JP2005500334A - 6−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−トリアゾロピリミジン - Google Patents

6−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−トリアゾロピリミジン Download PDF

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Abstract

次の式Iで表わされる6-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-トリアゾロピリミジン類
【化1】
Figure 2005500334

[式中、
R1およびR2は独立に水素または
アルキル、アルケニル、アルキニル,またはアルカジエニル、シクロアルキル、フェニル、ナフチル、または
1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する5または6員へテロシクリル、または
1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する5または6員ヘテロアリールを表わし、
この場合R1基およびR2基は置換されていなくてもよいしまたは本明細書で規定したように置換されていてもよく、あるいは
R1およびR2は間にある窒素原子と一緒になって、1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する、置換されていてもよい5または6員ヘテロ環を表わし;
Xはハロゲン、シアノ、アルコキシ、ハロアルコキシまたはアルケニルオキシである]、その調製方法、それを含む組成物および植物病原性菌類を防除するためのそれの使用に関する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は次の式Iで表わされる6-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-トリアゾロピリミジン類
【化1】
Figure 2005500334
[式中、
R1およびR2は独立に水素または
C1-C10-アルキル、C2-C10-アルケニル、C2-C10-アルキニル、またはC4-C10-アルカジエニル、C3-C10-シクロアルキル、フェニル、ナフチル、または
1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する5または6員へテロシクリル、または
1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する5または6員ヘテロアリールを表わし
この場合R1基およびR2基は置換されていなくてもよいかまたは1〜3個の基Raがついていてもよく[ここでRaはシアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C1-C6-アルキルチオ、C1-C6-アルキルアミノ、ジ-C1-C6-アルキルアミノ、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルケニルオキシ、C2-C6-アルキニル、C3-C6-アルキニルオキシおよびC1-C4-アルキレンジオキシである];あるいは
R1およびR2は間にある窒素原子と一緒になって、1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する、1〜3個のRa基で置換されていてもよい5または6員ヘテロ環を表わし;
Xはハロゲン、シアノ、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシまたはC3-C8-アルケニルオキシである。
【0002】
さらに、本発明はそれの調製方法、それを含有する組成物および、植物病原性菌類を防除するためのそれの使用にも関する。
【背景技術】
【0003】
6-フェニル-7-アミノ-トリアゾロピリミジン類は米国特許第4,567,262号および米国特許第5,593,996号により一般に公知である。
【0004】
6位にトリフルオロフェニル基をもつトリアゾロピリミジンはWO-A 98/46607およびEP-A 945 453に開示されている。
【0005】
WO-A 98/46608により、7位においてフッ素化アルキルアミンで置換されたいくつかの6-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-トリアゾロピリミジン類が公知である。
【0006】
上記した文献に開示されている化合物は各種の植物病原性菌類に対して活性があると言われている。
【発明の開示】
【0007】
本発明の目的はより高い殺菌活性をもつ化合物を提供することにある。
【0008】
本発明者等はこの目的が冒頭で規定した化合物により達成されることを見出した。さらに、本発明者等はそれの調製方法、それを含む組成物および、化合物Iを用いた植物病原性菌類の防除方法も見出した。
【0009】
式Iの化合物は、WO-A 98/46608で公知の化合物とは、トリアゾロピリミジン系における2,6-ジフルオロ-フェニル基と7位におけるハロゲンのついていないアミノ基の組み合わせにおいて異なる。
【0010】
本発明はさらに上記した式Iの化合物の調製方法を提供するもので、その方法は、Xがハロゲンである式IIで表わされる5,7-ジハロ化合物を式IIIで表わされるアミンで処理することを含んでなる。
【化2】
Figure 2005500334
【0011】
この5,7-ジハロ化合物IIと式IIIのアミンの反応はWO-A 98/46608から公知の条件で行うことができる。
【0012】
式IIの化合物はEP-A 550 113により公知であり、公知の方法[EP-A 550 113またはEP-A 770 615を参照]により調製することができる。
【0013】
この反応は好ましくは溶媒の存在下で行う。好適な溶媒としては、エーテル類例えばジオキサン、ジエチルエーテルおよび特にテトラヒドロフラン、ハロゲン化炭化水素例えばジクロロエタンおよび芳香族炭化水素例えばトルエンが挙げられる。
【0014】
反応は温度0℃〜70℃で好適に行なわれ、より好ましい温度は10℃〜35℃である。
【0015】
また反応を塩基の存在下で行うのが好ましい。好ましい塩基としては、第三級アミン類例えばトリエチルアミン、および無機塩基例えば炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムが挙げられる。別の方法として、式IIIの化合物を過剰量存在させて塩基として作用させることもできる。
