JP2005346640A - 曲情報配信システム及び曲情報配信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 効率的に曲情報を取得することができる曲情報配信システム及び曲情報配信装置を提供すること。
【解決手段】 TOC情報を受信した曲情報配信装置200のCPU20は、TOC情報に関連する曲情報を曲情報データベース23にて検索し、抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも大きいか否かを判定する(ステップS11〜ステップS13)。CPU20は、抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも小さい場合は、他の曲情報などを送信する余地があるため、他の曲情報などを検索するための情報としてユーザDB24からユーザの履歴情報を取得する(ステップS14)。そして、CPU20は、送信する曲情報などのデータ量が最大送信容量以下である場合は、今回の検索で抽出されたアーティストの他の曲情報などを検索して、車載オーディオ装置100のCPU2に送信する(ステップS15〜ステップS21)。
【選択図】 図3
【解決手段】 TOC情報を受信した曲情報配信装置200のCPU20は、TOC情報に関連する曲情報を曲情報データベース23にて検索し、抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも大きいか否かを判定する(ステップS11〜ステップS13)。CPU20は、抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも小さい場合は、他の曲情報などを送信する余地があるため、他の曲情報などを検索するための情報としてユーザDB24からユーザの履歴情報を取得する(ステップS14)。そして、CPU20は、送信する曲情報などのデータ量が最大送信容量以下である場合は、今回の検索で抽出されたアーティストの他の曲情報などを検索して、車載オーディオ装置100のCPU2に送信する(ステップS15〜ステップS21)。
【選択図】 図3
Description
本発明は、曲情報配信システム及び曲情報配信装置に関するものである。
従来、CDなどの音楽媒体の曲情報をインターネット網を介して配信する曲情報配信システムが知られている。
この曲情報配信システムは、クライアント側の情報機器のCDドライブにCDを装填すると、情報機器はCDドライブにより読み込まれたTOC情報を、インターネット網を介して所定の外部局のサーバに送信する。外部局のサーバでは、クライアントから送られてきたTOC情報を検索キーとしてデータベース内を検索し、該当するCDのアルバム名、アーティスト名、曲名、ジャンル等の曲情報をクライアントに送信する。
しかしながら、クライアント側の情報機器としてカーオーディオ装置など車載装置を用いる場合、車載装置におけるインターネット環境は、インターネット網へ接続する度に接続料金が課金されたり、通信容量が小さかったりなど環境が整っていない場合がある。
このようなインターネット環境における車載装置にて曲情報を取得しようとした場合、新しいCDを購入するたびにインターネット接続料金が必要となったり、大量の曲情報を一括して取得しようとすると通信時間が長くなったりなど効率的に曲情報を取得することができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、効率的に曲情報を取得することができる曲情報配信システム及び曲情報配信装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために請求項1に記載の曲情報配信システムは、車両に設けられた車載装置と外部局に設けられた曲情報配信装置とが通信接続された曲情報配信システムであって、車載装置は曲情報配信装置と通信を行なう車載送受信手段と、複数の楽曲データ及びその複数の楽曲データの目次情報であるコンテンツデータを記憶した音楽媒体から楽曲データ及びコンテンツデータを読み込む読込手段と、コンテンツデータに対応付けて楽曲データの曲情報を記憶する車載記憶手段と、読み込まれたコンテンツデータに対応する楽曲データの曲情報が車載記憶手段に記憶されてない場合に、コンテンツデータを曲情報配信装置に送信する車載制御手段とを備える。そして、曲情報配信装置は車載装置と通信を行なう外部局送受信手段と、コンテンツデータと曲情報とを関連付けて記憶する曲情報記憶手段と、受信したコンテンツデータに関連する曲情報及びその曲情報に関係する付加的な曲情報を曲情報記憶手段から検索すると共に、この検索にて抽出された曲情報を車載装置に送信する外部局制御手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、外部局に設けられた外部局制御手段が、受信したコンテンツデータに関連する曲情報と、その曲情報に関係する付加的な曲情報を曲情報記憶手段から検索して、この検索にて抽出された曲情報を車載装置に送信することによって、車載送受信手段にて通信を行なう頻度を減らすことができ効率的に曲情報を取得することができる。
