JP2005342955A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は無線ICタグを用いて印刷装置の保守を行う印刷装置の保守システムに関し、特に無線ICタグ、例えばRFID(Radio Frequency ID)タグを使用し、リアルタイムでサービス員の保守情報を取得し、サービス員の適正配置を可能とすると共に、印刷装置を再立ち上げする際にも設定ミスの無い印刷装置の保守システムを提供するものである。
【解決手段】 印刷装置10にRFID I/F回路20、NIC回路17を設ける。電源投入時にサービス員の保持しているRFIDタグ1と通信し、保守用IDを受信すると印刷装置10は保守モードで立ち上がり、前回の通常モードのプリンタ設定情報28を電子メール36にして自印刷装置10宛に送信する。保守作業終了後、通常モードで再度立ち上げたときに上記電子メール36を受信し、プリンタ設定情報28を復元する。前回モード情報30の保守開始時刻とサービス員IDと、保守終了時刻である再立ち上げ時の時刻とともにサービスセンタに送信する。サービスセンタで保守時間が把握でき管理し易くなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 印刷装置10にRFID I/F回路20、NIC回路17を設ける。電源投入時にサービス員の保持しているRFIDタグ1と通信し、保守用IDを受信すると印刷装置10は保守モードで立ち上がり、前回の通常モードのプリンタ設定情報28を電子メール36にして自印刷装置10宛に送信する。保守作業終了後、通常モードで再度立ち上げたときに上記電子メール36を受信し、プリンタ設定情報28を復元する。前回モード情報30の保守開始時刻とサービス員IDと、保守終了時刻である再立ち上げ時の時刻とともにサービスセンタに送信する。サービスセンタで保守時間が把握でき管理し易くなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線ICタグを用いて印刷装置の保守を行う印刷装置の保守システムに関する。
従来、ページプリンタなどの印刷装置の保守作業は、サービス員が実際にユーザ先に出向いて行うことが多い。この場合、メンテナンス作業の実施時間は、サービス員の作業報告書により記録、報告される。また、サービス員が保守作業を行う際、印刷装置を初期化する場合があり、この場合サービス員が紙等に設定内容を記録し、保守作業終了後、記録に基づいて手作業で印刷装置の再設定を行っている。
また、通信を使用して保守情報の交換を行う発明として特許文献1、及び特許文献2がある。特許文献1の発明は、中央管理装置と管理端末装置と複数の画像形成装置を接続し、データ収集指令を数日前から発信し、指令に基づくデータの収集を行うシステムであり、サービス終了時に中央管理装置にサービス終了通報データを自動的に送信する。
また、特許文献2の発明は、携帯電話システムの保守情報を遠隔の保守卓からインターネットを介して集中保守管理するシステムであり、修理進捗状況報告書、修理完了報告書の発行を情報提供サーバを介して行い、修理品に遠隔保守卓で入力した内容の修理タグカードをリペアセンタ端末で印刷し、修理品に付加する技術が開示されている。
特開2000−181302号公報(段落番号0045、0063〜0065、図1、図15)
特開2002−132987号公報(段落番号0062〜0067、図1、図4、図5、図12〜図19)
しかしながら、サービス員が作成する作業報告書を利用して印刷装置の保守を行う場合、サービス員から報告書を受け取って初めて確認することができる。したがって、保守作業時間をリアルタイムで知ることができず、例えば複数のユーザ先への訪問が必要な場合、サービス員を適正配置することが困難である。また、サービス員が保守作業中、印刷装置を初期化した場合、前述のように紙に記録した情報をもとに印刷装置の再設定を行う。この為、設定ミスが発生し易い。
また、上記の特許文献1、及び2は、サービス員が個々の装置設置場所に出向いて保守を行う技術に関するものではない。
