JP2005500859A - 遠隔操作型給排水システム - Google Patents
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Abstract
異なる時間周期内で、一つの水パイプ(22)を介してユーザー装置(70)へ給水、ユーザー装置(70)から排水する遠隔制御の流水排水システム(130)は二つの端部を持つ水路(22)を有し、一つの端部は植物プランター(70)のようなユーザー装置(70)のために用いられ、他端部は正逆回転可能なポンプ(150)に連結されている。同システム(130)はメインコントローラー(152)、好ましくはリモートコントローラー(34)と併せて制御される。同システム(130)は水源(136)及び排水口(146)の何れとも連結可能であり、ある時は、前記水路(22)を介してユーザー装置(70)へ給水するために水源(136)と連通し、別のある時は、ユーザー装置(70)から排水し、排水口(146)へ排水を配水するために配水口(146)に連通する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、給排水方法、特に、装置への水の給水及び装置からの水の排水を制御する方法及び同方法を採用した遠隔制御された給排水システムに関する。
【背景技術】
【0002】
種々の目的のためにさまざまな給水システムが開発されてきた。例えば、温水給水システム、特にキドウチ他に付与された米国特許第4,909,435号に記載されているような浴槽には水温・流量制御が用いられている。キドウチ他は遠隔制御で流水を制御する温水給水システムを記載している。温水給水システムは水ホース及び水ホースの一端から使用者がさまざまな温度でさまざまな流速の水を供給できるように、温水及び冷水の混合を可能にするため、水ホースの他端が装置と連結されている。同温水給水システムは排水機能も有しており、排水は重力により浴槽の排水口から行われる。浴槽の排水栓の開閉をおこなうため遠隔流水制御からの信号を受ける排水栓スイッチが用いられている。
【0003】
別のタイプの給排水システムとしては、洗浄水を循環する床清掃装置が知られている。かかるシステムは連続的に水流を循環するものとして知られており、液体洗浄水が清掃される表面に噴霧されると同時に、同平面に対して噴霧された液体を吸引源が表面に沿って、又はカーペットのような材料の場合にはその材料の中に、同表面から上方向に向かって高速気流を発生させて排水させる。この工程により、ちり及び他の微小物が洗浄液といっしょに床表面から抽出される。かかるシステムの一例が1978年4月11日、ナイト他に付与されたアメリカ特許第4,083,077号に記載されている。ナイト他はスチーム洗浄機として液体洗浄機に着脱可能な構造のハンドツールを記載しいている。同ハンドツールの中空ヘッドはその前後部分に吸引室と噴霧室をそれぞれ設けている。給水ラインが巻回され、ハンドツールの首部に着脱可能に結合できる可撓性吸引ホースにより保護されている。ナイト他は流水洗浄装置であり、繊維、カーペットなどを洗浄するための水及び種々の洗浄及び消臭材が含まれた特別な液体を貯蔵するディスペンサータンクを有している。回収用タンクが使用した液体を集め、ホコリ、くずなどもいっしょに回収する。スチーム洗浄機の一端にはスイッチとコントロールパネルが設けられており、電気コードが電源につながれているときには、同コントロールパネルが作動する。可撓性液剤ラインと巻回された可撓性吸引ホースがハンドツールとスチーム洗浄機に連結している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これら給水システムの先行技術は一般に特定の目的のために設計されており、異なる目的には用いられていない。キドウチ他の給水システムは独自の排水口及び排水パイプをもたないタンクから使用した水を排水させることはできない。ナイト他の給排水システムはコンテナに必要とする水量を供給したり、コンテナから必要とする水量を排水させたりすることができない。そのため、先行技術の給水システムの欠点を解消する給排水システムが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的は所望の量の水を給排水する方法及びシステムを提供することである。
【0006】
本発明は給排水方法を提示するものであり、同方法は所望の容量を単一の水パイプを介して装置へに給排水する給水工程と排水工程がある。単一の水パイプを介しての給排水は要求さえたシークエンスにて制御される。
【0007】
水パイプが水源とつながっている第1水連絡モードと水パイプが排水口とつながっている第2連絡モードとの間で、装置に対して水パイプの末端において水連絡モードを切り換えることが好ましい。第1連絡モードと第2連絡モードとの間の水パイプの水連絡モードの切り換えは装置近傍に位置するコントローラーから、又は装置に連結したセンサーから送られる信号に対応することが好ましい。
【0008】
同装置の水パイプの端部と水パイプの端部との間の水パイプ内で水流の圧力差を発生させる手段を水パイプの末端に設けることにより給水と排水をおこなうことも好ましい。水パイプの水圧差の発生は、装置の近傍のコントローラーからの信号に対応して、又は装置に関連するセンサーからの信号に対応して、装置への給水を行う第1水圧モード及び装置からの排水を行う第2水圧モードを交互におこなう。
【0009】
本発明の特徴の一つは、流水排水システムが給排水を行えることである。同システムにおいて、水路が設けられ、水路の第一端部は水を供給し、水を排水する装置と共に用いられる。正逆回転可能な電動モーターに連結されたポンプのような手段は同水路の第2端部に連結され、同水路の第1端部と第2端部との間の水路にて水流圧力差を発生させている。異なる時間内に、水路を介して、装置への水の給水又は装置からの水の排水をするため、水源からつながる流路を設け、水を排水する箇所を設けることが好ましい。流路の手段としては、好ましくは、バルブ及びパイプサブシステムであり、例えば、正逆回転可能な電動モーター付ポンプに連結されている。
【0010】
本発明の実施例において、本システムは、例えば、電動モーター付ポンプ、バルブ及びパイプシステムと連通したメインコントローラーを含み、水の給排水操作を制御する。同装置に関連してリモートコントローラ及びセンサーが設けられ、リモートコントローラ及びセンサーからの信号に反応して、メインコントローラーは給排水操作を制御する。同システムには水路の少なくとも一部に可撓性水パイプが設けられている。水パイプの第1端部は同装置と共に使用される水路の第1端部と規定される。
【0011】
本発明の別の実施例によるシステムでは、水分配ネットを形成するため複数の水パイプセクションを連結している。同水分配ネットは、例えば正逆回転電動モーター付ポンプ及び可撓性水パイプと選択的に連結する複数の開口部と連結する水路の第2端部となる開口部を規定している。このため、水分配ネットの残りの開口部が閉まっているときには、ポンプと連結した開口部と可撓性パイプと連結した選択された開口部との間の水分配ネットの分岐枝は可撓性パイプと共に水路として規定される。それゆえ、分配ネットのそれぞれの開口部に対して、ある場合にこれらの装置が選択的に一つと連結されたとき、複数の装置の一つへ水が給水され、排水されることができる。これらの装置はいろいろな場所に設けることができ、各装置は分配ネットの最も近い開口部の一つに連結できる。
【0012】
同様な給排水システムが本出願人の係属中の米国出願第09/945,620号に記載されている。その明細書全体が参照として盛りこまれている。米国特許出願第09/945,620号に記載されている給排水システムは水がめプラント用の水がめを用いた使用方法に限定され、本発明の給排水システムに対応可能な適用法の一つとしてのみ用いられる。
【0013】
本発明の別の特徴によれば、流水排水装置は装置への水の供給及び装置からの水の排水のために用いられる。同装置は通常は生水などの水源となる第1コンパートメント及び使用した水を回収する第2コンパートメントを有するコンテナを持つ。
【0014】
ポンプが第1コンパートメントと第2コンパートメントの一つと選択された水路内に設けられ、同ポンプは正逆回転可能な電動モーターと連結している。本装置はポンプと同装置に連結する第1端部及び同装置を用いるために使われる第2端部を有するパイプとともに用いられる。第1及び第2コンパートメントの一つとポンプとの選択された水路を制御し、作動中の電動モーターを制御する手段が設けられる。これにより、電動モーターは所望の方向にポンプを駆動して、第1コンパートメントから本装置へ水を給水し、又は本装置から使用した水を排水し、第2コンパートメント内に使用した水を配水させる。本発明の一つの実施例はポータブルスタイルにて用いられ、コンテナは栓安全バルブを有し、コンテナが栓安全バルブの一端にはめられているとき、水が漏れないようにしている間、同バルブ内に空気を通すことを可能とする。
【0015】
本発明はさまざまな用途に使用可能な新規な給排水方法であり、同方法を用いた給排水システムである。本発明の利点及び特典は後述する本発明の好適な実施例を参照することにより、理解がより深まる。
【発明を実施するための好適な形態】
【0016】
本発明の特徴は好適な実施例を図示した図面を参照して説明する。
【0017】
図面、特に第1図に示されるように、数字20にて示されている給排水のための流水排水システムは一つの水パイプ22を有している。水パイプ22の一端部24はユーザーの装置26へ水を供給し、装置から排水するために装着されている。ユーザー装置26に対する水パイプの末端部28は水源及び排水口を有する水圧−電気システム30に連結されている。水圧−電気システム30はメインコントローラー32に電気的に結線しており、異なる時間周期内に、所望の容量の水がユーザーの装置26に供給されるとともに、ユーザーの装置26から排水することができる。操作中、メインコントローラー32は水圧−電気システム30に信号を発信し、第1水連絡モードと第2水連絡モードとの間の末端部28にて水パイプ22の水連絡モードを切り換えている。 第1水連絡モードでは、水パイプ22は水源と連通し、第2水連絡モードでは、排水口に連通している。メインコントローラー32は水圧−電気システム30に信号を発信し、パイプ22内の一方向に水を流すために、例えば、二つの端部24及び28との間の水パイプ22内で正逆回転可能な電動モーターにつながったポンプ手段によって水圧に差異を発生させている。これらの連絡モードはメインコントローラー32により制御される電動モーターを正逆回転させることにより、給水をしたり、排水をしたり、択一できる。正逆回転可能なモーターにつながったポンプは水圧−電気システム30に設けられた二つのポンプに置き換えることもできる。一つのポンプが水ポンプ22からユーザー装置26へ水を流し、他のポンプがユーザー装置26から排水した水を水パイプ22を介して吸引し、その排水を排水口まで流す。この二つのポンプもメインコントローラー32によって制御される。
【0018】
メインコントローラー32はある時間内に所望の容量の水を水源からユーザーの装置26へ供給するために水圧−電気システム30への信号を、又は別の時間内に所望の容量の水をユーザーの装置26から排水し、所望の容量の排水を排水位置に配するために水圧−電気システム30へ手動にて信号操作する。しかし、本操作はユーザー装置26の近傍に位置するリモートコントローラ34からの信号に反応して、メインコントローラー32により自動的に行うことも可能である。リモートコントローラ34は点線36に示されるようにワイヤレスによってメインコントローラー32と電気的につながれるか、点線38に示されるようにケーブルを介して電気的につながっている。メインコントローラー32はユーザー装置26に連結する点線40に示されるワイヤーを介してユーザー装置26に連携するセンサー(図示せず)からの信号を受信してもよい。ケーブル38とワイヤー40はリモートコントローラ34を通過することなく、それぞれが直接連結している。このような配置によって、給排水工程がリモートコントローラ34にて手動にて始動し、工程が完了するまで、メインコントローラー32又はリモートコントローラ34のいずれかに記憶されている所定のプログラムによってユーザー装置26のセンサーから送られてきた信号に反応して工程毎に自動的に行われている。
【0019】
本願発明の給排水方法の複雑な要求を理解するため、本発明のさまざまな対応を図示するため、さまざまなタイプのユーザー装置が以下に記述されている。本発明のさまざまな態様及びさまざまな実施例に基づくそれぞれの図面において、本発明の同様な構成要素及び特徴を同様の部材番号を用いて示している。それゆえ、同様な構成要素及び特徴を重複して説明はしない。
【0020】
第2図はユーザー装置26Aを示し、養魚槽42は流水排水システム20のパイプ22に装着された吸引チューブ44により清掃されている。同流水排水システム20により養魚槽42が最初に機能するとき、流水排水システム20はプログラミングされなければならない。
【0021】
第1図及び第4図に示されるように、プログラムは第4図に詳細に示されているリモートコントローラ34を用いて実行される。養魚槽42の清掃工程をプログラムするため、リモートコントローラ34のキーボード45上の「Program」キー46が押され、リモートコントローラ34のディスプレイパネル50上に「Aquarium」と表示されるまで、「User」キー48が繰り返し押される。もし、一つ以上の養魚槽が本システム20にて実行されるならば、リモートコントローラ34は「Aquarium 2」と装置の名称及び指定者が表示される。メインコントローラー32は「Aquarium」という名前のファイルを作成する。吸引チューブ44が養魚槽42の水中に挿入され、リモートコントローラ34のキーボード45上の「Drain」キー52が押され、養魚槽42の排水が開始される。水圧−電気システム30はパイプ22内に真空をつくり、「Drain」キー52を押すことにより、リモートコントロール34からの排水信号に対応して、メインコントローラー32が水圧−電気システム30を作動させると、吸引チューブ44の端部を介して養魚層42から水を排水させる。排水速度はリモートコントローラー34のキーボード45で「UP」「Down」のキー54、56を用いて調整することが可能である。適切な排水速度を選択することにより、養魚槽42の底部の砂利58から沈殿物42を排水といっしょに取り除くことができ、砂利58は実質的にそのままの状態でいる。
【0022】
所望の容量の水が養魚槽42から排水されると、リモートコントローラ34のキーボード45の「Stop」キー60を押すことにより、排水動作が停止される。或いは、養魚槽42の水中から吸引パイプ44を単に引き出すことにより、排水動作を停止させる。水圧−電気システムの流速メーターは水がなくなったことを探知し、数秒後にパイプ22内の真空を停止するようにメインコントローラー32へ信号を送信する。
【0023】
