JP2005350148A - 紙葉類の集積装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 立位状態で紙葉類を集積する装置において、集積スキューを低減する紙葉類の集積装置を提供する。
【解決手段】 本発明の紙葉類の集積装置は、前記紙葉類を区分するゲートG1、G2と、このゲートによって区分された紙葉類をガイド72を通して、スクリューS及びこのガイド72の上部及び下部に配置された回転可能な押し込みローラ73、74に供給する。スクリューSは前記紙葉類を図示矢印J方向に押し込む。また、前記押し込みローラ73、74は、前記紙葉類に接触したときの摩擦力によって前記紙葉類の搬送方向を変え、かつ、この紙葉類を図示矢印H方向に押し込み、バックアッププレート71に集積する。このとき、前記押し込みローラ73の摩擦係数を前記押し込みローラ74の摩擦係数より小さい値に設定する。この結果、前記紙葉類は集積スキューをすることなしに立位状態で前記バックアップローラ71上に集積される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、郵便物などの紙葉類を立位状態で集積する紙葉類の集積装置に関する。
従来の郵便物など紙葉類の切手に消印を押印する押印機では、一括して立位状態で供給した紙葉類を1枚ずつ取り出し搬送路に供給している。このようにして供給された紙葉類は立位状態で搬送され、この紙葉類に貼り付けられた切手が読取部によって読み取られ認識される。当該紙葉類は、この認識結果に基づいて区分され、当該紙葉類の端面を揃えて立位状態で集積装置に集積される。この集積及び端面揃えのために各種の押し込み機構を実装していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001―226026号公報 (第1頁、第3図)
しかし、上記従来の集積装置には、上記紙葉類を押し込む際に集積スキューなどの不具合が発生するという問題があった。この集積スキューは、紙葉類の下部にはガイドがあり自重が加わるため、この下部ガイドとの間に摩擦抵抗が発生するが、紙葉類のサイズが各種あり、それらを混在して集積する必要があることから、上部にはガイドがなくフリー状態になっている。そのために、下部と上部では摩擦抵抗が異なり、当該紙葉類を立位状態で集積するために押し込み機構で押し込む際に、この摩擦抵抗の差によって当該紙葉類が集積スキューなどの不具合を発生するという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、集積スキューなどの不具合を低減することができる紙葉類の集積装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類の集積装置は、紙葉類を立位状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される前記紙葉類を区分するゲートと、このゲートによって区分された前記紙葉類を集積する集積部と、前記ゲートによって区分された前記紙葉類を前記集積部に案内するガイドと、このガイドによって案内された前記紙葉類の上部に接触し回転することにより前記集積部に押し込む上部ローラと、前記ガイドによって案内された前記紙葉類の下部に接触し回転することにより前記集積部に押し込む下部ローラと、前記ガイドにそって案内された前記紙葉類を前記集積部の方向に押し出すように回転するスクリューと、前記上部ローラ及び下部ローラによって押し込まれてきた前記紙葉類を立位状態で集積するように付勢するバックアッププレートと、このバックアッププレートを前記紙葉類が集積される方向と平行に移動可能なスライダ機構とを備え、前記紙葉類と前記上部に配置されたローラとが接触するときの摩擦係数が、前記紙葉類と前記下部に配置されたローラとが接触するときの摩擦係数に比べて小さい値になるように設定することを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載の紙葉類の集積装置は、紙葉類を立位状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される前記紙葉類を区分するゲートと、このゲートによって区分された前記紙葉類を集積する集積部と、前記ゲートによって区分された前記紙葉類を前記集積部に案内するガイドと、このガイドによって案内された前記紙葉類の上部に接触し回転することにより前記集積部に押し込む上部ローラと、前記ガイドによって案内された前記紙葉類の下部に接触し回転することにより前記集積部に押し込む下部ローラと、前記ガイドにそって案内された前記紙葉類を前記集積部の方向に押し出すように回転するスクリューと、前記上部ローラ及び下部ローラによって押し込まれてきた前記紙葉類を立位状態で集積するように付勢するバックアッププレートと、このバックアッププレートを前記紙葉類が集積される方向と平行に移動可能なスライダ機構とを備え、前記上部ローラの回転速度を前記下部ローラの回転速度より遅くすることを特徴とする。
