JP2005346552A - 遠隔医療監査システムおよび遠隔医療監査方法 - Google Patents

遠隔医療監査システムおよび遠隔医療監査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005346552A
JP2005346552A JP2004167174A JP2004167174A JP2005346552A JP 2005346552 A JP2005346552 A JP 2005346552A JP 2004167174 A JP2004167174 A JP 2004167174A JP 2004167174 A JP2004167174 A JP 2004167174A JP 2005346552 A JP2005346552 A JP 2005346552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intraoperative
information
audit
medical institution
institution system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004167174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4186074B2 (ja
Inventor
Takehiro Noga
丈弘 野賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2004167174A priority Critical patent/JP4186074B2/ja
Publication of JP2005346552A publication Critical patent/JP2005346552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4186074B2 publication Critical patent/JP4186074B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】 医療機関の医療監査を第三者により行う際には、当該関係者間の煩雑な作業を要する。
【解決手段】 監査機関システム(200)と通信ネットワーク(100a)を介して接続された医療機関システム(1)が、医療機関における施術状況を示す術中映像を撮影すると共に該施術中のバイタルサインを含む術中情報を出力し、術中情報および術中映像を符号化して監査機関システムへ送信する。これを受信した監査機関システムは、受信データのID情報を医療機関システムへ通知し、また、受信データを復号して当該術中情報および術中映像を出力し、その後、入力された監査結果データをID情報と関連付けて記録する。医療機関システムは、送信した術中記録データに対応するID情報を監査機関システムへ送信し、監査機関システムは、受信したID情報に対応する監査結果データを検索し当該監査結果データを医療機関システムへ送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、医療機関にて実施された医療行為について監査を行うためのシステムに関し、特に、医療機関とは別個の機関により通信ネットワークを利用して医療監査を行うためのシステムおよび監査方法に関する。
従来、医療機関において重大な外科手術等の医療行為を行う際、万一の不慮の医療事故における執刀医師等の過失の有無を判断するために、その医療機関に従事する者が、手術室内にて立ち会う、あるいは手術室内部の撮像カメラにより撮影された術中映像を手術と同時並行的に別室にて視聴することにより、同医療機関内にて医療監査を行う。
このような医療機関にて実施される手術での手技や、患者の様態等を公開するための技術的手法として、例えば、後述の特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の手法は、病院に設けられた院内サーバが、手術室などで撮影された手技・臨床等の映像をインターネット上のサービスセンタサーバへ送信し、このサービスセンタサーバが、送信された映像を医師宅のPCにインターネット配信するというものである。
特開2002−222259号公報
ところで、医療機関における従来の医療監査は、上述したように、その医療機関の従事者により行われることから、医療事故における執刀医師等の過失の有無を判断する際、公正な判断が保証されないという問題がある。この問題を解決するために、例えば、上記の特許文献1の手法により、当該施術状況を医療機関から外部へ公開し、第三者による医療監査を実施することが考えられる。
しかしながら、そのためには、予め電話や電子メール等により外部の監査者へ監査の依頼を行い、依頼を受けた監査者がセンタサーバから当該映像データを取得し医療監査を行うこととなる。また、監査者は、監査結果を通知する都度、その内容を電子メールや郵送にて送付するという作業を必要とされる。このように、医療機関の医療監査を第三者が行うにあたっては、当該関係者間の煩雑な作業を要するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、医療機関における重大な外科手術等の医療行為に対する第三者による監査を円滑に行い得る遠隔医療監査システムおよび遠隔医療監査方法を提供することを目的とする。
