JP2005341427A - ダイナミック回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路規模の増大や設計の複雑化を招来することなく、高速動作と電荷保持動作とを両立させること。
【解決手段】キーパー回路2は、外部から入力する二値レベルの制御信号であるenable信号のレベル状態に応じて保持動作の実行と停止とを行う構成となっている。したがって、enable信号の一方のレベルを高速動作に対応させてキーパー回路2を停止状態にし、他方のレベルを低速動作に対応させてキーパー回路2に保持動作を実行させることができるので、回路規模の増大や設計の複雑化を招来することなく、高速動作と電荷保持動作とを両立させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】キーパー回路2は、外部から入力する二値レベルの制御信号であるenable信号のレベル状態に応じて保持動作の実行と停止とを行う構成となっている。したがって、enable信号の一方のレベルを高速動作に対応させてキーパー回路2を停止状態にし、他方のレベルを低速動作に対応させてキーパー回路2に保持動作を実行させることができるので、回路規模の増大や設計の複雑化を招来することなく、高速動作と電荷保持動作とを両立させることができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、デジタルデータの出力に用いるダイナミック回路に関するものである。
半導体集積回路におけるロジック回路では、より高速化が求まられる場合には、ダイナミック回路を用いてデジタルデータを出力する場合が多い(例えば非特許文献1)。このダイナミック回路は、ロジック回路の段間や出力段に用いられているが、以下、この発明の理解を容易にするため、図8、図9を参照して、従来のダイナミック回路について簡単に説明する。
図8は、一般的な2入力NANDダイナミック回路の構成例を示す回路図である。図8に示すダイナミック回路は、クロック信号CLKおよび2系統のデータA,Bが入力し1種類のデータビットを出力する出力回路50と、この出力回路50が出力するデータビットが所定の論理状態であるときその論理状態を保持する保持回路(以降「キーパー回路」と記す)60とを備えている。
図8に示す出力回路50では、電源51にソース電極が接続されるPMOSトランジスタ52と、このPMOSトランジスタ52のドレイン電極と接地(グランド)との間に直列に配置されたNMOSトランジスタ53,54,55とを備え、PMOSトランジスタ52のドレイン電極とNMOSトランジスタ53のドレイン電極との接続端(以降「ノードN1」と記す)は次段インバータ56の入力端が接続されている。
そして、PMOSトランジスタ52のゲート電極とNMOSトランジスタ55のゲート電極とにはクロック信号CLKが印加される。また、NMOSトランジスタ53のゲート電極にはデータAが入力され、NMOSトランジスタ54のゲート電極にはデータBが入力される。
この出力回路50に対してキーパー回路60は、PMOSトランジスタ62とインバータ63とで構成されている。PMOSトランジスタ62のソース電極は電源61に接続され、ドレイン電極はノードN1に接続されている。また、インバータ63の入力端はノードN1に接続され、出力端はPMOSトランジスタ62のゲート電極に接続されている。
次に、以上のように構成されるダイナミック回路の動作について説明する。このダイナミック回路では、高レベル(以降「Hi状態」と記す)と低レベル(以降「Lo状態」と記す)とを交互に繰り返すクロック信号CLKにおいて、そのHi状態の期間をエバリエーション期間と称し、そのLo状態の期間をプリチャージ期間と称し、それぞれの期間においてデータ出力が行われる。
クロック信号CLKがLo状態であるプリチャージ期間では、PMOSトランジスタ52がオン動作を行い、NMOSトランジスタ55がオフ動作を行う。その結果、ノードN1は、入力データA,Bの論理状態と無関係にHi状態になるので、次段インバータ56の出力はLo状態となる。
このとき、キーパー回路60では、PMOSトランジスタ62がオン動作を行いノードN1が電源61に接続されるので、ノードN1は、プリチャージ期間内Hi状態に維持される。次段インバータ56は出力をLo状態に維持する。
次にクロック信号CLKがHi状態であるエバリエーション期間になると、PMOSトランジスタ52がオフ動作を行い、NMOSトランジスタ55がオン動作を行う。この場合には、ノードN1は、入力データA,Bの論理状態に応じて、Hi状態とLo状態の何れかの状態となる。
すなわち、入力データA,Bの論理状態が共にHi状態であるときは、NMOSトランジスタ53,54が共にオン動作を行うので、ノードN1では、前回のプリチャージ期間において蓄積された電荷の引き抜きが行われてLo状態となる。これによって、次段インバータ56の出力はHi状態となる。
一方、入力データA,Bの論理状態が共にHi状態でないときは、NMOSトランジスタ53,54の一方はオン動作を行わないで、ノードN1は、前回のプリチャージ期間において蓄積された電荷によってHi状態となる。そして、キーパー回路60によってそのHi状態がバリエーション期間内保持される。
