専門家が聴取するために変換して聴覚音に戻す。当然ながら、通常の聴覚音に戻す変換だけでなく、信号プロセッサによって聴診音の他の電子的分析または表示を行うことも可能である。
【0004】
聴診器は、一般に、チェストピースからイヤーチップまで延在する対の平滑壁の音通路を有する管アセンブリを含む。好ましくは、これらの通路には音の漏れが無く、各通路はその全長に沿って一定の直径を有する。しばしば好ましい聴診器は、チェストピースとイヤーチューブとの間の距離の主部分に対し一体構造で並んで成形される可撓管で形成される一対の通路を含む。かかる構造では、各通路はディップ成形されたポリマー管アセンブリ内の内腔であることが都合よく、2つの内腔が壁によって仕切られている。このように作製された聴診器は、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニー(3M Company(St.Paul,Minnesota))から入手可能なリットマン(Littmann)(商標)・カーディオロジー(Cardiology)およびマスター・カーディオロジー(Master Cardiology)聴診器として商業的な成功を収めてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
典型的には、かかる構造では、チェストピースに接続するように意図された管アセンブリの最終製品を、管アセンブリの所定長さに成形する。顧客に提供される各長さを、製造業者と卸売業者との両方が別々に在庫管理しなければならない。多種多様の色または他の注文特性(custom feature)が提供される場合、さらに多くを在庫管理しなければならない。本技術には、一対の内腔構造の音響上の利益を提供しながら同時に在庫を最小限にする方法がない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一体成形接続を有していない二重内腔バイノーラルに適した専用チェストピースを提供することにより、この問題を解決する。これにより、聴診器用のバイノーラルを、顧客が組立時に所望する長さまで切断することができることを期待して、最大の望ましい長さで、一般的な方法で製造することができる。
【0007】
より詳細には、一態様では、本発明は、少なくとも一対の細長いイヤーチューブとその細長いイヤーチューブと音響的に連通するチェストピースとを有する聴診器を提供する。チェストピースは、中空ステムを備えるアダプタを通して音響的に連通し、このステムは内部に溝穴を有する。管アセンブリが、少なくとも1つのチェストピースをイヤーチューブに音響的に接続する。管は、管の長さにわたって延在する別個の一対の通路を画定しチェストピースの中空ステムの溝穴に接続するように構成されることにより少なくとも1つのチェストピースとイヤーチューブの上端との間に延在する一対の気柱を形成する、壁を備える。
【0008】
あるいは、本発明は、バイノーラルとそのバイノーラルと音響的に連通するチェストピースとを有する聴診器を提供する。本聴診器は、内部に溝穴を有する中空ステムと音響的に連通する少なくとも1つのマイクロフォンを有する。バイノーラルは、チェストピースからイヤーチップまで延在する対の平滑壁の音通路を有する管アセンブリを備えたタイプである。各通路は、ディップ成形されたポリマー管アセンブリ内に内腔を含み、2つの内腔は壁によって仕切られている。好ましい実施形態では、可撓管に形成された通路の対が、チェストピースとイヤーチューブとの間の間隔の主部分に対して一体構造で並んで成形される聴診器を提供する。好ましくは、これらの通路には音の漏れがなく、各通路はその全長に沿って一定の直径を有する。組立時、管アセンブリは、壁を溝穴内に配置してステムと係合する。最も好ましい実施形態では、バイノーラルは一対のイヤーチューブを有し、各イヤーチューブは内腔のうちの1つと音響的に連通する。
【0009】
別の態様では、本発明は、顧客に注文聴診器を提供する方法であって、1)内部に溝穴を有する中空ステムと音響的に連通する少なくとも1つのチェストピースを含むチェストピースを製作するステップと、2)壁によって仕切られる一対の通路を有する細長いイヤーチューブを製作するステップと、3)管アセンブリを、顧客によって確定されるような所望の管アセンブリ長さに切断するステップと、4)壁を溝穴内に配置して、管アセンブリをステムと係合させることにより聴診器を組立てるステップと、を含む方法を含む。
