JP2005352813A - コンテンツ共有システム - Google Patents

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将志 竹村
Junichi Hirai
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Abstract

【課題】コンテンツ共有システムにおいて利用可能なコンテンツについての情報を受動的に取得できるようにする。
【解決手段】ネットワークに接続された他の端末装置と情報を送受信する端末装置であって、コンテンツを保持するコンテンツ保持手段と、前記コンテンツに関する付加情報であるメタデータを保持する、メタデータ保持手段と、前記メタデータ保持手段に保持されている前記メタデータを、送受信可能である状態にある前記他の端末装置と送受信する、メタデータ同期手段と、前記メタデータ保持手段に保持されているコンテンツのメタデータをもとに、コンテンツを取得するコンテンツ取得手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを通じて映像コンテンツを受信、または、記録、再生する機能を備えた端末装置に関する。
従来、ホームビデオ等で撮影された映像コンテンツを、遠隔地に住む家族や、親戚、知人に渡す際にはビデオテープなどの記録メディアに記録し、それを渡すことによって行われてきた。しかし、複数人に映像コンテンツを渡したい場合には、渡したい人の数だけ、記録メディアに記録したものを準備し、それを渡す必要があった。しかし、近年各家庭に接続されるネットワーク回線が大容量高速化してきたため、ネットワークを介して、それら複数人に対して映像コンテンツをやり取りすることが可能になりつつある。現在、映像コンテンツよりファイルサイズの小さい静止画は、ネットワークを介して、サービスプロバイダのサーバにアップロードし、受け取り側が、そこから選択してダウンロードすることによって、静止画を取得するといった方法が行われるようになってきている。この方法によって複数人が同じコンテンツを利用することが可能になる。
また、このような方法以外に、複数人でコンテンツをやり取りする方法としては、検索メッセージをいくつかの端末装置に対して送信し、応答があった端末装置から直接コンテンツを取得する方法や、コンテンツのタイトルや、どの端末が保持しているのかといったメタデータのみをサーバで管理し、コンテンツの取得は直接保持している端末装置から行うという方法がある。
例えば特許文献1に記載のシステムにおいても、コンテンツ情報を管理するインデックスサーバを用いて、コンテンツの利用者はインデックスサーバを自ら参照することによってコンテンツを利用可能になる。
特開2002−318720号公報
従来のコンテンツをやり取りする仕組みでは、どのようなコンテンツが利用可能かを知るためには、自ら検索を行うか、または、共有されているコンテンツのリストを管理しているサーバなどに、自ら問い合わせを行う必要があった。そのため、他の端末において、新規にコンテンツが利用可能な状態になった場合においても、自ら問い合わせを行うまでは、新規のコンテンツがあるという事実を知ることすらできなかった。
本発明の、ネットワークに接続された他の端末装置と情報を送受信する端末装置は、コンテンツを保持するコンテンツ保持手段と、前記コンテンツに関する付加情報であるメタデータを保持する、メタデータ保持手段と、前記メタデータ保持手段に保持されている前記メタデータを、送受信可能である状態にある前記他の端末装置と送受信する、メタデータ同期手段と、前記メタデータ保持手段に保持されているコンテンツのメタデータをもとに、コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の一実施の形態において、前記メタデータ同期手段は、前記メタデータ保持手段に保持されているメタデータが更新された場合に、前記受信可能である状態にある他の端末装置に、前記更新されたメタデータを送信する。
本発明の一実施の形態において、前記端末装置が、情報を送受信不可能な状態から、送受信可能な状態へと状態遷移した際に、情報の送受信可能な他の端末装置を発見し、選択する端末発見選択手段と、前記端末発見選択手段において選択した他の端末装置との間で、前記メタデータ保持手段に保持されているメタデータを送受信し、各メタデータごとに前記メタデータ保持手段において保持すべきか削除すべきかを判断し、前記メタデータ保持手段において保持または削除することによって、情報を送受信することが出来ない状態にあった間に生じた当該端末装置のメタデータ保持部と前記端末発見選択部において選択した端末装置のメタデータ保持部の保持しているメタデータが同じになるようにする、一括同期手段と、を備える。
本発明のまた別の一実施の形態においては、前記一括同期手段において、メタデータの登録および削除の履歴を管理し、その履歴をもとにいずれかの端末装置で削除されたメタデータは前記メタデータ保持部から削除する、いずれかの端末装置で登録され、いずれの端末装置においても削除されていないメタデータは前記メタデータ保持部において保持すると判断する。
本発明の一実施の形態において、端末装置が情報を送受信できる状態であった時間を管理し、前記一括同期手段において処理を行った際に、他の端末装置で管理されている、情報を送受信できる状態であった時間を取得し、自端末装置の管理している時間を補完した時間を新たに、情報を送受信できる状態であった時間として管理する。
本発明の一実施の形態において、メタデータの登録の履歴をその登録された時刻とともに管理し、前記端末発見選択部において選択した端末装置より受信したメタデータと本端末装置のメタデータ保持部に保持されているメタデータを比較し、本端末装置のメタデータ保持部に保持されているメタデータであって、登録された時刻が前記端末発見選択部において選択した端末装置の前記情報を送受信できる状態であった時間の範囲内であるが、受信したメタデータに同一メタデータが含まれていない場合は、本端末装置のメタデータ保持部より削除し、受信したメタデータであって、登録された時刻が本端末装置の前記情報を送受信できる状態であった時間の範囲外である場合は、本端末装置のメタデータ保持部において保持する、と判断する。
本発明の一実施の形態において、メタデータを削除する際に、そのメタデータの登録時刻など関連する情報も削除する。
本発明によって、自ら能動的に利用可能なコンテンツを探索する必要なく、受動的に利用可能なコンテンツに関する情報の取得可能となり、コンテンツの利用を活発化することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
(1.映像コンテンツ共有システムの概要構成)
図1に本発明の実施の形態である映像コンテンツ共有システム1001の構成を示す。図1に示すように映像コンテンツ共有システム1001は、ネットワークを介して互いに情報の送受信を行うことができる図2に示す端末装置2001を4台利用して構成される。それら4台を端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置C1004、端末装置D1005とする。なお、映像コンテンツ共有システム1001を構成する端末装置の数は4台に限定されるものではない。これらの端末装置間で映像コンテンツを共有するシステムである。ここで、「共有」とはある端末装置が保持する映像コンテンツを、他の端末装置が利用可能な状態にすることである。
本コンテンツ共有システムにおいては、コンテンツに関するメタデータを端末装置間で映像コンテンツに先立って流通させ、このメタデータを利用することによってコンテンツの共有を実現する。「メタデータ」とは、コンテンツに関する種種の付加データのことを示す。映像コンテンツに関するメタデータの例としては、映像コンテンツのタイトル、映像コンテンツの存在する場所を示すアドレスなどが挙げられ、本発明の端末装置において、メタデータを利用し、コンテンツを選択、取得を行うことを可能にする。なお、メタデータの他の例としては、映像コンテンツのファイルサイズ、コンテンツの所有者、コンテンツに対するユーザの評価などが挙げられる。
(2.端末装置の概要構成)
端末装置2001の概要構成について図2を用いて説明する。端末装置2001は図2に示すように、大別すると、入力部2002、コンテンツ保持部2003、コンテンツ選択取得部2004、メタデータ操作部2005、メタデータ保持部2006、メタデータ同期部2007、状態管理部2008から構成される。また、端末装置2001は、端末装置2001の全構成要素が動作する起動状態と、状態管理部2008のみが動作する停止状態と、メタデータ保持部2006とメタデータ同期部2007と状態管理部2008のみが動作する起動準備状態を取ることができる。
(2−1.入力部)
入力部2002は映像コンテンツを追加する時に、ユーザから追加したい映像コンテンツ、映像コンテンツのタイトル、映像コンテンツのアドレスの入力を受け、コンテンツ保持部2003に対して、入力されたアドレスを用いて映像コンテンツにアクセスできる状態で登録すると共に、メタデータ操作部2005に映像コンテンツのタイトルとアドレスを通知し、メタデータ保持部2006への登録を依頼する。
また、映像コンテンツを削除する時には、ユーザから削除したい映像コンテンツのタイトルとアドレスの入力を受け、コンテンツ保持部2003に保持されている該当の映像コンテンツを削除すると共に、タイトルとアドレスをメタデータ操作部2005に通知し、メタデータ保持部2006から該当するメタデータの削除を依頼する。尚、本実施の形態では映像コンテンツの削除を依頼する際に、映像コンテンツのタイトルとアドレスをメタデータ操作部2005に対して通知しているが、映像コンテンツを特定できる情報であれば、タイトルとアドレスに限るものではない。
入力部の具体的な例としては、映像コンテンツの入力はビデオケーブルを介して行われ、タイトルおよびアドレスはキーボードより行われる。
(2−2.コンテンツ保持部)
コンテンツ保持部2003の保持するコンテンツ管理表3001の一例を図3に示す。コンテンツ保持部2003では図3のように映像コンテンツ3002に対してタイトル3003及びアドレス3004が付与され格納されている。また、映像コンテンツ3002にはアドレス3004を用いてアクセスし、利用することが可能である。また同様に、映像コンテンツ3012に対してもタイトル3013、アドレス3014が付与され格納されており、アドレス3014を用いて映像コンテンツ3012にアクセスし、利用することができる。
なお、コンテンツ保持部2003に保持されるコンテンツの数は2つに限定されるものではない。
(2−3.メタデータ保持部)
メタデータ保持部2006の保持するメタデータ管理表の一例を図4に示す。メタデータ管理表4001のそれぞれの行ごとに、メタデータを管理している。列4002はメタデータ操作部によって作成されメタデータに付与されたデータIDを表している。列4003は保持されているメタデータを表している。列4004はメタデータの中のタイトル部分、列4005はメタデータの中のアドレス部分を表している。例えば、行4006は、データIDがA0001、メタデータのタイトル部分が「野球の試合」、メタデータのアドレス部分が「/A/sports/baseball」であるということを表している。尚、本実施の形態ではメタデータとしてコンテンツのタイトルとコンテンツの所在を表すアドレス情報を考えているが、それらに限定されるものではない。また、行4008のようにデータIDは記述されているが、メタデータは何も記述されていないものは、該当するメタデータが削除されたことを表している。このようにメタデータが削除された場合、何も記述されていない空行として管理することによって、間接的にメタデータの削除を管理していることになる.したがって、このメタデータ管理表によって、メタデータの登録と削除の履歴を管理することが可能になっている。
(2−4.メタデータ操作部)
メタデータ操作部2005は、入力部2002より、メタデータ保持部2006に対してメタデータの登録を行うのか、削除を行うのか、および、操作の対象となるメタデータであるアドレスとタイトルを受け取る。メタデータ操作部2005の処理の内容について、図5を用いて説明する。
まず、入力部2002から情報を受信する(S5001)。受信する情報としては「登録」「削除」という依頼内容、及び依頼内容が「登録」の場合は登録するメタデータ、「削除」の場合は削除するメタデータを受信する。本実施の形態では受信するメタデータとしてはコンテンツのタイトルとアドレスを想定する。
受信した情報の中に含まれる依頼が、「登録」か「削除」かを判断し、「登録」であればS5003へ、「削除」であればS5005へ進む(S5002)。
ステップS5002において「登録」の場合、データIDを作成する(S5003)。このとき作成されるデータIDは、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置C1004、端末装置D1005の各メタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表4001に記録されているデータIDと重複しないように作成しなければならない。作成方法の例としては、各端末装置に重複しない識別文字を割り当て、その識別文字と端末装置でデータIDを作成するたびに1から順に1づつ加えた数字を並べることによってデータIDを作成する。ここで、例として、端末装置A1002には識別文字としてAを、端末装置B1003には識別文字としてBを、端末装置C1004には識別文字としてCを、端末装置D1005には識別文字としてDを割り当てる。このとき、端末装置A1002が始めてデータIDを作成する際はA0001というデータIDが作成され、次に端末装置A1002でデータIDが作成される際には、0001に1加えたものと、端末装置の識別文字を並べたA0002というデータIDが作成される。同様に、端末装置B1003ではじめて作成されるデータIDはB0001、次に作成されるデータIDはB0002となる。端末装置C1004、端末装置D1005についても同様である。
次に、S5003において作成したデータIDと入力部2002から受信したメタデータであるタイトルとアドレスをメタデータ保持部に登録する(S5004)。
ステップS5002において、「削除」の場合、入力部2002より受信したタイトルとアドレス情報をもとに、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表4001の列4003から同じ情報が記述されている行を発見する(S5005)。
発見した行に記述されているデータIDを取得すると共に、その行の列4003に記述されている情報を削除する(S5006)。この際、データIDは削除しない。
メタデータ保持部へ行った操作が登録なのか削除なのか、作成または取得したデータID、および、メタデータ保持部へ行った操作が登録の場合は入力部2002から受信したタイトルとアドレスからなる更新情報を作成し、メタデータ同期部2007へ通知する。
メタデータ保持部へ行った操作が登録の場合、操作が「登録」であったことを表す情報、S5003において作成したデータID、入力部2002から受信したタイトルとアドレス情報から構成される更新情報を作成し、メタデータ同期部へ通知する。また、メタデータ保持部へ行った操作が削除の場合、操作が「削除」であったことを表す情報、S5006で取得したデータIDから構成される更新情報を作成し、メタデータ同期部へ通知する(S5007)。尚、本実施の形態においては「登録」「削除」それぞれを表す情報として、更新情報にそれぞれ「登録」「削除」と記載することにしているが、これらに限定されるものではなく、操作が登録であったのか削除であったのかを判断できうる情報であればどのような方法を用いても良い。
ここで、端末装置A1002のメタデータ保持部が図6(a)に示すメタデータ管理表6001を保持しており、端末装置A1002の入力部からタイトルが「サッカーの試合」、アドレスが「/A/sports/soccer」というメタデータを登録するよう依頼があった場合を例として以下に説明する。図5のフローチャートを用いて説明する。S5001において入力部からの依頼を受け取り、S5002において依頼内容が登録であると判断し、S5003へ進む。S5003において、上述に示した方法によってデータID「A1002」を作成する。S5004において端末装置Aのメタデータ保持部に今回作成したデータID「A1002」と、入力部より受け取ったタイトル「サッカーの試合」およびアドレス「/A/sports/soccer」とを登録する。登録後の端末装置A1002に保持されるメタデータ管理表6011を図6(b)に示す。行6016には登録がされる以前の図6(a)に示したメタデータ管理表6001の行6002と同じ情報が登録されている。メタデータ管理表6011の行6017に今回登録した情報が登録されている。行6017の列6012にはデータID「A0002」が、列6014にはタイトル「サッカーの試合」が、列6015にはアドレス「/A/sports/soccer」が登録されている。次に、S5007において更新情報を作成する。作成した更新情報を図7(a)に示す。更新情報7001は行7006に今回の作成した更新情報が記録されている。列7002はメタデータ保持部に対して行った操作内容である「登録」が記録され、列7003にはデータID「A0002」が、列7004にはタイトル「サッカーの試合」が、列7005にはアドレス「/A/sports/soccer」が記録されている。この更新情報7001を端末装置A1002のメタデータ同期部へ通知する。
次に、端末装置A1002のメタデータ保持部が図6(b)に示すメタデータ管理表6011を保持しており、端末装置A1002の入力部からタイトルが「野球の試合」、アドレスが「/A/sports/baseball」を削除するよう依頼があった場合を例として以下に説明する。図5のフローチャートを用いて説明する。S5001において入力部からの依頼を受け取り、S5002において依頼内容が削除であると判断し、S5005へ進む。S5005において、メタデータ保持部の保持するメタデータ管理表6011から入力部より受け取ったメタデータと同じ情報が記述されている行を発見する。つまり、図6(b)のメタデータ管理表6011の列6014に「野球の試合」、列6015に「/A/sports/baseball」と記述されている、行6016を発見する。S5005において発見した、行6016に対してS5006において、列6012のデータID「A0001」を取得すると共に、列6013つまり列6014と列6015に記述されているデータを削除する。削除した後のメタデータ管理表を図6(c)に示す。次に、S5007において更新情報を作成する。作成した更新情報を図7(b)に示す。更新情報7011は行7016に今回作成した更新情報が記録されている。列7012はメタデータ保持部に対して行った操作内容である「削除」が記録され、列7013にはメタデータ保持部から取得したデータID「A0001」が、列7004および列7005には今回の操作が削除であったため、何も記録されていない。この更新情報7011を端末装置A1002のメタデータ同期部へ通知する。
(2−5.コンテンツ選択取得部)
コンテンツ選択取得部2004はメタデータ保持部2006に保持されているメタデータをディスプレイを用いてユーザに提示し、キーボードによって、ユーザからの選択を受け取る。選択されたコンテンツを、メタデータ保持部2006に保持されているアドレス情報をもとに、自端末装置のコンテンツ保持部2003に保持されていない場合は、他の端末装置から取得し、視聴する。
(2−6.状態管理部)
状態管理部2008では端末装置2001が取る起動状態、停止状態、起動準備状態を管理し、ユーザからの操作によって、これらの状態を変化させる。尚、本実施の形態においてはユーザの操作によって状態の変化を指示するが、他にも、タイマーによる指示や、他のシステムなどから制御することによって指示してもよい。
停止状態であるときにユーザから起動状態になるように、入力を受けた場合の動作を示す。ユーザから起動状態になるよう入力を受けた場合、状態を起動準備状態へと変化させ、メタデータ同期部2007へ起動準備状態であることを通知する。起動準備状態であると言う通知を受け取ったメタデータ同期部2007は起動準備処理を行い、起動準備処理を完了するとその旨を状態管理部2008へ通知する。状態管理部2008はメタデータ同期部2007から通知を受け取った後、端末装置の状態を起動準備状態から起動状態へと状態を変化させる。また、起動状態にあるときに、ユーザから停止状態になるように、状態管理部2008が入力を受け取った場合、状態を起動状態から停止状態へ変化する。
(2−7.メタデータ同期部)
メタデータ同期部2007では、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表の登録内容を起動状態にある全ての端末装置間で同一に保つ役割を担う。メタデータ同期部2007の概要構成を図8を用いて説明する。メタデータ同期部2007は図8に示すように、大別すると、メタデータ管理表が更新された場合に、その更新に関して作成された更新情報を起動状態にある全ての端末装置に伝達する役割を担う逐次同期部8001と、停止状態にある端末装置が起動状態状態に状態変化する時、つまり起動準備状態の時に、起動状態にある端末装置との間でメタデータ管理表の全部または一部を送受信することによって一括してメタデータ管理表に登録されているメタデータを同一の状態にする役割を担う一括同期部8002、更新情報を元にメタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表を更新する更新情報処理部8003から構成される。本明細書中、これ以降において、逐次同期部8001によって行われるメタデータ管理表の登録内容を他の端末装置と同一の状態にするための処理を「逐次同期」、一括同期部8002によって行われるメタデータ管理表の登録内容を他の端末装置と同一の状態にするための処理を「一括同期」と呼ぶ。以下に、逐次同期部8001、一括同期部8002および更新情報処理部8003について詳細に説明する。
(2−7−1.逐次同期部)
逐次同期部8001の概要構成を図8を用いて説明する。逐次同期部8001は、他の端末装置との間で更新情報の送受信を行う逐次同期通信部8011と、逐次同期時の処理を統括する逐次同期制御部8012から構成される。以下に、それぞれの構成要素の詳細を説明する。
(2−7−1−1.逐次同期通信部)
逐次同期通信部8011はネットワークに接続され、逐次同期制御部8012から受け取った更新情報を起動状態にある全ての端末装置の逐次同期通信部に伝達する。伝達方法としては、全ての端末装置に対して直接送信する方法、一部の端末装置に送信し、受信した端末装置が別の端末装置に送信するといった方法などが挙げられる。
また、他の端末装置の逐次同期通信部から更新情報を受信し、その更新情報を逐次同期制御部8012へ伝達する。
(2−7−1−2.逐次同期制御部)