そこで、本発明は無線ICタグ、例えばRFID(Radio Frequency ID)タグを使用し、リアルタイムでサービス員の保守情報を取得し、サービス員の適正配置を可能とすると共に、印刷装置を再立ち上げする際にも設定ミスの無い印刷装置の保守システムを提供するものである。
そこで、本発明は無線ICタグ、例えばRFID(Radio Frequency ID)タグを使用し、リアルタイムでサービス員の保守情報を取得し、サービス員の適正配置を可能とすると共に、印刷装置を再立ち上げする際にも設定ミスの無い印刷装置の保守システムを提供するものである。
上記課題は本発明によれば、ネットワークとの通信を行う第1の通信手段と、無線ICタグとの通信を行う第2の通信手段と、保守作業時、前記第2の通信手段を介して無線ICタグから送信される信号に基づいて装置を保守モードに設定する設定手段と、該保守モードの設定に伴って、装置の設定内容を自装置宛にメールを行うメール送信手段と、前記保守作業終了後、装置の通常モードへの設定に伴って、前記メールを受信し、前記装置の設定内容を保守前の状態に復元する復元手段とを有する印刷装置の保守システム、及び印刷装置を提供することによって達成される。
このように構成することにより、保守前の印刷装置の再設定を容易に行い、ミスの少ない印刷条件の復元を実現できる。
また、前記保守モードへの設定の際、作業開始時刻を記憶手段に記憶し、前記保守作業終了の際、作業終了時刻を記憶手段に記憶し、前記作業開始時刻と作業終了時刻を前記第1の通信手段を介してネットワークに送信する構成である。
また、前記保守モードへの設定の際、作業開始時刻を記憶手段に記憶し、前記保守作業終了の際、作業終了時刻を記憶手段に記憶し、前記作業開始時刻と作業終了時刻を前記第1の通信手段を介してネットワークに送信する構成である。
このように構成することにより、例えばネットワークに接続されたサーバは上記保守開始時刻と、作業終了時刻の情報から保守作業時間を集計することができ、装置の保守管理を容易に行うことができる。例えば、サーバは上記作業開始時刻と作業終了時刻の情報に基づいて、保守管理を行う際の保守員の適正配置を容易に行うことも可能となる。
また、前記無線ICタグは、例えばカードに収納され、該カードを前記第2の通信手段に翳すことによって装置との通信を行う構成である。このように構成することにより、確実に印刷装置との通信を行うことができる。
本発明によれば、保守員が持つ無線ICタグとの通信により、印刷装置が保守モードで立ち上がり、印刷装置の設定内容を例えば自装置宛に電子メールすることにより、保守後の通常モード立ち上げ時、当該電子メールを受信し、正確に印刷装置の設定内容を復元することができる。
また、保守開始時刻と保守終了時刻をネットワークを通じてサーバに送信し、作業時間を把握すると共に、保守員の派遣管理も容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の印刷装置10のハードウェア構成を示す図である。また、同図に示す1は、サービス員が所持するRFIDタグ(無線ICタグ)を示す。
図1は、本実施形態の印刷装置10のハードウェア構成を示す図である。また、同図に示す1は、サービス員が所持するRFIDタグ(無線ICタグ)を示す。
印刷装置10はCPU11、RAM12、ROM13、不揮発性メモリ9、タイマ14、ビデオ(Video)I/F回路15、エンジン(Engine)I/F回路16、NIC(Network Interface Card)回路17、ホスト(Host)I/F回路18、アンテナ19、及びRFID I/F回路20で構成されている。
CPU11はROM13に記憶されたプログラムに従って印刷装置10の各種制御を行う。また、RAM12はCPU11が行う制御処理のワークエリアとして使用される。尚、タイマ14は、保守作業の開始や終了時間等の計測に使用される。
ビデオ(Video)I/F回路15は印字ヘッドに接続され、印刷データ等の出力制御を行うインタフェースであり、エンジン(Engine)I/F回路16は不図示のプリンタエンジンの各部の制御を行うインタフェースである。また、NIC(Network Interface Card)回路17は、LANやインターネット等も含めたネットワークを介してデータの授受を行うインタフェースである。このNIC回路17を介して後述する保守関連の情報が電子メール等で送受信される。