本発明に係る遠隔医療監査システムは、通信ネットワークを介して相互に接続された医療機関システムおよび監査機関システムを備え、前記医療機関システムは、医療機関における施術状況を示す術中映像を撮影する撮影部と、前記施術中のバイタルサインを含む術中情報を出力する術中情報出力部と、前記撮影部が撮影した術中映像および前記術中情報出力部が出力した術中情報を符号化して術中記録データを生成し、該生成した術中記録データを前記監査機関システムへ送信し、該送信した術中記録データに対応する監査結果データを前記監査機関システムから取得する監査結果取得部とを有し、前記監査機関システムは、医療監査結果を示す監査結果データを入力する入力部と、前記医療機関システムから受信した術中記録データを識別するためのID情報を該医療機関システムへ通知し、該術中記録データを復号して当該術中情報および術中映像を出力し、該出力した術中情報および術中映像に基づき前記入力部により入力される監査結果データを前記ID情報と関連付けて記録し、該記録したID情報に基づき監査結果データを検索し当該検索結果の監査結果データを前記医療機関システムへ供給する監査結果供給部とを有し、前記監査結果取得部は、監査結果データを取得するとき、当該術中記録データに対応するID情報を前記監査機関システムへ送信する。
本発明に係る遠隔医療監査方法は、医療監査を行う機関の監査機関システムと通信ネットワークを介して接続された医療機関システムが、医療機関における施術状況を示す術中映像を撮影すると共に該施術中のバイタルサインを含む術中情報を出力し、該出力した術中情報および前記撮影した術中映像を符号化して術中記録データを生成し、該生成した術中記録データを前記監査機関システムへ送信し、前記監査機関システムが、前記医療機関システムから受信した術中記録データを識別するためのID情報を該医療機関システムへ通知し、該術中記録データを復号して当該術中情報および術中映像を出力し、該出力した術中情報および術中映像に基づき入力される監査結果データを前記ID情報と関連付けて記録し、前記医療機関システムが、前記送信した術中記録データに対応するID情報を前記監査機関システムへ送信し、前記監査機関システムが、前記医療機関システムから受信したID情報に対応する監査結果データを検索し当該監査結果データを前記医療機関システムへ送信するという方法である。
本発明によれば、医療機関システムおよび監査機関システムによる協働により、医療機関の医療監査を第三者により円滑に実施することができる。そして、万一、医療機関にて不慮の医療事故が発生し医療過誤訴訟が行われても、医療機関は、医療機関システムが監査機関システムから取得した監査結果データを裁判の証拠として活用することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。本発明による遠隔医療監査システム100は、図1に示すように、複数の医療機関のそれぞれに設けられた医療機関システム1〜医療機関システムnと、各医療機関から独立して設けられた医療監査機関の独立医療監査機関システム200とから構成されている。これらの医療機関システム1〜nおよび独立医療監査機関システム200は、プログラム制御により動作し、広帯域伝送が可能なインターネット等のネットワーク100aを介して相互に接続されている。なお、図示の医療機関システム1〜nは、それぞれ同様の構成を成すものである。
図2は、遠隔医療監査システム100の構成を示すブロック図である。図2では、説明のため、図1に示す医療機関システム1〜nのうちの医療機関システム1のみを示す。医療機関システム1は、図2に示すように、当該医療機関における手術や治療等の施術状況を示す術中映像を撮影する撮影部としての高精細撮像カメラ4および撮像カメラ5を備える。
高精細撮像カメラ4は、手術患部のような詳細な施術箇所や医師の手技等の確認に充分な解像度を備えたものであり、例えば高精細画質のHD(High Definition:高解像度)カメラを採用することが望ましい。他方の撮像カメラ5は、執刀医師や医療スタッフの動き等、施術現場の全体的な状況を撮影するものであり、高精細撮像カメラ4と同様な高精細画質のHDカメラであっても、標準画質のSD(Standard Definition:標準解像度)カメラであっても良い。これらの高精細撮像カメラ4および撮像カメラ5により撮影する術中映像は、両映像が経時的に対応するよう後述の符号化部9へ入力される。
また、医療機関システム1は、施術中の患者のバイタルサインを計測して出力する、心電図計6、脈拍計7、血圧計8等を有し、これらは、本発明において術中情報を出力する術中情報出力部の機能を果たす。
さらに、医療機関システム1は、高精細で高画質の術中映像および術中情報を符号化する機能を果たす符号化部(エンコーダ)9と、符号化された術中映像11−1および術中情報11−2、すなわち本発明における術中記録データを記録保存するための、ハードディスク装置を含む記録部10と、術中記録データをネットワーク100aを介して独立医療監査機関システム200へ送信する通信部12と、医療機関システム1の動作を制御する制御部13とを備える。