【0010】
本発明はまた、顧客に注文聴診器を提供する方法であって、1)内部に溝穴を有する中空ステムと音響的に連通する少なくとも1つのマイクロフォンを含むマイクロフォンを製作するステップと、2)壁によって仕切られた一対の内腔を有するバイノーラルを製作するステップと、3)管アセンブリを、顧客によって確定されるような所望の長さに切断するステップと、4)壁を溝穴内に配置して、管アセンブリをステムと係合させることにより聴診器を組立てるステップと、を含む方法を含む。さらに、聴診器の少なくとも1つの追加の特性を、管アセンブリ色、マイクロフォンタイプおよびイヤーチップからなる群からカスタマイズすることができる。
【0011】
本発明は、バイノーラルを、顧客が確定した長さまで切断することができることを期待して、最大の望ましい長さで一般的な(すなわち一律の)方法で製造するのを可能にすることにより、先行技術の方法に関連する欠点の多くを克服する。本発明のこれらおよび他の目的は、発明及び好ましい実施形態の以下の説明を考察することにより明らかとなろう。
【0012】
添付図面のそれぞれの図において、同様の部分は同様の参照数字を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
ここで図1を参照すると、切断し断面で示す一般的な聴診器の正面図を示す。聴診器10はバイノーラル11を含み、バイノーラル11は、任意に管16内に封入され圧縮応力が加えられた板ばね14によって合せて固定される、一対のイヤーチューブ12を有する。従来のチェストピース18は、細長い可撓管20によってイヤーチューブ12に取付けられる。可撓管20は、音伝達空気通路としての役割を果たしチェストピース18とイヤーチューブ12との間の間隔の主部分に対しポリ塩化ビニル等の可撓性プラスチック管の共通構造内に並んで走る、一対の内腔22を含む。2つの内腔22は、壁23によって仕切られる。チェストピース18に付着する管20の下端部において、内腔22は合体して、適当なチェストピース18のステム24に結合されるように構成された単一の一体成形接続25になる。ステム24は、バイノーラル11とチェストピース18の残りの部分との間を接続するアダプタとしての役割を果たす。管20の上端は、二股に分れて連結アーム26となり、それらの各々がイヤーチューブ12のうちの1つに付着する。空気通路22は、連結アーム内で続けて空気通路28となり、イヤーチューブ12内で続けて空気通路30となる。
【0014】
バイノーラルイヤーチューブ12は、装着者の耳に挿入することができるように、互いに向って適当に湾曲する上端を有する。イヤーチューブ12の上端には、耳に対する緩衝作用を提供するとともに耳を外部の音から遮断するために、イヤーチップ34が取付けられる。イヤーチューブ12の下端部35は、可撓管20のそれぞれの連結アーム26内に延在し、連結アーム26の空気通路28とそれらが接合されるそれぞれのイヤーチューブの空気通路30との間に、気密接合が形成される。イヤーチューブ12の下端部35への板バネ14での取付けを容易にするために、ブッシング42が設けられる場合もある。単一板バネを有する聴診器を図示するが、本明細書に援用する米国特許第3,168,161号または同第3,504,760号に例示されているものに類似する二重板バネを使用してもよい、ということも考えられる。さらなる構造の詳細および方法は、本明細書に援用する、MacDonaldらに付与された本願と同一の譲受人に譲渡された米国特許第4,200,169号に記載されている。ディップ成形プロセス、特に聴診器に適した方法および構成に関するさらなる論考が、本明細書に援用する、パッカード(Packard)らに付与された米国特許第5,324,471号「エラストマ成形部材を有するモールドを使用する成形品を形成する方法(Method of forming a molded article using a mold having an elastomeric mold member)」に記載されている。ここではポリ塩化ビニルを好ましいと考えられるが、一対の内腔構造で用意することができる他のポリマーも、本発明の範囲内にあるものと考えられる。
