JP2005345371A - 界面検出装置、体積計測装置、及び界面検出方法 - Google Patents

界面検出装置、体積計測装置、及び界面検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 容器に収容された複数種類の液体における特定の液体の界面を適切に把握することができるようにする。
【解決手段】 送受信装置11に設けられている送受信部11bからマイクロ波のうち、採血管20aを透過したマイクロ波を受信装置12に設けられている受信部12aで受信する。また、採血管20aで反射したマイクロ波を送受信部11bで受信する。そして、採血管20aを透過したマイクロ波の強度と採血管20aの位置との関係を表す曲線301と、採血管20aで反射したマイクロ波の強度と採血管20aの位置との関係を表す曲線401とを作成する。そして、曲線301を用いて求めた暫定界面位置と、曲線401を用いて求めた暫定界面位置とのうち、血清30aの内方側にある方を血清30aの界面位置として採用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、界面検出装置、体積計測装置及び界面検出方法に関し、特に、容器内にある特定の液体の界面を検出するために用いて好適なものである。
一般に、被検者の血液を検査する場合には、以下のような手法が採られている。
まず、被検者から採取した血液と、分離剤とからなる検体液が入っている採血管を遠心分離機にかけて遠心分離を行う。そうすると、検体液は、血清、分離剤、及び血餅の3種類の液体に分離され、採血管の底部から血餅、分離剤、及び血清の順で検体液が堆積される。その後、検査項目毎に必要な量の血清を取り分け、取り分けた血清を検査する。このようにして血清を検査する場合、検査項目毎に適正な量の血清を取り分けることができるようにするために、採血管に入っている血清の量を、血清を取り分ける前に正確に測定しておくことは極めて重要である。
このため、従来から、血清の量を測定するための技術が提案されている。
具体的に説明すると、まず、血清、分離剤、及び血餅の3種類の液体に分離された検体液が入っている採血管の側面を、CCDカメラなどを用いて撮像し、撮像した画像を処理することで、血清の界面の位置を検出し、検出した血清の界面の位置から血清の量を測定する技術が提案されている(特許文献1を参照)。
しかしながら、前述した特許文献1に記載されている技術では、被検者を特定するための情報などが記録されているバーコードラベルが採血管の外壁面に貼付されていると、このバーコードラベルによって、採血管の内部にある検体液の画像を得ることができない場合がある。このため、血清の界面の位置を正確に検出することができなくなる場合があるという問題点があった。
そこで、マイクロ波送信アンテナとマイクロ波受信アンテナとを、容器を介して互いに対向する位置に配設し、マイクロ波送信アンテナから送信されたマイクロ波のうち、容器を透過したマイクロ波をマイクロ波受信アンテナで受信し、受信したマイクロ波の出力から容器内の液面の位置を測定する技術が提案されている(特許文献2を参照)。
かかる技術では、紙などを透過するマイクロ波を用いているので、バーコードラベルなどの影響を受けることなく、液面の位置を測定することができる。
特開平11−37845号公報 特開平8−313326号公報
ところで、血清を取り出すに際しては、採血管に分注機のノズルを挿入し、そのノズルで血清を吸引させるようにしている。したがって、測定された血清の下界面の位置が、実際の位置よりも下方であると、分注機のノズルが、血清の下にある分離剤に到達してしまい、血清を適切に取り出せなくなってしまう。このため、血清の下界面がどこにあるのかを適切に把握することは極めて重要である。
しかしながら、前述した特許文献2に記載されている技術を用いた場合、容器を透過したマイクロ波は微弱になるため、血清の界面を高感度で測定することが困難であり、血清の下界面がどこにあるのかを適切に把握することが困難であるという問題点があった。
このように、従来の技術では、容器に収容されている複数種類の液体における特定の液体の界面を適切に把握することが極めて困難であるという問題点があった。
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたものであり、容器に収容されている複数種類の液体における特定の液体の界面を適切に把握することができるようにすることを目的とする。
本発明の界面検出装置は、上下に分離した状態で複数種類の液体が収容されている容器の側方から、前記容器に向けてマイクロ波を送信する送信手段と、前記容器を介して前記送信手段と対向する位置に配設され、前記送信手段により送信されたマイクロ波のうち、前記容器を透過したマイクロ波を受信する第1の受信手段と、前記送信手段により送信されたマイクロ波のうち、前記容器で反射したマイクロ波を受信する第2の受信手段と、前記送信手段及び前記第2の受信手段と、前記第1の受信手段との間に配設され、前記送信手段から送信されたマイクロ波を、前記容器を介して前記第1及び第2の受信手段に伝送させるための導波管と、前記第1の受信手段により受信されたマイクロ波と、前記第2の受信手段により受信されたマイクロ波とを用いて、前記複数種類の液体における特定の液体の界面を検出する界面検出手段とを有することを特徴とする。