制御部13は、本発明における監査結果取得部の機能を果たすものであり、上記の各構成要素の動作制御を行うと共に、通信部12により送信した術中記録データに対応する監査結果データを、後述のID情報を用いて独立医療監査機関システム200から取得する制御を行う。
一方、独立医療監査機関システム200は、図2に示すように、医療機関システム1から送信された術中記録データをネットワーク100aを介して受信する通信部14と、受信した術中記録データである術中映像16−1および術中情報16−2を内部に記録保存するための、ハードディスク装置を含む記録部15と、術中映像16−1および術中情報16−2を復号する復号化部(デコーダ)17と、復号された術中映像および術中情報を画面表示する映像表示部18および情報表示部19と、独立医療監査機関システム200のオペレータが医療監査結果を入力するためのコンソール装置である入力部20と、独立医療監査機関システム200の動作を制御する制御部21とを備える。なお、記録部15に保存される術中映像16−1および術中情報16−2は、医療機関システム1において記録部10に保存される術中映像11−1および術中情報11−2と同一の内容を示すものである。
制御部21は、本発明における監査結果供給部の機能を果たすものであり、上記の各構成要素の動作制御を行うと共に、次の処理を制御する。すなわち、医療機関システム1から術中記録データを受信したとき、このデータを識別するためのID情報を自動的に採番して医療機関システム1へ通知する機能と、この術中記録データをID情報に関連付けて記録部15へ保存する機能と、保存した術中記録データに関し入力部20から入力される監査結果データを当該ID情報に関連付けて記録部15に記録する機能と、医療機関システム1からID情報を送信されたとき、このID情報に対応する監査結果データを記録部15から抽出して医療機関システム1へ供給する機能である。
次に、本実施形態の全体の動作について詳細に説明する。まず、事前に、図2に示す医療機関システム1を医療機関に設置し、同図に示す独立医療監査機関システム200を独立医療監査機関に設置する。医療機関は、独立医療監査機関に対し医療監査に関する契約を申し出、この契約において、監査終了後に監査費用としての対価を支払う旨の取り決めを行う。なお、その際、医療機関が独立医療監査機関に対し、異議申し立てをしない旨の誓約をするようにすれば、独立医療監査機関としては公正な監査に尽力することができるようになって良い。そして、独立医療監査機関は、医療機関との間で契約を成立させ、監査終了後に医療機関側から対価を受け取るよう決済処理に関する所定の手続きを行う。
上記のような契約締結後における遠隔医療監査システム100の動作手順を、図3に示すシーケンス図に沿って説明する。まず、医療機関システム1は、医療機関において医療監査の対象となる脳、心臓、癌などに関わる重大な外科手術等が実施される間、制御部13の制御のもとに、施術状況を示す術中映像を高精細撮像カメラ4および撮像カメラ5から符号化部9へ入力し、また、同時的に、当該患者のバイタルサインを含む術中情報を心電図計6、脈拍計7および血圧計8から符号化部9へ入力し、符号化部9が、これらの術中映像および術中情報を順次符号化する。そして、符号化された術中映像11−1および術中情報11−2を、記録部10に順次記録する(ステップS1)。
ここで、医療機関のオペレータが、医療機関システム1に対する所定の操作により手術終了の旨を入力すると、通信部12が記録部10の術中映像11−1および術中情報11−2である術中記録データを、ネットワーク100aを介して独立医療監査機関システム200へ送信する(ステップS2)。
一方、制御部21の制御のもとで動作する独立医療監査機関システム200は、通信部14が医療機関システム1からの術中記録データを受信すると、折り返し、自動採番したID情報を医療機関システム1へ通知し(ステップS3)、このID情報と、受信した術中記録データである術中映像16−1および術中情報16−2とを関連付けて記録部15へ格納する(ステップS4)。その様子を図4に擬似的に示す。図示するように、記録部15においては、医療機関システム1に発行した「001」のようなID情報と、医療機関システム1から受信した術中映像16−1および術中情報16−2と、後述の手順において入力部20から入力される監査結果データとが、ID情報をインデックスとして検索可能に格納される。
続いて、独立医療監査機関システム200では、復号化部17が術中映像16−1および術中情報16−2を復号し、その復号結果を用いて、映像表示部18および情報表示部19により図5に示すような術中映像18−0および術中情報19−0を画面表示する(ステップS5)。このとき、図示するように、術中映像18−0としては、高精細撮像カメラ4で撮影した施術箇所の高精細術中映像18−1と、これと同時的に施術者の様子を撮像カメラ5で撮影した参照映像18−2とが表示され、また、術中情報19−0としては、心電図計6による心電図術中情報19−1と、脈拍計7による脈拍術中情報19−2と、血圧計8による血圧術中情報19−3とが表示される。これらの術中映像18−0および術中情報19−0は、それぞれ別個の表示装置にて同時的に表示しても、また、単一の表示装置にマルチウィンドウにて表示してもよい。
