JP2005354590A - 情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 メモリ内蔵シートのメモリから読み取ったメモリ情報に基づく内容のうち必要のある内容を出力可能な情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 メモリ内蔵シート100から情報を読み取り、その情報に基づく内容を出力する情報出力装置であって、メモリ内蔵シート100を走査して画像情報を読み取るスキャナ手段2と、メモリ内蔵シート100のメモリ110からメモリ情報を読み取るリーダ手段44と、メモリ情報を操作画面に表示し、メモリ情報に基づく内容をユーザに選択させる操作手段6と、スキャナ手段2が読み取った画像情報と、ユーザにより選択されたメモリ情報に基づく内容とを出力する出力手段3とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図7
【解決手段】 メモリ内蔵シート100から情報を読み取り、その情報に基づく内容を出力する情報出力装置であって、メモリ内蔵シート100を走査して画像情報を読み取るスキャナ手段2と、メモリ内蔵シート100のメモリ110からメモリ情報を読み取るリーダ手段44と、メモリ情報を操作画面に表示し、メモリ情報に基づく内容をユーザに選択させる操作手段6と、スキャナ手段2が読み取った画像情報と、ユーザにより選択されたメモリ情報に基づく内容とを出力する出力手段3とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法に係り、特にメモリ内蔵シートから情報を読み取り、その情報に基づく内容を出力する情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法に関する。
近年、固有IDを持つ小さなタグを無線で認識するRFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる技術が注目されている。この技術を使ったタグは、RFIDタグ,無線タグ,ICタグ等と呼ばれる。特許文献1には、RFIDタグを原稿に設け、文字や図形等の視認情報を印字し、デジタルデータをRFIDタグに記録する内容が記載されている。従来のRFIDタグを設けた原稿では、概要情報を視認情報として印字し、詳細情報をデジタルデータとしてRFIDタグに記録することにより、TCO(Total Cost of Ownership)の削減が図られていた。
特開2002−337426号公報
従来のRFIDタグを設けた原稿では、概要情報だけを見て詳細情報の必要性をある程度判断できるため、詳細情報を必要としない場合に詳細情報を出力しないことでTCOの削減が図られていた。
しかしながら、ユーザは詳細情報の一部を必要としている場合もある。従来の情報出力装置等では、詳細情報の一部のみを必要とする場合であっても、RFIDタグに記録された詳細情報を全て出力してしまう。即ち、従来の情報出力装置等では詳細情報の一部を必要としている場合に、必要のないページを出力してしまう。したがって、従来の情報出力装置等ではTCOの削減が図れない場合があるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、メモリ内蔵シートのメモリから読み取ったメモリ情報に基づく内容のうち必要のある内容を出力可能な情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、メモリ内蔵シートから情報を読み取り、前記メモリ内蔵シートから読み取った情報に基づく内容を出力する情報出力装置であって、前記メモリ内蔵シートを走査して、メモリ内蔵シートから画像情報を読み取るスキャナ手段と、前記メモリ内蔵シートのメモリからメモリ情報を読み取るリーダ手段と、前記メモリ情報を操作画面に表示し、メモリ情報に基づく内容をユーザに選択させる操作手段と、前記スキャナ手段が読み取った画像情報と、ユーザにより選択されたメモリ情報に基づく内容とを出力する出力手段とを有することを特徴とする。なお、本発明は、画像処理装置および情報出力方法としてもよい。
本発明では、メモリ内蔵シートのメモリから読み取ったメモリ情報を操作画面に表示してメモリ情報に基づく内容をユーザに選択させ、ユーザにより選択されたメモリ情報に基づく内容を出力できる。
本発明によれば、メモリ内蔵シートのメモリから読み取ったメモリ情報に基づく内容のうち必要のある内容を出力可能な情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法を提供可能である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。図1は、本発明による画像処理装置の一実施例のハードウェア構成図である。なお、画像処理装置は情報出力装置の一例である。