ここで、ダイナミック回路では、高速動作を目的とするので、この高速動作を阻害する要因について検討する。図8に示すダイナミック回路おいて一番速度が遅くなるケースはエバリエーション期間において入力データA,Bの論理状態が共にHi状態であるときである。すなわち、このときには、NMOSトランジスタ53,54,55がノードN1から電荷を引き抜く動作とキーパー回路60がノードN1の状態を維持しようとする動作との衝突が起こるので、ノードN1から電荷を引き抜き最終的に正規のLo状態になるまでに時間が掛かるからである。このように、ダイナミック回路では、キーパー回路との衝突が動作速度を低下させる最大の原因となる。
この場合、キーパー回路との衝突の影響を抑えるために、キーパー回路のサイズを小さくして弱いキーパー回路にすることが考えられるが、キーパー回路のサイズを小さくし過ぎると、エバリエーション期間にノードN1をHi状態に維持しようとしたときに、NMOSトランジスタに生ずるリーク電流によって、キーパー回路はノードN1のHi状態を長時間維持できなくなるという問題が起こる。このため、ダイナミック回路の設計では、キーパー回路のサイズと電荷を引き抜くNMOSトランジスタのサイズとのバランスを採ることが重要なポイントとなっている。
非特許文献1では、このような問題を解決して高速動作と電荷の維持とを両立させたダイナミック回路の構成例(図9)が紹介されている。図9は、図8に示す2入力NANDダイナミック回路に高速動作と電荷の維持とを両立させる措置を施した改良例を示す回路図である。
図9に示すダイナミック回路では、図8に示した構成においてキーパー回路60に代えて、遅延回路70と強いキーパー回路80と弱いキーパー回路90とが設けられている。遅延回路70は、複数のインバータ(図9では2個のインバータ71,72を示す)を多段に接続して構成される。初段のインバータ71の入力端には、クロック信号CLKが印加される。最終段のインバータ72の出力端であるノードN2は強いキーパー回路80の入力端に接続されている。
強いキーパー回路80は、遅延回路70の出力を一方の入力とし、ノードN1を他方の入力とするNANDゲート81と、このNANDゲート81の出力がゲート電極に印加され電源82とノードN1との間に配置されるPMOSトランジスタ83とで構成されている。強いキーパー回路80では、ノードN1がHi状態となっても直ぐには保持動作を行わず、ノードN2がHi状態となったときに初めて保持動作を行う。この強いキーパー回路80の保持力は、図8に示すキーパー回路60と同等である。
弱いキーパー回路90は、電源とノードN1との間に配置されるPMOSトランジスタ91と、ノードN1を入力とし、出力をPMOSトランジスタ91のゲート電極に与えるインバータ92とで構成されている。この構成は図8に示すキーパー回路60と同様であるが、弱いキーパー回路90ではサイズが小さく、非常に弱い保持力を有するものとなっている。
次に、動作について説明する。プリチャージ期間では、図8に示したダイナミック回路と同様の動作が行われる。エバリエーション期間で、かつ入力データA,Bの論理状態が共にHi状態であるときは、クロック信号CLKがHi状態に変化した瞬間ではノードN2は未だLo状態であるので、強いキーパー回路80は保持動作を開始しない。したがって、電荷の引き抜きと保持動作との衝突は保持力を小さくしてある弱いキーパー回路90との間で行われるので、ノードN1は、図8に示したダイナミック回路に比べて早くLo状態になる。その後、ノードN2がHi状態になると強いキーパー回路80が保持動作を開始するが、電荷引き抜き動作に与える影響は小さい。
また、エバリエーション期間で、かつ入力データA,Bの論理状態が共にHi状態でないときは、クロック信号CLKがHi状態に変化した瞬間からの短期間内は弱いキーパー回路90のみによってノードN1の電荷保持動作が行われ、その後、ノードN2がHi状態になることによって強いキーパー回路80が保持動作に参入する。これによって、長時間の保持動作が安定的に行われる。
このように、保持力の小さいキーパー回路と保持力の大きいキーパー回路とを時間差を持って動作させることで、高速動作と電荷保持動作とを両立させている。なお、遅延回路70の遅延値によっては、弱いキーパー回路90を不要とすることができるので、その場合には更なる高速化が可能となる。
IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS,VOL.37,NO.5,MAY 2002"A Sub-130nm Conditional Keeper Technique"
しかしながら、上記した方法では、遅延回路をダイナミック回路毎に挿入するので、多数のダイナミック回路を用いる半導体集積回路では回路規模が増大する。それを回避するため、一つの遅延回路から複数のダイナミック回路に遅延クロックを分配することが考えられる。