【0015】
この図を参照すると、いかなる特定のバイノーラル11も所定長さになるように製作しなければならない、ということが理解されよう。一体成形接続25は、ステム24を受入れるように構成され、製作後にこれを変更することはできない。可撓管20をより短い長さに切断したとすると、壁23によってステム24が可撓管20と係合しなくなる。
【0016】
図2を参照して、本発明による例示的な聴診器を、図1のものと同様の観点で示す。本発明による聴診器10aでは、バイノーラル11aは一体成形接続25を有しておらず、壁23は可撓管20aの端部まで延在し、ステム24aの溝穴44に受入れられる。この構成により、可撓管20aを各色で1つの長さに、特に消費者が好む最長の長さで製造することができる、という利点を提供する。顧客がより短い長さを注文する場合、その1つの製造されたサイズをナイフにより好ましい長さまで切断することができ、本発明によって提供されるステム24aはそれを確実に受入れる。さらなる利点として、顧客が聴診器を受取り、後により短い長さが自身の必要により適すると判断した場合、可撓管20aを家庭用の道具を用いて短くすることができる。
【0017】
チェストピース18aは、優れた音響品質を有するいかなる適当なチェストピースであってもよい。チェストピース18aは、たとえば1つのダイヤフラムタイプマイクロフォンと1つのベルタイプマイクロフォンとを有する従来のタイプであってもよい。ダイヤフラムは、高い周波数の音を拾上げるためにより適しているとみなされ、ベルは、低い周波数に対して好ましい。ベルは、本質的に、身体の所望の箇所の上に配置される開放カップであり、ダイヤフラムは、類似するが、カップの口の上に薄膜または隔膜が広がっている。チェストピースの詳細な設計は、収集することができる有用な音情報を最大化する目的で、様々な主題であった。あらゆる形状および構造が既知である。いずれのモードでも使用することができる組合せチェストピースが一般的であり(米国特許第3,951,230号)、本発明では好ましい。
【0018】
あるいは、チェストピース18aのマイクロフォンは、可撓枠によって支持されたダイヤフラムを有する、いわゆる調整可能タイプであってもよい。調整可能マイクロフォンの場合、低周波数音を強調するために、ダイヤフラムを患者の身体に軽く接して保持してよい。ダイヤフラムを患者の身体に十分に堅固に押圧すると、ダイヤフラムはその後方に取付けられた環状リングに接触し、それによってマイクロフォンの聴覚特性が変化し、特に低い音の周波数を減衰させる。この現象のさらなる論考は、本明細書に援用する、パッカード(Packard)に付与された本出願と同一の譲受人に譲渡された米国特許第4,440,258号に記載されている。
【0019】
図3に、調整可能マイクロフォンとの使用に適したチェストピースを示す。このチェストピース18bは、本発明によるステム24bを有する。チェストピース18bは、図4に関連してより詳細に説明する可撓枠を支持する環状フランジ40を有する。この図では、ステム24bが、バイノーラル11aを保持するのを助けるあご42を有してもよい、ということが分かる。代替実施形態では、たとえばきざみ付け、接着剤、外部フェルールまたは単純な摩擦等の他の手段が、バイノーラル11aを保持するのを助ける。
【0020】
ここで図4を参照して、図3のチェストピース18bを断面で示す。この図において、音をステム24b内で伝達させるための穴44が見える。調整可能マイクロフォン46は、その上にリム52によって保持された可撓枠50によって支持されるダイヤフラム48を有する。例示する実施形態は、操作の容易性を提供するためにポリマー材料から射出成形されたグリップ54を有する。
【0021】
ここで図5を参照して、ステム24bを分離して示す。この図において、チェストピース18bの残りの部分内にステム24bを保持するのを助けるためにきざみ付き部分56を提供してもよい、ということが留意されよう。
【0022】