本発明の体積計測装置は、前記記載の界面検出装置と、前記界面検出装置により検出された前記特定の液体の上下の前記界面間の間隔と、予め求められた前記容器の寸法とに基づいて、前記特定の液体の体積を求める体積演算手段とを有することを特徴とする。
本発明の界面検出方法は、上下に分離した状態で複数種類の液体が収容されている容器の側方から、導波管を介して前記容器に向けてマイクロ波を送信する送信ステップと、前記送信ステップにより送信されたマイクロ波のうち、前記容器を透過したマイクロ波と、前記容器で反射したマイクロ波とを前記導波管を介して受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信された前記容器を透過したマイクロ波と、前記容器で反射したマイクロ波とを用いて、前記複数種類の液体における特定の液体の界面を検出する界面検出ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、上下に分離した状態で複数種類の液体が収容されている容器の側方から、導波管を介して前記容器に向けて送信されたマイクロ波のうち、前記容器を透過したマイクロ波と、前記容器で反射したマイクロ波とを受信し、受信した2つのマイクロ波を用いて、前記複数種類の液体における特定の液体の界面を検出するようにしたので、マイクロ波の透過を利用した界面の検出と、マイクロ波の反射を利用した界面の検出とを相互に補完することができる。これにより、前記特定の液体の界面を従来よりも正確に検出することができるようになる。
次に、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の体積計測装置の構成の一例を示した図である。
図1において、体積計測装置は、送受信装置11と、受信装置12と、導波管13と、駆動装置14と、増幅回路15と、演算装置16と、操作装置17と、表示装置18とを有している。
また、図1に示すように、遠心分離機により遠心分離されることによって、相互に分離された血清30a、分離剤30b、及び血餅30cを含む検体液30が容器20に収容されている。また、血清30aの上方には空気31が満たされている。
このようにして検体液30が収容されている容器20は、検体液30を収容する採血管20aと、採血管20aの開口部を塞ぐキャップ20bとを有している。採血管20aは、試験管などのように底部が閉塞された円筒状をなすもので、例えば、無色透明のガラスや樹脂などにより形成される。
また、採血管20aの外壁面には、紙や樹脂などにより形成されたバーコードラベル40が貼付されている。このバーコードラベル40には、被検者に関する情報等が、文字、記号、及びバーコードなどを用いて表示されている。本実施形態の体積計測装置は、このようにして容器20に収容されている血清30aの界面の位置を求め、求めた界面の位置に基づいて、血清30aの体積を求めるための装置である。
送受信装置11は、発振器11aと、送受信部11bと、検波回路11cとを有している。
発振器11aは、所定の周波数のマイクロ波を生成するためのものである。
送受信部11bは、発振器11aで生成されたマイクロ波を導波管13内に送信するとともに、その送信したマイクロ波のうち、採血管20aで反射したマイクロ波を受信するためのものである。
検波回路11cは、送受信部11bで受信されたマイクロ波を検出して電気信号に変換するためのものである。なお、以下の説明では、このようにして検波回路11cで変換された電気信号を、必要に応じて反射波の信号と称する。
受信装置12は、受信部12aと検波回路12bとを有している。
受信部12aは、送受信装置11により導波管13内に送信されたマイクロ波のうち、採血管20aを透過したマイクロ波を受信するためのものである。
検波回路12bは、受信部12aで受信されたマイクロ波を検出して電気信号に変換するためのものである。なお、以下の説明では、このようにして検波回路12bで変換された電気信号を、必要に応じて透過波の信号と称する。
図2は、本実施形態の体積計測装置に配設されている送受信装置11、受信装置12、及び導波管13の外観構成の一例を示した図である。
図2に示すように、送受信装置11及び受信装置12は、採血管20aの内径方向において、互いに対向する位置に配設され、これら送受信装置11及び受信装置12の間に金属製の導波管13が形成されている。
本実施形態の導波管13は、方形導波管に近い形状を有するが、その中央には採血管20aを上下方向(図2の白抜き矢印方向)に貫通させるための貫通穴13aが形成されている。また、導波管13の中空部13bの高さhは一定である。これに対して、導波管13の中空部13bの幅wは、両端部(送受信装置11側及び受信装置12側の端部)から、貫通穴13aが形成されている中間部に向けて徐々に広くなり、その貫通穴13aが形成されている中間部では一定となっている。
このように、導波管13の両端部を中間部よりも幅狭の形状にすることにより、その両端部における中空部13bの高さh及び幅wをマイクロ波の送信口及び受信口の寸法に合わせることができるようになる。また、導波管13の中間部を両端部よりも幅広にし、且つ導波管13の中間部の幅を一定にすることにより、採血管20aを貫通させるために必要な大きさを有する貫通穴13aを形成することができるようになる。
