JP2005341229A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手ブレ振動などの影響が少ない画像を記録できる撮像装置を提供することである。
【解決手段】 被写体を所定の時間間隔で連続撮影することができる撮像手段を備えた撮像装置であって、撮像手段で連続撮影して得られる画像データを記憶することができる画像記憶手段と、画像記憶手段に記憶されている画像データのエッジ量を算出するエッジ量算出手段と、エッジ量算出手段で算出される各画像データのエッジ量を比較処理し、最大のエッジ量を有する画像データを判定する画像判定手段と、画像判定手段で判定された最大のエッジ量を有する画像データを画像記憶手段の中から読み出して蓄積することができる画像蓄積手段を備えた構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影装置に関するものである。詳細は、手ブレ振動などの影響が少ない画像を記録できるようにした撮影装置に関するものである。
近年、静止画を撮影することができるデジタルスチルカメラなどの撮像装置では、小型化、軽量化が進み、同時にズームも高倍率になる傾向にある。一般的に装置が小型、軽量になるほど手ブレによって振動しやすくなり、また、高倍率になるほど手ブレ振動が画像に与える影響が大きくなる。
具体的には、シャッターが開いて露光している時間内に発生している手ブレ振動によって、被写体の輪郭がにじんだように見える画像が撮影されることになる。
このような手ブレ振動などによる影響を補正したり、低減させるため、様々な手段が考えられており、例えば、撮像装置に角速度センサと光学系の一部または撮像素子を駆動させる機構を搭載し、角速度センサにより検出した装置の角速度に応じて、ブレを相殺する方向に光学系の一部または撮像素子を駆動させることにより手ブレ振動の影響を補正したり、装置の角速度が小さいタイミングを狙って露光を行う手段を備えた撮像装置などが考案されている。
しかしながら、このような撮像装置の場合、角速度センサや光学系の一部または撮像素子を駆動させる機構が必要となるため、装置が大きくなり、近年の小型化、軽量化の傾向と相反するという問題点がある。
そこで、角速度センサや駆動機構を使用しない方法も考案されており、例えば、1回のシャッタボタン操作で複数枚の画像を連続撮影してメモリに記憶し、メモリに記憶した画像を順次比較して各画像間の「動き度合」を求め、その前後の「動き度合」の最も少ない画像を選択する電子スチルカメラなどが考案されている。(特許文献1参照)。
特許2870771号公報(第3−4頁、第1図、第3図)
しかしながら、上述した電子スチルカメラの場合、時間的に連続する静止画間の「動き度合」、即ち、時間的に連続する静止画の前後の相関関係によって求められるブレ量(露光と露光の間に発生しているブレ量)に基づいて画像のブレ状態を評価しており、撮影時(露光している間)に発生したブレによって生じる静止画自体のブレ量を評価していないため、ブレの少ない画像を選択するには場合、必ずしも適切な評価方法でないという課題がある。
従って、画像自体のブレ量に基づき、手ブレなどの影響の最も少ない画像を選択して記録・蓄積できるようにすることに解決しなければならない課題を有する。
前記課題を解決するため、本発明に係る撮像装置は次のような構成にすることである。
(1)被写体を所定の時間間隔で連続撮影することができる撮像手段を備えた撮像装置であって、前記撮像手段で連続撮影して得られる画像データを記憶することができる画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている前記画像データのエッジ量を算出するエッジ量算出手段と、前記エッジ量算出手段で算出される各画像データのエッジ量を比較処理し、最大のエッジ量を有する画像データを判定する画像判定手段と、前記画像判定手段で判定された最大のエッジ量を有する画像データを前記画像記憶手段の中から読み出して蓄積することができる画像蓄積手段と、を備えていることを特徴とする撮像装置。
(2)前記エッジ量算出手段は、前記画像データを構成する画素ごとのエッジ量を算出し、該算出した画素ごとのエッジ量を予め設定してある基準エッジ量と比較し、該基準エッジ量より大きいエッジ量のみを積算することを特徴とする(1)に記載の撮像装置。
(3)前記エッジ量算出手段は、前記撮像手段で連続撮影した順序に応じた所定の係数値を乗じてエッジ量を算出することを特徴とする(1)に記載の撮像装置。
