JP2005354319A - ウエイト決定装置、ウエイト決定方法、放射電力測定装置及び放射電力測定方法 - Google Patents

ウエイト決定装置、ウエイト決定方法、放射電力測定装置及び放射電力測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動端末に設けられる複数のアンテナ素子に対する重みを効率的に決定するウエイト決定装置を得ること。
【解決手段】 ウエイト決定装置は、電波を損失させる媒体を模擬するファントム122の外側に設けられた1以上の試験波源104から放射された試験電波を受信する、移動端末102に設けられた複数のアンテナ素子114,116を有する。本装置は、前記アンテナ素子毎に受信される信号が全体として強く受信されるように、各アンテナ素子のウエイトを決定するウエイト決定手段112を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動通信の技術分野に属し、特に移動端末に設けられた複数の送信アンテナ素子に対する重みを決定する装置及び方法に関連する。また、本発明は、無線端末から放射される電力を測定する装置及び方法にも関連する。
携帯電話機に代表される移動端末の設計では、無線送信時の送信効率を向上させることが重要関心事の1つである。人体その他の移動端末近辺の物体に起因して、送信電力の一部が失われ、送信効率が低下してしまうからである。送信効率を低下させる原因は、人体に限らず、電波伝搬を妨げる任意の物体であり得る。
一方、適切に振幅及び位相の調整された複数のアンテナ素子を同時に給電し、送信電波の指向方向を調整することで、送信効率は向上することが知られている。各アンテナ素子間の相対的な振幅比及び位相差は、重み、ウエイト、給電ウエイト等として言及される。このような技術については、例えば非特許文献1及び2に開示されている。
従来のウエイト決定方法では、先ず、例えば携帯電話機の複数のアンテナ素子に初期ウエイト(相対的な振幅比及び位相差)が与えられる。次にそれらのアンテナ素子総てを利用して電波を送信し、その放射効率を計算及び/又は実測する。更に、各アンテナ素子に対するウエイトの値を変更し、総てのアンテナ素子から電波を送信し、放射効率を計算及び/又は実測する。以下同様にして、総てのウエイト(振幅比及び位相差の総ての組合せ)について放射効率が求められる。そして、最良の放射効率を与えるウエイトが、その移動端末の送信アンテナ素子に対するウエイトとして最終的に決定される。
他方、放射効率の測定及びその基礎となる放射電力を測定する手法として、放射パターン積分法が知られている。放射パターン積分法は、1つの固定されたセンサで無線端末からの電力を測定し、無線端末(移動端末を含む)とセンサの位置関係を変えながら、無線端末を包囲する全域(全立体角)にわたって電力を測定及び積分することで、アンテナ放射パターンを求める。センサは、直交する2偏波アンテナで水平及び垂直の偏波成分を同時に受信してもよいし、1つの偏波アンテナの配置方向を切り換えて各成分を別々に受信してもよい。この種の放射パターン積分法については、例えば非特許文献3,4に説明されている。電力測定法の別の例であるランダムフィールド法は、測定が行なわれる室内に多数の散乱体を適切に配置し、無線端末から放射された電波を散乱させ、受信された散乱波の統計値から放射効率を測定する。
西木戸友昭、他、「携帯無線機用並行2素子分配給電アンテナ素子」、信学ソサエティ大会B−1−190,2003 山口良、他、「分散給電による携帯電話の効率改善」、信学ソサエティ大会B−4−4,2003 作間允力雄、他、「小型アンテナの放射効率測定に関する一検討」、平成12年度 電気関係学会北海道支部連合大会、p.202 Qiang CHEN,et al.,"Measurement of Power Absorption by Human Model in the Vicinity of Antennas",IEICE TRANS.COMMUN.,VOL.E80−B,NO.5,MAY 1997,p.709−711
しかしながら、従来の方法でウエイトを決定するには、位相及び振幅を逐次的に変化させ、可能性のある総てのウエイトが網羅されるように計算及び/又は実測を行なう必要があり、効率的なウエイト決定法とは言えない点で問題がある。また、計算等に要する労力も少なくはない。一般に指向性を高める観点からはアンテナ素子数を増やすことが有利である。しかし、アンテナ素子数が増加すると、それらのウエイトを決定するのに要する演算負担等は顕著に増加するので、速やかなウエイト決定を行なうことが困難になる。例えば、2つのアンテナ素子間の振幅比が0.1から1まで0.1刻みで10通りあり、位相差が0度から359度まで1度刻みで360通りあるとする。この場合に、2素子の場合の可能なウエイトの総数は、10×360=3600通りである。3素子の場合は更に3600×3600通りになり、N素子の場合は3600N−1通りもの膨大な組合せ数になってしまう(素子数マイナス1乗に依存して演算負担が増えてしまう。)。近年の計算機の高速化及び大容量化により、演算負担に関する懸念は徐々に解消されつつあるが、簡易な小型の移動端末の開発におけるそのような負担は依然として大きい。