逐次同期制御部8012はメタデータ操作部2005で発生した更新情報を受け取る。また、一括同期部8002で作成された更新情報も受け取る。逐次同期制御部8012は、これら、受け取った更新情報を逐次同期通信部8011に渡し、他の起動状態にある端末装置への伝達を依頼する。
また、逐次同期通信部8011を経由して、他の端末装置で作成された更新情報を受け取る。受け取った他の端末装置で作成された更新情報は、更新情報処理部8003へ渡し、メタデータ保持部2006の更新を依頼する。
ここで、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が起動状態で図6(a)に示したメタデータ管理表6001をメタデータ保持部で保持し、端末装置C1004が停止状態で図9に示したメタデータ管理表9001をメタデータ保持部で保持している状態で、端末装置A1002において入力部から登録が行われ、端末装置A1002のメタデータ操作部によって端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6001が図6(b)に示したメタデータ管理表6011の状態に更新され、それと共に図7(a)に示した更新情報7001が作成され端末装置A1002のメタデータ同期部に対して通知された場合を例として以下に説明する。なお、端末装置C1004のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表9001の行9007に記録されているメタデータは、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が停止状態で、端末装置C1004のみ起動状態であったときに端末装置C1004において登録されたものである。
端末装置A1002のメタデータ同期部に通知された更新情報7001を端末装置A1002の逐次同期制御部が受け取り、端末装置A1002の逐次同期通信部へ渡す。端末装置A1002の逐次同期通信部は、起動状態である端末装置B1003と端末装置D1005へ更新情報7001を送信する。端末装置B1003の逐次同期通信部は端末装置A1002の逐次同期通信部から受信した更新情報7001を端末装置B1003の逐次同期制御部へ渡す。端末装置B1003の逐次同期制御部は端末装置B1003の逐次同期通信部より受け取った更新情報7001を端末装置B1003の更新情報処理部へ渡す。端末装置B1003の更新情報処理部において更新情報7001が端末装置B1003のメタデータ保持部へ反映され、メタデータ管理表6001の状態からメタデータ管理表6011の状態へ更新される。端末装置D1005についても同様の処理が行われ、結果として、端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6001は、メタデータ管理表6011の状態に更新される。端末装置C1004は停止状態であるため、何も処理は行われず、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001は更新されない。
次に、端末装置Aにおいて入力部から削除が行われ、端末装置A1002のメタデータ操作部によって端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6011が図6(c)に示したメタデータ管理表6021の状態に更新され、それと共に図7(b)に示した更新情報7011が端末装置A1002のメタデータ同期部に対して通知された場合を例として以下に説明する。
端末装置A1002のメタデータ同期部に通知された更新情報7011は端末装置A1002の逐次同期制御部が受け取り、端末装置A1002の逐次同期通信部へ渡す。端末装置A1002の逐次同期通信部は、起動状態である端末装置B1003と端末装置D1005へ更新情報7011を送信する。端末装置B1003の逐次同期通信部は端末装置A1002の逐次同期通信部から受信した更新情報7011を端末装置B1003の逐次同期制御部へ渡す。端末装置B1003の逐次同期制御部は端末装置B1003の逐次同期通信部より受け取った更新情報7011を端末装置B1003の更新情報処理部へ渡す。端末装置B1003の更新情報処理部において更新情報7011が端末装置B1003のメタデータ保持部へ反映され、メタデータ管理表6011の状態からメタデータ管理表6021の状態へ更新される。端末装置D1005についても同様の処理が行われ、結果として、端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6011は、メタデータ管理表6021の状態に更新される。端末装置C1004は停止状態であるため、何も処理は行われず、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001は更新されない。
また、逐次同期制御部は一括同期部より更新情報を取得した場合にも、同様に動作し、取得した更新情報を起動状態である他の端末装置へ送信し、それらを受信した端末装置では各端末装置のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表を更新する。
(2−7−2.一括同期部)
一括同期部8002の概要構成を図8を用いて説明する。一括同期部8002は、他の端末装置との間でメタデータ管理表の送受信を行う一括同期通信部8021と、起動状態にある他の端末装置を発見し選択する端末発見選択部8022と、他の端末装置から受け取ったメタデータ管理表と自端末装置の保持するメタデータ管理表の状態を比較し、それぞれのデータの有効性の判定を行い更新情報を作成するデータ判定部8023と、これら構成要素間でのデータの流れを統括する一括同期制御部8024から構成される。以下に、各構成要素について詳細に説明する。
(2−7−2−1.一括同期通信部)
一括同期通信部8021は、ネットワークに接続されており、一括同期制御部8024が指示した端末装置に対してメタデータ管理表を送信する。また、他の端末装置から受信したメタデータ管理表を一括同期制御部8024へと伝達する。
(2−7−2−2.端末発見選択部)
端末発見選択部8022では、まず、現在起動状態にある端末装置を発見する。発見方法としては、存在を知っている端末装置に対して順にメッセージを送信し、応答があった端末装置は起動状態であると判断する。そして、一番初めに発見した端末装置を選択する。なお、端末装置の選択方法としては、他に、複数の端末装置を発見した後に、端末装置の処理能力を考慮した選択や、端末装置が接続している通信回線の通信速度を考慮した選択や、端末装置を発見した順序による選択などが挙げられる。発見し、選択した端末装置に対して通信を行うために必要な情報を収集し、それらの情報は一括同期制御部8024に渡される。なお、通信を行うために必要な情報としては、アドレス情報や認証情報などが挙げられる。また、通信を行うことに対して直接は必要としない、発見し、選択した端末装置に関連した付加情報も一括同期制御部8024に渡しても良い。これら付加情報の例としては、端末装置の処理能力や接続している通信回線の通信速度などがある。
(2−7−2−3.データ判定部)
データ判定部8023では、一括同期制御部8024から受け取ったメタデータ管理表と、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表4001を比較し、どちらか片方のメタデータ管理表にのみ登録されているメタデータについて、片方にのみに登録されている原因が、メタデータが削除され、その削除されたという情報がもう一方のメタデータ管理表に反映されていないことによる場合は、そのメタデータを無効なメタデータと判断し、原因が、メタデータが登録され、その登録されたという情報がもう一方のメタデータ管理表に反映されていないことによる場合は、そのメタデータを有効なメタデータとして判断する。そして、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表に登録されていない有効なメタデータは登録し、登録されている無効なメタデータは削除するような更新情報を生成する。また、両方のメタデータ管理表に登録されているメタデータは有効なメタデータである。
図10はデータ判定部8023の動作を示したフローチャートである。図10を用いてデータ操作部8023の動作を以下に説明する。
始めに、一括同期制御部8024からメタデータ管理表を受け取る(S10001)。
S10001で受け取ったメタデータ管理表の中に評価していない行が存在する場合はS10003へ進み、存在しない場合はS10010へ進む(S10002)。
メタデータ管理表の中に評価していない行が存在する場合は、評価していない行に記録されているデータIDとメタデータの組を一つ取り出す。尚、メタデータは何も記録されていない場合もあるが、その場合も、何も記録されていないと言う情報を取り出す(S10003)。
メタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表4001に対して、S10003で取り出したデータIDと同じデータIDが記録されていないかを調べる(S10004)。
S10003で取り出したデータIDと同じデータIDがメタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表4001に記録されていると判断された場合はS10007へ進み、記録されていないと判断された場合はS10006へ進む(S10005)。
S10005において、S10003で取り出したデータIDと同じデータIDがメタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表4001に記録されていないと判断された場合は、このメタデータは有効なメタデータであると判断し、S10003で取り出したデータIDとメタデータより「登録」の更新情報を生成し、S10002へ戻る(S10006)。
S10005において、S10003で取り出したデータIDと同じデータIDがメタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表4001に記録されていると判断された場合は、メタデータ保持部2006が保持していたメタデータ管理表4001の該当するデータIDが記録されていた行の、列4003に記録されているメタデータを取得し、そのメタデータとS10003で取り出したメタデータを比較し、それらのメタデータが同じである場合は、両方のメタデータ管理表が同じメタデータを登録していたことになるため有効なメタデータであると判断するが、更新情報は作成せずにS10002へ戻る。メタデータの比較の結果、異なる場合はS10003で取り出したメタデータは無効なメタデータであると判断しS10008へ進む。尚、どちらのメタデータも何も記録されていない場合もメタデータが同じであると判断する(S10007)。
S10007において取得したメタデータ管理表4001の列4003の情報が、行4008の列4003の様に何も記録されていなかった場合は、S10003で取り出したメタデータは無効なメタデータであるが、メタデータ管理表4001では既に削除済みであるため、更新情報を作成する必要は無くS10002へ戻る。メタデータ管理表4001の列4003にメタデータが記録されていた場合はS10009へ進む(S10008)。
S10008で、S10007で取得したメタデータ管理表4001の列4003に情報が記録されていると判断された場合、メタデータ管理表4001の列4003に記録されているメタデータは無効なメタデータであるので、S10003で取り出したデータIDより「削除」の更新情報を作成し、S10002へ戻る(S10009)。
S10002において、評価していないものが存在しないと判断された場合、作成した更新情報を一括同期制御部8024へ渡し、処理を終了させる(S10010)。
具体的に例を用いて以下に説明する。
端末装置A1002のメタデータ保持部がメタデータ管理表6021の状態のメタデータ管理表を保持している状態で、メタデータ管理表9001を端末装置A1002の一括同期制御部より受け取った場合の、端末装置A1002のデータ判定部の動作を例として図10のフローチャートに沿って以下に説明する。
端末装置A1002の一括同期制御部よりメタデータ管理表9001を受信する(S10001)。
メタデータ管理表9001に評価していない情報が存在するため、S10003へ進む(S10002)。
メタデータ管理表9001の行9006の列9002に記録されているデータID「A0001」、列9003に記録されているタイトル「野球の試合」およびアドレス「/A/sports/baseball」を取り出す(S10003)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021にS10003で取り出したデータIDと同じデータID「A0001」が記録されていないか調べる(S10004)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021の行6026の列6022にデータID「A0001」が記録されているため、S10007へ進む(S10005)。
S10003で取り出したメタデータと、端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021の行6026の列6023に記録されているデータが異なるため、今回評価しているメタデータは無効なメタデータであると判断し、S10008へ進む(S10007)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021の行6026の列6023に何も記録されていないため、無効なメタデータであるが、削除済みであるため、更新情報を作成する必要が無く、S10002へ戻る(S10008)。
メタデータ管理表9001に評価していない情報が存在するため、S10003へ進む(S10002)。
メタデータ管理表9001の行9007の列9002に記録されているデータID「C0001」、列9003に記録されているタイトル「イギリス旅行」およびアドレス「/C/travel/UK」を取り出す(S10003)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021にS10003で取り出したデータIDと同じデータID「C0001」が記録されていないか調べる(S10004)。
S10003で取り出したデータID「C0001」と同じデータIDが、端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021に記録されていないため、有効なメタデータであると判断し、S10006へ進む(S10005)。
S10003で取り出したデータID「C0001」とタイトル「イギリス旅行」、アドレス「/C/travel/UK」より図11(a)に示す登録の更新情報11001を作成し、S10002へ戻る(S10006)。更新情報11001の行11007の列11002に登録の更新情報であることを示す「登録」が記録され、列11003にデータID「C0001」が、列11005にタイトル「イギリス旅行」、列11006にアドレス「/C/travel/UK」が記録されている。
受信したメタデータ管理表9001の全ての情報を評価したため、S10010へ進む(S10002)。
生成した更新情報11001を端末装置A1002の一括同期制御部へ渡し、終了する(S10010)。
次に、端末装置C1004のメタデータ保持部がメタデータ管理表9001の状態のメタデータ管理表を保持している状態で、メタデータ管理表6021を端末装置C1004の一括同期制御部より受け取った場合の、端末装置C1004のデータ判定部の動作を例として図10のフローチャートに沿って以下に説明する。
端末装置C1004の一括同期制御部よりメタデータ管理表6021を受信する(S10001)。
メタデータ管理表6021に評価していない情報が存在するため、S10003へ進む(S10002)。
メタデータ管理表6021の行6026の列6022に記録されているデータID「A0001」、列6023に記録されているタイトル及びアドレスを取り出す。今回の場合タイトル、アドレスともに何も登録されていないが、何も登録されていないという情報を取得する(S10003)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001にS10003で取り出したデータIDと同じデータID「A0001」が記録されていないか調べる(S10004)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001の行9006の列9002にデータID「A0001」が記録されているため、S10007へ進む(S10005)。
S10003で取り出したメタデータと、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001の行9006の列9003に記録されているデータが異なるため、今回評価しているメタデータは無効なメタデータであると判断し、S10008へ進む(S10007)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001の行9006の列9003にデータが記録されているため、無効なメタデータがメタデータ管理表9001に登録されていると判断でき、S10009へ進む(S10008)。
S10003でデータID「A0001」より図11(b)に示す削除の更新情報11011を作成し、S10002へ戻る(S10009)。更新情報11011の行11017の列11012に削除の更新情報であることを示す「削除」が記録され、列11013にデータID「A0001」が、列11015のタイトル、及び列11016にアドレスは削除の更新情報であるため何も記録されていない。
メタデータ管理表6021に評価していない情報が存在するため、S10003へ進む(S10002)。
メタデータ管理表6021の行6027の列6022に記録されているデータID「A0002」、列6023に記録されているタイトル「サッカーの試合」及びアドレス「/A/sports/soccer」を取り出す(S10003)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001にS10003で取り出したデータIDと同じデータID「A0002」が記録されていないか調べる(S10004)。
S10003で取り出したデータID「A0002」と同じデータIDが、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001に記録されていないため、有効なメタデータであると判断し、S10006へ進む(S10005)。
S10003で取り出したデータID「A0002」とタイトル「サッカーの試合」、アドレス「/A/sports/soccer」より登録の更新情報を、以前作成した更新情報11011に追記し、図11(c)に示す更新情報11021を作成する。その後S10002へ戻る(S10006)。更新情報11021の行11027には更新情報11011の行11017と同じ情報が記録されている。更新情報11021の行11028の列11022に登録の更新情報であることを示す「登録」が記録され、列11023にデータID「A0002」が、列11025にタイトル「サッカーの試合」、列11026にアドレス「/A/sports/soccer」が記録されている。
受信したメタデータ管理表6021の全ての情報を評価したため、S10010へ進む(S10002)。
生成した更新情報11021を端末装置C1004の一括同期制御部へ渡し、終了する(S10010)。
(2−7−2−4.一括同期制御部)
一括同期制御部8024の動作を説明する。一括同期制御部8024の動作は、端末装置の状態が起動準備状態である場合に、一括同期を行う場合の動作と、端末装置の状態が起動状態で、起動準備状態にある端末装置の一括同期の相手を行う場合の動作がある。本明細書中、これ以降において、前者を「起動準備状態側一括同期」、後者を「起動状態側一括同期」と呼ぶ。
起動準備側一括同期処理の際に、一括同期を行う相手端末を端末発見選択部において発見できなかった場合、一括同期が完了したことを状態管理部2008へ通知し、処理を完了する。それ以外の場合の起動準備状態側一括同期の処理の流れを図12のフローチャートを用いて説明する。
一括同期制御部8024は端末装置2001の状態管理部2008より起動準備状態であるという通知を受信する(S12001)。
一括同期制御部8024は端末発見選択部8022へ起動状態にある端末装置の発見、及び選択を依頼する。そして、その結果、選択された端末装置へアクセスするための情報を取得する(S12002)。
端末装置2001のメタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表4001を取得する(S12003)。
S12002において発見、選択した端末装置に対して、S12003で取得したメタデータ管理表4001を送信するように、一括同期通信部8021にS12002において発見、選択した端末装置の情報とS12003において取得したメタデータ管理表4001を渡し、依頼する(S12004)。
メタデータ管理表4001を送信した相手端末より、相手端末のメタデータ保持部の保持していたメタデータ管理表を一括同期通信部8021を介して受信する(S12005)。
受信したメタデータ管理表をデータ判定部8023へ渡す(S12006)。
データ判定部8023によって判定され、作成された更新情報をデータ判定部8023より取得する(S12007)。
S12007によって取得した更新情報を更新情報処理部8003へ渡す(S12008)。
一括同期が完了したことを状態管理部2008へ通知する(S12009)。
次に、起動状態側一括同期の処理の流れを図13のフローチャートを用いて説明する。
一括同期制御部8024は、起動準備状態である他の端末装置からメタデータ管理表を一括同期通信部8021を介して受信する(S13001)。
端末装置2001のメタデータ保持部2006よりメタデータ管理表4001を取得する(S13002)。
S13002において取得したメタデータ管理表4001を、一括同期通信部8021を介して、メタデータ管理表を送信してきた起動準備状態である端末装置に対して送信するよう依頼する(S13003)。
S13001において受信したメタデータ管理表をデータ判定部8023へ渡す(S13004)。
データ判定部8023において、受け取ったメタデータ管理表と、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表4001より、更新情報が作成される。作成された更新情報を取得する(S13005)。
データ判定部8023より取得した更新情報を更新情報処理部8003へ渡し、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表4001の更新を依頼すると共に、逐次同期部8001の逐次同期制御部8012へも、更新情報を渡し、他の起動状態にある端末装置に保持されているメタデータ管理表を更新するように依頼する(S13006)。