【0016】
得られる反応混合物は通常の方法で後処理するが、例えば、水と混合し、相分離させ、必要ならばその粗生成物をクロマトグラフィ精製することにより行なわれる。得られる最終生成物の一部は無色または淡褐色の粘稠な油状物の形態で得られるが、これらは減圧下、少し高目の温度で精製または揮発性成分除去する。最終生成物が固形物として得られる場合は、精製は再結晶または温浸により行うこともできる。
【0017】
式IIの化合物は当技術分野では公知であり、EP-A 550 113、EP-A 770 615およびWO-A 98/46608に開示されている合成経路により得ることができる。
【0018】
Xがシアノ、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシまたはC3-C8-アルケニルオキシである式Iの化合物は、好ましくは溶媒の存在下で、Xがハロゲン好ましくはクロロである化合物Iを、式Iの化合物を得るのに導入されるべきX'の中身に対応してそれぞれ無機シアノ塩、アルコキシラート、ハロアルコキシラートまたはアルケニルオキシラートである式IVで表わされる化合物と反応させることで調製することができる。式IV中の陽イオンMの影響は小さく、実用上および経済上の理由から通常アンモニウム、テトラアルキルアンモニウムまたはアルカリ金属およびアルカリ土類金属塩が好ましい。
【化3】
Figure 2005500334
【0019】
この反応は温度0〜120℃で好適に行なわれ、より好ましい反応温度は10〜40℃である[J. Heterocycl. Chem., Vol. 12, p. 861-863 (1975)を参照]。
【0020】
好ましい溶媒としてはエーテル類例えばジオキサン、ジエチルエーテルおよび特にテトラヒドロフラン、ハロゲン化炭化水素例えばジクロロメタンおよび芳香族炭化水素例えばトルエンが挙げられる。
【0021】
個々の化合物Iが上記した反応経路で得られない場合は、他の化合物Iの誘導体化により調製することができる。
【0022】
上記の一般式中の化学式名称の定義においては一般には以下に示す置換基を表わす集合名詞的な用語を使用した。
【0023】
-ハロゲン:フッ素、塩素、臭素およびヨウ素;
-C1〜C10-アルキル:1〜10個特に1〜6個の炭素原子を持つ飽和、直鎖状または分岐状炭化水素基例えば上記したC1〜C4-アルキル、あるいはペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジ-メチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピルおよび1-エチル-2-メチルプロピル;
-C2〜C10-アルケニル:2〜10個特に2〜6個の炭素原子といずれかの位置に1つの二重結合を持つ不飽和、直鎖状または分岐状炭化水素基、例えばエテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニルおよび2-メチル-2-プロペニル;
C2〜C10-アルキニル:2〜10個特に2〜4個の炭素原子といずれかの位置に1つの三重結合を持つ直鎖状または分岐状炭化水素基、例えばエチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニルおよび1-メチル-2-プロピニル;
C1〜C6-ハロアルコキシのハロアルキル部分:1〜6個好ましくは(上記した)1〜4個の炭素原子を持つ直鎖状または分岐状アルキル基においてその基中の水素原子が上記したハロゲン原子で部分的または完全に置換されていてもよいもの例えばC1〜C2-ハロアルコキシ(例えばクロロメトキシ、ブロモメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、1-クロロエトキシ、1-ブロモエトキシ、1-フルオロエトキシ、2-フルオロエトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2-クロロ-2-フルオロエトキシ、2-クロロ-2,2-ジフルオロエトキシ、2,2-ジクロロ-2-フルオロエトキシ、2,2,2-トリクロロエトキシおよびペンタフルオロエトキシ);
C3〜C10-シクロアルキル:3〜10個の炭素原子を持つ単環式または二環式シクロアルキル基;単環式基は好ましくは3〜8個、特に3〜6個の環員を有し、二環式基は好ましくは8〜10個の環員を有する。
【0024】
1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子好ましくは1個の酸素原子を有する5または6員ヘテロシクリル基。
【0025】
1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する5員へテロアリール:環員として炭素原子に加えて1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有していてもよい5員へテロアリール基、例えば2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、3-ピロリル、3-イソオキサゾリル、4-イソオキサゾリル、5-イソオキサゾリル、3-イソチアゾリル、4-イソチアゾリル、5-イソチアゾリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリル、1,2,4-オキサジアゾール-3-イル、1,2,4-オキサジアゾール-5-イル、1,2,4-チアジアゾール-3-イル、1,2,4-チアジアゾール-5-イル、1,2,4-トリアゾール-3-イル、1,3,4-オキサジアゾール-2-イル、1,3,4-チアジアゾール-2-イルおよび1,3,4-トリアゾール-2-イル;
1〜4個の窒素原子を有する6員へテロアリール:環員として炭素原子に加えて1〜3個または1〜4個の窒素原子を有していてもよい6員へテロアリール基、例えば2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル、3-ピリダジニル、4-ピリダジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニル、2-ピラジニル、1,3,5-トリアジン-2-イルおよび1,2,4-トリアジン-3-イル。
【0026】
目的とする用途に対しては、好ましいのは以下の置換基をもつ式Iのトリアゾロピリミジン類であり、この好ましい選択はそれぞれの場合それ自体でまたは組み合せで有効である。
【0027】
好ましいシクロアルキル部分は、1個以上のニトロ、シアノ、C1〜C6-アルキル、C1〜C6-アルコキシ基で置換されていてもよいシクロペンチルである。
