JP2005346793A - リニアテープ用磁気ヘッド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リニアテープ用磁気ヘッドにおける微動調整用のアクチュエータの高速駆動を可能にし、磁気ヘッドブロック駆動時のステップスポンス特性の向上を可能にする。
【解決手段】 記録素子と再生素子を有した磁気ヘッドブロック12と、磁気ヘッドブロック12の両側にそれぞれ電気的に接続されたフレキシブル配線基板13〔13A,13B〕と、磁気ヘッドブロックの第1の支持部材26と磁気ヘッドブロックに対して空間を挟んで両側に配されたフレキシブル配線基板の第2の支持部材27〔27A,27B〕とが一体化された支持体14と、支持体14の全体を粗動させる電磁アクチュエータと、磁気ヘッドブロック12を微動させる圧電素子アクチュエータ14〔14A,14B〕とを有し、フレキシブル配線基板13〔13A,13B〕の一部が、磁気ヘッドブロック12と前記第2の支持部材27〔27A,27B〕の互いの対向面に固着され、フレキシブル配線基板13に粗動吸収部28と微動吸収部29が独立して設けられて成る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、DLT(Digital Linear Tape)やLTO(Linear Tape Open)に代表されるリニアテープストレージシステムに用いられるリニアテープ用磁気ヘッド装置、いわゆる磁気ヘッドアクチュエータアセンブリに関する。
近年、データ量の爆発的な増大により、大規模なバックアップが必要となり、ビット当たりのコストメリットに優れるテープ系ストレージシステムが用いられている。このテープ系ストレージシステムにおいても、容量の増加が求められており、その実現のために記録媒体(磁気テープ)の薄膜化や磁気記録密度の向上が求められている。テープ系ストレージシステムにおいては、磁気テープを高速で走行させると共にテープ走行方向を切り換え、磁気ヘッドをトラック幅方向へ移動することにより、磁気テープの全面に磁気記録データを記録するサーペンタイン記録方式が知られている。
このサーペンタイン方式のリニアテープストレージシステム、いわゆるリニアテープ記録再生装置においては、線記録密度を上げることもさることながら、トラック密度(TPI:Track Per Inch)を如何にあげられるかが、記録容量を向上させる鍵を握っている。リニアテープ記録再生装置の製品で代表的なLTOドライブでは、トラキングの位置制御用に粗動(Corse Tracking)アクチュエータと微動(Fine Tracking)アクチュエータによる2段アクチュエータが用いられている。この2段アクチュエータは、より高密度化するトラック密度に対応するためと、より高速追従するためのトラッキングサーボの高帯域化からくる要求であり、既にハードディスク等で用いられている一般的な手法である。アクチュエータとしては、ボイスコイルモータ(VCM)が一般的に用いられている。
図8は、LTOによるリニアテープ記録再生装置に用いられる磁気ヘッド装置の代表例である。この磁気ヘッド装置1は、それぞれ記録素子及び再生素子を積層した記録/再生積層素子を複数チャンネル配置し、且つサーボ素子を配置してなる第1及び第2のヘッドブロックをテープ走行方向に接合して成る磁気ヘッドブロック2が設けられる。この磁気ヘッドブロック2は支持体3に接合される。磁気ヘッドブロック2は、支持体3に連結して全体を駆動する粗動用のステッピングモータ(図示せず)と、磁気ヘッドブロックに取り付けた微動用のアクチュエータとしてのボイスコイルモータ4により、磁気テープのトラック幅方向(図において上下方向)に駆動してトラッキングを行っている。磁気ヘッドブロック2には、その両側に対称的に対のフレキシブル配線基板5〔5A,5B〕が電気的に接続される。フレキシブル配線基板5Aと5Bは、一部がトラック幅方向に関して折り返して湾曲点6を形成し、この湾曲点6により磁気ヘッドブロック2の粗動及び微動に伴うフレキシブル配線基板5〔5A,5B〕の変位量を吸収している。
しかし、ボイスコイルモータ4の共振点は200Hz程度と低く、より高トラック密度に対応するためには共振点の高いアクチュエータが必要とされている。この問題に対応する目的で、アクチュエータとしてボイスコイルモータから圧電材によるアクチュエータ、いわゆる圧電素子アクチュエータを用いて、磁気ヘッドブロックの制御を行うことが特許文献1等により提案されている。