また、電力測定法についても、非特許文献3に示されるような放射パターン積分法では、全立体角に対する電力測定値を求める必要があるので、無線端末をθ方向及び/又はφ方向に回転させる回数が多く、測定に長時間を要してしまう。無線端末の周囲環境(例えば人体)による影響も調べる場合には、無線端末だけでなく周囲環境にあるものも同時に回転させる大がかりな装置構成が必要になり、簡易に測定することは困難である。この点に関し、非特許文献4に示されるように、センサ及び無線端末の双方を可動にすることで、例えばセンサは仰角(elevation angle)方向に、無線端末等は方位角(azimuth angle)方向にそれぞれ移動可能にすることで、装置構成を簡易化することができる。しかしながら、測定ポイント数は同じであるので、測定に長時間を要してしまうことに変わりはない。1つのセンサではなく、ある子午線に沿って複数のセンサを設けておき、電力を分析する1つの分析装置(例えば、スペクトルアナライザ)を各センサに切り換えながら接続することも考えられる。しかしながら、そのようにしたとしても、無線端末側を回転させながら測定しなければならないことに変わりはなく、依然として測定に長時間を費やしてしまう。周囲環境にあるものを高速に回転させることが不適切な場合もある。一方、ランダムフィールド法は、電波暗室を必要とせず、比較的高速に放射効率を測定できるが、散乱体の設置場所等を含む測定環境の評価及び調整が容易ではないという問題がある。
本発明は、このような問題点の少なくとも1つに対処しようとするものであり、その第1の課題は、複数のアンテナ素子を用いて無線送信を行なう移動端末の各アンテナ素子に対する重みを効率的に決定することの可能なウエイト決定装置及びウエイト決定方法を提供することである。
本発明の第2の課題は、無線端末の放射電力を高速に測定することの可能な放射電力測定装置及び放射電力測定方法を提供することである。
本発明によれば、
電波を損失させる媒体を模擬するファントムの外側に設けられた1以上の試験波源から放射された試験電波を受信する、移動端末に設けられた複数のアンテナ素子と、
前記アンテナ素子毎に受信される信号が全体として強く受信されるように、各アンテナ素子のウエイトを決定するウエイト決定手段と
を備えることを特徴とするウエイト決定装置
が、提供される。
また、本発明によれば、
電波を放射する無線端末と、
前記無線端末から距離を隔てて設けられ、前記電波を受信する複数のセンサと、
前記無線端末から前記複数のセンサを通じて得られた個々の信号を合成する合成手段と、
合成後の信号の電力を分析する分析手段と
を備え、前記合成手段に入力された複数の信号は、別々に無線送信され、空間的に合成される
ことを特徴とする放射電力測定装置
が、提供される。
本発明によれば、複数のアンテナ素子を用いて無線送信を行なう移動端末の各アンテナ素子に対する重みを効率的に決定することが可能になる。また、本発明によれば、無線端末の放射電力を高速に測定することが可能になる。
本発明の一態様によれば、電波を損失させる媒体を模擬するファントムの外側に設けられた1以上の試験波源から放射された試験電波が、移動端末に設けられた複数のアンテナ素子で受信される。前記アンテナ素子毎に受信される信号が全体として強く受信されるように、各アンテナ素子のウエイトが決定される。総受信電力を最大化するウエイトは、電波の損失を最小化するアンテナパターンを実現し、送信時には送信効率を最大化し、結果的にファントムに吸収される電波を最小化することができる。
本発明の一態様によれば、前記複数のアンテナ素子で受信される信号は、前記ファントムの外側に非固定的に設けられた1つの試験波源から送信された信号である。これにより、試験波源の数を節約することができる。
本発明の一態様によれば、前記複数のアンテナ素子で受信される信号は、前記ファントムの外側に固定的に設けられた複数の試験波源から送信された信号である。これにより、ウエイトを速やかに決定することができる。
本発明の一態様によれば、前記試験波源は、任意の方向に偏波した電波を放出することが可能である。また、前記試験波源は、瞬時的にはある方向に偏波しているが、時間平均すると等方的であるような試験電波を放出するランダム波源である。これにより、特定の方向の偏波だけでなく、全ての偏波方向をも考慮してウエイトを決定することができる。
本発明の一態様によれば、無線端末から放射された電波は、前記無線端末から距離を隔てて設けられた複数のセンサにより受信され、前記複数のセンサにて得られた個々の信号は、別々に無線送信され、空間的に合成され、合成後の信号の電力が分析される。空間的に合成された信号の電力を分析するので、電界放射パターンは不明であるかもしれないが、無線端末から放出された全電力を速やかに測定できる。
本発明の一態様によれば、合成手段に入力された複数の信号が、別々に無線送信され、フェージングを表す外乱と共に空間的に合成される。これにより、各センサからの出力を合成する際のウエイトをランダムに変化させることが可能になり、合成後の瞬時的な電力測定値を平均化することで、測定精度を向上させることができる。
本発明の一態様によれば、前記複数のセンサが、前記無線端末を中心とする一部の立体角に属する領域に設けられる。例えば、複数のセンサを、上半球領域に設けることで(地面側の寄与を省略することで)、測定の効率化を図りつつセンサ数を節約することができる。
