JP2005348458A - 装柱設備施設システム - Google Patents

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Abstract


【課題】 包括的に、しかもより効率的に開閉器、避雷器、架空地線及び保護網である装柱設備の施設を行うことができる装柱設備施設システムを提供する。
【解決手段】 装柱に対して装柱設備を施設するための装柱設備施設システムであって、ネットワークを介して接続されると共にアクセスしてきた所定の端末3に対して業務支援を行う装柱設備施設サーバ5と、ネットワークを介して接続されると共に所定の作業員によって入力操作されることで前記装柱設備施設サーバ3と通信を行う端末3とを具備し、装柱設備施設サーバ5は、前記装柱設備の施設作業に必要なデータが蓄積されたデータベースD3と、前記装柱に関する情報を蓄積した装柱データベースD2と、当該装柱設備施設サーバにアクセスしてきた端末3の認証を行ってアクセスを許容する認証手段6と、前記認証手段6によって認証された前記端末3からの要求に応じて所定の施設作業に必要な情報を提供するマニュアル提供手段とを具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、開閉器、避雷器、架空地線及び保護網である装柱設備施設システムに関する。
安定した電力の供給のため、配電線網の整備、保守の充実、電力輸送の品質向上が図られている。こうした配電線網の整備や保守を行う場合、装柱の高所に設置された開閉器を操作することによって進めることになる。また、配電線に落雷等が生じた場合の異常電圧から系統機器を保護するために、装柱には避雷器及び架空地線が施設され、近接する特別高圧架空電線からの保護のために、装柱には保護網が施設されている。
配電線が架設される装柱には様々な装柱設備が施設され、信頼性を高めるための様々な施設技術が知られている。開閉器を施設する技術としては、装柱に昇ることなく地上から開閉操作できる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、他の機器との融通性を高め低コストで設置できる避雷器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。更に、高圧線に接触することなく架空地線を張り替える方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
このような電力の供給事業では、開閉器、避雷器、架空地線及び保護網の施設は重要な業務であり、従来から、前述したように種々の改良に関する提案がされているのが現状である。今後の電力の自由化のすう勢にあって、開閉器、避雷器、架空地線及び保護網の施設の分野において、電力供給の信頼性を低下させることなく、更なる合理化や改善が求められているのが実状である。このため、開閉器、避雷器、架空地線及び保護網の施設の業務を包括的に、しかもより効率的に行えるようにすることが求められている。
特開2003−223833号公報 特開2003−45608号公報 特開2000−228808号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、包括的に、しかもより効率的に開閉器、避雷器、架空地線及び保護網である装柱設備の施設を行うことができる装柱設備施設システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、装柱に対して装柱設備を施設するための装柱設備施設システムであって、ネットワークを介して接続されると共にアクセスしてきた所定の端末に対して業務支援を行う装柱設備施設サーバと、ネットワークを介して接続されると共に所定の作業員によって入力操作されることで前記装柱設備施設サーバと通信を行う端末とを具備し、前記装柱設備施設サーバは、前記装柱設備の施設作業に必要なデータが蓄積されたデータベースと、前記装柱に関する情報を蓄積した装柱データベースと、前記装柱設備施設サーバにアクセスしてきた端末の認証を行ってアクセスを許容する認証手段と、前記認証手段によって認証された前記端末からの要求に応じて所定の施設作業に必要な情報を提供するマニュアル提供手段とを具備することを特徴とする装柱設備施設システムにある。
かかる第1の態様では、端末に装柱設備の施設方法等を表示させることで、装柱に対して装柱設備を確実に施設することができ、包括的に、しかもより効率的に装柱設備の施設を行うことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記マニュアル提供手段は、施設作業の対象となる特定の装柱に関する情報を前記装柱データベースから取得し、当該装柱に対する装柱設備の施設作業に適合した情報を提供することを特徴とする装柱設備施設システムにある。
かかる第2の態様では、特定の装柱に適合した施設方法等を端末に提供することができるので、適切な施設作業を行うことができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記マニュアル提供手段は、前記施設作業の対象となる装柱を特定するための情報を前記端末から取得することを特徴とする装柱設備施設システムにある。
かかる第3の態様では、端末から取得した特定の装柱の情報を取得し、これに基づいて適合した施設作業を特定してその情報を提供する。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記施設作業の対象となる装柱を特定するための情報は、前記装柱のID又は位置情報であることを特徴とする装柱設備施設システムにある。