多数の異なるイヤーチップが、本発明で使用可能であると考えられる。ユーザによっては、たとえばデルリン(Delrin)(商標)から製作される硬質であるが低摩擦のポリマーイヤーチップが好ましい。装着者の外耳に適したより軟質なイヤーチップもまた広く使用されている。本明細書に援用する、本願と同一の譲受人に譲渡された米国特許第4,913,259号に開示されている適合イヤーチップが好ましいと考えられる。マスキング後のスタンピング、レーザマーキングおよび化学エッチング等の方法により、たとえばチェストピース18bに特別注文の印を付加してもよい。
【0023】
当業者には、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、本発明の種々の変更態様および代替態様が明らかとなろう。本発明は、本明細書で示した例示的実施形態に限定されるものではない、ということを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】切断し断面で示す聴診器の正面図である。
【図2】切断し断面で示す本発明による聴診器の正面図である。
【図3】分離して示す、本発明の一実施形態による聴診器のチェストピースの端面図である。
【図4】切断線4−4に沿った図3のチェストピースの断面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるステップの平面図である。
【0001】
本発明は、概して聴診器に関し、特に、聴診器を意図されたユーザのために用意する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
聴診器は、医療専門家が音響伝達をモニタするために長く使用されてきた。典型的には、聴診器は、マイクロフォンまたはチェストピースと、音伝達機構と、イヤーピースアセンブリと、から構成されている。チェストピースは、聴診音を収集するために、患者の皮膚の近くかまたはそれに接触して配置されるように構成される。音伝達機構は、収集された音を1つのイヤーピースかまたはバイノーラルと呼ばれる一対のイヤーピースに伝達し、そこで医師または他の医療専門家が音をモニタすることができる。
【0003】
近年、聴診器によっては、音処理経路の少なくとも一部にエレクトロニクスを利用するものがある。こうした装置の多くは、通常、外観が従来の音響聴診器のチェストピースに類似する検出装置に配置された、マイクロフォンによって聴覚音を拾上げる。そして、マイクロフォンからの電気信号を電子的に処理し、1つまたは複数のスピーカに送り、そこで医療専門家が聴取するために変換して聴覚音に戻す。当然ながら、通常の聴覚音に戻す変換だけでなく、信号プロセッサによって聴診音の他の電子的分析または表示を行うことも可能である。
【0004】
聴診器は、一般に、チェストピースからイヤーチップまで延在する対の平滑壁の音通路を有する管アセンブリを含む。好ましくは、これらの通路には音の漏れが無く、各通路はその全長に沿って一定の直径を有する。しばしば好ましい聴診器は、チェストピースとイヤーチューブとの間の距離の主部分に対し一体構造で並んで成形される可撓管で形成される一対の通路を含む。かかる構造では、各通路はディップ成形されたポリマー管アセンブリ内の内腔であることが都合よく、2つの内腔が壁によって仕切られている。このように作製された聴診器は、ミネソタ州セントポールの3Mカンパニー(3M Company(St.Paul,Minnesota))から入手可能なリットマン(Littmann)(商標)・カーディオロジー(Cardiology)およびマスター・カーディオロジー(Master Cardiology)聴診器として商業的な成功を収めてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
典型的には、かかる構造では、チェストピースに接続するように意図された管アセンブリの最終製品を、管アセンブリの所定長さに成形する。顧客に提供される各長さを、製造業者と卸売業者との両方が別々に在庫管理しなければならない。多種多様の色または他の注文特性(custom feature)が提供される場合、さらに多くを在庫管理しなければならない。本技術には、一対の内腔構造の音響上の利益を提供しながら同時に在庫を最小限にする方法がない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一体成形接続を有していない二重内腔バイノーラルに適した専用チェストピースを提供することにより、この問題を解決する。これにより、聴診器用のバイノーラルを、顧客が組立時に所望する長さまで切断することができることを期待して、最大の望ましい長さで、一般的な方法で製造することができる。