養魚槽42から排水した水の容量および排水速度は特定の養魚槽42に対するものとしてメインコントローラー32内に設けられたファイルに記憶される。
【0024】
養魚槽42が清掃された後、養魚槽に再び水を充たしはじめるために「Water」のキー62を押して、水圧−電気システム30を作動させ、リモートコントローラー34のキーボード45の「Temperature」キー64を押すことにより調整可能な選択した温度にて、養魚槽42に新しい水を所望の容量をファイル内に記憶されたデータに基づき、最高流速にて充填する。水の流速を変更したい場合には、「Up」「Down」のキー54、56を押して、水の流速を調整する。養魚槽42から排水したと同一の容量の水が養魚槽42へ給水されたとき、給水動作は終了し、停止する。流速の調整データはその養魚槽ファイルに記憶される。
【0025】
第1操作が終了する前に、リモートコントローラ34がディスプレイパネル50を介してアラームインプットデータを求め、次の清掃作業の期日が入力され、アラームが設定される。ユーザー装置のいずれかがサービス期間が満了したとき、同システム20のメインコントローラー32はブザー又はライトによってアラームを発する。
【0026】
特定のユーザー装置、本出願の場合には養魚槽42のファイルが一旦システム20のメインコントローラー32に記憶されると、流水排水システム20は養魚槽42に対して、その後の清掃作業を自動的に操作する。自動作業を開始するために、養魚槽42はリモートコントローラ34のキーボード45の「User」キー48を押すことにより、ユーザー装置として選択され、「Drain」キー52が押される。吸引チューブ44が養魚槽42内に挿入され、砂利58の沈殿物と一緒に養魚槽42から排水される。沈殿物を含む水は事前にプログラムされた排水速度にて養魚槽42から排水され、養魚槽42から排水された水の容量がその養魚槽のファイルに記憶されたデータに基づく容量に達すると、自動的に排水作業が終了する。一定時間の後、ファイルに記憶された温度及び流速にて新しい水が自動的に給水される。排水作業と給水作業との間の所定の短い時間は、例えば、プログラミングを行うとき、リモートコントローラー32のキーボード45のファンクションキー66を押すことにより、調整できる。メインコントローラー32のファイルに記憶されたデータに基づき再び所望の容量の水が満たされたとき、流速排水システム20はメインコントローラー32により自動的に停止する。
リモートコントローラー34の背面には一対のグリップ部材68が設けられ、可撓性水パイプ22の全長にわたり、どの箇所においてもリモートコントローラー34が着脱しやすいようになっている。
【0027】
第1図及び第3図に示されるように、流水排水システム20のもう一つの態様を次に説明する。この態様では、流水排水システム20が用いられるユーザー装置26Bは水撒き時間を延長するために、水を蓄えた貯水槽82から自動的に水撒きを行う植物プランター70である。本出願人の米国特許出願第09,945,620号に記載されているように排水溝のない鉢内の土壌(soil)に根をはっている植物に水を撒く方法として開発された。米国特許出願に記載されている方法は水を浸透しない材質にて形成された水路を介して鉢の底部へ加圧されて水を導入させる工程、鉢内の土壌の頂部が水に浮かぶまで、鉢の底部から上側、外側まで水を加え、同じ水路を介して鉢から土壌に吸収されていない水を除去する。鉢の底部と土壌の底部との間に空間を設けることが水路との連通を好適にするために好ましい。
【0028】
植物プランター70は開口頂部72、閉鎖底部74及び頂部72と底部74との間に円錐形状の側壁76が設けられている。孔を有する隔壁78が植物プランター70内を上部と下部に分離させている。下部は植物プランター70内に含まれている水の貯水槽82として形成されている。有孔隔壁78は水が自由に上下を問わず貫通することを可能にする一方。土壌が貯水槽82に落下することを防止している。植物プランター70の底部74の近傍の貯水槽82から有孔隔壁78を介して側壁76にそって上方に延伸しているチューブ84が設けられている。チューブ84の上端部は植物プランター70の開口頂部72から飛び出し、流水排水システム20の水圧−電気コネクター86により流水排水システム20の水パイプ22と植物プランター70の水圧−電気ソケット100とが連結される。
【0029】
スイッチ88,90が貯水槽82の頂部と底部にそれぞれ設けられており、各スイッチはフロート部材92により作動される。液面検知機94は植物プランター70の土壌の頂部に位置しており、水と接触することにより作動する。スイッチ88、90と液面センサーとして機能する探知機94がケーブル102、水圧−電気コネクター86及びケーブル96を介してリモートコントローラ34に連結されている。
水圧−電気コネクター86は装置26に用いられるセンサーのタイプによるが、可撓性水パイプ22および光ファイバーのような信号コンダクター38に連結する。しかし、本発明の実施例においては、コンダクター38は電線をもちいる。電線38は可撓性水パイプ22の壁内に組み込まれていることが好ましく、それにより電線38が保護され、可撓性水パイプ22と共に都合よく移動することができる。水圧−電気ソケット100はチューブ84の外端部及びそれぞれのセンサー88、90、94に電気的につながれているワイヤー102に連結されている。リモートコントローラ34と水圧−電気コネクター86とを結ぶケーブル96は任意のものである。リモートコントローラ34はメインコントローラー32にワイヤレスでつながれ、同メインコントローラー32は電線38を介して水圧−電気コネクター86に連結している。水圧−電気コネクター86と水圧−電気ソケット100がともに装着されたとき、ケーブル102は金属接触子(示されず)によりそれぞれのケーブル96とワイヤー38とに連結され、チューブ84はパイプ22を介して流路としてつながる。
【0030】
水圧−電気ソケット100はメモリートップ104を有している。メモリーチップ104のデータは直接リモートコントローラ34により読み取ることができ、メインコントローラー32を介して読み取ってもよいが、リモートコントローラ34により変更させることはできない。メモリーチップ104は特定の植物プランター70のためにプログラムされ、自動水撒きのために必要な他の全てのデータを含むコードと同様にランダムに選択された高位の数字であることが好ましい識別番号を含んでいる。
【0031】
水圧−電気コネクター86、ソケット100が最初に連結されたとき、メモリーチップ104に記憶された識別番号がリモートコントローラ34により読み取られ、メインコントローラー32に送られるか、メインコントローラー32に直接送られる。メインコントローラー32はシステム20の記憶されている他の識別番号と比較し、読み取られた識別番号がシステム20に既に記憶されたいずれの識別番号にも一致しないときには、ユーザー装置26Bの読み取られた識別番号のために新しいファイルを作成する。メインコントローラー32が植物プランター70の番号が実行できないことを決定し、例えば、リモートコントローラ34の表示パネル50に「Flower Pot 8」と表示される(第4図参照)。植物プランター70の実行できない番号の表示は所望する場合には変更することができる。数字又は文字を表示した植物プランター70に及び/又は特定の植物プランター70を示す名称にスティッカー又は旗(図示せず)を付けて忠告を行う。メモリーチップ104のほかのデータは植物プランター70の特定の識別番号とともにつくられたファイルに記憶される。
【0032】
給排水工程は手動又は自動にて始動できる。流水排水システム20が植物プランター70に連結された後、メインコントローラー32がメモリーチップ104から読み取ったパラメータをもって事前にプログラムされたシークエンスを行い、給排水工程が始動した後、メインコントローラー32がスイッチオンされ、可撓性水パイプ22を介して本流水排水方法を用いた植物プランターに事前に設定した流速で水を撒く。水はチューブ84を介して植物プランター70の貯水槽82に誘水される。水はチューブ84を介して植物プランター70へ流速を落としながら連続給水を行う。液面検知機70が水を探知して、流水排水システム20へ信号を送ると、植物プランター70への給水は停止する。
【0033】
植物プランター70への給水が停止してから数秒後、流水排水システム20は可撓性水パイプ22とチューブ84を介して植物プランター70から排水を始める。植物プランター70の液面レベルが貯水槽82の頂部より下方に降下すると、フロート部材92がスイッチ90を切り、流水排水システム20が植物プランター70からの排水を停止する。この結果、植物プランター70の貯水槽82は水を蓄え、貯水槽82から上方に延伸する複数の芯材106により、ある一定期間植物プランター70の土壌80に湿り気を有孔隔壁78を介して植物プランター70の上部にある土壌の下部に対して与えつづける。
【0034】
給排水の手順は初期の手順の際に観察することができ、所望の場合には、直ちに又はいつでも調整することができる。調整された値はその特定の装置26Bのファイル内の所定のパラメータと置き換えられる。スイッチ90が設けられている貯水槽82の頂部レベルからの液面レベル探知機94が設けられている植物プランター70の開口頂部72の液面までの水の容量も測定され、このデータがメインコントローラー32のファイルに記録される。液面レベル検知機94が誤ったときには、この水の容量のパラメータは予防のためのバックアップデータとして後で用いられるため、液面レベル探知機94が対応する信号を発することに失敗したとしても、スイッチ90が作動した後で、プリセットされた水の容量が給水されたとき、流水排水システム20は自動的に給水を停止する。植物プランター70から水があふれる可能性はこれによりなくなる。次に起動する予定日はリモートコントローラ34を利用して流水排水システム20に入力される。メインコントローラー32は予定された起動期日に達するとアラームを感知する。
【0035】
次の流水排水サービスとして、水圧−電気コネクター86、ソケット100が連結されたとき、貯水槽82内に残る水により貯水槽82の底部にてスイッチ88の上でフロート部材92が浮かんでいるとき、メインコントローラー32がスイッチ88の作動していない状態を確認する。このことは、水が依然貯水槽82に残り、メインコントローラー32に記録されている植物プランター用のファイルが給水から排水までの間に書き換えられる。
【0036】
第1図及び第3a図、第3b図を参照する。流水排水システム20は手動水撒きプラントにも用いることができる。手動操作では、流水排水システム20はボトムアップ水撒き方法のために特に設計された植物プランター70と同様に植物プランターで植物の水撒きのために用いることもできるが、第3a図及び第3b図に示されるような市場にて今日に入手することができる植物プランターでの植物の水撒きにも用いることができる。流水排水システム20に用いられている装置26Cは開口頂部108と閉鎖底部110及び円錐形状に頂部と底部との間に延伸する側壁112をもつ植物プランター106も含む。植物プランター106の閉鎖底部110に設けられた一つ又はそれ以上の排水口を介して土壌80から排水された水を集めるために植物プランター106の底部110の下側にトレイ116が配置されている。
【0037】
第3図の水圧−電気コネクター86に代わって、平坦な水出し口をもつアダプター118が流水排水システム20の可撓性パイプ22に連結されている。手動操作では、給水作業は流水排水システム20のリモートコントローラ34にて手動にて開始する。アダプター118は植物プランター106の開口頂部108の上に位置しているため、流水排水システム20からの流水がアダプター118を介して土壌80の頂部へ配水される。開口頂部108から植物プランター106に注がれた水は散布され、排水孔114を介してトレイ116へ落下する間、土壌80に吸収されている。トレイ116に汚濁水が一度観察されると、流水配水システム20の給水セッションが直ちに手動により停止される。植物プランター106内の土壌80から全ての汚濁水がトレイ116に回収される時間は短時間であり、アダプター118の平坦な水出し口がトレイ116の汚濁水のなかに置かれ、流水配水システム20のリモートコントローラ34を手動にて作動させることにより配水セッションが開始する。汚濁水がトレイ116に残っていなくなると、配水セッションはリモートコントローラ34を用いて手動にて停止させる。一方、可撓性水パイプ22内に水が残っていないことを検知すると、流水配水システム20は自動的に停止する。
【0038】
トレイ116から水があふれでることを防止するために、給水作業中の流水速度が比較的速く、トレイ116に集まる汚濁水がトレイ116の上端のレベル近くまで急激に上昇する場合には、給水作業を停止した直後から排水作業を始めなければならない。
【0039】
第2図、第3図、第3a図及び第3b図に図示された上述の態様は第1図に示される本発明の方法及びシステムを利用する一例に過ぎない。本発明を用いた他の態様は更に認識できる。例えば、第1図の流水排水システム20は異なる工程時間で加圧水を床表面に噴霧することにより清掃し、床表面から茶色の水を吸引する特別に設計された床清掃機にも適応することができる。この特別に設計された床清掃機は本発明の一部ではないので、詳細には説明しない。
【0040】
第5図は、部材番号130にて示される中央流水排水システムを示している。図示された中央流水排水システム130は第3図に示されているような植物プランター70と同じタイプの複数の植物プランターに用いられる。上述のようなさまざまな適応が中央流水排水システム130を用いたさまざまな装置に用いられる。
【0041】
中央流水排水システム130は、例えば、流水排水システム130に設けられたハウスのベースメントの中に配置したメインパイプシステム132を有している。メインパイプシステム132において、その流路はソレノイドバルブ134を介して水源に連絡されている。水源は低圧水タンク136であり、ソレノイドバルブ138、140を介して冷水供給ラインと温水供給ラインへそれぞれつなげられている。メインパイプシステム132もまたソレノイドバルブ142、144を介して排水吸入口146に直接、又は副貯水タンク148を介して間接的に、それぞれ連結されている。メインパイプシステム132は更に逆回転可能な電動モーター151により駆動するように連結し、取り付けられたポンプ150と連結している。低圧水タンク136は好ましくはベースメントに置かれ、副貯水タンク148は外に置いてもよい。
メインコントローラーユニット152と電源ユニット154も、好ましくは、ベースメント内に設けられ、ベースメントの電気システムと連結している。メインコントローラーユニット152は電気的にソレノイドバルブ143、138、140、142及び144と連結している。メインコントローラーユニット152もまた電気的に電動モーター151及びタンク136の内圧と水温をそれぞれ測定するために低圧水タンク136にいずれも装着されている圧力センサー156と温度センサー158に連結している。