以上のように、本実施形態では、送受信装置11と受信装置12と導波管13とによりマイクロ波ユニットが構成される。
図1に説明を戻し、駆動装置14は、駆動部14aと、採血管搬送機構14bと、搬送用ガイド14cとを備えて構成される。
駆動部14aは、採血管搬送機構14bを駆動させるためのものである。
採血管搬送機構14bは、採血管20aの上端部を挟持するためのマニピュレータを有し、駆動部14aの駆動指示に基づいて、採血管20aを前記マニピュレータで挟持しながら搬送させるためのものである。
具体的に説明すると、まず、採血管搬送機構14bは、前記マニピュレータを用いて、図示しない第1のストッカーにある採血管20aの上端を挟持する。次に、採血管搬送機構14bは、前記マニピュレータで挟持された採血管20aを搬送用ガイド14cに沿って導波管13に形成されている貫通穴13aの上まで移動させる。そして、採血管搬送機構14bは、前記マニピュレータで挟持したまま採血管20aを貫通穴13aに貫通させ、採血管20aを上下方向に移動させる。その後、採血管搬送機構14bは、前記マニピュレータで挟持された採血管20aを搬送用ガイド14cに沿って第2のストッカーに搬送し、所定の箇所で採血管20aを放す。
このようにすれば、前記第1及び第2のストッカーと体積計測装置との間での採血管20aの搬送と、後述するようにして行われる血清30aの界面の位置の検出との自動化を図ることができる。
なお、搬送用ガイド14cは、採血管20aを水平二方向と上下方向とに移動させることができ、且つ前記第1及び第2のストッカーと体積計測装置との間を採血管20aが搬送されるようにしていれば、どのように構成されていてもよい。
また、本実施形態では、駆動部14aは、パルスモータを有し、このパルスモータを用いて、採血管搬送機構14bを搬送させるようにしている。そして、このパルスモータで発生するパルスが演算装置16に出力されるようにしている。なお、パルスモータの代わりに、サーボモータを用いて駆動部14aを構成するようにしてもよい。
図1に説明を戻し、増幅回路15aは、送受信装置11に設けられている検波回路11cで変換された反射波の信号を増幅するためのものである。
増幅回路15bは、受信装置12に設けられている検波回路12bで変換された透過波の信号を増幅するためのものである。
演算装置16は、体積計測装置における各種の演算を行うためのものである。この演算装置16は、CPUと、体積計測装置を制御するための制御プログラムが記録されているROMとを少なくとも有しているマイクロコンピュータを用いて構成される。
図3は、演算装置16の機能的な構成の一例を示したブロック図である。なお、図3に示した機能以外の機能を演算装置16が有することは言うまでもない。
図3において、演算装置16は、採血管位置演算部16aと、透過強度演算部16bと、反射強度演算部16cと、暫定界面位置演算部16dと、界面位置決定部16eと、体積演算部16fと、血清量表示部16gとを有している。
採血管位置演算部16aは、導波管13に形成されている貫通穴13aに挿入されている採血管20aの上下方向(管軸方向)の位置を演算するためのものである。具体的に説明すると、採血管位置演算部16aは、駆動部14aに設けられているパルスモータから入力したパルスの数に基づいて、採血管20aの上下方向の位置を求める。
この場合、採血管位置演算部16aは、例えば、導波管13に形成されている貫通穴13aに採血管20aが挿入される直前のタイミングを基準として前記パルスの数を計数し、計数したパルスの数に基づいて、採血管20aの上下方向の位置を求めることになる。
なお、以下の説明では、前記採血管20aの上下方向の位置を、必要に応じて採血管20aの位置と略称する。
透過強度演算部16bは、増幅回路15bから入力した透過波の信号と、採血管位置演算部16aで求められた採血管20aの位置を表す情報とに基づいて、採血管20aの各位置における透過波の信号の強度を求める。なお、以下の説明では、この透過波の信号の強度を、必要に応じて透過強度と略称する。
反射強度演算部16cは、増幅回路15aから入力した反射波の信号と、採血管位置演算部16aで求められた採血管20aの位置を表す情報とに基づいて、採血管20aの各位置における反射波の信号の強度を求める。なお、以下の説明では、この反射波の信号の強度を、必要に応じて反射強度と略称する。
暫定界面位置演算部16dは、透過強度演算部16bで求められた採血管20aの各位置における透過強度を用いて、血清30aにおける上界面の位置と、下界面の位置とを求める。また、反射強度演算部16cで求められた採血管20aの各位置における反射強度を用いて、血清30aにおける上界面の位置と、下界面の位置とを求める。なお、以下の説明では、この暫定界面位置演算部16dで求められる界面の位置を、暫定界面位置と称する。
ここで、採血管20aの各位置における透過強度から、血清30aにおける暫定界面位置を求める方法の一例を説明する。図4は、透過強度と、採血管20aの位置との関係の一例を示した図である。