以上の処理の流れを具体例を用いて以下に説明する。
端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が起動状態で図6(c)に示したメタデータ管理表6021をメタデータ保持部で保持し、端末装置C1004が停止状態で図9に示したメタデータ管理表9001をメタデータ保持部で保持している状態で、端末装置C1004の状態管理部において、ユーザから起動状態になるように入力を受け、端末装置C1004の状態管理部において起動準備状態へ遷移し、起動準備状態であることを端末装置C1004のメタデータ同期部へ通知した場合を例として以下に説明する。
起動準備状態である端末装置C1004の起動準備状態側一括同期の動作について、図12のフローチャートに沿って説明する。
端末装置C1004の状態管理部より起動準備状態であるという通知を受信する(S12001)。
端末装置C1004の端末発見選択部へ起動状態にある端末装置の発見、選択を依頼する。依頼を受けた端末発見選択部によって、起動状態にある端末装置の一つである、端末装置A1002が選択されたと考える。そして、端末装置A1002へアクセスするための情報を端末発見選択部より取得する(S12002)。
端末装置C1004のメタデータ保持部よりメタデータ管理表9001を取得する(S12003)。
S12002で取得した起動状態の端末装置A1002へアクセスするための情報と、S12003で取得したメタデータ管理表9001を、端末装置C1004の一括同期通信部へ渡し、端末装置A1002へメタデータ管理表9001を送信するよう依頼する(S12004)。
端末装置A1002より端末装置A1002のメタデータ保持部が保持していたメタデータ管理表6021を一括同期通信部を介して受信する(S12005)。
S12005において受信したメタデータ管理表6021を端末装置C1004のデータ判定部へ渡す(S12006)。
端末装置C1004のデータ判定部において、端末装置A1002より受信したメタデータ管理表6021と端末装置C1004のメタデータ保持部で保持しているメタデータ管理表9001より、更新情報11021が生成され、その更新情報11021を取得する(S12007)。
S12007において取得した更新情報11021を端末装置C1004の更新情報処理部へ渡し、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001の更新を依頼する(S12008)。端末装置C1004の更新情報処理部によって、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001は図14に示すメタデータ管理表14001の状態に更新される。
端末装置C1004の状態管理部に対して、完了通知を送信する(S12009)。完了通知を受信した端末装置C1004の状態管理部は、管理している端末装置C1004の状態を起動準備状態から起動状態へと変更する。
次に、一括同期の相手端末として選択された端末装置A1002で行われる一括同期の動作、つまり、起動側一括同期の動作について図13のフローチャートに沿って説明する。
端末装置C1004の一括同期通信部より、端末装置C1004のメタデータ保持部が保持しているメタデータ管理表9001を、端末装置A1002の一括同期通信部を介して受信する(S13001)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021を取得する(S13002)。
S13001においてメタデータ管理表9001を送信してきた端末装置、つまり、端末装置C1004に対して、S13002において取得したメタデータ管理表6021を端末装置A1002の一括同期通信部を介して送信する(S13003)。
S13001において受信したメタデータ管理表9001を端末装置A1002のデータ判定部へ渡す(S13004)。
端末装置A1002のデータ判定部において、端末装置C1004から受信したメタデータ管理表9001と端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021より、更新情報11001が作成される。その、作成された更新情報11001を取得する(S13005)。
S13005において端末装置A1002のデータ判定部より取得した更新情報11001を、端末装置A1002の更新情報処理部へ渡し、端末装置Aのメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表6021の更新を依頼すると共に、端末装置A1002の逐次同期部の逐次同期制御部に対しても、更新情報を渡し、他の起動状態にある端末装置、つまり、今回の場合、端末装置B1003及び端末装置D1005の保持しているメタデータ管理表の更新を依頼する(S13006)。端末装置A1002の更新情報処理部によって、端末装置Aのメタデータ保持部が保持しているメタデータ管理表6021は図15に示すメタデータ管理表15001の状態に更新される。また、逐次同期部によって、端末装置B1003及び端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されていたメタデータ管理表も図15に示すメタデータ管理表15001の状態に更新される。
ここで、図14に示すメタデータ管理表14001の行14006は図15に示すメタデータ管理表15001の行15006と同じ情報が記述され、図14に示すメタデータ管理表14001の行14007は図15に示すメタデータ管理表15001の行15008と同じ情報が記述され、図14に示すメタデータ管理表14001の行14008は図15に示すメタデータ管理表15001の行15007と同じ情報が記述されている。つまり、メタデータ管理表14001とメタデータ管理表15001は同じメタデータを保持していることになり、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005がメタデータ管理表15001を保持し、端末装置C1004がメタデータ管理表14001を保持していることより、起動準備状態の際に行った一括同期および、逐次同期によって、起動状態にある端末装置全てで、保持しているメタデータを同じ状態にすることができたことになる。
(2−7−2−5.更新情報処理部)
端末装置2001の更新情報処理部8003は逐次同期制御部8012または一括同期制御部8024から受け取った更新情報を元に、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表4001を更新する。図16はこの際の動作を示したフローチャートである。フローチャートに従って処理を説明する。また、図17に更新情報の一例を示す。
始めに更新情報17001に未処理の行が存在するかをチェックする(S16001)。
更新情報17001に未処理の行が存在しない場合はS16010へ進み、処理を終了し、更新情報17001に未処理の行が存在する場合はS16003へ進む(S16002)。
更新情報17001から未処理であった行の一つに記述されている更新情報を取り出す(S16003)。
更新情報17001から取り出したの行の列17002に記録されている操作が「登録」である場合S16005へ進み、異なる場合はS16007へ進む(S16004)。
更新情報17001から取り出した行の列17002に記録されている操作が「登録」の場合、更新情報17001から取り出した行の列17003に記録されているデータIDと同じデータIDをメタデータ保持部2006が保持するメタデータ管理表4001の列4002から探し、発見した場合はS16001へ戻り、発見できなかった場合はS16006へ進む(S16005)。
S16005において発見できなかった場合は更新情報17001から取り出した行の列17003と列17004に記録されているデータIDとメタデータをメタデータ保持部2006に記録し、S16001へ戻る(S16006)。
S16003で取り出した更新情報の列17002に記録されている操作が「削除」である場合S16008へ進み、異なる場合はS16001へ戻る(S16007)。
更新情報17001から取り出した行の列17002に記録されている操作が「削除」の場合、更新情報17001から取り出した行の列17003に記録されているデータIDと同じデータIDをメタデータ保持部2006が保持するメタデータ管理表4001の列4002から探し、発見した場合はS16009へ進み、発見できなかった場合はS16001へ戻る(S16008)。
S16008において発見した場合は、メタデータ保持部2006が保持するメタデータ管理表4001の発見したデータIDが記録されている行の列4003に記録されている情報を削除する(S16009)。このときメタデータ保持部2006の保持するメタデータ管理表から削除するのはS16008において発見したデータIDが記録されている行の列4003に記録されているメタデータのみで列4002に記録されているデータIDはそのままメタデータ保持部2006のメタデータ管理表4001に記録されつづける。
以上の処理を、具体例を用いて説明する。
端末装置C1004のメタデータ保持部がメタデータ管理表9001を保持している状態で、端末装置C1004の更新情報処理部が図11(c)に示す更新情報11021を受け取った場合の処理の様子を図16のフローチャートに従って説明する。
更新情報11021をチェックする(S16001)。
未処理の情報が更新情報11021に存在するため、S16003へ進む(S16002)。
更新情報11021の行11027の情報を取り出す(S16003)。
更新情報11021の行11027の列11022に記録されている操作が「削除」であるため、S16007へ進む(S16004)。
更新情報11021の行11027の列11022に記録されている操作が「削除」であるため、S16008へ進む(S16007)。
更新情報11021の行11027の列11023に記録されているデータIDが「A0001」であり、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001の行9006の列9002に同じデータID「A0001」が発見できたため、S16009へ進む(S16008)。
メタデータ管理表9001の行9006の列9003に記録されている情報を削除し、S16001へ戻る(S16009)。
更新情報11021をチェックする(S16001)。
未処理の情報が更新情報11021に存在するため、S16003へ進む(S16002)。
更新情報11021の行11028の情報を取り出す(S16003)。
更新情報11021の行11028の列11022に記録されている操作が「登録」であるため、S16005へ進む(S16004)。
更新情報11021の行11028の列11023に記録されているデータIDが「A0002」であり、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表9001の列9002に同じデータID「A0002」が発見できないため、S16006へ進む(S16005)。
メタデータ管理表9001の最後の行の次の行の列9002に更新情報11021の行11028の列11023に記録されている「A0002」を追記し、メタデータ管理表9001の最後の行の次の行の列9004に更新情報11021の行11028の列11025に記録されている「サッカーの試合」を追記し、メタデータ管理表9001の最後の行の次の行の列9005に更新情報11021の行11028の列11026に記録されている「/A/sports/soccer」を追記し、S16001へ戻る(S16006)。
更新情報11021をチェックし(S16001)、全ての行を評価したのでS16010へ進み(S16002)、処理を終了する(S16010)。
以上の処理によって、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されていたメタデータ管理表9001は図13に示すメタデータ管理表13001の状態に更新される。
端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005においても、更新情報を受け取った際に同様の処理を行うことによって、メタデータ保持部の保持するメタデータ管理表を適切に更新することができる。
(実施の形態2)
(1.映像コンテンツ共有システムの概要構成)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2.端末装置の概要構成)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−1.入力部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−2.コンテンツ保持部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−3.メタデータ保持部)
メタデータ保持部2006の保持するメタデータ管理表の一例を図18に示す。メタデータ管理表18001のそれぞれの行ごとに、メタデータを管理している。列18002はメタデータ操作部によって生成されメタデータに付与されたデータIDを表している。列18003はメタデータの更新された時刻を表している。更新時刻はある時点からの積算値で、全ての端末装置で同じ値が利用され、値が大きいほど新しい時刻を表している。例としては、1970年1月1日からミリ秒単位で積算した値が利用される。列18004は保持されているメタデータを表している。列18005はメタデータの中のタイトル部分、列18006はメタデータの中のアドレス部分を表している。例えば、行18007は、データIDが「A0001」、更新時刻が「00001000」、メタデータのタイトルが「野球の試合」、メタデータのアドレスが「/A/sports/baseball」であるということを表している。尚、本実施の形態ではメタデータとしてコンテンツのタイトルとコンテンツの所在を表すアドレス情報を考えているが、それらに限定されるものではない。また、行18009のようにメタデータ部分に「¥0」と記述されているものは、該当するメタデータが削除されたことを表しているということにする。なお、この際、「¥0」は削除を表すフラグとして利用しているため、タイトルやアドレスとして「¥0」を利用することは出来ない。尚、削除フラグとしては「¥0」に限るものではなく、データが削除されたことを表すことが出来れば、文字や数字、記号、及びそれらの組み合わせなどでもかまわない。
(2−4.メタデータ操作部)
メタデータ操作部2005は、入力部2002より、メタデータ保持部2006に対してメタデータの登録を行うのか、削除を行うのかという操作の指示、および、操作の対象となるメタデータであるアドレスとタイトルを受け取る。メタデータ操作部2005の処理の内容について、図19を用いて説明する。
まず、入力部2002から情報を受信する(S19001)。受信する情報としては「登録」「削除」という依頼内容、及び依頼内容が「登録」の場合は登録するメタデータ、「削除」の場合は削除するメタデータを受信する。本実施の形態では受信するメタデータとしてはコンテンツのタイトルとアドレスを想定する。
受信した情報の中に含まれる依頼が、「登録」か「削除」かを判断し、「登録」であればS19003へ、「削除」であればS19008へ進む(S19002)。
ステップS19002において「登録」と判断された場合、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001の列18005及び列18006に、削除フラグである「¥0」が登録されており、かつ、自端末装置が付与したデータIDが登録されている行を探す。自端末装置が付与したデータIDであるかどうかの判断は、どの端末装置が付与したデータIDであるのかを判断するための識別情報をデータIDに付加し、それを見ることによって判断する。具体的な方法はS19005の処理内容を説明する際に述べる(S19003)。
ステップS19003において該当する行が発見できた場合、S19007へ進み、発見できなかった場合、S19005へ進む(S19004)。
ステップS19004において、該当する行が発見できず、該当する行が存在しないと判断された場合、データIDを作成する(S19005)。このとき作成されるデータIDは、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置C1004、端末装置D1005の各メタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表18001に記録されているデータIDと重複しないようにかつ、どの端末装置がつけたIDであるのかを識別できるように作成しなければならない。作成方法の例としては、各端末装置に重複しない識別文字を割り当て、その識別文字と端末装置でデータIDを作成するたびに1から順に1づつ加えた数字を並べることによってデータIDを作成する。ここで、例として、端末装置A1002には識別文字としてAを、端末装置B1003には識別文字としてBを、端末装置C1004には識別文字としてCを、端末装置D1005には識別文字としてDを割り当てる。このとき、端末装置A1002が始めてデータIDを作成する際はA0001というデータIDが作成され、次に端末装置A1002でデータIDが作成される際には、0001に1加えたものと、端末装置の識別文字を並べたA0002というデータIDが作成される。同様に、端末装置B1003ではじめて作成されるデータIDはB0001、次に作成されるデータIDはB0002となる。端末装置C1004、端末装置D1005についても同様である。
ステップS19005で作成したデータIDと現在の時刻を更新時刻として、入力部2002から受信したメタデータであるタイトルとアドレスをメタデータ保持部2006の保持するメタデータ管理表18001に登録する(S19006)。
ステップS19004において、該当する行が発見でき、該当する行が存在すると判断された場合、発見した行の列18003に現在の時刻を更新時刻として登録し、列18004に入力部2002からS19001において受信したタイトルとアドレスを登録する(S19007)。
ステップS19002において「削除」の場合、入力部2002より受信したタイトルとアドレス情報をもとに、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001の列18004から同じ情報が登録されている行を発見する(S19008)。
発見した行に登録されているデータIDを取得すると共に、その行の列18003に現在の時刻を更新時刻として登録し、列18004の列18005と列18006のそれぞれに削除フラグである「¥0」を登録する(S19009)。
メタデータ保持部へ行った操作が登録の場合、データID、更新時刻、及び入力部2002から受信したタイトルとアドレスからなる更新情報を作成する。メタデータ保持部へ行った操作が削除の場合、データID、更新時刻、及びタイトルとアドレスの代わりに「¥0」からなる更新情報を作成し、メタデータ同期部2007へ通知する(S19010)。
以上の処理を具体に例を用いて以下に説明する。
端末装置A1002のメタデータ保持部が図20(a)に示すメタデータ管理表20001を保持しており、端末装置A1002の入力部からタイトルが「サッカーの試合」、アドレスが「/A/sports/soccer」と言うメタデータを登録するよう依頼があった場合を例として以下に説明する。図19のフローチャートを用いて説明する。S19001において入力部からの依頼を受け取り、S19002において依頼内容が登録であると判断し、S19003へ進む。S19003において、列20005および列20006に削除フラグが登録されており、かつ、端末装置A1002が付与したデータIDであることを示す、識別文字「A」が含まれているデータIDが列20002に登録されている行を、端末装置A1002のメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表20001から探し(S19003)、該当する行が存在しないとS19004で判断し、S19005へ進む。S19005において、上述に示した方法によってデータID「A1002」を作成する。S19006において端末装置A1002のメタデータ保持部に今回作成したデータID「A1002」と現在の時刻として「00002000」、入力部より受け取ったタイトル「サッカーの試合」アドレス「/A/sports/soccer」を登録する。登録後の端末装置A1002に保持されるメタデータ管理表20011を図20(b)に示す。行20017には登録がされる以前の図20(a)に示したメタデータ管理表20001の行20007と同じ情報が登録されている。メタデータ管理表20011の行20018に今回登録した情報が登録されている。行20018の列20012にはデータID「A0002」が、列20013には更新時刻「00002000」が、列20015にはタイトル「サッカーの試合」が、列20016にはアドレス「/A/sports/soccer」が登録されている。次に、S19010において更新情報を作成する。作成した更新情報を図21(a)に示す。更新情報21001は行21006に今回作成した更新情報が記録されている。列21002にはデータID「A0002」が、列21003には更新時刻「00002000」が、列21004にはタイトル「サッカーの試合」が、列21005にはアドレス「/A/sports/soccer」が記録されている。この更新情報21001を端末装置A1002のメタデータ同期部へ通知する。
次に、端末装置A1002のメタデータ保持部が図20(b)に示すメタデータ管理表20011を保持しており、端末装置A1002の入力部からタイトルが「野球の試合」、アドレスが「/A/sports/baseball」を削除するよう依頼があった場合を例として以下に説明する。図19のフローチャートを用いて説明する。S19001において入力部からの依頼を受け取り、S19002において依頼内容が削除であると判断し、S19008へ進む。S19008において、端末装置A1002のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表20011から、入力部より受け取ったメタデータと同じ情報が記述されている行を発見する。つまり、図20(b)のメタデータ管理表20011の列20015に「野球の試合」、列20016に「/A/sports/baseball」と記述されている、行20017を発見する。S19008において発見した行20017に対してS19009において、列20012のデータID「A0001」を取得すると共に、現在時刻として「00003000」を列20013に登録し、列20014つまり列20015と列20016に削除を表すフラグである「¥0」を登録する。操作を行った後のメタデータ管理表20021を図20(c)に示す。次に、S19010において更新情報を作成する。作成した更新情報21011を図21(b)に示す。更新情報21011は行21016に今回作成した更新情報が記録されている。列21012にはメタデータ保持部から取得したデータID「A0001」が、列21013には更新時刻である「00003000」が、列21014および列21015にはデータが削除されたことを示す「¥0」が記述されている。この更新情報21011を端末装置A1002のメタデータ同期部へ通知する。