(4)被写体を所定の時間間隔で連続撮影することができる撮像手段を備えた撮像装置であって、前記撮像手段で連続撮影して得られる画像データを順次上書きして記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段へ前記画像データが上書き記憶される度に該画像データを読み出し、該読み出した画像データのエッジ量を算出するエッジ量算出手段と、前記エッジ量算出手段で算出されるエッジ量を順次比較処理し、エッジ量の大きい方の画像データを判定する画像判定手段と、前記画像判定手段が判定したエッジ量の大きい方の画像データを上書きして蓄積することができる画像蓄積手段と、を備えていることを特徴とする撮像装置。
(5)前記エッジ量算出手段は、前記画像データを構成する画素ごとのエッジ量を算出し、該算出した画素ごとのエッジ量を予め設定してある基準エッジ量と比較し、該基準エッジ量より大きいエッジ量のみを積算することを特徴とする(4)に記載の撮像装置。
(6)前記エッジ量算出手段は、前記撮像手段で連続撮影した順序に応じた所定の係数値を乗じてエッジ量を算出することを特徴とする(4)に記載の撮像装置。
(7)被写体を所定の時間間隔で連続撮影することができる撮像手段を備えた撮像装置であって、前記撮像手段で連続撮影して得られる画像データを順次上書きして記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段へ前記画像データが上書き記憶される度に該画像データを読み出し、該読み出した画像データのエッジ量を算出して記憶するエッジ量算出手段と、前記画像記憶手段へ前記画像データが上書き記憶される度に該画像データを読み出し、該読み出した画像データを蓄積する画像蓄積手段と、前記エッジ量算出手段に記憶されている各画像データのエッジ量を比較処理し、最大のエッジ量を有する画像データを判定する画像判定手段と、前記画像判定手段で判定された最大のエッジ量を有する画像データ以外の画像データを前記画像蓄積手段から消去する画像消去手段と、を備えていることを特徴とする撮像装置。
(8)前記エッジ量算出手段は、前記画像データを構成する画素ごとのエッジ量を算出し、該算出した画素ごとのエッジ量を予め設定してある基準エッジ量と比較し、該基準エッジ量より大きいエッジ量のみを積算することを特徴とする(7)に記載の撮像装置。
(9)前記エッジ量算出手段は、前記撮像手段で連続撮影した順序に応じた所定の係数値を乗じてエッジ量を算出することを特徴とする(7)に記載の撮像装置。
本発明では、連続撮影した個々の画像データのエッジ量を算出して比較することにより、画像データ自体のブレ量による比較が可能となり、画像自体のブレ量に基づいて最もブレの小さい画像データのみを記録・蓄積することができる。
本発明の撮像装置は、連続撮影した画像データ個々のエッジ量を算出することにより画像自体のブレ状態を比較し、最もブレの小さい画像を判定することができるので、画像データ同士を比較してブレ量を算出する必要がなく、また、ブレ量を検出するためのセンサやブレを補正するための光学系や撮像素子の駆動機構が不要であるため、機器の構成を簡素化し、機器を小型化することが可能となり、コストを低減することができるという優れた効果を得ることができる。
また、連続撮影による画像データを得る度にエッジ量を算出して比較し、エッジ量の大きい方の画像データを上書きして蓄積することにより、画像データを記憶するフレームメモリの記憶容量が小さい場合(1画像分の容量)であっても、最もブレの小さい画像データのみを記録・蓄積することができる。
また、連続撮影の順序に応じた所定の係数値を乗じてエッジ量を算出することにより、撮影者の意図する撮影タイミングに近く、且つ、最もブレの小さい画像データのみを記録・蓄積することができる。
次に、本発明の撮像装置による実施の形態について図面を参照して説明する。但し、図面は専ら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明に係る撮像装置の主要部の構成を簡略化して示したブロック図であり、光学系10,撮像部20,フレームメモリ30,画像蓄積部40,エッジ量算出部50,制御部60,操作部70などから構成される。
撮像回路20は、光を電気信号に変換する撮像素子(例えば、CCD;Charge Coupled Deviceなど)を備え、制御部60の制御に従い、撮像レンズなど光学系10を介して取り込まれる画像(被写体)を撮像素子によって画像信号(電気信号)に変換し、変換した画像信号(電気信号)からデジタル画像信号(以下、画像データ)を生成してフレームメモリ30に送る。
