JP2005348463A - 可動部材の搬送方法及び搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭い配管内や構造物外面において機材を効率よく移動させることができる搬送装置を提供する。
【解決手段】可撓性を有する樹脂製基材38内にリニアモータのコイル40が複数埋設された軌道部材12と、前記リニアモータのマグネットが設けられた可動部材20,30とを備え、前記可動部材20,30を前記軌道部材12に装着した状態で前記コイル40へ通電し、前記軌道部材12に沿って前記可動部材20,30を移動させる。
【選択図】図5

Description

この発明はリニアモータを使用した可動部材の搬送方法及び搬送装置に係り、特に、配管内など人間が立ち入ることのできない場所に必要な機材を移送し、点検や修理等の作業を遠隔的に実施するための可動部材の搬送方法及び搬送装置に関する。
複雑に分岐した狭い配管内部等、人間が立ち入ることのできない場所における腐食や亀裂等の劣化を点検、修理するため、これまではリモートコントロール型のロボットを問題箇所まで移動させることが行われてきた。例えば、特許文献1に記載のロボット(配管内走行装置)の場合、配管断面における反対方向に拡縮可能に設けられた複数の車輪群からなる2組の走行車輪を備え、各走行車輪を管壁に押し付けた状態で走行するように構成されている。このロボットでは、走行車輪が拡縮可能に支持されているため、管径の変化に対応し、段差を乗り越えることや分岐部分を通過することも可能となっている。
特開平8−230666号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示されたロボットの場合、移動機能は走行車輪によって得ているので、直管ならいざ知らず、配管の変形や曲率に対応して移動する場合にはどうしても移動速度が遅くならざるを得なかった。また、例えば点検用ロボットを配管内で移動させ、破損個所を発見した際には当該ロボットを一旦戻した後、必要な機材を搭載した修理用ロボットを該当個所まで移動させる必要があるが、前述のように移動速度が遅いため、各ロボットの移動に相当の時間が必要であって。また、各ロボットが無軌道で移動するため位置再現性に劣り、点検用ロボットが発見した破損個所に修理用ロボットを迅速に導くことが困難であった。
この発明は、このような従来の技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、狭い配管内や構造物外面において機材を効率よく移動させることができる搬送装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、第1の手段は、可撓性を備えた基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方を複数埋設させた軌道部材と、リニアモータのコイルまたはマグネットの他方を備えた可動部材からなり、該可動部材を前記軌道部材に係合させた状態で前記コイルに通電することより、前記軌道部材に沿って前記可動部材を移動させることを特徴としている。
この搬送システムは、可動部材を配管内等に挿通された軌道部材に沿ってリニアモータで移動させる方式であるため、従来のように車輪走行型のロボットを使う場合に比べ迅速に必要機材を目的の場所に搬送することができる。軌道部材自体は可撓性を備えているため、複雑に湾曲した配管内等に比較的自由に挿通することができる。
なお、この発明は配管内における従来の搬送システムの問題点を解決することを出発点としているため、以下においても配管内における搬送システムを念頭において説明するが、その応用範囲は配管内に限定されるものではない。
第2の手段は、可撓性を備えた基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方を複数埋設させた軌道部材と、リニアモータのコイルまたはマグネットの他方を備えた複数の可動部材からなり、各可動部材を前記軌道部材に係合させた状態で前記コイルに通電することより、前記軌道部材に沿って各可動部材を移動させることを特徴としている。
このように、複数の可動部材を備えることにより、例えば軌道部材固定用の機能を備えた可動部材、点検用の機材を搭載した可動部材、修理用の機材を搭載した可動部材などを同時に運用することが可能となり、作業の効率化を実現できる。
第3の手段は、可撓性を備えた基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方が複数埋設され、配管内面へ固定するための第1の固定手段を両端部にそれぞれ備えた軌道部材に、前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方が設けられ、第2の固定手段を備えた可動部材を装着し、前記第1の固定手段間の前記軌道部材に前記可動部材が装着された状態で前記第1の固定手段によって前記軌道部材を配管内面に固定し、前記コイルに通電して前記軌道部材に沿って前記可動部材を移動させ、前記第2の固定手段によって前記可動部材を配管内面に固定し、前記コイルに通電して前記可動部材を基点にして前記軌道部材を移動させることを特徴としている。
