JP2005344779A - 管継手 - Google Patents

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JP2005344779A JP2004163250A JP2004163250A JP2005344779A JP 2005344779 A JP2005344779 A JP 2005344779A JP 2004163250 A JP2004163250 A JP 2004163250A JP 2004163250 A JP2004163250 A JP 2004163250A JP 2005344779 A JP2005344779 A JP 2005344779A
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Ryuichi Harigaya
竜一 張ケ谷
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Abstract

【課題】
接続が容易で、耐久性に優れ、狭い施工空間における管体の接続にも使用できる等、取付け場所を選ばず汎用性があり、また施工態様によっては、施工後の合成樹脂製管体の伸縮にも対応することができ、かつ見栄えの良い管継手を提供する。
【解決手段】
本発明の管継手は、硬質の円筒状シェル1と、その内周面に外周面が一体状に取付けられる筒状のゴムリング2からなり、この筒状のゴムリング2の内周面には周方向に突条部3が間隔をあけて複数設けられ、かつゴムリング2の開口端縁部の外周に設けられた突部4に、前記円筒状シェル1が係合係止されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、下水管、排水管等の管体の接続に使用される管継手であって、接続が容易で、汎用性、水密性に優れた管継手に関する。
従来、上記した管体の接続に使用される管継手としては、例えば、図4に示す、下水管の接続に使用される合成樹脂製の円筒状本体10の、開口部近傍の内周面に設けられた周凹溝11に、下水管の外周面を押圧するリング状の止水用ゴム輪パッキン12が配置されたものが知られている。
前記した従来の管継手は、円筒状本体10の内周面に設けられた周凹溝11により、円筒管本体10の外周面に突出した突条13が周方向に設けられた構造である。
このような管継手を、建物の壁面間等の狭い場所や建物の壁面に近接して取付ける排水管等の接続に使用しようとすると、突出した突条13が邪魔になつて壁面から離して施工せざるを得ない等、使用用途に制約がある外、建物の外壁に沿って設置する排水管等の接続に使用する場合には、凹凸が多数表出して見栄えも良くないという難点もあった。
したがって、本発明は、接続が容易で、耐久性に優れ、狭い施工空間における管体の接続にも使用できる等、取付け場所を選ばず汎用性があり、また施工態様によっては、施工後の合成樹脂製管体の伸縮にも対応することができる、見栄えの良い管継手を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の管継手は、硬質の円筒状シェルと、その内周面に外周面が一体状に取付けられる筒状のゴムリングからなり、この筒状のゴムリングの内周面には周方向に突条部が間隔をあけて複数設けられ、かつ前記ゴムリングの開口端縁部の外周に設けられた突部に、前記円筒状シェルが係合係止されていることを特徴とする。
本発明の管継手は、管体の接続が容易であり、外形が円筒状で外周面に突出部がないため、取付け場所を選ばず、狭い空間においても接続作業が円滑に行なえるので、下水管の接続はもちろん、建物内の排水管の接続等、各種管体の接続に使用できる。
また、本発明の管継手は、外側が硬質材料、内側がゴム体で一体状に形成されているため、外部からの衝撃等は、外側の円筒状シェルで受け止め、管継手内部の管体の接続部は、内側の筒状のゴムリングで包まれて弾力的に保護されるので、耐久性に優れる。
さらに、従来の管継手の止水用ゴム輪に相当する、複数の突条部がゴムリング内周面に間隔をあけて一体に形成されているため、止水(水密)性に優れる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(a)は、本発明の管継手の一例を示す模式的な部分断面説明図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A矢視線に沿う断面説明図である。
図2は、本発明の管継手の一使用状態を示す模式的な部分断面説明図であり、図3は、本発明の管継手の使用状態を示す別の例の模式的な断面説明図である。
本発明の管継手は、図1の(a)、(b)に示すように、硬質の円筒状シェル1と筒状のゴムリング2とからなり、筒状のゴムリング2は、その外周面が円筒状シェル1の内周面に一体状に取付けられた構成である。
円筒状シェル1は、この内周面に取付けられた筒状のゴムリング2を覆って保護すると共に、本発明の管継手の内部で接続される二本の管体の接続部にかかる、外部からの衝撃、圧力等から前記接続管体を保護する。
そのため、円筒状のシェル1は、腐蝕しにくく、耐久性にすぐれた硬質材料のものが好ましく採用される。このような材料としては、ステンレス鋼(SUS)が好ましいが、これに限定されることなく、硬質塩化ビニル系樹脂(PVC)等の硬質合成樹脂製のものであってもよい。
円筒状のシェル1の内周面に一体に取付けられた筒状のゴムリング2は、その内周面に、突条部3が等間隔で周方向に突出して複数個設けられており、これらの突条部3が、本発明の管継手の内部で接続される二本の管体の外周面に円環状に線接触(押圧されて面状接触ともなる)して押圧するようになっている。