また、撮像回路20は、制御部60の制御に従い、操作部70のシャッタボタンを1回押下すると被写体(画像)を連続して撮影することができる連続撮影機能(連写機能)を備えており、所定の時間間隔で連続して画像を取り込み、取り込んだ画像から順次画像データを生成してフレームメモリ30に送り出す。
フレームメモリ30は、制御部60の制御に従い、撮像回路20から送られてくる画像データを記憶し、また、記憶した画像データを画像蓄積部40やエッジ量算出部50に送り出す。
画像蓄積部40は、制御部60の制御に従い、フレームメモリ30から画像データを読み出して記録・蓄積する。
エッジ量算出部50は、制御部60の制御に従い、手ブレ振動などの影響よる画像データ自体のブレ量を評価するため、フレームメモリ30に記憶されている画像データのエッジ抽出を行ってエッジ量の算出し、算出したエッジ量を制御部60に送る。
制御部60は、予め格納されているプログラムやデータに従って装置内の各部を制御するための制御信号を送出したり、各部との間で送受信する信号やデータに基づいて演算処理を行う。
例えば、(1)操作部70のシャッタボタンの押下を検出すると、撮像回路20に対し、画像の連続撮影を指示する制御信号を送る。(2)エッジ量算出部50で算出された各画像データのエッジ量を取得して比較処理し、エッジ量の最も大きい画像データを判定する。若しくは、エッジ量の大きい方の画像データを判定する。(3)フレームメモリ30に対し、指定する画像データをエッジ量算出部50や画像蓄積部40に送り出すように指示する制御信号を送る。(4)画像蓄積部40に対し、フレームメモリ30に記憶してある画像データを読み出すように指示する制御信号を送る。(5)画像蓄積部40に対し、蓄積している画像データのうち、指定する画像データを消去するように指示する制御信号を送る、などの制御・処理を実行する。
操作部70は、シャッタボタンやその他の操作ボタンなどを備えており、ユーザの操作に応じた操作信号を制御部60に送り、装置に所望の操作を実行させたり、装置に対して所望の設定を行う。なお、所定の操作を行うことにより、本発明に関する機能をオン/オフできるようにしてもよい。
ここで、エッジ量算出部50によるエッジ量算出方法について説明する。
手ブレ振動などの影響が大きい画像は、被写体の輪郭(エッジ)がぼやけているため、各画像データのエッジ量を比較することにより、画像自体のブレの影響を評価することができる。
まず、エッジ量算出部50では、水平方向及び垂直方向の微分フィルタを用い、フレームメモリ30から送られてくる画像データのうち、対象となる全画素のエッジ抽出を行って水平方向及び垂直方向のエッジ量を算出する。
例えば、フレームメモリ30から送られてくる画像データ(1枚の画像)の水平方向が0〜x画素、垂直方向が0〜y画素の大きさを有している場合、エッジ抽出の対象とする画素は、水平方向が1〜(x−1)画素、垂直方向が1〜(y−1)画素となる。
そして、1画素に対して、図3に例示するような係数値を持つ水平及び垂直方向の微分フィルタを用いた場合、対象となる画素の輝度成分をp(x,y)とすると、水平方向のエッジ量Ex、垂直方向のエッジ量Eyは次式で算出される。
Ex = −p(x-1,y-1)−2p(x,y-1)−p(x+1,y-1)+p(x-1,y+1)+2p(x,y+1)+p(x+1,y+1)
Ey = −p(x-1,y-1)−2p(x-1,y)−p(x-1,y+1)+p(x+1,y-1)+2p(x+1,y)+p(x+1,y+1)
そして、算出した水平方向のエッジ量Ex、垂直方向のエッジ量Eyから、次式に基づいて各画素のエッジ量Exy(微分値)を算出する。
Exy = {(Ex)2 +(Ey)21/2
このようにして算出した各画素のエッジ量Exyを予め設定してある基準エッジ量と比較し、基準エッジ量以上のエッジ量Exyのみをカウントアップして当該画像データの総エッジ量Nを算出する。
総エッジ量Nは、被写体の輪郭(エッジ)がぼやけているほど小さくなるので、連続撮影した画像データの中で総エッジ量Nが最大の画像データを判定することにより、ブレの影響が最も少ない画像を判別することができる。