本発明によれば、立位状態で搬送される紙葉類を押し込み機構で押し込んで集積する際、当該紙葉類の上部を押し込む押し込みローラの摩擦係数を当該紙葉類の下部を押し込む押し込みローラの摩擦係数より小さくするか、または、上部を押し込む押し込みローラの回転速度を下部を押し込む押し込みローラの回転速度より遅くすることによって、当該紙葉類を押し込む際に発生する集積スキューなどの不具合を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による紙葉類Pに貼り付けられた切手を読み取り認識して、当該切手に消印マークを押印する自動取揃押印機1の構成図である。図2は、本発明の実施例による自動取揃押印機1の集積部7である。
自動取揃押印機1は、取出部2、機構検知・排除部3、読取部41、42、遅延搬送路43、反転・直進部5、押印部6、遅延搬送路63、集積部7を有して構成される。以下、詳細に説明する。
取出部2は、供給部に表裏混在して一括して供給された紙葉類Pを1枚ずつ取り出し搬送路1aに供給する。
機構検知・排除部3は、上記搬送路1aに供給された紙葉類Pの形状、紙葉類Pの厚さ、紙葉類Pに混入された金属など異物を検知する。そして、この検知結果により定型外郵便物や異物混入郵便物は排除部31に排除される。上記、機構検知・排除部3で排除されなかった紙葉類Pは読取部41、42に搬送される。
読取部41、42は、搬送路1aに相対向して左右に配置され、搬送される紙葉類Pの左面又は右面に貼り付けられている切手を読み取り認識する。なお、搬送される紙葉類Pは表裏混在して搬送されるため、上記搬送路1aの搬送方向に対して左側に読取部41が配置され、右側に読取部42が配置されている。このような配置にすることによって紙葉類Pの表裏が混在して搬送されても紙葉類Pに貼り付けられた切手を検知することができる。
遅延搬送路43は、搬送路1aの一部で、当該読取部41、42を通過した紙葉類Pの読み取り認識結果が出力されるまでの演算時間を確保するために設けられている。従って、当該遅延搬送路43を通過中に上記読取部41、42の読み取り認識結果が出力される。
反転・直進部5は、上記読取部41、42の読み取り認識結果に基づいて紙葉類Pを反転部51又は直進部52に分岐させて全ての紙葉類Pの切手が貼ってある側を搬送路の下側に揃える。このようにして搬送路1aの下側に揃えられた紙葉類Pは押印部6に搬送される。
押印部6は、搬送路1aの搬送方向の左右に配置された押印装置61、62で構成され、上記紙葉類Pに貼り付けられた切手に消印マークを押印する。ここで、上記紙葉類Pに貼り付けられた切手を搬送方向の左側にして搬送された紙葉類Pは押印装置61で消印マークが押印され、切手を搬送方向右側にして搬送された紙葉類Pは押印装置62で消印マークが押印される。この消印マークが押印された紙葉類Pは、さらに、遅延搬送路(搬送手段)63を通過し、予め設定された区分指定に従い集積部7に集積される。
上記区分指定とは、例えば、集積部7を構成する複数のスタッカに対して、左側から順番に通常紙葉類の先端揃え(紙葉類の切手が貼ってある側が搬送方向の先端になるように揃えること)スタッカ、通常紙葉類の後端揃え(郵便部の切手が貼ってある側が搬送方向の後端になるように揃えること)スタッカ、速達紙葉類の先端揃えスタッカ、速達紙葉類の後端揃えスタッカ、後納印と料金計器スタッカ、読取不能・オーバーフロースタッカなどのスタッカに区分して集積するために指定することをいう。
次に、図2を参照して集積部7の押し込み機構を説明する。集積部7は、立位状態で搬送される紙葉類Pを上記区分指定に基づき押し込み機構によって上記スタッカに集積するものである。なお、以下の動作は、区分部制御によって制御される。
集積部7は、紙葉類Pを立位状態で集積する複数のスタッカで構成されている。このスタッカは、上記区分指定に基づいて区分された紙葉類Pを区分する区分部、区分された紙葉類Pを立位状態で集積するために押し込む押し込み機構(押し込み手段)、及びこの押し込み機構によって押し込まれた紙葉類Pを立位状態で集積する収納部で構成されているが、何れのスタッカも同一構成であるため、1個のスタッカに付いて説明し、他のスタッカの説明は省略する。
