JP2005500642A - 光記録媒体用の物品およびその固定方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、光ディスクに固定可能な物品である。光ディスクの読取り/書込み表面に対して非標的表面に対するよりも高い接着レベルを有する再配置可能な接着剤の層を、バッキング上に配設する。再配置可能な接着剤を光ディスクの読取り/書込み表面に接触させて配設した状態で、バッキングを光ディスクに固定する。物品を除去するには、バッキングを光ディスクから引き剥がす。再配置可能な接着剤の層は、バッキングに対して光ディスクに対するよりも高レベルの接着性を有する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、CD、VCD、DVD、およびDVRのような光記録媒体の包装、保存、清浄化、保護、整理収納、および索引づけを行うために使用される補助物品に関する。とくに、本発明は、配布時、輸送時、および使用時、光記録媒体の包装、保存、清浄化、保護、整理収納、および索引づけを、経済的、効率的、かつ安全に行うべく、接着剤被覆物品を使用することに関する。より特定的には、本発明は、光ディスクの読取り面に対して選択的接着性を有する再配置可能な接着剤の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
CD、LD、VCD、DVD、CD−R、CD−RW、およびDVD−Rをはじめとする光ディスクは、一般的にはポリカーボネートから構築される、種々の機能層を備えた薄肉円形プラスチックディスクである。光ディスクの普及は、広範にわたるようになってきた。このほか、近年、記録可能または書込み可能なコンパクトディスクの人気が上昇してきた。さらに、これらのディスクは、アーカイバルデータ記憶、データの即時配布、および多くの実演目的のために使用されてきた。
【0003】
光ディスクのプラスチック表面上の汚れまたは摩耗により生じる引掻傷は、スキッピング、サウンドドロップアウト、およびデータ検索エラーの原因となりうる。したがって、光ディスクは、伝統的には、引掻傷、塵埃、さらには指油を防止するために、CDケース(厚肉プラスチック製収納ボックス)に入れて販売および保存が行われる。しかしながら、CDケースは嵩高く、本やカタログに挿入するのに適していない。さらに、CDケースを並置して保存すると、即座の閲覧ができないので、システム中の特定のディスクを探すことが困難になる。
【0004】
CDケースにまつわる上述した問題を克服するために、スリーブ型、ポケット型、またはエンベロープ型の物品が存在し、慣例的にも使用されている。スリーブは、典型的には、3辺を封止し1辺を開放してディスクの挿入が可能な状態で2片の薄肉のポリマーフィルムまたは紙フィルムから作製される。スリーブは、所定の位置にディスクを固定する手段をなんら備えていない。ポケット中でディスクが移動しても、ディスク上に引掻傷を生じる可能性がある。さらに、ディスクは、摺動してポケットから飛び出し、失われたり、さらには表面損傷を生じたりする可能性がある。摺動を防止するために、たとえば、スリーブ上でキャップを用いたり、開放端を上向きにしてスリーブを配置したり、または密閉ボックスもしくはジッパーを備えたバインダーバッグのような他の密閉用品中にスリーブを保持したりするなどのディスクを固定するなんらかの手段をスリーブに組み込むことが必要である。
【0005】
オクラホマ州デュラントのクエスト・マーケティング・グループ・インコーポレーテッド(Quest Marketing Group,Inc.,Durant,OK)により製造されている製品シーディーフェンダー(Cdfender)(登録商標)のようなディスク保護フィルムが公知である。この製品では、従来の感圧(粘着)接着剤がフィルムの中央にコーティングされており、フィルムの大部分はディスクに接合されていないので、汚染を生じる余地がある。
【0006】
特開平11321958号には、光ディスクの保存および包装を行うために従来のアクリレート感圧接着剤を使用することが記載される。CD保護シートのための当技術分野で開示されているこれまでの接着剤はすべて、わずかな圧力を加えただけで皮膚や紙などのさまざまな基材に対して強力な粘着性を示す感圧接着剤である。それらの接着剤はまた、一般に、「粘着」接着剤とも呼ばれており、接合表面から除去したときに、通常、残留物を残す。
【0007】
感圧接着性のシートおよび物品は、物品の接合および/または保存のために、たとえば、自動接着性アルバムに写真を貼るために、使用されてきた。さらに、光ディスクのためのこれまでの保存用物品および包装用物品はいずれも、ディスクを清浄化する能力を示さない。
【0008】
表面を払拭することによりディスクの表面から粒子を除去すべく、さまざまなクリーニングクロス、薄紙、スプレー、クリーニング液、および機械的手段が市場に出回っている。しかしながら、プラスチック表面を払拭することにより、一般的には、表面を清浄化すると同時に引掻傷を生じる可能性がある。さらに、それらのクリーニング物品は、清浄化機能は有していても、保存時にディスクの保護は行わない。光ディスク以外の表面を清浄化するための接着剤の使用については、米国特許第6,014,788号および同第5,027,465号で論じられている。
【0009】
一般的には、「減量、再利用、およびリサイクル」が社会の主流になってきているので、エンドユーザーは、包装用および保存用物品が環境問題に対処した形で製造されることを期待している。したがって、それほど場所をとらず、より少ない資源を使用し、かつリサイクルされる(または少なくとも現実的にリサイクル可能である)包装用品を作製することは、消費者の要求を満たすだけでなく、さらにコスト利益をもたらす。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
先に述べたように、CDケースよりも場所をとらず、埃や引掻傷からディスクを保護すべく所定の位置にディスクを保持し、ディスクの表面を清浄化する新しい保存用物品および新しい包装用物品が、当技術分野で必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、光ディスクに固定可能な物品である。光ディスクの読取り/書込み表面に対して非標的表面に対するよりも高い接着レベルを有する再配置可能な接着剤の層を、バッキング上に配設する。
【0012】
再配置可能な接着剤を光ディスクの読取り/書込み表面に接触させて配設した状態で、バッキングを光ディスクに固定する。物品を除去するには、バッキングを光ディスクから引き剥がす。再配置可能な接着剤の層は、バッキングに対して光ディスクに対するよりも高レベルの接着性を有する。
【0013】
本開示において、いくつかの実施形態を例示する。全図面にわたり、同じ参照番号を用いて、それらの用品の共通した特徴または構成要素を示す。
【0014】