次に、上述したエッジ量の算出方法に基づいたエッジ量算出部50の具体的な処理・動作について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、制御部60は、操作部70のシャッタボタンの押下を検出すると、撮像回路20に対し、画像の撮影を指示する制御信号を送り、撮像回路20は、光学系10を介して取り込まれる画像(被写体)を撮像素子によって画像信号(電気信号)に変換し、画像データを生成してフレームメモリ30に送り、フレームメモリ30は、撮像回路20から送られてくる画像データを記憶する(ST101)。
そして、制御部60は、フレームメモリ30に対して記憶している画像データをエッジ量算出部50に送り出すように指示する制御信号を送り、フレームメモリ30は、記憶している画像データをエッジ量算出部50に送る(ST101)。
エッジ量算出部50では、まず、総エッジ量Nの値を初期化する(ST102)。
次に、フレームメモリ30から送られてくる画像データを構成する画素のうち、対象とする画素のエッジ抽出を行い、各画像のエッジ量Exyを算出する(ST103)。
そして、予め設定してある基準エッジ量(以下、閾値T)と算出した各画素のエッジ量Exyとを比較する(ST104)。
エッジ量Exyの方が基準エッジ量より大きい(エッジ量Exy>閾値T)場合、総エッジ量Nにエッジ量Exy分をカウントアップする(ST104→ST105→ST106)。
一方、エッジ量Exyが基準エッジ量以下(エッジ量Exy≦閾値T)の場合、総エッジ量Nをカウントアップしない(ST104→ST106)。
そして、全画素のエッジ量Exyについて基準エッジ量と比較するまでステップST104〜ST106の処理を繰り返し、フレームメモリ30から送られてきた画像データの総エッジ量Nを算出する(ST106→ST104→・・・→ST106→終了)。
このように、エッジ量算出部50は、連続撮影して取り込んだ画像データごとに上述した一連の処理を実行し、各画像データの総エッジ量Nを算出する。
[第1実施例]
続いて、上述した図1の撮像装置の具体的な制御動作について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
操作部70のシャッタボタンを押下すると、制御部60はこれを検出し、撮像回路20に対し、画像の連続撮影を指示する制御信号を送る(ST201)。
撮像回路20は、制御部60の制御に従い、光学系10を介し、所定枚数の画像(被写体)を所定の時間間隔で連続して取り込み、画像データを順次生成してフレームメモリ30に送り、フレームメモリ30は、撮像回路20から送られてくる画像データを記憶する(ST202)。
制御部60は、フレームメモリ30に対して記憶している画像データをエッジ量算出部50に送り出すように指示する制御信号を送り、フレームメモリ30は、制御部60からの制御信号に従って記憶している画像データを順次読み出してエッジ量算出部50に送る(ST203)。
エッジ量算出部50では、制御部60の制御に従い、フレームメモリ30から順次送られてくる画像データを取得すると、画像データごとにエッジ抽出を行って総エッジ量Nを算出し(図3参照)、順次制御部60に送る(ST204)。
制御部60は、エッジ量算出部50から各画像データの総エッジ量Nを全て取得すると、各総エッジ量Nを比較し、総エッジ量Nの最も大きい画像データを判定する。そして、画像蓄積部40に対して総エッジ量Nの最も大きい画像データをフレームメモリ30から読み出すように指示する制御信号を送る(ST205、ST206)。
画像蓄積部40は、制御部60の制御に従い、フレームメモリ30に記憶されている連続撮影した画像データの中から総エッジ量Nの最も大きい画像データを読み出し、記録・蓄積する(ST207)。
このように、連続撮影した画像データをフレームメモリ30に記憶し、各画像データの総エッジ量Nを順次算出して総エッジ量Nの最も大きい画像データを判定し、フレームメモリ30に記憶している画像データの中から該当する画像データのみを画像蓄積部40に記録・蓄積する。
[第2実施例]
続いて、図1の撮像装置において、連続撮影する画像データの枚数よりもフレームメモリの記憶容量が小さい場合(例えば、5枚分の画像データを連続撮影する装置で、フレームメモリが画像データ1枚分の記憶容量である場合)の制御動作について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
操作部70のシャッタボタンを押下すると、制御部60はこれを検出し、撮像回路20に対し、画像の撮影を指示する制御信号を送る(ST301)。
また、制御部60は、画像データの総エッジ量Nを記憶しておくカウンタの値を初期化する(ST302)。
