JP2005345348A - 光電流センサ - Google Patents

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Hideo Negishi
英雄 根岸
Hitoshi Hayashiya
均 林屋
Masato Ando
政人 安藤
Takeshi Endo
猛 遠藤
Tatsuya Kumagai
達也 熊谷
Wataru Onuki
渉 大貫
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Hitachi Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

【課題】 運動する環境下での計測に適した光電流センサを提供する。
【解決手段】 検出対象の電流路1の周りに巻かれて左右両周りに光を伝搬するセンシングファイバループ2を備えたサニャック干渉型の光電流センサにおいて、前記センシングファイバループ2の巻き軸と平行な軸3の周りに前記センシングファイバループ2とは逆回りに巻かれた角速度相殺用ファイバループ4を前記センシングファイバループ2に接続することにより、回転等の運動による位相差を排除する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、サニャック干渉型の光電流センサに係り、運動する環境下での計測に適した光電流センサに関する。
光を伝搬するファイバループ(ファイバコイルとも呼ばれる)に磁界を印加すると、その中を伝搬する左回りの円偏光と右回りの円偏光が感じる屈折率に差が生じる。その結果、ファイバループを周回する左右両周り光間に位相差が生じる。この位相差を検出することにより、前記磁界を発生させている電流を検出することができる。また、検出対象の電流路の周りに巻かれたファイバループ(以下、センシングファイバループという)の他に遅延用光ファイバループ(ダミーコイル、長さ調整用ファイバコイルとも呼ばれる)を付加することが知られている。即ち、センシングファイバループに伝搬させる光に変調を与えることで、受光後の位相差電流を精度よく検出することができるが、この変調強度を補うために、光路長を長くする遅延用光ファイバループが用いられる。
この原理を用いたサニャック干渉型の光電流センサが以下の特許文献及び非特許文献に記載されている。この種の光電流センサの基本構成、原理についての詳細は、これら文献に記載されているとおりである。
サニャック干渉型の光電流センサは、検出対象の電流路である電線に検出用の電線をコイル状に巻き回した電流変成器に比べて、小型化、軽量化が図れるという利点がある。
これら背景技術の光電流センサでは、センシングファイバループは検出対象の電流路の周りに一方向のみに巻かれている。また、遅延用ファイバループも一方向のみに巻かれている。ただし、特許文献2では、2つの遅延用光ファイバループを設けて、これらの遅延用ファイバループの巻き方向を互いに反対向きにすることで、それぞれの遅延用ファイバループに生じるサニャック効果を相殺している。
特表2000−515979号公報 特開2002−022776号公報 サニャック干渉型光電流変成器(CT)によるプラズマ電流計測、一ノ瀬祐治、阿部充志、プラズマ・核融合学会誌第76巻第6号、2000年6月 光ファイバおよび電磁力型定常電流/磁気センサの開発、阿部充志ら、原子力研究会資料NE−02−4、電気学会、2002年9月11日
背景技術の各文献は、光電流センサを構成しているセンシングファイバループや遅延用ファイバループがサニャック干渉計としての機能と同時にループ面の角速度に応じて左右両周り光間に位相差を生じる光ファイバジャイロとしての機能を同時に備えていることを考慮していない。このため、この種の光電流センサを列車などの移動体に搭載して回転等の運動をする環境下で電流を計測すると、検出対象の電流とは無関係な回転に起因する位相差成分が混入してしまい、正しく電流を計測することができない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、運動する環境下での計測に適した光電流センサを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、検出対象の電流路の周りに巻かれて左右両周りに光を伝搬するセンシングファイバループを備えたサニャック干渉型の光電流センサにおいて、前記センシングファイバループの巻き軸と平行な軸の周りに前記センシングファイバループとは逆回りに巻かれた角速度相殺用ファイバループを前記センシングファイバループに接続したものである。
前記センシングファイバループにおける光ファイバジャイロとしてのスケールファクタと前記角速度相殺用ファイバループにおける光ファイバジャイロとしてのスケールファクタとを互いに等しくさせてもよい。
前記センシングファイバループのループ長及びループ径と前記角速度相殺用ファイバループのループ長及びループ径とを互いに等しくさせてもよい。
前記センシングファイバループに、左右両周りに伝搬する光に遅延を与える2つの遅延用光ファイバループを接続し、これら遅延用ファイバループを巻き軸が互いに平行になるよう配置すると共に、これら遅延用ファイバループの巻き方向を互いに反対向きとし、かつこれら遅延用ファイバループにおけるそれぞれの光ファイバジャイロとしてのスケールファクタを互いに等しくさせてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)回転等の運動による位相差を排除できる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る光電流センサは、検出対象の電流路1の周りに巻かれて左右両周りに光を伝搬するセンシングファイバループ2と、このセンシングファイバループ2の巻き軸1(簡単のため電流路と巻き軸が一致しているものとしている)に対してほぼ平行な軸3の周りにセンシングファイバループ2とは逆回りに巻かれた角速度相殺用ファイバループ4とを備える。角速度相殺用ファイバループ4は、ループ面内に電流路1を含まないように配置されている。
センシングファイバループ2にはスパンファイバ(ねじりファイバ)又は通信用のシングルモードファイバを使用するとよい。また、角速度相殺用ファイバループ4には、光の偏光特性を安定に保つために、偏波面保存ファイバを使用するとよい。
図示しない光源及び受光器からの伝送用光ファイバに光カプラ5が接続され、この光カプラ5から図示しない偏光子、位相変調器6、遅延用ファイバループ7、1/4波長素子8、センシングファイバループ2、1/4波長素子8、角速度相殺用ファイバループ4、光カプラ5の順に接続されている。角速度相殺用ファイバループ4を除く構成や動作原理については、前述した各文献にも記載のある公知の事柄であるから詳しい説明はしない。
図1においてセンシングファイバループ2が右巻きであったとすると、角速度相殺用ファイバループ4は左巻きにする。センシングファイバループ2のループ長(構成している光ファイバの長さ)をl1、ループ半径をr1とし、角速度相殺用ファイバループ4のループ長をl2、ループ半径をr2としたとき、
l1=l2
かつ
r1=r2
となっている。つまり、両ファイバループ2,4はループ長もループ径も互いに等しい。
ここで、一般に知られている光ファイバジャイロのスケールファクタAは、
A=4πrl/(λC)
rはループ半径
lはループ長
λは光の波長
Cは光速
である。
光ファイバジャイロにおいて、回転角速度ωに対する左右周り光の位相差Δθは、
Δθ=A・ω
である。
両ファイバループ2,4はループ長もループ径も互いに等しいので、光ファイバジャイロとして動作するときのスケールファクタAも互いに等しい。ただし、巻き方向が互いに逆であるため、同じ方向の回転運動に対して生じる位相差の符号が逆となる。よって、図1の光電流センサ全体が回転をしたとき、それぞれのファイバループ2,4に生じる左右周り光の位相差Δθは、大きさが等しく符号が逆になり、相殺される。
このように、回転に起因する光の位相差Δθが解消されているため、検出対象の電流を正しく計測することができる。
なお、両ファイバループ2,4のスケールファクタAを互いに等しくする解として、
r1・l1=r2・l2
もある。よって、両ファイバループ2,4のループ長とループ径の積を互いに等しくしても本発明は実施できる。
次に、他の実施形態を説明する。
図2に示されるように、この光電流センサは、図1で説明したと同様の光カプラ5、図示しない偏光子、位相変調器6、2つの1/4波長素子8,8、センシングファイバループ2、角速度相殺用ファイバループ4を備え、さらに、2つの遅延用ファイバループ9,10を備える。
これら遅延用ファイバループ9,10は、巻き軸が互いに平行になるよう配置されていると共に、巻き方向が互いに反対向きである。これら遅延用ファイバループ9,10は、それぞれの光ファイバジャイロとしてのスケールファクタを互いに等しくしてある。
図2の光電流センサ全体が回転をしたとき、センシングファイバループ2及び角速度相殺用ファイバループ4のみならず、遅延用ファイバループ9,10にも左右周り光の位相差Δθが生じるが、それぞれの遅延用ファイバループ9,10の位相差Δθは、前述した理由により大きさが等しく符号が逆になり、相殺される。
次に、遅延用ファイバループ9,10の具体的な巻き方を説明する。
図3に示されるように、外径と軸方向長さの等しい2つのボビンを用いる。一方のボビン11には左巻きに光ファイバを巻いて遅延用ファイバループ9を形成し、その光ファイバを延ばした先で、もう一方のボビン12には右巻きに光ファイバを巻いて遅延用ファイバループ10を形成する。これらの遅延用ファイバループ9,10をそれぞれのボビン端面が同一面に並ぶよう並列に配置するか又はそれぞれのボビン端面同士が重なるよう直列に配置する。勿論、並列や直列でなくとも、巻き軸が互いに平行になるよう配置すればよい。
本発明は、列車などの移動体に光電流センサを搭載して回転等の運動をする環境下で電流を計測する場合に特に有効である。移動体に限らず、固定の発電・送電・変電設備において使用されている背景技術の光電流センサに代えて本発明の光電流センサを使用してもよいことは勿論である。
本発明の一実施形態を示す光電流センサの要部構成図である。 本発明の一実施形態を示す光電流センサの要部構成図である。 本発明に用いる遅延用ファイバループの外観図である。
符号の説明
1 検出対象の電流路(センシングファイバループの巻き軸)
2 センシングファイバループ
3 角速度相殺用ファイバループの巻き軸
4 角速度相殺用ファイバループ
9,10 遅延用ファイバループ