以上に明記した図により本発明のいくつかの好ましい実施形態が示されるが、論述されているように、他の実施形態も利用可能であると考えられる。いずれの場合においても、本開示では、提示説明により本発明を示すが、それにより本発明が制限されるものではない。当然のことながら、本発明の精神および範囲に包含される技術分野の当業者であれば、多くの他の変更形態および実施形態を考案することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は、紙に対しては本質的に接着性をもたないが標的表面(たとえば、光記録媒体のポリカーボネート)に対しては瞬間接着性をもつように選択的接着性を呈する再配置可能な接着剤を用いて光ディスクの読取り面を固定するための接着剤被覆物品に関する。したがって、そのような物品を用いれば、再配置が可能になり、さらには物品の容易な再接合が可能となる。
【0016】
図1は、本発明による再配置可能な接着シートの一実施形態の側面図を示しており、全体として10で表される。再配置可能な接着シート10は、バッキング11と、再配置可能な接着剤12の層と、で構成されている。
【0017】
広範な厚さを有する種々の材料からバッキング11を作製することができるが、好ましくは、バッキング11は可撓性であり、約0.05インチ(約1.3mm)未満の厚さである。より好ましくは、バッキング11は約0.005インチ(約0.13mm)未満の厚さである。実用上有用なバッキング11としては、とくに、紙、フィルム、金属化紙、金属化フィルム、箔、合成繊維、不織布、および合成紙、たとえば、デラウェア州ウィルミントンのイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I.du Pont de Nemours and Company,Wilmington,DE)により製造されているタイベック(Tyvek)(商標)ブランドの合成紙が挙げられる。紙に有用な例としては非コート紙、たとえば、マイクロファイバー非コート紙および紙バッキング(コート紙)の反対側にインク受容コーティングを有する紙、ファイバーボード、カード用紙などが挙げられる。コート紙としては、とくに、キャストコート紙、グロスコート紙、およびマットコート紙が利用可能である。フィルムに有用な例としては、とくに、ポリ塩化ビニル(ビニルフィルム)、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アセテート、および多層フィルムが挙げられる。バッキング選択は、プリンターの選択をはじめとするさまざまな因子に依存する可能性がある。たとえば、ポリエチレンフィルムおよびポリプロピレンフィルムのようなポリオレフィンフィルムは、トナーおよびサーマルワックスタイププリンター(図示せず)を使用して印刷される再配置可能な接着シート10に対する良好な選択ではない可能性がある。なぜなら、プリンター中の熱ドラムによりフィルムが軟化するおそれがあるからである。紙バッキングのように、フィルムバッキングにも、フィルムの反対側でインク受容層をコーティングすることが可能である。積層体(たとえば、先に明示した材料のいずれかを用いた積層体)をバッキング11に使用することも可能である。
【0018】
好ましくは、再配置可能な接着剤12は、皮膚または紙に対しては低い接着性を呈するが、光ディスクの読取りおよび/または書込み表面(または「標的表面」または「読取り/書込み表面」)に対しては良好な接着性を呈する。再配置可能な接着剤12は、バッキング11に対して高い「固着」(または親和)接着性を有する。皮膚への低接着性は、一般的には、「低タック性」と呼ばれる。
【0019】
「選択的接着性」を提供しうる好適な接着剤は、ホモポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー、およびブロックコポリマーでありうる。それは、架橋されていても架橋されなくてもよい。接着剤の具体例としては、熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーが挙げられる。CD保護シートのための当技術分野で開示されているこれまでの接着剤はすべて、わずかな圧力を加えただけで皮膚や紙などのさまざまな基材に対して永久的および/または強力な粘着性を示す感圧接着剤である。それらの接着剤はまた、一般に、「粘着」接着剤とも呼ばれており、接合表面から除去したときに、通常、残留物を残す。本発明に好適な接着剤は、光ディスクの読取り/書込み表面には接着するが、皮膚または紙には十分に接着しないであろう。
【0020】
好ましくは、再配置可能な接着剤12は、標的表面(いいかえれば、光ディスクの読取りおよび/または書込み表面(または読取り/書込み表面))に対して85g/インチ(約3オンス/インチ)から2550g/インチ(約90オンス/インチ)の範囲の接着性を呈し、非標的(あるいは望ましくない)表面に対して約230g/インチ(約8オンス/インチ)未満の低接着性を呈する。より好ましくは、再配置可能な接着剤12は、標的表面に対して約230g/インチ(約8オンス/インチ)から約1100g/インチ(約40オンス/インチ)の接着性を呈し、望ましくない表面に対して約28未満g/インチ(1オンス/インチ)の接着性を呈する。さらにより好ましくは、再配置可能な接着剤は、接着性を呈する、非標的表面に対して約15g/インチ(0.5オンス/インチ)未満の接着性を呈する。光ディスクの読取りおよび/または書込み表面は、典型的には滑らかな表面の標的表面であり、ポリカーボネート、ポリエステル、ガラス、ポリ塩化ビニル、または保護コーティング層、たとえば、ポリアクリレート、および反射コーティングを含む。望ましくない(または「非標的」)表面としては、皮膚、衣類、および従来の印刷用紙が挙げられ、複数の本発明によるシート10をスタッキングする場合、分離の問題を回避するためにバッキング11を形成する材料が含まれていてもよい。上記の接着剤、すなわち、記載のごとく選択的に接着するように改変することのできる接着要素はいずれも、再配置可能な接着剤12で使用するのに好適である。
【0021】
感圧接着剤に関する一般に認められている定量的説明の1つは、感圧接着技術ハンドブック(the Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology),第2版,イー・スタス(E.Satas)編,ファン・ノストランド・レインホルド(Van Nostrand Reinhold),ニューヨーク(New York),1989年に記載されているようなダールキスト(Dahlquist)判定基準により与えられる。ダールキスト(Dahlquist)判定基準によれば、約3×105パスカル未満(10ラジアン/秒、室温、約20〜22℃で測定)の貯蔵モジュラス(G’)を有する材料は、感圧接着性を有する。この値を超えるG’を有する材料は、感圧接着性を有しない。したがって、より特定的には、選択的接着性を有する再配置可能な接着剤(「低タック」接着剤またはときには「非粘着」接着剤とも呼ばれる)は、本明細書中で使用する場合、少なくともダールキスト(Dahlquist)判定基準ラインを超える(すなわち、3×105パスカルよりも大きい)貯蔵モジュラスを有する接着剤を意味する。好ましくは、本発明の接着剤12は、ダールキスト(Dahlquist)判定基準ラインを超える貯蔵モジュラス(G’)を有する。より好ましくは、接着剤12は、1×106パスカルを超える貯蔵モジュラスを有する。