続いて、撮像回路20は、制御部60からの制御信号に従い、光学系10を介して画像(被写体)を取り込み、画像データを生成してフレームメモリ30に送り、フレームメモリ30は、撮像回路20から送られてくる画像データを記憶する(ST303)。
次に、制御部60は、フレームメモリ30に対して記憶している画像データをエッジ量算出部50に送り出すように指示する制御信号を送り、フレームメモリ30は、制御部60からの制御信号に従って記憶している画像データをエッジ量算出部50に送る(ST304)。
エッジ量算出部50は、フレームメモリ30から送られてくる画像データを取得すると、画像データのエッジ抽出を行って総エッジ量Nを算出し(図3参照)、制御部60に送る(ST305)。
制御部60は、エッジ量算出部50から画像データの総エッジ量Nを取得すると、総エッジ量Nとカウンタに記憶してある最大総エッジ量Nmaxの値を比較する(ST306)。
総エッジ量Nの方が最大総エッジ量Nmaxより大きい(N>Nmax)場合、カウンタに総エッジ量Nの値を記憶する(ST306→ST307)。
次に、制御部60は、画像蓄積部40に対してフレームメモリ30に記憶している画像データを読み出すように指示する制御信号を送り、画像蓄積部40は、フレームメモリ30に記憶してある画像データを読み出し、記録・蓄積する(ST308)。
なお、既に同連続撮影の画像データが記録・蓄積してある場合は、フレームメモリ30から読み出した画像データを上書きして記録・蓄積する。
一方、総エッジ量Nの方が最大総エッジ量Nmax以下(N≦Nmax)場合、連続撮影回数の判定処理に移行する(ST306→ST309)。
ステップST305又はステップST308の処理に続き、制御部60は、連続撮影の回数を判定する(ST309)。
そして、連続撮影回数が所定回数まで終了していない場合、ステップST302からの処理を繰り返し実行する(ST309→ST302→・・・)。
このように、連続撮影が所定回数となるまでの間、画像データ(1枚分)を撮影するたびに総エッジ量Nを算出し、撮影時点における最大総エッジ量Nmaxと比較し、総エッジ量Nが最大総エッジ量Nmaxより大きい場合、画像蓄積部40にフレームメモリ30に記憶している画像データを上書きしてゆくことにより、最終的に総エッジ量Nの最も大きい画像データのみが記録・蓄積される。
[第3実施例]
続いて、図1の撮像装置において、連続撮影した全画像データを画像蓄積部に記録・蓄積し、各画像データの総エッジ量Nを比較・判定した後、総エッジ量Nの最も大きい画像データ以外の画像データを消去する場合の制御動作について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
操作部70のシャッタボタンを押下すると、制御部60はこれを検出し、撮像回路20に対し、画像の撮影を指示する制御信号を送る(ST401)。
また、制御部60は、画像データの総エッジ量Nを記憶しておくカウンタの値を初期化する(ST402)。
続いて、撮像回路20は、制御部60からの制御信号に従い、光学系10を介して画像(被写体)を取り込み、画像データを生成してフレームメモリ30に送り、フレームメモリ30は、撮像回路20から送られてくる画像データを記憶する(ST403)。
次に、制御部60は、フレームメモリ30に対して記憶している画像データをエッジ量算出部50に送り出すように指示する制御信号を送り、フレームメモリ30は、制御部60からの制御信号に従って記憶している画像データをエッジ量算出部50に送る(ST404)。
エッジ量算出部50は、フレームメモリ30から送られてくる画像データを取得すると、画像データのエッジ抽出を行って総エッジ量Nを算出し(図3参照)記憶しておく(ST405、ST406)。
また、制御部60は、画像蓄積部40に対してフレームメモリ30に記憶している画像データを読み出すように指示する制御信号を送り、画像蓄積部40は、フレームメモリ30に記憶してある画像データを読み出し、記録・蓄積する(ST407)。
次に、制御部60は、連続撮影の回数を判定し、所定回数の連続撮影が終了していない場合、上述のステップST402からの処理を繰り返し実行する(ST408→ST402→・・・)。
制御部60は、所定回数の連続撮影が終了すると、エッジ量算出部50で算出された各画像データの総エッジ量Nを取得して比較処理し、総エッジ量Nの最も大きい画像データを判定する(ST409)。