画像処理装置は、コントローラ1,スキャナ2,プロッタ3,原稿給紙装置4,後処理装置5,操作部6,個人認証装置7を含むように構成される。コントローラ1は、スキャナ2,プロッタ3,操作部6及び個人認証装置7と接続されており、スキャナ2,プロッタ3,操作部6及び個人認証装置7を制御している。スキャナ2は原稿給紙装置4と接続されており、原稿給紙装置4を制御している。また、プロッタ3は後処理装置5と接続されており、後処理装置5を制御している。なお、スキャナ2にはRFIDリーダ/ライタが含まれる。
図2は、本発明による画像処理装置の一実施例のソフトウェア構成図である。画像処理装置は、コントローラ1,エンジンI/F40,プロッタエンジン41,スキャナエンジン42,RFID I/F43,RFIDリーダ/ライタ44,操作部I/F45,操作部46,認証装置I/F47,認証装置48を含むように構成される。
コントローラ1は、RFIDアプリ10,コピーアプリ11,スキャナアプリ12,FAXアプリ13,プリンタアプリ14,蓄積データアプリ15,Webアプリ16,ネットワークアプリ17,エンジンジョブ制御部21,ファイル制御部22,データ転送制御部23,通信制御部24,認証制御部25,ユーザデータ制御部26,システム制御部27,操作制御部28,メモリリソース管理部30,エンジンリソース管理部31,UNIX(登録商標)などのOS(オペレーティングシステム)32,デバイスドライバ33を起動する。なお、コントローラ1はネットワーク8からダウンロードされたダウンロードアプリ18を起動することもできる。
コントローラ1は、エンジンI/F40を介してプロッタエンジン41及びスキャナエンジン42を制御する。コントローラ1は、操作部I/F45を介して操作部46を制御する。また、コントローラ1は認証装置I/F47を介して認証装置48を制御する。なお、コントローラ1は新規デバイスI/F49を介して新規デバイス50を制御することもできる。スキャナエンジン42は、RFID I/F43を介してRFIDリーダ/ライタ44を制御する。
コントローラ1は、スキャナエンジン42及びRFIDリーダ/ライタ44を直接または間接的に制御することで、RFIDタグを付けた原稿(以下、単に原稿という)から画像情報を読み取ると共に、RFIDタグからメモリ情報を読み取る。原稿は、メモリ内蔵シートの一例である。また、RFIDタグはメモリ内蔵シートのメモリの一例である。
図3は、スキャナ、RFIDリーダ/ライタ及び原稿の関係を表した図である。スキャナ2は、RFIDリーダ/ライタ44を制御して、原稿100のRFIDタグ110からメモリ情報を読み取る一方、RFIDタグ110にメモリ情報を書き込む。RFIDタグ110のメモリ情報は、固有ID,メーカーID,情報バージョン,内容タイトル,アプリケーション,利用者情報,目次情報,目次ページ情報,目次サイズ情報,URL,画像データ等で構成される。
図4は、原稿給紙装置にセットされた原稿から画像情報およびメモリ情報を読み取る画像処理装置の一例の模式図である。図5は、原稿給紙装置にセットされた原稿から画像情報およびメモリ情報を読み取って出力する処理の一例のシーケンス図である。なお、図4の(1)〜(4)は原稿100が経路を移動する順序を表している。
ステップS1に進み、ユーザは原稿100を原稿給紙装置4にセットする。ステップS2に進み、ユーザは操作部6を操作して原稿100のRFIDタグ110からメモリ情報を読み取るRFIDモードに設定する。ステップS3に進み、ユーザは操作部6のスタートキーを押下する。
ステップS4に進み、操作部6はコントローラ1に処理開始を指示する。ステップS5に進み、コントローラ1は原稿読み取りモードの原稿給紙スタートをスキャナ2に指示する。ステップS6に進み、スキャナ2は原稿読み取りモードの原稿給紙スタートを原稿給紙装置4に指示する。原稿給紙装置4は、スキャナ2から原稿給紙スタートを指示されると、原稿給紙処理を開始する。ステップS7に進み、コントローラ1はスキャナ2にスキャンスタートを指示する。
原稿給紙装置4は、図4(1)に表した原稿100が、スキャン動作を行う画像位置に到達すると、ステップS8に進み、その旨をスキャナ2に通知する。ステップS9に進み、スキャナ2はスキャン動作を開始すると共に、画像位置に到達した旨をコントローラ1に通知する。
ステップS10に進み、コントローラ1はスキャナ2に画像転送OKを通知する。ステップS11に進み、スキャナ2は移動する原稿100からスキャンした画像情報のコントローラ1に対する転送を開始する。コントローラ1は、スキャナ2から転送された画像情報をフレームメモリに展開する。
なお、キャリッジ130にはRFIDリーダ/ライタ44が装着されている。RFIDリーダ/ライタ44は、移動する原稿100のRFIDタグ110の位置を検出する。RFIDタグ110の位置を検出すると、RFIDリーダ/ライタ44はRFIDタグ110の位置をスキャナ2に通知する。