ホスト(Host)I/F回路18は、不図示のプリンタサーバやパーソナルコンピュータ(PC)とのインタフェースであり、例えばパラレルインターフェイスであるセントロニクスや、USB(universal serial bus)仕様で接続される。
RFID I/F回路20は、RFIDタグ1との無線通信を行う回路であり、信号の変調処理や復調処理、データ処理等行う。アンテナ19は、RFIDタグ1との間で電波による情報の送受信を行う。
RFIDタグ1は無線通信機能を備え、例えばカードに内蔵して使用される。RFIDタグ1は、ベンダID、サービス員ID等のタグ情報を記憶する。サービス員はRFIDタグ1を内蔵するカードを保持し、保守作業を必要とする印刷装置の設置場所に向かう。
尚、カードとしてはFELICA(登録商標)カード或いは、Suica(登録商標)のような非接触で情報交換のできる形式のカードでもよく、又カード形式でなくとも、保守員の携帯するPDA端末からRFID I/F回路20に信号を出力し、RFID I/F回路20に対して任意の情報を出力する構成としてもよい。この場合、保守員が携帯するPDA端末に電子メールが届く構成とすることもできる。
尚、カードとしてはFELICA(登録商標)カード或いは、Suica(登録商標)のような非接触で情報交換のできる形式のカードでもよく、又カード形式でなくとも、保守員の携帯するPDA端末からRFID I/F回路20に信号を出力し、RFID I/F回路20に対して任意の情報を出力する構成としてもよい。この場合、保守員が携帯するPDA端末に電子メールが届く構成とすることもできる。
図2は、本実施形態の印刷装置10のソフトウェア構成を示す図である。尚、同図に示す円は各処理を示す。
先ず、初期化処理21は、RFID受信処理22、モード管理処理23、不揮発性メモリRW(リード・ライト)処理24、電子メール送受信処理25を起動する。RFID受信処理22は、RFIDタグ1と無線通信を行い、保守IDやサービス員IDを受信し、RFIDタグ状態フラグ26を設定する。
先ず、初期化処理21は、RFID受信処理22、モード管理処理23、不揮発性メモリRW(リード・ライト)処理24、電子メール送受信処理25を起動する。RFID受信処理22は、RFIDタグ1と無線通信を行い、保守IDやサービス員IDを受信し、RFIDタグ状態フラグ26を設定する。
モード管理処理23は、RFIDタグ状態フラグ26の設定によって、モード管理を不揮発性メモリRW要求フラグ34や電子メール送受信要求フラグ35に設定する。不揮発性メモリRW処理24は、不揮発性メモリRW要求フラグ34に設定されたフラグ情報に基づいて、不揮発性メモリ9へのデータの書き込み、及び不揮発性メモリ9からのデータの読み出し処理を行う。電子メール送受信処理25は、電子メール送受信要求フラグ35の設定に基づいて電子メール36の送受信を行う。尚、メールデータファイル33にはメールデータが記憶される。
次に、図2に示す各要求フラグ及び設定情報の構成を説明する。先ず、図3はRFIDタグ状態フラグ26の構成を示す図であり、RAM12に設定される。同図に示すように、RFIDタグ状態フラグ26は32ビットで構成され、bit0は保守モード検知フラグであり、受信したRFID情報から自ベンダの保守IDを検知したか否かを示すビットフラグである。例えば、このbit0が“1”の場合保守用IDを検知したことを示し、“0”の場合未検知であることを示す。また、bit31は受信完了フラグであり、RFIDタグ1と本印刷装置10との間で無線通信によるRFID情報の受信が完了したか否かを示す。例えば、このビットが“1”の場合受信処理が完了したことを示し、“0”の場合受信処理が未完了であることを示す。
次に、図4は不揮発性メモリRW要求フラグ34の構成を示す。不揮発性メモリRW要求フラグ34は、不揮発性メモリRW処理24に対する処理要求のためのフラグである。本フラグも32ビットで構成され、例えばbit5は前回モード情報読み出し要求フラグであり、bit4はプリンタ設定情報読み出し要求フラグであり、bit3は電子メール設定情報読み出し要求フラグであり、bit2は前回モード情報書き込み要求フラグであり、bit1はプリンタ設定情報書き込み要求フラグであり、bit0は電子メール設定情報書き込み要求フラグである。尚、各ビットは、“1”が要求有りを示し、“0”が要求無しを示す。