本発明の一態様によれば、前記複数のセンサが、前記無線端末を中心とする全立体角にわたって設けられる。これにより測定の高精度化を図ることができる。
本発明の一態様によれば、前記複数のセンサが、受信した電波の水平偏波成分を示す信号及び垂直偏波成分を示す信号を出力する。これにより、任意の方向の偏波成分を考慮することができる。
本発明の一態様によれば、合成手段からの出力信号を表す複数のサンプル(瞬時値)が平均化され、平均化された信号が分析手段にて分析される。これにより、電力測定精度の向上を図ることができる。
本発明の一態様によれば、合成手段の代わりに又はそれに加えて、複数の波源に接続された分配手段と、前記無線端末にて受信された信号の電力を分析する分析手段とが設けられる。分配手段に入力された信号は、無線送信され、複数の波源の各々に空間的に分配される(上記の空間的な合成と逆の処理が行なわれる。)。複数の波源は、分配手段から得られた信号に従って無線信号をそれぞれ送信する。これにより、送信側と受信側を上記の態様と逆にすることができる。
図1は、本発明の一実施例によるウエイト決定システムの概念図を示す。本システムでは、携帯電話機102と、試験電波用アンテナ素子104と、信号発生器106,108と、ウエイト決定部112とを有する。携帯電話機102には、複数のアンテナ素子114,116が設けられ、それらは送受信機118,120に接続される。本システムでは、人体疑似ファントム(phantom)と呼ばれる要素122が設けられ、その人体疑似ファントム122の近辺に携帯電話機102が設けられている。試験電波用アンテナ素子104は、人体擬似ファントム122の外側に設けられる。試験電波用アンテナ素子104は、図2に示されるように、人体擬似ファントム122を包囲する球面上に非固定的に位置付けられる。
図1に示される携帯電話機102は、本システムによりウエイトが決定されるアンテナ素子114,116を備えている。本実施例では、簡単のため、2つのアンテナ素子が設けられることを想定しているが、例えば図5に示されるように、必要に応じて2以上のアンテナ素子を設けることも可能である。図5の例では、3つのアンテナ素子114,115,116と、それぞれに接続される3つの送受信機118,119,120とが設けられている。
図1に示される試験電波用アンテナ素子104は、任意の方向に偏波した電波を放出することの可能なアンテナ素子であり、本実施例では、2軸ダイポールアンテナ素子である。このアンテナ素子は、ある軸方向に偏波した電波を送信することの可能な2つのダイポールアンテナ素子を互いに直交するように組み合わせたものである。
信号発生器106,108は、試験電波用アンテナ素子104の各軸に接続され、各軸方向にてアンテナ素子を励振するように動作する。信号発生器106,108及び試験電波用アンテナ素子104は、試験波源を形成する。本実施例における試験波源はランダム波源であり、これは、瞬時的にはある方向に偏波しているが、時間平均すると等方的であるような試験電波を放射する。放射される試験電波は、瞬時的にはある仰角θ及びある方位角φの方向に偏波した電波に相当する。しかし、偏波方向をランダムに変化させながら試験電波を多数発生させることで、結果的には偏波方向を等方的に分布させ、ランダム化することができる。本実施例では、偏波方向がそのようにランダムに刻々と変化する試験波源が使用される。言い換えれば、偏波方向がそのように変化する電波を次々と発生することができるように、偏波方向について2つの自由度を有する特殊な試験電波用アンテナ素子104が採用されている。
携帯電話機102のアンテナ素子114,116は、試験電波用アンテナ素子104から放射された試験電波をそれぞれ受信する。各アンテナ素子にて受信された受信信号は、各々の送受信機118,120における受信処理を経てウエイト決定部112に与えられる。
ウエイト決定部112は、各アンテナ素子114,116から受信した受信信号に基づいて、各アンテナ素子114,116に相応しいウエイト(相対的な振幅比及び位相差)を決定する。
人体疑似ファントム122は、例えば人体の頭部を代表するような電波を損失させる媒体(損失性媒体)である。簡単のため、本実施例では人体疑似ファントム122は1辺約20cmの立方体形状をしているが、他の任意の形状を採用することも当然に可能である。一例として、人体疑似ファントムの比誘電率εは41であり、導電率σは1.3S/mである。人体疑似ファントムは、携帯電話機から無線送信する際に電波を指向させるべきでない禁止領域を規定する。このような禁止領域を設定する主目的は、以下に説明する手法を通じてその領域における電力損失を少なくすることにある。しかしそれだけではなく、その領域内に電磁干渉すべきでない電子機器が存在する場合にそのような電子機器に影響が及ばないようにするためでもある。
図3は、本願実施例によるアンテナ素子の重みを決定するためのフローチャートを示す。このフローは、ステップ302から始まり、ステップ304に進む。