ステップS12に進み、スキャナ2はRFIDタグ110の位置をコントローラ1に通知する。また、スキャナ2は原稿100に対するスキャン動作が終了すると、ステップS13に進み、原稿100からスキャンした画像情報のコントローラ1に対する転送を終了する。ステップS14に進み、コントローラ1は原稿排紙をスキャナ2に指示する。ステップS15に進み、スキャナ2は原稿排紙を原稿給紙装置4に指示する。原稿給紙装置4は、スキャナ2から原稿排紙を指示されると、原稿排紙処理を開始する。
ステップS16に進み、コントローラ1はメモリリード動作の為、スキャナ2にキャリッジ130の移動を指示する。スキャナ2は、キャリッジ130を矢印144の方向に移動させ、RFIDリーダ/ライタ44がRFIDタグ110と近接する位置でキャリッジ130を停止させる。
原稿給紙装置4は、原稿100が図4(4)の位置に到達すると、ステップS17に進み、原稿排紙終了をスキャナ2に通知する。ステップS18に進み、スキャナ2はスキャン終了をコントローラ1に通知する。ステップS19に進み、スキャナ2は排紙された原稿100のRFIDタグ110の位置にRFIDリーダ/ライタ44が移動した旨をコントローラ1に通知する。
ステップS20に進み、コントローラ1はスキャナ2に対してRFIDタグ110に対するリード命令を通知する。スキャナ2は、RFIDリーダ/ライタ44を制御してRFIDタグ110からメモリ情報を読み取る。ステップS21に進み、スキャナ2はRFIDタグ110から読み取ったメモリ情報をコントローラ1に転送する。
ステップS22に進み、コントローラ1はRFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づき、後述する実施例のような画面を操作部6に表示させる。ユーザは、操作部6に表示されたメモリ情報を確認し、メモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象として選択する。ステップS23に進み、ユーザは操作部6を操作して原稿100から読み取った画像情報およびメモリ情報を印刷処理または転送処理するモードに設定する。ステップS24に進み、ユーザは操作部6のスタートキーを再度押下する。ステップS25に進み、操作部6はユーザに設定されたモードをコントローラ1に通知する。コントローラ1は、ユーザに設定されたモードに基づき、RFIDタグ110から読み取ったメモリ情報をフレームメモリに展開する。
ステップS26に進み、コントローラ1はスキャナ2に対してRFIDタグ110に対するライト命令を通知する。スキャナ2は、RFIDリーダ/ライタ44を制御してRFIDタグ110にメモリ情報を書き込む。ステップS27に進み、スキャナ2はコントローラ1に対してライト終了を通知する。
ステップS28に進み、コントローラ1はスキャナ2に対して、キャリッジ130をホームポジションに戻すように指示する。スキャナ2は、キャリッジ130をホームポジションを戻す。ステップS29に進み、スキャナ2はキャリッジ130をホームポジションを戻した旨をコントローラ1に通知する。
ステップS30に進み、コントローラ1はプロッタ3にプリント(印刷)スタートを指示する。プロッタ3は、コントローラ1からプリントスタートを指示されると、フレームメモリに展開されている画像情報およびメモリ情報に対する印刷処理を開始する。ステップS30では、コントローラ1がメール転送スタートを指示することで、フレームメモリに展開されている画像情報およびメモリ情報に対するメール転送処理を開始することもできる。
メール転送処理が終了すると、ステップS31に進み、コントローラ1はメール転送終了が通知される。また、印刷処理が終了すると、プロッタ3はステップS32に進み、コントローラ1に対してプリント終了を通知する。ステップS33に進み、コントローラ1はプリント終了を操作部6に通知する。操作部6には、例えばプリント終了を表す画面が表示される。ステップS34に進み、ユーザはプロッタ3からの印刷出力を取得することができる。
図6は、RFIDリーダ/ライタの装着位置を表した模式図である。図6は、画像処理装置のコンタクトガラス面を上方向から見た様子を表している。キャリッジ130には、矢印143の原稿幅方向の中央付近に、RFIDリーダ/ライタ44が装着されている。RFIDリーダ/ライタ44は、矢印143の原稿幅分をカバーできる必要最低限の電波強度とする。例えばRFIDリーダ/ライタ44は、範囲142に含まれるRFIDタグ110を検出可能な必要最低限の電波強度でよい。
RFIDリーダ/ライタ44は、スキャン動作により原稿100が図4(2)の位置を移動するとき、原稿100のRFIDタグ110の位置を検出する。RFIDリーダ/ライタ44は、メモリリード動作によりキャリッジ130が矢印144の方向に移動するとき、RFIDタグ110が近接する位置に停止して、RFIDタグ110からメモリ情報を読み取る。したがって、RFIDリーダ/ライタ44は電波強度を弱くしても、RFIDタグ110からメモリ情報を正確かつ効率良く読み取ることができる。
以下、RFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させる処理について、出力対象選択方法の異なる実施例を順次説明していく。