採血管20aの各位置における透過強度を表す曲線301のように、透過強度は、血清30aが存在する位置よりも、空気31及び分離剤30bが存在する位置の方が大きい。さらに、透過強度は、血清30aの上界面30U及び下界面30Lの近傍で、大きなピークを有する。以下に、採血管20aの各位置における透過強度を表す曲線301について詳細に説明する。なお、以下の説明では、採血管20aの各位置における透過強度を表す曲線301を、必要に応じて透過強度を表す曲線301と略称する。
マイクロ波は、比誘電率の大きな媒体にはあまり透過しないが、比誘電率の小さな媒体にはよく透過する。ここで、空気31の比誘電率は1程度であり、分離剤30bの比誘電率は5以下である。これに対して、血清30a及び血餅30cの比誘電率は50程度である。
したがって、採血管20aを上下方向に移動させることにより、送受信部11bからマイクロ波が空気31又は分離剤30bに向けて送信された場合、そのマイクロ波は、空気31又は分離剤30bをよく透過する。そして、受信部12aは、その透過したマイクロ波を受信する。したがって、その透過したマイクロ波を受信した位置での透過強度はある程度の値を有することになる。なお、マイクロ波が空気31又は分離剤30bに向けて送信された場合の透過強度の値が著しく大きくならないのは、空気31又は分離剤30bを透過したマイクロ波の一部が、貫通穴13aを介して、導波管13の外へも伝送されるからである。
一方、血清30aは、比誘電率が高いため、採血管20aを上下方向に移動させながら、送受信部11bからマイクロ波を血清30aに向けて送信した場合は、そのマイクロ波は血清30aをあまり透過しない。したがって、受信部12aで受信されるマイクロ波の透過強度は小さくなる。
なお、採血管20a自体やバーコードラベル40の比誘電率は小さい(例えば紙、ガラス、プラスチック、樹脂の比誘電率は5以下である)。このため、送受信部11bから送信されたマイクロ波は、これら採血管20aやバーコードラベル40をほとんど透過する。よって、受信部12aで受信される透過強度を考慮するに際し、採血管20aやバーコードラベル40による影響を無視することができる。
以上のように、送受信部11bからマイクロ波が血清30aに向けて送信された場合よりも、空気31又は分離剤30bに向けて送信された場合の方が、透過強度は大きくなるが、空気31又は分離剤30bに向けて送信された場合であっても、透過強度は著しく大きくならない。
ところが、図4の状態aに示すように、導波管13の内下面13Lと、血清30aの上界面30Uとの高さ位置が一致した場合には、送受信部11bから送信されたマイクロ波は、血清30aの上界面30Uで反射し、この反射したマイクロ波が受信部12aに伝送される。このように、導波管13の内下面13Lと、血清30aの上界面30Uとの高さ位置が一致した場合には、血清30aの上界面30Uが、あたかも導波管13の内下面の一部のような役割を果たすことになる。したがって、導波管13の内下面13Lと、血清30aの上界面30Uとの高さが一致した位置で透過強度は著しく大きくなり、透過強度を表す曲線301は、その位置でピークを有することになる。
同様に、図4の状態bに示すように、導波管13の内上面13Uと、血清30aの下界面30Lとの高さ位置が一致した場合には、送受信部11bから送信されたマイクロ波は、血清30aの下界面30Lで反射し、血清30aの下界面30Lが、あたかも導波管13の内上面の一部のような役割を果たすことになる。したがって、導波管13の内上面13Uと、血清30aの下界面30Lとの高さが一致した位置で透過強度は著しく大きくなり、曲線301は、その位置でピークを有することになる。
以上のように、透過強度演算部16bにより作成される、透過強度を表す曲線301は2つのピークを有する。したがって、暫定界面位置演算部16dは、この透過強度を表す曲線301において、ピークが生じている採血管20aの位置を、導波管13の中空部13bの高さhの半分(=h/2)だけオフセットし、そのオフセットした位置を暫定界面位置とする。
具体的に説明すると、本実施形態では、受信部12aは、導波管13の中空部13bの高さ方向の中心位置でマイクロ波を受信する。したがって、透過強度を表す曲線301が血清30aの上界面30U付近でピークを有する位置は、血清30aの上界面30Uよりも、導波管13の中空部13bの高さhの半分だけ上方にずれることになる。したがって、暫定界面位置演算部16dは、透過強度を表す曲線301が、血清30aの上界面30U付近でピークを有する場合、そのピークを有する位置から、導波管13の中空部13bの高さhの半分(=h/2)を減算し、その減算した位置を上側の暫定界面位置とする。
同様に、透過強度を表す曲線301が血清30aの下界面30L付近でピークを有する位置は、血清30aの下界面30Lよりも、導波管13の中空部13bの高さhの半分だけ下方にずれることになる。したがって、暫定界面位置演算部16dは、透過強度を表す曲線301が、血清30aの下界面30L付近でピークを有する場合、そのピークを有する位置から、導波管13の中空部13bの高さhの半分を加算し、その加算した位置を下側の暫定界面位置とする。