次に、端末装置A1002のメタデータ保持部が図20(c)に示すメタデータ管理表20021を保持しており、端末装置A1002の入力部からタイトルが「陸上の大会」、アドレスが「/A/sports/athletics」を登録するよう依頼があった場合を例として以下に説明する。図19のフローチャートを用いて説明する。S19001において入力部からの依頼を受け取り、S19002において依頼内容が登録であると判断し、S19003へ進む。S19003において、削除フラグの記述されており、かつ、端末装置A1002が付与したデータIDであることを示す、識別文字「A」が含まれているデータIDが記述されている行を端末装置A1002のメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表20021から探し(S19003)、該当する行20027が発見できたため、S19004からS19007へ進む。S19007において、S19003において発見した端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表20021の行20027の列20023に現在時刻である「00004000」を、列20025と列20026のそれぞれに入力部より受け取ったタイトル「陸上の大会」アドレス「/A/sports/athletics」を登録する。登録後の端末装置A1002に保持されるメタデータ管理表22001を図22に示す。行22008には今回の登録がされる以前の図20(c)に示したメタデータ管理表20021の行20028と同じ情報が登録されている。メタデータ管理表22001の行22007に今回登録した情報が登録されている。行22007の列22002には今回のデータを登録する以前のメタデータ管理表20021の行20027の列20022に記述されていたデータID「A0001」がそのまま記述されており、列22003には更新時刻「00004000」が、列22005にはタイトル「陸上の大会」が、列22006にはアドレス「/A/sports/athletics」が登録されている。次に、S19010において更新情報を作成する。作成した更新情報21021を図21(c)に示す。更新情報21021は行21026に今回作成した更新情報が記録されている。列21022にはデータID「A0001」が、列21023には更新時刻「00004000」が、列21024にはタイトル「陸上の大会」が、列21025にはアドレス「/A/sports/athletics」が記録されている。この更新情報21021を端末装置A1002のメタデータ同期部へ通知する。
(2−5.コンテンツ選択取得部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−6.状態管理部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−7.メタデータ同期部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−7−1.逐次同期部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−7−1−1.逐次同期通信部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−7−1−2.逐次同期制御部)
逐次同期制御部8012はメタデータ操作部2005で発生した更新情報を受け取る。また、一括同期部8002で作成された更新情報も受け取る。逐次同期制御部8012は、これら、受け取った更新情報を逐次同期通信部8011に渡し、他の起動状態にある端末装置への伝達を依頼する。
また、逐次同期通信部8011を経由して、他の端末装置で作成された更新情報を受け取る。受け取った他の端末装置で作成された更新情報は、更新情報処理部8003へ渡し、メタデータ保持部2006の更新を依頼する。
ここで、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が起動状態で図20(a)に示したメタデータ管理表20001をメタデータ保持部で保持し、端末装置C1004が停止状態で図23に示したメタデータ管理表23001をメタデータ保持部で保持している状態で、端末装置A1002において入力部から登録が行われ、端末装置A1002のメタデータ操作部によって端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表20001が図20(b)に示したメタデータ管理表20011の状態に更新され、それと共に図21(a)に示した更新情報21001が作成され端末装置A1002のメタデータ同期部に対して通知された場合を考える。なお、端末装置C1004のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表23001の行23008に記録されているメタデータは、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が停止状態で、端末装置C1004のみ起動状態であったときに端末装置C1004において登録されたものである。
端末装置Aのメタデータ同期部に通知された更新情報21001を端末装置A1002の逐次同期制御部が受け取り、端末装置A1002の逐次同期通信部へ渡す。端末装置A1002の逐次同期通信部は、起動状態である端末装置B1003と端末装置D1005へ更新情報21001を送信する。端末装置B1003の逐次同期通信部は端末装置A1002の逐次同期通信部から受信した更新情報21001を端末装置B1003の逐次同期制御部へ渡す。端末装置B1003の逐次同期制御部は端末装置B1003の逐次同期通信部より受け取った更新情報21001を端末装置B1003の更新情報処理部へ渡す。端末装置B1003の更新情報処理部において更新情報21001が端末装置B1003のメタデータ保持部へ反映され、メタデータ管理表20001の状態からメタデータ管理表20011の状態へ更新される。端末装置D1005についても同様の処理が行われ、結果として、端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表20001は、メタデータ管理表20011の状態に更新される。端末装置C1004は停止状態であるため、何も処理は行われず、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されるメタデータ管理表23001は更新されない。
次に、端末装置A1002において入力部から削除が行われ、端末装置A1002のメタデータ操作部によって端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表20011が図20(c)に示したメタデータ管理表20021の状態に更新され、それと共に図21(b)に示した更新情報21011が端末装置A1002のメタデータ同期部に対して通知された場合を考える。
端末装置A1002のメタデータ同期部に通知された更新情報21011を端末装置A1002の逐次同期制御部が受け取り、端末装置A1002の逐次同期通信部へ渡す。端末装置A1002の逐次同期通信部は、起動状態である端末装置B1003と端末装置D1005へ更新情報21011を送信する。端末装置B1003の逐次同期通信部は端末装置A1002の逐次同期通信部から受信した更新情報21011を端末装置B1003の逐次同期制御部へ渡す。端末装置B1003の逐次同期制御部は端末装置B1003の逐次同期通信部より受け取った更新情報21011を端末装置B1003の更新情報処理部へ渡す。端末装置B1003の更新情報処理部において更新情報21011が端末装置B1003のメタデータ保持部へ反映され、メタデータ管理表20011の状態からメタデータ管理表20021の状態へ更新される。端末装置D1005についても同様の処理が行われ、結果として、端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表20011は、メタデータ管理表20021の状態に更新される。端末装置C1004は停止状態であるため、何も処理は行われず、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されるメタデータ管理表23001は更新されない。
つぎに、端末装置A1002において入力部から登録が行われ、端末装置A1002のメタデータ操作部によって端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表20021が図22に示したメタデータ管理表22001の状態に更新され、それと共に図21(c)に示した更新情報21021が端末装置A1002のメタデータ同期部に対して通知された場合を考える。
この場合も、すでに示したのものと同様に動作し、端末装置B1003及び端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されるメタデータ管理表は、メタデータ管理表22001と同じ状態に更新され、停止状態である端末装置C1004のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表23001は更新されない。
また、逐次同期制御部は一括同期部より更新情報を取得した場合にも、同様に動作し、取得した更新情報を起動状態である他の端末装置へ送信し、それらを受信した端末装置では各端末装置のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表を更新する。
(2−7−2.一括同期部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−7−2−1.一括同期通信部)
侍史の形態1と同様のため省略する。
(2−7−2−2.端末発見選択部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−7−2−3.データ判定部)
データ判定部8023では、一括同期制御部8024から受け取ったメタデータ管理表と、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001を比較し、どちらか片方のメタデータ管理表にのみ登録されているメタデータについて、片方にのみに登録されている原因が、メタデータが削除され、その削除されたという情報がもう一方のメタデータ管理表に反映されていないことによる場合は、そのメタデータを無効なメタデータと判断し、原因が、メタデータが登録され、その登録されたという情報がもう一方のメタデータ管理表に反映されていないことによる場合は、そのメタデータを有効なメタデータとして判断する。そして、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表に登録されていない有効なメタデータは登録し、登録されている無効なメタデータは削除するような更新情報を生成する。また、両方のメタデータ管理表に登録されているメタデータは有効なメタデータである。
図24はデータ判定部8023の動作を示したフローチャートである。図24を用いてデータ判定部8023の動作を以下に説明する。
始めに、一括同期制御部8024からメタデータ管理表を受け取る(S24001)。
S24001で受け取ったメタデータ管理表の中に評価していない行が存在する場合はS24003へ進み、存在しない場合はS24009へ進む(S24002)。
メタデータ管理表の中に評価していない行が存在する場合は、評価していない行に記録されているデータIDと更新時刻とメタデータを一つ取り出す(S24003)。ここでメタデータには削除を表すフラグである「¥0」も含む。
メタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表18001に対して、S24003で取り出したデータIDと同じデータIDが記録されていないかを調べる(S24004)。
同じデータIDがメタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表18001に記録されていると判断された場合はS24006へ進み、記録されていなかった場合は、S24003で取り出したメタデータは有効なメタデータであると判断し、S24008へ進む(S24005)。
S24005において、同じデータIDがメタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表18001に記録されていると判断された場合は、メタデータ保持部2006が保持していたメタデータ管理表18001の該当するデータIDが記録されていた行の、列18003に記録されている更新時刻を取得する。そして、その更新時刻とS24003で取得した更新時刻を比較し、同じであると判断された場合は有効なメタデータであると判断するが、更新情報は作成せずS24002へ戻り、異なると判断された場合はS24007へ進む(S24006)。
S24003で取得した更新時刻と、S24006で取得した、メタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表18001に登録されている更新時刻を比較し、S24003で取得した更新時刻のほうが古い場合、S24006で取得したメタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表18001に登録されている更新時刻と同じ行に記録されているメタデータは有効なメタデータであり、S24003で取得したメタデータは無効なメタデータであると判断する。それぞれのメタデータが削除を表すフラグである「¥0」であった場合も、同様の判断を行いそれらのフラグが有効であるか無効であるかを判断する。S24003で取得したメタデータが無効であると判断されたことになるため、更新情報は作成する必要が無く、S24002へ戻る。逆に、S24003で取得した更新時刻のほうが新しい場合、S24006で取得したメタデータ保持部2006の保持しているメタデータ管理表18001に登録されている更新時刻と同じ行に記録されているメタデータは無効なメタデータであり、S24003で取得したメタデータは有効なメタデータであると判断する。S24003で取得したメタデータが有効であると判断されたため、更新情報を作成する必要があり、S24008へ進む(S24007)。
S24003で取得したデータID、更新時刻及びメタデータより更新情報を作成し、S24002へ戻る(S24008)。
S24002において評価していないものが存在しないと判断された場合、作成した更新情報を一括同期制御部8024へ渡し、処理を終了させる(S24009)。
具体的に例を用いて以下に説明する。
端末装置A1002のメタデータ保持部がメタデータ管理表22001の状態のメタデータ管理表を保持している状態で、メタデータ管理表23001を端末装置A1002の一括同期制御部より受け取った場合の、端末装置A1002のデータ判定部の動作を例として図24のフローチャートに沿って以下に説明する。
端末装置A1002の一括同期制御部よりメタデータ管理表23001を受信する(S24001)。
メタデータ管理表23001に評価していない情報が存在するため、S24003へ進む(S24002)。
メタデータ管理表23001の行23007の列23002に記録されているデータID「A0001」、列23003に記録されている更新時刻「00001000」、列23005に記録されているタイトル「野球の試合」、列23006に記録されているアドレス「/A/sports/baseball」を取り出す(S24003)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001にS24003で取り出したデータIDと同じデータID「A0001」が記録されていないか調べる(S24004)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001の行22007の列22002にデータID「A0001」が記録されているため、S24006へ進む(S24005)。
S24003で取り出した更新時刻と、端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001の行22007の列22003に記録されている更新時刻が異なるため、S24007へ進む(S10006)。
S24003で取り出した更新時刻「00001000」のほうが、端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001の行22007の列22003に記録されている更新時刻「00004000」より古いため、S24003で取り出したメタデータは無効なメタデータであると判断され、S24002へ戻る(S24007)。
S24002において評価していない情報が存在するため、S24003へ進む。
メタデータ管理表23001の行23008の列23002に記録されているデータID「A0001」、列23003に記録されている更新時刻「00001500」、列23005に記録されているタイトル「イギリス旅行」、列23006に記録されているアドレス「/C/travel/UK」を取り出す(S24003)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001にS24003で取り出したデータIDと同じデータID「C0001」が記録されていないか調べる(S24004)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001にデータID「C0001」が記録されていないため、S24003で取り出したメタデータを有効なメタデータであると判断し、更新情報を作成するためS24008へ進む(S24005)。
S24003で取得したデータID「C0001」と更新時刻「00001500」、タイトル「イギリス旅行」、アドレス「/C/travel/UK」より図25(a)に示す登録の更新情報25001を作成し、S24002へ戻る(S24008)。更新情報25001の行25007の列25002にデータID「C0001」が記録され、列25003に更新時刻「00001500」が、列25005にタイトル「イギリス旅行」、列25006にアドレス「/C/travel/UK」が記録されている。
受信したメタデータ管理表23001の全ての情報を評価したため、S24009へ進む(S24002)。
生成した更新情報25001を端末装置A1002の一括同期制御部へ渡し、終了する(S24009)。
次に、端末装置C1004のメタデータ保持部がメタデータ管理表23001の状態のメタデータ管理表を保持している状態で、メタデータ管理表22001を端末装置C1004の一括同期制御部より受け取った場合の、端末装置C1004のデータ判定部の動作を例として図24のフローチャートに沿って以下に説明する。
端末装置C1004の一括同期制御部よりメタデータ管理表22001を受信する(S24001)。
メタデータ管理表22001に評価していない情報が存在するため、S24003へ進む(S24002)。
メタデータ管理表22001の行22007の列22002に記録されているデータID「A0001」、列22003に記録されている更新時刻「00004000」、列22005に記録されているタイトル「陸上の大会」、列22006に記録されているアドレス「/A/sports/athletics」を取り出す(S24003)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001にS24003で取り出したデータIDと同じデータID「A0001」が記録されていないか調べる(S24004)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の行23007の列23002にデータID「A0001」が記録されているため、S24006へ進む(S24005)。
S24003で取り出した更新時刻と、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の行23007の列23003に記録されている更新時刻が異なるため、S24007へ進む(S24006)。
S24003で取り出した更新時刻「00004000」のほうが、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の行23007の列23003に記録されている更新時刻「00001000」より新しいため、S24003で取り出したメタデータは有効なメタデータであると判断され、更新情報を作成するためS24008へ進む(S24007)。
S24003で取得したデータID「A0001」と更新時刻「00004000」、タイトル「陸上の大会」、アドレス「/A/sports/athletics」より図25(b)に示す登録の更新情報25011を作成し、S24002へ戻る(S24008)。更新情報25011の行25017の列25012にデータID「A0001」が記録され、列25013に更新時刻「00004000」が、列25015にタイトル「陸上の大会」、列25016にアドレス「/A/sports/athletics」が記録されている。
S24002において評価していない情報が存在するため、S24003へ進む(S24002)。
メタデータ管理表22001の行22008の列22002に記録されているデータID「A0002」、列22003に記録されている更新時刻「00002000」、列22005に記録されているタイトル「サッカーの試合」、列22006に記録されているアドレス「/A/sports/soccer」を取り出す(S24003)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001にS24003で取り出したデータIDと同じデータID「A0002」が記録されていないか調べる(S24004)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001にデータID「A0002」が記録されていないため、S24003で取り出したメタデータを有効なメタデータであると判断し、更新情報を作成するためS24008へ進む(S24005)。
S24003で取得したデータID「A0002」と更新時刻「00002000」、タイトル「サッカーの試合」、アドレス「/A/sports/soccer」より更新情報を、以前作成した更新情報25011に追記し、図25(c)に示す更新情報25021を作成する。その後S24002へ戻る(S24008)。更新情報25021の行25027には更新情報25011の行25017と同じ情報が記録されている。更新情報25021の行25028の列25022にデータID「A0002」が記録され、列25023に更新時刻「00002000」が、列25025にタイトル「サッカーの試合」、列25026にアドレス「/A/sports/soccer」が記録されている。