特開平5−342544号公報
ところで、図8に示す磁気ヘッド装置1においては、磁気ヘッドブロック2へ接続されるフレキシブル配線基板5〔5A,5B〕がドライブシステム上へ配置され、取付け部7において固定される。この場合、固定部(固定点)7よりヘッド側にあるフレキシブル配線基板の荷重は、アクチュエータ動作における荷重となる。アクチュエータ動作における荷重は、磁気ヘッドブロック2と、フレキシブル配線基板5〔5A,5B〕と、フレキシブル配線基板5の固定及び磁気ヘッドブロック2の接続保護に用いられる接着剤との合計重量が加算される。
圧電素子アクチュエータは、ボイスコイルモータと比較して駆動トルクが小さいことから、可動部の重量増加は共振周波数の低下を及ぼし、磁気ヘッドブロック2を駆動したときのステップレスポンス特性(いわゆる駆動応答時間)が増加し、サーボ追従特性が悪化する問題を有する。アクチュエータ動作における荷重低減は、今後の高精度サーボ追従性に必須の改善事項である。また、フレキシブル配線基板長、及び形状によっては磁気ヘッドブロックの駆動時にフレキシブル配線基板基体の共振現象が発生し、磁気ヘッドブロック駆動時の不要共振の発生原因となる。
本発明は、上述の点に鑑み、アクチュエータの高速駆動を可能にし、磁気ヘッドブロック駆動時のステップスポンス特性の向上を可能にした、リニアテープ用磁気ヘッド装置を提供するものである。
本発明に係るリニアテープ用磁気ヘッド装置は、記録素子と再生素子を有した磁気ヘッドブロックと、磁気ヘッドブロックの両側にそれぞれ電気的に接続されたフレキシブル配線基板と、磁気ヘッドブロックの第1の支持部材と磁気ヘッドブロックに対して空間を挟んで両側に配されたフレキシブル配線基板の第2の支持部材とが一体化された支持体と、支持体の全体を粗動させる電磁アクチュエータと、磁気ヘッドブロックを微動させる圧電素子アクチュエータとを有し、フレキシブル配線基板の一部が磁気ヘッドブロックと第2の支持部材の互いの対向面に固着され、フレキシブル配線基板に粗動吸収部と微動吸収部が独立して設けられて成ることを特徴とする。
第1の支持部材と第2の支持部材としては、異なる材料で形成されて接合して形成することができる。
また、支持体及び対をなすフレキシブル配線基板としては、磁気ヘッドブロックを中心に対称的に配置することが好ましい。
圧電素子アクチュエータとしては、バイモルフアクチュエータ、あるいは積層ピエゾアクチュエータを用いることが好ましい。
本発明に係るリニアテープ用磁気ヘッド装置によれば、磁気ヘッドブロックの第1の支持部材と磁気ヘッドヘッドブロックに対して空間を挟んで両側に配置したフレキシブル配線基板の第2の支持部材とが一体された支持体を設け、このフレキシブル配線基板に電磁アクチュエータ駆動時の粗動吸収部と圧電素子アクチュエータ駆動時の微動吸収部を独立して設けることにより、微動時のフレキシブル配線基板の荷重が従来に比べて低減する。これにより、高帯域化による圧電素子アクチュエータの高速駆動が可能になる。また、重量低減により慣性力が低減するので、磁気ヘッドブロック駆動時のステップレスポンス特性を向上することができる。
第1の支持部材と第2の支持部材を異なる材料で形成して接合するときは、支持体の設計の自由度を向上することができる。
支持体及び対をなすフレキシブル配線基板を、磁気ヘッドブロックを中心に対称的に配置するときは、圧電素子アクチュエータへのバランス良く荷重が掛かり、圧電素子アクチュエータの高速駆動が良好に行われる。
圧電素子アクチュエータとして、バイモルフアクチュエータ、積層ピエゾアクチュエータを用いるときは、高速応答性がよく、高速駆動を可能にする。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2は、本発明に係るリニアテープ用磁気ヘッド装置の一実施の形態を示す構成図及び分解斜視図である。本実施の形態に係るリニアテープ用磁気ヘッド装置11は、記録素子及び再生素子を有した磁気ヘッドブロック12と、この磁気ヘッドブロック12へ電気的に接続される一対のフレキシブル配線基板13〔13A,13B〕と、磁気ヘッドブロック12及びフレキシブル配線基板13〔13A,13B〕を保持するための支持体15と、磁気ヘッドブロック12を微動調整するための圧電素子アクチュエータ14〔14A,14B〕と、図示せざるも支持体15と共に磁気ヘッドブロック12を粗動調整するためのステッピングモータとを有して構成される。
