JPH1111564A

JPH1111564A - 郵送用記録媒体ホルダー

Info

Publication number: JPH1111564A
Application number: JP15594197A
Authority: JP
Inventors: Yoshihisa Tanigawa; 良久谷川
Original assignee: Fuji Techno Co Ltd
Current assignee: Fuji Techno Co Ltd
Priority date: 1997-04-24
Filing date: 1997-05-28
Publication date: 1999-01-19

Abstract

(57)【要約】【課題】コンパクトデスクの保持を容易にかつ確実に
行える郵送用記録媒体ホルダーを提供する。【解決手段】印刷を施した基材の一方の面に再粘着剤
層を設け、この再粘着剤層を設けた面が内側となるよう
に前記基材を２つ折りにし、この２つ折りにした前記基
材の間にコンパクトデイスク等の記録媒体を挟んで貼り
合わせたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトデスク
（ＣＤ）等の記録媒体を郵送することのできる郵送用記
録媒体ホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の郵送用記録媒体ホルダー
としては、基材の一方の面に外周部を接着してフィルム
材を設け、この基材とフィルム材との間にコンパクトデ
スクを収納するものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の郵
送用記録媒体ホルダーは、基材とフィルムとの間にコン
パクトデスクを収納する作業工程が困難であるととも
に、収納後にコンパクトデスクが抜け落ちてしまうとい
う問題を有していた。

【０００４】そこで本発明は、コンパクトデスクの保持
を容易にかつ確実に行える郵送用記録媒体ホルダーを提
供することを目的とする。また本発明は、郵送で送られ
てきた後も、そのまま記録媒体のホルダーとして使用す
ることができる郵送用記録媒体ホルダーを提供すること
を目的とする。また本発明は、使用後は燃えるゴミとし
て処理できる環境問題にも対応した郵送用記録媒体ホル
ダーを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明の
郵送用記録媒体ホルダーは、印刷を施した基材の一方の
面に再粘着剤層を設け、この再粘着剤層を設けた面が内
側となるように前記基材を２つ折りにし、この２つ折り
にした前記基材の間にコンパクトデイスク等の記録媒体
を挟んで貼り合わせたことを特徴とする。請求項２記載
の本発明の郵送用記録媒体ホルダーは、請求項１記載の
郵送用記録媒体ホルダーにおいて、前記基材の再粘着剤
層を設ける面に、記録媒体貼付位置を印刷により表示す
ることを特徴とする。請求項３記載の本発明の郵送用記
録媒体ホルダーは、請求項１記載の郵送用記録媒体ホル
ダーにおいて、前記再粘着剤層を少なくとも前記基材の
外周部と記録媒体貼付位置に設けたことを特徴とする。
請求項４記載の本発明の郵送用記録媒体ホルダーは、請
求項１記載の郵送用記録媒体ホルダーにおいて、前記再
粘着剤層の９０度剥離力を３０〜１１０ｇとしたことを
特徴とする。請求項５記載の本発明の郵送用記録媒体ホ
ルダーは、請求項１記載の郵送用記録媒体ホルダーにお
いて、前記再粘着剤層の９０度剥離力を３０〜５０ｇと
したことを特徴とする。請求項６記載の本発明の郵送用
記録媒体ホルダーは、請求項１記載の郵送用記録媒体ホ
ルダーにおいて、前記再粘着剤層のせん断吸着力を２〜
３ｋｇとしたことを特徴とする。請求項７記載の本発明
の郵送用記録媒体ホルダーは、請求項１記載の郵送用記
録媒体ホルダーにおいて、前記基材を紙材としたことを
特徴とする。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の第１の実施の形態におけ
る郵送用記録媒体ホルダーは、２つ折りにした前記基材
の間にコンパクトデイスク等の記録媒体を再粘着剤層に
よって貼付するものである。このように粘着を利用して
記録媒体を保持するために記録媒体の保持工程を容易に
行うことができるとともに、確実な保持を行うことがで
きる。また、基材によって記録媒体の両面を保護するた
めに記録媒体を傷つけることなく郵送することができ
る。また、再粘着剤を用いることにより、記録媒体を貼
ったり剥がしたりすることができるので、郵送で送られ
てきた後もコンパクトデスク等の記録媒体ホルダーとし
て使用することができる。また本発明の第２の実施の形
態における郵送用記録媒体ホルダーは、前記基材の再粘
着剤層を設ける面に、記録媒体貼付位置を印刷により表
示するものである。このように記録媒体貼付位置を表示
することによって、記録媒体ホルダーとして使用する場
合に使用勝手がよい。特に再粘着剤層を基材面に部分的
に設けた場合には、記録媒体保持部分を間違えることな
く使用することができる。また本発明の第３の実施の形
態における郵送用記録媒体ホルダーは、再粘着剤層を少
なくとも前記基材の外周部と記録媒体貼付位置に設けた
ものである。このように、再粘着剤層を記録媒体貼付位
置以外に、基材の外周部にも設けることによって、基材
を２つ折りにしたときに貼り合わせ面が確実に密着す
る。従って、１枚ものの郵送葉書として郵送することが
できる。また本発明の第４の実施の形態における郵送用
記録媒体ホルダーは、再粘着剤層の９０度剥離力を３０
〜１１０ｇとしたものである。このように再粘着剤層の
９０度剥離力を３０〜１１０ｇとすることによって、コ
ンパクトデスク等の記録媒体の記録面や印刷面を損傷す
ることなく、記録媒体を貼ったり剥がしたりすることが
できるまた本発明の第５の実施の形態における郵送用記
録媒体ホルダーは、再粘着剤層の９０度剥離力をさらに
３０〜５０ｇに限定したものである。このように再粘着
剤層の９０度剥離力を３０〜５０ｇとすることによっ
て、コンパクトデスク等の記録媒体をさらに容易に貼っ
たり剥がしたりすることができるまた本発明の第６の実
施の形態における郵送用記録媒体ホルダーは、再粘着剤
層のせん断吸着力を２〜３ｋｇとしたものである。この
ように再粘着剤層のせん断吸着力を２〜３ｋｇとするこ
とによって、コンパクトデスク等の記録媒体の記録面や
印刷面を損傷することなく、記録媒体を貼ったり剥がし
たりすることができるまた本発明の第７の実施の形態に
おける郵送用記録媒体ホルダーは、基材を紙材としたも
のである。このように基材を紙材とすることによって、
使用後は燃えるゴミとして処理でき、環境問題にも対応
している。