【0028】
好ましいヘテロアリール部分はピリジル、ピリミジル、ピラゾリルまたはチエニルである。
【0029】
好ましいのは式Iの化合物において、直鎖状または分岐状でありうる基R1またはR2のアルキル部分が1〜9個の炭素原子、より好ましくは2〜6個の炭素原子を有しているもの、置換基R1またはR2のアルケニルまたはアルキニル部分が2〜9個の炭素原子、より好ましくは3〜6個の炭素原子を有しているもの、置換基R1またはR2のシクロアルキル部分が3〜10個の炭素原子、好ましくは3〜8個の炭素原子、より好ましくは3〜6個の炭素原子を有しているもの、ならびに置換基R1またはR2のビシクロアルキル部分が7〜9個の炭素原子を有しているものである。アルキル、アルケニルまたはアルキニル基は線状でも分岐状でもよい。
【0030】
式Iの化合物においてR1が水素ではないものが好ましい。
【0031】
さらに、式Iの化合物においてR1が、1〜3個のC1-C10-アルキルまたはC1-C10-アルコキシ基で置換されていてもよい直鎖状または分岐状C1-C10-アルキル基特に分岐状C3-C10-アルキル基、C3-C8-シクロアルキル基、C5-C9-ビシクロアルキル基、C3-C8-シクロアルキル-C1-C6-アルキル基、C1-C10-アルコキシ-C1-C6-アルキル基、またはフェニル基であるものが好ましい。
【0032】
特に好ましいのは化合物IにおいてR2が水素原子またはC1-C10-アルキル基特に水素原子であるものである。
【0033】
さらに、特に好ましのは化合物IにおいてR2がメチルまたはエチルであるものである。
【0034】
R1が置換されていてもよいC3-C8-シクロアルキル基好ましくはシクロペンチルまたはシクロヘキシル基である場合は、R2は好ましくは水素原子またはC1-C6-アルキル基である。
【0035】
さらに、特に好ましいのは化合物IにおいてR1およびR2が間にある窒素原子と一緒になって置換されていてもよいヘテロ環、好ましくは置換されていてもよいC3-C7-ヘテロ環、特にピロリジン、ピペリジン、テトラヒドロピリジン特に1,2,3,6-テトラヒドロピリジンまたは1個以上のC1-C10-アルキル基で置換されていてもよいアゼパン環を形成しているものである。
【0036】
なおまた、特に好ましいのは化合物IにおいてXがクロロまたはブロモ特にクロロであるものである。
【0037】
さらに、好ましいのは化合物IにおいてXがシアノまたはメトキシであるものである。
【0038】
さらに、特に好ましいのは化合物IにおいてXがエトキシ、n-プロポキシ、イソ-プロポキシ、アリルオキシ、または3-メチルアリルオキシであるものである。
【0039】
本発明の範囲には、キラル中心をもつ一般式Iで表わされる化合物の(R)および(S)異性体およびそのラセミ化合物、ならびに塩類、N-酸化物および酸付加化合物も包含される。
【0040】
これらの使用に関しては、特に好ましいのは以下の表にまとめた化合物Iである。置換基としてこの表に記載されている基はまたそれら自身、それらが記載されている組み合せとは無関係に、それぞれの置換基の特に好ましい実施形態でもある。
【0041】
表1
Xがクロロであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物。
【0042】
表2
Xがブロモであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物。
【0043】
表3
Xがシアノであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物。
【0044】
表4
Xがメトキシであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物。
【0045】
表5
Xがエトキシであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物。
【0046】
表6
Xがn-プロポキシであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物。
【0047】
表7
Xがイソ-プロポキシであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物
表8
Xがアリルオキシであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物
表9
Xが3-メチルアリルオキシであり、R1およびR2が表A中の行のうちの1つと一致する式Iの化合物
表A
【化4】
Figure 2005500334
【表1】
Figure 2005500334
【0048】
Figure 2005500334
【0049】
化合物Iは殺菌薬として好適である。それらは広い範囲の植物病原性菌類、特に子嚢菌類(Ascomycetes)、不完全菌類(Deuteromycetes)、藻菌類(Phycomycetes)および担子菌類(Basidiomycetes)に対して抜きん出た活性を持つ。一部のものは植物全組織的に作用するので、葉面および土壌作用性殺菌薬として作物保護に用いることができる。
【0050】
これらは各種の作物例えばコムギ、ライムギ、オオムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシ、牧草、バナナ、ワタの木、ダイズ、コーヒーの木、サトウキビ、ブドウの木、果実種の木、観賞植物および野菜類例えばキュウリ、インゲンマメ、トマト、ジャガイモおよびウリ、ならびにこれら植物の種子につく様々な菌類の防除に特に有効である。
【0051】
具体的には、それらは以下の植物病害を防除するのに好適である。
【0052】
・野菜や果実につくアルテルナリア(Alternaria)属の菌、ポドスファエラ(Podosphaera)属の菌、スクレロチニア(Sclerotinia)属の菌、輪紋病菌(Physalospora canker)、
・イチゴ、野菜、観賞植物およびブドウの木につくBotrytis cinerea菌(灰色カビ病)、
・キュウリにつくCorynespora cassiicola菌、
・果実や野菜につくColletotrichum属の菌、
・バラにつくDiplocarpon rosae菌、
・カンキツ果実につくElsinoe fawcetti菌およびDiaporthe citri菌、
・ウリ、イチゴおよびバラにつくSphaerotheca属の菌、
・ラッカセイ、テンサイおよびナスにつくCercospora属の菌、
・ウリにつくErysiphe cichoracearum菌、
・トウガラシ、トマトおよびナスにつくLeveillula taurica菌、