また、音楽には自分の好みのアーティスト、ジャンル、曲調があることが多いものである。よって、音楽媒体を購入する際にも、同じアーティストの音楽媒体をシリーズで購入したり、同じジャンルの音楽媒体をシリーズで購入したり、同じ曲調の音楽媒体をシリーズで購入したりすることが多い。
従って、請求項2、請求項3、請求項4に示すように、同じアーティストの別の曲情報、同じジャンルの別の曲情報、同じ曲調の別の曲情報を付加的な曲情報として検索することによって、新たな音楽媒体を購入した場合でも、曲情報が車載記憶手段に記憶されている可能性が高くなり通信を行なう頻度を減らすことができる。
また、請求項5に記載の曲情報配信システムでは、車載制御手段は車載装置のユーザを識別するためのユーザ識別情報を備えており、ユーザ識別情報をコンテンツデータと共に曲情報配信装置に送信するものであり、曲情報配信装置はユーザ識別情報とユーザ識別情報毎の検索履歴及び送信履歴とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段を備え、外部局制御手段はユーザ情報記憶手段に基づいてユーザの好みを判定すると共に、ユーザの好みに応じて付加的な曲情報を検索することを特徴とするものである。
このように、ユーザ識別情報毎の検索履歴及び送信履歴に基づいてユーザの好みを判定し、このユーザの好みに応じて付加的な曲情報を検索することによっても、通信を行なう頻度を減らすことができる。
また、請求項6に記載の曲情報配信システムでは、曲情報記憶手段は曲情報に関連する付加情報を記憶しており、外部局制御手段はユーザの好みに応じて付加情報を検索すると共に、検索にて抽出された付加情報を車載装置に送信することを特徴とするものである。
このように、曲情報記憶手段に付加情報を記憶しておき、ユーザの好みに応じた付加情報を車載装置に送信することによって、曲情報以外の情報も取得することができる。
また、請求項7に記載の曲情報配信システムでは、外部局制御手段は、ユーザ情報記憶手段に記憶されていない曲情報、付加情報を車載装置に送信することを特徴とするものである。
このように、過去に送信したことがない曲情報、付加情報を車載装置に送信することによって、無駄な通信を防止することができる。
また、請求項8に記載の曲情報配信システムでは、曲情報配信装置は外部局送受信手段にて送信する送信量を規定する最大送信容量が設定されており、外部局制御手段は送信量が最大送信容量以内である場合に、曲情報、付加情報を検索することを特徴とするものである。
このように、外部局制御手段は送信量が最大送信容量以内である場合に、曲情報、付加情報を検索することによって、通信時間が極端に長くなることなく曲情報などを取得することができる。
また、請求項9乃至請求項16に記載の表示装置での作用・効果に関しては、上述の請求項1乃至請求項7と同様であるため説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態における曲情報配信システムに関して、図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係わる車載オーディオ装置100の概略構成を示すブロック図である。図2は本発明の実施の形態に係わる曲情報配信装置200の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、本発明における車載装置を車載オーディオ装置100に適用し、音楽媒体として音楽CD1aを用いた例にて説明する。
本実施の形態における曲情報配信システムは、車載オーディオ装置100と曲情報配信装置200とから構成され、この車載オーディオ装置100と曲情報配信装置200とは図示しないインターネット網を介して通信接続される。
まず、車載オーディオ装置100に関して説明する。図1に示すように車載オーディオ装置100は、車載オーディオ装置100の全体の動作を制御するCPU2にバスを介してCDドライブ1、送受信部3、HDD4、D/Aコンバータ5、ROM6、RAM7、表示制御部8、リモコン受信機9が接続される。
CDドライブ1は、音楽CD1aを回転可能な状態で保持するターンテーブルや、音楽CD1aに記憶された楽曲データ、TOC(Table Of Contents)情報を読み込む光ピックアップなどを備える。CDドライブ1は、音楽CD1aが挿入されると音楽CD1aをターンテーブルで回転させながら光ピックアップにて音楽CD1aに記憶された楽曲データ及びTOC情報を読み込み、その読み込んだ楽曲データ及びTOC情報をCPU2へ出力する。なお、TOCとは、音楽CD1aに記録されている楽曲の曲数、演奏時間、休止時間等の演奏時間情報を記録してある目次情報であり、本発明におけるコンテンツデータに相当するものである。