ステップ304では、人体疑似ファントム外側のある場所(初期位置)から試験電波が送信される。初期位置は、図2に示される球面上の点AやBでもよいし、他の点でもよい。試験電波用アンテナ素子104から、偏波方向が刻々とランダムに変化する試験電波が放射される。この試験電波は、携帯電話機102に備えられている複数のアンテナ素子114,116の各々で受信される。そして、送受信機118,120における受信処理を経て、各アンテナ素子毎の受信信号、即ち各アンテナ素子での電界時間応答V(1)(t),V(2)(t)としてウエイト決定部112に入力される。
ステップ306では、各アンテナ素子に対する電界時間応答V(1)(t),V(2)(t)が評価される(求められる)。これらは、実験によって求めても良いし、次式の関係式を利用して算出することも可能である。
(1)(t)=E1x・n(t)+E1y・n(t)+E1z・n(t)
(2)(t)=E2x・n(t)+E2y・n(t)+E2z・n(t)
ここで、n(t),n(t),n(t)は帯域制限された白色雑音ベクトルn(t)の各座標成分であり、E1x,E1y,E1zは第1のアンテナ素子114に対する電界応答の各成分であり、E2x,E2y,E2zは第2のアンテナ素子116に対する電界応答の各成分である。これらの量が事前に判明しているならば、実験によらず数値的に電界時間応答を求めることが可能である。電界応答又はその成分(E1x等)は、時間に依存しない定常的なものであり、必要に応じて「定常的な電界応答」として言及される。
ステップ308では、人体疑似ファントムを包囲する球面上の総ての走査点から試験電波が送信されたか否かが判別され、送信されていなければステップ310に進む。
ステップ310では、走査点が次の場所に更新され、フローはステップ304に進み、新たな場所から試験電波が送信される。以後同様な手順が反復される。ステップ308にて、総ての走査点から試験電波が送信されたと判定されたならば、フローはステップ312に進む。
ステップ312では、ステップ306で求められた電界時間応答に関する確率密度分布が評価される。各アンテナ素子に関する電界時間応答から、各アンテナ素子で受信された電波の相対的な振幅比と位相差とに関するある期間にわたる確率密度分布が求められる。
ステップ314では、確率密度分布を評価しながら、各アンテナ素子で受信される電波が全体として強くなるような振幅比及び位相差(即ち、ウエイト)が、例えば最大比合成法等によって求められる。
このプロセスの一例としては、先ず、電界時間応答V(1)(t),V(2)(t)に基づいて、共分散行列Rが算出される。共分散行列Rの行列要素Rijは、電界時間応答V(i)(t)とV(j)(t)の複素共役との積をある期間にわたって合計したものとして定義される。
ij=ΣV(i)(t)・V(j)(t)
ただし、*は、複素共役をとることを意味する。このようにして算出された共分散行列を利用して、受信電力が強くなるようなウエイトが算出される。より一般的には、これら一連の手順を含む適応アルゴリズムを実行することで、試験電波の総受信電力を高くするようなウエイトを求めることができる。
ウエイトが算出されると、フローはステップ316に進み、終了する。
このように本実施例によれば、人体疑似ファントム122の外側に設けられた試験波源用アンテナ素子104から発せられる試験電波の総受信電力(各地点からの受信電力の合計)が強くなるように、携帯電話機102のアンテナ素子114,116のウエイトが設定される。このウエイトを用いて携帯電話機102が複数のアンテナ素子114,116に給電しながら無線送信すると、携帯電話機102の送信効率は、以下の理由により高くなる。携帯電話機102にて、各地点における試験波源用アンテナ素子104からの総受信電力が最大化されるということは、電波の損失が最も少ない状態で受信できていることを意味する。送受信の可逆性により、同じウエイトで同一の周波数で電波が携帯電話から送信される場合には、電波の損失は最小であり、送信効率は最大になる。このようにして決定されるウエイトは、結果的に、送信時に電波を向けるべきでない禁止領域に電波が送信されることを抑制するウエイトになっている(禁止領域に多くの電波を送信する状況では、電波の損失が大きくなり、送信効率は最大にはならない。)。
本実施例によれば、ステップ304〜310を反復し、総ての走査点が網羅されるように試験波源の場所を逐次変更することで電界時間応答が算出され、その確立密度分布の評価(ステップ312)を行なうことで、ウエイトが決定される(ステップ314)。走査点数は、アンテナ素子数が増えると急増するような量ではないので、本実施例によれば、従来の手法よりも少ない演算負担で効率的にウエイトを決定することが可能になる(従来の手法によれば、演算負担は、アンテナ素子数マイナス1乗に依存して急増していた。)。
本実施例では、試験波源がランダム波源であった。仮に、試験波源がランダム波源でなく、一定の方向に固定された偏波のみを放射する波源であったとする。この場合は、特定の方向に偏波した電波のみが各アンテナ素子114,116で受信され、球面上の全地点に関する総受信電力を最大化するようなウエイトが図3のステップ308で求められる。このウエイトを用いて送信時に低損失で送信される電波は、その特定の方向に偏波した電波である。しかしながら、送信される電波には他方向に偏波した電力成分もある。従って、ある方向に偏波した電波の総受信電力を最大化できたとしても、他の方向の偏波成分が存在すると、全体の総受信電力は最大化されず、そのようにして決定されるウエイトでは送信効率は最大化されない。ランダム波源によるランダムに偏向する電波の総受信電力を大きくするようにウエイトを決定することで、試験電波の総受信電力を確実に最大化し、送信時の送信効率を最大化することが可能になる。