この場合、可動部材と軌道部材とが交互に配管内を移動することが可能となり、比較的短めの軌道部材を用いて可動部材を配管内の奥まで搬送することが可能となる。
第4の手段は、可撓性を備えた基材内にリニアモータのコイルを複数埋設させた軌道部材と、リニアモータのマグネット及び配管内面への固定手段を備えた第1の可動部材と、リニアモータのマグネットを備えた第2の可動部材からなり、前記軌道部材は先端部に埋設された1又は複数のコイルからなる第1の駆動系統と、他の複数のコイルからなる第2の駆動系統を備えており、各可動部材を前記軌道部材に係合させた状態で前記第1の駆動系統及び第2の駆動系統のコイルに通電することより、配管内に挿通された前記軌道部材に沿って前記第1の可動部材を移動させ、軌道部材の先端部に係合すると共に、前記固定手段によって軌道部材を配管内面に固定し、前記第1の駆動系統のコイルへの通電を停止した状態で第2の駆動系統のコイルに通電することにより、前記第2の可動部材を前記軌道部材に沿って移動させることを特徴としている。
この手段では、配管内に挿通された軌道部材の先端部を第1の可動部材によって固定し、軌道部材の配置や形状を安定させた後、第2の可動部材を軌道部材に沿ってリニアモータで移動させる方式であるため、必要機材を目的の場所に迅速に搬送することができる。しかも、第1の可動部材が軌道部材の先端部に到達した時点で第1の駆動系統に対する通電を停止し、第2の駆動系統に対してのみ通電することにより、第2の可動部材を第1の可動部材と切り離して往復移動させることが可能となる。
この場合、前記第1の可動部材内にはレールが設けられ、第2の可動部材内に格納された搬送対象物が前記レールに沿って第1の可動部材側に移動するように構成することができる。この結果、第2の可動部材によって搬送した対象物を第1の可動部材内を通過させ、さらに前方に位置する配管内面に到達させることが可能となる。
第5の手段は、可撓性を備えた基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方を複数埋没させた軌道部材と、前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方を備えた可動部材とを備え、前記軌道部材を構造物の外面の任意位置に設置し、前記可動部材を前記軌道部材に装着した状態で前記コイルへ通電し、前記軌道部材に沿って前記可動部材を移動させことを特徴としている。
この手段では、軌道部材に可撓性を持たせ、構造物の外面形状に合わせて軌道部材を設置するので、構造物の外面に必要機材を搬送することができる。
なお、これらの手段において、前記軌道部材に当該起動部材と可動部材との相対的な位置を検出する位置検出手段を所定の間隔で埋設させると、可動部材の現在位置を正確に検出することが可能となる。
また、前記リニアモータをステッピングモータ型のリニアモータによって構成すると、入パルス数によって可動部材の現在位置を正確に検出することが可能となる。
また、前記軌道部材に電源供給線及び信号線などの電線を埋設し、前記可動部材に前記電線の端子部または他の可動部材の電線の端子部と接続するためのコネクタを設けると、前記軌道部材経由で各可動部材に対して電力を供給したり、制御信号をやり取りすることが可能となる。
また、前記軌道部材にパイプを埋設し、前記可動部材に前記パイプの端子部または他の可動部材のパイプの端子部と接続するためのコネクタを設けると、前記軌道部材経由で各可動部材に対して空圧、水圧、油圧等の動力を供給することが可能となる。
また、前記軌道部材の側面に溝を形成し、前記可動部材に前記溝と係合するためのホイールを設けると、可動部材の移動がより円滑化される。この場合、ホイールの軸受をバネなどの弾性材によって支持し、それぞれの突出量に一定の柔軟性(伸縮性)を持たせると、軌道部材側面の凹凸を吸収できる。
また、前記可動部材の外面にローラを設けると、そのローラを配管等の内面に接触させることにより、可動部材の移動をより円滑化させることができる。この場合、ローラの軸受をバネなどの弾性材によって支持し、それぞれの突出量に一定の柔軟性(伸縮性)を持たせると、配管内面の凹凸や管径の変化を吸収できる。
さらに、前記コイルを炭素繊維から構成し、あるいは炭素繊維の表面に金属コーティングを施すと、炭素繊維は軽量性に優れる導電材であるため、軌道部材または可動部材の軽量化を実現できる。
