JP2005349298A - 汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】汚水中に含まれる夾雑物を1つの装置の円筒スクリーンにて捕捉、圧砕し、さらに、この夾雑物を洗浄、脱水し、効果的に処理することができるようにした汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置を提供すること。
【解決手段】円筒形スクリーン2の内部にスクリュー羽根3を回転可能に配設するとともに、この円筒形スクリーン2を、受水槽11と排水槽12との境界位置にて流入汚水を本流と分岐流とに分かれて供給するようにして配設し、かつ円筒形スクリーン2内で回転するスクリュー羽根3のピッチを、夾雑物除去工程と、洗浄工程とで変えることで、夾雑物除去搬送速度と洗浄速度を制御するようにする。
【選択図】図1
【解決手段】円筒形スクリーン2の内部にスクリュー羽根3を回転可能に配設するとともに、この円筒形スクリーン2を、受水槽11と排水槽12との境界位置にて流入汚水を本流と分岐流とに分かれて供給するようにして配設し、かつ円筒形スクリーン2内で回転するスクリュー羽根3のピッチを、夾雑物除去工程と、洗浄工程とで変えることで、夾雑物除去搬送速度と洗浄速度を制御するようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置に関し、特に、汚水中に含まれる夾雑物(ごみ又はし渣)を1つの装置の円筒スクリーンにて捕捉、圧砕し、さらに、この夾雑物を洗浄、脱水し、効果的に処理するようにした汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置に関するものである。
従来、下水処理設備などの前処理工程において、汚水中に含まれる夾雑物を除去し、ごみとして捕捉されたものを衛生的に処理する手段として、例えば、スクリーン機構(夾雑物除去装置)と脱水機構(し渣脱水装置)とをフロー中に備えるように構成するか、又はこれら2つのスクリーン機構と脱水機構を単純に組み合わせてユニット化したスクリーンユニット等を用いた装置が提案されている。
ところで、上記従来のスクリーン機構と脱水機構とを組み合わせてユニット化している汚水中の夾雑物除去、脱水装置においては、どちらか一方に不具合が生じれば全体が使用不可能となり、機器のメンテナンス性が悪いという問題があった。
そこで、この問題点を解決するために提案されているスクリュー式脱水機は、2つの機能を兼ね備えて汚水中に含まれる夾雑物(ごみ又はし渣)を除去すると共に、同時に脱水できるようにしている。
このスクリュー式脱水機は、円筒形のスクリーン内にスクリュー羽根を回転可能に配設し、夾雑物を含む汚水を、スクリュー羽根が回転する円筒形スクリーン内に投入することで、夾雑物を除去し、かつ脱水処理するようにしているが、この円筒形スクリーン内にて回転するスクリュー羽根のピッチが、その始端から終端に至るまで同じピッチとなるようにし、しかも夾雑物の搬送速度を考慮し、スクリュー羽根ピッチをできるだけ大きくなるように設定している。
そこで、この問題点を解決するために提案されているスクリュー式脱水機は、2つの機能を兼ね備えて汚水中に含まれる夾雑物(ごみ又はし渣)を除去すると共に、同時に脱水できるようにしている。
このスクリュー式脱水機は、円筒形のスクリーン内にスクリュー羽根を回転可能に配設し、夾雑物を含む汚水を、スクリュー羽根が回転する円筒形スクリーン内に投入することで、夾雑物を除去し、かつ脱水処理するようにしているが、この円筒形スクリーン内にて回転するスクリュー羽根のピッチが、その始端から終端に至るまで同じピッチとなるようにし、しかも夾雑物の搬送速度を考慮し、スクリュー羽根ピッチをできるだけ大きくなるように設定している。
このため、このスクリュー式脱水機は、スクリュー羽根ピッチが全長において同じピッチで、しかも円筒形スクリーン周面のスリットの清掃を効率良く行うため、ある程度の高速で運転されており、夾雑物の除去工程では搬送速度が早くなるので効率的に除去できる反面、洗浄工程においても等速の高速であるため、夾雑物の十分な洗浄処理ができないという問題があった。