次に、採血管20aの各位置における反射強度から、血清30aにおける暫定界面位置を求める方法の一例を説明する。図5は、反射強度と、採血管20aの位置との関係の一例を示した図である。
採血管20aの各位置における反射強度を表す曲線401のように、反射強度は、血清30aが存在する位置では大きくなるが、空気31及び分離剤30bが存在する位置では小さい。以下に、採血管20aの各位置における反射強度を表す曲線401について詳細に説明する。なお、以下の説明では、採血管20aの各位置における反射強度を表す曲線401を、必要に応じて反射強度を表す曲線401と略称する。
前述したように、空気31及び分離剤30bは、比誘電率が小さい。したがって、採血管20aを上下方向に移動させることにより、送受信部11bからマイクロ波が空気31又は分離剤30bに向けて送信された場合、そのマイクロ波は、空気31又は分離剤30bをよく透過する。これにより、送受信部11bが受信するマイクロ波の反射強度は小さくなる。
一方、血清30aは、比誘電率が高い。したがって、採血管20aを上下方向に移動させることにより、送受信部11bからマイクロ波が血清30aに向けて送信された場合、そのマイクロ波は、血清30aをあまり透過せずに反射する。これにより、送受信部11bが受信するマイクロ波の反射強度は大きくなる。
以上のように、送受信部11bからマイクロ波が空気31又は分離剤30bに向けて送信された場合と、血清30aに向けて送信された場合とでは反射強度が異なることになる。
そして、図5の状態cに示すように、血清30aの上界面30Uの位置が、導波管13の内上面13Uよりも低く、且つ内下面13Lよりも高い場合には、送受信部11bから送信されたマイクロ波は、血清30aで反射されるとともに、空気31を透過する。したがって、血清30aの上界面30Uの位置が、導波管13の内上面13Uよりも低く、且つ内下面13Lよりも高い場合には、導波管13内に存在している血清30aと空気31との割合に応じて、送受信部11bで受信されるマイクロ波の反射強度が変化する。
すなわち、状態cよりも導波管13が上方にある場合には、導波管13内に存在している空気31の割合が状態cよりも大きくなるので、送受信部11bで受信されるマイクロ波の反射強度は、状態cの場合よりも小さくなる。一方、状態cよりも導波管13が下方にある場合には、導波管13内に存在している血清30aの割合が状態cよりも大きくなるので、送受信部11bで受信されるマイクロ波の反射強度は、状態cの場合よりも大きくなる。
同様に、図4の状態dに示すように、血清30aの下界面30Lの位置が、導波管13の内上面13Uよりも低く、且つ内下面13Lよりも高い場合には、送受信部11bから送信されたマイクロ波は、血清30aで反射されるとともに、分離剤30bを透過する。したがって、血清30aの下界面30Lの位置が、導波管13の内上面13Uよりも低く、且つ内下面13Lよりも高い場合には、導波管13内に存在している血清30aと分離剤30bとの割合に応じて、送受信部11bで受信されるマイクロ波の反射強度が変化する。
すなわち、状態dよりも導波管13が上方にある場合には、導波管13内に存在している血清30aの割合が状態dよりも大きくなるので、送受信部11bで受信されるマイクロ波の反射強度は、状態dの場合よりも大きくなる。一方、状態dよりも導波管13が下方にある場合には、導波管13内に存在している分離剤30bの割合が状態dよりも大きくなるので、送受信部11bで受信されるマイクロ波の反射強度は、状態dの場合よりも小さくなる。
以上のように、血清30aの界面30U、30Lの位置が、導波管13の内上面13Uよりも低く、且つ内下面13Lよりも高い場合、反射強度を表す曲線401は、導波管13内に存在している血清30aと空気31との割合、又は血清30aと分離剤30bとの割合に応じて徐々に変化する。すなわち、反射強度を表す曲線401は、血清30aの界面30U、30L付近で徐々に変化する。そこで、図4に示すように、暫定界面位置演算部16dは、反射強度に対するしきい値と一致する2つの位置のうち、血清30aの上界面30U付近の位置を上側の暫定界面位置とするとともに、血清30aの下界面30L付近の位置を下側の暫定界面位置とする。
図3に説明を戻し、界面位置決定部16eは、暫定界面位置演算部16dにより求められた透過強度を表す曲線301に基づく暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401に基づく暫定界面位置とが一致しているか否かを判定する。具体的に説明すると、例えば、界面位置決定部16eは、図4に示した透過強度を表す曲線301に基づいて求められた下側の暫定界面位置と、図5に示した反射強度を表す曲線401に基づいて求められた下側の暫定界面位置とが一致しているか否かを判定する。この判定の結果、これら下側の暫定界面位置が一致している場合、界面位置決定部16eは、暫定界面位置演算部16dにより求められた透過強度を表す曲線301に基づく上側の暫定界面位置と下側の暫定界面位置とを血清30aの界面の位置として採用する。