上記区分部は、ゲートG1、G2、集積ガイド(ガイド)72を有して構成され、図示矢印E1方向に搬送される紙葉類Pを図示矢印E2方向に区分する。
上記ゲートG1、G2は、遅延搬送路63の搬送方向下流に配置される。上記区分部制御は、上記区分指定に基づき紙葉類Pを集積するスタッカが設定された場合、この設定されたゲートG1、ゲートG2を右側(時計方向)に回動し、搬送される紙葉類Pを当該集積ガイド72に導く。従って、集積しないスタッカのゲートGm、Gnは、区分部制御によって左側(反時計方向)に回動され、紙葉類Pが当該スタッカに導かれないように設定される。
集積ガイド72(ガイド)は、スタッカ入口に配置され、上記ゲートG1、G2によって立位状態で搬送される紙葉類Pをスタッカ入口に配置された押し込み機構に導く。
上記押し込み機構(押し込み手段)は、スクリューS、押し込みローラ73、74及びこのスクリューSと押し込みローラ73、74を回転駆動する動力源(図示しない)を有して構成される。
押し込みローラ73、74は、回転可能なローラからなる。押し込みローラ73(上部ローラ)は、集積ガイド72の上部に配置され、押し込みローラ74(下部ローラ)は、集積ガイド72の下部に配置される。この押し込みローラ73、74は、ローラ表面が摩擦係数の異なるゴムローラで構成される。すなわち押し込みローラ73のローラ表面の摩擦係数は、押し込みローラ74のローラ表面の摩擦係数より小さい値になるように設定される。
上記収納部は、バックアッププレート71、ベース75、サイド壁76、スライダ機構77を有して構成されている。そして、上記スクリューSによって押し込みローラ73、74及び集積ガイド72によって導かれた紙葉類Pは、バックアッププレート71との間に搬送された後、搬送床面であるベース面75に立位状態で、かつバックアッププレート71と押し込みローラ73、74の間に挟持されて集積される。また、この紙葉類Pが連続して搬送されてくる場合は、バックアッププレート71と、サイド壁76、押し込みローラ73、74の間にこれら紙葉類Pが集積される。
スライダ機構77は、バックアッププレート71を固定するカップリング78と、このカップリングを前記紙葉類Pの集積する方向と平行に移動可能に配置したスライドレール79を有して構成される。従って、このカップリング78は、バックアッププレート71に集積される紙葉類の量によってスライドレール79を軸として移動する。
次に、図3乃至図5を参照して紙葉類Pの集積動作を説明する。図3は、集積部7の押し込み機構を説明するスタッカ入口の正面図である。図4は、集積部7の押し込み機構を説明するスタッカ入口の平面図である。この図3は、図4の図示矢印B−B断面図である。また、図5は、紙葉類Pが押し込みローラ73、74で押し込まれて集積される集積動作を示す図である。
上記区分部制御は、上記区分指定に従ってゲートG1、G2を右側に回動し、図示矢印E1方向に搬送されている紙葉類Pを図示矢印E2方向に搬送する。図示矢印E2方向に搬送された紙葉類Pnは、集積ガイド72にそって搬送され、スクリューSと、押し込みローラ73、74に到達する。図3はまさにこの状態である。
次に、図4を参照してスクリューSの動作を説明する。スクリューSは、上記動力源によって左側(反時計方向)に回転することにより、上記集積ガイド72に沿って搬送されてきた紙葉類Pの底部を、中心部から図示矢印Jで示す周辺部の方向に当該紙葉類Pnを押し出しながら、搬送方向に搬送する。この結果、紙葉類Pnは、収納部の方向に押し出されながら押し出しローラ73、74と既に集積されている紙葉類Pn−1の間に押し込まれる。すなわち図4は、バックアッププレート71に既に集積された紙葉類Pn−1の上に紙葉類Pnが集積される前の状態である。
次に、図5を参照して、押し込みローラ73、74によって紙葉類Pnが紙葉類Pn−1の上に集積される様子を説明する。なお、紙葉類Pna、Pnb、Pnc、Pndの表記は、紙葉類Pnの集積される途中の状態を示している。ここでは、紙葉類Pnが押し込みローラ73、74に到達した状態をPnaと表記している。
紙葉類Pnaは、押し込みローラ73、74が上記動力源によって図示矢印C方向に回転することにより、左側の回転力を受けながら、図示矢印Hで示すサイド壁77の方向に取り込まれ紙葉類Pnbの状態になる。