【0042】
水流排水システム130は互いに連結されている水パイプ部分を含む配水ネット160に設けられている。同配水ネット160その開口部がポンプ150と連結され、他の開口部が第6図及び第7図に詳細が示されている後述する水圧−電気コネクター162により可撓性水パイプ22と連結している。可撓性水パイプ22を連結する配水ネット160のこれらの開口部はハウスのさまざまな位置及び異なるフロアにて壁に固定されたインドア型水撒き口164に装着できる。本配水ネット160は更にハウス外側の一つ又はそれ以上の開口部を含み、ハウス外側の可撓性水パイプ22に選択的に連結する手動バルブ166により制御される。ポンプ150近くの配水ネット160には水流メーター168が含まれており、可撓性パイプ22に連結する出口164の選択に関わらず、配水ネット160を介して水が流れるとき、その水量が測量される。
【0043】
メインコントローラーユニット152は測定された水の流量を表す電気信号を受信するため、水流メーター168と電気的につながっている。詳細を後述するように、双方向に電気信号を送信するため、ハウスのさまざまな位置に、異なるフロアにあるインドア用水撒き口164とメインコントローラーユニット152を電線が結線している。
【0044】
第6図において、インドア型水撒き口164はカバー170にて保護されている。インドア型水撒き口164は内壁に固定するように装着され、第5図のメインコントローラーユニット152、配水ネット160の一つのパイプ部分と水路が連通する開口部176へ電線を介して結線する数多くの電気接触子174を有している。水撒き口164から突然カバー170が外れることを防止するために、カバー170は水撒き口164の対応する部分を係止する機械式係止部材178を含んでいる。水漏れを防止するためカバー170にはプラグ180が開口部を密接するために設けられて、カバー170が水撒き口164と係止され、プラグ180が開口部176に挿入している。カバー170はショート用回路173とカバー170が水撒き口にしっかりと締結しているときに、水撒き口164の対応する接触子174と電気的に接触する表示ランプ175も含んでいるため、第5図のメインコントローラーユニット152は、水撒き口164がカバー170により閉じられているとき、水撒き口は使用状態ではないことが認識できる。表示ランプ175は、第5図の流水排水システム130が別の水撒き口164を介して作動中であるときには「System In Use」を表示するインジケータを持ち、水撒き作業期日になったときに、「Alarm」と点灯するインジケータを持つ。任意でブザー(図示せず)をカバー170にもうけて、「Alarm」が点灯しているときには音響を発するようにできる。
【0045】
カバー170は握るか引っ張ることにより取り外すことができる。いったんカバー170が水撒き口164から取り外されると、第7図に示されるように、可撓性水パイプ22は水圧−電気コネクター162を介して水出し口164に装着される。水撒き口164の対応部材と係合して、コネクター162が離脱可能に水撒き口164に定着できるように、水圧−電気コネクター162はカバー170の機械式係止部材178と同様に、機械式係止部材182を有している。水圧−電気コネクター162は水圧−電気コネクター86には装着されていない可撓性水パイプ22の一端部と連結され(第5図参照)、水圧−電気システムコネクター162が水撒き口164に締結されたとき、配水ネット160の一つのパイプ部に可撓性パイプ22の耐水コネクションが設けられてる。可撓性水パイプ22に組み込まれた電線38は水出し口164の接触子に接触する電機的接触子である水圧−電気コネクター162の接触子(図示せず)と接触し、水圧−電気コネクター162が水出し口164と連結すると、第5図の植物プランター70から送信された信号がこのコネクションを通じて、第5図のメインコントローラーユニット152まで送信する。カバー170内のショート回路172に代わって、水圧−電気コネクター162内にレジスター184が設けられ、水出し口164の内側にて、カバー170のショート用回路172と接触するように設計されている接触子174と接触するように設けられている。このため、メインコントローラー(第5図)が、水圧−電気コネクター162が特定の水出し口164と連結しているとき、水出し口164の一つが作動中であることを認識する。第5図の中央水流排水システム130は、カバー170の一つがはずされ、可撓性水パイプ22が特定の水出し口164に連結されたと第5図のメインコントローラーユニット152が探知した場合、水撒き動作を許可するように設計されている。このため、誤動作が減り、水漏れの危険が最小化できる。
【0046】
第5図に示されるように、中央流水排水システム130は連結するために線状溝の蛇口を持つ屋外用水出し口165を利用してもよい。屋外作業を実行するため、第4図のリモートコントローラ34のキーボード45の「User」キー48が押されて、屋外作業が選択される。一度屋外作業が選択されると、全ての屋内水撒き出口164がカバーされていたときのみ、流水排水作業が始動される。屋外作業の開始時にはバルブ166は手動にて開かれ、屋外作業が完了した後で、手動にて閉められる。屋外作業の給排水工程もまた手動にて行われる。
【0047】
本発明の本実施例において、中央流水排水システム130は低圧水タンク136を用いて、瞬間的にソレノイドバルブ134をONにすることにより自動的にポンプ150に呼び水をさす。操作時に乾燥していと、ほとんどのポンプが適正に作動せず、或いは、損傷するからである。圧力センサー156は低圧水タンク136の内圧を測定し、温度センサー158は低圧水タンク136内の水温を測定する。メインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ134、138、140及び142を作動させ、メインコントローラーユニット152のファイルにしたがって水温が正常であり、タンク圧力が所望範囲内であるように制御する。例えば、水温があまりにも低ければ、メインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ140に信号を送り、温水を低圧水タンク136内へ流入させるために同バルブをひらく。低圧水タンク136が既に満杯であり、温度が依然あまりにも低い場合には、メインコントローラーユニット152がソレノイドバルブ140に信号を発信し、同バルブを閉じ、ソレノイドバルブ134及び142を開くように信号を発信し、低圧水タンク136から所望の容量の水を排水し、メインコントローラーユニット15はソレノイドバルブ134及び142を閉じるように信号を発信し、さらに温水を給水するためソレノイドバルブ140を再度開かせる。
【0048】
植物プランター70の近傍に端部のある可撓性水パイプ22に装着されるリモートコントローラ34により給水工程が始動したとき、ソレノイドバルブ134が開くように信号を受け、電動モーター151がポンプ150の駆動を開始して、低圧水タンク146から植物プランター70へ水を吸引する。ポンプ150と可撓性水パイプ22に連結されている選択された屋内パイプ22との間の配水ネット160の一つの分岐枝と可撓性水パイプ22は植物プランター70へ水を給水し、植物プランター70から配水する一つの水路をともに形成する。給水工程における水の流れは流速メータ168により測定され、その情報がメインコントローラー152に送信され、所望の流速にするために、流速を調整するように電動モーター151に信号を送る。
【0049】
メインコントローラーユニット152で受信された停止信号に対応して、電動モーター151、ポンプ150及びソレノイドバルブ134、138及び140が停止する。メインコントローラーユニット152で配水信号を受信すると、プログラムされたシークエンスに基づき、或いはリモートコントローラ34から手動にて送られた信号に基づき、メインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ142を開き、電動モーター151を始動し、植物プランター70から給水にも用いられた同じ植物プランター70への一つの水路を介して配水するようにポンプ150を駆動させる。流速メーター168は排水流速を測定し、その速度をリモートコントローラ34の表示パネルに表示する。流速メーター168は水がない状態を探知することができ、植物プランター70からこれ以上排水できないときに、リモートコントローラ34の表示パネル上に「No-water」のメッセージを表示する。メインコントローラーユニット152が電動モーター151とポンプ150を停止し、ソレノイドバルブ142を閉じる。
第4図及び第5図に示されるように、リモートコントローラ34のキーボード45上のキー48を押すことにより副貯水タンク48に排水を集めるように選択することができ、リモートコントローラ34の表示パネル50は「From: User To: Auxiliary Tank」と表示する。一旦副貯水タンク148が選択されると、ソレノイドバルブ142は閉鎖信号を受け、排水作業中、ソレノイドバルブ144は開放信号を受け、排水は副貯水タンク148に流れ、貯水される。副貯水タンク148が満水のときには、副貯水タンク148の排水は自動的に排水水だし口146から排水される。副貯水タンク148に貯められた排水は他の用途に用いることもできる。例えば、浴槽からの排水が副貯水タンク148にためられ、屋外用水だし口に装着されたホースを通して洗車に利用することができ、また養魚槽からの排水が副貯水タンク148にためられ、植物プランター70の水撒きに利用することができる。このような状況で、リモートコントローラ34の表示パネル50が「From: Auxiliary Tank To: User」と示されているとき、リモートコントローラ34のキーボード45上の「User」キー48を押すことにより、副貯水タンク148は水源として使用することができる。副貯水タンク148が水源と選択されたとき、メインコントローラーユニット152がソレノイドバルブ144を開くと共に、他のバルブを閉め、給水作業が始められる。この結果、電動モーター151がポンプ150を駆動し、副貯水タンク148から配水ネット160の選択された枝及び可撓性水パイプ22を介して植物プランター70へ水を誘水する。
【0050】
排水ネット60を形成するパイプ部は中央バキュームシステムと同様なハウス構造内に設けられるのが好ましい。この結果、中央流水排水システム130は可撓性水パイプ22と屋内植物プランター70に近接する屋内の水出し口164のいずれかを用いて同植物プランター70とを連結することにより都合よく用いることができる。植物プランター70への給排水工程が完了した後、可撓性水パイプ22が植物プランター70から断線し、水撒きを必要とする次の植物プランター70(図示せず)に連結する。次の植物プランター70と今までの屋内水出し口164が十分近接していれば、次の植物プランターの水撒き用に同一の屋内用水出し口164に可撓性水パイプ22がそのまま連結され、或いは必要ならば、可撓性水パイプ22が今までの屋内用水出し口164から断線し、水撒きをする次の植物プランターに近接する別の屋内用水出し口164に連結させることができる。中央流水排水システムの設置が容易でないか、認められていない、例えば、賃貸アパートのような中央流水排水システムが実用的でない家や事務所に対しては、同様なシステムを開発して、キッチンや洗面所の蛇口、シンクに装着することができる。
【0051】
第8図は着脱可能な流水排水システム183を図示している。同システムはポンプ150を駆動するために連結・装着された正逆回転可能な電動モーター151を制御するための電源ユニット154を伴うメインコントローラーユニット152を有している。ポンプ150はそのポートから流水メーター168を介して可撓性水パイプ22に連結されている。可撓性水パイプ22はその反対側端部が水圧−電気ソケット100を介して植物プランター70に装着されている水圧−電気コネクター86に連結されている。第4図でも記述したようにリモートコントローラ34は植物プランター70の近傍の可撓性水パイプ22に装着されている。ポンプ150の反対側ポートは給水ホース188又は排水ホース190のどちらかと流水路を選択的に設定するために比例ソレノイドバルブ185及びソレノイドバルブ186の何れとも連結されている。給水ホース188は従来の水道蛇口192に連結され、排水ホース190は通常のシンク194に置かれている。電源ユニット154に連結された電源コード196が従来の電源口に連結されている。メインコントローラーユニット152は電気的に比例ソレノイドバルブ185、ソレノイドバルブ186、電動モーター151及び流速メーター168に結線している。メインコントローラーユニット152はまたワイヤレスにてリモートコントローラ34とも連結している。
【0052】
着脱可能な流水排水システム183を操作するために、操作を開始する前に、受容できる水温まで栓192を手動にてひねらなければならない。給水作業中、リモートコントローラ34により所望の流速が選択されたとき、比例ソレノイドバルブ185の一部が開くように信号を受け、水栓92から可撓性水パイプ22を通して植物プランター70へ水を給水するために電動モーター151によりポンプ150が駆動する。この段階では、ソレノイドバルブ186は閉じたままの信号を受けている。流速は比例ソレノイドバルブ185の開放レベルを制御することで調整される。流速メーター168により流量が測定され、測定された流量はリモートコントローラ34に表示される。温度センサー198が備えられ、水栓192から可撓性水パイプ22を通して植物プランター70まで給水する水の温度を測定する。測定された水温もリモートコントローラ34に表示され、水温を水栓192で手動にて調整するための情報を提供する。水温が所定の温度領域外にあるとき、メインコントローラーユニット152は比例ソレノイドバルブ185が閉じるという信号を受け、電動モーター151が停止信号を受けることにより、水温が水栓192により手動にて調整されるまで、給水を自動的に停止し、給水作業がリモートコントローラ34にて手動にて再度始動する。所定の水温領域情報は第3図の水圧−電気ソケット100のメモリーチップ104内又はメインコントローラー152のファイルに記録されている。
【0053】
排水作業中、比例ソレノイドバルブ185には閉鎖信号を受け、ソレノイド186には開放信号を受ける。同時に、植物プランター70からの排水が可撓性水パイプ22と排水ホース190を介してシンク194まで排水するように電動モーターの作動によりポンプ150が駆動する。排水の流速が流速メーター168によりモニターされ、メインコントローラーユニット152が流速を調整する電動モーター151の速度を制御する。
【0054】
或いは、比例ソレノイドバルブ185は通常のソレノイドバルブに置き換えることができ、ポンプ150を駆動させる電動モーター151の速度を調節することにより、給水作業の流速調整が制御される。しかし、この場合、栓192からの水が最大栓圧力(full tap pressure)であり、完全に流速をブロックできるようにポンプ150を設計している。