一方、透過強度を表す曲線301に基づいて求められた下側の暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401に基づいて求められた下側の暫定界面位置とが一致していない場合、界面位置決定部16eは、これら下側の暫定界面位置のうち、上側に位置する方を、血清30aの下側の界面の位置として採用する。そして、この血清30aの下界面の位置として採用した下側の暫定界面位置に対応する上側の暫定界面位置を、血清30aの上側の暫定界面位置として採用する。例えば、透過強度を表す曲線301に基づいて求められた下側の暫定界面位置を血清30aの下界面の位置として採用した場合には、その透過強度を表す曲線301に基づいて求められた上側の暫定界面位置を血清30aの上界面の位置として採用する。
このようにするのは、例えば、図6に示すように、血清30aの下界面30Lが、水平ではなく、受信部12a側よりも送受信部11b側の方が下に位置する状態になっている場合に、透過強度を表す曲線701に基づいて、下側の暫定界面位置を求めると、血清30aの下界面30Lの最下端付近を下側の暫定界面位置としてしまうが、この下側の暫定界面位置を血清30aの下界面の位置として採用してしまうと、前述したように、分注機のノズルが分離剤30bにまで到達してしまうという問題が生じるからである。
そこで、図6に示した例の場合、界面位置決定部16eは、反射強度を表す曲線702に基づいて求められた下側の暫定界面位置を、血清30aの下界面の位置とするとともに、その反射強度を表す曲線702に基づいて求められた上側の暫定界面位置を、血清30aの上界面の位置とする。
以上のように、本実施形態では、透過強度を表す曲線301に基づいて求められた下側の暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401に基づいて求められた下側の暫定界面位置とが一致していない場合には、これら下側の暫定界面位置のうち、上側に位置する方を、血清30aの下側の界面の位置として採用することで、分注機のノズルが分離剤30bにまで到達してしまうことを防止するようにしている。
図3に説明を戻し、体積演算部16fは、界面位置決定部16eで決定された血清30aの界面の位置と、操作装置(ユーザインターフェース)16を用いてオペレータにより入力された採血管20aの内径などを表す情報(いわゆる採血管情報)とに基づいて、血清30aの体積を求める。
血清量表示部16gは、体積演算部16fにより求められた血清30aの体積を、モニタである表示装置18に表示する。これにより、オペレータは、血清30aの量を知ることができる。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、本実施形態の体積計測装置における演算装置16の処理動作の一例について説明する。
まず、ステップS1において、演算装置16は、駆動部14aに対して採血管搬送機構14bの駆動を指示する。これにより、導波管13に形成されている貫通穴13aに採血管20aが挿入される。そして、演算装置16は、駆動部14aに設けられているパルスモータから発生するパルスを計数する。
次に、ステップS2において、演算装置16は、送受信装置11に対して、マイクロ波の送信を指示する。これにより、送受信部11bからマイクロ波が導波管13内に送信される。そして、送信されたマイクロ波のうち、採血管20a及び検体液30(血清30a、分離剤30b、又は血餅30c)を透過したマイクロ波は、受信部12aで受信される。また、送信されたマイクロ波のうち、採血管20a及び検体液30(血清30a、分離剤30b、又は血餅30c)で反射したマイクロ波は、送受信部11bで受信される。
次に、ステップS3において、演算装置16は、送受信部11b及び受信部12aでマイクロ波が受信されるまで待機する。具体的に説明すると、増幅回路15a、15bから信号を入力したか否かを判定することで、送受信部11b及び受信部12aでマイクロ波が受信されたか否かを判定する。
そして、送受信部11b及び受信部12aでマイクロ波が受信されると、ステップS4に進み、採血管位置演算部16aは、ステップS1で採血管搬送機構14bの駆動を指示してから、ステップS3でマイクロ波が受信されたと判定するまでの間に、駆動部14aに設けられているパルスモータで発生したパルスの数を計数する。そして、計数したパルスの数に基づいて、採血管20aの位置を求め、求めた採血管20aの位置と、ステップS3で受信したと判定したマイクロ波の強度とを対応付ける。
そして、透過強度演算部16bは、受信部12aで受信したマイクロ波の強度(透過強度)と、採血管20a位置との関係を求める。また、反射強度演算部16cは、送受信部11bで受信したマイクロ波の強度(反射強度)と、採血管20aの位置との関係を求める。
次に、ステップS5において、採血管位置演算部16aは、前記計数したパルスの数に基づいて、採血管20aが所定の位置まで挿入され、送受信部11bから送信されたマイクロ波が、空気31及び検体液30(血清30a、分離剤30b、及び血餅30c)に照射されたか否かを判定する。この判定の結果、採血管20aが所定の位置まで挿入されていない場合には、ステップS3に戻り、採血管20aが前記所定の位置まで挿入されるまでステップS3〜S5の処理を繰り返す。
こうして、採血管20aが所定の位置まで挿入されると、ステップS4の処理より、図4に示した透過強度を表す曲線301と、図5に示した反射強度を表す曲線401とが作成される。