CPU2は、通常のコンピュータとして構成されており、CDドライブ1から出力された楽曲データをD/Aコンバータ5に出力する。また、CPU2は、CDドライブ1から出力されたTOC情報を送受信部3に出力する。なお、CPU2は本発明における車載制御手段に相当するものである。
送受信部3は、送信部、変調部、復調部、受信部などを備えたモデムなどからなる。送受信部3はCPU2に制御され、ROM6に記憶されたアドレス情報(URL:Uniform Resource Locatorなど)に基づいてインターネット網を介して曲情報配信装置200と通信接続し、データの送受信を行なう。なお、送受信部3を介して送受信されるデータとは、TOC情報、曲情報、及びユーザ識別情報などである。このユーザ識別情報は、曲情報配信装置200にてユーザを識別するために車載オーディオ装置100のユーザに割りふられた情報である。
HDD4は、TOC情報と曲情報とを関連付けて記憶するものであり、本発明における車載記憶手段に相当する曲情報DB(以下、曲情報データベースとも称する)を備える。曲情報は、曲情報配信装置200から送信されるものであり、CPU2は、曲情報を曲情報配信装置200から受信する度に曲情報データベースを更新する。なお、曲情報とは、音楽CD1aのアルバム名、アーティスト名、曲名、ジャンル、発売日、曲調などであり、同じアーティスト名、同じジャンル、同じ曲調毎にリンクされている。また、曲情報データベースには、曲情報配信装置200から送信される新譜の発売情報(新規アルバム情報)、コンサート情報などの付加情報も記憶される。
D/Aコンバータ5は、CPU2から出力される楽曲データファイルをアナログ信号に変換し、そのアナログ信号をアンプ5aに出力する。アンプ5aは、D/Aコンバータ5から出力された楽曲データファイルのアナログ信号を増幅したのち、スピーカ5bに出力する。そして、スピーカ5bは、アンプ5aから出力されたアナログ信号を放音する。
ROM6には、システムプログラム、フォントデータ、アドレス情報、ユーザ識別情報などが記憶されている。システムプログラムは、CPU2が車載オーディオ装置100の動作を制御する際のプログラムである。フォントデータは、歌詞や曲名などをモニタ8aに表示するためのものであり、明朝体や丸ゴジック体などの複数種類のフォントが記憶されている。
RAM7は、CPU2などが動作する上で必要なデータを一旦格納するワークエリアが設定される。表示制御部8は、モニタ8aと接続されており、ROM6に格納されたフォントを使用して演奏中の音楽CD1aの曲情報を表示する。
リモコン受信機9は、赤外線受信部などを備える。リモコン受信機9は、リモコン9aから送信される赤外線信号を受信すると、その赤外線信号に応じて音楽CD1aの再生・停止などの車載オーディオ装置100の操作と関連付けられた操作信号をCPU2に出力する。
次に、曲情報配信装置200に関して説明する。曲情報配信装置200は、図示しない楽曲情報を管理・配信するサービスプロバイダなどの外部局に設けられるものである。図2に示すように曲情報配信装置200は、曲情報配信装置200の全体の動作を制御するCPU20にバスを介して送受信部21、HDD22が接続される。
CPU20は、本発明における外部局制御手段に相当するものであり、通常のコンピュータとして構成されており、曲情報、ユーザデータなどの検索、及び検索にて抽出された曲情報などの送信などを行なう。また、CPU20は、後ほど説明する最大送信容量が設定されており、曲情報を検索する際には、送信する曲情報などのデータ量がこの最大送信容量以内である場合に曲情報を検索する。
送受信部21は、送信部、変調部、復調部、受信部などを備えたモデムなどからなる。送受信部21はCPU2に制御され、インターネット網を介して曲情報配信装置200と通信接続し、データの送受信を行なう。なお、送受信部21を介して送受信されるデータとは、TOC情報、曲情報、及びユーザ識別情報である。
HDD22は、本発明における曲情報記憶手段に相当する曲情報データベース23(図2では、曲情報DBと記載)、本発明におけるユーザ情報記憶手段に相当するユーザデータベース24(図2では、ユーザDBと記載)を備える。
曲情報データベース23は、TOC情報と曲情報とが関連付けて記憶されたデータベースであり、アルバムが発売される度にCPU20によって更新される。この曲情報とは、音楽CD1aのアルバム名、アーティスト名、曲名、ジャンル、発売日、曲調などである。また各曲情報は、同じアーティスト名、同じジャンル、同じ曲調毎にリンクされている。更に、曲情報データベース23には、アーティスト、ジャンル、曲調に関連した新譜の発売情報(新規アルバム情報)、コンサート情報などの付加情報も記憶されている。