【0022】
本発明の再配置可能な接着剤12として、多くの接着剤が使用可能である。たとえば、ポリイソプレン−エラストマー、エチレン含有コポリマー、ウレタンポリマー、アクリルおよびアクリレートポリマー、ウレタン−アクリレートコポリマー、ブチルゴム、ブタジエン−アクリロニトリルポリマー、ブタジエン−アクリロニトリル−イソプレンポリマー、シリコーンエラストマー、シリコーンウレアブロックコポリマーエラストマー、および従来の熱可塑性ブロックコポリマーエラストマー(さらに以下で論じる)はすべて、使用可能である。所望により、高分子材料のブレンドおよび混合物を使用することが可能である。接着剤に関するさらなる考察は、いくつかの刊行物中に見いだしうる。たとえば、EP0443263号には、低タックまたは非粘着接着剤を有する一般的なテープ構築体が開示されており、米国特許第5,851,664号には、低タックまたは非粘着接着剤を有する半導体ウェハ加工テープが開示されており、米国特許第5,888,335号、同第5,908,695号、および同第6,004,670号のそれぞれには、低タックまたは非粘着接着剤を有する剥離可能なファスナーが開示されており、米国特許第6,099,682号には、低タックまたは非粘着接着剤を有するパッケージシーリングテープが開示されている。ヤコブ・リウ(Jacob Liu)、チモシー・オー・レアリー(Timothy O’Leary)、ネッド・ジョンソン(Ned Johnson)、およびブルース・クルゲ(Bruce Kluge)により2001年5月4日に出願された米国特許出願第09/849147号にもまた、本出願に関連した考察が記載されている。
【0023】
熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーとは、熱可塑性とエラストマー性の両方の挙動を示す、セグメント化AおよびBブロックまたはセグメントのコポリマーを意味する。接着剤発明に有用である再配置可能な熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーとしては、ラジアル、線状A−Bニブロック、および線状A−B−A三ブロック構造を有する多ブロックコポリマー、ならびにこれらの材料のブレンドが挙げられる。さまざまな市販の熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーを(単独または組合せで)本発明で使用することが可能であり、例としては、ソルプレン(SOLPRENE)類材料(入手先:オクラホマ州バートルズビルのフィリップス・ペトロレウム・カンパニー(Philips Petroleum Co.,Bartlesville,OK))、フィナプレン(FINAPRENE)類材料(入手先:ペンシルバニア州フィラデルフィアのアトフィナ(ATOFINA,Philadelphia,PA))、ツフプレン(TUFPRENE)類およびASAPRENE類材料(入手先:日本国東京の旭化成株式会社(Asahi Kasei,Tokyo,Japan))、ステレオン(STEREON)類材料(入手先:オハイオ州アクロンのファィアーストーン・ポリマーズ(Firestone Polymers,Akron,OH))、ユーロプレン・ゾル(EUROPRENE SOL)T類材料(英国ニューハンプシャーのエニケム・エラストマーズ・リミテッド(EniChem Elastomers Ltd.,Hampshire,England))、ベクター(VECTOR)類材料(ルイジアナ州プラクエミンのデキシコ・ポリマーズ(Dexco Polymers,Plaquemine,LA))、カリフレックス(CARIFLEX)TR類材料(テキサス州ヒューストンのシェル・ケミカル・カンパニー(Shell Chemical Co.,Houston,TX))が挙げられる。同様に有用なのは、シリコーンポリウレアエラストマー(米国特許第5,670,598号)、セプトン(SEPTON)類材料(日本国大阪のクラレ株式会社(Kuraray Co.Ltd.,Osaka,Japan))、およびクラトン(KRATON)類材料(テキサス州ヒューストンのクラトン・ポリマーズ(Kraton Polymers,Houston,TX))、たとえば、D−1101、D−1102、D−1107、D−1111、D1112、D−1113、D−1114PX、D−1116、D−1117、D−1118、D−1119、D−1122X、D−1124、D−1125PX、D−1160、D−1165、D−1161、D−1184、D−1193、D−1300、D−1320X、D−4141、D−4158、D−4433、RP−6485、RP−6409、RP−6614、RP−6906、RP−6912、G−1650、G−1651、G−1652、G−1654、G−1657、G−1701、G−1702、G−1726、G−1730、G−1750、G−1765、G−1780、FG−1901、FG1921、FG−1924、およびTKG−101である。また、上記の熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーの任意の混合物もまた許容しうる。一般的には、クラトン(KRATON)エラストマーが好ましい。
【0024】
種々の他の物質を、再配置可能な接着剤12を形成する接着材料にくみこむことが可能である。たとえば、接着レベル、タックレベル、および/または接着剤コーティング溶液の粘度を改変するために、粘着付与剤油または液状ゴムを使用することが可能である。さらに、充填剤、顔料、可塑剤、酸化防止剤、UV安定剤、光架橋剤などを利用することも可能である。
【0025】
再配置可能な非感圧接着剤12に有用な粘着付与剤は、典型的には、低分子量材料であり、通常、熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーと相溶性である。このことは、これらの成分が室温で相分離を起こすという明確な証拠はみられないことを意味する。市販の粘着付与剤の例としては、ウィングタック(Wingtack)95およびウィングタック(Wingtack)115(入手先:オハイオ州アクロンのグッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(Goodyear Tire and Rubber Co.,Akron,OH));レガールレズ(Regarlrez)1078、レガールレズ(Regalrez)1094、およびレガールレズ(Regalrez1)126(入手先:デラウェア州ウィルミントンのハーキュリーズ・ケミカル・カンパニー・インコーポレーテッド(Hercules Chemical Co.Inc.,Wilmington,DE));アクロン(Akron)P115(入手先:イリノイ州シカゴのアラカワ・フォレスト・ケミカル・インダストリーズ(Arakawa Forest Chemical Industries,Chicago,IL));エスコレズ(Escorez)(入手先:テキサス州ヒューストンのエクソン・ケミカル・カンパニー(Exxon Chemical Co.,Houston,TX));ならびにフォラル(Foral)85およびフォラル(Foral)105(入手先:デラウェア州ウィルミントンのハーキュリーズ・ケミカル・カンパニー(Hercules Chemical Co.,Inc.,Wilmington,DE))が挙げられる。