【0055】
第9図及び第10図は部材番号200でポータブルタイプの流速排水システムを示し、広大な面積に散在する植物プランターに水撒きをする場合に適している。しかし、ポータブルタイプの給排水装置として、養魚槽又は床清掃装置などさまざまな適応のために家、事務所又は商業ビル、又は屋外にて用いても都合がよい。
【0056】
ポータブルタイプの流水排水システム200はハンドル204、206及び車輪208を有するコンテナ202を有し、移動し、持ち運びが可能となる。
【0057】
コンテナ202は清水コンパートメント210と汚濁水コンパートメント212を有している。可撓性ダイヤフラム214は二つのコンパートメント210、212を分離している。汚濁水コンパートメント212はコンテナ202内では清水コンパートメント210よりも低いところに位置している。可撓性ダイヤフラム214は好ましくはラテックスにて製造され、充填中には、コンテナ202全体に清水が完全に充填され、汚濁コンパートメント212の含有量がゼロになるまで減じることができる。汚濁コンパートメント212は清水がコンテナ202から吸引された後にのみ、用いられる。汚濁コンパートメント212の最大容積はコンテナ202の総容積の25%程度である。
【0058】
コンテナ202の頂部は耐水キャップ218にて塞がれている開口部216以外は閉じられている。ソレノイドバルブ220はコンテナ202内の開口部216に設けられ、自動的に開閉されている。水ホース222は、例えば、水栓(図示せず)のようなコンテナ220の開口部と連結されている。水ホース222の一端ががネジ付水栓とネジ連結され、反対側端部は耐水キャップ218と同じような形状をもつアダプター(図示せず)が設けられており、充填作業中、耐水性キャップ218がはずされたあと、コンテナ202の開口部216に水ホース222が連結される。
【0059】
コンテナ202の頂部には栓用安全バルブ224がある。第10a図及び第10b図に技術的に詳細に描かれている栓用安全バルブ224は第10a図に示されているコンテナ202の頂部に位置しているバルブシート230の環状外表面228上に備えられた先端を切断した円錐状本体226を有している。環状外周表面228は先端を切断した円錐状本体226に対応した角度を有しており、先端を切断した円錐状本体226とバルブシート230との間に完全に合致している。先端を切断した円錐状本体226は先端がプラスチックでコーティングされた重金属で作られているため、第10図に示されるようにコンテナ202が直立状態にあるとき、先端が切られた円錐状本体226がその自重によりバルブシート230上に安定している。
【0060】
先端を切られた円錐状本体226に設けられた孔232は本体を貫通し、バルブシート230の中央孔234と流路を開き、水がコンテナから吸引されたとき、空気がコンテナ202に注入し、水がコンテナ202内に注入されるとき、空気がコンテナから流出する。小さなチェーン236がゴムでコーティングされた金属球238とバルブ本体238の底部とを連結する。第10a図に示されるような直立状態では、ボールがチェーン236により懸架され、バルブ230の中央孔と離間するため、空気が中央孔234を通して流入する。第10b図のように、コンテナ202の側部に栓が設けられた場合、先端を切られた重量のある円錐状本体226がその本来の位置からずれ、バルブシート230の環状内表面240に密接していたボール238を引っ張るため、中央孔234が塞がれ、水漏れを防止する。
【0061】
第9図に再び示されているように、パイプ及びバルブシステム242を介してコンパートメント210及び212が正逆回転可能な電動モーター151と連結し、駆動されるポンプ150と連結される。このパイプ及びバルブシステム242は、ソレノイドバルブ244が開いたとき、汚濁コンパートメント212とポンプ150との間の流路も開くためのソレノイドバルブ244を含み、更にソレノイドバルブ246が開くとき、清水コンパートメント210とポンプ150との間の流路を開くソレノイドバルブ246を含む。
【0062】
ポンプ150の他端部では、パイプ部248及び250がポンプ150、流速メーター168及び可撓性水パイプ22の一端と、順次に連結している。可撓性水パイプ22の他端部と連結する水圧コネクター86は、例えば、植物プランター70のようなユーザー装置の水圧−電気ソケット100と連結されるように設けられており、植物プランター70の近傍の可撓性水パイプ22に装着されたリモートコントローラ34はワイヤレスでメインコントローラーユニット152と連通している。メインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ220、244及び246、電動モーター151及び流速メーター168と電気的に結線している。メインコントローラーユニット152はコンテナ202内の頂部に位置している液面センサー252とも連結されている。ポータブルタイプの流水排水システム200は更に電源口(図示せず)に連結するように設けられた電源コード196を持つ電源ユニット154の他に再充電可能なバッテリー254も有している。
【0063】
第9図及び第10図に示されているように、コンテナ202は清水及び汚濁水コンパートメント210、212に加えて、パイプ及びバルブシステム242、ポンプ150、電動モーター151、流速メーター168及びパイプ部248、250を収納する底部コンパートメント256を有している。同底部コンパートメント256は好ましくはこれらの構成要素を同コンパートメント内に固定させるために必要な支持構造をもつ、開放型底部を有している。メインコントローラーユニット152、電源ユニット154及び再充電可能なバッテリー254もまた底部コンパートメント256内で支持されている。
【0064】
ポータブルタイプの流水排水システム200は使用前に水を充填させていなければならない。コンテナ202の清水コンパートメント210には2つの異なる方法にて充填される。清水コンパートメント202に水栓(図示せず)から供給された水により充填されるとき、水ホース222の一端に水栓が装着され、耐水キャップ218が除去されてから、他端にコンテナ210の開口部216が連結されている。ソレノイドバルブ246は閉じ、ソレノイドバルブ220は開いている。栓は手動にて回され、温度はその適応に応じて調整される。清水コンパートメント210内に位置する温度センサーにより、清水コンパートメント210の水温が測定でき、その測定はリモートコントローラ34上に表示される。清水コンパートメント210が満水のとき、液面レベルセンサー252はメインコントローラーユニット152へ信号を送る。水が満水となったという信号に対して、メインコントローラーユニット152は自動的にソレノイドバルブ220を閉じるように信号を送る。清水コンパートメント210が満杯になった後で、水ホース222が手動にてコンテナ202の開口部216からはずされ、耐水キャップ218が開口部216を固く閉じる。給水作業中に電源コードが電源口に連結していた場合には、電力コード192もまた電源口からはずされる。給水排水作業を行うために、ポータブルタイプの流水排水システム200が植物プランター70の位置に近づくように準備される。植物への水撒きのための給水排水作業は第1図、第3図、第4図、第5図及び第8図を参照とする上述の作業と同様であり、ここでは重ねて説明をすることをしない。
【0065】
清水コンパートメント210がバケツ、浴槽又は他の容器などからの水で充填されるとき、可撓性水パイプ22は容器から流出した水を用いることができ、その水を清水コンパートメント210へ配水する。この充填作業において、メインコントローラーユニット152は電動モーター151に信号を送り、可撓性水パイプ22を介して水源としての容器から水が流れ出る方向へポンプ150を駆動させる一方、ソレノイドバルブ246は開き、ソレノイドバルブ244は閉じるように信号を発し、流れ出た水を汚濁水コンパートメント212に代わって清水コンパートメント210に配水する。後者の方法はシステム200における通常の給排水作業の排水作業中の通常のケースである。水圧−電気コネクター86に装着された可撓性水パイプ22の端部を直接水の中にいれることはこの形式の充填作業ではすすめられない。水圧−電気コネクター内の金属接触子が水によりダメージを受けるからである。水圧−電気コネクター86に装着された可撓性水パイプ22の端部に適当な連結により追加のパイプ部が可撓性水パイプ22の延長部分として用いることにより、水源容器の水の中にいれても損傷することがなく、対応できる。
【0066】
一度清水コンパートメント210が充填されると、ポータブルタイプの流水排水システム200は運ばれ、又は車輪にて移動することができる。ポータブルタイプの流水排水システム200は第5図に図示される中央流水排水システム130と同様な働きを概ね行う。給水排水信号の排水作業の後で汚濁水コンパートメント212が満水となったときには、余分な排水を自動的に副貯水タンク148に貯める第5図のシステム230とは異なり、第9図に示されるシステム200のメインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ244に開放信号を発信し、電動モーター151を制御して、一端が排水流入口に位置している可撓性水パイプ22を介して汚濁水コンパートメント212から水が排水できるようにポンプ150を駆動させる。
【0067】
本発明の上述した実施例は当業者によって修整及び改良することができることは当然のことである。上述の説明は本発明を制限するというよりは一例を示しているだけである。発明の範囲はそれゆえ添付の特許請求の範囲によってのみ限定されている。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】第1図は本発明の給排水方法を示した簡単な図である。
【図2】第2図は本発明の一つの態様を示し、水槽の水を交換するために本発明の方法が用いられている。
【図3】第3図は本発明の別の態様を示し、本発明の一実施例に基づく水がめプラントに本発明の方法が用いられている。第3a図は上面図であり、本発明の別の実施例による植物プランターに用いられる本発明の方法を示している。第3b図は断面図であり、第3a図に図示されているトレイから余分な水を排水するために用いられる本発明の方法を示している。
【図4】第4図は本発明の一実施例に用いられるリモートコントローラの斜視図を示す。
【図5】第5図は本発明の一実施例に用いられる中央流水排水システムの構造を示す。
【図6】第6図は水圧−電気コネクターとそれに装着される表示カバーの構造を示している。
【図7】第7図は第6図の水圧−電気コネクターとその表示カバーをはずして、連結状態の構造を示している。
【図8】第8図は本発明の別の実施例に設置可能な水流排水システムの構造を示している。
【図9】第9図は本発明のさらに別の実施例によるポータブル式の水流排水システムの構造を示している。
【図10】第10図は第9図のポータブルタイプの水流排水システムの斜視図を示している。第10a図は第9図のポータブルタイプの水流・排水システムに収納されたチップセーフティバルブの断面図を水平方向から見た場合を示している。第10b図は第10a図の栓安全バルブの断面図を垂直方向から見た場合を示している。
【0001】
本発明は、給排水方法、特に、装置への水の給水及び装置からの水の排水を制御する方法及び同方法を採用した遠隔制御された給排水システムに関する。
【背景技術】
【0002】
種々の目的のためにさまざまな給水システムが開発されてきた。例えば、温水給水システム、特にキドウチ他に付与された米国特許第4,909,435号に記載されているような浴槽には水温・流量制御が用いられている。キドウチ他は遠隔制御で流水を制御する温水給水システムを記載している。温水給水システムは水ホース及び水ホースの一端から使用者がさまざまな温度でさまざまな流速の水を供給できるように、温水及び冷水の混合を可能にするため、水ホースの他端が装置と連結されている。同温水給水システムは排水機能も有しており、排水は重力により浴槽の排水口から行われる。浴槽の排水栓の開閉をおこなうため遠隔流水制御からの信号を受ける排水栓スイッチが用いられている。
【0003】
別のタイプの給排水システムとしては、洗浄水を循環する床清掃装置が知られている。かかるシステムは連続的に水流を循環するものとして知られており、液体洗浄水が清掃される表面に噴霧されると同時に、同平面に対して噴霧された液体を吸引源が表面に沿って、又はカーペットのような材料の場合にはその材料の中に、同表面から上方向に向かって高速気流を発生させて排水させる。この工程により、ちり及び他の微小物が洗浄液といっしょに床表面から抽出される。かかるシステムの一例が1978年4月11日、ナイト他に付与されたアメリカ特許第4,083,077号に記載されている。ナイト他はスチーム洗浄機として液体洗浄機に着脱可能な構造のハンドツールを記載しいている。同ハンドツールの中空ヘッドはその前後部分に吸引室と噴霧室をそれぞれ設けている。給水ラインが巻回され、ハンドツールの首部に着脱可能に結合できる可撓性吸引ホースにより保護されている。ナイト他は流水洗浄装置であり、繊維、カーペットなどを洗浄するための水及び種々の洗浄及び消臭材が含まれた特別な液体を貯蔵するディスペンサータンクを有している。回収用タンクが使用した液体を集め、ホコリ、くずなどもいっしょに回収する。スチーム洗浄機の一端にはスイッチとコントロールパネルが設けられており、電気コードが電源につながれているときには、同コントロールパネルが作動する。可撓性液剤ラインと巻回された可撓性吸引ホースがハンドツールとスチーム洗浄機に連結している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これら給水システムの先行技術は一般に特定の目的のために設計されており、異なる目的には用いられていない。キドウチ他の給水システムは独自の排水口及び排水パイプをもたないタンクから使用した水を排水させることはできない。ナイト他の給排水システムはコンテナに必要とする水量を供給したり、コンテナから必要とする水量を排水させたりすることができない。そのため、先行技術の給水システムの欠点を解消する給排水システムが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的は所望の量の水を給排水する方法及びシステムを提供することである。
【0006】
本発明は給排水方法を提示するものであり、同方法は所望の容量を単一の水パイプを介して装置へに給排水する給水工程と排水工程がある。単一の水パイプを介しての給排水は要求さえたシークエンスにて制御される。
【0007】