図7は、RFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させる画像処理装置の第1実施例の模式図である。スキャナ2は原稿100から画像情報をスキャンし、その画像情報をコントローラ1に転送する。コントローラ1のCPUは、スキャナ2から転送された画像情報をHDD151に格納する。
RFIDリーダ/ライタ44は、原稿100のRFIDタグ110からメモリ情報を読み出し、そのメモリ情報をコントローラ1に転送する。コントローラ1のCPUは、RFIDリーダ/ライタ44から転送されたメモリ情報をRAM150およびHDD151に格納する。なお、RFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容は画像化が可能である。例えばメモリ情報は、RFIDタグ110、コントローラ1のRAM150やHDD151、URLで指定される画像データを指定している。
コントローラ1のCPUは、RAM150に格納されたメモリ情報に基づき、図8の画面1000を操作部6のLCD(液晶ディスプレイ)に表示させる。図8は、出力対象選択画面の一例のイメージ図である。出力対象選択画面1000は、画像情報のページとメモリ情報に基づく内容のページとが表示されており、出力対象のページを指定できる。
ユーザは、操作部6のタッチパネル等を操作して、出力対象のページを指定する。図8の出力対象選択画面1000は、画像情報のページ(原稿)と、メモリ情報に基づく内容のページ(P1,P3)とが指定されている例である。ユーザがスタートキーを再度押下すると、操作部6は出力対象として指定された画像情報のページとメモリ情報に基づく内容のページとをコントローラ1に通知する。
コントローラ1のCPUは、HDD151に格納された画像情報およびメモリ情報を利用して、出力対象として指定された画像情報のページとメモリ情報に基づく内容のページとをフレームメモリ152に展開する。なお、URLで指定されている画像データはネットワーク8を介して接続されているサーバー/Web154から取得され、HDD151に格納されたあと、フレームメモリ152に展開される。
コントローラ1のCPUはフレームメモリ152に展開されている出力対象として指定された画像情報のページとメモリ情報に基づく内容のページとを画像合成回路153経由で印刷,電子メール又はファイル転送で出力する。画像合成回路153は、必要に応じて画像合成処理を行い、出力対象として指定された画像情報のページとメモリ情報に基づく内容のページとを出力する。例えばプロッタ3は、出力対象として指定された画像情報のページと、メモリ情報に基づく内容のページとを印刷する出力処理を行って処理を終了する。
したがって、本発明による画像処理装置はRFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部をページ単位に指定できるので、メモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させることができる。
図9は、RFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させる画像処理装置の第2実施例の模式図である。なお、第1実施例の画像処理装置と同様な部分については、適宜説明を省略する。
コントローラ1のCPUは、RAM150に格納されたメモリ情報に基づき、図10の画面1100を操作部6のLCDに表示させる。図10は、出力対象選択画面の一例のイメージ図である。出力対象選択画面1100は、メモリ情報に基づく内容の目次と、目次の項目毎のページ数とが表示されており、出力対象を項目で指定できる。
ユーザは、操作部6のタッチパネル等を操作して出力対象の項目を指定する。図10の出力対象選択画面1100は、出力対象の項目(第1章 ABC、第4章 JKL)が指定されている例である。ユーザがスタートキーを再度押下すると、操作部6は出力対象の項目をコントローラ1に通知する。コントローラ1のCPUは、HDD151に格納された画像情報およびメモリ情報を利用して、出力対象の項目に含まれるページをフレームメモリ152に展開する。
コントローラ1のCPUは、出力対象の項目に含まれるページをフレームメモリ152から画像合成回路153に転送し、必要に応じて画像合成処理を行わせ、出力対象の項目に含まれるページを印刷,電子メール又はファイル転送で出力する。例えばプロッタ3は出力対象の項目に含まれるページを印刷する出力処理を行って処理を終了する。
したがって、本発明による画像処理装置はRFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部を目次の項目単位に指定できるので、メモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させることができる。