磁気ヘッドブロック12は、例えば図3に概略的に示すように、2つのヘッドアレイとなるヘッドブロック16〔16A,16B〕を接合して形成される。一方のヘッドブロック16Aには、アルチック基板上に記録素子(磁気ヘッド素子)17A及び再生素子(磁気ヘッド素子)18Aを積層した記録/再生積層素子19Aがトラック幅方向(図3の縦方向)にチャンネル数に対応して複数配列して形成される。すなわち、各記録/再生積層素子19Aは、下層シールドコア20と中間シールドコア21間に配置された例えばMR素子による再生素子17Aと、中間シールドコア21と上層磁性コア22からなり磁気ギャップgを有した例えばインダクティブ型ヘッド素子による記録素子17Aとが積層されて成る。また、縦方向に配列された記録/再生積層素子19A群の上下両端側の位置にサーボ信号を検出するサーボ用読み取り素子(磁気ヘッド素子)23Aが配置される。他方のヘッドブロック16Bには、同様にアルチック基板上に記録素子17B及び再生素子18Bを積層した記録/再生積層素子19Bがトラック幅方向にチャンネル数に対応して複数配列し、記録/再生積層素子19B群の上下両端側の位置にサーボ信号を検出するサーボ用読み取り素子23Bが配置して形成される。その他の構成はヘッドブロック16Aと同様である対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
支持体15は、上下のT字型部材を連結して断面コ字状をなす磁気ヘッドブロック12を取り付けるための第1の支持部材26と、第1の支持部材26の両側に一体に取付けられフレキシブル配線基板13〔13A,13B〕を固着するための第2の支持部材27〔27A,27B〕とから成る。第1及び第2の支持部材26及び27が例えばビス等で一体化された状態において、第1の支持部材26の中央の磁気ヘッドブロック12の取付け部26Aと、これを挟む両第2の支持部材27A、27Bとの間に空間が形成される。支持体15は磁気ヘッドブロック12を中心に、従って中央の磁気ヘッドブロック12の取付け部26Aを中心に左右対称に形成される。
一対のフレキシブル配線基板13A,13Bは、互いに左右対称に形成されると共に、それぞれ2つの屈曲した屈曲部28及び29を有する。すなわち、それぞれのフレキシブル配線基板13A,13Bは、一方側が幅狭部31とされ他方側が一部溝32aを有した幅広部32され、幅狭部31が上下に屈曲部(以下、屈曲点とう)28及び29を形成するように折り返して形成される。両フレキシブル配線基板13A及び13Bのそれぞれの下湾屈曲点29側の一部幅広とされた端部が、磁気ヘッドブロック12の両端面に電気的に接続されると共に機械的に固着される。即ち、図4に示すように、各ヘッドブロック16A,16Bのヘッド摺動面16c,16dと90°異なるヘッドウェハ面16a,16bに電気的・機械的に接合される。一方、両フレキシブル配線基板13A及び13Bの上屈曲点28と下屈曲点29間の部分が、それぞれ支持体15の第2の支持部材27A、27Bの内面、すなわち上記ヘッドウェハ面16a,16bと対向する内面に機械的に固着される。フレキシブル配線基板13A,13Bの第2支持部材27A,27Bの内面への接合は、接着材、及び接合プレート等、フレキシブル配線基板13A,13B全体を保持できる手法であれば、接合方法は問わない。また、フレキシブル配線基板13A,13Bの固定部分は第2の支持部材27A,27Bとは別個に作製し、第2の支持部材17A,17Bにネジ等で接合した構成といても良い。
ここで、後述するように、上屈曲点28がステッピングモータの粗動に追従してフレキシブル配線基板13A,13Bの移動に伴う変位量を吸収する粗動吸収部となり、下湾曲部29が圧電素子アクチュエータ14〔14A,14B〕の微動に追従してフレキシブル配線基板13A,13Bの移動に伴う変位量を吸収する微動吸収部となる。フレキシブル配線基板13A,13Bの各上屈曲点28は、10mm〜20mmの可動範囲で追従できるようになされる。また、各下屈曲点29は、20μm〜100μmの可動範囲で追従できるようになされる。