ユーザデータベース24は、ユーザの好みを判定するためのものであり、ユーザ識別情報と履歴情報とが関連付けされて記憶されたデータベースである。CPU20は、曲情報データベース23を検索する度にこのユーザデータベース24を更新する。履歴情報とは、検索履歴、送信情報履歴を含むものであり、CPU20が車載オーディオ装置100から送信されたユーザ識別情報に対してどのような曲情報を検索したか、及びどのような曲情報を送信したか、及び検索日付、送信日付など示すものである。
ここで、本実施の形態における車載オーディオ装置100及び曲情報配信装置200の動作について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係わる車載オーディオ装置100の動作を示すフロー図である。図4は、本発明の実施の形態に係わる曲情報配信装置200の動作を示すフロー図である。
なお、図3に示すフローは、CDドライブ1に音楽CD1aが挿入されるとスタートする。また、図4に示すフローは、曲情報配信装置200(CPU20)がTOC情報及びユーザ識別情報を受信するとスタートする。
図3におけるステップS1では、車載オーディオ装置100のCPU2は、CDドライブ1から出力されるTOC情報を取得する。
図3におけるステップS2では、TOC情報を取得したCPU2は、このTOC情報に関連する曲情報を車載オーディオ装置100のHDD4の曲情報データベースにて検索する。これは、TOC情報に関連する曲情報を曲情報配信装置200から取得するか否かを判定するためである。既に関連する曲情報を曲情報配信装置200から取得しており、車載オーディオ装置100のHDD4に曲情報が記憶されているようなTOC情報である場合、改めて曲情報を取得する必要はない。
図3におけるステップS3では、CPU2は、ステップS2での検索結果に基づいて、曲情報があるか否かを判定し、車載オーディオ装置100のHDD4に曲情報が記憶されていた場合はステップS8へ進み、HDD4に曲情報が記憶されていなかった場合はステップS4へ進む。
図3におけるステップS4では、CPU2は、曲情報配信装置200のCPU20にTOC情報を送信できるか否かを判定するために、送受信部3を介してROM6に記憶されたアドレス情報に基づいてインターネット網に接続できるか否かを判定する。そして、CPU2は、インターネット網に接続が可能な場合はステップS5へ進み、インターネット網に接続が不可能な場合は処理を終了する。
図3におけるステップS5では、CPU2は、TOC情報に関連する曲情報を取得するために、ステップS1にて取得したTOC情報及びユーザ識別情報を送受信部3を介して曲情報配信装置200のCPU20に送信する。
このTOC情報を受信した曲情報配信装置200のCPU20は、図4におけるステップS11にて、このTOC情報に関連する曲情報を曲情報配信装置200のHDD22の曲情報データベース23にて検索する。
そして、図4におけるステップS12では、CPU20は、ステップS11での検索結果に基づいて曲情報があるか否かを判定し、HDD22に曲情報が記憶されていた場合はステップS13へ進み、HDD22に曲情報が記憶されていなかった場合はステップS22へ進む。
図4におけるステップS22では、CPU20は、ユーザDB24からユーザの履歴情報を取得する。これは、今回受信したTOC情報に関連する曲情報がHDD22に記憶されておらず、送受信部21にて送信するデータ量が後ほど説明する最大送信容量を超えていないため、他の曲情報などを検索するための情報を得るためである。
図4におけるステップS13では、CPU20は、ステップS11にて抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも大きいか否かを判定する。CPU20は、ステップS11にて抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも小さい場合はステップS14へ進み、ステップS11にて抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも大きい場合はステップS20へ進む。
これは、通信時間が長くなることによってユーザに不快感を与えることを低減しつつ、効率的に曲情報を送信するためである。本実施の形態における送受信部3のような車両に搭載される通信装置は、一般的には通信容量が小さい。このような通信装置を用いて大量のデータを送受信する場合、通信時間が長くなり、ユーザに不快感を与える可能性がある。