・リンゴやウメにつくMycosphaerella属の菌、
・ウメにつくPhyllactinia kakicola菌、Gloesporium kaki菌、
・リンゴにつくGymnosporangium yamadae菌、Leptothyrium pomi菌、Podosphaera leucotricha菌およびGloedes pomigena菌、
・ナシやウメにつくCladosporium carpophilum菌、
・ナシにつくPhomopsis属の菌、
・カンキツ果実、ジャガイモ、タマネギにつくPhytophthora属の菌、特にジャガイモやトマトにつくPhytophthora infestans菌、
・穀類につくBlumeria graminis菌(ウドンコ病)、
・各種植物につくFusarium属およびVerticillium属の菌、
・チャにつくGlomerella cingulata菌、
・穀類およびコメにつくDrechslera属およびBipolaris属の菌、
・バナナやラッカセイにつくMycosphaerella属の菌、
・ブドウの木につくPlasmopara viticola菌、
・タマネギ、ホウレンソウやキクにつくPersonospora属の菌、
・ブドウの木につくPhaeoisariopsis vitis菌およびSphaceloma ampelina菌、
・コムギやオオムギにつくPseudocercosporella herpotrichoides菌、
・ホップやキュウリにつくPseudoperonospora属の菌、
・穀類やシバにつくPuccinia属の菌およびTyphula属の菌、
・コメにつくPyricularia oryzae菌、
・ワタの木、イネ、シバにつくRhizoctonia属の菌、
・コムギにつくStagonospora nodorum菌およびSeptoria tritici菌、
・ブドウの木につくUncinula necator菌、
・穀類やサトウキビにつくUstilago属の菌、および
・リンゴやナシにつくVenturia属の菌(黒星病)。
【0053】
さらに、化合物Iは物質(例えば木材、紙、塗料分散物、繊維および組織)の保護ならびに保管農産物の保護において例えばPaecilomyces variotii菌のような有害菌類を防除するのに好適である。
【0054】
化合物Iの施用は、菌類そのもの、あるいは菌類の感染から守るべき植物、種子、物質または土壌を、本活性成分の殺菌的に有効な量で処理することにより行われる。施用は、菌類が物質、植物または種子に感染する前および後のいずれでも行うことができる。
【0055】
通常、本殺菌薬組成物は活性成分を0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%含む。
【0056】
作物の保護に使用する場合は、施用量は所望する薬効の内容に応じて1ha当り活性成分0.01〜2.0kgである。
【0057】
種子の処理には、種子1kg当り活性成分量0.001〜0.1g、好ましくは0.01〜0.05gが通常必要である。
【0058】
物質または保管農産物の保護に使用する場合は、活性成分の施用量は施用する農場の特質ならびに所望する薬効に依存する。物質の保護に通常用いられる施用量は例えば処理する物質1立方メートル当り活性成分0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgである。
【0059】
化合物Iは一般的な剤形、例えば液剤、乳剤、懸濁剤、粉末剤、紛粒剤、ペースト剤および顆粒剤に変換することができる。使用される時の形体はその特定の目的により決まるが、いずれにしても本発明の化合物の微細且つ均一な分散を確実なものにするものでなければならない。
【0060】
本製剤は公知の方法で調製され、例えば、所望なら乳化剤や分散剤を用いて本活性成分を溶剤および/または担体で薄めることにより調製され、またその希釈剤として水を用いる場合は他の有機溶剤を補助溶剤として使用することも可能である。好適な補助剤は基本的には溶剤例えば芳香族化合物(例:キシレン)、塩素化芳香族化合物(例:クロロベンゼン)、パラフィン(例:石油留分)、アルコール類(例:メタノール、ブタノール)、ケトン類(例:シクロヘキサノン)、アミン類(例:エタノールアミン、ジメチルホルムアミド)および水;担体例えば天然鉱物粉末(例:カオリン、粘土、タルク、胡粉)および合成鉱物粉末(例:高分散シリカ、シリケート);乳化剤例えば非イオン性および陰イオン性乳化剤(例:ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、アルキルスルホン酸塩類およびアリールスルホン酸塩類)および分散剤例えばリグニン・亜硫酸廃液およびメチルセルロース;である。
【0061】
好適な界面活性剤は、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およびアンモニウム塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、脂肪アルコールの硫酸エステル類および脂肪酸類ならびにそのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、脂肪アルコールグリコールエーテルの硫酸塩、スルホン化ナフタレンおよびナフタレン誘導体とホルムアルデヒドの縮合物、ナフタレンまたはナフタレンスルホン酸とフェノールまたはホルムアルデヒドの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、エトキシ化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェノールのポリグリコールエーテル類、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル類、アルキルアリールポリエーテルアルコール類、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合物、エトキシ化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、エトキシ化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル類、リグニン・亜硫酸廃液ならびにメチルセルロースである。
【0062】
