JP2005344514A - 燃焼機関の補助ガス供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の燃焼機関Bの補助ガス供給装置Aは、燃焼室に連通する吸気部材(インテークマニホールド)1の外部に配置された、オゾン発生装置3と、イオン化酸素を含む補助ガスを生成する補助ガス生成装置8と、前記補助ガスを吸気部材(インテークマニホールド)1に供給する吸気用補助ガス供給路4とを備えるようにした。
【選択図】 図1
Description
上記の構成によれば、オゾン発生装置によってオゾンを発生させてから、そのオゾンのうちの少なくとも一部を強制的に分解して、イオン化酸素を含む補助ガスを生成し、その補助ガスを吸気部材に供給するようにしているので、混合気とイオン化酸素との混合によって当該混合気の活性化を図ることができる。また、オゾン発生装置や補助ガス生成装置が吸気部材の外部に配置されているので、吸気部材の内部において混合気の円滑な流れが阻害されるおそれがない。
ここで、本発明において、「強制的に分解する」とは、オゾンを放置して自然に分解させるよりも速い速度で分解させることをいう。すなわち、オゾンは不安定な物質であるため放置しておいても自然に分解するものであるが、本発明では、単に放置して自然に分解させるよりも速い速度で分解させることができる。
上記燃焼機関の補助ガス供給装置において、前記吸気部材が合成樹脂製であると、燃焼機関の燃焼効率の向上効果がより顕著にみられるようになる。
本実施形態に係る内燃機関Bの補助ガス供給装置Aは、内燃機関Bを構成する燃焼室に連通する合成樹脂製のインテークマニホールド(吸気部材)1及びエキゾーストマニホールド(排気部材)2に燃料と空気とを含む混合気に対する補助ガスを供給するものであり、インテークマニホールド1の外部に配置された、オゾン発生装置3と、このオゾン発生装置3によって発生させたオゾンを分解してイオン化酸素を含む補助ガスを生成する補助ガス生成装置8と、この補助ガス生成装置8によって生成させた補助ガスをインテークマニホールド1の各分岐管11に供給する吸気用補助ガス供給路4と、前記補助ガスをエキゾーストマニホールド2の各分岐管21に供給する排気用補助ガス供給路5とを備えている。
なお、本発明における補助ガス生成装置8は、上記螺旋状の管状体に限らず、オゾンを含む空気流に対し壁面との衝突などによる流路抵抗を付与して当該オゾンのうちの少なくとも一部を強制的に分解できる各種の他の装置であってもよい。また、流路抵抗の付与でオゾンを分解させるのではなく、例えば管状体の内壁面にオゾンの分解を促進する(強制的に行わせる)ことができる各種の触媒を含む触媒層を形成する構成にしてもよい。
また、排気用補助ガス供給路5は、補助ガス生成装置8に接続された第1の供給管51と、この第1の供給管51から分岐して分岐路5aを構成する複数の第2の供給管52とによって構成されている。この第2の供給管52はエキゾーストマニホールド2の各排気ポートに対応した分岐管21ごとに設けられており、その先端は当該各分岐管21の途中部にそれぞれ接続されている。
また、前記排気用補助ガス供給路5の分岐路5aを構成する第2の供給管52についても、エキゾーストマニホールド2の分岐管21の途中部だけでなく、その端部等、任意の部位に接続して実施することができる。さらに、前記第2の供給管52は、エキゾーストパイプ6やマフラー7等(図5参照)、排気経路Yの任意の部位に接続して実施することができる。
本実施形態に係る補助ガス供給装置Aは、第1の実施形態と同様、オゾン発生装置3によってオゾンを発生させ、そのオゾンのうちの少なくとも一部を強制的に分解してイオン化酸素を含む補助ガスを補助ガス生成装置8において生成しているので、内燃機関Bの燃焼効率を効果的に高めることができる。また、オゾン発生装置3及び補助ガス生成装置8によって得られた補助ガスを、インテークマニホールド1の集合管13に対して、その周方向に沿った複数箇所から供給することができるので、当該補助ガスを含んだ混合気を内燃機関Bの吸気ポートB1にまんべんなく分配することができ、その燃焼効率を効果的に高めることができる。この点、前記補助ガスを集合管13の周囲の一箇所のみから供給すると、当該供給された補助ガスが集合管13に近い分岐管11により多く供給されてしまい、集合管13から離れた分岐管11に対して補助ガスを供給し難くなる結果、集合管13から離れた分岐管11に対応するシリンダにおいて燃焼効率を高めることができなくなる。
なお、本実施形態においては、第2の供給管42を、集合管13の円周上の複数箇所に接続しているが、これを前記集合管13の上流側に連続する吸気管14の円周上の複数箇所に接続してもよい。
また、吸気部材であるインテークマニホールドは、各種の合成樹脂により形成されたものの他、従来公知の各種の金属製であってもよいのは勿論である。さらに、排気部材であるエキゾーストマニホールドについても各種の合成樹脂により形成されたものであってもよいし、金属により形成されたものであってもよい。
さらに、排気経路については、補助ガス生成装置を介在させずに、オゾン発生装置に排気用オゾン供給管を接続して、オゾンを含む空気流を供給するようにしてもよい。
11 分岐管
13 集合管
14 吸気管
2 エキゾーストマニホールド(排気部材)
21 分岐管
3 オゾン発生装置
4 吸気用補助ガス供給路
41 第1の供給管
42 第2の供給管
4a 分岐路
5 排気用補助ガス供給路
51 第1の供給管
52 第2の供給管
5a 分岐路
8 補助ガス生成装置
A 補助ガス供給装置
B 内燃機関(燃焼機関)
B1 吸気ポート
X 吸気経路
Y 排気経路
Claims (6)
- 燃焼室に連通する吸気部材の外部に配置された燃焼機関の補助ガス供給装置であって、
空気を用いてオゾンを発生させるオゾン発生装置と、
前記オゾン発生装置により発生したオゾンのうちの少なくとも一部を強制的に分解してイオン化酸素を含む補助ガスを生成する補助ガス生成装置と、
前記補助ガス生成装置により生成されたイオン化酸素を含む補助ガスを、吸気部材に供給する吸気用補助ガス供給路と、
を備えたことを特徴とする燃焼機関の補助ガス供給装置。 - 前記吸気部材がインテークマニホールドであり、
前記吸気用補助ガス供給路が、インテークマニホールドの各分岐管に個別に連通している請求項1記載の燃焼機関の補助ガス供給装置。 - 前記吸気部材がインテークマニホールドであり、
前記吸気用補助ガス供給路が、インテークマニホールドの集合管又はこれに連通する吸気管に対し、その周方向に沿った複数箇所から供給する分岐路を有している請求項1記載の燃焼機関の補助ガス供給装置。 - 前記補助ガス生成装置が、管内周壁に内方側に向かって膨出した膨出部を複数有する管状体を螺旋状に巻回したものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃焼機関の補助ガス供給装置。
- 前記吸気部材が、合成樹脂製である請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃焼機関の補助ガス供給装置。
- 前記補助ガス生成装置によって生成されたイオン化酸素を含む補助ガスを、排気経路に供給する排気用補助ガス供給路をさらに備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃焼機関の補助ガス供給装置。
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JP2004161754A JP2005344514A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 燃焼機関の補助ガス供給装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102705115A (zh) * | 2012-05-14 | 2012-10-03 | 广州正奥环保科技有限公司 | 一种车用臭氧发生器节油减排装置 |
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-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004161754A patent/JP2005344514A/ja active Pending
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