従って、CPU20が送受信部21を介して送信する曲情報のデータ量が最大送信容量になるまで必用に応じて曲情報などの情報を付加して送信するようにする。なお、この最大送信容量は、送受信部3の通信容量に応じて適切な値を設定してCPU2などの図示しない記憶装置に記憶しておく。また、本実施の形態における最大送信容量とは、あくまでも通信時間の長時間化を防止するための目安であり、送信するデータ量が最大送信容量を多少超えた場合でも、通信を不可能にするというものではない。
図4におけるステップS14では、CPU20は、送信する曲情報のデータ量がまだ最大送信容量を超えておらず、他の曲情報などを送信する余地があるため、他の曲情報などを検索するための情報としてユーザDB24からユーザの履歴情報を取得する。
図4におけるステップS15では、CPU20は、上述のように効率的に曲情報を送信するために、ステップS11の検索結果及びステップS14にて取得したユーザの履歴情報に基づいて、今回抽出された曲情報のアーティストと同じアーティストであり、今までに送信したことがない曲情報を検索する。
図4におけるステップS16では、CPU20は、ステップS15までに抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも大きいか否かを判定する。CPU20は、ステップS15までに抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも小さい場合は、まだ他の曲情報などを送信できる余地があると判断しステップS17へ進む。一方、ステップS15までに抽出された曲情報のデータ量が最大送信容量よりも大きい場合は、これ以上他の曲情報を送信すると通信時間の長時間化を招く可能性があるため、曲情報の検索を止めてステップS20へ進む。
図4におけるステップS17では、CPU20は、送信容量に余裕があるため、ステップS14及びステップS22にて取得したユーザの履歴情報に基づいて、ユーザの好みに応じた新規アルバム情報を検索する。ユーザの好みに応じた新規アルバム情報を検索する場合、CPU20はユーザの履歴情報に基づいて検索回数もしくは送信回数が比較的多い曲情報に含まれるアーティスト、ジャンル、曲調を算出する。すなわち、CPU20は、検索回数もしくは送信回数が比較的多いアーティスト、ジャンル、曲調を算出する。そして、CPU20は、算出したアーティスト、ジャンル、曲調の新規アルバム情報であって、今回の検索日付以降の新規アルバム情報を検索する。
図4におけるステップS18では、CPU20は、ステップS17までに抽出された曲情報などのデータ量が最大送信容量よりも大きいか否かを判定する。CPU20は、ステップS17までに抽出された曲情報などのデータ量が最大送信容量よりも小さい場合は、まだ他の曲情報などを送信できる余地があると判断しステップS19へ進む。一方、ステップS17までに抽出された曲情報などのデータ量が最大送信容量よりも大きい場合は、これ以上他の曲情報を送信すると通信時間の長時間化を招く可能性があるため、曲情報の検索を止めてステップS20へ進む。
図4におけるステップS19では、CPU20は、他の曲情報を送信する余地があるため、今回の検索結果、及びステップS14にて取得したユーザの履歴情報に基づいて、今回抽出された曲情報のジャンルと同じジャンルであり、今までに送信したことがない曲情報を検索する。
図4におけるステップS20では、CPU20は、今回のステップS11、ステップS15、ステップS17、ステップS19にて抽出された曲情報などをユーザDB24に登録する。これは、次回以降の検索に使用するためである。図4におけるステップS21では、CPU20は、今回の検索で抽出された曲情報などを送受信部21を介して車載オーディオ装置100のCPU2に送信する。
ここで図3に戻ってステップS6では、車載オーディオ装置100のCPU2は、送受信部3にて曲情報などを受信したか否かを判定する。CPU2は、曲情報などを受信した場合はステップS7へ進み、曲情報などを受信してない場合は処理を終了する。
図3におけるステップS7では、CPU2は、曲情報配信装置200のCPU20から受信した曲情報及び/又は新規アルバム情報をHDD4の曲情報データベースに追加して、曲情報データベースを更新する。
図3におけるステップS8では、CPU2は、受信した曲情報にステップS5にて送信したTOC情報に関連する曲情報が含まれる場合は、その曲情報を表示制御部8に出力することによってモニタ8aに曲情報を表示する。また、新規アルバム情報を受信した場合は、その新規アルバム情報を表示制御部8に出力することによってモニタ8aに新規アルバム情報を表示する。
なお、本実施の形態においては、必用に応じて付加する情報を今回抽出されたアーティストと同じアーティストの曲情報、ユーザの好みに応じた新規アルバム情報、今回抽出された曲情報のジャンルと同じジャンルの曲情報とする例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