次に、ステップS6において、暫定界面位置演算部16dは、以上のようにして作成された透過強度を表す曲線301に基づいて血清30aの暫定界面位置を求めるとともに、反射強度を表す曲線401に基づいて血清30aの暫定界面位置を求める。
次に、ステップS7において、界面位置決定部16eは、ステップS6で求められた透過強度を表す曲線301に基づく下側の暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401に基づく下側の暫定界面位置とが一致するか否かを判定する。
この判定の結果、これら下側の暫定界面位置が一致する場合には、ステップS8に進み、体積演算部16fは、透過強度を表す曲線301に基づいて求められた血清30aの暫定界面位置と、予め求められている採血管20aの内径などの採血管情報とを用いて、血清30aの体積を求める。
一方、これら下側の暫定界面位置が一致しない場合には、ステップS9に進み、界面位置決定部16eは、透過強度を表す曲線301に基づいて求められた血清30aの下側の暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401に基づいて求められた血清30aの下側の暫定界面位置とのうち、上側に位置する方を、血清30aの下界面の位置として採用する。また、この採用した下側の暫定界面位置に対応する上側の暫定界面位置を、血清30aの上界面の位置として採用する。
そして、体積演算部16fは、これら採用された血清30aの界面の位置と、予め求められている採血管20aの内径などの採血管情報とを用いて、血清30aの体積を求める。
このようにして血清30aの体積が求められると、ステップS10に進み、血清量表示部16gは、ステップS8又はステップS9で求められた血清30aの体積を表示装置18に表示する。
以上のように、本実施形態では、送受信部11bから送信したマイクロ波のうち、採血管20aを透過したマイクロ波と、採血管20aで反射したマイクロ波とを、それぞれ受信部12aと送受信部11bとで受信して、透過強度を表す曲線301と、反射強度を表す曲線401とを作成する。そして、透過強度を表す曲線301を用いて求めた暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401を用いて求めた暫定界面位置とのうち、上側にある方を血清30aの界面の位置として採用するようにした。これにより、例えば、血清30aの下界面30Lの最上部よりも下方の位置を血清30aの下界面としてしまうことを可及的に防止することができ、血清30aを取り分ける際に採血管20a内に挿入される分注機のノズルが、分離剤30bにまで到達してしまうことを可及的に防止することができる。
また、本実施形態では、導波管13を用いてマイクロ波を伝送するようにしたので、送受信部11bから送信されたマイクロ波の伝送効率を可及的に向上させることができる。これにより、透過強度を表す曲線301及び反射強度を表す曲線401が微弱になってしまうことを可及的に防止することができ、血清30aの界面の位置を容易に且つ正確に求めることができるようになる。
さらに、導波管13の内上面13Uと内下面13Lとが、採血管20aの内径方向と平行になるようにしたので、導波管13の内上面13U(内下面13L)と、血清30aの下界面30U(上界面30L)との高さ位置が一致したときに、血清30aの下界面30U(上界面30L)が、導波管13の内上面(内下面)の一部の役割を果たすようになる。これにより、透過強度を表す曲線301及び反射強度を表す曲線401の変化を可及的に急峻にすることができる。したがって、血清30aの界面の位置をより正確に求めることができるようになる。
なお、本実施形態では、界面位置決定部16eが、透過強度を表す曲線301に基づいて求められた下側の暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401に基づいて求められた下側の暫定界面位置とが一致するか否かを判定するようにしたが(図7のステップS7)、上側の暫定界面位置についても一致するか否かを判定するようにしてもよい。そして、透過強度を表す曲線301に基づいて求められた上側の暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401に基づいて求められた上側の暫定界面位置とが一致していない場合には、これら上側の暫定界面位置のうち、下方にある暫定界面位置を血清30aの上界面として採用するようにすればよい。
また、これらの暫定界面位置が厳密に一致しているか否かを判定するのではなく、所定の範囲内にあるか否かを判定するようにしてもよい。
さらに、透過強度を表す曲線301に基づいて求められた下側の暫定界面位置と、反射強度を表す曲線401に基づいて求められた下側の暫定界面位置とが一致する場合には、透過強度を表す曲線301に基づく上側の暫定界面位置と下側の暫定界面位置とを血清30aの界面の位置として採用するようにしたが(図7のステップS8)、反射強度を表す曲線401に基づく上側の暫定界面位置と下側の暫定界面位置とを血清30aの界面の位置として採用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、送受信装置11と受信装置12と導波管13とにより構成されるマイクロ波ユニットを固定しておき、採血管20aを上下方向に移動させるようにしたが、マイクロ波ユニット及び採血管20aの少なくとも何れか一方を、上下方向に移動させるようにすれば、必ずしも本実施形態のようにしなくてもよい。