受信したメタデータ管理表22001の全ての情報を評価したため、S24009へ進む(S24002)。
生成した更新情報25021を端末装置C1004の一括同期制御部へ渡し、終了する(S24009)。
(2−7−2−4.一括同期制御部)
一括同期制御部8024の動作を説明する。一括同期制御部8024の動作は、端末装置の状態が起動準備状態である場合に、一括同期を行う場合の動作と、端末装置の状態が起動状態で、起動準備状態にある端末装置の一括同期の相手を行う場合の動作がある。本明細書中、これ以降において、前者を「起動準備状態側一括同期」、後者を「起動状態側一括同期」と呼ぶ。
起動準備側一括同期処理の際に、一括同期を行う相手端末を端末発見選択部において発見できなかった場合、一括同期が完了したことを状態管理部2008へ通知し、処理を完了する。それ以外の場合の起動準備状態側一括同期の処理の流れを図12のフローチャートを用いて説明する。
一括同期制御部8024は端末装置2001の状態管理部2008より起動準備状態であるという通知を受信する(S12001)。
一括同期制御部8024は端末発見選択部8022へ起動状態にある端末装置の発見、及び選択を依頼する。そして、その結果、選択された端末装置へアクセスするための情報を取得する(S12002)。
端末装置2001のメタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001を取得する(S12003)。
S12002において発見、選択した端末装置に対して、S12003で取得したメタデータ管理表18001を送信するように、一括同期通信部8021にS12002において発見、選択した端末装置の情報とS12003において取得したメタデータ管理表18001を渡し、依頼する(S12004)。
メタデータ管理表18001を送信した相手端末より、相手端末のメタデータ保持部の保持していたメタデータ管理表を一括同期通信部8021を介して受信する(S12005)。
受信したメタデータ管理表をデータ判定部8023へ渡す(S12006)。
データ判定部8023によって判定され、作成された更新情報をデータ判定部8023より取得する(S12007)。
S12007によって取得した更新情報を更新情報処理部8003へ渡す(S12008)。
一括同期が完了したことを状態管理部2008へ通知する(S12009)。
次に、起動状態側一括同期の処理の流れを図13のフローチャートを用いて説明する。
一括同期制御部8024は、起動準備状態である他の端末装置からメタデータ管理表を一括同期通信部8021を介して受信する(S13001)。
端末装置2001のメタデータ保持部2006よりメタデータ管理表18001を取得する(S13002)。
S13002において取得したメタデータ管理表18001を、一括同期通信部8021を介して、メタデータ管理表を送信してきた起動準備状態である端末装置に対して送信するよう依頼する(S13003)。
S13001において受信したメタデータ管理表をデータ判定部8023へ渡す(S13004)。
データ判定部8023において、受け取ったメタデータ管理表と、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001より、更新情報が作成される。作成された更新情報を取得する(S13005)。
データ判定部8023より取得した更新情報を更新情報処理部8003へ渡し、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001の更新を依頼すると共に、逐次同期部8001の逐次同期制御部8012へも、更新情報を渡し、他の起動状態にある端末装置に保持されているメタデータ管理表を更新するように依頼する(S13006)。
以上の処理の流れを具体例を用いて以下に説明する。
端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が起動状態で図22に示したメタデータ管理表22001をメタデータ保持部で保持し、端末装置C1004が停止状態で図23に示したメタデータ管理表23001をメタデータ保持部で保持している状態で、端末装置C1004の状態管理部において、ユーザから起動状態になるように入力を受け、端末装置C1004の状態管理部において起動準備状態へ遷移し、起動準備状態であることを端末装置C1004のメタデータ同期部へ通知した場合を例として以下に説明する。
起動準備状態である端末装置C1004の起動準備状態側一括同期の動作について、図12のフローチャートに沿って説明する。
端末装置C1004の状態管理部より起動準備状態であるという通知を受信する(S12001)。
端末装置C1004の端末発見選択部へ起動状態にある端末装置の発見、選択を依頼する。依頼を受けた端末発見選択部によって、起動状態にある端末装置の一つである、端末装置A1002が選択されたと考える。そして、端末装置A1002へアクセスするための情報を端末発見選択部より取得する(S12002)。
端末装置C1004のメタデータ保持部よりメタデータ管理表23001を取得する(S12003)。
S12002で取得した起動状態の端末装置A1002へアクセスするための情報と、S12003で取得したメタデータ管理表23001を、端末装置C1004の一括同期通信部へ渡し、端末装置A1002へメタデータ管理表23001を送信するよう依頼する(S12004)。
端末装置A1002より端末装置A1002のメタデータ保持部が保持していたメタデータ管理表22001を一括同期通信部を介して受信する(S12005)。
S12005において受信したメタデータ管理表22001を端末装置C1004のデータ判定部へ渡す(S12006)。
端末装置C1004のデータ判定部において、端末装置A1002より受信したメタデータ管理表22001と端末装置C1004のメタデータ保持部で保持しているメタデータ管理表23001より、更新情報25021が生成され、その更新情報25021を取得する(S12007)。
S12007において取得した更新情報25021を端末装置C1004の更新情報処理部へ渡し、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の更新を依頼する(S12008)。端末装置C1004の更新情報処理部によって、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001は図26に示すメタデータ管理表26001の状態に更新される。
端末装置C1004の状態管理部に対して、完了通知を送信する(S12009)。完了通知を受信した端末装置C1004の状態管理部は、管理している端末装置C1004の状態を起動準備状態から起動状態へと変更する。
次に、一括同期の相手端末として選択された端末装置A1002で行われる一括同期の動作、つまり、起動側一括同期の動作について図13のフローチャートに沿って説明する。
端末装置C1004の一括同期通信部より、端末装置C1004のメタデータ保持部が保持しているメタデータ管理表23001を、端末装置A1002の一括同期通信部を介して受信する(S13001)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001を取得する(S13002)。
S13001においてメタデータ管理表23001を送信してきた端末装置、つまり、端末装置C1004に対して、S13002において取得したメタデータ管理表22001を端末装置A1002の一括同期通信部を介して送信する(S13003)。
S13001において受信したメタデータ管理表23001を端末装置A1002のデータ判定部へ渡す(S13004)。
端末装置A1002のデータ判定部において、端末装置C1004から受信したメタデータ管理表23001と端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001より、更新情報25001が作成される。その、作成された更新情報25001を取得する(S13005)。
S13005において端末装置A1002のデータ判定部より取得した更新情報25001を、端末装置A1002の更新情報処理部へ渡し、端末装置Aのメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表22001の更新を依頼すると共に、端末装置A1002の逐次同期部の逐次同期制御部に対しても、更新情報を渡し、他の起動状態にある端末装置、つまり、今回の場合、端末装置B1003及び端末装置D1005の保持しているメタデータ管理表の更新を依頼する(S13006)。端末装置A1002の更新情報処理部によって、端末装置Aのメタデータ保持部が保持しているメタデータ管理表22001は図27に示すメタデータ管理表27001の状態に更新される。また、逐次同期部によって、端末装置B1003及び端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されていたメタデータ管理表も図27に示すメタデータ管理表27001の状態に更新される。
ここで、図26に示すメタデータ管理表26001の行26007は図27に示すメタデータ管理表27001の行27007と同じ情報が記録され、図26に示すメタデータ管理表26001の行26008は図27に示すメタデータ管理表27001の行27009と同じ情報が記録され、図26に示すメタデータ管理表26001の行26009は図27に示すメタデータ管理表27001の行27008と同じ情報が記録されている。つまり、メタデータ管理表26001とメタデータ管理表27001は同じメタデータを保持していることになり、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005がメタデータ管理表27001を保持し、端末装置C1004がメタデータ管理表26001を保持していることより、起動準備状態の際に行った一括同期および、逐次同期によって、起動状態にある端末装置全てで、保持しているメタデータを同じ状態にすることができたことになる。
(2−7−2−5.更新情報処理部)
端末装置2001の更新情報処理部8003は逐次同期制御部8012または一括同期制御部8024から受け取った更新情報を元に、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001を更新する。図28はこの際の動作を示したフローチャートである。また、図29に更新情報の一例を示す。更新情報29001は一つまたは複数の行から構成され、各行にはデータID、更新時刻とメタデータであるタイトルとアドレスについての情報が記録されている。
図28に示したフローチャートに従って、更新情報処理部の処理の内容について説明する。
始めに一括同期制御部または逐次同期制御部より図29に示したような更新情報を取得する(S28001)。
更新情報に評価していない行が存在するかを確認し、存在する場合にはS28003へ進み、存在しない場合はS28010へ進む(S28002)。
S28002において未評価の更新情報が存在する場合、未評価の更新情報を一行取り出す(S28003)。
S28003において取り出した行に記録されているデータIDと同じデータIDが、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001の列18002に記録されているか、されていないのかを調べる(S28004)。
S28004において、記録されていた場合、記録されていた行の情報を取り出し、S28007へ進み、記録されていなかった場合S28006へ進む(S28005)。
S28005において、更新情報と同じデータIDがメタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001の列18002に記録されていなかったと判断された場合、S28003において取り出した更新情報をメタデータ管理表18001へ追記し、S28002へ戻る(S28006)。
S28005において、S28003において取り出した更新情報と同じデータIDがメタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表18001の列18002に記録されていたと判断された場合、S28003において取り出した更新情報に記録されている更新時刻と、S28005において取り出した行に記録されている更新時刻を比較し、同じである場合S28002へ戻り、異なっている場合S28008へ進む(S28007)。
S28003において取り出した更新情報に記録されている更新時刻と、S28005において取り出した行に記録されている更新時刻を比較し、S28003において取り出した更新情報に記録されている更新時刻の方が新しい場合、S28009へ進み、古い場合はS28002へ戻る(S28008)。
S28003において取り出した更新情報に記録されている更新時刻の方が新しいと判断された場合、メタデータ管理表18001のS28005において取り出した行が記録されていた部分を、S28003において取り出した更新情報で上書きする(S28009)。
処理を終了する(S28010)。
以上の処理を、具体例を用いて説明する。
端末装置C1004のメタデータ保持部がメタデータ管理表23001を保持している状態で、端末装置C1004の更新情報処理部が図25(c)に示す更新情報25021を受け取った場合の処理の様子を図28のフローチャートに従って説明する。
更新情報25021を一括同期制御部より受け取る(S28001)。
未評価の情報が更新情報25021に存在するため、S28003へ進む(S28002)。
更新情報25021の行25027の情報を取り出す(S28003)。
更新情報25021の行25027の列25022に記録されているデータIDと端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の列23002に記録されているデータIDを比較する(S28004)。
更新情報25021の行25027の列25022に記録されているデータID「A0001」と同じデータIDが、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の列23002の行23007に記録されているためS28007へ進む(S28005)。
更新情報25021の行25027の列25023に記録されている更新時刻が「00004000」であり、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001のデータID「A0001」が記録されていた行23007の列23003に記録されている更新時刻が「00001000」であり、異なるため、S28008へ進む(S28007)。
更新情報25021の行25027の列25023に記録されている更新時刻が「00004000」であり、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001のデータID「A0001」が記録されていた行23007の列23003に記録されている更新時刻が「00001000」であり、更新情報25021の行25027の列25023に記録されていた更新時刻のほうが新しいため、S28009へ進む(S28008)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の行23007を更新情報25021の行25027の情報で上書きする。具体的には、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の行23007の列23003の更新時刻を「00004000」に、列23005のタイトルを「陸上の大会」に、列23006のアドレスを「/A/sports/athletics」に書き換える。そして、S28002へ戻る(S28009)。
未評価の情報が、更新情報25021に存在するため、S28003へ進む(S28002)。
更新情報25021の行25028の情報を取り出す(S28003)。
更新情報25021の行25028の列25022に記録されているデータIDと端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の列23002に記録されているデータIDを比較する(S28004)。
更新情報25021の行25028の列25022に記録されているデータID「A0002」と同じデータIDが、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表23001の列23002に記録されていないためS28006へ進む(S28005)。
メタデータ管理表23001の最後の行の次の行の列23002に更新情報25021の行25028の列25022に記録されている「A0002」を追記し、メタデータ管理表23001の最後の行の次の行の列23003に更新情報25021の行25028の列25023に記録されている「00004000」を追記し、メタデータ管理表23001の最後の行の次の行の列23005に更新情報25021の行25028の列25025に記録されている「サッカーの試合」を追記し、メタデータ管理表23001の最後の行の次の行の列23006に更新情報25021の行25028の列25026に記録されている「/A/sports/soccer」を追記し、S28002へ戻る(S28006)。
更新情報25021の全ての行を評価したのでS28010へ進み(S28002)、処理を終了する(S28010)。
以上の処理によって、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されていたメタデータ管理表23001は図26に示すメタデータ管理表26001の状態に更新される。
端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005においても、更新情報を受け取った際に同様の処理を行うことによって、メタデータ保持部の保持するメタデータ管理表を適切に更新することができる。
(実施の形態3)
(1.映像コンテンツ共有システムの概要構成)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2.端末装置の概要構成)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−1.入力部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−2.コンテンツ保持部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−3.メタデータ保持部)
メタデータ保持部2006の保持するメタデータ管理表の一例を図30に示す。メタデータ保持部2006は図30に示したようなメタデータ管理表を0または1以上保持する。
メタデータ管理表30001はヘッダ部30011とデータ部30021で構成され、ヘッダ部30011は行30015の列30012に記録されているメタデータ管理表ID、行30015の列30013に記録されている作成時刻、行30015の列30014に記録されている最終登録時刻からなる。メタデータ管理表IDは一つまたは複数の端末装置が保持するメタデータ管理表間で重複しない値を割り当てる。同一時刻に二つ以上のメタデータ管理表が作成されないと言うことが仮定できる場合、メタデータ管理表の作成時刻をメタデータ管理表IDとして利用することが出来る。また、各端末装置に重複しない識別子を設定し、その識別子と一つの端末内で重複しない様に作成した値とを並べることによってメタデータ管理表IDを作成することが出来る。作成時刻にはメタデータ管理表が作成された時の時刻が記録されている。最終登録時刻にはデータ部30021に最後にデータを登録した時刻が記録されている。
データ部30021はそれぞれの行ごとに、メタデータを管理している。列30022はメタデータ操作部によって生成されメタデータに付与されたデータIDを表している。列30023はメタデータの更新された時刻を表している。列30024は保持されているメタデータを表している。列30025はメタデータの中のタイトル部分、列30026はメタデータの中のアドレス部分を表している。例えば、行30027は、データIDが「A0001」、更新時刻が「00001000」、メタデータのタイトル部分が「野球の試合」、メタデータのアドレス部分が「/A/sports/baseball」であるということを表している。尚、本実施の形態ではメタデータとしてコンテンツのタイトルとコンテンツの所在を表すアドレス情報を考えているが、それらに限定されるものではない。
また、ここで用いている時刻は、ある時点からの時間の積算値で、全ての端末装置で同じ値が利用され、値が大きいほど新しい時刻を表している。例としては、1970年1月1日からミリ秒単位で積算した値が利用される。
(2−4.メタデータ操作部)
メタデータ操作部2005は、入力部2002より、メタデータ保持部2006に対してメタデータの登録を行うのか、削除を行うのか、および、操作の対象となるメタデータであるアドレスとタイトルを受け取る。メタデータ操作部2005の処理の内容について、図31を用いて説明する。
まず、入力部2002から情報を受信する(S31001)。受信する情報としては「登録」「削除」という依頼内容、及び依頼内容が「登録」の場合は登録するメタデータ、「削除」の場合は削除するメタデータを受信する。本実施の形態では受信するメタデータとしてはコンテンツのタイトルとアドレスを想定する。
受信した情報の中に含まれる依頼が、「登録」か「削除」かを判断し、「登録」であればS31003へ、「削除」であればS31005へ進む(S31002)。
ステップS31002において「登録」と判断された場合、データIDを作成する(S31003)。このとき作成されるデータIDは、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置C1004、端末装置D1005の各メタデータ保持部に保持されている全てのメタデータ管理表に記録されているデータIDと重複しないように作成しなければならない。作成方法の例としては、各端末装置に重複しない識別文字を割り当て、その識別文字と、端末装置でデータIDを作成するたびに1から順に1づつ加えた数字を並べることによってデータIDを作成する。ここで、例として、端末装置A1002には識別文字としてAを、端末装置B1003には識別文字としてBを、端末装置C1004には識別文字としてCを、端末装置D1005には識別文字としてDを割り当てる。このとき、端末装置A1002が始めてデータIDを作成する際はA0001というデータIDが作成され、次に端末装置A1002でデータIDが作成される際には、0001に1加えたものと、端末装置の識別文字を並べたA0002というデータIDが作成される。同様に、端末装置B1003ではじめて作成されるデータIDはB0001、次に作成されるデータIDはB0002となる。端末装置C1004、端末装置D1005についても同様である。