【0007】
より詳細には、一態様では、本発明は、少なくとも一対の細長いイヤーチューブとその細長いイヤーチューブと音響的に連通するチェストピースとを有する聴診器を提供する。チェストピースは、中空ステムを備えるアダプタを通して音響的に連通し、このステムは内部に溝穴を有する。管アセンブリが、少なくとも1つのチェストピースをイヤーチューブに音響的に接続する。管は、管の長さにわたって延在する別個の一対の通路を画定しチェストピースの中空ステムの溝穴に接続するように構成されることにより少なくとも1つのチェストピースとイヤーチューブの上端との間に延在する一対の気柱を形成する、壁を備える。
【0008】
あるいは、本発明は、バイノーラルとそのバイノーラルと音響的に連通するチェストピースとを有する聴診器を提供する。本聴診器は、内部に溝穴を有する中空ステムと音響的に連通する少なくとも1つのマイクロフォンを有する。バイノーラルは、チェストピースからイヤーチップまで延在する対の平滑壁の音通路を有する管アセンブリを備えたタイプである。各通路は、ディップ成形されたポリマー管アセンブリ内に内腔を含み、2つの内腔は壁によって仕切られている。好ましい実施形態では、可撓管に形成された通路の対が、チェストピースとイヤーチューブとの間の間隔の主部分に対して一体構造で並んで成形される聴診器を提供する。好ましくは、これらの通路には音の漏れがなく、各通路はその全長に沿って一定の直径を有する。組立時、管アセンブリは、壁を溝穴内に配置してステムと係合する。最も好ましい実施形態では、バイノーラルは一対のイヤーチューブを有し、各イヤーチューブは内腔のうちの1つと音響的に連通する。
【0009】
別の態様では、本発明は、顧客に注文聴診器を提供する方法であって、1)内部に溝穴を有する中空ステムと音響的に連通する少なくとも1つのチェストピースを含むチェストピースを製作するステップと、2)壁によって仕切られる一対の通路を有する細長いイヤーチューブを製作するステップと、3)管アセンブリを、顧客によって確定されるような所望の管アセンブリ長さに切断するステップと、4)壁を溝穴内に配置して、管アセンブリをステムと係合させることにより聴診器を組立てるステップと、を含む方法を含む。
【0010】
本発明はまた、顧客に注文聴診器を提供する方法であって、1)内部に溝穴を有する中空ステムと音響的に連通する少なくとも1つのマイクロフォンを含むマイクロフォンを製作するステップと、2)壁によって仕切られた一対の内腔を有するバイノーラルを製作するステップと、3)管アセンブリを、顧客によって確定されるような所望の長さに切断するステップと、4)壁を溝穴内に配置して、管アセンブリをステムと係合させることにより聴診器を組立てるステップと、を含む方法を含む。さらに、聴診器の少なくとも1つの追加の特性を、管アセンブリ色、マイクロフォンタイプおよびイヤーチップからなる群からカスタマイズすることができる。
【0011】
本発明は、バイノーラルを、顧客が確定した長さまで切断することができることを期待して、最大の望ましい長さで一般的な(すなわち一律の)方法で製造するのを可能にすることにより、先行技術の方法に関連する欠点の多くを克服する。本発明のこれらおよび他の目的は、発明及び好ましい実施形態の以下の説明を考察することにより明らかとなろう。
【0012】
添付図面のそれぞれの図において、同様の部分は同様の参照数字を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