Claims (4)

  1. 検出対象の電流路の周りに巻かれて左右両周りに光を伝搬するセンシングファイバループを備えたサニャック干渉型の光電流センサにおいて、前記センシングファイバループの巻き軸と平行な軸の周りに前記センシングファイバループとは逆回りに巻かれた角速度相殺用ファイバループを前記センシングファイバループに接続したことを特徴とする光電流センサ。
  2. 前記センシングファイバループにおける光ファイバジャイロとしてのスケールファクタと前記角速度相殺用ファイバループにおける光ファイバジャイロとしてのスケールファクタとを互いに等しくさせたことを特徴とする請求項1記載の光電流センサ。
  3. 前記センシングファイバループのループ長及びループ径と前記角速度相殺用ファイバループのループ長及びループ径とを互いに等しくさせたことを特徴とする請求項1又は2記載の光電流センサ。
  4. 前記センシングファイバループに、左右両周りに伝搬する光に遅延を与える2つの遅延用光ファイバループを接続し、これら遅延用ファイバループを巻き軸が互いに平行になるよう配置すると共に、これら遅延用ファイバループの巻き方向を互いに反対向きとし、かつこれら遅延用ファイバループにおけるそれぞれの光ファイバジャイロとしてのスケールファクタを互いに等しくさせたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の光電流センサ。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117446A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 落雷検出装置、これを備えた風車回転翼および風力発電装置

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