この方法だと回路規模の増大は回避できるが、各ダイナミック回路に均等にクロックを分配しなければならないので、設計が複雑化するという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、常時高速動作が要求される訳ではない点に着目し、回路規模の増大や設計の複雑化を招来するこなく、高速動作と電荷保持動作とを両立させることのできるダイナミック回路を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、クロック信号のプリチャージ期間では入力するデータビットの論理値とは無関係に出力状態を所定の論理状態にし、クロック信号のエバリエーション期間では入力するデータビットの論理値に応じた論理状態を出力する出力回路と、外部から入力する二値レベルの制御信号のレベル状態に応じて、前記出力回路の出力状態を保持する動作と保持しない動作とを行う保持回路とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、制御信号の一方のレベルを高速動作に対応させて保持回路を停止状態にし、他方のレベルを低速動作に対応させて保持回路に保持動作を実行させることができるので、回路規模の増大や設計の複雑化を招来するこなく、高速動作と電荷保持動作とを両立させることができる。
この発明によれば、回路規模の増大や設計の複雑化を招来するこなく、高速動作と電荷保持動作とを両立させることができるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかるダイナミック回路の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。図1では、2入力NANDダイナミック回路への適用例が示されている。図1に示すダイナミック回路は、クロック信号CLKおよび2系統のデータA,Bが入力し1種類のデータビットを出力する出力回路1と、外部から入力する二値レベルの制御信号であるenable信号を受けてこの出力回路1が出力するデータビットの論理状態を保持する動作と保持しない動作を行う保持回路(以降「キーパー回路」と記す)2とを備えている。
図1は、この発明の実施の形態1によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。図1では、2入力NANDダイナミック回路への適用例が示されている。図1に示すダイナミック回路は、クロック信号CLKおよび2系統のデータA,Bが入力し1種類のデータビットを出力する出力回路1と、外部から入力する二値レベルの制御信号であるenable信号を受けてこの出力回路1が出力するデータビットの論理状態を保持する動作と保持しない動作を行う保持回路(以降「キーパー回路」と記す)2とを備えている。
図1に示す出力回路1では、電源11にソース電極が接続されるPMOSトランジスタ12と、このPMOSトランジスタ12のドレイン電極と接地(グランド)との間に直列に配置されたNMOSトランジスタ13,14,15とを備えている。なお、PMOSトランジスタ12のドレイン電極とNMOSトランジスタ13のドレイン電極との接続端(以降「ノードN」と記す)には、次段のインバータ16が接続されている。
そして、PMOSトランジスタ12のゲート電極とNMOSトランジスタ15のゲート電極とにはクロック信号CLKが印加される。また、NMOSトランジスタ13のゲート電極にはデータAが入力され、NMOSトランジスタ14のゲート電極にはデータBが入力される。
この構成に対してキーパー回路2は、PMOSトランジスタ22とNANDゲート23とを備えている。PMOSトランジスタ22のソース電極は電源21に接続され、ドレイン電極はノードNに接続されている。NANDゲート23の一方の入力端にはenable信号が印加され、他方の入力端はノードNに接続され、出力端がPMOSトランジスタ22のゲート電極に接続されている。
次に、以上のように構成されるダイナミック回路の動作について説明する。まず、enable信号について説明する。enable信号は、二値レベルによって高速動作時と低速動作時とを指定する信号である。図1の構成例で言えば、高速動作時にはLo状態となり、低速動作時にはHi状態となるようになっている。
具体的には、例えば、通常動作時では高速のクロック信号を用い、省電力動作時では低速のクロック信号を用いている場合に、供給するクロック信号を切り替えるクロックギアの制御信号に応じて、高速動作時にはLo状態となり、低速動作時にはHi状態となる。
また、その他の例として、動作モードに、高速動作を行う通常動作モードと、テスト時やバーンイン時などデータの長時間保持が必要とある非通常動作モードとがある場合に、その動作モードの指定が、通常動作モードであればenable信号はLo状態となり、非通常動作モードであればenable信号はHi状態となる。
そこで、高速動作時には次のような動作が行われる。すなわち、クロック信号CLKがLo状態であるプリチャージ期間では、PMOSトランジスタ12がオン動作を行い、NMOSトランジスタ15がオフ動作を行う。その結果、ノードN1は、入力データA,Bの論理状態と無関係にHi状態になるので、インバータ16の出力は、Lo状態となる。
このとき、キーパー回路2では、enable信号がLo状態であるので、NANDゲート23の出力状態はHi状態になりPMOSトランジスタ22はオフ動作を行う。つまり、キーパー回路2は、ノードN1をプリチャージ期間内Hi状態に維持する動作を行わない。
次にクロック信号CLKがHi状態であるエバリエーション期間になると、PMOSトランジスタ12がオフ動作を行い、NMOSトランジスタ15がオン動作を行う。この場合には、ノードNは、入力データA,Bの論理状態に応じて、Hi状態とLo状態の何れかの状態となる。