ここで図1を参照すると、切断し断面で示す一般的な聴診器の正面図を示す。聴診器10はバイノーラル11を含み、バイノーラル11は、任意に管16内に封入され圧縮応力が加えられた板ばね14によって合せて固定される、一対のイヤーチューブ12を有する。従来のチェストピース18は、細長い可撓管20によってイヤーチューブ12に取付けられる。可撓管20は、音伝達空気通路としての役割を果たしチェストピース18とイヤーチューブ12との間の間隔の主部分に対しポリ塩化ビニル等の可撓性プラスチック管の共通構造内に並んで走る、一対の内腔22を含む。2つの内腔22は、壁23によって仕切られる。チェストピース18に付着する管20の下端部において、内腔22は合体して、適当なチェストピース18のステム24に結合されるように構成された単一の一体成形接続25になる。ステム24は、バイノーラル11とチェストピース18の残りの部分との間を接続するアダプタとしての役割を果たす。管20の上端は、二股に分れて連結アーム26となり、それらの各々がイヤーチューブ12のうちの1つに付着する。空気通路22は、連結アーム内で続けて空気通路28となり、イヤーチューブ12内で続けて空気通路30となる。
【0014】
バイノーラルイヤーチューブ12は、装着者の耳に挿入することができるように、互いに向って適当に湾曲する上端を有する。イヤーチューブ12の上端には、耳に対する緩衝作用を提供するとともに耳を外部の音から遮断するために、イヤーチップ34が取付けられる。イヤーチューブ12の下端部35は、可撓管20のそれぞれの連結アーム26内に延在し、連結アーム26の空気通路28とそれらが接合されるそれぞれのイヤーチューブの空気通路30との間に、気密接合が形成される。イヤーチューブ12の下端部35への板バネ14での取付けを容易にするために、ブッシング42が設けられる場合もある。単一板バネを有する聴診器を図示するが、本明細書に援用する米国特許第3,168,161号または同第3,504,760号に例示されているものに類似する二重板バネを使用してもよい、ということも考えられる。さらなる構造の詳細および方法は、本明細書に援用する、MacDonaldらに付与された本願と同一の譲受人に譲渡された米国特許第4,200,169号に記載されている。ディップ成形プロセス、特に聴診器に適した方法および構成に関するさらなる論考が、本明細書に援用する、パッカード(Packard)らに付与された米国特許第5,324,471号「エラストマ成形部材を有するモールドを使用する成形品を形成する方法(Method of forming a molded article using a mold having an elastomeric mold member)」に記載されている。ここではポリ塩化ビニルを好ましいと考えられるが、一対の内腔構造で用意することができる他のポリマーも、本発明の範囲内にあるものと考えられる。
【0015】
この図を参照すると、いかなる特定のバイノーラル11も所定長さになるように製作しなければならない、ということが理解されよう。一体成形接続25は、ステム24を受入れるように構成され、製作後にこれを変更することはできない。可撓管20をより短い長さに切断したとすると、壁23によってステム24が可撓管20と係合しなくなる。
【0016】
図2を参照して、本発明による例示的な聴診器を、図1のものと同様の観点で示す。本発明による聴診器10aでは、バイノーラル11aは一体成形接続25を有しておらず、壁23は可撓管20aの端部まで延在し、ステム24aの溝穴44に受入れられる。この構成により、可撓管20aを各色で1つの長さに、特に消費者が好む最長の長さで製造することができる、という利点を提供する。顧客がより短い長さを注文する場合、その1つの製造されたサイズをナイフにより好ましい長さまで切断することができ、本発明によって提供されるステム24aはそれを確実に受入れる。さらなる利点として、顧客が聴診器を受取り、後により短い長さが自身の必要により適すると判断した場合、可撓管20aを家庭用の道具を用いて短くすることができる。
【0017】
チェストピース18aは、優れた音響品質を有するいかなる適当なチェストピースであってもよい。チェストピース18aは、たとえば1つのダイヤフラムタイプマイクロフォンと1つのベルタイプマイクロフォンとを有する従来のタイプであってもよい。ダイヤフラムは、高い周波数の音を拾上げるためにより適しているとみなされ、ベルは、低い周波数に対して好ましい。ベルは、本質的に、身体の所望の箇所の上に配置される開放カップであり、ダイヤフラムは、類似するが、カップの口の上に薄膜または隔膜が広がっている。チェストピースの詳細な設計は、収集することができる有用な音情報を最大化する目的で、様々な主題であった。あらゆる形状および構造が既知である。いずれのモードでも使用することができる組合せチェストピースが一般的であり(米国特許第3,951,230号)、本発明では好ましい。