本発明によれば、可動部材を前記軌道部材に装着した状態で前記コイルへ通電し、前記軌道部材に沿って前記可動部材を移動させるので、従来のような車輪走行式のロボットを使う場合に比べ迅速に必要機材を目的の場所に搬送することができる。また、軌道部材自体は可撓性を備えているため、複雑に湾曲した配管内等に比較的自由に挿通することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1ないし図4は本発明の第1の実施形態に係る搬送装置を使用した搬送システムの構成及び動作を示す説明図である。
第1の実施形態に係る搬送装置は、図1に示すようにリニアモータ用のコイルを複数内装し、可撓性を有する第1の軌道部材12と、この第1の軌道部材12に移動可能に取り付けられ、リニアモータ用のマグネット及び固定手段を備えた第1の可動部材20と、前記第1の軌道部材に12に移動可能に取り付けられ、リニアモータ用のマグネット及び固定手段を備えた第2の可動部材30と、前記リニアモータ用のコイルの通電制御を行う図示しない制御装置とから基本的に構成されている。
第1の軌道部材12の先端部14には、CCDカメラ16とリングライト18が取り付けられている。第1及び第2の稼動部材30の外周面には配管10の内面に接する複数個のローラ56と、固定手段として複数本のクランパ24が設けられている。
大略、このように構成された搬送装置では、まず、図1に示すように、複雑に湾曲かつ分岐した配管10内に前記リニアモータ用のコイルを複数内装した第1の軌道部材12を挿通させ、必要な箇所で停止させる。第1の軌道部材12は可撓性を備えているため、図示の通り、配管10の湾曲部10aをも通過して先端部14を前方に押し進めることができる。第1の軌道部材12の頂部には前述のようにCCDカメラ16等の撮像装置及びリングライト18等の照明装置が取り付けられており、オペレータはモニタ画面を監視することによって必要箇所(例えば破損部分)を容易に発見することができる。
次に、図2に示すように、リニアモータ用のマグネット及びクランパ24を備えた第1の可動部材20を第1の軌道部材12に係合(挿通)させた状態で配管10内にセットし、第1の軌道部材12のコイルに通電すると、第1の可動部材20は第1の軌道部材12に沿って配管10内を移動する。なお、前記通電は図示しない制御装置によって行われ、制御装置は第1の駆動部材20を第1の軌道部材12の先端部14側に進行させるように前記コイルに通電する。そして、図3に示すように、第1の可動部材20の上端部22が第1の軌道部材12の先端部14に当接すると、クランパ24を外側に向けて張り出させ、配管10の内面に所定の接触圧で当接させる。この結果、第1の軌道部材12は第1の可動部材20によって配管10内の所定位置に安定した状態で固定される。前記クランパ24の突出動作も前記制御装置によって行われる。
その後、前記リニアモータ用のマグネット及び固定手段を備えた第2の可動部材30を第1の軌道部材12に係合(挿通)した状態で配管10内にセットし、第1の軌道部材12のコイルに前述のように制御装置から通電すると、第2の可動部材30は第1の軌道部材12に沿って配管10内を移動する。そして、図4に示すように、第2の可動部材30の上端部32が第1の可動部材20の下端部26に接触すると、前記第1の可動部材20と同様にクランパ24を外側に向けて張り出させ、配管10の内面に当接させ、第2の可動部材30を前記位置で安定した状態で固定する。
この状態において、第2の可動部材30内に格納されていた機材36を第1の可動部材20の内部空間を通過させて第1の軌道部材12の先端部14側に導出し、必要な作業を遠隔的に実施する。他の機材に交換する必要が生じた場合、第2の可動部材30を第1の軌道部材12に沿って元の位置まで移動させ、機材を交換した後に第1の可動部材20側に再度移動させる。
前記第1の軌道部材12は、図5の模式図に示すように、可撓性を備えた樹脂製基材38内に多数のコイル40を埋設させたものよりなる。また、前記基材38内の空きスペースには、複数の電線42、パイプ44及びホール素子等の磁気センサ45が予め埋設されている。前記電線42の一部は、第1の軌道部材12に装着されたリングライト18への電源供給ラインとして、あるいはCCDカメラ16や磁気センサ45からの信号ラインとして利用される。また、残りの電線42は、第1の可動部材20や第2の可動部材30への電源供給ラインとして、あるいは両可動部材20,30を制御するための信号ライン等として利用される。前記パイプ44は、第1の可動部材20や第2の可動部材30へのエア供給ライン等として利用される。
