JP2005354308A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送信機は、既知情報を伝送するための複数のサブキャリアを有する複数の既知シンボルをそれぞれ含み、該既知シンボルの数及び時間位置に応じて隣接する2つのサブキャリアのいずれか一方で伝送される既知情報の位相の反転・非反転が制御された複数の既知シンボル列を複数のアンテナを用いて送信する。受信機では、各アンテナで受信した既知シンボル列の伝送路特性を推定し、隣接する2つのサブキャリア間の伝送路推定値の相関が正の値となった場合に当該既知シンボル列の終端と判定し、それまでに受信された、隣接する2つのサブキャリア間の伝送路推定値の相関が負の値である既知シンボルの数から、送信アンテナの数を推定する。
【選択図】 図1
Description
Jan Boer他2名"Backwards compatibility"、[online]、平成15年9月、IEEE LMSC(発行元)、[平成15年9月15日検索]、インターネット<URL:ftp://ieee:wireless@ftp.802wirelessworld.com/11/03/11-03-0714-00-000n-backwards-compatibility.ppt>
まず、図1を用いて第1の実施形態に係る送信機について説明する。図1は送信機の物理層であり、ここに上位層から送信すべきデータ(ビット列)10がある送信単位(例えば、フレームもしくはパケット)毎に入力される。入力されるデータ10は、符号化器11により例えば誤り訂正符号化が施され、符号化ビット系列が生成される。符号化ビット系列は、直並列変換器(S/P)12によって直並列変換されることにより、複数のストリームに分割される。各ストリームは変調器13−1〜13−Mによって複素平面上にマッピングされ、変調されたデータシンボルが生成される。
{2(Mk+m+i−2)+1}mod N …(2)
ここで、m=1,2,…、Mはアンテナ番号、i=1,2,3,…は既知シンボルの時間方向における番号であり、またk=0,1,…,(N/2M−1)である。
i≠Mかつnが奇数ならば LM(n)=−L1(n) …(4)
例えば、図2(a)(アンテナ数Mが「1」)の場合は、アンテナ1から送信される1つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの番号とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
図2(b)(アンテナ数Mが「2」)の場合は、式(1)(2)(3)(4)よりアンテナ1、2からそれぞれ送信される2つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの番号とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
アンテナ1:2番目の既知シンボル:{2,3,6,7,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),L1(3),L1(6),L1(7),L1(10),L1(11)}
アンテナ2:1番目の既知シンボル:{2,3,6,7,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),−L1(3),L1(6),−L1(7),L1(10),−L1(11)}
アンテナ2:2番目の既知シンボル:{0,1,4,5,8,9}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),L1(1),L1(4),L1(5),L1(8),L1(9)}
図2(c)(アンテナ数Mが「3」)の場合は、式(1)(2)(3)(4)よりアンテナ1、2、3からそれぞれ送信される3つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの位置とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
アンテナ1:2番目の既知シンボル:{2,3,8,9}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),−L1(3),L1(8),−L1(9)}
アンテナ1:3番目の既知シンボル:{4,5,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),L1(5),L1(10),L1(11)}
アンテナ2:1番目の既知シンボル:{2,3,8,9}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),−L1(3),L1(8),−L1(9)}
アンテナ2:2番目の既知シンボル:{4,5,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),−L1(5),L1(10),−L1(11)}
アンテナ2:3番目の既知シンボル:{0,1,6,7}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),L1(1),L1(6),L1(7)}
アンテナ3:1番目の既知シンボル:{4,5,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),−L1(5),L1(10),−L1(11)}
アンテナ3:2番目の既知シンボル:{0,1,6,7}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),−L1(1),L1(6),−L1(7)}
アンテナ3:3番目の既知シンボル:{2,3,8,9}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),L1(3),L1(8),L1(9)}
なお、図2(a)(b)(c)においては、プリアンブルの構造は時間的に表されているが、便宜上、ロングプリアンブルLPについては、情報が存在するサブキャリアを斜線とドットで表している。また、図中のドットで示したサブキャリアは式(4)により位相を反転させた情報が挿入されているサブキャリアを表している。また、アンテナ数が「4」以上の場合も、各アンテナからそれぞれ送信される既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの番号と、情報値は上記の類推から明らかである。