【0026】
再配置可能な接着剤12に好適な光架橋剤としては、アルデヒド類、たとえば、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、およびそれらの置換誘導体;ケトン、たとえば、アセトフェノン、ベンゾフェノン、およびサンドレイ(Sandoray)1000(サンドズ・ケミカルズ・インコーポレーテッド(Sandoz Chemicals,Inc.))のような置換誘導体;キノン類、たとえば、ベンゾキノン、アントラキノン、およびそれらの置換誘導体;チオキサントン類、たとえば、2−イソプロピルチオキサントンおよび2−ドデシルチオキサントン;および特定の発色団で置換されたハロメチル−sym−トリアジン類、たとえば、2,4−ビス−(トリクロロメチル)−6−(3’,4’−ジメトキシフェニル)−sym−トリアジンが挙げられる。
【0027】
図2は、追加の層を有する再配置可能な接着剤シート20の他の実施形態の側面図を示している。剥離ライナー23は、接着剤層12の第1の面12A上で配設される。接着剤層12の第2の面12Bは、バッキング11の第1の面上で配設される。インク受容層はバッキング11の第2の面11B配設上で配設される。
【0028】
図2に示されるシート構築体は、インクジェットプリンターまたはレーザージェットプリンターに挿入することができる(図示せず)。参照番号26により全体的には示される英数字およびグラフィックスは、インク受容層24上に印刷することができる。プリンター装置は、剥離ライナー23により接着剤層12から保護される。シート20が印刷された後、剥離ライナー23を廃棄することができる。有利には、剥離ライナー23は、標準的なシリコーンタイプの剥離ライナーでありうるが、標準的なコピア紙またはプリンター紙のような1枚の紙であってもよい。剥離ライナー23が標準的な紙である場合、シートを印刷した後、紙を「リサイクル」してプリンターで使用し通常の印刷に供するか、またはシリコーンタイプの剥離ライナーにまつわる環境問題を起こすことなくごみ箱に普通に廃棄することができる。剥離ライナー23の有用な例には、ポリエチレンコート紙のようなポリオレフィンコート紙およびPEやPPのフィルムのようなフィルムも包含されうる。
【0029】
インク受容層24は、典型的には、架橋された吸水性高分子粒子と、水不溶性のバインダーポリマーと、基材の少なくとも1つの主表面にマット仕上げを施す任意の不活性な有機または無機粒子と、のブレンドを有する吸水性層である。好ましい吸水性粒子は、架橋されたポリビニルピロリドンである。好ましい水不溶性バインダーポリマーとしては、アンモニアで中和されたアクリル酸基またはメタクリル酸基を含有するアクリレートおよびアクリレート/スチレンコポリマーが挙げられる。不活性粒子は、シリカもしくは他の無機粒子であるかまたはコーティングに色を付与する有機顔料でありうる。インク受理層配合物の有用な例としては、OVP−NLJGW0830337およびOVP−RCIFV0482192のような押印可能なオーバープリントワニス(Overprint Varnishes)(ニュージャージー州フォート・リーのサン・ケミカルズ(Sun Chemicals,Fort Lee,New Jersey)から市販されている)が挙げられる。
【0030】
図3は、再配置可能な接着剤シート30の他の実施形態を例示している。ここで、副次層33は、バッキング層11の第1の面11Aと接着剤層12の第2の面12Bの間に配設される。副次層33は、プライマー層、バリヤー層、または接着剤被覆物品の作製技術分野の当業者により典型的には使用されうる任意の種類の層でありうる。副次層33は、バリヤー、プライマー、または本発明の適用時にディスクのいくつかの領域の清浄化を妨害するおそれのある気泡の除去を促進するようにバッキングに剛性を付与するコーティングでありうる。一実施形態では、層33は、表示またはグラフィックスデザインを形成しうるインク層である。この場合、インク層33は、バッキング11および接着剤12により保護されるであろう。
【0031】
一例では、バッキング11と再配置可能な接着剤12の間で副次層33としてのプライマーを用いることにより、バッキング11上への接着剤12の固着性を増大させることができる。本発明で化学プライミング(たとえば、副次層33として)を使用することが可能であるが、バッキング、とくに、フィルムバッキングまたはフィルムコート紙バッキングに、コロナ処理、火炎処理、オゾン処理、およびプラズマ処理などの物理プライミングを施すことが一般には好ましい。物理プライミングを施すそのようなプロセスは、当業者に一般に知られており、バッキング11上への接着剤12の固着性を増大させる。
【0032】
他の例において、とくに紙バッキングを使用する場合、副次層33としてバリヤーコーティングが必要になる可能性がある。典型的なバリヤーコーティングは、ポリエチレン、ポリプロピレン、PETをなどの薄肉ポリマーコーティングである。バリヤーコーティングは粗いバッキングをより平滑化し、その結果として、所望の表面上の接着剤の接着性を増大させる。さらに、再配置可能な接着剤12自体は、剥離接着力を改変すべく、ミクロ構造化させることが可能である。たとえば、バッキング11上に再配置可能な接着剤12をパターンコーティングしたり、マイクロ構造化されたライナー23(図2を参照)上に再配置可能な接着剤12をコーティングすることが可能である。
【0033】
図4は、再配置可能な接着剤シート40の他の実施形態を例示している。再配置可能な接着剤12は、バッキング11の第1の面(あるいは表面)11A上に(たとえば、コーティングにより)配設される。従来の感圧接着剤43は、バッキング11の第2の面(または表面)11B上にコーティングされる。従来の感圧接着剤(PSA)は、当業者に、一般には知られており、アクリレートPSA、天然ゴムPSA、合成ゴム(ブロック化コポリマー)PSA、シリコーンPSA、ポリオレフィンPSA、または以上のブレンドのクラスから選択される。
【0034】
図5は、再配置可能な接着剤シート50の他の実施形態を例示している。ここで、(非感圧)再配置可能な接着剤12は、バッキング11の第1の面11A上にコーティングされ、従来の感圧接着性(PSA)53の第1の面53Aは、バッキング11の第2の面11B上で(たとえば、コーティングにより)配設される。シリコーン剥離ライナー54は、PSA 53の第2の面53B上で配設される。シリコーン剥離ライナーは、当業者に一般に知られている。
【0035】
図6〜17は、本発明による再配置可能な接着剤シートと光ディスクとの種々の例示的な物品構成を例示している。再配置可能な接着剤シートは、光記録媒体の読取り(および/または書込み)面(読取り/書込み表面と呼ばれることもある)に接合され、ディスクを清浄化する物品として使用することが可能である。この場合、接着剤被覆シートを除去した後、塵埃や指紋が除去されるであろう。図6〜17は、本発明の例示的実施形態を例示するものであるが、これらの実施形態は、なんら本発明の範囲を限定するものではない。