必用に応じて付加する情報としては、検索回数もしくは送信回数が比較的多い曲情報に含まれるアーティスト、ジャンル、曲調、すなわち検索回数もしくは送信回数が比較的多いアーティスト、ジャンル、曲調など、ユーザの好みと思われる曲情報とするようにしてもよい。
また、その他にも必用に応じて付加する情報としては、検索回数もしくは送信回数が比較的多い曲情報に含まれるアーティスト、ジャンル、曲調に対応する新規アルバム情報、コンサート情報などの付加情報としてもよい。
また、これらの必用に応じて付加する情報は、1つの情報を用いてもよいし、複数の情報を用いてもよい。また、情報を複数用いる場合、その組み合わせを限定するものではない。
1 CDドライブ、1a 音楽CD、2 CPU、3 送受信部、4 HDD、5 D/Aコンバータ、5a アンプ、5b スピーカ、6 ROM、7 RAM、8 表示制御部、8a モニタ、9 リモコン受信機、9a リモコン、20 CPU、21 送受信部、22 HDD、23 曲情報DB、24 ユーザDB、100 車載オーディオ装置、200 曲情報配信装置
Claims (16)
- 車両に設けられた車載装置と外部局に設けられた曲情報配信装置とが通信接続された曲情報配信システムであって、
前記車載装置は、
前記曲情報配信装置と通信を行なう車載送受信手段と、
複数の楽曲データ及び当該複数の楽曲データの目次情報であるコンテンツデータを記憶した音楽媒体から当該楽曲データ及びコンテンツデータを読み込む読込手段と、
前記コンテンツデータに対応付けて前記楽曲データの曲情報を記憶する車載記憶手段と、
前記読み込まれたコンテンツデータに対応する楽曲データの曲情報が前記車載記憶手段に記憶されてない場合に、当該コンテンツデータを前記曲情報配信装置に送信する車載制御手段とを備え、
前記曲情報配信装置は、
前記車載装置と通信を行なう外部局送受信手段と、
前記コンテンツデータと前記曲情報とを関連付けて記憶する曲情報記憶手段と、
前記受信したコンテンツデータに関連する曲情報及び当該曲情報に関係する付加的な曲情報を前記曲情報記憶手段から検索すると共に、当該検索にて抽出された曲情報を前記車載装置に送信する外部局制御手段とを、
を備えることを特徴とする曲情報配信システム。 - 前記曲情報は、前記楽曲データのアーティストを含むものであり、前記外部局制御手段は、前記受信したコンテンツデータに関連する曲情報のアーティストと同じアーティストの別の曲情報を前記付加的な曲情報として検索することを特徴とする請求項1に記載の曲情報配信システム。
- 前記曲情報は、前記楽曲データのジャンルを含むものであり、前記外部局制御手段は、前記受信したコンテンツデータに関連する曲情報のジャンルと同じジャンルの別の曲情報を前記付加的な曲情報として検索することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の曲情報配信システム。
- 前記曲情報は、前記楽曲データの曲調を含むものであり、前記外部局制御手段は、前記受信したコンテンツデータに関連する曲情報の曲調と同じ曲調の別の曲情報を前記付加的な曲情報として検索することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の曲情報配信システム。
- 前記車載制御手段は、前記車載装置のユーザを識別するためのユーザ識別情報を備えており、当該ユーザ識別情報を前記コンテンツデータと共に前記曲情報配信装置に送信するものであり、前記曲情報配信装置は、前記ユーザ識別情報と当該ユーザ識別情報毎の検索履歴及び送信履歴とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段を備え、前記外部局制御手段は、当該ユーザ情報記憶手段に基づいて前記ユーザの好みを判定すると共に、当該ユーザの好みに応じて前記付加的な曲情報を検索することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の曲情報配信システム。
- 前記曲情報記憶手段は、前記曲情報に関連する付加情報を記憶しており、前記外部局制御手段は、前記ユーザの好みに応じて当該付加情報を検索すると共に、当該検索にて抽出された当該付加情報を前記車載装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の曲情報配信システム。
- 前記外部局制御手段は、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていない曲情報、付加情報を前記車載装置に送信することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の曲情報配信システム。