かかる第4の態様では、装柱のID又は位置情報から特定の装柱の情報を取得し、これに基づいて適合した施設作業を特定してその情報を提供することができる。
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記データベースは、前記装柱設備として開閉器を施設するための、開閉器施設の制限情報と、開閉器設置柱の低圧線の施設制限情報と、開閉器の容量選定情報と、開閉器の取付け情報と、開閉器と架空電線等との接続情報と、開閉器操作網の取付け情報と、開閉器操作網固定金物の取付け情報と、引込み用高圧開閉器の地上操作装置及び動力伝達ケーブルの取付け情報と、表示板の取付と、DM等の電源変圧器の施設と、DMR等の施設と、操作線及び電源用配線の施設と、開閉器等の接地と、施工上の注意と、装柱とを包含することを特徴とする装柱設備施設システムにある。
かかる第5の態様では、開閉器施設の制限情報と、開閉器設置柱の低圧線の施設制限情報と、開閉器の容量選定情報と、開閉器の取付け情報と、開閉器と架空電線等との接続情報と、開閉器操作網の取付け情報と、開閉器操作網固定金物の取付け情報と、引込み用高圧開閉器の地上操作装置及び動力伝達ケーブルの取付け情報と、表示板の取付と、DM等の電源変圧器の施設と、DMR等の施設と、操作線及び電源用配線の施設と、開閉器等の接地と、施工上の注意と、装柱を端末に表示でき、包括的に、しかもより効率的に開閉器の施設を行うことができる。
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様において、前記データベースは、前記装柱設備として避雷器を施設するための、避雷器の取付け方法の情報と、避雷器の接続方法の情報と、避雷器の接地方法の情報と、塩害地域の避雷器の取付け方法の情報と、表示板の取付の情報と、電源変圧器の施設の情報と、遠制子局一体型開閉器等の施設の情報と、操作線及び電源用配線の施設の情報と、開閉器等の接地の情報と、施工上の注意の情報と、装柱の情報とを包含することを特徴とする装柱設備施設システムにある。
かかる第6の態様では、避雷器の取付け方法の情報と、避雷器の接続方法の情報と、避雷器の接地方法の情報と、塩害地域の避雷器の取付け方法の情報と、表示板の取付の情報と、電源変圧器の施設の情報と、遠制子局一体型開閉器等の施設の情報と、操作線及び電源用配線の施設の情報と、開閉器等の接地の情報と、施工上の注意の情報と、装柱の情報とを端末に表示でき、包括的に、しかもより効率的に避雷器の施設を行うことができる。
本発明の第7の態様は、第1〜6の何れかの態様において、前記データベースは、前記装柱設備として架空地線及び保護網を施設するための、架空地線の線種と選定方法の情報と、架空地線の架設時の弛緩度合いの設定方法の情報と、架空地線の取付け金物の取付け方法の情報と、架空地線の支持方法の情報と、架空地線の接続方法の情報と、架空地線の接地方法の情報と、架空地線の支線の取付け方法の情報と、架空地線取付金物に施設される同軸ケーブルの施設方法の情報と、保護網の線種と選定方法の情報と、保護網の弛緩度合いの設定方法の情報と、保護網の接地方法の情報とを包含することを特徴とする装柱設備施設システムにある。
かかる第7の態様では、架空地線の線種と選定方法の情報と、架空地線の架設時の弛緩度合いの設定方法の情報と、架空地線の取付け金物の取付け方法の情報と、架空地線の支持方法の情報と、架空地線の接続方法の情報と、架空地線の接地方法の情報と、架空地線の支線の取付け方法の情報と、架空地線取付金物に施設される同軸ケーブルの施設方法の情報と、保護網の線種と選定方法の情報と、保護網の弛緩度合いの設定方法の情報と、保護網の接地方法の情報を端末に表示でき、包括的に、しかもより効率的に架空地線及び保護網の施設を行うことができる。
本発明の装柱設備施設システムによれば、包括的に、しかもより効率的に開閉器、避雷器、架空地線及び保護網である装柱設備の施設を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図3に基づいて本発明の第1実施形態を説明する。第1実施形態は、装柱設備として開閉器を適用した例である。図1には開閉器が備えられた装柱の概略、図2には本発明の第1実施形態例に係る装柱設備施設システムの概略ブロック構成、図3には本発明の第1実施形態例に係る装柱設備施設システムのフローチャートを示してある。
図1に示すように、高圧架空電線路の装柱1には、日常保守、事故復旧及び作業停電の縮小を目的として開閉器2が施設されている。現場における開閉器2の施設には、開閉器2の施設管理情報(開閉器施設情報)を把握する必要がある。
開閉器施設情報は、例えば、開閉器2の施設の制限情報、開閉器2の設置柱の低圧線の施設制限情報、開閉器2の容量選定情報、開閉器2の取付け情報、開閉器2と架空電線等との接続情報、開閉器2の操作網の取付け情報、開閉器2の操作網固定金物の取付け情報、引込み用高圧開閉器の地上操作装置及び動力伝達ケーブルの取付け情報が挙げられる。
第1実施形態に係る装柱設備施設システムでは、装柱1に対して開閉器2を施設するに際し、開閉器2の施設に必要な情報がデータベース化され、持ち運び可能な情報端末機器である表示端末機器3にデータベースを表示することで、作業者4は表示内容に基づいて装柱1に対して開閉器2を確実に施設することができる。