すなわち、入力データA,Bの論理状態が共にHi状態であるときは、NMOSトランジスタ13,14が共にオン動作を行うので、ノードNでは、前回のプリチャージ期間において蓄積された電荷の引き抜きがオン動作を行っているNMOSトランジスタ13,14,15を介して行われる。
このとき、キーパー回路2では、enable信号がLo状態であり、上記のようにノードNの状態を保持する動作を行わないので、電荷の引き抜き動作との衝突は起こらず、NMOSトランジスタ13,14,15を介した電荷の引き抜き動作のみが行われ、ノードNは比較的速やかに正規のLo状態となる。これによって、インバータ16の出力は、Hi状態となる。
一方、入力データA,Bの論理状態が共にHi状態でないときは、NMOSトランジスタ13,14の一方はオン動作を行わないので、ノードNは前回のプリチャージ期間において蓄積された電荷によりHi状態となり、インバータ16の出力はLo状態となる。しかし、キーパー回路2はノードNのHi状態を保持することはしない。したがって、この場合には、NMOSトランジスタ13,14,15の直列回路に生ずるリーク電流によって徐々に電荷引き抜きが行われ、ノードNの状態が次段のインバータ16の論理閾値を下回ることが起こる。
しかしながら、昨今行われている数百MHz〜GHz域での高速動作時では、上記のように電荷の引き抜きが行われても、次段のインバータ16の論理閾値を下回る前にプリチャージ期間が開始するので、データが失われることはない。
次に、低速動作時には次のような動作が行われる。出力回路1の動作は同様であるので説明を省略する。すなわち、プリチャージ期間では、ノードNはHi状態になるが、キーパー回路2では、enable信号がHi状態であるので、NANDゲート23が出力状態をLo状態にし、PMOSトランジスタ22がオン動作を行いノードN1が電源11に接続される。つまり、ノードN1は、プリチャージ期間内Hi状態に維持される。
一方、プリチャージ期間で、かつ入力データA,Bの論理状態が共にHi状態であるときは、ノードN1をLo状態にすべく、前回のプリチャージ期間において蓄積された電荷の引き抜きが行われるが、同時にキーパー回路2では、保持動作を行うので、動作の衝突が起こり、電荷の引き抜きに時間が掛かる。しかし、低速動作時であるので、特に問題は起こらない。
また、プリチャージ期間で、かつ入力データA,Bの論理状態が共にHi状態でないときは、ノードN1はHi状態となり、そのHi状態がキーパー回路2によって長時間に渡り保持される。
このように、実施の形態1によれば、常時、高速動作が要求される訳ではない点に着目し、高速動作時は保持動作を行わず、低速動作時に保持動作を行うキーパー回路を設けたので、回路規模の増大や設計の複雑化を招来するこなく、高速動作と電荷保持動作とを両立させることのできるダイナミック回路が得られる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。この実施の形態2では、図1(実施の形態1)に示した構成においてキーパー回路の他の構成例(その1)が示されている。
図2は、この発明の実施の形態2によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。この実施の形態2では、図1(実施の形態1)に示した構成においてキーパー回路の他の構成例(その1)が示されている。
すなわち、図2に示すように、実施の形態2によるダイナミック回路では、図1(実施の形態1)に示した構成において、キーパー回路2代えてキーパー回路3が設けられている。このキーパー回路3は、PMOSトランジスタ22,26とインバータ25とを備えている。
PMOSトランジスタ22のソース電極は電源21に接続され、ドレイン電極はPMOSトランジスタ26のソース電極に接続されている。PMOSトランジスタ26のドレイン電極はノードNに接続されている。インバータ25の入力端はノードNに接続され、出力端はPMOSトランジスタ22のゲート電極に接続されている。そして、PMOSトランジスタ26のゲート電極には、enable信号が印加される。
この構成によれば、図1(実施の形態1)に示したキーパー回路2におけるNANDゲートに比べてより少ないトランジスタ数で同様の機能を実現することができる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。この実施の形態3では、図1(実施の形態1)に示した構成においてキーパー回路の他の構成例(その2)が示されている。
図3は、この発明の実施の形態3によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。この実施の形態3では、図1(実施の形態1)に示した構成においてキーパー回路の他の構成例(その2)が示されている。
すなわち、図3に示すように、実施の形態3によるダイナミック回路では、図1(実施の形態1)に示した構成において、キーパー回路2代えてキーパー回路4が設けられている。このキーパー回路4は、PMOSトランジスタ22,27とインバータ25とを備えている。
PMOSトランジスタ27のソース電極は電源21に接続され、ドレイン電極はPMOSトランジスタ22のソース電極に接続されている。PMOSトランジスタ22のドレイン電極はノードNに接続されている。インバータ25の入力端はノードNに接続され、出力端はPMOSトランジスタ22のゲート電極に接続されている。そして、PMOSトランジスタ27のゲート電極には、enable信号が印加される。