水パイプが水源とつながっている第1水連絡モードと水パイプが排水口とつながっている第2連絡モードとの間で、装置に対して水パイプの末端において水連絡モードを切り換えることが好ましい。第1連絡モードと第2連絡モードとの間の水パイプの水連絡モードの切り換えは装置近傍に位置するコントローラーから、又は装置に連結したセンサーから送られる信号に対応することが好ましい。
【0008】
同装置の水パイプの端部と水パイプの端部との間の水パイプ内で水流の圧力差を発生させる手段を水パイプの末端に設けることにより給水と排水をおこなうことも好ましい。水パイプの水圧差の発生は、装置の近傍のコントローラーからの信号に対応して、又は装置に関連するセンサーからの信号に対応して、装置への給水を行う第1水圧モード及び装置からの排水を行う第2水圧モードを交互におこなう。
【0009】
本発明の特徴の一つは、流水排水システムが給排水を行えることである。同システムにおいて、水路が設けられ、水路の第一端部は水を供給し、水を排水する装置と共に用いられる。正逆回転可能な電動モーターに連結されたポンプのような手段は同水路の第2端部に連結され、同水路の第1端部と第2端部との間の水路にて水流圧力差を発生させている。異なる時間内に、水路を介して、装置への水の給水又は装置からの水の排水をするため、水源からつながる流路を設け、水を排水する箇所を設けることが好ましい。流路の手段としては、好ましくは、バルブ及びパイプサブシステムであり、例えば、正逆回転可能な電動モーター付ポンプに連結されている。
【0010】
本発明の実施例において、本システムは、例えば、電動モーター付ポンプ、バルブ及びパイプシステムと連通したメインコントローラーを含み、水の給排水操作を制御する。同装置に関連してリモートコントローラ及びセンサーが設けられ、リモートコントローラ及びセンサーからの信号に反応して、メインコントローラーは給排水操作を制御する。同システムには水路の少なくとも一部に可撓性水パイプが設けられている。水パイプの第1端部は同装置と共に使用される水路の第1端部と規定される。
【0011】
本発明の別の実施例によるシステムでは、水分配ネットを形成するため複数の水パイプセクションを連結している。同水分配ネットは、例えば正逆回転電動モーター付ポンプ及び可撓性水パイプと選択的に連結する複数の開口部と連結する水路の第2端部となる開口部を規定している。このため、水分配ネットの残りの開口部が閉まっているときには、ポンプと連結した開口部と可撓性パイプと連結した選択された開口部との間の水分配ネットの分岐枝は可撓性パイプと共に水路として規定される。それゆえ、分配ネットのそれぞれの開口部に対して、ある場合にこれらの装置が選択的に一つと連結されたとき、複数の装置の一つへ水が給水され、排水されることができる。これらの装置はいろいろな場所に設けることができ、各装置は分配ネットの最も近い開口部の一つに連結できる。
【0012】
同様な給排水システムが本出願人の係属中の米国出願第09/945,620号に記載されている。その明細書全体が参照として盛りこまれている。米国特許出願第09/945,620号に記載されている給排水システムは水がめプラント用の水がめを用いた使用方法に限定され、本発明の給排水システムに対応可能な適用法の一つとしてのみ用いられる。
【0013】
本発明の別の特徴によれば、流水排水装置は装置への水の供給及び装置からの水の排水のために用いられる。同装置は通常は生水などの水源となる第1コンパートメント及び使用した水を回収する第2コンパートメントを有するコンテナを持つ。
【0014】
ポンプが第1コンパートメントと第2コンパートメントの一つと選択された水路内に設けられ、同ポンプは正逆回転可能な電動モーターと連結している。本装置はポンプと同装置に連結する第1端部及び同装置を用いるために使われる第2端部を有するパイプとともに用いられる。第1及び第2コンパートメントの一つとポンプとの選択された水路を制御し、作動中の電動モーターを制御する手段が設けられる。これにより、電動モーターは所望の方向にポンプを駆動して、第1コンパートメントから本装置へ水を給水し、又は本装置から使用した水を排水し、第2コンパートメント内に使用した水を配水させる。本発明の一つの実施例はポータブルスタイルにて用いられ、コンテナは栓安全バルブを有し、コンテナが栓安全バルブの一端にはめられているとき、水が漏れないようにしている間、同バルブ内に空気を通すことを可能とする。
【0015】
本発明はさまざまな用途に使用可能な新規な給排水方法であり、同方法を用いた給排水システムである。本発明の利点及び特典は後述する本発明の好適な実施例を参照することにより、理解がより深まる。
【発明を実施するための好適な形態】
【0016】
本発明の特徴は好適な実施例を図示した図面を参照して説明する。
【0017】
図面、特に第1図に示されるように、数字20にて示されている給排水のための流水排水システムは一つの水パイプ22を有している。水パイプ22の一端部24はユーザーの装置26へ水を供給し、装置から排水するために装着されている。ユーザー装置26に対する水パイプの末端部28は水源及び排水口を有する水圧−電気システム30に連結されている。水圧−電気システム30はメインコントローラー32に電気的に結線しており、異なる時間周期内に、所望の容量の水がユーザーの装置26に供給されるとともに、ユーザーの装置26から排水することができる。操作中、メインコントローラー32は水圧−電気システム30に信号を発信し、第1水連絡モードと第2水連絡モードとの間の末端部28にて水パイプ22の水連絡モードを切り換えている。 第1水連絡モードでは、水パイプ22は水源と連通し、第2水連絡モードでは、排水口に連通している。メインコントローラー32は水圧−電気システム30に信号を発信し、パイプ22内の一方向に水を流すために、例えば、二つの端部24及び28との間の水パイプ22内で正逆回転可能な電動モーターにつながったポンプ手段によって水圧に差異を発生させている。これらの連絡モードはメインコントローラー32により制御される電動モーターを正逆回転させることにより、給水をしたり、排水をしたり、択一できる。正逆回転可能なモーターにつながったポンプは水圧−電気システム30に設けられた二つのポンプに置き換えることもできる。一つのポンプが水ポンプ22からユーザー装置26へ水を流し、他のポンプがユーザー装置26から排水した水を水パイプ22を介して吸引し、その排水を排水口まで流す。この二つのポンプもメインコントローラー32によって制御される。
【0018】
メインコントローラー32はある時間内に所望の容量の水を水源からユーザーの装置26へ供給するために水圧−電気システム30への信号を、又は別の時間内に所望の容量の水をユーザーの装置26から排水し、所望の容量の排水を排水位置に配するために水圧−電気システム30へ手動にて信号操作する。しかし、本操作はユーザー装置26の近傍に位置するリモートコントローラ34からの信号に反応して、メインコントローラー32により自動的に行うことも可能である。リモートコントローラ34は点線36に示されるようにワイヤレスによってメインコントローラー32と電気的につながれるか、点線38に示されるようにケーブルを介して電気的につながっている。メインコントローラー32はユーザー装置26に連結する点線40に示されるワイヤーを介してユーザー装置26に連携するセンサー(図示せず)からの信号を受信してもよい。ケーブル38とワイヤー40はリモートコントローラ34を通過することなく、それぞれが直接連結している。このような配置によって、給排水工程がリモートコントローラ34にて手動にて始動し、工程が完了するまで、メインコントローラー32又はリモートコントローラ34のいずれかに記憶されている所定のプログラムによってユーザー装置26のセンサーから送られてきた信号に反応して工程毎に自動的に行われている。
【0019】
本願発明の給排水方法の複雑な要求を理解するため、本発明のさまざまな対応を図示するため、さまざまなタイプのユーザー装置が以下に記述されている。本発明のさまざまな態様及びさまざまな実施例に基づくそれぞれの図面において、本発明の同様な構成要素及び特徴を同様の部材番号を用いて示している。それゆえ、同様な構成要素及び特徴を重複して説明はしない。
【0020】
第2図はユーザー装置26Aを示し、養魚槽42は流水排水システム20のパイプ22に装着された吸引チューブ44により清掃されている。同流水排水システム20により養魚槽42が最初に機能するとき、流水排水システム20はプログラミングされなければならない。
【0021】
第1図及び第4図に示されるように、プログラムは第4図に詳細に示されているリモートコントローラ34を用いて実行される。養魚槽42の清掃工程をプログラムするため、リモートコントローラ34のキーボード45上の「Program」キー46が押され、リモートコントローラ34のディスプレイパネル50上に「Aquarium」と表示されるまで、「User」キー48が繰り返し押される。もし、一つ以上の養魚槽が本システム20にて実行されるならば、リモートコントローラ34は「Aquarium 2」と装置の名称及び指定者が表示される。メインコントローラー32は「Aquarium」という名前のファイルを作成する。吸引チューブ44が養魚槽42の水中に挿入され、リモートコントローラ34のキーボード45上の「Drain」キー52が押され、養魚槽42の排水が開始される。水圧−電気システム30はパイプ22内に真空をつくり、「Drain」キー52を押すことにより、リモートコントロール34からの排水信号に対応して、メインコントローラー32が水圧−電気システム30を作動させると、吸引チューブ44の端部を介して養魚層42から水を排水させる。排水速度はリモートコントローラー34のキーボード45で「UP」「Down」のキー54、56を用いて調整することが可能である。適切な排水速度を選択することにより、養魚槽42の底部の砂利58から沈殿物42を排水といっしょに取り除くことができ、砂利58は実質的にそのままの状態でいる。
【0022】
所望の容量の水が養魚槽42から排水されると、リモートコントローラ34のキーボード45の「Stop」キー60を押すことにより、排水動作が停止される。或いは、養魚槽42の水中から吸引パイプ44を単に引き出すことにより、排水動作を停止させる。水圧−電気システムの流速メーターは水がなくなったことを探知し、数秒後にパイプ22内の真空を停止するようにメインコントローラー32へ信号を送信する。
【0023】
養魚槽42から排水した水の容量および排水速度は特定の養魚槽42に対するものとしてメインコントローラー32内に設けられたファイルに記憶される。
【0024】
養魚槽42が清掃された後、養魚槽に再び水を充たしはじめるために「Water」のキー62を押して、水圧−電気システム30を作動させ、リモートコントローラー34のキーボード45の「Temperature」キー64を押すことにより調整可能な選択した温度にて、養魚槽42に新しい水を所望の容量をファイル内に記憶されたデータに基づき、最高流速にて充填する。水の流速を変更したい場合には、「Up」「Down」のキー54、56を押して、水の流速を調整する。養魚槽42から排水したと同一の容量の水が養魚槽42へ給水されたとき、給水動作は終了し、停止する。流速の調整データはその養魚槽ファイルに記憶される。
【0025】
第1操作が終了する前に、リモートコントローラ34がディスプレイパネル50を介してアラームインプットデータを求め、次の清掃作業の期日が入力され、アラームが設定される。ユーザー装置のいずれかがサービス期間が満了したとき、同システム20のメインコントローラー32はブザー又はライトによってアラームを発する。
【0026】
特定のユーザー装置、本出願の場合には養魚槽42のファイルが一旦システム20のメインコントローラー32に記憶されると、流水排水システム20は養魚槽42に対して、その後の清掃作業を自動的に操作する。自動作業を開始するために、養魚槽42はリモートコントローラ34のキーボード45の「User」キー48を押すことにより、ユーザー装置として選択され、「Drain」キー52が押される。吸引チューブ44が養魚槽42内に挿入され、砂利58の沈殿物と一緒に養魚槽42から排水される。沈殿物を含む水は事前にプログラムされた排水速度にて養魚槽42から排水され、養魚槽42から排水された水の容量がその養魚槽のファイルに記憶されたデータに基づく容量に達すると、自動的に排水作業が終了する。一定時間の後、ファイルに記憶された温度及び流速にて新しい水が自動的に給水される。排水作業と給水作業との間の所定の短い時間は、例えば、プログラミングを行うとき、リモートコントローラー32のキーボード45のファンクションキー66を押すことにより、調整できる。メインコントローラー32のファイルに記憶されたデータに基づき再び所望の容量の水が満たされたとき、流速排水システム20はメインコントローラー32により自動的に停止する。
リモートコントローラー34の背面には一対のグリップ部材68が設けられ、可撓性水パイプ22の全長にわたり、どの箇所においてもリモートコントローラー34が着脱しやすいようになっている。
【0027】
第1図及び第3図に示されるように、流水排水システム20のもう一つの態様を次に説明する。この態様では、流水排水システム20が用いられるユーザー装置26Bは水撒き時間を延長するために、水を蓄えた貯水槽82から自動的に水撒きを行う植物プランター70である。本出願人の米国特許出願第09,945,620号に記載されているように排水溝のない鉢内の土壌(soil)に根をはっている植物に水を撒く方法として開発された。米国特許出願に記載されている方法は水を浸透しない材質にて形成された水路を介して鉢の底部へ加圧されて水を導入させる工程、鉢内の土壌の頂部が水に浮かぶまで、鉢の底部から上側、外側まで水を加え、同じ水路を介して鉢から土壌に吸収されていない水を除去する。鉢の底部と土壌の底部との間に空間を設けることが水路との連通を好適にするために好ましい。
【0028】
植物プランター70は開口頂部72、閉鎖底部74及び頂部72と底部74との間に円錐形状の側壁76が設けられている。孔を有する隔壁78が植物プランター70内を上部と下部に分離させている。下部は植物プランター70内に含まれている水の貯水槽82として形成されている。有孔隔壁78は水が自由に上下を問わず貫通することを可能にする一方。土壌が貯水槽82に落下することを防止している。植物プランター70の底部74の近傍の貯水槽82から有孔隔壁78を介して側壁76にそって上方に延伸しているチューブ84が設けられている。チューブ84の上端部は植物プランター70の開口頂部72から飛び出し、流水排水システム20の水圧−電気コネクター86により流水排水システム20の水パイプ22と植物プランター70の水圧−電気ソケット100とが連結される。
【0029】
スイッチ88,90が貯水槽82の頂部と底部にそれぞれ設けられており、各スイッチはフロート部材92により作動される。液面検知機94は植物プランター70の土壌の頂部に位置しており、水と接触することにより作動する。スイッチ88、90と液面センサーとして機能する探知機94がケーブル102、水圧−電気コネクター86及びケーブル96を介してリモートコントローラ34に連結されている。