図2に示すように、本実施形態の装柱設備施設システムは、装柱設備施設サーバ5を具備する。装柱設備施設サーバ5には、社員の情報が記憶された社員データベースD1と、装柱1の情報が記憶された装柱情報データベースD2と、開閉器2の施設に必要な情報が記憶された開閉器施設情報データベースD3とが備えられ、社員データベースD1の情報に基づいて作業者を認証する認証手段である作業者管理手段6と、装柱情報データベースD2に格納された装柱情報を管理する装柱管理手段7と、開閉器施設情報データベースD3に格納された開閉器施設情報を管理して提示するマニュアル提示手段である開閉器施設管理手段8とを具備する。
なお、このような装柱設備施設サーバ5は、一般的なコンピュータの各種機能を備える情報通信機器であればよく、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバなどが挙げられる。
一方、表示端末機器3は、不図示のCPU、メモリ、表示部、操作部、及び通信部等を含み、作業者認証手段11、位置認識手段12、装柱情報参照手段13、開閉器施設情報参照手段14が備えられている。
なお、このような表示端末機器3は、一般的なコンピュータの各種機能を備える情報通信機器であればよく、例えば、パーソナルコンピュータ、ノートパソコンが挙げられる。
装柱設備施設サーバ5と表示端末機器3とは、無線や有線等の専用回線や既存の電話回線等の通信手段17により相互に通信可能に接続されている。また、GPS衛星16を利用したGPS等の位置認識手段12により表示端末機器3の位置、即ち、作業を行う場所の位置が認識されるようになっている。
作業者4(図1参照)は表示端末機器3から装柱設備施設サーバ5にアクセスすることで、作業者認証手段11と作業者管理手段6との交信で作業者4(図1参照)が認証され、正当な作業者であることを条件としてアクセスが許可される。
装柱情報参照手段13は、位置認識手段12による位置情報を参照して装柱設備施設サーバ5の装柱管理手段7と交信し、対象となる装柱1(図1参照)に対する必要な装柱情報及び開閉器施設情報を入手する。
開閉器施設情報参照手段14は、入手した開閉器施設情報を表示部へ表示し、これにより、作業者4(図1参照)は入手した情報(施設マニュアル)に基づいて、装柱1(図1参照)に対して開閉器2(図1参照)の施設を確実に行うことができる。
開閉器施設管理手段8における開閉器施設情報データベースの例を説明する。
開閉器施設情報は、開閉器2の施設を避ける必要がある装柱の情報である施設の制限情報が挙げられる。例えば、開閉器2の施設は、角度柱、分岐柱、変圧器設置柱、コンデンサ設置柱等で、装柱が複雑あるいは操作しにくい柱や、人が集まる交差点近傍や、容易に近寄りがたい柱等を避ける必要がある。このような情報が装柱の位置に応じて開閉器施設情報データベースとして記憶されている。
また、開閉器施設情報は、開閉器2の設置柱の低圧線の施設制限情報が挙げられる。例えば、開閉器設置柱の低圧線は、開閉器2を跨いでの設置を避ける必要があり、やむを得ず変圧器と同柱とする場合には高圧線下線と低圧線とが開閉器2を跨がないようにする必要がある。このような情報が装柱の位置に応じて開閉器施設情報データベースとして記憶されている。
また、開閉器施設情報は、開閉器2の容量を選定する情報が挙げられる。例えば、開閉器2の容量(A)は、系統計画や将来の需要動向、負荷融通等が考慮され、高圧引込線を含む架空電線の太さにより予め設定されている。このような情報が装柱の位置に応じて開閉器施設情報データベースとして記憶されている。
また、開閉器施設情報は、開閉器2の取付けに関する情報が挙げられる。例えば、開閉器2の向きは操作ハンドルが装柱側になる必要があり、装柱との間に所定の離隔を保つ必要があり、開閉器2は架線用腕金または開閉器取付アームにハンガーによって取り付ける必要がある。このような情報が装柱の位置に応じて開閉器施設情報データベースとして記憶されている。
また、開閉器施設情報は、開閉器2と架空電線等との接続に関する情報が挙げられる。例えば、開閉器2と架空電線の接続材料が予め設定され、接続の方法や処理・防護の方法が設定されている。このような情報が装柱の位置に応じて開閉器施設情報データベースとして記憶されている。
また、開閉器施設情報は、開閉器2の操作網の取付けに関する情報、開閉器2の操作網固定金物の取付けに関する情報、引込み用高圧開閉器の地上操作装置及び動力伝達ケーブルの取付けに関する情報が挙げられる。例えば、開閉器2の操作ハンドルの取付け方法が設定され、開閉器2の操作網固定金物の取付け位置や取付け必要装柱が設定され、地上操作装置は交通・昇降柱の支障にならない箇所に取付ける必要があり、動力伝達ケーブルは装柱に沿って曲げ半径を所定の半径より大きくして取り付ける必要がある。このような情報が装柱の位置に応じて開閉器施設情報データベースとして記憶されている。
作業者4は表示端末機器3の装柱情報参照手段13及び開閉器施設情報参照手段14により必要な情報を入手し、表示部に必要な情報(施設マニュアル)を表示し、施設マニュアルに基づいて、装柱1(図1参照)に対して開閉器2(図1参照)の施設を行う。
このため、表示端末機器3に、開閉器施設の制限情報と、開閉器設置柱の低圧線の施設制限情報と、開閉器の容量選定情報と、開閉器の取付け情報と、開閉器と架空電線等との接続情報と、開閉器操作網の取付け情報と、開閉器操作網固定金物の取付け情報と、引込み用高圧開閉器の地上操作装置及び動力伝達ケーブルの取付け情報と、表示板の取付の情報と、電源変圧器の施設の情報と、遠制子局一体型開閉器等の施設の情報と、操作線及び電源用配線の施設の情報と、開閉器等の接地の情報と、施工上の注意の情報と、装柱の情報とを表示し、包括的に、しかもより効率的に開閉器2の施設を行うことができる装柱設備施設システムとなる。