この構成によれば、図1(実施の形態1)に示したキーパー回路2におけるNANDゲートに比べてより少ないトランジスタ数で同様の機能を実現することができる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。この実施の形態4では、図1(実施の形態1)に示した構成においてキーパー回路の他の構成例(その3)が示されている。
図4は、この発明の実施の形態4によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。この実施の形態4では、図1(実施の形態1)に示した構成においてキーパー回路の他の構成例(その3)が示されている。
すなわち、図4に示すように、実施の形態4によるダイナミック回路では、キーパー回路2に対しキーパー回路5が追加されている。キーパー回路5は、PMOSトランジスタ28とインバータ29とを備えている。
キーパー回路5では、PMOSトランジスタ28のソース電極は電源30に接続され、ドレイン電極はノードNに接続されている。また、インバータ29の入力端はノードNに接続され、出力端はPMOSトランジスタ28のゲート電極に接続されている。
このキーパー回路5は、ノードNがHi状態であるとき保持動作を行い、Lo状態であるときは保持動作を行わない。そして、その保持動作時の保持力は、キーパー回路2の保持力よりも弱い保持力となっている。
この構成によれば、エバリエーション期間で、かつ入力データが全てHi状態であるとき、電荷引き抜き動作とキーパー回路5の保持動作とが衝突するが、キーパー回路5の保持力は弱いので、その影響は小さい。
この実施の形態4によれば、制御信号と無関係に、出力回路の出力状態がHi状態であるときにそれを弱い保持力で保持するキーパー回路を追加したので、耐ノイズ特性が向上し、また制御信号に基づき動作する強い保持力のキーパー回路が保持動作を行わないときのデータ保持特性が向上するという効果が得られる。
なお、この実施の形態4では、実施の形態1への適用例を示したが、実施の形態2,3にも同様に適用できることは言うまでもない。
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。図5に示すように、実施の形態5では、図1(実施の形態1)に示した構成において、外部から入力する制御信号がダミー回路6の出力である場合の構成例が示されている。
図5は、この発明の実施の形態5によるダイナミック回路の構成を示す回路図である。図5に示すように、実施の形態5では、図1(実施の形態1)に示した構成において、外部から入力する制御信号がダミー回路6の出力である場合の構成例が示されている。
ダミー回路6は、後述するように、図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路の構成を模擬して構成されが、入力データとしては、最小構成として入力データA’,B’の2つが示されている。入力データA’,B’は共に固定値であり、一般に異なる論理値に設定されている。入力データが3以上ある場合も異なる論理値のものが混在するようになっている。そして、クロック信号CLKのプリチャージ期間とエバリエーション期間とで、入力データA’,B’の論理状態に応じて図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路と同様の動作を行うが、ダミー回路6におけるデータ保持力は、キーパー回路2のそれよりも弱いものとなっている。
この実施の形態5では、このようなダミー回路6の出力信号を、外部から入力する二値レベルの制御信号(enable信号)として用いる構成となっている。すなわち、この実施の形態5では、ダミー回路6の出力状態を監視し、ダミー回路6が正常にデータビットを保持している場合は、キーパー回路2の保持動作を停止し、ダミー回路6の出力状態が反転した場合は、キーパー回路2に保持動作を実行させるようにしている。
この構成によれば、キーパー回路2は、ダミー回路6が持つデータ保持力よりも強い保持力を有しているので、問題となるエバリエーション期間において、ダミー回路6が正常にデータ保持を行っているときは、ノードNはHi状態にあり、ダミー回路6がデータ保持を停止した直後からキーパー回路2がノードNをHi状態に保持するので、ダミー回路6がデータを正常に保持する場合は必ず必要期間内のデータ保持が行える。
次に、図6を参照してダミー回路6の構成方法について説明する。なお、図6は、図5に示すダミー回路6の構成概念を説明する図である。ダミー回路6は、図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路において、データ保持に影響を与えるリーク電流の発生個所であるリークノード(図6参照)を考慮して構成されている。
すなわち、クロック信号CLKがHi状態であるエバリエーション期間において、データ保持が最も厳しい状況は、enable信号がLo状態で、入力データの一つを除いて全てがHi状態の場合である。図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路で言えば入力データは2つであるので、一方はLo状態で、他方がHi状態の場合である。