水圧−電気コネクター86は装置26に用いられるセンサーのタイプによるが、可撓性水パイプ22および光ファイバーのような信号コンダクター38に連結する。しかし、本発明の実施例においては、コンダクター38は電線をもちいる。電線38は可撓性水パイプ22の壁内に組み込まれていることが好ましく、それにより電線38が保護され、可撓性水パイプ22と共に都合よく移動することができる。水圧−電気ソケット100はチューブ84の外端部及びそれぞれのセンサー88、90、94に電気的につながれているワイヤー102に連結されている。リモートコントローラ34と水圧−電気コネクター86とを結ぶケーブル96は任意のものである。リモートコントローラ34はメインコントローラー32にワイヤレスでつながれ、同メインコントローラー32は電線38を介して水圧−電気コネクター86に連結している。水圧−電気コネクター86と水圧−電気ソケット100がともに装着されたとき、ケーブル102は金属接触子(示されず)によりそれぞれのケーブル96とワイヤー38とに連結され、チューブ84はパイプ22を介して流路としてつながる。
【0030】
水圧−電気ソケット100はメモリートップ104を有している。メモリーチップ104のデータは直接リモートコントローラ34により読み取ることができ、メインコントローラー32を介して読み取ってもよいが、リモートコントローラ34により変更させることはできない。メモリーチップ104は特定の植物プランター70のためにプログラムされ、自動水撒きのために必要な他の全てのデータを含むコードと同様にランダムに選択された高位の数字であることが好ましい識別番号を含んでいる。
【0031】
水圧−電気コネクター86、ソケット100が最初に連結されたとき、メモリーチップ104に記憶された識別番号がリモートコントローラ34により読み取られ、メインコントローラー32に送られるか、メインコントローラー32に直接送られる。メインコントローラー32はシステム20の記憶されている他の識別番号と比較し、読み取られた識別番号がシステム20に既に記憶されたいずれの識別番号にも一致しないときには、ユーザー装置26Bの読み取られた識別番号のために新しいファイルを作成する。メインコントローラー32が植物プランター70の番号が実行できないことを決定し、例えば、リモートコントローラ34の表示パネル50に「Flower Pot 8」と表示される(第4図参照)。植物プランター70の実行できない番号の表示は所望する場合には変更することができる。数字又は文字を表示した植物プランター70に及び/又は特定の植物プランター70を示す名称にスティッカー又は旗(図示せず)を付けて忠告を行う。メモリーチップ104のほかのデータは植物プランター70の特定の識別番号とともにつくられたファイルに記憶される。
【0032】
給排水工程は手動又は自動にて始動できる。流水排水システム20が植物プランター70に連結された後、メインコントローラー32がメモリーチップ104から読み取ったパラメータをもって事前にプログラムされたシークエンスを行い、給排水工程が始動した後、メインコントローラー32がスイッチオンされ、可撓性水パイプ22を介して本流水排水方法を用いた植物プランターに事前に設定した流速で水を撒く。水はチューブ84を介して植物プランター70の貯水槽82に誘水される。水はチューブ84を介して植物プランター70へ流速を落としながら連続給水を行う。液面検知機70が水を探知して、流水排水システム20へ信号を送ると、植物プランター70への給水は停止する。
【0033】
植物プランター70への給水が停止してから数秒後、流水排水システム20は可撓性水パイプ22とチューブ84を介して植物プランター70から排水を始める。植物プランター70の液面レベルが貯水槽82の頂部より下方に降下すると、フロート部材92がスイッチ90を切り、流水排水システム20が植物プランター70からの排水を停止する。この結果、植物プランター70の貯水槽82は水を蓄え、貯水槽82から上方に延伸する複数の芯材106により、ある一定期間植物プランター70の土壌80に湿り気を有孔隔壁78を介して植物プランター70の上部にある土壌の下部に対して与えつづける。
【0034】
給排水の手順は初期の手順の際に観察することができ、所望の場合には、直ちに又はいつでも調整することができる。調整された値はその特定の装置26Bのファイル内の所定のパラメータと置き換えられる。スイッチ90が設けられている貯水槽82の頂部レベルからの液面レベル探知機94が設けられている植物プランター70の開口頂部72の液面までの水の容量も測定され、このデータがメインコントローラー32のファイルに記録される。液面レベル検知機94が誤ったときには、この水の容量のパラメータは予防のためのバックアップデータとして後で用いられるため、液面レベル探知機94が対応する信号を発することに失敗したとしても、スイッチ90が作動した後で、プリセットされた水の容量が給水されたとき、流水排水システム20は自動的に給水を停止する。植物プランター70から水があふれる可能性はこれによりなくなる。次に起動する予定日はリモートコントローラ34を利用して流水排水システム20に入力される。メインコントローラー32は予定された起動期日に達するとアラームを感知する。
【0035】
次の流水排水サービスとして、水圧−電気コネクター86、ソケット100が連結されたとき、貯水槽82内に残る水により貯水槽82の底部にてスイッチ88の上でフロート部材92が浮かんでいるとき、メインコントローラー32がスイッチ88の作動していない状態を確認する。このことは、水が依然貯水槽82に残り、メインコントローラー32に記録されている植物プランター用のファイルが給水から排水までの間に書き換えられる。
【0036】
第1図及び第3a図、第3b図を参照する。流水排水システム20は手動水撒きプラントにも用いることができる。手動操作では、流水排水システム20はボトムアップ水撒き方法のために特に設計された植物プランター70と同様に植物プランターで植物の水撒きのために用いることもできるが、第3a図及び第3b図に示されるような市場にて今日に入手することができる植物プランターでの植物の水撒きにも用いることができる。流水排水システム20に用いられている装置26Cは開口頂部108と閉鎖底部110及び円錐形状に頂部と底部との間に延伸する側壁112をもつ植物プランター106も含む。植物プランター106の閉鎖底部110に設けられた一つ又はそれ以上の排水口を介して土壌80から排水された水を集めるために植物プランター106の底部110の下側にトレイ116が配置されている。
【0037】
第3図の水圧−電気コネクター86に代わって、平坦な水出し口をもつアダプター118が流水排水システム20の可撓性パイプ22に連結されている。手動操作では、給水作業は流水排水システム20のリモートコントローラ34にて手動にて開始する。アダプター118は植物プランター106の開口頂部108の上に位置しているため、流水排水システム20からの流水がアダプター118を介して土壌80の頂部へ配水される。開口頂部108から植物プランター106に注がれた水は散布され、排水孔114を介してトレイ116へ落下する間、土壌80に吸収されている。トレイ116に汚濁水が一度観察されると、流水配水システム20の給水セッションが直ちに手動により停止される。植物プランター106内の土壌80から全ての汚濁水がトレイ116に回収される時間は短時間であり、アダプター118の平坦な水出し口がトレイ116の汚濁水のなかに置かれ、流水配水システム20のリモートコントローラ34を手動にて作動させることにより配水セッションが開始する。汚濁水がトレイ116に残っていなくなると、配水セッションはリモートコントローラ34を用いて手動にて停止させる。一方、可撓性水パイプ22内に水が残っていないことを検知すると、流水配水システム20は自動的に停止する。
【0038】
トレイ116から水があふれでることを防止するために、給水作業中の流水速度が比較的速く、トレイ116に集まる汚濁水がトレイ116の上端のレベル近くまで急激に上昇する場合には、給水作業を停止した直後から排水作業を始めなければならない。
【0039】
第2図、第3図、第3a図及び第3b図に図示された上述の態様は第1図に示される本発明の方法及びシステムを利用する一例に過ぎない。本発明を用いた他の態様は更に認識できる。例えば、第1図の流水排水システム20は異なる工程時間で加圧水を床表面に噴霧することにより清掃し、床表面から茶色の水を吸引する特別に設計された床清掃機にも適応することができる。この特別に設計された床清掃機は本発明の一部ではないので、詳細には説明しない。
【0040】
第5図は、部材番号130にて示される中央流水排水システムを示している。図示された中央流水排水システム130は第3図に示されているような植物プランター70と同じタイプの複数の植物プランターに用いられる。上述のようなさまざまな適応が中央流水排水システム130を用いたさまざまな装置に用いられる。
【0041】
中央流水排水システム130は、例えば、流水排水システム130に設けられたハウスのベースメントの中に配置したメインパイプシステム132を有している。メインパイプシステム132において、その流路はソレノイドバルブ134を介して水源に連絡されている。水源は低圧水タンク136であり、ソレノイドバルブ138、140を介して冷水供給ラインと温水供給ラインへそれぞれつなげられている。メインパイプシステム132もまたソレノイドバルブ142、144を介して排水吸入口146に直接、又は副貯水タンク148を介して間接的に、それぞれ連結されている。メインパイプシステム132は更に逆回転可能な電動モーター151により駆動するように連結し、取り付けられたポンプ150と連結している。低圧水タンク136は好ましくはベースメントに置かれ、副貯水タンク148は外に置いてもよい。
メインコントローラーユニット152と電源ユニット154も、好ましくは、ベースメント内に設けられ、ベースメントの電気システムと連結している。メインコントローラーユニット152は電気的にソレノイドバルブ143、138、140、142及び144と連結している。メインコントローラーユニット152もまた電気的に電動モーター151及びタンク136の内圧と水温をそれぞれ測定するために低圧水タンク136にいずれも装着されている圧力センサー156と温度センサー158に連結している。
【0042】
水流排水システム130は互いに連結されている水パイプ部分を含む配水ネット160に設けられている。同配水ネット160その開口部がポンプ150と連結され、他の開口部が第6図及び第7図に詳細が示されている後述する水圧−電気コネクター162により可撓性水パイプ22と連結している。可撓性水パイプ22を連結する配水ネット160のこれらの開口部はハウスのさまざまな位置及び異なるフロアにて壁に固定されたインドア型水撒き口164に装着できる。本配水ネット160は更にハウス外側の一つ又はそれ以上の開口部を含み、ハウス外側の可撓性水パイプ22に選択的に連結する手動バルブ166により制御される。ポンプ150近くの配水ネット160には水流メーター168が含まれており、可撓性パイプ22に連結する出口164の選択に関わらず、配水ネット160を介して水が流れるとき、その水量が測量される。
【0043】
メインコントローラーユニット152は測定された水の流量を表す電気信号を受信するため、水流メーター168と電気的につながっている。詳細を後述するように、双方向に電気信号を送信するため、ハウスのさまざまな位置に、異なるフロアにあるインドア用水撒き口164とメインコントローラーユニット152を電線が結線している。
【0044】
第6図において、インドア型水撒き口164はカバー170にて保護されている。インドア型水撒き口164は内壁に固定するように装着され、第5図のメインコントローラーユニット152、配水ネット160の一つのパイプ部分と水路が連通する開口部176へ電線を介して結線する数多くの電気接触子174を有している。水撒き口164から突然カバー170が外れることを防止するために、カバー170は水撒き口164の対応する部分を係止する機械式係止部材178を含んでいる。水漏れを防止するためカバー170にはプラグ180が開口部を密接するために設けられて、カバー170が水撒き口164と係止され、プラグ180が開口部176に挿入している。カバー170はショート用回路173とカバー170が水撒き口にしっかりと締結しているときに、水撒き口164の対応する接触子174と電気的に接触する表示ランプ175も含んでいるため、第5図のメインコントローラーユニット152は、水撒き口164がカバー170により閉じられているとき、水撒き口は使用状態ではないことが認識できる。表示ランプ175は、第5図の流水排水システム130が別の水撒き口164を介して作動中であるときには「System In Use」を表示するインジケータを持ち、水撒き作業期日になったときに、「Alarm」と点灯するインジケータを持つ。任意でブザー(図示せず)をカバー170にもうけて、「Alarm」が点灯しているときには音響を発するようにできる。
【0045】
カバー170は握るか引っ張ることにより取り外すことができる。いったんカバー170が水撒き口164から取り外されると、第7図に示されるように、可撓性水パイプ22は水圧−電気コネクター162を介して水出し口164に装着される。水撒き口164の対応部材と係合して、コネクター162が離脱可能に水撒き口164に定着できるように、水圧−電気コネクター162はカバー170の機械式係止部材178と同様に、機械式係止部材182を有している。水圧−電気コネクター162は水圧−電気コネクター86には装着されていない可撓性水パイプ22の一端部と連結され(第5図参照)、水圧−電気システムコネクター162が水撒き口164に締結されたとき、配水ネット160の一つのパイプ部に可撓性パイプ22の耐水コネクションが設けられてる。可撓性水パイプ22に組み込まれた電線38は水出し口164の接触子に接触する電機的接触子である水圧−電気コネクター162の接触子(図示せず)と接触し、水圧−電気コネクター162が水出し口164と連結すると、第5図の植物プランター70から送信された信号がこのコネクションを通じて、第5図のメインコントローラーユニット152まで送信する。カバー170内のショート回路172に代わって、水圧−電気コネクター162内にレジスター184が設けられ、水出し口164の内側にて、カバー170のショート用回路172と接触するように設計されている接触子174と接触するように設けられている。このため、メインコントローラー(第5図)が、水圧−電気コネクター162が特定の水出し口164と連結しているとき、水出し口164の一つが作動中であることを認識する。第5図の中央水流排水システム130は、カバー170の一つがはずされ、可撓性水パイプ22が特定の水出し口164に連結されたと第5図のメインコントローラーユニット152が探知した場合、水撒き動作を許可するように設計されている。このため、誤動作が減り、水漏れの危険が最小化できる。
【0046】