次に、図5は電子メール送受信要求フラグ35の構成を示す図である。電子メール送受信要求フラグ35は、電子メール送受信処理25に対する処理要求のためのフラグであり、モード管理処理23から電子メール送受信要求フラグ35を設定し、電子メール送受信処理25によって実行される。例えば、bit5は自印刷装置宛メール送信要求を示すフラグであり、bit4はサービスセンタ宛メール送信要求を示すフラグであり、bit0はメール受信要求を示すフラグである。尚、各ビットは、“1”が要求有りを示し、“0”が要求無しを示す。
次に、図6は前回モード情報27(RAM12内)、30(不揮発性メモリ9内)のフラグ構成を示す図であり、以下の3つの保守情報を記憶する。先ず、同図(a)は前回モードフラグであり、印刷装置10の前回の電源投入時のモードを保持するフラグである。bit0が“0”の時前回通常モードを示し、“1”の時前回保守モードを示す。
また、同図(b)は保守開始時刻情報を記憶し、印刷装置10が前回保守モードである時に当該保守作業を開始した時刻を記憶する。尚、同図(b)に示すように年月日時分秒の各エリアに対応する情報が記憶される。
さらに、同図(c)はサービス員のID情報を記憶する構成であり、RFIDタグ1から受信したサービス員のID情報を記憶する。自ベンダのサービス員のID情報が保持される。
次に、図7はプリンタ設定情報28(RAM12内)、及び31(不揮発性メモリ9内)の構成を示す。プリンタ設定情報28、及び31には印刷装置10が動作する上での印刷機能についての各種の定義が記憶される。例えば、同図に示すようにトナーセーブ、スムージング、JAMリカバリ、・・・、カラー印刷、スリープ時間の各設定情報が記憶されている。また、各情報の設定は、同図に示すように“1”が設定するを示し、“0”が設定しないを示す。尚、スリープ時間については、同図に示す数値(1〜65536秒)内で設定する。
次に、図8は電子メール設定情報29(RAM12内)、及び32(不揮発性メモリ9内)の構成を示し、メールの送受信を行うための情報が保持される。例えば、同図に示すように、メールサーバアカウント名、メールサーバパスワード、自メールアドレス、サービスセンタメールアドレス、POP3サーバアドレス、SMTPサーバアドレスが記憶される。
次に、図9はメールデータファイル33の内容を示す図である。同図(a)は、プリンタ設定情報28の自印刷装置宛の送信メールの内容例である。トナーセーブ、スムージング、ジャムリカバリ等の設定が、例えば“ON”、“OFF”の設定も含めて文字形式で記述されている。
また、同図(b)は、サービスセンタへの報告メールの内容例である。メール保守開始時間、メール保守終了時間、サービス員IDが文字形式で記述されている。
以上の構成において、以下に本例の処理動作を説明する。図10〜図14は本例の処理を説明するフローチャートである。
以上の構成において、以下に本例の処理動作を説明する。図10〜図14は本例の処理を説明するフローチャートである。
先ず、印刷装置10の電源が投入されると、図2に示す初期化処理21が起動する。この初期化処理21の処理動作を示すフローチャートが図10である。この処理では、先ずRFID受信処理22を起動し(ステップ(以下、Sで示す)1)、RFIDタグ1との通信を行う。
図11に示すフローチャートはこの受信処理を説明するものであり、先ず前述のRFID I/D回路20を駆動してアンテナ19を介してRFIDタグ1からの情報を受信する(S1−1)。例えば、サービス員が当該印刷装置10を保守するために印刷装置10に近づき、サービス員が所持するRFIDタグ1内蔵のカードをアンテナ19に翳す。RFID I/D回路20はRFIDタグ1から情報が入力するか判断しており(S1−2)、RFIDタグ1から情報を受信できない時(S1−2がNO)、RFIDタグ1が近くに存在しないと判断し、前述の図3に示すbit0に“0”をセットする。すなわち、保守モード検知フラグに保守用ID未検知の設定を行う(S1−3)。