圧電素子アクチュエータ14〔14A,14B〕としては、本例ではバイモルフアクチュエータが用いられる。この上下のバイモルフアクチュエータ14A及び14Bは、その一端がそれぞれ第1支持部材26の上下T字型部材26U,26Dに固着され、他端が磁気ヘッドブロック12の両ヘッドブロック16A,16Bに共通に固着される。両バイモルフアクチュエータ14A,14Bは電圧印加により同方向に変位するように取り付けられる。
本構造により、バイモルフアクチュエータ14A,14Bにより駆動される重量は、磁気ヘッドブロック12、フレキシブル配線基板113A,13Bとヘッドブロック16A,16Bとの接続部の保護に用いる保護用接着剤33(図4参照)、及びヘッドブロック16A,16Bから第2の支持部材27A,27Bまでのフレキシブル配線基板16E、16Fの総和になる。
次に、上述の本実施の形態の磁気ヘッド装置11の動作について説明する。図3に示すように、磁気テープは磁気ヘッド装置11に対して正方向(F)と逆方向(R)に走行する。磁気テープが正方向(F)に走行する場合は、ヘッドブロック16Aの記録素子17Aにて記録し、この記録データにエラーが無きことをヘッドブロック16Bの再生素子18Bにて読み込み、確認を行う。F方向のテープ走行により磁気テープが終端まで来ると、テープ走行方向は(F)〜(R)に切り替わると共に、磁気ヘッド装置11がトラック方向へ移動し、未記録部のトラックへデータの記録が行われる。このときは、ヘッドブロック16Bの記録素子17Bにてデータの記録を行い、ヘッドブロック16Aの再生素子18Aにて記録データを読み込みエラーの無きことを確認する。
磁気ヘッド装置11のトラック方向への移動は、ステッピングモータにより全体を粗動調整し、且つサーボ素子23A,23Bにより磁気テープに予め記録されているサーボ信号を検出しながらバイモルフアクチュエータ14A,14Bを微動駆動し、磁気ヘッドブロック12を微動調整してトラック位置決めがなされる。
そして、磁気ヘッド装置11の全体がステッピングモータによって駆動する粗動調整時には、その粗動に伴うフレキシブル配線基板113A,13Bの変位量が上屈曲点28により吸収される。磁気ヘッドブロック12がバイモルフアクチュエータ14A,14Bによって駆動する微動調整時には、その微動に伴うフレキシブル配線基板113A,13Bの変位量が下屈曲点29により吸収される。
一方、バイモルフアクチュエータ14A,14Bの駆動に影響を与えるフレキシブル配線基板13〔13A,13B〕の荷重は、上述したように、ヘッドブロック16A,16Bから第2の支持部材27A,27Bまでの部分16E,16Fのみの荷重となり、例えば、図8の従来構造の1.5gから0.3gとなり1.2gの重量低減が可能になる。
上述の本実施の形態に係る磁気ヘッド装置11によれば、バイモルフアクチュエータ14A,14Bに掛かるフレキシブル配線基板13A,13Bの荷重が低減することにより、バイモルフアクチュエータ14A,14Bの高速駆動が可能になる。図7に、微動調整用の圧電素子アクチュエータの周波数特性を示す。縦軸にヘッドブロック12の変位量、横軸に周波数をとる。図中、曲線aが従来構造の周波数特性、曲線bが本実施の形態の周波数特性である。本実施の形態では、ヘッドブロックをバイモルフアクチェータでトラック幅方向(V方向)へ駆動した時の共振周波数が500kHz程度向上している。従って、高帯域化により圧電素子アクチュエータの高速駆動を可能にする。また、重量低減により慣性力が現象することからヘッドブロック駆動時のステップレスポンス特性も向上する。
次に、図5及び図6に本発明に係るリニアテープ用磁気ヘッド装置の他の実施の形態を示す。本実施の形態に係る磁気ヘッド装置41は、磁気ヘッドブロック12を微動調整するための圧電素子アクチュエータとして積層ピエゾアクチュエータ42を用いて構成される。即ち、この磁気ヘッドブロック41は、前述と同様に、記録素子及び再生素子を有した磁気ヘッドブロック12と、この磁気ヘッドブロック12へ電気的に接続される一対のフレキシブル配線基板13〔13A,13B〕と、磁気ヘッドブロック12及びフレキシブル配線基板13〔13A,13B〕を保持するための支持体15と、磁気ヘッドブロック12を微動調整するための圧電素子アクチュエータと、図示せざるも支持体15と共に磁気ヘッドブロック12を粗動調整するためのステッピングモータとを有して成る。そして、この場合、圧電素子アクチュエータとして積層ピエゾアクチュエータ42を用いて構成される。