このサブキャリアの実際の伝送路特性値をhj(i,n)、雑音信号をNj(i,n)とすると、Xj(i,n)は、
Xj(i,n)=hj(i,n)・LM(n)+Nj(i,n)
と表現できるため、式(5)は式(6)で表現できる。
説明を簡単にするため、雑音が付加されない理想的な環境(Nj(i,n)=0)を仮定すると式(6)は式(7)で簡略化できる。
同一のアンテナから送信された隣接するサブキャリア間では伝送路の影響はほぼ同じ、すなわち、同一アンテナから送信される隣接するサブキャリアの伝送路特性は高い正の相関値を持つとすると、全ての受信アンテナにおいて以下のような伝送路特性Aj(i,n)が求まることが予想される。
LM(n)=L1(n)であるため、式(7)からAj(i,n)=hj(i,n)となる。すべてのサブキャリアは同一のアンテナから送信されているので、偶数番目のサブキャリアの伝送路特性の推定値Aj(i,n)とその次の番号の隣接サブキャリアの伝搬路特性の推定値Aj(i,n+1)は高い正の相関を持つ。
最初に受信する既知シンボルでは、偶数番目のサブキャリアについて、式(3)よりLM(n)=L1(n)となるため、式(7)からAj(i,n)=hj(i,n)となる。一方、奇数番目のサブキャリアについては、式(3)より、LM(n)=−L1(n)となるため、式(7)からAj(i,n)=−hj(i,n)という実際の伝送路特性に比べ位相が反転した特性となる。偶数番目のサブキャリアとその次の番号の隣接サブキャリアは同一アンテナから送信されているので、偶数番目のサブキャリアの伝送路特性の推定値Aj(i,n)とその次の番号のサブキャリアの伝送路特性の推定値Aj(i,n+1)は高い相関を持つが、Aj(i,n+1)は奇数番目のサブキャリアであり、実際の伝送路とは位相を反転した特性が求まっているため、高い負の相関を持つ。
最初に受信する既知シンボルでは、偶数番目のサブキャリアについては、式(3)よりLM(n)=L1(n)となるため、式(7)からAj(i,n)=hj(i,n)となる。一方、奇数番目のサブキャリアについては、式(3)より、LM(n)=−L1(n)となるため、式(7)からAj(i,n)=−hj(i,n)という実際の伝搬路特性に比べ位相が反転した特性となる。偶数番目のサブキャリアとその次の番号の隣接サブキャリアは同一アンテナから送信されているので、偶数番目のサブキャリアの伝送路特性の推定値Aj(i,n)とその次の番号のサブキャリアの伝送路特性の推定値Aj(i,n+1)は高い相関を持つが、Aj(i,n+1)は奇数番目のサブキャリアであり、実際の伝送路とは位相を反転した特性が求まっているため、高い負の相関を持つ。
+Aj(i,4)*Aj(i,5)+…+Aj(i,N−2)*Aj(i,N−1)
但し、a*bはbの複素共役をaに乗算する演算である。
次に、図5を用いて本発明の第2の実施形態に係る伝送路推定用の既知シンボルの送信方法を説明する。図5(a)(b)(c)は、既知シンボルを同時に送信するアンテナの数が「1」の場合、「2」の場合及び「3」の場合のプリアンブルを含む無線フレームの構造を示している。
図5(b)(アンテナ数Mが「2」)の場合は、アンテナ1、2からそれぞれ送信される2つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの番号とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
アンテナ1:2番目の既知シンボル:{6,7,8,9,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(6),L1(7),L1(8),L1(9),L1(10),L1(11)}
アンテナ2:1番目の既知シンボル:{6,7,8,9,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(6),−L1(7),L1(8),−L1(9),L1(10),−L1(11)}
アンテナ2:2番目の既知シンボル:{0,1,2,3,4,5}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),L1(1),L1(2),L1(3),L1(4),L1(5)}
図5(c)(アンテナ数Mが「3」)の場合は、アンテナ1,2,3からそれぞれ送信される3つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの位置とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
アンテナ1:2番目の既知シンボル:{4,5,6,7}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),−L1(5),L1(6),−L1(7)}
アンテナ1:3番目の既知シンボル:{8,9,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(8),L1(9),L1(10),L1(11)}
アンテナ2:1番目の既知シンボル:{4,5,6,7}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),−L1(5),L1(6),−L1(7)}
アンテナ2:2番目の既知シンボル:{8,9,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(8),−L1(9),L1(10),−L1(11)}
アンテナ2:3番目の既知シンボル:{0,1,2,3}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),L1(1),L1(2),L1(3)}
アンテナ3:1番目の既知シンボル:{8,9,10,11}番目のサブキャリアにおいて情報値{L1(8),−L1(9),L1(10),−L1(11)}
アンテナ3:2番目の既知シンボル:{0,1,2,3}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),−L1(1),L1(2),−L1(3)}