一方、RFIDタグ1から情報を受信した時(S1−2がYES)、RFIDタグ1を内蔵したカードが翳されたものと判断する。次に、RFIDタグ1が自社のタグであるか判断する(S1−4)。ここで、自社ベンダIDではない場合(S1−4がNO)、上記と同様図3に示すbit0に“0”を設定する(S1−5)。一方、自社ベンダIDである場合(S1−4がYES)、図3に示すbit0に“1”を設定し、保守モード検知フラグに保守用ID検知の設定を行う(S1−6)。また、RFIDタグ1の情報に基づいてサービス員のID情報を、前述の図6(c)に示すサービス員ID情報のエリアに記憶する(S1−7)。そして、最後に図3に示すbit31のエリアに“1”を設定し、受信完了フラグをセットする(S1−8)。
上記図11に示す受信処理フローが駆動している間、前述の図10に示す初期化フローでは受信処理が完了するまで、スリープモードで待ち、RFIDタグ1からのデータ受信を待つ(S2がNO、S3)。そして、RFID受信処理が完了すると(S2がYES)、次に印刷装置10が保守モードか否か判断する(S4)。
この判断は上記図3に示すbit0のエリアを参照して行い、保守モードでなければ(図3に示すbit0に“0”が設定されている場合)、通常モードであり(S4がNO)、指示される印刷処理を行う。一方、保守モードである場合(図3に示すbit0に“1”が設定されている場合)、不揮発性メモリRW処理24を起動し(S5)、RAM12に必要な情報を書き込む。また、電子メール送受信処理25を起動し(S6)、自分宛に電子メールを送信する。さらに、モード管理処理23を起動し(S7)、モード管理を行う。
以下に、上記モード管理処理、不揮発性メモリRW処理、電子メール送受信処理、を具体的に説明する。
先ず、図12はモード管理処理23が行う処理を説明するフローチャートである。モード管理処理23は初期化処理21で起動されると、RFIDタグ状態フラグ26のbit0の保守モード検知フラグの情報を得て(S7−1)、保守用IDを未検知か検知かで現状の動作モードを判断する(S7−2)。
先ず、図12はモード管理処理23が行う処理を説明するフローチャートである。モード管理処理23は初期化処理21で起動されると、RFIDタグ状態フラグ26のbit0の保守モード検知フラグの情報を得て(S7−1)、保守用IDを未検知か検知かで現状の動作モードを判断する(S7−2)。
ここで、現在のモードが保守モードである時(S7−2がYES)、不揮発性メモリRW要求フラグ34のbit5〜3を“1”とし、プリンタ設定情報の読み出し要求によって不揮発性メモリRW処理24を起動する(S7−3)。
この処理は図13に示すフローチャートに従って実行される。すなわち、先ず不揮発性メモリ上の前回モード情報、プリンタ設定情報、電子メール設定情報をRAM12上に読み出す(S5−1)。すなわち、不揮発性メモリ9に記憶されている前回モード情報30(図6(a)参照)、プリンタ設定情報31(図7参照)、電子メール設定情報32(図8参照)をRAM12に読み出す。その後、イベント待ち状態となり(S5−2がNO)、イベントを受信するまで処理の繰り返す。そして、イベントを受信すると、書き込み要求であるか判断し(S5−3)、更に読み出し要求であれば(S5−3がNO)、要求に従って不揮発性メモリ9の情報をRAM12に読み出す(S5−5)。
例えば、図4に示す不揮発性メモリRW要求フラグ34を参照し、前述のようにbit5〜3に“1”が設定されている時、不揮発性メモリ9に記憶された情報をRAM12に読み出す。例えば、不揮発性メモリ9に記憶された前回モード情報をRAM12に読み出し(S5−9)、不揮発性メモリ9に記憶されたプリンタ設定情報をRAM12に読み出し(S5−10)、不揮発性メモリ9に記憶された電子メール設定情報をRAM12に読み出す(S5−11)。
次に、図12に示すフローチャートに戻り、処理(S7−4)を行う。この処理は、図14に示すフローチャートに従って実行され、先ずイベント待ち状態から(S6−1)、要求の送信があるか判断する(S6−2)。前述の処理(S7−4)によって図5に示すbit5には“1”がセットされ、送信先は自印刷装置宛であると判断する(S6−2がYES、S6−3がYES)。