続いて、独立医療監査機関の医療・法律専門家等により、上述の図5に示すような表示画面に基づいて、当該手術が適正に行われたか否かが分析され、これにより医療機関における重大外科手術等の医療行為が監査される。そして、独立医療監査機関システム200のオペレータが、医療監査の結果の内容を入力部20により入力すると、その監査結果データが、図4に示すような状態で当該ID情報に関連付けられ記録部15に格納される(ステップS6)。独立医療監査機関システム200は、記録部15に監査結果データが格納されると、監査結果が完成した旨を当該ID情報と共に医療機関システム1へ通知する(ステップS7)。この通知は、例えば、記録部15への監査結果データの保存を契機に、予め設定したメール文書を自動送信することにより実行することができる。
医療機関システム1は、独立医療監査機関システム200から監査結果の完成通知を受けた後、任意の時点で、この監査結果の取得をオペレータ操作により指示されると、その監査結果データを取得すべく、制御部13の制御のもとで、先に通知されたID情報を独立医療監査機関システム200へ送信する(ステップS8)。
独立医療監査機関システム200は、医療機関システム1からID情報を受信したとき、このID情報のレコードを記録部15において検索し、当該レコードにおける監査結果データを抽出する(ステップS9)。そして、抽出した監査結果データを医療機関システム1へ送信し、処理を終了する(ステップS10)。このように、独立医療監査機関では、オペレータの操作を介することなく監査結果を医療機関側へ提供することができる。
医療機関システム1は、独立医療監査機関システム200からの監査結果データを受信し、これを記録部10へ格納し、一連の処理を終了する(ステップS11)。
以上説明した第1の実施形態の遠隔医療監査システム100によれば、医療機関システム1および独立医療監査機関システム200による上記説明した協働により、医療機関の医療監査を第三者により円滑に実行することができる。そして、万一、医療機関にて不慮の医療事故が発生し医療過誤訴訟が行われても、医療機関は、独立医療監査機関システム200から取得した監査結果データ、すなわち、上述の独立医療監査機関の医療・法律専門家による手術監査結果報告を、裁判の証拠として活用することができる。
また、医療機関は、監査結果データを医療訴訟に活用する他に、例えば、施術中に保存した術中映像11−1および術中情報11−2と共に、患者およびその家族に開示することで、当該関係者に安心感を与えることができ、また、同種の疾患を持つ患者および家族に対し、手術実施前に参考資料として提供することで安心感を与えることもできる。さらに、医療機関の優れた手術例として他病院、医科大学等の医療関係者に資料提供する等して活用することもでき、その際、医療機関は、術中映像11−1および術中情報11−2を有償で提供することも可能となる。
なお、上記説明した実施形態では、医療機関システム1が独立医療監査機関システム200へ術中記録データを送信するにあたり、手術が終了した時点で術中記録データを送信する手順を説明したが(ステップS2)、このように術後に一括的に送信することに代えて、施術中に順次送信し、独立医療監査機関システム200にてリアルタイムに術中映像等を表示するようにしてもよい。その場合、独立医療監査機関システム200は、すべての術中記録データを受信し終えたときに医療機関システム1へID情報を発行する。
[他の実施形態]
図6は、本発明に係る遠隔医療監査システムの他の実施形態の構成を示すブロック図である。以下、図示の遠隔医療監査システム101について、主に、図2に沿って上記説明した遠隔医療監査システム100との差異部分を説明する。
遠隔医療監査システム101における医療機関システム1は、図6に示すように、高精細撮像カメラ4および撮像カメラ5からの術中映像と、心電図計6、脈拍計7、血圧計8等の複数の医療計測器から出力される術中情報とを合成して、その合成結果である合成済み術中映像/術中情報を符号化部9に供給する術中映像/術中情報合成部30を備える。
図7に、術中映像/術中情報合成部30の機能的な構成を示す。術中映像/術中情報合成部30は、その主な機能として、変換部31、映像合成部32および文字入力部33を有する。変換部31は、高精細撮像カメラ4および撮像カメラ5からの術中映像と心電図計6からの術中情報とを映像合成部32へ入力可能な映像情報に変換し、また、脈拍計7および血圧計8からの術中情報を文字入力部33へ入力可能な情報に変換する。
文字入力部33は、変換部31から供給された上記の術中情報と、施術中の医療行為を識別するためにオペレータ操作により外部入力される手術日時、病院名、執刀医名、患者名、手術名等の入力情報とを、それぞれ文字として画面表示可能な映像情報に変換して映像合成部32へ渡す。この文字入力部33の処理により、外部入力される手術日時、病院名等は、テロップ状に画面表示可能な映像情報に変換される。映像合成部32は、変換部31および文字入力部33から入力される映像情報を合成し、これを上述の合成済み術中映像/術中情報として符号化部9へ出力する。
上記の映像合成部32には、映像合成を高精細の解像度(HD)にて行う機能を与えることが望ましい。また、術中映像/術中情報合成部30は、上記の各構成要素の機能を果たす別個のコンピュータ装置により実現してもよく、あるいは、全ての機能を具備する単一の装置により実現してもよい。