これらの突条部3は、本発明の管継手の左右両端開口から、それぞれ挿入させた管体の外周面を弾力的に押圧固定し、これらの突条部3を境にして、突条部の両側を遮断し、それが多段に設けられているので、管継手の密封性、止水性をより完全なものとしている。
本発明の管継手における筒状のゴムリング2の口径は、接続させる筒体の外径に合わせ、かつゴムリング2の開口に挿入する際に、必要な挿入力(押圧力)を予め考慮して決定される。
ゴムリング2の突条部3の先端部は、断面が半円状であるのが好ましいが、これに限られることなく、断面が台形、方形等、適宜に変更できる。
筒状のゴムリング2の左右両端にある開口端縁部の外周には、それぞれ、突部4が全周にわたって、連続して若しくは断続して一体に設けられている。
この突部4は、筒状のゴムリング2の外周面に一体に取付けられた硬質の円筒状シェル1の左右開口周縁端部と当接して、円筒状シェル1と筒状のゴムリング2との係合係止を実現する。
この突部4は、その高さが円筒状シェル1の厚みと、ほぼ同じか、若干厚くなるように形成するのが好ましい。
筒状のゴムリング2は、その内部に挿入させた接続管体の止水(水密)性を保持できる押圧力を維持し得る弾性と硬度、並びに耐久力がある素材で成形される必要があるが、このようなゴム材としては、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴム、ブチルゴム等の有機系材料や天然ゴムの使用が可能である。これらゴムリング2に使用されるのゴム硬度は、40〜70度のものが好ましい。
本発明の管継手において、円筒状シェル1への筒状のゴムリング2の取付けは、個別に各々成形したものを組み立てて、嵌合または接着等の手段で一体化させて行なう。
本発明の管継手を使用した下水管、排水管等の管体の接続は、例えば、図2に示すように、片方の管体に一時的に嵌め被せておき、筒体を突き合わせてからその接続部分に移動する。あるいは、管継手5の左右開口に、管体6、6'の端部をそれぞれ挿し込むだけでも行なえる。
そのため、建物の壁面間等の狭い場所や建物の壁面に近接して取付ける管体の接続にも充分対応できる。
なお、本発明の管継手を、上下方向に設置させた管体の接続に使用する場合には、管継手の自重によるずり落ちを防止するため、管継手の下側端縁部を受け止める固定具を管体に取付けるようにするとよい。
伸縮継手として使用する場合は、合成樹脂製の管体を管継手の開口に挿し込み、管継手5の内部で、管体6、6'の端部が互いに当接しないように、ある程度の間隙をあけて取付けるのが好ましい。
これにより、施工時の季節によって、その後の寒暖の差による管体に伸縮があっても、あるいは高温の排水、低温の排水が流れることによる伸縮があっても、前記間隙で前記伸縮を吸収することができ、接続管体同士の衝突による管体ないし管継手の破損もしくは水漏れを防止することができる。
また、本発明の管継手は、図3に示すように、マンホールに合成樹脂製の下水管を接続する際の管継手としても使用できる。
この場合には、マンホール7の側壁にあけた取付孔8に、外側から本発明の管継手5の先端部を差し入れ、モルタル、エポキシ樹脂系接着剤等の接着材9を用いて、マンホール7に接合一体化して取り付ける。
こうしてマンホール7に取付けられた管継手5には、外側開口より、下水管6の端部を挿し込むだけで、下水管6とマンホール7の水密性に優れた接続構造が得られる。
本発明の管継手は、円筒形で外周面に突起もなく、また厚肉部分もないため、見栄えが良く、建物の外壁に沿って配設されている排水管との接続に利用しても、違和感を生じることがなく、水密性や伸縮吸収性に優れた接続部を形成することができる。
本発明の管継手は、下水管、排水管に限らず、水密性を必要とするあらゆる分野の管体の接続に利用可能である。
(a)は、本発明の管継手の一例を示す模式的な部分断面説明図であり、(b)は、(a)のA−A矢視線に沿う断面説明図である。 本発明の管継手の一使用状態を示す模式的な部分断面説明図である。 本発明の管継手の使用状態を示す別の例の模式的な断面説明図である。 従来の管継手の一例を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1 円筒状シェル
2 ゴムリング
3 (ゴムリングの)突条部
4 (円筒状シェルの)突部
5 管継手
6 管体
7 マンホール
8 (マンホールの)取付孔
9 接着材
10 円筒状本体
11 (円筒状本体の)周凹溝
12 ゴム輪パッキン
13 突条

Claims (1)

  1. 硬質の円筒状シェルと、その内周面に外周面が一体状に取付けられる筒状のゴムリングからなり、この筒状のゴムリングの内周面には周方向に突条部が間隔をあけて複数設けられ、かつ前記ゴムリングの開口端縁部の外周に設けられた突部に、前記円筒状シェルが係合係止されていることを特徴とする管継手。
JP2004163250A 2004-06-01 2004-06-01 管継手 Pending JP2005344779A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019013340A1 (ja) * 2017-07-14 2019-01-17 信越ポリマー株式会社 防腐食構造及び防腐食工法、並びに防腐食構造用部材
JP2019019883A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 信越ポリマー株式会社 防腐食構造及び防腐食工法、並びに防腐食構造用部材

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