すなわち、第1の可動部材20の上端部22には、第1の軌道部材12の電線42の端子部42aと接続するためのコネクタ46aや、パイプ44の端子部44aと接続するためのコネクタ48aが設けられている。そして、第1の可動部材20の上端部22が第1の軌道部材12の先端部14に当接した際に、コネクタ46a,48aが各端子部42a,44aに接続されるようになっており、その接続の結果、第1の可動部材20に電源や制御信号、エア等が供給される。また、第2の可動部材30の上端部32にもコネクタ50,52が設けられており、第1の可動部材20の下端部26に接した際に、第1の可動部材20の端子部48b,46bとそれぞれ連結され、第1の軌道部材12から電源や制御信号、エアの供給を第1の可動部材20経由で受けることができる。前記磁気センサ45は、前記基材38の長手方向に沿って一定の間隔で配置されており、第1の可動部材20あるいは第2の可動部材30のマグネットを検出することにより、図示しない制御部は各可動部材の現在位置を認識することができる。また、磁気センサ45に代えて接触式センサも使用することができる。なお、センサ自体は各可動部材の位置を検出し、電気的にその位置検出信号を取り出すことができる検出手段であれば十分であり、図5に磁気センサ45として示すように予め設定された間隔で適宜設けられる。
図6は図5の横断面図で、第1または第2の可動部材20,30の配置位置で断面した図である。第1の可動部材20は、図6に示すように、円柱の表面を一部切り欠いた形状の筺体54を備えており、その外周面には配管10の内面に接する複数個のローラ56と、複数本のクランパ24が設けられている。平面部58には長手方向に沿ってレール60が取り付けられている。筺体54の中央部には矩形状の貫通孔62が形成されており、この貫通孔62に第1の軌道部材12が挿通されている。貫通孔62の壁面には、第1の軌道部材12のコイル40の各面とそれぞれ対向するマグネット64が取り付けられている。貫通孔62の他の壁面からは、滑動用のホイール66が複数突出している。このホイール66は、図5に示したように、一方の壁面に2個、他方の壁面に1個、合計3個設けられている。各ホイール66は、第1の軌道部材12の側面に形成された溝部68に係合し、溝部68上を転動する。第2の可動部材30も、図6に示すとおり、第1の可動部材20と同様の基本構成を備えている。ただし、図5に示したように、内部スペース内には最初から修理装置などの機材36が格納されている。
この機材36は第2の可動部材30のレール60に係合し、このレール60を介して第2の可動部材30に保持されており、第1の軌道部材12の電線42を通じて電源供給を受け、レール60上を移動する。第2の可動部材30が第1の可動部材20に当接し、両者が接続された際には、それぞれのレール60,60が連結されるため、機材36は各レール60,60に沿って第1の可動部材20の内部スペースに移動し、その先端部36aを延出することによって第1の軌道部材12の先端部14よりも前方に到達することができる。この状態で必要な処理を済ませた後、機材36は第2の可動部材30の内部に戻り、第2の可動部材30は第1の軌道部材12に沿って元の位置に帰還する。必要であれば、そこで他の機材に積み換えた後、再度第1の軌道部材12の先端部14に向けて移動し、必要な作業を実施することができる。
第1の軌道部材12のコイル40は、先端部14側に配置された複数のコイル40(図5においては上から3個のコイル)からなる第1の駆動系統と、それら以外の複数のコイル40からなる第2の駆動系統に分かれており、それぞれ別個にON/OFF制御可能に構成されている。そして、第1の可動部材20を移動させる場合には、第1の駆動系統及び第2の駆動系統のコイル40に通電し、第1の可動部材20を第1の軌道部材12の先端部14まで移動させる。そこで第1の可動部材20は第1の軌道部材12から電源あるいはエアの供給を受け、電磁ソレノイドやエアシリンダを駆動させてクランパ24を外側に張り出す。この結果、クランパ24の先端が配管10の内面に当接し、配管10内に固定される。この結果、第1の軌道部材12も配管10内の所定位置に安定した状態で固定される。この後、第1の駆動系統及び第2の駆動系統の各コイル40に対する通電は停止される。
次に、第1の駆動系統への通電をOFFにしたまま第2の駆動系統のコイル40に通電することにより、第2の可動部材30が第1の軌道部材12の先端部14に向けて移動する。この際、第1の駆動系統は機能していないため、第2の可動部材30は第1の可動部材20に接する位置で正確に停止し、それ以上移動して第1の可動部材20に激突することはない。また、第2の可動部材30を帰還させる場合には、第1の駆動系統に対する通電をOFFしたまま第2の駆動系統のコイル40に対して逆方向の電流を流すことにより、第2の可動部材30のみが元の位置に移動し、第1の可動部材20が一緒に帰還することを回避できる。
このように、第1の軌道部材12のコイル40を第1の可動部材20専用の駆動系統と、第1の可動部材20及び第2の可動部材30に共通の駆動系統とに分離することにより、第1の可動部材20と第2の可動部材30とを第1の軌道部材12上で個別に制御することが可能となる。