紙葉類Pnbは、押し込みローラ73、74の回転力によって更に取り込みと回転が行われ図4のPncの状態になる。同様にして紙葉類Pncは、紙葉類Pndの状態に整位される。このようにして、郵便部Pnは紙葉類Pnaの状態から紙葉類Pndの状態になり紙葉類Pn−1の上に集積される。
なお、カップリング78は、バネ力などによって常に図示矢印D1方向の力が働くように構成されているため、紙葉類Pが存在しない場合、この力によってバックアッププレート71は押し込みローラ73、74に接触した位置に移動して保持される(移動手段)。
この状態で紙葉類Pが集積部7に供給されると、上記バックアッププレート71は、上記押し込みローラ73、74によって紙葉類Pが集積されるときの押し込み力によって当該紙葉類Pの厚み分図示矢印D1方向に移動する。なお、このバックアッププレート71の位置は、紙葉類Pの集積された状態を検知し、図示矢印D1又はD2の方向に移動させながら最適な位置に設定してもよい。
次に、図6を参照して押し込み機構による紙葉類Pのスキューを説明する。図5で説明したように、紙葉類Pは、押し込みローラが図示矢印C方向に回転することによって取り込まれる。
このとき、下側の押し込みローラ74と、上側の押し込みローラ73との摩擦係数が同等であれば、紙葉類Pの下部が図6に示すように搬送路床面に接しているため、紙葉類Pの下部の摩擦係数μLOは、押し込みローラ74の表面の摩擦係数μ74と紙葉類Pが搬送床面と接触する摩擦係数μとの和になる。一方、紙葉類Pの上部の摩擦係数μUPは、押し込みローラ74の表面の摩擦係数μ74だけとなる。
以上のように、紙葉類Pの下部の摩擦係数μLOは、紙葉類Pの上部の摩擦係数μUPに比べて大きな値になる。この関係を下記、数式(1)乃至数式(4)に示す。
μUP<μLO・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
μ=μLO−μUP ・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
μUP=μ73:紙葉類Pの上部の摩擦係数・・・・・・(3)
μLO=μ74+μ:紙葉類Pの下部の摩擦係数 ・・・(4)
μ73:押し込みローラ73の表面の摩擦係数
μ74:押し込みローラ74の表面の摩擦係数
μ :紙葉類Pが搬送床面と接触する摩擦係数
この状態で紙葉類Pが図示矢印E2方向に搬送されると、図に示すように紙葉類Pの上部の摩擦係数μUPは、紙葉類の下部の摩擦係数μLOより小さいため、搬送方向にSKだけ搬送の進み(集積スキュー)が発生する。このことは、紙葉類Pの下部の摩擦係数が大きいため搬送方向にSKだけ搬送の遅れ(集積スキュー)が発生していることと同じである。
次に、上記集積スキューを軽減する方法を説明する。押し込みローラ73と74は、摩擦係数の異なるゴムローラで構成される。すなわち、上部のゴムローラ表面の摩擦係数は下部のゴムローラ表面の摩擦係数より小さい摩擦係数のゴムローラを使用し、下記、数式(9)がなりたつように上側のゴムローラ表面の摩擦係数及び下側のゴムローラ表面の摩擦係数を設定する。
さらに詳しく説明すると、紙葉類Pが図示矢印E12方向に搬送されているときの搬送力をFとすると、紙葉類Pが押し込みローラ73、74に接触する前は紙葉類Pの上部及び下部で等しい値を示している。この状態で、紙葉類Pが押し込みローラ73、74に接触したとき、紙葉類Pの上部を図示矢印E12方向に搬送する力FUPと紙葉類Pの下部を図示矢印E12に搬送する力FLOの値を概略等しくすることによって集積スキューを低減できる。この関係を数式(5)乃至(11)を用いて説明する。
UP=F−μUPM・・・・・・・・・・・・・・・(5)
LO=F−μLOM・・・・・・・・・・・・・・・(6)
UP=FLO・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7)
F−μUPM=F−μLOM・・・・・・・・・・・・(8)
μUP=μLO−μ ・・・・・・・・・・・・・・・(9)
μUP=μ73:紙葉類Pの上部の摩擦係数・・・・・(10)
μLO=μ74+μ:紙葉類Pの下部の摩擦係数 ・・(11)
μUPM:紙葉類Pの上部の摩擦力
μLOM:紙葉類Pの下部の摩擦力
M:紙葉類Pの質量
μ :紙葉類Pが搬送床面と接触する摩擦係数