符号化部9にて符号化された合成済み術中映像/術中情報11は、術中記録データとして記録部10に保存され、通信部12により独立医療監査機関システム200へ送信される。なお、記録部10に保存される合成済み術中映像/術中情報11は、合成前の複数の映像情報に分離不可能なデジタルデータであり、万一、データの改変が行なわれた場合には、データの単一性が崩れて別個のデジタルデータとなり、結果、改ざんされたことが自明となるものである。
独立医療監査機関システム200は、医療機関システム1から受信した術中記録データである合成済み術中映像/術中情報16を記録部15に保存し、また、この術中記録データを復号化部17が復号すると、映像/情報表示部18Aが画面表示する。
図8に、映像/情報表示部18Aが表示する画面の例を示す。映像/情報表示部18Aが表示する画面18aは、図8に示すように、1つのウィンドウ中に術中映像18−0および術中情報19−0が表示されたものであり、さらに、その術中映像18−0には、高精細撮像カメラ4による高精細術中映像18−1と、撮像カメラ5による参照映像18−2と、外部入力された手術日時等を示すテロップ映像18−3とが合成された状態で表示され、また、術中情報19−0には、心電図術中情報19−1、脈拍術中情報19−2、血圧術中情報19−3およびテロップ映像19−4とが合成された状態で表示される。
よって、遠隔医療監査システム101によれば、図2の構成を有する遠隔医療監査システム100と同様な効果に加え、医療監査のための術中記録データが不正に改変されることを防止でき、また、複数の映像が1つの画面にて表示されることから、独立医療監査機関にとっては、監査対象となる映像の取り扱いが簡便になるという効果がある。
本発明の実施形態の遠隔医療監査システムの概略的な構成を示すブロック図である。 実施形態の遠隔医療監査システムの内部構成を示すブロック図である。 実施形態の遠隔医療監査システムの動作手順を示すシーケンス図である。 実施形態の独立医療監査機関システムの記録部を説明するための説明図である。 実施形態にて画面表示される術中映像および術中情報を説明するための説明図である。 他の実施形態の遠隔医療監査システムの内部構成を示すブロック図である。 他の実施形態の術中映像/術中情報合成部の構成を示すブロック図である。 他の実施形態にて画面表示される術中映像および術中情報を説明するための説明図である。
符号の説明
100、101 遠隔医療監査システム
100a ネットワーク
200 独立医療監査機関システム
1〜n 医療機関システム
4:高精細撮像カメラ、5:撮像カメラ
6:心電図計、7:脈拍計、8:血圧計
9 符号化部
10、15 記録部
11−1、16−1 術中映像
11−2、16−2 術中情報
11、16 合成済み術中映像/術中情報
12、14 通信部
13、21 制御部
17 復号化部
18 映像表示部
19 情報表示部
18A 映像/情報表示部
20 入力部
30 術中映像/術中情報合成部
31:変換部、32:映像合成部、33:文字入力部

Claims (12)

  1. 通信ネットワークを介して相互に接続された医療機関システムおよび監査機関システムを備え、
    前記医療機関システムは、
    医療機関における施術状況を示す術中映像を撮影する撮影部と、
    前記施術中のバイタルサインを含む術中情報を出力する術中情報出力部と、
    前記撮影部が撮影した術中映像および前記術中情報出力部が出力した術中情報を符号化して術中記録データを生成し、該生成した術中記録データを前記監査機関システムへ送信し、該送信した術中記録データに対応する監査結果データを前記監査機関システムから取得する監査結果取得部とを有し、
    前記監査機関システムは、
    医療監査結果を示す監査結果データを入力する入力部と、
    前記医療機関システムから受信した術中記録データを識別するためのID情報を該医療機関システムへ通知し、該術中記録データを復号して当該術中情報および術中映像を出力し、該出力した術中情報および術中映像に基づき前記入力部により入力される監査結果データを前記ID情報と関連付けて記録し、該記録したID情報に基づき監査結果データを検索し当該検索結果の監査結果データを前記医療機関システムへ供給する監査結果供給部とを有し、
    前記監査結果取得部は、監査結果データを取得するとき、当該術中記録データに対応するID情報を前記監査機関システムへ送信することを特徴とする遠隔医療監査システム。
  2. 前記医療機関システムは、前記監査結果取得部が符号化すべき術中映像および術中情報を合成する合成処理部を有することを特徴とする請求項1記載の遠隔医療監査システム。
  3. 前記合成処理部は、さらに、外部入力される当該施術日時および施術者名を含む情報を合成することを特徴とする請求項2記載の遠隔医療監査システム。
  4. 前記撮影部は、前記術中映像として、少なくとも当該施術箇所を含む映像と、少なくとも当該施術者を含む映像とを個別且つ同時的に撮影することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遠隔医療監査システム。
  5. 医療監査を行う機関の監査機関システムと通信ネットワークを介して接続された医療機関システムが、医療機関における施術状況を示す術中映像を撮影すると共に該施術中のバイタルサインを含む術中情報を出力し、該出力した術中情報および前記撮影した術中映像を符号化して術中記録データを生成し、該生成した術中記録データを前記監査機関システムへ送信し、