本発明は、上記従来のスクリュー式脱水機の有する問題点に鑑み、汚水中に含まれる夾雑物を1つの装置の円筒スクリーンにて捕捉、圧砕し、さらに、この夾雑物を洗浄、脱水し、効果的に処理することができるようにした汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置は、円筒形スクリーン内部にスクリュー羽根を回転可能に配設するとともに、該円筒形スクリーンを、受水槽と排水槽との境界位置にて流入汚水を本流と分岐流とに分かれて供給するようにして配設し、かつ円筒形スクリーン内で回転するスクリュー羽根ピッチを、夾雑物除去工程と、洗浄工程とで変えることで、夾雑物除去搬送速度と洗浄速度を制御するように構成したことを特徴とする。
この場合において、円筒形スクリーンを、傾斜して配設することができる。
また、洗浄工程におけるスクリュー羽根ピッチを、夾雑物除去工程におけるスクリュー羽根ピッチよりも小となるように形成することができる。
また、この場合において、洗浄工程におけるスクリュー羽根ピッチを、段階的に小となるように形成することができる。
本発明の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置によれば、円筒形スクリーン内部にスクリュー羽根を回転可能に配設するとともに、該円筒形スクリーンを、受水槽と排水槽との境界位置にて流入汚水を本流と分岐流とに分かれて供給するようにして配設し、かつ円筒形スクリーン内で回転するスクリュー羽根ピッチを、夾雑物除去工程と、洗浄工程とで変えることで、夾雑物除去搬送速度と洗浄速度を制御するようにしているから、簡単な装置で捕捉夾雑物の、特に腐敗性有機物をより多く洗い流すことができ、取扱性の良いし渣とすることができる。
また、円筒形スクリーンを、傾斜して配設することにより、脱水性能を向上することができる。
また、洗浄工程におけるスクリュー羽根ピッチを、夾雑物除去工程におけるスクリュー羽根ピッチよりも小となるように形成することにより、スクリュー羽根が同じ回転速度で駆動されていても、洗浄工程においてはその搬送速度が必然的に遅くなるので、洗浄時間が長くなってより確実に洗浄することができる。
また、洗浄工程におけるスクリュー羽根ピッチを段階的に小となるように形成することにより、洗浄工程における夾雑物の搬送速度が徐々に遅くなるので、夾雑物と洗浄用汚水との接触時間が徐々に長くなるようになり、夾雑物に付着していた腐敗性有機物等の洗浄除去がより確実に行うことができる。
以下、本発明の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図2に、本発明の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置の一実施例を示す。
この汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置は、夾雑物除去脱水装置1の上部位置に配設した受水槽11と、下部位置に配設した排水槽12との境界位置にて傾斜するようにして円筒形スクリーン2を配設し、この円筒形スクリーン2内を捕捉圧砕ゾーンA、洗浄ゾーンB、圧密脱水ゾーンCの3区画に分けるとともに、円筒形スクリーン内に回転可能とし、かつ捕捉圧砕ゾーンAでは羽根ピッチが大、洗浄ゾーンBでは羽根ピッチが小となるようにしたスクリュー羽根3を配設し、このスクリュー軸4の一端を駆動装置5にて駆動するようにし、かつ受水槽11内に流入する汚水を分岐し、その本流側を円筒形スクリーン2の捕捉圧砕ゾーンA内に、分岐流側を洗浄ゾーンB側へ流入するように構成するようにしている。
この汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置は、夾雑物除去脱水装置1の上部位置に配設した受水槽11と、下部位置に配設した排水槽12との境界位置にて傾斜するようにして円筒形スクリーン2を配設し、この円筒形スクリーン2内を捕捉圧砕ゾーンA、洗浄ゾーンB、圧密脱水ゾーンCの3区画に分けるとともに、円筒形スクリーン内に回転可能とし、かつ捕捉圧砕ゾーンAでは羽根ピッチが大、洗浄ゾーンBでは羽根ピッチが小となるようにしたスクリュー羽根3を配設し、このスクリュー軸4の一端を駆動装置5にて駆動するようにし、かつ受水槽11内に流入する汚水を分岐し、その本流側を円筒形スクリーン2の捕捉圧砕ゾーンA内に、分岐流側を洗浄ゾーンB側へ流入するように構成するようにしている。