そして、画像蓄積部40に対して総エッジ量Nの最も大きい画像データ以外の画像データを削除するように指示する制御信号を送る(ST409)。
画像蓄積部40は、制御部60から送られてくる制御信号に従い、蓄積してある連続撮影した画像データの中から該当する画像データ(総エッジ量Nの最も大きい画像データ)以外の画像データを削除する(ST410)。
このように、連続撮影が所定回数になるまでの間、画像データ1枚分を撮影するたびに画像データの総エッジ量Nを算出して記憶すると共に、撮影した画像データを画像蓄積部40に記録・蓄積しておき、連続撮影の完了した後、各画像データの総エッジ量Nを比較し、総エッジ量Nの最も大きい画像データを判定する。
そして、画像蓄積部40から総エッジ量Nの最も大きい画像データ以外の画像データを削除することにより最終的に総エッジ量Nの最も大きい画像データのみが記録・蓄積される。
また、上述した第1〜第3実施例において、連続撮影する各画像データに対して撮影順序に応じた重み付けを行って、記録・蓄積の判定を行うようにしてもよい。
図7は、5枚の画像を連続撮影した場合の画像データのブレ量と露光タイミング(露光時間)との関係を例示したグラフである。
図7では、シャッタボタンを押下した直後の1回目の露光時が最大のブレ量であり、5回目の露光時が最小のブレ量であるので、5回目の露光時の画像データが最もブレの少ない画像として判定されることになる。
しかしながら、通常、シャッタボタンを押下したときが撮影者の意図する撮影タイミングであるため、1回目の露光時の画像データが撮影したいタイミングに最も近い画像データで、5回目の露光時が撮影したいタイミングから最も離れている画像データとなる。
そこで、図1に示すエッジ量算出部50において、連続撮影した順序(時間)に応じて、順序(時間)が遅いほど値が小さくなる係数値を設定しておくことにより、連続撮影した各画像データの総エッジ量Nに所定の重み付けを行い、ブレが少なく、且つ、撮影したいタイミングに近い画像データを判定し、記録・蓄積できるようにする。
例えば、1回のシャッタボタン操作で5枚の画像を連続撮影する場合、各画像データの総エッジ量Niに対する係数値をαi(i:1〜5)とした場合、エッジ量算出部50に対し、係数値α1:1.0 ,係数値α2:0.9,係数値α3:0.8,係数値α4:0.7,係数値α5:0.6 というように、連続撮影した順序(時間)に応じて小さくなるような係数値を予め設定しておく。
エッジ量算出部50では、各画像データの総エッジ量Niに対し、予め設定した係数値αiを乗じた値「αi×Ni」(i:1〜5)を総エッジ量として算出して制御部60に送る。
制御部60では、エッジ量算出部50から送られてくる撮影タイミングが考慮された総エッジ量「1×N1」,「0.9×N2」,「0.8×N3」,「0.7×N4」,「0.6×N5」に基づいて、総エッジ量の最も大きい画像データ(第1、第3の実施例)を判定したり、撮影時点における最大総エッジ量Nmaxと比較することにより(第2の実施例)によりブレの少ない画像データを判定する。
このように、連続撮影した順序(時間)に応じて、各画像データの総エッジ量に重み付けを行うことにより、ブレが少なく、且つ、撮影したいタイミングに近い画像データを選別して記録・蓄積できるようになる。
本願発明に係る撮影装置の主要部の構成を簡略化して示したブロック図である。 図1に示す撮影装置におけるエッジ量算出部の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す撮影装置のエッジ量算出部で各画素からエッジ抽出するときの微分フィルタの係数値の一例を示した説明図である。 図1に示す撮影装置の制御動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す撮影装置において、フレームメモリの記憶容量が小さいときの制御動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す撮影装置において、連続撮影した画像データを画像蓄積部に全て蓄積し、エッジ量の最も大きい画像データ以外の画像データを消去する場合の制御動作を説明するためのフローチャートである。 連続撮影したときの画像データのブレ量と露光タイミングとの関係を例示したグラフである。
符号の説明
10;光学系
20;撮像部
30;フレームメモリ
40;画像蓄積部
50;エッジ量算出部
60;制御部
70;操作部

Claims (9)