本実施例では、試験電波用アンテナ素子としてダイポールアンテナ素子が使用されていたが、ランダム波源として機能するならば、ダイポールアンテナ素子に限らず任意のアンテナ素子を利用してもよい。例えば、インピーダンス整合の容易性や製造の容易さ等の観点からは、ループアンテナ素子を採用することが望ましい。また、電界レベルに準拠した解析の容易さの観点からは、ダイポールアンテナ素子を採用することが望ましい。更に、偏波方向をよりいっそうランダム化する観点からは、(x,y)の2軸性のアンテナ素子ではなく、(x,y,z)の3軸性のアンテナ素子を使用することが望ましい。
図4は、本発明の一実施例によるウエイト決定システムの概念図を示す。本実施例では、人体擬似ファントム122を包囲する球面上に多数の試験電波用アンテナ素子104が固定的に設けられている。各アンテナ素子には、図1に示されるような信号発生器がそれぞれ設けられている。試験電波用アンテナ素子及び対応する信号発生器の各々は、ランダム波源を構成する。本実施例では、1つの試験電波用アンテナ素子を球面に沿って動かしながら試験電波を放射するのではなく、複数の試験電波用アンテナ素子から試験電波を同時に放射する。携帯電話機102の各アンテナ素子で受信される信号の電力が最大化されるように、ウエイトが決定される。本実施例によれば、所定の領域(例えば、球面上の領域)内で1つの試験電波用アンテナ素子を走査せずに、同時に受信した信号の電力に基づいて速やかにウエイトを決定することができる。なお、試験電波用アンテナ素子数を節約する観点からは実施例1による手法が望ましい。また、実施例1と実施例2を組合わせて、一部の試験電波用アンテナ素子を非固定的に設け、一部の試験電波用アンテナ素子を固定的に設けてもよい。
図6は、本発明の一実施例による放射電力を測定するための測定システムを示す。本実施例では、無線端末から送信された信号の電力が速やかに測定される。測定システムは、移動端末のような無線端末602と、多数の直交センサ604と、ランダムRF合成装置606と、分析装置608とを含む。
無線端末602は、測定対象の電波を放射する任意の装置とすることができる。従って、無線端末602は、移動端末であってもよいし、無線通信機能を有するが固定的に設置されるコンピュータ等であってもよい。放射される電波に含まれる信号も任意であり、特定の信号内容や信号形式に限定されない。
直交センサ604は、無線端末602を包囲する球面上に設けられる、即ち無線端末602の中心点から等距離に多数設けられる。より具体的には、金属板で作成された無線端末602を包囲する正二十面体の面上に直交センサ604を設けてもよい。また、そのような多面体形状は、プラスチックやセラミックスのような絶縁体で網目状に形成されてもよい。直交センサ604は、無線端末602から放射される電波を受信又は検出することの可能な要素である。直交センサ604は、水平偏波(Eφ)及び垂直偏波(Eθ)の電界ベクトル成分を区別して検出することができる。図示されているように、仰角方向はθで表現され、方位角方向はφで表現される。図示の例では、K個の直交センサ604が設けられ、2K個の信号(Eθ(1),Eφ(1),...,Eθ(K),Eφ(K))が出力される。
なお、本実施例では、多数の直交センサ604は、無線端末602を包囲する全域(全立体角)にわたって均等に設けられている。しかし、直交センサ604は、一部の立体角を網羅するように設けられてもよい。例えば、直交センサ604を設ける領域を、−90°≦θ≦90°,0≦φ≦360° の範囲内に限定し、地面より下側を考察対象から省略することも可能である。或いは、直交センサ604を設ける領域を、0≦φ≦45° の範囲に限定し、無線端末602を8回(360°÷45°)回転させながら電力を測定することで、センサ数を節約することもできる。但し、本実施例のように、直交センサ604を全域に設けておくと、無線端末602を回転させる必要はないので、全ての測定点からのデータを一度に収集でき、電力測定を高速に行なうことができる。
ランダムRF合成装置606は、複数の直交センサ604の出力に有線接続され、2K個の信号を受信する。ランダムRF合成装置606は、入力された2K個の信号を、K個のアンテナから無線信号として個々に再送信する。例えば、第1のアンテナは、(Eθ(1),Eφ(1))で表現される無線信号を送信する。同様に、k番目のアンテナは、(Eθ(k),Eφ(k))で表現される無線信号を送信する。これらの無線信号は、1つのアンテナで受信され、複数の無線信号が空間的に合成される。
本実施例では、この空間的な合成時に、ランダムに変化する合成ウエイトが使用されている。無線端末から放射された電力を正確に測定する観点からは、従来のパターン積分法のように、ある座標地点(θ,φ)で電力を測定し、測定地点を変えながら測定値を積分し、電力分布を調べることが望ましい(但し、上述したようにこの手法では測定に長時間を必要としてしまう。)。本実施例では、各座標地点(θ,φ)での個々の電力値(ひいては電力分布)は求めずに、空間合成後の(ベクトル合成後の)信号の電力により、無線端末から送信された信号の電力を近似する。近似精度は、空間合成時の合成ウエイトが固定的であったとすると、直交センサやアンテナの位置や位相のずれ等に起因して劣化する虞がある。ランダムに変化する合成ウエイトを採用し、合成後の信号を表す多数の信号サンプルを平均化することで、近似精度及び測定精度を向上させることができる。