第1の可動部材20及び第2の可動部材30が前記第1の軌道部材12に沿って一定の間隔を保ちながら円滑に移動するためには、前記ホイール66の突出量を自動調整する機構を設けておくことが望ましい。例えば、図7の貫通孔62部の拡大図に示すように、上下に配されたホイール66の軸受72の片一方をバネ74によって支持することが挙げられる。この結果、第1の軌道部材12の位置や形状が多少不安定であっても、ホイール66の突出量がバネ74によって自動調整され、第1の軌道部材12の側面の凹凸を吸収できると共に、リニアモータ駆動に欠かせないコイル40とマグネット64との距離(コイル40の断面長手方向に対する距離)を一定に保つことができる。また、ホイール66を受ける溝部68の断面形状をV字型に形成することにより、最小限の数のホイール66でコイル40とマグネット64との距離(コイル40の断面短手方向に対する距離)を一定に保てるという効果も期待でき、円滑な移動を確保できる。
図示は省略したが、ローラ56の軸受も1ヶ所のみバネによって支持することで突出量を自動調整する機構を設けることが望ましい。このようにすれば、配管10の内面に凹凸や段差が存在しても、これを吸収して円滑な移動が確保できる。
また、図示は省略したが、ローラ56の軸受を筺体54に対し回動自在に取り付けると共に、これを配管10の内面方向に付勢する手段(バネ等)を設けることにより、管径の差を吸収することができ、例えば管径200〜600mmの配管10にも対応可能となる。
前記の実施形態のように、第1の可動部材20及び第2の可動部材30を用いる代わりに、第1の可動部材20に必要機材を搭載し、配管10内に挿通した第1の軌道部材12に沿って必要な場所まで搬送させることもできる。
可動部材を同一箇所との間で何度も往復させる必要がある場合には、前記のように第1の可動部材20によって第1の軌道部材12の先端部14を固定し、第1の軌道部材12の姿勢を安定させた後に、第2の可動部材30を用いて必要機材を搬送させることが望ましいが、目的箇所を頻繁に変更する必要がある場合には、第1の可動部材20自体を機材搬送手段として利用することが適している。
前記のように磁気センサ45を用いる代わりに、ステッピングモータ型のリニアモータを採用することにより、投入パルス数によって制御部が第1の可動部材20及び第2の可動部材30の位置を認識できるように構成することもできる。
前記にあっては、リニアモータのコイルを第1の軌道部材12側に埋設し、マグネットを第1の可動部材20及び第2の可動部材30側に設けた例を説明したが、この発明はこれに限定されるものではなく、第1の軌道部材12側にマグネットを埋設すると共に、第1の可動部材20及び第2の可動部材30側にコイルを設けることもできる。この場合、例えば第1の軌道部材12の表面に給電ラインを設けると共に、第1の可動部材20及び第2の可動部材30側に給電ラインと接触する給電ブラシを設ければよい。
<第2の実施形態>
図8は、本発明に係る搬送装置を使用した第2の実施形態としての第2の搬送システムを示す模式図である。なお、以下の説明において前述の第1の実施形態と同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
この搬送システムの場合、比較的短い寸法の第2の軌道部材75と、第2の軌道部材75の先端部に接続された第1の固定部76と、軌道部材の後端部に接続された第2の固定部77と、両固定部76,77間に摺動自在に配置された第3の可動部材78とを備えている。
第2の軌道部材75は、寸法が短い以外は前記した第1の軌道部材12と同等に構成されている。すなわち、可撓性を備えた樹脂製基材79内に多数のコイル80が埋設されている。また、図示は省略したが、基材79内の空きスペースには図5に示したように複数の電線、パイプ、及びホール素子等の磁気センサが予め埋設されている。
第3の可動部材78も、基本的には前記した第1の可動部材20及び第2の可動部材30と等しい構成を備えており、筺体内部に設けられた貫通孔62の壁面には図6に示したマグネット64と同等のマグネットが取り付けられている(図示省略)。この貫通孔62に第2の軌道部材75を挿通させることにより、第2の軌道部材75に沿って第3の可動部材78が移動自在に保持されている。また、貫通孔62内に設けられた滑動用のホイール66が第2の軌道部材75の側面に形成された溝部68に係合されている。
第2の固定部77には、電源線及び信号線を収容した繰り出し式のケーブル81が接続されており、このケーブル81を通じて外部から電源の供給を受けると共に、外部との信号のやり取りが実現される。また、必要に応じて油圧や空気圧を供給するためのパイプを第2の固定部77に接続することもできる。図示は省略したが、第1の固定部76の頂面に第1の実施形態と同様にCCDカメラ16等の撮像装置及びリングライト18等の照明装置を取り付けることもできる。