ステップS31003で作成したデータIDと現在の時刻を更新時刻として、また、入力部2002から受信したメタデータであるタイトルとアドレスをメタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表の中で、最も新しいメタデータ管理表のデータ部に登録する(S31004)。ここで、最も新しいメタデータ管理表とは、メタデータ管理表30001のヘッダ部30011の行30015、列30013に記録されている作成時刻の最も新しいメタデータ管理表である。また、更新時刻として記録した時刻をメタデータ管理表のヘッダ部の最終登録時刻へ記録する。メタデータ管理表30001の場合は、ヘッダ部の行30015の列30014に登録することになる。
ステップS31002において「削除」と判断された場合、入力部2002より受信したタイトルとアドレス情報をもとに、メタデータ保持部2006に保持されている全てのメタデータ管理表のデータ部のメタデータの列から同じ情報が記述されている行を発見する(S31005)。メタデータ管理表30001の場合は、データ部30021の列30024に入力部2002より受信したタイトルとアドレス情報が記録されている行を探すことになる。
次に、発見した行に記述されているデータIDを取得すると共に、その行に記述されている情報のすべて、つまり、データID、更新時刻、メタデータであるタイトルとアドレスを削除する(S31006)。
メタデータ保持部へ行った操作が登録の場合、操作が「登録」であったことを表す情報、S31003で作成したデータID、入力部2002から受信したタイトルとアドレス、S31004でメタデータ管理表のデータ部に登録した更新時刻から構成される更新情報を作成し、メタデータ同期部2007へ通知する。また、メタデータ保持部へ行った操作が削除の場合、「削除」であったことを表す情報、S31006で取得したデータIDから構成される更新情報を作成し、メタデータ同期部2007へ通知する。尚、本実施の形態においては「登録」「削除」それぞれを表す情報として、更新情報にそれぞれ「登録」「削除」と記載することにしているが、これらに限定されるものではなく、操作が登録であったのか削除であったのかを判断できうる情報であればどのような方法を用いても良い。
ここで、以上の処理を具体に例を用いて説明する。
端末装置A1002のメタデータ保持部が図32(a)に示すメタデータ管理表32001と、図32(b)に示すメタデータ管理表32101を保持しており、端末装置A1002の入力部からタイトルが「サッカーの試合」、アドレスが「/A/sports/soccer」というメタデータを登録するよう依頼があった場合を例として以下に説明する。図31のフローチャートを用いて説明する。S31001において入力部からの依頼を受け取り、S31002において依頼内容が登録であると判断し、S31003へ進む。S31003において、上述に示した方法によってデータID「A1002」を作成する。S31004において、今回作成したデータID「A1002」、現在時刻「00003000」、S31001で入力部より受け取ったタイトル「サッカーの試合」アドレス「/A/sports/soccer」を端末装置Aのメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001とメタデータ管理表32101のどちらか新しい方のメタデータ管理表に登録する。メタデータ管理表32001のヘッダ部32011の行32015の列32013に記録されている作成時刻「00000000」と、メタデータ管理表32101のヘッダ部32111の行32115の列32113に記録されている作成時刻「00002500」とを比較し、メタデータ管理表32101のほうが新しいと判断し、上記の情報を登録する。登録後の端末装置A1002に保持されるメタデータ管理表はメタデータ管理表32001及び図33に示すメタデータ管理表33101となる。メタデータ管理表33101のデータ部33121の行33127に今回の登録操作の結果が記録されている。行33127の列33122にはデータID「A0002」が、列33123には更新時刻「00003000」が、列33125にはタイトル「サッカーの試合」が、列33126にはアドレス「/A/sports/soccer」が登録されている。また、メタデータ管理表33101のヘッダ部33111の行33115の列33114に、最終登録時刻として更新時刻と同じ「00003000」が記録されている。次に、S31007において更新情報を作成する。作成する更新情報を図34(a)に示す。更新情報34001は行34007に今回の操作によって生じた更新情報が記録されている。列34002はメタデータ保持部に対して行った操作内容である「登録」が記録され、列34003にはデータID「A0002」が、列34004には更新時刻「00003000」が、列34005にはタイトル「サッカーの試合」が、列34006にはアドレス「/A/sports/soccer」が記録されている。この更新情報34001を端末装置A1002のメタデータ同期部へ通知する。以上で、処理を終了する。
次に、端末装置A1002のメタデータ保持部が図32(a)に示すメタデータ管理表32001及び図33に示すメタデータ管理表33101を保持しており、端末装置A1002の入力部からタイトルが「野球の試合」、アドレスが「/A/sports/baseball」を削除するよう依頼があった場合を例として以下に説明する。図31のフローチャートを用いて説明する。S31001において入力部からの依頼を受け取り、S31002において依頼内容が削除であると判断し、S31005へ進む。S31005において、メタデータ保持部の保持するメタデータ管理表32001のデータ部32021及びメタデータ管理表33101のデータ部33121から、入力部より受け取ったメタデータと同じ情報が記述されている行を発見する。つまり、メタデータ管理表32001のデータ部32021の列32025に「野球の試合」、列32026に「/A/sports/baseball」と記述されている行32027を発見する。S31005において発見した行32027に対してS31006において、列32022のデータID「A0001」を取得すると共に、行32027を削除する。削除した結果、メタデータ管理表32001は図35に示したメタデータ管理表35001の状態になる。メタデータ管理表35001は削除操作前のメタデータ管理表32001からデータ部32021の行32027が削除されており、他の部分は同じである。したがって、今回の削除処理の結果、端末装置A1002のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表は、メタデータ管理表35001およびメタデータ管理表33101となる。次に、S31007において更新情報を作成する。作成した更新情報を図34(b)に示す。更新情報34011は行34017に今回作成した更新情報が記録されている。列34012はメタデータ保持部に対して行った操作内容である「削除」が記録され、列34013にはメタデータ保持部からS31006で取得したデータID「A0001」が、列34014および列34015および列34016には今回の操作が削除であったため、何も記録されていない。この更新情報34011を端末装置A1002のメタデータ同期部へ通知する。
(2−5.コンテンツ選択取得部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−6.状態管理部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−7.メタデータ同期部)
メタデータ同期部2007では、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表の登録内容を起動状態にある全ての端末装置間で同一に保つ役割を担う。メタデータ同期部2007の概要構成を図8を用いて説明する。メタデータ同期部2007は図8に示すように、大別すると、逐次同期部8001と一括同期部8002および更新情報処理部8003より構成される。逐次同期部8001はメタデータが更新されたときに、その更新に関して作成される更新情報または一括同期更新情報を端末装置間で送受信し、更新情報処理部に更新を依頼することによって、メタデータ保持部2006の保持するメタデータ管理表の登録内容を起動状態にあるすべての端末装置間で同一に保つ役割を担う。なお、更新情報はメタデータ操作部2005で作成され、一括同期更新情報は一括同期部8002で作成される。一括同期部8002は停止状態にある端末装置が起動状態に状態変化するとき、つまり起動準備状態の時に、起動状態の端末装置との間でメタデータ管理表の全部または一部を送受信することによって一括してメタデータ管理表に登録されているメタデータを同一の状態にする役割を担う。更新情報処理部8003は、逐次同期部8001または一括同期部8002より更新情報または一括同期更新情報を取得し、メタデータ保持部2006の保持するメタデータ管理表を更新する。
本明細書中、これ以降において、逐次同期部8001によって行われるメタデータ管理表の登録内容を他の端末装置と同一の状態にするための処理を「逐次同期」、一括同期部8002によって行われるメタデータ管理表の登録内容を他の端末装置と同一の状態にするための処理を「一括同期」と呼ぶ。以下に、逐次同期部8001、一括同期部8002および更新情報処理部8003について詳細に説明する。
(2−7−1.逐次同期部)
逐次同期部8001はメタデータが更新されたときに、その更新に関する情報を起動状態にある端末装置間で送受信し、更新情報処理部にメタデータ管理表の更新を依頼することによって、メタデータ保持部2006の保持するメタデータ管理表の登録内容を起動状態にあるすべての端末装置間で同一に保つ役割を担う。扱われる更新に関する情報としては、メタデータ操作部2005で作成される更新情報と一括同期部で作成される一括同期更新情報がある。
逐次同期部8001の概要構成を図8を用いて説明する。逐次同期部8001は、他の端末装置との間で更新情報及び一括同期更新情報の送受信を行う逐次同期通信部8011と、逐次同期時の処理を統括する逐次同期制御部8012から構成される。以下に、それぞれの構成要素の詳細を説明する。
(2−7−1−1.逐次同期通信部)
実施の形態1と同様のため省略する。
(2−7−1−2.逐次同期制御部)
逐次同期制御部8012はメタデータ操作部2005で発生した更新情報を受け取る。また、一括同期部8002で作成される一括同期更新情報も受け取る。逐次同期制御部8012は、これら、受け取った更新情報を逐次同期通信部8011に渡し、他の起動状態にある端末装置への伝達を依頼する。
また、逐次同期通信部8011を経由して、他の端末装置で作成された更新情報を受け取る。受け取った他の端末装置で作成された更新情報は、更新情報処理部8003へ渡し、メタデータ保持部2006の更新を依頼する。一括同期更新情報を受け取った場合も同様に、更新情報処理部8003へ渡し、メタデータ保持部2006の更新を依頼する。
ここで、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が起動状態で図32(a)に示したメタデータ管理表32001および図32(b)に示したメタデータ管理表32101をメタデータ保持部で保持し、端末装置C1004が停止状態で図32(a)に示したメタデータ管理表32001および図36に示したメタデータ管理表36101をメタデータ保持部で保持している状態で、端末装置A1002において入力部から登録が行われ、端末装置A1002のメタデータ操作部によって端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32101が図33に示したメタデータ管理表33101の状態に更新され、それと共に図34(a)に示した更新情報34001が端末装置A1002のメタデータ同期部に対して通知された場合を例として以下に説明する。なお、端末装置C1004のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表36101は、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が停止状態で、端末装置C1004のみ起動状態であったときに端末装置C1004において作成され、また、メタデータ管理表36101のデータ部36121の行36127に登録されているメタデータもその時に登録されたものである。端末装置A1002のメタデータ同期部に通知された更新情報34001を端末装置A1002の逐次同期制御部が受け取り、端末装置A1002の逐次同期通信部へ渡す。端末装置A1002の逐次同期通信部は、起動状態である端末装置B1003と端末装置D1005へ更新情報34001を送信する。端末装置B1003の逐次同期通信部は端末装置A1002の逐次同期通信部から受信した更新情報34001を端末装置B1003の逐次同期制御部へ渡す。端末装置B1003の逐次同期制御部は端末装置B1003の逐次同期通信部より受け取った更新情報34001を端末装置B1003の更新情報処理部へ渡す。端末装置B1003の更新情報処理部において更新情報34001が端末装置B1003のメタデータ保持部へ反映され、メタデータ管理表32101の状態からメタデータ管理表33101の状態へ更新される。端末装置D1005についても同様の処理が行われ、結果として、端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32101は、メタデータ管理表33101の状態に更新される。その結果、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005の全ての端末装置のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表はメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表33101になっている。端末装置C1004は停止状態であるため、何も処理は行われず、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101は更新されない。
次に、端末装置A1002において入力部から削除が行われ、端末装置A1002のメタデータ操作部によって端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001が図35に示したメタデータ管理表35001の状態に更新され、それと共に図34(b)に示した更新情報34011が端末装置A1002のメタデータ同期部に対して通知された場合を例として以下に説明する。
端末装置A1002のメタデータ同期部に通知された更新情報34011は端末装置A1002の逐次同期制御部が受け取り、端末装置A1002の逐次同期通信部へ渡す。端末装置A1002の逐次同期通信部は、起動状態である端末装置B1003と端末装置D1005へ更新情報34011を送信する。端末装置B1003の逐次同期通信部は端末装置A1002の逐次同期通信部から受信した更新情報34011を端末装置B1003の逐次同期制御部へ渡す。端末装置B1003の逐次同期制御部は端末装置B1003の逐次同期通信部より受け取った更新情報34011を端末装置B1003の更新情報処理部へ渡す。端末装置B1003の更新情報処理部において更新情報34011が端末装置B1003のメタデータ保持部へ反映され、メタデータ管理表32001の状態からメタデータ管理表35001の状態へ更新される。端末装置D1005についても同様の処理が行われ、結果として、端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001は、メタデータ管理表35001の状態に更新される。その結果、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005の全ての端末装置のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表はメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101になっている。端末装置C1004は停止状態であるため、何も処理は行われず、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101は更新されない。
また、逐次同期制御部は一括同期部より一括同期更新情報を取得した場合にも、同様に動作し、取得した一括同期更新情報を起動状態である他の端末装置へ送信し、それらを受信した端末装置では各端末装置のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表を更新するため、更新情報処理部へ一括同期更新情報を渡す。
(2−7−2.一括同期部)
一括同期部8002は停止状態にある端末装置が起動状態に状態変化するとき、つまり起動準備状態の時に、起動状態の端末装置との間でメタデータ管理表の全部または一部を送受信することによって一括してメタデータ管理表に登録されているメタデータを同一の状態にする役割を担う。また、一括同期を行った際に、起動状態であった端末装置ではメタデータが更新された場合には一括同期更新情報を作成し、他の起動状態である端末装置へ伝達するため、逐次同期部8001へ依頼する。一括同期更新情報としては、起動状態の端末装置において、一括同期の前後におけるメタデータ管理表の差分を表現できる情報を用いる。例としては、一括同期によって削除されたメタデータを特定できる情報と新規に登録されたメタデータをそれぞれの操作内容とともに記したものとメタデータ管理表のヘッダ部に登録されている情報を記したものや、一括同期後の変更のあったメタデータ管理表そのものなどが考えられる。本実施の形態では一括同期によって変更のあったメタデータ管理表を一括同期更新情報として用いる。
一括同期部8002の概要構成を図8を用いて説明する。一括同期部8002は、他の端末装置との間でメタデータ管理表の送受信を行う一括同期通信部8021と、起動状態にある他の端末装置を発見し選択する端末発見選択部8022と、他の端末装置から受け取ったメタデータ管理表と自端末装置の保持するメタデータ管理表の状態を比較し、それぞれのデータの有効性の判定を行い一括同期更新情報を作成するデータ判定部8023と、これら構成要素間でのデータの流れを統括する一括同期制御部8024から構成される。以下に、各構成要素について詳細に説明する。
(2−7−2−1.一括同期通信部)
一括同期通信部8021は、ネットワークに接続されており、一括同期制御部8024が指示した端末装置に対して0または1つ以上のメタデータ管理表を送信する。また、他の端末装置から受信した0または1つ以上のメタデータ管理表を一括同期制御部8024へと伝達する。
(2−7−2−2.端末発見選択部)
端末発見選択部8022では、まず、現在起動状態にある端末装置を発見する。発見方法としては、存在を知っている端末装置に対して順にメッセージを送信し、応答があった端末装置は起動状態であると判断する。そして、一番初めに発見した端末装置を選択する。なお、端末装置の選択方法としては、他に、複数の端末装置を発見した後に、端末装置の処理能力を考慮した選択や、端末装置が接続している通信回線の通信速度を考慮した選択や、端末装置を発見した順序による選択などが挙げられる。発見し、選択した端末装置に対して通信を行うために必要な情報を収集し、それらの情報は一括同期制御部8024に渡される。なお、通信を行うために必要な情報としては、アドレス情報や認証情報などが挙げられる。また、通信を行うことに対して直接は必要としない、発見し、選択した端末装置に関連した付加情報も一括同期制御部8024に渡しても良い。これら付加情報としては、端末装置の処理能力や接続している通信回線の通信速度などがある。
また、起動状態にある端末装置を一つも発見できなかった場合にも、その旨を一括同期制御部8024に対して通知する。
(2−7−2−3.データ判定部)
データ判定部8023では、一括同期制御部8024から受け取った0または1つ以上のメタデータ管理表と、メタデータ保持部2006に保持されている0または1つ以上のメタデータ管理表を比較し、どちらか片方のメタデータ管理表にのみ登録されているメタデータについて、片方にのみに登録されている原因が、メタデータが削除され、その削除されたという情報がもう一方のメタデータ管理表に反映されていないことによる場合は、そのメタデータを無効なメタデータと判断し、原因が、メタデータが登録され、その登録されたという情報がもう一方のメタデータ管理表に反映されていないことによる場合は、そのメタデータを有効なメタデータとして判断する。そして、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表に登録されていない有効なメタデータは登録し、登録されている無効なメタデータは削除するような一括同期更新情報を生成する。また、両方のメタデータ管理表に登録されているメタデータは有効なメタデータである。
図37及び図38はデータ判定部8023の動作を示したフローチャートである。図37および図38を用いてデータ操作部8023の動作を以下に説明する。
始めに、一括同期制御部8024から0または1つ以上のメタデータ管理表を受け取る(S37001)。
受け取った0または1つ以上のメタデータ管理表の中に評価していないメタデータ管理表が存在する場合はS37003へ進み、存在しない場合はS37008へ進む(S37002)。
S37002で、未評価であると判断されたメタデータ管理表を一つ取り出す(S37003)。
S37003で取り出したメタデータ管理表のメタデータ管理表IDと同じメタデータ管理表IDを持つメタデータ管理表をメタデータ保持部2006が保持しているかどうかを調べ、保持している場合はS37005へ進み、保持していない場合はS37007へ進む(S37004)。
S37004で保持していると判断した場合、その保持していたメタデータ管理表を取り出す(S37005)。
S37003とS37005で取り出したメタデータ管理表を比較して、一括同期更新情報を作成する(S37006)。なお、場合によっては一括同期更新情報が作成されない場合もある。S37006の処理の詳細については、図38のフローチャートを用いて後ほど説明する。
S37004で、S37003で取り出したメタデータ管理表のメタデータ管理表IDと同じメタデータ管理表IDを持つメタデータ管理表をメタデータ保持部2006が保持していないと判断された場合、S37003で取り出したメタデータ管理表に登録されているメタデータはすべて有効なメタデータであると判断し、S37003で取り出したメタデータ管理表を、一括同期更新情報とする(S37007)。
作成した一括同期更新情報を一括同期制御部へ渡し、処理を終了する(S37008)。
次に、S37006の処理の詳細を図38を用いて説明する。
S37003とS37005で取り出したメタデータ管理表を取得する(S38001)。