  1. 被写体を所定の時間間隔で連続撮影することができる撮像手段を備えた撮像装置であって、
    前記撮像手段で連続撮影して得られる画像データを記憶することができる画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段に記憶されている前記画像データのエッジ量を算出するエッジ量算出手段と、
    前記エッジ量算出手段で算出される各画像データのエッジ量を比較処理し、最大のエッジ量を有する画像データを判定する画像判定手段と、
    前記画像判定手段で判定された最大のエッジ量を有する画像データを前記画像記憶手段の中から読み出して蓄積することができる画像蓄積手段と、を備えていること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 前記エッジ量算出手段は、前記画像データを構成する画素ごとのエッジ量を算出し、該算出した画素ごとのエッジ量を予め設定してある基準エッジ量と比較し、該基準エッジ量より大きいエッジ量のみを積算すること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記エッジ量算出手段は、前記撮像手段で連続撮影した順序に応じた所定の係数値を乗じてエッジ量を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 被写体を所定の時間間隔で連続撮影することができる撮像手段を備えた撮像装置であって、
    前記撮像手段で連続撮影して得られる画像データを順次上書きして記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段へ前記画像データが上書き記憶される度に該画像データを読み出し、該読み出した画像データのエッジ量を算出するエッジ量算出手段と、
    前記エッジ量算出手段で算出されるエッジ量を順次比較処理し、エッジ量の大きい方の画像データを判定する画像判定手段と、
    前記画像判定手段が判定したエッジ量の大きい方の画像データを上書きして蓄積することができる画像蓄積手段と、を備えていること
    を特徴とする撮像装置。
  5. 前記エッジ量算出手段は、前記画像データを構成する画素ごとのエッジ量を算出し、該算出した画素ごとのエッジ量を予め設定してある基準エッジ量と比較し、該基準エッジ量より大きいエッジ量のみを積算すること
    を特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記エッジ量算出手段は、前記撮像手段で連続撮影した順序に応じた所定の係数値を乗じてエッジ量を算出すること
    を特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 被写体を所定の時間間隔で連続撮影することができる撮像手段を備えた撮像装置であって、
    前記撮像手段で連続撮影して得られる画像データを順次上書きして記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段へ前記画像データが上書き記憶される度に該画像データを読み出し、該読み出した画像データのエッジ量を算出して記憶するエッジ量算出手段と、
    前記画像記憶手段へ前記画像データが上書き記憶される度に該画像データを読み出し、該読み出した画像データを蓄積する画像蓄積手段と、
    前記エッジ量算出手段に記憶されている各画像データのエッジ量を比較処理し、最大のエッジ量を有する画像データを判定する画像判定手段と、
    前記画像判定手段で判定された最大のエッジ量を有する画像データ以外の画像データを前記画像蓄積手段から消去する画像消去手段と、を備えていること
    を特徴とする撮像装置。
  8. 前記エッジ量算出手段は、前記画像データを構成する画素ごとのエッジ量を算出し、該算出した画素ごとのエッジ量を予め設定してある基準エッジ量と比較し、該基準エッジ量より大きいエッジ量のみを積算すること
    を特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記エッジ量算出手段は、前記撮像手段で連続撮影した順序に応じた所定の係数値を乗じてエッジ量を算出すること
    を特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
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