電子メール送受信処理25は前述の処理によってRAM12に読み出された電子メール設定情報を参照して自印刷装置宛に電子メールを作成する。そして、例えば前述の図9(a)に示すデータをメールデータファイル33に記録すると共に、このメールデータをネットワークに接続されたサーバに送信する(S6−4)。
この場合、送信先が自印刷装置10であり、電子メール設定情報29より自メールアドレスとSMTPサーバアドレスを取得し、自印刷装置10宛にメールデータを電子メール36として送信する。
次に、図12に示すフローチャートに戻り、前回モード情報を更新する為、先ず現在のモードが保守モードであるか判断する(S7−9)。そして、保守モードである場合、前回モード情報の保守モード、保守開始時刻情報である現在時刻を記憶し(S7−10)、S7−9で保守モードでない場合、前回モードを通常モードとして記憶し(S7−11)、不揮発性メモリRW要求フラグ34のbit2の前回モード情報書き込み要求を要求ありの“1”にして不揮発性メモリRW処理24を起動する(S7−12)。
その後、保守員は印刷装置のメンテナンス作業を行い、メンテナンスが完了すると印刷装置の電源を投入する。この時前述と同様の処理が繰り返され、図10に示す初期化処理において通常モードの判断が行われ、モード管理処理23は図12に示すフローチャートの判断(S7−2)がNOであるとして、前回モード情報を判断する(S7−5)。
この場合、前回モード情報は保守モードであり(S7−5がYES)、電子メール送受信処理25をメール受信要求で起動する(S7−6)。すなわち、図5に示すビット0に“1”をセットし、電子メール送受信処理25を起動する。この指示に従って、電子メール送受信処理25は図14に示すフローチャートの処理(S6−6)を実行する。
したがって、この処理によって自印刷装置宛に送られた電子メールデータは受信され、更に受信したメールデータはプリンタ設定情報に展開され、プリンタ設定情報の書き込み要求に従って不揮発性メモリRW処理24が起動される(S7−7)。すなわち、図13に示す処理(S5−6〜S5−8)が実行され、メールデータはRAM12から不揮発性メモリ9に書き込まれる。この情報は保守員がメンテナンスを開始する前の印刷装置の設定情報であり、この設定情報が本例により自動的に印刷装置に再設定される。
次に、保守開始時刻及びサービス員IDと、保守終了時刻となる現在時刻から電子メール37を作成し、電子メール送受信要求フラグ35のbit4のサービスセンタ宛メール送信要求を“1”にセットして電子メール送受信処理25を起動する(S7−8)。この指示により、電子メール送受信処理25は処理(S6−5)を実行し、例えば図9(b)に示すメールデータをサーバに送信する。
以上のように処理することによって、保守開始時刻と保守終了時刻をネットワークを通じてサーバが取得し、作業時間を把握すると共に、保守員の派遣管理も容易に行うことができる。
1・・・RFIDタグ、
9・・・不揮発性メモリ、
10・・・印刷装置、
11・・・CPU、
12・・・RAM、
13・・・ROM
14・・・タイマ
15・・・Video I/F回路、
16・・・Engine I/F回路、
17・・・NIC回路、
18・・・Host I/F回路、
19・・・アンテナ、
20・・・RFID I/F回路、
21・・・初期化処理、
22・・・RFID受信処理、
23・・・モード管理処理、
24・・・不揮発性メモリRW処理、
25・・・電子メール送受信処理、
26・・・RFIDタグ状態フラグ、
27・・・前回モード情報(RAM)、
28・・・プリンタ設定情報(RAM)、
29・・・電子メール設定情報(RAM)、
30・・・前回モード情報(不揮発性メモリ)、
31・・・プリンタ設定情報(不揮発性メモリ)、
32・・・電子メール設定情報(不揮発性メモリ)、
33・・・メールデータファイル、
34・・・不揮発性メモリ要求フラグ、
35・・・電子メール送受信要求フラグ、
36、37・・・電子メール
9・・・不揮発性メモリ、
10・・・印刷装置、
11・・・CPU、
12・・・RAM、
13・・・ROM
14・・・タイマ
15・・・Video I/F回路、
16・・・Engine I/F回路、
17・・・NIC回路、