【0036】
図6は、光ディスク61(点線に示されている)上に配設された本発明の再配置可能な接着剤シート60を例示している。シート60は、ほぼ正方形を有する第1および第2の主表面62Aおよび62Bを有する形で例示されている。シート60は、最終用途に応じて(たとえば、ディスク61の形状とシート60の形状を一致させる必要があるか否かに応じて)、丸形、三角形、六角形、および不規則な形状などの任意の便利な形状をもたせることができること留意すべきである。第1の主表面62Bは、光ディスクを引掻傷から保護するように、光ディスク61に接触させて配設される。シート60は、さらに索引づけの目的または取扱い上の目的で使用することのできるタブを有することができる。例示的なタブの1つを参照番号63として点線で示す。
【0037】
図7は、再配置可能な接着剤12を有する第2の主表面62Bが露出されるように、光ディスク61から「引き剥がされた」シート60のコーナーの1つを例示している。当業者には当然のことながら、シート60の剛性および最終用途に応じて、光ディスク61からシート60を除去する代わりに、シート60から光ディスク61を除去することが可能である。見てわかるように、再配置可能な接着剤12は、光ディスク61の読取り(および/または読取り/書込み)表面66接触させて配置される。したがって、読取り/書込み表面66は、光ディスク61の保存時または移動時に生じる可能性のある引掻傷から、再配置可能な接着剤シート60により保護される。光ディスク61を使用することが望まれるとき(たとえば、コンパクトディスクプレーヤで)、光ディスク61から再配置可能な接着シート60を「引き剥がして」、読取り/書込み表面66を暴露させる。再配置可能な接着剤12は、バッキング11に対して光ディスク61に対するよりも高い接着性を有し、バッキング11と一緒に保持されるので、接着剤残留物が光ディスク61上に保持されたり、ディスク61の性能が影響を受けたりすることが回避される。これは、先に記載した「低タック」接着剤の使用に起因する。
【0038】
さらに、微粒子64(たとえば、埃、油など)は、光ディスク61の読取り/書込み表面66から除去されることがわかった。読取り/書込み表面66に対する埃および微粒子64の接着性よりも、再配置可能な接着剤12に対する埃および微粒子64の接着レベルのほうが高いので、埃および微粒子64は、除去される。薄紙でディスクを払拭する場合とは異なり、接着シート60を用いてディスク61を清浄化すれば、ディスク61上への微粒子64の摺動が起こらなくなり、清浄化時、ディスク61の引掻傷は実質的に減少するであろう。さらに、再配置可能な接着剤12の性質に起因して、微粒子64は再配置可能なシート60に移動するが、接着剤12の残留物は、光ディスク61の読取り/書込み表面66上に実質的に移動することはない。したがって、シート60は、読取り/書込み表面66の保護と読取り/書込み表面66の清浄化の両方の働きをする。低分子量画分が非常に小さくなるように、そのような「低タック性」接着剤がリビング重合から作製されるので、接着剤のごくわずかの(もしあれば)残留物は移され、もしあれば、小さい割合の低分子量添加剤が本発明の中で使用される。
【0039】
図8は、光ディスク61の読取り/書込み表面66に剥離可能に固定された再配置可能な接着剤シート80の一実施形態を例示している。シート80は、第1および第2の主表面82Aおよび82Bを含む。第1の主表面82Aは、インクジェットプリンターを使用するなどのさまざまな方法を用いて印刷しうる表示83を含む。この表示は、エンドユーザー(消費者)が作成および印刷することが可能である。他の選択肢としては、販売前にシート80上にあらかじめ印刷する。シート80は、再配置可能な接着剤12を含み、先に図2に対して記載のごとく、インク受容層24を備えることも可能である。シート80が「ドーナツ」型の第1および第2主表面82Aおよび82Bを有することに留意されたい。これにより、光ディスク61の中央取付け部分84へのアクセスが可能になっている。表示は、ディスクを識別する目的で(たとえば、ディスクのデジタル情報の内容にあわせて)または広告のような製品の販売促進を目的として選択することが可能である。
【0040】
図9〜11は、本発明による再配置可能な接着剤シートの小出し物品を例示している。記載のごとく、図6とは対照的に、図9〜11は、ほとんど任意の形状を有することができる。図9は、シート90の第2の主表面92Bが、隣接するシート90の第1の主表面92A上に配設されてシート90のスタック94を形成するように配設された、本発明による再配置可能な接着剤シート90の一実施形態を例示している。シート90は、当技術分野で公知の種々の方法を用いてスタック94構成で固定することが可能である。たとえば、各シート90の第1の部分96で接着剤を使用し、これにより、各シート90をすぐ隣のシートに固定し、さらに各シート90の残りの部分98を第1の部分96から分離させることができるようにミシン目を設ける。他の選択肢として、再配置可能な接着剤24により、シート90をすぐ隣のシート90に固定することも可能である。図10は、例示的なディスペンサー100中に配設されたスタック90を例示している。
【0041】
他の実施形態では、図11に例示されるように、再配置可能な接着剤シート110は、ロール112の形で形成することが可能である。ミシン目114を利用すれば、隣接するシート110を分離することが可能である。整理収納用品で本発明による再配置可能なシートを利用するさらなる実施形態を、図12〜17に例示する。
【0042】
図12は、シート122に固定された再配置可能な接着剤シート120を例示している。再配置可能な接着剤シート120がシート122に固定され(たとえば、PSAまたは他の固定方法を用いて)、光ディスク61が再配置可能な接着剤シート120に固定されるように、シート122を再配置可能な接着剤12に固定することが可能である。シート120は、ディスク61よりも大きくてもよいし、等しくてもよいし、小さくてもよく、全体形状がディスク61と同一であっても異なっていてもよい。他の選択肢として、再配置可能な接着剤12をシート122上に直接配設することにより、光ディスク61をシート122に直接配置することも可能である。孔128(点線で示されている)をシート122に貫設することにより、当技術分野で公知のリング型バインダー(図示せず)中にシート122を固定することが可能である。このほか、図13に例示されるように、シート122を本130に結合させることが可能である。
【0043】
同様に、図14に示されるように、再配置可能な接着剤シート140は、宣伝用メーラー142に接合させたり(点線により示されている)、宣伝用メーラー142の一部分として一体化させて形成させたりすることが可能である。この場合にもまた、シート140は、ディスク61よりも大きくてもよいし、等しくてもよいし、小さくてもよく、全体形状がディスク61と同一であっても異なっていてもよい。図14に例示されるように、メーラー142は、三つ折パンフレット144で行ってもよいし、図15に例示されるように、単一のシートの形態146であってもよい。表示148は、宣伝用メーラー142上に印刷することが可能である。