- 前記曲情報配信装置は、前記外部局送受信手段にて送信する送信量を規定する最大送信容量が設定されており、前記外部局制御手段は、当該送信量が最大送信容量以内である場合に、前記曲情報、付加情報を検索することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の曲情報配信システム。
- 車載装置との通信を行なう外部局送受信手段と、
複数の楽曲データ及び当該複数の楽曲データの目次情報であるコンテンツデータを記憶した音楽媒体の前記コンテンツデータと当該コンテンツデータに対応する曲情報とを関連付けて記憶する曲情報記憶手段と、
前記車載装置から前記コンテンツデータを受信すると、当該コンテンツデータに関連する曲情報及び当該曲情報に関係する付加的な曲情報を前記曲情報記憶手段から検索すると共に、当該検索にて抽出された曲情報を当該車載装置に送信する外部局制御手段とを、
を備えることを特徴とする曲情報配信装置。 - 前記曲情報は、前記楽曲データのアーティストを含むものであり、前記外部局制御手段は、前記受信したコンテンツデータに関連する曲情報のアーティストと同じアーティストの別の曲情報を前記付加的な曲情報として検索することを特徴とする請求項9に記載の曲情報配信装置。
- 前記曲情報は、前記楽曲データのジャンルを含むものであり、前記外部局制御手段は、前記受信したコンテンツデータに関連する曲情報のジャンルと同じジャンルの別の曲情報を前記付加的な曲情報として検索することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の曲情報配信装置。
- 前記曲情報は、前記楽曲データの曲調を含むものであり、前記外部局制御手段は、前記受信したコンテンツデータに関連する曲情報の曲調と同じ曲調の別の曲情報を前記付加的な曲情報として検索することを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の曲情報配信装置。
- 前記車載装置のユーザを識別するためのユーザ識別情報と当該ユーザ識別情報毎の検索履歴及び送信履歴とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段を備え、前記外部局制御手段は、当該ユーザ情報記憶手段に基づいて前記ユーザの好みを判定すると共に、当該ユーザの好みに応じて前記付加的な曲情報を検索することを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれかに記載の曲情報配信装置。
- 前記曲情報記憶手段は、前記曲情報に関連する付加情報を記憶しており、前記外部局制御手段は、前記ユーザの好みに応じて当該付加情報を検索すると共に、当該検索にて抽出された当該付加情報を前記車載装置に送信することを特徴とする請求項13に記載の曲情報配信装置。
- 前記外部局制御手段は、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていない曲情報、付加情報を前記車載装置に送信することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の曲情報配信システム。
- 前記曲情報配信装置は、前記外部局送受信手段にて送信する送信量を規定する最大送信容量が設定されており、前記外部局制御手段は、当該送信量が最大送信容量以内である場合に、前記曲情報、付加情報を検索することを特徴とする請求項9乃至請求項15のいずれかに記載の曲情報配信装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010518511A (ja) * | 2007-02-08 | 2010-05-27 | カレイドスケイプ・インコーポレイテッド | メタデータを使用したデジタルメディアの認証 |
US8762402B2 (en) | 2009-08-27 | 2014-06-24 | Mitsubishi Electric Corporation | In-vehicle media playback device |
-
2004
- 2004-06-07 JP JP2004168724A patent/JP2005346640A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010518511A (ja) * | 2007-02-08 | 2010-05-27 | カレイドスケイプ・インコーポレイテッド | メタデータを使用したデジタルメディアの認証 |
US8762402B2 (en) | 2009-08-27 | 2014-06-24 | Mitsubishi Electric Corporation | In-vehicle media playback device |
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