    前記監査機関システムが、前記医療機関システムから受信した術中記録データを識別するためのID情報を該医療機関システムへ通知し、該術中記録データを復号して当該術中情報および術中映像を出力し、該出力した術中情報および術中映像に基づき入力される監査結果データを前記ID情報と関連付けて記録し、
    前記医療機関システムが、前記送信した術中記録データに対応するID情報を前記監査機関システムへ送信し、
    前記監査機関システムが、前記医療機関システムから受信したID情報に対応する監査結果データを検索し当該監査結果データを前記医療機関システムへ送信することを特徴とする遠隔医療監査方法。
  6. 前記医療機関システムが、符号化すべき術中映像および術中情報を合成することを特徴とする請求項5記載の遠隔医療監査方法。
  7. 前記医療機関システムが、前記合成において、さらに、外部入力される当該施術日時および施術者名を含む情報を合成することを特徴とする請求項6記載の遠隔医療監査方法。
  8. 前記医療機関システムが、前記術中映像として、少なくとも当該施術箇所を含む映像と、少なくとも当該施術者を含む映像とを個別且つ同時的に撮影することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の遠隔医療監査方法。
  9. 医療監査を行う機関の監査機関システムと通信ネットワークを介して接続され、且つ、医療機関における施術状況を示す術中映像を撮影する撮影部と該施術中のバイタルサインを含む術中情報を出力する術中情報出力部とを含む医療機関システムに設けられるコンピュータに、
    前記撮影部が撮影した術中映像および前記術中情報出力部が出力した術中情報を符号化して術中記録データを生成するステップと、該生成した術中記録データを前記監査機関システムへ送信するステップと、該送信した術中記録データを識別するための情報を用いて該術中記録データに対応する監査結果データを前記監査機関システムから取得するステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記コンピュータに、符号化すべき術中映像および術中情報を合成するステップを実行させることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータに、外部入力される当該施術日時および施術者名を含む情報を合成するステップを実行させることを特徴とする請求項10記載のプログラム。
  12. 医療機関に設けられた医療機関システムと通信ネットワークを介して接続されたコンピュータに、
    前記医療機関システムから施術に関する術中記録データを受信したとき該データを識別するためのID情報を該医療機関システムへ通知するステップと、該術中記録データを復号して当該術中情報および術中映像を出力するステップと、該出力した術中情報および術中映像に基づき入力される監査結果データを前記ID情報と関連付けて記録するステップと、前記医療機関システムからID情報を受信したとき該受信したID情報に対応する監査結果データを検索し当該監査結果データを前記医療機関システムへ送信するステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
JP2004167174A 2004-06-04 2004-06-04 遠隔医療監査システムおよび遠隔医療監査方法 Expired - Lifetime JP4186074B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004167174A JP4186074B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 遠隔医療監査システムおよび遠隔医療監査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004167174A JP4186074B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 遠隔医療監査システムおよび遠隔医療監査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005346552A true JP2005346552A (ja) 2005-12-15
JP4186074B2 JP4186074B2 (ja) 2008-11-26

Family

ID=35498849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004167174A Expired - Lifetime JP4186074B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 遠隔医療監査システムおよび遠隔医療監査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4186074B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007100046A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 Yuyama Mfg. Co., Ltd. 混注監査システム