【0018】
あるいは、チェストピース18aのマイクロフォンは、可撓枠によって支持されたダイヤフラムを有する、いわゆる調整可能タイプであってもよい。調整可能マイクロフォンの場合、低周波数音を強調するために、ダイヤフラムを患者の身体に軽く接して保持してよい。ダイヤフラムを患者の身体に十分に堅固に押圧すると、ダイヤフラムはその後方に取付けられた環状リングに接触し、それによってマイクロフォンの聴覚特性が変化し、特に低い音の周波数を減衰させる。この現象のさらなる論考は、本明細書に援用する、パッカード(Packard)に付与された本出願と同一の譲受人に譲渡された米国特許第4,440,258号に記載されている。
【0019】
図3に、調整可能マイクロフォンとの使用に適したチェストピースを示す。このチェストピース18bは、本発明によるステム24bを有する。チェストピース18bは、図4に関連してより詳細に説明する可撓枠を支持する環状フランジ40を有する。この図では、ステム24bが、バイノーラル11aを保持するのを助けるあご42を有してもよい、ということが分かる。代替実施形態では、たとえばきざみ付け、接着剤、外部フェルールまたは単純な摩擦等の他の手段が、バイノーラル11aを保持するのを助ける。
【0020】
ここで図4を参照して、図3のチェストピース18bを断面で示す。この図において、音をステム24b内で伝達させるための穴44が見える。調整可能マイクロフォン46は、その上にリム52によって保持された可撓枠50によって支持されるダイヤフラム48を有する。例示する実施形態は、操作の容易性を提供するためにポリマー材料から射出成形されたグリップ54を有する。
【0021】
ここで図5を参照して、ステム24bを分離して示す。この図において、チェストピース18bの残りの部分内にステム24bを保持するのを助けるためにきざみ付き部分56を提供してもよい、ということが留意されよう。
【0022】
多数の異なるイヤーチップが、本発明で使用可能であると考えられる。ユーザによっては、たとえばデルリン(Delrin)(商標)から製作される硬質であるが低摩擦のポリマーイヤーチップが好ましい。装着者の外耳に適したより軟質なイヤーチップもまた広く使用されている。本明細書に援用する、本願と同一の譲受人に譲渡された米国特許第4,913,259号に開示されている適合イヤーチップが好ましいと考えられる。マスキング後のスタンピング、レーザマーキングおよび化学エッチング等の方法により、たとえばチェストピース18bに特別注文の印を付加してもよい。
【0023】
当業者には、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、本発明の種々の変更態様および代替態様が明らかとなろう。本発明は、本明細書で示した例示的実施形態に限定されるものではない、ということを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】切断し断面で示す聴診器の正面図である。
【図2】切断し断面で示す本発明による聴診器の正面図である。
【図3】分離して示す、本発明の一実施形態による聴診器のチェストピースの端面図である。
【図4】切断線4−4に沿った図3のチェストピースの断面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるステップの平面図である。
Claims (20)
- 装着者の耳に挿入される上端、管に取付けられる下端、および内径を有して長さ方向に延在する少なくとも1つの音通路を各々に備える少なくとも一対の細長いイヤーチューブと、
内部に溝穴を有する中空ステムを備えたアダプタを有する少なくとも1つのチェストピースと、
該少なくとも1つのチェストピースを該イヤーピースに音響的に連通させる管と、
を具備する聴診器であって、
該管が、該管の全長にわたって延在する別個の一対の通路を画定する壁を具備し、該壁が、該チェストピースの該中空ステムの該溝穴に接続され、それにより該少なくとも1つのチェストピースと該イヤーチューブの該上端との間に延在する一対の気柱を形成するようになっている、
聴診器。 - 前記通路の各々が、空気に対して実質的に封止された接合部により、前記イヤーチューブの通路のうちの1つに接続される、請求項1に記載の聴診器。