図3に基づいて開閉器2の具体的な施設状況の一例を説明する。
作業者4は表示端末機器3で装柱設備施設サーバ5との通信を行い、ステップS1でIDやパスワードにより作業者4の認証を行う。ステップS2で作業者4は正当か否かが判断され、正当ではないと判断された場合、ステップS3でエラー情報を表示してエンドとなる。ここで、認証は、例えば、ID、パスワードなどによる個人認証や、生体信号(虹彩、指紋、音声、顔など)による生体認証などが考えられる。本実施形態では、利用者を特定するための利用者情報として、社員データベースD1にIDとパスワードを格納させているが、生体認証を行う場合には、利用に応じて生体信号を格納させればよい。
ステップS2で作業者4は正当であると判断された場合、GPS等の位置認識手段12が位置情報をステップS4で取得する。ステップS4で位置情報を取得した後、当該位置に存在する装柱1の情報をステップS5で取得し、当該装柱1を選択して既存の開閉器2の情報をステップS6で確認する。そして、当該装柱1に対し、工事指示内容をステップS7で照合する。
なお、本実施形態では、位置情報をGPS等の位置認識手段12により自動的に把握して、対象となる装柱1の特定をしているが、例えば、作業者4による装柱1のIDの入力、或いは地番等の位置情報の入力により、装柱1を特定するようにしてもよい。
ステップS7で工事指示内容を照合した後、工事指示内容は適切か否かがステップS8で判断され、ステップS8で工事指示内容が適切ではないと判断された場合、ステップS9で訂正情報をガイドしてステップS10に移行し、ステップS8で工事指示内容が適切であると判断された場合、そのままステップS10に移行する。ステップS10ではすべての施設方法を確認したか否かが判断され、確認されていない場合にはステップS7に移行し、ステップS10で施設方法を確認したと判断された場合、当該装柱1に施設済み開閉器2の情報をステップS11で登録してエンドとなる。
<第2実施形態>
図4〜図7に基づいて本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、装柱設備として避雷器を適用した例であり、図1〜図3に示した第1実施形態に対し開閉器2に代えて避雷器を適用した点が相違する。このため、図1〜図3に示したものと同一部材及び同一内容のものには同一の符号を付してある。図4には避雷器が備えられた装柱の概略、図5には本発明の第2実施形態に係る装柱設備施設システムの概略ブロック構成、図6には避雷器施設情報データベースの具体例、図7には本発明の第2実施形態に係る装柱設備施設システムのフローチャートを示してある。
図4に示すように、高圧架空電線路の装柱1には、配電線に落雷等が生じた場合の異常電圧から系統を保護するために避雷器21が施設され、避雷器21は接地線22によって接地されている。現場における避雷器21の施設には、避雷器21の施設管理情報(避雷器施設情報)を把握する必要がある。
避雷器施設情報は、例えば、避雷器21の取付け方法の情報、避雷器21の接続方法の情報、避雷器21の接地の情報、塩害地域の避雷器21の取付け方法の情報が挙げられる。
第2実施形態に係る装柱設備施設システムでは、装柱1に対して避雷器21を施設するに際し、避雷器21の施設に必要な情報がデータベース化され、持ち運び可能な情報端末機器である表示端末機器3にデータベースを表示することで、作業者4は表示内容に基づいて装柱1に対して避雷器21を施設する。
図5に示すように、装柱設備施設サーバ5には、社員の情報が記憶された社員データベースD1及び装柱1の情報が記憶された装柱情報データベースD2の他、避雷器21の施設に必要な情報が記憶された避雷器施設情報データベースD4が備えられている。また、装柱設備施設サーバ5には、作業者管理手段6及び装柱管理手段7の他、避雷器21の施設に必要な情報が記憶された避雷器施設情報データベースD4に格納された情報を参照して提示するマニュアル提示手段である避雷器施設管理手段23が備えられている。
また、表示端末機器3には、作業者認証手段11、位置認識手段12、装柱情報参照手段13の他、避雷器施設情報参照手段24、及び施設内容登録手段25が備えられている。
装柱設備施設サーバ5と表示端末機器3とは、無線や有線等の専用回線や既存の電話回線等の通信手段17により相互に通信可能に接続されている。また、GPS衛星16を利用したGPS等の位置認識手段12により表示端末機器3の位置、即ち、作業を行う場所の位置が認識される。作業者4(図4参照)は表示端末機器3から装柱設備施設サーバ5にアクセスすることで、作業者管理手段6で作業者4(図4参照)が認証され、表示端末機器3で特定された装柱1(図4参照)に対する必要な装柱情報及び避雷器施設情報を入手することができる。作業者4(図4参照)は入手した情報(施設マニュアル)に基づいて、装柱1(図4参照)に対して避雷器21(図4参照)の施設を行う。
避雷器施設管理手段23が参照する避雷器施設情報データベースD4の例を説明する。
避雷器施設情報は、避雷器21の取付けの方法に関する情報、避雷機21の接続方法に関する情報が挙げられる。例えば、避雷器21の取付けは、予め装柱の種類などにより具体的に設定され、避雷器21の接続は高圧線との関係や防護端子、接地側端子等との関係が具体的に設定されている。このような情報が装柱の位置に応じて避雷器施設情報データベースとして記憶されている。