本実施例では、合成ウエイトをランダムに変化させるために、再送信用のアンテナと合成用のアンテナとの間の無線通信にフェージングが導入される。フェージングの導入は、一例として、ランダムRF合成装置606内の再送信用の複数のアンテナ近辺の電磁界をランダムに乱すことによって行なわれる。例えば、金属片が散布された円板の周囲に、複数の再送信用のアンテナが設けられ、その円板を回転させながら各アンテナから電波が放出される。放出された電波は、金属片により散乱し、ランダムに乱された後に合成側のアンテナに達する。このようにして、各アンテナから再送信された信号は、別々にフェージングを受けながら合成される。
このようなランダムRF合成装置606をシミュレーションする場合には、一例として、次式に示されるような信号処理を行なうことで、合成電力を求めることができる。
Figure 2005354319
ここで、Eθ(k),Eφ(k)はそれぞれk番目のセンサから得られた電界ベクトル成分(定常的な電界応答)であり、時間によらない一定値である。Nθ(k)(t),Nφ(k)(t)は、それぞれ帯域制限された白色雑音信号のθ成分及びφ成分であり、k番目のセンサに対するRF合成ウエイトを表し、時間と共に変化する関数である。従って、RF合成装置606の出力である合成信号E(t)は、時間に依存する関数である。このように、シミュレーションでは、時間に依存しない電界ベクトル成分Eθ(k),Eφ(k)と、雑音成分Nθ(k),Nφ(k)とが別個に分離されているが、実際の装置では(2)式に示されるような乗算演算が行なわれるのではなく、合成信号E(t)が実測されることに留意を要する。
ちなみに、各センサで受信した信号の電界ベクトル成分Eθ(k),Eφ(k)及び電力等を求めるには、センサに分析装置608のような装置を接続すればよい。全てのセンサに分析装置を設ければ、各センサの地点における電力に加えて、それらの電力の分布(放射パターン)を知ることが理論上は可能である。しかし、多数の分析装置を設けることは現実的ではない。1つの分析装置を多数のセンサに切り換えながら接続するとしても、個々の測定値を求めるのにある程度の時間を要するので、K個全ての測定値を収集及び分析するには長時間を要する。本実施例では、各座標地点(θ,φ)での個々の電力値及び電力分布は求めずに、空間合成後の信号の電力により、無線端末から送信された信号の電力を近似する。瞬時的なそのような電力測定値を平均化することで、近似精度及び測定精度の向上を図ることができる。
なお、合成ウエイトをランダムに変化させる手法は、上記のフェージングの導入することに限定されず、例えば、各センサの出力部にバラクタダイオードを設けてセンサの指向性を調整してもよい。
分析装置608は、ランダムRF合成装置606から出力された信号に基づいて、電力測定その他の処理を行なうことができる。例えば、分析装置608は、オシロスコープ、スペクトルアナライザ、ネットワークアナライザ、電界強度測定器その他の分析装置とすることができる。シミュレーションでは、(2)式に従って算出された合成信号E(t)に基づいて、(3)式に示されるような平均電力Paveが算出される。このようにして測定された電力を基礎として、例えば、(4)式に示されるような放射効率ηを算出することができる。ここで、PAUTは測定された電力を表し、Pdipoleは、無線端末602がダイポールアンテナから電波を送信した場合に分析装置608にて得られる電力であり、放射効率計算の基準になる量である。例えば、人体擬似ファントムを設けない状況で、ダイポールアンテナから送信された信号の電力を測定し、その値をPdipoleとする。そして、人体擬似ファントムを設けた状態で送信された信号の電力をPAUTとする。このようにして算出される送信効率η=PAUT/Pdipole は、人体擬似ファントムに起因する送信効率の変化を表す。
図7は、図6に示される測定システムにおける動作を説明するためのフローチャートを示す。フローはステップ702から始まり、ステップ704に進む。
ステップ704では、無線端末602から電波が放射される。
ステップ706において、無線端末602から放射された電波は、多数の直交センサ604にて受信される。各直交センサは、受信電界ベクトル(Eθ(n),Eφ(n))を、ランダムRF合成装置606に与える。
ステップ708では、受信電界ベクトルの2K個の信号成分を、K個のアンテナから再送信する。
ステップ710では、K個のアンテナから送信された信号が、1つのアンテナでランダムなウエイトと共に空間合成されるように、フェージングを表す外乱が導入される。ステップ708及びステップ710は、説明の便宜上別々に描かれているが、実際にはそれらは段階的に別個に行なわれるのではなく、少なくとも一部は同時に行なわれる。
ステップ712では、合成後の信号の電力が測定及び分析される。以後、フローはステップ714に進み、終了する。