なお、本実施例においては、脱水性能の向上を目途として、円筒形スクリーン2を、先端側を上に傾斜して配設するようにしているが、例えば、円筒形スクリーン2を、略水平に配設することもできる。
また、所要の径と長さを有する円筒形スクリーン2は、流入汚水を濾過できるよう、その周面にはリットを設けるか、多数の小孔を形成して夾雑物を流入汚水の濾過にて捕捉し易いように形成する。このスリットの形状、穿孔等に関しては、夾雑物(ごみ)の捕捉目的や通水能力に応じて自由に設定できるものとし、これは特に限定されるものではないが、例えば、円筒形スクリーン2において捕捉圧砕ゾーンAの汚水流入口21の下部位置及び洗浄ゾーンBの汚水流入口22の下部位置となるスクリーン部の区間では多量の汚水が濾過されて流水されるようスリットの数を多くしたり、スリット幅を大とし、この汚水流入口21、22の下部位置を過ぎた位置の脱離水排水部の区間では、夾雑物の加圧脱水時に漏出する脱離汚水のみを通水するだけで良いため、流出汚水量も少なくなるので、スリットの数及びその幅を、スクリーン部よりも少なく、かつスリット幅を小とすることができる。
流入汚水は、受水槽11内に設けた流入樋(図示省略)を経て本流と分岐流とに分岐して供給するようにするとともに、流入汚水の本流側が、円筒形スクリーン2の下方側に形成した汚水流入口21を経て円筒形スクリーン2内へ、また分岐流側が円筒形スクリーン2の上方側に形成した汚水流入口22を経て円筒形スクリーン2内へ、それぞれ流入するようにする。
この汚水流入口21は、円筒形スクリーン2においてその下方側の上面で、流入汚水中の夾雑物を捕捉し、かつ回転するスクリュー羽根3にて圧砕され易い位置に形成する。これにより、捕捉圧砕ゾーンAで汚水中の夾雑物が捕捉され、かつ回転するスクリュー羽根3にて圧砕されつつ、次の洗浄ゾーンB側へ搬送されるようにする。
この汚水流入口21は、円筒形スクリーン2においてその下方側の上面で、流入汚水中の夾雑物を捕捉し、かつ回転するスクリュー羽根3にて圧砕され易い位置に形成する。これにより、捕捉圧砕ゾーンAで汚水中の夾雑物が捕捉され、かつ回転するスクリュー羽根3にて圧砕されつつ、次の洗浄ゾーンB側へ搬送されるようにする。
また、円筒形スクリーン2の内部に回転可能に配設するスクリュー羽根3は、そのスクリュー軸4の一端部、例えば、基端側部に配設したモータ、減速機などよりなる駆動装置5にて所定の回転速度で回転駆動するようにするとともに、他端の排出側先端部には、隣接するようにしてし渣排出シュート8を配設する。
このスクリュー羽根3は、駆動装置5にて回転駆動されるスクリュー軸4の外周部に螺旋状にし、特に限定されるものではないが、例えば、捕捉圧砕ゾーンAと洗浄ゾーンBとの境目に三日月形をした圧砕板6を配設し、この圧砕板6を介してスクリュー羽根3を2分割、すなわち、捕捉圧砕ゾーンAと、洗浄ゾーンBとに分けて配設するようにする。
この捕捉圧砕ゾーンAにおけるスクリュー羽根3のピッチは、図1及び図2に示すように、捕捉夾雑物の搬送速度を考慮し、スクリュー羽根ピッチをできるだけ大きくなるように設定しているが、洗浄ゾーンBにおけるスクリュー羽根3のピッチは、図1及び図2に示すように、捕捉圧砕ゾーンAにおけるスクリュー羽根3のピッチよりも小となるように設定している。これは、スクリュー羽根3の回転により円筒形スクリーン内を搬送される捕捉夾雑物が汚水流入口22を経て流入する汚水にてできるだけ長い時間に亘って洗浄されるように、洗浄ゾーンBにおける夾雑物の搬送速度が遅くなるようにして定める。
この洗浄ゾーンBにおけるスクリュー羽根3のピッチは、図1及び図2(A)に示すように、 捕捉圧砕ゾーンAにおけるスクリュー羽根3のピッチとは区画されるように、互いに異なるようにしているが、これは特に限定されるものではなく、例えば、図2(B)に示すように捕捉圧砕ゾーンAにおけるスクリュー羽根3のピッチより段階的に徐々に小となるように形成することもできる。