また、避雷器施設情報は、避雷器21の接地の方法に関する情報、塩害地域の避雷器21の取付けの方法に関する情報が挙げられる。例えば、避雷器21の接地は、接地線22(図4参照)の種類や接地必要箇所や工事の種類、接地工法、装柱の種類(木、コンクリート、組立鋼等)等により具体的に設定され、塩害地域の避雷器21の取付けは、地域により対塩用避雷器を用いることや、アームへの取付け順序等が具体的に設定されている。このような情報が装柱の位置に応じて避雷器施設情報データベースとして記憶されている。
作業者4は表示端末機器3の装柱情報参照手段13及び避雷器施設情報参照手段24により必要な情報を入手し、表示部に必要な情報(施設マニュアル)を表示し、施設マニュアルに基づいて、装柱1(図4参照)に対して避雷器21(図4参照)の施設を行う。
避雷器施設情報データベースの具体例の一例として、図6に示した内容が挙げられる。図6に示すように、確認コードが設けられ、項目として取付方法や接続方法等(接地方法等)が設けられている。取付方法としては、線路側の電線が他の電線及び腕金と交差していないか、必要により高圧ピンで支持しているか、等が設定されている。接続方法としては、線路側電線はできるだけ直線的に取付けてあるか、高圧引下用絶縁電線は○○mmであるか、高圧線がアルミの場合変圧器引下線用コネクタ(アルミ線用)により接続したか、高圧線が銅線の場合蓄電コネクタにより接続したか、高圧線が銅線の場合高圧分岐スリーブカバーで絶縁処理したか等が設定されている。
このため、表示端末機器3に、避雷器21の取付け方法の情報と、避雷器21の接続方法の情報と、避雷器21の接地の情報と、塩害地域の避雷器21の取付け方法の情報を表示し、包括的に、しかもより効率的に避雷器21の施設を行うことができる装柱設備施設システムとなる。
図7に基づいて避雷器21の具体的な施設状況の一例を説明する。
作業者4は表示端末機器3で装柱設備施設サーバ5との通信を行い、ステップS11でIDやパスワードにより作業者4の認証を行う。ステップS12で作業者4は正当か否かが判断され、正当ではないと判断された場合、ステップS13でエラー情報を表示してエンドとなる。ステップS12で作業者4は正当であると判断された場合、GPS衛星16を利用したGPS等の位置認識手段12により位置情報をステップS14で取得する。ステップS14で位置情報を取得した後、当該位置に存在する装柱1の情報をステップS15で取得し、当該装柱1を選択して既存の避雷器21の情報をステップS16で確認する。そして、当該装柱1に対し、工事指示内容をステップS17で照合する。
ステップS17で工事指示内容を照合した後、工事指示内容は適切か否かがステップS18で判断され、ステップS18で工事指示内容が適切ではないと判断された場合、ステップS19で訂正情報をガイドしてステップS20に移行し、ステップS18で工事指示内容が適切であると判断された場合、そのままステップS20に移行する。ステップS20ではすべての施設方法を確認したか否かが判断され、確認されていない場合にはステップS17に移行する。ステップS20で施設方法を確認したと判断された場合、ステップS21で当該装柱1の施設内容をデジタルカメラ等で記録し、ステップS22で当該装柱1に施設済み避雷器情報やデジタルカメラ情報を保存し、ステップS23で作業者4がログオフしてエンドとなる。
<第3実施形態>
図8〜図11に基づいて本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態は、装柱設備として架空地線及び保護網を適用した例であり、図1〜図7に示した第1実施形態、第2実施形態に対し開閉器2、避雷器21に代えて架空地線及び保護網を適用した点が相違する。このため、図1〜図7に示したものと同一部材及び同一内容のものには同一の符号を付してある。図8には架空地線が備えられた装柱の概略斜視、図9には保護網が備えられた装柱の概略斜視、図10には本発明の第3実施形態に係る装柱設備施設システムの概略ブロック構成、図11には本発明の第3実施形態に係る装柱設備施設システムのフローチャートを示してある。
図8に示すように、装柱1には高圧線31に落雷等が生じた場合の異常電圧から系統を保護するために架空地線32が施設されている。現場における架空地線32の施設には、架空地線32の施設管理情報(架空地線施設情報)を把握する必要がある。また、図9に示すように、特別高圧電線33と高圧電線34を離間するために、保護網35が施設されている。現場における保護網35の施設には、保護網35の施設管理情報(保護網施設情報)を把握する必要がある。
架空地線施設情報及び保護網施設情報は、例えば、架空地線32の線種と選定方法の情報、架空地線32の架設時の弛緩度合いの設定方法の情報、架空地線32の取付け金物の取付け方法の情報、架空地線32の支持方法の情報、架空地線32の接続方法の情報、架空地線32の接地方法の情報、架空地線の支線の取付け方法の情報、架空地線32の取付金物に施設される同軸ケーブルの施設方法の情報、保護網35の線種と選定方法の情報、保護網35の弛緩度合いの設定方法の情報、保護網35の接地方法の情報が挙げられる。
第3実施形態に係る装柱設備施設システムでは、装柱1に対して架空地線32及び保護網35を施設するに際し、架空地線32及び保護網35の施設に必要な情報がデータベース化され、持ち運び可能な情報端末機器である表示端末機器3にデータベースを表示することで、作業者4は表示内容に基づいて装柱1に対して架空地線32及び保護網35を施設する。