図6に示すように、この積層ピエゾアクチュエータ42は、磁気テープのトラック幅方向(V方向)に伸縮するように、その下端が支持体14の下部支持部材26Dに固着される。また、積層ピエゾアクチュエータ42の上端が逆L字状部材44の上端に固着される。この逆L字部材44の前面に磁気ヘッドブロック12が取り付けられる。そして、逆L字状部材44の上下端が、支持体14の第2の支持部材27A,27B間に指し渡れた板バネ43に支持される。磁気ヘッドブロック12は、逆L字状部材44と共に積層ピエゾアクチュエータ42の駆動により、トラック幅方向に微動調整される。積層ピエゾアクチュエータ42以外の構成は、前述の図1と同様であるので、対応する部分に同一符号を付して重複説明を省略する。
本実施の形態に係るリニアテープ用磁気ヘッド素子においても、積層ピエゾアクチュエータ42に掛かるフレキシブル配線基板13A,13Bの荷重を低減することができ、バイモルフアクチュエータ14A,14Bを高速駆動することができる。また、重量低減により慣性力が現象することからヘッドブロック駆動時のステップレスポンス特性も向上する。なお、積層ピエゾアクチュエータを用いた場合も、図5の曲線bと同様の周波数特性が得られる。
本発明に係るリニアテープ用磁気ヘッド装置の一実施の形態を示す構成図である。 図1のリニアテープ用磁気ヘッド装置の分解斜視図である。 本実施の形態に係る磁気ヘッドブロックの一例を示す概略構成図である。 図1のリニアテープ用磁気ヘッド装置の要部の斜視図である。 本発明に係るリニアテープ用磁気ヘッド装置の他の実施の形態を示す構成図である。 図5の要部の分解斜視図である。 図1の実施の形態のリニアテープ用磁気ヘッドの共振特性を比較したグラフである。 従来のリニアテープ用磁気ヘッド装置の例を示す構成図である。
符号の説明
11・・リニアテープ用磁気ヘッド装置、12・・磁気ヘッドブロック、13〔13A,13B〕・・フレキシブル配線基板、14〔14A,14B〕・・バイモルフアクチュエータ、16〔16A,16B〕・・ヘッドブロック、17〔17A,17B〕・・記録素子、18〔18A,18B〕・・再生素子、19〔19A,19B〕・・記録/再生積層素子、20・・下層シールドコア、21・・中間シールドコア、22・・上層磁性コア、26・・第1の支持部材、27〔27A,27B〕・・第2の支持部材、31・・幅狭部、32・・幅広部、28・・上屈曲点、29・・下屈曲点、41・・リニアテープ用磁気ヘッド装置、42・・積層ピエゾアクチュエータ、43・・板バネ

Claims (5)

  1. 記録素子と再生素子を有した磁気ヘッドブロックと、
    前記磁気ヘッドブロックの両側にそれぞれ電気的に接続されたフレキシブル配線基板と、
    前記磁気ヘッドブロックの第1の支持部材と前記磁気ヘッドブロックに対して空間を挟んで両側に配された前記フレキシブル配線基板の第2の支持部材とが一体化された支持体と、
    前記支持体の全体を粗動させる電磁アクチュエータと、
    前記磁気ヘッドブロックを微動させる圧電素子アクチュエータとを有し、
    前記フレキシブル配線基板の一部が、前記磁気ヘッドブロックと前記第2の支持部材の互いの対向面に固着され、
    前記フレキシブル配線基板に粗動吸収部と微動吸収部が独立して設けられて成る
    ことを特徴とするリニアテープ用磁気ヘッド装置。
  2. 前記第1の支持部材と第2の支持部材が、異なる材料で形成されて接合されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のリニアテープ用磁気ヘッド装置。
  3. 前記支持体及び対をなす前記フレキシブル配線基板が、前記磁気ヘッドブロックを中心に対称的に配置されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のリニアテープ用磁気ヘッド装置。
  4. 前記圧電素子アクチュエータにバイモルフアクチュエータが用いられて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のリニアテープ用磁気ヘッド装置。
  5. 前記圧電素子アクチュエータに積層ピエゾアクチュエータが用いられて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のリニアテープ用磁気ヘッド装置。
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