このような状況で支配的なリークノードは、図6に示すように、クロック信号CLKが入力するPMOSトランジスタ12でのリーク電流(リークノード1)と、キーパー回路2におけるPMOSトランジスタ22でのリーク電流(リークノード2)と、データが入力するNMOSトランジスタ13,14およびクロック信号CLKが入力するNMOSトランジスタ15の直列回路でのリーク電流(リークノード3)との3つである。
その中で、リークノード1とリークノード2は、ノードNの電荷を保持する方向に作用し、リークノード3は、ノードNの電荷を引き抜くのでデータを反転させる方向に作用する。そこで、図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路の模擬回路であるダミー回路6は、より早くデータ反転を起こさせる、つまり弱い保持力を持つように構成する。
これには、(1)リークノード1,リークノード2でのリーク量を小さくする。(2)リークノード3でのリーク量を大きくする。(3)次段インバータ16の論理閾値を下げる。(4)入力するクロック信号を遅くする。(5)以上の(1)〜(4)を任意に組み合わせるなどの方法がある。以下、具体的な構成例を説明する。
図7−1は、図5に示すダミー回路6の構成例(その1)を示す回路図である。図7−1では、上記の(1)におけるリークノード1でのリーク量を少なくする構成例が示されている。図7−1に示すダミー回路は、出力回路を構成するPMOSトランジスタ32,33、NMOSトランジスタ34,35,36と、出力用インバータ37と、キーパー回路を構成するPMOSトランジスタ39およびNANDゲート40とを備えている。
図7−1に示す出力回路では、PMOSトランジスタ32のソース電極は電源31にソース電極が接続され、ドレイン電極はPMOSトランジスタ33のソース電極に接続されている。このPMOSトランジスタ33のドレイン電極と接地(グランド)との間に、NMOSトランジスタ34,35,36が直列に配置されている。
そして、PMOSトランジスタ32,33のゲート電極とNMOSトランジスタ36のゲート電極とにはクロック信号CLKが印加される。また、NMOSトランジスタ34のゲート電極にはデータAが入力され、NMOSトランジスタ35のゲート電極にはデータBが入力される。
PMOSトランジスタ33のドレイン電極とNMOSトランジスタ34のドレイン電極との接続端であるノードN0には、出力用のインバータ37が接続されている。このインバータ37の出力がキーパー回路2への制御信号(enable信号)となる。
また、図7−1に示すキーパー回路は、PMOSトランジスタ39のソース電極は電源39に接続され、ドレイン電極はノードN0に接続されている。NANDゲート40の一方の入力端には図1(実施の形態1)にて説明したenable信号が印加され、他方の入力端はノードN0に接続され、出力端がPMOSトランジスタ39のゲート電極に接続されている。
このように、図7−1に示すダミー回路では、図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路と比較して、出力回路においては、電源側に配置するPMOSトランジスタ12が直列接続した2つのPMOSトランジスタ32,33に置き換わっている。この2つのPMOSトランジスタ32,33はPMOSトランジスタ12よりもサイズが小さく、かつ閾値電圧Vthが大きいものである。これによって、図6に示したリークノード1でのリーク量を少なくすることができる。
また、図7−1に示すキーパー回路は、図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路でのキーパー回路2と同様の構成であるが、図7−1に示すキーパー回路でのPMOSトランジスタ39は、キーパー回路2でのPMOSトランジスタ22よりもサイズが小さく、弱い保持力となっている。また、NMOSトランジスタ34〜35は、サイズが小さく、簡単にリークノード4が形成されるので、異なる固定論理値の入力データA’、B’を与えてノードN0がHi状態になっても比較的短期間にLo状態になってしまう構成である。
次に、図7−2は、図5に示すダミー回路の構成例(その2)を示す回路図である。図7−2では、上記の(1)におけるリークノード2でのリーク量を少なくする構成例が示されている。図7−2に示すダミー回路は、出力回路を構成するPMOSトランジスタ32、NMOSトランジスタ34,35,36と、出力用インバータ37とを備えている。
各要素の接続関係の説明は省略するが、図7−2に示すダミー回路は、出力回路を図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路と同様の構成とし、キーパー回路2を省略した構成となっている。勿論、キーパー回路2において、PMOSトランジスタ22を、サイズが小さく、かつ閾値電圧Vthが大きい2個のPMOSトランジスタの直列回路で置き換えたキーパー回路を設けても良い。これによって、図6に示したリークノード2でのリーク量を少なくすることができる。
次に、図7−3は、図5に示すダミー回路の構成例(その3)を示す回路図である。図7−3では、上記の(2)におけるリークノード3でのリーク量を大きくする構成例が示されている。図7−3に示すダミー回路は、出力回路を構成するPMOSトランジスタ32、NMOSトランジスタ34,35と、出力用インバータ37と、キーパー回路を構成するPMOSトランジスタ39およびNANDゲート40とを備えている。