図10に示すように、装柱設備施設サーバ5には、社員の情報が記憶された社員データベースD1及び装柱1の情報が記憶された装柱情報データベースD2の他、架空地線32の施設に必要な情報が記憶された架空地線施設情報データベースD5、及び保護網35の施設に必要な情報が記憶された保護網施設情報データベースD6が備えられている。また、装柱設備施設サーバ5には、作業者管理手段6及び装柱管理手段7の他、架空地線32の施設に必要な情報が記憶された架空地線施設情報データベースD5の情報を参照して提示するマニュアル提示手段である架空地線施設管理手段37と、保護網35の施設に必要な情報が記憶された保護網施設情報データベースD6を参照して提示するマニュアル提示手段である保護網施設管理手段38とが備えられている。
一方、表示端末機器3には、作業者認証手段11、位置認識手段12、及び装柱情報参照手段13の他、架空地線施設情報参照手段39、保護網施設情報参照手段40、及び施設内容登録手段25が備えられている。
装柱設備施設サーバ5と表示端末機器3は、無線や有線等の専用回線や既存の電話回線等の通信手段17により相互に通信可能に接続されている。また、GPS衛星16を利用したGPS等の位置認識手段12により表示端末機器3の位置、即ち、作業を行う場所の位置が認識される。作業者4(図8、図9参照)は表示端末機器3から装柱設備施設サーバ5にアクセスすることで、作業者管理手段6で作業者4(図8、図9参照)が認証され、表示端末機器3で特定された装柱1(図8、図9参照)に対する必要な装柱情報及び避雷器施設情報を入手することができる。作業者4(図8、図9参照)は入手した情報(施設マニュアル)に基づいて、装柱1(図8、図9参照)に対して架空地線32(図8参照)及び保護網35(図9参照)の施設を行う。
架空地線施設管理手段37が参照する架空地線施設情報データベースD5の例を説明する。
架空地線施設情報は、架空地線32の線種と選定方法に関する情報、架空地線32の架設時の弛緩度合いの設定方法に関する情報が挙げられる。例えば、架空地線32に使用される電線は塩害地域、氷雪の多い地方、その他の地方等により予め決められ、架空地線32の架設時の弛緩度合いは氷雪の多い地方と多くない地方で季節毎に予め決められている。このような情報が装柱の位置に応じて架空地線施設情報データベースとして記憶されている。
また、架空地線施設情報は、架空地線32の取付け金物の取付けの方法に関する情報、架空地線32の支持の方法に関する情報、架空地線32の接続方法に関する情報が挙げられる。架空地線32の取付け状況(装柱の頂部に取り付ける等)に応じて取付け金物が予め設定され、碍子やグリップ、バインド等を用いた架空地線32の支持の方法が予め決められ、架空地線32の相互の接続や接地線との接続である接続方法が予め決められている。このような情報が装柱の位置に応じて架空地線施設情報データベースとして記憶されている。
また、架空地線施設情報は、架空地線32の接地の方法に関する情報、架空地線32の支線の取付けの方法に関する情報、架空地線32の取付金物に施設される同軸ケーブルの施設の方法に関する情報が挙げられる。架空地線32の接地は、接地線の種類や接地必要箇所や工事の種類、接地工法、電柱の種類(木、コンクリート、組立鋼管等)等により具体的に設定され、支線の取付けは屈曲する角度や取付金物等に応じて予め設定され、架空地線32に施設されるPHS等の同軸ケーブルの施設の方法が予め具体的に設定されている。このような情報が装柱の位置に応じて架空地線施設情報データベースとして記憶されている。
保護網施設情報は、保護網35の線種と選定方法に関する情報、保護網35の弛緩度合いの設定方法に関する情報、保護網35の接地方法に関する情報が挙げられる。保護網35の線種と選定方法は、予め使用する線種が設定され、保護網35の弛緩度合いは、直下の電線の弛度や交差する電線の角度に応じて具体的に取付け方等が予め決められ、保護網35の接地は、接地線の種類や接地必要箇所や工事の種類、接地工法、装柱の種類(木、コンクリート、組立鋼等)等により具体的に設定されている。このような情報が装柱の位置に応じて架空地線施設情報データベースとして記憶されている。
作業者4は表示端末機器3の装柱情報参照手段13及び架空地線施設情報参照手段39及び保護網施設情報参照手段40により必要な情報を入手し、表示部に必要な情報(施設マニュアル)を表示し、施設マニュアルに基づいて、装柱1(図8参照)に対して架空地線32(図8参照)の施設を行うと共に、装柱1(図9参照)に対して保護網35(図9参照)の施設を行う。
このため、表示端末機器3に、架空地線32の線種と選定方法の情報と、架空地線32の架設時の弛緩度合いの設定方法の情報と、架空地線32の取付け金物の取付け方法の情報と、架空地線32の支持方法の情報と、架空地線32の接続方法の情報と、架空地線32の接地方法の情報と、支線の取付け方法の情報と、架空地線32に施設される同軸ケーブルの施設方法の情報と、保護網35の線種と選定方法の情報と、保護網35の弛緩度合いの設定方法の情報と、保護網35の接地方法の情報を表示し、包括的に、しかもより効率的に架空地線32及び保護網35の施設を行うことができる装柱設備施設システムとなる。
図11に基づいて架空地線32及び保護網35の具体的な施設状況の一例を説明する。