上記、数式(9)が成り立つように摩擦係数を設定することによって、紙葉類Pは均一に押し込みローラによって取り込まれ、バックアップローラ71の上に集積される。図7を参照して紙葉類Pが均一に搬送される動作を説明する。図7(A)は、紙葉類Pが図示矢印E2方向に搬送され、押し込みローラ73、74のローラ表面に接触した状態である。このとき、押し込みローラ73、74が回転することによって紙葉類Pは更に取り込まれ図7(B)の状態になる。このとき集積スキューは発生しない。図7(C)は、図7(B)の状態からさらに取り込まれ図7(C)の状態になる。
次に、上記上部の押し込みローラ73の摩擦係数μ73と下部の押し込みローラの摩擦係数μ74とを異なる摩擦係数で構成する方法を説明する。この方法は、ローラ表面のゴム硬度を変えることによって摩擦係数を変える方法である。具体的には、押し込みローラ73の表面を硬度90のウレタンゴムで構成し、押し込みローラ74の表面を硬度60のウレタンゴムで構成する。
以上述べたように本発明によれば、立位状態で搬送される紙葉類を押し込み機構で押し込み集積する際、当該紙葉類の上部を押し込む押し込みローラ表面の摩擦係数を当該紙葉類の下部を押し込む押し込みローラ表面の摩擦係数より紙葉類が搬送床面と接触する摩擦係数だけ小さくすることによって、当該紙葉類を押し込む際に発生する集積スキューを低減することができる。また、この集積スキューが低減することによって集積部の集積異常を低減することができる。
(変形例1)
押し込みローラ73、74の材質を同じにしてローラ幅を変える方法によっても紙葉類Pと接触したときの摩擦力を変えることができる。すなわち、押し込みローラ73のローラ幅を押し込みローラ74の幅より小さくすることによって、押し込みローラ73のローラ表面の摩擦力が押し込みローラ74表面の摩擦力より小さくなるため、上述した実施例と同じ効果を得ることが出来る。
(変形例2)
次に、本発明の変形例2を説明する。上述した実施例及び変形例1は、上部押し込みローラ73表面の摩擦係数を下部押し込みローラ74表面の摩擦係数より小さい摩擦係数の材質にし、図6に示す集積スキューSKを軽減する方法であった。この集積スキューSKを軽減するために、押し込みローラ73と押し込みローラ74の回転速度を下式(12)に示すように設定する方法によっても同様の効果が得られる。すなわち、この方法は集積スキューSKにより発生する押し込みローラ74側の搬送遅れを、この押し込みローラ74の回転速度を上げることによって補う方法である。
73<V74・・・・・・・・・・・・・・・・・(12)
73:押し込みローラ73の回転速度
74:押し込みローラ74の回転速度
以上のべたように本変形例によれば、立位状態で搬送される紙葉類を押し込み機構で押し込み集積する際、当該紙葉類の上部を押し込む押し込みローラ表面の回転速度を当該紙葉類の下部を押し込む押し込みローラ表面の回転速度より集積スキューにより発生する搬送遅れに相当する値だけ速くすることによって、当該紙葉類を押し込む際に発生する集積スキューを低減することができる。また、この集積スキューが低減することによって集積部の集積異常を低減することができる。
本発明の実施例による自動取揃押印機の平面構成図。 本発明の実施例による自動取揃押印機の集積部。 集積部の押し込み機構を説明するスタッカ入口の正面図。 集積部の押し込み機構を説明するスタッカ入口の平面図。 集積部の押し込み機構を説明するスタッカ入口の平面図。 押し込み機構による紙葉類のスキューを説明する図。 集積部の押し込みローラによって紙葉類が集積される様子を説明する図。
符号の説明
P 紙葉類
G1、G2、Gm、Gn ゲート
S スクリュー
1 自動取揃押印機
1a 搬送路
2 取出部
41、42 読取部
43 遅延搬送路
6 押印部
63 遅延搬送路
7 集積部
71 バックアップローラ
72 集積ガイド
73、74 押し込みローラ
75 ベース面
76 サイド壁
77 スライダ機構
78 カップリング
79 スライドレール

Claims (4)

  1. 紙葉類を立位状態で搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される前記紙葉類を区分するゲートと、
    このゲートによって区分された前記紙葉類を集積する集積部と、
    前記ゲートによって区分された前記紙葉類を前記集積部に案内するガイドと、
    このガイドによって案内された前記紙葉類の上部に接触し回転することにより前記集積部に押し込む上部ローラと、
    前記ガイドによって案内された前記紙葉類の下部に接触し回転することにより前記集積部に押し込む下部ローラと、