【0044】
光ディスク61の他の保存方法を図16および17に例示する。図16に示されるように、光ディスク61は、再配置可能な接着剤シート161に固定され、次に、ラック162中にスタッキングされる。ラック162の構成は、例示的である。当業者であれば、再配置可能な接着剤シート161と組み合わせて他のラック構成を使用できることがわかるであろう。同様に、図17に例示されるように、「扇」型保持システム170で再配置可能な接着シート170を利用することができる。共通の末端172で接合された再配置可能な接着剤シート170上に光ディスク61を配設すれば、閲覧時には接着剤シート170を「扇形に広がった」状態にし、保存時には折り畳んだ状態にすることができる。再配置可能な接着剤シート170を「折り畳んだ」位置で収容することのできる外側ケース174を配設することも可能である。
【0045】
以下の実施例中に本発明のさらなる実施形態を示すが、これらの実施例に限定されるものではない。
【実施例】
【0046】
実施例1〜3
本発明による一連のディスククリーニングシートを作製された。未溶解熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーが観察されなくなるまで、40グラムの熱可塑性ブロックコポリマーエラストマー(テキサス州ヒューストンのクラトン・ポリマーズ(Kraton Polymers,Houston,TX)から市販されているクラトン(Kraton)G1657)と100グラムのトルエンとをローラーミルのガラスジャー中で混合することにより、実施例3で使用する接着剤組成物を調製した。混合時間の合計は12時間よりも長かった。次に、約75μmの乾燥接着剤コーティング厚さを確保するコーティング間隙でナイフコーターを用いて、グロッシー・ディジタル・ペーパー(Glossy Digital Paper)(ジョージア州ストーン・マウンテンのジャパン・パルプ・アンド・ペーパー(USA)コーポレーション(Japan Pulp & Paper(USA)Corporation,Stone Mountain,GA)から市販されている)のマット面上に接着剤組成物溶液をコーティングした。コーティング後、70℃で約15分間かけてシートを乾燥させた。さらに接着剤被覆シートをダイカットしてタブを備えるCD形状にした。
【0047】
塵埃堆積または指紋により、汚れた光ディスクを作製した。作製された汚れたディスクを、従来のディスク払拭クリーニング製品(対照サンプル1および2)および接着剤被覆シートで清浄化した。清浄化前、顕微鏡下でディスクを観測した(図18Aおよび18Bに示されるとおり)。こうして、払拭により塵埃粒子または指紋を除去しうるが、ディスク表面に引掻傷を生じる可能性がある。接着剤被覆シートを使用すると、ディスク表面になんら引掻傷を生じることなく、塵埃粒子および指紋が除去される。日本、大阪のヒタチ・マクセル株式会社(Hatachi Maxell,Ltd.,Osaka,Japan)により製造されたマクセル(Maxell)(登録商標)CD−ROMクリーニングクロス(Cleaning Cloth),Model CD−305を用いて、図18Aに示される汚れたディスクの清浄化を行った。この結果、図19Aに例示されるようなディスクの引掻傷を生じた。それと比較して、図18Bに示される汚れたディスクは、本発明による再配置可能な接着剤被覆シートにより清浄化され、図19Bに例示されるように、引掻傷を生じることとなくディスクが清浄化された。
【0048】
実施例4
実施例3に関連して記載した手順に従って、接着剤被覆シートを作製した。図6に対して提示および記載したように、図1に示される構成を有するダイカットシートを光ディスクの読取り面に適用した。そのような接着シートにより保護されたディスクは、ケース、ボックス、ラック、スピンドルのような任意の副次保存物品に入れて保存したり、または単純に便宜的に引き出し中、机上、棚上に放置したりすることが可能である。シート上のタブを索引タブとして使用すれば、ディスクを整理して収納し容易に見つけることが可能である。
【0049】
ディスクをプレーヤーにセットするとき、保護シートをディスク表面から除去し(したがって、ディスクは清浄化される)、クリーンなディスクをディスクプレーヤーに配置することが可能である。
【0050】
実施例5
実施例3に関連して記載した手順に従って、接着剤被覆シートを作製した。ただし、厚肉ボール紙(20ミル)を使用した。次に、被覆ボール紙を長方形の形状にカットした。さらに、被覆ボール紙のスタックを作製して、回転型、事務用品型、またはアルバム型のカードシステム(図12、16および17に示されるとおり)に組み入れた。再配置可能な接着剤表面にディスクの読取り面を接触させて接着させることにより、ディスクをシステム中に保存した。そのような再配置可能な接着剤により得られる選択的接着性に起因して、接着剤は、それに接する他のシートの紙面には接着しない。そのようなシステム(たとえば、回転型カードファイル)は、ディスクを表示、保持、および選択するための、簡単で、容易で、効果的で、かつ低価格の手段を提供する。
【0051】
実施例6〜8
実施例3に関連して記載した手順に従って、接着剤被覆シートを作製した。ただし、シリコーン剥離ライナーを使用した。接着剤を光学的に清澄な転写テープにさらにラミネートした。この転写テープもまた、他方の面上にシリコーン剥離ライナーを有していた。したがって、形成されたテープは、一方の面上の再配置可能な非粘着性接着剤を有し、他方の面上に粘着性PSAを有していた。両面をシリコーン剥離ライナーで覆った。テープをダイカットした。
【0052】
ダイカットテープを用いて次の実施例を作製した。
実施例6−ディスクを本の中に保持する:粘着接着面上の剥離ライナーを除去し、本のページに粘着接着面を接着させ、非粘着接着面上の剥離ライナーを除去し、非粘着接着面を露出させ、光ディスクを非粘着接着剤に接合する(図13に示されるとおり)。
【0053】
実施例7−ディスクを三つ折りフォルダーの中に保持する:粘着接着面上の剥離ライナーを除去し、フォルダーの中央面に粘着接着表面を接着し、非粘着接着面上の剥離ライナーを除去し、非粘着接着表面を露出させ、光ディスクを非粘着性接着剤に接合する(図14に示されるとおり)。
【0054】
実施例8−ミニディスクを便箋上に保持する:粘着接着面上の剥離ライナーを除去し、便箋の底部のコーナーに粘着接着表面を接着し、非粘着接着面上の剥離ライナーを除去し、非粘着接着表面を露出させ、光ディスクを非粘着性接着剤に接合する(図15に示されるとおり)。
【0055】
実施例9〜31