【０００７】

【実施例】以下本発明の一実施例について図面に基づい
て説明する。図１は同実施例における郵送用記録媒体ホ
ルダーの平面図、図２は同郵送用記録媒体ホルダーの側
面図である。図に示すように郵送用記録ホルダーは、紙
材からなる基材１０の表面の全面に再粘着剤層２０を設
けている。基材１０の表面及び裏面には適宜印刷が施さ
れている。図中Ｉ−Ｉ線は基材１０の中心線であり、基
材１０はこの中心線で２つ折りにされて用いられる。基
材１０の表面には、記録媒体貼付位置を示す表示部１１
が印刷されている。ここで表示部１１は、コンパクトデ
スクのイラストを印刷することで表示している。

【０００８】次に図３を用いて基材１０に再粘着剤層２
０を設けるための再粘着フィルムについて説明する。再
粘着フィルムは、吸着樹脂層２１、透明オレフィンフィ
ルム２２、粘着剤層２３を順に積層して構成されてい
る。また、吸着樹脂層２１の面には剥離フィルム２４
を、粘着剤層２３の面には剥離紙２５を設けている。こ
こで、吸着樹脂層２１としてはシリカ系粘着剤が用いら
れている。このとき、吸着樹脂層２１の厚みは約２０μ
ｍであり、９０度剥離力は３０〜１１０ｇ、せん断吸着
力は２〜３ｋｇとしている。なお、９０度剥離力につい
ては３０〜５０ｇとすることがより好ましい。９０度剥
離力が３０ｇ以下、せん断吸着力が２ｋｇ以下であると
コンパクトデスクを十分に保持することができず、また
９０度剥離力が１１０ｇ以上、せん断吸着力が３ｋｇ以
上であるとコンパクトデスクを痛めてしまう危険性があ
る。