図11は、RFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させる画像処理装置の第3実施例の模式図である。実施例2と同様、第1実施例の画像処理装置と同様な部分については適宜説明を省略する。
コントローラ1のCPUは、HDD151に格納されたメモリ情報に基づき、図12の画面1200を操作部6のLCDに表示させる。図12は、出力対象選択画面の一例のイメージ図である。出力対象選択画面1200は、メモリ情報に基づく内容のページがサムネイル(画像見本)で表示されており、出力対象のページを指定できる。
ユーザは、操作部6のタッチパネル等を操作して、出力対象のページを指定する。図12の出力対象選択画面1200は、左側のサムネイル及び右側のサムネイルが指定されている例である。なお、ユーザは操作部6の拡大ボタン1201を押下することにより、指定されているサムネイルを図13のように拡大表示できる。図13は、サムネイルを拡大表示している出力対象選択画面の一例のイメージ図である。
図14は、出力対象のサムネイル表示または拡大表示のイメージ図である。出力対象のページ1400は、メモリ情報に基づく内容のページを1/5に間引くことでサムネイル1402を表示でき、またメモリ情報に基づく内容のページの点線部分1401を切り出すことでサムネイル1402を画面1403のように拡大表示できる。
ユーザがスタートキーを再度押下すると、操作部6は出力対象のページをコントローラ1に通知する。コントローラ1のCPUは、HDD151に格納された画像情報およびメモリ情報を利用して、出力対象のページをフレームメモリ152に展開する。
コントローラ1のCPUは、出力対象のページをフレームメモリ152から画像合成回路153に転送し、必要に応じて画像合成処理を行わせ、出力対象のページを印刷,電子メール又はファイル転送で出力する。例えばプロッタ3は、出力対象のページを印刷する出力処理を行って処理を終了する。
したがって、本発明による画像処理装置はRFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部をサムネイル単位に指定できるので、メモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させることができる。
図15は、RFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させる画像処理装置の第4実施例の模式図である。実施例2及び3と同様に、第1実施例の画像処理装置と同様な部分については適宜説明を省略する。
コントローラ1のCPUは、RAM150に格納されたメモリ情報に基づき、図16の画面1500を操作部6のLCDに表示させる。図16は、出力対象選択画面の一例のイメージ図である。出力対象選択画面1500は、メモリ情報に基づく内容のページがURLで表示されており、出力対象のページをURLで指定できる。なお、URLはメモリ情報に基づく内容の格納場所を表している。
ユーザは、操作部6のタッチパネル等を操作して、出力対象のページをURLで指定する。図16の出力対象選択画面1500は、上から2番目及び3番目のURLが出力対象のページとして指定されている例である。ユーザがスタートキーを再度押下すると、操作部6は出力対象のページをURLでコントローラ1に通知する。コントローラ1のCPUは、URLで指定された出力対象のページを、ネットワーク8経由でサーバー/Web154から取得し、HDD151に格納したあと、フレームメモリ152に展開する。
コントローラ1のCPUは、出力対象のページをフレームメモリ152から画像合成回路153に転送し、必要に応じて画像合成処理を行わせ、出力対象のページを印刷,電子メール又はファイル転送で出力する。例えばプロッタ3は、出力対象のページを印刷する出力処理を行って処理を終了する。
したがって、本発明による画像処理装置はRFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づく内容の一部又は全部をURL単位に指定できるので、メモリ情報に基づく内容の一部又は全部を出力対象としてユーザに選択させることができる。
図17は、URLで指定された出力対象のページをネットワーク経由で取得する処理の一例のフローチャートである。ステップS100に進み、コントローラ1はスタートキーが押下されたか否かを判定する。スタートキーが押下されなければ(S100においてNO)、コントローラ1はステップS100の処理を繰り返す。スタートキーが押下されれば(S100においてYES)、コントローラ1は原稿100から画像情報を読み取るステップS101の処理と、原稿100のRFIDタグ110の位置を検出するステップS102の処理とを並行して行う。
ステップS103に進み、コントローラ1は原稿100に対するスキャン動作が終了したか否かを判定する。原稿100に対するスキャン動作が終了していなければ(S103においてNO)、コントローラ1はステップS101,S102の処理を繰り返し行う。原稿100に対するスキャン動作が終了すれば(S103においてYES)、コントローラ1はステップS104に進み、RFIDタグ110からメモリ情報を読み取るRFIDモードが設定されているか否かを判定する。