実施例3に関連して記載した手順に従って、接着剤シートを作製した。ただし、種々のクラトン(Kraton)熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーを、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(サウスカロライナ州グレアのミツビシ・ポリエステル(Mitsubishi Polyester,Greer,SC)から市販されているホスタファン(Hostaphan))上にコーティングした。接着剤の乾燥コーティング厚さを50μmに制御した。ASTM方法(ASTM−D3330/3330M,試験法(Test Method)A,15.09巻,概要1.1.1)に従って剥離速度90ipmおよび剥離角度180でI−MASS剥離試験機により剥離接着力を測定された。剥離を行う前、サンプルを基材上に10分前配置した。
【0056】
表2に示されるように、本発明で使用したクラトン(Kraton)熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーはすべて、非感圧接着剤特性を示し、光ディスクに対して比較的高い接着性を有するが、紙に対して比較的低い接着性を有していた。
【0057】
【表1】
Figure 2005500642
【0058】
実施例32〜47
実施例3に関連して記載した手順に従って、接着剤シートを作製した。ただし、乾燥コーティング厚さを変化させた。実施例8〜29に記載されている手順に従って、剥離接着力を測定した。ただし、剥離前、いくつかのサンプルは、ディスク上で室温でエージングさせた。表3のデータはすべて、ディスク表面からの剥離接着力である。
【0059】
【表2】
Figure 2005500642
【0060】
実施例48〜52
乾燥コーティング厚さが約50μmとなるようにして実施例3に関連して記載した手順に従って、接着剤シートを作製した。ただし、熱可塑性ブロックコポリマーエラストマーをブレンドした。実施例8〜31に記載されている手順に従って、剥離接着力を測定した。
【0061】
【表3】
Figure 2005500642
【0062】
実施例53〜68
以下の表5に示されている組成で接着剤溶液を作製した。
【0063】
【表4】
Figure 2005500642
【0064】
乾燥コーティング厚さが約50μmとなるようにして実施例3に関連して記載した手順に従って、接着剤シートを作製した。ただし、上記の組成物をコーティングした。実施例8〜31に記載されている手順に従って、剥離接着力を測定した。ポリカーボネートデータは、光ディスク読取り/書込み表面からの剥離力を表し、20#/50#紙は、非標的表面からの剥離力を表す。剥離試験データを表6に示す。
【0065】
【表5】
Figure 2005500642
【0066】
これまで論述したことに限定されるものではなく、それらに加えて、下記の特性によりさらに本発明について説明する。本発明は、室温で3×105パスカルよりも大きい、好ましくは1×106よりも大きい貯蔵モジュラスを有する再配置可能な接着剤を含む、光ディスク用の接着剤被覆物品を提供する。
【0067】
本発明はさらに、光ディスクの読取り面上で使用される該接着剤被覆物品を提供する。
【0068】
本発明はまた、引掻傷を生じることなく光ディスクを清浄化する新規で改良された手段を提供する。この方法には、再配置可能な接着剤被覆シートをディスクの読取り面に接合させてから引き剥がすことが含まれる。好ましい接着剤は、ディスク表面から埃や指油を除去するであろう。
【0069】
本発明はまた、最小限のスペース条件で経済的に光ディスクを保存する新規で改良された手段を提供する。
【0070】
本発明はまた、関連する印刷された(書かれた)情報と共に光ディスクを包装し、十分なディスク保護を提供する新規で改良された手段を提供する。
【0071】
本発明はまた、光ディスクを保護する新規で改良された手段を提供する。CDケースまたはスリーブとは対照的に、本発明は、塵埃による汚染や引掻傷から完全にディスクを保護する。
【0072】
本発明はまた、光ディスクを索引づけする新規で改良された手段を提供する。防護シート上にタブを設けることにより、本発明を、光ディスクを索引づけするために使用することができる。
【0073】
本発明はまた、たくさんの光ディスクを整理収納する新規で改良された手段を提供する。保護シートを作製して、バインダー、アルバム、回転型カードファイルなどのようなデバイス中に組み込めば、保存時、それらの用品中に光ディスクをうまく整理収納することができる。
【0074】
本発明はまた、光ディスクを展示する新規で改良された手段を提供する。ディスクを展示するための掲示板として、本発明を使用することも可能である。
【0075】
本発明は、ディスク保存を、清浄化、保護、索引づけ、整理収納、および展示のすべてと組み合わせる、新規な統合された解決策をさらに提供する。
【0076】
有利には、再配置可能な接着剤は、低タック非感圧接着剤である。これにより、ごくわずかな圧力で物品の接着面をディスクのポリカーボネート表面に接触させることが可能になり、後で、顕著な力を必要とすることなく、接着剤層とディスクのポリカーボネート表面の間の結合をきれいに破壊することが可能になる。
【0077】
本発明のさらなる実施形態は、光記録媒体に適用するためのシートであって、バッキングと、バッキングの一方の面上の選択的接着性を有する再配置可能な接着剤と、任意に、インク印刷品質または書込み品質を増大させる、バッキングの他の面上のインク受容コーティングと、任意に、バッキングへの接着結合を増大させる、バッキングと接着剤層の間のプライマーコーティングと、を備える上記シートを提供する。そのような構成にすれば、シリコーン剥離ライナーは不要になる。
【0078】
ユニークな点として、接着剤層の性質に起因して、シートを光記録媒体表面からきれいに除去し、再適用することが可能であり、したがって、確実に清浄化された裸のディスクをプレーヤーにセットすることができる。
【0079】
まとめると、本発明を使用すれば、致命的な引掻傷や塵埃(またはデブリ)から十分に保護すると同時にCDケースよりもはるかに少ないスペースで、光ディスクを保存することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】接着剤被覆シートの断面側面図である。
【図2】接着剤を覆う任意の剥離ライナーと、対向する主表面上の任意のインク受容層上の任意の印刷されたグラフィックと、を備える接着剤被覆シートの断面側面図である。
【図3】接着剤コーティングとバックシートの間に任意のプライマー層を備える接着剤被覆シートの断面側面図である。
【図4】バックシートの一主要面上の本発明の再配置可能な接着剤と、対向する主表面上の任意の感圧接着剤と、を備える接着剤被覆シートの断面側面図である。
【図5】バックシートの一主表面上に本発明の再配置可能な接着剤を備える接着剤被覆シートの断面側面図である。
【図6】光記録媒体の読取り/書込み面に接合された接着剤被覆シートの斜視図である。
【図7】光記録媒体の読取り/書込み面から引き剥がされた接着剤被覆シートの斜視図である。
【図8】光記録媒体の読取り/書込み面に接着された印刷された接着剤被覆シートの斜視図である。
【図9】接着剤被覆シートのスタックの斜視図である。