第5図に示されるように、中央流水排水システム130は連結するために線状溝の蛇口を持つ屋外用水出し口165を利用してもよい。屋外作業を実行するため、第4図のリモートコントローラ34のキーボード45の「User」キー48が押されて、屋外作業が選択される。一度屋外作業が選択されると、全ての屋内水撒き出口164がカバーされていたときのみ、流水排水作業が始動される。屋外作業の開始時にはバルブ166は手動にて開かれ、屋外作業が完了した後で、手動にて閉められる。屋外作業の給排水工程もまた手動にて行われる。
【0047】
本発明の本実施例において、中央流水排水システム130は低圧水タンク136を用いて、瞬間的にソレノイドバルブ134をONにすることにより自動的にポンプ150に呼び水をさす。操作時に乾燥していと、ほとんどのポンプが適正に作動せず、或いは、損傷するからである。圧力センサー156は低圧水タンク136の内圧を測定し、温度センサー158は低圧水タンク136内の水温を測定する。メインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ134、138、140及び142を作動させ、メインコントローラーユニット152のファイルにしたがって水温が正常であり、タンク圧力が所望範囲内であるように制御する。例えば、水温があまりにも低ければ、メインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ140に信号を送り、温水を低圧水タンク136内へ流入させるために同バルブをひらく。低圧水タンク136が既に満杯であり、温度が依然あまりにも低い場合には、メインコントローラーユニット152がソレノイドバルブ140に信号を発信し、同バルブを閉じ、ソレノイドバルブ134及び142を開くように信号を発信し、低圧水タンク136から所望の容量の水を排水し、メインコントローラーユニット15はソレノイドバルブ134及び142を閉じるように信号を発信し、さらに温水を給水するためソレノイドバルブ140を再度開かせる。
【0048】
植物プランター70の近傍に端部のある可撓性水パイプ22に装着されるリモートコントローラ34により給水工程が始動したとき、ソレノイドバルブ134が開くように信号を受け、電動モーター151がポンプ150の駆動を開始して、低圧水タンク146から植物プランター70へ水を吸引する。ポンプ150と可撓性水パイプ22に連結されている選択された屋内パイプ22との間の配水ネット160の一つの分岐枝と可撓性水パイプ22は植物プランター70へ水を給水し、植物プランター70から配水する一つの水路をともに形成する。給水工程における水の流れは流速メータ168により測定され、その情報がメインコントローラー152に送信され、所望の流速にするために、流速を調整するように電動モーター151に信号を送る。
【0049】
メインコントローラーユニット152で受信された停止信号に対応して、電動モーター151、ポンプ150及びソレノイドバルブ134、138及び140が停止する。メインコントローラーユニット152で配水信号を受信すると、プログラムされたシークエンスに基づき、或いはリモートコントローラ34から手動にて送られた信号に基づき、メインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ142を開き、電動モーター151を始動し、植物プランター70から給水にも用いられた同じ植物プランター70への一つの水路を介して配水するようにポンプ150を駆動させる。流速メーター168は排水流速を測定し、その速度をリモートコントローラ34の表示パネルに表示する。流速メーター168は水がない状態を探知することができ、植物プランター70からこれ以上排水できないときに、リモートコントローラ34の表示パネル上に「No-water」のメッセージを表示する。メインコントローラーユニット152が電動モーター151とポンプ150を停止し、ソレノイドバルブ142を閉じる。
第4図及び第5図に示されるように、リモートコントローラ34のキーボード45上のキー48を押すことにより副貯水タンク48に排水を集めるように選択することができ、リモートコントローラ34の表示パネル50は「From: User To: Auxiliary Tank」と表示する。一旦副貯水タンク148が選択されると、ソレノイドバルブ142は閉鎖信号を受け、排水作業中、ソレノイドバルブ144は開放信号を受け、排水は副貯水タンク148に流れ、貯水される。副貯水タンク148が満水のときには、副貯水タンク148の排水は自動的に排水水だし口146から排水される。副貯水タンク148に貯められた排水は他の用途に用いることもできる。例えば、浴槽からの排水が副貯水タンク148にためられ、屋外用水だし口に装着されたホースを通して洗車に利用することができ、また養魚槽からの排水が副貯水タンク148にためられ、植物プランター70の水撒きに利用することができる。このような状況で、リモートコントローラ34の表示パネル50が「From: Auxiliary Tank To: User」と示されているとき、リモートコントローラ34のキーボード45上の「User」キー48を押すことにより、副貯水タンク148は水源として使用することができる。副貯水タンク148が水源と選択されたとき、メインコントローラーユニット152がソレノイドバルブ144を開くと共に、他のバルブを閉め、給水作業が始められる。この結果、電動モーター151がポンプ150を駆動し、副貯水タンク148から配水ネット160の選択された枝及び可撓性水パイプ22を介して植物プランター70へ水を誘水する。
【0050】
排水ネット60を形成するパイプ部は中央バキュームシステムと同様なハウス構造内に設けられるのが好ましい。この結果、中央流水排水システム130は可撓性水パイプ22と屋内植物プランター70に近接する屋内の水出し口164のいずれかを用いて同植物プランター70とを連結することにより都合よく用いることができる。植物プランター70への給排水工程が完了した後、可撓性水パイプ22が植物プランター70から断線し、水撒きを必要とする次の植物プランター70(図示せず)に連結する。次の植物プランター70と今までの屋内水出し口164が十分近接していれば、次の植物プランターの水撒き用に同一の屋内用水出し口164に可撓性水パイプ22がそのまま連結され、或いは必要ならば、可撓性水パイプ22が今までの屋内用水出し口164から断線し、水撒きをする次の植物プランターに近接する別の屋内用水出し口164に連結させることができる。中央流水排水システムの設置が容易でないか、認められていない、例えば、賃貸アパートのような中央流水排水システムが実用的でない家や事務所に対しては、同様なシステムを開発して、キッチンや洗面所の蛇口、シンクに装着することができる。
【0051】
第8図は着脱可能な流水排水システム183を図示している。同システムはポンプ150を駆動するために連結・装着された正逆回転可能な電動モーター151を制御するための電源ユニット154を伴うメインコントローラーユニット152を有している。ポンプ150はそのポートから流水メーター168を介して可撓性水パイプ22に連結されている。可撓性水パイプ22はその反対側端部が水圧−電気ソケット100を介して植物プランター70に装着されている水圧−電気コネクター86に連結されている。第4図でも記述したようにリモートコントローラ34は植物プランター70の近傍の可撓性水パイプ22に装着されている。ポンプ150の反対側ポートは給水ホース188又は排水ホース190のどちらかと流水路を選択的に設定するために比例ソレノイドバルブ185及びソレノイドバルブ186の何れとも連結されている。給水ホース188は従来の水道蛇口192に連結され、排水ホース190は通常のシンク194に置かれている。電源ユニット154に連結された電源コード196が従来の電源口に連結されている。メインコントローラーユニット152は電気的に比例ソレノイドバルブ185、ソレノイドバルブ186、電動モーター151及び流速メーター168に結線している。メインコントローラーユニット152はまたワイヤレスにてリモートコントローラ34とも連結している。
【0052】
着脱可能な流水排水システム183を操作するために、操作を開始する前に、受容できる水温まで栓192を手動にてひねらなければならない。給水作業中、リモートコントローラ34により所望の流速が選択されたとき、比例ソレノイドバルブ185の一部が開くように信号を受け、水栓92から可撓性水パイプ22を通して植物プランター70へ水を給水するために電動モーター151によりポンプ150が駆動する。この段階では、ソレノイドバルブ186は閉じたままの信号を受けている。流速は比例ソレノイドバルブ185の開放レベルを制御することで調整される。流速メーター168により流量が測定され、測定された流量はリモートコントローラ34に表示される。温度センサー198が備えられ、水栓192から可撓性水パイプ22を通して植物プランター70まで給水する水の温度を測定する。測定された水温もリモートコントローラ34に表示され、水温を水栓192で手動にて調整するための情報を提供する。水温が所定の温度領域外にあるとき、メインコントローラーユニット152は比例ソレノイドバルブ185が閉じるという信号を受け、電動モーター151が停止信号を受けることにより、水温が水栓192により手動にて調整されるまで、給水を自動的に停止し、給水作業がリモートコントローラ34にて手動にて再度始動する。所定の水温領域情報は第3図の水圧−電気ソケット100のメモリーチップ104内又はメインコントローラー152のファイルに記録されている。
【0053】
排水作業中、比例ソレノイドバルブ185には閉鎖信号を受け、ソレノイド186には開放信号を受ける。同時に、植物プランター70からの排水が可撓性水パイプ22と排水ホース190を介してシンク194まで排水するように電動モーターの作動によりポンプ150が駆動する。排水の流速が流速メーター168によりモニターされ、メインコントローラーユニット152が流速を調整する電動モーター151の速度を制御する。
【0054】
或いは、比例ソレノイドバルブ185は通常のソレノイドバルブに置き換えることができ、ポンプ150を駆動させる電動モーター151の速度を調節することにより、給水作業の流速調整が制御される。しかし、この場合、栓192からの水が最大栓圧力(full tap pressure)であり、完全に流速をブロックできるようにポンプ150を設計している。
【0055】
第9図及び第10図は部材番号200でポータブルタイプの流速排水システムを示し、広大な面積に散在する植物プランターに水撒きをする場合に適している。しかし、ポータブルタイプの給排水装置として、養魚槽又は床清掃装置などさまざまな適応のために家、事務所又は商業ビル、又は屋外にて用いても都合がよい。
【0056】
ポータブルタイプの流水排水システム200はハンドル204、206及び車輪208を有するコンテナ202を有し、移動し、持ち運びが可能となる。
【0057】
コンテナ202は清水コンパートメント210と汚濁水コンパートメント212を有している。可撓性ダイヤフラム214は二つのコンパートメント210、212を分離している。汚濁水コンパートメント212はコンテナ202内では清水コンパートメント210よりも低いところに位置している。可撓性ダイヤフラム214は好ましくはラテックスにて製造され、充填中には、コンテナ202全体に清水が完全に充填され、汚濁コンパートメント212の含有量がゼロになるまで減じることができる。汚濁コンパートメント212は清水がコンテナ202から吸引された後にのみ、用いられる。汚濁コンパートメント212の最大容積はコンテナ202の総容積の25%程度である。
【0058】
コンテナ202の頂部は耐水キャップ218にて塞がれている開口部216以外は閉じられている。ソレノイドバルブ220はコンテナ202内の開口部216に設けられ、自動的に開閉されている。水ホース222は、例えば、水栓(図示せず)のようなコンテナ220の開口部と連結されている。水ホース222の一端ががネジ付水栓とネジ連結され、反対側端部は耐水キャップ218と同じような形状をもつアダプター(図示せず)が設けられており、充填作業中、耐水性キャップ218がはずされたあと、コンテナ202の開口部216に水ホース222が連結される。
【0059】
コンテナ202の頂部には栓用安全バルブ224がある。第10a図及び第10b図に技術的に詳細に描かれている栓用安全バルブ224は第10a図に示されているコンテナ202の頂部に位置しているバルブシート230の環状外表面228上に備えられた先端を切断した円錐状本体226を有している。環状外周表面228は先端を切断した円錐状本体226に対応した角度を有しており、先端を切断した円錐状本体226とバルブシート230との間に完全に合致している。先端を切断した円錐状本体226は先端がプラスチックでコーティングされた重金属で作られているため、第10図に示されるようにコンテナ202が直立状態にあるとき、先端が切られた円錐状本体226がその自重によりバルブシート230上に安定している。
【0060】
先端を切られた円錐状本体226に設けられた孔232は本体を貫通し、バルブシート230の中央孔234と流路を開き、水がコンテナから吸引されたとき、空気がコンテナ202に注入し、水がコンテナ202内に注入されるとき、空気がコンテナから流出する。小さなチェーン236がゴムでコーティングされた金属球238とバルブ本体238の底部とを連結する。第10a図に示されるような直立状態では、ボールがチェーン236により懸架され、バルブ230の中央孔と離間するため、空気が中央孔234を通して流入する。第10b図のように、コンテナ202の側部に栓が設けられた場合、先端を切られた重量のある円錐状本体226がその本来の位置からずれ、バルブシート230の環状内表面240に密接していたボール238を引っ張るため、中央孔234が塞がれ、水漏れを防止する。
【0061】
第9図に再び示されているように、パイプ及びバルブシステム242を介してコンパートメント210及び212が正逆回転可能な電動モーター151と連結し、駆動されるポンプ150と連結される。このパイプ及びバルブシステム242は、ソレノイドバルブ244が開いたとき、汚濁コンパートメント212とポンプ150との間の流路も開くためのソレノイドバルブ244を含み、更にソレノイドバルブ246が開くとき、清水コンパートメント210とポンプ150との間の流路を開くソレノイドバルブ246を含む。
【0062】