RFIDモードが設定されていなければ(S104においてNO)、コントローラ1はステップS120に進み、原稿100から読み取った画像情報を印刷又は転送する通常の出力処理を行って処理を終了する。一方、RFIDモードが設定されていれば(S104においてYES)、コントローラ1はステップS105に進み、原稿100のRFIDタグ110の位置を検出できたか否かを判定する。
RFIDタグ110の位置を検出できなければ(S105においてNO)、コントローラ1はステップS121に進み、RFIDタグ110が無い旨を表すと共に、原稿100から読み取った画像情報に対する処理を選択させる画面を操作部6に表示させる。ステップS118に進み、コントローラ1は画像情報に対する処理として「取り消し」が選択されたか否かを判定する。
「取り消し」が選択されれば(S118においてYES)、コントローラ1は原稿100から読み取った画像情報を出力することなく処理を終了する。「取り消し」が選択されなければ(S118においてNO)、コントローラ1はステップS119に進み、「原稿のみ出力」が選択されたか否かを判定する。
「原稿のみ出力」が選択されなけば(S119においてNO)、コントローラ1はステップS118の処理に戻る。即ち、コントローラ1は「取り消し」又は「原稿のみ出力」のどちらか一方が選択されるまでステップS118,S119の処理を繰り返す。「原稿のみ出力」が選択されれば(S119においてYES)、コントローラ1はステップS120に進み、原稿100から読み取った画像情報を出力する通常の出力処理を行って処理を終了する。
RFIDタグ110の位置を検出できれば(S105においてYES)、コントローラ1はステップS106に進み、ユーザの認証と合致するRFIDタグ110を選択するRFID認証処理を行う。ステップS107に進み、コントローラ1は位置を検出できたRFIDタグ110の個数が1個であるか否かを判定する。
コントローラ1は位置を検出できたRFIDタグ110の個数が1個でなければ(S107においてNO)、ステップS122に進み、RFIDタグ110が複数個有る旨を表すと共に、原稿100から読み取った画像情報に対する処理を選択させる画面を操作部6に表示させたあと、前述したステップS118に進む。
コントローラ1は位置を検出できたRFIDタグ110の個数が1個であれば(S107においてYES)、ステップS108に進み、キャリッジ130を矢印144の方向に移動させ、RFIDリーダ/ライタ44がRFIDタグ110と近接する位置でキャリッジ130を停止させる。
ステップS109に進み、コントローラ1はRFIDタグ110からメモリ情報を読み取らせて、そのメモリ情報を転送させる。ステップS110に進み、コントローラ1はRFIDタグ110から読み取ったメモリ情報に基づき、図16のような出力対象選択画面1500を操作部6に表示させる。出力対象選択画面1500は、メモリ情報に基づく内容のページがURLで表示されている。
ステップS111に進み、コントローラ1はユーザが操作部6のタッチパネル等を操作して、出力対象選択画面1500のURLを選択したか否かを判定する。URLが選択されなければ(S111においてNO)、コントローラ1はステップS111の処理を繰り返す。URLが選択されれば(S111においてYES)、コントローラ1はステップS112に進み、出力対象選択画面1500の確定キーが押下されたか否かを判定する。
確定キーが押下されなければ(S112においてNO)、コントローラ1はステップS112の処理を繰り返す。確定キーが押下されれば(S112においてYES)、コントローラ1はネットワーク8経由でサーバー/Web154から、URLで指定されている画像データをダウンロードし、フレームメモリ152に展開する。
ステップS114に進み、コントローラ1はURLで指定されている画像データのダウンロードが終了したか否かを判定する。ダウンロードが終了していなければ(S114においてNO)、コントローラ1はステップS114の処理を繰り返す。ダウンロードが終了すれば(S114においてYES)、コントローラ1はステップS115に進み、途中終了であるか否かを判定する。
途中終了であると判定すれば(S115においてYES)、コントローラ1はステップS116に進み、URLで指定されている画像データのダウンロードが異常終了した旨を表す図18のような画面1600を操作部6に表示する。図18は、URLで指定されている画像データをダウンロードできなかった場合に操作部に表示する画面のイメージ図である。画面1600は、URLで指定されている画像データのダウンロードが異常終了した旨が表示されると共に、原稿100から読み取った画像情報に対する処理を選択させる仕組みが設けられている。
コントローラ1は、図18の画面1600を操作部6に表示したあと、前述したステップS118に進む。途中終了でないと判定すれば(S115においてNO)、コントローラ1はステップS117に進み、出力対象のページを印刷又は転送する出力処理を行って処理を終了する。