作業者4は表示端末機器3で装柱設備施設サーバ5との通信を行い、ステップS21でIDやパスワードにより作業者4の認証を行う。ステップS22で作業者4は正当か否かが判断され、正当ではないと判断された場合、ステップS23でエラー情報を表示してエンドとなる。ステップS22で作業者4は正当であると判断された場合、GPS衛星16を利用したGPS等の位置認識手段12により位置情報をステップS24で取得する。ステップS24で位置情報を取得した後、当該位置に存在する装柱1の情報をステップS25で取得し、当該装柱1を選択して既存の架空地線32の情報をステップS26で確認する。そして、当該装柱1に対し、工事指示内容をステップS27で照合する。
ステップS27で工事指示内容を照合した後、工事指示内容は適切か否かがステップS28で判断され、ステップS28で工事指示内容が適切ではないと判断された場合、ステップS29で訂正情報をガイドしてステップS30に移行し、ステップS28で工事指示内容が適切であると判断された場合、そのままステップS30に移行する。ステップS30ではすべての施設方法を確認したか否かが判断され、確認されていない場合にはステップS27に移行する。ステップS30で施設方法を確認したと判断された場合、保護網35の施設方法を確認したか否かがステップS31で判断される。
保護網35の施設方法を確認していないとステップS31で判断された場合、S32で当該装柱1を選択し既存の保護網35の情報を確認してステップS27に移行する。保護網35の施設方法を確認したとステップS31で判断された場合、ステップS33で当該装柱1の施設内容をデジタルカメラ等で記録し、ステップS34で当該装柱1に施設済み架空地線情報、施設済み保護網情報やデジタルカメラ情報を保存し、ステップS35で作業者4がログオフしてエンドとなる。
上述した第2実施形態及び第3実施形態の双方を備えた施設システムとすることも可能である。避雷器21と架空地線32及び保護網35は、接地が必要となるが、相互の情報を共有することで、実際の工事に応じて接地線を共用したり、接地の手法を簡略化したりすることができる。
<第4実施形態>
図12に基づいて本発明の第4実施形態を説明する。第4実施形態は、装柱設備として、開閉器、避雷器、架空地線及び保護網を適用した例であり、図1〜図11に示した第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態を全て備えた施設システムとなっている。このため、図1〜図11に示したものと同一部材及び同一内容のものには同一の符号を付してある。図12には本発明の第4実施形態に係る装柱設備施設システムの概略ブロック構成を示してある。
第4実施形態に係る装柱設備施設システムでは、装柱1に対して開閉器2(図1参照)、避雷器21(図4参照)、架空地線32(図8参照)及び保護網35(図9参照)を施設するに際し、開閉器2(図1参照)、避雷器21(図4参照)、架空地線32(図8参照)及び保護網35(図9参照)の施設に必要な情報がデータベース化され、持ち運び可能な情報端末機器である表示端末機器3にデータベースを表示することで、作業者4は表示内容に基づいて装柱1に対して開閉器2(図1参照)、避雷器21(図4参照)、架空地線32(図8参照)及び保護網35(図9参照)を施設する。
図12に示すように、装柱設備施設サーバ5には、社員の情報が記憶された社員データベースD1と、装柱1の情報が記憶された装柱情報データベースD2と、開閉器2(図1参照)の施設に必要な情報が記憶された開閉器施設情報データベースD3と、避雷器21(図4参照)の施設に必要な情報が記憶された避雷器施設情報データベースD4と、架空地線32(図8参照)の施設に必要な情報が記憶された架空地線施設情報データベースD5と、保護網35(図9参照)の施設に必要な情報が記憶された保護網施設情報データベースD6とが備えられている。また、社員データベースD1を参照して認証する認証手段である作業者管理手段6と、装柱情報データベースを参照する装柱管理手段7と、開閉器施設情報データベースを参照して提示するマニュアル提示手段である開閉器施設管理手段8と、避雷器施設情報データベースD4を参照する避雷器施設管理手段23と、架空地線施設情報データベースD5を参照して提示するマニュアル提示手段である架空地線施設情報管理手段37と、保護網施設情報データベースD6を参照して提示するマニュアル提示手段である保護網施設管理手段38とが備えられている。
表示端末機器3には、作業者認証手段11、位置認識手段12、装柱情報参照手段13、開閉器施設情報参照手段14、避雷器施設情報参照手段24、架空地線施設情報参照手段39、保護網施設情報参照手段40、施設内容登録手段25が備えられている。
装柱設備施設サーバ5と表示端末機器3は、無線や有線等の専用回線や既存の電話回線等の通信手段17により相互に通信可能に接続されている。また、GPS衛星16を利用したGPS等の位置認識手段12により表示端末機器3の位置、即ち、作業を行う場所の位置が認識される。作業者は表示端末機器3から装柱設備施設サーバ5にアクセスすることで、作業者管理手段6で作業者が認証され、表示端末機器3で特定された装柱に対する必要な装柱情報、開閉器施設情報、避雷器施設情報、架空地線施設情報、保護網施設情報を入手することができる。作業者4は入手した情報(施設マニュアル)に基づいて、装柱1に対して開閉器2、(図1参照)、避雷器21(図4参照)、架空地線32(図8参照)及び保護網35(図9参照)の施設を行う。