直接スプレー可能な液剤、乳剤、ペースト剤または油分散剤の調製に好適な物質は中〜高沸点石油留分例えば灯油またはディーゼル油さらにはコールタール油、ならびに植物または動物由来の油、脂肪族、環状および芳香族炭化水素例えばベンゼン、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレンまたはそれらの誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、クロロホルム、四塩化炭素、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、クロロベンゼン、イソホロン、強極性溶剤例えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドンおよび水である。
【0063】
粉粒剤、散布剤および粉末剤は、本活性物質を固形担体と混和または同時粉砕することにより調製することができる。
【0064】
顆粒剤例えばコーティングされた顆粒、含浸された顆粒および均質な顆粒は、本活性成分を固形担体と結合させることにより調製することができる。固形担体の例は、鉱物土類例えばシリカ、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、アッタクレイ(attaclay)、石灰岩、石灰、胡粉、陶土、黄土、粘土、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、二酸化マグネシウム、土質合成材料、肥料例えば硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、ならびに植物由来の産物例えばひき割り穀物、ひき割り樹皮、ひき割り木材およびひき割り堅果殻、セルロース粉末およびその他の固体担体である。
【0065】
通常、これら製剤は本活性成分を0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%含む。本活性成分は90%〜100%、好ましくは95%〜100%の純度(NMRスペクトルによる)で用いる。
【0066】
以下は例示的な製剤処方である。
【0067】
I. 本発明の化合物5重量部を細かく砕いたカオリン95重量部とよく混和する。これにより本活性成分5重量%を含む粉末剤が得られる。
【0068】
II. 本発明の化合物30重量部を、微紛シリカゲル92重量部と既にこのシリカゲルの表面にスプレーされているパラフィン油8重量部の混合物とよく混和する。これにより、良好な付着特性をもつ本活性成分の製剤(活性成分23重量%を含む)が得られる。
【0069】
III. 本発明の化合物10重量部を、キシレン90重量部、エチレンオキシド8〜10モルとオレイン酸N-モノエタノールアミド1モルの付加生成物6重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム2重量部およびエチレンオキシド40モルとヒマシ油1モルの付加生成物2重量部からなる混合物中に溶解させる(活性成分9重量%を含む)。
【0070】
IV. 本発明の化合物20重量部を、シクロヘキサノン60重量部、イソブタノール30重量部、エチレンオキシド7モルとイソオクチルフェノール1モルの付加生成物5重量部およびエチレンオキシド40モルとヒマシ油1モルの付加生成物5重量部からなる混合物中に溶解させる(活性成分16重量%を含む)。
【0071】
V. 本発明の化合物80重量部を、ジイソブチルナフタレン-α-スルホン酸ナトリウム3重量部、亜硫酸パルプ廃液からのリグノスルホン酸のナトリウム塩10重量部および微紛シリカゲル7重量部と十分に混和し、その混和物をハンマー・ミルで挽く(活性成分80重量%を含む)。
【0072】
VI. 本発明の化合物90重量部をN-メチル-α-ピロリドン10重量部と混合することにより、ミクロドロップ(微細液滴)の形体で用いるのに好適な液剤が得られる(活性成分90重量%を含む)。
【0073】
VII. 本発明の化合物20重量部を、シクロヘキサノン40重量部、イソブタノール30重量部、エチレンオキシド7モルとイソオクチルフェノール1モルの付加生成物20重量部およびエチレンオキシド40モルとヒマシ油1モルの付加生成物10重量部からなる混合物中に溶解させる。この溶液を水100,000重量部中に注ぎ、その中に細かく分散させることで、本活性成分0.02重量%を含む水性分散液が得られる。
【0074】
VIII.本発明の化合物20重量部をジイソブチルナフタレン-α-スルホン酸ナトリウム3重量部、亜硫酸パルプ廃液からのリグノスルホン酸のナトリウム塩17重量部および微紛シリカゲル60重量部と十分に混和し、その混和物をハンマー・ミルで挽く。この混和物を水20,000重量部中に細かく分散させると、本活性成分0.1重量%を含むスプレー用混合液が得られる。
【0075】
本活性成分は従ってその製剤の形体で、あるいはそれから調製される使用形体例えば直接スプレー可能な溶液、粉粒、懸濁液もしくは分散液、乳液、油性分散液、ペースト、粉末、散布用材料、または顆粒の形体で、スプレー、噴霧、散粉、散布または灌流することにより用いることができる。これらの使用形体はその使用目的により専ら決まるが、いずれの場合も、本発明の活性成分の可能な限りの最も細かい分散を確実に行うことが求められる。
【0076】
水性の使用形体は乳液コンセントレート(濃縮物)、ペーストまたは水和性粉末(スプレー可能な粉末、油性分散液)に水を加えることにより調製することができる。乳剤、ペースト剤または油分散剤の調製は、本物質をそれ自体または油もしくは溶剤に溶解させて湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤を用いて水中に均質化させることでできる。別の形体として、活性成分、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤ならびに適切ならば溶剤または油からなるコンセントレートを調製することも可能で、そのようなコンセントレートは水による希釈に好適である。
【0077】
即使用可能な製品中における活性成分の濃度はかなりの範囲で変わりうる。通常それらは0.0001〜10%、好ましくは0.01〜1%である。
【0078】
本活性成分はまた超低量法(ultra-low-volume process/ULV法)でもうまく使用することができ、活性成分を95重量%より多く含む製剤、あるいは添加剤なしの本活性成分そのものを適応させることも可能である。
【0079】
各種の油、除草薬、殺菌薬、その他の殺虫薬、あるいは殺菌薬を本活性成分に加えてもよく、適切ならば使用直前に加える(タンク混合)ことでもよい。これらの薬剤は本発明の薬剤と1:10〜10:1の重量比で混ぜてよい。
【0080】
殺菌剤としての使用形体では、本発明の組成物は他の活性成分、例えば除草剤、殺虫剤、生長調節剤、殺菌剤あるいは肥料と一緒に存在させることもできる。化合物Iまたはそれを含む組成物を殺菌剤としての使用形体において他の殺菌剤と混合すると、より広い範囲の殺菌効果が得られることが多い。