18・・・Host I/F回路、
19・・・アンテナ、
20・・・RFID I/F回路、
21・・・初期化処理、
22・・・RFID受信処理、
23・・・モード管理処理、
24・・・不揮発性メモリRW処理、
25・・・電子メール送受信処理、
26・・・RFIDタグ状態フラグ、
27・・・前回モード情報(RAM)、
28・・・プリンタ設定情報(RAM)、
29・・・電子メール設定情報(RAM)、
30・・・前回モード情報(不揮発性メモリ)、
31・・・プリンタ設定情報(不揮発性メモリ)、
32・・・電子メール設定情報(不揮発性メモリ)、
33・・・メールデータファイル、
34・・・不揮発性メモリ要求フラグ、
35・・・電子メール送受信要求フラグ、
36、37・・・電子メール
Claims (5)
- ネットワークとの通信を行う第1の通信手段と、
無線ICタグとの通信を行う第2の通信手段と、
保守作業時、前記第2の通信手段を介して無線ICタグから送信される信号に基づいて装置を保守モードに設定する設定手段と、
該保守モードの設定に伴って、装置の設定内容を自装置宛にメールを行うメール送信手段と、
前記保守作業終了後、装置の通常モードへの設定に伴って、前記メールを受信し、前記装置の設定内容を保守前の状態に復元する復元手段と、
を有することを特徴とする印刷装置の保守システム。 - ネットワークとの通信を行う第1の通信手段と、
無線ICタグとの通信を行う第2の通信手段と、
保守作業時、前記第2の通信手段を介して無線ICタグから送信される信号に基づいて装置を保守モードに設定する設定手段と、
該保守モードの設定に伴って、装置の設定内容を自装置宛にメールを行うメール送信手段と、
前記保守作業終了後、装置の通常モードへの設定に伴って、前記メールを受信し、前記装置の設定内容を保守前の状態に復元する復元手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記保守モードへの設定の際、作業開始時刻を記憶手段に記憶し、前記保守作業終了の際、作業終了時刻を記憶手段に記憶し、前記作業開始時刻と作業終了時刻を前記第1の通信手段を介してネットワークに送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置の保守システム。
- 前記ネットワークに接続されるサーバは、前記作業開始時刻と作業終了時刻の情報に基づいて、保守管理を行う際の保守員の適正配置を行うことを特徴とする請求項3記載の印刷装置の保守システム。
- 前記無線ICタグはカードに収納され、該カードを前記第2の通信手段に翳すことによって装置との通信を行うことを特徴とする請求項1、3、又は4記載の印刷装置の保守システム。
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Publications (1)
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JP2004163636A Withdrawn JP2005342955A (ja) | 2004-06-01 | 2004-06-01 | 印刷装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010008774A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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KR101196430B1 (ko) | 2006-02-24 | 2012-11-01 | 삼성전자주식회사 | 전파식별 카드를 이용한 인쇄 방법 및 인쇄 장치 |
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2004
- 2004-06-01 JP JP2004163636A patent/JP2005342955A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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