このため、表示端末機器3に、開閉器2、(図1参照)、避雷器21(図4参照)、架空地線32(図8参照)及び保護網35(図9参照)のデータベースを表示し、装柱に対して開閉器2(図1参照)、避雷器21(図4参照)、架空地線32(図8参照)及び保護網35(図9参照)を施設することで、包括的に、しかもより効率的に開閉器2、(図1参照)、避雷器21(図4参照)、架空地線32(図8参照)及び保護網35(図9参照)の施設を行うことができる。
本発明は、開閉器、避雷器、架空地線及び保護網である装柱設備施設システム及び施設システムに用いられる情報端末機器における産業分野で利用することができる。
開閉器が備えられた装柱の概略図である。 本発明の第1実施形態例に係る装柱設備施設システムの概略ブロック構成図である。 本発明の第1実施形態例に係る装柱設備施設システムのフローチャートである。 避雷器が備えられた装柱の概略図である。 本発明の第2実施形態例に係る装柱設備施設システムの概略ブロック構成図である。 避雷器施設情報データベースの具体例の表図である。 本発明の第2実施形態例に係る装柱設備施設システムのフローチャートである。 架空地線が備えられた装柱の概略斜視図である。 保護網が備えられた装柱の概略斜視図である。 本発明の第3実施形態例に係る装柱設備施設システムの概略ブロック構成図である。 本発明の第3実施形態例に係る装柱設備施設システムのフローチャートである。 本発明の第4実施形態例に係る装柱設備施設システムの概略ブロック構成図である。
符号の説明
1 装柱
2 開閉器
3 表示端末機器
4 作業者
5 装柱設備施設サーバ
6 作業者管理手段
7 装柱管理手段
8 開閉器施設管理手段
11 作業者認証手段
12 位置認識手段
13 装柱情報参照手段
14 開閉器施設情報参照手段
15 ディスプレイ
16 GPS衛星
17 通信手段
21 避雷器
22 接地線
23 避雷器施設管理手段
24 避雷器施設情報参照手段
25 施設内容登録手段
31 高圧線
32 架空地線
33 特別高圧電線
34 高圧電線
35 保護網
37 架空地線施設情報管理手段
38 保護網施設情報管理手段
39 架空地線施設情報参照手段
40 保護網施設情報参照手段

Claims (7)

  1. 装柱に対して装柱設備を施設するための装柱設備施設システムであって、
    ネットワークを介して接続されると共にアクセスしてきた所定の端末に対して業務支援を行う装柱設備施設サーバと、ネットワークを介して接続されると共に所定の作業員によって入力操作されることで前記装柱設備施設サーバと通信を行う端末とを具備し、
    前記装柱設備施設サーバは、前記装柱設備の施設作業に必要なデータが蓄積されたデータベースと、前記装柱に関する情報を蓄積した装柱データベースと、前記装柱設備施設サーバにアクセスしてきた端末の認証を行ってアクセスを許容する認証手段と、前記認証手段によって認証された前記端末からの要求に応じて所定の施設作業に必要な情報を提供するマニュアル提供手段とを具備することを特徴とする装柱設備施設システム。
  2. 請求項1において、前記マニュアル提供手段は、施設作業の対象となる特定の装柱に関する情報を前記装柱データベースから取得し、当該装柱に対する装柱設備の施設作業に適合した情報を提供することを特徴とする装柱設備施設システム。
  3. 請求項2において、前記マニュアル提供手段は、前記施設作業の対象となる装柱を特定するための情報を前記端末から取得することを特徴とする装柱設備施設システム。
  4. 請求項3において、前記施設作業の対象となる装柱を特定するための情報は、前記装柱のID又は位置情報であることを特徴とする装柱設備施設システム。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、
    前記データベースは、前記装柱設備として開閉器を施設するための、開閉器施設の制限情報と、開閉器設置柱の低圧線の施設制限情報と、開閉器の容量選定情報と、開閉器の取付け情報と、開閉器と架空電線等との接続情報と、開閉器操作網の取付け情報と、開閉器操作網固定金物の取付け情報と、引込み用高圧開閉器の地上操作装置及び動力伝達ケーブルの取付け情報と、表示板の取付と、DM等の電源変圧器の施設と、DMR等の施設と、操作線及び電源用配線の施設と、開閉器等の接地と、施工上の注意と、装柱とを包含することを特徴とする装柱設備施設システム。
  6. 請求項1〜5の何れかにおいて、
    前記データベースは、前記装柱設備として避雷器を施設するための、避雷器の取付け方法の情報と、避雷器の接続方法の情報と、避雷器の接地方法の情報と、塩害地域の避雷器の取付け方法の情報と、表示板の取付の情報と、電源変圧器の施設の情報と、遠制子局一体型開閉器等の施設の情報と、操作線及び電源用配線の施設の情報と、開閉器等の接地の情報と、施工上の注意の情報と、装柱の情報とを包含することを特徴とする装柱設備施設システム。
  7. 請求項1〜6の何れかにおいて、
    前記データベースは、前記装柱設備として架空地線及び保護網を施設するための、架空地線の線種と選定方法の情報と、架空地線の架設時の弛緩度合いの設定方法の情報と、架空地線の取付け金物の取付け方法の情報と、架空地線の支持方法の情報と、架空地線の接続方法の情報と、架空地線の接地方法の情報と、架空地線の支線の取付け方法の情報と、架空地線取付金物に施設される同軸ケーブルの施設方法の情報と、保護網の線種と選定方法の情報と、保護網の弛緩度合いの設定方法の情報と、保護網の接地方法の情報とを包含することを特徴とする装柱設備施設システム。
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