アンテナ3:3番目の既知シンボル:{4,5,6,7}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),L1(5),L1(6),L1(7)}
図5(a)(b)(c)に示すように、第1の実施形態の既知シンボルと同様、第2の実施形態に係る既知シンボルは、連続した2つのサブキャリアを用いており、各アンテナで異なるサブキャリアを用いている。また、最後に送信される既知シンボルは図2(a)に示されるアンテナ1本の場合の既知シンボルと同一の情報を各サブキャリアに乗せており、それより前の時間で送信される既知シンボルは偶数番目のサブキャリアについては、アンテナ1本の場合の既知シンボルと同一の情報を乗せており、奇数番目のサブキャリアについては、アンテナ1本の場合の既知シンボルの位相を反転した情報を乗せていることを特徴としている。そのため、第1の実施形態と同様、図3の受信機を用いることで送信アンテナ数を推定することが可能である。
次に、図6を用いて第3の実施形態に係る伝送路推定用の既知シンボルの送信方法を説明する。図6(a)(b)(c)は、既知シンボルを同時に送信するアンテナの数が「1」の場合、「2」の場合及び「3」の場合のプリアンブルを含む無線フレームの構造を示している。
図6(b)(アンテナ数Mが「2」)の場合は、アンテナ1、2からそれぞれ送信される2つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの番号とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
アンテナ2:2番目の既知シンボル:{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}番目のサブキャリアにおいて情報値{L1(0),L1(1),L1(2),L1(3),L1(4),L1(5),L1(6),L1(7),L1(8),L1(9),L1(10),L1(11)}
図6(c)(アンテナ数Mが「3」)の場合は、アンテナ1、2、3からそれぞれ送信される3つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの位置とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
アンテナ2:2番目の既知シンボル:{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),−L1(1),L1(2),−L1(3),L1(4),−L1(5),L1(6),−L1(7),L1(8),−L1(9),L1(10),−L1(11)}
アンテナ3:3番目の既知シンボル:{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}番目のサブキャリアにおいて情報値{L1(0),L1(1),L1(2),L1(3),L1(4),L1(5),L1(6),L1(7),L1(8),L1(9),L1(10),L1(11)}
図6(a)(b)(c)に示すように、前述の第1及び第2の実施形態の既知シンボルと同様、第3の実施形態に係る既知シンボルは、連続した2つのサブキャリアを用いており、各アンテナで異なるサブキャリアを用いている。また、最後に送信される既知シンボルは図6(a)に示されるアンテナ1本の場合の既知シンボルと同一の情報を各サブキャリアで用いており、それより前の時間で送信される既知シンボルは偶数番目のサブキャリアについては、アンテナ1本の場合の既知シンボルと同一の情報を用い、奇数番目のサブキャリアについては、アンテナ1本の場合の既知シンボルの位相を反転した情報を用いることを特徴としている。そのため、前述の第1及び第2の実施形態と同様、図3の受信機を用いることで送信アンテナ数を推定することが可能である。
次に、図7を用いて第4の実施形態に係る伝送路推定用の既知シンボルの送信方法を説明する。図7(a)(b)(c)は、既知シンボルを同時に送信するアンテナの数が「1」の場合、「2」の場合及び「3」の場合のプリアンブルを含む無線フレームの構造を示している。
図7(b)(アンテナ数Mが「2」)の場合は、アンテナ1、2からそれぞれ送信される4つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの番号とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
アンテナ1:3、4番目の既知シンボル:{2,3,6,7,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),L1(3),L1(6),L1(7),L1(10),L1(11)}
アンテナ2:1,2番目の既知シンボル:{2,3,6,7,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),−L1(3),L1(6),−L1(7),L1(10),−L1(11)}
アンテナ2:3,4番目の既知シンボル:{0,1,4,5,8,9}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),L1(1),L1(4),L1(5),L1(8),L1(9)}
図7(c)(アンテナ数Mが「3」)の場合は、アンテナ1、2、3からそれぞれ送信される6つの既知シンボルにおいて情報が存在するサブキャリアの位置とそのサブキャリアに乗せている情報値の組み合わせは以下の通りとなる。
アンテナ1:3、4番目の既知シンボル:{2,3,8,9}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),−L1(3),L1(8),−L1(9)}
アンテナ1:5,6番目の既知シンボル:{4,5,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),L1(5),L1(10),L1(11)}
アンテナ2:1,2番目の既知シンボル:{2,3,8,9}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),−L1(3),L1(8),−L1(9)}
アンテナ2:3,4番目の既知シンボル:{4,5,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),−L1(5),L1(10),−L1(11)}