【0081】
以下に本発明の化合物と一緒に用いることができる殺菌薬を掲載するが、これらは可能性のある組み合せを例示するものであって、制限を課すものではない。
【0082】
硫黄、ジチオカルバミン酸類およびその誘導体例えばジメチルジチオカルバミン酸鉄(III)、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン、エチレンジアミンビスジチオカルバミン酸マンガン亜鉛、テトラメチルチウラムジスルフィド、(N,N-エチレンビスジチオカルバミン酸)亜鉛のアンモニア錯体、(N,N'-プロピレンビスジチオカルバミン酸)亜鉛のアンモニア錯体、(N,N'-プロピレンビスジチオカルバミン酸)亜鉛、N,N'-ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジスルフィド;
ニトロ誘導体例えばクロトン酸ジニトロ(1-メチルヘプチル)フェニル、2-s-ブチル-4,6-ジニトロフェニル3,3-ジメチルアクリレート、炭酸2-s-ブチル-4,6-ジニトロフェニルイソプロピル、ジイソプロピル5-ニトロ-イソフタレート;
ヘテロ環式物質例えば2-ヘプタデシル-2-イミダゾリンアセテート、2,4-ジクロロ-6-(o-クロロアニリノ)-s-トリアジン、O,O-ジエチルフタルイミドホスホノチオエート、5-アミノ-1-[ビス(ジメチルアミノ)ホスフィニル]-3-フェニル-1,2,4-トリアゾール、2,3-ジシアノ-1,4-ジチオアントラキノン、2-チオ-1,3-ジチオロ[4,5-b]キノキサリン、メチル1-(ブチルカルバモイル)-2-ベンゾイミダゾールカルバメート、2-メトキシカルボニルアミノベンゾイミダゾール、2-(2-フリル)ベンゾイミダゾール、2-(4-チアゾリル)ベンゾイミダゾール、N-(1,1,2,2-テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチルチオフタルイミド、5-クロロ-2-シアノ-4-p-トリル-イミダゾール-1-スルホン酸ジメチルアミド、N-ジクロロフルオロメチルチオ-N',N'-ジメチル-N-フェニルスルホ-ジアミド、5-エトキシ-3-トリクロロメチル-1,2,3-チアジアゾール、2-チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、1,4-ジクロロ-2,5-ジメトキシベンゼン、4-(2-クロロフェニルヒドラゾノ)-3-メチル-5-イソオキサゾロン、ピリジン-2-チオール1-オキシド、8-ヒドロキシキノリンまたはその銅塩、2,3-ジヒドロ-5-カルボキシアニリド-6-メチル-1,4-オキサチイン、2,3-ジヒドロ-5-カルボキシアニリド-6-メチル-1,4-オキサチイン4,4-ジオキシド、2-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-ピラン-3-カルボキシアニリド、2-メチルフラン-3-カルボキシアニリド、2,5-ジメチルフラン-3-カルボキシアニリド、2-クロロ-N-(4'-クロロ-ビフェニル-2-イル)-ニコチンアミド、2,4,5-トリメチルフラン-3-カルボキシアニリド、N-シクロヘキシル-2,5-ジメチルフラン-3-カルボキシアミド、N-シクロヘキシル-N-メトキシ-2,5-ジメチルフラン-3-カルボキシアミド、2-メチルベンズアニリド、2-ヨードベンズアニリド、N-ホルミル-N-モルホリン-2,2,2-トリクロロエチルアセタール、ピペラジン-1,4-ジイルビス-1-(2,2,2-トリクロロエチル)ホルムアミド、1-(3,4-ジクロロアニリノ)-1-ホルミルアミノ-2,2,2-トリクロロエタン;2,6-ジメチル-N-トリデシルモルホリンまたはその塩、2,6-ジメチル-N-シクロドデシルモルホリンまたはその塩、N-[3-(p-t-ブチルフェニル)-2-メチルプロピル]-シス-2,6-ジメチル-モルホリン、N-[3-(p-t-ブチルフェニル)-2-メチルプロピル]-ピペリジン、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-4-エチル-1,3-ジオキソラン-2-イル-エチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-4-n-プロピル-1,3-ジオキソラン-2-イル-エチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、N-(n-プロピル)-N-(2,4,6-トリクロロフェノキシエチル)-N'-イミダゾリル-尿素、1-(4-クロロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ブタノン、1-(4-クロロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ブタノール、(2RS,3RS)-1-[3-(2-クロロフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-オキシラン-2-イルメチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、α-(2-クロロフェニル)-α-(4-クロロフェニル)-5-ピリミジンメタノール、5-ブチル-2-ジメチルアミノ-4-ヒドロキシ-6-メチルピリミジン、ビス(p-クロロフェニル)-3-ピリジンメタノール、1,2-ビス(3-エトキシカルボニル-2-チオウレイド)ベンゼン、1,2-ビス(3-メトキシカルボニル-2-チオウレイド)ベンゼン、
ストロビルリン類例えばアゾキシストロビン、クレソキシムメチル、メチル-E-メトキシイミノ-[α-(2-フェノキシフェニル)]-アセトアミド、メチルE-メトキシイミノ-[α-(2,5-ジメチルフェノキシ)-o-トリル]アセトアミド、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、
アニリノピリミジン類例えばN-(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)アニリン、N-[4-メチル-6-(1-プロピニル)ピリミジン-2-イル]-アニリン、N-[4-メチル-6-シクロプロピルピリミジン-2-イル]アニリン、
フェニルピロール類例えば4-(2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-4-イル)ピロール-3-カルボニトリル、