【図10】ディスペンサー中の接着剤被覆シートのスタックの斜視図である。
【図11】小出し可能な接着剤被覆シートのロールの斜視図である。
【図12】三リングバインダーシートの形に作製された接着剤被覆シートと、接着剤被覆シートの表面上に接着された光ディスクと、の斜視図である。
【図13】再配置可能な接着剤の表面上に固定された光ディスクを備える再配置可能な接着剤被覆シートを利用する本の中に接合された接着剤被覆シートの斜視図である。
【図14】中央部分にラミネートされた非感圧接着剤と、再配置可能な接着剤の表面上に固定された光ディスクと、を備える三つ折りディスクメーラーの斜視図である。
【図15】レターページ上にラミネートされた再配置可能な接着剤と、再配置可能な接着剤の表面上に固定された光ディスクと、を備えるレターページの斜視図である。
【図16】接着剤被覆シートと接合された光ディスクとを備えるディスクラックの斜視図である。
【図17】接着剤被覆シートと、接合された光ディスクと、を備える回転型カードファイル保存用品の斜視図である。
【図18A】光ディスクのクローズアップ写真である。
【図18B】光ディスクのクローズアップ写真である。
【図19A】光ディスクのクローズアップ写真である。
【図19B】光ディスクのクローズアップ写真である。

Claims (33)

  1. 光ディスクに固定可能な物品であって、
    バッキングと、
    該バッキング上に配設された再配置可能な接着剤の層であって、ここで、該再配置可能な接着剤は、該光ディスク上の読取り/書込み表面に対して第1のより高い接着レベルを有し、かつ非標的表面に対して第2のより低い接着レベルを有する、再配置可能な接着剤の層と、
    を備える物品。
  2. 前記接着剤が、室温で3×105パスカルよりも大きい貯蔵モジュラスを有する、請求項1に記載の物品。
  3. 前記接着剤が、非標的表面に対して約230グラム/インチ未満の第2の接着レベルを有する、請求項1に記載の物品。
  4. 前記接着剤が、約85グラム/インチから約2550グラム/インチの間の第1の接着レベルを有する、請求項1に記載の物品。
  5. 前記接着剤が、約28グラム/インチ未満の第2の接着レベルを有する、請求項1に記載の物品。
  6. 前記接着剤が、約15グラム/インチ未満の第2の接着レベルを有する、請求項5に記載の物品。
  7. 前記接着剤が、約230グラム/インチから約1100グラム/インチの間の第1の接着レベルを有する、請求項5に記載の物品。
  8. 前記再配置可能な接着剤が、前記バッキングに対して前記光ディスクに対するよりも高レベルの接着性を有するように構成されている、請求項1に記載の物品。
  9. 前記バッキングの第2の面上に配設されたインク受容層をさらに備え、前記再配置可能な接着剤層が前記バッキングの第1の面上に配設される、請求項1に記載の物品。
  10. 前記再配置可能な接着剤層の層の第1の面上に配設されたライナーをさらに備える、請求項9に記載の物品。
  11. 前記再配置可能な接着剤層と前記バッキングとの間に配設された副次層をさらに備える、請求項1に記載の物品。
  12. 前記副次層がインクを含む、請求項11に記載の物品。
  13. 前記バッキングの第2の面上に配設された感圧接着剤の層をさらに備え、前記再配置可能な接着剤層が前記バッキングの第1の面上に配設される、請求項1に記載の物品。
  14. 前記バッキングが可撓性である、請求項1に記載の物品。
  15. 前記接着剤が、室温で1×106パスカルよりも大きい貯蔵モジュラスを有する、請求項1に記載の物品。
  16. 物品を光ディスクに固定しかつそれから除去する方法であって、
    再配置可能な接着剤を有するバッキングを光ディスクの読取り/書込み表面に接触させて配設するステップであって、ここで、該再配置可能な接着剤は、該読取り/書込み表面に接触させて配設されるステップと、
    該光ディスクから該バッキングを引き剥がすステップであって、ここで、該再配置可能な接着剤の層は、該バッキングに対して該光ディスクに対するよりも高レベルの接着性を有する、引き剥がすステップと、
    を含む方法。
  17. 前記再配置可能な接着剤が、室温で3×105パスカルよりも大きい貯蔵モジュラスを有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記再配置可能な接着剤が、室温で1×106パスカルよりも大きい貯蔵モジュラスを有する、請求項16に記載の方法。
  19. 読取り/書込み表面の微粒子を再配置可能な接着剤に付着させるステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  20. 前記バッキングが、組織化デバイスの構成要素である、請求項16に記載の方法。
  21. 前記バッキングが、小出し物品の構成要素である、請求項16に記載の方法。
  22. 前記バッキングの第2の面上にインク受容層を配設するステップと、
    前記バッキングの第1の面上に前記再配置可能な接着剤層を配設するステップと、
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  23. 前記再配置可能な接着剤層の層の第1の面上にライナーを配設するステップ、
    をさらに含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記再配置可能な接着剤層と前記バッキングの間に副次層を配設するステップ、
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  25. 前記副次層がインクを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記バッキングの第2の面上に感圧接着剤の層を配設するステップと、
    前記バッキングの第1の面上に前記再配置可能な接着剤層を配設するステップと、
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  27. 前記バッキングが可撓性である、請求項16に記載の方法。
  28. 前記再配置可能な接着剤が、前記光ディスク上の読取り/書込み表面に対して第1のより高い接着レベルを有し、かつ非標的表面に対して第2のより低い接着レベルを有する、請求項16に記載の方法。
  29. 前記接着剤が、非標的表面に対して約230グラム/インチ未満の第2の接着レベルを有する、請求項28に記載の方法。
  30. 前記接着剤が、約85グラム/インチから約2550グラム/インチの間の第1の接着レベルを有する、請求項28に記載の方法。
  31. 前記接着剤が、約28グラム/インチ未満の第2の接着レベルを有する、請求項29に記載の方法。
  32. 前記接着剤が、約15グラム/インチ未満の第2の接着レベルを有する、請求項31に記載の方法。
  33. 前記接着剤が、約230グラム/インチから約1100グラム/インチの間の第1の接着レベルを有する、請求項30に記載の方法。
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