- 前記一対の通路が、それらの長さの大部分で共通する構造を有して並んでいる、請求項1に記載の聴診器。
- 前記一対の通路が、それらの長さに沿って前記チェストピースから前記イヤーチューブへ分岐する、請求項1に記載の聴診器。
- 前記管が、単一のチェストピースに取付けられる、請求項1に記載の聴診器。
- 前記イヤーチューブの前記内径が、その全長にわたって円形断面を有する、請求項1に記載の聴診器。
- 前記イヤーチューブの前記上端に取付けられて、該イヤーチューブと前記装着者の前記耳との間にクッションを与える可撓性イヤーピースをさらに具備する、請求項1に記載の聴診器。
- 装着者の耳に挿入される上端、管に取付けられる下端、および直径を有して長さ方向に延在する少なくとも1つの音通路を有する音響的に連通するマイクロフォンを有するバイノーラルと、
内部に溝穴を有する中空ステムを備えたアダプタを通して音響的に連通する少なくとも1つのマイクロフォンと、
該少なくとも1つのマイクロフォンを該バイノーラルに音響的に接続する管と、
を具備する聴診器であって、
前記管が、該管の全長にわたって延在する別個の一対の内腔を画定する壁を具備し、該壁が、該マイクロフォンの該中空ステムの該溝穴に接続され、それにより該少なくとも1つのマイクロフォンと該バイノーラルの該上端との間に延在する一対の気柱を形成するようになっている、
聴診器。 - 前記内腔の各々が、空気に対して実質的に封止された接合部により、前記バイノーラルに接続される、請求項8に記載の聴診器。
- 前記内腔が、それらの長さの大部分で共通する構造を有して並んでいる、請求項8に記載の聴診器。
- 前記内腔が、それらの長さに沿って前記マイクロフォンから前記バイノーラルへ分岐する、請求項8に記載の聴診器。
- 前記管が、単一のマイクロフォンに取付けられる、請求項8に記載の聴診器。
- 前記バイノーラルの前記内径が、その全長にわたって円形断面を有する、請求項8に記載の聴診器。
- 前記バイノーラルの前記上端に取付けられて、該バイノーラルと前記装着者の前記耳との間にクッションを与える可撓性イヤーピースをさらに具備する、請求項8に記載の聴診器。
- 聴診器を作製する方法であって、
内部に溝穴を有する中空ステムと音響的に連通する少なくとも1つのマイクロフォンを備えたチェストピースを製作するステップと、
壁によって仕切られる一対の通路を有するバイノーラルを製作するステップと、
該バイノーラルを、顧客によって決定される所望の長さに切断するステップと、
該壁を該溝穴内に配置して該バイノーラルを該ステムと係合させることにより、該聴診器を組立てるステップと、
を含む方法。 - 前記顧客によって決定される少なくとも1つの追加の注文特性にしたがって、前記聴診器をカスタマイズするステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの追加の特性が、管アセンブリの色、マイクロフォンの形式およびイヤーチップの形式からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
- 聴診器を作製する方法であって、
内部に溝穴を有する中空ステムを備える少なくとも1つのマイクロフォンを備えたチェストピースを製作するステップと、
壁によって仕切られる一対の内腔を有するバイノーラルを製作するステップと、
該バイノーラルを、顧客によって決定される所望の長さに切断するステップと、
該壁を該溝穴内に配置して該バイノーラルを該ステムと係合させることにより、該聴診器を組立てるステップと、
顧客によって決定される特性にしたがって該聴診器をカスタマイズするステップと、
を含む方法。 - 前記顧客によって決定される少なくとも1つの追加の注文特性にしたがって、前記聴診器をカスタマイズするステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの追加の特性が、管アセンブリの色、マイクロフォンの形式およびイヤーチップの形式からなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
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