第3の可動部材78にも電源線及び信号線を収容した繰り出し式のケーブル82が接続されており、このケーブル82を通じて外部から電源の供給を受けると共に、外部との信号のやり取りが実現される。この場合も、必要であれば油圧や空気圧を供給するためのパイプを第3の可動部材78に接続することができる。また、第1の実施形態と同様に第3の可動部材78のコネクタを第2の軌道部材75の端子部に接続させることにより、第3の可動部材78は電源や制御信号、エア等の供給を第2の軌道部材75を介して受けることもできる。
第3の可動部材78は、第1の実施形態と同様に固定手段としてのクランパ24を備えており、このクランパ24を外側に向けて張り出し、配管10の内面に当接させることにより、配管10内の所定位置に安定した状態で固定される。また、第3の可動部材78の外周面には、配管10の内面に接する複数個のローラ56が設けられている。第2の軌道部材75の第1の固定部76及び第2の固定部77も同様のクランパ83を備えており、各クランパ83を外側に向けて張り出し、配管10の内面に当接させることにより、配管10内の所定位置に安定した状態で固定される。また、第1の固定部76及び第2の固定部77の外周面には、配管10の内面に接する複数個のローラ84が設けられている。
以下、この第2の搬送システムにおける移動手順について説明する。
まず、図8(a)に示すように、第1の固定部76及び第2の固定部77の各クランパ83を電磁ソレノイド等の駆動力によって外側に張り出させ、第2の軌道部材75を配管10の内面に固定する。この状態で第3の可動部材78のクランパ24を解除し、第2の軌道部材75のコイル80に通電すると、リニアモータの駆動力によって第3の可動部材78が第2の軌道部材75に沿って配管10内を上昇する。そして、図8(b)に示すように、第3の可動部材78が第1の固定部76に近接した段階で電源供給を停止し、第3の可動部材78のクランパ24を電磁ソレノイド等の駆動力によって外側に張り出させ、第3の可動部材78を配管10内に固定する。次に、第1の固定部76及び第2の固定部77の各クランパ83を解除し、第2の軌道部材75のコイル80に通電すると、図8(c)に示すように、リニアモータの駆動力によって第2の軌道部材75が第3の可動部材78を基点にして配管10内を上昇する。以後、(a)〜(c)を繰り返すことにより、第2の軌道部材75及び第3の可動部材78が交互に配管10内を移動し、目的の箇所に到達することができる。元の場所に帰還させる場合には、前記とは逆方向の電流を流すことにより、第2の軌道部材75及び第3の可動部材78を下降させればよい。
前記コイル40及びコイル80の材質に特に限定はないが、軽量性、耐摩耗性、及び導電性に優れた炭素繊維を巻回することによってコイル40及びコイル80構成することが望ましい。あるいは、同じく軽量性に優れた銅クラッドアルミ線(銅被覆アルミ線)によってコイル40及びコイル80構成してもよい。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
<第3の実施形態>
図9は、本発明に係る搬送装置を使用した第3の実施形態としての第3の搬送システムを示す模式図である。なお、以下の説明において前述の第1の実施形態と同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
この実施形態は、構造物の外面に機材を送り込むためのものである。すなわち、従来では、配管径が異なるごとに搬送装置のギア数および形状を設定し、その設定されたギア数及び形状に加工することが必要であり、位置精度を確保するためには当然それに見合う精度で加工する必要があり、精度によっては加工が難しく、コストも高くなっていた。そこで、第1および第2の実施形態に係る搬送装置を構造物の外面に適用したものがこの第3の実施形態である。
この第3の実施形態では、配管の外面に沿って第3の軌道部材85を設置し、その第3の軌道部材85に沿って第4の可動部材86を移動させて所望の処理を実行させる。前記第3の軌道部材85も第1の実施形態における第1の軌道部材12と同等に構成され、第4の可動部材86も第1の実施形態における第1及び第2の可動部材20,30の移動機構と同等に構成されている。
図9に示すようにこの実施形態では、配管10の外面の形状に合わせて第3の軌道部材85を設置し、第3の軌道部材85に第4の可動部材86を装着する。第4の可動部材86には、超音波探触子87が取り付けられこの超音波探触紙87を第4の可動部材86によって配管外周に沿って移動させ、配管外周部の探傷、例えば溶接部の探傷を行うようになっている。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