図8は、本実施例による手法と、従来法(パターン積分法及びランダムフィールド法)とを様々な観点から比較した場合の一覧表を示す。図示されるように、本実施例では全立体角にわたって固定的にセンサが多数配置され、走査は不要である。パターン積分法では、1つのセンサを走査させ、無線端末を回転させる必要がある。ランダムフィールド法では、1つセンサが特定の位置に固定的に設けられ、走査は不要である。本実施例では、測定時間は短いが、従来法は長時間を要する。本実施例では、パターン積分法等とは異なり、測定対象(無線端末等)を回転させる必要がないので、周辺環境に人体その他の物体が含まれていたとしても、電力測定は容易である。本実施例では、反射波による測定精度の劣化を抑制するために、室内壁面が電波吸収材で被覆されている電波暗室内で、測定が行なわれることを要する。
図9は、本実施例による手法とパターン積分法(従来法)を比較したシミュレーション結果を示す。このシミュレーション結果は、ランダムRF合成装置606からの瞬時的な合成信号を平均化する際のサンプル数(横軸)と、算出される放射効率η(縦軸)との関係を示す。図中、参照番号902で示されるグラフは、パターン積分法による計算結果を示す。図示されているように、この方法では、サンプル数が少なくても正確に放射効率を算出することができる。但し、測定に長時間を要する。これに対して、参照番号904で示されるグラフは、上記の本実施例による計算結果を示す。図示されるように、平均化のサンプル数が増えるほど放射効率の精度が向上し、サンプル数が約10000ポイント以上になると概ね収束していることが分かる(誤差は1%未満に収まる)。本実施例では、合成信号E(t)は瞬時的に得られるので、電力測定は短時間で済む。例えば、平均化に要するサンプル数を10000ポイントとし、測定サンプリング周波数を100kHzとし、ディジタルオシロスコープでデータを取り込むとすると、測定値の収集時間は、100msで済む。データ更新速度を1秒程度とすると、ほぼリアルタイムに電力値や放射効率を測定することができる。従って、本実施例は、無線端末その他の電波を放射する機器の設計及び評価に非常に有利である。
本実施例による電力測定は、実施例1や2のようなウエイト決定だけでなく、無線端末の放射電力を測定する任意の用途に広く適用できる。例えば、本実施例による手法は、無線端末の製品検査において、無線端末の放射する電波強度が仕様の範疇にあるか否かの検査(例えば、0,8Wを超える電波が出ていないことを確認する検査)に使用できる。
本実施例によれば、無線端末の放射電力や放射効率を超高速に測定できるので、無線端末の設計効率や品質評価等の作業効率を大幅に向上させることができる。
図10は、本発明の一実施例による放射電力を測定する測定システムの全体図を示す。本実施例では、信号の送受信の関係が実施例3との場合と逆になっている。本実施例では、送受信の可逆性の性質を利用して、電波の放射効率等が算出される。測定システムは、無線端末1002と、多数の波源1004と、ランダムRF分配装置1006と、分析装置1008とを含む。
無線端末1002は、波源1004からの電波を受信し、その受信信号を分析装置1008に与える。
波源1004は、無線端末1002を包囲する球面上に設けられる。多数の波源1004は、ランダムRF分配装置1006からそれぞれ受信した信号に従って、無線端末1002に向けて電波をそれぞれ無線送信する。各波源1004から送信される信号は、水平偏波(Eφ)及び垂直偏波(Eθ)の電界ベクトル成分により区別される。図示の例では、K個の直交センサ1004が設けられ、2K個の信号(Eθ(1),Eφ(1),...,Eθ(K),Eφ(K))がそれらに与えられる。
なお、多数の波源1004は、無線端末1002を中心とする立体角の全体ではなく、一部の立体角を網羅するように設けられてもよい。
ランダムRF分配装置1006は、多数の波源1004の入力に有線接続される。これらの2K個の信号は、ランダムRF分配装置1006内のK個のアンテナ(図示せず)で受信された信号に対応する。ランダムRF分配装置1006では、ある1つのノードから信号が無線送信され、それがK個のアンテナにて受信(分配)される。例えば、第1のアンテナは、(Eθ(1),Eφ(1))で表現される無線信号を受信する。同様に、n番目のアンテナは、(Eθ(n),Eφ(n))で表現される無線信号を受信する。この場合に、図6のランダムRF合成装置606と同様に、ランダムに変化するウエイトと共に無線信号を分配するように、例えばフェージングが導入される。
図11は、本実施例による測定システムにおける動作を示すフローチャートである。フローはステップ1102から始まり、ステップ1104に進む。
ステップ1104では、ランダムRF分配装置において、1つのノードから信号が無線送信され、それがK個のアンテナで受信される。無線送信された信号が、ランダムなウエイトと共にK個のアンテナに分配されるように、フェージングを表す外乱が導入される。
ステップ1106では、K個のアンテナの各々に対応する波源1004が、ランダムRF分配装置1006から得た信号(Eθ(n),Eφ(n))に従って、無線端末1002に向けて信号を送信する。この送信は、K個のアンテナから同時に行なわれる。
ステップ1108では、無線端末1002で受信された信号が、分析装置1008で測定及び分析される。そして、フローはステップ1110に進み、終了する。