本発明の実施形態を示し、体積計測装置の構成の一例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、体積計測装置に配設されている送受信装置、受信装置、及び導波管の外観構成の一例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、演算装置の機能的な構成の一例を示したブロック図である。 本発明の実施形態を示し、透過強度と、採血管の位置との関係の一例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、反射強度と、採血管の位置との関係の一例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、透過強度及び反射強度と、採血管の位置との関係の他の例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、体積計測装置における演算装置の処理動作の一例について説明するフローチャートである。
符号の説明
11 界面検出センサ
11a 投光部
11b 受光部
12 駆動装置
15 演算装置
16a 採血管位置演算部
16b 透過強度演算部
16c 反射強度演算部
16d 暫定界面位置演算部
16e 界面位置決定部
16f 体積演算部
16g 血清量表示部
20 容器
30 検体液
30a 血清
30b 分離剤
30c 血餅

Claims (6)

  1. 上下に分離した状態で複数種類の液体が収容されている容器の側方から、前記容器に向けてマイクロ波を送信する送信手段と、
    前記容器を介して前記送信手段と対向する位置に配設され、前記送信手段により送信されたマイクロ波のうち、前記容器を透過したマイクロ波を受信する第1の受信手段と、
    前記送信手段により送信されたマイクロ波のうち、前記容器で反射したマイクロ波を受信する第2の受信手段と、
    前記送信手段及び前記第2の受信手段と、前記第1の受信手段との間に配設され、前記送信手段から送信されたマイクロ波を、前記容器を介して前記第1及び第2の受信手段に伝送させるための導波管と、
    前記第1の受信手段により受信されたマイクロ波と、前記第2の受信手段により受信されたマイクロ波とを用いて、前記複数種類の液体における特定の液体の界面を検出する界面検出手段とを有することを特徴とする界面検出装置。
  2. 前記界面検出手段は、前記第1の受信手段により受信されたマイクロ波を用いて、前記特定の液体の仮の界面を求めるとともに、前記第2の受信手段により受信されたマイクロ波を用いて、前記特定の液体の仮の界面を求め、これら求めた前記特定の液体の仮の界面のうち、前記特定の液体の内方側にある界面を、前記特定の液体の界面として検出することを特徴とする請求項1に記載の界面検出装置。
  3. 前記界面検出手段は、前記第1の受信手段により受信されたマイクロ波の強度と、前記容器の位置との関係を表す第1の曲線と、前記第2の受信手段により受信されたマイクロ波の強度と、前記容器の位置との関係を表す第2の曲線とを求め、これら求めた第1及び第2の曲線を用いて、前記特定の液体の界面を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の界面検出装置。
  4. 前記送信手段、前記第1及び第2の受信手段、及び前記導波管を有するマイクロ波ユニットと、前記容器との少なくとも何れか一方を、上下方向に駆動する駆動手段を有することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の界面検出装置。
  5. 前記請求項1から4の何れか1項に記載の界面検出装置と、
    前記界面検出装置により検出された前記特定の液体の上下の前記界面間の間隔と、予め求められた前記容器の寸法とに基づいて、前記特定の液体の体積を求める体積演算手段とを有することを特徴とする体積計測装置。
  6. 上下に分離した状態で複数種類の液体が収容されている容器の側方から、導波管を介して前記容器に向けてマイクロ波を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにより送信されたマイクロ波のうち、前記容器を透過したマイクロ波と、前記容器で反射したマイクロ波とを前記導波管を介して受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記容器を透過したマイクロ波と、前記容器で反射したマイクロ波とを用いて、前記複数種類の液体における特定の液体の界面を検出する界面検出ステップとを有することを特徴とする界面検出方法。
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