この捕捉圧砕ゾーンAにおけるスクリュー羽根3のピッチは、図1及び図2に示すように、捕捉夾雑物の搬送速度を考慮し、スクリュー羽根ピッチをできるだけ大きくなるように設定しているが、洗浄ゾーンBにおけるスクリュー羽根3のピッチは、図1及び図2に示すように、捕捉圧砕ゾーンAにおけるスクリュー羽根3のピッチよりも小となるように設定している。これは、スクリュー羽根3の回転により円筒形スクリーン内を搬送される捕捉夾雑物が汚水流入口22を経て流入する汚水にてできるだけ長い時間に亘って洗浄されるように、洗浄ゾーンBにおける夾雑物の搬送速度が遅くなるようにして定める。
この洗浄ゾーンBにおけるスクリュー羽根3のピッチは、図1及び図2(A)に示すように、 捕捉圧砕ゾーンAにおけるスクリュー羽根3のピッチとは区画されるように、互いに異なるようにしているが、これは特に限定されるものではなく、例えば、図2(B)に示すように捕捉圧砕ゾーンAにおけるスクリュー羽根3のピッチより段階的に徐々に小となるように形成することもできる。
なお、圧密ゾーンCにおいては、圧密ゾーンCの先端部分までスクリュー羽根3を配設することもできるが、図示の実施例のように、圧密ゾーンCの先端部分にはスクリュー羽根3を配設しなくても良い。
これにより、駆動装置5よりスクリュー軸4を介してスクリュー3を回転駆動することにより、円筒スクリーン2内で、特に捕捉圧砕ゾーンA部で捕捉された夾雑物を加圧、圧砕しながら洗浄ゾーンBにて洗浄した後、圧密して圧密脱水ゾーンCの先端からし渣排出シュート8内へ排出するようにする。
これにより、駆動装置5よりスクリュー軸4を介してスクリュー3を回転駆動することにより、円筒スクリーン2内で、特に捕捉圧砕ゾーンA部で捕捉された夾雑物を加圧、圧砕しながら洗浄ゾーンBにて洗浄した後、圧密して圧密脱水ゾーンCの先端からし渣排出シュート8内へ排出するようにする。
また、円筒形スクリーン2の内周面には、捕捉圧砕ゾーンAと洗浄ゾーンBとの境目の分割されたスクリュー羽根3の無い位置に圧砕板6を、円筒形スクリーン2の先端排出口位置に背圧板7をそれぞれ配設する。
この圧砕板6は三日月形をしており、円筒スクリーン2の下部内周面に添うように配設する。これにより、スクリュー3が回転駆動するとき、捕捉圧砕ゾーンAで捕捉された夾雑物が円筒形スクリーン2内を搬送されることによって、夾雑物に圧力が加わるようになって加圧され、かつ未破砕物が圧砕されるようになる。
また、洗浄ゾーンBにて洗浄された夾雑物が、スクリュー羽根3の回転駆動により圧密脱水ゾーンC内を搬送されるとき、背圧板7にて圧力が加えられるようになって加圧され、脱水されるようになる。
この背圧板7は、特に限定されるものではないが、例えば、合成ゴム等にて形成し、ある一定の圧力が加わると変形するようにし、これにより背圧板にて夾雑物に設定圧力以上の圧力を加えて圧密するようにする。
この圧砕板6は三日月形をしており、円筒スクリーン2の下部内周面に添うように配設する。これにより、スクリュー3が回転駆動するとき、捕捉圧砕ゾーンAで捕捉された夾雑物が円筒形スクリーン2内を搬送されることによって、夾雑物に圧力が加わるようになって加圧され、かつ未破砕物が圧砕されるようになる。
また、洗浄ゾーンBにて洗浄された夾雑物が、スクリュー羽根3の回転駆動により圧密脱水ゾーンC内を搬送されるとき、背圧板7にて圧力が加えられるようになって加圧され、脱水されるようになる。
この背圧板7は、特に限定されるものではないが、例えば、合成ゴム等にて形成し、ある一定の圧力が加わると変形するようにし、これにより背圧板にて夾雑物に設定圧力以上の圧力を加えて圧密するようにする。
なお、し渣排出シュート8の下方位置にはし渣箱9(交換式とすることができる。)を配設し、し渣排出シュート8より排出される脱水、圧密脱水されたし渣を受け止めるようにし、定期的に或いは任意のときにこれを取り出し、排出するようにする。
次に、本発明の作用について説明する。