アンテナ2:5,6番目の既知シンボル:{0,1,6,7}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),L1(1),L1(6),L1(7)}
アンテナ3:1,2番目の既知シンボル:{4,5,10,11}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(4),−L1(5),L1(10),−L1(11)}
アンテナ3:3,4番目の既知シンボル:{0,1,6,7}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(0),−L1(1),L1(6),−L1(7)}
アンテナ3:5,6番目の既知シンボル:{2,3,8,9}番目のサブキャリアにおいて、情報値{L1(2),L1(3),L1(8),L1(9)}
このように上記第4の実施形態によれば、連続して同じ既知シンボルを送信するため、既知シンボルが増えることによる効率の低下は招くが、受信側においては以下のように同じパターンの既知シンボルを累積加算することで雑音の影響を緩和でき、送信アンテナ数の推定と伝送路推定の精度を改善することができる。
前述の第1乃至第4の実施形態では、各アンテナから送信される既知シンボル列のうち最後に送信される既知シンボル以外の既知シンボルについては、隣接する2つのサブキャリアのうちのいずれか一方のサブキャリアで伝送する既知情報の位相を反転し、当該最後に送信される既知シンボルについては、既知情報の位相を反転させずに、既知シンボル列の終端とするようになっている。
Claims (11)
- 複数のアンテナと、
既知情報を伝送するための複数のサブキャリアを有する複数の既知シンボルをそれぞれ含み、該既知シンボルの数及び時間位置に応じて隣接する2つのサブキャリアのいずれか一方で伝送される既知情報の位相の反転・非反転が制御された複数の既知シンボル列を前記複数のアンテナを用いて送信する既知シンボル送信手段と、
前記既知シンボル列の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータシンボルを送信するデータシンボル送信手段と、
を具備したことを特徴とする無線通信装置。 - 前記複数の既知シンボル列は、異なるアンテナから同時に送信される既知シンボル間で前記既知情報を伝送するための複数のサブキャリアの位置が互いに異なる請求項1記載の無線通信装置。
- 前記既知シンボル列の複数の既知シンボルのうち最後に送信される既知シンボルについて、前記隣接する2つのサブキャリアのいずれか一方で伝送される既知情報の位相は非反転とし、前記複数の既知シンボルのうち最後に送信される既知シンボル以外の既知シンボルについて、前記隣接する2つのサブキャリアのいずれか一方で伝送される既知情報の位相を反転することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
- 前記既知シンボル列の複数の既知シンボルのうち最後に送信される既知シンボルについて、前記隣接する2つのサブキャリアのいずれか一方で伝送される既知情報の位相を反転し、前記複数の既知シンボルのうち最後に送信される既知シンボル以外の既知シンボルについて、前記隣接する2つのサブキャリアのいずれか一方で伝送される既知情報の位相を非反転とすることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
- 前記既知シンボル列内の各既知シンボルは、前記既知情報を伝送するための複数のサブキャリアの位置が互いに異なることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
- 前記既知シンボル列は、前記既知情報を伝送するための複数のサブキャリアの位置が同一である複数の既知シンボルを含むことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
- 前記既知シンボル列送信手段は、
前記既知情報を伝送するための複数のサブキャリアの位置がそれぞれ異なる複数の既知シンボルパターンを格納した記憶手段と、
前記既知シンボルの送信されるべきタイミングを示すタイミング信号を発生するタイミング発生手段と、
前記タイミング信号に従って前記複数の既知シンボルパターンのなかから前記既知シンボルとして用いる既知シンボルパターンを選択する選択手段と、
を具備したことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 複数のアンテナによって送信される、既知情報を伝送するための複数のサブキャリアを有する複数の既知シンボルをそれぞれ含み、該既知シンボルの数及び時間位置に応じて隣接する2つのサブキャリアのいずれか一方で伝送される既知情報の位相の反転・非反転が制御された複数の既知シンボル列及び該既知シンボル列より後のデータシンボルを受信する受信手段と、
受信した既知シンボルから伝送路推定値を求める伝送路推定手段と、
前記受信した既知シンボルから求めた前記伝送路推定値のうち当該既知シンボルの前記隣接する2つのサブキャリアに対応する2つの伝送路推定値の間の相関値を求める手段と、
前記相関値及びそれまでに受信した前記既知シンボルの数とを基に、前記アンテナの数を推定する推定手段と、
前記伝送路推定値及び前記推定したアンテナの数を用いて前記データシンボルを再生する手段と、
を具備したことを特徴とする無線通信装置。 - 前記推定手段は、前記相関値が正の値である既知シンボルを受信するまでに受信した前記相関値が負の値である既知シンボルの数に基づき、前記アンテナの数を推定することを特徴とする請求項8記載の無線通信装置。
- 前記推定手段は、前記相関値が負の値である既知シンボルを受信するまでに受信した前記相関値が正の値である既知シンボルの数に基づき、前記アンテナの数と推定することを特徴とする請求項8記載の無線通信装置。
- 前記既知シンボル列は、前記既知情報を伝送するための複数のサブキャリアの位置が同一である複数の既知シンボルを含み、
前記伝送路推定手段は、前記既知情報を伝送するための複数のサブキャリアの位置が同一である複数の既知シンボルのそれぞれに対応する周波数波形を累積加算して、前記伝送路推定値を求めることを特徴とする請求項8記載の無線通信装置。
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