この第3の実施形態では配管10の外面形状、すなわち構造物の外面形状に合わせて第3の軌道部材85を設置し、前記外面上で超音波探触子87等の機材36を精度良く搬送することができ、従来のように軌道部上にギアを切るなどの必要がなくなり、構造物の外面に対する加工や探傷などの各種作業が可能な搬送システムを低コストで構成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る搬送装置を使用した搬送システムを説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る搬送装置を使用した搬送システムを説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る搬送装置を使用した搬送システムを説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る搬送装置を使用した搬送システムを説明図である。 軌道部材、第1の可動部材及び第2の可動部材の係合状態を示す縦方向に断面した模式図である。 図5の模式図を第1または第2の可動部材部分で横断面した断面図である。 軌道部材とホイールとの係合状態を示す図6の要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る搬送装置を使用した搬送システムを説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る搬送装置を使用した搬送システムの説明図である。
符号の説明
10 配管
12 第1の軌道部材
20 第1の可動部材
24,83 クランパ
30 第2の可動部材
36 機材
38 樹脂製基材
40,80 コイル
42 電線
42a 電線の端子部
44 パイプ
44a パイプの端子部
45 磁気センサ
46a,48a,50,54 コネクタ
46b,48b 端子部
54 筺体
56,84 ローラ
58 平面部
60 第1の可動部材のレール
62 貫通孔
64 マグネット
66 ホイール
68 溝部
70 第2の可動部材のレール
75 第2の軌道部材
76 第1の固定部
77 第2の固定部
78 第3の可動部材
79 樹脂製基材
81,82 ケーブル

Claims (19)

  1. 可撓性を有する基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方が複数埋設された軌道部材に、前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方が設けられた可動部材を装着し、
    前記可動部材を前記軌道部材に装着した状態で前記コイルへ通電し、
    前記軌道部材に沿って前記可動部材を移動させることを特徴とする可動部材の搬送方法。
  2. 可撓性を有する基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方が複数埋設された軌道部材に、前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方が設けられた複数の可動部材を装着し、
    前記各可動部材を前記軌道部材に装着した状態で前記コイルへ通電し、
    前記軌道部材に沿って前記各可動部材を移動させることを特徴とする可動部材の搬送方法。
  3. 可撓性を有する基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方が複数埋設され、配管内面へ固定するための第1の固定手段を両端部にそれぞれ備えた軌道部材に、前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方が設けられ、第2の固定手段を備えた可動部材を装着し、
    前記第1の固定手段間の前記軌道部材に前記可動部材が装着された状態で前記第1の固定手段によって前記軌道部材を配管内面に固定し、
    前記コイルに通電して前記軌道部材に沿って前記可動部材を移動させ、
    前記第2の固定手段によって前記可動部材を配管内面に固定し、
    前記コイルに通電して前記可動部材を基点にして前記軌道部材を移動させることを特徴とする可動部材の搬送方法。
  4. 先端部に埋設された1以上のコイルからなる第1の駆動系統と、他の複数のコイルからなる第2の駆動系統を有し、可撓性を有する基材内にリニアモータの前記複数のコイルが埋設された軌道部材に、前記リニアモータのマグネット及び配管内面への固定手段を備えた第1の可動部材と、前記リニアモータのマグネットを備えた第2の可動部材とを装着した状態で前記第1の駆動系統及び第2の駆動系統のコイルに通電し、
    配管内に挿通された前記軌道部材に沿って前記第1の可動部材を移動させ、
    前記第1の可動部材を前記軌道部材の先端部に当接させると共に、前記固定手段によって前記軌道部材を配管内面に固定し、
    前記第1の駆動系統のコイルへの通電を停止した状態で第2の駆動系統のコイルに通電し、
    前記第2の可動部材を前記軌道部材に沿って移動させることを特徴とする可動部材の搬送方法。