受水槽11内に流入する流入汚水は、図1に示すように、その本流は直接汚水流入口21より円筒形スクリーン2の捕捉圧砕ゾーンA内に流入し、また分岐された分岐流は汚水流入口22を経て円筒形スクリーン2の洗浄ゾーンB内へ直接供給される。このように汚水が円筒形スクリーン2の汚水流入口21より捕捉圧砕ゾーンA内へ供給されることにより、供給汚水中に含まれる夾雑物は捕捉圧砕ゾーンA部にて濾過され、固形物である夾雑物のみ捕捉され、汚水は該捕捉圧砕ゾーンA部を経て下部の排水槽12内へ導かれ、排水口12aから排水される。この場合、円筒形スクリーン2のスクリュー羽根3が駆動装置5にて回転駆動されているから、捕捉圧砕ゾーンA部にて捕捉された夾雑物は洗浄ゾーンBへ向かって搬送される。
受水槽11内に流入する流入汚水は、図1に示すように、その本流は直接汚水流入口21より円筒形スクリーン2の捕捉圧砕ゾーンA内に流入し、また分岐された分岐流は汚水流入口22を経て円筒形スクリーン2の洗浄ゾーンB内へ直接供給される。このように汚水が円筒形スクリーン2の汚水流入口21より捕捉圧砕ゾーンA内へ供給されることにより、供給汚水中に含まれる夾雑物は捕捉圧砕ゾーンA部にて濾過され、固形物である夾雑物のみ捕捉され、汚水は該捕捉圧砕ゾーンA部を経て下部の排水槽12内へ導かれ、排水口12aから排水される。この場合、円筒形スクリーン2のスクリュー羽根3が駆動装置5にて回転駆動されているから、捕捉圧砕ゾーンA部にて捕捉された夾雑物は洗浄ゾーンBへ向かって搬送される。
この搬送時、捕捉圧砕ゾーンAと洗浄ゾーンBとの境目には三日月形の圧砕板6が配設されているので、この圧砕板6にて搬送される捕捉夾雑物に圧力が加わるようになって、捕捉夾雑物の未破砕物が圧砕されるようになる。そして捕捉圧砕ゾーンAを経て洗浄ゾーンB内へ搬送されてきた夾雑物は、汚水流入口22より供給される分岐流にて洗浄されるが、この洗浄ゾーンB内でのスクリュー羽根ピッチが小となっているので、スクリュー羽根3の回転による搬送速度は、捕捉圧砕ゾーンAよりも遅くなる。このため、夾雑物、特に腐敗性有機物は回転するスクリュー羽根3にてゆっくりと搬送されるとき、汚水流入口22より供給される分岐流にて十分な洗い流しが行えるようにして洗浄される。
この洗浄後の夾雑物は、さらに回転するスクリュー羽根3により圧密脱水ゾーンC内を搬送されるとき、背圧板7にて圧力が加えられるようになって脱水され、円筒形スクリーン2の先端からし渣排出シュート8内へ排出される。
なお、洗浄ゾーンB内を経た洗浄後の分岐流は、下部の排水槽12内へ導かれ、捕捉圧砕ゾーンAを経て濾過された汚水と一緒になって排水口12aから排水される。
この洗浄後の夾雑物は、さらに回転するスクリュー羽根3により圧密脱水ゾーンC内を搬送されるとき、背圧板7にて圧力が加えられるようになって脱水され、円筒形スクリーン2の先端からし渣排出シュート8内へ排出される。
なお、洗浄ゾーンB内を経た洗浄後の分岐流は、下部の排水槽12内へ導かれ、捕捉圧砕ゾーンAを経て濾過された汚水と一緒になって排水口12aから排水される。
このようにし渣排出シュート8内へ排出された脱水圧密された夾雑物は、洗浄時間を制御することで、腐敗性有機物をより多く洗い流すことができ、取扱性の良いし渣とすることができる。これをし渣排出シュート8内を経て下部のし渣箱9内に排出され、このし渣箱毎定期的に或いは任意に外部へ排出されるものである。
以上、本発明の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置について、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置は、夾雑物を含む汚水を連続的に、衛生的に処理するという特性を有していることから、小規模の下水処理の用途に好適に用いることができるほか、例えば、農業用給水の用途にも用いることができる。
A 捕捉圧砕ゾーン
B 洗浄ゾーン
C 圧密脱水ゾーン
1 夾雑物除去脱水装置
11 受水槽
12 排水槽
2 円筒形スクリーン
21 汚水流入口
22 汚水流入口
3 スクリュー羽根
4 スクリュー軸
5 駆動装置
6 圧砕板
7 背圧板
8 し渣排出シュート
9 し渣箱
B 洗浄ゾーン
C 圧密脱水ゾーン