S38001で取得したメタデータ管理表の最終登録時刻を比較し、最終登録時刻の新しい方のメタデータ管理表を選択する(S38002)。ただし、最終登録時刻が同じ場合には、S37005において取り出したメタデータ管理表を選択する。また、これ以降、今回選択したメタデータ管理表をメタデータ管理表(新)、今回選択しなかったほうのメタデータ管理表をメタデータ管理表(古)と呼ぶことにする。
メタデータ管理表(新)のデータ部に評価していない行が存在する場合はS38004へ進み、存在しない場合はS38009へ進む(S38003)。
メタデータ管理表(新)のデータ部から未評価の行を一つ取り出し、その行に記録されている更新時刻とメタデータ管理表(古)の最終登録時刻を比較する(S38004)。
S38004で取り出した行に記録されていた更新時刻の方が、メタデータ管理表(古)の最終登録時刻より古かった場合、及び同じである場合にS38006へ進み、新しかった場合、有効なメタデータが記録されている行であると判断し、S38003へ戻る(S38005)。
S38004で取り出した行に記録されているデータIDと同じデータIDが、メタデータ管理表(古)のデータ部に記録されているかどうかを調べる(S38006)。
S38006で、S38004で取り出した行に記録されているデータIDと同じデータIDが記録されていた場合、有効なメタデータが記録されている行であると判断しS38003へ戻り、記録されていなかった場合、無効なメタデータが記録されている行であると判断しS38008へ進む(S38007)。
S38004で取り出したメタデータ管理表(新)の行は、S38007において無効なメタデータが記録されている行であると判断されたため、メタデータ管理表(新)から削除する(S38008)。
S38003でメタデータ管理表(新)のデータ部に評価していない行が存在しない場合、S38002で選択したメタデータ管理表(新)がS38001で取得した当初のメタデータ管理表の状態と比較して、保持しているメタデータに変化がある場合には、メタデータ管理表(新)を一括同期更新情報とし、処理を終了する(S38009)。変化が無かった場合には、一括同期更新情報を作成せず、処理を終了する。メタデータ管理表(新)を一括同期更新情報と出来るのは、今回の一連の処理によって有効なメタデータが登録され、無効なメタデータが削除された状態になっているからである。
データ判定部の処理の内容を具体的に例を用いて以下に説明する。
端末装置A1002のメタデータ保持部がメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101を保持している状態で、メタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を端末装置A1002の一括同期制御部より受け取った場合の、端末装置A1002のデータ判定部の動作を例として図37及び図38のフローチャートに沿って以下に説明する。
端末装置A1002の一括同期制御部よりメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を受信する(S37001)。
評価していないメタデータ管理表が存在するため、S37003へ進む(S37002)。
メタデータ管理表32001を取り出す(S37003)。
S37003で取り出したメタデータ管理表32001のヘッダ部32011の行32015の列32012に記録されているメタデータ管理表ID「00000000」と、端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表35001のヘッダ部35011の行35015の列35012に記録されているメタデータ管理表ID「00000000」が同じであるため、S37005へ進む(S37004)。
S37004においてメタデータ管理表IDが同じであると判断された、端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表35001を取り出す(S37005)。
S37003において取り出したメタデータ管理表32001と、S37005において取り出したメタデータ管理表35001を比較する。今回は、一括同期更新情報は作成されず、S37002へ戻る(S37006)。S37006の処理の詳細は後ほど説明する。
メタデータ管理表36101が未評価であるので、S37003へ進む(S37002)。
メタデータ管理表36101を取り出し、S37004へ進む(S37003)。
メタデータ管理表36101のヘッダ部36111の行36115の列36112に記録されているメタデータ管理表ID「00001500」と同じメタデータ管理表IDが記録されているメタデータ管理表を端末装置A1002のメタデータ保持部が保持していないため、S37007へ進む(S37004)。
メタデータ管理表36101に登録されているメタデータはすべて有効なメタデータであると判断し、メタデータ管理表36101を図39に示した一括同期更新情報39001とし、S37002へ戻る(S37007)。
S37001において受信したメタデータ管理表を全て評価したので、S37008へ進む(S37002)。
作成した一括同期更新情報39001を端末装置A1002の一括同期制御部へ渡し、処理を終了させる(S37008)。
ここで、S37006の処理の詳細を図38を用いて説明する。
メタデータ管理表32001とメタデータ管理表35001を取得する(S38001)。
メタデータ管理表32001のヘッダ部32011の行32015の列32014に記録されている最終登録時刻「00001000」と、メタデータ管理表35001のヘッダ部35011の行35015の列35014に記録されている最終登録時刻「00001000」とが同じであるため、S37005において取り出したメタデータ管理表35001を選択する(S38002)。
S38002において選択したメタデータ管理表35001のデータ部35021に未評価のメタデータが登録された行が存在しないため、S38009へ進む(S38003)。
S38001において取得した際のメタデータ管理表35001と現在のメタデータ管理表35001に変化が無いため、一括同期更新情報を作成せず、処理を終了させる(S38009)。
次に、端末装置C1004のメタデータ保持部がメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を保持している状態で、メタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101を端末装置C1004の一括同期制御部より受け取った場合の、端末装置C1004のデータ判定部の動作を例として図37及び図38のフローチャートに沿って以下に説明する。
端末装置C1004の一括同期制御部よりメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101を受信する(S37001)。
評価していないメタデータ管理表が存在するため、S37003へ進む(S37002)。
メタデータ管理表35001を取り出す(S37003)。
メタデータ管理表35001のヘッダ部35011の行35015の列35012に記録されているメタデータ管理表ID「00000000」と、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001のヘッダ部32011の行32015の列32012に記録されているメタデータ管理表IDが同じであるため、S37005へ進む(S37004)。
S37004においてメタデータ管理表IDが同じであると判断された、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001を取り出す(S37005)。
S37002において取り出したメタデータ管理表35001と、S37005において取り出したメタデータ管理表32001を比較し、図40(a)に示した一括同期更新情報40001を作成する。その後S37002へ戻る(S37006)。S37006の処理の詳細は後ほど説明する。
メタデータ管理表33101が未評価であるので、S37003へ進む(S37002)。
メタデータ管理表33101を取り出し、S37004へ進む(S37003)。
メタデータ管理表33101のヘッダ部33111の行33115の列33112に記録されているメタデータ管理表ID「00002500」と同じメタデータ管理表IDが記録されているメタデータ管理表を端末装置C1004のメタデータ保持部が保持していないため、S37007へ進む(S37004)。
メタデータ管理表33101を図40(b)に示した一括同期更新情報40101とし、S37002へ戻る(S37007)。
S37001において受信したメタデータ管理表を全て評価したので、S37008へ進む(S37002)。
作成した一括同期更新情報40001及び一括同期更新情報40101を端末装置C1004の一括同期制御部へ渡し、処理を終了させる(S37008)。
ここで、S37006の処理の詳細を図38を用いて説明する。
メタデータ管理表35001とメタデータ管理表32001を取得する(S38001)。
メタデータ管理表35001のヘッダ部35011の行35015の列35014に記録されている最終登録時刻「00001000」と、メタデータ管理表32001のヘッダ部32011の行32015の列32014に記録されている最終登録時刻「00001000」とが同じであるため、S37005において取り出したメタデータ管理表32001を選択する(S38002)。
S38002において選択したメタデータ管理表32001のデータ部32021に未評価のメタデータが記録されている行32027が存在するため、S38004へ進む(S38003)。
行32027の列32023に記録されている更新時刻「00001000」がメタデータ管理表35001のヘッダ部35011の行35015の列35014に記録されている最終登録時刻「00001000」と同じであるため、S38006へ進む(S38005)。
行32027の列32022に記録されているデータID「A0001」がメタデータ管理表35001のデータ部35021に記録されているかを調べる(S38006)。
メタデータ管理表35001のデータ部35021の列35022にデータID「A0001」は記録されていないため、S38008へ進む(S38007)。
メタデータ管理表32001のデータ部32021の行32027を削除し、S38003へ戻る(S38008)。削除処理後のメタデータ管理表32001はメタデータ管理表35001と同じ状態になる。
データ部に未評価の行が存在しないため、S38009へ進む(S38002)。
S38001において取得したメタデータ管理表32001がメタデータ管理表35001の状態に変更されているため、メタデータ管理表35001を一括同期更新情報40001として、処理を終了する(S38009)。
(2−7−2−4.一括同期制御部)
一括同期制御部8024の動作を説明する。一括同期制御部8024の動作は、端末装置の状態が起動準備状態で、一括同期を行う場合の動作と、端末装置の状態が起動状態で、起動準備状態にある端末装置の一括同期の相手を行う場合の動作がある。本明細書中、これ以降において、前者を「起動準備状態側一括同期」、後者を「起動状態側一括同期」と呼ぶ。
起動準備状態側一括同期の処理の流れを図41のフローチャートを用いて説明する。
一括同期制御部8024は端末装置2001の状態管理部2008より起動準備状態であるという通知を受信する(S41001)。
一括同期制御部8024は端末発見選択部8022へ起動状態にある端末装置の発見、及び選択を依頼する(S41002)。
端末発見選択部8022において端末装置を発見できた場合にはS41004へ進み、発見できなかった場合にはS41012へ進む(S41003)。
S41003で起動状態である端末装置を発見できた場合は、端末発見選択部8022より、選択された端末装置へアクセスするための情報を取得する(41004)。
端末装置2001のメタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表をすべて取得する(S41005)。
S41003で発見、選択した端末装置に対して、S41005で取得したメタデータ管理表を送信するように、一括同期通信部8021にS41003で発見、選択した端末装置に関して、S41004で取得したアクセスするための情報とS41005にで取得したメタデータ管理表を渡し、依頼する(S41006)。
メタデータ管理表を送信した相手端末より、相手端末のメタデータ保持部の保持していたメタデータ管理表を一括同期通信部8021を介して受信する(S41007)。
受信したメタデータ管理表をデータ判定部8023へ渡す(S41008)。
データ判定部8023によって判定された結果、作成された一括同期更新情報をデータ判定部8023より取得する(S41009)。
S41009によって取得した一括同期更新情報を更新情報処理部8003へ渡す(S41010)。
S41003で起動状態である端末装置を発見できなかった場合は、データ部にメタデータを保持していない、新しいメタデータ管理表を作成する(S41012)。具体的には、現在時刻を取得しメタデータ管理表のヘッダ部のメタデータ管理表IDと作成時刻及び最終登録時刻に取得した現在時刻を登録し、データ部には何も記録されていないメタデータ管理表を作成する。
一括同期が完了したことを状態管理部2008へ通知する(S41011)。そして、処理を終了させる。
次に、起動状態側一括同期の処理の流れを図42のフローチャートを用いて説明する。
一括同期制御部8024は、起動準備状態である他の端末装置からメタデータ管理表を一括同期通信部8021を介して受信する(S42001)。
端末装置2001のメタデータ保持部2006よりメタデータ管理表をすべて取得する(S42002)。
S42002において取得したメタデータ管理表すべてを、一括同期通信部8021を介して、メタデータ管理表を送信してきた起動準備状態である端末装置に対して送信するよう依頼する(S42003)。尚、本実施の形態ではメタデータ保持部に保持しているメタデータ管理表をすべて送信しているが、S42001で受信したメタデータ管理表とメタデータ保持部に保持しているメタデータ管理表を比較して、必要なもののみ送信することも可能である。
S42001において受信したメタデータ管理表をデータ判定部8023へ渡す(S42004)。
データ判定部8023において、受け取ったメタデータ管理表と、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表より、一括同期更新情報が作成される。作成された一括同期更新情報を取得する(S42005)。
データ判定部8023より取得した一括同期更新情報を更新情報処理部8003へ渡し、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表の更新を依頼すると共に、逐次同期部8001の逐次同期制御部8012へも、一括同期更新情報を渡し、他の起動状態にある端末装置に保持されているメタデータ管理表を更新するように依頼する(S42006)。
以上の処理の流れを具体例を用いて以下に説明する。
端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が停止状態で、端末装置C1004がメタデータ管理表32001を保持している状態で、端末装置C1004の状態管理部において、ユーザから起動状態になるように入力を受け、端末装置C1004のメタデータ同期部へ通知した場合を例として以下に説明する。
起動準備状態である端末装置C1004の起動準備状態側一括同期の動作について、図41のフローチャートに沿って説明する。
端末装置C1004の状態管理部より起動準備状態であると言う通知を受信する(S41001)。
端末装置C1004の端末発見選択部へ起動状態にある端末装置の発見、選択を依頼する(S41002)。
端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が停止状態であるため、依頼を受けた端末発見選択部において、端末装置を発見できないため、S41012へ進む(S41003)。
S41003において起動状態にある端末装置を発見できなかったため、現在時刻を取得し、新しいメタデータ管理表を作成する(S41012)。現在時刻を「00001500」とすると、作成されるメタデータ管理表43001は図43のようになる。メタデータ管理表43001のヘッダ部43011の行43015の列43012にメタデータ管理表ID、列43013に作成時刻、列43014に最終更新時刻として、それぞれに、取得した現在時刻と同じ「00001500」が登録されている。また、データ部43021にはメタデータは何も登録されていない。
端末装置C1004の状態管理部に対して、完了通知を送信する(S41011)。完了通知を受信した端末装置C1004の状態管理部は、管理している端末装置C1004の状態を起動準備状態から起動状態へと更新する。
次に、端末装置A1002、端末装置B1003、端末装置D1005が起動状態で図35に示したメタデータ管理表35001と図33に示したメタデータ管理表33101をメタデータ保持部で保持し、端末装置C1004が停止状態で図32(a)に示したメタデータ管理表32001と図36に示したメタデータ管理表36101をメタデータ保持部で保持している状態で、端末装置C1004の状態管理部において、ユーザから起動状態になるように入力を受け、端末装置C1004の状態管理部において起動準備状態へ遷移し、起動準備状態であることを端末装置C1004のメタデータ同期部へ通知した場合を例として以下に説明する。
起動準備状態である端末装置C1004の起動準備状態側一括同期の動作について、図41のフローチャートに沿って説明する。
端末装置C1004の状態管理部より起動準備状態であるという通知を受信する(S41001)。
端末装置C1004の端末発見選択部へ起動状態にある端末装置の発見、選択を依頼する(S41002)。
依頼を受けた端末発見選択部によって、起動状態にある端末装置の一つである、端末装置A1002が選択されたと考える(S41003)。
端末装置A1002へアクセスするための情報を端末発見選択部より取得する(S41004)。
端末装置C1004のメタデータ保持部よりメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を取得する(S41005)。
S41004で取得した起動状態の端末装置A1002へアクセスするための情報と、S41005で取得したメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を、端末装置C1004の一括同期通信部へ渡し、端末装置A1002へメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を送信するよう依頼する(S41006)。
端末装置A1002より端末装置A1002のメタデータ保持部が保持していたメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101を一括同期通信部を介して受信する(S41007)。
S41007で受信したメタデータ管理表35001及び33101を端末装置C1004のデータ判定部へ渡す(S41008)。
端末装置C1004のデータ判定部において、端末装置A1002より受信したメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101と端末装置C1004のメタデータ保持部で保持しているメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101より、図40に示した一括同期更新情報40001及び一括同期更新情報40101が生成され、その一括同期更新情報40001及び一括同期更新情報40101を取得する(S41009)。
S41009にで取得した一括同期更新情報40001及び一括同期更新情報40101を端末装置C1004の更新情報処理部へ渡し、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表の更新を依頼する(S41010)。端末装置C1004の更新情報処理部によって、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表は、メタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101及びメタデータ管理表36101と同じとなる。
端末装置C1004の状態管理部に対して、完了通知を送信する(S41011)。完了通知を受信した端末装置C1004の状態管理部は、管理している端末装置C1004の状態を起動準備状態から起動状態へと変更する。
次に、一括同期の相手端末として選択された端末装置A1002で行われる一括同期の動作、つまり、起動側一括同期の動作について図42のフローチャートに沿って説明する。
端末装置C1004の一括同期通信部より、端末装置C1004のメタデータ保持部が保持しているメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を、端末装置A1002の一括同期通信部を介して受信する(S42001)。
端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101を取得する(S42002)。
S42001においてメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を送信してきた端末装置、つまり、端末装置C1004に対して、S42002において取得したメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101を端末装置A1002の一括同期通信部を介して送信する(S42003)。
S42001において受信したメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を端末装置A1002のデータ判定部へ渡す(S42004)。
端末装置A1002のデータ判定部において、端末装置C1004から受信したメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101と端末装置A1002のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101より、一括同期更新情報39001が作成される。その、作成された一括同期更新情報39001を取得する(S42005)。