図17のフローチャートによれば、RFIDタグ110を検出できなかった場合、複数のRFIDタグ110を検出してしまった場合、URLで指定されている画像データのダウンロードに失敗した場合に、処理の停止または原稿100から読み取った画像情報のみの出力を選択できる。また、複数個のRFIDタグ110を検出した場合、ユーザの認証と合致するRFIDタグ110のみを選択できる。
(効果)
郵送されるハガキや封筒の中には、個人情報や機密情報が含まれることがあり、他人に盗まれても中を見られないような仕組みが必要である。そこで、紙上には個人情報等を記載せずに紙に内蔵されたRFIDタグに情報を書き込み、認証と照合しない限り中を見られない機密性を高めた仕組みを提供できる。
(効果)
郵送されるハガキや封筒の中には、個人情報や機密情報が含まれることがあり、他人に盗まれても中を見られないような仕組みが必要である。そこで、紙上には個人情報等を記載せずに紙に内蔵されたRFIDタグに情報を書き込み、認証と照合しない限り中を見られない機密性を高めた仕組みを提供できる。
また、重要書類ではなくても、概略を記述した紙にRFIDタグを内蔵して配布し、配布された人のうち必要な人だけがRFIDタグから詳細情報を得るようにすることで、無駄な紙の消費を低減できる。
このようなRFIDタグから情報を得る場合、本発明のように出力する情報を選択する構成を設けることにより、ユーザの使い勝手を向上させつつ、TCOの削減を図ることができる。
1 コントローラ
2 スキャナ
3 プロッタ
4 原稿給紙装置
5 後処理装置
6 操作部
7 個人認証装置
44 RFIDリーダ/ライタ
100 原稿
110 RFIDタグ
130 キャリッジ
2 スキャナ
3 プロッタ
4 原稿給紙装置
5 後処理装置
6 操作部
7 個人認証装置
44 RFIDリーダ/ライタ
100 原稿
110 RFIDタグ
130 キャリッジ
Claims (20)
- メモリ内蔵シートから情報を読み取り、前記メモリ内蔵シートから読み取った情報に基づく内容を出力する情報出力装置であって、
前記メモリ内蔵シートを走査して、メモリ内蔵シートから画像情報を読み取るスキャナ手段と、
前記メモリ内蔵シートのメモリからメモリ情報を読み取るリーダ手段と、
前記メモリ情報を操作画面に表示し、メモリ情報に基づく内容をユーザに選択させる操作手段と、
前記スキャナ手段が読み取った画像情報と、ユーザにより選択されたメモリ情報に基づく内容とを出力する出力手段と
を有することを特徴とする情報出力装置。 - 前記操作手段は、メモリ情報に基づく内容のページ番号を操作画面に表示し、ページ番号を指定させることで、前記メモリ情報に基づく内容の少なくとも一部をユーザに選択させることを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
- 前記操作手段は、メモリ情報に基づく内容の目次を操作画面に表示し、目次の項目を指定させることで、前記メモリ情報に基づく内容の少なくとも一部をユーザに選択させることを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
- 前記操作手段は、メモリ情報に基づく内容の画像見本を操作画面に表示し、画像見本を指定させることで、前記メモリ情報に基づく内容の少なくとも一部をユーザに選択させることを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
- 前記操作手段は、ユーザからの指示により画像見本を拡大して操作画面に表示することを特徴とする請求項4記載の情報出力装置。
- 前記操作手段は、メモリ情報に基づく内容の格納場所を操作画面に表示し、格納場所を指定させることで、前記メモリ情報に基づく内容の少なくとも一部をユーザに選択させることを特徴とする請求項1記載の情報出力装置。
- 前記操作手段は、ユーザにより指定された格納場所から前記メモリ情報に基づく内容を取得することを特徴とする請求項6記載の情報出力装置。
- 前記操作手段は、ユーザにより指定された格納場所から前記メモリ情報に基づく内容の取得に失敗すると、その旨を操作画面に表示することを特徴とする請求項7記載の情報出力装置。
- 前記出力手段は、前記スキャナ手段が読み取った画像情報と、ユーザにより選択されたメモリ情報に基づく内容とを、印刷,電子メール又はファイル転送で出力することを特徴とする請求項1乃至8何れか一項記載の情報出力装置。
- 前記リーダ手段は、前記メモリ内蔵シートのメモリを検出しなかったとき、又は前記メモリ内蔵シートのメモリを複数検出したときに、前記メモリ内蔵シートのメモリからメモリ情報を読み取る処理を停止すると共に、前記メモリ内蔵シートから読み取った画像情報を出力することを特徴とする請求項1乃至9何れか一項記載の情報出力装置。
- 前記リーダ手段は、前記メモリ内蔵シートの無線タグからメモリ情報を読み取ることを特徴とする請求項1乃至10何れか一項記載の情報出力装置。