  5. 可撓性を備えた基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方を複数埋没させた軌道部材に、前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方を備えた可動部材を装着し、
    前記軌道部材を構造物の外面の任意位置に設置し、
    前記可動部材を前記軌道部材に装着した状態で前記コイルへ通電し、
    前記軌道部材に沿って前記可動部材を移動させることを特徴とする可動部材の搬送方法。
  6. 可撓性を有する基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方が複数埋設された軌道部材と、
    前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方が設けられた可動部材と、
    を備え、前記可動部材が前記軌道部材に前記コイルへの通電により移動可能に装着されていることを特徴とする搬送装置。
  7. 可撓性を有する基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方が複数埋設された軌道部材と、
    前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方が設けられた複数の可動部材と、
    を備え、前記各可動部材が前記軌道部材に前記コイルへの通電により移動可能に装着されていることを特徴とする搬送装置。
  8. 可撓性を有する基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方が複数埋設された軌道部材と、
    この軌道部材の両端部にそれぞれ設けられ、当該軌道部材を配管内面へ固定する第1の固定手段と、
    前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方が設けられた可動部材と、
    この可動部材に設けられ、当該可動部材を配管内面へ固定する第2の固定手段と、
    を備え、前記可動部材が前記第1及び第2の固定手段間の前記軌道部材に前記コイルの通電により移動可能に装着されていることを特徴とする搬送装置。
  9. リニアモータのコイルが先端部に埋設された1以上のコイルからなる第1の駆動系統と、他の複数のコイルからなる第2の駆動系統とに分かれ、可撓性を有する基材内に前記コイルが埋設された軌道部材と、
    前記リニアモータのマグネット及び配管内面への固定手段を備えた第1の可動部材と、
    前記リニアモータのマグネットを備えた第2の可動部材と、
    を備え、
    前記第1及び第2の可動部材がそれぞれ独立して移動可能に前記軌道部材に装着されていることを特徴とする搬送装置。
  10. 前記第1の可動部材内にはレールが設けられ、前記第2の可動部材内に格納された搬送対象物が前記レールに沿って第1の可動部材側に移動することを特徴とする請求項9記載の搬送装置。
  11. 可撓性を備えた基材内にリニアモータのコイルまたはマグネットの一方が複数埋没され、構造体外面に設置される軌道部材と、
    前記リニアモータのコイルまたはマグネットの他方を備え、機材が搭載される可動部材と、
    を備え、前記可動部材が前記軌道部材に前記コイルへの通電により移動可能に装着されていることを特徴とする搬送装置。
  12. 前記軌道部材に位置検出手段が所定の間隔で埋設されていることを特徴とする請求項6ないし11のいずれか1項に記載の搬送装置。
  13. 前記リニアモータが、ステッピングモータ型のリニアモータによって構成されていることを特徴とする請求項6ないし12のいずれか1項に記載の搬送装置。
  14. 前記軌道部材には電源供給線及び信号線が埋設され、
    前記可動部材には前記電源供給線及び信号線の端子部または他の可動部材の電源供給線及び信号線の端子部と接続するためのコネクタが設けられていることを特徴とする請求項6ないし13のいずれか1項に記載の搬送装置。
  15. 前記軌道部材にはパイプが埋設されており、
    前記可動部材には、前記パイプの端子部または他の可動部材のパイプの端子部と接続するためのコネクタが設けられていることを特徴とする請求項6ないし14のいずれか1項に記載の搬送装置。
  16. 前記軌道部材の側面には溝が形成され、前記可動部材には前記溝に係合するためのホイールが設けられていることを特徴とする請求項6ないし15のいずれか1項に記載の搬送装置。
  17. 前記可動部材の外面にローラが設けられていることを特徴とする請求項6ないし16のいずれか1項に記載の搬送装置。
  18. 前記コイルが、炭素繊維よりなることを特徴とする請求項6ないし17のいずれか1項に記載の搬送装置。
  19. 前記炭素繊維の表面に金属コーディングを施したことを特徴とする請求項18記載の搬送装置。
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