各要素の接続関係の説明は省略するが、図7−3に示すダミー回路は、図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路と比較して、キーパー回路は同様の構成であるが、出力回路はクロック信号CLKが入力するNMOSトランジスタ15を省略した構成となっている。直列接続するNMOSトランジスタの個数を減らすことで、リーク量を大きくすることができる。なお、その他の構成例として、NMOSトランジスタの接続段数は同じにしてサイズを大きくする方法でも良い。
次に、図7−4は、図5に示すダミー回路の構成例(その4)を示す回路図である。図7−4では、上記の(3)における次段インバータの倫理閾値を下げる場合の構成例が示されている。ここで言う次段インバータとは、ダミー回路での出力用インバータである。図7−3に示すダミー回路は、出力回路を構成するPMOSトランジスタ32、NMOSトランジスタ34,35と、出力用インバータを構成するPMOSトランジスタ41およびNMOSトランジスタ42とを備えている。
図7−3に示すダミー回路における出力回路は、図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路における出力回路1と同様の構成である。但し、キーパー回路2に相当するキーパー回路は設けられていない。そして、インバータ16に代えて、PMOSトランジスタ41およびNMOSトランジスタ42の直列回路が設けられている。
PMOSトランジスタ33のゲート電極はPMOSトランジスタ33のドレイン電極とNMOSトランジスタ34のドレイン電極との接続端であるノードN0に接続され、ソース電極は電源38に接続され、ドレイン電極はNMOSトランジスタ42のドレイン電極に接続されている。NMOSトランジスタ42のソース電極は接地(グランド)に接続されている。このNMOSトランジスタ42のゲート電極には、クロック信号CLKを反転したクロック信号/CLKが入力される。この構成によれば、出力用インバータの論理閾値を下げることができる。
また、上記の(4)における入力するクロック信号を遅くする構成では、図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路と同様構成のダミー回路とし、クロック信号を図1(実施の形態1)に示したダイナミック回路で用いるクロック信号CLKよりも低速とすれば良い。
ところで、図7−1にて説明したように、NMOSトランジスタ34〜35が形成するリークノード4によって、ノードN0のHi状態は短期間にLo状態になるので、データ反転が頻繁に起こることが考えられる。その場合には、出力ノードでの消費電流が増加する。これを回避する場合には、ダミー回路の出力をフリップフロップにラッチし、ダミー回路の出力とフリップフロップのラッチ出力との論理和を取って出力するようにするとよい。このようにすれば、データ反転が連続する場合、出力がHi状態になるので、キーパー回路2ではenableとなる。また、ダミー回路では、出力ノードでの消費電流を小さく抑えることができる。さらに、論理和を取って出力することにより、本来のダイナミック回路でデータ反転が起きている場合に正しく対応することができるようになる。
以上説明したダミー回路は、半導体集積回路チップ上の全ダイナミック回路に対して1つ設けるようにしても良いが、一般に、閾値電圧Vthに対するリーク電流の変化態様はダイナミック回路間で非常に大きく異なるので、多数存在するダイナミック回路間のばらつき方によっては、最悪の場合、本来使用するダイナミック回路の方が先にデータ反転を起こす可能性もある。
そこで、以上説明したダミー回路を、多数のダイナミック回路を搭載する半導体集積回路チップの数カ所に配置し、それらかの出力の論理和をenable信号として全ダイナミック回路に分配する構成を採ると良い。この構成によれば、いずれかのダミー回路においてデータ反転が起こるとキーパー回路2に保持動作を行わせることができるので、半導体集積回路チップのばらつきによる影響を小さくすることができる。
なお、この実施の形態5では、実施の形態1への適用例を示したが、実施の形態4にも同様に適用することができることは言うまでもない。
以上のように、この発明にかかるダイナミック回路は、回路規模の増大や設計の複雑化を招来するこなく、高速動作と電荷保持動作とを両立させるのに有用であり、特に高速動作と低速動作とを併用する用途でのダイナミック回路として好適である。
1 出力回路
2,3,4,5 保持回路(キーパー回路)
6 ダミー回路
12,22,26,27,28,32,33,39,41 PMOSトランジスタ
13,14,15,34,35,36,42 NMOSトランジスタ
16 次段用のインバータ
23,40 NANDゲート
25 インバータ
37 出力用インバータ
2,3,4,5 保持回路(キーパー回路)
6 ダミー回路
12,22,26,27,28,32,33,39,41 PMOSトランジスタ
13,14,15,34,35,36,42 NMOSトランジスタ
16 次段用のインバータ
23,40 NANDゲート
25 インバータ
37 出力用インバータ