JP2010279738A (ja) * 2006-03-03 2010-12-16 Yuyama Manufacturing Co Ltd 混注監査システム
US10143378B2 (en) 2013-03-29 2018-12-04 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, information processing program, fluorescence observation system, and fluorescence navigation surgery system
JP2021509512A (ja) * 2017-12-28 2021-03-25 エシコン エルエルシーEthicon LLC 受信されたデータセットの検証並びにそのソース及び完全性の認証に基づく外科用ネットワーク、器具、及びクラウド応答

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678885A (ja) * 1992-09-02 1994-03-22 Toshiba Corp 処方監査システム
JP2002272758A (ja) * 2001-03-19 2002-09-24 Hitachi Ltd 手術支援装置
WO2004029842A1 (en) * 2002-09-26 2004-04-08 Vivantti Pty Ltd A new system for controlling access to professional procedural information

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678885A (ja) * 1992-09-02 1994-03-22 Toshiba Corp 処方監査システム
JP2002272758A (ja) * 2001-03-19 2002-09-24 Hitachi Ltd 手術支援装置
WO2004029842A1 (en) * 2002-09-26 2004-04-08 Vivantti Pty Ltd A new system for controlling access to professional procedural information

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"大阪八尾総合病院の危機管理システム", ナレッジ経営 自己革新による日本企業の復活, vol. 初版, JPN6007007215, 21 June 2000 (2000-06-21), JP, pages 86 - 87, ISSN: 0000925840 *

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8442298B2 (en) 2006-03-03 2013-05-14 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Mixed injection inspection system
JP2007260390A (ja) * 2006-03-03 2007-10-11 Yuyama Manufacturing Co Ltd 混注監査システム
JP2010279738A (ja) * 2006-03-03 2010-12-16 Yuyama Manufacturing Co Ltd 混注監査システム
JP4612646B2 (ja) * 2006-03-03 2011-01-12 株式会社湯山製作所 混注監査システム
US8073238B2 (en) 2006-03-03 2011-12-06 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Mixed injection inspection system
US8433129B2 (en) 2006-03-03 2013-04-30 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Mixed injection inspection system
WO2007100046A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 Yuyama Mfg. Co., Ltd. 混注監査システム
KR101382028B1 (ko) * 2006-03-03 2014-04-04 가부시키가이샤 유야마 세이사쿠쇼 혼합 주사 감사 시스템
KR101391113B1 (ko) 2006-03-03 2014-04-30 가부시키가이샤 유야마 세이사쿠쇼 혼합 주사 감사 시스템
US10143378B2 (en) 2013-03-29 2018-12-04 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, information processing program, fluorescence observation system, and fluorescence navigation surgery system