シンナムアミド類例えば3-(4-クロロフェニル)-3-(3,4-ジメトキシ-フェニル)アクリロイルモルホリン、3-(4-フルオロフェニル)-3-(3,4-ジメトキシ-フェニル)アクリロイルモルホリン、
ならびに各種の殺菌薬例えばドデシルグアニジンアセテート、3-[3-(3,5-ジメチル-2-オキシシクロヘキシル)-2-ヒドロキシエチル]グルタル-イミド、ヘキサクロロベンゼン、メチルN-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(2-フロイル)-DL-アラニン酸、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(2'-メトキシアセチル)-アラニンメチルエステル、N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-クロロアセチル-D,L-2-アミノ-ブチロラクトン、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(フェニルアセチル)アラニンメチルエステル、5-メチル-5-ビニル-3-(3,5-ジクロロフェニル)-2,4-ジオキソ-1,3-オキサゾリジン、3-[3,5-ジクロロフェニル(5-メチル-5-メトキシメチル)-1,3-オキサゾリジン-2,4-ジオン、3-(3,5-ジクロロフェニル)-1-イソプロピルカルバモイルヒダントイン、N-(3,5-ジクロロフェニル)-1,2-ジメチルシクロプロパン-1,2-ジカルボキシイミド、2-シアノ-[N-(エチルアミノカルボニル)-2-メトキシイミノ]アセトアミド、3,5-ジクロロ-N-(3-クロロ-1-エチル-1-メチル-2-オキソ-プロピル)-4-メチル-ベンズアミド、1-(3-ブロモ-6-メトキシ-2-メチル-フェニル)-1-(2,3,4-トリメトキシ-6-メチル-フェニル)-メタノン、1-[2-(2,4-ジクロロ-フェニル)ペンチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、2,4-ジフルオロ-α-(1H-1,2,4-トリアゾリル-1-メチル)ベンズヒドリルアルコール、N-(3-クロロ-2,6-ジニトロ-4-トリフルオロメチルフェニル)-5-トリフルオロメチル-3-クロロ-2-アミノピリジン、1-((ビス(4-フルオロフェニル)メチルシリル)メチル)-1H-1,2,4-トリアゾール。
【実施例】
【0083】
合成の実施例
出発化合物を必要に応じて変え、以下の合成の実施例に示した手順を用いることで別の化合物Iを得た。得られた化合物Iを物性データと一緒に以下の表Iに掲載する。
【0084】
実施例1: 5,7- ジヒドロキシ -6-(2,6- ジフルオロフェニル )-[1,2,4]- トリアゾロ [1,5-a]- ピリミジンの調製
3-アミノ-1,2,4-トリアゾール(14g)、(2,6-ジフルオロフェニル)-マロン酸ジエチル(0.17モル、EP-A 10 02 788を参照)およびトリブチルアミン(50mL)の混合物を約180℃で6時間加熱した。この反応混合物を約70℃に冷やし、10%水酸化ナトリウム水溶液200mLを加え、その反応混合物を30分間撹拌した。これの相分離を行い、水相をジエチルエーテルで抽出した。この水相を酸性化した。これの沈殿物を濾過分離し、そして乾燥させて標題化合物40gを得た。
【0085】
実施例2: 5,7- ジクロロ -6-(2,6- ジフルオロフェニル )-[1,2,4]- トリアゾロ [1,5-a]- ピリミジンの調製
5,7-ジヒドロキシ-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-[1,2,4]-トリアゾロ-[1,5-a]ピリミジン(30g、実施例1で得たもの)およびオキシ塩化リン(50mL)の混合物を約8時間還流させた。オキシ塩化リンを一部蒸留除去した。これの残留物をジクロロメタンと水の混合物中に注いだ。これの有機層を分離し、脱水し、濾過した。この濾液を真空中で濃縮して融点が121℃の標題化合物28gを得た。
【0086】
実施例3: 5- クロロ -6-(2,6- ジフルオロフェニル )-7- イソプロピルアミノ -[1,2,4]- トリアゾロ [1,5-a] ピリミジン [I-3] の調製
イソプロピルアミン(1.5ミリモル)、トリエチルアミン(1.5ミリモル)およびジクロロメタン(10mL)の混合物を撹拌しながら5,7-ジクロロ-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-[1,2,4]-トリアゾロ[1,5-a]-ピリミジン(1.5ミリモル、実施例2で得たもの)およびジクロロメタン(20mL)の混合物中に加えた。この反応混合物を約20〜25℃で約16時間撹拌し、そのあと希塩酸(5%)で洗った。これの有機層を分離し、脱水し、濾過した。この濾液を減圧下で蒸発させ、その残留物をクロマトグラフィにかけて融点が169℃の標題化合物0.43gを得た。
【0087】
実施例4: 5- シアノ -6-(2,6- ジフルオロフェニル )-7-(4- メチルピペリジン -1- イル )-[1,2,4]- トリアゾロ [1,5-a] ピリミジン [I-18] の調製
ジメチルホルムアミド(DMF)750mL中の5-クロロ-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-[1,2,4]-トリアゾロ-[1,5-a]-ピリミジン(0.1モル;I-4)およびシアン化テトラエチルアンモニウム(0.25モル)の混合物を約20〜25℃で16時間撹拌した。この混合物に水を加え次いでメチルt-ブチルエーテル(MTBE)を加え、これの有機相を分離し、水で洗い、脱水し、濾過した。この濾液を蒸発させ、その残留物をクロマトグラフィにかけて融点が212℃の標題化合物6.95gを得た。
【0088】
実施例5: 5- メトキシ -6-(2,6- ジフルオロフェニル )-7-( ジエチルアミノ )-[1,2,4]- トリ アゾロ [1,5-a] ピリミジン [I-19] の調製
無水メタノール400mL中の5-クロロ-6-(2,6-ジフルオロフェニル)-7-(ジエチル-アミノ)-[1,2,4]-トリアゾロ-[1,5-a]-ピリミジン(65ミリモル;I-6)の溶液にナトリウムメタノラートの30%溶液(71.5ミリモル)を約20〜25℃で加えた。この混合物をさらに16時間撹拌した。メタノールを蒸発させ、その残留物をジクロロメタンで溶解した。これの有機相を水で洗い、脱水し、濾過した。この濾液を蒸発させ、その残留物をクロマトグラフィにかけて融点が153℃の標題化合物16.3gを得た。
【0089】
表I
【化5】