【０００９】基材１０に再粘着剤層２０を設ける場合に
は、この再粘着フィルムの剥離紙２５を剥がして基材１
０に貼り合わせる。基材１０に再粘着フィルムを貼り合
わせた状態を図４に示す。再粘着フィルムは、粘着剤層
２３によって基材１０に貼り付けられる。なお、粘着剤
層２３は再剥離しない粘着剤である。この状態で郵送用
記録媒体ホルダーが完成する。そしてこの郵送用記録媒
体ホルダーを使用する場合には、剥離フィルム２４を剥
離して用いる。次にこの郵送用記録媒体ホルダーを使用
する状態について図５〜図７を用いて説明する。図５
は、図１に示す表示部１１にコンパクトデスク３０を貼
付した後、２つ折りにしている状態を示している。この
ように基材１０は、再粘着剤層２０を内側として折り曲
げられ、貼り合わされる。図６は貼り合わせた状態を示
す郵送用記録媒体ホルダーの側断面図である。再粘着剤
層２０はコンパクトデスク３０の両面だけでなく、基材
１０同士も貼り合わせ一体化する。図７は、コンパクト
デスク３０を取り出す場合の基材１０の剥離途中を示し
ている。基材１０は、紙材によって構成されているため
柔軟性があり、図示のようにコンパクトデスク３０から
剥がされる時には９０度剥離力が作用することになる。

【００１０】図８に他の実施例を示す。同図は、再粘着
剤層２０を記録媒体貼付部２０Ａと外周部２０Ｂに設け
た実施例である。このように少なくとも記録媒体貼付部
２０Ａ以外に外周部２０Ｂに設けることにより２つ折り
にしたときに基材１０の端部がめくられた状態となるの
を防止することができ、１枚ものの郵便葉書として郵送
することができる。以上のように構成された郵送用記録
媒体ホルダーを郵送する場合には、基材１０の外面に宛
名シールを直接貼付し、あるいは宛名シールを貼付した
透明フィルム袋にこの郵送用記録媒体ホルダーを収納し
て使用される。なお、上記実施例では、再粘着剤層の吸
着樹脂としてシリカ系粘着剤を用いたもので説明した
が、繰り返し粘着剥離を行える粘着剤であればよい。従
って、例えばシリコン、ウレタン、アクリル系の粘着剤
であってもよい。

【００１１】

【発明の効果】以上のように本発明は、粘着を利用して
記録媒体を保持するために記録媒体の保持工程を容易に
行うことができるとともに、確実な保持を行うことがで
きる。また、基材によって記録媒体の両面を保護するた
めに記録媒体を傷つけることなく郵送することができ
る。また、再粘着剤を用いることにより、記録媒体を貼
ったり剥がしたりすることができるので、郵送で送られ
てきた後もコンパクトデスク等の記録媒体ホルダーとし
ても使用することができる。また本発明は、基材を紙材
とすることによって、使用後は燃えるゴミとして処理で
き、環境問題にも対応している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による郵送用記録媒体ホルダ
ーの平面図

【図２】同郵送用記録媒体ホルダーの側面図

【図３】本発明の郵送用記録媒体ホルダーに用いられる
再粘着フィルムの要部側面図

【図４】基材に再粘着フィルムを貼り合わせた状態を示
す要部側面図

【図５】同郵送用記録媒体ホルダーの使用状態を示す斜
視図

【図６】同郵送用記録媒体ホルダーの使用状態を示す側
断面図

【図７】同郵送用記録媒体ホルダーの使用状態を示す側
断面図

【図８】本発明の他の実施例による郵送用記録媒体ホル
ダーの平面図

【符号の説明】

１０基材１１表示部２０再粘着剤層３０コンパクトデスク

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印刷を施した基材の一方の面に再粘着剤
層を設け、この再粘着剤層を設けた面が内側となるよう
に前記基材を２つ折りにし、この２つ折りにした前記基
材の間にコンパクトデイスク等の記録媒体を挟んで貼り
合わせたことを特徴とする郵送用記録媒体ホルダー。
【請求項２】前記基材の再粘着剤層を設ける面に、記
録媒体貼付位置を印刷により表示することを特徴とする
請求項１記載の郵送用記録媒体ホルダー。
【請求項３】前記再粘着剤層を少なくとも前記基材の
外周部と記録媒体貼付位置に設けたことを特徴とする請
求項１記載の郵送用記録媒体ホルダー。
【請求項４】前記再粘着剤層の９０度剥離力を３０〜
１１０ｇとしたことを特徴とする請求項１記載の郵送用
記録媒体ホルダー。
【請求項５】前記再粘着剤層の９０度剥離力を３０〜
５０ｇとしたことを特徴とする請求項１記載の郵送用記
録媒体ホルダー。
【請求項６】前記再粘着剤層のせん断吸着力を２〜３
ｋｇとしたことを特徴とする請求項１記載の郵送用記録
媒体ホルダー。
【請求項７】前記基材を紙材としたことを特徴とする
請求項１記載の郵送用記録媒体ホルダー。