ポンプ150の他端部では、パイプ部248及び250がポンプ150、流速メーター168及び可撓性水パイプ22の一端と、順次に連結している。可撓性水パイプ22の他端部と連結する水圧コネクター86は、例えば、植物プランター70のようなユーザー装置の水圧−電気ソケット100と連結されるように設けられており、植物プランター70の近傍の可撓性水パイプ22に装着されたリモートコントローラ34はワイヤレスでメインコントローラーユニット152と連通している。メインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ220、244及び246、電動モーター151及び流速メーター168と電気的に結線している。メインコントローラーユニット152はコンテナ202内の頂部に位置している液面センサー252とも連結されている。ポータブルタイプの流水排水システム200は更に電源口(図示せず)に連結するように設けられた電源コード196を持つ電源ユニット154の他に再充電可能なバッテリー254も有している。
【0063】
第9図及び第10図に示されているように、コンテナ202は清水及び汚濁水コンパートメント210、212に加えて、パイプ及びバルブシステム242、ポンプ150、電動モーター151、流速メーター168及びパイプ部248、250を収納する底部コンパートメント256を有している。同底部コンパートメント256は好ましくはこれらの構成要素を同コンパートメント内に固定させるために必要な支持構造をもつ、開放型底部を有している。メインコントローラーユニット152、電源ユニット154及び再充電可能なバッテリー254もまた底部コンパートメント256内で支持されている。
【0064】
ポータブルタイプの流水排水システム200は使用前に水を充填させていなければならない。コンテナ202の清水コンパートメント210には2つの異なる方法にて充填される。清水コンパートメント202に水栓(図示せず)から供給された水により充填されるとき、水ホース222の一端に水栓が装着され、耐水キャップ218が除去されてから、他端にコンテナ210の開口部216が連結されている。ソレノイドバルブ246は閉じ、ソレノイドバルブ220は開いている。栓は手動にて回され、温度はその適応に応じて調整される。清水コンパートメント210内に位置する温度センサーにより、清水コンパートメント210の水温が測定でき、その測定はリモートコントローラ34上に表示される。清水コンパートメント210が満水のとき、液面レベルセンサー252はメインコントローラーユニット152へ信号を送る。水が満水となったという信号に対して、メインコントローラーユニット152は自動的にソレノイドバルブ220を閉じるように信号を送る。清水コンパートメント210が満杯になった後で、水ホース222が手動にてコンテナ202の開口部216からはずされ、耐水キャップ218が開口部216を固く閉じる。給水作業中に電源コードが電源口に連結していた場合には、電力コード192もまた電源口からはずされる。給水排水作業を行うために、ポータブルタイプの流水排水システム200が植物プランター70の位置に近づくように準備される。植物への水撒きのための給水排水作業は第1図、第3図、第4図、第5図及び第8図を参照とする上述の作業と同様であり、ここでは重ねて説明をすることをしない。
【0065】
清水コンパートメント210がバケツ、浴槽又は他の容器などからの水で充填されるとき、可撓性水パイプ22は容器から流出した水を用いることができ、その水を清水コンパートメント210へ配水する。この充填作業において、メインコントローラーユニット152は電動モーター151に信号を送り、可撓性水パイプ22を介して水源としての容器から水が流れ出る方向へポンプ150を駆動させる一方、ソレノイドバルブ246は開き、ソレノイドバルブ244は閉じるように信号を発し、流れ出た水を汚濁水コンパートメント212に代わって清水コンパートメント210に配水する。後者の方法はシステム200における通常の給排水作業の排水作業中の通常のケースである。水圧−電気コネクター86に装着された可撓性水パイプ22の端部を直接水の中にいれることはこの形式の充填作業ではすすめられない。水圧−電気コネクター内の金属接触子が水によりダメージを受けるからである。水圧−電気コネクター86に装着された可撓性水パイプ22の端部に適当な連結により追加のパイプ部が可撓性水パイプ22の延長部分として用いることにより、水源容器の水の中にいれても損傷することがなく、対応できる。
【0066】
一度清水コンパートメント210が充填されると、ポータブルタイプの流水排水システム200は運ばれ、又は車輪にて移動することができる。ポータブルタイプの流水排水システム200は第5図に図示される中央流水排水システム130と同様な働きを概ね行う。給水排水信号の排水作業の後で汚濁水コンパートメント212が満水となったときには、余分な排水を自動的に副貯水タンク148に貯める第5図のシステム230とは異なり、第9図に示されるシステム200のメインコントローラーユニット152はソレノイドバルブ244に開放信号を発信し、電動モーター151を制御して、一端が排水流入口に位置している可撓性水パイプ22を介して汚濁水コンパートメント212から水が排水できるようにポンプ150を駆動させる。
【0067】
本発明の上述した実施例は当業者によって修整及び改良することができることは当然のことである。上述の説明は本発明を制限するというよりは一例を示しているだけである。発明の範囲はそれゆえ添付の特許請求の範囲によってのみ限定されている。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】第1図は本発明の給排水方法を示した簡単な図である。
【図2】第2図は本発明の一つの態様を示し、水槽の水を交換するために本発明の方法が用いられている。
【図3】第3図は本発明の別の態様を示し、本発明の一実施例に基づく水がめプラントに本発明の方法が用いられている。第3a図は上面図であり、本発明の別の実施例による植物プランターに用いられる本発明の方法を示している。第3b図は断面図であり、第3a図に図示されているトレイから余分な水を排水するために用いられる本発明の方法を示している。
【図4】第4図は本発明の一実施例に用いられるリモートコントローラの斜視図を示す。
【図5】第5図は本発明の一実施例に用いられる中央流水排水システムの構造を示す。
【図6】第6図は水圧−電気コネクターとそれに装着される表示カバーの構造を示している。
【図7】第7図は第6図の水圧−電気コネクターとその表示カバーをはずして、連結状態の構造を示している。
【図8】第8図は本発明の別の実施例に設置可能な水流排水システムの構造を示している。
【図9】第9図は本発明のさらに別の実施例によるポータブル式の水流排水システムの構造を示している。
【図10】第10図は第9図のポータブルタイプの水流排水システムの斜視図を示している。第10a図は第9図のポータブルタイプの水流・排水システムに収納されたチップセーフティバルブの断面図を水平方向から見た場合を示している。第10b図は第10a図の栓安全バルブの断面図を垂直方向から見た場合を示している。
Claims (24)
- 自動給水排水方法は以下の工程を含む:
単一の水パイプ(22)を介して所望の水量を装置(26)に給水し;及び
同一の単一の水パイプ(22)を介して所望の水量を同装置(26)から排水する;同方法は制御工程として、自動制御機(32)が所定のシークエンスにしたがって単一の水パイプ(22)を介して給水及び排水を自動的に制御することを特徴とする。 - 請求項1に規定する方法において、同制御工程は
前記水パイプ(22)が水源と連通する第1水路と前記水パイプ(22)が排水口と連通する第2水路との間に、前記装置(26)に対して前記水パイプ(22)の末端(28)がその水路を自動的に切り換える前記自動制御機(32)を使用する工程を含む。 - 請求項2に規定する方法は更に、前記装置(26)に用いられるために装着された水パイプの一方の端部(24)と同水パイプ(22)の末端(28)との間で水圧差を発生させるために、前記水パイプ(22)の末端(28)に設けられた手段(30)により自動的に給水と排水を行う。
- 請求項2に規定する方法は更に、前記装置の近傍に位置する制御機(34)から送信された信号に対応して、前記第1水路と前記第2水路との間の前記水パイプ(22)の水路モードを切り換える。
- 請求項2に規定する方法は更に、前記装置(26)に関連するセンサー(88、90、94)から送信された信号に対応して、前記第1水路と前記第2水路との間の前記水パイプ(22)の水路モードを切り換える。
- 請求項3に規定する方法は更に、前記装置(26)の近傍の制御機(34)から送信された信号に対応して、前記装置(26)へ給水するための第1水圧モードと同装置(26)から排水させるための第2水圧モードとの水圧差を前記水パイプ(22)内で交互に発生する。
- 請求項3に規定する方法は更に、前記装置と関連するセンサー(88、90、94)から送信された信号に対応して、同装置(26)へ水を給水するための第1水圧モードと同装置(26)から水を排水させるための第2水圧モードとの水圧差を交互に発生する。
- 自動的に給水及び排水を行うシステム(130)において、
水路(22)、同水路の第1端部は装置(70)に用いられるために装着されている;
水路(22)の第2端部と連結し、前記第1端部と前記第2端部との間で前記水路(22)内で二つのモードで異なる水圧を発生させる手段(150);及び水源(136)又は排水口(146)と選択的に流路を形成する手段(134、142)、異なる周期にて、同流路を形成する手段(134、142)は前記装置(70)へ前記水路(22)を通じて給水又は排水するために圧力差を発生させる手段(150)を持ち、同装置は以下の構成要素を有することを特徴とする:
水路を選択的に形成する手段(134、142)と共に水圧差を発生する手段(150)と関連するメインコントローラー(152)、同メインコントローラー(152)は給水及び排水作業を自動的に制御する。 - 請求項8に規定するシステム(130)は更に制御信号をメインコントローラー(152)に送信するリモートコントローラー(34)を有する。
- 請求項8に規定するシステム(130)は更に信号コンダクター(38)を有し、各信号コンダクター(38)は、第1端部が前記装置(70)と関連するセンサー(88、90、94)からの信号を受信し、第2端部がメインコントローラー(152)へ信号を送信するためメインコントローラー(152)に連結している。
- 請求項10に規定するシステム(130)において、前記信号コンたくター(38)は水路(22)の少なくとも一部分を規定するパイプ壁内に組み込まれたワイヤー(38)を有する。
- 請求項11に規定するシステム(130)において、前記水路(22)の少なくとも一つの部分は可撓性水パイプ(22)を有し、同ワイヤーパイプ(22)の一端は水路の第1端部を規定する。
- 請求項12に規定するシステム(130)は更にコネクターを有し、第1部分(162)は前記可撓性水パイプ(22)に連結し、第2部分(164)は水路(160)の一部と連結し、流路内において水路(160)の一部と同可撓性水パイプ(22)が着脱可能に連結している。
- 請求項13に規定するシステム(130)において、前記コネクターは金属接触子(174)を有し、それぞれの部分(162、164)はメインコントローラー(152)に連結された、パイプ壁内に組み込まれたワイヤー(38)と着脱可能に連結されている。
- 請求項12に規定するシステム(130)は更に、配水ネット(160)を連結組み合わせて形成する複数の水パイプ部を有し、同配水ネット(160)は水路(22)の第2端部を規定する一つの開口部及び前記可撓性水パイプ(22)に選択的に連結された複数のほかの開口部とを有し、前記水路(22)の第2端部を規定する前記一つの開口部と可撓性パイプ(22)に連結する選択された開口部との間の前記配水ネット(160)の分岐枝と前記可撓性パイプ(22)が水路(22)を形成し、そのとき配水ネット(160)の残余の開口部は閉じている。
- 請求項15に規定するシステム(130)は更に、配水ネットのそれぞれの残余の開口部を閉じるための複数のカバー部材(170)を有する。
- 請求項16に規定するシステム(130)において、更に各カバー部材システムの作業状態を示すインジケーター(175)を有している。
- 請求項12に規定するシステム(130)は更に、水路内で水パイプ(22)の第1端部と前記装置(70)とを着脱可能に連結する手段(86,100)を含む。
- 請求項18に規定するシステム(130)において、前記連結部材(86、100)は
前記水パイプ(22)の第1端部と連結する第1部材(86);
前記装置と連結装着された第1部材(100);
前記装置(70)に対して操作データを記憶させるため、前記第2部材(100)に装着されたメモリーチップ(104);及び
前記装置(70)及び前記メモリーチップ(104)から前記パイプ壁内に組み込まれたワイヤー(38)を介して前記メインコントローラー(152)へ信号を送るため、前記第1部材及び第2部材(86、100)それぞれに固着された複数の金属接触子とを含む。 - 自動給水配水装置(200)は、
水源を貯水する第1コンパートメント(210)及び配水を集める第2コンパートメント(212)を有するコンテナ(202);
前記第1コンパートメントと前記第2コンパートメント(210,212)の内の一つの選択された水路に設けられた正逆回転可能なポンプ(150);
前記ポンプ(150)に結合された正逆回転可能な電動モーター(151);
前記ポンプ(150)に連結する第1端部及び装置へ給水又は装置から排水するために設けられた第2端部を有するパイプ(22);
前記第1コンパートメント及び前記第2コンパートメント(210、212)のうちの一つと前記ポンプ(150)との選択された水路を自動的に制御し、作業中に前記電動モーター(151)を制御する手段(152)、前記電動モーター(151)は所望のどちらかの方向にポンプ(150)を駆動し、前記対1コンパートメント(210)から前記装置(70)へ給水し、又は前記装置(70)からの排水を前記第2コンパートメント(212)へ配水する。 - 請求項20に規定する装置は更にバルブパイプシステム)242)を有し、
第1ソレノイドバルブ(246)は前記ポンプ(150)と前記第1コンパートメント(210)の間に連結され、及び
第2ソレノイドバルブ(244)は前記ポンプ(150)と前記第2コンパートメント(212)との間に連結され、
二つのソレノイドバルブ(244、246)は第1コンパートメント及び第2コンパートメント(210、212)のどちらか一つとポンプ(150)を選択的に連通させる制御手段(152)により制御される。 - 請求項20に規定する装置(200)において、第1及び第2コンパートメント(210、212)は可撓性ダイヤフラム(214)により分離されている。
- 請求項20に規定された装置(200)において、同装置(200)はポータブル形式であり、前記コンテナ(202)は空気を貫通させる栓安全バルブ(224)を有し、コンテア(200)の側部に栓をもうけて、水の飛散を防止している。
- 請求項20に規定する装置(200)において、前記パイプ(22)は、同パイプ(22)の前記第2端部が前記装着(70)から脱着したとき、水の飛散を防止するため、第2端部に装着されたバルブ(86)。
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