本発明の一実施例によるウエイト決定システムの概念図を示す。 球面に沿って試験電波用アンテナ素子を走査する様子を示す図である。 本発明の一実施例によるウエイト決定方法を示すフローチャートである。 多数の試験電波用アンテナ素子を使用する場合の様子を示す図である。 3つのアンテナ素子を有する携帯電話機を示す図である。 本発明の一実施例による放射電力測定システムの全体図を示す。 図6に示される測定システムにおける動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による手法と従来法とを様々な観点から比較した場合の図表を示す。 本実施例による手法と従来法を比較したシミュレーション結果を示す。 本発明の一実施例による放射電力測定システムの全体図を示す。 図10に示される測定システムにおける動作を示すフローチャートである。
符号の説明
102 携帯電話機;104 試験電波用アンテナ素子;106,108 信号発生器;112 ウエイト決定部;114,115,116 アンテナ素子;118,119,120 送受信機;122 人体疑似ファントム;
602 無線端末;604 直交センサ;606 ランダムRF合成装置;608分析装置;
1002 無線端末;1004 波源;1006 ランダムRF分配装置;1008 分析装置

Claims (12)

  1. 電波を損失させる媒体を模擬するファントムの外側に設けられた1以上の試験波源から放射された試験電波を受信する、移動端末に設けられた複数のアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子毎に受信される信号が全体として強く受信されるように、各アンテナ素子のウエイトを決定するウエイト決定手段と
    を備えることを特徴とするウエイト決定装置。
  2. 前記複数のアンテナ素子で受信される信号は、前記ファントムの外側に非固定的に設けられた1つの試験波源から送信された信号である
    ことを特徴とする請求項1記載のウエイト決定装置。
  3. 前記複数のアンテナ素子で受信される信号は、前記ファントムの外側に固定的に設けられた複数の試験波源から送信された信号である
    ことを特徴とする請求項1記載のウエイト決定装置。
  4. 前記試験波源は、瞬時的にはある方向に偏波しているが、時間平均すると等方的であるような試験電波を放出するランダム波源である
    ことを特徴とする請求項1記載のウエイト決定装置。
  5. 電波を損失させる媒体を模擬するファントムの外側に設けられた1以上の試験波源から試験電波を放射するステップと、
    放射された試験電波を、移動端末に設けられた複数のアンテナ素子にて受信するステップと、
    前記アンテナ素子毎に受信される信号が全体として強く受信されるように、各アンテナ素子のウエイトを決定するステップと
    を有することを特徴とするウエイト決定方法。
  6. 電波を放射する無線端末と、
    前記無線端末から距離を隔てて設けられ、前記電波を受信する複数のセンサと、
    前記無線端末から前記複数のセンサを通じて得られた個々の信号を合成する合成手段と、
    合成後の信号の電力を分析する分析手段と
    を備え、前記合成手段に入力された複数の信号は、別々に無線送信され、空間的に合成される
    ことを特徴とする放射電力測定装置。
  7. 前記合成手段に入力された複数の信号が、別々に無線送信され、フェージングを表す外乱と共に空間的に合成される
    ことを特徴とする請求項6記載の放射電力測定装置。
  8. 前記複数のセンサが、前記無線端末を中心とする一部の立体角に属する領域に設けられる
    ことを特徴とする請求項6記載の放射電力測定装置。
  9. 前記複数のセンサが、前記無線端末を中心とする全立体角にわたって設けられる
    ことを特徴とする請求項7記載の放射電力測定装置。
  10. 無線端末から距離を隔てて設けられた複数の波源と、
    前記複数の波源に接続された分配手段と、
    前記無線端末にて受信された信号の電力を分析する分析手段と
    を備え、前記分配手段に入力された信号は、無線送信され、前記複数の波源の各々に対応して設けられた複数のアンテナにより受信され、
    前記複数の波源は、前記分配手段から得られた信号に従って無線信号をそれぞれ送信する
    ことを特徴とする放射電力測定装置。
  11. 無線端末から電波を放射し、
    前記無線端末から距離を隔てて設けられた複数のセンサにより、前記電波を受信し、
    前記複数のセンサにて得られた個々の信号を、別々に無線送信し、空間的に合成し、
    合成後の信号の電力を分析する
    ことを特徴とする放射電力測定方法。
  12. あるノードに入力された信号が、無線送信され、無線端末から距離を隔てて設けられた複数の波源の各々に対応して設けられた複数のアンテナにより受信され、
    各アンテナで受信された信号に従って、前記複数の波源から無線信号がそれぞれ送信され、
    前記無線端末にて受信された信号の電力が分析される
    ことを特徴とする放射電力測定方法。
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