1 夾雑物除去脱水装置
11 受水槽
12 排水槽
2 円筒形スクリーン
21 汚水流入口
22 汚水流入口
3 スクリュー羽根
4 スクリュー軸
5 駆動装置
6 圧砕板
7 背圧板
8 し渣排出シュート
9 し渣箱
Claims (4)
- 円筒形スクリーン内部にスクリュー羽根を回転可能に配設するとともに、該円筒形スクリーンを、受水槽と排水槽との境界位置にて流入汚水を本流と分岐流とに分かれて供給するようにして配設し、かつ円筒形スクリーン内で回転するスクリュー羽根ピッチを、夾雑物除去工程と、洗浄工程とで変えることで、夾雑物除去搬送速度と洗浄速度を制御するように構成したことを特徴とする汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置。
- 円筒形スクリーンを、傾斜して配設したことを特徴とする請求項1記載の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置。
- 洗浄工程におけるスクリュー羽根ピッチを、夾雑物除去工程におけるスクリュー羽根ピッチよりも小となるように形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置。
- 洗浄工程におけるスクリュー羽根ピッチを、段階的に小となるように形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004172369A JP2005349298A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | 汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004172369A JP2005349298A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | 汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005349298A true JP2005349298A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35584193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004172369A Pending JP2005349298A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | 汚水中の夾雑物の圧砕、洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005349298A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101433316B1 (ko) | 2012-05-11 | 2014-08-25 | 여미경 | 스크린 겸용 이물질 처리기 |
CN109811875A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-05-28 | 河北工业大学 | 一种多功能吸污车 |
-
2004
- 2004-06-10 JP JP2004172369A patent/JP2005349298A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101433316B1 (ko) | 2012-05-11 | 2014-08-25 | 여미경 | 스크린 겸용 이물질 처리기 |
CN109811875A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-05-28 | 河北工业大学 | 一种多功能吸污车 |
CN109811875B (zh) * | 2019-03-25 | 2024-03-19 | 河北工业大学 | 一种多功能吸污车 |
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