S42005で端末装置A1002のデータ判定部より取得した一括同期更新情報39001を、端末装置A1002の更新情報処理部へ渡し、端末装置Aのメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表の更新を依頼すると共に、端末装置A1002の逐次同期部の逐次同期制御部に対しても、一括同期更新情報を渡し、他の起動状態にある端末装置、つまり、今回の場合、端末装置B1003及び端末装置D1005の保持しているメタデータ管理表の更新を依頼する(S42006)。端末装置A1002の更新情報処理部によって、端末装置Aのメタデータ保持部が保持しているメタデータ管理表はメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101及びメタデータ管理表36101になる。また、逐次同期部によって、端末装置B1003及び端末装置D1005のメタデータ保持部に保持されていたメタデータ管理表も端末装置A1002と同様に、メタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101及びメタデータ管理表36101になる。
ここで、端末装置A1002のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表がメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101及びメタデータ管理表36101となっており、また、端末装置C1004のメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表もメタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101及びメタデータ管理表36101となり、端末装置A1002と端末装置C1004のそれぞれのメタデータ保持部の保持するメタデータ管理表が同じになっている。また、端末装置A1002、端末装置B1003及び端末装置D1005のメタデータ保持部の保持しているメタデータ管理表も同じ状態になっているため、以上から、起動準備状態の際に行った一括同期および、逐次同期によって、起動状態にある端末装置全てで、保持しているメタデータを同じ状態にすることが出来たことになる。
(2−7−2−5.更新情報処理部)
端末装置2001の更新情報処理部8003は逐次同期制御部8012から受け取る更新情報、または一括同期制御部8024から受け取る一括同期更新情報を元に、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表30001を更新する。図44は更新情報を受け取った時の更新情報処理部の動作を示したフローチャートである。また、図45は一括同期更新情報を受け取ったときの更新情報処理部の動作を示したフローチャートである。
まず、図44に示したフローチャートに従って、更新情報を受け取った時の更新情報処理部の処理の内容について説明する。
始めに逐次同期制御部より更新情報を取得する(S44001)。
更新情報に評価していない行が存在するかを確認し、存在する場合にはS44003へ進み、存在しない場合はS44008へ進む(S44002)。
S44002において未評価の行が存在する場合、未評価の行を一行取り出す(S44003)。
S44003において取り出した行に記録されている「操作」の列の情報が「登録」ならS44005へ進み、「登録」でない場合はS44006へ進む(S44004)。
S44004において、「操作」の列に「登録」と記録されていると判断された場合、メタデータ保持部2006に保持されているメタデータ管理表の中から、ヘッダ部に記録されている作成時刻の最も新しいメタデータ管理表を選択し、そのメタデータ管理表に、S44003で取り出した情報を登録する。また、S44003で取り出した行に登録されていた更新時刻を、選択したメタデータ管理表のヘッダ部に記録されている最終更新時刻の列に上書きで登録する。そして、S44002へ戻る(S44005)。
S44004において、「操作」の列に「登録」と記録されていないと判断された場合、「操作」の列に「削除」と記録されていないかを判断する。「削除」と記録されていた場合はS44007へ進み、「削除」と記録されていなかった場合はS44002へ戻る(S44006)。
S44006において、「操作」の列に「削除」と記録されていると判断された場合、S44003で取り出した行の「データID」の列に記録されているデータIDと同じ値のデータIDが記録されている行を持つデータ部を持つメタデータ管理表を、メタデータ保持部から発見し、S44003で取り出した行のデータIDと同じデータIDが記録されている行をメタデータ管理表のデータ部から削除する(S44007)。
S44002において、未評価の行が存在しないと判断された場合、処理を終了する(S44008)。
以上の処理を、具体例を用いて以下に説明する。
端末装置B1003のメタデータ保持部がメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表32101を保持している状態で、端末装置B1003の更新情報処理部が図34(a)に示す更新情報34001を受け取った時の処理の様子を例として図44のフローチャートに沿って以下に説明する。
更新情報34001を逐次同期処理部より受け取る(S44001)。
未評価の行が更新情報34001に存在するため、S44003へ進む(S44002)。
更新情報34001の行34007の列34002に記録されている操作「登録」、列34003に記録されているデータID「A0002」、列34004に記録されている更新時刻「00003000」、列34005に記録されているタイトル「サッカーの試合」、列34006に記録されているアドレス「/A/sports/soccer」を取り出す(S44003)。
更新情報34001の行34007の列34002に記録されていた操作が「登録」であると判断し、S44005へ進む(S44004)。
S44004で、記録されている操作が「登録」であると判断されたため、端末装置B1003のメタデータ保持部が保持しているメタデータ管理表32001のヘッダ部32011の行32015の列32013に記録されている作成時刻「00000000」及びメタデータ管理表32101のヘッダ部32111の行32115の列32113に記録されている作成時刻「00002500」を比較し、「00002500」の方が新しい時刻であると判断し、メタデータ管理表32101を選択する。そして、メタデータ管理表32101のデータ部32121の列32122にS44003で取得したデータID「A0002」、列32123に更新時刻「00003000」、列32125にタイトル「サッカーの試合」、列32126にアドレス「/A/sports/soccer」を登録する。また、S44003で取得した更新時刻「00003000」をメタデータ管理表32101のヘッダ部32111の行32115の列32114に登録する。そして、S44002へ戻る(S44005)。
更新情報34001のすべての行を評価したので、S44008へ進み、処理を終了する。
以上の処理によって、端末装置B1003のメタデータ保持部に保持されていたメタデータ管理表32101は図33のメタデータ管理表33101の状態に更新される。したがって、端末装置B1003のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表は、メタデータ管理表32001及びメタデータ管理表33101となる。
次に、端末装置B1003のメタデータ保持部がメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表33101を保持している状態で、端末装置B1003の更新情報処理部が図34(b)に示す更新情報34011を受け取った時の処理の様子を例として図44のフローチャートに沿って以下に説明する。
更新情報34011を逐次同期処理部より受け取る(S44001)。
未評価の行が更新情報34011に存在するため、S44003へ進む(S44002)。
更新情報34011の行34017の列34012に記録されている操作「削除」、列34013に記録されているデータID「A0001」を取り出す(S44003)。操作が「削除」であるので、列34014の更新時刻、列34015のタイトル、列34016のアドレスには何も登録されていないため、取り出さない。
更新情報34011の行34017の列34012に記録されていた操作が「登録」ではないと判断し、S44006へ進む(S44004)。
更新情報34011の行34017の列34012に記録されていた操作が「削除」であると判断し、S44007へ進む(S44006)。
S44006で、更新情報に記録されている操作が「削除」であると判断されたため、端末装置B1003のメタデータ保持部が保持しているメタデータ管理表32001のデータ部32021の列32022、およびメタデータ管理表33101のデータ部33121の列33122に登録されているデータIDの中からS44003で更新情報から取り出したデータID「A0001」と同じデータIDが登録されている行を発見する。今回は、メタデータ管理表32001のデータ部32021の行32027の列32022にデータID「A0001」が登録されているため、行32027を発見する。次に、発見した行32027を削除する。そして、S44002へ戻る(S44007)。
更新情報34011のすべての行を評価したので、S44008へ進み、処理を終了する。
以上の処理によって、端末装置B1003のメタデータ保持部に保持されていたメタデータ管理表32001は図35のメタデータ管理表35001の状態に更新される。したがって、端末装置B1003のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表の状態は、メタデータ管理表35001及びメタデータ管理表33101となる。
端末装置A1002、端末装置C1004、端末装置D1005においても、更新情報を受け取った際に同様の処理を行うことによって、メタデータ保持部の保持するメタデータ管理表を適切に更新することが出来る。
つぎに、図45に示したフローチャートに従って、一括同期更新情報を受け取ったときの更新情報処理部の処理の内容について説明する。
始めに一括同期制御部または逐次同期制御部より一つ以上の一括同期更新情報を取得する(S45001)。
一括同期更新情報に評価していない一括同期更新情報が存在する場合、S45003へ進み、評価していない一括同期更新情報が存在しない場合はS45008へ進む(S45002)。
S45002で、評価していない一括同期更新情報が存在すると判断された場合、未評価の一括同期更新情報を一つ取り出す(S45003)。
S45003で取り出した一括同期更新情報のヘッダ部に登録されているメタデータ管理表IDを取り出す(S45004)。
S45004で取り出したメタデータ管理表IDと同じメタデータ管理表IDを持つメタデータ管理表がメタデータ保持部2006に保持されているかどうかを調べ、保持されている場合はS45006へ進み、保持されていない場合はS45007へ進む(S45005)。
S45005で、メタデータ保持部2006にS45004で取り出したメタデータ管理表IDと同じメタデータ管理表IDを持つメタデータ管理表が保持されていると判断された場合、S45004で取り出したメタデータ管理表IDと同じメタデータ管理表IDを持つメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表を削除する(S45006)。
S45003で取り出した一括同期更新情報をメタデータ管理表としてメタデータ保持部2006へ登録する(S45007)。
S45002で、評価していない一括同期更新情報が存在しないと判断された場合、処理を終了する(S45008)。
以上の処理を、具体例を用いて以下に説明する。
端末装置C1004のメタデータ保持部がメタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101を保持している状態で、端末装置C1004の更新情報処理部が図40の(a)に示す一括同期更新情報40001と図40(b)に示す一括同期更新情報40101を受け取ったときの処理の様子を例として図45のフローチャートに沿って以下に説明する。
一括同期更新情報40001および一括同期更新情報40101を受け取る(S45001)。
評価していない一括同期更新情報が存在するためS45003へ進む(S45002)。
未評価の一括同期更新情報40001を取り出す(S45003)。
S45003で取り出した一括同期更新情報40001のヘッダ部40011の行40015の列40012に登録されているメタデータ管理表ID「00000000」を取得する(S45004)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001のヘッダ部32011の行32015の列32012に登録されているメタデータ管理表IDは「00000000」、メタデータ管理表36101のヘッダ部36111の行36115の列36112に登録されているメタデータ管理表IDは「00001500」であり、メタデータ管理表32001のメタデータ管理表IDがS45004で取得した一括同期更新情報40001のメタデータ管理表IDと同じであると判断でき、S45006へ進む(S45005)。
S45005で一括同期更新情報40001のメタデータ管理表IDと端末装置C1004のメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表32001のメタデータ管理表IDが「00000000」で同じであると判断されたため、端末装置C1004のメタデータ保持部よりメタデータ管理表32001を削除する(S45006)。
S45003で取り出した一括同期更新情報40001をメタデータ管理表として、端末装置C1004のメタデータ保持部に登録する(S45007)。そして、S45002へ戻る。
未評価の一括同期更新情報40101が存在するため、S45003へ進む(S45002)。
未評価の一括同期更新情報40101を取り出す(S45003)。
S45003で取り出した一括同期更新情報40101のヘッダ部40111の行40115の列40112に登録されているメタデータ管理表ID「00002500」を取得する(S45004)。
端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されているメタデータ管理表32001のヘッダ部32011の行32015の列32012に登録されているメタデータ管理表IDは「00000000」、メタデータ管理表36101のヘッダ部36111の行36115の列36112に登録されているメタデータ管理表IDは「00001500」であり、S45004で取得した一括同期更新情報40101のメタデータ管理表ID「00002500」と同じメタデータ管理表IDをもつメタデータ管理表は、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されていないと判断でき、S45007へ進む(S45005)。
S45003で取り出した一括同期更新情報40101をメタデータ管理表として、端末装置C1004のメタデータ保持部に登録する(S45007)。そして、S45002へ戻る。
S45001で受け取った一括同期更新情報をすべて評価したため、未評価の一括同期更新情報は存在しないと判断し、S45008へ進む(S45002)。
処理を終了させる(S45008)。
以上の処理によって、端末装置C1004のメタデータ保持部に保持されていたメタデータ管理表は、メタデータ管理表32001及びメタデータ管理表36101の状態から、メタデータ管理表35001、メタデータ管理表33101およびメタデータ管理表36101の状態に更新される。
本発明は、映像、音楽、写真といった、コンテンツを取り扱い、ネットワークに接続される機器に対して適用可能であり、また、コンテンツ以外にもサーバを利用しない状況において、何らかのデータを共有するシステム、及び端末に適用可能である。
本発明の実施の形態におけるコンテンツ共有システムの概要の一例を示す図 本発明の実施の形態における端末装置の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態におけるコンテンツ保持部が保持するコンテンツ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ操作部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態における更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ同期部の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるデータ判定部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態における一括同期制御部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における一括同期制御部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態における更新情報処理部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ操作部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態における更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるデータ判定部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態における更新情報処理部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ操作部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態における更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるデータ判定部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるデータ判定部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における一括同期更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態における一括同期更新情報の一例を示す図 本発明の実施の形態における一括同期制御部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における一括同期制御部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるメタデータ保持部が保持するメタデータ管理表の一例を示す図 本発明の実施の形態における更新情報処理部の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における更新情報処理部の動作の一例を示すフローチャート
符号の説明
2001 端末装置
2002 入力部
2003 コンテンツ保持部
2004 コンテンツ選択取得部
2005 メタデータ操作部
2006 メタデータ保持部
2007 メタデータ同期部
2008 状態管理部

Claims (7)

  1. ネットワークに接続された他の端末装置と情報を送受信する端末装置であって、
    コンテンツを保持するコンテンツ保持手段と、
    前記コンテンツに関する付加情報であるメタデータを保持する、メタデータ保持手段と、
    前記メタデータ保持手段に保持されている前記メタデータを、送受信可能である状態にある前記他の端末装置と送受信する、メタデータ同期手段と、
    前記メタデータ保持手段に保持されているコンテンツのメタデータをもとに、コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    を備えることを特徴とする、端末装置。
  2. 前記メタデータ同期手段は、前記メタデータ保持手段に保持されているメタデータが更新された場合に、前記受信可能である状態にある他の端末装置に、前記更新されたメタデータを送信することを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記端末装置が、情報を送受信不可能な状態から、送受信可能な状態へと状態遷移した際に、情報の送受信可能な他の端末装置を発見し、選択する端末発見選択手段と、
    前記端末発見選択手段において選択した他の端末装置との間で、前記メタデータ保持手段に保持されているメタデータを送受信し、各メタデータごとに前記メタデータ保持手段において保持すべきか削除すべきかを判断し、前記メタデータ保持手段において保持または削除することによって、情報を送受信することが出来ない状態にあった間に生じた当該端末装置のメタデータ保持部と前記端末発見選択部において選択した端末装置のメタデータ保持部の保持しているメタデータが同じになるようにする、一括同期手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記一括同期手段において、メタデータの登録および削除の履歴を管理し、その履歴をもとにいずれかの端末装置で削除されたメタデータは前記メタデータ保持部から削除する、いずれかの端末装置で登録され、いずれの端末装置においても削除されていないメタデータは前記メタデータ保持部において保持すると判断することを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  5. 端末装置が情報を送受信できる状態であった時間を管理し、前記一括同期手段において処理を行った際に、他の端末装置で管理されている、情報を送受信できる状態であった時間を取得し、自端末装置の管理している時間を補完した時間を新たに、情報を送受信できる状態であった時間として管理することを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  6. 請求項5に記載の端末装置であって、
    メタデータの登録の履歴をその登録された時刻とともに管理し、
    前記端末発見選択部において選択した端末装置より受信したメタデータと本端末装置のメタデータ保持部に保持されているメタデータを比較し、
    本端末装置のメタデータ保持部に保持されているメタデータであって、登録された時刻が前記端末発見選択部において選択した端末装置の前記情報を送受信できる状態であった時間の範囲内であるが、受信したメタデータに同一メタデータが含まれていない場合は、本端末装置のメタデータ保持部より削除し、
    受信したメタデータであって、登録された時刻が本端末装置の前記情報を送受信できる状態であった時間の範囲外である場合は、本端末装置のメタデータ保持部において保持する、
    と判断することを特徴とする端末装置。
  7. メタデータを削除する際に、そのメタデータの登録時刻など関連する情報も削除することを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
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