    前記ガイドにそって案内された前記紙葉類を前記集積部の方向に押し出すように回転するスクリューと、
    前記上部ローラ及び下部ローラによって押し込まれてきた前記紙葉類を立位状態で集積するように付勢するバックアッププレートと、
    このバックアッププレートを前記紙葉類が集積される方向と平行に移動可能なスライダ機構とを備え、
    前記紙葉類と前記上部に配置されたローラとが接触するときの摩擦係数が、前記紙葉類と前記下部に配置されたローラとが接触するときの摩擦係数に比べて小さい値になるように設定することを特徴とする紙葉類の集積装置。
  2. 紙葉類を立位状態で搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される前記紙葉類を区分するゲートと、
    このゲートによって区分された前記紙葉類を集積する集積部と、
    前記ゲートによって区分された前記紙葉類を前記集積部に案内するガイドと、
    このガイドによって案内された前記紙葉類の上部に接触し回転することにより前記集積部に押し込む上部ローラと、
    前記ガイドによって案内された前記紙葉類の下部に接触し回転することにより前記集積部に押し込む下部ローラと、
    前記ガイドにそって案内された前記紙葉類を前記集積部の方向に押し出すように回転するスクリューと、
    前記上部ローラ及び下部ローラによって押し込まれてきた前記紙葉類を立位状態で集積するように付勢するバックアッププレートと、
    このバックアッププレートを前記紙葉類が集積される方向と平行に移動可能なスライダ機構とを備え、
    前記上部ローラの回転速度を前記下部ローラの回転速度より遅くすることを特徴とする紙葉類の集積装置。
  3. 前記スライダ機構は、
    前記紙葉類を立位状態で集積する前記バックアッププレートの一端を固定するカップリングと、
    このカップリングを前記紙葉類の集積する方向と平行に移動可能に配置したスライドレールと、
    前記紙葉類が前記上部ローラ、前記下部ローラ及び前記スクリューを備えた押し込み手段によって前記バックアッププレートの上に押し出されたとき、上記スライドレールに沿って前記バックアッププレートを前記押し込み手段から遠ざかる方向に移動する移動手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の紙葉類の集積装置。
  4. 前記移動手段はさらに、
    前記バックアッププレートに集積された前記紙葉類がこのバックアッププレートから抜き取られたときに、このバックアッププレートを前記押し込み手段に近づける方向に移動できるようにしたことを特徴とする請求項3記載の紙葉類の集積装置。
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EP2479128A1 (de) * 2011-01-25 2012-07-25 Siemens Aktiengesellschaft Stapelvorrichtung mit einem schrägen Anschlagelement für flache Gegenstände
JP2015500739A (ja) * 2011-12-23 2015-01-08 ソリスティック 不均一な物理的特徴を有する扁平物品を仕分けるための仕分け機、及び前記扁平物品を仕分ける方法
JP2015500740A (ja) * 2011-12-22 2015-01-08 ソリスティック 複数の区画を含むトレーの端に扁平物品を段積み及び載荷する装置及び方法、郵便物仕分け機、並びに郵便物の仕分け方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2479128A1 (de) * 2011-01-25 2012-07-25 Siemens Aktiengesellschaft Stapelvorrichtung mit einem schrägen Anschlagelement für flache Gegenstände
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JP2015500739A (ja) * 2011-12-23 2015-01-08 ソリスティック 不均一な物理的特徴を有する扁平物品を仕分けるための仕分け機、及び前記扁平物品を仕分ける方法

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