Figure 2005500334
【表2】
Figure 2005500334
【0090】
有害菌類に対する薬効の例
式Iの化合物の殺菌効果は以下の実験により実証した。
【0091】
本活性化合物を、別々にまたは一緒に、シクロヘキサノン70重量%、Nekanil(登録商標)LN(Lutensol(登録商標)AP6、エトキシ化アルキルフェノール類をベースとする乳化作用および分散作用を有する湿潤剤)20重量%およびWettol(登録商標)EM(エトキシ化ヒマシ油をベースとする非イオン性乳化剤)10重量%の混合物中の10%乳液として製剤化し、水で所望の濃度まで希釈した。
【0092】
生物活性試験−トマト夏疫病( Alternaria solani 菌)の殺菌防除
"Grose Fleischtomate St. Pierre"種のトマトの木の若苗を鉢で2〜4葉期まで育てた。これらの木を、本活性成分10%、シクロヘキサノン85%および乳化剤5%を含有する貯蔵液から調製された、以下に記載する濃度の活性成分を含有する水性懸濁液で流下する程度にスプレーした。次の日、この処理をした木を1mL当り0.2 x 106個の胞子を含有するAlternaria solani菌の水性懸濁液で接種した。このあとこの試験用の木を高湿度室に直ちに移した。温度20〜23℃で100%に近い相対湿度に6日間おいたのち、その葉における菌類の攻撃の程度を病気になった葉の面積%として視覚により評価した。
【0093】
この試験では、化合物I-2〜I-9、I-11、I-12、I-14、I-15およびI-17 250ppmで処理をした木は1%以下の感染であったが、処理をしていない木は90%まで感染していた。
【0094】
WO-A 98/46608で公知の活性化合物AおよびBを比較用化合物として用いた。
【化6】
Figure 2005500334
【0095】
Figure 2005500334
比較試験−ピーマン果肉スライスにつく灰色カビ病( Botrytis cinerea 菌)の防除
ピーマンの果肉スライスに、本活性成分10%、シクロヘキサノン85%および乳化剤5%を含有する貯蔵液から調製された、以下に記載する濃度の活性成分またはその混合物を含有する水性懸濁液を流下する程度にスプレーした。2時間後スプレーした層が乾いたので、このディスクに、2重量%バイオモルト水溶液中の、1mL当り1.7 x 106個の胞子を含有するBotrytis cinerea菌の胞子懸濁液を接種した。この感染果肉スライスをこのあと高湿の部屋で4日間18〜20℃でインキュベートした。次いで菌類の攻撃を受けた果肉スライス面積を視覚によりパーセントで評価した。
【0096】
この試験では、化合物I-2、I-8およびI-14 500 ppmで処理をした植物はそれぞれ3%以下の感染であったが、比較用化合物AおよびB 500 ppmで処理をした植物はそれぞれ100%および20%まで感染し、処理をしていない植物は100%まで感染していた。

Claims (7)

  1. 次の式Iで表わされる6-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-トリアゾロピリミジン。
    Figure 2005500334
    式中、
    R1およびR2は独立に水素または
    C1-C10-アルキル、C2-C10-アルケニル、C2-C10-アルキニル、またはC4-C10-アルカジエニル、C3-C10-シクロアルキル、フェニル、ナフチル、または
    1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する5または6員へテロシクリル、または
    1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する5または6員ヘテロアリールを表わし
    この場合R1基およびR2基は置換されていなくてもよいかまたは1〜3個の基Raがついていてもよく[ここでRaはシアノ、ニトロ、ヒドロキシル、C1-C6-アルキル、C1-C6-ハロアルキル、C3-C6-シクロアルキル、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシ、C1-C6-アルキルチオ、C1-C6-アルキルアミノ、ジ-C1-C6-アルキルアミノ、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルケニルオキシ、C2-C6-アルキニル、C3-C6-アルキニルオキシおよびC1-C4-アルキレンジオキシである];あるいは
    R1およびR2は間にある窒素原子と一緒になって、1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子と1個の硫黄または酸素原子を有する、1〜3個のRa基で置換されていてもよい5または6員ヘテロ環を表わし;
    Xはハロゲン、シアノ、C1-C6-アルコキシ、C1-C6-ハロアルコキシまたはC3-C8-アルケニルオキシである。
  2. R1が直鎖状または分岐状C1-C6-アルキル、C2-C6-アルケニル、またはC3-C9-シクロアルキルであり、且つ
    R2が水素またはC1-C6-アルキルであるか、あるいは
    R1およびR2が間にある窒素原子と一緒になって5または6個の炭素原子を持つ、1または2個のC1-C6-アルキル基で置換されていてもよいヘテロ環を表わす請求項1に記載の式Iの化合物。
  3. R2が水素である請求項1または2に記載の化合物。
  4. Xがハロゲンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 請求項4で規定した式Iの化合物の調製方法であって、次の式II
    Figure 2005500334
    [式中Yはハロゲンである]で表わされる5,7-ジハロゲン-6-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-トリアゾロピリミジン類を次の式III
    Figure 2005500334
    「式中R1およびR2は式Iに対して定義したとおりである」で表わされるアミンと反応させて式Iの化合物を生成させることを含んでなる上記方法。
  6. 請求項1に記載の式Iの化合物および固体または液体担体を含む、植物病原性菌類の防除に好適な組成物。
  7. 植物病原性菌類の防除方法であって、該菌類あるいは菌類の攻撃から守るべき物質、植物、土壌または種子を、請求項1に記載の式Iの化合物の有効量で処理することを含んでなる上記方法。
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