US11452453B2 (en) 2013-03-29 2022-09-27 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, information processing program, fluorescence observation system, and fluorescence navigation surgery system
JP2021509512A (ja) * 2017-12-28 2021-03-25 エシコン エルエルシーEthicon LLC 受信されたデータセットの検証並びにそのソース及び完全性の認証に基づく外科用ネットワーク、器具、及びクラウド応答
JP7301844B2 (ja) 2017-12-28 2023-07-03 エシコン エルエルシー 受信されたデータセットの検証並びにそのソース及び完全性の認証に基づく外科用ネットワーク、器具、及びクラウド応答

Also Published As

Publication number Publication date
JP4186074B2 (ja) 2008-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Weinstein et al. Clinical examination component of telemedicine, telehealth, mHealth, and connected health medical practices
US8313432B2 (en) Surgical data monitoring and display system
US8200508B2 (en) Image-display device and an image-display system
JP2005160660A (ja) 検査マネージメントシステム及び検査マネージメント方法
JP2008108021A (ja) 症例データベースシステム
CN108074649B (zh) 一种基于心电检测数据获取分析系统及方法
KR20130053587A (ko) 의료기기 및 이를 이용한 의료영상 디스플레이 방법
US20050002483A1 (en) Apparatus and method for radiological image interpretation using different time zones
Yogesan et al. Teleophthalmology
CN114093451A (zh) 一种pacs系统管理用户数据的方法及系统
JP4186074B2 (ja) 遠隔医療監査システムおよび遠隔医療監査方法
US10140420B2 (en) Systems and methods for independent assessment of image data
Rangasamy et al. Role of telemedicine in health care system: a review
Cone et al. Implementation and evaluation of a low-cost telemedicine station in the remote Ecuadorian rainforest
US20050288568A1 (en) Real-time automatic searching system for medical image and method for the same
JP2005202690A (ja) 医療情報提供システム。
JPH087013A (ja) 病院情報システム
Poon et al. The comparative impact of video-consultation on neurosurgical health services
KR20030024584A (ko) 원격 의료 시스템
US20190371454A1 (en) Medical image information storage system
JP2010131034A (ja) 医用画像システム
JP2009230044A (ja) 医療情報表示方法、医療情報管理装置及び医療情報表示装置
Auccahuasi et al. Information security methodological proposal, for sending biomedical signals in rural telehealth systems
Tachakra et al. Teleradiology or teleconsultation for emergency nurse practitioners?
Eranki et al. Consultation of orthopaedics cases using multimedia messaging services

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080813

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4