- 前記出力手段は、メモリ情報に基づく内容を前記画像情報の詳細情報として出力することを特徴とする請求項1乃至11何れか一項記載の情報出力装置。
- メモリ内蔵シートから情報を読み取り、前記メモリ内蔵シートから読み取った情報に基づく内容を出力する画像処理装置であって、
前記メモリ内蔵シートを走査して、メモリ内蔵シートから画像情報を読み取るスキャナ手段と、
前記メモリ内蔵シートのメモリからメモリ情報を読み取るリーダ手段と、
前記メモリ情報を操作画面に表示し、メモリ情報に基づく内容をユーザに選択させる操作手段と、
前記スキャナ手段が読み取った画像情報と、ユーザにより選択されたメモリ情報に基づく内容とを出力する出力手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。 - メモリ内蔵シートから情報を読み取り、前記メモリ内蔵シートから読み取った情報に基づく内容を出力する情報出力方法であって、
メモリ内蔵シートからスキャナ手段の走査により読み取られた画像情報と、メモリ内蔵シートのメモリからリーダ手段により読み取られたメモリ情報とが操作画面に表示される表示段階と、
メモリ情報に基づく内容が前記操作画面からユーザに選択され、画像情報と、ユーザに選択されたメモリ情報に基づく内容とを出力する出力段階と
を有することを特徴とする情報出力方法。 - 前記表示段階は、メモリ情報に基づく内容のページ番号を操作画面に表示し、前記出力段階はページ番号を指定させることで、前記メモリ情報に基づく内容の少なくとも一部をユーザに選択させることを特徴とする請求項14記載の情報出力方法。
- 前記表示段階は、メモリ情報に基づく内容の目次を操作画面に表示し、前記出力段階は目次の項目を指定させることで、前記メモリ情報に基づく内容の少なくとも一部をユーザに選択させることを特徴とする請求項14記載の情報出力方法。
- 前記表示段階は、メモリ情報に基づく内容の画像見本を操作画面に表示し、前記出力段階は画像見本を指定させることで、前記メモリ情報に基づく内容の少なくとも一部をユーザに選択させることを特徴とする請求項14記載の情報出力方法。
- 前記表示段階は、ユーザからの指示により画像見本を拡大して操作画面に表示することを特徴とする請求項17記載の情報出力方法。
- 前記表示段階は、メモリ情報に基づく内容の格納場所を操作画面に表示し、前記出力段階は格納場所を指定させることで、前記メモリ情報に基づく内容の少なくとも一部をユーザに選択させることを特徴とする請求項14記載の情報出力方法。
- 前記出力段階は、ユーザにより指定された格納場所から前記メモリ情報に基づく内容を取得することを特徴とする請求項19記載の情報出力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004175554A JP2005354590A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004175554A JP2005354590A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005354590A true JP2005354590A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35588635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004175554A Pending JP2005354590A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 情報出力装置、画像処理装置および情報出力方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005354590A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008047966A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 送信装置および送信プログラム |
JP2008263518A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Kyocera Mita Corp | 通信装置、通信システムおよびワンタッチダイヤルシート |
-
2004
- 2004-06-14 JP JP2004175554A patent/JP2005354590A/ja active Pending
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JP2008047966A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 送信装置および送信プログラム |
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