Claims (9)
- クロック信号のプリチャージ期間では入力するデータビットの論理値とは無関係に出力状態を所定の論理状態にし、クロック信号のエバリエーション期間では入力するデータビットの論理値に応じた論理状態を出力する出力回路と、
外部から入力する二値レベルの制御信号のレベル状態に応じて、前記出力回路の出力状態を保持する動作と保持しない動作とを行う保持回路と、
を備えることを特徴とするダイナミック回路。 - 前記出力回路の出力状態に応じて保持動作の実行と停止とを行う第2の保持回路であって、前記保持回路の保持力よりも弱い保持力で前記出力回路の出力状態が所定の論理状態であるときその論理状態を保持する第2の保持回路、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のダイナミック回路。 - 前記制御信号は、高速動作時と低速動作時とで使用するクロック信号を切り替える信号であることを特徴とする請求項1または2に記載のダイナミック回路。
- 前記制御信号は、高速動作モードと低速動作モードとを指定する信号であることを特徴とする請求項1または2に記載のダイナミック回路。
- 前記制御信号は、回路構成を請求項1または2に記載のダイナミック回路に模擬して構成され請求項1または2に記載のダイナミック回路が有する前記保持回路の保持力よりも弱い保持力でデータ保持動作を行うダミー回路の出力信号であることを特徴とする請求項1または2に記載のダイナミック回路。
- 前記保持回路は、
前記出力回路の出力状態と前記制御信号のレベル状態との一致不一致を検出する検出回路と、
この検出回路が一致を検出したときにオン動作を行い前記出力回路の出力状態を維持するトランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のダイナミック回路。 - 前記保持回路では、
前記出力回路の出力端と電源または接地との間に、前記出力回路の出力状態に応じてオン動作とオフ動作を行う第1トランジスタと、前記制御信号のレベル状態に応じてオン動作とオフ動作とを行う第2トランジスタとが直列に配置され、
第1トランジスタと第2トランジスタとが共にオン動作をしたときに前記出力回路の出力状態を保持するようになっている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のダイナミック回路。 - 前記ダミー回路は、
当該ダミー回路の出力信号をクロック信号に従って取り込むフリップフロップと、
当該ダミー回路の出力信号と前記フリップフロップの出力信号との論理和を取り当該ダミー回路の出力信号として出力する論理和回路と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載のダイナミック回路。 - 前記ダミー回路は、請求項1または2に記載のダイナミック回路を搭載する半導体集積回路チップの数カ所に配置され、それらの出力の論理和が前記制御信号として各ダイナミック回路に分配されることを特徴とする請求項5または8に記載のダイナミック回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004160084A JP2005341427A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | ダイナミック回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004160084A JP2005341427A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | ダイナミック回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005341427A true JP2005341427A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35494446
Family Applications (1)
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JP2004160084A Pending JP2005341427A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | ダイナミック回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005341427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014053652A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-20 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | レベルシフト回路及びそれを用いたデジタル−アナログ変換器 |
-
2004
- 2004-05-28 JP JP2004160084A patent/JP2005341427A/ja active Pending
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